JP2015060082A - ストロボ装置及びストロボ装置を備えた撮像装置 - Google Patents

ストロボ装置及びストロボ装置を備えた撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、被写体にテカリや影を生じさせることなく、好適なバウンス撮影を行うことができるストロボ装置および撮像装置を得る。
【解決手段】本発明のストロボ装置は、測定した反射体までの測距値、被写体までの測距値、測定した発光部10の照射角度、及び予め設定された発光部10の配光特性に基づいて、バウンス撮影する際の発光部10の照射角度を算出するとともに、算出された照射角度に基づいて、被写体に対する照射光量を算出し、算出された発光部10の照射角度および算出された照射光量に応じて遮光板12の進出長さを算出し、遮光板12の進出長さを調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光部から出射される光の照射範囲を制御するように構成したストロボ装置及びストロボ装置を備えた撮像装置に関する。
従来から、より自然な画像を得るために、ストロボ装置の発光部から光を天井や壁などの反射体に照射して拡散させ、被写体を間接的に照明して撮影するバウンス撮影が行われている。
バウンス撮影に使用されるストロボ装置には、種々のタイプのものがあるが、何れも、撮像装置に連結されるストロボ本体部と、閃光放電管等の光源及び光源からの光を外部に向けて透過させる照射面を有する発光部であって、ストロボ装置に回転可能に連結された発光太を備える。これにより、この種のストロボ装置は、撮像装置に連結されたストロボ本体部に対する発光部の回転角度を変更することで、発光部の照射面の向き(光の照射方向)を変更できるようになっている。
そして、この種のストロボ装置には、発光部の光軸に対して平行又は略平行に移動可能に設けられたキャッチシートであって、発光部の照射面の前方で出退可能なキャッチシートを備えたものがある。一般的に、キャッチシートは、発光部の内部に収容され、必要に応じて、照射面の前方に引き出される。
かかるストロボ装置でバウンス撮影する場合、ストロボ装置は、発光部の照射面を被写体とは正対させず、天井や壁などの反射体のある方向に向けて照射する。この際、キャッチシートが照射面の前方に引き出される。これにより、バウンス撮影時において、天井や壁で反射して被写体に照射される光と、キャッチシートで反射して被写体に照射される光とを得ることができるため、バウンス撮影(間接照明による撮影)であっても、キャッチシートで反射した光により、被写体の瞳が生き生きとした写真を得ることができる(特許文献1参照)。
実開平6−2345号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているストロボ装置において、バウンス撮影する際、光源からの照射光が被写体に強く照射して、被写体にテカリや影が生じることがあり、良好なバウンス撮影ができないという問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑み、被写体にテカリや影を生じさせることなく、好適なバウンス撮影を行うことができるストロボ装置及びストロボ装置を備えた撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のストロボ装置は、撮像装置に連結されるストロボ本体部と、外部に照射光を照射するための光源、および、光源からの光を外部に向けて透過させる照射面を有する発光部であって、ストロボ本体部に回転可能に連結される発光部と、被写体までの距離を測定する第1の測距部、および、前記発光部からの照射光を前記被写体に反射するための反射体までの距離を測定する第2の測距部を有する測距手段と、前記被写体と前記光源とを結ぶ直線に対する前記光源の光軸の照射角度を測定する照射角度測定手段と、前記発光部の光源の光軸方向と平行又は略平行に移動可能な遮光板であって、照射面の前方に出退可能となるように、前記発光部におけるストロボ本体部に対する傾動方向の下部に収容される遮光板と、前記照射面の前方側で出退させるべく、前記遮光板を往復移動させる遮光板移動手段と、異なるバウンス条件を基に予め設定された発光部の配光特性が記憶された設定基準記憶手段とを備え、第1の測距部および第2の測距部の測定結果に基づいて、設定基準記憶手段から対応する配光特性を読み出し、この配光特性に応じて遮光板を進出させるようにしたことを特徴とする。
