JP2015060334A - 情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラム Download PDF

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慎一 吉川
哲郎 渡邉
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哲郎 渡邉
さやか 望月
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さやか 望月
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Abstract

【課題】仮登録された情報を用いて、当該仮登録された情報の更新依頼先を、ユーザに容易に選択させることが可能な情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラムを提供すること【解決手段】文書データを登録するための予約情報をユーザ情報と対応付けて記憶し、記憶した予約情報を用いて前記文書データの登録を依頼し、依頼を受ける宣言を受け付け、前記依頼を受ける宣言を受け付けることにより、前記記憶された予約情報と前記ユーザ情報との組み合わせの情報を用いて、前記依頼元のユーザに提示すべき依頼先を決定して、決定した依頼先の情報を表示する画面情報を生成して送信する。【選択図】図20

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラムに関する。
複数のユーザで文書データを共有するために、企業等では文書管理システムを構築し、その文書管理システムで共有文書データを管理することが広く行われている。
このような文書管理システムでは、それぞれのユーザが、自身が文書データの編集権限(追加登録、編集、削除等)を有しているディレクトリ等の領域に文書データを保存し、その文書データを、当該文書データまたは文書データが登録されたディレクトリにアクセス権限を有しているユーザで共有することになる。これらディレクトリには、編集権限を有しているユーザは自由に文書データの登録等を行うことが出来る。
また、複数ユーザがアクセス可能なディレクトリ、データを用いて、当該データの編集業務を他ユーザに依頼することが考えられる。特許文献1では、他ユーザに対する業務の依頼をする場合に、依頼内容を含むブランクデータを作成して、依頼を受けた他ユーザに当該ブランクデータに対する編集処理を行わせることで、業務の完了報告の手間を削減している。
特開2003−36344号公報
特許文献1に記載の技術においては、業務の依頼先をユーザに入力させるが、そもそも、業務の依頼元のユーザは当該依頼先が適切か否かについては、他ユーザの業務状況等を加味して別途検討する必要があり、手間である。
本発明は、仮登録された情報を用いて、当該仮登録された情報の更新依頼先を、ユーザに容易に選択させることが可能な情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、クライアント装置から受信した文書データを記憶管理する情報処理装置であって、文書データを登録するための予約情報をユーザ情報と対応付けて記憶する予約情報記憶手段と、前記予約情報記憶手段で記憶した予約情報を用いて、前記文書データの登録を依頼する依頼手段と、前記依頼手段による依頼を受ける宣言を受け付ける宣言受付手段と、前記宣言受付手段で前記依頼を受ける宣言を受け付けることにより、前記予約情報記憶手段に記憶された予約情報と前記ユーザ情報との組み合わせの情報を用いて、前記依頼元のユーザに提示すべき依頼先を決定する決定手段と、前記決定手段で決定した依頼先の情報を表示する画面情報を生成して送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、仮登録された情報を用いて、当該仮登録された情報の更新依頼先を、ユーザに容易に選択させることができる。
本発明の実施の形態における情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 文書管理サーバ101と、クライアント装置102とによって行われるログイン処理の一例を示すフローチャートである。 クライアント装置102によって行われる文書データ登録指示受付処理の一例を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる新規文書データ登録処理の詳細を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる文書データ登録予約処理の詳細を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる文書データ登録処理の詳細を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる登録済み文書データ編集処理の詳細を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる登録予約済み文書データ登録処理の詳細を示すフローチャートである。 クライアント装置102のディスプレイ装置に表示される登録文書データ一覧表示画面の構成の一例を示す図である。 クライアント装置102のディスプレイ装置に表示される登録文書データ設定画面の構成の一例を示す図である。 クライアント装置102のディスプレイ装置に表示される予約済み文書一覧画面の構成の一例を示す図である。 クライアント装置102のディスプレイ装置に表示される予約済み文書の受取許可画面の構成の一例を示す図である。 文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶されるユーザ情報テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶されるディレクトリ構造情報テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶される登録文書データテーブルのデータ構成の一例を示す図である。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる登録予約済み文書データに対する処理の一例を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる登録予約済み文書受取宣言処理の一例を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取宣言解除処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取許可画面表示処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取宣言拒否処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取許可処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶される予約済み文書数管理テーブル及び受取状況管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の一例について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、本発明の情報処理システムは、文書管理サーバ101、クライアント装置102−1、102−2、LAN103、広域ネットワーク104等を備えて構成されている。
文書管理サーバ101は、クライアント装置102−1、クライアント装置102−2から登録要求を受け付けた文書データの記憶、管理を行う情報処理装置である。
クライアント装置102−1、102−2は、文書管理サーバ101に対して、文書データの登録要求を行うためにユーザにより用いられる情報処理装置である。尚、以下の説明では、クライアント装置102−1と102−2をまとめて、クライアント装置102と言うことがある。
LAN103は、文書管理サーバ101とクライアント装置102−1とを相互に接続するためのネットワーク、広域ネットワーク104は、文書管理サーバ101とクライアント装置102−2とを相互に通信可能に接続するためのネットワークである。尚、以降の説明では、LAN103は、通信が比較的安定したネットワーク、広域ネットワーク104は、様々な要因により、通信が不安定になることがあるネットワークであるものとする。以上が、本発明の実施の形態における情報処理システムのシステム構成の一例の説明である。
次に、図2を参照して、本発明の実施の形態における各装置のハードウェア構成の一例について説明する。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、文書管理サーバ101が実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置209からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、ディスプレイ装置210等の表示器への表示を制御する。これらは必要に応じて操作者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/F(インターフェース)コントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN103や広域ネットワーク104)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述するフローチャートに示す文書管理サーバ101が行う処理は、コンピュータで読み取り実行可能なプログラムにより実行され、そのプログラムは外部メモリ211に記録されている。そして、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。以上が、本発明の実施の形態における各装置のハードウェア構成の一例の説明である。
次に、図3を参照して、文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われるログイン処理について説明する。この処理は、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスを利用するユーザが操作するクライアント装置102からのログイン要求を受け付けることで行われる処理である。
クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスのウェブページにアクセスした後に表示される、不図示のユーザ認証情報入力画面で入力を受け付けたユーザ名、パスワードを取得し、取得したユーザ名、パスワードを文書管理サーバ101に対して送信する(ステップS301)。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102からユーザ名、パスワードを受信すると(ステップS302)、外部メモリ211に記憶されているユーザ情報テーブル1400に登録されている、受信したユーザ名、パスワードの組を持つレコードを検索することで、ユーザ認証処理を行う(ステップS303)。
ここで、図14を参照して、文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶されているユーザ情報テーブル1400のデータ構成の一例について説明する。
図14に示すように、ユーザ情報テーブル1400は、ユーザID1401、ユーザ名1402、パスワード1403、ホームディレクトリ1404等のデータ項目を備えて構成されている。
ユーザID1401は、ユーザを一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。ユーザ名1402はユーザ名、パスワード1403は認証の際に用いられるパスワードが登録されるデータ項目である。クライアント装置102から受信したユーザ名、パスワードの組を持つレコードがユーザ情報テーブルに登録されている場合に、文書管理サーバ101のCPU201は、文書管理サービスを利用しようとしているユーザの認証に成功する。
ホームディレクトリ1404は、当該レコードで管理されるそれぞれのユーザのホームディレクトリを管理するデータ項目である。ホームディレクトリとは、ユーザ認証処理が成功した後に、クライアント装置102のディスプレイ装置に表示される登録文書データ一覧表示画面1000(図10)が表示される際に、ディレクトリ指定部1003に初期表示されるディレクトリである。
以上が、ユーザ情報テーブル1400のデータ構成の一例の説明である。
図3の説明に戻る。ステップS303のユーザ認証処理で、ステップS302で受信したユーザ名、パスワードの組を持つレコードがユーザ情報テーブル1400に記憶されており、情報処理情報処理システムを利用するユーザの認証に成功した場合には(ステップS304でYES)、認証されたユーザ(以下、ログインユーザという)のユーザ情報を管理するレコードから、当該ログインユーザのホームディレクトリを取得する(ステップS305)。そして、そのホームディレクトリに登録されている文書データ情報を登録文書データテーブル1600より取得する(ステップS306)。この時、当該ログインユーザのホームディレクトリに登録されている登録文書データのうち、最新バージョンの登録文書データを取得することになる。また、当該ユーザが閲覧も編集も認められていない登録文書データは取得されない。
