JP2015062153A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】電池パックケース内に収納された電池モジュールの電気制御部品を接続する副電気導体から電池パックケースの内面に放熱し易い電池パックを提供する。
【解決手段】電池パック100は、内部に複数の電池セル4を備えた電池モジュール2、3と、電池モジュール2、3を内部に密閉して配置する電池パックケース1と、電池セル4の相互間を接続するセル接続主電気導体5とを備える。また、電池パック100は、電池パックケース1の外部と電池パックケース1の内部とを電気的に接続する外部主電気導体6、7を有する。そして、セル接続主電気導体5と外部主電気導体6、7との間に副電気導体8〜10を介して接続された電気制御部品11〜13とを備える。また、副電気導体8〜10は、電池パックケース1内において露出して設けられ、電気制御部品14も露出された副電気導体15、16に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池パックケース内に電池モジュールを密閉して配置し、電池パックケースの外部と電気的に接続される外部主電気導体と、電池モジュールに接続され電池パックケースに内蔵された電気制御部品とを備えた電池パックに関するものである。
従来、特許文献1に記載の電池パックの構成が知られている。この電池パックは、車両の座席下において、カバーパネルの下に形成された電池収容空間に収納されている。そして、電池パックは、電池収容空間において、電池パックの長手方向が、車両の幅方向と平行な状態でフロアパネル上に配置されている。この電池パックは、その全体がアッパーケースに覆われており、そのアッパーケースの下側に複数の電池モジュールが設けられている。
電池パックは、アッパーケースとロアーケースとを備えており、それらアッパーケースとロアーケースとは、それらの幅方向両側縁において互いに付け合わせされている。部品収容ケースは、電池パックの長手方向一方の端に配設されている。部品収容ケースは、上側に開口する略直方体形状の箱体であり、その部品収容ケース内には、電池パック内の電池モジュールを制御するために、バッテリーコンピュータ、リレー、電流センサ等の電気制御部品が収容されている。
バッテリーコンピュータは、部品収容ケース内において、電流センサと接続されることにより、電池モジュールにより発生させられる電流を検出し、充放電電流の積算などから電池モジュールの充電状態を管理する。
また、バッテリーコンピュータは、電圧検出線により電池モジュールと接続されて電池モジュールの総電圧を検出すると共に、その電圧などから電池モジュールが異常であるか否かを監視する。また、リレーは、高電圧回路の電源の接続・遮断を行なうものである。
送風ファンは、部品収容ケースの下面に設けられた後述する空気導入路の開口に接続される。排気側の空気流通ダクトである排気ダクトは、車両搭載上の都合により全体として湾曲させられた管状部材である。この排気ダクトは、基部側を構成する第1排気ダクトと先端部側を構成する第2排気ダクトとからなり、それら第1排気ダクトおよび第2排気ダクトの内部に排気路が形成されている。
このように電池パックケースの内部に外部から送風機で風を送り込み、排気を外部に放出する方式を本件では開放型と呼ぶことにする。これに対して電池パックケースが外部から密閉されており、この密閉された空間から放射または対流により外部に熱を放散するもの、または、密閉空間に送風機を有し、密閉空間の空気等の流体を攪拌するものを密閉型と呼ぶことにする。
特開2002−219949号公報
上記特許文献1の技術によると、電池パックケース自体は非密閉構造である開放型であり、外部から冷却風が導入される構造である。そのため、電池パックケース内に、塵埃または水滴等が入る可能性があり、リレー等の電気制御部品は、電池パックケース内においてカバー等の絶縁被覆で覆われる。よって、電気制御部品を接続するバスバー等の副電気導体も、カバー等の絶縁被覆で覆われ、電池パックケース内に露出することができない。なお、この電気制御部品を接続するバスバーまたはワイヤハーネスの副電気導体に対して、電池セル相互間を接続するバスバーまたはワイヤハーネスをセル接続主電気導体と呼ぶことにする。
例えば、防水防塵のためにバスバー等が樹脂カバーで覆われると、当該バスバー等からの放熱が困難になる。そのため、電池パックケース内の空気の熱をバスバー等に吸収させ、バスバー等を通じて、電池パックケース外に放熱することが困難である。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、電池パックケース内に収納された電池モジュールの電気制御部品を接続する副電気導体から電池パックケースに放熱し易い電池パックを提供することにある。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、本発明の一つでは、電池パック(100)は、内部に複数の電池セル(4)を備えた電池モジュール(2、3)と、電池モジュール(2、3)を密閉された内部空間に配置する電池パックケース(1)とを備える。また、電池パック(100)は、電池セル(4)間を接続するセル接続主電気導体(5)と、電池パックケース(1)の外部と電池パックケース(1)の内部とを電気的に接続する外部主電気導体(6、7)とを備える。そして、セル接続主電気導体(5)と外部主電気導体(6、7)との間に副電気導体(8〜10、15、16)を介して接続された電気制御部品(11〜14)を備えている。また、副電気導体((8〜10、15、16)は、電池パックケース(1)内において露出して設けられている。
