JP7375400B2 - 保持部材、現像剤補給装置、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はそのトナー補給装置(現像剤補給装置)を示す構成図であり、図3は作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にある保持部材31(容器受台)には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4色の略筒状のトナー収納容器32Y、32M、32C、32K(現像剤収納容器)が着脱可能(交換可能)に載置されている。また、各トナー収納容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置の貯留部81Y、81M、81C、81Kが配設されている。
また、保持部材31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7(書込み部)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電装置との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙装置26には、用紙等のシートPが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1の反時計方向に回転駆動されると、一番上のシートPがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、シートPは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出されたシートPは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
現像剤補給装置としてのトナー補給装置90は、保持部材31に設置された現像剤収納容器としてのトナー収納容器32Yを正方向(図2の矢印方向である。)に回転駆動して、トナー収納容器32Y内に収容されたトナーを容器外に排出して、現像装置5Yに導くためのものであって、トナー補給経路(トナー搬送経路)を形成している。
なお、図2は、理解を容易にするために、トナー収納容器32Y、トナー補給装置90、現像装置5Yの配置方向などを変えて図示している。実際には、図2において、トナー収納容器32Yとトナー補給装置90の一部との長手方向が紙面垂直方向になるように配設されている(図1参照)。また、搬送管95、96の向きや配置も簡略化して図示している。
詳しくは、トナー収納容器32Yが装置本体100の保持部材31にセットされると、トナー収納容器32Yのボトル・ギア37Yが装置本体100の駆動ギア110に噛合するとともに、キャップ34Y(容器本体33Yの頭部を覆う部材である。)のシャッタが開放される。これにより、トナー収納容器32Y内に収容されたトナーの排出口Cからの排出が可能になる。
このように構成されたトナー補給装置90において、駆動モータ115によって駆動ギア110が駆動されるとトナー収納容器32Yの容器本体33Yが回転駆動されて、トナー収納容器32Yの排出口Cからトナーが排出される。トナー収納容器32Yから排出されたトナーは、落下経路部82を落下して貯留部81に貯留される。貯留部81に貯留されたトナーは、ポンプ60が稼働することで、吸引口83から吸引されて搬送管95を介してポンプ60からサブホッパ70に向けて搬送される。そして、サブホッパ70に搬送されたトナーは、搬送管96を介して現像装置5Y内に補給される。すなわち、トナー収納容器32Y内のトナーは、図2の破線矢印方向に搬送されることになる。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
なお、本実施の形態において用いられるトナーは、低融点のトナーであって、有機溶媒中に活性水素基を有する化合物と反応可能な変性ポリエステル樹脂を含むトナー組成分を溶解又は/及び分散させて、その溶解液又は分散液を、樹脂微粒子を含む水系媒体中で、活性水素基を有する化合物と反応させて得られたものである。そして、そのトナーバインダーは、その変性ポリエステル樹脂とともに、結晶性ポリエステル樹脂を含有している。このように、本実施の形態では、低融点トナーを用いていて、トナー収納容器32Yの内壁面にトナーが付着しやすいため、後述するようにトナー収納容器32Yに適宜に振動を与える構成が有用になる。
