JP2015061010A - Iii族窒化物半導体発光素子とその製造方法と実装体の製造方法 - Google Patents

Iii族窒化物半導体発光素子とその製造方法と実装体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光取り出し面からの光取り出し効率の向上を図ったIII 族窒化物半導体発光素子とその製造方法と実装体の製造方法を提供することである。
【解決手段】 III 族窒化物半導体発光素子の製造方法は、第1の凹凸形状部形成工程と、第1の凹凸形状部露出工程と、第2の凹凸形状部形成工程と、を有する。第1の凹凸形状部形成工程は、サファイア基板S1にn型半導体層80と発光層70とp型半導体層60とを順に形成して積層体D1とするとともにn型半導体層80に第1の凹凸形状部81を形成する。第1の凹凸形状部露出工程は、積層体D1からサファイア基板S1を分離してn型半導体層80の第1の凹凸形状部81を露出させる。第2の凹凸形状部形成工程は、n型半導体層80の第1の凹凸形状部81の表面を粗面化することにより、第1の凹凸形状部81の上に凹凸の微細な第2の凹凸形状部82を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光取り出し効率の向上を図ったIII 族窒化物半導体発光素子とその製造方法と実装体の製造方法に関する。
近年、半導体発光素子の高輝度化および高効率化のために、内部量子効率および光取り出し効率の向上が望まれている。光取り出し効率の低下の原因として、半導体層と外気との界面で、一部の光が全反射することが挙げられる。屈折率の大きな半導体層から屈折率の小さな外部に光が向かう場合には、臨界角(θc)以上の光は素子界面で全反射を起こすからである(特許文献1の段落[0003]参照)。
そのため、例えば、特許文献1では、光取り出し面を凹凸面とする技術が開示されている(特許文献2の図6等参照)。これにより、半導体層と大気との界面に、臨界角(θc)以上の角度で入射しないようにすることとしている。
特開2009−38407号公報 特開2012−33695号公報
しかし、より高輝度な発光素子を製造するためには、さらなる光取り出し効率の向上を図ることが必要である。
本発明は、前述した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題は、光取り出し面からの光取り出し効率の向上を図ったIII 族窒化物半導体発光素子とその製造方法と実装体の製造方法を提供することである。
第1の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法は、第1の凹凸形状部形成工程と、第1の凹凸形状部露出工程と、第2の凹凸形状部形成工程と、を有する。第1の凹凸形状部形成工程は、凹凸基板にn型半導体層と発光層とp型半導体層とを順に形成して積層体とするとともにn型半導体層に第1の凹凸形状部を形成する。第1の凹凸形状部露出工程は、積層体から凹凸基板を分離してn型半導体層の第1の凹凸形状部を露出させる。第2の凹凸形状部形成工程は、n型半導体層の第1の凹凸形状部の表面を粗面化することにより、第1の凹凸形状部の上に凹凸の微細な第2の凹凸形状部を形成する。
このIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法では、第1の凹凸形状部と、その第1の凹凸形状部の面に形成された微細な凹凸形状と、をn型半導体層の表面に形成する。そのため、この方法により製造された半導体発光素子の光取り出し効率は、従来の半導体発光素子の光取り出し効率に比べて十分に高い。なお、第1の凹凸形状部は、凹凸基板の凹凸に対応する形状である。第1の凹凸形状部は、もちろん、n型半導体層における凹凸基板の側に形成される。
第2の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法では、第1の凹凸形状部は、平坦部と傾斜部とを有する。第2の凹凸形状部形成工程は、平坦部および傾斜部のいずれにも微細な凹凸を形成する。
第3の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法は、さらに、n型半導体層の第1の凹凸形状部の上に蛍光体含有ガラス層を形成する蛍光体含有ガラス層形成工程と、蛍光体含有ガラス層の表面を粗面化して第3の凹凸形状部を形成する第3の凹凸形状部形成工程と、を有する。
第4の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法では、第2の凹凸形状部形成工程は、ウェットエッチングにより第1の凹凸形状部を粗面化する。
第5の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法では、第2の凹凸形状部形成工程は、TMAH溶液もしくはKOH水溶液により第1の凹凸形状部をエッチングする。
第6の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法では、第1の凹凸形状部形成工程は、複数の凸部のある凸形状基板に、凸形状基板の複数の凸部と対応する複数の凹部をn型半導体層に形成する。また、第1の凹凸形状部露出工程は、n型半導体層の複数の凹部を露出させる。
