JP5570278B2 - 文書管理システムおよび文書管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、企業等の業務において作成された文書を管理する文書管理システムおよび文書管理方法に関する。
従来の文書管理システムとして、たとえば下記特許文献1に記載の文書管理システムが存在する。この特許文献1に記載の文書管理システムは、文書またはフォルダに対して、ユーザごとまたはグループ(ユーザのグループ)ごとのアクセス権設定を行うように構成されている。
特開2003−91448号公報
フォルダごとにアクセス権を設定する文書管理システムの場合、異なるアクセス権が設定された複数のフォルダの中から所望のアクセス権が設定されたフォルダを選択し、そこに文書を格納するだけでアクセス権設定がされるので、設定操作は単純化されるが、文書ごとにきめ細かいアクセス権を設定することは困難となる。異なるアクセス権を設定したフォルダを多数設けることで様々なアクセス権設定が可能となるが、フォルダ数が増加した分だけ所望のアクセス権が設定されたフォルダを見つけ難くなり、操作性が悪くなる。
これに対して、文書ごとにアクセス権を設定する文書管理システムの場合、きめ細かいアクセス権設定が可能となるが、文書の登録操作やアクセス権の設定操作が発生すると、その都度アクセス権設定のための多数のパラメータを決定する必要があり、作業が煩雑となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、アクセス権を設定する際の煩雑さを従来よりも低減するとともにきめ細かいアクセス権設定が可能な文書管理システムおよび文書管理方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる文書管理システムは、それぞれ異なるアクセス権が設定された複数のフォルダを備え、管理対象とする文書の格納先をユーザから指定されたフォルダとすることにより管理対象文書のアクセス権を設定して当該管理対象文書のアクセス制御を行う第1の文書管理手段と、前記第1の文書管理手段で管理されている文書が操作対象として選択され、当該選択された文書の前記第1の文書管理手段における格納先を指定する操作を実施したユーザとは異なるユーザにより所定の操作が行われたことを検出した場合に、当該所定の操作における操作内容、および前記選択された文書の格納先フォルダのアクセス権設定状態に基づいて、前記選択された文書に固有のアクセス権の情報を生成する情報作成手段と、前記情報作成手段により前記アクセス権の情報が生成された場合、当該アクセス権の情報に対応する文書およびその管理情報を取得して当該文書の管理を開始し、以降、当該アクセス権の情報に従って当該文書のアクセス制御を行う第2の文書管理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、利用者の作業の煩雑さを低減するとともにきめ細かいアクセス権設定が可能な文書管理システムが得られる、という効果を奏する。
図1は、文書管理システムの動作概要を示した図である。 図2は、本発明にかかる文書管理システムを実現するコンピュータネットワークシステムの構成例を示した図である。 図3は、文書管理システムの構成例を示した図である。 図4は、文書管理システムの動作例を示したフローチャートである。 図5は、文書管理システムの動作例を示したフローチャートである。
以下に、本発明にかかる文書管理システムおよび文書管理方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
本実施の形態では、一例として、企業等において利用する文書管理システム、具体的には、ワークフローに従って、あるユーザが文書を新たに作成すると、文書管理システムに登録した後、他のユーザ(上司などの承認者)が内容の確認を行い、問題が無ければ承認を行う、というような形態で利用する場合の文書管理システムについて説明する。
図1は、本実施の形態の文書管理システムの動作概要を示した図である。図示したように、本実施の形態の文書管理システムは、文書管理サブシステム#1および#2を含む。
本実施の形態の文書管理システムを利用する場合、管理する文書を作成したユーザ(起票者)は、文書管理サブシステム#1に対して、文書の新規登録操作を実施する。このとき、登録する文書に対してアクセス権を設定する(文書に設定するアクセス権の内容を指定する)。