現像ローラ51Yのスリーブは、図3の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー収納容器32Yに収容されているトナーが、トナー補給装置90を介して現像剤収容部54Y内に補給される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図3中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
図4を参照して、本実施の形態におけるポンプ60は、ダイヤフラムポンプ(容積式ポンプ)であって、ダイヤフラム61(ゴム部材)、ケース62、モータ67、回転板68、逆止弁63、64、シール部材65、66(弾性部材)、等で構成されている。このように構成されたポンプ60は、比較的小型かつ低コストのものである。
ケース62は、剛性を有する樹脂材料又は金属材料からなり、ポンプ本体の主部(ハウジング)として機能する。ケース62(ポンプ本体)には、内部に向けて現像剤を空気とともに流入するための流入口Aと、内部から現像剤を空気とともに流出するための流出口Bと、が形成されている。
ダイヤフラム61は、親トナー性が低く弾性を有するゴム材料で形成されていて、椀状に形成された部分の内部が容積可変部Wとして機能して、その外周部に起立するようにアーム部61a(その穴部に回転板68の偏心軸68aが嵌合している。)が形成されている。ダイヤフラム61はケース62に対して隙間が生じないように接合されていて、ダイヤフラム61の容積可変部Wと、ケース62の内部と、がポンプ本体の内部において1つの閉空間として形成されている。そして、ポンプ本体61、62は、後述する回転板68(偏心軸68a)の回転にともなうダイヤフラム61の伸縮動作によって、内部の容積を増減させて正圧と負圧とを交互に発生させることになる。
このような構成により、制御部に制御されてモータ67が駆動されることで、回転板68(偏心軸68a)が回転して、それにともないダイヤフラム61が容積可変部Wの容積を周期的に増減するように伸縮することになる。そして、このようなダイヤフラム61の伸縮動作にともない、ポンプ本体61、62の内部に正圧と負圧とが交互に発生されることになる。
他方、ポンプ本体(ケース62)の流出口Bには、流出側逆止弁64が設置されている。この流出側逆止弁64は、ポンプ本体61、62の内部に負圧が発生したときに流出口Bを閉鎖して、ポンプ本体61、62の内部に正圧が発生したときに流出口Bを開放するものである。流出側逆止弁64は、ポンプ本体61、62の外側から流出口Bに対向するように配設されている。ポンプ60における流出口Bの側には、サブホッパ70が接続されている。
このような構成・動作により、先に図2を用いて説明したように、ポンプ60が稼働することで、貯留部81内に貯留されたトナーが吸引口83から吸引されて搬送管95を搬送された後に、サブホッパ70内にトナーが搬送されることになる。詳しくは、サブホッパ70のホッパ残量センサ76がサブホッパ70内におけるトナー量の不足を検知すると、ポンプ60(モータ67)を駆動して、貯留部81からサブホッパ70へのトナー補給をおこなう。
そして、サブホッパ70内に補給されたトナーは、補給モータによって回転駆動される搬送スクリュ71、72によって、サブホッパ70内の第1搬送経路、第2搬送経路の順に搬送されて、その後にサブホッパ70から搬送管96を介して現像装置5Y内に補給される。詳しくは、現像装置5Yの濃度検知センサ56Yが現像剤収容部54Yにおけるトナー濃度の不足を検知すると、サブホッパ70の搬送スクリュ71、72を回転駆動して、サブホッパ70から現像装置5Yへのトナー補給をおこなう。
このように、本実施の形態では、トナー収納容器32Yからのトナーの搬送経路をフレキシブルな搬送管95、96(チューブ)で形成しているために、トナー収納容器32Yの保持部材31を現像装置5Yから離れた位置に比較的自由にレイアウトすることができる。
先に図2等で説明したように、トナー収納容器32Yは、主として、容器本体33Yと、容器本体33Yに対して相対的に回転可能なキャップ34Yと、で構成される。
容器本体33Yの頭部(回転軸方向一端側)には、容器本体33Yと一体的に回転するボトル・ギア37Yと、排出口Cと、が設けられている。ボトル・ギア37Yは、装置本体100の駆動ギア110(図2参照)と噛合して容器本体33Yを所定の回転方向に回転駆動するためのものである。また、排出口Cは、容器本体33Y内に収容されたトナー(現像剤)を落下経路部82に向けて排出するためのものである。
