JP2015059733A - 吸収冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】全負荷付近における運転で効率を改善した吸収冷凍機を提供する。
【解決手段】吸収冷凍機1は、熱源蒸気Hの熱で吸収液を再生する再生器30と、並列に設けられて共に第1の吸収液Swを流す吸収液熱交換管18A及び吸収液熱回収管18Bと、第1の吸収液Swに第2の吸収液Saと熱交換させる熱交換器81及びドレン液Dの熱を回収させる熱回収器82と、吸収液熱回収管18Bに配設されて定格流量よりも大きい最大流量を通過させる絞り機構85と、2つの管18A、18Bを流れる第1の吸収液Swの流量の割合を熱回収器82におけるドレン液Dの第1の吸収液Swに対する比に応じて調節する流量調節機構84とを備える。而して、冷却水の温度が定格運転時よりも低くなった場合に吸収液熱回収管18Bを流れる第1の吸収液Swの流量を最大で最大流量まで増加させてドレン液Dから回収する熱量を増加させることで効率を改善することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は吸収冷凍機に関し、特に効率を改善した吸収冷凍機に関する。
吸収冷凍機は、吸収液に吸収させる冷媒が、液体から気体に相変化する際の気化熱を冷水から奪うことで、冷水を冷却する。吸収冷凍機は、冷媒を蒸発させる蒸発器と、蒸発器で発生した冷媒の蒸気を濃度が高い吸収液(濃溶液)で吸収する吸収器と、冷媒を吸収した濃度が低い吸収液(希溶液)を加熱して冷媒を離脱させる再生器と、再生器で離脱した冷媒の蒸気を凝縮させて蒸発器に搬送される冷媒液とする凝縮器とを主要構成機器として備えている。吸収冷凍機では、効率向上のため、再生器から吸収器へ搬送される濃溶液と、吸収器から再生器へ搬送される希溶液とで熱交換を行わせる溶液熱交換器が設けられるのが一般的である。吸収冷凍機には、再生器における希溶液の加熱源として蒸気(熱源蒸気)を用いるものがある。
熱源蒸気を用いる吸収冷凍機の効率をさらに向上させるため、再生器において希溶液を加熱することに伴って熱源蒸気が凝縮して生じるドレン液からも熱を回収するものがある。このような吸収冷凍機として、希溶液にドレン液の熱を回収させるドレン熱回収器と、希溶液と濃溶液とで熱交換を行わせる溶液熱交換器とを並列に設置し、ドレン熱回収器に供給される希溶液流量を制御する流量制御機構を設け、吸収冷凍機の負荷が減少するのに応じてドレン熱回収器に供給される希溶液流量を減少させるように制御するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−287805号公報
しかしながら、特許文献1に記載の吸収冷凍機は、吸収冷凍機の負荷が減少した部分負荷運転時に効率を向上させることができるに留まり、全負荷付近における運転時に、例えば吸収器に供給される冷却水の温度が低下する等により循環する吸収液の流量が減少する場合は、ドレン液の流量に見合った熱量を回収できなくなる。
本発明は上述の課題に鑑み、全負荷付近における運転で冷却水の温度が定格運転時よりも低くなった場合の効率を改善した吸収冷凍機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る吸収冷凍機は、例えば図1に示すように、相変化を伴う冷媒と、冷媒が混合した吸収液とのサイクルによって熱を移動させる吸収冷凍機1であって;第1の吸収液Swと熱源蒸気Hとを導入し、熱源蒸気Hが保有する熱で第1の吸収液Swを加熱して第1の吸収液Swから冷媒Vgを蒸発させることで第1の吸収液Swよりも濃度が高い第2の吸収液Saを生成する再生器30と;再生器30に導入される第1の吸収液Swを流す吸収液熱交換管18Aと;再生器30に導入される第1の吸収液Swを流す吸収液熱回収管18Bであって、吸収液熱交換管18Aに対して並列に配置された吸収液熱回収管18Bと;吸収液熱交換管18Aに配設された熱交換器81であって、吸収液熱交換管18Aを流れる第1の吸収液Swと、再生器30から導出された第2の吸収液Saとで熱交換を行わせる熱交換器81と;吸収液熱回収管18Bに配設された熱回収器82であって、吸収液熱回収管18Bを流れる第1の吸収液Swに、再生器30で熱源蒸気Hが凝縮して生じたドレン液Dの熱を回収させる熱回収器82と;吸収液熱回収管18Bに配設された絞り機構85であって、定格流量よりも大きい最大流量を通過させる絞り機構85と;吸収液熱交換管18Aを流れる第1の吸収液Swの流量と、吸収液熱回収管18Bを流れる第1の吸収液Swの流量との割合を調節する流量調節機構84であって、熱回収器82に導入されるドレン液Dの流量の熱回収器82に導入される第1の吸収液Swの流量に対する比の増加に伴って、吸収液熱回収管18Bを流れる第1の吸収液Swの流量の吸収液熱交換管18Aを流れる第1の吸収液Swの流量に対する比が増加するように、割合の調節を行う流量調節機構84とを備える。
このように構成すると、冷却水の温度が定格運転時よりも低くなって循環する吸収液の流量が減少し、熱回収器に導入されるドレン液の流量の熱回収器に導入される第1の吸収液の流量に対する比が増加した場合に、吸収液熱回収管を流れる第1の吸収液の流量を最大で最大流量まで増加させてドレン液から回収する熱量を増加させることが可能となり、吸収冷凍機の効率を改善することができる。
また、本発明の第2の態様に係る吸収冷凍機は、例えば図1を参照して示すと、上記本発明の第1の態様に係る吸収冷凍機1において、絞り機構85がオリフィスである。