第7の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法において、第1の凹凸形状部露出工程では、凹凸基板をレーザーリフトオフ法により除去する。
第8の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法は、さらに、HCl水溶液により第1の凹凸形状部の表面を洗浄する洗浄工程を有する。そして、洗浄工程は、第2の凹凸形状部形成工程の前に実施される。
第9の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子の実装体の製造方法は、上記の第1の凹凸形状部形成工程および第1の凹凸形状部露出工程および第2の凹凸形状部形成工程と、積層体をサブマウントに実装して実装体とする実装工程と、を有する。この実装体の製造方法では、実装工程の後に、第1の凹凸形状部露出工程および第2の凹凸形状部形成工程を実施する。
第10の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子は、n型半導体層と発光層とp型半導体層とを有する。n型半導体層は、平坦部と傾斜部とを有する第1の凹凸形状部を有する。そして、第1の凹凸形状部は、平坦部および傾斜部のいずれにも凹凸の微細な第2の凹凸形状部を有する。
第11の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子は、n型半導体層の第1の凹凸形状部および第2の凹凸形状部の上に蛍光体含有ガラス層を有する。また、蛍光体含有ガラス層は、粗面化された第3の凹凸形状部を有する。
本発明では、光取り出し面からの光取り出し効率の向上を図ったIII 族窒化物半導体発光素子とその製造方法と実装体の製造方法が提供されている。
第1の実施形態に係る発光素子の構造を示す概略構成図である。 第1の実施形態に係る発光素子のn型半導体層とその周辺の拡大図である。 第1の実施形態に係る発光素子の製造方法に用いられる成長基板の凹凸形状を示す図である。 第1の実施形態に係る発光素子の製造方法に用いられる成長基板の凹凸形状とn型半導体層の凹凸形状との対応関係を示す図である。 第1の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その2)である。 第1の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その3)である。 第1の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その4)である。 第1の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その5)である。 第1の実施形態の変形例に係る発光素子の構造を示す概略構成図である。 第2の実施形態に係る発光素子の構造を示す概略構成図である。 第2の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その1)である。 第2の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その2)である。 第2の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その3)である。 第2の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その4)である。 第3の実施形態に係る発光素子の構造を示す概略構成図である。 第3の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その1)である。 第3の実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための図(その2)である。 実施例および比較例に係る発光素子のTMAH溶液の処理時間と全放射束との関係を示すグラフである。
以下、具体的な実施形態について、半導体発光素子を例に挙げて図を参照しつつ説明する。しかし、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。また、後述する発光素子の各層の積層構造および電極構造は、例示である。特に、粗面化されている箇所を、極端に描いてある。また、実施形態とは異なる積層構造であってももちろん構わない。そして、それぞれの図における各層の厚みは、概念的に示したものに過ぎない。
(第1の実施形態)
1.半導体発光素子
本実施形態に係るIII 族窒化物半導体発光素子について説明する。図1は、本実施形態に係る発光素子100の構造を示す概略構成図である。発光素子100は、III 族窒化物半導体から成る半導体発光素子である。また、発光素子100は、成長基板をレーザーにより除去するレーザーリフトオフ法により形成されたものである。そのため、サファイア基板等の成長基板は、発光素子100には残っていない。そして、光取り出し面Z1は、n型半導体層80の側にある。
図1に示すように、発光素子100は、p電極P1と、支持基板10と、第1の導電性金属層20と、導電性接合材層30と、第2の導電性金属層40と、導電性反射膜50と、p型半導体層60と、発光層70と、n型半導体層80と、n電極N1とを、この順序で配置されるように形成されたものである。