この発明によれば、電池パックケースは密閉構造であり、内部に電池モジュールと電気制御部品とを収納している。電気制御部品は、電池パックケース内に密閉されている。そのため、電気制御部品に接続された副電気導体は、電池パックケース内において露出している。従って、副電気導体を介して電池パックケース内で発生した熱が、電池パックケースに伝達し易く、冷却性能が優れる。
次に、本発明の一つでは、電池パックケース(1)は、6つの面を持つ直方体である。そして、電池パックケース(1)内に充填された気体を介して副電気導体(8〜10、15、16)からの熱を電池パックケース(1)に伝達し、電池パックケース(1)を介して外気に放散させる。副電気導体(8〜10、15、16)は、断面矩形の金属製導体から成り、この金属製導体は屈曲加工されることにより金属製導体の一側面が直方体の6つの面のうちの2つ以上の面に対向している。
この発明によれば、副電気導体は、断面矩形の金属製導体から成り、金属製導体は屈曲されることにより金属製導体の一側面が直方体の2つ以上の面に対向している。よって、金属製導体の一側面から放射された熱が電池パックケースの異なる面に夫々伝わり、放熱特性が優れる。
次に、本発明の一つでは、副電気導体(8〜10、15、16)は、少なくとも5箇所の屈曲部(91〜95)を有する。
この発明によれば、副電気導体は、少なくとも5箇所の屈曲部を有するから、金属製導体の一側面から放射された熱が電池パックケースの異なる多面に伝わり、放熱特性が優れる。
次に、本発明の一つでは、副電気導体(8〜10、15,16)は、屈曲加工された部位としての捻じり部を有している。この発明によれば、副電気導体は、捻じられることにより金属製導体の一側面が直方体の異なる面に対向しているから、金属製導体の一側面から放射された熱が電池パックケースの異なる面に伝わり、放熱特性が優れる。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号ないし説明は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を分かり易く示す一例であり、発明の内容を限定するものではない。
本発明の第1実施形態を示す電池パックの内部構成図である。 図1の電池パックを矢印II方向から見た電池パックケースの側面図である。 上記実施形態における、セル接続主電気導体と外部主電気導体との間を接続する副電気導体の平面図である。 図3の矢印IV−IV線に沿う一部断面図である。 上記第1実施形態の作用効果を説明する特性図である。 図3の矢印IV−IV線に沿う第1実施形態の変形例を説明する断面図である。 本発明の第2実施形態に使用される副電気導体の正面図である。 図7の矢印VIII方向から見た副電気導体の平面図である。 図7の矢印IX方向から見た副電気導体の左側面拡大図である。 上記第2実施形態に対する比較例を示す副電気導体の平面図である。 本発明の第3実施形態にかかわる副電気導体の製造過程を示す説明図である。 本発明の第4実施形態を示す電池パックの内部構成図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部を説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図5を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態を示す電池パックの内部構成を示している。図1において電池パック100は、電池パックケース1の内部に複数の電池モジュール2、3(電池スタックとも言う)を備えている。
電池モジュール2、3は、夫々内部に複数の電池セル4を備えている。金属製または樹脂製の電池パックケース1は、電池モジュール2、3を密閉された内部空間に配置している。複数の電池セル4間は、電池セル4に接続された主電気導体を成すセル接続主電気導体5によって接続されている。外部主電気導体6、7は、電池パックケース1の外部と電池パックケース1の内部とを電気的に接続する。
そして、セル接続主電気導体5と外部主電気導体6との間に、第1副電気導体8および第2副電気導体9を介して接続された第1電気制御部品11および第2電気制御部品12を備えている。第1副電気導体8と第2副電気導体9とは、電池パックケース1内において、絶縁被覆が無い状態で露出して設けられている。すなわち、第1副電気導体8と第2副電気導体9は、絶縁被覆等でおおわれていない金属導体からを有する。
