JP2020148997A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大型化を招くことなく効率よく廃トナーを均すことを可能にする画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、トナー容器6と廃トナー容器5とを有するトナー収容部4と、トナー収容部4が装着される装着部と、トナー収容部4を装着完了位置に固定する固定機構70と、装着部からトナー収容部4を押し出す押出機構とを備える。固定機構70には、トナー収容部4を保持する弾性保持部材71が備えられ、固定機構70と押出機構との相互作用により、トナー収容部4が揺動するように構成されている。【選択図】図2
Description
本発明は、トナー収容部を備え、前記トナー収容部から供給されるトナーにより可視像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置では、印刷する画像に応じた静電潜像を形成し、その静電潜像を可視化している。具体的には、感光体および現像装置等を備え、感光体に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像装置から供給されるトナーによって現像する。現像によって感光体表面に形成されたトナー像は、例えば転写ベルトに転写され、さらに転写ベルトから用紙上に転写された後、定着装置において用紙上に定着される。
画像形成装置において、現像装置のトナーが消費された場合には、トナー収容部から現像装置に適宜トナーが補給される。また、トナー収容部から補給された後、回収された未転写トナーである廃トナーは、廃トナー容器に収容される。
トナー収容部は、例えばトナーが空になると新しいものと交換され、廃トナー容器も廃トナーが満杯になると空のものと交換される。廃トナーは、一連の画像形成プロセスに使用された後のトナーであることから、使用前のフレッシュなトナーに比べて流動性が低く、廃トナー容器内に均一に堆積しにくいという特性がある。そのため、廃トナーが局所的に高く山状に堆積するなどしてしまうと、廃トナー容器内に廃トナーが満杯になっていないにもかかわらず、廃トナーの満杯状態を検知するセンサが誤検知するおそれがあった。
そこで、従来の廃トナー容器には、撹拌部材が設置されたり、廃トナー容器を振動させるカム機構が設置されたりして、堆積した廃トナーを均すようにすることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
前記従来の画像形成装置のように、廃トナー容器内の廃トナーを均すために、別途の撹拌部材やカム機構を設置する構成であると、これらを駆動させるモータ等の駆動装置も必要となる。そのため、装置の大型化を招くとともに、駆動装置を動作させるためのエネルギーが必要となるという問題点があった。
本発明は、前記従来の問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、大型化を招くことなく効率よく廃トナーを均すことを可能にする画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、トナー容器と廃トナー容器とを有するトナー収容部と、前記トナー収容部が装着される装着部と、前記トナー収容部を装着完了位置に固定する固定機構と、前記装着部から前記トナー収容部を押し出す押出機構とを備える画像形成装置を前提とし、前記固定機構には、前記トナー収容部の端部が前記装着部から押し出された押出位置と、前記装着完了位置との間で、前記トナー収容部が押し出されるのに抗して該トナー収容部を保持する弾性保持部材を備えられており、前記固定機構と前記押出機構との相互作用により、前記押出位置と前記装着完了位置との間で前記トナー収容部が揺動するように構成したことである。
この特定事項により、前記廃トナー容器に対して別途の撹拌部材やカム機構を備えさせずとも前記廃トナー容器を揺らすことができ、装置の大型化を招くことなく前記廃トナー容器内の廃トナーを効率よく均すことが可能となる。
前記画像形成装置における、より具体的な構成として次のものが挙げられる。つまり、前記構成の画像形成装置において、前記押出機構は、前記トナー収容部に当接する接触部を備え、前記接触部と前記トナー収容部との当接形態によって前記トナー収容部の振動方向が規定され、前記固定機構は前記押出機構による押し出しを一定範囲で規制することが好ましい。これにより、多様な装置形態に適用させて前記廃トナー容器を揺らすように構成することが可能となる。
