JP2015127720A - 発光制御装置、撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モニタ発光の回数を最適化することができる発光制御装置を提供する。【解決手段】発光制御装置は、レンズ鏡筒20から撮影条件が入力される入力部11と、入力部11で入力された撮影条件に基づいて、発光部32から照射されるモニタ発光のモニタ発光量を決定するモニタ発光量決定部11と、前記モニタ発光量決定部で決定されたモニタ発光量により、発光部32におけるモニタ発光の照射を制御するモニタ発光制御部11と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、発光制御装置、及びこれを備えた撮像装置に関する。
従来、モニタ発光としての予備発光を複数回行うことにより、本発光時の発光量を計算する閃光制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記閃光制御装置では、モニタ発光の回数が増えるため、バッテリーの消耗が早くなり、撮影時のレリーズタイムラグも長くなることが考えられる。
本発明の目的は、モニタ発光の回数を最適化することができる発光制御装置及び撮像装置を提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。
請求項1に記載の発明は、撮影条件が入力される入力部と、前記撮影条件に基づいて、発光部から照射されるモニタ発光のモニタ発光量を決定するモニタ発光量決定部と、前記モニタ発光量決定部で決定されたモニタ発光量により、前記発光部におけるモニタ発光の照射を制御するモニタ発光制御部と、を備える発光制御装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発光制御装置において、前記モニタ発光量決定部は、前記撮影条件として、撮影光学系の絞り値、撮影光学系の透過率、被写体までの撮影距離情報の少なくとも1つを用いてモニタ発光量を決定すること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発光制御装置において、前記モニタ発光量決定部は、前記モニタ発光量を決定する前に、前記発光部から照射されるモニタ発光の発光量情報を取得すること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発光制御装置において、前記モニタ発光量決定部は、前記発光部から複数回照射されるモニタ発光のうち、1回目のモニタ発光量を決定すること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発光制御装置において、前記モニタ発光量決定部は、1回目のモニタ発光により得られた反射光量に基づいて、2回目のモニタ発光量を決定すること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発光制御装置において、被写体光の光量を検出する測光センサと、被写体光による被写体像を撮像する撮像素子と、を備えることを特徴とする発光制御装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発光制御装置において、1回目のモニタ発光により、前記測光センサの飽和条件値が所定の閾値以上になるか否かを判定する飽和条件判定部を備え、前記モニタ発光量決定部は、モニタ発光量として、少なくとも大モニタ発光量と、これよりも発光量の小さい小モニタ発光量とを決定可能であり、前記飽和条件判定部で前記測光センサの飽和条件値が所定の閾値以上になると判定された場合には、1回目のモニタ発光量として前記小モニタ発光量を決定すること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項8に記載の発明は、発光部がモニタ発光するように制御するモニタ発光制御部と、第1撮影におけるモニタ発光のモニタ発光量を記憶する記憶部と、を備え、前記モニタ発光制御部は、前記第1撮影よりも後の第2撮影において、前記記憶部に記憶された前記第1撮影におけるモニタ発光のモニタ発光量に対応する発光量でモニタ発光を行うこと、を特徴とする発光制御装置である。
請求項9に記載の発明は、第1撮影と、当該第1撮影よりも後の第2撮影との間隔が所定時間よりも小さいか否かを判断する判断部と、発光部を第1発光量でモニタ発光させる制御と、前記発光部を前記第1発光量とは異なる第2発光量でモニタ発光させる制御とが可能なモニタ発光制御部と、を備え、前記モニタ発光制御部は、前記判断部により、前記第1撮影と前記第2撮影との間隔が前記所定時間よりも小さいと判断された場合、前記第1撮影において前記第1発光量でモニタ発光させる制御を行ったときは、前記第2撮影において前記第1発光量でモニタ発光させる制御を行い、前記第1撮影において前記第2発光量でモニタ発光させる制御を行ったときは、前記第2撮影において前記第2発光量でモニタ発光させる制御を行うこと、を特徴とする発光制御装置である。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発光制御装置において、前記モニタ発光制御部は、前記第1撮影及び前記第2撮影において複数回のモニタ発光をさせる制御が可能であり、前記判断部により、前記第1撮影及び前記第2撮影との間隔が前記所定時間よりも小さいと判断された場合、前記第1撮影における本発光の時刻に最も近い時刻に照射されたモニタ発光のモニタ発光量が前記第1発光量であったとき、前記第2撮影における本発光の時刻から最も離れた時刻に照射されるモニタ発光のモニタ発光量を前記第1発光量とし、前記第1撮影における本発光の時刻に最も近い時刻に照射されたモニタ発光のモニタ発光量が前記第2発光量であったとき、前記第2撮影における本発光の時刻から最も離れた時刻に照射されるモニタ発光のモニタ発光量を前記第2発光量とすること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は請求項10に記載の発光制御装置において、撮影条件に基づいてモニタ発光のモニタ発光量を決定するモニタ発光量決定部を備え、前記モニタ発光制御部は、前記判断部により、前記第1撮影及び前記第2撮影との間隔が前記所定時間よりも小さいと判断されない場合、前記第2撮影において前記モニタ発光量決定部が決定したモニタ発光量でモニタ発光させること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれか一項に記載の発光制御装置を備えた撮像装置である。