文書管理サブシステム#1は、それぞれ異なるアクセス権が設定された複数のフォルダ(図示せず)を備えており、起票者は、新規登録する文書を所望のアクセス権が設定されたフォルダに格納することにより、特定のユーザのみが新規登録文書へアクセスできるように設定する。この時点では、新規登録された文書は未承認状態である。その後、起票者とは異なるユーザ(承認者、当然ながら文書へのアクセスが許可されている)により未承認状態の文書を確認して承認するかどうかを判断する作業(承認作業)が実施され、承認するための操作(たとえば承認ボタンの押下)があった場合、文書管理サブシステム#1は、承認された文書(文書実体の管理情報)を文書属性(分類)情報とともに文書管理サブシステム#2へ引き渡す処理(文書移行処理)を実施する。このとき、引き渡す文書に設定するアクセス権の情報(図示した「個別アクセス権情報」に相当)を生成して文書管理サブシステム#2へ出力する。また、上記承認作業においては、起票者により設定されたアクセス権が適切なものかどうかを承認者が判断し、必要に応じてアクセス権の変更指示(変更操作)が行えるようにしている。そして、承認作業において承認者がアクセス権の変更操作を実施した場合、文書管理サブシステム#1は、この操作内容に基づいて個別アクセス権情報を生成する(設定されていたアクセス権の必要な部分を修正して生成する)。一方、承認者がアクセス権の変更操作を行わなかった場合には、元々設定されていたアクセス権(文書が格納されているフォルダに設定されているアクセス権)に基づいて、個別アクセス権情報を生成する。
文書管理サブシステム#2は、文書管理サブシステム#1から受け取った文書に対し、同時に受け取った個別アクセス権情報が示すアクセス権を設定して管理する。
なお、文書管理サブシステム#1では、承認された文書の管理は行わない(承認された文書および文書属性情報の文書管理サブシステム#2への引き渡しが完了した後、これらを消去する)。
以上のように文書管理システムを構成したことにより、たとえば、図1に示したように、未承認状態の文書を管理する文書管理サブシステム#1に対しては、起票者として予め登録されたユーザおよび登録されている起票者に対応付けられた承認者として予め登録されたユーザのみがアクセス可能とし、起票者や承認者以外の一般ユーザからのアクセスは禁止する。一方、承認済みの文書を管理する文書管理サブシステム#2に対しては、起票者や承認者以外の一般ユーザもアクセス可能とするなど、柔軟できめ細かいアクセス権の設定が可能となる。また、文書管理サブシステム#1では、フォルダごとにアクセス権を設定しているので、起票者によるアクセス権の設定操作の簡単化が実現できる。さらに、承認作業において承認者からのアクセス権の変更指示を受け付けるようにしたので、承認者がアクセス権の変更のみが必要と判断した場合に起票者に通知(変更指示)を行い、起票者が指示内容を確認してアクセス権を再設定する作業が不要となり、承認作業が完了するまでの時間を短縮できる。また、起票者が指示内容を誤認識して承認者の意図しないアクセス権設定を行うといった作業ミスの防止もできる。
また、上述したような本実施の形態の文書管理システムは、たとえば、図2に示したようなコンピュータネットワークシステムで実現される。図2に示したコンピュータネットワークシステムは、サーバコンピュータ100および複数のクライアントコンピュータ200により構成され、サーバコンピュータ100およびクライアントコンピュータ200は、社内LANなどの同一のネットワーク300に接続されている。そして、サーバコンピュータ100が文書(文書ファイルデータ)およびこれに関連する各種データを保持する。すなわち、サーバコンピュータ100で文書管理を行う。クライアントコンピュータ200は、起票者であるユーザが文書の作成およびサーバコンピュータ100への登録を行う作業、承認者であるユーザが未承認状態の文書の確認および承認を行う作業、一般ユーザが承認済み文書の確認を行う作業、などで利用される。なお、サーバコンピュータ100において、文書の作成・登録作業、承認作業などのクライアントコンピュータ200を利用して行う作業ができるようにしてもよい。また、サーバコンピュータ100を複数備え、文書の管理を複数のサーバコンピュータ100で分散して行うようにしてもよい。たとえば、未承認の文書と承認済みの文書とを異なるサーバコンピュータ100で行うようにしてもよい。もちろん、コンピュータネットワークシステムを利用するのではなく、1つのコンピュータで文書作成・登録・承認作業などを受け付けて、文書を管理する(文書管理システムを実現する)ことも可能である。
つづいて、本実施の形態の文書管理システムの詳細について、図3〜図5を用いて説明する。なお、図3は、文書管理システムの構成例を示した図であり、図4および図5は、文書管理システムの動作例を示したフローチャートである。