p電極P1は、Pt層、Ti層、Pt層、Ti層、Au層を、支持基板10の側からこの順序で形成したものである。もちろん、これは例示であり、これ以外の積層構造であってもよい。
支持基板10は、発光素子100の形状を保つための支持部材である。そして、発光素子100の変形を防止するとともに、発光素子100の機械的強度を高いものとするためのものである。そしてのその材質は、Siである。または、GaAs、Ge、その他の金属製のものであってもよい。発光素子100となった後に、発光層に電流を流す必要が生じる。そのため、支持基板10は、導電性の材質のものである必要がある。
第1の導電性金属層20は、支持基板10と、導電性接合材層30との密着性を向上させるためのものである。第1の導電性金属層20の材質として、例えば、Auが挙げられる。
導電性接合材層30は、発光素子100の製造過程において、形成した半導体層と支持基板10とを接合するための接合材を含む層である。発光素子100となった後に、発光層に電流を流す必要がある。そのため、導電性接合材層30の材質は、導電性のものである。具体的には、AuSn系の半田である。もちろん、これ以外の半田合金であってもよい。
第2の導電性金属層40は、導電性接合材層30と導電性反射膜50との密着性を向上させるための層である。そして、導電性接合材層30の半田が、半導体層に拡散するのを防止する役割も担っている。第2の導電性金属層40の材質として、例えば、Auが挙げられる。
導電性反射膜50は、発光層70により発せられた光を反射するための膜である。また、導電性反射膜50は、もちろん導電性を示す。発光素子100の発光層70に十分な電流が流れるようにするためである。このため、導電性反射膜50は、光を反射する反射性と、電流の流れる導電性との両方の性質を備えるものである。
導電性反射膜50の材質は、例えば、Ag、Alの他、Al又はAgを主成分として含む合金である。または、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、もしくは、これらの金属を少なくとも1種類以上含んだ合金であっても良い。また、屈折率の異なる2つの材料の複数の層から形成される分布ブラッグ反射膜(DBR)であってもよい。
p型半導体層60は、電子を閉じ込めるためのものである。すなわち、電子が導電性反射膜50側に拡散するのを防止するためのものである。これにより、発光層70での発光光率を上昇させるのである。
発光層70は、電子と正孔とが再結合することで、発光する層である。そのために、発光層70は、バンドギャップの小さい井戸層と、バンドギャップの大きい障壁層とが交互に形成された多重量子井戸構造を有している。ここで、井戸層はInGaN層であり、障壁層はAlGaN層である。また、井戸層をGaN層とするとともに、障壁層をAlGaN層としてもよい。または、障壁層をAlInGaN層としてもよい。もしくは、これらを自由に組み合わせて、4層以上を単位構造として、その単位構造を繰り返すこととしてもよい。また、発光層として、SQW層を用いてもよい。ただし、これらは例示であり、これ以外の材質もしくは構造であってもよい。
n型半導体層80は、n電極N1に接触するコンタクト層であるとともに、発光層70に応力が加わるのを防止するための層である。また、発光層70のInが拡散するのを防止するための層である。そのSi濃度は1×1018/cm3 以上である。詳しくは、後述する。
n電極N1は、n型半導体層80の上に形成されている。つまり、n電極N1とn型半導体層80とは導通している。n電極N1は、金属製の電極であり、一般に透明ではない。
2.n型半導体層の形状
2−1.第1の凹凸形状部
n型半導体層80は、光取り出し面Z1を有している。図2は、発光素子100の光取り出し面Z1とその周辺を拡大した図である。n型半導体層80は、第1の凹凸形状部81を有している。第1の凹凸形状部81は、平坦面81aと、傾斜面81bと、平坦面81cと、を有している。このように、第1の凹凸形状部81は、平坦部と傾斜面とを有している。n型半導体層80は、複数の凹部X1を有している。凹部X1は、底面である平坦面81cと、その平坦面81cを囲む傾斜面81bと、を有している。この第1の凹凸形状部81の凹部X1は、後述するように、成長基板の凹凸に対応して形成されたものである。
そして、平坦面81aと、傾斜面81bと、平坦面81cとは、それぞれ第2の凹凸形状部82を有している。この第2の凹凸形状部82は、後述するように、ウェットエッチングにより粗面化されたものである。つまり、n型半導体層80の第1の凹凸形状部81は、凹凸の微細な第2の凹凸形状部82を有している。そして、第1の凹凸形状部81においては、平坦部と傾斜面とのいずれにも微細な凹凸が形成されている。
2−2.発光効率
このように、発光素子100の光取り出し面Z1は、第1の凹凸形状部81と、第1の凹凸形状部81に形成された微細な凹凸である第2の凹凸形状部82と、を有している。そのため、発光層70で発生した光は、大きな入射角で光取り出し面Z1に照射されることがほとんどない。そのため、n型半導体層80と素子外部との境界面で光が全反射することはほとんどない。つまり、発光素子100の光取り出し効率は、従来の発光素子に比べて向上している。その向上する程度については、後述する。