かかる構成によれば、第1の測距部および第2の測距部の測定結果に基づいて、設定基準記憶手段から対応する配光特性を読み出し、この配光特性に応じて遮光板を進出させるようにしたので、被写体に余計な光が遮蔽され、テカリや影の発生を防止できる。
また、請求項2の発明は、算出された発光部の照射角度および算出された照射光量に応じて遮光板の進出長さを算出し、遮光板の進出長さを調整するようにしたので、発光部から被写体に直接照射される照射光(被写体に対する余分な光)が、進出長さが調整された遮光板によって確実に遮蔽されるようになり、被写体に対してバウンス光のみが好適な角度で照射されるようになり、テカリや影のないバウンス撮影が可能になる。
また、請求項2に係る発明によれば、前記発光部の照射角度を、照射角度測定位置からバウンス撮影位置に調整する照射角度調整手段をさらに備え、前記制御手段によって、算出された発光部の照射角度および算出された照射光量に応じて、発光部の照射角度をバウンス撮影位置に調整するようにしてもよい。
かかる構成によれば、発光部の照射角度がバウンス撮影位置に調整されることで、被写体に対する余分な光を確実に遮蔽できるようになる。
また、請求項3に係る発明は、前記発光部の光源を光軸方向に往復移動させる光源移動手段をさらに備え、前記制御手段は、前記被写体までの測距値、調整後の前記発光部の照射角度、および前記遮光板の進出長さに基づいて、前記光源を移動させるような構成を採用することもできる。
かかる構成によれば、被写体までの測距値、調整後の発光部の照射角度、および遮光板の進出長さに基づいて、発光部を移動して発光するようにしたので、バウンス撮影に適した光量を被写体に照射することができる。
また、請求項4に係る発明は、前記発光部の照射方向角度を撮影者の操作によって任意の進出長さに設定できることを特徴とする。
かかる構成によれば,撮影者が被写体への照射光量を調整できるため、より適した撮影条件を設定することが可能とともに,被写体までの測距値などに基づいて照射角度を自動的に設定しないストロボ装置に関しても、適用が可能となる。
また、請求項5に係る発明は、前記遮光板の進出長さを撮影者の操作によって任意の進出長さに設定できることを特徴とする。
かかる構成によれば,撮影者が被写体への照射光量を調整できるため、より適した撮影条件を設定することが可能となる。
また、請求項6に係る発明は、前記第1の測距手段の測定値および前記第2の測距手段の測定値、バウンス撮影する際の前記発光部の照射角度、前記遮光板の進出長さ、前記光源の移動位置のうち、少なくとも1つが表示される表示手段を備えるような構成を採用することもできる。
かかる構成によれば、遮光板を使用する場合のバウンス撮影に必要とされるデータを視認することができる。
また、本発明の撮像装置は、前記いずれかのストロボ装置を備えたことを特徴とする。
かかる構成によれば、バウンス撮影する際、発光部の照射光が被写体に直接照射する場合は、遮光板を進出させて照射光を遮蔽することで、被写体にテカリや影をなくすことができる。
また、請求項8に係る発明は、遮光板の進出長さに適した、シャッタスピードおよび絞り値が設定できるような構成を採用することもできる。
かかる構成によれば、遮光板の進出長さに適した、シャッタスピードおよび絞り値が設定されるので、バウンス撮影に適した写真撮影が行える。
以上のように、本発明によれば、反射体による反射光の効果が期待できなくても、十分なバウンス光を被写体に照射して、好適なバウンス撮影を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図 同実施形態に係るストロボ装置の側面図 同実施形態に係るストロボ装置の上面図 同実施形態に係るストロボ装置の底面図 同実施形態に係るストロボ装置の発光部が、傾倒位置と起立位置との間で照射角度が調整されて、移動する際の説明図 同実施形態に係るストロボ装置において、キャッチシートを進出させて、バウンス撮影する状態を示す説明図 同実施形態に係るストロボ装置の使用態様を示すフロー図であり、反射体までの測距値が基準距離許容範囲外である場合の制御内容を示す図 同実施形態に係るストロボ装置の使用態様を示すフロー図であり、反射体までの測距値が基準距離許容範囲以内である場合の制御内容を示す図 同実施形態に係るストロボ装置において、遮光板を進出させて、バウンス撮影する状態を示す説明図
本発明の一実施形態に係る撮像装置及びストロボ装置について、図1〜図9を参酌しつつ、説明する。
