JP6089486B2 - 発光制御装置、発光制御プログラム - Google Patents
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Description
本発明の課題は、モニタ光の光量を好適に検出することができる発光制御装置、発光制御プログラムを提供することである。
また、本発明の発光制御プログラムは、予備発光を行う照明装置を使って多灯撮影を行うカメラの発光制御装置において実行される発光制御プログラムであって、コンピュータに、前記予備発光に先立って測光する機能と、測光された第1の光量が、測光部が測光可能な光量の最大値から前記予備発光の光量を引いた第2の光量よりも大きい場合に、レンズに入射する入射光を減少させる減光フィルタを前記レンズの光軸上に移動させる機能と、前記減光フィルタが前記光軸上に移動された後に、前記照明装置に前記予備発光の開始を指示する機能と、を実現させる構成とした。
[全体構成]
図1は、本実施形態が適用されるカメラ1の外観を説明するための斜視図である。カメラ1は、カメラ本体101と、マスタ照明装置102と、を備えている。カメラ本体101には、レリーズ(シャッター)ボタン103と、撮像光学系3と、が設けられている。本実施形態のカメラ1は、カメラ本体101と、レンズ鏡筒とが一体となっている、いわゆるコンパクトカメラである。マスタ照明装置102は、図示しないホットシューによってカメラ本体101に取り付けられる、外付けの照明装置である。
次に、本実施形態の詳細な説明に先立って、本実施形態の発光制御装置、発光制御プログラムが適用される多灯撮影システムと、多灯撮影システムにおいてモニタ光の正確な光量が検出できなかった場合に起こる現象について説明する。
図2は、多灯撮影のシステムを説明するための図である。本実施形態では、マスタ照明装置102がリモート照明装置40に対してワイヤレスでモニタ発光を指示し、リモート照明装置40のみがモニタ発光を行う多灯撮影のシステムを例にしている。このような多灯撮影は、被写体の光量が逆光等によって不足している場合ばかりでなく、画像にイメージ通りの陰影を与えたり、被写体の質感を変えたりする場合にも使用される。
多灯撮影では、本発光時、マスタ照明装置102、リモート照明装置40のいずれか、またはその両方が発光する。本発光時に発光された照明光は、被写体Sに照射され、被写体Sの明るさを調整する。
本実施形態においては、本発光に先立って行われるモニタ発光を適正に行うことができるか否かが判断される。
リモート照明装置40がモニタ発光を行うと、カメラ本体101には、モニタ光Mの反射光Rと、撮影環境下の定常光とが測光される。なお、本実施形態でいう定常光とは、モニタ発光が行われていないタイミングで撮像光学系3に入射される入射光を指す。定常光は、撮影環境下において一定の値とみなせる光であって、実質的には、撮像光学系3の入射光から、モニタ発光等によって生じた短時間のうちに変化する光を除いたものとなる。
横軸に示した「定常光」はモニタ発光がされていないとき撮像センサに測光された光であって、具体的な測光方法については後述する。
次に、本実施形態の発光制御装置が適用される、カメラの構成を説明する。
図4は、本実施形態の発光制御装置を含むカメラ本体101を説明するためのブロック図である。カメラ本体101は、カメラ本体101に対して着脱可能なマスタ照明装置102を備えたデジタルカメラである。リモート照明装置40は、カメラ本体101とマスタ照明装置102を介して通信可能に構成されている。
撮像光学系3は、フォーカスレンズやズームレンズを含む複数のレンズ郡と開口絞り等で構成されており、被写体光を撮像センサ5の受光面に結像させる。図4では、撮像光学系3を1枚のレンズで示すものとする。図4中に、撮像光学系3の光軸に符号Aを付して示す。
撮像センサ5は、撮像光学系3の像空間側に配置され、撮像光学系3によってその受光面に形成された被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成する。
光学系制御部19は、撮像光学系3のオートフォーカス(AF)や絞りを制御するため、光学系駆動部23を介して撮像光学系3を駆動している。NDフィルタ制御部20は、NDフィルタ2を所定のタイミングでオン、またはオフするためにNDフィルタ駆動部24を駆動している。