ここで、図15を参照して、文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶管理されているディレクトリ構造情報テーブル1500のデータ構成の一例、また、図16を参照して、登録文書データテーブル1600のデータ構成の一例について説明する。
図15に示す通り、ディレクトリ構造情報テーブル1500は、ディレクトリID1501、ディレクトリ名1502、親ディレクトリID1503、閲覧可能ユーザ1504、編集可能ユーザ1505等のデータ項目を備えて構成されている。
ディレクトリID1501は、複数のディレクトリそれぞれを一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。
ディレクトリ名1502は、ディレクトリの名称が登録されるデータ項目である。登録文書データ一覧表示画面(図10)のディレクトリ指定部1003に、ディレクトリに登録されている文書データ及びサブディレクトリが表示される際には、このディレクトリ名称も合わせて表示されることになる。
親ディレクトリID1503は、当該レコードで管理されるディレクトリの親ディレクトリのディレクトリIDが登録されるデータ項目である。本発明では、このようにそれぞれのディレクトリを管理するレコードに当該ディレクトリの親ディレクトリID情報を登録するためのデータ項目を持たせることで、ディレクトリの階層情報を管理している。尚、親ディレクトリを有さないディレクトリ(即ちルートディレクトリ)の場合、このデータ項目には、当該ディレクトリがルートディレクトリであることを示すデータが登録される。また、ルートディレクトリである場合には、このデータに何も登録しないようにしても構わない。
閲覧可能ユーザ1504は、当該ディレクトリに保存されている文書データを閲覧可能なユーザを特定する情報が登録されるデータ項目である。尚、ユーザ情報以外にも、グループ情報を登録することも可能であり、その場合には、当該グループに所属する全てのユーザに対して当該ディレクトリに保存されている文書データの閲覧権限が与えられることになる。
編集可能ユーザ1505は、当該ディレクトリに保存されている文書データを編集可能なユーザを特定するための情報が登録されるデータ項目である。尚、ユーザ情報以外にも、グループ情報を登録することも可能であり、その場合には、当該グループに所属する全てのユーザに対して当該ディレクトリに保存されている文書データの編集権限が与えられることになる。尚、編集可能ユーザは、文書データの閲覧も当然可能である。
尚、本実施例では、閲覧可能ユーザ1504、編集可能ユーザ1505をデータ項目として備えるものとするが、閲覧禁止ユーザ、編集禁止ユーザをデータ項目として備えるようにしてもよい。
また、閲覧可能ユーザ1504、編集可能ユーザ1505の他に、当該ディレクトリに保存される文書データに対するアクセスを禁止するアクセス禁止ユーザを登録するためのデータ項目を付加することも可能である。尚、このような構成にした場合には、あるユーザグループを閲覧可能ユーザ1504、編集可能ユーザ1505に設定し、そのユーザグループのうち、当該ディレクトリに保存される文書データに対してアクセスを禁止する特定のユーザを当該データ項目に登録することで、ユーザグループに含まれる当該特定のユーザに対してのみ、当該ディレクトリに保存される文書データに対する閲覧権限、編集権限を与えないようにすることも可能である。その場合、そのユーザグループに含まれる他のユーザに対しては当該ディレクトリに保存される文書データに対して閲覧や編集が許可される。
また、本発明では、後述するように文書データ自体にもアクセス権を設定することが可能である。以下の説明では、文書データに設定されたアクセス権と当該文書データが保存されるディレクトリに設定されたアクセス権とが異なるには、文書データに設定されたアクセス権が優先されるものとして説明するが、ディレクトリに設定されたアクセス権を優先させるようにしても、文書データ、ディレクトリのそれぞれに設定されたアクセス権の種類によって、どちらに設定されたアクセス権を優先させるかを決定するようにしても勿論構わない。
以上が、図15に示すディレクトリ構造情報テーブル1500のデータ構成の一例の説明である。
次に、図16を参照して、登録文書データテーブル1600のデータ構成の一例について説明する。
図16に示す通り、登録文書データテーブル1600は、文書ID1601、登録種別1602、登録文書名1603、登録先ディレクトリ1604、登録ユーザ1605、登録日時1606、登録予約ファイルパス1607、説明1608、機密レベル1609、バージョン1610、閲覧可能ユーザ1611、編集可能ユーザ1612、文書データ1613、文書作成ユーザ1614、文書所有ユーザ1615、予約済文書種別1616等のデータ項目を備えて構成されている。
文書ID1601は、登録文書データテーブル1600に登録される複数の文書データそれぞれを識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。
登録種別1602は、当該レコードで管理されているのが、既に登録されている文書データであるか(登録)、それとも登録予約がされているのみであり(文書データの属性情報のみの登録されている)、実際に文書データの登録は行われていないか(登録予約/予約登録/仮登録/予約情報に該当)を管理するデータ項目である(予約情報記憶手段に該当)。尚、属性情報だけでなく文書データが登録されている場合は、当該予約(仮登録)に対して文書が正式に登録(本登録)されたものとして、登録種別1602は「登録済み」に更新される。
登録文書名1603は、後述する登録文書データ一覧表示画面1000の登録文書データ一覧表示部1005に当該文書データに係る情報が表示される際に、登録文書名として表示される文字列が登録されるデータ項目である。
登録先ディレクトリ1604は、それぞれのレコードで管理される文書データが登録された登録されたディレクトリを特定する情報(例えばディレクトリID)が登録されるデータ項目である。
登録ユーザ1605は、それぞれのレコードで管理される文書データを登録した(若しくは登録予約を行った)ユーザを特定する情報(ユーザID、ユーザ名等)が登録されるデータ項目である。
登録日時1606は、それぞれのレコードで管理される文書データが登録された(若しくは登録予約が行われた)日時を示す日時情報が登録されるデータ項目である。
登録予約ファイルパス1607は、ユーザが文書データの登録予約を行った際に、登録を行うファイルの指定を受け付けている場合に、当該ファイルのファイルパスが登録されるデータ項目である。尚、登録種別1602に「登録済み」が登録されているレコードについては、このデータ項目にはデータが登録されない。
説明1608は、文書データの登録(若しくは登録予約)が行われる際に、ユーザが登録を行う文書の説明として入力した情報が登録されるデータ項目である。
機密レベル1609は、文書データの登録(若しくは登録予約)が行われる際に、ユーザが当該文書データ機密レベルとして設定した機密レベル情報(極秘、社外秘、一般文書等)が登録されるデータ項目である。
バージョン1610は、文書データのバージョンが登録されるデータ項目である。本発明では、既に登録されている文書データに対する更新指示が行われた場合、当該更新指示が行われた文書データを記憶管理するレコードに対する情報の上書き処理を行うことで文書データの更新を行うのではなく、更新された文書データを登録するためのレコードを新たに追加し、その追加したレコードに更新文書データを登録する。その際に、文書ID1601には、更新指示が行われた文書データと同一の識別情報が登録され、このバージョン1610に、更新指示が行われた文書データの次のバージョンであることを示す情報が登録されることになる。
閲覧可能ユーザ1611は、それぞれのレコードで管理される文書データを閲覧可能なユーザを特定するための情報が登録されるデータ項目である。編集可能ユーザ1612は、それぞれのレコードで管理される文書データを編集可能なユーザを特定するための情報が登録されるデータ項目である。
尚、ディレクトリの場合と同様、閲覧可能ユーザ1611及び編集可能ユーザ1612にはユーザ情報以外に、グループ情報を登録することも可能であり、その場合には、当該グループに所属する全てのユーザに対して当該ディレクトリに保存されている文書データの閲覧権限や編集権限が与えられることになる。編集可能ユーザ1612と、編集可能ユーザ1505が異なる場合、編集可能ユーザ1612の情報(編集権限)が優先される。
文書データ1613は、登録指示がされた文書データ(文書ファイル)のバイナリデータが登録されるデータ項目である。尚、文書データを登録文書データテーブル1600に登録せずに、外部メモリ211に保存するようにし、そのパス情報を文書データ1613に登録するよう構成しても勿論構わない。
文書作成ユーザ1614は、当該文書データを作成したユーザのユーザ情報(例えば、ユーザID)である。つまり、例えば、登録予約済みの文書データの登録を、他のユーザに依頼した場合の、当該依頼の元のユーザを示す。
文書所有ユーザ1615は、当該文書データ1613の現在の所有者である。例えば、登録予約済みの文書データの登録依頼を受けたユーザのユーザ情報(例えば、ユーザID)である。当該文書所有ユーザ1615は、文書データが登録または登録の予約がされた時点では、当該文書データの登録指示または登録予約指示に含まれるユーザID(指示元のユーザのユーザID)が設定されるものとする。つまり、ユーザ情報と文書データが対応付けて記憶されている。
予約済文書種別1616は、当該文書データが予約文書(予約済み文書/仮登録文書)の場合、当該予約文書の現在の状態を示す情報が設定される。例えば、「作業中」、「依頼中」、「受取許可待ち」、「受取済み」等が設定される。
「作業中」は、当該予約文書に対して、当該予約文書の作成ユーザが登録作業をすることが確定している状態を示す。「依頼中」は、当該予約文書の作成ユーザではない他ユーザに対して、当該予約文書の登録作業を依頼中である状態を示す。
「受取許可待ち」は、当該予約文書の登録作業の依頼に対して、他ユーザが、当該依頼を受ける旨を回答中(受取宣言中)である状態を示す。つまり、当該文書の所有者が当該受取の申し出を許可するかを待っている状態を示す。「受取済み」は、当該予約文書の登録作業の依頼を受ける旨の、他ユーザからの回答(受取宣言)に対して、当該予約文書の作成ユーザが当該受取を許可し、当該他ユーザが当該予約文書の登録作業を行うことが決定している状態を示す。当該予約済文書種別1616のステータスの設定、変更タイミングについては後述する。
以上が、図16に示す登録文書データテーブル1600のデータ構成の一例の説明である。
図3の説明に戻る。ステップS306でログインユーザのホームディレクトリに登録されている文書データのうち、当該ログインユーザが閲覧権限、編集権限の少なくともいずれかを有する登録文書データを取得した後、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS307に進め、登録文書データテーブルに登録されている登録文書データのうち、当該ログインユーザが登録予約をした登録文書データを取得する。この時、ホームディレクトリ以外のディレクトリに登録予約された登録文書データも取得することになる。
その後、文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS305からステップS307で取得した情報を用いて、図10に示す登録文書データ一覧表示画面1000をクライアント装置102のディスプレイ装置に表示させるための画面情報を作成する(ステップS308)。
ここで、図10を参照して、登録文書データ一覧表示画面1000の構成の一例について説明する。
図10に示すように、登録文書データ一覧表示画面1000は、登録予約済み文書データ表示部1001、文書登録ボタン1002、ディレクトリ指定部1003、新規文書登録ボタン1004、登録文書データ一覧表示部1005、編集ボタン1006、削除ボタン1007、キャンセルボタン1008、予約状況ボタン1009等を備えて構成されている。
登録予約済み文書データ表示部1001は、ログインユーザが登録予約を行った文書データの一覧情報が表示される表示部である。ここには、ログインユーザが登録予約を行った全ての登録予約文書データが表示される。このようにすることで、ユーザが登録予約文書データの登録処理を忘れてしまうことを好適に防ぐことが出来る。
文書登録ボタン1002は、登録済み予約文書データ表示部1001で選択状態にある文書データの登録指示を行うために用いられるボタンである。
ディレクトリ指定部1003は、文書管理サーバ101の外部メモリ211で記憶管理されているディレクトリ構造情報テーブルに登録されているディレクトリ情報に基づいて作成されるディレクトリのツリー構造を表示し、ディレクトリの指定を受け付ける指定部である。図中1003−1は、指定されたディレクトリを示している。
新規文書登録ボタン1004は、ディレクトリ指定部1003で選択状態のディレクトリに新規に文書データの登録や登録予約を行う際に用いられるボタンである。