前記構成の画像形成装置において、前記接触部は、前記トナー収容部の一端部から該トナー収容部の長手方向へ押圧することが好ましい。また、前記構成の画像形成装置において、前記接触部は、前記トナー収容部の下面側から該トナー収容部の高さ方向へ押圧する構成であってもよい。
このような構成により、前記トナー収容部に設けられた廃トナー容器を、その長手方向に沿って揺らしたり、長手方向に交差する高さ方向に揺らしたりすることが可能となる。
前記構成の画像形成装置において、前記接触部は、前記トナー収容部の押出方向に下り勾配の傾斜面を備える構成であってもよい。また、前記構成の画像形成装置において、前記トナー収容部は、前記トナー収容部の一端部に該トナー収容部の押出方向に下り勾配の傾斜面を備える構成であってもよい。
このような構成により、前記傾斜面に沿って前記トナー収容部がその長手方向に交差する高さ方向に相対移動するので、簡単な構造で、前記廃トナー容器を揺らすことが可能となる。
また、前記構成の画像形成装置において、前記接触部は多段状に形成されてもよく、前記廃トナー容器を断続的に揺らすことで、より効果的に廃トナーを均すことが可能となる。
本発明では、大型化を招くことなく廃トナー容器を揺動させるように構成し得て、前記廃トナー容器内の廃トナーを効率よく均すことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1について、図面を参照しつつ説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1を正面から見て示す概略断面図である。一例として示す画像形成装置1は、画像データに所定の画像処理を施し、モノクロ画像を用紙Pに出力するモノクロ画像形成装置である。画像形成装置1では、画像読取装置24により読み取られた画像データ、または外部から伝達された画像データに応じて、画像形成処理が行われる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1を正面から見て示す概略断面図である。一例として示す画像形成装置1は、画像データに所定の画像処理を施し、モノクロ画像を用紙Pに出力するモノクロ画像形成装置である。画像形成装置1では、画像読取装置24により読み取られた画像データ、または外部から伝達された画像データに応じて、画像形成処理が行われる。
なお、本発明に係る画像形成装置1としては、モノクロ画像形成装置に限定されるものではなく、用紙Pに対して多色および単色の画像を形成するプリンタ、コピー機、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置であってもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像形成装置本体10と原稿送り装置11とを備えている。画像形成装置本体10には、画像形成部14が設けられている。画像形成部14は、露光ユニット15、現像ユニット16、静電潜像担持体として作用する感光体ドラム17、クリーニング部18、帯電装置19および定着ユニット20を備えている。
また、画像形成装置本体10には、用紙搬送系30が設けられている。この用紙搬送系30には、給紙トレイ31、手差しトレイ32、排出ローラ33および排出トレイ34が備えられている。
画像形成装置本体10の上部には、原稿Gの画像を読み取るための画像読取装置24が設けられている。画像読取装置24は、原稿Gが載置される原稿載置台25を備えている。原稿載置台25の上方には原稿送り装置11が設けられている。画像形成装置1は、画像読取装置24で読み取られた原稿Gの画像を、画像データとして画像形成装置本体10に送り、用紙P上に記録する。
画像形成装置本体10には用紙搬送路W1が設けられている。給紙トレイ31または手差しトレイ32は、用紙Pを用紙搬送路W1に供給する。用紙搬送路W1は、用紙Pを転写ローラ23および定着ユニット20を経て排出トレイ34へと導く。
定着ユニット20は、用紙P上に形成されたトナー像を用紙Pに加熱定着する。用紙搬送路W1の近傍には、ピックアップローラ35、搬送ローラ36、レジストローラ37、転写ローラ23、定着ユニット20(ヒートローラ21、加圧ローラ22)、および排出ローラ33が配設されている。
画像形成装置1では、給紙トレイ31または手差しトレイ32にて供給された用紙Pは、レジストローラ37まで搬送される。用紙Pは、レジストローラ37により、用紙Pと感光体ドラム17上のトナー像とを整合するタイミングで、転写ローラ23に搬送される。感光体ドラム17上のトナー像は、転写ローラ23により用紙P上に転写される。
