JP7375400B2 - 保持部材、現像剤補給装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

保持部材、現像剤補給装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、現像剤収納容器を保持する保持部材と、それを備えた現像剤補給装置と、それを備えた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置において、内周面に螺旋状の突起が形成された略略筒状の現像剤収納容器(トナー容器)を回転駆動して、現像剤収納容器に収容された現像剤(トナー)を容器外に排出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、特許文献1には、略筒状のトナー容器(現像剤収納容器)の内壁面に付着して残留するトナーを少なくして容器内に収容したトナーをきれいに使い切ることを目的として、トナー容器を回転駆動しながらトナー容器に振動を与える技術が開示されている。
現像剤収納容器を回転駆動するときに現像剤収納容器が振動した場合、その振動が現像剤収納容器以外の部材に伝わってしまう不具合が生じてしまうことがあった。特に、現像剤収納容器に付与した振動が、感光体ドラム(像担持体)に潜像を形成する書込み部(露光部)に伝わってしまうと、感光体ドラム上に形成される潜像が乱れてしまう不具合が生じてしまうことがあった。そして、このように感光体ドラム上に形成される潜像が乱れてしまうと、感光体ドラムやシートに形成されるトナー像も同様に乱れてしまい、ムラ画像やスジ画像などの異常画像が形成されてしまうことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像剤収納容器以外の部材に振動が伝播しにくい、保持部材、現像剤補給装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における保持部材は、所定の回転方向に回転する現像剤収納容器を保持する保持部材であって、互いに前記回転方向の離れた位置に設置されるとともに、前記現像剤収納容器の外周面にそれぞれ当接して、前記現像剤収納容器を回転可能に支持する複数の支持部と、前記複数の支持部を繋ぐ接続部と、を備え、前記複数の支持部は、前記現像剤収納容器の外周面に形成された突出部にそれぞれ当接可能に形成されて、複数の弾性部材によってそれぞれ付勢され、前記接続部に当接して前記複数の弾性部材の付勢による前記複数の支持部の移動を制限する制限部が設けられたものである。
本発明によれば、現像剤収納容器以外の部材に振動が伝播しにくい、保持部材、現像剤補給装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 トナー補給装置を示す全体構成図である。 作像部を示す断面図である。 ポンプを示す断面図である。 保持部材にトナー収納容器が装着される状態を示す斜視図である。 保持部材にトナー収納容器が保持された状態を示す斜視図である。 保持部材の要部を分解した斜視図である。 保持部材の要部を示す断面図である。 トナー収納容器が回転する動作を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1~図3を用いて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はそのトナー補給装置(現像剤補給装置)を示す構成図であり、図3は作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にある保持部材31(容器受台)には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4色の略筒状のトナー収納容器32Y、32M、32C、32K(現像剤収納容器)が着脱可能(交換可能)に載置されている。また、各トナー収納容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置の貯留部81Y、81M、81C、81Kが配設されている。
また、保持部材31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図3を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電装置4Y、被補給体としての現像装置5Y、クリーニング装置2Y、除電装置(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、除電工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図3を参照して、像担持体としての感光体ドラム1Yは、モータによって図2の時計方向に回転駆動される。