JP2015056614A - 半導体装置部品および半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ナット挿入穴として使用可能な穴に隣接する壁の破損を回避することが可能な半導体装置部品および半導体装置を提供する。【解決手段】一の実施形態によれば、半導体装置部品は、ナット挿入穴として使用可能な第1の穴を有する第1の部分と、前記第1の穴に壁を介して隣接する第2の穴を有する第2の部分とを備える。さらに、前記第1の穴は、前記壁に面する第1の面と、前記第1の面に接する第2の面と、前記第2の面に接する第3の面と、前記第3の面に接し、前記第1の面と対向する第4の面と、前記第4の面に接し、前記第2の面と対向する第5の面と、前記第5の面と前記第1の面とに接し、前記第3の面と対向する第6の面とを有する。さらに、前記第1の面と前記第4の面との距離は、前記第2の面と前記第5の面との距離、および、前記第3の面と前記第6の面との距離よりも長い。【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、半導体装置部品および半導体装置に関する。
電力用半導体装置のケース部品は、外部配線の端子部品のネジ締結用のナットを挿入するためのナット挿入穴と、外部配線の端子部品を挿入するための端子部品挿入穴とを備えている。ナット挿入穴と端子部品挿入穴との間に十分な距離を確保できない場合、これらの穴の間の中間壁が薄くなる。その結果、この中間壁が、ネジ締結時のナットの回転力に耐えられずに破損する可能性がある。また、ナット挿入穴の周囲に、沿面距離を増やすための溝を配置する場合にも、ナット挿入穴に薄い中間壁が隣接することになり、この中間壁が破損する可能性がある。
ナット挿入穴として使用可能な穴に隣接する壁の破損を回避することが可能な半導体装置部品および半導体装置を提供する。
一の実施形態によれば、半導体装置部品は、ナット挿入穴として使用可能な第1の穴を有する第1の部分と、前記第1の穴に壁を介して隣接する第2の穴を有する第2の部分とを備える。さらに、前記第1の穴は、前記壁に面する第1の面と、前記第1の面に接する第2の面と、前記第2の面に接する第3の面と、前記第3の面に接し、前記第1の面と対向する第4の面と、前記第4の面に接し、前記第2の面と対向する第5の面と、前記第5の面と前記第1の面とに接し、前記第3の面と対向する第6の面とを有する。さらに、前記第1の面と前記第4の面との距離は、前記第2の面と前記第5の面との距離、および、前記第3の面と前記第6の面との距離よりも長い。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の半導体装置の構造を概略的に示す断面図である。
図1は、第1実施形態の半導体装置の構造を概略的に示す断面図である。
図1の半導体装置は、放熱板1と、絶縁基板2と、導電膜3、4、5と、半導体チップ6と、ボンディングワイヤ7と、半導体装置部品の例であるケース部品11と、外部配線12と、端子部品13と、ナット14と、ネジ15と、封止樹脂16とを備えている。
放熱板1は、半導体チップ6から発生した熱を逃がすための板部材である。放熱板1は例えば、熱伝導率の高い金属で形成されている。図1は、放熱板1の表面に平行で、互いに垂直なX方向およびY方向と、放熱板1の表面に垂直なZ方向とを示している。
本明細書においては、+Z方向を上方向として取り扱い、−Z方向を下方向として取り扱う。例えば、放熱板1と絶縁基板2との位置関係は、放熱板1が絶縁基板2の下方に位置していると表現される。
絶縁基板2は、導電膜3、4等により回路パターンが形成された第1の主面と、導電膜5等により回路パターンが形成された第2の主面とを有している。絶縁基板2は、例えばセラミックス基板である。また、導電膜3、4、5は、例えば金属膜である。絶縁基板2は、第1の主面を上向き、第2の主面を下向きにして、放熱板1上に配置されている。