請求項1に記載の発明は、撮影条件が入力される入力部と、前記撮影条件に基づいて、発光部から照射されるモニタ発光のモニタ発光量を決定するモニタ発光量決定部と、前記モニタ発光量決定部で決定されたモニタ発光量により、前記発光部におけるモニタ発光の照射を制御するモニタ発光制御部と、を備える発光制御装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発光制御装置において、前記モニタ発光量決定部は、前記撮影条件として、撮影光学系の絞り値、撮影光学系の透過率、被写体までの撮影距離情報の少なくとも1つを用いてモニタ発光量を決定すること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発光制御装置において、前記モニタ発光量決定部は、前記モニタ発光量を決定する前に、前記発光部から照射されるモニタ発光の発光量情報を取得すること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発光制御装置において、前記モニタ発光量決定部は、前記発光部から複数回照射されるモニタ発光のうち、1回目のモニタ発光量を決定すること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発光制御装置において、前記モニタ発光量決定部は、1回目のモニタ発光により得られた反射光量に基づいて、2回目のモニタ発光量を決定すること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発光制御装置において、被写体光の光量を検出する測光センサと、被写体光による被写体像を撮像する撮像素子と、を備えることを特徴とする発光制御装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発光制御装置において、1回目のモニタ発光により、前記測光センサの飽和条件値が所定の閾値以上になるか否かを判定する飽和条件判定部を備え、前記モニタ発光量決定部は、モニタ発光量として、少なくとも大モニタ発光量と、これよりも発光量の小さい小モニタ発光量とを決定可能であり、前記飽和条件判定部で前記測光センサの飽和条件値が所定の閾値以上になると判定された場合には、1回目のモニタ発光量として前記小モニタ発光量を決定すること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項8に記載の発明は、発光部がモニタ発光するように制御するモニタ発光制御部と、第1撮影におけるモニタ発光のモニタ発光量を記憶する記憶部と、を備え、前記モニタ発光制御部は、前記第1撮影よりも後の第2撮影において、前記記憶部に記憶された前記第1撮影におけるモニタ発光のモニタ発光量に対応する発光量でモニタ発光を行うこと、を特徴とする発光制御装置である。
請求項9に記載の発明は、第1撮影と、当該第1撮影よりも後の第2撮影との間隔が所定時間よりも小さいか否かを判断する判断部と、発光部を第1発光量でモニタ発光させる制御と、前記発光部を前記第1発光量とは異なる第2発光量でモニタ発光させる制御とが可能なモニタ発光制御部と、を備え、前記モニタ発光制御部は、前記判断部により、前記第1撮影と前記第2撮影との間隔が前記所定時間よりも小さいと判断された場合、前記第1撮影において前記第1発光量でモニタ発光させる制御を行ったときは、前記第2撮影において前記第1発光量でモニタ発光させる制御を行い、前記第1撮影において前記第2発光量でモニタ発光させる制御を行ったときは、前記第2撮影において前記第2発光量でモニタ発光させる制御を行うこと、を特徴とする発光制御装置である。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発光制御装置において、前記モニタ発光制御部は、前記第1撮影及び前記第2撮影において複数回のモニタ発光をさせる制御が可能であり、前記判断部により、前記第1撮影及び前記第2撮影との間隔が前記所定時間よりも小さいと判断された場合、前記第1撮影における本発光の時刻に最も近い時刻に照射されたモニタ発光のモニタ発光量が前記第1発光量であったとき、前記第2撮影における本発光の時刻から最も離れた時刻に照射されるモニタ発光のモニタ発光量を前記第1発光量とし、前記第1撮影における本発光の時刻に最も近い時刻に照射されたモニタ発光のモニタ発光量が前記第2発光量であったとき、前記第2撮影における本発光の時刻から最も離れた時刻に照射されるモニタ発光のモニタ発光量を前記第2発光量とすること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は請求項10に記載の発光制御装置において、撮影条件に基づいてモニタ発光のモニタ発光量を決定するモニタ発光量決定部を備え、前記モニタ発光制御部は、前記判断部により、前記第1撮影及び前記第2撮影との間隔が前記所定時間よりも小さいと判断されない場合、前記第2撮影において前記モニタ発光量決定部が決定したモニタ発光量でモニタ発光させること、を特徴とする発光制御装置である。
請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれか一項に記載の発光制御装置を備えた撮像装置である。
本発明によれば、モニタ発光の回数を最適化することができる発光制御装置及び撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る発光制御装置及び撮像装置を、カメラに適用した場合の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるカメラ1の機能ブロック図である。図2は、モニタ発光におけるモニタ発光量の大きさ示す概念図である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるカメラ1の機能ブロック図である。図2は、モニタ発光におけるモニタ発光量の大きさ示す概念図である。
図1に示すように、第1実施形態におけるカメラ1は、カメラ本体10と、レンズ鏡筒20と、発光装置30と、を備えるデジタル一眼レフカメラである。カメラ1は、カメラ本体10に対してレンズ鏡筒20及び発光装置30が着脱自在となる。
