JP4125281B2 - 現像剤充填方法 - Google Patents

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Description

本発明は、現像剤収納部に現像剤を充填する現像剤充填方法に関するものである。ここで、現像剤収納部とは、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するために用いられる現像剤を収納するものである。
従来、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体(例えば、普通紙、OHPシート等)に画像を形成する電子写真画像形成装置が知られている。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等がある。前記電子写真画像形成装置では、その使用が長時間に及ぶと感光体ドラムの交換、現像剤の補給や交換、その他(帯電器、クリーナ容器等)の調整・清掃・交換が必要となる。
そこで、電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が知られている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行うことができる。そのため、電子写真画像形成装置の操作性を格段に向上させることができた。そこで、このプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
ここで、前記プロセスカートリッジには、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像領域で現像するために用いられる現像剤を収納する現像剤収納部を有するものがある。そして、現像剤を現像領域の方向へ搬送するために、前記現像剤収納部の内部に、軸を中心にして回転する現像剤搬送部材を有する構成が知られている。更に、前記現像剤搬送部材の回転領域外においては、現像剤を自重によって搬送する構成が知られている。その一方、前記現像剤収納部の内壁に弾性シートを設けて、この弾性シートを現像剤搬送部材でもって弾いて振動させることにより、現像剤を搬送する構成が知られている。この場合、新たに別駆動源を用いる振動板等の複雑な機構を使用せずに現像剤を積極的に搬送することができる(特許文献1参照のこと)。
特開平1−237576号
本発明は上記背景技術を更に発展させたものである。
本発明の目的は、現像剤搬送部材と弾性シートを有する現像剤収納部に現像剤を充填する際に、現像剤の充填による弾性シートへの負荷を減少させることである。
本出願に係る代表的な発明は、
現像剤を収納するための現像剤収納部であって、
回転することにより、前記現像剤収納部に収納された現像剤を搬送する搬送部材と、
前記現像剤収納部の内壁に固定された固定部と、前記内壁から離隔しており前記搬送部材の回転領域に突出している突出部と、を有し、前記現像剤収納部に収納された現像剤を搬送するために前記突出部が前記搬送部材と当接することにより振動する弾性シートと、
充填開口と、
を有する現像剤収納部に現像剤を充填する現像剤充填方法において、
前記搬送部材が、前記弾性シートのうち前記固定部と前記突出部の間であって前記固定部及び前記突出部の両方から外れた部分を、前記現像剤収納部の内壁に付勢した状態で、前記搬送部材が回転するのを規制する規制工程と、
前記搬送部材の回転が規制された状態で前記充填開口から現像剤を充填する現像剤充填工程と、
を有する事を特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、現像剤搬送部材と弾性シートを有する現像剤収納部に現像剤を充填する際に、現像剤の充填による弾性シートへの負荷を減少させることができる。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に説明する。以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り初めの説明と同様のものである。
以下の説明において、プロセスカートリッジの長手方向とは、プロセスカートリッジを装置本体へ着脱する方向と交差する方向(略直交する方向、像担持体の軸線方向)であり、記録媒体の表面と平行であり、かつ記録媒体の搬送方向と交差(略直交)する方向である。また、左右とは記録媒体の搬送方向にしたがって記録媒体を上から見て左又は右である。また、プロセスカートリッジの上面とは、プロセスカートリッジを装置本体へ装着した状態で上方に位置する面であり、下面とは下方に位置する面である。