半導体チップ6は、絶縁基板2上に導電膜3を介して配置されている。半導体チップ6は例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの電力用トランジスタを備える電力用半導体チップである。半導体チップ6は、ボンディングワイヤ7により導電膜4に電気的に接続されている。
ケース部品11は、放熱板1の半導体チップ6側に取り付けられている。本実施形態のケース部品11は、例えば樹脂で形成されている。ケース部品11は、第1の穴の例であるナット挿入穴11aと、第2の穴の例である端子部品挿入穴11bとを有している。なお、図1におけるナット挿入穴11aや端子部品挿入穴11bの位置やサイズは模式的なものであり、これらの詳細な位置やサイズは、後述する図2〜図4において説明する。
外部配線12は、半導体チップ6と外部端子とを電気的に接続するための配線である。外部配線12の先端部12aは、導電膜4に電気的に接続されている。
端子部品13は、ケース部品11上に、端子部品挿入穴11bに挿入された状態で配置されている。端子部品13の先端部は、ケース部品11の内部で外部配線12に取り付けられている。また、端子部品13は、ネジ挿入穴13aを有している。端子部品13は、ネジ挿入穴13aとナット挿入穴11aとが重なるようにケース部品11上に配置されている。
なお、端子部品13の先端部は、プリント基板を介して外部配線12に電気的に接続されていてもよい。この場合、各々の端子部品13の先端部は、1枚のプリント基板を介して複数本の外部配線12に電気的に接続されていてもよい。一般に、外部配線12が電源配線の場合には、端子部品13の先端部は外部配線12に直接接続され、外部配線12が信号配線の場合には、端子部品13の先端部は外部配線12にプリント基板を介して接続される。
ナット14は、ケース部品11のナット挿入穴11aに挿入されている。また、ネジ15は、端子部品13のネジ挿入穴13aを通してナット14に取り付けられている。その結果、端子部品13の位置は、ナット14とネジ15によりケース部品11に対して固定されている。なお、ネジ15は、端子部品13のネジ挿入穴13aと、半導体装置の外部に位置するケーブルの先端部のネジ挿入穴(図示せず)とを通して、ナット14に取り付けられていてもよい。
ケース部品11の内部の空間は、封止樹脂16により封止されている。封止樹脂16は例えば、シリコーンゲルである。
図2は、第1実施形態のケース部品11の構造を示す斜視図である。
図2に示すように、ケース部品11は、複数組のナット挿入穴11aと端子部品挿入穴11bとを備えている。これらの各組においては、端子部品挿入穴11bが、中間壁11cを介してナット挿入穴11aに隣接している。本実施形態の中間壁11cは、ケース部品11の他の部分と同じ樹脂で形成されている。また、本実施形態の中間壁11cの厚さは薄く設定されており、例えば2.0mm以下に設定されている。中間壁11cは、本開示の壁の例である。
符号P1は、ケース部品11における、ナット挿入穴11aを取り囲んでいる部分を示す。また、符号P2は、ケース部品11における、端子部品挿入穴11bを取り囲んでいる部分を示す。部分P1は、ナット挿入穴として使用可能な第1の穴を有する第1の部分の例である。また、部分P2は、第2の穴を有する第2の部分の例である。
図3は、第1実施形態のケース部品11へのナット14および端子部品13の取り付けについて説明するための斜視図である。
図3(a)は、ケース部品11のナット挿入穴11aにナット14が挿入された状態を示す。また、図3(b)は、ナット14が挿入されたナット挿入穴11a上に端子部品13が配置された状態を示す。その後、端子部品13のネジ挿入穴13aを通してネジ15をナット14に取り付けることにより、端子部品13の位置がケース部品11に対して固定される。
図4は、第1実施形態のケース部品11の構造を示す平面図である。図4は、一組のナット挿入穴11aと端子部品挿入穴11bとを示している。