容器本体33Yには、外周面から内周面にかけて、螺旋状の突起33aが設けられている。この螺旋状の突起33aは、容器本体33Yを回転駆動して排出口Cからトナーを排出するためのものである。
なお、このように構成された容器本体33Yは、ボトル・ギア37Yとともにブロー成形にて製造することができる。
このように、本実施の形態では、トナー収納容器32Yから排出されたトナーをポンプ60によって直接的に吸引するのではなくて、トナー収納容器32Yから排出されて貯留部81にある程度貯留されたトナーのうち、必要な量だけポンプ60で吸引するように構成しているため、ポンプ60で吸引するトナー量に不足が生じてしまう不具合を確実に軽減することができる。
詳しくは、トナー検知センサ86としては、圧電センサ、透過光センサなどを用いることができる。本実施の形態では、トナー検知センサ86として圧電センサを用いている。トナー検知センサ86の検知面の高さは、吸引口83の上方に堆積されるトナー量(堆積高さ)が狙いの値になるように設定されている。
そして、トナー検知センサ86の検知結果に基づいて、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)を回転駆動する駆動モータ115の駆動タイミングや駆動時間が制御される。具体的に、トナー検知センサ86によってその位置にトナーがないものと判別された場合には駆動モータ115が所定時間だけ回転駆動されて、トナー検知センサ86によってその位置にトナーがあるものと判別された場合には駆動モータ115の回転駆動が停止されることになる。
上述したように、現像剤補給装置としてのトナー補給装置90は、内周面に螺旋状の突起33aが形成された略筒状の現像剤収納容器としてのトナー収納容器32Y(容器本体33Y)を所定の回転方向(図6の矢印方向であって、図9の時計方向である。)に回転駆動して、トナー収納容器32Yに収容されたトナーを容器外に排出させるものである。
この保持部材31には、図5~図7等に示すように、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)の外周面に沿うように対向する曲面状の一対の対向面31bや、一対の対向面31bに繋がる凹部31c、などが形成されている。
また、保持部材31には、図5~図9等に示すように、トナー収納容器32Y(現像剤収納容器)の外周面に当接して、トナー収納容器32Yを回転可能に支持する支持部97が設けられている。
さらに具体的に、支持部97には、トナー収納容器32Yの外周面に沿う曲面状の当接面97a(図7、図8参照)が形成されている。この当接面97aは、保持部材31の対向面31bよりもトナー収納容器32Yに近づく方向に僅かに突出している。したがって、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)は、対向面31bに摺接することなく(又は、摺接したとしても大きな摩擦抵抗が生じることなく)、2つの支持部97に支持された状態で回転することになる。
詳しくは、トナー収納容器32Yの容器本体33Yは、その外周面に、回転方向に対して上流側から下流側に向けて突出量が徐々に増加して、その突出量が最大となる位置(頂部)から下流側に向けて突出量が急激に減少するように形成された突出部33b(凸部)が設けられている。
さらに具体的に、突出部33bは、回転方向に対して、上流側端部における外周面からの突出量が0になり、下流側に進むにしたがって外周面からの突出量が緩やかに連続的に漸増して、頂部における外周面からの突出量が1~3mm程度になり、頂部と外周面との間に略径方向の段差(又は、急激な傾斜)が形成されるように、略スロープ状に形成されている。突出部33bは、容器本体33Yの主部と一体的に樹脂材料で形成されている。
詳しくは、図7、図8に示すように、本実施の形態において、2つの支持部97は、樹脂材料からなり、略U字状に一体的に形成されている。具体的に、略U字状の2つの先端部分がそれぞれ支持部97として機能して、2つの支持部97を繋ぐ接続部97cが保持部材31の凹部31cの下方に配置され、2つの支持部97が保持部材31の2つの開口31a(対向面31bに形成されている。)からそれぞれ上方に突出するように配置されている。接続部97cは、保持部材31の凹部31cに当接することで、圧縮スプリング98によって支持部97が制限なく上方に付勢されるのを防止している。