用紙Pは、その後、定着ユニット20におけるヒートローラ21および加圧ローラ22を通過し、搬送ローラ36および排出ローラ33を経て排出トレイ34に排出される。用紙Pの表面だけでなく、裏面にも画像形成を行う場合には、用紙Pは排出ローラ33から反転用紙搬送路W2へ逆方向に搬送される。用紙Pは、反転搬送ローラ38を経て表裏を反転し、再びレジストローラ37へ導かれ、裏面にトナー像が形成された後、排出トレイ34へ排出される。
(トナー収容部)
図2は、画像形成装置1に備えられるトナー収容部4の一例を示す斜視図である。トナー収容部4は、画像形成装置本体10に設けられている装着部12に収納される。トナー収容部4は、装着部12に装着された状態において画像形成部14へのトナー補給が可能とされる。
図2は、画像形成装置1に備えられるトナー収容部4の一例を示す斜視図である。トナー収容部4は、画像形成装置本体10に設けられている装着部12に収納される。トナー収容部4は、装着部12に装着された状態において画像形成部14へのトナー補給が可能とされる。
トナー収容部4は、例えば交換可能なカートリッジとして形成されており、その長手方向Aに沿って細長い箱形状を有している。トナー収容部4の長手方向Aの手前側A1には、廃トナー容器5が備えられ、奥側A2にはトナー容器6が備えられている。廃トナー容器5とトナー容器6とは相互に連結されている。
廃トナー容器5は、有底箱状の廃トナー容器本体51と、その上部を覆う上蓋52とを備えている。廃トナー容器5の上蓋52には、廃トナー容器本体51内に廃トナーを落下させる落下口53が設けられている。
トナー容器6は、廃トナー容器本体51よりも大きい有底箱状のトナー容器本体61と、トナー容器本体61の上部を覆う蓋体62とを備えている。トナー容器6の内部には、図示しない撹拌部材や搬送スクリューが配設されて、これらが回転することで収容されているトナーを撹拌し搬送するように構成されている。
廃トナー容器5の手前側A1の端面には、前カバー7が装着されている。前カバー7は、トナー収容部4の挿入方向(この場合、長手方向Aの奥側A2方向に一致する方向)の後端側に設けられている。トナー収容部4を構成する廃トナー容器5、トナー容器6、および前カバー7は、それぞれ合成樹脂系材料により形成されている。
トナー収容部4は、前カバー7とは反対側(奥側A2)の端面を先頭にして、長手方向Aに沿って装着部12内に挿入される。また、トナー収容部4は、長手方向Aに沿って手前側A1に引き出すことで、装着部12から容易に取り外すことが可能となっている。装着部12は、トナー収容部4を長手方向Aに沿って挿入および離脱しうるように構成されている。
(固定機構と押出機構)
画像形成装置本体10には、トナー収容部4を装着完了位置に固定する固定機構70と、装着部12からトナー収容部4を押し出す押出機構80とが備えられている。
画像形成装置本体10には、トナー収容部4を装着完了位置に固定する固定機構70と、装着部12からトナー収容部4を押し出す押出機構80とが備えられている。
図2に示すように、トナー収容部4における上下方向(トナー収容部4の高さ方向)Bの上面側、この場合には、廃トナー容器5の上蓋52の上面に位置するように、弾性保持部材71が配設されている。弾性保持部材71は、装着部12に設けられている嵌合突部74とともに、固定機構70を構成している。
弾性保持部材71は、画像形成装置本体10にトナー収容部4が装着されているときに、嵌合突部74を保持するための一対の部材を備えている。図2に例示する形態では、一対の部材における対向する面は、互いに略円弧状をなすように凹状に形成されて嵌合受部72を構成している。この嵌合受部72には嵌合突部74が嵌め込まれる。
弾性保持部材71は、前カバー7に一体に設けられている。図示するように、弾性保持部材71を構成する一対の部材において、嵌合受部72の手前側A1には、前カバー7に接続された基部73がそれぞれ設けられている。基部73は、前カバー7の上端部から奥側A2の方向に延びている。
嵌合受部72は、先端部が奥側A2に向けて開放されている。嵌合受部72の先端部は、対向する円弧状の壁部の離間距離よりも狭い幅にて開放されている。これにより、弾性保持部材71は、嵌合受部72と基部73との間、および嵌合受部72の先端部において、対向する面同士の間隔が狭くなっており、くびれた形状を有している。
弾性保持部材71は、前カバー7に一体に設けられてはいるが、廃トナー容器5の上蓋52には固定されていない。そのため、弾性保持部材71は外力によって容易に弾性変形しうるように備えられており、嵌合突部74の挿脱を、嵌合受部72において弾性変形しながら許容する。
嵌合突部74は、装着部12に一体に設けられている。例示の形態では、嵌合突部74は、弾性保持部材71に対応して配設されており、円柱形状を有している。