図4のナット挿入穴11aは、中間壁11cに面する第1の面S1と、第1の面S1に接する第2の面S2と、第2の面S2に接する第3の面S3と、第3の面S3に接し、第1の面S1と対向する第4の面S4と、第4の面S4に接し、第2の面S2と対向する第5の面S5と、第5の面S5と第1の面S1とに接し、第3の面S3と対向する第6の面S6とを有しており、おおむね六角形の平面形状を有している。ナット挿入穴11aにナット14が挿入された場合、第1から第6の面S1〜S6はそれぞれ、ナット14の第1から第6の外壁面と対向することとなる。
符号K1は、第1の面S1と第2の面S2との間の角部を示し、符号K2は、第2の面S2と第3の面S3との間の角部を示す。また、符号K3は、第3の面S3と第4の面S4との間の角部を示し、符号K4は、第4の面S4と第5の面S5との間の角部を示す。また、符号K5は、第5の面S5と第6の面S6との間の角部を示し、符号K6は、第6の面S6と第1の面S1との間の角部を示す。
符号Tは、中間壁11cの厚さを示す。本実施形態の中間壁11cの厚さTは、2.0mm以下であり、例えば0.9mmである。また、符号Aは、ナット挿入穴11aの中心軸を示す。また、符号Rは、ナット14にネジ15を取り付ける際のネジ15の回転方向を示す。
[距離W1、W2、W3]
符号W1は、第1の面S1と第4の面S4との間の距離を示す。符号W2は、第2の面S2と第5の面S5との間の距離を示す。符号W3は、第3の面S3と第6の面S6との間の距離を示す。本実施形態においては、距離W2と距離W3が同じ値に設定されており、距離W1が距離W2や距離W3よりも長く設定されている(W1>W2=W3)。距離W2、W3は例えば12.0mmであり、距離W1は例えば12.2mmである。
符号W1は、第1の面S1と第4の面S4との間の距離を示す。符号W2は、第2の面S2と第5の面S5との間の距離を示す。符号W3は、第3の面S3と第6の面S6との間の距離を示す。本実施形態においては、距離W2と距離W3が同じ値に設定されており、距離W1が距離W2や距離W3よりも長く設定されている(W1>W2=W3)。距離W2、W3は例えば12.0mmであり、距離W1は例えば12.2mmである。
本実施形態においては、距離W1を距離W2、W3よりも長く設定することで、ネジ15を締める際や緩める際に、ナット14が、第2、第3、第5、第6の面S2、S3、S5、S6のみに当たり、第1、第4の面S1、S4には当たらない構造が実現されている。
よって、本実施形態によれば、ネジ15を締める際や緩める際に、ナット14が中間壁11c(第1の面S1)に当たることを回避することができ、これにより、中間壁11cの破損を回避することができる。
なお、ネジ15を締める際や緩める際に、ナット14は、第1の面S1だけでなく第4の面S4にも当たらないことが望ましい。理由は、ナット14が第4の面S4に強く当たると、その反動でナット14が第1の面S1の方向に移動して第1の面S1にぶつかり、中間壁11cが破損する可能性があるからである。ナット14が第1、第4の面S1、S4に当たらない構造は、例えば、距離W1を距離W2、W3よりも長く設定し、かつ、第1、第4の面S1、S4の形状をナット挿入穴11aの中心軸Aに対し点対称に設定することで実現可能である。
[第2の面S2]
第2の面S2は、第1の部分面S2aと、第2の部分面S2bとを含んでいる。
第2の面S2は、第1の部分面S2aと、第2の部分面S2bとを含んでいる。
第1の部分面S2aは、第2の面S2の面積の半分以上を占める平坦面である。第1の部分面S2aは、ナット挿入穴11aの平面形状である六角形の一辺を形成している。第1の部分面S2aは、角部K2と接している。
第2の部分面S2bは、第1の部分面S2aと第1の面S1とをつなぐ面である。第2の部分面S2bは、角部K1と接している。また、第2の部分面S2bは、第1の部分面S2aに対し、ナット挿入穴11aの外側方向に位置している。その結果、ナット挿入穴11aは、角部K1に切欠部21を有している。第2の部分面S2bと第1の面S1との接続部分は、図4に示すように、曲面となっている。