画像処理部12は、撮像センサ5から出力されたアナログ画像信号を増幅し、ホワイトバランス調整、ガンマ補正、輪郭強調、レベル調整等の各種画像処理を行う。メモリ7はカメラ本体101に内蔵される内蔵メモリである。メモリカード8は、カメラのユーザによって任意に装着される外付けのメモリである。
システムコントローラ10は、焦点検出(AF)や露光決定(AE)等の各種演算を行う。また、システムコントローラ10は、撮影時、操作部6の図1に示したレリーズボタン103の操作によって撮影が開始されると、光学系制御部19及び撮像センサ制御部11を制御して、絞りや感度、シャッタースピード等を設定する。そして、撮像センサ5からのアナログ画像信号の読み出し(撮影)が開始されるように制御する。
また、予測演算部16による定常光と定常光閾値との比較の結果は、システムコントローラ10を介して照明制御部14やNDフィルタ制御部20に送られる。
マスタ照明装置102は、照明光を発光する発光部31と、発光部31の光量を設定する発光強度設定部32と、リモート照明装置40にトリガパルスPを送信する信号送信部33と、ユーザによって操作される操作部34と、を備えている。
リモート照明装置40は、トリガパルスPを受信する信号受信部43、受信されたトリガパルスPに基づいて照明光の発光強度を設定する発光強度設定部42、発光強度設定部42によって設定された発光強度の照明光を発光する発光部41を備えている。
本実施形態では、発光部41を、発光部31と同様にキセノンランプとする。モニタ発光にあたり、発光強度設定部42は、送信されてきたトリガパルスPにしたがって、発光部41がモニタ発光を実行する。
本実施形態の発光制御装置は、モニタ発光を行うリモート照明装置40を使って多灯撮影を行うカメラ1の発光制御装置である。そして、定常光Cを測光する撮像センサ5と、測光された定常光Cの光量が、定常光閾値よりも大きいか否か判断する予測演算部16と、予測演算部16によって定常光Cの光量が定常光閾値よりも大きいと判断された場合には、NDフィルタ2を撮像光学系3の光軸A上に移動させるNDフィルタ制御部20と、NDフィルタ2が光軸A上に移動される場合、NDフィルタ2の移動後にリモート照明装置40にモニタ発光の開始を指示する照明制御部14と、を備えている。
また、本実施形態は、複数の種類のリモート照明装置40をカメラ本体101に適応させるため、上記記憶装置にリモート照明装置40ごとに複数の定常光閾値を保存しておき、リモート照明装置40に合わせて定常光閾値を選択するようにしてもよい。
このような構成により、本実施形態は、定常光Cが測光可能範囲内の光である場合にはNDフィルタ2を移動させることなくモニタ発光を実行することができる。
このように構成すれば、スルー画から得られる定常光Cが、モニタ発光時に定常光閾値以上の値になるか否かを正確に推定することができる。
このように構成すれば、本実施形態は、絞りを変更したことによる絞り誤差の影響を受けることがなく、正確に定常光Cや総合光を測光することができる。
図5は、本実施形態の発光制御装置の動作を説明するための図であって、カメラ本体101の動作と、レリーズボタン103、光学系制御部19といったカメラ本体101の各構成の動作タイミングとを示している。図5に示した各構成の動作は、システムコントローラ10上で実行されるプログラムによって制御される。
カメラ本体101の電源がオンされると、撮像センサ制御部11が動作を開始し、撮像センサ5からアナログ信号を出力させる(ステップS1)。アナログ信号の出力により、図示しない背面液晶にスルー画が表示される。
絞り動作、AF動作の後には、設定された撮像条件で定常光Cの測光が行われている(ステップS1)。
NDフィルタ2がオンされた場合、NDフィルタ2が撮像光学系3の光軸A上にある状態で、照明制御部14がマスタ照明装置102を介してリモート照明装置40にモニタ発光を指示する(ステップS9)。
なお、本実施形態では、ステップS10において推定モニタ光M’を算出する際に、ステップ6において変換された後の定常光Cの値が総合光の値から差し引かれる。このため、本実施形態は、推定モニタ光M’を正確に算出することができる。
このとき、照明制御部14は、NDフィルタ2が撮像光学系3の光軸上に設置されていない状態で、リモート照明装置40にモニタ発光を指示している。
(1)モニタ発光に先立って定常光を測光し、モニタ発光時に定常光にモニタ光を加えた総合光が撮像センサの測光可能範囲の上限値以上の値になるか否かを予測している。このため、モニタ発光において正確な推定モニタ光が得られるか否かを判断することができる。