レンズ鏡筒20は、撮影光学系としてのレンズ光学系21と、絞り22と、レンズマイコン23と、を備える。レンズ光学系21は、フォーカスレンズやズームレンズを含む。レンズ光学系21は、レンズ駆動部17(後述)により駆動される。絞り22は、カメラ本体10の撮像部12に入射する被写体光の光量を調節する。絞り22の開度は、絞り制御部16により制御される。
レンズマイコン23は、レンズ光学系21と連動する距離エンコーダ(不図示)からの信号を処理して、被写体までの撮影距離情報(以下、「撮影距離」ともいう)を取得する。レンズマイコン23は、撮影距離をカメラマイコン11(後述)に送信する。また、レンズマイコン23は、絞り22に設定された絞り値をカメラマイコン11に送信する。
カメラ本体10は、カメラマイコン11と、撮像素子としての撮像部12と、測光部13と、シャッタ部14と、焦点検出部15と、絞り制御部16と、レンズ駆動部17と、レリーズスイッチ18と、を備える。
カメラマイコン11は、カメラ本体10、レンズ鏡筒20及び発光装置30の動作を統括的に制御する。
カメラマイコン11は、撮影条件が入力される入力部としての機能を備える。本実施形態において、撮影条件とは、絞り22の絞り値、被写体までの撮影距離(撮影距離情報)等である。カメラマイコン11には、レンズマイコン23を介して撮影条件が入力される。
カメラマイコン11は、撮影条件が入力される入力部としての機能を備える。本実施形態において、撮影条件とは、絞り22の絞り値、被写体までの撮影距離(撮影距離情報)等である。カメラマイコン11には、レンズマイコン23を介して撮影条件が入力される。
カメラマイコン11は、被写体像を撮影(以下、「本撮影」ともいう)する際に、測光部13(後述)で検出された被写体像の光量等に基づいて、適正露出値を算出し、絞り値及びシャッタースピードを決定する。また、カメラマイコン11は、モニタ発光により決定された本発光(後述)時の本発光量に基づいて、本発光時の適正露出値を算出し、絞り値及びシャッタースピードを決定する。
また、カメラマイコン11は、本撮影する際に、設定モードにより自動的に判断して、又は撮影者の設定によって、発光装置30の発光部32から被写体に照明光を照射(以下、「本発光」ともいう)させる。また、カメラマイコン11は、被写体に本発光を照射する前に、本発光の発光量を演算するための予備的な発光(以下、「モニタ発光」ともいう)を少なくとも1回行う。そして、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光における被写体からの反射光を測光部13で受光させ、その反射光量に基づいて、2回目のモニタ発光を行う場合のモニタ発光量、又は本発光の本発光量を決定する。2回目のモニタ発光は、1回目のモニタ発光で適切な反射光量が得られない場合に実施される。
カメラマイコン11は、レンズマイコン23から取得した撮影条件に基づいて、発光部32におけるモニタ発光量を決定するモニタ発光量決定部としての機能を備える。
モニタ発光量決定部としてのカメラマイコン11は、発光部32におけるモニタ発光量を決定する前に、発光装置30の発光用マイコン31から、発光部32のモニタ発光時における発光量情報(後述)を取得する。
モニタ発光量決定部としてのカメラマイコン11は、発光部32におけるモニタ発光量を決定する前に、発光装置30の発光用マイコン31から、発光部32のモニタ発光時における発光量情報(後述)を取得する。
モニタ発光量決定部としてのカメラマイコン11は、モニタ発光前に取得した撮影条件に基づいて、1回目のモニタ発光による反射光の測光部出力を予測する。そして、カメラマイコン11は、モニタ発光による反射光の測定部出力予測値(以下、「反射光量予測値」ともいう)と、予め設定されたモニタ発光量の閾値とを比較し、反射光量予測値がモニタ発光量の閾値以上となる場合には、1回目のモニタ発光におけるモニタ発光量を小モニタ発光(後述)に決定する。また、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光における反射光量予測値がモニタ発光量の閾値未満となる場合には、モニタ発光量を大モニタ発光(後述)に決定する。
また、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光を行った後、そのモニタ発光により得られた反射光量に基づいて、2回目のモニタ発光を行う場合のモニタ発光量、又は本発光の本発光量を決定する。
また、カメラマイコン11は、モニタ発光制御部の機能として、決定したモニタ発光量により、発光部32でのモニタ発光の照射を制御する。即ち、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光として、小モニタ発光又は大モニタ発光で発光するように発光装置30の発光用マイコン31に指示する。
ここで、カメラマイコン11により制御されるモニタ発光のモニタ発光量を、図2を参照しながら説明する。
本実施形態におけるモニタ発光は、図2(a)、(b)のいずれかの発光パターンとなる。図2(a)は、1回目のモニタ発光で発光量の小さい発光(以下、「小モニタ発光」ともいう)を行い、2回目のモニタ発光を行う場合には、発光量の大きな発光(以下、「大モニタ発光」ともいう)を行うパターンである。また、図2(b)は、1回目のモニタ発光で大モニタ発光を行い、2回目のモニタ発光を行う場合には、小モニタ発光を行うパターンである。即ち、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光を行った後、そのモニタ発光により得られた反射光量に基づいて、2回目のモニタ発光を行う場合のモニタ発光量(小モニタ発光又は大モニタ発光)を決定する。2回目のモニタ発光は、1回目のモニタ発光で適切な反射光量が得られない場合に実施される。
本実施形態におけるモニタ発光は、図2(a)、(b)のいずれかの発光パターンとなる。図2(a)は、1回目のモニタ発光で発光量の小さい発光(以下、「小モニタ発光」ともいう)を行い、2回目のモニタ発光を行う場合には、発光量の大きな発光(以下、「大モニタ発光」ともいう)を行うパターンである。また、図2(b)は、1回目のモニタ発光で大モニタ発光を行い、2回目のモニタ発光を行う場合には、小モニタ発光を行うパターンである。即ち、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光を行った後、そのモニタ発光により得られた反射光量に基づいて、2回目のモニタ発光を行う場合のモニタ発光量(小モニタ発光又は大モニタ発光)を決定する。2回目のモニタ発光は、1回目のモニタ発光で適切な反射光量が得られない場合に実施される。