そして、帯電装置4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7(書込み部)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング装置2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電装置との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、2次転写対向ローラ12、クリーニング対向ローラ13、テンションローラ14、中間転写クリーニング装置10等で構成される。中間転写ベルト8は、3つのローラ12~14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ12の回転駆動によって図1の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K との間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等のシートP上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、シートPに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング装置10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送されるシートPは、装置本体100の下方に配設された給紙装置26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙装置26には、用紙等のシートPが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1の反時計方向に回転駆動されると、一番上のシートPがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)に搬送されたシートPは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、シートPが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、シートP上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写されたシートPは、定着装置20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像がシートP上に定着される。
その後、シートPは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出されたシートPは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、現像剤補給装置としてのトナー補給装置90の構成・動作について、簡単に説明する。
現像剤補給装置としてのトナー補給装置90は、保持部材31に設置された現像剤収納容器としてのトナー収納容器32Yを正方向(図2の矢印方向である。)に回転駆動して、トナー収納容器32Y内に収容されたトナーを容器外に排出して、現像装置5Yに導くためのものであって、トナー補給経路(トナー搬送経路)を形成している。
なお、図2は、理解を容易にするために、トナー収納容器32Y、トナー補給装置90、現像装置5Yの配置方向などを変えて図示している。実際には、図2において、トナー収納容器32Yとトナー補給装置90の一部との長手方向が紙面垂直方向になるように配設されている(図1参照)。また、搬送管95、96の向きや配置も簡略化して図示している。
画像形成装置本体100の保持部材31に設置された各トナー収納容器32Y、32M、32C、32K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置を経て適宜に各現像装置内に補給される。4つのトナー補給装置は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。
詳しくは、トナー収納容器32Yが装置本体100の保持部材31にセットされると、トナー収納容器32Yのボトル・ギア37Yが装置本体100の駆動ギア110に噛合するとともに、キャップ34Y(容器本体33Yの頭部を覆う部材である。)のシャッタが開放される。これにより、トナー収納容器32Y内に収容されたトナーの排出口Cからの排出が可能になる。
一方、トナー補給装置90において、開放された排出口Cの下方には、落下経路部82を介して貯留部81が設けられている。貯留部81の底部には吸引口83が設けられていて、この吸引口83がノズルを介して搬送管95(チューブ)の一端に接続されている。搬送管95は、親トナー性の低いフレキシブルなゴム材料からなり、その他端がポンプ60(ダイヤフラムポンプ)に接続されている。ポンプ60は、サブホッパ70、搬送管96(チューブ)を介して現像装置5Yに接続されている。