このように構成すると、絞り機構の設置及び調節(交換)が簡便になる。
また、本発明の第3の態様に係る吸収冷凍機は、例えば図1に示すように、上記本発明の第1の態様又は第2の態様に係る吸収冷凍機1において、熱交換器81の下流側の吸収液熱交換管18Aを流れる第1の吸収液Swの温度を検出する交換温度検出器51と;熱回収器82の下流側の吸収液熱回収管18Bを流れる第1の吸収液Swの温度を検出する回収温度検出器52と;交換温度検出器51で検出された温度と回収温度検出器52で検出された温度との差が所定の範囲になるように流量調節機構84を制御する制御装置60とを備える。
このように構成すると、簡便に適切な流量配分を行うことができる。
本発明によれば、冷却水の温度が定格運転時よりも低くなって循環する吸収液の流量が減少し、熱回収器に導入されるドレン液の流量の熱回収器に導入される第1の吸収液の流量に対する比が増加した場合に、吸収液熱回収管を流れる第1の吸収液の流量を最大で最大流量まで増加させてドレン液から回収する熱量を増加させることが可能となり、吸収冷凍機の効率を改善することができる。
本発明の実施の形態に係る吸収冷凍機の模式的系統図である。 ドレン液の流量と、ドレン熱回収器及び溶液熱交換器に導入される希溶液流量の割合との関係を示すグラフである。 冷却水入口温度をパラメータとした吸収冷凍機の負荷率と熱源蒸気の消費率との関係を示すグラフであり、(A)は負荷率の低下に伴ってドレン熱回収器に導入される希溶液の流量の溶液熱交換器に導入される希溶液の流量に対する比を低下させた場合のグラフ、(B)は吸収冷凍機の冷却水の入口温度の低下に伴ってドレン熱回収器に導入される希溶液の流量の溶液熱交換器に導入される希溶液の流量に対する比を増加させた場合のグラフである。 流量調節機構の変形例を示す部分系統図である。 (A)はパラレルフローの二重効用吸収冷凍機の溶液側の部分系統図、(B)はリバースフローの二重効用吸収冷凍機の溶液側の部分系統図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る吸収冷凍機1を説明する。図1は、吸収冷凍機1の模式的系統図である。吸収冷凍機1は、吸収冷凍サイクルを行う主要構成機器として、吸収器10と、蒸発器20と、再生器30と、凝縮器40とを備えている。また、吸収冷凍機1は、制御装置60を備えている。吸収冷凍機1は、吸収液に対して冷媒が相変化をしながら循環することで熱移動を行わせ、被冷却媒体である冷水Cの温度を低下させる機器である。以下の説明において、吸収液に関し、吸収冷凍サイクル上における区別を容易にするために、性状や吸収冷凍サイクル上の位置に応じて、「希溶液Sw」、「濃溶液Sa」等と呼称するが、性状等を不問にするときは総称して「溶液S」ということとする。また、冷媒に関し、吸収冷凍サイクル上における区別を容易にするために、性状や吸収冷凍サイクル上の位置に応じて、「蒸発器冷媒蒸気Ve」、「再生器冷媒蒸気Vg」、「冷媒液Vf」等と呼称するが、性状等を不問にするときは総称して「冷媒V」ということとする。本実施の形態では、溶液S(吸収剤と冷媒との混合物)としてLiBr水溶液が用いられており、冷媒Vとして水(HO)が用いられているが、これに限らず他の冷媒、溶液(吸収剤)の組み合わせで使用してもよい。
吸収器10は、蒸発器20で発生した蒸発器冷媒蒸気Veを第2の吸収液としての濃溶液Saで吸収する機器である。吸収器10は、冷却水Qを流す冷却水流路としての冷却管11と、濃溶液Saを冷却管11の外面に向けて散布する濃溶液散布ノズル12とを、吸収器缶胴17の内部に有している。濃溶液散布ノズル12は、散布した濃溶液Saが冷却管11に降りかかるように、冷却管11の上方に配設されている。なお、濃溶液散布ノズル12は、スプレーノズル以外の、冷却管11の外面に濃溶液Saを供給することができる装置(例えば、毛細管現象を利用した滴下装置等)で構成されていてもよい。吸収器10は、散布された濃溶液Saが蒸発器冷媒蒸気Veを吸収することで濃度の低下した第1の吸収液としての希溶液Swを吸収器缶胴17の下部に貯留すると共に、濃溶液Saが蒸発器冷媒蒸気Veを吸収した際に発生した吸収熱を冷却水Qが奪うように構成されている。冷却管11には、吸収冷凍機1外の冷却塔(不図示)で冷却された冷却水Qを導入する冷却水入口管11aが一端に接続されている。冷却管11の他端には、冷却水連絡管58が接続されている。冷却水入口管11aには、冷却管11に導入される冷却水Qの温度を検出する冷却水温度検出器としての冷却水温度計15が設けられている。冷却水温度計15は、制御装置60と信号ケーブルで接続されており、検出した冷却水Qの温度を信号として制御装置60に送信することができるように構成されている。
蒸発器20は、冷水Cの熱で冷媒液Vfを蒸発させて蒸発器冷媒蒸気Veを発生させることにより冷水Cを冷却する機器である。蒸発器20は、冷水Cを流す冷水流路としての蒸発管21と、冷媒液Vfを蒸発管21の外面に向けて散布する冷媒液散布ノズル22とを、蒸発器缶胴27の内部に有している。冷媒液散布ノズル22は、散布した冷媒液Vfが蒸発管21に降りかかるように、蒸発管21の上方に配設されている。なお、冷媒液散布ノズル22は、スプレーノズル以外の、蒸発管21の外面に冷媒液Vfを供給することができる装置(例えば、毛細管現象を利用した滴下装置等)で構成されていてもよい。また、蒸発器20は、蒸発器缶胴27の下部に貯留されている冷媒液Vfを冷媒液散布ノズル22に導く冷媒液管28と、冷媒液管28内の冷媒液Vfを冷媒液散布ノズル22に送る冷媒ポンプ29とを有している。蒸発器20は、蒸発管21の外面に散布された冷媒液Vfが蒸発して蒸発器冷媒蒸気Veとなるための気化熱を、蒸発管21内を流れる冷水Cから奪うことで冷水Cを冷却し、散布された冷媒液Vfのうち蒸発しなかった冷媒液Vfが蒸発器缶胴27の下部に貯留されるように構成されている。