角部K1に切欠部21がない場合には、ネジ15を締める際に、ナット14が角部K1を押圧する。この場合、この押圧力により中間壁11cが破損する可能性がある。
そのため、本実施形態においては、角部K1に切欠部21を設けることで、ネジ15を締める際にナット14が角部K1に当たることを回避している。これは、中間壁11cの厚さを増やしたのと実質的に同様の効果をもたらす。よって、本実施形態によれば、ネジ15を締める際に、中間壁11cが角部K1から破損することを回避することができる。
なお、本実施形態においては、第2の部分面S2bと第1の面S1との接続部分を曲面とすることで、角部K1をより破損しにくくしている。これは、後述する角部K3、K4、K6についても同様である。第2の部分面S2bは、その全体が曲面でもよいし、その一部のみが曲面でもよい。
符号Dは、切欠部21のY方向の長さを示す。本実施形態の切欠部21のY方向の長さDは、2.0mm程度に設定されている。
符号Lは、第1の面S1に沿った平面を示す。本実施形態の第2の部分面S2bは、平面Lの中間壁11c側までは拡がっておらず、平面Lのナット挿入穴11a側のみに拡がっている。本実施形態によれば、第2の部分面S2bをこのような形状に設定することで、第2の部分面S2bが中間壁11cの厚さを薄くしてしまうことを回避することができる。これは、後述する第6の面S6の第2の部分面S6bについても同様である。
[第5の面S5]
第5の面S5は、第1の部分面S5aと第2の部分面S5bとを含んでおり、第5の面S5の第1、第2の部分面S5a、S5bはそれぞれ、ナット挿入穴11aの中心軸Aに対し、第2の面S2の第1、第2の部分面S2a、S2bと点対称な形状を有している。その結果、ナット挿入穴11aは、角部K4に切欠部21を有している。
第5の面S5は、第1の部分面S5aと第2の部分面S5bとを含んでおり、第5の面S5の第1、第2の部分面S5a、S5bはそれぞれ、ナット挿入穴11aの中心軸Aに対し、第2の面S2の第1、第2の部分面S2a、S2bと点対称な形状を有している。その結果、ナット挿入穴11aは、角部K4に切欠部21を有している。
角部K1に切欠部21がない場合には、ネジ15を締める際に、ナット14が角部K4を押圧する。この場合、その押圧力の反動で、ナット14が第1の面S1の方向に移動して第1の面S1にぶつかり、中間壁11cが破損する可能性がある。
そのため、本実施形態においては、角部K4に切欠部21を設けることで、ネジ15を締める際にナット14が角部K4に当たることを回避している。よって、本実施形態によれば、ネジ15を締める際に、ナット14が第1の面S1の方向に移動して中間壁11cが破損することを回避することができる。
[第6の面S6]
第6の面S6は、第1の部分面S6aと第2の部分面S6bとを含んでおり、第6の面S6の第1、第2の部分面S6a、S6bはそれぞれ、第2の面S2の第1、第2の部分面S2a、S2bと線対称(鏡面対称)な形状を有している。その結果、ナット挿入穴11aは、角部K6に切欠部21を有している。
第6の面S6は、第1の部分面S6aと第2の部分面S6bとを含んでおり、第6の面S6の第1、第2の部分面S6a、S6bはそれぞれ、第2の面S2の第1、第2の部分面S2a、S2bと線対称(鏡面対称)な形状を有している。その結果、ナット挿入穴11aは、角部K6に切欠部21を有している。
角部K6に切欠部21がない場合には、ネジ15を緩める際に、ナット14が角部K6を押圧する。この場合、この押圧力により中間壁11cが破損する可能性がある。
そのため、本実施形態においては、角部K6に切欠部21を設けることで、ネジ15を緩める際にナット14が角部K6に当たることを回避している。これは、中間壁11cの厚さを増やしたのと実質的に同様の効果をもたらす。よって、本実施形態によれば、ネジ15を緩める際に、中間壁11cが角部K6から破損することを回避することができる。
