JP2015064558A - トナー補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト、省スペースを確保しながらも、トナー排出不良を低減する。
【解決手段】外周面2dに螺旋溝21を、長手方向Dの一端2aにトナー吐出口22を、長手方向の他端2bに窪み部23をそれぞれ備え、回転駆動されることで内部に収容したトナーを螺旋溝に沿って長手方向に搬送してトナー吐出口から排出する筒状形状のトナー容器2と、トナー容器の一端側に係合し、当該トナー容器を回転駆動することによってトナーを吐出させる回転駆動手段200を有し、トナー容器から吐出さされたトナーを現像装置102に供給するトナー補給装置1であって、トナー容器を装着するための内装部50に、トナー容器の回転方向下流側に向かって突出量が大きくなるような傾斜52aを有する突起部52を、トナー容器の窪み部23に落ち込むように形成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、FAX、プリンタ、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等の電子写真技術を用いた画像形成装置に用いるトナー補給装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体の表面に形成された潜像に現像装置から現像剤であるトナーを供給して現像するため、現像装置内のトナーは減少する。そのため、画像形成装置では、現像装置へトナーを補給するトナー補給装置を備えている。トナー補給装置は、筒状を成し、その長手方向の一端にトナー吐出口が設けられ、内壁面に螺旋溝が設けられたトナー容器内にトナーを収容している。そして、トナー容器を回転駆動することで、内部に収容したトナーを螺旋溝に沿って長手方向に搬送してトナー吐出口から排出している。トナー容器内のトナーは、トナー成分や環境、通紙条件によりトナー容器の内壁面に付着し、回転駆動だけでは排出されずにトナー容器内部に残留することがある。
トナー容器内の残留トナー低減対策として、特許文献1(特開平11−109737号公報)には、駆動手段を用いてボトルを振動させることが開示されている。特許文献2(特開2012−141382号公報)には、容器先端(トナー吐出口側)に振動を与える手段を用いてトナー容器を振動させることが開示されている。
特許文献1の構成では、トナー容器に振動を与えるための駆動手段が必要なため、コストアップやレイアウトの複雑化を招いてしまう。特許文献2の構成では、トナー容器のトナー吐出口側に振動を与えるので、トナー容器全体への振動効果が少なく、トナー排出不良を解消するには至らない。
本発明は、低コスト、省スペースを確保しながらも、トナー排出不良を低減することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る、筒状を成し、その外周面に螺旋溝を、その長手方向の一端にトナー吐出口を、その長手方向の他端に窪み部をそれぞれ備え、回転駆動されることで内部に収容したトナーを螺旋溝に沿って長手方向に搬送してトナー吐出口から排出するトナー容器と、トナー容器の一端側に係合し、当該トナー容器を回転駆動することによってトナーをトナー容器から吐出させる回転駆動手段を有し、トナー容器から吐出さされたトナーを現像装置に供給するトナー補給装置において、トナー容器を装着するための内装部に、トナー容器の回転方向下流側に向かって突出量が大きくなるような傾斜を有する突起部を有し、突起部が、トナー容器の窪み部に落ち込むように形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、トナー容器を装着するための内装部に、トナー容器の回転方向下流側に向かって突出量が大きくなるような傾斜を有する突起部を有し、この突起部を、トナー容器の他端側に形成した窪み部に落ち込むように形成したので、トナー容器の回転動作時に、突起部と窪み部との係合と離脱作用により、トナー容器の他端側に振動を与えることができる。このため、振動用の駆動手段が不要であるとともに、一端側に設けたトナー吐出口側に振動を与える場合に比べてトナー容器全体に振動を与えることができるので、低コスト、省スペースを確保しながらも、トナー排出不良を低減することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す全体構成図。 本発明に係るトナー補給装置の構成を示す拡大斜視図。 トナー容器を取り外したトナー補給装置の構成を示す拡大斜視図。 本発明で用いられるトナー容器の一形態を示す拡大斜視図。 本発明の第1実施形態に係るトナー容器を装着するための内装部に設けた突起部とトナー容器の他端側に形成した窪み部の構成を示す部分拡大斜視図。 内装部に設けた突起部とトナー容器の他端側に形成した窪み部の形状と大きさの関係を説明するための拡大斜視図。 内装部に設けた突起部とトナー容器の他端側に形成した窪み部の構成をトナー容器挿入方向から見た拡大図。 突起部の突出量と窪み部の関係を説明する図であり、(a)はトナー容器挿入側から見た拡大図、(b)は(a)を簡略化した図。 突起部の突出量とトナー容器内のトナー残量の関係を示す図。 本発明の第2実施形態に係るトナー容器を装着するための内装部に設けた突起部とトナー容器の他端側に形成した窪み部の構成と、振動強度調整手段の構成を示す部分拡大斜視図。 内装部に設けた突起部とトナー容器の他端側に形成した窪み部の形状と大きさの関係と振動強度調整手段を説明するための拡大斜視図。 