登録文書データ一覧表示部1005は、ディレクトリ指定部1003で選択状態のディレクトリに登録されている文書データの属性の一覧が表示される表示部である。尚、ディレクトリ指定部1003で選択状態のディレクトリ1003−1に登録されている文書データのうち、ログインユーザが閲覧権限や編集権限を有していない文書データは、この登録文書一覧表示部1005には表示されない。登録文書データ一覧表示部1005に表示されている文書データの属性に対してダブルクリック指示を受け付けると、クライアント装置102は指示された文書データを文書管理サーバより取得してディスプレイ装置に表示する。尚、「予約」の記載は、当該文書データの登録種別が「登録予約」であることを意味しており、この文書データの属性にダブルクリックをされた場合には、当然文書データの表示は行われない。
また、図10では登録文書データ一覧表示部1005に表示される文書データの属性情報を、登録文書名、登録ユーザ、登録日時としているが、これ以外の属性情報を表示するようにしても勿論構わない。
編集ボタン1006は、登録文書データ一覧表示部1005で選択状態の文書データの編集指示を入力するために用いられるボタンである。尚、この編集ボタン1006は、ログインユーザが編集権限を有さない文書データが選択されている場合にはグレーアウトされ、押下指示できないよう状態で表示されることになる。
削除ボタン1007は、登録文書データ一覧表示部1005で選択状態の文書データの削除指示を入力するために用いられるボタンである。尚、この削除ボタン1007は、ログインユーザが編集権限を有さない文書データが選択されている場合にはグレーアウトされ、押下指示できないような状態で表示されることになる。
キャンセルボタン1008は、本画面を介しての操作指示を終了するために用いられるボタンである。予約状況ボタン1009は、ログインユーザではない他のユーザの予約文書の一覧画面を表示画面に表示するためのボタンである。当該他のユーザの予約文書の一覧画面とは、例えば図12に示す、予約済み文書一覧画面1200のような画面である。予約済み文書一覧画面1200については、図12の説明で後述する。
以上が、図10に示す登録文書データ一覧表示画面1000の構成の一例の説明である。
図3の説明に戻る。ステップS304の判定処理で、ユーザの認証に成功しなかった(NO)、即ち、ステップS302でクライアント装置102より取得したユーザ名、パスワードが登録されているレコードがユーザ情報テーブルに存在しないと判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS309に進め、不図示の認証エラー画面を表示させるための画面情報を生成する。
ステップS308、または、ステップS309の処理が終了すると、CPU201は処理をステップS310に進め、ステップS308またはステップS309で作成した画面情報をクライアント装置102に送信する。
文書管理サーバ101から送信された画面情報を受信すると(ステップS311)、クライアント装置102のCPUは、受信した画面情報に従ってディスプレイ装置に画面の表示を行う(ステップS312)。ステップS304の判定処理で文書管理サーバ101のCPU201がYESと判定した場合には、図10に示す登録文書データ一覧表示画面1000が、NOと判定した場合には、不図示の認証エラー画面が表示されることになる。
以上が、文書管理サーバ101と、クライアント装置102とによって行われるログイン処理の一例の説明である。
次に、図4を参照して、図3のログイン処理が正常に行われた場合、即ち、図3のステップS304の判定処理で文書管理サーバ101のCPU201がYESと判定した場合に、クライアント装置102のCPUによって引き続き行われる文書データ登録指示受付処理について説明する。
クライアント装置102のCPUは、図3に示すログイン処理が終了後、ディスプレイ装置に表示した登録文書データ一覧表示画面1000を介して、ユーザからの操作指示の入力を受け付ける(ステップS401)。
ユーザからの操作指示を受け付けた後に、クライアント装置102のCPUは処理をステップS402に進め、ステップS401で受け付けた操作指示が、登録文書データ一覧表示画面1000中の新規文書登録ボタン1004が押下されることで入力される新規文書データ登録指示であるかを判定する。ステップS402の判定処理でYESと判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS403に進め、新規文書データ登録処理を行う。この新規文書データ登録処理の詳細については、図5を参照して後述する。そして、新規文書データ登録処理が終了した後に、クライアント装置102のCPUは処理をステップS401に戻す。
ステップS402の判定処理で、ステップS401で受け付けた操作指示が、新規文書
データ登録指示ではない(NO)と判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS404に進める。
ステップS404では、ステップS401で受け付けた操作指示が、登録文書データ一覧表示画面1000中の編集ボタン1006が押下されることで入力される登録済み文書データ編集指示であるかを判定する。ステップS404の判定処理でYESと判定した場合には、処理をステップS405に進め、登録済み文書データ編集処理を行う。この登録済み文書データ編集処理の詳細については、図8を参照して後述する。そして、登録済み文書データ編集処理が終了した後に、クライアント装置102のCPUは処理をステップS401に戻す。
ステップS404の判定処理で、ステップS401で受け付けた操作指示が、登録済み文書データ編集指示ではない(NO)と判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS406に進める。
ステップS406では、クライアント装置102のCPUは、ステップS401で受け付けた操作指示が、登録文書データ一覧表示画面1000中の文書登録ボタン1002が押下されることで入力される登録予約済み文書データ登録指示であるかを判定する。ステップS406の判定処理でYESと判定した場合には、処理をステップS407に進め、登録予約済み文書データ登録処理を行う。この登録済み文書データ登録処理の詳細については、図9を参照して後述する。そして、登録済み文書データ登録処理が終了後、クライアント装置102のCPUは処理をステップS401に戻す。
ステップS406の判定処理で、ステップS401で受け付けた操作指示が、登録予約済み文書データ登録指示ではない(NO)と判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS410に進める。
ステップS408では、クライアント装置102のCPUは、ステップS401で受け付けた操作指示が、登録文書データ一覧表示画面1000中の予約文書ボタン1009が押下指示であるかを判定する。ステップS410の判定処理でYESと判定した場合には、処理をステップS411に進め、登録予約済み文書データに対する処理を行う。当該登録予約済み文書データに対する処理の詳細については、図17〜23を参照して後述する。そして、当該登録予約済み文書データの受取処理が終了後、クライアント装置102のCPUは処理をステップS401に戻す。
ステップS408では、クライアント装置102のCPUは、ステップS401で受け付けた操作指示が、登録文書データ一覧表示画面1000中のキャンセルボタン1008が押下されることで入力される終了指示であるかを判定する。ステップS408の判定処理でYESと判定した場合には、本図に示す処理を終了する。
一方、ステップS408の判定処理で、ステップS401で受け付けた操作指示が終了指示ではないと判定した場合には、処理をステップS409に進め、ステップS401で受け付けた操作指示に対応する処理を実行する。その後、ステップS401に処理を進める。
例えば、ステップS401で受け付けた指示が、登録文書データ一覧画面1000のディレクトリ指定部1003の非選択状態のディレクトリに対するクリック指示を行うことで入力される指定ディレクトリ変更指示を受け付けた場合には、クライアント装置102のCPUは、ステップS409において、文書管理サーバ101に対して新たに選択されたディレクトリに保存されているログインユーザが閲覧可能な文書データ、及び編集可能な文書データを要求し、その要求に応じて文書管理サーバ101より取得した文書データの一覧を登録文書データ一覧表示部1005に表示する処理を行う。
また、ステップS401で受け付けた指示が、登録済文書データ一覧表示画面1000の削除ボタン1007が押下されることで入力される登録済み文書データ削除指示である場合には、クライアント装置102のCPUは、ステップS409において、文書管理サーバ101に対して、指定を受け付けた文書データの削除要求を行う。そして、文書管理サーバ101から指定された文書データの削除が正常終了したという通知を受け付けた後に、登録文書データ一覧表示部1005の表示を、削除された文書データの情報が含まれないように更新する。
その他、ユーザの操作指示に応じた処理をステップS409では行うことになる。以上が、図4に示す文書データ登録指示受付処理の一例の説明である
次に、図5を参照して、新規文書データ登録処理(図4のステップS403)の詳細について説明する。この処理は、文書管理サーバ101と、クライアント装置102とによって行われる処理である。
クライアント装置102のCPUは、ユーザの操作指示により入力される新規文書データ登録指示を受け付けると、文書管理サーバ101に対して新規文書データ登録要求データを送信する(ステップS501)。この新規文書データ登録要求データには、クライアント装置102から文書管理サーバ101に対してユーザID等、ログインユーザを特定するための情報が含まれる。
文書管理サーバ101のCPU201はクライアント装置102からの新規文書データ登録要求データを受信すると(ステップS502)、クライアント装置102との間であらかじめ決められた所定の通信処理を行うことで、文書管理サーバ101とクライアント装置102間の通信状態確認処理を行う(ステップS503)。
ステップS503の処理終了後、文書管理サーバ101のCPU201は、通信状態確認処理で確認された通信状態の情報を用いて、文書データ登録の可否を決定する(ステップS504)。例えば、文書データ文書管理サーバに送信する所要時間があらかじめ設定された所定の時間よりも短い場合には、通信状態が安定している(良好である)ので文書データの登録が可能と決定し、所定の時間よりも長い場合には通信状態が不安定である(良好ではない)ために文書データの登録が不可能と決定する。
尚、新規文書データ登録要求データの送信を行ったのが、広域ネットワーク104を介して文書管理サーバ101と接続されているクライアント装置102−2である場合、LAN103を介して接続されているクライアント装置102−1と比較して、ステップS504で文書データの登録が不可と判定される確率は高くなる。
その後、ステップS504で決定した文書データ登録の可否に従って、後述する登録文書データ設定画面1100をクライアント装置102の表示画面に表示させるための画面情報を作成し(ステップS505)、当該画面情報を、新規文書データ登録要求を行ってきたクライアント装置102に対して送信する(ステップS506)。尚、文書データの登録が不可と決定された場合、送信する登録文書データ設定画面1100の画面情報において、登録ボタン1110を無効とする(例えばグレーアウトする)データを送信する。文書データの登録が可と決定された場合、登録ボタン1110を無効とすることなく、登録文書データ設定画面1100の画面情報を送信する。
クライアント装置102のCPU201は、文書管理サーバ101から登録文書データ設定画面1100を表示するための画面情報を受信すると(ステップS507)、受信した画面情報に従った新規文書データ登録要求画面をディスプレイ装置に表示する(ステップS508)。
ここで、図11を用いて新規文書データ登録要求画面の構成について説明する。
図11に示す通り、登録文書データ設定画面1100は、文書データパス入力部1101、参照ボタン1102、登録文書名入力部1103、説明入力部1104、登録先ディレクトリ入力部1105、登録先変更ボタン1106、機密レベル指定部1107、アクセス権表示部1108、追加ボタン1109、登録ボタン1110、登録予約ボタン1111、キャンセルボタン1112、受取依頼ボタン1113等が設定されている。
文書データパス入力部1101は、文書管理サーバ101に登録する文書データを特定するためのパス情報の入力を受け付ける入力部である。
参照ボタン1102は、登録する文書データを選択するための不図示のダイアログを表示させるために用いられるボタンである。不図示のダイアログで選択された文書データのパス情報が文書データパス入力部1101に入力される。
登録文書名入力部1103は、文書管理サーバ101に文書データを登録する際に設定する文書名の入力を受け付ける入力部である。この登録文書名入力部1103に入力された情報が、図16に示す登録文書データテーブル1600の登録文書名1603に登録される。
説明入力部1104は、当該登録する文書データについての説明の入力を受け付ける入力部である。この説明入力部1104に入力された情報が、図16に示す登録文書データテーブル1600の説明1608に登録される。
登録先ディレクトリ入力部1105は、文書データを登録するディレクトリの入力を受け付ける入力部である。尚、新規文書データ登録処理の場合には、初期値として図10の新規文書登録ボタン1004に対する押下指示を受け付けた際に、ディレクトリ指定部1003で選択されているディレクトリが入力される。