例えば、被写体までの撮影距離が近い場合に、1回目に大モニタ発光を行うと、測光部13で検出される反射光量が飽和してしまうため、適切な本発光量を算出することが難しくなる。また、被写体までの撮影距離が遠い場合に、1回目に小モニタ発光を行うと、測光部13で検出される反射光量が少なすぎるため、この場合も適切な本発光量を算出することが難しくなる。
いずれの場合も、1回目のモニタ発光で適切な反射光量が得られなければ、更に2回目のモニタ発光が行われるため、バッテリーの消耗やレリーズタイムラグが長くなる。本実施形態では、撮影条件に基づいて、適切な反射光量が得られるように1回目のモニタ発光量を決定するため、2回目のモニタ発光を行う可能性を低くすることができる。
本実施形態において、小モニタ発光の発光量、及び大モニタ発光の発光量は、発光装置30の発光用マイコン31から取得した、発光部32のモニタ発光時における発光量情報により設定される。カメラマイコン11は、カメラ本体10に発光装置30が装着された際に、発光装置30から、小モニタ発光での発光量、及び大モニタ発光での発光量を発光量情報として取得する。カメラマイコン11は、この発光量情報に基づいて、小モニタ発光での発光量、及び大モニタ発光での発光量を設定する。
本実施形態のカメラマイコン11は、発光量情報として、発光部32がモニタ発光を照射する際のガイドナンバを発光装置30から取得する。ガイドナンバとは、発光部32から照射される照射光の光量を示す値である。例えば、カメラマイコン11は、小モニタ発光ではガイドナンバ12、大モニタ発光ではガイドナンバ34という発光量情報を発光装置30から取得する。
撮像部12は、レンズ光学系21を経て入射した被写体光を、受光面において被写体像として撮像し、撮像した被写体像の光量に応じた画像信号を出力する。なお、以下の説明において、撮像部12において被写体像を撮像することを、単に「撮影」ともいう。
測光部13は、撮像部12により撮像される被写体像の光量、及びモニタ発光や本発光時における被写体からの反射光量を検出する。測光部13には、クイックリターンミラーやダハペンタプリズム等の光学系(不図示)を経て被写体像が導かれる。
測光部13は、撮像部12により撮像される被写体像の光量、及びモニタ発光や本発光時における被写体からの反射光量を検出する。測光部13には、クイックリターンミラーやダハペンタプリズム等の光学系(不図示)を経て被写体像が導かれる。
シャッタ部14は、撮像部12に入射する被写体光の光量を調節する。シャッタ部14は、シャッタ羽根(不図示)をシャッタスピード(露光時間)に応じて開閉することにより、撮像部12に被写体光を露光させる。
焦点検出部15は、レンズ光学系21の焦点調節状態を検出するための焦点検出光学系及び測距素子(いずれも不図示)を備える。焦点検出部15は、測距素子から出力される測距情報に基づいて、撮影画像の合焦状態を検出する。
絞り制御部16は、カメラマイコン11より決定された絞り値となるように、レンズ鏡筒20の絞り22を制御する。
絞り制御部16は、カメラマイコン11より決定された絞り値となるように、レンズ鏡筒20の絞り22を制御する。
レンズ駆動部17は、焦点検出部15により検出された合焦状態に対応して、又は、撮影者により操作されたズームの状態に応じたカメラマイコン11からの指示に基づいて、レンズ鏡筒20のレンズ光学系21を駆動する。
レリーズスイッチ18は、操作者のレリーズボタンの半押し及び全押し操作に対応した信号をカメラマイコンに出力する。
レリーズスイッチ18は、操作者のレリーズボタンの半押し及び全押し操作に対応した信号をカメラマイコンに出力する。
発光装置30は、発光用マイコン31と発光部32とを備える。
発光用マイコン31は、カメラマイコン11からの指示により、発光部32に対して発光指示を出力する。発光部32は、発光用マイコン31からの指示により、被写体に対してモニタ発光又は本発光を行う。
発光用マイコン31は、カメラマイコン11からの指示により、発光部32に対して発光指示を出力する。発光部32は、発光用マイコン31からの指示により、被写体に対してモニタ発光又は本発光を行う。
次に、第1実施形態のカメラマイコン11において、モニタ発光及び本発光を行う場合の処理手順について説明する。図3は、第1実施形態のカメラマイコン11において、モニタ発光及び本発光を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、撮影指示は、モニタ発光及び本発光を伴う被写体像の撮影を意味する。
ステップS1において、カメラマイコン11は、レリーズスイッチ18を介して撮影者による撮影指示が入力されたか否かを判定する。ステップS1の判定がYESであれば、処理はステップS2へ移行する。また、ステップS1の判定がNOであれば、処理はステップS1へ戻る。
ステップS2において、カメラマイコン11は、撮影条件として、絞り値と撮影距離を取得する。
ステップS2において、カメラマイコン11は、撮影条件として、絞り値と撮影距離を取得する。
ステップS3において、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光におけるモニタ発光量を決定する。カメラマイコン11は、S2で取得した撮影条件に基づいて、1回目のモニタ発光における反射光量予測値を算出し、予め設定されたモニタ発光量の閾値と比較することにより、1回目のモニタ発光量を小モニタ発光とするか、大モニタ発光とするかを決定する。
ステップS4において、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光(小モニタ発光又は大モニタ発光)を、発光装置30の発光用マイコン31へ指示する。
ステップS5において、カメラマイコン11は、測光部13で反射光を受光させ、1回目のモニタ発光による被写体からの反射光量を算出する(測光演算)。
ステップS5において、カメラマイコン11は、測光部13で反射光を受光させ、1回目のモニタ発光による被写体からの反射光量を算出する(測光演算)。
ステップS6において、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光による反射光量が本発光の本発光量を決定するのに適切(過少又は過大でない)か否か、即ち2回目のモニタ発光が必要か否かを判定する。ステップS6の判定がYESであれば、処理はステップS7へ移行する。また、ステップS6の判定がNOであれば、処理はステップS9へ移行する。