また、2つの支持部97は、その内部に中空部97b(凹部)が形成されていて、その中空部に圧縮スプリング98(弾性部材)が挿設されている。圧縮スプリング98は、その一端側が支持部97の中空部97bの天井面に当接していて、その他端側がブラケット99(固定部)に当接している。ブラケット99は、金属材料からなり、保持部材31にネジ締結などによって保持されている。
そして、このようなトナー収納容器32Yの上下動と、トナー収納容器32Yが落下して支持部97に衝突することと、により、トナー収納容器32Yに大きな振動が与えられて、トナー収納容器32Yの内壁面にトナーが付着する不具合が軽減されることになる。したがって、トナー収納容器32Yの内壁面に付着して残留するトナーを少なくなり、トナーエンド時におけるトナー収納容器32Y内のトナー残量が多くなる不具合を確実に軽減することができる。
このように、トナー収納容器32Y自体には振動が与えられることになるが、支持部97自体は振動が吸収されて、振動がほとんどないか、あったとしても非常に小さなものになる(本願明細書等では、このような状態を「振動が和らげられる」状態と定義している)。したがって、トナー収納容器32Yを回転駆動しておこなうトナー補給動作が、画像形成時におこなわれたとしても、トナー収納容器32Yの振動が画像形成装置100を構成する他の部材(トナー収納容器32Y以外の部材)に伝わって、異常画像が生じてしまう不具合も生じにくくなる。特に、上述したトナー補給動作が作像プロセスにおける露光工程時におこなわれたとしても、それにより露光部7(書込み部)に振動が伝わることがほとんどないため、露光部7による書込み不良が生じにくくなる。したがって、ムラ画像やスジ画像などの異常画像が形成されてしまう不具合が軽減されることになる。
このように、本実施の形態では、トナー収納容器32Y(現像剤収納容器)の回転にともない、2つの支持部97のうち一方の支持部(回転方向上流側の支持部97である。)に対する突出部33bの当接が解除されてから、2つの支持部97がいずれも突出部33bに当接しない状態を経た後に、2つの支持部97のうち他方の支持部(回転方向下流側の支持部97である。)に対する突出部33bの当接が開始されるように構成している。
すなわち、2つの支持部97の間で突出部33bの落ち込み(トナー収納容器32Yの上下動)が確実に生じるように、2つの支持部97を回転方向に充分な距離をとって離間させている。
したがって、トナー収納容器32Yが1回転するごとに2回の振動が確実に繰り返されることになり、トナー収納容器32Yの内壁面にトナーが付着する不具合が生じにくくなる。
これにより、トナー収納容器32Yの内壁面にトナーが付着しにくく、トナー収納容器32Y以外の部材に振動が伝播しにくくなる。
また、本願発明者が、本実施の形態におけるトナー補給装置90(画像形成装置100)を用いてトナーエンド時のトナー収納容器32Y内の残トナー量を測定したところ、突出部33bが設けられていないトナー収納容器のトナー残量に比べて約1/5に低減されていて、圧縮スプリング98(弾性部材)が設置されていない支持部97に支持された場合のトナー残量と比べてもほとんど差異がないことがわかった。
すなわち、突出部33bや支持部97は、トナー収納容器32Y(容器本体33Y)の頭部(トナー排出口C)の側ではなくて底部の側に配置されている。
これにより、トナー収納容器32Yの回転時に、頭部(トナー排出口C)の側が回転可能に固定されたトナー収納容器32Y(容器本体33Y)の自由端側最端部に近い位置で、突出部33bと支持部97との干渉によりトナー収納容器32Yを確実に上下動させて加振することが可能になる。したがって、上述したトナー収納容器32Y内のトナー残量を少なくする効果が発揮されやすくなる。
これにより、トナー収納容器32Yの内壁面にトナーが付着しにくく、トナー収納容器32Y以外の部材に振動が伝播しにくくなる。
また、本実施の形態では、ポンプ60としてダイヤフラムポンプを用いたが、ポンプ60としてその他のポンプ(例えば、モーノポンプ、ベローズポンプ等である。)を用いることもできるし、ポンプ60を用いることなくその他の方式(例えば、搬送コイルや搬送スクリュでトナーを搬送する方式や、トナー収納容器から排出されたトナーを自重落下させて現像装置に向けて直接的に補給する方式である。)でトナーを補給するトナー補給装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