このように構成されたトナー補給装置90において、駆動モータ115によって駆動ギア110が駆動されるとトナー収納容器32Yの容器本体33Yが回転駆動されて、トナー収納容器32Yの排出口Cからトナーが排出される。トナー収納容器32Yから排出されたトナーは、落下経路部82を落下して貯留部81に貯留される。貯留部81に貯留されたトナーは、ポンプ60が稼働することで、吸引口83から吸引されて搬送管95を介してポンプ60からサブホッパ70に向けて搬送される。そして、サブホッパ70に搬送されたトナーは、搬送管96を介して現像装置5Y内に補給される。すなわち、トナー収納容器32Y内のトナーは、図2の破線矢印方向に搬送されることになる。
次に、図3にて、作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
なお、本実施の形態において用いられるトナーは、低融点のトナーであって、有機溶媒中に活性水素基を有する化合物と反応可能な変性ポリエステル樹脂を含むトナー組成分を溶解又は/及び分散させて、その溶解液又は分散液を、樹脂微粒子を含む水系媒体中で、活性水素基を有する化合物と反応させて得られたものである。そして、そのトナーバインダーは、その変性ポリエステル樹脂とともに、結晶性ポリエステル樹脂を含有している。このように、本実施の形態では、低融点トナーを用いていて、トナー収納容器32Yの内壁面にトナーが付着しやすいため、後述するようにトナー収納容器32Yに適宜に振動を与える構成が有用になる。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図3の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー収納容器32Yに収容されているトナーが、トナー補給装置90を介して現像剤収容部54Y内に補給される。
その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y、54Yを循環する(図3の紙面垂直方向の長手方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図3中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図4を用いて、ポンプ60及びサブホッパ70について詳述する。
図4を参照して、本実施の形態におけるポンプ60は、ダイヤフラムポンプ(容積式ポンプ)であって、ダイヤフラム61(ゴム部材)、ケース62、モータ67、回転板68、逆止弁63、64、シール部材65、66(弾性部材)、等で構成されている。このように構成されたポンプ60は、比較的小型かつ低コストのものである。
ここで、ケース62とダイヤフラム61とでポンプ本体を形成する。
ケース62は、剛性を有する樹脂材料又は金属材料からなり、ポンプ本体の主部(ハウジング)として機能する。ケース62(ポンプ本体)には、内部に向けて現像剤を空気とともに流入するための流入口Aと、内部から現像剤を空気とともに流出するための流出口Bと、が形成されている。
ダイヤフラム61は、親トナー性が低く弾性を有するゴム材料で形成されていて、椀状に形成された部分の内部が容積可変部Wとして機能して、その外周部に起立するようにアーム部61a(その穴部に回転板68の偏心軸68aが嵌合している。)が形成されている。ダイヤフラム61はケース62に対して隙間が生じないように接合されていて、ダイヤフラム61の容積可変部Wと、ケース62の内部と、がポンプ本体の内部において1つの閉空間として形成されている。そして、ポンプ本体61、62は、後述する回転板68(偏心軸68a)の回転にともなうダイヤフラム61の伸縮動作によって、内部の容積を増減させて正圧と負圧とを交互に発生させることになる。
回転板68は、モータ67のモータ軸に設置されていて、その面上においてモータ軸(回転中心)から偏心した位置に起立するように偏心軸68aが設けられている。回転板68の偏心軸68aは、ダイヤフラム61におけるアーム部61aの先端部に形成された穴部に挿入(嵌合)されている。
このような構成により、制御部に制御されてモータ67が駆動されることで、回転板68(偏心軸68a)が回転して、それにともないダイヤフラム61が容積可変部Wの容積を周期的に増減するように伸縮することになる。そして、このようなダイヤフラム61の伸縮動作にともない、ポンプ本体61、62の内部に正圧と負圧とが交互に発生されることになる。
ここで、ポンプ本体(ケース62)の流入口Aには、流入側逆止弁63が設置されている。この流入側逆止弁63は、ポンプ本体61、62の内部に負圧が発生したときに流入口Aを開放して、ポンプ本体61、62の内部に正圧が発生したときに流入口Aを閉鎖するものである。流入側逆止弁63は、ポンプ本体61、62の内側(内部)から流入口Aに対向するように配設されている。ポンプ60における流入口Aの側には、搬送管95を介して貯留部81が接続されている。