(全体構成)
図1に示すように、電子写真画像形成装置Aは、プロセスカートリッジ2を装置本体1に着脱可能としたレーザープリンタである。カートリッジ2が装置本体1に装着された際には、カートリッジ2の上側には露光装置(レーザースキャナユニット)3が配置されている。この際、前記カートリッジ2の下側には画像形成の対象となる記録媒体Pを収容した給紙トレイ4が配置されている。更に、前記装置本体1には、記録媒体Pの搬送方向に沿って、ピックアップローラ5、転写ガイド6、転写用帯電ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が設けられている。
(プロセスカートリッジ)
図3に示すように、プロセスカートリッジ2は、プロセス手段としての、帯電手段30、現像装置40、及び、クリーニング装置50を有する。電子写真感光体20(以下、「感光体ドラム20」と呼ぶ)と帯電手段30は、クリーニング装置50が有するクリーニング枠体51に取り付けられる。一方、現像装置40はその両端部付近に結合アーム48を有する。
現像装置40は、その結合アーム48を介して、枠体51に回転自在に取り付けられる。更に、現像装置40と枠体51との間にはコイルバネである付勢手段(不図示)が配置され、現像装置40は図4の時計周り方向に付勢される。
ここで、現像ローラ41の両端部には間隔保持部材(不図示)が取り付けられ、現像ローラ41は感光体ドラム20と所定の間隔をもって保持される。
(画像形成プロセスの説明)
次に、図1、図3を用いて、画像形成プロセスについて説明する。プリントスタート信号に併せて、感光体ドラム20は矢印R1方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。感光体ドラム20の外周面には帯電手段30が接触している。そして、この帯電手段30には、バイアス電圧が印加される。そして、この帯電手段30によって前記感光体ドラム20の外周面は均一に帯電される。
レーザースキャナユニット3からは、画像情報に関するデジタル画素信号に対応して変調されたレーザー光Lが出力される。そして、レーザー光Lが、プロセスカートリッジ2の上面の露光窓部53からカートリッジ2の内部に入光して、感光体ドラム20を走査露光する。これにより、感光体ドラム20には画像情報に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置40が有する現像ローラ41上の現像剤(本実施例では、磁性一成分トナー)Tによって現像剤像として現像される。
一方、レーザー光Lの出力するタイミングとあわせて、ピックアップローラ5、給紙ローラ(不図示)、搬送ローラ対(不図示)によって記録媒体Pが給紙トレイ4から給送される。そして、この記録媒体Pは、転写ガイド6を経由して、感光体ドラム20と転写用帯電ローラ7との間の転写位置へ供給される。この転写位置において、現像剤像は感光体ドラム20から記録媒体Pに順次転写される。
現像剤像が転写された記録媒体Pは、感光体ドラム20から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装置9に搬送され、定着装置9を構成する定着ローラ9aと加圧ローラ9bとのニップ部を通過する。そして、このニップ部で加圧・加熱定着処理が行われて前記現像剤像は記録媒体Pに定着される。現像剤像の定着処理を受けた記録媒体Pは排出ローラ対10まで搬送され、排出トレイ11に排出される。
一方、転写後の感光体ドラム20は、クリーニング装置50が有するクリーニングブレード52により残留した現像剤が除去されて、再び、帯電から始まる作像に供される。
(現像装置)
図3に示すように、現像剤収納部45の内部に収納された現像剤Tは、後述する現像剤送り機構によって、現像剤供給開口45aから現像剤供給室44へ搬送される。ここで、供給開口45aは、後述する現像領域へ現像剤を供給するための開口である。即ち、現像剤供給室44に搬送された現像剤Tは、現像ローラ41に内包されたマグネット41aによって現像ローラ41に引き寄せられる。そして、現像ローラ41の周面に付着した現像剤Tは、現像ローラ41のR2方向への回転に伴って現像ブレード42の設けられた方向へ搬送される。更に、現像剤Tは、現像ブレード42によって帯電され、かつ、その層厚を規制される。その後、現像剤Tは、感光体ドラム20と近接している現像領域に搬送される。ここで、現像ローラ41には直流電圧に交流電圧を重畳した所定の現像バイアスが印加される。尚、感光体ドラム20は接地されている。そのため、感光体ドラム20と現像ローラ41との対向領域である現像領域では電界が発生する。これにより、前述の帯電された現像剤Tによって感光体ドラム20に形成された静電潜像が現像される。
