JP2015065065A - 蓄電装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】初期充電後のエージングを適切にケースを拘束して行うことができる蓄電装置の製造方法を提供する。
【解決手段】含浸工程では、角型二次電池のケース11内に、金属箔の表面に活物質層を設けた電極が層状に積層した電極組立体12を収容するとともにケース11に電解液を注入した状態で放置して活物質層に電解液を浸み込ませる。初期充電工程では、含浸工程後にケース11を電極の積層方向に加圧して拘束した状態で初期充電を行う。エージング工程では、初期充電工程後にケース11を電極の積層方向に加圧して拘束した状態で放置する。初期充電工程とエージング工程との間でケース11を電極の積層方向に加圧して拘束する圧力をセットする。
【選択図】図3

Description

本発明は、蓄電装置の製造方法に関するものである。
蓄電装置の製造において、電池を活性化させる際に治具でケースを拘束してケースの膨張を制限している(例えば、特許文献1)。具体的には、例えば、ケース内に電極組立体を収容するとともにケースに電解液を注入し含浸工程にて浸み込ませた後、ケースを拘束し、この状態で初期充電およびその後のエージングを行っている。
特許第4821141号公報
ところで、蓄電装置の製造において、活性化(初期充電、エージング)を行うべく初期充電前の未充電状態でケースを拘束し、初期充電、エージングを経ると初期充電による電極組立体の膨張にばらつきが生じてエージング時に必要以上の拘束力が加わることがある。
本発明の目的は、初期充電後のエージングを適切にケースを拘束して行うことができる蓄電装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する蓄電装置の製造方法では、角型蓄電装置のケース内に、金属箔の表面に活物質層を設けた電極が層状に積層した電極組立体を収容するとともにケースに電解液を注入した状態で放置して活物質層に電解液を浸み込ませる含浸工程と、含浸工程後にケースを電極の積層方向に加圧して拘束した状態で初期充電を行う初期充電工程と、初期充電工程後にケースを電極の積層方向に加圧して拘束した状態で放置するエージング工程と、を有する蓄電装置の製造方法であって、初期充電工程とエージング工程との間でケースを電極の積層方向に加圧して拘束する圧力をセットすることを要旨とする。
これによれば、含浸工程において、角型蓄電装置のケース内に、金属箔の表面に活物質層を設けた電極が層状に積層した電極組立体を収容するとともにケースに電解液を注入した状態で放置されて活物質層に電解液が浸み込む。初期充電工程において、ケースを電極の積層方向に加圧して拘束した状態で初期充電が行われる。エージング工程において、ケースを電極の積層方向に加圧して拘束した状態で放置される。ここで、初期充電工程とエージング工程との間でケースを電極の積層方向に加圧して拘束する圧力がセットされる。これにより、初期充電工程において電極組立体が膨張する際にばらつきがあってもケースを拘束する圧力がセットされ、初期充電後のエージングを適切にケースを拘束して行うことができる。
上記蓄電装置の製造方法において、ケースを電極の積層方向に加圧して拘束する圧力をセットする際に、圧力を解放した後にケースを電極の積層方向に加圧して拘束する圧力をセットするとよい。
これによれば、ケースを拘束する圧力をセットする際に、圧力を解放した後にケースを拘束する圧力をセットすることにより、ケースに余分な荷重をかけないようにすることができる。
上記蓄電装置の製造方法において、角型蓄電装置のケースを複数並列に並べて同時に電極の積層方向に加圧して拘束するとよい。
これによれば、角型蓄電装置のケースを複数並列に並べて同時に拘束することができ、生産性に優れる。
本発明によれば、初期充電後のエージングを適切にケースを拘束して行うことができる。
(a)は実施形態における製造装置を模式的に示す平面図、(b)は製造装置を模式的に示す正面図。 二次電池を模式的に示す斜視図。 (a)は製造装置を模式的に示す平面図、(b)は製造装置を模式的に示す正面図。 二次電池のケースの内部圧力の推移を示す図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面にしたがって説明する。
なお、図面において、水平面を、直交するX,Y方向で規定するとともに、上下方向をZ方向で規定している。
図2に示す蓄電装置としての二次電池10が図1に示す製造装置20に装着され、二次電池10を拘束しつつ活性化(初期充電、エージング)等が行われる。二次電池10の拘束は、図1に示す支持台21上においてX方向に離間して配置された拘束板22,23間で挟持されることにより行われる。
図2に示すように、二次電池10は、電極組立体12と、電極組立体12を収容する金属製(例えばアルミニウム製)のケース11とを有する。二次電池10は、リチウムイオン二次電池等であり、ケース11が扁平な略矩形箱状である角型二次電池である。二次電池10は、例えば、車両等に搭載される。