他方、ポンプ本体(ケース62)の流出口Bには、流出側逆止弁64が設置されている。この流出側逆止弁64は、ポンプ本体61、62の内部に負圧が発生したときに流出口Bを閉鎖して、ポンプ本体61、62の内部に正圧が発生したときに流出口Bを開放するものである。流出側逆止弁64は、ポンプ本体61、62の外側から流出口Bに対向するように配設されている。ポンプ60における流出口Bの側には、サブホッパ70が接続されている。
このような構成・動作により、先に図2を用いて説明したように、ポンプ60が稼働することで、貯留部81内に貯留されたトナーが吸引口83から吸引されて搬送管95を搬送された後に、サブホッパ70内にトナーが搬送されることになる。詳しくは、サブホッパ70のホッパ残量センサ76がサブホッパ70内におけるトナー量の不足を検知すると、ポンプ60(モータ67)を駆動して、貯留部81からサブホッパ70へのトナー補給をおこなう。
図4を参照して、サブホッパ70には、2つの搬送スクリュ71、72、ホッパ残量センサ76、補給モータ(不図示である。)、等が設置されている。また、サブホッパ70の第1搬送経路(第1搬送スクリュ71が設置された搬送経路である。)の上流側の上方には、ポンプ60の流出口Bに連通する補給口が形成されている。サブホッパ70の第2搬送経路(第2搬送スクリュ72が設置された搬送経路である。)の下流側の下方には排出口74が形成されていて、この排出口74が搬送管96(チューブ)を介して現像装置5Yに接続されている。また、サブホッパ70の第2搬送経路の上方には、ポンプ60からトナーとともに送入された空気を排出するための排気口75が設けられている。なお、第2の搬送管96は、先に説明した第1の搬送管95と同様に、親トナー性が低く弾性を有するフレキシブルなゴム材料で形成されている。
ここで、サブホッパ70において、第1搬送経路の下流側と第2搬送経路の上流側とは長手方向(図3及び図5の紙面垂直方向である。)の一端側で連通しているが、その連通部分を除いて第1搬送経路と第2搬送経路とは壁部で隔絶されている。
そして、サブホッパ70内に補給されたトナーは、補給モータによって回転駆動される搬送スクリュ71、72によって、サブホッパ70内の第1搬送経路、第2搬送経路の順に搬送されて、その後にサブホッパ70から搬送管96を介して現像装置5Y内に補給される。詳しくは、現像装置5Yの濃度検知センサ56Yが現像剤収容部54Yにおけるトナー濃度の不足を検知すると、サブホッパ70の搬送スクリュ71、72を回転駆動して、サブホッパ70から現像装置5Yへのトナー補給をおこなう。
このように、本実施の形態では、トナー収納容器32Yからのトナーの搬送経路をフレキシブルな搬送管95、96(チューブ)で形成しているために、トナー収納容器32Yの保持部材31を現像装置5Yから離れた位置に比較的自由にレイアウトすることができる。
次に、図2、図5等を用いて、トナー収納容器32Yについての説明と、それに付随するトナー補給装置90についての説明と、をおこなう。
先に図2等で説明したように、トナー収納容器32Yは、主として、容器本体33Yと、容器本体33Yに対して相対的に回転可能なキャップ34Yと、で構成される。
容器本体33Yの頭部(回転軸方向一端側)には、容器本体33Yと一体的に回転するボトル・ギア37Yと、排出口Cと、が設けられている。ボトル・ギア37Yは、装置本体100の駆動ギア110(図2参照)と噛合して容器本体33Yを所定の回転方向に回転駆動するためのものである。また、排出口Cは、容器本体33Y内に収容されたトナー(現像剤)を落下経路部82に向けて排出するためのものである。
容器本体33Yには、外周面から内周面にかけて、螺旋状の突起33aが設けられている。この螺旋状の突起33aは、容器本体33Yを回転駆動して排出口Cからトナーを排出するためのものである。
なお、このように構成された容器本体33Yは、ボトル・ギア37Yとともにブロー成形にて製造することができる。
一方、図2等を参照して、トナー補給装置90は、保持部材31(トナー補給装置90)に設置された状態のトナー収納容器32Yのキャップ34Y(シャッタが開放された状態である。)を非回転で保持するように構成されている。このとき、トナー収納容器32Yの容器本体33Yは、保持部材31上において回転可能に保持されることになる。
トナー補給装置90の貯留部81は、落下経路部82を落下したトナーが貯留されるように略椀状に形成されていて、その内部にはトナー検知センサ86や撹拌部材(不図示である。)が設置されている。ポンプ60は、搬送管95を介して貯留部81の吸引口83に接続されていて、貯留部81に貯留されたトナーを吸引して搬送管95を搬送させる。
このように、本実施の形態では、トナー収納容器32Yから排出されたトナーをポンプ60によって直接的に吸引するのではなくて、トナー収納容器32Yから排出されて貯留部81にある程度貯留されたトナーのうち、必要な量だけポンプ60で吸引するように構成しているため、ポンプ60で吸引するトナー量に不足が生じてしまう不具合を確実に軽減することができる。