[第3の面S3]
第3の面S3は、第1の部分面S3aと第2の部分面S3bとを含んでおり、第3の面S3の第1、第2の部分面S3a、S3bはそれぞれ、ナット挿入穴11aの中心軸Aに対し、第6の面S6の第1、第2の部分面S6a、S6bと点対称な形状を有している。その結果、ナット挿入穴11aは、角部K3に切欠部21を有している。
第3の面S3は、第1の部分面S3aと第2の部分面S3bとを含んでおり、第3の面S3の第1、第2の部分面S3a、S3bはそれぞれ、ナット挿入穴11aの中心軸Aに対し、第6の面S6の第1、第2の部分面S6a、S6bと点対称な形状を有している。その結果、ナット挿入穴11aは、角部K3に切欠部21を有している。
角部K3に切欠部21がない場合には、ネジ15を緩める際に、ナット14が角部K3を押圧する。この場合、この押圧力の反動で、ナット14が第1の面S1の方向に移動して第1の面S1にぶつかり、中間壁11cが破損する可能性がある。
そのため、本実施形態においては、角部K3に切欠部21を設けることで、ネジ15を緩める際にナット14が角部K3に当たることを回避している。よって、本実施形態によれば、ネジ15を緩める際に、ナット14が第1の面S1の方向に移動して中間壁11cが破損することを回避することができる。
なお、本実施形態のナット挿入穴11aは、角部K1、K3、K4、K6に切欠部21を備えているが、角部K1、K3、K4、K6のうちの1つ、2つ、または3つの角部のみに切欠部21を備えていてもよい。
[角部K2、K5]
本実施形態のナット挿入穴11aは、角部K2、K5に切欠部21を備えていない。そのため、角部K2においては、第2の面S2の第1の部分面S2aが、第3の面S3の第1の部分面S3aと接している。また、角部K5においては、第5の面S5の第1の部分面S5aが、第6の面S6の第1の部分面S6aと接している。
本実施形態のナット挿入穴11aは、角部K2、K5に切欠部21を備えていない。そのため、角部K2においては、第2の面S2の第1の部分面S2aが、第3の面S3の第1の部分面S3aと接している。また、角部K5においては、第5の面S5の第1の部分面S5aが、第6の面S6の第1の部分面S6aと接している。
ネジ15を締める際や緩める際に、ナット14が角部K2、K5を押圧しても、この押圧力の中間壁11cへの影響は小さい。よって、本実施形態においては、角部K2、K5に切欠部21を設けていない。本実施形態によれば、角部K2、K5に切欠部21を設けないことにより、角部K2、K5でナット14の回転力を受け止めることが可能となる。
本実施形態においては、第1、第2、第3の面S1、S2、S3の形状がそれぞれ、ナット挿入穴11aの中心軸Aに対し、第4、第5、第6の面S4、S5、S6の形状と点対称に設定されている。その結果、本実施形態のナット挿入穴11aは、ナット挿入穴11aの中心軸Aに対し点対称な形状を有している。このようなナット挿入穴11aの形状には、例えば、第1から第6の面S1〜S6のうちの特定の箇所に過大な圧力が掛かることを回避できるという利点がある。
以上のように、本実施形態のナット挿入穴11aにおいては、第1の面S1と第4の面S4との距離W1が、第2の面S2と第5の面S5との距離W2、および、第3の面S3と第6の面S6との距離W3よりも長く設定されている。
よって、本実施形態によれば、ネジ15を締める際や緩める際に、ナット14が中間壁11cに当たることを回避することが可能となり、これにより、中間壁11cの破損を回避することが可能となる。