(現像剤送り機構)
図4に示すように、現像剤送り機構は、現像剤搬送部材43、現像剤収納部45と、設置部(内壁)としての傾斜面40a、弾性を有する平板状の弾性シート47とを有する。尚、シート47は、先端を熱溶着等で拡径したダボ45Cによって傾斜面40aに可動状態に取付けられている。
搬送部材43は、現像剤収納部45の内部であって、供給開口45aの近傍に設けられている。そして、搬送部材43は、駆動手段(不図示)によって矢印R3方向に回転駆動する。これによって、搬送部材43は、収納部45の内部に収納されている現像剤Tを供給開口45aの設けられた方向へ搬送する。搬送部材43は、取付軸43aに搬送翼43bを設けたものであって取付軸43aを中心にして回転する。
図10に示すように、本実施例では搬送部材43の長手方向の幅x2は約300mmであり、搬送部材43の回転半径Y2は、約20mmである。
収納部45の内壁としての底面には傾斜面40aが設けられている。ここで、傾斜面40aは、現像ローラ41の設けられた方向へ向かって、即ち、搬送部材43が設けられている方向に向かって下方へ傾斜している。尚、収納部45の底面の内、搬送部材43の近傍においては、搬送部材43の回転半径に沿った凹部45eが設けられている。また、傾斜面40aと凹部45eの境界部にはエッヂ45fが設けられている。凹部45eは搬送部材43の回転経路に沿って設けられており、図2に示すように、前記長手方向からみて断面が円弧である。なお、凹部45e及び搬送部材43は、収納部45の長手方向に渡っている。本実施例ではシート47は厚み50μmのポリエチレンテレフタレートである。シート47は、自由端47dを有する可動部47cと、固定部としての嵌合穴47aとを有する。即ち、シート47は傾斜面40aに対して可動に設けられている。シート47は、自由端47dの先端部分47bが前記搬送部材43の回転領域に突入するように配置されている。尚、シート47の自由端47dはエッヂ45fから凹部45e上へ4.4mm突出するように設定されており、搬送部材43の回転領域には4.0mm突入する。ここでシート47は傾斜面40aのほぼ全領域にわたって配置されている。図10に示すように、本実施例では、シート47の前記長手方向における長さx1は約300mmであり、シート47の前記長手方向と直交する直交方向における長さY1は約80mmである。
図5に示すように、傾斜面40aの前記傾斜方向の下流側(前記直交方向の一端)に自由端47dが位置する。また、前記傾斜方向の上流側(前記直交方向の他端)に位置するダボ45cに対応して、シート47は長細形状の嵌合穴47aを有する。そして、シート47は、ダボ45cに穴47aを嵌合させて、ダボ45cの先端を熱溶着等で拡径することにより傾斜面40aに可動状態に取付けられている。ここで、熱溶着等で溶かされた状態のダボ45cの先端側首下からダボ45c根元までの距離は、シート47の厚み以上でガタを持った状態が好ましい。また嵌合穴47aはシート47が全方位へ変位できるように幅方向にもダボ45cに対してガタを持っている。ダボ45cは収納部45の長手方向全幅にわたりシート47が配置されている場合は1箇所でもよく、通常は2箇所以上に配設する。本実施例においては、ダボ45cは4箇所である。
シート47の材質は、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、セルロースの何れか1つである、また、シート47の厚さは、10μm以上100μm未満であることが望ましい。
カートリッジ2が装置本体1に装着された際に、エッヂ45f側へ向かって下方に傾斜している傾斜面40aの傾斜角度は、水平方向に対して20°以上65°未満である。本実施例ではカートリッジ2を装置本体1へ装着した状態において、傾斜面40aは収納部45の底面となる面であって、水平方向に対して略50度になるように傾斜している。取付け部45cは、両面テープ、接着剤、或いは、ピボット等であっても良い。尚、取付け部45cをピボットとした場合においては、シート47がピボットを中心に上方へ移動するのを制限するストッパー45iを設ける。