登録先変更ボタン1106は、文書データの登録先ディレクトリを指定するための不図示のダイアログを表示するために用いられるボタンである。この不図示のダイアログで選択されたディレクトリが、登録先ディレクトリ入力部1105に入力される。
機密レベル指定部1107は、登録する文書データの機密レベルの指定を受け付ける指定部である。この機密レベル指定部1107で指定を受け付けた情報が、図16に示す登録文書データテーブル1600の機密レベル1609に登録される。
アクセス権表示部1108は、登録する文書データに設定されたユーザのアクセス権情報を表示する表示部である。尚、文書データの登録者には、文書データに対する編集権限、閲覧権限がともに付与される。また、機密レベルが「一般文書」である場合には、すべてのユーザに対して閲覧権限が付与される。それらのアクセス権情報がこのアクセス権表示部1108に表示される。
追加ボタン1109は、特定のユーザ(若しくはグループ)に文書データに対するアクセス権を設定するためのダイアログを表示するために用いられるボタンである。このダイアログを用いて、文書データの登録を行うログインユーザは、当該文書データに対してアクセス権を付与するユーザと、そのユーザに付与するアクセス権(編集権限、閲覧権限等)を設定する。このダイアログで設定されたアクセス権情報は、アクセス権表示部1108に表示されることになる。
登録ボタン1110は、この新規文書データ登録要求画面で入力された文書データの登録を要求するために用いられるボタンである。この登録ボタン1110に対する押下指示を受け付けると、クライアント装置102のCPUは、文書データの登録要求を文書管理サーバ101に対して行うために、この画面を介して入力された各種の情報や、文書データパス入力部1101に入力されたパス情報で特定される文書データを文書管理サーバ101に対して送信する。当該登録ボタン1110は、図5のステップS504で、文書データの登録が不可能と決定された場合、グレーアウトされ無効となる。
登録予約ボタン1111は、この登録文書データ設定画面1100を介して入力された内容での文書データの登録予約を要求するために用いられるボタンである。この登録予約ボタン1111に対する押下指示を受け付けると、クライアント装置102のCPU201は、文書データの登録予約要求を文書管理サーバ101に対して行うために、この画面を介して入力された各種の情報を文書管理サーバ101に対して送信する。尚、当該登録予約ボタン1111の押下を受け付けた場合、クライアント装置102のCPU201は、文書管理サーバ101に対し、予約済文書種別1616(ステータス)を、「作業中」に設定せいた予約文書を作成するよう要求するものとする。
キャンセルボタン1112は、文書管理サーバ101に対して、文書データの登録要求や登録予約要求を行わずに、この登録文書データ設定画面1100の表示を終了させるために用いられるボタンである。
受取依頼ボタン1113は、予約済文書種別1616(ステータス)=「依頼中」の予約文書を前記文書管理サーバ101に作成させるべく、クライアント装置102のCPU201は、当該画面を介して入力された各種の情報を文書管理サーバ101に対して送信する。
以上が、文書データの登録が可であると判定された場合に、クライアント装置102のディスプレイ装置に表示される登録文書データ設定画面1100の一例の説明である。
図5の説明に戻る。ステップS508で登録文書データ設定画面1100を表示後、その画面を介して、登録する文書データに関する各種情報(パス情報、登録文書名、機密レベル、アクセス権等)の入力を受け付ける(ステップS509)。
その後、予約済み文書一覧画面1200中の登録ボタン1210に対する押下指示を受け付けたと判定した場合には(ステップS510でYES)、クライアント装置102のCPUは処理をステップS511に進め、文書データ登録予約処理を行う。この処理の詳細については、図6を参照して説明する。
ここで、図6を参照して、文書データ登録予約処理(図5のステップS511等)の詳細について説明する。図6は、文書データ登録予約処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS601において、クライアント装置102のCPUは、図5のステップS509において登録文書データ設定画面1100を介して入力を受け付けた、新規登録する文書データに関する情報を取得する。ここでは、文書データのファイルパス、登録文書名、説明、登録先ディレクトリ、機密レベル、アクセス権等の情報を取得することになる。
その後、ステップS601で取得した情報を含む文書データ登録予約要求データを作成する。この文書データ登録予約要求データには、ステップS601で取得した情報に加えて、ログインユーザを特定する情報(ユーザID、ユーザ名等)や、クライアント装置102を特定する情報(コンピュータ名等)、当該登録予約要求に応じて作成される予約文書のステータス(予約済文書種別1616)に設定すべきステータスの情報(ここでは、「作業中」または「依頼中」を示す情報)が含まれる。
そして、クライアント装置102のCPUは、ステップ602で作成した文書データ登録予約要求データを文書管理サーバ101に対して送信する(ステップS603)。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から送信された文書データ登録予約要求データを受信すると(ステップS604)、当該文書データ登録予約要求データに含まれる登録先ディレクトリ情報と、登録先ディレクトリ、ログインユーザ名、及びディレクトリ構造情報テーブル1500を用いて、当該ログインユーザが登録先ディレクトリに対して文書データの編集権限を有しているかを判定する(ステップS605)。
ステップS605の判定処理で、編集権限がある(YES)と判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS606に進め、登録先ディレクトリに同一の登録文書名を有する文書データが登録、または登録予約されているかを判定する。
ステップS606の判定処理で、同一の登録文書名の文書データが登録または登録予約されていない(NO)と判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS607に進め、図16に示す登録文書データテーブル1600に新規レコードを追加作成し、その各データ項目にステップS604で受信した文書データ登録予約要求データに含まれる属性情報(予約文書の情報/予約済文書の情報)を登録する。この時、登録種別1602には、「登録予約」と登録される。また、登録ユーザ1605にはログインユーザ名が登録される。尚、クライアント装置102から登録文書データのファイルパス情報を受信している場合には、登録予約ファイルパス1607に、クライアント装置を特定する情報とともに、当該ファイルパスを登録する。
文書作成ユーザ1614、文書所有ユーザ1615には、受信した文書データ登録予約要求データに含まれるログインユーザを特定する情報(例えば、ユーザID)が登録される。
予約済文書種別1616には、受信した文書データ登録予約要求データに含まれるステータスの情報が登録される。ここでは、当該文書データ登録予約要求データには、「作業中」を示すステータスの情報が含まれているものとする。
編集可能ユーザ1612には、予約済文書種別1616に登録される情報=「作業中」である場合、受信した文書データ登録予約要求データに含まれるログインユーザを特定する情報(例えば、ユーザID)が登録される。予約済文書種別1616に登録される情報=「依頼中」である場合、登録先ディレクトリ1604の示すディレクトリにアクセス可能なユーザのユーザ情報(例えば、図15の編集可能ユーザ1505)が登録される。
また、図23の予約済み文書数管理テーブル2310に、当該文書作成ユーザ1614に登録されたユーザのユーザ情報に対応する、Count2312を1カウントアップする。
ここで図23を参照して、文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶される予約済み文書数管理テーブルのデータ構成の一例について説明する。
予約済み文書数管理テーブル2310は、各ユーザが現在所有している予約済み文書の数(登録すべき文書数/作業数)を記憶するテーブルである。UserID2311は、ユーザを一意に識別するための識別情報(ユーザ情報)である。Count2312は、UserID2311の示すユーザが所有する予約済み文書数(予約文書数)である。
当該Count2312は、例えば、UserID2311の示すユーザの予約済み文書が登録された場合、UserID2311の示すユーザが他ユーザの予約済み文書を受け取った場合等に1カウントアップされる。
また、UserID2311の示すユーザの予約済み文書が削除された場合、他ユーザに受け渡された場合等に1カウントダウンする。以上が図23の、文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶される予約済み文書数管理テーブルのデータ構成の一例についての説明である。
図16の説明に戻る。文書データを新規登録する際に行われるステップS607の処理においては、バージョン1610には、当該文書データが初めて登録されることを示す情報(例えば1)が登録されることになる。また後述する文書データ編集処理においてこのステップの処理を行う場合には、既に登録文書データテーブル1600の他のレコードで管理されている当該文書データの最新のバージョンの次のバージョンを示す情報(例えば最新のバージョンが1である場合には2、3である場合には4)が登録される。その後、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS608に進め、ステップS607のデータ登録処理が正常に終了したかを判定する。
ステップS608の判定処理で正常終了したと判定すると、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS609に進め、登録予約成功を示す処理結果データを作成する。その後、処理をステップS610に進める。
ステップS605の判定処理でNO、ステップS606でYES、ステップS608でNOと判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS610に進め、登録予約失敗を示す処理結果データを作成する。尚、ステップS608でNOと判定した場合には、登録文書データテーブル1600の状態をステップS607の処理を行う前の状態にロールバックさせたのちに、ステップS610に処理を移行する。
ステップS609またはステップS610の処理終了後、それらステップの処理で作成した処理結果データを、文書データ登録予約要求データの送信を行ったクライアント装置
102に対して送信する(ステップS611)。そして、クライアント装置102のCPU201は、文書管理サーバ101より送信された登録予約処理の成功または失敗を示す処理結果データを受信する(ステップS612)。尚、登録予約処理が成功したことを示す処理結果データには、ステップS607で新規に登録文書データテーブル1600に追加したレコードに登録された属性情報が含まれる。
以上が、文書データ登録予約処理の詳細な説明である。
図5の説明に戻る。ステップS511の文書データ登録予約処理が終了後、クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101から受信された処理結果データを用いて、文書データの登録予約処理が正常に終了したかを判定する(ステップS512)。この判定処理でYESと判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS513に進め、文書データ登録処理を行う。この文書データ登録処理の詳細は、図7を参照して説明する。一方、NOと判定した場合には、処理をステップS516に進める。
ここで、図7を参照して、文書データ登録処理(図5のステップS513等)の詳細について説明する。図7は、文書データ登録処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101が記憶管理する登録文書データテーブル1600に登録する文書データを外部メモリから取得する(ステップS701)。そして、ステップS701で取得した文書データを含む文書データ登録要求データを作成する(ステップS702)。尚、この文書データ登録要求データには、当該文書データを登録するためのレコードとして登録文書データテーブル1600に登録されているレコード(登録種別1602は「登録予約」となっている)を特定するための文書ID1601、ログインユーザ情報が含まれる。そして、ステップS702で作成した文書データ登録要求データを文書管理サーバ101に対して送信する(ステップS703)。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から文書データ登録要求データを受信すると(ステップS704)、文書データ登録要求データに含まれる文書IDに従って、当該文書データを登録するためのレコードを特定し(ステップS705)、その後、登録要求を行ったログインユーザが、登録先ディレクトリに文書データを登録するための権限である編集権限を有しているかを判定する(ステップS706)。