ステップS7において、カメラマイコン11は、2回目のモニタ発光(小モニタ発光又は大モニタ発光)を、発光装置30の発光用マイコン31へ指示する。本実施形態のカメラ1では、1回目のモニタ発光により、殆どの場合において、本発光の本発光量を決定するのに適切な反射光量を得ることができる。しかし、例えば、ステップS2で取得した撮影距離が正しくなかった場合には、1回目のモニタ発光で適切な反射光量が得られないことが起こりうる。その場合には、2回目のモニタ発光が行われる。なお、図2に示すように、1回目のモニタ発光が小モニタ発光であれば、2回目のモニタ発光として大モニタ発光が設定される。また、1回目のモニタ発光が大モニタ発光であれば、2回目のモニタ発光として小モニタ発光が設定される。
ステップS8において、カメラマイコン11は、測光部13で反射光を受光させ、2回目のモニタ発光による被写体からの反射光量を算出する(測光演算)。
ステップS9において、カメラマイコン11は、2回目のモニタ発光で得られた反射光量に基づいて、本発光の本発光量を決定する。
ステップS9において、カメラマイコン11は、2回目のモニタ発光で得られた反射光量に基づいて、本発光の本発光量を決定する。
ステップS10において、カメラマイコン11は、決定した本発光量を発光装置30の発光用マイコン31へ送信し、本発光を指示する。
ステップS11において、カメラマイコン11は、次の撮影指示があるか否かを判定する。ステップS11の判定がYESであれば、処理はステップS2へ戻る。また、ステップS11の判定がNOであれば、処理を終了する。
ステップS11において、カメラマイコン11は、次の撮影指示があるか否かを判定する。ステップS11の判定がYESであれば、処理はステップS2へ戻る。また、ステップS11の判定がNOであれば、処理を終了する。
上述した第1実施形態のカメラ1では、モニタ発光前に取得した撮影条件に基づいて、1回目のモニタ発光におけるモニタ発光量を決定するため、1回目のモニタ発光において、適切な反射光量が得られる可能性がより高くなる。これによれば、カメラ1においては、2回目のモニタ発光を行う可能性が低くなるため、モニタ発光の回数を最適化することができる。従って、カメラ1では、照明光を用いた撮影時において、バッテリーの消耗やレリーズタイムラグが長くなることが抑制される。
(第2実施形態)
次に、第1実施形態のカメラ1において、1回目のモニタ発光量を決定する処理(図3のステップS3)の他の実施形態について説明する。
図4は、第2実施形態のカメラマイコン11において、定常光成分に基づいてモニタ発光量を決定する場合の処理手順を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートの処理は、例えば、図3に示すステップS3(又は後述する図5に示すステップS14)のサブルーチンとして実行される。
次に、第1実施形態のカメラ1において、1回目のモニタ発光量を決定する処理(図3のステップS3)の他の実施形態について説明する。
図4は、第2実施形態のカメラマイコン11において、定常光成分に基づいてモニタ発光量を決定する場合の処理手順を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートの処理は、例えば、図3に示すステップS3(又は後述する図5に示すステップS14)のサブルーチンとして実行される。
図4に示すステップS101において、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光におけるモニタ発光量を仮決定する。カメラマイコン11は、図3に示すステップS3と同じ処理を実行して、1回目のモニタ発光におけるモニタ発光量を仮決定する。
ステップS102において、カメラマイコン11は、大モニタ発光を仮決定したか否かを判定する。ステップS102の判定がYESであれば、処理はステップS103へ移行する。また、ステップS102の判定がNOであれば、処理はステップS106へ移行する。
ステップS102において、カメラマイコン11は、大モニタ発光を仮決定したか否かを判定する。ステップS102の判定がYESであれば、処理はステップS103へ移行する。また、ステップS102の判定がNOであれば、処理はステップS106へ移行する。
ステップS103において、カメラマイコン11は、飽和判定のためのパラメータを取得する。本実施形態において、カメラマイコン11は、飽和判定のためのパラメータとして、VoyBackMax、Intpx、IntpxBack、VL、VLBackを取得する。
VoyBackMaxは、測光部13において、定常光成分のみを測光したデータの最大値である。測光部13は、複数の画素において、それぞれ被写体像の光量を測光する。カメラマイコン11は、測光部13の各画素で測光されたデータの最大値を、VoyBackMaxとして取得する。
Intpxは、モニタ発光時において、測光部13が被写体光を蓄積する時間(蓄積時間)である。Intpxは、ステップS101で仮設定されたモニタ発光量に応じて設定される。
IntpxBackは、定常光測光時に、測光部13が被写体光を蓄積する時間(蓄積時間)である。
VLは、モニタ発光時において、測光部13に設定されるセンサゲイン(増幅率)である。VLは、ステップS101で仮設定されたモニタ発光量に応じて設定される。
VLBackは、定常光測光時において、測光部13に設定されるセンサゲインである。
IntpxBackは、定常光測光時に、測光部13が被写体光を蓄積する時間(蓄積時間)である。
VLは、モニタ発光時において、測光部13に設定されるセンサゲイン(増幅率)である。VLは、ステップS101で仮設定されたモニタ発光量に応じて設定される。
VLBackは、定常光測光時において、測光部13に設定されるセンサゲインである。
ステップS104において、カメラマイコン11は、ステップS103で取得したパラメータに基づいて、飽和条件値RmExpMaxを算出する。カメラマイコン11は、飽和条件値RmExpMaxを、下記の式(1)により算出する。
RmExpMax=
VoyBackMax×(Intpx/IntpxBack)×(VL/VLBack) ・・・(1)
RmExpMax=
VoyBackMax×(Intpx/IntpxBack)×(VL/VLBack) ・・・(1)