ここで、図2に示すように、凹部X1の深さH1は、1μm以上2μm以下である。凹部X1のピッチ間隔I1は、3μm以上5μm以下である。より好ましくは、3μm以上4μm以下である。凹部X1の底面である平坦面81cの幅W1は、0μm以上0.5μm以下である。より好ましくは、0.05μm以上0.3μm以下である。凹部X1の上面の幅W2は、2μm以上4μm以下である。より好ましくは、2.7μm以上3.3μm以下である。平坦面81cと傾斜面81bとの間のなす角の角度は、45°以上60°以下である。より好ましくは、50°以上60°以下である。
3.成長基板(凹凸基板)
3−1.凹凸基板の形状
図3に、本実施形態の半導体発光素子の製造方法に用いる成長基板を示す。図3のサファイア基板S1は、主面に凹凸形状S11を有する成長基板である。具体的には、凹凸形状S11は、複数の凸部S11aを有している。この成長基板の材質は、サファイアに限らない。
3−2.凹凸基板の形状とn型半導体層の形状との対応関係
図4は、サファイア基板S1の形状とn型半導体層80の形状との対応関係を示す図である。図4に示すように、サファイア基板S1の凸部S11aと、n型半導体層80の凹部X1とは、対応する形状をしている。そのため、サファイア基板S1の凸部S11aは、n型半導体層80の凹部X1にちょうどはめ込むことができるようになっている。
ただし、後述するように、レーザーリフトオフ法等を用いてサファイア基板S1をn型半導体層80から除去するため、n型半導体層80には若干のダメージがある。そのため実際には、サファイア基板S1の凸部S11aと、n型半導体層80の凹部X1とは、互いにわずかにずれた形状になっている。
したがって、凸部S11aの高さH1aは、凹部X1の深さH1とほぼ同じである。凸部S11aのピッチ間隔I1aは、凹部X1のピッチ間隔I1とほぼ同じである。凸部S11aの頂部の幅W1aは、凹部X1の平坦面81cの幅W1とほぼ同じである。凸部S11aの底部の幅W2aは、凹部X1の上面の幅W2とほぼ同じである。
4.半導体発光素子の製造方法
本形態における半導体素子の製造方法では、有機金属気相成長法(MOCVD法)により、上記の各層の結晶をエピタキシャル成長させる。以下、各工程を説明する。
4−1.半導体層形成工程(第1の凹凸形状部形成工程)
本形態では、成長基板として主面に凹凸形状の形成されたサファイア基板S1を用いる。そして、そのサファイア基板S1をMOCVD炉に入れる。次に、水素ガス中でサファイア基板S1のクリーニングを行い、サファイア基板S1の表面に付着している付着物を除去する。そして、サファイア基板S1の上に、低温バッファ層B1を形成する。
次に、図5に示すように、低温バッファ層B1の上にn型半導体層80を成長させる。続いて、n型半導体層80の上に発光層70を形成する。次に、発光層70の上にp型半導体層60を形成する。そして、p型半導体層60の上に導電性反射膜50を形成する。なお、n型半導体層80を成長させる際に、第1の凹凸形状部81が形成される。
4−2.接合層形成工程
次に、図6に示すように、導電性反射膜50の上に、第2の導電性金属層40と、低融点金属層32とを、この順序で形成する。一方、支持基板10の上に、第1の導電性金属層20と、低融点金属層31とを、この順序で形成する。そして、支持基板10側に形成された低融点金属層31と、サファイア基板S1側に形成された低融点金属層32とを、向かい合わせにする。そして、低融点金属層31と、低融点金属層32とを、接合する。ここで、低融点金属層31、32は、半田である。そして、低融点金属層31、32は、一体の導電性接合層30となる。これにより、図7に示すような積層体D1が得られる。
4−3.成長基板分離工程(第1の凹凸形状部露出工程)
続いて、図7の積層体D1のサファイア基板S1の主面にレーザーを照射する。ここで照射するレーザーは、波長が248nmのKrF高出力パルスレーザーである。また、YAGレーザー(355nm、266nm)、XeClレーザー(308nm)、ArFレーザー(155nm)、などのいずれを用いてもよい。365nmよりも波長の短いレーザーであれば、その他のレーザーを用いてもよい。
これにより、図7の積層体D1からサファイア基板S1を分離することができる。この分離により、n型半導体層80の第1の凹凸形状部81を露出させる。そして、図8の積層体D2が作製される。図8に示すように、この段階では、複数の凹部X1が露出している。なお、低温バッファ層B1は薄い。そのため、この成長基板を分離する工程により、低温バッファ層B1の少なくとも一部は、サファイア基板S1とともに除去される。
図8に示すように、この段階で、n型半導体層80の表面には、第1の凹凸形状部81が形成されている。この第1の凹凸形状部81は、前述したように、サファイア基板S1の凹凸形状S11aに対応している。ただし、この段階では、凹凸の微細な第2の凹凸形状部82は、未だ形成されていない。
4−4.洗浄工程
次に、n型半導体層80の第1の凹凸形状部81の表面を洗浄する。具体的には、HCl水溶液を用いる。HCl水溶液の濃度は、17%以上34%以下である。これにより、低温バッファ層B1のうち、レーザーにより除去されていなかった部分が除去される。
4−5.エッチング工程(第2の凹凸形状部形成工程)