本実施の形態では、吸収器10と蒸発器20とは隣接して配置されており、吸収器缶胴17の上部と蒸発器缶胴27の上部とが連通している。このような構成により、蒸発器缶胴27の内部で発生した蒸発器冷媒蒸気Veを吸収器缶胴17の内部に導くことができるようになっている。
再生器30は、希溶液Swを導入し、加熱することで、希溶液Sw中の冷媒Vを離脱させ、濃溶液Saを生成する機器である。再生器30において、希溶液Swから離脱した冷媒Vは蒸気の状態であり、この冷媒Vの蒸気を再生器冷媒蒸気Vgということとする。再生器30は、希溶液Swを加熱する加熱部31と、導入した溶液Sを貯留する再生器缶胴37とを有している。加熱部31は、再生器缶胴37の内部に配設されている。加熱部31は、熱源蒸気Hを導入する熱源蒸気管32が接続されており、導入した熱源蒸気Hが保有する熱で、溶液Sを加熱することができるように構成されている。また、加熱部31には、熱源蒸気Hが溶液Sに熱を与えたことで凝縮して生じたドレン液Dを排出するドレン管33が接続されている。
凝縮器40は、再生器30で希溶液Swから蒸発した再生器冷媒蒸気Vgを導入し冷却して凝縮させ、蒸発器20に送る冷媒液Vfを生成する機器である。凝縮器40は、冷却水Qの流路を形成する部材である凝縮管41を、凝縮器缶胴47の内部に有している。凝縮管41の一端には、一端が冷却管11に接続されている冷却水連絡管58の他端が接続されている。凝縮管41の他端には、吸収冷凍機1外の冷却塔(不図示)に向けて冷却水Qを導出する冷却水出口管41bが接続されている。冷却水出口管41bを流れる冷却水Qは、冷却塔(不図示)で冷却されて冷却水入口管11aに供給されるように構成されている。
凝縮器缶胴47は、再生器缶胴37に近接して配設されている。本実施の形態では、再生器缶胴37の上部と凝縮器缶胴47の上部とは、再生器冷媒蒸気流路35を介して連通している。凝縮器40は、再生器冷媒蒸気流路35を介して再生器30から再生器冷媒蒸気Vgを導入し、凝縮管41を流れる冷却水Qに再生器冷媒蒸気Vgの熱を奪わせて、再生器冷媒蒸気Vgを凝縮させて冷媒液Vfにするように構成されている。本実施の形態では、凝縮器缶胴47及び再生器缶胴37は、蒸発器缶胴27及び吸収器缶胴17の上方に配設されている。凝縮器缶胴47の底部又は下部と蒸発器缶胴27とは、凝縮冷媒液管48で接続されており、凝縮器缶胴47内の冷媒液Vfを位置ヘッド及び両者の内圧の差で蒸発器缶胴27内に導くことができるように構成されている。
吸収器缶胴17の底部又は下部と、再生器缶胴37とは、希溶液管18で接続されている。希溶液管18には、溶液ポンプ19が配設されている。希溶液管18は、溶液ポンプ19の下流側で、吸収液熱交換管としての交換希溶液管18Aと、吸収液熱回収管としての回収希溶液管18Bと、の2つに分岐している。交換希溶液管18A及び回収希溶液管18Bは、再生器缶胴37の上流側で統合されている。吸収冷凍機1は、溶液ポンプ19により、吸収器缶胴17の希溶液Swを再生器缶胴37内に搬送することができるように構成されている。再生器缶胴37内では、導入された希溶液Swが、入口から出口に移動するに連れて希溶液Sw中から冷媒Vが離脱して濃度が上昇するようになっている。
再生器缶胴37の濃溶液Saが導出される部分と、吸収器10の濃溶液散布ノズル12とは、濃溶液管38で接続されている。吸収冷凍機1は、溶液ポンプ19によって希溶液Swが再生器缶胴37に搬送され、再生器缶胴37内で冷媒Vが離脱して生成された濃溶液Saが、濃溶液管38を介して濃溶液散布ノズル12に導入されるように構成されている。交換希溶液管18A及び濃溶液管38には、交換希溶液管18Aを流れる希溶液Swと濃溶液管38を流れる濃溶液Saとの間で熱交換を行わせる熱交換器としての溶液熱交換器81が挿入されて配置されている。回収希溶液管18B及びドレン管33には、ドレン管33を流れるドレン液Dの熱を、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swに回収させて希溶液Swの温度を上昇させる熱回収器としてのドレン熱回収器82が挿入されて配置されている。
また、回収希溶液管18Bには、ドレン熱回収器82よりも上流側に、最小流量オリフィス83と、絞り機構としての最大流量オリフィス85とが、希溶液Swの流れ方向に見てこの順で配設されている。最小流量オリフィス83は、回収希溶液管18Bにおける最小流量の希溶液Swを流す口径に形成されている。ここで、最小流量は、最低限確保することが必要な希溶液Swの流量である。最大流量オリフィス85は、回収希溶液管18Bにおける最大流量の希溶液Swを流す口径に形成されている。ここで、最大流量は、定格流量よりも大きく、例えば冷却水Qの入口温度との関係で回収希溶液管18Bを流れることを許容する最大の流量である。定格流量は、吸収冷凍機1が定格運転を行っている際に、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの最適な流量である。定格運転は、想定された使用条件で吸収冷凍機1が運転することであり、想定された使用条件として、冷却水Qの入口温度、冷水Cの出口温度、熱源蒸気Hの圧力等が挙げられる。