トナー容器の重量と突起部の突出量との関係を説明する図であり、(a)はトナー容器が重い時の状態を示す模式図、(b)はトナー容器が軽い時の状態を示す(a)を模式図。 本発明の第3実施形態に係る調整部を備えたトナー補給装置の主要部の構成を示す拡大斜視図。 調整部の構成と動作を説明する図であり、(a)は調整部により弾性力が高められた状態を示す拡大図、(b)は調整部により弾性力が弱められた状態を示す拡大図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。以下の記載は例であり、特許請求の範囲を限定するものではない。また当業者は本発明の特許請求の範囲内で変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であるが、これらの変更・修正は当然この特許請求の範囲に含まれる。
本発明は、筒状を成し、内壁面に螺旋溝を、その長手方向の一端にトナー吐出口を、その長手方向の他端に窪み部をそれぞれ備え、回転駆動されることで内部に収容したトナーを螺旋溝に沿って長手方向に搬送してトナー吐出口から排出するトナーボトルと、トナーボトルの先端部に係合し、当該トナーボトルを回転駆動することによってトナーをトナー容器内から吐出させる回転駆動手段を有し、トナーボトルから吐出さされたトナーを現像装置に供給するトナー補給装置において、次の特徴を備えている。トナーボトルを装着するための内装部に、トナーボトルの回転方向下流側に向かって突出量が大きくなるような傾斜を有する突起部を有し、突起部がトナーボトルの窪み部に落ち込むように形成されている。
図1は、本発明に係るトナー補給装置を備えた画像形成装置の一実施形態を示す概略図である。この画像形成装置は、画像形成部となるプリンタ部100、プリンタ部100を載せる給紙装置110、プリンタ部100の上部に配設された画像読取部であるスキャナ120などを備えている。スキャナ120の上部には自動原稿搬送装置130、通紙設定などの各種情報を表示させる液晶表示パネル140が配置されている。本実施形態において、給紙装置110内には、補給用のトナーを収容したトナー容器としてのトナーボトル2を装着するトナー補給装置1が配置されている。
プリンタ部100では、回転可能な像担持体となるドラム状の感光体101の表面に、スキャナ120で読み取った原稿画像に対応した潜像が、レーザー光などで露光されることで形成される。形成された潜像は、現像装置102から供給されるトナーによって現像される。現像されたトナー像は、給紙装置110から給紙され、感光体101と対向する転写部103に搬送された記録シートとしての用紙104に転写される。この転写部103では、図中反時計周りに回転駆動される搬送ベルト105を感光体101と対向配置し、この対向部におけるベルト内側に転写部材を配置して転写バイアスが印加されることで、用紙104にトナー像を転写している。
トナー像が転写された用紙104は、定着装置106に搬送される。定着装置106では、熱と圧力をトナー像と用紙104に加え、トナー像を用紙104上に溶融して固着することで定着させる。トナー像が定着された用紙Pは、片面印刷の場合、排出口107へと搬送されて、排紙トレイ108上へ排出される。本実施形態では、両面ユニット150を備えているので、両面印刷の場合、片面へのトナー像の定着を終えた用紙104を、両面ユニット150へと搬送して用紙104を反転させ、再度転写部103に搬送する。このとき、感光体101上には裏面用のトナー像が形成されていて、印刷されていない用紙104の裏面に対してトナー像が転写される。トナー像を転写された用紙104は、再度定着装置106を通過することで、トナー像の定着が行われ、排出口107を介して排紙トレイ108上に排出される。
図2、図3を用いてトナー補給装置1について説明する。本発明に係るトナー補給装置1は、トナー容器となるトナーボトル2が2本装着可能とされている。トナーボトル2の装着本数は、2本に限定されるものではなく、少なくとも1本が装着できればよい。装着本数の上限は、給紙装置110に設置可能な本数であれば良く、2本に限らない。図3は、図2に示したトナー補給装置の片側の構成のみを示している。トナー補給装置1は、トナー補給路115を介して現像装置102と接続されている。現像装置102には、このトナー補給路115を介してトナー補給装置1からトナー補給時期にトナー補給が行なわれる。
トナー補給装置1は、トナーボトル2が装着固定されるトナーボトル受台41、トナーボトル2を回転させるための歯車42と、歯車42を回転してトナーボトル2を回転駆動する回転駆動手段としての駆動ユニット200を備えている。トナーボトル受台41は、矢印Dで示すトナーボトル2の着脱方向(長手方向ともいう)に延びている。図中D1はトナーボトル2の装着方向、D2はトナーボトル2の取出し方向を示す。トナーボトル受台41は、その一端41aに駆動ユニット200が装着固定されている。駆動ユニット200は、トナー補給路115とつながるトナー供給部となる空間47を内部に有している。駆動ユニット200は、駆動源となる駆動モータ43と歯車42及び駆動モータ43と歯車42とを連結する図示しない歯車輪列を備えている。駆動ユニット200には、着脱方向Dに貫通する孔200aが形成されていて、装着されたトナーボトル2の一端2a側が挿入されて空間47内に後述するトナー吐出口22が位置するように構成されている。歯車42は、トナーボトル2の一端2a側に係合し、駆動モータ43が駆動することでトナーボトル2を図2において時計周りに回転駆動する。
