JP2015066936A - デジタルプリンタ及び印刷システム並びに画像処理プログラム並びに画像処理方法 - Google Patents

デジタルプリンタ及び印刷システム並びに画像処理プログラム並びに画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特徴の異なる複数のRIPを備えるシステムにおいて、適切なRIPを使用してRIP処理を実行する。
【解決手段】特徴が異なる複数のRIPを有する印刷システムにおける、所定のRIPを有するプリンタであって、前記複数のRIPのRIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定部と、前記判定部がRIP処理の結果を比較すると判定した場合に、自装置に対するジョブ内の特定の対象に対して前記所定のRIPを用いてRIP処理を実施すると共に、前記特定の対象に対して他のRIPが実施したRIP処理の結果を取得し、前記所定のRIPのRIP処理の結果と前記他のRIPのRIP処理の結果とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づいて、前記ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にする使用RIP決定部と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、デジタルプリンタ及び印刷システム並びに画像処理プログラム並びに画像処理方法に関し、特に、RIP処理を制御するデジタルプリンタ及びデジタルプリンタを含む印刷システム並びにRIP処理を制御する画像処理プログラム並びに画像処理方法に関する。
ドキュメントのデータをプリンタで印刷する場合、RIP(Raster Image Processor)を用いてドキュメントのデータをラスタライズしてビットマップデータを作成し、印刷エンジンを用いてビットマップデータを用紙に印刷する。ここで、プリンタに設けられたRIPは、プリンタの種類によってその特徴が異なる。例えば、オフセット印刷を行うオフセットプリンタの場合は、汎用的な出力になる場合が多いことから、汎用的な出力に対する処理に優れたCTP(Center To Plate)-RIP(いわゆる汎用RIP)が設けられる。一方、オンデマンド印刷を行うデジタルプリンタの場合は、様々な出力が求められることから、様々な出力に対してカスタマイズが可能なDigital-RIP(いわゆる専用RIP)が設けられる。
このようなRIPの動作に関する技術として、例えば、下記特許文献1には、ベクタイメージをラスタイメージに変換するRIP処理を実行するコンピュータプログラムであるRIPプログラムが実装されたプリンタサーバであって、前記既定のRIPプログラムが生成した第1のラスタイメージと前記プリンタサーバに指定された第2のラスタイメージを比較し、前記第1のラスタイメージと前記第2のラスタイメージの差分を出力するRIP検証手段を備えたプリンタサーバが開示されている。
また、RIPを使用したプレビューに関する技術として、例えば、下記特許文献2には、予め定められた所定の処理前後の画像データを表示する表示装置に用いられる表示制御方法であって、前記所定の処理前後の画像データを関連させて表示し、前記所定の処理前後の画像データの何れか一方の表示変更指示を受け付け、且つ前記表示変更指示を受け付けた場合に、該受け付けた前記表示変更指示に従って前記一方の画像データの表示を変更すると共に、該変更に連動させて他方の画像データの表示を変更する表示制御方法が開示されている。
特開2012−108821号公報 特開2003−58138号公報
上述したように、Digital-RIPはプリンタに特化したカスタマイズが可能である。このカスタマイズの具体例としては、Tag bit出力機能が挙げられる。Tag bit出力機能では、RIP処理に際して、画素単位でテキスト属性・グラフィック属性・イメージ属性などのオブジェクト属性を出力することによって、各オブジェクトに適した処理を実現することができる。例えば、このTag bit出力機能を搭載することにより、テキスト属性に対する細線化処理、オブジェクト毎に異なるトーンカーブを適用した画像処理などが可能になる。
しかしながら、Digital-RIPはプリンタに特化した特殊な処理を行うため、例えば、オブジェクト毎に異なるトーンカーブを適用することによって特定のオブジェクトの色味が変わってしまうなど、予期しない画像(異常画像と呼ぶ。)が出力されてしまう場合がある。そこで、このような異常画像が出力されるケースを嫌い、デジタルプリンタで出力する時も、他のプリンタに設けられたRIP(例えば、オフセットプリンタに設けられたCTP-RIP)を使用する場合があるが、CTP-RIPは汎用RIPであるため、デジタルプリンタ本来の性能を発揮できない場合が生じる。
従って、デジタルプリンタ本来の性能を発揮できるようにするためには、CTP-RIPのRIP処理とDigital-RIPのRIP処理の双方の結果に差異がなく、異常画像が出力されないことを保証する必要がある。しかしながら、それぞれのRIP処理の結果を確認するためには、それぞれのRIPを使用して一度出力を行う必要があり、簡便にRIP処理の結果を比較できないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、特徴の異なる複数のRIPを備えるシステムにおいて、適切なRIPを使用してRIP処理を実行することができるデジタルプリンタ及び印刷システム並びに画像処理プログラム並びに画像処理方法を提供することにある。