トナー検知センサ86は、トナー収納容器32Yの内部に収容されたトナーが空になった状態(トナーエンド状態)、又は、それに近い状態(トナーニアエンド状態)を間接的に検知するためのものであって、吸引口83に近い位置に設置している。そして、トナー検知センサ86の検知結果に基いて、トナー収納容器32Yからトナーを排出している。
詳しくは、トナー検知センサ86としては、圧電センサ、透過光センサなどを用いることができる。本実施の形態では、トナー検知センサ86として圧電センサを用いている。トナー検知センサ86の検知面の高さは、吸引口83の上方に堆積されるトナー量(堆積高さ)が狙いの値になるように設定されている。
そして、トナー検知センサ86の検知結果に基づいて、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)を回転駆動する駆動モータ115の駆動タイミングや駆動時間が制御される。具体的に、トナー検知センサ86によってその位置にトナーがないものと判別された場合には駆動モータ115が所定時間だけ回転駆動されて、トナー検知センサ86によってその位置にトナーがあるものと判別された場合には駆動モータ115の回転駆動が停止されることになる。
以下、図5~図9等を用いて、本実施の形態において特徴的な、トナー補給装置90(及び、保持部材31)の構成・動作について説明する。
上述したように、現像剤補給装置としてのトナー補給装置90は、内周面に螺旋状の突起33aが形成された略筒状の現像剤収納容器としてのトナー収納容器32Y(容器本体33Y)を所定の回転方向(図6の矢印方向であって、図9の時計方向である。)に回転駆動して、トナー収納容器32Yに収容されたトナーを容器外に排出させるものである。
そして、トナー補給装置90(現像剤補給装置)には、トナー収納容器32Y(現像剤収納容器)を保持する保持部材31(容器受台)が設けられている。
この保持部材31には、図5~図7等に示すように、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)の外周面に沿うように対向する曲面状の一対の対向面31bや、一対の対向面31bに繋がる凹部31c、などが形成されている。
また、保持部材31には、図5~図9等に示すように、トナー収納容器32Y(現像剤収納容器)の外周面に当接して、トナー収納容器32Yを回転可能に支持する支持部97が設けられている。
この支持部97は、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)の回転方向の離れた位置に複数設置されている。詳しくは、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)を下方から支持可能な2つの支持部97(一対の支持部97)が設けられている。
さらに具体的に、支持部97には、トナー収納容器32Yの外周面に沿う曲面状の当接面97a(図7、図8参照)が形成されている。この当接面97aは、保持部材31の対向面31bよりもトナー収納容器32Yに近づく方向に僅かに突出している。したがって、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)は、対向面31bに摺接することなく(又は、摺接したとしても大きな摩擦抵抗が生じることなく)、2つの支持部97に支持された状態で回転することになる。
ここで、図5、図6、図9等に示すように、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)の外周面には、突出部33bが形成されている。
詳しくは、トナー収納容器32Yの容器本体33Yは、その外周面に、回転方向に対して上流側から下流側に向けて突出量が徐々に増加して、その突出量が最大となる位置(頂部)から下流側に向けて突出量が急激に減少するように形成された突出部33b(凸部)が設けられている。
さらに具体的に、突出部33bは、回転方向に対して、上流側端部における外周面からの突出量が0になり、下流側に進むにしたがって外周面からの突出量が緩やかに連続的に漸増して、頂部における外周面からの突出量が1~3mm程度になり、頂部と外周面との間に略径方向の段差(又は、急激な傾斜)が形成されるように、略スロープ状に形成されている。突出部33bは、容器本体33Yの主部と一体的に樹脂材料で形成されている。
そして、本実施の形態において、保持部材31の支持部97は、トナー収納容器32Y(現像剤収納容器)の外周面に形成された突出部33bに当接可能に形成されて、弾性部材としての圧縮スプリング98を介して保持されている。