これにより、トナー収容部4を長手方向Aに沿って差し込むと、このトナー収容部4の移動に伴って、弾性保持部材71の先端部から嵌合受部72へ嵌合突部74が嵌め込まれ、保持される。弾性保持部材71の嵌合受部72と基部73との間は間隔が狭くなっているので、嵌合突部74は嵌合受部72に安定的に挟み込まれ、基部73まで進入することはない。嵌合突部74が弾性保持部材71に嵌め込まれ、嵌合受部72に挟み込まれているとき、トナー収容部4はこれ以上の差し込みが規制されており、装着完了位置にある。
図3は、トナー収容部4が装着完了位置にある状態を示す斜視図であり、図4は、トナー収容部4が押出位置にある状態を示す斜視図である。
押出機構80は、装着完了位置にあるトナー収容部4を装着部12から押し出す作用をなす。押出機構80は、装着部12に装着されたトナー収容部4の奥側A2に配設されている。図3に示すように、押出機構80は、トナー収容部4の奥側A2に位置するアーム部材81および接触部83を有する。
アーム部材81は、図4に示すようにトナー収容部4を押し出す押出位置と、図3に示すように押出位置から退避した退避位置との間で回動可能とされている。例えば、アーム部材81は、接続された駆動部13の駆動力によって、回動軸82を中心として軸まわりDに回動する。このとき、アーム部材81は、退避位置(図3)と押出位置(図4)との間で回動する。回動軸82は、アーム部材81の一端部に設けられており、アーム部材81の他端部にはトナー収容部4に当接する接触部83が設けられている。
回動軸82には、巻ばね等の付勢部材84が備えられており、アーム部材81を退避位置の方向へ付勢している。駆動部13によってアーム部材81が駆動されると、付勢部材84の付勢力に抗してアーム部材81は押出位置の方向に回動する。アーム部材81が軸まわりDに回動し、押出位置まで移動することで、接触部83はトナー収容部4の端部41を押し出すように作用する。
図3に示すように、トナー収容部4が装着完了位置にあるとき、アーム部材81は退避位置にある。また、図4に示すように、トナー収容部4が押し出されたとき、アーム部材81は押出位置にある。前記のとおり、画像形成装置本体10には、トナー収容部4を装着完了位置に保持する固定機構70が備えられている。固定機構70は、トナー収容部4の押出位置と、トナー収容部4の装着完了位置との間で、トナー収容部4が押し出されるのに抗してトナー収容部4を保持するように作用する。
このとき、固定機構70と押出機構80との相互作用によって、嵌合突部74が嵌合受部72から離脱しない範囲で、トナー収容部4は長手方向Aに沿って揺動するものとなる。トナー収容部4が長手方向Aに移動することで、嵌合突部74は嵌合受部72に保持された状態と、弾性保持部材71を変形させて嵌合受部72の先端部を押し拡げた状態との間で移動可能となる。
このようにトナー収容部4が揺動することで、このトナー収容部4に備えられている廃トナー容器5も一体となって同様に揺動する。廃トナー容器5が揺れることで、廃トナー容器5に収容されている廃トナーにはその振動が伝わり、堆積した廃トナーが揺らされる。したがって、廃トナー容器5内の山状に堆積しやすい廃トナーを、廃トナー容器5の揺れによって均すことが可能となる。
(実施形態1)
図5および図6は、実施形態1に係る画像形成装置1における押出機構80の接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部41との当接の様子を、それぞれ模式的に示す説明図である。なお、実施形態1ないし3に係る画像形成装置1は前述の基本構成を共通に備えるものであって、押出機構80の接触部83と、トナー収容部4の端部41とに特徴を有するものであることから、以下の説明では、当該構成について詳述するとともにその他の基本構成についての重複する説明を省略する。
図5および図6は、実施形態1に係る画像形成装置1における押出機構80の接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部41との当接の様子を、それぞれ模式的に示す説明図である。なお、実施形態1ないし3に係る画像形成装置1は前述の基本構成を共通に備えるものであって、押出機構80の接触部83と、トナー収容部4の端部41とに特徴を有するものであることから、以下の説明では、当該構成について詳述するとともにその他の基本構成についての重複する説明を省略する。
前記のとおり、押出機構80のアーム部材81の先端部に設けられた接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部41とはアーム部材81の回動により当接する。これらの接触部83とトナー収容部4の端部41との当接形態によって、トナー収容部4の振動方向は規定される。