本発明の一側面は、特徴が異なる複数のRIPを有する印刷システムにおける、所定のRIPを有するプリンタであって、前記複数のRIPのRIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定部と、前記判定部がRIP処理の結果を比較すると判定した場合に、自装置に対するジョブ内の特定の対象に対して前記所定のRIPを用いてRIP処理を実施すると共に、前記特定の対象に対して他のRIPが実施したRIP処理の結果を取得し、前記所定のRIPのRIP処理の結果と前記他のRIPのRIP処理の結果とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づいて、前記ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にする使用RIP決定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、第1の特徴を有する第1のRIPを備える第1のプリンタと、前記第1の特徴とは異なる第2の特徴を有する第2のRIPを備える第2のプリンタと、が通信ネットワークで接続された印刷システムにおいて、前記第1のプリンタは、前記第1のRIP及び前記第2のRIPのRIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定部と、前記判定部がRIP処理の結果を比較すると判定した場合に、前記第1のプリンタに対するジョブ内の特定の対象に対して前記第1のRIPを用いてRIP処理を実施すると共に、前記特定の対象に対して前記第2のRIPが実施したRIP処理の結果を取得し、前記第1のRIPのRIP処理の結果と前記第2のRIPのRIP処理の結果とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づいて、前記ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にする使用RIP決定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、特徴が異なる複数のRIPの内の所定のRIPを有するプリンタで動作する画像処理プログラムであって、前記プリンタに、前記複数のRIPのRIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定処理、RIP処理の結果を比較する場合に、自装置に対するジョブ内の特定の対象に対して前記所定のRIPを用いてRIP処理を実施すると共に、前記特定の対象に対して他のRIPが実施したRIP処理の結果を取得し、前記所定のRIPのRIP処理の結果と前記他のRIPのRIP処理の結果とを比較する比較処理、前記比較処理の比較結果に基づいて、前記ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にする使用RIP決定処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の一側面は、第1の特徴を有する第1のRIPを備える第1のプリンタと、前記第1の特徴とは異なる第2の特徴を有する第2のRIPを備える第2のプリンタと、が通信ネットワークで接続された印刷システムにおける画像処理方法であって、前記第1のプリンタは、前記第1のRIP及び前記第2のRIPのRIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定処理と、RIP処理の結果を比較する場合に、前記第1のプリンタに対するジョブ内の特定の対象に対して前記第1のRIPを用いてRIP処理を実施すると共に、前記特定の対象に対して前記第2のRIPが実施したRIP処理の結果を取得し、前記第1のRIPのRIP処理の結果と前記第2のRIPのRIP処理の結果とを比較する比較処理と、前記比較処理の比較結果に基づいて、前記ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にする使用RIP決定処理と、を実行することを特徴とする。
本発明のデジタルプリンタ及び印刷システム並びに画像処理プログラム並びに画像処理方法によれば、特徴の異なる複数のRIPを備えるシステムにおいて、適切なRIPを使用してRIP処理を実行することができる。
その理由は、特徴の異なる複数のRIPを備える印刷システムにおいて、所定のRIPを有するプリンタ(画像処理プログラム)は、複数のRIPのRIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定部と、RIP処理の結果を比較する場合に、ジョブ内の特定の対象(任意のページやオブジェクト、任意の解像度のオブジェクト)に対して所定のRIPを用いてRIP処理を実施すると共に、特定の対象に対して他のRIPを用いてRIP処理を実施した結果を取得し、所定のRIPのRIP処理の結果と他のRIPのRIP処理の結果とを比較する比較部と、比較結果に基づいて、ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にする使用RIP決定部と、を備えるからである。
本発明の一実施例に係る印刷システムの構成例を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの他の構成例を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの他の構成例を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷指示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るオフセットプリンタの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るデジタルプリンタの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの動作を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの他の動作を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係るデジタルプリンタの動作を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、オフセットプリンタでは汎用RIPであるCTP-RIPが使用され、デジタルプリンタでは専用RIPであるDigital-RIPが使用される。ここで、Digital-RIPはプリンタに特化した特殊な処理を行うために異常画像が出力されてしまう場合がある。そこで、デジタルプリンタで出力する時もCTP-RIPを使用する場合があるが、CTP-RIPは汎用RIPであるために、デジタルプリンタ本来の性能を発揮できない場合が生じる。