詳しくは、図7、図8に示すように、本実施の形態において、2つの支持部97は、樹脂材料からなり、略U字状に一体的に形成されている。具体的に、略U字状の2つの先端部分がそれぞれ支持部97として機能して、2つの支持部97を繋ぐ接続部97cが保持部材31の凹部31cの下方に配置され、2つの支持部97が保持部材31の2つの開口31a(対向面31bに形成されている。)からそれぞれ上方に突出するように配置されている。接続部97cは、保持部材31の凹部31cに当接することで、圧縮スプリング98によって支持部97が制限なく上方に付勢されるのを防止している。
また、2つの支持部97は、その内部に中空部97b(凹部)が形成されていて、その中空部に圧縮スプリング98(弾性部材)が挿設されている。圧縮スプリング98は、その一端側が支持部97の中空部97bの天井面に当接していて、その他端側がブラケット99(固定部)に当接している。ブラケット99は、金属材料からなり、保持部材31にネジ締結などによって保持されている。
このような構成により、トナー補給動作において、駆動モータ115によってトナー収納容器32Y(容器本体33Y)が回転駆動されると、図9(A)に示すように、支持部97(当接面97a)がトナー収納容器32Yの外周面(破線で囲んだ部分である。)に摺接することになる。そして、トナー収納容器32Yの回転が進められて、回転方向上流側の支持部97の位置に突出部33bが達すると、図9(B)に示すように、突出部33bの分だけトナー収納容器32Yが押し上げられることになる。そして、トナー収納容器32Yの回転がさらに進められると、図9(C)に示すように、突出部33bの頂部から支持部97が相対的に急落するようにして、支持部97による押し上げ力が一気に解除されて、トナー収納容器32Yが下方(図9(C)の黒矢印方向である。)に落下する。
そして、このようなトナー収納容器32Yの上下動と、トナー収納容器32Yが落下して支持部97に衝突することと、により、トナー収納容器32Yに大きな振動が与えられて、トナー収納容器32Yの内壁面にトナーが付着する不具合が軽減されることになる。したがって、トナー収納容器32Yの内壁面に付着して残留するトナーを少なくなり、トナーエンド時におけるトナー収納容器32Y内のトナー残量が多くなる不具合を確実に軽減することができる。
また、このように、支持部97は、落下するトナー収納容器32Yに衝突することになるが、圧縮スプリング98(弾性部材)の弾性変形によって図9(C)の黒矢印方向に変位して、その衝突による衝撃が吸収される。そして、そのように衝撃を吸収した支持部97は、図9(D)に示すように、圧縮スプリング98の付勢によって再び黒矢印方向(上方)に変位して、トナー収納容器32Yを支持することになる。
このように、トナー収納容器32Y自体には振動が与えられることになるが、支持部97自体は振動が吸収されて、振動がほとんどないか、あったとしても非常に小さなものになる(本願明細書等では、このような状態を「振動が和らげられる」状態と定義している)。したがって、トナー収納容器32Yを回転駆動しておこなうトナー補給動作が、画像形成時におこなわれたとしても、トナー収納容器32Yの振動が画像形成装置100を構成する他の部材(トナー収納容器32Y以外の部材)に伝わって、異常画像が生じてしまう不具合も生じにくくなる。特に、上述したトナー補給動作が作像プロセスにおける露光工程時におこなわれたとしても、それにより露光部7(書込み部)に振動が伝わることがほとんどないため、露光部7による書込み不良が生じにくくなる。したがって、ムラ画像やスジ画像などの異常画像が形成されてしまう不具合が軽減されることになる。
その後、トナー収納容器32Yの回転がさらに進められると、図9(E)、(F)に示すように、回転方向下流側の支持部97の位置に突出部33bが達して、図9(B)~(D)の動作と同様に動作して、トナー収納容器32Yに振動が与えられるとともに、トナー収納容器32Y以外の部材に振動が伝播されないように支持部97で振動が吸収されることになる。
このように、本実施の形態では、トナー収納容器32Y(現像剤収納容器)の回転にともない、2つの支持部97のうち一方の支持部(回転方向上流側の支持部97である。)に対する突出部33bの当接が解除されてから、2つの支持部97がいずれも突出部33bに当接しない状態を経た後に、2つの支持部97のうち他方の支持部(回転方向下流側の支持部97である。)に対する突出部33bの当接が開始されるように構成している。
すなわち、2つの支持部97の間で突出部33bの落ち込み(トナー収納容器32Yの上下動)が確実に生じるように、2つの支持部97を回転方向に充分な距離をとって離間させている。
したがって、トナー収納容器32Yが1回転するごとに2回の振動が確実に繰り返されることになり、トナー収納容器32Yの内壁面にトナーが付着する不具合が生じにくくなる。
このように、本実施の形態における保持部材31は、トナー収納容器32Y(現像剤収納容器)の回転にともない、突出部33bが支持部97に当接して、その当接が解除されたときに、トナー収納容器32Yに振動が与えられて、支持部97から保持部材31の本体に伝播される振動が和らげられるように構成されている。
これにより、トナー収納容器32Yの内壁面にトナーが付着しにくく、トナー収納容器32Y以外の部材に振動が伝播しにくくなる。