次に、n型半導体層80の第1の凹凸形状部81に、凹凸の微細な第2の凹凸形状部82を形成する。そのために、第1の凹凸形状部81の表面をウェットエッチングにより粗面化する。具体的には、n型半導体層80の表面をTMAH溶液に浸漬する。TMAH溶液の温度は、20℃以上80℃以下の範囲内である。TMAH溶液の温度は、60℃であるとよい。TMAH溶液の濃度は、20%以上60%以下の範囲内である。エッチング時間は、後述するように、3分以上であるとよい。このエッチングにより、第2の凹凸形状部82が形成される。TMAH溶液の代わりに、水酸化カリウム水溶液(KOH水溶液)を用いてもよい。微細な凹凸を形成した後の積層体D3を図9に示す。図9に示すように、第1の凹凸形状部81は、第2の凹凸形状部82を有している。
4−6.電極形成工程
続いて、支持基板10における第1の導電性金属層20の反対側の面に、p電極P1を形成する。p電極P1として、Pt層、Ti層、Pt層、Ti層、Au層を支持基板10の側からこの順序で形成する。また、n型半導体層80の上に、n電極N1を形成する。n電極N1として、W層、Ti層、Au層をn型半導体層80の側からこの順序で形成する。以上の工程を経ることにより、図1に示した発光素子100が製造される。
5.変形例
5−1.保護膜
本形態では、n型半導体層80が露出している。しかし、n型半導体層80の第1の凹凸形状部81を覆う保護膜を形成してもよい。そのためには、スパッタ装置を用いればよい。保護膜は、透明である。保護膜として、SiO2 を用いることができる。SiO2 は誘電体である。また、保護膜として、Si3 4 や、その他にSiO2X4Y(X+3Y=1)であってもよい。また、保護膜は、第1の凹凸形状部81に対応する凹凸形状をしている。ただし、保護膜の傾斜面の傾斜は、第1の凹凸形状部81に比べてやや緩やかである。
5−2.導電性保護膜
さらに、保護膜を導電性の材質で形成するとよい。電流を半導体層の面方向(図1では横方向)に拡散して、発光層の発光領域にわたって効率よく電流を流すためである。この場合には、保護膜は導電性であるため、保護膜の上にn電極N1を形成するとよい。n型半導体層80の第1の凹凸形状部81の可能な限り大部分を覆うことにより、発光層70に面方向に電流が拡散するからである。ここで、導電性透明膜の材質として、ITOを用いることができる。または、ICO、IZO、ZnO、TiO2 、NbTiO2 、TaTiO2 であってもよい。
5−3.基板の剥離方法
本実施形態では、成長基板であるサファイア基板S1を、レーザーリフトオフ法により半導体層から除去することとした。しかし、レーザーを用いる代わりに、エッチングを用いることにより、積層体D1のn型半導体層80からサファイア基板S1を剥離させることとしてもよい。その場合であっても、サファイア基板S1を除去することできることに変わりない。もちろん、その他の公知の方法を用いて、サファイア基板S1を除去してもよい。
5−4.エッチング工程(第2の凹凸形状部形成工程)
本実施形態では、微細凹凸形成工程により、図2等に示すような第2の凹凸形状部82を形成することとした。この第2の凹凸形状部82は、図2では凸形状として描かれている。しかし、図10に示すように、凹形状を有する発光素子150であってもよい。つまり、第1の凹凸形状部181は、第2の凹凸形状部182を有している。第2の凹凸形状部182は、凹部である。
5−5.導電性透明膜
また、p型半導体層60と、導電性反射膜50との間に、導電性透明膜を形成してもよい。この導電性透明膜は、ITOやIZO等の導電性の透明膜である。この導電性透明膜は、p型半導体層60とオーミック接触するための層である。
5−6.洗浄工程
本実施形態では、洗浄工程を実施した。しかし、洗浄工程を省略してもよい。
6.本実施形態のまとめ
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る発光素子100は、成長基板の凹凸に対応する第1の凹凸形状部81を形成されるとともに、その第1の凹凸形状に微細な第2の凹凸形状部82を形成されたものである。そのため、発光素子100の光取り出し効率は高い。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。積層体の積層構造については、必ずしも図に示したものに限らない。積層構造や各層の繰り返し回数等、任意に選択してよい。また、有機金属気相成長法(MOCVD法)に限らない。その他の結晶成長方法を用いてもよい。
(第2の実施形態)
1.半導体発光素子
第2の実施形態について説明する。本実施形態の発光素子200は、レーザーリフトオフ法により製造されるものである。発光素子200は、図11に示すように、支持基板210と、n電極N2と、半田接合層222と、金属層230と、p電極P2と、半田接合層221と、反射層240と、透明電極層250と、p型半導体層260と、発光層270と、n型半導体層280と、蛍光体含有ガラス層290と、を有している。
ここで、半田接合層221は、p電極P2と反射層240とを半田接合するためのものである。半田接合層222は、n電極N2と金属層230とを半田接合するためのものである。ここで、蛍光体含有ガラス層290の屈折率は、およそ1.3から2.1までの範囲内である。この蛍光体含有ガラス層290を形成するために、CVD法や、スパッタリング、加熱プレス等の公知の技術を用いればよい。