従って、デジタルプリンタ本来の性能を発揮できるようにするためには、CTP-RIPのRIP処理とDigital-RIPのRIP処理の双方の結果に差異がなく、異常画像が出力されないことを保証する必要があるが、それぞれのRIP処理の結果を確認するためには、それぞれのRIPを使用して一度出力を行う必要があり、簡便にRIP処理の結果を比較できないという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、CTP-RIPとDigital-RIPなど、その特徴が異なる複数のRIPを備える印刷システムにおいて、Digital-RIPを有するプリンタ(デジタルプリンタ)に、RIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定部と、ジョブ内の特定の対象(任意のページやオブジェクト、任意の解像度のオブジェクト)に対してDigital-RIPでRIP処理を実施すると共に、特定の対象に対してCTP-RIPでRIP処理を実施した結果を取得し、双方のRIP処理の結果を比較する比較部と、RIP処理の比較結果に基づいて、ジョブの処理に使用するRIPを決定する使用RIP決定部と、を設け、各RIPでの出力結果を任意のタイミングで比較し、より有利なRIPを簡便に選択できるようにする。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係るデジタルプリンタ及び印刷システム並びに画像処理プログラム並びに画像処理方法について、図1乃至図9を参照して説明する。図1乃至図3は、本実施例の印刷システムの構成を模式的に示す図である。また、図4乃至図6は、各々、印刷指示装置、オフセットプリンタ、デジタルプリンタの構成を示すブロック図である。また、図7及び図8は、図1及び図2の印刷システムの動作を模式的に示す図であり、図9は、本実施例のデジタルプリンタの動作を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例の印刷システム10は、印刷を指示する印刷指示装置20と、その特徴が異なるRIPを備える複数のプリンタ(本実施例では、オフセットプリンタ30及びデジタルプリンタ40)とで構成される。これらは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークを介して相互に接続される。
なお、図1では、デジタルプリンタ40がオフセットプリンタ30に接続される構成としたが、図2に示すように、オフセットプリンタ30及びデジタルプリンタ40の双方が通信ネットワークを介して印刷指示装置20に接続される構成としてもよい。また、図3に示すように、印刷システム10に汎用RIPであるCTP-RIPと専用RIPであるDigital-RIPの双方を備えるRIPコントローラ50を設け、RIPコントローラ50でRIP処理を実施して得たビットマップデータに基づいて、オフセットプリンタ30又はデジタルプリンタ40で印刷が実行されるようにしてもよい。以下、図1及び図2の印刷システム10を構成する各装置について詳細に説明する。
[印刷指示装置]
印刷指示装置20は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、図4に示すように、制御部21と記憶部22と通信I/F部23と表示部24と操作部25と原稿投入部26などで構成される。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)21aと、ROM(Read Only Memory)21bやRAM(Random Access Memory)21cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU21aは、ROM21bや記憶部22からプログラムを読み出し、RAM21cに展開して実行することにより、印刷指示装置20の全体制御を行う。
記憶部22は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU21aが各部を制御するためのプログラム、印刷対象となるドキュメントのデータ、自装置の処理機能に関する情報などを格納する。
通信I/F部23は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、ネットワークを介して繋がっているオフセットプリンタ30やデジタルプリンタ40との接続を確立し、ドキュメントのデータの送信などを行う。
表示部24は、LCD(Liquid Crystal Display)などで構成され、ドキュメントを作成する画面、ドキュメントの印刷条件を設定する画面などを表示する。操作部25は、キーボードやマウス、表示部24と一体となったタッチパネルなどで構成され、ドキュメントの作成、印刷条件の設定などの操作を可能にする。
原稿投入部26は、オフセットプリンタ30やデジタルプリンタ40にドキュメントのデータ(本実施例では、PDF(Portable Document Format)データとする。)を送信して印刷を指示する。なお、このドキュメントのデータは、OS(Operating System)上で動作するアプリケーションを用いて作成してもよいし、他の装置で作成したドキュメントのデータを利用してもよい。
[オフセットプリンタ]
オフセットプリンタ30は、第1の特徴を有するRIPを備えるプリンタであり、図5に示すように、制御部31と記憶部32と通信I/F部33と表示部34と操作部35とCTP-RIP36とCTP37とオフセット印刷部38などで構成される。
制御部31は、CPU31aと、ROM31bやRAM31cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU31aは、ROM31bや記憶部32からプログラムを読み出し、RAM31cに展開して実行することにより、オフセットプリンタ30の全体制御を行う。
記憶部32は、HDDやSSDなどで構成され、CPU31aが各部を制御するためのプログラム、印刷指示装置20から取得したドキュメントのデータ(ラスタライズ前のドキュメントのデータをベクターPDFデータと呼ぶ。)、CTP-RIP36でラスタライズしたビットマップデータ(ラスタライズ後のドキュメントのデータをラスターPDFデータと呼ぶ。)、自装置の処理機能に関する情報などを格納する。
通信I/F部33は、NICやモデムなどで構成され、ネットワークを介して繋がっている印刷指示装置20やデジタルプリンタ40との接続を確立し、印刷指示装置20からドキュメントのデータ(ベクターPDFデータ)を受信したり、デジタルプリンタ40にドキュメントのデータ(ベクターPDFデータやラスターPDFデータ)を送信したり、デジタルプリンタ40からラスターPDFデータの取得要求を受信したりする。