また、セル接続主電気導体5と外部主電気導体7との間に、第3副電気導体10を介して接続された第3電気制御部品13を備えている。第3電気制御部品13は、電池パックケース1内において、露出して設けられている。
更に、一部が電池パックケース1の外部に設けられた第4電気制御部品14が、セル接続主電気導体5に、第4副電気導体15および第5副電気導体16を介して接続されている。第4副電気導体15と第5副電気導体16とは、電池パックケース1内において、露出して設けられている。
第1〜第5副電気導体8〜10、15、16は、電池パック100を構成する電気導体のうち、電池セル4の電極端子に接続されたセル接続主電気導体5と、電池パック100の外部に導かれた外部主電気導体6、7以外の電気導電体と定義される。つまり、第1〜第5副電気導体8〜10、15、16は、セル接続主電気導体5と第1〜第4電気制御部品11〜14とを接続する電気導体である。
第1電気制御部品11は、マイナス側のリレー(Nリレーとも言う)である。第2電気制御部品12はヒューズである。従来技術においては、これらのマイナス側のリレー及びヒューズはカバーに覆われて電池パックケース1内に収納されていた。しかし、第1実施形態においては、カバーが無く、マイナス側のリレー及びヒューズは第1副電気導体8および第2副電気導体9と共に電池パックケース1内において露出している。
マイナス側のリレーに対してプラス側のリレー(Pリレーとも言う)となる第3電気制御部品13が存在する。セル接続主電気導体5とプラス側の外部主電気導体7との間に、第3副電気導体10を介して第3電気制御部品13を成すプラス側のリレーが接続されている。第3副電気導体10および第3電気制御部品13を成すプラス側のリレーも、電池パックケース1内において露出して設けられている。
マイナス側のリレーを成す第1電気制御部品11およびプラス側のリレーを成す第3電気制御部品13は、電気信号によって電気接点が開閉するため接触抵抗が存在し通電時に発熱するため、冷却対策が重要になる。
図1の電池パック100は、電池パックケース1内に2つの電池モジュール2、3を有している。2つの電池モジュール2、3相互間には、第4副電気導体15および第5副電気導体16を介して第4電気制御部品14を成すサービスプラグが接続されている。サービスプラグとなる第4電気制御部品14の一部は、電池パックケース1の外部に露出している。つまり電気制御部品11〜14の一部であるサービスプラグが、電池パックケース1外に設置され、この一部を除くサービスプラグの他部に接続された第4副電気導体15および第5副電気導体16が電池パックケース1内において露出されている。
サービスプラグとなる第4電気制御部品14は、電池セル4の所定の端子間を連結する電気制御部品(特には電流制御機器)であり、電流線に接続されている電池モジュール2、3間を非導通状態および導通状態にできる抜き取り式のプラグである。例えば、サービスプラグは、メンテナンス時に操作される非通電用のスイッチであり、プラグを抜けば電流が流れない状態を外部から目視できるものであり、電池パック100の回路を強制的に切断することができる。サービスプラグは、抜き取り可能な把手部を含むプラグが電池パックケース1の外部に露出する形態で、土台部が電池パックケース1に固定されている。
図2は図1の電池パック100を、図1の矢印II方向から見た電池パックケース1の側面の構成を示している。電池パックケース1は、図1および図2のように第1面21〜第6面26の6つの面を持つ直方体である。図1において、第1面21は電池パックケース1内面の右側面、第2面22は電池パックケース1内面の後方側面、第3面23は電池パックケース1内面の左側面である。また、第4面24は電池パックケース1内面の前方側面、第5面25は電池パックケース1内面の天井側面(図2)、第6面26は電池パックケース1内面の底側面に相当する。
電池パックケース1内には、空気からなる気体が充填されている。この気体を介して第1〜第5副電気導体8〜10、15、16からの熱を電池パックケース1の内面に伝達し、電池パックケース1を介して外気に放散させている。
第1副電気導体8は、断面矩形のバスバーから成り、このバスバーは、異なる方向に複数個所で屈曲されることにより、バスバーの屈曲加工された一側面が直方体である電池パックケース1内面の異なる上記面21〜26に対向している。
このように、電池パックケース1は、箱型であり、第1面21〜第6面26までの6つの面を持つ直方体から成る。電池パックケース1内に充填された例えば空気からなる気体を介して第1〜第5副電気導体8、9、15、16からの熱を電池パックケース1に伝達し、電池パックケース1を介して外気に熱を放散させている。