図3に示したように、本実施の形態の文書管理システムは、文書管理部1および2と、アクセス権情報作成部3を備える。文書管理部1は、新規に作成された文書(未承認状態の文書)を管理する。文書管理部1では、フォルダ単位でアクセス権を設定して文書管理を行う。文書管理部2は、承認後の文書を管理する。文書管理部2では、文書単位でアクセス権を設定して文書管理を行う。アクセス権情報作成部3は、文書管理部1で管理されている文書が承認された場合に、新たに承認された文書に設定するアクセス権の情報(アクセス権情報)を生成する。
文書管理部1は、アクセス権が設定されたフォルダ(図示せず)を備え、文書ファイルデータを所定のフォルダに格納する文書管理データベース(DB)11と、文書管理システムの利用が許可されたユーザの情報を管理するユーザ管理部12と、本実施の形態の文書管理システムを利用するワークフローの情報を管理するワークフロー管理部13と、文書管理DB11を利用した文書管理動作を実現する文書管理エンジン14と、を備える。以下の説明では、上記の文書管理DB11が、複数のフォルダを備え、各フォルダにはそれぞれ異なるアクセス権が設定されているような構成を想定して説明を行うが、単一のフォルダを備え、すべての未承認状態の文書に同一のアクセス権を設定して管理するようにしてもよい。
また、ユーザ管理部12はユーザ管理DB121および承認者情報抽出部122を含み、ワークフロー管理部13はワークフロー管理DB131、ワークフロー展開部132およびワークフロー情報抽出部133を含み、文書管理エンジン14はアクセス権情報抽出部141、文書登録部142、文書情報抽出部143、文書情報表示部144および文書削除部145を含む。ユーザ管理DB121には、文書管理システムの使用を許可するユーザの管理情報が登録されている。この管理情報には、ユーザIDおよびパスワードと、このユーザIDに対応するユーザがワークフローを実行した場合に承認者とされる可能性のあるユーザのユーザID(以下、承認者候補IDと呼ぶ)が含まれる。
文書管理部1では、管理対象の文書を所望のアクセス権が設定されたフォルダに格納することにより、管理対象文書へのアクセスを特定のユーザに制限する(フォルダ単位でアクセス制御を行う)。
文書管理部2は、アクセス権が設定されていないフォルダ(すべてのユーザからのアクセスを許可するフォルダ、図示は省略している)を備えた文書管理DB21と、文書管理DB21を利用した文書管理動作を実現する文書管理エンジン22と、を備える。
また、文書管理エンジン22はアクセス権管理部221および文書登録部222を含み、アクセス権管理部221では、ACL(Access Control List)を管理する。
文書管理部2では、アクセス権情報作成部3で生成された、文書単位のアクセス権情報であるACLに従って、管理対象文書へのアクセス制限を行う(文書単位でアクセス制御を行う)。
このような構成の文書管理システムにおける特徴的な動作について、以下に説明する。なお、文書管理システムに対し、(1)新たに文書を登録する操作が実施される場合の動作(文書管理部1での管理を開始する場合の動作)と、(2)未承認状態の文書を承認する操作が実施される場合の動作(文書の管理を文書管理部1から文書管理部2へ引き継ぐ場合の動作)とに分けて説明する。
(1)新たに文書を登録する操作が実施される場合の動作
図1を用いて説明した起票者となるユーザは、所定のアプリケーションソフトウェア等で文書を作成した後、この文書を本実施の形態の文書管理システムに登録するために、まずログイン操作を行う(ステップS11)。この操作では、たとえばユーザIDとパスワードを入力する。
ログイン操作が終了すると、文書管理システムでは、ユーザ(起票者)の認証を行い(ここでは認証が正常に終了したとする)、さらにこのユーザに対する承認者の候補を抽出する(ステップS12,S13)。ステップS13の承認者の抽出処理は、ユーザ管理部12で行われる。具体的には、承認者情報抽出部122が、ログインしたユーザの管理情報から承認者候補IDを抽出する。
ステップS13が終了すると、ログインしたユーザ(起票者)は、次に、ワークフロー情報を入力する(ステップS14)。具体的には、ステップS13で抽出された承認者候補の中から実際に承認を依頼する承認者を選択するとともに、承認対象となる文書の情報(文書ファイルの名称、所在位置を示すパスなど)を入力する。さらに、承認対象の文書の格納先とするフォルダ(所望のアクセス権が設定されているフォルダ)を選択する。