また、回収希溶液管18Bには、最小流量オリフィス83を迂回するように、バイパス管18Bbが設けられている。バイパス管18Bbは、最大流量の希溶液Swを流すことができる口径に形成されている。バイパス管18Bbには、流量調節機構としての希溶液流量制御弁84が配設されている。希溶液流量制御弁84は、開度を調節することにより、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量を、最小流量と最大流量との間で任意に調節することができるように構成されている。希溶液流量制御弁84の開度を調節することで、交換希溶液管18Aを流れる希溶液Swの流量と、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量との割合を調節することができるように構成されている。
溶液熱交換器81より下流側の交換希溶液管18Aには、溶液熱交換器81から導出された希溶液Swの温度を検出する交換温度検出器としての交換温度計51が設けられている。交換温度計51は、制御装置60と信号ケーブルで接続されており、検出した希溶液Swの温度を信号として制御装置60に送信することができるように構成されている。ドレン熱回収器82より下流側の回収希溶液管18Bには、ドレン熱回収器82から導出された希溶液Swの温度を検出する回収温度検出器としての回収温度計52が設けられている。回収温度計52は、制御装置60と信号ケーブルで接続されており、検出した希溶液Swの温度を信号として制御装置60に送信することができるように構成されている。
制御装置60は、吸収冷凍機1の動作を制御する機器である。制御装置60は、溶液ポンプ19及び冷媒ポンプ29と、それぞれ信号ケーブルで接続されており、これらの発停を制御することができるように構成されている。また、制御装置60は、冷却水温度計15から冷却水Qの温度の信号を受信することができるように構成されている。また、制御装置60は、交換温度計51及び回収温度計52のそれぞれから、希溶液Swの温度の信号を受信することができるように構成されている。また、制御装置60は、希溶液流量制御弁84と信号ケーブルで接続されており、希溶液流量制御弁84の開度を調節することができるように構成されている。また、制御装置60は、後述する吸収冷凍機1の作用で説明するような吸収冷凍機1の制御を行うことができるように構成されている。
引き続き図1を参照して、吸収冷凍機1の作用を説明する。まず、吸収冷凍機1の定常運転時の作用を説明する。吸収冷凍機1の定常運転時は、制御装置60からの指令により、溶液ポンプ19及び冷媒ポンプ29がそれぞれ稼働している。冷媒V側のサイクルについて見ると、再生器冷媒蒸気流路35を介して再生器30から凝縮器40に導入された再生器冷媒蒸気Vgは、凝縮管41を流れる冷却水Qに冷却されて凝縮し、冷媒液Vfとなって凝縮器缶胴47の下部に貯留される。再生器冷媒蒸気Vgを冷却した冷却水Qは、温度が上昇して冷却水出口管41bから導出され、冷却塔(不図示)に供給される。凝縮器缶胴47内の冷媒液Vfは、凝縮冷媒液管48を介して蒸発器缶胴27内に導入される。
凝縮器缶胴47から蒸発器缶胴27に導入された冷媒液Vfは、冷媒液散布ノズル22から散布されて蒸発しなかった冷媒液Vfと混合して蒸発器缶胴27の下部に貯留される。蒸発器缶胴27内の冷媒液Vfは、冷媒ポンプ29により、冷媒液管28を流れて冷媒液散布ノズル22に至る。冷媒液散布ノズル22に至った冷媒液Vfは、蒸発管21に向けて散布され、蒸発管21を流れる冷水Cの熱を得て一部が蒸発して蒸発器冷媒蒸気Veとなり、吸収器缶胴17に導入される。散布された冷媒液Vfに熱を奪われた冷水Cは、温度が低下して蒸発管21から導出され、空気調和機等の冷水Cの利用場所に供給される。冷媒液散布ノズル22から散布されて蒸発しなかった冷媒液Vfは、凝縮器缶胴47から導入された冷媒液Vfと混合して蒸発器缶胴27の下部に貯留される。
次に吸収冷凍機1の溶液S側のサイクルを見ると、吸収器缶胴17内の希溶液Swは、溶液ポンプ19により、まず希溶液管18を流れ、交換希溶液管18Aと回収希溶液管18Bとに分流し、溶液熱交換器81及びドレン熱回収器82でそれぞれ温度が上昇した後に、本実施の形態では再び1本の希溶液管18に合流し、再生器缶胴37に導入される。なお、溶液熱交換器81及びドレン熱回収器82でそれぞれ温度が上昇した希溶液Swが、1本の希溶液管18に合流せず、別々に再生器缶胴37に導入されるように構成されていてもよい。再生器缶胴37に導入された希溶液Swは、加熱部31に供給された熱源蒸気Hが保有する熱によって加熱され、冷媒Vが離脱して濃溶液Saとなる。他方、希溶液Swから離脱した冷媒Vは、再生器冷媒蒸気Vgとして、再生器冷媒蒸気流路35を介して凝縮器缶胴47内に送られる。再生器缶胴37内で生成された濃溶液Saは、濃溶液管38を流れ、溶液熱交換器81において希溶液Swと熱交換して温度が低下したうえで濃溶液散布ノズル12に至る。なお、加熱部31で溶液Sに熱を与えた熱源蒸気Hは、凝縮してドレン液Dとなってドレン管33を流れ、ドレン熱回収器82において希溶液Swと熱交換して温度が低下したうえで吸収冷凍機1外に排出される。