同実施形態に係る撮像装置1は、図1に示すように、被写体に照射光を照射するストロボ装置2を装着可能に構成している。なお、図2〜図6において、被写体側をストロボ装置の前方とし、被写体の反対側をストロボ装置の後方とし、被写体の上側および下側を、ストロボ装置の上側および下側とする。
また、撮像装置1は、被写体を撮像する撮影機能部3と、ストロボ装置2および撮影機能部3を制御する演算部4と、被写体を撮像した画像などを表示する表示部5と、撮影条件の設定や電源を切り換えるための操作部6と、周辺機器との間で画像データなどを入出力するためのインターフェース7とを備えている。
ストロボ装置2は、図2〜図4に示すように、ストロボ本体部8と、発光部10と、キャッチシート11と、遮光板12と、キャッチシート移動手段13と、遮光板移動手段14と、照射角度測定手段15Aと、照射角度調整手段15Bと、発光部移動手段16と、制御手段17と、操作部18とを備えている。
ストロボ本体部8は、矩形状に形成された筐体であり、その上面側に発光部10を回転可能に連結し、その下面側に撮像装置1を連結可能に構成されている。また、ストロボ本体部8は、前面が撮像装置1の撮影方向B(撮像レンズの光軸方向)を向くように撮像装置1に連結される。
発光部10は、光源としての閃光放電管100と、該閃光放電管の光を反射して外部に照射させる反射傘101と、閃光放電管100及び反射傘101が内部に配置された、略矩形状の筐体102とを備えている。
そして、発光部10は、図5に示すように、制御手段17によって、ストロボ本体部8の幅方向D(図3参照)に沿って設けられる軸9を中心にして、ストロボ本体部8に対して傾倒位置と起立位置との間を回動できるように構成されている。そうすることで、照射光の照射される照射角度Cが変更できるようになっている。
筐体102は、一方の面(前面)側に照射面103と、上部に形成されたキャッチシート11の収納スペース104と、遮光板12の収納スペース105とを有している。そして、閃光放電管100の照射光が照射面103を通して外部へ照射されるようになっている。
キャッチシート11は、閃光放電管100の光軸方向に対して平行になるように、上述した上部の収納スペース104に、照射面103の前方に出退可能となるように収納されている。そして、キャッチシート11は、キャッチアイ撮影する場合、および、バウンス撮影する場合において使用される。
遮光板12は、閃光放電管100の光軸方向に対して平行になるように、上述した下部の収納スペース105に、照射面103の前方に出退可能となるように収納されている。そして、遮光板12は、発光部10の照射面103を通して被写体に直接照射する照射光を遮蔽する。
キャッチシート移動手段13は、図示しないモータと、該モータの回動軸に、図示しない減速機構を介して連結された複数のローラ130とを備えている。そして、キャッチシート11は、複数のローラ130の回動によって、照射面103の前方側で出退するべく、往復移動するようになっている。
遮光板移動手段14は、図示しないモータと、該モータの回動軸に、図示しない減速機構を介して連結された複数のローラ140とを備えている。そして、遮光板12は、複数のローラ140の回動によって、照射面103の前方側で出退するべく、往復移動するようになっている。
照射角度測定手段15Aは、閃光放電管100の中心と被写体とを結ぶ直線に対する閃光放電管100の光軸の照射角度をセンサで測定する。
照射角度調整手段15Bは、バウンス撮影する際の閃光放電管100の照射角度を、照射角度測定位置と起立位置Aとの間で調整する。
発光部移動手段16は、閃光放電管100を光軸方向に沿って往復移動する。そして、発光部移動手段16は、バウンス撮影する場合は、閃光放電管100を照射面103側に移動する。
制御手段17は、測距手段としての第1の測距部170、および、第2の測距部171と、設定基準記憶部172と、測定・調整データ記憶部173と、演算処理部174とを備えている。
第1の測距部170は、センサであり、被写体までの距離を測定する。
第2の測距部171は、センサであり、発光部10からの照射光を被写体に反射するための反射体までの距離を測定する。
設定基準記憶部172は、異なるバウンス条件を基に予め設定された発光部10の配光特性が記憶されている。
測定・調整データ記憶部173は、第1の測距部170および第2の測距部171によって測定された測距値、測定された発光部10の照射角度、角度調整された発光部10の照射角度、移動した際の遮光板12の進出長さが記憶される。
演算処理部174は、反射体までの測距値、被写体までの測距値、測定した発光部10の照射角度、および予め設定された発光部10の配光特性に基づいて、バウンス撮影する際の発光部10の照射角度を算出するとともに、算出された照射角度に基づいて、被写体に対する照射光量を算出する。