装置本体1が稼働状態にあるとき、搬送部材43は前述のように、R3方向に回転駆動する。搬送部材43の回転駆動に伴って、搬送部材43近傍の現像剤Tは撹拌される。それと共に、その一部は供給開口45aを通じて現像剤供給室44に(現像領域の方向へ)送り込まれる。更に、本実施例においては、シート47の自由端47dの突出部としての先端部分47bが搬送部材43の回転領域内に突出している。そのため、搬送部材43は周期的にシート47と干渉(接触)する。この際、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート材で形成されたシート47は、回転してきた搬送部材43に叩かれている際は凹部45e方向に弾性変形する。そして、搬送部材43が通過した後に、前記シート47は平面形状に復元する。即ち、搬送部材43が回転する際に、搬送部材43と接触することによってシート47が振動する。このとき、シート47の弾性変形及び形状が復元する時の振動は、シート47の自由端47dから嵌合穴47aに至る可動部47cの範囲において、シート47を経由して、シート47に上に積載している(シート47に接触している)現像剤に伝達される。そのため、傾斜面40aの角度が、たとえ、安息角よりも小さくても、シート47上の現像剤Tは、傾斜面40aを滑り落ちる。即ち、シート47の振動によって、現像剤Tを供給開口45aが設けられた方向へ搬送することができる。ここで、傾斜面40の傾斜角度は小さい方がスペース効率を高くすることができる。そのために、本実施例によれば、傾斜面40の傾斜角度を小さくしてスペースを有効に使いつつ、現像剤を供給開口45aへ確実に送ることができる。即ち、本実施例によれば、プロセスカートリッジ2を装置本体1へ装着した状態で、収納部45の内壁の構成を現像剤Tが自重で滑り落ちることのできる角度(安息角)となる65度以上に設定しなくとも、現像剤Tを供給開口45aへ確実に送ることができる。尚、前記内壁を65度より下であっても本実施例を適用できる。
(現像剤の充填方法)
図4に示すように、収納部45の内部には搬送部材43が回転可能にとりつけられている。また、図6に示すように、取付軸43aの端部に係止するように搬送部材43を回転させるための駆動力を伝達する駆動力伝達部材60が収納部45に設けられた穴45gに組み込まれている。前記穴45gは収納部45の長手方向の一側端に設けられている。そして、この前記穴45gと対向するように、収納部45の長手方向の他端側に現像剤を充填するための円形の現像剤充填開口45hが設けられている。
図3、図4、及び、図6に示すように収納部45には、収納部45から現像剤供給室44へ現像剤を送るための供給開口45aが設けられている。ここで、供給開口45aの長手方向は収納部45の長手方向と同じ方向である。また、図8に示すように、供給開口45aをふさぐように現像剤シール80が溶着されている。
(現像剤収納部の固定工程)
まず、現像剤充填開口45hが現像剤収納部45の上部になるように(供給開口45aの長手方向が鉛直方向となるように)、収納部45を固定する。この際、収納部45を固定するために、固定具(不図示)を使用する。但し、固定具を用いなくても、作業者が手で押さえても良い。
(現像剤搬送部材と弾性シートの接触工程)
図2に示すように、現像剤を充填する際に、取付軸43aの半径外側に突出する搬送翼43bの先端を凹部45e側へ向かせて、搬送翼43bと弾性シート47とのなす角度αを略130°にしている。このようにして、搬送翼43bとシート47を接触させる。即ち、搬送翼43bをエッジ45fの近傍においてシート47と接触させる。これにより、シート47を撓ませて傾斜面40aに付勢している。尚、取付軸43aの軸線方向(供給開口45aの長手方向)からみて、シート47は、充填開口45hと傾斜面40との間に設けられている。また、収納部45の長手方向の全域に渡って、現像剤搬送部材43とシート47とが接触している。
(現像剤搬送部材の規制工程)
図7に示すように、駆動力伝達部材60は、装置本体1(現像剤収納部45の外部)から前記現像剤搬送部材43を駆動させる駆動力の伝達を受けるためのリブ状の突起60aを有している。そして、駆動力伝達部材60は、取付軸43aから半径方向に突出する搬送翼43bの向きを確認できるように、円形の一部分を切り欠いた直線部60bを有している。