電池パックケース1内の流体を移動させる送風機27が電池パックケース1内に収納されている。図1においては軸流ファンから成る送風機27が2つのループ状の矢印Y11、Y12のように、電池パックケース1内の流体である空気を移動させる。この送風機27により、バスバーからなる第1〜第5副電気導体8〜10、15、16が流体の流れによって冷却される。
図3は、図1の第1電気制御部品11と第2電気制御部品12との間を接続する第1副電気導体8の平面構造を示している。第1副電気導体8は、上記のように断面矩形の金属製導体(バスバー)から成る。この金属製導体は、屈曲加工されることにより、金属製導体の一側面が直方体の電池パックケース1の内面における2つ以上の面に対向している。
図4は、図3の矢印IV−IV線に沿う一部断面構造を示している。第1副電気導体8は、銅材料を鍛造加工して屈曲した形状に加工されている。それにより、第1副電気導体8を成す金属製導体は、一側面8a1、8b1、8c1、8d1、8e1(以下、一側面8a1〜8e1と言う)および他側面8a2、8b2、8c2、8d2、8e2(以下、他側面8a2〜8e2という)を持っている。
また、第1副電気導体8は、断面矩形の導体から成り、導体の断面のうち幅の広い平面部を有する一側面8a1〜8e1が、夫々電池パックケース1の異なる面に対向している。つまり、図3にて示す第1副電気導体8の幅の広い平面部を有する一側面8a1〜8e1が、夫々電池パックケース1の異なる面である第5面25、第3面23、第4面24、第1面21、第6面26に対向している。
また、第1副電気導体8の幅の広い平面部を有する一側面8a1〜8e1とは反対側の他側面8a2〜8e2(図3)が、夫々電池パックケース1の異なる面である第6面26、第1面21、第2面22、第3面23、第5面25に対向している。更に、第1副電気導体8は、6箇所の屈曲部91〜96を有する。
従って、第1副電気導体8の幅の広い平面部である一側面8a1〜8e1と他側面8a2〜8e2から放射された熱は電池パックケース1内の第1面21〜第6面26までの全面に伝達される。このため、効率よく第1副電気導体8ひいては第1電気制御部品11および第2電気制御部品を冷却することができる。
また、送風機27のよる流体の流れが一様でなく変化しても、第1副電気導体8の上記一側面8a1〜8e1と他側面8a2〜8e2とが、流体の流れる方向に対して直角に交わることが多くなり、冷却性能が向上する。
(第1実施形態の作用効果)
上記第1実施形態においては、電池パック100は、内部に複数の電池セル4を備えた電池モジュール2、3と、電池モジュール2、3を内部に密閉して配置する電池パックケース1と、電池セル4間を接続するセル接続主電気導体5とを備える。また、電池パック100は、電池パックケース1の外部と電池パックケース1の内部とを電気的に接続する外部主電気導体6とセル接続主電気導体5との間に接続された第1副電気導体8と第1電気制御部品11とを備える。そして、第1副電気導体8は、電池パックケース1内において露出して設けられている。
これによれば、電池パックケース1は密閉構造であり、内部に電池モジュール2、3と第1電気制御部品11とを収納している。電池パックケース1が密閉構造であるため、第1電気制御部品11に接続された第1副電気導体8は、防水または防塵のためのカバーが不要であり、電池パックケース1内において露出している。従って、第1副電気導体8を介して第1電気制御部品11で発生した熱が電池パックケース1に伝達し易く、冷却性能が優れる。
次に、電池パックケース1は、第1面21〜第6面26までの6つの面を持つ直方体から成る。すなわち、電池パックケース1は、箱型のケースから成る。電池パックケース1内に充填された気体を介して第1副電気導体8からの熱を電池パックケース1に伝達し、電池パックケース1を介して外気に放散させることができる。また、第1副電気導体8は、断面矩形の金属製導体から成り、この金属製導体は、屈曲加工されることにより金属製導体の屈曲加工された一側面8a1〜8e1が電池パックケース1の6つの面のうちの異なる面に対向している。これによれば、金属製導体の一側面8a1〜8e1から放射された熱が電池パックケース1の異なる面に分散して伝わり、放熱特性が優れる。
次に、電池パックケース1内の流体を移動させる送風機27が、電池パックケース1内に収納されており、金属製導体の一側面8a1〜8e1が流体の流れによって冷却される。また、第1副電気導体8は、断面矩形の金属導体から成り、金属導体の一側面8a1〜8e1が電池パックケース1の異なる面に対向している。従って、送風機27による流体の流れが一様でなく変化しても、金属製導体の一側面8a1〜8e1が流体の流れる方向に対して直角に交わることが多くなり、冷却性能が向上する。
次に、第1電気制御部品11は、第1副電気導体8に接続されたリレーである。従って、このリレーは、通電時に熱を発生するが、電池パックケース1内において露出している第1副電気導体8を介してリレーの熱が電池パックケース1に伝達され、リレーが効率よく冷却される。