表示部34は、LCDなどで構成され、印刷に関する各種画面を表示する。操作部35は、ハードキーや表示部34と一体となったタッチパネルなどで構成され、印刷に関する各種操作を可能にする。
CTP-RIP36は、印刷指示装置20から取得したドキュメントのデータ(ベクターPDFデータ)をラスタライズしてビットマップデータ(ラスターPDFデータ)に変換する。このCTP-RIP36は、汎用RIPであり、透明オブジェクトを描画したり、オブジェクトを重ね合わせて描画したり、グラデーションを付けたり、特殊な字体のオブジェクトを描画したりするなどの処理に優れた第1の特徴を有する。なお、上記CTP-RIP36はハードウェアとして構成してもよいし、制御部31をCTP-RIP36として機能させるプログラムとして構成し、当該プログラムをCPU31aに実行させるようにしてもよい。
CTP37は、CTP-RIP36から取得したビットマップデータに基づいて、アルミニウムに感光剤を塗布したPS版(Pre-Sensitized Plate)を形成する。
オフセット印刷部38は、PS版のインキをブランケットに移し、ブランケットのインキを用紙に移すことによって用紙に画像を形成する。具体的には、版胴に取り付けられたPS版にインキを付着させ、PS版のインキをブランケット胴に取り付けられた樹脂又はゴム製のブランケットに移し、ブランケットのインキを紙媒体に転写し、紫外線を照射するなどしてインキを定着させる処理を行う。
[デジタルプリンタ]
デジタルプリンタ40は、上記第1の特徴とは異なる第2の特徴を有するRIPを備えたプリンタであり、図6(a)に示すように、制御部41と記憶部42と通信I/F部43と表示部44と操作部45とDigital-RIP46とデジタル印刷部47などで構成される。
制御部41は、CPU41aと、ROM41bやRAM41cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU41aは、ROM41bや記憶部42からプログラムを読み出し、RAM41cに展開して実行することにより、デジタルプリンタ40の全体制御を行う。
記憶部42は、HDDやSSDなどで構成され、CPU41aが各部を制御するためのプログラム、オフセットプリンタ30(又は印刷指示装置20)から取得したドキュメントのデータ、Digital-RIP46でラスタライズしたビットマップデータ、異常画像に関する履歴情報(ジョブ処理に使用したRIPの情報、及び異常発生時のオブジェクト情報など)、自装置の処理機能に関する情報などを格納する。
通信I/F部43は、NICやモデムなどで構成され、ネットワークを介して繋がっている印刷指示装置20やオフセットプリンタ30との接続を確立し、デジタルプリンタ40(又は印刷指示装置20)からドキュメントのデータ(ベクターPDFデータ)を受信したり、デジタルプリンタ40に、ラスターPDFデータの取得要求を送信したり、デジタルプリンタ40からラスターPDFデータを受信したりする。
表示部44は、LCDなどで構成され、印刷に関する各種画面を表示する。操作部45は、ハードキーや表示部44と一体となったタッチパネルなどで構成され、印刷に関する各種操作を可能にする。
Digital-RIP46は、デジタルプリンタ40(又は印刷指示装置20)から取得したドキュメントのデータ(ベクターPDFデータ)をラスタライズしてビットマップデータ(ラスターPDFデータ)に変換する。このDigital-RIP46は、デジタルプリンタ40の専用RIPであり、tag bitを付加することによって、オブジェクト毎に最適な画像を作ることができ、また、スクリーン処理や網掛けなどのプリンタ特有の機能に対応できるといった第2の特徴を有する。このDigital-RIP46は、図6(b)に示すように、判定部46a、比較部46b、使用RIP決定部46cなどとして機能する。
判定部46aは、RIP処理の結果を比較するか否かを判定する。具体的には、例えば、処理対象のジョブから、所定の文字種・オブジェクト種(例えば、透過オブジェクト)を検知した時や、過去に異常画像が発生した時と同一のオブジェクト等を検知した時などに、RIP処理の結果を比較すると判定する。
比較部46bは、判定部46aがRIP処理の結果を比較すると判定した場合に、処理対象のジョブの所定の特定の対象(任意のページやオブジェク、任意の解像度のオブジェクト)に対して、Digital-RIP46を用いてRIP処理を実施すると共に、CTP-RIP36に対してラスターPDFデータを要求し、Digital-RIP46を用いてRIP処理を実施した結果と、CTP-RIP36を用いてRIP処理を実施した結果とを比較する。具体的には、Digital-RIP46を用いてRIP処理を実施した画像とCTP-RIP36を用いてRIP処理を実施した画像とを画素毎に比較し、差分が有るか否かを判断する。
使用RIP決定部46cは、比較部46bで比較した結果に基づいて、ジョブ処理に使用するRIPを決定する。具体的には、差分が有る画素(差分有画素と呼ぶ。)の画素数が予め定めた閾値以下の場合は、Digital-RIP46をジョブ処理に使用するRIPとして決定したり、どちらのRIPに決定したかをユーザに通知したりする。また、差分有画素の画素数が閾値を超えた場合は、予めデフォルトとして設定したRIP(通常はCTP-RIP36)をジョブ処理に使用するRIPとして決定したり、RIP処理の結果が異なる旨をユーザに通知したりする。また、ジョブ処理に使用するRIPをユーザが選択する動作モードに設定されている場合は、差分有画素を強調表示(双方のRIP処理の結果を並べて表示したり、差分有画素の部分を枠で囲むなどして識別可能に表示したり)したプレビュー画像を生成し、そのプレビュー画像を表示部44に表示させるなどして、どのRIPをジョブ処理に使用するRIPとするかをユーザが選択できるようにする。
なお、上記Digital-RIP46(判定部46a、比較部46b、使用RIP決定部46c)はハードウェアとして構成してもよいし、制御部41を、Digital-RIP46(判定部46a、比較部46b、使用RIP決定部46c)として機能させる画像処理プログラムとして構成し、当該画像処理プログラムをCPU41aに実行させるようにしてもよい。