図5(a)および図5(b)に示すように、実施形態1に係る画像形成装置1では、押出機構80の接触部83が、トナー収容部4の端部41を、トナー収容部4の長手方向Aの手前側A1の方向へ押圧する。押出機構80の接触部83と、これに当接するトナー収容部4の端部41が、互いに平行となる面を有する構成であるとき、押出機構80との当接によって、トナー収容部4は長手方向Aに沿って往復移動する。例示の形態では、接触部83の端面と、トナー収容部4の端部41は、長手方向Aに直交する平面を有して構成されている。
これにより、トナー収容部4は長手方向Aに沿って揺動するとともに、廃トナー容器5が長手方向Aに沿って共に揺動する。廃トナー容器5内の廃トナーは揺らされ、堆積形状が均される。このとき、固定機構70は、押出機構80による押し出しを、トナー収容部4の押出位置(図5(b)の状態)と、アーム部材81が退避位置にある装着完了位置(図5(c)の状態)との間の範囲に規制する。嵌合突部74は、嵌合受部72から離脱しない範囲で長手方向Aに往復移動する。したがって、廃トナー容器5は、幅S1の範囲で揺動するものとなる。
また、図6に示す形態では、トナー収容部4の端部41は、長手方向Aの奥側A2の方向へ徐々に窄まった断面形状を有しており、押出機構80の接触部83との当接面が図5のものよりも小さく形成されている。このような場合にも、固定機構70は、押出機構80による押し出しをトナー収容部4の押出位置(図6(b)の状態)と装着完了位置(図6(c)の状態)との間の範囲に規制する。廃トナー容器5は、幅S2の範囲で揺動するものとなる。
このように押出機構80の接触部83の端面と、トナー収容部4の端部41とが、長手方向Aに直交する平面を有して構成されることで、両者が面接触し、押出方向を長手方向Aに沿う方向に確実に導くことができる。
(実施形態2)
図7は、実施形態2に係る画像形成装置1における押出機構80の接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部41との当接の様子を模式的に示す説明図である。
図7は、実施形態2に係る画像形成装置1における押出機構80の接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部41との当接の様子を模式的に示す説明図である。
押出機構80のアーム部材81の先端部に設けられた接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部との当接形態は、押出機構80の接触部83の形状によって多様な構成とすることができる。
本実施形態では、押出機構80の接触部83は、トナー収容部4の押出方向である長手方向Aの手前側A1方向に下り勾配の傾斜面85を備えている。これに対して、トナー収容部4の端部41は、図5の場合と同様、長手方向Aに直交する平面を有して構成されている。
図7に示すように、押出機構80のアーム部材81が移動するとき、接触部83はトナー収容部4の端部41に、トナー収容部4の下面側から当接する。トナー収容部4の端部41は、押出機構80の傾斜面85に沿って斜め上方へ移動する。押出機構80はトナー収容部4を上下方向Bへ押圧する。
これにより、トナー収容部4は上下方向Bに沿って揺動するとともに、廃トナー容器5が上下方向Bに揺動するので、廃トナー容器5内の廃トナーは揺らされ、堆積形状が均される。このとき、固定機構70は、押出機構80による押し出しをトナー収容部4の押出位置(図7(c)の状態)と装着完了位置(図7(b)の状態)との間の範囲に規制する。廃トナー容器5は、上下方向Bの幅S3の範囲で揺れるものとなる。
(実施形態3)
図8は、実施形態3に係る画像形成装置1における押出機構80の接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部41と模式的に示す説明図である。押出機構80に設けられる接触部83は、必ずしも平坦な平面形状を有しているに限られず、押出機構80の押出圧がトナー収容部4および廃トナー容器5に伝わる構成であれば、曲面形状であっても凹凸を有する形状であっても、どのような形状に形成されていてもよい。
図8は、実施形態3に係る画像形成装置1における押出機構80の接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部41と模式的に示す説明図である。押出機構80に設けられる接触部83は、必ずしも平坦な平面形状を有しているに限られず、押出機構80の押出圧がトナー収容部4および廃トナー容器5に伝わる構成であれば、曲面形状であっても凹凸を有する形状であっても、どのような形状に形成されていてもよい。