本願発明者は、このような本発明の効果を確認するために、圧縮スプリング98(弾性部材)を設置せずに支持部97を固定保持した場合における保持部材31の鉛直方向の衝撃を加速度に変換して測定した結果と、本実施の形態における保持部材31の鉛直方向の衝撃を加速度に変換して測定した結果と、を実験にて比較した。その結果、後者の加速度が、前者のものに比べて、約1/4に低減されていることがわかった。
また、本願発明者が、本実施の形態におけるトナー補給装置90(画像形成装置100)を用いてトナーエンド時のトナー収納容器32Y内の残トナー量を測定したところ、突出部33bが設けられていないトナー収納容器のトナー残量に比べて約1/5に低減されていて、圧縮スプリング98(弾性部材)が設置されていない支持部97に支持された場合のトナー残量と比べてもほとんど差異がないことがわかった。
ここで、図2、図6等を参照して、本実施の形態において、トナー収納容器32Y(現像剤収納容器)は、回転軸方向一端側(図2の右方である。)に現像剤としてのトナーを排出するための排出口Cが形成されて、回転軸方向他端側(図2の左方であって、保持部材31の支持部97に対応する位置である。)の外周面の一部に突出部33bが形成されている。そして、支持部97は、トナー収納容器32Yの回転軸方向他端側を支持するように構成されている。また、保持部材31上の回転軸方向一端側において、トナー収納容器32Yのキャップ34Yは非回転で保持されている。
すなわち、突出部33bや支持部97は、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)の頭部(トナー排出口C)の側ではなくて底部の側に配置されている。
これにより、トナー収納容器32Yの回転時に、頭部(トナー排出口C)の側が回転可能に固定されたトナー収納容器32Y(容器本体33Y)の自由端側最端部に近い位置で、突出部33bと支持部97との干渉によりトナー収納容器32Yを確実に上下動させて加振することが可能になる。したがって、上述したトナー収納容器32Y内のトナー残量を少なくする効果が発揮されやすくなる。
以上説明したように、本実施の形態における保持部材31は、所定の回転方向に回転するトナー収納容器32Y(現像剤収納容器)を保持する保持部材31であって、トナー収納容器32Yの外周面に当接して、トナー収納容器32Yを回転可能に支持する支持部97が設けられている。そして、この支持部97は、トナー収納容器32Yの外周面に形成された突出部33bに当接可能に形成されて、圧縮スプリング98(弾性部材)を介して保持されている。
これにより、トナー収納容器32Yの内壁面にトナーが付着しにくく、トナー収納容器32Y以外の部材に振動が伝播しにくくなる。
なお、本実施の形態では、現像剤収納容器としてのトナー収納容器32Y、32M、32C、32K内に現像剤としてトナー(1成分現像剤)のみを収容したが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を現像装置5に適宜に供給する画像形成装置に対しては、現像剤収納容器内に現像剤として2成分現像剤(トナーとキャリアとである。)を収容することもできる。
また、本実施の形態では、ポンプ60としてダイヤフラムポンプを用いたが、ポンプ60としてその他のポンプ(例えば、モーノポンプ、ベローズポンプ等である。)を用いることもできるし、ポンプ60を用いることなくその他の方式(例えば、搬送コイルや搬送スクリュでトナーを搬送する方式や、トナー収納容器から排出されたトナーを自重落下させて現像装置に向けて直接的に補給する方式である。)でトナーを補給するトナー補給装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
そして、これらのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、トナー収納容器32Yに1つの突出部33bを設けて、それに対応するように2つの支持部97をトナー補給装置90の保持部材31に設置した。これに対して、トナー収納容器32Yにおいて外周方向に複数の突出部を設けたり、3つ以上の支持部をトナー補給装置の保持部材に設置したりすることもできる。
また、本実施の形態では、トナー収納容器32Yの頭部側にボトル・ギア37Yを設けて、ギア駆動によりトナー収納容器32Yを回転駆動した。これに対して、トナー収納容器の底部にカップリングを設けて、カップリング駆動によりトナー収納容器を回転駆動することもできる。
そして、これらのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、支持部97の振動を吸収する弾性部材として圧縮スプリング98を用いたが、弾性部材として板バネを用いることもできる。
また、本実施の形態では、2つの支持部97を接続部97cで繋いで1つの部品として一体的に形成したが、2つの支持部を別々の部品として独立して形成することもできる。