ステップS706の判定処理で、文書管理サーバ101のCPU201は、登録先ディレクトリにログインユーザが編集権限を有しているかを、外部メモリ211に記憶されているディレクトリ構造情報テーブル1500を用いて判定する。
ステップS706の判定処理で文書データの編集権限がある(YES)と判定した場合には、処理をステップS707に進め、文書データの編集権限があるかを判定する。ここでは、ステップS705で特定したレコードの編集可能ユーザ1612に、ログインユーザのユーザIDが登録されているか否かによりログインユーザが当該文書データに対する編集権限を有しているか否かを判定することになる。
ステップS707の判定処理でYESと判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップ708に進め、ステップS705で特定したレコードの文書データ1613に、ステップS704で受信した文書データ登録要求データに含まれる文書データを登録する。また、登録種別1602を「登録予約」から「登録」に変更する。
その後、文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS708の文書データ登録処理が正常に終了したかを判定し(ステップS709)、正常に終了した(YES)と判定した場合には、処理をステップS710に進める。そして、ステップS710では、登録成功を示す処理結果データを作成する。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS706でNO、ステップS707でYES、またはステップS709でNOと判定した場合には、処理をステップS711に進め、登録失敗を示す処理結果データを作成する。
そして、ステップS710またはステップS711で作成した処理結果データを、文書データ登録要求データの送信を行ったクライアント装置102に対して送信する(ステップS712)。そして、クライアント装置102は、文書管理サーバ101が送信した処理結果データを受信する(ステップS713)。
以上が、文書データ登録処理の詳細な説明である。
図5の説明に戻る。クライアント装置102のCPU201は、ステップS513の処理終了後、またはステップS512の判定処理でNOと判定した場合に、処理をステップS516に進め、文書管理サーバ101からの処理結果をディスプレイ装置に表示する。
また、登録文書データ設定画面1100の登録予約ボタン1111に対する押下指示を受け付けたと判定した場合には(ステップS514でYES)、処理をステップS515に進め、文書データ登録予約処理を行う。この処理の詳細は、既に図6を参照して説明したとおりである。
ステップS515の処理終了後、クライアント装置102のCPUは、処理をステップS516に進め、文書管理サーバ101より受信した処理結果データに基づいて、文書データ登録予約処理の処理結果をディスプレイ装置に表示する。
また、登録文書データ設定画面1100のキャンセルボタン1112に対する押下指示を受け付けたと判定した場合には(ステップS517でYES)、本図に示す処理を終了する。
以上が、新規文書データ登録処理の詳細な説明である。
次に、図8を参照して、登録済み文書データ編集処理(図4のステップS405)の詳細について説明する。図8は、登録済み文書データ編集処理の詳細を示すフローチャートである。
登録文書データ一覧表示画面1000中の編集ボタン1006が押下されることで入力される登録済み文書データ編集指示を受け付けると(図4のステップS404でYES)、クライアント装置102のCPUは、編集ボタン1006が押下された時に、登録文書データ一覧表示部1005で選択状態であった文書データの文書IDを取得する(ステップS801)。
その後、ステップS801で取得した文書ID、ログインユーザのユーザIDを含む文書データ編集要求データを作成し(ステップS802)、文書管理サーバ101に対して送信する(ステップS803)。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から送信された文書データ編集要求データを受信すると(ステップS804)、処理をステップS805に進め、当該文書データに対してログインユーザが編集権限を有しているかを判定する。文書データ編集要求データに含まれる文書IDで特定される登録文書データテーブル1600に登録されているレコードの編集可能ユーザ1612に、当該ログインユーザのユーザIDが登録されているか否かにより、この判定処理を行うことになる。
ステップS805の判定処理で、編集権限がない(NO)と判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS806に進め、ログインユーザが編集指示した文書データに対して編集権限を有していない旨の警告画面を表示させるための警告画面情報を作成し、その警告画面情報を、文書データ編集要求データを送信したクライアント装置102に対して送信する。
クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101から送信された警告画面情報を受信すると(ステップS807)、その警告画面情報に従って警告画面を表示し(ステップS808)、本図に示す処理を終了する。
文書管理サーバ101のCPU201が、ステップS805の判定処理で編集権限がある(YES)と判定した場合には、処理をステップS809に進め、通信状態確認処理を行う。この処理の詳細は、図5のステップS503で説明したとおりである。
ステップS809の通信状態確認処理終了後、その結果により文書データの登録の可否を決定する(ステップS810)。
そして、ステップS810で決定した文書登録処理の可否に従って登録文書データ設定画面を表示するための画面情報を作成し(ステップS811)、その画面情報を、文書データ編集要求データを送信したクライアント装置102に対して送信する(ステップS812)。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS810の処理で文書登録処理を許可すると決定した場合には、図11に示す、登録文書データ設定画面1100を生成してクライアント装置102に送信する。また、文書登録処理を許可しない(不可)と決定した場合には、登録ボタン1010を無効にした登録文書データ設定画面1100を生成してクライアント装置102に送信する。
クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101から送信された画面情報を受信すると(ステップS813)、受信した画面情報に従って、ディスプレイ装置に登録文書データ設定画面1100を表示する(ステップS814)。
尚、登録済み文書データ編集処理の実行時に表示される登録文書データ設定画面1100の登録文書名入力部1103は、編集対象の文書データの登録文書名が入力された状態で、変更を行うことが出来ないようグレーアウト表示される。同様に、登録先ディレクトリ入力部1105も、編集対象の文書データが保存されているディレクトリが入力された状態で、変更を行うことが出来ないようグレーアウト表示される。さらに、登録先変更ボタン1106もグレーアウト表示される。
機密レベル指定部1107は、編集対象の文書データに設定された機密レベルが選択された状態で表示される。アクセス権表示部1108についても、編集対象の文書データに設定されたアクセス権情報(編集可能ユーザ、閲覧可能ユーザ)が表示される。これらについては、変更指示可能な形で表示されることになる。
ステップS814で登録文書データ設定画面1100を表示した後に、クライアント装置102のCPUは、当該画面を介して文書データのファイルパスやアクセス権の変更指示等、文書データに対する各種の情報の入力を受け付ける(ステップS815)。
その後、登録文書データ設定画面1100の登録ボタン1110に対する押下指示を受け付けると(ステップS816でYES)、処理をステップS817に進め、文書データ登録予約処理を行う。この処理の詳細は、図6を参照して既に説明したとおりである。この文書データ登録予約処理が成功すると、編集対象の文書データの編集後のバージョンを登録するための新たなレコードが登録文書データテーブル1600に作成される。
文書データ登録処理が終了後、クライアント装置102のCPU201は、処理をステップS818に進め、文書管理サーバ101より受信した処理結果データに基づいて、文書データ登録予約処理が正常に終了したかを判定する。この判定処理で正常終了した(YES)と判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS819に進め、文書データ登録処理を行う。この処理の詳細は、図7を参照して既に説明したとおりである。
ステップS819の文書データ登録処理が成功すると、文書データ登録予約処理で編集対象の文書データの編集後のバージョンを登録するために登録文書データテーブル1600に新たに生成したレコードの文書データ1613に、文書データが登録される。この処理の終了後、処理をステップS822に進める。
一方、ステップS818の判定処理で正常終了しなかった(NO)と判定した場合には、処理をステップS822に進める。
登録文書データ設定画面1100の登録予約ボタン1111に対する押下指示を受け付けると(ステップS820でYES)、ステップS821に処理を進め、文書データ登録予約処理を行う。この処理の詳細は、図6を参照して既に説明したとおりである。この文書データ登録予約処理が成功すると、編集対象の文書データの編集後のバージョンを登録するための新たなレコードが登録文書データテーブル1600に作成される。この処理が終了後、処理をステップS822に進める。
ステップS822において、クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101より受信した文書データ登録予約処理の処理結果データまたは文書データ登録処理の処理結果データに従って、処理結果表示を行い、本図に示す処理を終了する。
また、クライアント装置102のCPUは、登録文書データ設定画面1100のキャンセルボタン1112に対する押下指示を受け付けると、文書データ登録予約処理や、文書データ登録処理を行うことなく、本図に示す処理を終了する。以上が、登録済み文書データ編集処理の詳細な説明である。
次に、図9を参照して、登録予約済みデータ登録処理(図4のステップS407)の詳細について説明する。図9は、登録予約済み文書データ登録処理の詳細を示すフローチャートである。この処理は、既に登録予約がなされている文書データを実際に登録する処理である。
登録文書データ一覧表示画面1000中の文書登録ボタン1002が押下されることで入力される登録予約済み文書データ登録指示を受け付けると(図4のステップS406でYES)、クライアント装置102のCPUは、文書登録ボタン1002が押下された時に、登録予約済み文書データ表示部1001で選択状態であった登録予約済み文書データを取得する(ステップS901)。
その後、取得した登録予約済み文書データを特定する文書ID及びログインユーザのユーザID、ログインユーザが操作するコンピュータを特定する情報を含む文書データ登録要求データを作成し(ステップS902)、文書管理サーバ101に対して送信する(ステップS903)。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から送信された文書データ登録要求データを受信すると(ステップS904)、ログインユーザがその文書データに対して編集権限を有しているかを、登録文書データテーブル1600を参照して判定する(ステップS905)。この時、クライアント装置102から受信した文書登録要求データに含まれる文書IDで特定されるレコードの登録ユーザ1605に、受信したユーザIDが登録されているか否かを判定する。本実施例では、文書データの登録予約を行ったユーザのみが、その文書データの登録が可能である。
ステップS905の判定処理で、ログインユーザが指定された登録要約済み文書データに対する編集権限を有していない(NO)と判定した場合には、処理をステップS909に進める。
一方、ステップS905の判定処理で、編集権限を有している(YES)と判定した場合には、処理をステップS906に進め、通信状態確認処理を行う。この処理の詳細は、図5のステップS503で既に説明済なので、詳細な説明は割愛する。通信状態確認処理終了後、その結果に従って、文書データの登録の可否(許可する/拒否する)を決定する(ステップS907)。
その後、文書管理サーバ101は、ステップS907で文書データの登録可(登録を許可する)と決定されたかを判定する(ステップS908)。この判定処理でYESと判定した場合には処理をステップS912に、NOと判定した場合には処理をステップS909に進める。
ステップS909において、文書管理サーバ101のCPU201は、文書データの登録を許可しない旨の警告画面を表示するための警告画面情報を作成し、文書データ登録要求データの送信を行ったクライアント装置102に対して、警告画面情報を送信する。
クライアント装置102のCPUは、この警告画面情報を文書管理サーバ101から受信すると(ステップS910)、その警告画面情報に従って警告画面をディスプレイ装置に表示し(ステップS911)、本図に示す処理を終了する。