ステップS105において、カメラマイコン11は、飽和条件値RmExpMaxが、閾値RmExpTh以上となるか否かを判定する(飽和判定)。ステップS105の判定がYESであれば、処理はステップS106へ移行する。また、ステップS105の判定がNOであれば、処理はステップS107へ移行する。
ステップS106において、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光におけるモニタ発光量として、小モニタ発光量を決定して、処理を終了する(図3のステップS3にリターンする)。
ステップS106において、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光におけるモニタ発光量として、小モニタ発光量を決定して、処理を終了する(図3のステップS3にリターンする)。
ステップS107において、カメラマイコン11は、1回目のモニタ発光におけるモニタ発光量として、大モニタ発光量を決定して、処理を終了する(図3のステップS3にリターンする)。
上述した第2実施形態によれば、飽和条件値RmExpMaxが閾値RmExpTh以上の場合には、撮影条件に基づいて仮決定したモニタ発光量が大モニタ発光量であっても、1回目のモニタ発光量として小モニタ発光量が決定される。そのため、モニタ発光時に測光部13の出力が定常光成分のみで飽和するような場合において、より適切なモニタ発光量を決定することができる。
(第3実施形態)
次に、第1実施形態のカメラ1において、モニタ発光及び本発光を行う場合の他の実施形態について説明する。
第3実施形態のカメラマイコン11は、第1実施形態と同じ制御を行うモニタ発光量決定部としての機能を備える。
次に、第1実施形態のカメラ1において、モニタ発光及び本発光を行う場合の他の実施形態について説明する。
第3実施形態のカメラマイコン11は、第1実施形態と同じ制御を行うモニタ発光量決定部としての機能を備える。
また、第3実施形態のカメラマイコン11は、記憶部としてのメモリ(不図示)を備える。カメラマイコン11のメモリには、モニタ発光量決定部としての機能により決定したモニタ発光量が記憶される。このモニタ発光量は、撮影時における最後のモニタ発光のモニタ発光量である。即ち、メモリには、撮影時にモニタ発光量決定部としての機能により決定した、今回の1回目のモニタ発光のモニタ発光量、又は2回目のモニタ発光のモニタ発光量が記憶される。2回目のモニタ発光は、1回目のモニタ発光で適切な反射光量が得られない場合に実施される。
具体的には、カメラマイコン11は、モニタ発光量決定部としての機能により決定したモニタ発光量が小モニタ発光量の場合には、モニタ発光量MonHL「0」のフラグをメモリに記憶する。また、カメラマイコン11は、モニタ発光量決定部としての機能により決定したモニタ発光量が大モニタ発光量の場合には、モニタ発光量MonHL「1」のフラグをメモリに記憶する。即ち、本実施形態では、モニタ発光量として、小モニタ発光量又は大モニタ発光量を示すフラグがメモリに記憶される。
また、第3実施形態のカメラマイコン11は、今回の撮影において、メモリに記憶された前回の撮影におけるモニタ発光のモニタ発光量に対応する発光量によりモニタ発光を行うモニタ発光制御部としての機能を備える。
なお、本実施形態において、「前回の撮影」は第1撮影に対応し、「今回の撮影」は第1撮影よりも後の第2撮影に対応する。また、「大モニタ発光量」は第1発光量に対応し、「小モニタ発光量」は第2発光量に対応する。
なお、本実施形態において、「前回の撮影」は第1撮影に対応し、「今回の撮影」は第1撮影よりも後の第2撮影に対応する。また、「大モニタ発光量」は第1発光量に対応し、「小モニタ発光量」は第2発光量に対応する。
また、第3実施形態のカメラマイコン11は、前回の撮影と今回の撮影との間隔が1s(秒)未満か否かを判断する判断部としての機能を備える。そして、モニタ発光制御部としてのカメラマイコン11は、判断部としての機能において、前回の撮影から今回の撮影までの間隔が1s未満と判断された場合、前回の撮影において大モニタ発光量でモニタ発光させる制御を行ったときは、今回の撮影において大モニタ発光量でモニタ発光させる制御を行う。また、モニタ発光制御部としてのカメラマイコン11は、判断部としての機能において、前回の撮影から今回の撮影までの間隔が1s未満と判断された場合、前回の撮影において小モニタ発光量でモニタ発光させる制御を行ったときは、今回の撮影において小モニタ発光量でモニタ発光させる制御を行う。
また、第3実施形態のカメラマイコン11は、前回の撮影及び今回の撮影において、発光部32における複数回のモニタ発光の照射を制御する。そして、第3実施形態のカメラマイコン11は、判断部としての機能において、前回の撮影から今回の撮影までの間隔が1s未満と判断された場合、前回の撮影における本発光の時刻に最も近い時刻に照射されたモニタ発光のモニタ発光量が大モニタ発光量であったときは、今回の撮影における本発光の時刻から最も離れた時刻に照射されるモニタ発光のモニタ発光量を大モニタ発光量とする。また、モニタ発光制御部としてのカメラマイコン11は、判断部としての機能において、前回の撮影から今回の撮影までの間隔が1s未満と判断された場合、前回の撮影における本発光の時刻に最も近い時刻に照射されたモニタ発光のモニタ発光量が小モニタ発光量であったときは、今回の撮影における本発光の時刻から最も離れた時刻に照射されるモニタ発光のモニタ発光量を小モニタ発光量とする。
なお、本実施形態において、「前回の撮影における本発光の時刻に最も近い時刻に照射されたモニタ発光」とは、前回の撮影において本発光前に照射された1回目のモニタ発光、又は2回目のモニタ発光をいう。また、「今回の撮影における本発光の時刻から最も離れた時刻に照射されるモニタ発光」とは、今回の撮影において本発光前に照射される1回目のモニタ発光をいう。
また、モニタ発光制御部としてのカメラマイコン11は、判断部としての機能において、前回の撮影と今回の撮影との間隔が1s以上と判断された場合(前回の撮影と今回の撮影との間隔が1s未満と判断されない場合)、今回の撮影において、第1実施形態と同じモニタ発光量決定部としての機能により決定したモニタ発光量でモニタ発光させる。
次に、第3実施形態のカメラマイコン11において、モニタ発光及び本発光を行う場合の処理手順について説明する。図5は、第3実施形態のカメラマイコン11において、モニタ発光及び本発光を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、撮影指示は、モニタ発光及び本発光を伴う被写体像の撮影を意味する。