図3に示すように、トナーボトル受台41の他端41bから中央には、着脱方向Dと交差する幅方向Wで互いに対向するように側壁44A、44Bがトナーボトル受台41の載置面41cから垂直方向に立ち上がるように設けられている。トナーボトル2は、図2に示すようにトナーボトル受台41に装着されたときに側壁44A、44Bによってその幅方向Wへの移動が規制されるとともに、一点鎖線で示すその回転軸Оがトナーボトル受台41と平行になるように回転可能に支持される。トナーボトル受台41の一端41aには、図3に示すように、装着されたトナーボトル2の着脱方向Dへの移動を規制する規制手段としてのロック部材45が載置面41cから垂直方向に突出して配設されている。ロック部材45は、トナーボトル受台41の他端41bに設けたロック解除部となる解除レバー46を装着方向D1に押込み操作することで、載置面41cから退避し、トナーボトル2のロック状態を解除するように構成されている。
図4に示すように、トナーボトル2は筒状を成している。すなわち、トナーボトル2は、着脱方向Dに延びる有庭筒状形状に形成されている。トナーボトル2は、その長手方向(着脱方向D)の一端2aにトナー吐出口22が形成されている。トナーボトル2の他端2bから一端2aには、その外周面2dからボトル内側に向かって凹陥した螺旋溝21が形成されている。トナーボトル2は、一端2a側から図3に示すトナーボトル受台41に装着され、トナー吐出口22が開口200aを通過して空間47に位置することで、ロック部材45によって着脱方向Dへの移動が規制される。トナーボトル2は、トナーボトル受台41に装着されて、歯車42から与えられる駆動力によって回転駆動することで、内部のトナーを螺旋溝21に沿って他端2b側から一端2a側に向かって徐々に搬送し、トナー吐出口22から排出する。排出されたトナーは、空間47からトナー補給路115を介して現像装置102へ供給される。
トナーボトル2は、図5に示すように、長手方向(着脱方向D)の他端2bに窪み部23が形成されている。窪み部23は、180度の位相でトナーボトル2の他端2bから底部2cに達するように互いに対向するように2つ配置されている。各窪み部23は、外周面2dからボトル内側に向かって凹んでいて、内側から外周面2dに向かって末広がりとなる扇形に形成されている。つまり、窪み部23は、外周面2dよりも小径の内底部23aと、内底部23aから外周面2dに向かって傾斜した傾斜部23b、23cを備えている。窪み部23の内底部23aは、最もへこんでいる部分であり、図6に示すように長手方向(離脱方向)Dに長さβの平坦面として形成されている。窪み部23は作業者がトナーボトル2を着脱するための持ち手として機能するとともに、振動発生手段としても機能する。
図2、図5に示すように、トナーボトル受台41の他端41bには、トナーボトル2を挿入して装着するための板状の内装部50が配設されている。この内装部50は、トナーボトル受台41に対して垂直に板面50aが位置するようにトナーボトル受台41に溶接あるいはボルト締結によって固定されている。内装部50には、トナーボトル2の最大外径R1(図8参照)よりも大きい略円形の装着口51が形成されている。トナーボトル2は、トナーボトル受台41に装着された際に、他端2bの窪み部23が装着口51と対向するように形成されている。このため、トナーボトル2は、装着口51に挿入されてトナーボトル受台41上に載置された状態においても、その他端2b側は装着口51に対して直径方向にガタを持って配置されている。本実施形態では、2本のトナーボトル2を装着する形態であるので、内装部50には2つの装着口51が形成されている。各装着口51は、同一形状であるので、双方に同一の符号を付し、一方の装着口51について説明する。
(第1実施形態)
図5、図6に示すように、装着口51の内側の一部には、トナーボトル2の回転方向下流側に向かって突出量が徐々に大きくなるような傾斜となる傾斜面52aを有する突起部52が形成されている。傾斜面52aは曲面として形成されている。傾斜面52aは曲面の曲率は、トナーボルト2の外周面2の曲率と略同一の曲率となるように形成されている。突起部52は、トナーボトル2が回転駆動されると、トナーボトル2が一回転するうちに、窪み部23にそれぞれ1度ずつ落ち込むように形成されている。つまり、突起部52と窪み部23とは、トナーボトル2が回転駆動されると、周期的に係合/離脱して、その際に振動をトナーボトル2の他端2b側に与えるように構成されている。ここでいう係合とは突起部52が窪み部23に落ち込む状態を示し、離脱とは突起部52が窪み部23から離脱する、すなわち、窪み部23が突起部52を乗り越える状態を示す。突起部52は、各窪み部と相まって振動発生手段を構成している。
トナーボトル2の一端2a側は、駆動ユニット200に繋がっているので、直径方向に対するガタを大きく取ることができず、この結果、一端側に振動を与えてもボトル全体に対して振動を伝えにくい。
これに対し、本実施形態のような構成とすると、既存の回転駆動手段となる駆動ユニット200によるトナーボトル2の回転動作時に、突起部52と窪み部23との係合/離脱作用により、直径方向にガタを設けたトナーボトル2の他端2b側に振動を与えることができる。このため、振動用の駆動手段が不要であるとともに、一端2a側に設けたトナー吐出口22側に振動を与える場合に比べてトナーボトル全体に振動を与えることができる。トナーボトル2に振動が与えられると、ボルト内に凝集したトナーや、ボルト内面に付着したトナーを振り落すことができる。この結果、低コスト、省スペースを確保しながらも、トナー排出不良を低減することができる。