次に、第1電気制御部品11以外の電気制御部品12〜14を備えている。これらの電気制御部品12〜14は、第1副電気導体8またはその他の副電気導体9、10、15、16に接続されたヒューズ(第2電気制御部品12)、その他のリレー(第3電気制御部品13)、サービスプラグ(第4電気制御部品)のうちのいずれかから成る。
これによれば、電池パックケース1内において露出している第1副電気導体8またはその他の副電気導体9、10、15、16を介して、ヒューズ、その他のリレー、サービスプラグのうちのいずれかからの熱が電池パックケース1に効率よく伝達される。従って、ヒューズ、その他のリレー、サービスプラグのうちのいずれかが効率よく冷却される。
特に、サービスプラグは、電池パックケース1の外部に少なくとも一部が設置されるため、電池パックケース1の外部に設置されるサービスプラグの一部からも放熱可能であり、冷却効果が一層向上する。
また、電池パックケース1の外部と電気的に接続する外部主電気導体6、7を通じて、第1電気制御部品11、第2電気制御部品12および第3電気制御部品13の発熱が、電池パックケース1の外部に放熱できる。このため、電池パックケース1内部の温度上昇を抑えることが可能であり、冷却効果が向上することができる。
以上のように冷却効果が向上することにより、第1に、電池パック100の発熱上限量(例えば電池パックケース1内の上限温度)で決まる電池パック100の高出力維持可能時間が伸び、性能が向上する。第2に、電池パック100の生涯平均温度で決まる電池パック容量の劣化が抑えられ、劣化後性能が向上する。
第3に、電池パック100内部の温度が下がるため、特に樹脂材料の熱劣化が抑えられる。このため、安価な樹脂材料または安価な樹脂構造が採用可能であり、コスト削減が可能になる。
第4に、電池パック100内部の温度が下がるため、電線等の各電気伝導部品の耐熱温度に対する余裕度が拡大し、導体断面積等のサイズの縮小化または放熱構造の簡素化が可能となり、部品コスト、材料コスト、加工コストのいずれかが削減可能である。
次に、図5を用いて、第1実施形態の作用効果を説明するために、電池セル4の発熱温度であるセル発熱温度Tgおよび電池セル4の温度であるセル温度Tsの特性を比較する。ここで、外気温度Toutにセル発熱温度Tgを加えた温度がセル温度Tsである。
図5を使用して、上記第1実施形態の第1〜第5副電気導体8〜10、15、16が、電池パックケース1内において露出され、かつ、特に第1副電気導体8を成す金属製導体が屈曲されている第1実施形態の作用効果を説明する。
図5において、従来(冷却なし)とあるのは、第1〜第5副電気導体8〜10、15、16が絶縁樹脂で覆われている(露出していない)従来構成を示す。この場合、外気温度Toutが25℃であり、この外気温度Toutにセル発熱温度Tgが加わってセル温度Tsは63.4℃になる。
露出(冷却なし)とあるのは、第1〜第5副電気導体8〜10、15、16の絶縁樹脂を剥がして金属製導体(銅体)を露出させた構成を示す。この場合、外気温度Toutが25℃であり、この外気温度Toutにセル発熱温度Tgが加わってセル温度Tsは59.8℃になる。従って、先の従来(冷却なし)よりも約10%の温度低減効果がある。
露出多面(冷却なし)とあるのは、第1〜第5副電気導体8〜10、15、16の絶縁樹脂を剥がして銅体を露出させ、更に、特に第1副電気導体8を折り曲げて多面から電池パックケースに向けて放熱する構成を示す。この場合、外気温度Toutが25℃であり、この外気温度Toutにセル発熱温度Tgが加わってセル温度Tsは57.5℃になる。従って、先の従来(冷却なし)よりも約15%の温度低減効果がある。
従来(冷却)とあるのは、第1〜第5副電気導体8〜10、15、16に絶縁樹脂が被覆されたままであるが、電池パックケース1内に送風機27を配置して、電池パックケース1内の流体を流動させながら電池パックケースに向けて放熱する構成を示す。この場合、外気温度Toutが25℃であり、この外気温度Toutにセル発熱温度Tgが加わってセル温度Tsは57.1℃になる。
露出多面(冷却)とあるのは、第1〜第5副電気導体8〜10、15、16の絶縁樹脂を剥がして銅体を露出させ、更に、特に第1副電気導体8を折り曲げて多面から電池パックケース1に向けて放熱させた第1実施形態の構成を示す。また、この第1実施形態では、電池パックケース1内の空気を送風機27で流動させている。この場合、外気温度Toutが25℃であり、この外気温度Toutにセル発熱温度Tgが加わってセル温度Tsは52℃になる。従って、先の従来(冷却)よりも約15%の温度低減効果がある。
次に、上記実施形態においては、複数の電池セル4を備えた電池モジュール2、3を密閉された電池パックケース1内に内蔵している。複数の電池セル4間は、電池セル4に接続された主電気導体であるセル接続主電気導体5によって接続されている。この主電気導体は帯状の金属導体であり、電池パックケース1内において、絶縁樹脂を剥がして金属製導体が露出されている。