ステップS912において、文書管理サーバ101のCPU201は、図11に示す登録文書データ設定画面1100を作成し、その後、文書データ登録要求データの送信を行ったクライアント装置102に対して送信する(ステップS913)。この時、文書管理サーバ101のCPU201は、登録予約ボタン1111が、グレーアウト表示または非表示となるような画面情報を作成する。
クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101から送信された画面情報を受信すると(ステップS914)、受信した画面情報に従って、登録文書データ設定画面1100をディスプレイ装置に表示する(ステップS915)。
尚、登録予約済み文書データ登録処理の実行時に表示される登録文書データ設定画面1100の登録文書名入力部1103は、登録対象の文書データの登録文書名が入力された状態で、変更を行うことが出来ないようグレーアウト表示される。同様に、登録先ディレクトリ入力部1105も、対象の文書データが保存されているディレクトリが入力された状態で、変更を行うことが出来ないようグレーアウト表示される。同じく、登録先変更ボタン1106も同様にグレーアウト表示される。
登録文書データテーブル1600の、対象の文書データを管理するレコードの登録予約ファイルパス1607にパス情報が登録されている場合には、そのパス情報が文書データパス入力部1101に初期表示される。また、機密レベル指定部1107は、対象の文書データに設定された機密レベルが選択された状態で表示される。さらに、アクセス権表示部1108についても、対象の文書データに設定されたアクセス権情報(編集可能ユーザ、閲覧可能ユーザ)が表示される。これらについては、変更指示可能な形で表示されることになる。
その後、登録文書データ設定画面1100を介して、登録する文書に関する情報、例えば、文書データのファイルパスやアクセス権の変更指示等、文書データに対する各種の情報の入力を受け付ける(ステップS916)。
その後、登録文書データ設定画面1100中の登録ボタン1110に対する押下指示を受け付けると(ステップS917でYES)、処理をステップS918に進め文書データ登録処理を行う。この処理の詳細は、既に図7を参照して説明したとおりなので、ここでの説明は割愛する。
ステップS918が終了すると、文書データ登録処理において、文書管理サーバ101から送信された処理結果データに応じた処理結果表示をディスプレイ装置に行い(ステップS919)、本図に示す処理を終了する。
また、クライアント装置102のCPUは、登録文書データ設定画面1100中のキャンセルボタン1112の押下指示を受け付けると(ステップS920でYES)、本図に示す処理を終了する。以上が、登録予約済み文書データ登録処理の詳細な説明である。
次に、図17を参照して、文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる登録予約済み文書データに対する処理について説明する。この処理は、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスを利用するユーザが操作するクライアント装置102からの画面表示要求を受け付けることで行われる処理である。
クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスに登録予約済み文書一覧画面の要求を送信する(ステップS1701)。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から予約済み文書一覧の画面要求を受信すると(ステップS1702)、外部メモリ211の文書情報テーブル1900に登録されている、当該一覧の要求ための指示(図10の予約状況ボタン1009の押下指示)を受け付ける直前に、図10の1003−1で指定されていたディレクトリ内の予約済み文書データの情報を取得する(ステップS1703)。そして、各ユーザの予約済み文書数を記憶している予約済み文書数管理テーブル2310(図23に図示)を参照して、当該ディレクトリに対する編集可能ユーザ(図15の1505)のうち、全ユーザの予約済み文書数から、予約済み文書数の平均値(切り上げ)を取得する(ステップS1704)。
次に、当該予約済み文書数管理テーブル2310から、ログインユーザの仮登録文書数を取得する(ステップS1705/予約文書数特定)。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS1703からステップS1705で取得した情報を用いて、図12に示す予約済み文書一覧画面1200をクライアント装置102のディスプレイ装置に表示させるための画面情報を作成する。尚、ログインユーザの予約済み文書数が、ステップS1704で算出した、当該ログインユーザが参照中のディレクトリに対する編集権限を有するユーザの所有する予約済み文書数の平均値をオーバーする場合は、他ユーザの予約済み文書の登録作業を申し出るためのリンク(図12の受取宣言1206)は非表示とする画面情報を生成する(ステップS1706)。
つまり、ログインユーザの所有する予約済み文書数(作業数)が所定の値を超えるか判定し、所定の値を超えていると判定した場合には、当該ログインユーザは十分に文書の作成業務を抱えているものと判断し、他ユーザの予約済み文書(作成未完了の文書)の受取宣言(受取の申し出)を出来ないように制御するものである。
こうすることで、予約済み文書の本登録の依頼元のユーザに、依頼先として不適切な依頼先(つまり、既に作業を十分に抱えているユーザ)を提示することなく、適切な依頼先を容易に選択させることができる。
ステップS1706の処理が終了すると、CPU201は処理をステップS1707に進め、ステップS1706で作成した画面情報をクライアント装置102に送信する。
文書管理サーバ101から送信された画面情報を受信すると(ステップS1708)、クライアント装置102のCPUは、受信した画面情報に従ってディスプレイ装置に画面の表示を行う(ステップS1709)。
ここで図12を参照して、クライアント装置102のディスプレイ装置に表示される予約済み文書一覧画面の構成の一例について説明する。
登録予約済み文書名1201は、図17のステップS1703で取得した予約済み文書データを示す文書名である。登録予約日1202は、当該予約済み文書が生成された日時の情報である。
所有ユーザ1203は、当該予約済み文書名の示す文書データの現在の所有ユーザである(図16の文書所有ユーザ1615に示す)。アクション1204は、各予約済み文書データに対する処理(他ユーザの予約済み文書データの受取宣言(受取の申し出)、委任の許可(受け渡しの許可)、受取宣言の解除、等)を示す。
受取依頼1205は、ログインユーザの予約済み文書データの登録作業を、他ユーザに対して依頼するためのリンクである。当該受取依頼1205の押下を受け付けた場合、文書管理サーバ101のCPU201は、当該予約済み文書データの予約済文書種別1616を「依頼中」に変更する。
受取宣言1206は、他ユーザの予約済み文書の受取を申し出るためのリンクであり、ステータスが「依頼中」であって、文書所有ユーザ1615がログインユーザとは異なるユーザである文書データの欄に表示される。受取宣言1206の押下を受け付けた場合、受取宣言1206の表示は、宣言解除1208に変更される。
当該受取宣言1206の押下を受け付けた場合、文書管理サーバ101のCPU201は、当該リンクに対応する予約済み文書データのAppliCantsID2303(図23に図示)に、ログインユーザのユーザIDを登録する。また、当該予約済み文書データの予約済文書種別1616を「受取許可待ち」に変更する。」
ここで図23を参照して、文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶される受取状況管理テーブルのデータ構成の一例について説明する。
DataID2301は、文書データのID(図16でいう文書ID1601)である。OwnerID2302は、当該文書データの現在の所有者(文書所有ユーザ1615)である。
AppliCantsID2303は、DataID2301の示す文予約済み書データに対して受取宣言中(受け取りの申し出中)のユーザのユーザIDである。当該受取状況管理テーブル2300は、予め文書管理サーバ101の外部メモリ211等に記憶されており、文書データのステータス(予約済文書種別1616)が「依頼中」となった場合に、当該文書データのレコードが追加されるものである。以上が図23の、文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶される受取状況管理テーブルのデータ構成の一例についての説明である。
図12の説明に戻る。委任判断1207は、他ユーザからの受取宣言(予約文書の受取の申し出)を許可するか否かを決定するためのリンクである。当該委任判断1207の押下を受け付けた場合、文書管理サーバ101のCPU201は、図13に示すような受取許可画面1300を生成してクライアント装置102に送信する。
ここで図13を参照して、クライアント装置102のディスプレイ装置に表示される受取許可画面の構成の一例について説明する。
受取宣言中ユーザ1301には、図12の予約済み文書一覧画面1200で、委任判断1207の押下を受け付けた予約済み文書データに対して、当該文書データの受取を申し出ているユーザのユーザ情報(例えば、ユーザ名1402)が表示される。
アクション1302は、当該受取の宣言を許可するか否かを決定するためのボタンである。例えば、ユーザ名=「望月」に対応するアクションの「許可」に対する押下指示を受け付けた場合、当該予約済み文書データはユーザ名=「望月」のユーザに受け渡される。よって、当該文書データの文書所有ユーザ1615を、ユーザ名=「望月」に対応するユーザID1401に変更する。また、予約済文書種別1616を、「受取済み」に変更する。また、ユーザ名=「望月」以外のユーザからの受取宣言は不許可として取り下げられ、受取状況管理テーブル2300の当該文書データに対応するレコードそのものが削除される。
また、例えば、ユーザ名=「神田」に対応するアクションの「拒否」に対する押下指示を受け付けた場合、当該予約済み文書データに対するユーザ名=「神田」の受取宣言(申し出)は不許可となる。尚、この場合、当該文書データの文書所有ユーザ1615、予約済文書種別1616は、変更されない。また、受取状況管理テーブル2300のAppliCantsID2303から、ユーザ名=「神田」のユーザIDを削除する。
「閉じる」ボタン1303は、受取許可画面1300を終了し、表示画面を予約済み文書一覧画面1200に遷移させるためのボタンである。所有文書数1304は、各
ユーザが現在所有している(文書所有ユーザ1615である)予約済み文書の数である。当該所有文書数1304を表示することで、いずれのユーザがどれだけの業務を抱えているかをユーザに提示し、いずれのユーザに対して予約済み文書の受け渡しを行うべきかの判断を補助することができる。以上が図13の、クライアント装置102のディスプレイ装置に表示される受取許可画面の構成の一例についての説明である。
図12の説明に戻る。宣言解除1208は、ログインユーザが申請中の受取宣言を解除するためのボタンである。当該宣言解除1208の押下を受け付けた場合、文書管理サーバ101のCPU201は、受取状況管理テーブル2300の、当該宣言解除1208が押下された文書データのIDに対応するAppliCantsID2303から、ログインユーザのユーザIDを削除する。
「閉じる」ボタン1209は、予約済み文書一覧画面1200を終了し、表示画面を登録文書データ一覧表示画面1000に遷移させるためのボタンである。以上図12の、クライアント装置102のディスプレイ装置に表示される予約済み文書一覧画面の構成の一例についての説明である。
図17の説明に戻る。クライアント装置102のCPUは、ディスプレイ装置に表示した予約済み文書一覧画面1200を介して、ユーザからの操作指示の入力を受け付ける(ステップS1710)。
そして、ステップS1710で受け付けた操作指示が、予約済み文書一覧画面1200中の受取宣言1206が押下指示(予約済み文書の受取宣言指示)であるかを判定する(ステップS1711)。
ステップS1711の判定処理でYESと判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS1712に進め、登録予約済み文書受取宣言処理を行う。この登録予約済み文書受取宣言処理の詳細については、図18を参照して後述する。そして、登録予約済み文書受取宣言処理が終了した後に、クライアント装置102のCPUは処理をステップS1710に戻す。
ステップS1711の判定処理で、ステップS401で受け付けた操作指示が、登録予約済み文書受取宣言指示ではない(NO)と判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS1713に進める。
ステップS1713では、ステップS1710で受け付けた操作指示が、予約済み文書一覧画面1200中の宣言解除1208の押下指示(受取宣言解除指示)であるかを判定する。ステップS1713の判定処理でYESと判定した場合には、処理をステップS1714に進め、受取宣言解除処理を行う。この受取宣言解除処理の詳細については、図19を参照して後述する。そして、受取申請解除処理が終了した後に、クライアント装置102のCPUは処理をステップS1710に戻す。