そして、制御手段17は、算出された発光部10の照射角度および算出された照射光量に応じて、遮光板12の進出長さを算出し、発光部10の照射角度をバウンス撮影位置に調整するとともに、遮光板12の進出長さを調整する。
なおこの遮光板移動手段14による遮光板12の移動量は撮影者が任意の長さを指定することが可能となっている。
また、制御手段17は、撮影モードを切り替え可能に構成されている。具体的に説明すると、撮影モードには、通常撮影モードとバウンス撮影モードとがある。
通常撮影モードでは、光軸が水平に位置するように、照射角度調整手段15Bによって、発光部10の照射角度が調整される。すなわち、照射光が撮影方向B(被写体のある方向)に照射される。
バウンス撮影モードでは、照射光が天井などの反射体のある方向に照射されるように、発光部10の傾斜角度が調整される。
この際、制御手段17は、上述した照射角度測定手段15Aにおけるセンサの検知信号に基づいて、発光部10の光軸が傾倒位置(通常撮影位置)にあるのか否かを判定するとともに、反射体までの距離を測定する。
また、制御手段17は、発光部10の照射角度を、傾倒位置と起立位置との間で調整するようにしているが、測距センサと、発光部10から照射された照射光を受光する受光センサとで、被写体又は反射体までの距離を計測する測距手段に適用する場合において、発光部10の照射角度を被写体又は反射体に向くように調整する場合もある。
操作部18は、ストロボ本体部8の背面に設けられており、ユーザが所望する発光部10の照射角度を手動操作によって設定できるように構成されている。操作部18において入力された発光部10の照射角度、閃光放電管100の位置、キャッチシート11の進出長さは、制御手段17において演算されて、照射角度調整手段15B、発光部移動手段16、キャッチシート移動手段13によって、所要の処理がなされる。
つぎに本実施形態に係る撮像装置1のバウンス撮影モードの動作について、図5〜図8を参酌しつつ説明する。ストロボ装置2は、初期状態として通常撮影モードが選択されている。このとき、ストロボ装置2の発光部10は、図5の鎖線に示すように、照射方向Cが被写体に対向する方向(通常撮影位置)Bを向いているものとする。
この状態において、ユーザによって、通常撮影モードからバウンス撮影モードに切り替えられた場合、まず、制御手段17は、図7に示すように、測距を行う。具体的には、第1の測距部170によって、反射体までの距離を測定する(S010)とともに、第2の測距部171によって、被写体までの距離を測定する(S011)。第1の測距部170および第2の測距部171によって測定されたデータは、A/D変換部(図示せず)を通して制御手段17の測定・調整データ記憶部173に記憶される(S02)。
そして、制御手段17は、測距と同時に、異なるバウンス条件を基に予め設定された閃光放電管の配光特性を設定基準記憶部172から読み出す(S03)。
また、制御手段17は、設定基準の読み出し、測距と同時に、被写体と閃光放電管100とを結ぶ直線に対する閃光放電管100の光軸の照射角度を測定する(S04)とともに、遮光板12の収納位置および閃光放電管100の収納位置を検知する(S05、S06)。
つぎに、制御手段17は、反射体までの測距値、被写体までの測距値、測定した発光部の照射角度、読み出した配光特性に基づいて、バウンス撮影する際の発光部10の照射角度および被写体に対する照射光の光量を算出する(S030)。
つぎに制御手段17は、被写体に対する照射光における直射光の照射範囲に被写体が含まられるか否かを判定する(S031)。
そして、被写体が直射光の照射範囲に含まれていると判定した場合、制御手段17は、反射体までの測距値、被写体までの測距値、算出された発光部10の照射角度、および、算出された照射光量に応じて、遮光板12の進出長さを算出する(S032)。
つぎに、制御手段17は、図6に示すように、発光部10を、算出された照射角度の位置(図5の実線に示すバウンス撮影位置)に角度調整する(S033)とともに、遮光板12を、算出された進出長さの位置に進出するように、長さ調整する(S034)。
つぎに、制御手段17は、反射体までの測距値、被写体Xまでの測距値、調整後の発光部10の照射角度、配光特性、キャッチシート11の進出長さに基づいて、閃光放電管100の移動距離を算出する(S035)。