そして、これらのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、露光部7(書込み部)がトナー収納容器32Y、32M、32C、32Kから比較的離れた位置に配設された画像形成装置100に対して、本発明を適用した。これに対して、露光部(書込み部)がトナー収納容器に対して比較的近い位置に配設された画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。そして、そのように露光部(書込み部)がトナー収納容器に対して比較的近い位置に配設された画像形成装置では、露光工程時にトナー収納容器で生じた振動が露光部に伝わりやすいため、特に本発明の構成・動作が有用になる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
5Y 現像装置、
31 保持部材(容器受台)、
32Y、32M、32C、32K トナー収納容器(現像剤収納容器)、
33Y 容器本体、
33a 突起(螺旋状の突起)、
33b 突出部(凸部)、
34Y キャップ、
90 トナー補給装置(現像剤補給装置)、
97 支持部、
97a 当接面、
98 圧縮スプリング(弾性部材)、
99 ブラケット(固定部)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
C 排出口。
特開平11-327275号公報

Claims (10)

  1. 所定の回転方向に回転する現像剤収納容器を保持する保持部材であって、
    互いに前記回転方向の離れた位置に設置されるとともに、前記現像剤収納容器の外周面にそれぞれ当接して、前記現像剤収納容器を回転可能に支持する複数の支持部と、
    前記複数の支持部を繋ぐ接続部と、
    を備え、
    前記複数の支持部は、前記現像剤収納容器の外周面に形成された突出部にそれぞれ当接可能に形成されて、複数の弾性部材によってそれぞれ付勢され、
    前記接続部に当接して前記複数の弾性部材の付勢による前記複数の支持部の移動を制限する制限部が設けられたことを特徴とする保持部材。
  2. 前記複数の支持部は、前記現像剤収納容器を下方から支持可能な2つの支持部であって、
    前記現像剤収納容器の回転にともない、前記2つの支持部のうち一方の支持部に対する前記突出部の当接が解除されてから、前記2つの支持部がいずれも前記突出部に当接しない状態を経た後に、前記2つの支持部のうち他方の支持部に対する前記突出部の当接が開始されることを特徴とする請求項1に記載の保持部材。
  3. 前記現像剤収納容器の外周面に沿うように対向する曲面状の一対の対向面と、
    前記一対の対向面に繋がる凹部と、
    を備え、
    前記接続部が前記制限部としての前記凹部の下方に配置されて、前記2つの支持部が前記一対の対向面にそれぞれ形成された開口から上方に突出するように配置されたことを特徴とする請求項2に記載の保持部材。
  4. 前記複数の支持部は、それぞれ、前記現像剤収納容器の外周面に沿う曲面状の当接面を具備したことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の保持部材。
  5. 前記現像剤収納容器は、回転軸方向一端側に現像剤を排出するための排出口が形成されて、回転軸方向他端側の外周面の一部に前記突出部が形成され、
    前記複数の支持部は、前記現像剤収納容器の回転軸方向他端側を支持することを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の保持部材。
  6. 前記複数の弾性部材は、それぞれ、圧縮スプリング、又は、板バネであることを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の保持部材。
  7. 前記現像剤収納容器の回転にともない、前記突出部が前記支持部に当接して、その当接が解除されたときに、前記現像剤収納容器に振動が与えられて、前記支持部から当該保持部材の本体に伝播される振動が和らげられることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の保持部材。
  8. 前記現像剤収納容器は、内周面に螺旋状の突起が形成された略筒状の容器であることを特徴とする請求項1~請求項7のいずれかに記載の保持部材。
  9. 前記現像剤収納容器を回転駆動して前記現像剤収納容器に収容された現像剤を容器外に排出させる現像剤補給装置であって、
    請求項1~請求項8のいずれかに記載の保持部材を備えたことを特徴とする現像剤補給装置。
  10. 請求項9に記載の現像剤補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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