よって、主電気導体から電池パックケース1に向かって熱が効率よく放熱される。更に、第1電気制御部品11、第3電気制御部品13、および、第2電気制御部品12に防水カバーを被せずに電気制御部品自体を露出させている。かつ、これらの電気制御部品11〜13に接続された第1〜第3副電気導体8、9、10も金属製導体を露出させることで、冷却効果を向上させている。
更に、サービスプラグのような電池パックケース1の外部に少なくとも一部が設置される第4電気制御部品14に接続された第4副電気導体15および第5副電気導体16を、電池パックケース1内において露出させている。これにより、第4電気制御部品14と第4副電気導体15と第5副電気導体16とからも放熱可能である。よって、冷却効果を向上させることができる。これにより、電池パックケース1内部の温度上昇を抑えることが可能である。
次に、上記第1実施形態においては、第1〜第4電気制御部品11〜14の一つは、副電気導体8〜10、15,16のいずれかに接続されたリレーから成る。これによれば、リレーは通電時に熱を発生する。しかし、電池パックケース1内において露出している副電気導体8〜10、15,16の一つを介してリレー内で発生した熱が電池パックケース1に効率よく伝達され、リレーが効率よく冷却される。
また、第1〜第4電気制御部品11〜14の一つは、副電気導体8〜10、15,16のいずれかに接続されたヒューズまたはサービスプラグから成る。これによれば、電池パックケース1内において露出している副電気導体8〜10、15,16のいずれかを介してヒューズまたはサービスプラグの熱が電池パックケース1に効率よく伝達される。従って、ヒューズまたはサービスプラグが効率よく冷却される。
更に、第1〜第4電気制御部品11〜14の一部であるサービスプラグが、少なくとも部分的に電池パックケース1の外部に設置され、このサービスプラグに接続された副電気導体15、16が電池パックケース1内において露出されている。
これによれば、電池パックケース1内の副電気導体15、16と、一部が電池パックケース1の外部に設置された上記サービスプラグとから電池パックケース1の外部に放熱可能であり、冷却効果が一層向上する。
(第1実施形態の変形例)
図6を使用して、第1実施形態の変形例を説明する。図6は図4に示す構造の変形例を示している。上記第1実施形態の説明では、第1副電気導体8は銅材料を鍛造加工して屈曲した形状に加工されている。それにより、第1副電気導体8を成す金属製導体は、一側面8a1〜8e1と他側面8a2〜8e2を持っていた。
図6に示す変形例では、一本の平角バスバーの少なくとも一部を折り重ねて第1副電気導体8を形成している。そのため、折り重ね部分8b12が形成されるが、一本の平角バスバーを折り曲げることで形成できるため加工が容易である。
この図6の第1副電気導体8を成す金属製導体の構成は、図6および援用する図3にされる。第1副電気導体8の幅の広い平面部を有する一側面8a1〜8e1が、夫々電池パックケース1の異なる面である第5面25、第3面23、第4面24、第1面21、第6面26に対向している。
また、第1副電気導体8の幅の広い平面部を有する一側面8a1〜8e1とは反対側の他側面8a2〜8e2が、夫々電池パックケース1の異なる面である第6面26、第1面21、第2面22、第3面23、第5面25に対向している。
従って、第1副電気導体8の幅の広い平面部である一側面8a1〜8e1と他側面8a2〜8e2から放射された熱は電池パックケース1内の第1面21〜第6面26までの全面に伝達される。このため、効率よく第1副電気導体8ひいては第1電気制御部品11および第2電気制御部品を冷却することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上記した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。なお、第2実施形態以下については、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明が援用される。
図7は、本発明の第2実施形態に使用される第1副電気導体8を示す。図8は、図7の矢印VIII方向から見た第1副電気導体8を示す。図9は、図7の矢印IX方向から見た第1副電気導体8の拡大形状を示す。図10は第2実施形態に対する第1副電気導体8の比較例を示し、図8に対応する形状を示している。この比較例の第1副電気導体8は、4箇所の屈曲部91〜94を有する。
単一の平角バスバーの二箇所を単に折り曲げて図10の比較例のように第1副電気導体8を製作した場合は、第1副電気導体8の発熱は、主として矢印Y101、Y102方向に熱が放射される。そのため、矢印Y101、Y102方向と対面する電池パックケース1の内面に熱が集中する。また、矢印Y103、Y104方向にも若干熱が放射される。
しかし、第2実施形態においては、図8のように、第1副電気導体8の中央部に矢印Y101方向に突出する膨出部81を形成している。この膨出部81の形成によって電流経路として不要になった部分に切欠き部(肉ぬすみ)82を設けている。従って、第2実施形態の第1副電気導体8は、一側面8a1〜8e1に追加の側面8f1を有する。