電極組立体12は、リチウムイオンを脱挿入可能な活物質を含む活物質層を金属箔の表面に設けた矩形シート状の正極および負極を、間にセパレータを介在させた状態で交互に積層した積層型の電極組立体である。電極組立体12は、正極および負極がY−Z面に形成され、X方向に積層されている。よって、電極組立体12における電極の積層方向(重なり方向)において図1に示すごとく加圧して拘束される。
また、図2のケース11において上面11aには、電極組立体12と電気的に接続され、電力を外部に取り出すための正極端子13および負極端子14が突設されている。つまり、ケース11の上面11aが正極端子13および負極端子14が設けられた端子形成面である。
図1に示すように、製造装置20は支持台21を有している。支持台21には、扁平な矩形板状をなす第1拘束板22が支持台21に対して垂直に立設された状態で固定されている。
また、製造装置20の支持台21には、X方向において第1拘束板22に離間して、扁平な矩形板状をなす第2拘束板23が支持台21に対して垂直に立設された状態を維持したまま移動可能に支持されている。第1拘束板22に対し第2拘束板23が支持台21上において対向する状態を保持したまま接離するように移動できるようになっている。
支持台21上において第1拘束板22と第2拘束板23との間に二次電池10が配置される。二次電池10は、平板状の支持台21上に、端子形成面である上面11aの反対面である下面を接触させた状態で載置される。そして、二次電池10が第1拘束板22と第2拘束板23との間に挟持される。即ち、扁平な略矩形箱状である角型二次電池10が、平板状の第1拘束板22と平板状の第2拘束板23とにより挟まれる。このとき、第1拘束板22および第2拘束板23は二次電池10よりも大きく形成されており、第1拘束板22と第2拘束板23の対向面のうち、二次電池10の全周において二次電池10からはみ出ている。このはみ出た部位において筒状のカラー24が複数配置されている。筒状のカラー24はX方向に延びており、各カラー24は所定の長さを有し、本実施形態においてはケース(缶)11の厚さと同じ長さである。
そして、ボルト25のねじ部が第1拘束板22側から第1拘束板22、筒状のカラー24、第2拘束板23を貫通して第2拘束板23から突出している。ボルト25のねじ部における第2拘束板23から突出する部位にナット26を螺入することができるようになっている。このナット26の螺入により第1拘束板22と第2拘束板23との間において二次電池10をカラー24の所定の長さを保った状態で拘束できる。
また、支持台21の上面における第2拘束板23の背面側、即ち、反第1拘束板22側には押圧装置30が設けられている。押圧装置30は、装置本体31が支持台21に固定されている。押圧装置30の装置本体31には水平方向に収縮可能なロッド32が設けられている。ロッド32は伸長動作させることにより第2拘束板23を第1拘束板22に接近させる方向に押圧することができ、これにより両拘束板22,23間で二次電池10を押圧できるようになっている。
そして、図1に示したナット26を外した状態において、図3に示すように押圧装置30のロッド32により第2拘束板23を、第1拘束板22に向かって押すことにより二次電池10を所望の力で拘束することができるようになっている。なお、押圧装置30は、ロッド32を伸長させる際にセンサにより拘束力を測定できるようになっている。即ち、拘束板22,23間の二次電池10に所望の拘束力を加えることができる。
次に、二次電池の製造方法について説明する。
図4には、二次電池10を拘束しつつ活性化(初期充電、エージング)等を行う際のケース11の内部圧力の推移、即ち、ケース11の内部におけるX方向に膨らむ圧力(拘束方向とは反対向きの圧力)の推移を示す。図4において横軸に時間をとり、縦軸にケース11の内部圧力(拘束方向とは反対向きのケース11が膨らむ方向での圧力)をとっている。
図4の横軸において、注入・封止で始まり、t1〜t2での含浸工程、t2〜t3での初期充電工程、t4〜t5でのエージング工程、t5〜t6での冷却工程、t6〜t7でのガス抜き工程、t7〜t8での放電・充電工程が行われる。図4において実線(L1)にて本実施形態での圧力のプロファイルを示す。
以下、詳しく説明する。
角型二次電池10のケース11内に、金属箔の表面に活物質層を設けた電極が層状に重なる電極組立体12を収容してケース(缶)11を封止(封缶)する。封止は、上面が開口するケース本体に電極組立体12を入れてケース本体の開口部を蓋してレーザ溶接等よって接合する。
さらに、ケース11の上面11aにおける正極端子13および負極端子14の中間位置に設けた注液口(図示略)から電解液を注入して注液口を閉塞する。