濃溶液散布ノズル12に至った濃溶液Saは、冷却管11に向けて散布され、蒸発器20から導入された蒸発器冷媒蒸気Veを吸収し濃度が低下して希溶液Swとなる。吸収器缶胴17内において、濃溶液Saが蒸発器冷媒蒸気Veを吸収する際には吸収熱が発生する。この発生した吸収熱は、冷却管11を流れる冷却水Qによって除去される。冷却管11を流れる冷却水Qは、吸収熱を奪って温度上昇して冷却水連絡管58に導出され、凝縮器40の凝縮管41に供給される。吸収器缶胴17内で生じた希溶液Swは、吸収器缶胴17内に貯留される。
上述のように作用する吸収冷凍機1は、本実施の形態では、定格運転時、冷却水Qの入口温度が32℃、冷水Cの出口温度が7℃、負荷率が100%となっている。吸収冷凍機1は、制御装置60が、交換温度計51及び回収温度計52のそれぞれから希溶液Swの温度の信号を受信し、交換温度計51で検出された温度と回収温度計52で検出された温度との差が所定の範囲になるように、希溶液流量制御弁84の開度を調節する。詳細には、交換温度計51で検出された温度が回収温度計52で検出された温度よりも高い場合は、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が減少するように希溶液流量制御弁84の開度を調節し、逆に、交換温度計51で検出された温度よりも回収温度計52で検出された温度が高い場合は、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が増加するように希溶液流量制御弁84の開度を調節する。このように希溶液流量制御弁84を制御することで、再生器30に導入される希溶液Swの温度を最大化(希溶液Swが回収する熱を最大化)することができ、熱回収効率を向上させることができる。なお、交換温度計51で検出された温度と回収温度計52で検出された温度との差がゼロに近づくほど熱回収効率が高くなるため、所定の範囲はゼロであることが好ましいが、制御の安定性の観点から、所定の範囲は許容できる範囲で適宜設定するとよい。
ここで、冷却水Qの入口温度及び冷水Cの出口温度が変わらずに吸収冷凍機1の負荷が減少した場合、制御装置60は、再生器30の内圧と吸収器10の内圧との差に関連して、吸収器10から再生器30に搬送される希溶液Swの流量を減少させるように、溶液ポンプ19の吐出流量を制御する。また、再生器30の加熱部31から排出されてドレン熱回収器82に導入されるドレン液Dの流量やエンタルピが減少することとなる。ドレン熱回収器82に導入されるドレン液Dの流量やエンタルピが減少すると、ドレン熱回収器82において希溶液Swがドレン液Dから回収できる熱量が少なくなるため、回収温度計52で検出される温度が低下する。そして、回収温度計52で検出された温度が、交換温度計51で検出された温度よりも所定の範囲を超えて低下した場合、制御装置60は、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が減少するように希溶液流量制御弁84の開度を調節し、交換温度計51で検出された温度と回収温度計52で検出された温度との差が所定の範囲になるようにする。このようにして、吸収冷凍機1の負荷が減少した場合に、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量を減少させて、再生器30に導入される希溶液Swが回収する熱を最大化し、熱回収効率を向上させる。
他方、吸収冷凍機1が定格負荷付近で運転を行っている状態で、冷却水Qの入口温度が低下した場合、吸収冷凍機1の内圧が低下し、これに伴って濃溶液Saの流量が減少し、希溶液Swの流量も減少する。この場合、ドレン熱回収器82に導入されるドレン液Dの流量やエンタルピは若干低下するが、それ以上にドレン熱回収器82に供給される希溶液Swの流量が減少してしまい、回収温度計52で検出される温度が上昇する。そして、回収温度計52で検出された温度が、交換温度計51で検出された温度よりも所定の範囲を超えて上昇した場合、制御装置60は、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が増加するように希溶液流量制御弁84の開度を調節し、交換温度計51で検出された温度と回収温度計52で検出された温度との差が所定の範囲になるようにする。回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量は、最大流量まで増加させることができる。最大流量オリフィス85によって回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量の増加を最大流量にとどめることで、何らかの原因で回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が増加しすぎてしまって却ってドレン熱回収器82から導出された希溶液Swの温度が低下してしまうことを防ぐことができる。このようにして、冷却水Qの入口温度が低下した場合に、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量を増加させて、再生器30に導入される希溶液Swが回収する熱を最大化し、熱回収効率を向上させる。このように、本実施の形態では、交換温度計51で検出された温度と回収温度計52で検出された温度との差が所定の範囲になるように希溶液流量制御弁84の開度を調節することで、ドレン熱回収器82に導入されるドレン液Dの流量の、ドレン熱回収器82に導入される希溶液Swの流量に対する比(D/Sw)が所定の比率になるようにしている。ここで、所定の比率は、再生器30に導入される希溶液Swが回収する熱量を極力大きくすることができる比率であり、許容できる程度の幅があってもよい。