そして、これらのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、トナー収納容器32Yの頭部側にボトル・ギア37Yを設けて、ギア駆動によりトナー収納容器32Yを回転駆動した。これに対して、トナー収納容器の底部にカップリングを設けて、カップリング駆動によりトナー収納容器を回転駆動することもできる。
そして、これらのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2つの支持部97を接続部97cで繋いで1つの部品として一体的に形成したが、2つの支持部を別々の部品として独立して形成することもできる。
そして、これらのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
31 保持部材(容器受台)、
32Y、32M、32C、32K トナー収納容器(現像剤収納容器)、
33Y 容器本体、
33a 突起(螺旋状の突起)、
33b 突出部(凸部)、
34Y キャップ、
90 トナー補給装置(現像剤補給装置)、
97 支持部、
97a 当接面、
98 圧縮スプリング(弾性部材)、
99 ブラケット(固定部)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
C 排出口。
Claims (10)
- 所定の回転方向に回転する現像剤収納容器を保持する保持部材であって、
互いに前記回転方向の離れた位置に設置されるとともに、前記現像剤収納容器の外周面にそれぞれ当接して、前記現像剤収納容器を回転可能に支持する複数の支持部と、
前記複数の支持部を繋ぐ接続部と、
を備え、
前記複数の支持部は、前記現像剤収納容器の外周面に形成された突出部にそれぞれ当接可能に形成されて、複数の弾性部材によってそれぞれ付勢され、
前記接続部に当接して前記複数の弾性部材の付勢による前記複数の支持部の移動を制限する制限部が設けられたことを特徴とする保持部材。 - 前記複数の支持部は、前記現像剤収納容器を下方から支持可能な2つの支持部であって、
前記現像剤収納容器の回転にともない、前記2つの支持部のうち一方の支持部に対する前記突出部の当接が解除されてから、前記2つの支持部がいずれも前記突出部に当接しない状態を経た後に、前記2つの支持部のうち他方の支持部に対する前記突出部の当接が開始されることを特徴とする請求項1に記載の保持部材。 - 前記現像剤収納容器の外周面に沿うように対向する曲面状の一対の対向面と、
前記一対の対向面に繋がる凹部と、
を備え、
前記接続部が前記制限部としての前記凹部の下方に配置されて、前記2つの支持部が前記一対の対向面にそれぞれ形成された開口から上方に突出するように配置されたことを特徴とする請求項2に記載の保持部材。 - 前記複数の支持部は、それぞれ、前記現像剤収納容器の外周面に沿う曲面状の当接面を具備したことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の保持部材。
- 前記現像剤収納容器は、回転軸方向一端側に現像剤を排出するための排出口が形成されて、回転軸方向他端側の外周面の一部に前記突出部が形成され、
前記複数の支持部は、前記現像剤収納容器の回転軸方向他端側を支持することを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の保持部材。 - 前記複数の弾性部材は、それぞれ、圧縮スプリング、又は、板バネであることを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の保持部材。
- 前記現像剤収納容器の回転にともない、前記突出部が前記支持部に当接して、その当接が解除されたときに、前記現像剤収納容器に振動が与えられて、前記支持部から当該保持部材の本体に伝播される振動が和らげられることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の保持部材。
- 前記現像剤収納容器は、内周面に螺旋状の突起が形成された略筒状の容器であることを特徴とする請求項1~請求項7のいずれかに記載の保持部材。
- 前記現像剤収納容器を回転駆動して前記現像剤収納容器に収容された現像剤を容器外に排出させる現像剤補給装置であって、
請求項1~請求項8のいずれかに記載の保持部材を備えたことを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項9に記載の現像剤補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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