印刷部47は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用した画像形成のために必要な要素、すなわち、帯電装置、感光体ドラム、露光装置、転写ローラ、転写ベルト、定着装置などで構成される。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から印刷データに応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を一次転写ローラ、二次転写ベルトを介して紙媒体に転写して定着装置で定着させる処理を行う。
以上説明したように、本実施例の印刷システム10は、プリンタに依存しない汎用RIPであるCTP-RIP36と、プリンタに特化した専用RIPであるDigital-RIP46などの、特徴が異なる複数種のRIPを備えている。このような印刷システム10では、ある特定の入力に対しては一方のRIPを用いた処理が適しており、他の特定の入力に対しては他方のRIPを用いた処理が適しているため、入力に応じてこれらのRIPを使い分けることによって、最適な印刷出力を得ることができる。
そこで、本実施例では、このような特徴が異なる複数種のRIPの中から最適なRIPを決定できるようにする。例えば、オブジェクトの構成が単純である場合には、任意のページやオブジェクト、解像度などに対して、RIP処理の結果を比較し、差分有画素数が予め定めた閾値を超えた場合は、予めデフォルトとして設定したRIPを使用するRIPとして決定したり、どのRIPを使用するのかをユーザが決定できるように、差分有画素を強調表示したプレビュー画像を表示したりする。
以下、印刷システム10の動作について図面を参照して具体的に説明する。図7は、図1の印刷システム10の主要部を抜き出したものである。まず、オフセットプリンタ30のCTP-RIP36は、印刷指示装置20の原稿投入部26から、デジタルプリンタ40に対するジョブであるベクターPDFデータを受信する((1)参照)。この場合、CTP-RIP36はベクターPDFデータに対してRIP処理を実施することなく、デジタルプリンタ40のDigital-RIP46にベクターPDFデータを投入する((2)参照)。
Digital-RIP46は、ベクターPDFデータのRIP処理を開始し、RIP処理中に、予め設定された比較実施タイミング条件に合致するかどうか(例えば、RIP中のページに、所定の文字種・オブジェクト種(例えば、透過オブジェクト)が含まれるか、過去の異常画像発生時と同一のオブジェクトが含まれるかなど)の判定を行う。そして、比較実施タイミング条件に合致した時に、CTP-RIP36に対してそのページやオブジェクトのラスターPDFデータの取得要求を行う((3)参照)。なお、過去の異常画像発生時と同一のオブジェクトが含まれる場合は、RIP処理の結果を比較することなく、その時に使用するRIPとして決定したRIPをそのまま使用してもよい。
CTP-RIP36は、Digital-RIP46からラスターPDFデータの取得要求を受けると、そのページやオブジェクトのRIP処理を実施し、Digital-RIP46にRIP処理後のラスターPDFデータを送信する。Digital-RIP46は、ラスターPDFデータを受信すると((4)参照)、CTP-RIP36がRIP処理を実施したラスターPDFデータとDigital-RIP46がRIP処理を実施したラスターPDFデータとを比較する。そして、比較結果を下記の使用RIP決定モードの状態(使用RIP手動決定モード又は使用RIP自動決定モード)に応じて比較し、使用するRIPを最終的に決定する。
[使用RIP手動決定モードの場合]
比較を行ったラスターPDFデータの各画素に対して差分が有るかを判断し、差分有画素数が予め定めた閾値を越える場合は、ユーザに対してアラートを出し、Digital-RIP46の機能を用いて、その差分有画素を強調表示したプレビュー画像を表示する。ユーザはアラートを受け、プレビュー画像でそれぞれのRIP処理の結果を確認し、使用するRIPを決定する。
[使用RIP自動決定モードの場合]
同様に、比較を行ったラスターPDFデータの各画素に対して差分が有るかを判断し、差分有画素数が予め定めた閾値以下の場合は、Digital-RIP46を自動で選択する。一方、差分有画素数が予め定めた閾値を越える場合は、予め設定されたRIPを自動で選択する。基本的には信頼性の高いCTP-RIP36をデフォルトとして選択する。
そして、ラスターPDFデータの比較を完了すると、ジョブ処理に使用したRIPの情報、及び異常画像発生時のオブジェクト情報を異常画像の履歴情報として記憶部42などに登録し、決定したRIPでRIP処理を実施したビットマップデータをデジタル印刷部47に転送し、ジョブを完了させる。

図7では、オフセットプリンタ30のCTP-RIP36が、印刷指示装置20の原稿投入部26から、デジタルプリンタ40に対するジョブであるベクターPDFデータを受信したが、図2の構成の印刷システム10の場合は、デジタルプリンタ40がベクターPDFデータを受信することになる。その場合の印刷システム10の動作について図8を参照して説明する。
まず、デジタルプリンタ40のDigital-RIP46は、印刷指示装置20の原稿投入部26から、自装置に対するジョブであるベクターPDFデータを受信する((1)参照)。Digital-RIP46は、ベクターPDFデータのRIP処理を開始し、RIP処理中に、予め設定された比較実施タイミング条件に合致するかどうかの判定を行う。そして、比較実施タイミング条件に合致した時に、CTP-RIP36に対してそのページやオブジェクトのラスターPDFデータの取得要求を行う((2)参照)。
ここで、オフセットプリンタ30はベクターPDFデータを取得していないため、CTP-RIP36は、Digital-RIP46からラスターPDFデータの取得要求を受けると、印刷指示装置20の原稿投入部26からベクターPDFデータを受信する((3)参照)。そして、そのページやオブジェクトのRIP処理を実施し、Digital-RIP46にRIP処理後のラスターPDFデータを送信する。Digital-RIP46は、ラスターPDFデータを受信すると((4)参照)、CTP-RIP36がRIP処理を実施したラスターPDFデータとDigital-RIP46がRIP処理を実施したラスターPDFデータとを比較する。そして、上記と同様に、比較結果を使用RIP決定モードの状態(使用RIP手動決定モード又は使用RIP自動決定モード)に応じて比較し、使用するRIPを最終的に決定する。
そして、ラスターPDFデータの比較を完了すると、ジョブ処理に使用したRIPの情報、及び異常画像発生時のオブジェクト情報を異常画像の履歴情報として記憶部42などに登録し、決定したRIPでRIP処理を実施したビットマップデータをデジタル印刷部47に転送し、ジョブを完了させる。
