JP2015054969A5 - - Google Patents

Description

一実施形態によると、主題発明は、水性樹脂、架橋剤、増粘剤（thickener,シックナー）、フロッキングパウダー及び着色剤ペーストを有する、加工フォーミュレーションを提供し、それにより製造された布帛に特別なパターン、触覚的テクスチャ及び立体的効果を与える。

増粘剤は、加工フォーミュレーションの加工性、即ち加工フォーミュレーションをガムペーストに形成するために有利である。増粘剤は、水性樹脂１００重量部に基づき、含有量約０．１乃至約５重量部、好ましくは約０．３乃至約１重量部を有する。

主題発明の別の実施形態によると、主題発明は、プリント及び非染料プロセスにより製造される、特別なパターンと触覚的テクスチャを備えた立体的布帛を形成する方法であって、
（ａ）布帛上に、水性樹脂、架橋剤、増粘剤、フロッキングパウダー及び着色剤ペーストを含む、加工フォーミュレーションをプリントするステップと；
（ｂ）加工フォーミュレーションが適用される前記布帛を、特定の乾燥温度、乾燥期間、乾燥するステップと；
（ｃ）前記乾燥温度より上の熟成温度で前記布帛を熟成するステップと；
を含む方法を提供する。

実施形態１：
生地： 白色糊抜きグレー
加工フォーミュレーション：（重量部）
水性樹脂 １００
架橋剤 ３
増粘剤 ０．５
発泡剤 ２
フロッキングパウダー １０
着色剤ペースト ５
機能性助剤 ６

実施形態２：
生地： 白色糊抜きグレー
加工フォーミュレーション：（重量部）
水性樹脂 １００
架橋剤 ３
増粘剤 ０．５
発泡剤 ２
フロッキングパウダー １０
着色剤ペースト ５
機能性助剤 ６

Claims (10)

1. 水性樹脂と、架橋剤と、増粘剤と、フロッキングパウダーと、着色剤ペーストと、任意選択の発泡剤と、任意選択の機能性助剤と、を含む、加工フォーミュレーションであって、
   １００重量部の前記水性樹脂に基づき、前記架橋剤は含有量約１〜約５重量部を有し、前記増粘剤は含有量約０．１〜約５重量部を有し、前記フロッキングパウダーは含有量約１〜約２０重量部を有し、前記着色剤ペーストは含有量約１〜約１５重量部を有し、且つ、前記発泡剤は含有量約０〜約２０重量部を有する、
   加工フォーミュレーション。
2. 前記水性樹脂は、ポリウレタン（ＰＵ）樹脂、アクリル系樹脂もしくはそれらの組み合わせを含む、請求項１に記載の加工フォーミュレーション。
3. 前記機能性助剤は、前記加工フォーミュレーションで調製される布帛に、断熱性、抗菌特性、消臭、静電気防止効果、蓄光性、サーモクロミズム、摩耗もしくは電磁遮蔽の機能を、又は接触したヒトの皮膚を冷やす特性を与える、請求項１又は２に記載の加工フォーミュレーション。
4. プリント及び非染料プロセスにより製造される、特別なパターンと触覚的テクスチャを備えた立体的布帛を形成する方法であって、
   （ａ）布帛上に、請求項１〜３のいずれか一項に記載の加工フォーミュレーションをプリントするステップと；
   （ｂ）その上に前記加工フォーミュレーションがプリントされる前記布帛を、特定の乾燥温度、乾燥期間で、乾燥するステップと；
   （ｃ）前記乾燥温度より上の熟成温度で前記布帛を熟成するステップと；
   を含む、方法。
5. ステップ（ａ）におけるプリントするステップは、平板直接プリント、輪転印刷もしくは他の印刷プロセスである、請求項４に記載の方法。
6. 前記乾燥温度は約９０℃〜約１５０℃である、請求項４又は５に記載の方法。
7. 前記乾燥期間は約３０〜約１００秒である、請求項４〜６のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記熟成温度は約１１０℃〜約１８０℃である、請求項４〜７のいずれか一項に記載の方法。
9. 水噴霧もしくは他の加工プロセスをさらに含む、請求項４〜８のいずれか一項に記載の方法。
10. 請求項４〜９のいずれか一項に記載の方法により製造される、特別なパターンと触覚的テクスチャを備えた立体的布帛。