また、突起部52がトナーボトル2の回転方向下流側に向かって突出量が大きくなるような傾斜面52aを有しているので、トナーボトル2の回転駆動における突起部52と窪み部23の当接が緩やかになり、トナーボルト2の回転に対する抵抗が軽減される。このため、回転不良によるトナー排出不良を低減することができる。
さらに、傾斜面52aは曲面として形成されているので、トナーボルト2の回転に対する抵抗がより軽減されるため、回転不良によるトナー排出不良を低減することができる。
図6に示すように、突起部52における最も装着口51から開口部内方に向かって突出量が大きい部分となる頂部52bの長手方向の長さαは、窪み部23の内底部23aの長手方向の長さβよりも短く形成されている。このため、突起部52を確実にトナーボトル2の各窪み部23にそれぞれ落ち込ませることができるので、トナーボトル2に対してより確実に振動を与えることができ、トナー排出不良をより低減することができる。突起部52は、頂部52bを基準にした時、トナーボルト2の回転方向上流側に位置する傾斜面52aの傾斜の方が、トナーボルト2の回転方向下流側に位置する傾斜面52dの傾斜よりもゆるい傾斜となるように形成されている。このため、トナーボルト2の回転に対する抵抗がより軽減されるため、回転不良によるトナー排出不良を低減することができる。
突起部52は、図7に示すように、トナーボトル2の回転軸Оの鉛直方向下方からボトル回転方向下流側にずれた位置で装着口51に設けられている。突起部52がトナーボトル2の回転軸Оの鉛直方向、すなわち、トナーボトル2の回転軸Оの直下に配置されていると、突起部52に対してトナーボトル2の窪み部23の進入角度が垂直ぎみ(90度に近く)なるため、回転しているトナーボトル2への衝撃が大きくなる。このため、トナーボトル2を回転駆動している駆動ユニット200の駆動モータ、各歯車へ通常よりも大きな負荷がかかってしまう。しかし、突起部52をトナーボトル2の回転軸Оの鉛直方向下方からボトル回転方向下流側にずれた位置に設けると、トナーボトル2の回転駆動時に、突起部52に対してトナーボトル2の窪み部23の進入角度が鈍角ぎみになるので、回転しているトナーボトル2への衝撃が抑えられる。このため、駆動ユニット200への負荷とトナーボトル2との摺接による突起部52の削れを抑制することができ、トナー排出不良を長期に渡り低減することができる。また、傾斜面52aがトナーボルト2の外周面2dの曲率と略同一の曲率となるような曲面として形成されているので、トナーボトル2との摺接による突起部52の削れをより抑制することができ、トナー排出不良を長期に渡り低減することができる。
振動発生手段の一方を構成する窪み部23,23は、それぞれ持ち手として利用することが出来るので、持ち手と窪み部を個別に形成しなくて済み、トナーボトル2の設計の自由度を確保することができる。なお、各窪み部23を持ち手として利用しない場合、窪み部23は2つではなく、少なくとも1つ形成することで、トナーボトル2が回転時に周期的にトナーボトル2の他端2b側からトナーボトル全体に振動を与えることができる。また、トナーボトル2に収容されるトナーの種類や量によってトナーの凝集や付着状態も異なるため、窪み部23の数は2つに限定されるものではなく、増減することができる。
突起部52は、図5、図6に示すように、トナーボトル2を内装部50から取り出す際に、取出し方向D2に向かって突出量が大きくなるような傾斜となる傾斜面52cを有している。この傾斜面52cは、頂部52bから装着方向D1に向かって下り傾斜面として形成されていて、装着口51の内壁面51aから頂部52bに向かって突出量が大きくなるように形成されている。つまり装着部50のうち、突起部の頂部52bが形成される部位50bは、傾斜面52cが位置する部位よりも取出し方向D2に、装着部50の端面50aよりも隆起していて、この隆起部分に頂部52bが位置するように形成されている。このため、トナーボトル2を内装部50から取り出す際に、突起部52上を窪み部23が通過する際の抵抗が少なく、円滑に取り出すことができる。
図8(a)、図8(b)に示すように、装着口51からの突起部52の突出量Tは、突起部52の先端となる頂部52bから回転軸Оを通って対向する内装部50の壁面となる挿入口51の内壁面51aまでの距離Rが、トナーボトル2の最大直径R1よりも小さくなるように設定されている。つまり、突出量Tは、トナーボトル2を挿入口51に入れて突起部52に乗り上げさせたときに、トナーボトル2が挿入口51の内壁面51aに当たらない程度の突出量となるように形成されている。このため、トナーボトル2の回転駆動時における駆動ユニット200への回転負荷が増えることが少なく、トナー排出不良を長期に渡り低減することができる。
本実施形態では、突起部52の突出量Tを1mm以上としている。このため、トナーボトル2が回転駆動されて窪み部23が突起部52上を通過した際に、十分な振動をトナーボトル2の他端2b側からボトル全体に与えることができ。このため、低コスト、省スペースを確保しながらも、トナー排出不良を確実に低減にすることができる。