図2に、ドレン熱回収器82に導入されるドレン液Dの流量のドレン熱回収器82に導入される希溶液Swに対する比(D/Sw)と、ドレン熱回収器82に導入される希溶液Swの流量の溶液熱交換器81に導入される希溶液Swの流量に対する比(R)との関係のグラフを示す。図2に示すグラフは、説明の簡単のために両者の関係を線形にしているが、希溶液流量制御弁84の特性などにより、線形になっていなくてもかまわない。吸収冷凍機1が定格運転を行っているとき、比D/Swは定格点となり、このときの比Rは定格流量比Rrとなる。吸収冷凍機1の負荷率が低下して行き、加熱部31から排出されるドレン液Dが減少して行く、すなわち比D/Swが減少して行くと、制御装置60による希溶液流量制御弁84の制御によって回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が減少して行く、すなわち比Rが減少して行くこととなる。そして、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が最小流量となると、比Rは最低流量比Rminとなってこれよりも低下することはなくなる。他方、吸収冷凍機1に供給される冷却水Qの温度が低下して希溶液Swの流量が減少し、比D/Swが増加して行くと、制御装置60による希溶液流量制御弁84の制御によって回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が増加して行く、すなわち比Rが増加して行くこととなる。そして、回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が最大流量となると、比Rは最高流量比Rmaxとなってこれよりも増加することはなくなる。
図3(A)に、吸収冷凍機1の負荷率の低下に伴って比Rを低下させた場合における、冷却水Q入口温度をパラメータとした、吸収冷凍機1の負荷率と、熱源蒸気Hの消費率との関係のグラフを示す。図中、曲線Q20は冷却水Q入口温度が20℃のときのもの、曲線Q32は冷却水Q入口温度が32℃のときのものであり、それぞれ、破線はドレン熱回収器82に導入される希溶液Swの流量の溶液熱交換器81に導入される希溶液Swの流量に対する比Rを定格点から変化させない場合、実線は負荷率の低下に伴って比Rを低下させた場合を示している。図3(A)から分かるように、吸収冷凍機1の部分負荷運転時は、冷却水Q入口温度が高いほど、また、負荷率が低いほど、蒸気消費率の削減効果が大きい、すなわち効率が向上している。
図3(B)に、冷却水Qの入口温度の低下に伴って比Rを増加させた場合における、冷却水Q入口温度をパラメータとした、吸収冷凍機1の負荷率と、熱源蒸気Hの消費率との関係のグラフを示す。図中、曲線Q20は冷却水Q入口温度が20℃のときのもの、曲線Q32は冷却水Q入口温度が32℃のときのものであり、曲線Q20における破線はドレン熱回収器82に導入される希溶液Swの流量の溶液熱交換器81に導入される希溶液Swの流量に対する比Rを定格点から変化させない場合、実線は冷却水Q入口温度の低下に伴って比Rを増加させた場合を示している。図3(B)から分かるように、吸収冷凍機1の定格運転時は、冷却水Qの入口温度が低下すると、負荷率が高いほど、蒸気消費率の削減効果が大きい、すなわち効率が向上している。
以上で説明したように、本実施の形態に係る吸収冷凍機1によれば、負荷が減少して凝縮するドレン液Dの流量が減少した場合、あるいは、冷却水Qの入口温度が低下して希溶液Swの流量が減少した場合に、比D/Swの変動に応じて、交換希溶液管18Aを流れる希溶液Swの流量と回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量との割合を調節するので、再生器30に導入される希溶液Swが回収する熱を最大化することができ、効率を向上させることができる。また、希溶液Swの流量の割合を調節するに際し、交換温度計51で検出された温度と回収温度計52で検出された温度との差が所定の範囲になるように希溶液流量制御弁84の開度を調節するので、簡便に適切な流量配分を行うことができる。
以上の説明では、絞り機構が、最大流量オリフィス85であるとしたが、開度の調節が可能な弁(手動であるか自動であるかは問わない)であってもよい。絞り機構が開度の調節が可能な弁で構成されている場合、最大流量の設定を適宜変更することができる。他方、絞り機構が最大流量オリフィス85で構成されている場合は、最大流量が誤って変わってしまうことを防ぐことができる。なお、最大流量オリフィス85を用いる場合でも、オリフィスを入れ替えることで最大流量の設定を変更することが可能である。
以上の説明では、交換希溶液管18Aを流れる希溶液Swの流量と回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量との割合を調節するに際し、交換温度計51で検出された温度と回収温度計52で検出された温度との差が所定の範囲になるように希溶液流量制御弁84の開度を調節することとしたが、定格運転時の希溶液Swの流量の割合に対して、冷却水温度計15で検出された温度が低下するのに応じて回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が増加するように、希溶液流量制御弁84の開度を調節することとしてもよい。この場合、交換温度計51及び回収温度計52を省略してもよい。なお、冷却水温度計15で検出された温度に基づく制御を行わない場合は、冷却水温度計15を省略してもよい。