これによれば、比較例となる図10の主として矢印Y101、Y102方向の放射に加えて、追加の側面8f1から図8の紙面垂直方向にも放射される。これによって、第1副電気導体8の発熱が電池パックケース1の多面に伝達され易くなり、電池パックケース1から外部に効率よく熱を放散させることができる。また、第1副電気導体8は、5箇所の屈曲部91〜95を有する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記した実施形態と異なる部分を説明する。図11を使用して、本発明の第3実施形態にかかわる副電気導体の製造過程を説明する。図11において、第1副電気導体8は、屈曲加工された部位としての捻じり部85を有している。第1副電気導体8を成す金属製導体は保持用工具86にて一端が固定され、他端が挟持用工具87で矢印Y111のように挟まれる。次に、保持用工具86を矢印Y112のように回転させて捻じり部85が形成される。
このように、第1副電気導体8の平面部から多方面に熱が放射されるようにするため、第1副電気導体8の一部を捻じっている。折り曲げ加工や鍛造加工以外にも捻じり加工を施すことによって第1副電気導体8の平面部からの熱を多方向に放散させ、第1副電気導体8を包み込む電池パックケース1内の多面に放射熱を伝達することができる。
(第3実施形態の作用効果)
第3実施形態における第1副電気導体8は、断面矩形のバスバーから成り、バスバーは捻じられることによりバスバーの一側面が直方体の電池パックケース1の異なる面に対向している。これによれば、バスバーの一側面から放射された熱が電池パックケース1の異なる多面に伝わり、放熱特性が優れる。また、捻じり部85を形成するだけで効果が発揮される。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。上記した実施形態と異なる部分を説明する。図12は、本発明の第4実施形態を示す電池パックの内部構成を示している。図12において、電池パック100は、電池パックケース1の内部に複数の電池モジュール2、3を備えている。
電池モジュール2、3は、内部に複数の電池セル4を備えている。電池パックケース1は、電池モジュール2、3を内部に密閉して設置している。複数の電池セル4間は、電池セル4に接続された主電気導体であるセル接続主電気導体5によって接続されている。外部主電気導体6、7は、電池パックケース1の外部と電池パックケース1の内部とを電気的に接続する。
そして、セル接続主電気導体5と外部主電気導体6との間に第1電気制御部品11、第1副電気導体8、第2電気制御部品12、および第2副電気導体9が接続されている。上記第1副電気導体8は、電池パックケース1内において露出して設けられている。2つの電池モジュール2、3相互間には、第4副電気導体15と第5副電気導体16を介して、第4電気制御部品14を成すサービスプラグが接続されている。
図12および援用する図2において、電池パックケース1は、第1面21〜第6面26までの6つの面を持つ直方体から成る。電池パックケース1内には、気体が充填されている。この気体を介して第1副電気導体8等からの熱を電池パックケース1に伝達し、電池パックケース1を介して外気に放散させている。
電池パックケース1内の流体を移動させる送風機27が電池パックケース1内に収納されている。軸流ファンから成る送風機27が矢印Y121、Y122のように電池パックケース1内の流体である空気を環状に移動させる。この送風機27により、バスバーから成る第1副電気導体8等の側面が流体の流れによって冷却される。
送風機27による空気の流れは、電池パックケース1の内周面に沿って一つのリング状に流れる。また、送風機27は、電池パックケース1の外部と電池パックケース1の内部とを電気的に接続する外部主電気導体6、7相互間に設置されている。
そして、セル接続主電気導体5と外部主電気導体6、7に接続して設けられた第1電気制御部品11と第3電気制御部品13とに対して、送風機27の風の送出側と吸込み側とが相対向している。また、送風機27は、ヒューズ(第2電気制御部品12)が設けられていない図12のプラス側のリレーからなる第3電気制御部品13側に寄って設けられている。
(他の実施形態)
上記の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に、特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものである。
熱放散が種々の方向に対して行われるように第1副電気導体8に屈曲加工、鍛造加工、捻じり加工を施したが、その他の副電気導体9、10、15、16に対して、これらの加工を施しても良い。
また、電池モジュール2、3の数は2つでなくても良く、更に多くの電池モジュール2、3が電池パックケース1内に収納されていても良いし、単数の電池モジュール2が収納されていても良い。