なお、突出量Tの上限(最大突出量)は、挿入口51の内径と挿入口51内に位置するトナーボトル2の最大直径R1(最大外径)との差によって決められる。すなわち、突起部52の頂部52bから内壁面51aまでの距離Rが、トナーボトル2の最大直径R1よりも大きければ、挿入口51にトナーボトル2に挿通することができない。このため、突出量Tの最大値(最大突出量)は、最大直径R1−距離Rの範囲内となる。
図9は、突起部52の突出量Tとトナーボトル2内のトナー残量の関係を示す図である。この図は、縦軸をトナー残量、横軸を突出量Tの違いとし、突起部52がない場合と、突起部52の突出量Tをそれぞれ10mm、11mm、12mmと変化させてトナーボトル2を一定時間回転駆動させた時のトナー残量を示している。
図9から明らかなように、突起部52を設けると、突起部52がない場合よりもトナー残量は激減し、突出量Tが増えるとトナー残量が低減する。これは、突出量Tが大きいほど、トナーボトル2に与える振動が大きく、トナーボトル2の内壁面に付着しているトナーやトナーボルト2内に凝集しているトナーが低減してトナー吐出口22から排出されたものと推察される。
(第2実施形態)
図10、図11、図12を用いて第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、トナーボトル2内のトナー容量(トナーボルト2の重量)に関係なく、トナーボトル2が回転駆動する際に、周期的に突起部52と窪み部23とを係合/離脱させることで、トナーボルト2の他端2b側に振動を与えていた。しかし、本実施形態では、トナー容量(トナーボルト2の重量)に応じて突起部と窪み部により発生する振動の強度を調整する振動強度調整手段を有し、この振動強度調整手段により振動の強度を調整可能としている。本実施形態は、第1実施形態に対し、振動強度調整手段を備えている点と、突起部の構成が異なる以外は、同一構成であるので、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、以下説明を続ける。
図10、図11に示すように、トナーボトル2を挿入して装着するための板状の内装部50に形成された装着口51の内側の一部には、トナーボトル2の回転方向下流側に向かって突出量が徐々に大きくなるような傾斜となる傾斜面152aを有する突起部152が形成されている。傾斜面152aは曲面として形成されている。傾斜面152aは曲面の曲率は、トナーボルト2の外周面2dの曲率と略同一の曲率となるように形成されている。突起部152は、トナーボトル2が回転駆動されると、トナーボトル2が一回転するうちに、窪み部23にそれぞれ1度ずつ落ち込むように形成されている。つまり、突起部152と窪み部23とは、トナーボトル2が回転駆動されると、周期的に係合/離脱して、その際に振動をトナーボトル2の他端2b側に与えるように構成されている。ここでいう係合とは突起部152が窪み部23に落ち込む状態を示し、離脱とは突起部152が窪み部23から離脱する、すなわち、窪み部23が突起部152を乗り越える状態を示す。突起部152は、各窪み部と相まって振動発生手段を構成している。
トナーボトル2の一端2a側は、駆動ユニット200に繋がっているので、直径方向に対するガタを大きく取ることができず、この結果、一端2a側に振動を与えてもボトル全体に対して振動を伝えにくい。
これに対し、本実施形態のような構成とすると、既存の回転駆動手段となる駆動ユニット200によるトナーボトル2の回転動作時に、突起部152と窪み部23との係合/離脱作用により、直径方向にガタを設けたトナーボトル2の他端2b側に振動を与えることができる。このため、振動用の駆動手段が不要であるとともに、一端2a側に設けたトナー吐出口22側に振動を与える場合に比べてトナーボトル全体に振動を与えることができる。トナーボトル2に振動が与えられると、ボルト内に凝集したトナーや、ボルト内面に付着したトナーを振り落すことができる。この結果、低コスト、省スペースを確保しながらも、トナー排出不良を低減することができる。
突起部152がトナーボトル2の回転方向下流側に向かって突出量が大きくなるような傾斜面152aを有しているので、トナーボトル2の回転駆動における突起部152と窪み部23の当接が緩やかになり、トナーボルト2の回転に対する抵抗が軽減される。このため、回転不良によるトナー排出不良を低減することができる。
また、傾斜面152aは曲面として形成されているので、トナーボルト2の回転に対する抵抗がより軽減されるため、回転不良によるトナー排出不良を低減することができる。
図11に示すように、突起部152における最も装着口51から開口部内方に向かって突出量が大きい部分となる頂部152bの長手方向の長さαは、窪み部23の内底部23aの長手方向の長さβよりも短く形成されている。このため、突起部152を確実にトナーボトル2の各窪み部23にそれぞれ落ち込ませることができるので、トナーボトル2に対してより確実に振動を与えることができ、トナー排出不良をより低減することができる。突起部152は、頂部152bを基準にした時、トナーボルト2の回転方向上流側に位置する傾斜面152aの傾斜の方が、トナーボルト2の回転方向下流側に位置する傾斜面152dの傾斜よりもゆるい傾斜となるように形成されている。このため、トナーボルト2の回転に対する抵抗がより軽減されるため、回転不良によるトナー排出不良を低減することができる。