ワークフロー情報の入力操作が終了すると、文書管理システムでは、文書管理エンジン14のアクセス権情報抽出部141が、文書フォルダマスターを参照し、ステップS14で文書の格納先として指定されたフォルダに設定されているアクセス権の情報を取得する(ステップS15)。そして、文書登録部142が、ステップS14で指定された文書の管理情報を文書管理DB11へ登録する(ステップS16)。具体的には、ステップS14で入力された情報のうち、文書ファイルの名称、パスおよび格納先とするフォルダの情報と、ステップS15で取得したアクセス権の情報を文書IDと対応付けて、文書管理DB11へ格納する。
文書管理DB11への登録が終了すると、次に、ワークフロー管理部13のワークフロー展開部132が、上記ステップS14で入力されたワークフロー情報に従ってワークフロー管理DB131を更新し、次承認者へのワークフローを展開することにより、ステップS14で承認者として選択されたユーザに対する承認依頼を行う(ステップS17)。承認依頼が完了すると、起票者はログアウトして操作を終了する(ステップS18)。
(2)未承認状態の文書を承認する操作が実施される場合の動作
承認者となるユーザは、まずログイン操作を行う(ステップS21)。この操作では、上記のステップS11と同様に、たとえばユーザIDとパスワードを入力する。
ログイン操作が終了すると、文書管理システムでは、ユーザ(承認者)の認証を行い、さらにこのユーザに対するワークフロー候補の情報を、ワークフロー管理部13のワークフロー情報抽出部133がワークフロー管理DB131から抽出する(ステップS22,S23)。ワークフロー情報抽出部133に格納されている各ワークフロー情報には承認者ID(そのワークフローにおける承認者として指定されているユーザのユーザID)が含まれており、ワークフロー情報抽出部133は、上記のステップS21を実行してログインしたユーザが承認者として指定されているワークフロー情報がワークフロー管理DB131で保持されていれば、それを抽出する。また、図示を省略した表示部は、抽出されたワークフロー情報に対応するワークフローをワークフロー候補として表示する。
ログインしたユーザは、抽出されたワークフロー候補の中から実行するワークフローを選択する(ステップS24)。ここでは、ワークフロー候補に上記のステップS11〜S18を実行した結果発生した承認依頼が含まれ、この承認依頼を選択するものとする。
ワークフロー候補の中から承認依頼が選択されると、文書管理部1では、文書管理エンジン14の文書情報抽出部143が、選択された承認依頼に対応する文書情報を抽出する(ステップS25)。具体的には、文書管理DB11を参照して、選択された承認依頼に対応する文書の管理情報(文書ID、文書ファイルの名称、所在位置を示すパス、格納先のフォルダ、アクセス権情報など)を取得する。なお、このステップS25で文書フォルダマスターを参照し、文書ファイルの格納先とされているフォルダに設定されたアクセス権の情報を取得するようにしてもよい。このようにした場合、上述したステップS15を省略できる。加えて、文書管理DB11にはアクセス権情報を登録する必要がなくなるので、文書管理DB11で保持しておくデータ量を削減できる。
ステップS25が終了すると、文書管理エンジン14の文書情報表示部144が、ステップS25で抽出した文書情報の内容を、図示を省略した表示部へ表示し、ログイン中のユーザ(承認者)に対して承認作業を行わせる(ステップS26)。
承認者は、表示された文書情報に従って文書本体や設定されているアクセス権の内容を確認し、文書自体に問題がないなど、文書を起票者に差し戻す必要がないと判断した場合には承認を行う(ステップ27)。ここでは、承認するものとして説明を続ける。また、このステップS27において、承認者は、必要に応じてアクセス権の設定変更指示を行う。設定変更指示は、固定の設定パターンの中から選択するのではなく、各種パラメータを個別に決定して行う。なお、固定の設定パターンを用意しておいてその中から選択して行う設定操作と、各種パラメータを個別に決定する設定操作の双方を行えるようにしてもよい。こうすることにより、用意されている固定パターンの中に所望のパラメータ設定パターンが含まれない場合にのみパラメータを細かく設定すればよいので、承認者の作業負荷の軽減が見込める。
承認者による承認作業が正常に終了した場合(文書が承認された場合)、アクセス権情報作成部3は、上記ステップS25で抽出した文書情報およびステップS27における作業内容(承認作業で入力された情報)に基づいて、承認後の文書に設定するアクセス権の情報であるACLを生成する(ステップS28)。アクセス権情報作成部3は、ステップS27でアクセス権の設定変更指示が入力されなかった場合、上記ステップS25で抽出した文書情報のみに基づいてACLを作成する。一方、アクセス権の設定変更指示が入力された場合には、文書情報およびアクセス権の設定変更指示内容に基づいてACLを作成する。