この構成の場合、印刷指示装置20の原稿投入部26は、ベクターPDFデータをデジタルプリンタ40に送信した後、再度、オフセットプリンタ30に送信する必要があるため、その分、処理に時間を要する。従って、図7のように、オフセットプリンタ30のCTP-RIP36がベクターPDFデータを受信してデジタルプリンタ40のDigital-RIP46に送信する方が効率的であると言える。
以下、デジタルプリンタ40の動作について説明する。デジタルプリンタ40のCPU41aは、画像処理プログラムをROM41bから読み出し、RAM41cに展開して実行することにより、図9のフローチャート図に示す各処理を実行する。なお、以下のフローは図1の印刷システム10の構成を前提とする。
まず、オフセットプリンタ30のCTP-RIP36は、印刷指示装置20の原稿投入部26からデジタルプリンタ40に対するジョブを受信すると、デジタルプリンタ40のDigital-RIP46に対してベクターPDFデータを送信する。デジタルプリンタ40のDigital-RIP46は、CTP-RIP36からベクターPDFデータを受信すると(S101)、Digital-RIP46はRIP処理を実施すると共に、Digital-RIP46(判定部46a)は、比較実施タイミング条件に合致するかどうかの判断を行う(S102)。具体的には、ジョブ内の所定のページに所定の文字種・オブジェクト種(例えば、透過オブジェクト)が含まれる場合や、過去の異常画像発生時と同一のオブジェクト等が含まれる場合に、比較実施タイミング条件に合致したと判断する。
比較実施タイミング条件に合致したと判断した場合、Digital-RIP46(比較部46b)は、CTP-RIP36に対して、比較実施タイミング条件に合致したページやオブジェクトのラスターPDFデータの要求を行う(S103)。そして、Digital-RIP46(比較部46b)は、CTP-RIP36からラスターPDFデータを受信し、Digital-RIP46でRIP処理を実施した結果と、CTP-RIP36でRIP処理を実施した結果とを比較し、Digital-RIP46(使用RIP決定部46c)は、上述したように、使用RIP決定モードの状態(使用RIP手動決定モード又は使用RIP自動決定モード)に応じて比較し、適切なRIPの決定を行う(S104)。その際、必要に応じて、RIP処理の結果が異なる旨をユーザに通知したり、差分有画素を強調表示したプレビュー画像を表示してジョブ処理に使用するRIPをユーザが決定できるようにしたりする。
そして、ジョブが完了するまでS102〜S104の処理を繰り返し実施し(S105)、ジョブが完了したら、該当ジョブで使用したRIPの情報と異常発生時のオブジェクト情報を異常画像の履歴情報として記憶部42などに記録する(S106)。
このように、本実施例では、所定の比較実施タイミング条件に合致する場合に、Digital-RIP46のRIP処理の結果とCTP-RIP36のRIP処理の結果とを比較し、比較結果に基づいて、ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にするため、ユーザは煩雑な手順を踏むことなく、適切なRIPを選択することが可能になる。また、実際に印刷を行わずに適切なRIPを選択することが可能であるため、印刷事故の抑制や印刷コストの低減等に寄与することが可能になる。更に、予め定めた比較実施タイミング条件に合致するページやオブジェクトに対してRIP処理の結果を比較するため、パフォーマンスの低下を最小限に抑制することができる。
また、双方のRIP処理の結果の差異が小さい(差分有画素数が所定の閾値以下)の場合はDigital-RIP46を利用するRIPとして決定するため、CTP-RIP36にかかる負荷が軽減され、CTP-RIP36とDigital-RIP46の並列処理が可能になり、ハイブリッドワークフローシステム全体の生産性を向上させることができる。また、デジタルプリンタ40で出力を行う場合は、Digital-RIP46を優先的に使用することにより、デジタルプリンタ本来の性能を発揮することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、印刷システム10の構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、デジタルプリンタ40のDigital-RIP46側にてRIP処理の結果の比較を行ったが、RIP処理の結果の比較は、オフセットプリンタ30のCTP-RIP36側で行ってもよいし、制御部やその他の機能部、RIPコントローラ、通信ネットワークに接続される他の装置(例えば、Webサーバ)などで行ってもよい。
また、上記実施例では、複数種のRIPとして、オフセットプリンタ30のCTP-RIP36と、デジタルプリンタ40のDigital-RIP46を例示したが、その特徴(長所)が異なる複数のRIPであればよい。例えば、印刷システム10に複数のオフセットプリンタ30が含まれる場合に、一方のオフセットプリンタ30の第1のCTP-RIPと他方のオフセットプリンタ30の第2のCTP-RIPのRIP処理の結果を比較する場合などに対しても、本発明の制御を同様に適用することができる。
本発明は、特徴が異なる複数のRIPを備えるシステム、RIP処理を制御する側のプリンタ、当該プリンタで動作する画像処理プログラム、当該画像処理プログラムを記録した記録媒体、複数のRIPを備えるシステムにおける画像処理方法に利用可能である。
10 印刷システム
20 印刷指示装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信I/F部
24 表示部
25 操作部
26 原稿投入部
30 オフセットプリンタ
31 制御部
32 記憶部
33 通信I/F部
34 表示部
35 操作部
36 CTP-RIP
37 CTP
38 オフセット印刷部
40 デジタルプリンタ
41 制御部
42 記憶部
43 通信I/F部
44 表示部
45 操作部
46 Digital-RIP
46a 判定部
46b 比較部
46c 使用RIP決定部
47 デジタル印刷部
50 RIPコントローラ

Claims (25)

  1. 特徴が異なる複数のRIPを有する印刷システムにおける、所定のRIPを有するプリンタであって、