図6に示すように、駆動力伝達部材60は、収納部45の外部に露出するように、収納部45の内部に設けられている取付軸43aの軸線方向の一端側に設けられた溝(不図示)に嵌め込まれている。これにより、駆動力伝達部材60は取付軸43aと連結されて、かつ、相互に位置が決まるようになっている。本実施例においては、前記軸線方向からみて搬送翼43bの向きと前記突起60aとの向きの関係は約90°である。従って、収納部45の外側において直線部60bの位置を決めることにより、収納部45内での搬送翼43bの位置を決めることができる。そして、図2に示すように、搬送部材43とシート47とが接触するのは、直線部60bが駆動力伝達部材60の円弧部60dに対して前記凹部45e側の位置にあり、かつ、直線部60bが供給開口面45a1とほぼ垂直の位置にあるときである。また、駆動力伝達部材60の形状は、直線部60bに限らず、取付軸43aの半径外側に突出する搬送翼43bの先端の向きを決めることができる形状(切り欠き、突起、印等)であればよい(図9に示すリブ形状60c等)。
そして、図8に示すように、規制部材としての治工具である枠組70には収納部45が嵌る凹み部分70aと、リブ状の突起60aが嵌る溝70bと、直線部60bが嵌る溝70cとが設けられている。現像剤を充填する前に、収納部45を凹み部分70aへ、リブ状の突起60aを溝70bへ、直線部60bを溝70cへ一致させる。このように収納部45及び駆動力伝達部材60を枠組70に一致させることにより、搬送部材43がシート47に接触した状態を維持して搬送部材43が回転しようとするのを規制できる。
(現像剤の充填工程)
次に、前記規制した状態で、充填開口45hから駆動力伝達部材60の設けられた方向へ現像剤Tを充填する。即ち、充填開口45hから搬送部材43の長手方向に沿って収納部45の内部へ現像剤Tの充填を行う。これによって、現像剤収容部45内へ充填される現像剤Tによって、シート47がめくれるのを防止することができる。なぜならば、充填開口45hからみて搬送部材43がシート47の自由端47dを覆うことになり、充填時の現像剤Tの流れ込みの圧力が前記自由端47dにかかるのを減少することができるからである。更に、シート47と傾斜面40aとの間に入り込む現像剤Tの量を少なくすることも可能となり、現像剤Tを充填開口45hへ順調に搬送することができる。そして、現像剤Tが規定の量に達したら充填開口45hを現像剤キャップ(不図示)で塞いで現像剤Tの充填を完了する。
現像剤キャップ(不図示)はポリエチレン、ポリプロピレン等の材質で形成されており、収納部45に設けられた充填開口45hに圧入または接着されて抜け止めされる。
まとめると、図2に示すように、駆動力伝達部材60の向きを調節し搬送部材43とシート47を接触させる。そして、充填開口45hが収納部45の上部になるように固定して、充填口45hから駆動力伝達部材60に向かって、搬送部材43の長手方向に沿って現像剤の充填を行う。
これにより駆動力伝達部材60の回転を規制した状態で、即ち、前記搬送部材43と前記シート47とを接触させた状態を維持して現像剤の充填を行う。これにより、現像剤を充填する際に、シートよりも剛性が強い搬送部材を使って、シート47がめくれるのを防止できる。また、本実施例では、固定具(不図示)でもって収納部45を固定して、枠組70でもって搬送部材43の位置を規制している。しかし、枠組70でもって収納部45と搬送部材43の両者を固定しても良い。また、収納部45に対する搬送部材43の位置を規制する規制部材は、粘着テープ等であっても良い。その場合には、駆動力伝達部材60の外部に露出した部分と収納部45の外壁とを粘着テープ等で貼ることによって、収納部45に対する駆動力伝達部材60の位置を固定する。
実施の形態はプロセスカートリッジについて述べたが、電子写真画像形成装置に用いられる現像装置や、現像剤を補給するための現像剤補給カートリッジについても同様に適用できる。また、画像形成装置本体に着脱可能で現像手段と現像剤容器が一体とされた現像カートリッジも同様に適用できる。
以上説明したように、本出願に係る発明の実施の形態においては、シート47をその一端側が搬送部材43の回転領域に突出し、かつ、収納部45の底面を形成する傾斜面40aに沿うように配置し、その他端側においてシート47を前記傾斜面40aに固定した状態で現像剤を充填している。これにより、カートリッジ2を装置本体1へ装着した状態において、前記傾斜面40aの傾斜角を現像剤の安息角より小さく設けても傾斜面40a上の現像剤を加振する事で現像剤を確実に搬送できる構成を実現するとともに、シート47を備えたカートリッジ2に現像剤を充填する際において、前記搬送部材43と前記シート47とを当接させた状態で現像剤を充填する事でシート47と搬送部材43への負荷を減少しつつ現像剤を短い時間で充填することが可能となった。