図5に示すステップS11において、カメラマイコン11は、レリーズスイッチ18を介して撮影者による撮影指示が入力されたか否かを判定する。ステップS11の判定がYESであれば、処理はステップS12へ移行する。また、ステップS11の判定がNOであれば、処理はステップS11へ戻る。
ステップS12において、カメラマイコン11は、前回の撮影から1s未満か否かを判定する。このステップS12の判定がNOであれば、処理はステップS13へ移行する。また、ステップS12の判定がYESであれば、処理はステップS23へ移行する。
図5に示すステップS13〜ステップS20までの処理は、図3に示すステップS2〜S9までの処理と同じであるため、説明を省略する。
ステップS21において、カメラマイコン11は、ステップS14又はステップS18で決定したモニタ発光量をメモリに記憶する。
ステップS22において、カメラマイコン11は、次の撮影指示があるか否かを判定する。ステップS22の判定がYESであれば、処理はステップS12へ戻る。また、ステップS22の判定がNOであれば、処理を終了する。
ステップS21において、カメラマイコン11は、ステップS14又はステップS18で決定したモニタ発光量をメモリに記憶する。
ステップS22において、カメラマイコン11は、次の撮影指示があるか否かを判定する。ステップS22の判定がYESであれば、処理はステップS12へ戻る。また、ステップS22の判定がNOであれば、処理を終了する。
一方、ステップS23(ステップS12:YES)において、カメラマイコン11は、メモリに記憶されているモニタ発光量のフラグに基づいて、1回目のモニタ発光量を決定する。即ち、カメラマイコン11は、メモリにモニタ発光量MonHL「1」のフラグが記憶されている場合には、1回目のモニタ発光を大モニタ発光量に決定する。また、カメラマイコン11は、メモリにモニタ発光量MonHL「0」のフラグが記憶されている場合には、1回目のモニタ発光を小モニタ発光量に決定する。ステップS23の処理が終了すると、処理はステップS15へ移行する。この場合、ステップS23で決定したモニタ発光量で1回目のモニタ発光が行われる。
上述した第3実施形態によれば、前回の撮影から今回の撮影までの間隔が1s未満の場合、メモリに記憶されているモニタ発光量のフラグに基づいて今回のモニタ発光量が決定される。そのため、撮影が1s未満で連続する場合において、より速くモニタ発光量を決定することができる。また、前回の撮影から今回の撮影までの間隔が1s以上の場合、撮影条件に基づいてモニタ発光量が決定される。そのため、撮像部12による撮影が1s以上開く場合において、より適切なモニタ発光量を決定することができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明は以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、カメラマイコン11が1回目のモニタ発光における反射光量予測値を算出する際の撮影条件として、絞り値及び撮影距離を用いる例について説明した。これに限らず、撮影条件として、基準レンズからの偏差量を含めてもよい。基準レンズからの偏差量は、以下のようにして求められる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明は以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、カメラマイコン11が1回目のモニタ発光における反射光量予測値を算出する際の撮影条件として、絞り値及び撮影距離を用いる例について説明した。これに限らず、撮影条件として、基準レンズからの偏差量を含めてもよい。基準レンズからの偏差量は、以下のようにして求められる。
カメラ本体10に基準レンズ(例えば、焦点距離50mm、開放F1.4の標準レンズ)を装着し、基準となる明るさの被写体光を測光部13で検出したときに得られる光量を基準光量とする。そして、カメラ本体10に装着可能な各レンズについて、同じ条件で被写体光を測光部13で検出したときに得られる光量を取得し、基準光量からの偏差量を求め、これを基準レンズからの偏差量(以下、「偏差量」ともいう)とする。この偏差量は、カメラマイコン11のメモリ(不図示)に記憶される。カメラマイコン11は、カメラ本体10にレンズ鏡筒20が装着されると、そのレンズ鏡筒20に固有の偏差量をメモリから読み出し、撮影条件に含める。撮影条件として、基準レンズからの偏差量を含めることにより、1回目のモニタ発光における反射光量予測値を、より精度良く算出することができる。
(2)本実施形態では、発光部32の照射角が固定である場合を例に説明した。これに限らず、発光部32の照射角を、レンズ光学系21の焦点距離に連動させてもよい。この場合、レンズ光学系21の焦点距離が広角側に設定されると、発光部32の照射角は広くなる。また、レンズ光学系21の焦点距離が望遠側に設定されると、発光部32の照射角は狭くなる。発光部32の照射角が変化すると、被写体までの撮影距離が同じであっても、ガイドナンバは変化する。そのため、小モニタ発光及び大モニタ発光におけるガイドナンバは、発光部32において設定可能な照射角に応じて設定される。発光用マイコン31からは、設定可能な照射角(例えば、広角/望遠の2段階)毎のガイドナンバがカメラマイコン11に送信される。例えば、広角側において、小モニタ発光のガイドナンバが「5」、大モニタ発光のガイドナンバが「50」の場合に、望遠側では、小モニタ発光のガイドナンバが「10」、大モニタ発光のガイドナンバが「100」となる。発光部32の照射角に応じて、モニタ発光におけるモニタ発光量を変化させることにより、1回目のモニタ発光における反射光量予測値を、より精度良く算出することができる。
(3)本実施形態では、モニタ発光の発光量として、小モニタ発光、大モニタ発光の2つについて説明した。これに限らず、モニタ発光の発光量として、小モニタ発光、中モニタ発光、大モニタ発光の3つを設定してもよい。この場合も、発光部32の照射角に応じて、各モニタ発光のガイドナンバは変化する。例えば、広角側において、小モニタ発光のガイドナンバが「5」、中モニタ発光のガイドナンバが「50」、大モニタ発光のガイドナンバが「500」の場合に、望遠側では、小モニタ発光のガイドナンバが「10」、中モニタ発光のガイドナンバが「100」、大モニタ発光のガイドナンバが「1000」となる。なお、上記説明において例示したガイドナンバは、ガイドナンバの比率を示すために設定した数値であり、実際のガイドナンバとは異なる。