また、総合光が上限値以上の値になる場合、モニタ発光時、撮像光学系3の対面側にNDフィルタ2が挿入される。このため、モニタ発光時に、撮像センサ5によって総合光の正確な値を得ることができる。そして、正確な総合光の値から定常光Cを差し引いて、推定モニタ光の正確な値を得ることができる。
(2)また、総合光が上限値未満である場合、NDフィルタ2はカメラ本体101の光軸A上に挿入されることがないから、NDフィルタ2が移動される頻度を最小限にすることができる。
(3)定常光閾値として、モニタ発光時における撮像センサ5の測光可能範囲の上限値からモニタ光の光量を差し引いた値を採用した。このため、モニタ発光時に総合光が撮像センサ5の上限値以上になるか否かを推定することができる。
また、このような処理に際し、スルー画像から得られた定常光Cの値が、モニタ発光の撮像条件で測光された場合の光量に変換される。このため、スルー画像から得られた定常光Cに基づいて、モニタ発光時の総合光が上限値以上の値になるか否かを正確に判定することができる。
(4)スルー画像の撮影時とモニタ発光時とでカメラ本体101の絞りが固定されている。このため、絞り誤差の影響を受けることがなく、定常光C、総合光を正確に測光することができる。
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、カメラ本体101がオンされたことによってスルー画像が撮影されている。そして、レリーズボタン103が半押しされ、絞りや焦点が決定された後に撮影されたスルー画を使って定常光を求めている。しかし、これに限らず、絞り誤差が問題にならない場合には、レリーズボタン103が半押しされる以前のスルー画から定常光Cを求めてもよい。
(2)また、本実施形態では、マスタ照明装置102を、カメラ本体101に着脱可能な外付けの照明装置とした。しかし、これに限らず、マスタ照明装置としてリモート照明装置40と通信する機能を有するものであれば、カメラ本体101に内蔵される照明装置をマスタ照明装置として利用するものであってもよい。
(3)さらに、本実施形態では、カメラ本体101に備えられる既存の構成である撮像センサ5、NDフィルタ2、NDフィルタ制御部20、照明制御部14を使っては光制御装置を構成している。しかし、これに限らず、発光制御装置に特有の構成をカメラ本体101に設けるようにしてもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
Claims (5)
- 予備発光を行う照明装置を使って多灯撮影を行うカメラの発光制御装置であって、
前記予備発光に先立って測光する測光部と、
前記測光部によって測光された第1の光量が、前記測光部が測光可能な光量の最大値から前記予備発光の光量を引いた第2の光量よりも大きい場合に、レンズに入射する入射光を減少させる減光フィルタを前記レンズの光軸上に移動させる移動部と、
前記移動部によって前記減光フィルタが前記光軸上に移動された後に前記照明装置に前記予備発光の開始を指示する制御部と、
を備える発光制御装置。 - 請求項1に記載の発光制御装置であって、
前記制御部は、
前記移動部によって前記減光フィルタが前記光軸上に移動されない場合、前記減光フィルタが前記光軸上に置かれていない状態で前記照明装置に前記予備発光の開始を指示する発光制御装置。 - 請求項1または2に記載の発光制御装置であって、
前記第1の光量を、前記予備発光時に測光された場合の光量に変換し、変換後の光量を前記第2の光量と比較する発光制御装置。 - 請求項3に記載の発光制御装置であって、
前記測光部は、
前記予備発光に先立つ測光を、前記予備発光を測光する際の絞りと同一の絞りによって測光する発光制御装置。 - 予備発光を行う照明装置を使って多灯撮影を行うカメラの発光制御装置において実行される発光制御プログラムであって、
コンピュータに、
前記予備発光に先立って測光する機能と、
測光された第1の光量が、測光部が測光可能な光量の最大値から前記予備発光の光量を引いた第2の光量よりも大きい場合に、レンズに入射する入射光を減少させる減光フィルタを前記レンズの光軸上に移動させる機能と、
前記減光フィルタが前記光軸上に移動された後に、前記照明装置に前記予備発光の開始を指示する機能と、
を実現させる発光制御プログラム。
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