突起部152は、図12(a)、図12(b)に示すように、トナーボトル2の回転軸Оの鉛直方向下方からボトル回転方向下流側にずれた位置で装着口51に設けられている。突起部152がトナーボトル2の回転軸Оの鉛直方向、すなわち、トナーボトル2の回転軸Оの直下に配置されていると、突起部152に対してトナーボトル2の窪み部23の進入角度が垂直ぎみ(90度に近く)なるため、回転しているトナーボトル2への衝撃が大きくなる。このため、トナーボトル2を回転駆動している駆動ユニット200の駆動モータ、各歯車へ通常よりも大きな負荷がかかってしまう。しかし、突起部152をトナーボトル2の回転軸Оの鉛直方向下方からボトル回転方向下流側にずれた位置に設けると、トナーボトル2の回転駆動時に、突起部152に対してトナーボトル2の窪み部23の進入角度が鈍角ぎみになるので、回転しているトナーボトル2への衝撃が抑えられる。このため、駆動ユニット200への負荷とトナーボトル2との摺接による突起部152の削れを抑制することができ、トナー排出不良を長期に渡り低減することができる。また、傾斜面152aがトナーボルト2の外周面2の曲率と略同一の曲率となるような曲面として形成されているので、トナーボトル2との摺接による突起部152の削れをより抑制することができ、トナー排出不良を長期に渡り低減することができる。
突起部152は、図11に示すように、トナーボトル2を内装部50から取り出す際に、取出し方向D2に向かって突出量が大きくなるような傾斜となる傾斜面152cを有している。この傾斜面152cは、頂部152bから装着方向D1に向かって下り傾斜面として形成されていて、装着口51の内壁面51aから頂部152bに向かって突出量が大きくなるように形成されている。つまり装着部50のうち、突起部の頂部152bが形成される部位50bは、傾斜面152cが位置する部位よりも取出し方向D2に、装着部50の端面50aよりも隆起していて、この隆起部分に頂部152bが位置するように形成されている。このため、トナーボトル2を内装部50から取り出す際に、突起部152上を窪み部23が通過する際の抵抗が少なく、円滑に取り出すことができる。
図12(a)、図12(b)に示すように、装着口51の内周面51aからの突起部152の突出量Tは、突起部52の先端となる頂部152bから回転軸Оを通って対向する内装部50の壁面となる挿入口51の内壁面51aまでの距離Rが、トナーボトル2の最大直径R1よりも小さくなるように設定されている。つまり、突出量Tは、トナーボトル2を挿入口51に入れて突起部52に乗り上げさせたときに、トナーボトル2が挿入口51の内壁面51aに当たらない程度の突出量となるように形成されている。このため、トナーボトル2の回転駆動時における駆動ユニット200への回転負荷が増えることが少なく、トナー排出不良を長期に渡り低減することができる。
また、本実施形態では、この突起部152の突出量Tをトナーボルト2の重量に応じて変更して突起部152と窪み部23により発生する振動の強度を調整する振動強度調整手段を備えている。振動強度調整手段は、図10〜図12に示すように、突起部152の突出量Tの調整を、突起部152を弾性変位させることで行うものである。すなわち、突起部152は、内装部の内周面となる挿入口51の内壁面51aと個別に形成されていて、内壁面51aから突出する方向a1と内壁面51aに戻る方向a2(図12参照)とに進退自在に内装部50に支持されている。そして、内装部50の内壁面51aと突起部152との間には弾性部材となるコイルスプリング153が介装されていて、コイルスプリング153によって振動強度調整手段が構成されている。コイルスプリング153は、その両端が内壁面51aと突起部152とにそれぞれ固定されていて、突起部152を突出する方向a1に付勢している。また、突起部152は、内周面51aに対してコイルスプリング153から付勢力を受けてもその一部が内周面51aや内装部50に引っかかり、図12(b)に占める最大突出量T1を超えないように規制されている。
コイルスプリング153による付勢力は、トナーボトル2が新しく、ボルト内にトナーが満杯にあり重量が重い時には、図12(a)に示すように、トナーボルト2の自重により突起部152が戻り方向a2に押されて最小突出量T2となるように設定されている。コイルスプリング153による付勢力は、トナーボルト2内のトナーが消費されてトナーボトル2の重量が軽くなるに従い、徐々にトナーボルト2を突出する方向a1に押し上げて、図12(b)に示す最大突出量T1となるように設定されている。
このように突起部152を内周面51aに対して進退自在とし、コイルスプリング153で突出する方向a1に付勢していると、トナーボトル2のトナーが十分にあり、トナーボトル2の重量が重い場合には、突起部152が内周面51aに向かって押し下げられるため、図12(a)に示すように、突起部152の突出量が小さくなる。このため、トナーボトル2内のトナー残量が多くトナーの凝集やトナーの付着が少ない状態においては、トナーボルト2に対する振動が軽くなる。
トナーボトル2のトナーが減少し、トナーボトル2の重量が軽くなる場合には、トナーボルト2からの押し込み力が低減するので、図12(b)に示すように、突起部152が内周面51aから突出する方向a1にトナーボルト2の重量に抗してコイルスプリング153の付勢力によって押し上げられる。このため、突起部152の突出量Tが大きくなり、トナーボトル2内のトナー残量が少なくトナーの凝集やトナーの付着が発生しやすい状態においては、トナーボルト2に対して振動が強く与えられる。