この状態で図4のt1〜t2での含浸工程において、所定時間(例えば24時間)、放置して活物質層に電解液を浸み込ませて含浸させる。このとき、ケース(缶)11と電極組立体12との間には隙間がある。これは、ケース(缶)11内に電極組立体12を入れるためである。
含浸工程においては、電極組立体における正極板とセパレータの間、セパレータと負極板の間に電解液が早期に入り込むが、正負の電極における活物質粒子間に電解液が入り込むのに時間がかかる。
そして、含浸工程後において、図1に示すように、第1拘束板22と第2拘束板23との間に二次電池10を配置する。また、ボルト25のねじ部を第1拘束板22、筒状のカラー24、第2拘束板23を貫通させるとともに、第2拘束板23から突出する部位にナット26を螺入する。これにより、第1拘束板22と第2拘束板23との間において二次電池10をカラー24の所定の長さを保った状態で拘束する。
このようにしてケース11を拘束した状態で図4のt2〜t3での初期充電工程において、所定時間(例えば3時間)、初期充電を行う。初期充電は、例えば25℃程度の常温で行いエネルギーを持たせる。初期充電において、正極から負極にリチウムが動き、その時に負極がリチウムを吸って膨張する。このとき、例えば電極板がシワになっていた場合等においては充電されやすい場所とされにくい場所ができやすい。ケース11を拘束することによりこのシワを小さくする又は無くすことができる。
初期充電の進行に伴い、図4に示すように、ケース11の内圧が上昇していき、その結果、拘束力も上昇することになる。
初期充電工程後において、図1のナット26を外す。これにより、二次電池10のケース11は拘束から解放される。そして、図3に示すように、押圧装置30のロッド32により第2拘束板23を、第1拘束板22に向かって押すことにより二次電池10を所望の一定圧力(例えば0.5MPa)で拘束する。このとき、拘束板22,23にかかる圧力を検知してその圧力を目標値にする。よって、拘束板22,23間の二次電池10に所望の拘束力が加えられる。
このようにしてケース11を拘束した状態で図4のt4〜t5でのエージング工程において、活物質に被膜を安定的に付けるべく、所定時間(例えば20時間)、放置する。エージングはそれまでの常温から昇温させ高温にした状態で行い、強固で均一な被膜を活物質に付ける。
初期充電工程とエージング工程で被膜を付ける際に副生成物としてガスが発生する。
このようにして、初期充電工程とエージング工程との間で、ケース11を拘束する圧力をセットしてケース11を所定の圧力で拘束する。圧力を解放した後にケース11を拘束する圧力をセットして所定の圧力とするので、初期充電後に拘束を開放し、圧力解放することで余分な荷重をかけないようにすることができる。
ケース内は、初期充電工程において電極組立体12の膨張の際の膨張ばらつきにより、図4において1点鎖線(L10)や2点鎖線(L11)で示すようにケース内圧力の上昇の度合いがばらつく。具体的には、線L10で示すように上昇率が低い場合や線L11で示すように上昇率が高い場合がある。例えば、線L10の場合、エージングを行う際のケース内圧(缶内圧)が低圧のP10となる。また、線L11の場合、エージングを行う際にケース内圧(缶内圧)が高圧のP11となる。
このように、初期充電終了時にケース内圧(缶内圧)がばらついた状態で、初期充電終了後にそのまま図1に示した拘束状態を保持したままエージングを行うと、エージングが各々初期充電終了時の圧力(P10,P11)で開始される。線L11の場合にはエージング時に異常にケース内圧が高くなってしまう。
しかし本実施形態ではケース11の拘束力を一度解放した後にケース11を拘束する圧力をセットすることによって所望の圧力にすることができ、エージング時に異常にケース内圧が高くなることが回避される。
図4のエージング後において、冷却を行って常温にする。その後、初期充電工程とエージング工程で発生したガスを抜く(ケース11内のガスを抜く)。そして、ケース11に栓をする(封栓する)。
その後、出荷検査として、放電および充電を行って、特性検査を行って特性をみて正しい特性が出ているかチェックする。
この充電・放電が終了すると、押圧装置30のロッド32による第2拘束板23の押圧を止めてケース11の拘束を外す。
以上のごとく、拘束荷重が高くなりすぎるとケース(缶)11の変形のおそれが生じ、この荷重がかかる時間が長ければ長いほどケース(缶)11の変形の可能性は高くなる。図1に示した拘束は、二次電池10を2つの拘束板22,23間に挟んで拘束する時に2つの拘束板22,23間の距離を一定にしてケース11を拘束する。一方、図3に示した拘束は、拘束板22,23にかかる圧力を検知してその圧力を目標値にする。
従来は、「初期充電」「放電・充電」の時は、二次電池10に拘束圧力をかける必要があり、「初期充電」「放電・充電」の間ずっと二次電池に拘束圧力をかけ続けると、「初期充電」で二次電池が膨張するので、強い圧力がかかり、その状態が長く続くと二次電池が変形するおそれがある。