そして、制御手段17は、閃光放電管100を、算出された移動距離の位置(移動しない場合もある)に移動する(S036)とともに、移動後、閃光放電管100を発光させて(S037)、バウンス撮影する。すなわち、図6に示すように、被写体Xに直接照射する照射光(被写体に対する余分な光)が遮光板12によって遮蔽されて、被写体Xに、反射体Rによって反射されたバウンス光のみが照射されるようになる。つまり、被写体Xにテカリや影のない好適なバウンス撮影が行われる。
また、被写体が直射光の照射範囲に含まれていないと判定した場合、図8に示す通常のバウンス撮影が行われる。
通常のバウンス撮影モードでは、前記と同様に、第1の測距部170によって、被写体との距離が測定される(S010)とともに、第2の測距部171によって、反射体との距離が測定される(S011)。その後、第1の測距部170および第2の測距部171によって測定されたデータが、制御手段17の測定・調整データ記憶部173に記憶される(S02)。
そして、制御手段17は、閃光放電管100の配光特性を設定基準記憶部172から読み出す(S03)。
また、制御手段17は、設定基準の読み出し、測距と同時に、現時点の発光部10の照射角度を測定する(S04)一方、遮光板12の収納位置および閃光放電管100の位置を検知する(S05、S06)。
つぎに、制御手段17は、被写体までの測距値、反射体までの測距値、測定した発光部10の照射角度および配光特性に基づいて、バウンス撮影する際の発光部10の照射角度を算出する(S0310)。
そして、制御手段17は、発光部10の照射角度を、算出した照射角度の位置(バウンス撮影位置)に調整する(S0311)。
つぎに、被写体までの測距値、反射体までの測距値、調整後の発光部10の照射角度および配光特性に基づいて、閃光放電管100の移動距離を算出する(S0312)。
そして、閃光放電管100を、算出された移動距離の位置(移動しない場合もある)に移動する(S035)とともに、移動後、反射体に向けて閃光放電管100を発光させて(S036)、被写体に反射体によって反射光を照射させて、通常のバウンス撮影を行う。
このように、本実施形態に係る撮像装置1およびストロボ装置2によれば、バウンス撮影する際に、被写体にテカリや影が生じる場合、反射体までの測距値、被写体までの測距値、算出した発光部10の照射角度、および、算出した照射光量に応じて、遮光板12の進出長さを調整するようにしたので、被写体にテカリや影のない、好適なバウンス撮影が行われるようになる。
なお、本発明に係るストロボ装置及びストロボ装置を備えた撮像装置は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、前記実施形態の場合、測距、発光部10の照射角度の測定、設定データの読み出しについては、図7に示したフローにしたがって順次行うようにしたが、順番が入れ替わってもよく、並行して行われてもよい。要は、測距、発光部10の照射角度の測定、設定データの読み出しが、遮光板12の進出長さの演算が行われる前に完了していればよい。
また、前記実施形態の場合、発光部10の角度調整を自動で行うようにしたが、手動で行うようにしてもよい。
また、前記実施形態の場合、制御手段17によって、遮光板12を進出させるようにしたが、第1の測距部170および第2の測距部171の測定結果に基づいて、設定基準記憶部172から対応する配光特性を読み出し、読み出した配光特性に応じて、遮光板12を付勢手段(図示せず)によって進出させるようにしてもよい。
また、前記実施形態の場合、ストロボ本体部8の内部に制御手段17を備えるようにしたが、撮像装置1の内部に設けてもよく、ストロボ装置2は、撮像装置1に接続されて、制御されるようにしてもよい。
また、前記実施形態の場合、ストロボ本体部8の背面に操作部18を設けるようにしたが、発光部10又は撮像装置1に設けるようにしてもよい。
また、前記実施形態の場合、照射角度調整手段15Bによって、発光部10を傾倒位置から所定の角度の位置に調整するようにしたが、好適な位置を制御手段17に予め設定するようにしてもよい。
また、前記実施形態の場合、照射角度調整手段15Bの調整範囲が傾倒位置から起立位置(最大90度まで)ある例を説明したが、これに限定されるものではなく、最大180度であってもよい。
また、前記実施形態の場合、発光部10の照射光が被写体に直接照射するような場合、遮光板12を進出させた状態にして、バウンス光のみを被写体に照射するようにしたが、反射体を利用したバウンス撮影ができない場合、図9に示すように、照射光を被写体に照射させるべく、キャッチシート11を進出するようにしてもよい。この場合、キャッチシート11によって照射光を反射させることで、簡易的なバウンス撮影を行うことができる。