アクセス権情報作成部3は、ACLの作成が終了すると、ACLを文書管理部2へ出力する。このとき、上記ステップS25で抽出した文書情報である文書管理情報(ただし、文書管理部1での文書管理(アクセス制御)で使用するアクセス権情報は除く)も併せて出力する。すなわち、上記ステップS25で抽出した文書管理情報に含まれるアクセス権情報をACLに置き換えて更新し、更新後の文書管理情報(新文書管理情報とする)を文書管理部2へ出力する。
文書管理部2は、アクセス権情報作成部3から新文書管理情報を受け取ると、上記ステップS27で承認された文書を管理するための設定を行い、この文書の管理を引き継ぐ(ステップS29)。具体的には、文書管理エンジン22の文書登録部222が、アクセス権情報作成部3から受け取った新文書管理情報のうち、アクセス制御で使用するACL以外の情報(文書ID、文書ファイルの名称、所在位置を示すパス、格納先のフォルダ、など、文書に関する情報(文書の管理情報))を文書管理DB21へ登録する。また、アクセス権管理部221は、ACLを保持しておく。
なお、ACLには文書IDが含まれており、この文書IDによって、文書管理DB21に登録されている情報(文書の管理情報)と対応付けられている。また、アクセス権管理部221は、文書管理部2で管理している文書(承認済み文書)に対するアクセス要求が発生した場合、ACLを参照し、要求元ユーザのアクセスを許可するかどうか判断する。
図5の説明に戻り、ステップS29の処理が終了すると、文書管理部2はその旨を文書管理部1へ通知し、文書管理部1では、ワークフロー管理DB131を更新する(ステップS30)。さらに、文書管理部1では、文書管理部2へ管理を引き継いだ文書の管理情報を文書管理DB11から削除する(ステップS31)。なお、ステップS31が実行された後、所定のタイミングで承認者がログアウトして動作終了となる(ステップS32)。
このように、本実施の形態の文書管理システムは、新規に作成され、承認が得られる前の文書をアクセス権が設定されたフォルダに格納して管理する文書管理部1と、文書管理部1で管理されている文書が承認された後に、承認後の文書の管理を文書管理部1から引き継ぐ文書管理部2とを備え、文書管理部1では、ユーザに対し、予めアクセス権が設定されている複数のフォルダの中の所望のアクセス権が設定されたフォルダへ文書を格納させることにより、管理文書に対するアクセス権の設定を実現するとともにアクセス制御を行い、文書管理部2では、文書単位でアクセス権を設定することとし、また、各文書のアクセス権情報として、文書管理部1におけるアクセス制御で使用していたアクセス権情報、および承認作業時に取得したアクセス権の設定変更指示の内容(設定変更の指示がない場合もある)に基づき生成された情報を使用することとした。これにより、初期のアクセス権設定(文書管理部1におけるアクセス権設定)は、予め準備されているいくつかの設定パターンの中の1つを選択する(格納先のフォルダを選択する)ことにより行い、最終的なアクセス権設定(承認された後のアクセス権設定)のための操作は、初期のアクセス権設定を変更する必要があると判断した場合にのみ実施することとなるので、利用者の作業の煩雑さを低減するとともにきめ細かいアクセス権設定が可能な文書管理システムを実現できる。
また、未承認の文書に対するアクセス制御と承認済みの文書に対するアクセス制御を異なる手法で行うようにしているので、起票者(文書作成)と承認者(公開先の決定)の役割を明確化できる。また、役割が明確になることに伴って、起票者および承認者の操作負荷が削減される。
なお、承認作業が複数回にわたって実施される(承認者が複数存在する)場合、最後の承認者により承認がされた後に、文書の管理を文書管理部1から文書管理部2へ引き継ぐようにすればよい。具体例を示すと、最後の承認者以外の承認者による承認作業ではアクセス権の設定変更作業内容を次の承認者による承認作業時に一時的に反映させる(操作画面上においてそれまでの設定変更操作が反映済であるかのように表示を行い、実際のアクセス権設定状態は初期のままとする)。そして、最後の承認者による承認作業が正常に終了後(承認された後)、アクセス権情報作成部3がアクセス権情報の生成を行うようにする。
以上のように、本発明にかかる文書管理システムは、アクセス権を設定して利用者(閲覧者)を限定する必要のある文書の管理に有用であり、特に、文書の状態(たとえば、承認されているかどうか)の変動に伴ってアクセス権の設定内容も変動する可能性のある文書を取り扱う文書管理システムに適している。
1,2 文書管理部
3 アクセス権情報作成部
11,21 文書管理DB
12 ユーザ管理部
13 ワークフロー管理部
14,22 文書管理エンジン
121 ユーザ管理DB