このため、トナーボルト2内に凝集したトナーや、ボルト内面に付着したトナーを振り落すことができ、低コスト、省スペースを確保しながらも、トナー排出不良を低減することができる。さらに、トナーボトル2の重量が重い場合には、突起部152の突出量Tは少なく(最小突出量T2)となるので、突起部152との接触による回転駆動中のトナーボルト2に対する負荷が軽減されるため、トナーボトル2の回転駆動時における駆動ユニット200への回転負荷が軽減され、トナー排出不良を長期に渡り低減することができる。
また、コイルスプリング153は、内周面51aと突起部152との間に交換可能に設けてもよい。このようにコイルスプリング153を交換可能に設けると、トナーボトル2のサイズ、材質、トナー変更等によりトナーボトル2の重量が変更した場合でも、それに対応した突起部152の突出量に即座に調整することが可能となり汎用性を広げることができる。弾性部材としては、コイルスプリング153に限定されるものではなく、例えば板バネを内周面51aと突起部152との間に介装して用いてもよい。あるいは、本実施形態では、突起部152とコイルスプリング153とを個別な構成としたが、突起部152を、例えば板バネ材を屈曲、あるいはプレス加工して形成し弾性変位可能として、突起部と弾性部材とを一体化した構成としたものであってもよい。
(第3実施形態)
図13、図14を用いて第3実施形態について説明する。
本実施形態は、第2実施形態の構成に、コイルスプリング153の弾性力をトナーボルト2の重量に応じて増減する調整部300を追加したものである。調整部300は、駆動源となる駆動モータ301と、駆動モータ301が回転駆動することでコイルスプリング153を伸縮する可動部材としてのロッド302を備えている。
駆動モータ301は、図14(a)に示すように、正逆両方向に回転駆動可能なモータであって、その駆動軸301aには、駆動歯車303が固定されている。ロッド302は、その一端に駆動歯車303と噛み合う歯車304が設けられていて、その他端にコイルスプリング153の一端を固定するための支持部305が固定されている。ロッド302は歯車304が駆動歯車303で回転駆動されると、コイルスプリング153を圧縮する方向と、図14(b)に示すように伸ばす方向に往復移動するように構成されている。
駆動モータ301は、制御手段400と信号線を介して接続されていて、制御手段400によってその駆動が制御される。制御手段400は、コンピュータで構成されていて、トナーボルト重量情報に応じて駆動モータ301の駆動を制御する。トナーボルト重量情報とは、トナーの消費に伴うトナーボルト2の重量変化に相関するパラメータであり、例えば印刷枚数が挙げられる。印刷枚数が増える毎にトナーボトル2内のトナーは消費され、トナーボルト重量情報としては軽くなる。
本実施形態では、新しいトナーボトル2をトナー補給装置1に装着した後に操作するリセットスイッチ401が制御手段400に信号線を介して接続されていて、このリセットスイッチ401が操作されると、トナーボルト重量情報がリセットされ、装着されたトナーボルト2に対応した最大重量情報が初期値として制御手段400にセットされる。制御手段400は、トナーボルト重量情報がリセットされると、コイルスプリング301が圧縮する方向に駆動モータ301を駆動して初期状態とする。本実施形態において、コイルスプリング153の初期状態とは、最大に圧縮された状態を指す。トナーボルト重量情報としては、トナーボルトの種類ごとに予めトナーボルト2の重量を計測しておき、当該計測値を用いてもよい。
制御手段400には、所定印刷枚数(例えば1000枚)毎にトナーボルト重量情報が記憶されていて、所定印刷枚数となると、トナーボルト重量情報を更新し、当該更新されたトナー重量情報に応じて駆動モータ301を駆動してコイルスプリング153を伸ばす方向に制御する。
このようにコイルスプリング153の弾性力をトナーボルト2の重量に応じて増減する調整部300を有すると、トナーボルト2の重量が重い場合には、コイルスプリング153が圧縮されるため、弾性力(ばね力)は強くなる。このため、コイルスプリング153で進退自在に支持された突起部152は、圧縮されたコイルスプリング153によって支持されるため、突起部152が内周面51aに向かって押し下げられる。このため、図12(a)に示すように、突起部152の突出量Tが、トナーボトル2が軽い場合よりも小さくなり、トナーボト2内のトナー残量が多く、トナーの凝集やトナーの付着が少ない状態においては、トナーボルト2に対する振動が軽くなる。
一方、所定印刷枚数となると、すなちわ、トナーボルト2の重量が軽くなるに従い、駆動モータ301の駆動によってコイルスプリング153は徐々に伸ばされるため、弾性力(ばね力)は弱められる。このため、コイルスプリング153で進退自在に支持された突起部152は、伸ばされたコイルスプリング153によって支持されるため、内周面51aに向かって押し上げられる。このため、図12(b)に示すように、突起部152の突出量Tが、トナーボトル2が重い場合よりも大きくなり、トナーボトル2内のトナー残量が少なくトナーの凝集やトナーの付着が発生しやすい状態においては、トナーボルト2に対して振動を強く与えられる。
このため、トナーボルト2内に凝集したトナーや、ボルト内面に付着したトナーを振り落すことができ、低コスト、省スペースを確保しながらも、トナー排出不良を低減することができる。さらに、トナーボトル2の重量が重い場合には、突起部152の突出量Tは少なくなるので、突起部152との接触による回転駆動中のトナーボルト2に対する負荷が軽減され、トナーボトル2の回転駆動時における駆動ユニット200への回転負荷が軽減され、耐久性を高められ、トナー排出不良を長期に渡り低減することができる。