反射層240の材質は、第1の実施形態の導電性反射膜50と同じものであるとよい。透明電極層250の材質は、第1の実施形態の変形例で説明した導電性透明膜と同じものであるとよい。もちろん、これらは例示であり、これら以外の材質であってもよい。
2.蛍光体含有ガラス層
本実施形態のn型半導体層280は、第1の凹凸形状部281を有している。この第1の凹凸形状部281は、複数の凹部X2を有している。この凹部X2は、第1の実施形態の発光素子100におけるn型半導体層80の凹部X1とほぼ同様である。すなわち、凹部X2は、複数の微細な凹凸形状を有している。つまり、第1の凹凸形状部281は、凹凸の微細な第2の凹凸形状部282を有している。
蛍光体含有ガラス層290は、第1の凹凸形状部281および第2の凹凸形状部282の上に形成されている。そして、蛍光体含有ガラス層290の表面は、粗面化された第3の凹凸形状部である。この第3の凹凸形状部、すなわち、蛍光体含有ガラス層290の表面が、発光素子200の光取り出し面Z2である。発光素子200では、n型半導体層280は、蛍光体含有ガラス層290と接触している。そのため、n型半導体層280の屈折率は、2.5程度である。蛍光体含有ガラス層290の屈折率は、1より十分に大きい。そのため、n型半導体層280と蛍光体含有ガラス層290との間の屈折率の差は、n型半導体層280と大気との間の屈折率の差よりも小さい。したがって、後述するように、発光効率は向上する。
3.半導体発光素子の製造方法
3−1.半導体層形成工程(第1の凹凸形状部形成工程)
ここで、発光素子200の製造方法について説明する。まず、図12に示すように、凹凸形状を有するサファイア基板S2の上に、n型半導体層280と、発光層270と、p型半導体層260と、をこの順序で形成する。そして、p型半導体層260の側からn型半導体層280まで達する非貫通孔を掘ることにより、n型半導体層280の一部を露出させる。そして、露出しているn型半導体層280の上に、金属層230を形成する。一方、p型半導体層260の上に透明電極層250を形成する。この透明電極層250の上に反射層240を形成する。
3−2.接合工程
次に、図13に示すように、支持基板210にp電極P2とn電極N2とを形成した積層体と、半導体層を形成した積層体とを半田接合する。これにより、p電極P2は、半田接合層221を介して反射層240に接合される。また、n電極N2は、半田接合層222を介して金属層230に接合される。
3−3.成長基板分離工程(第1の凹凸形状部露出工程)
次に、レーザーリフトオフ法により、サファイア基板S2を積層体から取り除く。サファイア基板S2を除去した後の様子を、図14に示す。図14に示すように、n型半導体層280は、表面に第1の凹凸形状部281を有している。この第1の凹凸形状部281は、サファイア基板S2の凹凸形状に対応する形状である。
3−4.エッチング工程(第2の凹凸形状部形成工程)
次に、第1の凹凸形状部281の表面を粗面化する。これにより、第1の凹凸形状部281に、さらに微細な凹凸である第2の凹凸形状部282が形成される。この工程を経た積層体を、図15に示す。第1の凹凸形状部281は、凹凸の微細な第2の凹凸形状部282を有している。
3−5.蛍光体含有ガラス層形成工程
そして、n型半導体層280の第1の凹凸形状部281の上に蛍光体含有ガラス層290を形成する。この蛍光体含有ガラス層290は、蛍光体を含有している。
3−6.粗面化工程(第3の凹凸形状部形成工程)
次に、蛍光体含有ガラス層290の表面をエッチングにより粗面化する。その他に、転写や荒い研磨等を実施してもよい。これにより、蛍光体含有ガラス層290の表面が粗面化される。そして、蛍光体含有ガラス層290の表面に第3の凹凸形状部を形成する。この第3の凹凸形状部が、光取り出し面Z2である。
4.変形例
第1の実施形態で説明した変形例を用いることができる。
5.本実施形態のまとめ
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る発光素子200は、成長基板の凹凸に対応する第1の凹凸形状部281を形成されるとともに、その第1の凹凸形状部281に微細な第2の凹凸形状部282を形成されたものである。そのため、半導体層からの光取り出し効率は高い。また、その微細な第2の凹凸形状部282の上に蛍光体含有ガラス層290がある。そのため、発光素子200から白色光が取り出されるとともに、発光素子200の発光効率も高い。
(第3の実施形態)
1.実装体
第3の実施形態について説明する。本実施形態の実装体1300は、発光素子300がサブマウント1320に実装されている。図16に示すように、実装体1300は、発光素子300と、サブマウント1320と、樹脂層1330と、樹脂層1340と、を有している。発光素子300は、n型半導体層の側に光取り出し面Z3を有している。
2.実装体の製造方法
本実施形態では、発光素子300をサブマウント1320に実装した後に、n型半導体層の表面を粗面化することに特徴がある。
2−1.素子作製工程(第1の凹凸形状部形成工程)
まず、図17に示す発光素子350を作製する。そのために、サファイア基板S3の上に半導体層およびp電極P3およびn電極N3を形成する。このサファイア基板S3には、もちろん、凹凸形状が形成されている。そして、ウエハに形成された多数の素子を分離する。これにより、発光素子350が作製される。なお、この段階の発光素子350のn型半導体層の表面は未だ粗面化されていない積層体である。