ステップS1713の判定処理で、ステップS1710で受け付けた操作指示が、受取宣言解除指示ではない(NO)と判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS1715に進める。
ステップS1715では、クライアント装置102のCPUは、ステップS1710で受け付けた操作指示が、予約済み文書一覧画面1200中の委任判断1207の押下指示(受取許可画面表示指示)であるかを判定する。ステップS1715の判定処理でYESと判定した場合には、処理をステップS1716に進め、受取許可画面表示処理を行う。この受取許可画面表示処理の詳細については、図20を参照して後述する。そして、受取許可画面表示処理が終了後、クライアント装置102のCPUは処理をステップS1710に戻す。
ステップS1715の判定処理で、ステップS1710で受け付けた操作指示が、受取許可画面表示指示ではない(NO)と判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS1717に進める。
ステップS1717では、クライアント装置102のCPUは、ステップS1710で受け付けた操作指示が、予約済み文書一覧画面1200中の「閉じる」ボタン1209が押下されることで入力される終了指示であるかを判定する。ステップS1717の判定処理でYESと判定した場合には、本図に示す処理を終了する。
一方、ステップS1717の判定処理で、ステップS1710で受け付けた操作指示が終了指示ではないと判定した場合には、処理をステップS1718に進め、ステップS1710で受け付けた操作指示に対応する処理を実行する。例えば、予約済み文書一覧画面1200中の受取依頼1205の押下指示を受け付けたものとし、クライアント装置102のCPU201は、当該文書データの受取依頼の要求を文書管理サーバ101に送信する。文書管理サーバ101のCPU201は当該要求を受け取って、当該要求に含まれる文書データの識別情報から特定される文書データの予約済文書種別1616を「依頼中」に変更して、処理をステップS1710に戻す。
その他、ユーザの操作指示に応じた処理をステップS1718では行うことになる。以上が、図17に示す文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる登録予約済み文書データに対する処理についての説明である。
次に、図18を参照して文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる登録予約済み文書受取宣言処理について説明する。この処理は、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスを利用するユーザが操作するクライアント装置102からの予約済み登録文書の受取宣言要求を受け付けることで行われる処理である。
ユーザからの操作により、予約済み文書一覧画面1200中のアクション列にある受取宣言1206が押下されると、クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスに受取宣言の指示(要求)を送信する(ステップS1801)。当該受取宣言の指示には、ログインユーザのユーザ情報、文書IDが含まれている。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から受取宣言の指示を受信すると(ステップS1802/宣言受付)、受取状況管理テーブル2300に新規のレコードを追加し、受取宣言の指示に含まれる文書ID、当該文書IDの示す文書の文書所有ユーザ1615を取得してDataID2301、OwnerID2302に登録する。また、ログインユーザのユーザIDをAppliCantsID2303に登録する(ステップS1803)。
ステップS1804によってステップS1803の処理が正常に終了したと判断されると、受取宣言処理が成功した結果を示すデータを作成される(ステップS1805)。ステップS1804によってステップS1803の処理が正常に終了しなかったと判断されると、受取宣言処理が不可能(失敗)した結果を示すデータを作成する(ステップS1806)。
ステップS1506またはステップS1806の処理終了後、それらステップの処理で作成した処理結果データに従って処理結果の画像情報を作成し、受取宣言を行ったクライアント装置102に画像情報を送信する(ステップS1807)。
クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101から受取申請処理結果の画像情報を受信すると(ステップS1807)、画像情報に従って画面(不図示)を表示して処理を終了する。
以上が、文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる登録予約済み文書受取宣言処理についての説明である。
次に、図19を参照して文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取宣言解除処理の詳細について説明する。この処理は、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスを利用するユーザが操作するクライアント装置102からの予約済み文書の受取宣言解除要求を受け付けることで行われる処理である。
ユーザからの操作により、登録予約済み文書一覧画面1200中のアクション列にある宣言解除1208が押下されると、クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスに受取宣言解除の指示(要求)を送信する(ステップS1901)。当該受取宣言解除の指示には、解除対象の文書データの文書IDとログインユーザのユーザIDが含まれるものとする。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から受取宣言解除の要求を受信すると(ステップS1902)、当該宣言解除対象の文書データの登録種別1602が「登録」となっているか判定する。つまり、当該文書データが、本登録済み文書であるかどうかを判断する(ステップS1903)。
ステップS1903の判定処理で、ステップS1902で受け付けた受取申請解除操作指示が、本登録済み文書に対する受取申請解除指示である(YES)と判定された場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS1909に進め、文書が本登録済みであることを示すデータを作成する。
ステップS1903の判定処理で、ステップS1902で受け付けた受取宣言解除指示が、本登録済み文書に対する受取宣言解除指示でない(NO)と判定された場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS1904に進め、受取申請管理テーブル2100から該当のレコードを削除する。その後、処理をステップS1905に移行する。尚、当該削除するレコードは、受取宣言解除対象の文書IDをDataID2301に有するレコードであって、AppliCantsID2303に、ログインユーザのユーザIDのみが挿入されたレコードである。受取宣言解除対象の文書IDをDataID2301に有するレコードのAppliCantsID2303に、ログインユーザ以外のIDが含まれている場合、レコード自体は削除せず、当該AppliCantsID2303中のログインユーザのIDのみを削除するものとする。
ステップS1902で受け付けた受取宣言解除指示が、本登録済み文書に対する受取宣言解除指示である(YES)と判定された場合には、処理をステップS1907に移行し、当該文書データに対する宣言の解除が(既に削除済であるため)不可能であることを示す処理結果データを作成する。
ステップS1905の判定処理で、ステップS1904で行われたレコード削除処理が、正常に終了しなかった(NO)と判定された場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS1907に進め、レコード削除が失敗したことを示すデータを作成する。
ステップS1905の判定処理で、ステップS1904で行われたレコード削除処理が、正常に終了した(YES)と判定された場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS1906に進め、受取宣言解除処理が成功したことを示すデータを作成する。
ステップS1906またはステップS1907の処理終了後、それらステップの処理で作成した処理結果データに従って処理結果の画像情報を作成し、受取宣言を行ったクライアント装置102に画像情報を送信する(ステップS1908)。
クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101から受取宣言処理結果の画像情報を受信すると(ステップS1911)、画像情報に従って画面(不図示)を表示して処理を終了する。
以上が図19の、文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取宣言解除処理の詳細についての説明である。
次に図20を参照して、文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取許可画面表示処理の詳細について説明する。
クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスに受取許可画面表示の要求を送信する(ステップS2001)。当該要求には、受取許可画面表示対象の文書ID、ログインユーザのユーザIDが含まれるものとする。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から受取許可画面表示要求を受信すると(ステップS2002)、当該要求に含まれる文書IDから特定される予約済み文書データ(文書情報データテーブルの1レコード)を取得する(ステップS2003)。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS2003で取得した情報を用いて、図13の受取許可画面1300をクライアント装置102のディスプレイ装置に表示させるための画面情報を作成する(ステップS2004)。尚、受取許可画面1300の受取宣言中ユーザ1301には、当該文書データの文書IDをDataID2301に有するAppliCantsID2303の示すユーザを表示するよう画面を生成する。
尚、文書管理サーバ101のCPU201は、受取許可画面1300を作成する場合に、文書データに対する受取宣言中のユーザ情報(図23の2311)に対応する予約済み文書数(図23の2312)を参照して文書数を特定し(予約文書数特定)、当該予約済み文書数が所定の値を超えるユーザを、受取宣言中ユーザ1301に表示させないよう画面を生成する。
つまり、受取宣言中のユーザの所有する予約済み文書数(作業数)が所定の値を超えるか判定し、所定の値を超えていると判定した場合には、当該ユーザは十分に文書の作成業務を抱えているため、予約文書の受け渡しをすべきではないものと判断し、当該ユーザへの予約済み文書(作成未完了の文書)の受取許可(受け渡し)を出来ないように制御するものである。
こうすることで、予約文書の本登録依頼(更新依頼)として不適切な依頼先の表示を削減し、適切な依頼先をユーザに容易に選択させることができる。
ステップS2004の処理が終了すると、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS2005に進め、ステップS2004で作成した画面情報をクライアント装置102に送信する。
文書管理サーバ101から送信された画面情報を受信すると(ステップS2006)、クライアント装置102のCPUは、受信した画面情報に従ってディスプレイ装置に画面の表示を行う(ステップS2007)。
クライアント装置102のCPUは、ディスプレイ装置に表示した受取許可画面1300を介して、ユーザからの操作指示の入力を受け付ける(ステップS2008)。
ユーザからの操作指示を受け付けた後に、クライアント装置102のCPUは処理をステップS2009に進め、ステップS2008で受け付けた操作指示が、受取許可画面1300中の、アクション列の「拒否」の押下指示(受取宣言の拒否指示)であるかを判定する。
ステップS2009の判定処理でYESと判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS2010に進め、受取宣言中ユーザに対する受取宣言拒否の処理を行う。この受取宣言中ユーザに対する受取宣言拒否処理の詳細については、図21を参照して後述する。そして、受取申請中ユーザに対する受取申請拒否処理が終了した後に、クライアント装置102のCPUは処理をステップS2008に戻す。
ステップS2009の判定処理で、ステップS2008で受け付けた操作指示が、受取宣言中ユーザに対する受取宣言拒否指示ではない(NO)と判定した場合には、クライアント装置102のCPUは処理をステップS2011に進める。
ステップS2011では、ステップS2008で受け付けた操作指示が、受取許可画面1300中の、アクション列の「許可」の押下指示(受取の許可指示)であるかを判定する。
ステップS2011の判定処理でYESと判定した場合には、処理をステップS2012に進め、受取申請中ユーザに対する受取許可の処理を行う。この受取宣言中ユーザに対する受取許可処理の詳細については、図22を参照して後述する。そして、受取宣言中ユーザに対する受取許可処理が終了した後に、クライアント装置102のCPUは処理をステップS2008に戻す。ステップS2011の判定処理でNOと判定した場合、処理をステップS2013に進める。