(4)本実施形態では、カメラ1を、カメラ本体10に対してレンズ鏡筒20及び発光装置30が着脱自在なデジタル一眼レフカメラとした場合について説明した。これに限らず、カメラ1は、カメラ本体10、レンズ鏡筒20及び発光装置30が一体型であってもよいし、カメラ本体10とレンズ鏡筒20が一体型であり、発光装置30がカメラ本体10に対して着脱自在であってもよい。また、発光装置30が、カメラ本体10に内蔵された構成であってもよい。更に、カメラ1は、いわゆるコンパクトカメラであってもよいし、ミラーレスタイプのデジタルカメラであってもよい。
また、上記実施形態及び変形形態は適宜に組み合わせて用いることができるが、各実施形態の構成は、図示と説明により明らかであるため、詳細な説明を省略する。更に、本発明は、以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、10:カメラ本体、11:カメラマイコン、12:撮像部、13:測光部、20:レンズ鏡筒、21:レンズ光学系、22:絞り、23:レンズマイコン、30:発光装置、31:発光用マイコン、32:発光部
Claims (12)
- 撮影条件が入力される入力部と、
前記撮影条件に基づいて、発光部から照射されるモニタ発光のモニタ発光量を決定するモニタ発光量決定部と、
前記モニタ発光量決定部で決定されたモニタ発光量により、前記発光部におけるモニタ発光の照射を制御するモニタ発光制御部と、
を備える発光制御装置。 - 請求項1に記載の発光制御装置において、
前記モニタ発光量決定部は、前記撮影条件として、撮影光学系の絞り値、撮影光学系の透過率、被写体までの撮影距離情報の少なくとも1つを用いてモニタ発光量を決定すること、
を特徴とする発光制御装置。 - 請求項1又は2に記載の発光制御装置において、
前記モニタ発光量決定部は、前記モニタ発光量を決定する前に、前記発光部から照射されるモニタ発光の発光量情報を取得すること、
を特徴とする発光制御装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の発光制御装置において、
前記モニタ発光量決定部は、前記発光部から複数回照射されるモニタ発光のうち、1回目のモニタ発光量を決定すること、
を特徴とする発光制御装置。 - 請求項4に記載の発光制御装置において、
前記モニタ発光量決定部は、1回目のモニタ発光により得られた反射光量に基づいて、2回目のモニタ発光量を決定すること、
を特徴とする発光制御装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の発光制御装置において、
被写体光の光量を検出する測光センサと、
被写体光による被写体像を撮像する撮像素子と、
を備えることを特徴とする発光制御装置。 - 請求項6に記載の発光制御装置において、
1回目のモニタ発光により、前記測光センサの飽和条件値が所定の閾値以上になるか否かを判定する飽和条件判定部を備え、
前記モニタ発光量決定部は、モニタ発光量として、少なくとも大モニタ発光量と、これよりも発光量の小さい小モニタ発光量とを決定可能であり、前記飽和条件判定部で前記測光センサの飽和条件値が所定の閾値以上になると判定された場合には、1回目のモニタ発光量として前記小モニタ発光量を決定すること、
を特徴とする発光制御装置。 - 発光部がモニタ発光するように制御するモニタ発光制御部と、
第1撮影におけるモニタ発光のモニタ発光量を記憶する記憶部と、を含み、
前記モニタ発光制御部は、前記第1撮影よりも後の第2撮影において、前記記憶部に記憶された前記第1撮影におけるモニタ発光のモニタ発光量に対応する発光量でモニタ発光を行うこと、
を特徴とする発光制御装置。 - 第1撮影と、当該第1撮影よりも後の第2撮影との間隔が所定時間よりも小さいか否かを判断する判断部と、
発光部を第1発光量でモニタ発光させる制御と、前記発光部を前記第1発光量とは異なる第2発光量でモニタ発光させる制御とが可能なモニタ発光制御部と、を含み、
前記モニタ発光制御部は、前記判断部により、前記第1撮影と前記第2撮影との間隔が前記所定時間よりも小さいと判断された場合、前記第1撮影において前記第1発光量でモニタ発光させる制御を行ったときは、前記第2撮影において前記第1発光量でモニタ発光させる制御を行い、前記第1撮影において前記第2発光量でモニタ発光させる制御を行ったときは、前記第2撮影において前記第2発光量でモニタ発光させる制御を行うこと、
を特徴とする発光制御装置。 - 請求項9に記載の発光制御装置において、
前記モニタ発光制御部は、前記第1撮影及び前記第2撮影において複数回のモニタ発光をさせる制御が可能であり、
前記判断部により、前記第1撮影及び前記第2撮影との間隔が前記所定時間よりも小さいと判断された場合、前記第1撮影における本発光の時刻に最も近い時刻に照射されたモニタ発光のモニタ発光量が前記第1発光量であったとき、前記第2撮影における本発光の時刻から最も離れた時刻に照射されるモニタ発光のモニタ発光量を前記第1発光量とし、前記第1撮影における本発光の時刻に最も近い時刻に照射されたモニタ発光のモニタ発光量が前記第2発光量であったとき、前記第2撮影における本発光の時刻から最も離れた時刻に照射されるモニタ発光のモニタ発光量を前記第2発光量とすること、
を特徴とする発光制御装置。 - 請求項9又は請求項10に記載の発光制御装置において、
撮影条件に基づいてモニタ発光のモニタ発光量を決定するモニタ発光量決定部を有し、
前記モニタ発光制御部は、前記判断部により、前記第1撮影及び前記第2撮影との間隔が前記所定時間よりも小さいと判断されない場合、前記第2撮影において前記モニタ発光量決定部が決定したモニタ発光量でモニタ発光させること、
を特徴とする発光制御装置。 - 請求項1から11のいずれか一項に記載の発光制御装置を備えた撮像装置。
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JP2018010116A (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | キヤノン株式会社 | 処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体 |
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