以上の説明では、流量調節機構が、最小流量オリフィス83を迂回するバイパス管18Bbに配設された、開度を無段階に調節可能な希溶液流量制御弁84で構成されているとしたが、以下のように構成されていてもよい。
図4は、流量調節機構の変形例を示す部分系統図である。図4に示す変形例の、図1に示す希溶液流量制御弁84まわりの構成との相違点は、以下の通りである。まず、最小流量オリフィス83と最大流量オリフィス85との間の回収希溶液管18Bに、定格流量の希溶液Swを流す定格流量オリフィス184が配設されている。最小流量オリフィス83を迂回する最小バイパス管318B(図1におけるバイパス管18Bbに相当)には、希溶液流量制御弁84(図1参照)に代えて、最小バイパス管318Bの流路を開閉する電磁弁283が配設されている。また、回収希溶液管18Bには、定格流量オリフィス184を迂回する定格バイパス管418Bが設けられている。定格バイパス管418Bには、その流路を開閉する電磁弁284が配設されている。電磁弁283を開にしたときの最小バイパス管318B、及び電磁弁284を開にしたときの定格バイパス管418Bは、最大流量の希溶液Swを流すことができる口径に形成されている。なお、図4に示す変形例では、最小流量オリフィス83と定格流量オリフィス184との間の回収希溶液管18Bに接続される管が、最小バイパス管318Bと定格バイパス管418Bとを兼ねている。
上述のように構成された図4に示す変形例では、最大流量オリフィス85の下流側の回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量が、2つの電磁弁283、284を開にしたときに最大流量となり、電磁弁283を開かつ電磁弁284を閉にしたときに定格流量となり、少なくとも電磁弁283を閉にしたときに最小流量となる。このように、図4に示す変形例では、制御装置が、各バイパス管に配設された電磁弁の開閉を切り替えるだけで、あらかじめ設定された複数の流量の中から選択された流量の希溶液Swを流すことができる。なお、図4に示す変形例では、最大流量、定格流量、最小流量の3種類の中から流量を選択する構成となっているが、任意の設定流量のオリフィスと、当該オリフィスを迂回する最大流量を流すことができるバイパス管(開閉弁が配設される)との組を、回収希溶液管18Bに設けることで、流量の選択の幅を広げることができる。
以上の説明では、冷却水Qが、吸収器11に導入された後に凝縮器40に導入される構成を例示したが、凝縮器40に導入された後に吸収器11に導入される構成であってもよく、吸収器10と凝縮器40とに並列に導入される構成であってもよい。
以上の説明では、理解の容易のために、吸収冷凍機1が単効用の構成であるとしたが、複数の再生器を有する多重効用の吸収冷凍機、あるいは、動作圧力の異なる複数の蒸発器/吸収器を有する吸収冷凍機にも適用することができる。
図5(A)は、パラレルフローの二重効用吸収冷凍機1Aの溶液側の部分系統図である。吸収冷凍機1Aは、主に以下の点で、吸収冷凍機1(図1参照)と異なっている。吸収冷凍機1Aは、再生器が高温再生器30Hと低温再生器30Lとに分かれている。吸収冷凍機1Aは、吸収器10から導出された希溶液Swが、高温再生器30H及び低温再生器30Lに並列に供給されるように構成されている。高温再生器30Hは、熱源蒸気Hを導入する加熱部31が高温再生器30Hに設けられており、導入した希溶液Swの流量を熱源蒸気Hで加熱して、高温濃溶液SaHを生成するように構成されている。低温再生器30Lは、高温再生器30Hで生成された冷媒の蒸気を熱源として、導入した希溶液Swを加熱し、低温濃溶液SaL生成するように構成されている。希溶液管18には、高温濃溶液SaHと低温濃溶液SaLとが混合した濃溶液Saと、希溶液Swとで熱交換させる低温溶液熱交換器81Lが配設されている。
希溶液管18には、低温溶液熱交換器81Lの下流側で、低温再生器30Lに希溶液Swを供給する低温希溶液管18Lが接続されている。希溶液管18は、低温希溶液管18Lとの分岐部よりも下流側で、交換希溶液管18Aと回収希溶液管18Bとに分岐している。交換希溶液管18Aと回収希溶液管18Bとの分岐部よりも下流側の構成は、吸収冷凍機1(図1参照)と同じであるが、低温溶液熱交換器81Lとの区別のため、交換希溶液管18Aに配設された熱交換器を、高温溶液熱交換器81Hということとする。また、高温再生器30Hから導出された高温濃溶液SaHを流す流路を、高温濃溶液管38Hということとする。高温濃溶液管38Hは、高温溶液熱交換器81Hの下流側で、低温再生器30Lから導出された低温濃溶液SaLを流す低温濃溶液管38Lに接続している。高温濃溶液管38Hと低温濃溶液管38Lとが接続した下流側は、濃溶液Saを吸収器10に導く濃溶液管38となっている。
吸収冷凍機1Aでは、高温濃溶液SaHが第2の吸収液に相当する。吸収冷凍機1Aにおいても、負荷が減少して凝縮するドレン液Dの流量が減少した場合、あるいは、冷却水の入口温度が低下して希溶液Swの流量が減少した場合に、交換希溶液管18Aを流れる希溶液Swの流量と回収希溶液管18Bを流れる希溶液Swの流量との割合を調節するので、高温再生器30Hに導入される希溶液Swが回収する熱を最大化することができ、効率を向上させることができる。