2−2.実装工程
次に、発光素子350をサブマウント1320に実装する。このサブマウント1320は、樹脂層1340を有している。そして、アンダーフィルをサブマウント1320と発光素子350との間に注入する。アンダーフィルは、一定時間経過後に固化する。そして、アンダーフィルは、樹脂層1330となる。これにより、図18の実装体1310が作製される。
2−3.成長基板分離工程(第1の凹凸形状部露出工程)
上記の実装工程の後に、実装体1310からサファイア基板S3を除去する。そのために、レーザーリフトオフ法を用いればよい。これにより、n型半導体層の第1の凹凸形状部381が露出する。
2−4.洗浄工程
次に、露出させたn型半導体層の第1の凹凸形状部381をHCl溶液を用いて洗浄する。
2−5.エッチング工程(第2の凹凸形状部形成工程)
次に、露出しているn型半導体層の第1の凹凸形状部381をエッチングする。そのために、前述したTMAH溶液を用いればよい。また、KOH水溶液を用いてもよい。これにより、第1の凹凸形状部381に微細な凹凸が形成される。そのため、この工程の後には、第1の凹凸形状部381は、凹凸の微細な第2の凹凸形状部382を有している。以上により、実装体1300が製造される。
3.変形例
第1の実施形態で説明した変形例を用いることができる。また、第2の実施形態のように、n型半導体層の第1の凹凸形状部381の上に、蛍光体含有ガラス層を形成してもよい。
4.本実施形態のまとめ
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る発光素子300は、サブマウント1320に実装されている。そして、発光素子300は、成長基板の凹凸に対応する第1の凹凸形状部381を形成されるとともに、その第1の凹凸形状部381に微細な第2の凹凸形状部382を形成されたものである。また、発光素子300は、サブマウント1320への実装後に光取り出し面の粗面化をされている。そのため、半導体層からの光取り出し効率は高い。
1.成長基板(凹凸基板)
ここで、実施例について説明する。本実施例では、多数の凸形状を繰り返し配置した凹凸基板を用いた。基板の材質はサファイアである。図3に示したように、ピッチ間隔I1aは、4μmであった。凸部の頂部の径W1aは、0.2μmであった。凸部の根元の径W2aは、3μmであった。凸部の高さH1aは、1.5μmであった。基板の主面と、凸部の最大傾斜面と、がなす角θaの角度は、47°であった。
2.サンプルの作製
次に、サファイア基板の上に、バッファ層と、n型半導体層と、発光層と、p型半導体層と、をこの順序で形成した。そして、その半導体層を積層した積層体と支持基板とを半田接合した。その後、その積層体からサファイア基板を分離した。そして、露出させたn型半導体層の表面をHCl水溶液で洗浄した後に、TMAH溶液でn型半導体層をエッチングした。また、p電極およびn電極を形成した。
なお、蛍光体含有ガラス層を設けないサンプル(実施例1)と、蛍光体含有ガラス層を設けたサンプル(実施例2、3)と、を作製した。また、比較のために、n型半導体層に微細な凹凸を設けないサンプル(比較例1)も作成した。
3.実験結果
3−1.蛍光体含有ガラス層無し
実験結果を図19に示す。図19の横軸は、発光素子をTMAH溶液に浸漬した時間である。図19の縦軸は、全放射束である。ここで、TMAH溶液に未だ浸漬していない発光素子の全放射束を100%とした。つまり、凹凸基板の凹凸形状に対応する凹凸が形成されているが、微細な凹凸は形成されていない発光素子の全放射束を100%とした。
図19に示すように、TMAH溶液への浸漬時間の経過とともに、発光素子の全放射束は上昇した。そして、3分経過したところで、発光素子の全放射束の値は飽和した。つまり、TMAH溶液に3分以上浸漬することにより、十分な微細加工を実施することができる。図19に示すように、TMAH溶液に浸漬する時間が3分以上10分以下の場合には、発光素子の全放射束は、13%程度向上した。
3−2.蛍光体含有ガラス層有り
また、蛍光体含有ガラス層を形成した場合を、また図19に示す。図19に示すように、蛍光体含有ガラス層を設けたほうが、全放射束の値は大きかった。表1は、上記の結果をまとめたものである。
[表1]
微細加工 ガラス層 屈折率 全放射束
実施例1 有り 無し − 113%
実施例2 有り 有り 1.57 122%
実施例3 有り 有り 1.41 120%
比較例1 無し 無し − 100%
実施例1は、第1の実施形態に対応する。実施例1の発光素子は、微細加工を施されているが、蛍光体含有ガラス層については形成されていない。実施例1の全放射束は、113%であった。
実施例2は、第2の実施形態に対応する。実施例2の発光素子は、微細加工を施されているとともに、蛍光体含有ガラス層も形成されている。その蛍光体含有ガラス層の屈折率は、1.57であった。実施例2の全放射束は、122%であった。
実施例3は、実施例2とほぼ同様である。ただし、実施例3は、蛍光体含有ガラス層の屈折率が実施例2の場合と異なる。その蛍光体含有ガラス層の屈折率は、1.41であった。実施例2の全放射束は、120%であった。