なお、本実施形態は、ナット挿入穴11aと端子部品挿入穴11bとの間の中間壁11cだけでなく、ナット挿入穴11aと端子部品挿入穴11b以外の穴との間の中間壁にも適用可能である。このような穴の例としては、ナット挿入穴11aの周囲に、沿面距離を増やすために配置される溝が挙げられる。ナット挿入穴11aと端子部品挿入穴11b以外の穴との間の中間壁も、本開示の壁の例である。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な部品および装置は、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した部品および装置の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
1:放熱板、2:絶縁基板、3、4、5:導電膜、6:半導体チップ、
7:ボンディングワイヤ、11:ケース部品、
11a:ナット挿入穴、11b:端子部品挿入穴、11c:中間壁、
12:外部配線、12a、先端部、13:端子部品、13a:ネジ挿入穴、
14:ナット、15:ネジ、16:封止樹脂、21:切欠部
7:ボンディングワイヤ、11:ケース部品、
11a:ナット挿入穴、11b:端子部品挿入穴、11c:中間壁、
12:外部配線、12a、先端部、13:端子部品、13a:ネジ挿入穴、
14:ナット、15:ネジ、16:封止樹脂、21:切欠部
Claims (7)
- ナット挿入穴として使用可能な第1の穴を有する第1の部分と、
前記第1の穴に壁を介して隣接する第2の穴を有する第2の部分とを備え、
前記第1の穴は、
前記壁に面する第1の面と、
前記第1の面に接する第2の面と、
前記第2の面に接する第3の面と、
前記第3の面に接し、前記第1の面と対向する第4の面と、
前記第4の面に接し、前記第2の面と対向する第5の面と、
前記第5の面と前記第1の面とに接し、前記第3の面と対向する第6の面とを有し、
前記第1の面と前記第4の面との距離は、前記第2の面と前記第5の面との距離、および、前記第3の面と前記第6の面との距離よりも長い、
半導体装置部品。 - 前記第2、第3、第5、および第6の面のうちの少なくとも1つの面は、
平坦面である第1の部分面と、
前記第1の部分面と前記第1または第4の面とをつなぐ面であり、前記第1の部分面に対し前記第1の穴の外側方向に位置する第2の部分面と、
を含む、請求項1に記載の半導体装置部品。 - 前記第2の部分面と前記第1または第4の面との接続部分は、曲面である、請求項2に記載の半導体装置部品。
- 前記第2、第3の面はそれぞれ、前記第2、第3の面の面積の半分以上を占める平坦面である第1の部分面を有し、
前記第2の面の前記第1の部分面は、前記第3の面の前記第1の部分面と接している、請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置部品。 - 前記第5、第6の面はそれぞれ、前記第5、第6の面の面積の半分以上を占める平坦面である第1の部分面を有し、
前記第5の面の前記第1の部分面は、前記第6の面の前記第1の部分面と接している、請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置部品。 - 前記第1の穴の形状は、前記第1の穴の中心軸に対し点対称である、請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体装置部品。
- 放熱板と、
前記放熱板上に絶縁基板を介して配置された半導体チップと、
ナット挿入穴として使用可能な第1の穴と、前記第1の穴に壁を介して隣接する第2の穴とを備え、前記放熱板の前記半導体チップ側に取り付けられたケース部品とを備え、
前記第1の穴は、
前記壁に面する第1の面と、
前記第1の面に接する第2の面と、
前記第2の面に接する第3の面と、
前記第3の面に接し、前記第1の面と対向する第4の面と、
前記第4の面に接し、前記第2の面と対向する第5の面と、
前記第5の面と前記第1の面とに接し、前記第3の面と対向する第6の面とを有し、
前記第1の面と前記第4の面との距離は、前記第2の面と前記第5の面との距離、および、前記第3の面と前記第6の面との距離よりも長い、
半導体装置。
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