本発明の実施の形態に係る電子写真画像形成装置の模式的断面図である。 本発明の実施の形態に係る弾性シートと現像剤搬送部材の当接状態の断面図である。 本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る現像手段の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る現像手段の部分断面斜視図である。 本発明の実施の形態に係る現像手段の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回転部材の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る現像剤充填時の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回転部材の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る弾性シートと現像剤搬送部材大きさを示した斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体
2 プロセスカートリッジ
3 露光装置(レーザスキャナユニット)
4 トレイ
5 ピックアップローラ
6 転写ガイド
7 転写用帯電ローラ
8 搬送ガイド
9 定着装置
9a 定着ローラ
9b 加圧ローラ
10 排出ローラ対
11 排出トレイ
20 像担持体(感光体ドラム)
30 帯電手段
40 現像手段
40a 傾斜面
41 現像ローラ
41a マグネット
42 現像剤規制部材(現像ブレード)
43 現像剤搬送部材
43a 取付軸
43b 搬送翼
44 現像剤供給室
45 現像剤収納部
45a 現像剤供給開口
45a1 現像剤供給開口面
45c ダボ
45e 凹部
45f エッヂ
45g 側面の穴
45h 現像剤充填開口
47 弾性シート
47a 嵌合穴
47b 先端部分
47c 可動部
47d 自由端
48 結合アーム
50 クリーニング装置
51 枠体
52 クリーニングブレード
60 回転部材
60a リブ状突起
60b 直線部
60c リブ形状
70 枠組
70a 凹み部分
70b 溝
70c 溝
80 現像剤シール

Claims (4)

  1. 現像剤を収納するための現像剤収納部であって、
    回転することにより、前記現像剤収納部に収納された現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記現像剤収納部の内壁に固定された固定部と、前記内壁から離隔しており前記搬送部材の回転領域に突出している突出部と、を有し、前記現像剤収納部に収納された現像剤を搬送するために前記突出部が前記搬送部材と当接することにより振動する弾性シートと、
    充填開口と、
    を有する現像剤収納部に現像剤を充填する現像剤充填方法において、
    前記搬送部材が、前記弾性シートのうち前記固定部と前記突出部の間であって前記固定部及び前記突出部の両方から外れた部分を、前記現像剤収納部の内壁に付勢した状態で、前記搬送部材が回転するのを規制する規制工程と、
    前記搬送部材の回転が規制された状態で前記充填開口から現像剤を充填する現像剤充填工程と、
    を有することを特徴とする現像剤充填方法。
  2. 前記規制工程において、前記充填開口からみて前記搬送部材が前記突出部を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の現像剤充填方法。
  3. 前記搬送部材の回転軸方向と前記弾性シートの面とは略平行であり、
    前記回転軸方向において前記現像剤収納部の端部に前記充填開口が設けられており、
    前記現像剤充填工程において、前記充填開口から前記回転軸方向に沿って現像剤が充填されることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤充填方法。
  4. 前記搬送部材は、前記弾性シート部材よりも剛性が大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像剤充填方法。
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