122 承認者情報抽出部
131 ワークフローDB
132 ワークフロー展開部
133 ワークフロー情報抽出部
141 アクセス権情報抽出部
142,222 文書登録部
143 文書情報抽出部
144 文書情報表示部
145 文書削除部
221 アクセス権管理部

Claims (7)

  1. それぞれ異なるアクセス権が設定された複数のフォルダを備え、管理対象とする文書の格納先をユーザから指定されたフォルダとすることにより管理対象文書のアクセス権を設定して当該管理対象文書のアクセス制御を行う第1の文書管理手段と、
    前記第1の文書管理手段で管理されている文書が操作対象として選択され、当該選択された文書の前記第1の文書管理手段における格納先を指定する操作を実施したユーザとは異なるユーザにより所定の操作が行われたことを検出した場合に、当該所定の操作における操作内容、および前記選択された文書の格納先フォルダのアクセス権設定状態に基づいて、前記選択された文書に固有のアクセス権の情報を生成する情報作成手段と、
    前記情報作成手段により前記アクセス権の情報が生成された場合、当該アクセス権の情報に対応する文書およびその管理情報を取得して当該文書の管理を開始し、以降、当該アクセス権の情報に従って当該文書のアクセス制御を行う第2の文書管理手段と、
    を備えることを特徴とする文書管理システム。
  2. 前記第2の文書管理手段が前記情報作成手段により新たに生成されたアクセス権の情報に対応する文書の管理を開始した場合、
    前記第1の文書管理手段は、前記第2の文書管理手段での管理が開始された文書を管理対象から除外する
    ことを特徴とする請求項1に記載の文書管理システム。
  3. 前記所定の操作においてアクセス権の設定変更操作が行われた場合、
    前記情報作成手段は、
    アクセス権の設定変更操作による指示内容、および前記選択された文書の格納先フォルダのアクセス権設定状態に基づいて、前記アクセス権の情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の文書管理システム。
  4. 前記所定の操作においてアクセス権の設定変更操作が行われなかった場合、
    前記情報作成手段は、
    前記選択された文書の格納先フォルダのアクセス権設定状態のみに基づいて、前記アクセス権の情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の文書管理システム。
  5. ワークフローに従って作成および承認が行われる文書を管理する場合の文書管理方法であって、
    新規に作成され、未承認状態の文書を、それぞれ異なるアクセス権が設定された複数のフォルダの中のいずれか一つに格納することにより当該文書のアクセス権を設定する第1のアクセス権設定ステップと、
    未承認状態の文書を承認する操作を受け付ける承認操作受付ステップと、
    前記承認操作受付ステップで受け付けた操作の内容および当該操作で承認された文書の格納先フォルダのアクセス権設定状態に基づいて、当該承認された文書のアクセス制御を文書単位で行う際に使用するアクセス権情報を生成するアクセス権情報生成ステップと、
    前記アクセス権情報生成ステップを実行してアクセス権情報を生成後、前記承認された文書の格納先フォルダをアクセス権が設定されていないフォルダに変更し、さらに、前記生成したアクセス権情報に従ったアクセス権を前記承認された文書に設定する第2のアクセス権設定ステップと、
    を含み、
    未承認状態の文書に対するアクセス制御をフォルダ単位で行い、承認された後の文書に対するアクセス制御は文書単位で行う
    ことを特徴とする文書管理方法。
  6. 前記未承認状態の文書を承認する操作においてアクセス権の設定変更が指示された場合、
    前記アクセス権情報生成ステップでは、
    アクセス権の設定変更指示の内容、および前記承認された文書の格納先フォルダのアクセス権設定状態に基づいて前記アクセス権情報を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の文書管理方法。
  7. 前記未承認状態の文書を承認する操作においてアクセス権の設定変更が指示されなかった場合、
    前記アクセス権情報生成ステップでは、
    前記承認された文書の格納先フォルダのアクセス権設定状態のみに基づいて前記アクセス権情報を生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の文書管理方法。
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