図5(B)は、リバースフローの二重効用吸収冷凍機1Bの溶液側の部分系統図である。吸収冷凍機1Bは、主に以下の点で、吸収冷凍機1A(図5(A)参照)と異なっている。吸収冷凍機1Bは、吸収器10から導出された希溶液Swが低温再生器30Lに供給され、低温再生器30Lで生成された低温濃溶液SaLが高温再生器30Hに供給されるように構成されている。吸収冷凍機1Bは、吸収器10と低温再生器30Lとが、希溶液Swを搬送する低温希溶液管18Lで接続されている。低温希溶液管18Lには、希溶液Swを圧送する低温溶液ポンプ19Lと、低温溶液熱交換器81Lとが配設されている。低温再生器30Lと高温再生器30Hとは、低温濃溶液SaLを高温再生器30Hに向けて搬送する高温希溶液管18Hで接続されている。高温希溶液管18Hには、低温濃溶液SaLの一部を流す低温濃溶液管38Lが接続されている。また、高温希溶液管18Hには、低温濃溶液管38Lとの接続部よりも下流側に、高温溶液ポンプ19Hが配設されている。高温希溶液管18Hは、高温溶液ポンプ19Hの下流側で、交換希溶液管18Aと回収希溶液管18Bとに分岐している。交換希溶液管18Aと回収希溶液管18Bとの分岐部よりも下流側の構成は、吸収冷凍機1A(図5(A)参照)と同じである。また、低温溶液熱交換器81Lと並列に低温熱回収器を配設し、熱回収器82で熱回収されたドレン液Dを低温熱回収器に導いてさらに熱回収を行ってもよい。この場合、高温溶液ポンプ19Hによって熱回収器82へ導入される吸収液の制御と同様の流量制御を、低温溶液熱交換器81Lと並列に配設された低温熱回収器に対して行ってもよい。
吸収冷凍機1Bでは、低温濃溶液SaLが第1の吸収液に相当し、高温濃溶液SaHが第2の吸収液に相当する。吸収冷凍機1Bにおいても、負荷が減少して凝縮するドレン液Dの流量が減少した場合、あるいは、冷却水の入口温度が低下して希溶液Swの流量が減少した場合に、交換希溶液管18Aを流れる低温濃溶液SaLの流量と回収希溶液管18Bを流れる低温濃溶液SaLの流量との割合を調節するので、高温再生器30Hに導入される低温濃溶液SaLが回収する熱を最大化することができ、効率を向上させることができる。
負荷が減少して凝縮するドレン液Dの流量が減少した場合、あるいは、冷却水の入口温度が低下して希溶液Swの流量が減少した場合に、比D/Swの変動に応じて、交換希溶液管18Aを流れる第1の吸収液の流量と回収希溶液管18Bを流れる第1の吸収液の流量との割合を調節する構成は、図1に示す吸収冷凍機1、図5(A)に示す吸収冷凍機1A、図5(B)に示す吸収冷凍機1Bのほか、シリーズフローの二重効用吸収冷凍機や、3つ以上の再生器を有する多重効用の吸収冷凍機、あるいは、動作圧力の異なる複数の蒸発器/吸収器を有する吸収冷凍機にも適用することができる。
1 吸収冷凍機
18A 交換希溶液管
18B 回収希溶液管
30 再生器
60 制御装置
81 熱交換器
82 熱回収器
84 希溶液流量制御弁
85 最大流量オリフィス
91 交換温度計
92 回収温度計
D ドレン液
H 熱源蒸気
Sa 濃溶液
Sw 希溶液
Vg 再生器冷媒蒸気

Claims (3)

  1. 相変化を伴う冷媒と、前記冷媒が混合した吸収液とのサイクルによって熱を移動させる吸収冷凍機であって;
    第1の吸収液と熱源蒸気とを導入し、前記熱源蒸気が保有する熱で前記第1の吸収液を加熱して前記第1の吸収液から冷媒を蒸発させることで前記第1の吸収液よりも濃度が高い第2の吸収液を生成する再生器と;
    前記再生器に導入される前記第1の吸収液を流す吸収液熱交換管と;
    前記再生器に導入される前記第1の吸収液を流す吸収液熱回収管であって、前記吸収液熱交換管に対して並列に配置された吸収液熱回収管と;
    前記吸収液熱交換管に配設された熱交換器であって、前記吸収液熱交換管を流れる前記第1の吸収液と、前記再生器から導出された前記第2の吸収液とで熱交換を行わせる熱交換器と;
    前記吸収液熱回収管に配設された熱回収器であって、前記吸収液熱回収管を流れる前記第1の吸収液に、前記再生器で前記熱源蒸気が凝縮して生じたドレン液の熱を回収させる熱回収器と;
    前記吸収液熱回収管に配設された絞り機構であって、定格流量よりも大きい最大流量を通過させる絞り機構と;
    前記吸収液熱交換管を流れる前記第1の吸収液の流量と、前記吸収液熱回収管を流れる前記第1の吸収液の流量との割合を調節する流量調節機構であって、前記熱回収器に導入される前記ドレン液の流量の前記熱回収器に導入される前記第1の吸収液の流量に対する比の増加に伴って、前記吸収液熱回収管を流れる前記第1の吸収液の流量の前記吸収液熱交換管を流れる前記第1の吸収液の流量に対する比が増加するように、前記割合の調節を行う流量調節機構とを備える;
    吸収冷凍機。
  2. 前記絞り機構がオリフィスである;
    請求項1に記載の吸収冷凍機。
  3. 前記熱交換器の下流側の前記吸収液熱交換管を流れる前記第1の吸収液の温度を検出する交換温度検出器と;
    前記熱回収器の下流側の前記吸収液熱回収管を流れる前記第1の吸収液の温度を検出する回収温度検出器と;
    前記交換温度検出器で検出された温度と前記回収温度検出器で検出された温度との差が所定の範囲になるように前記流量調節機構を制御する制御装置とを備える;
    請求項1又は請求項2に記載の吸収冷凍機。
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