実施形態1における押出機構80の接触部83は長手方向Aに直交する平面を有し、実施形態2における押出機構80の接触部83は傾斜面85を有する構成であるのに対し、この形態に係る押出機構80の接触部83は多段状に形成されている。
図8に示すように、押出機構80の接触部83には、複数の段部831が設けられて、トナー収容部4の端部41に対して段階的に接触することが可能な構成とされている。この場合、接触部83はトナー収容部4の端部41に、段部831から他の段部831へと段階的に接触していくものとなる。そのため、廃トナー容器5は断続的に揺らされ、小刻みに細かく振動するものとなり、より効果的に廃トナーを均すことが可能となる。
(実施形態4)
図9は、実施形態3に係る画像形成装置1における押出機構80の接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部41との当接の様子を模式的に示す説明図である。
図9は、実施形態3に係る画像形成装置1における押出機構80の接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部41との当接の様子を模式的に示す説明図である。
押出機構80のアーム部材81の先端部に設けられた接触部83と、トナー収容部4の奥側A2の端部との当接形態は、トナー収容部4の端部41の形状によっても多様な構成とすることができる。
本実施形態では、トナー収容部4の端部41は、トナー収容部4の押出方向である長手方向Aの手前側A1方向に下り勾配の傾斜面42を備えている。これに対して、押出機構80の接触部83は、図5の場合と同様、長手方向Aに直交する平面を有して構成されている。
図9に示すように、押出機構80のアーム部材81が移動するとき、接触部83はトナー収容部4の傾斜面42に当接しつつ手前側A1方向へ移動する。これに伴って、トナー収容部4の傾斜面42が接触部83に乗り上げ、傾斜に沿って摺動する。押出機構80はトナー収容部4を上下方向Bに下面側から押圧するものとなる。
これにより、トナー収容部4は上下方向Bに沿って揺動するとともに、廃トナー容器5が上下方向Bに揺動するので、廃トナー容器5内の廃トナーは揺らされ、堆積形状が均される。このとき、固定機構70は、押出機構80による押し出しをトナー収容部4の押出位置(図9(c)の状態)と装着完了位置(図9(b)の状態)との間の範囲に規制する。トナー収容部4および廃トナー容器5は上下方向Bの幅S4の範囲で揺れるものとなる。
なお、トナー収容部4の端部41の形状も、押出機構80の接触部83と同様に多様な構成とすることができ、平坦面または傾斜面を有するに限られず、曲面、凹凸部、または段部を有する形状など、どのように形成されてもよい。
以上のように、前記いずれの実施形態にあっても、トナー収容部4が揺動することで、トナー収容部4に備えられている廃トナー容器5も同様に揺動し、廃トナー容器5に収容されている廃トナーを均すことが可能となる。そのため、廃トナー容器5の満杯状態を検知するセンサが誤検知したり頻繁なメンテナンスが必要になったりする不都合が解消され、効率よく廃トナーを廃トナー容器5に収容していくことが可能となる。また、そのために装置を大型化する必要性もなく、押出機構80と固定機構70とを利用して好適に廃トナー容器5を揺らすことが可能となる。
また、前記のように廃トナー容器5を揺動させる動作は、トナー容器本体61のトナー撹拌動作に連動させて行うほか、トナー像を形成した用紙Pの枚数やトナー補給量等によって適宜のタイミングで行うことができる。例えば、トナー補給量の検知動作または廃トナー量の検知動作に基づいて、自動的に、または選択的に、廃トナー容器5を揺らすように制御することができる。また、前記検知動作に基づいて、ユーザに廃トナー容器5の揺動操作を喚起するように構成されてもよい。
図10は、画像形成装置1に備えられる操作パネル101の一例を示す説明図である。選択的に揺動させる例として、図示するように、廃トナーの満杯状態が検知された場合、操作パネル101に廃トナー容器5の揺動可否について表示されるように構成されてもよい。これにより、廃トナーの満杯状態が検知されたことを伝えて、廃トナー容器5を揺動させる「揺動モード」、廃トナー容器5を交換する「交換」、または「キャンセル」のいずれかを選択可能とされている。「揺動モード」を選択することにより廃トナー容器5を揺動させ、廃トナー容器5内の廃トナーを均すことが可能となり、必要以上に交換することを防ぐことができる。