    前記複数のRIPのRIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部がRIP処理の結果を比較すると判定した場合に、自装置に対するジョブ内の特定の対象に対して前記所定のRIPを用いてRIP処理を実施すると共に、前記特定の対象に対して他のRIPが実施したRIP処理の結果を取得し、前記所定のRIPのRIP処理の結果と前記他のRIPのRIP処理の結果とを比較する比較部と、
    前記比較部の比較結果に基づいて、前記ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にする使用RIP決定部と、を備える、
    ことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記判定部は、前記ジョブ内に、予め定めた文字種又はオブジェクト種が含まれる場合に、RIP処理の結果を比較すると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記プリンタは、RIP処理の結果を履歴情報として記憶する記憶部を備え、
    前記判定部は、前記履歴情報を参照して、前記ジョブ内に、RIP処理の結果が異常画像となった時と同一のオブジェクトが含まれるかを判断し、前記ジョブ内に前記オブジェクトが含まれる場合に、RIP処理の結果を比較すると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  4. 前記比較部は、前記所定のRIPを用いてRIP処理を実施した画像及び前記他のRIPを用いてRIP処理を実施した画像の各画素に差分があるかを判断し、
    前記使用RIP決定部は、前記差分がある画素の数が予め定めた閾値以下の場合は、前記所定のRIPを前記ジョブの処理に使用するRIPとして決定し、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合は、予めデフォルトで設定したRIPを前記ジョブの処理に使用するRIPとして決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のプリンタ。
  5. 前記使用RIP決定部は、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合に、RIP処理の結果が異なる旨をユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のプリンタ。
  6. 前記使用RIP決定部は、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合に、前記差分がある画素を強調表示したプレビュー画像を表示部に表示させ、前記ジョブの処理に使用するRIPを選択可能にする、
    ことを特徴とする請求項4に記載のプリンタ。
  7. 第1の特徴を有する第1のRIPを備える第1のプリンタと、前記第1の特徴とは異なる第2の特徴を有する第2のRIPを備える第2のプリンタと、が通信ネットワークで接続された印刷システムにおいて、
    前記第1のプリンタは、
    前記第1のRIP及び前記第2のRIPのRIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部がRIP処理の結果を比較すると判定した場合に、前記第1のプリンタに対するジョブ内の特定の対象に対して前記第1のRIPを用いてRIP処理を実施すると共に、前記特定の対象に対して前記第2のRIPが実施したRIP処理の結果を取得し、前記第1のRIPのRIP処理の結果と前記第2のRIPのRIP処理の結果とを比較する比較部と、
    前記比較部の比較結果に基づいて、前記ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にする使用RIP決定部と、を備える、
    ことを特徴とする印刷システム。
  8. 前記判定部は、前記ジョブ内に、予め定めた文字種又はオブジェクト種が含まれる場合に、RIP処理の結果を比較すると判定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の印刷システム。
  9. 前記第1のプリンタは、RIP処理の結果を履歴情報として記憶する記憶部を備え、
    前記判定部は、前記履歴情報を参照して、前記ジョブ内に、RIP処理の結果が異常画像となった時と同一のオブジェクトが含まれるかを判断し、前記ジョブ内に前記オブジェクトが含まれる場合に、RIP処理の結果を比較すると判定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の印刷システム。
  10. 前記比較部は、前記第1のRIPを用いてRIP処理を実施した画像及び前記第2のRIPを用いてRIP処理を実施した画像の各画素に差分があるかを判断し、
    前記使用RIP決定部は、前記差分がある画素の数が予め定めた閾値以下の場合は、前記第1のRIPを前記ジョブの処理に使用するRIPとして決定し、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合は、予めデフォルトで設定したRIPを前記ジョブの処理に使用するRIPとして決定する、
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の印刷システム。
  11. 前記使用RIP決定部は、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合に、RIP処理の結果が異なる旨をユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の印刷システム。
  12. 前記使用RIP決定部は、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合に、前記差分がある画素を強調表示したプレビュー画像を表示部に表示させ、前記ジョブの処理に使用するRIPを選択可能にする、
    ことを特徴とする請求項10に記載の印刷システム。
  13. 特徴が異なる複数のRIPの内の所定のRIPを有するプリンタで動作する画像処理プログラムであって、
    前記プリンタに、
    前記複数のRIPのRIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定処理、