本発明に係る撮像装置及びストロボ装置は、発光部の下側に進退自在に収納された遮光板を有効に活用することで、バウンス撮影する装置に有効に活用できる。
1 撮像装置
2 ストロボ装置
8 ストロボ本体部
10 発光部
100 閃光放電管(光源)
103 照射面
11 キャッチシート
12 遮光板
13 キャッチシート移動手段
14 遮光板移動手段
15A 照射角度測定手段
15B 照射角度調整手段
16 発光部移動手段
17 制御手段
170 第1の測距部
171 第2の測距部
172 設定基準記憶部
174 演算処理部
R 反射体
X 被写体

Claims (9)

  1. 撮像装置に連結されるストロボ本体部と、
    外部に照射光を照射するための光源、および、光源からの光を外部に向けて透過させる照射面を有する発光部であって、ストロボ本体部に回転可能に連結される発光部と、
    被写体までの距離を測定する第1の測距部、および、前記発光部からの照射光を前記被写体に反射するための反射体までの距離を測定する第2の測距部を有する測距手段と、
    前記被写体と前記光源とを結ぶ直線に対する前記光源の光軸の照射角度を測定する照射角度測定手段と、
    前記発光部の光源の光軸方向と平行又は略平行に移動可能な遮光板であって、照射面の前方に出退可能となるように、前記発光部におけるストロボ本体部に対する傾動方向の下部に収容される遮光板と、
    前記照射面の前方側で出退させるべく、前記遮光板を往復移動させる遮光板移動手段と、
    異なるバウンス条件を基に予め設定された発光部の配光特性が記憶された設定基準記憶手段とを備え、
    第1の測距部および第2の測距部の測定結果に基づいて、設定基準記憶手段から対応する配光特性を読み出し、この配光特性に応じて遮光板を進出させるようにしたことを特徴とするストロボ装置。
  2. 第1の測距部および第2の測距部の測定結果、照射角度測定手段により測定した発光部の照射角度、および予め設定された発光部の配光特性に基づいて、バウンス撮影する際の発光部の照射角度を算出し、算出された照射角度に基づいて、被写体に対する照射光量を算出し、前記遮光板移動手段を駆動する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のストロボ装置。
  3. 前記発光部の照射角度を、照射角度測定位置からバウンス撮影位置に調整する照射角度調整手段をさらに備え、
    前記制御手段は、算出された発光部の照射角度および算出された照射光量に応じて、発光部の照射角度をバウンス撮影位置に調整するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のストロボ装置。
  4. 前記発光部の前記照射角度は撮影者の操作により任意の角度に設定できることを特徴とした,請求項1から請求項3に記載のストロボ装置。
  5. 前記遮光板の進出長さは撮影者の操作により任意の進出長さに設定できることを特徴とした,請求項1から請求項4に記載のストロボ装置。
  6. 前記発光部の光源を光軸方向に往復移動させる光源移動手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記被写体までの測距値、調整後の前記発光部の照射角度、および前記遮光板の進出長さに基づいて、前記光源を移動させることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  7. 前記第1の測距部の測定値および前記第2の測距部の測定値、バウンス撮影する際の前記発光部の照射角度、前記遮光板の進出長さ、前記光源の移動位置のうち、少なくとも1つが表示される表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  8. 前記請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のストロボ装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
  9. 前記遮光板の進出長さに適した、シャッタスピードおよび絞り値が設定できるように構成されることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
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