なお、本発明に係る画像形成装置1は、前述した各実施形態に示す構成のものに限定されず、押出機構80、固定機構70、およびトナー収容部4等の各構成はこれらの相互作用によりトナー収容部4を揺動させられるものであれば他の形状を有するものであってもよい。また、トナー収容部4は、モノクロ画像またはカラー画像の各色に対応させて装着されたトナーカートリッジであってもよい。本発明は、請求項に示される範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置
12 装着部
14 画像形成部
18 クリーニング部
24 画像読取装置
30 用紙搬送系
4 トナー収容部
41 端部(一端部)
42 傾斜面
5 廃トナー容器
6 トナー容器
70 固定機構
71 弾性保持部材
72 嵌合受部
74 嵌合突部
80 押出機構
83 接触部
85 傾斜面
12 装着部
14 画像形成部
18 クリーニング部
24 画像読取装置
30 用紙搬送系
4 トナー収容部
41 端部(一端部)
42 傾斜面
5 廃トナー容器
6 トナー容器
70 固定機構
71 弾性保持部材
72 嵌合受部
74 嵌合突部
80 押出機構
83 接触部
85 傾斜面
Claims (7)
- トナー容器と廃トナー容器とを有するトナー収容部と、
前記トナー収容部が装着される装着部と、
前記トナー収容部を装着完了位置に固定する固定機構と、
前記装着部から前記トナー収容部を押し出す押出機構とを備える画像形成装置であって、
前記固定機構には、前記トナー収容部の端部が前記装着部から押し出された押出位置と、前記装着完了位置との間で、前記トナー収容部が押し出されるのに抗して該トナー収容部を保持する弾性保持部材が備えられ、
前記固定機構と前記押出機構との相互作用により、前記押出位置と前記装着完了位置との間で前記トナー収容部が揺動することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記押出機構は、前記トナー収容部に当接する接触部を備え、
前記接触部と前記トナー収容部との当接形態によって前記トナー収容部の振動方向が規定され、
前記固定機構は前記押出機構による押し出しを一定範囲で規制することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置において、
前記接触部は、前記トナー収容部の一端部から該トナー収容部の長手方向へ押圧することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置において、
前記接触部は、前記トナー収容部の下面側から該トナー収容部の高さ方向へ押圧することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4に記載の画像形成装置において、
前記接触部は、前記トナー収容部の押出方向に下り勾配の傾斜面を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4に記載の画像形成装置において、
前記トナー収容部は、前記トナー収容部の一端部に該トナー収容部の押出方向に下り勾配の傾斜面を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置において、
前記接触部は、多段状に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019048357A JP2020148997A (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019048357A JP2020148997A (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020148997A true JP2020148997A (ja) | 2020-09-17 |
Family
ID=72429749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019048357A Pending JP2020148997A (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020148997A (ja) |
-
2019
- 2019-03-15 JP JP2019048357A patent/JP2020148997A/ja active Pending
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