    RIP処理の結果を比較する場合に、自装置に対するジョブ内の特定の対象に対して前記所定のRIPを用いてRIP処理を実施すると共に、前記特定の対象に対して他のRIPが実施したRIP処理の結果を取得し、前記所定のRIPのRIP処理の結果と前記他のRIPのRIP処理の結果とを比較する比較処理、
    前記比較処理の比較結果に基づいて、前記ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にする使用RIP決定処理、を実行させる、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  14. 前記判定処理では、前記ジョブ内に、予め定めた文字種又はオブジェクト種が含まれる場合に、RIP処理の結果を比較すると判定する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理プログラム。
  15. 前記プリンタは、RIP処理の結果を履歴情報として記憶し、
    前記判定処理では、前記履歴情報を参照して、前記ジョブ内に、RIP処理の結果が異常画像となった時と同一のオブジェクトが含まれるかを判断し、前記ジョブ内に前記オブジェクトが含まれる場合に、RIP処理の結果を比較すると判定する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理プログラム。
  16. 前記比較処理では、前記所定のRIPを用いてRIP処理を実施した画像及び前記他のRIPを用いてRIP処理を実施した画像の各画素に差分があるかを判断し、
    前記使用RIP決定処理では、前記差分がある画素の数が予め定めた閾値以下の場合は、前記所定のRIPを前記ジョブの処理に使用するRIPとして決定し、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合は、予めデフォルトで設定したRIPを前記ジョブの処理に使用するRIPとして決定する、
    ことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一に記載の画像処理プログラム。
  17. 前記使用RIP決定処理では、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合に、RIP処理の結果が異なる旨をユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像処理プログラム。
  18. 前記使用RIP決定処理では、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合に、前記差分がある画素を強調表示したプレビュー画像を表示部に表示させ、前記ジョブの処理に使用するRIPを選択可能にする、
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像処理プログラム。
  19. 第1の特徴を有する第1のRIPを備える第1のプリンタと、前記第1の特徴とは異なる第2の特徴を有する第2のRIPを備える第2のプリンタと、が通信ネットワークで接続された印刷システムにおける画像処理方法であって、
    前記第1のプリンタは、
    前記第1のRIP及び前記第2のRIPのRIP処理の結果を比較するか否かを判定する判定処理と、
    RIP処理の結果を比較する場合に、前記第1のプリンタに対するジョブ内の特定の対象に対して前記第1のRIPを用いてRIP処理を実施すると共に、前記特定の対象に対して前記第2のRIPが実施したRIP処理の結果を取得し、前記第1のRIPのRIP処理の結果と前記第2のRIPのRIP処理の結果とを比較する比較処理と、
    前記比較処理の比較結果に基づいて、前記ジョブの処理に使用するRIPを決定可能にする使用RIP決定処理と、を実行する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  20. 前記第1のプリンタは、更に、
    前記使用RIP決定処理で、前記第2のRIPを前記ジョブの処理に使用するRIPとして決定した場合に、前記第2のプリンタから前記第2のRIPを用いて前記ジョブのRIP処理を実施したビットマップデータを取得し、前記ビットマップデータを用いて印刷処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  21. 前記判定処理では、前記ジョブ内に、予め定めた文字種又はオブジェクト種が含まれる場合に、RIP処理の結果を比較すると判定する、
    ことを特徴とする請求項19又は20に記載の画像処理方法。
  22. 前記第1のプリンタは、RIP処理の結果を履歴情報として記憶し、
    前記判定処理では、前記履歴情報を参照して、前記ジョブ内に、RIP処理の結果が異常画像となった時と同一のオブジェクトが含まれるかを判断し、前記ジョブ内に前記オブジェクトが含まれる場合に、RIP処理の結果を比較すると判定する、
    ことを特徴とする請求項19又は20に記載の画像処理方法。
  23. 前記比較処理では、前記第1のRIPを用いてRIP処理を実施した画像及び前記第2のRIPを用いてRIP処理を実施した画像の各画素に差分があるかを判断し、
    前記使用RIP決定処理では、前記差分がある画素の数が予め定めた閾値以下の場合は、前記第1のRIPを前記ジョブの処理に使用するRIPとして決定し、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合は、予めデフォルトで設定したRIPを前記ジョブの処理に使用するRIPとして決定する、
    ことを特徴とする請求項19乃至22のいずれか一に記載の画像処理方法。
  24. 前記使用RIP決定処理では、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合に、RIP処理の結果が異なる旨をユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項23に記載の画像処理方法。
  25. 前記使用RIP決定処理では、前記差分がある画素の数が前記閾値を超える場合に、前記差分がある画素を強調表示したプレビュー画像を表示部に表示させ、前記ジョブの処理に使用するRIPを選択可能にする、
    ことを特徴とする請求項23に記載の画像処理方法。
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