これに対し本実施形態では、「初期充電」で二次電池が膨張して拘束圧力が高くなった状態で一度拘束を解いて、適切な拘束圧力をかけることができる。
より詳しくは、初期充電を行うと正極から負極にリチウムが動いて負極が膨張するという現象が起き、圧力がなりゆきになる。これは、負極の膜厚、即ち、負極に塗る活物質層の厚さに公差分のばらつきがあり、これに起因して圧力がなりゆきになってしまう。このままの状態で次工程に進むと悪影響が出る。具体的には、初期充電の際に圧力ばらつきが大きいとエージングの効果が変わったり初期特性が変わってしまう。このように、ケース(缶)と電極組立体との間に公差ばらつきがあるので、初期充電後に膨張したときにもばらつきがある。本実施形態では一度拘束を外して定圧にすることによって同じ品質で出荷することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)蓄電装置としての二次電池10の製造方法として、含浸工程と初期充電工程とエージング工程を有する。含浸工程では、角型二次電池のケース11内に、金属箔の表面に活物質層を設けた電極が層状に積層した電極組立体12を収容するとともにケース11に電解液を注入した状態で放置して活物質層に電解液を浸み込ませる。初期充電工程では、含浸工程後にケース11を電極の積層方向に加圧して拘束した状態で初期充電を行う。エージング工程では、初期充電工程後にケース11を電極の積層方向に加圧して拘束した状態で放置する。ここで、初期充電工程とエージング工程との間で、ケース11を電極の積層方向に加圧して拘束する圧力をセットする。これにより、初期充電工程において電極組立体12が膨張する際にばらつきがあってもケース11を拘束する圧力がセットされる(ケース11の内部圧力を所望の圧力にすることができる)。その結果、初期充電後のエージングを適切にケース11を拘束して行うことができる。
(2)上記の(1)におけるケース11を電極の積層方向に加圧して拘束する圧力をセットする際に、圧力を解放した後にケース11を電極の積層方向に加圧して拘束する圧力をセットすることにより、ケース11に余分な荷重をかけないようにすることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・初期充電工程とエージング工程との間でケース11を拘束する圧力をセットする際に、圧力を解放した後にケース11を拘束する圧力をセットしたが、圧力を解放することなくケース11を拘束する圧力をセットしてもよい。つまり、一度拘束を解かなくても単に拘束圧力を適切な値に変えてもよく、そうすることで、「初期充電」で膨張した分、二次電池に高い圧力が加わった状態を回避できる。
・リチウムイオン二次電池等の二次電池10が並設された二次電池群を有する構成において、二次電池群を拘束するようにしてもよい。つまり、角型二次電池のケース11を複数並列に並べて同時に電極の積層方向に加圧して拘束することにより、生産性に優れる。
・電極組立体は、帯状の正極および負極を間に帯状のセパレータを介在させた状態で捲回した捲回型の電極組立体としてもよい。
・角型蓄電装置は、拘束すべく面で押さえる部位を有するものであればよい。
・蓄電装置は、ニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタなどであってもよい。
10…二次電池、11…ケース、12…電極組立体、21…支持台、22…拘束板、22…拘束板、24…カラー、25…ボルト、26…ナット、30…押圧装置、32…ロッド。

Claims (3)

  1. 角型蓄電装置のケース内に、金属箔の表面に活物質層を設けた電極が層状に積層した電極組立体を収容するとともに前記ケースに電解液を注入した状態で放置して前記活物質層に前記電解液を浸み込ませる含浸工程と、
    前記含浸工程後に前記ケースを前記電極の積層方向に加圧して拘束した状態で初期充電を行う初期充電工程と、
    前記初期充電工程後に前記ケースを前記電極の積層方向に加圧して拘束した状態で放置するエージング工程と、
    を有する蓄電装置の製造方法であって、
    前記初期充電工程と前記エージング工程との間で前記ケースを前記電極の積層方向に加圧して拘束する圧力をセットすることを特徴とする蓄電装置の製造方法。
  2. 前記ケースを前記電極の積層方向に加圧して拘束する圧力をセットする際に、圧力を解放した後にケースを前記電極の積層方向に加圧して拘束する圧力をセットすることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置の製造方法。
  3. 前記角型蓄電装置のケースを複数並列に並べて同時に前記電極の積層方向に加圧して拘束することを特徴とする請求項1または2に記載の蓄電装置の製造方法。
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