なお、本発明では、密閉された電池パックケース内で、電気制御部品(実施形態ではリレー)の副電気導体(バスバー)を露出し、電池パックケース内の熱が副電気導体を介してケース外部に放熱される。このような本発明における露出とは、次の第1露出状態と第2露出状態とを含む。
第1露出状態とは、第1〜第3副電気導体において、副電気導体を構成する金属が電池パックケース内の流体に晒され、金属が剥き出し状態に置かれ絶縁被覆に覆われていないことを言う。そして、第1〜第3電気制御部品にあっては、防水防塵用の特別なカバーや被覆が設けられていないことを言う。つまり、電池パックケース1が密閉構造であるため、第1〜第3電気制御部品に防水防塵用の特別なカバーや被覆が不要である。
一方、第2露出状態とは、第1〜第3副電気導体において、金属製導体の表面が厚さ0.1mm以下の絶縁皮膜で覆われているが、厚さ0.1mmを超える絶縁被覆で覆われていない状態を言う。ここで、厚さ0.1mm以下の絶縁皮膜は、めっき処理や塗膜等により形成される。また、厚さ0.1mmを超える絶縁被覆は、熱収縮性チューブによる被覆、テーピングによる被覆、粉体塗装または樹脂モールド等により形成される。
そして、第1〜第3電気制御部品にあっては、防水防塵用の特別なカバーや被覆が設けられていないことを言う。つまり、電池パックケース1が密閉構造であるため、第1〜第3電気制御部品に防水防塵用の特別なカバーや被覆が不要である。
1 電池パックケース
2、3 電池モジュール2、3
4 電池セル
5 セル接続主電気導体
6、7 外部主電気導体
8〜10、15、16 副電気導体
11〜14 電気制御部品
27 送風機
85 捻じり部
91〜95 屈曲部

Claims (8)

  1. 内部に複数の電池セル(4)を備えた電池モジュール(2、3)と、
    前記電池モジュール(2、3)を密閉された内部空間に配置する電池パックケース(1)と、
    前記電池セル(4)の相互間を接続するセル接続主電気導体(5)と、
    前記電池パックケース(1)の外部と前記電池パックケース(1)の内部とを電気的に接続する外部主電気導体(6、7)と、
    前記セル接続主電気導体(5)と前記外部主電気導体(6、7)との間に副電気導体(8〜10、15,16)を介して接続された電気制御部品(11〜14)とを備え、
    前記副電気導体(8〜10、15、16)は、前記電池パックケース(1)内において露出して設けられていることを特徴とする電池パック。
  2. 前記電池パックケース(1)は、6つの面を持つ直方体から成り、
    前記電池パックケース(1)内に充填された気体を介して前記副電気導体(8〜10、15、16)からの熱を前記電池パックケース(1)に伝達し、前記電池パックケース(1)を介して外気に放散させ、
    前記副電気導体(8〜10、15、16)は、断面矩形の金属製導体から成り、この金属製導体は屈曲加工されることにより前記金属製導体の前記屈曲加工された一側面が前記6つの面のうちの2つ以上の面に対向していることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記副電気導体(8〜10、15、16)は、少なくとも5箇所の屈曲部(91〜95)を有することを特徴とする請求項2に記載の電池パック。
  4. 前記副電気導体(8〜10、15、16)は、屈曲加工された部位としての捻じり部(85)を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電池パック。
  5. 前記電池パックケース(1)内の流体を移動させる送風機(27)が前記電池パックケース(1)内に収納されており、
    前記副電気導体(8〜10、15、16)が前記流体の流れによって冷却されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電池パック。
  6. 前記電気制御部品(11〜14)は、前記副電気導体(8〜10、15、16)のいずれかに接続されたリレーを含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の電池パック。
  7. 前記電気制御部品(11〜14)は、前記副電気導体(8〜10、15、16)のいずれかに接続されたヒューズまたはサービスプラグを含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の電池パック。
  8. 前記電気制御部品(11〜14)の一部(14)が、前記電池パックケース(1)の外部に設置され、前記一部を除く前記電気制御部品(14)の他部に接続された前記副電気導体(15、16)が前記電池パックケース(1)内において露出されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の電池パック。
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