比較例1は、微細加工もされておらず、蛍光体含有ガラス層も形成されていない。比較例1の全放射束は、もちろん100%であった。
100、200、300…発光素子
10…支持基板
20…第1の導電性金属層
30…導電性接合材層
40…第2の導電性金属層
50…導電性反射膜
60…p型半導体層
70…発光層
80…n型半導体層
290…蛍光体含有ガラス層
1300…実装体
81、281、381…第1の凹凸形状部
82、282、382…第2の凹凸形状部
P1、P2、P3…p電極
N1、N2、N3…n電極
X1、X2…凹部
Z1、Z2、Z3…光取り出し面

Claims (11)

  1. III 族窒化物半導体発光素子の製造方法において、
    凹凸基板にn型半導体層と発光層とp型半導体層とを順に形成して積層体とするとともに前記n型半導体層に第1の凹凸形状部を形成する第1の凹凸形状部形成工程と、
    前記積層体から前記凹凸基板を分離して前記n型半導体層の前記第1の凹凸形状部を露出させる第1の凹凸形状部露出工程と、
    前記n型半導体層の前記第1の凹凸形状部の表面を粗面化することにより、前記第1の凹凸形状部の上に凹凸の微細な第2の凹凸形状部を形成する第2の凹凸形状部形成工程と、
    を有すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法において、
    前記第1の凹凸形状部は、平坦部と傾斜部とを有し、
    前記第2の凹凸形状部形成工程は、
    前記平坦部および前記傾斜部のいずれにも微細な凹凸を形成すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法において、
    前記n型半導体層の前記第1の凹凸形状部の上に蛍光体含有ガラス層を形成する蛍光体含有ガラス層形成工程と、
    前記蛍光体含有ガラス層の表面を粗面化して第3の凹凸形状部を形成する第3の凹凸形状部形成工程と、
    を有すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法において、
    前記第2の凹凸形状部形成工程は、
    ウェットエッチングにより前記第1の凹凸形状部を粗面化すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  5. 請求項4に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法において、
    前記第2の凹凸形状部形成工程は、
    TMAH溶液もしくはKOH水溶液により前記第1の凹凸形状部をエッチングすること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法において、
    前記第1の凹凸形状部形成工程は、
    複数の凸部のある凸形状基板に、前記凸形状基板の複数の前記凸部と対応する複数の凹部を前記n型半導体層に形成し、
    前記第1の凹凸形状部露出工程は、
    前記n型半導体層の複数の前記凹部を露出させること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法において、
    前記第1の凹凸形状部露出工程では、
    前記凹凸基板をレーザーリフトオフ法により除去すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法において、
    HCl水溶液により前記第1の凹凸形状部の表面を洗浄する洗浄工程を有し、
    前記洗浄工程は、
    前記第2の凹凸形状部形成工程の前に実施されること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の前記第1の凹凸形状部形成工程および前記第1の凹凸形状部露出工程および前記第2の凹凸形状部形成工程と、
    前記積層体をサブマウントに実装して実装体とする実装工程と、
    を有し、
    前記実装工程の後に、前記第1の凹凸形状部露出工程および前記第2の凹凸形状部形成工程を実施すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の実装体の製造方法。
  10. n型半導体層と発光層とp型半導体層とを有するIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記n型半導体層は、
    平坦部と傾斜部とを有する第1の凹凸形状部を有し、
    前記第1の凹凸形状部は、
    前記平坦部および前記傾斜部のいずれにも凹凸の微細な第2の凹凸形状部を有すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  11. 請求項10に記載のIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記n型半導体層の前記第1の凹凸形状部および前記第2の凹凸形状部の上に蛍光体含有ガラス層を有し、
    前記蛍光体含有ガラス層は、粗面化された第3の凹凸形状部を有すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
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