ステップS2013の判定処理で、ステップS2010で受け付けた指示が「閉じる」ボタン1303の押下指示である(YES)と判定された場合には、受取許可画面1300を閉じ、本図に示す処理を終了する。
ステップS2013の判定処理で、ステップS2010で受け付けた指示が「閉じる」ボタン1303の押下指示でないと判定された場合、クライアント装置102のCPUは当該ユーザからの指示に従った処理実行して、処理をステップS2008に戻す。
以上が、文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取許可画面表示処理の詳細についての説明である。
次に、図21を参照して、文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取宣言拒否処理の詳細について説明する。この処理は、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスを利用するユーザが操作するクライアント装置102からの登録予約済み文書の受取宣言拒否要求を受け付けることで行われる処理である。
ユーザからの操作により受取許可画面1300中のアクション列にある「拒否」が押下されると、クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスに受取宣言の拒否(受け渡しの拒否)の指示を送信する(ステップS2101)。当該受取宣言の拒否の指示には、拒否対象の文書データの文書IDと、ログインユーザのユーザID、「拒否」が押下された欄のユーザID(いずれのユーザの受取宣言が拒否されたのかを示す識別情報)とが含まれているものとする。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から受取宣言拒否の要求を受信すると(ステップS2102)、受取状況管理テーブル2300のAppliCantsID2303から、受取宣言中ユーザの情報を削除する(ステップS2103)。
ステップS2104によってステップS2103の処理が正常に終了しなかった(NO)と判断されると、受取宣言拒否処理が失敗した結果を示すデータが作成される(ステップS2107)。
ステップS2104の判定処理で、ステップS2103で行われたレコード削除処理が、正常に終了した(YES)と判定された場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS2105に進め、レコード削除が成功したことを示すデータを作成する。
ステップS2105またはステップS2106の処理終了後、それらステップの処理で作成した処理結果データに従って処理結果の画像情報を作成し、受取宣言拒否を行ったクライアント装置102に画像情報を送信する(ステップS2107)。
クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101から受取宣言拒否の処理結果の画像情報を受信すると(ステップS2108)、画像情報に従って画面(不図示)を表示して処理を終了する。
以上が図21の、文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取宣言拒否処理の詳細についての説明である。
次に、図22を参照して、文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取許可処理の詳細について説明する。この処理は、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスを利用するユーザが操作するクライアント装置102からの登録予約済み文書の受取許可要求を受け付けることで行われる処理である。
ユーザからの操作により受取許可画面1300中のアクション列にある「許可」が押下されると、クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスに受取許可の指示(受取許可の要求)を送信する(ステップS2201)。当該受取許可の指示には、受取許可対象の文書データの文書ID、許可をした他ユーザ(受け渡し相手のユーザ)のユーザID、ログインユーザのユーザIDが含まれているものとする。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から受取許可の要求を受信すると(ステップS2202)、受取状況管理テーブル2300から、当該受取許可対象の文書データに対応する受取宣言中ユーザの情報を削除し(レコードを削除し)、登録文書データテーブル1600の文書所有ユーザ1615を受取が許可されたユーザのユーザIDに更新する(ステップS2203)。
ステップS2204によってステップS2203の処理が正常に終了しなかった(NO)と判断されると、受取許可のためのレコード更新処理が失敗した結果を示すデータが作成される(ステップS2206)。
ステップS2204の判定処理で、ステップS2203の処理が正常に終了した(YES)と判定された場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS2205に進め、レコード更新処理が成功したことを示すデータを作成する。
ステップS2205またはステップS2206の処理終了後、それらステップの処理で作成した処理結果データに従って処理結果の画像情報を作成し、受取許可を行ったクライアント装置102に結果データを送信する(ステップS2207)。
クライアント装置102のCPUは、文書管理サーバ101から受取申請許可処理結果のデータを受信すると(ステップS2208)、結果データに従って画面(不図示)を表示する。
以上が図22の、文書管理サーバ101とクライアント装置102によって行われる受取許可処理の詳細についての説明である。
以上説明したように、本発明によれば、仮登録された情報を用いて、当該仮登録された情報の更新依頼先を、ユーザに容易に選択させることができる。
この登録予約処理(仮登録)を行うことで、他のユーザにより同一の文書名の文書データが文書登録を行う予定であるディレクトリに登録されてしまうことを好適に防ぐことが可能となる。
また、ユーザが、文書管理サーバ101が提供する文書管理ウェブサービスを使用するたびに、その画面にログインユーザが登録予約を行った文書データが一覧表示されるので、当該ログインユーザが登録予約済みの文書データの登録処理を忘れてしまうことを好適に防止することも可能である。
尚、登録予約済みの文書データは登録予約から一定期間経過後、削除する構成にしても構わない。その理由は、登録予約済みのまま長時間放置されてしまうと、その登録予約済み文書データの影響で、同一の登録文書名の文書データの登録を行うことが出来なくなってしまうためである。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 文書管理サーバ
102−1、102−2 クライアント装置
103 LAN
104 広域ネットワーク
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/F(インタフェース)コントローラ
209 入力装置
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ

Claims (7)

  1. クライアント装置から受信した文書データを記憶管理する情報処理装置であって、
    文書データを登録するための予約情報をユーザ情報と対応付けて記憶する予約情報記憶手段と、
    前記予約情報記憶手段で記憶した予約情報を用いて、前記文書データの登録を依頼する依頼手段と、
    前記依頼手段による依頼を受ける宣言を受け付ける宣言受付手段と、
    前記宣言受付手段で前記依頼を受ける宣言を受け付けることにより、前記予約情報記憶手段に記憶された予約情報と前記ユーザ情報との組み合わせの情報を用いて、依頼元のユーザに提示すべき依頼先を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定した依頼先の情報を表示する画面情報を生成して送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記宣言受付手段で既に受け付けた宣言に用いられたユーザ情報を特定する第1の特定手段と、
    前記記憶手段に記憶された、前記第1の特定手段で特定されたユーザ情報に対応する予約文書数を特定する第1の予約文書数特定手段と、
    前記第1の予約文書数特定手段で特定された予約文書数が所定の値を超えているか否かを判定する第1の判定手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、前記第1の判定手段で、前記第1の予約文書数特定手段で特定された予約文書数が所定の値を超えていないと判定した場合に、当該予約文書に対応するユーザ情報を前記依頼元のユーザに提示すべき依頼先として決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記送信手段は、前記第1の判定手段で、前記第1の予約文書数特定手段で特定された予約文書数が所定の値を超えていると判定したユーザ情報に対応する予約文書数を表示画面に表示すべく、画面情報を送信することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記宣言受付手段で受け付ける宣言のために用いられたユーザ情報を特定する第2の特定手段と、
    前記第2の特定手段で特定された、宣言の受け付けを完了していないユーザ情報に対応する予約文書数を特定する第2の予約文書数特定手段と、
    前記第2の予約文書数特定手段で特定された予約文書数が所定の値を超えているか否かを判定する第2の判定手段と、
    を備え、
    前記受付手段は、前記第2の判定手段で、前記第2の予約文書数特定手段で特定された予約文書数が所定の値を超えていないと判定した場合に、当該予約文書に対応するユーザ情報を用いた前記依頼を受ける宣言を受け付けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. クライアント装置から受信した文書データを記憶管理する情報処理装置の制御方法であって、
    文書データを登録するための予約情報をユーザ情報と対応付けて記憶する予約情報記憶工程と、
    前記予約情報記憶工程で記憶した予約情報を用いて、前記文書データの登録を依頼する依頼工程と、
    前記依頼工程による依頼を受ける宣言を受け付ける宣言受付工程と、
    前記宣言受付工程で前記依頼を受ける宣言を受け付けることにより、前記予約情報記憶工程に記憶された予約情報と前記ユーザ情報との組み合わせの情報を用いて、依頼元のユーザに提示すべき依頼先を決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定した依頼先の情報を表示する画面情報を生成して送信する送信工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  6. クライアント装置から受信した文書データを記憶管理する情報処理装置で実行可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    文書データを登録するための予約情報をユーザ情報と対応付けて記憶する予約情報記憶手段と、
    前記予約情報記憶手段で記憶した予約情報を用いて、前記文書データの登録を依頼する依頼手段と、
    前記依頼手段による依頼を受ける宣言を受け付ける宣言受付手段と、
    前記宣言受付手段で前記依頼を受ける宣言を受け付けることにより、前記予約情報記憶手段に記憶された予約情報と前記ユーザ情報との組み合わせの情報を用いて、依頼元のユーザに提示すべき依頼先を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定した依頼先の情報を表示する画面情報を生成して送信する送信手段として機能させることを特徴とする情報処理装置のプログラム。
  7. クライアント装置と、当該クライアント装置から受信した文書データを記憶管理する情報処理装置とから構成される情報処理システムであって、
    文書データを登録するための予約情報をユーザ情報と対応付けて記憶する予約情報記憶手段と、
    前記予約情報記憶手段で記憶した予約情報を用いて、前記文書データの登録を依頼する依頼手段と、
    前記依頼手段による依頼を受ける宣言を受け付ける宣言受付手段と、
    前記宣言受付手段で前記依頼を受ける宣言を受け付けることにより、前記予約情報記憶手段に記憶された予約情報と前記ユーザ情報との組み合わせの情報を用いて、依頼元のユーザに提示すべき依頼先を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定した依頼先の情報を表示する画面情報を生成して送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021089665A (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置及びプログラム

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