つまり、本実施形態では、コイルスプリング153の弾性力をトナーボルト2の重量に応じて調整部300によって増減するため、トナーボトルサイズ、材質、トナー変更等によりトナーボトル重量が変更した場合でも弾性部材153の交換作業等省くことが可能となり、より汎用性が広げることが可能となる。
調整部300の構成としては駆動モータ301を用いるのではなく、例えば電磁ソレノイドなどの電磁アクチュエータを駆動源とし、電磁ソレノイドの可動片と支持部305とをピン結合して、コイルスプリング153を圧縮する方向と、伸ばす方向に往復移動するようにしてもよい。
1 トナー補給装置
2 トナー容器
2a 一端
2b 他端
2d 外周面
21 螺旋溝
23 窪み部、持ち手
22 トナー吐出口
50 内装部
51 挿入口
51a 内装部の壁面
52 突起部
52a 傾斜面(回転方向への傾斜)
52b 頂面(突起部の先端)
52c 傾斜面(取出し方向への傾斜)
100 画像形成部
102 現像装置
152 突起部
152a 傾斜面(回転方向への傾斜)
152b 頂面(突起部の先端)
152c 傾斜面(取出し方向への傾斜)
153 コイルスプリング(弾性部材、振動強度調整手段)
200 回転駆動手段
300 調整部
a1 突出する方向
a2 戻る方向
D 長手方向
D2 取出し方向
О トナー容器の回転軸
R 距離
R1 最大直径
T 突起部の突出量
α 突起部の最も突出量が大きい部分の長手方向の長さ
β 窪み部の最もへこんでいる部分の長手方向の長さ
特開平11−109737号公報 特開2012−141382号公報

Claims (12)

  1. 筒状を成し、その外周面に螺旋溝を、その長手方向の一端にトナー吐出口を、前記長手方向の他端に窪み部をそれぞれ備え、回転駆動されることで内部に収容したトナーを前記螺旋溝に沿って長手方向に搬送して前記トナー吐出口から排出するトナー容器と、
    前記トナー容器の一端側に係合し、当該トナー容器を回転駆動することによってトナーを前記トナー容器内から吐出させる回転駆動手段を有し、
    前記トナー容器から吐出されたトナーを現像装置に供給するトナー補給装置において、
    前記トナー容器を装着するための内装部に、前記トナー容器の回転方向下流側に向かって突出量が大きくなるような傾斜を有する突起部を有し、
    前記突起部が、前記トナー容器の窪み部に落ち込むように形成されていることを特徴とするトナー補給装置。
  2. 請求項1記載のトナー補給装置において
    前記突起部の最も突出量が大きい部分の長手方向の長さが、前記窪み部の最もへこんでいる部分の長手方向の長さよりも短く形成されていることを特徴とするトナー補給装置。
  3. 請求項1又は2記載のトナー補給装置において、
    前記突起部は前記トナー容器の回転軸の鉛直方向下方からボトル回転方向下流側にずれた位置に設けられていることを特徴とするトナー補給装置。
  4. 請求項1、2又は3記載のトナー補給装置において、
    前記窪み部が、前記トナー容器を着脱するための持ち手を兼ねていることを特徴とするトナー補給装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のトナー補給装置において、
    前記突起部の突出量は、当該突起部の先端から対向する前記内装部の壁面までの距離が、前記トナー容器の最大直径よりも小さくなるように設定されていることを特徴とするトナー補給装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のトナー補給装置において、
    前記突起部が、前記トナー容器を前記内装部から取り出す際に、取出し方向に向かって突出量が大きくなるような傾斜を有することを特徴とするトナー補給装置。
  7. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のトナー補給装置において、
    前記突起部と前記窪み部により発生する振動の強度を調整する振動強度調整手段を有することを特徴とするトナー補給装置。
  8. 請求項7記載のトナー補給装置において、
    前記振動強度調整手段は、前記突起部の突出量を、前記突起部を弾性変位させることで行うものであることを特徴する可変するトナー補給装置。
  9. 請求項8記載のトナー補給装置において、
    前記突起部は、前記内装部の内周面から突出する方向と、前記内周面に戻る方向とに進退自在に前記内装部に設けられていて、前記内装部を突起部との間には弾性部材が介装されていることを特徴とするトナー補給装置。
  10. 請求項9記載のトナー補給装置において、
    前記弾性部材は、前記突起部を突起部との間に交換可能に設けられていることを特徴とするトナー補給装置。
  11. 請求項9記載のトナー補給装置において、
    前記弾性部材の弾性力を前記トナー容器の重量に応じて増減する調整部を有することを特徴とするトナー補給装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載のトナー補給装置と、
    前記トナー補給装置からトナーが補給される現像装置と、
    像担持体の表面に形成された潜像を前記現像装置によって現像することで、前記像担持体上に画像を形成する画像形成部を有することを特徴とする画像形成装置。
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