JP2015054036A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】椅子型マッサージ機において、壁面に近接させて配置できるようにする。
【解決手段】本発明の椅子型マッサージ機1は、座部2と、この座部2を床面上で前後移動可能に支持する基礎フレーム7と、座部2の後部でリクライニング動作可能に設けられた背もたれ部3と、座部2に着座した使用者に対してマッサージ動作を行うマッサージ部と、を有する椅子型マッサージ機1において、背もたれ部3は、背もたれ部3の後方へのリクライニング動作において、背もたれ部3の下部が前方移動すると共に上部が下降し、背もたれ部3の前方へのリクライニング動作において、背もたれ部3の下部が後方移動すると共に上部が上昇する構成とされていて、前後方向のいずれに沿ったリクライニング動作においても、背もたれ部3の上部が一の鉛直線に沿いつつ上下移動するものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、椅子型マッサージ機に関する。
椅子型マッサージ機として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。この椅子型マッサージ機は、座部の後部に背もたれ部が設けられ、座部の前部に足揉み装置が設けられている。この背もたれ部には使用者の背部をマッサージするマッサージ機構が備えられ、足揉み装置には、使用者の下肢をマッサージする下肢マッサージ機構が内蔵されている。特許文献1に開示された椅子型マッサージ機の背もたれ部は、前後にリクライニング可能とされ、足揉み装置は支持部材を介して座部の前方に揺動可能に設けられている。
このような椅子型マッサージ機は、背もたれ部にリクライニング機能を有していることから、背もたれ部を後方へ倒した状態で使用されることがある。
特開2005−160866号公報
上記したような椅子型マッサージ機において、背もたれ部を後方にリクライニングさせた場合、背もたれ部の上端部が座部よりも後方へ大きく突出するようになる(特許文献1の図1参照)。そのため、椅子型マッサージ機と室内壁面との間に広い空間が必要となり、椅子型マッサージ機を壁面寄りに背を向けて設置することが困難な場合があった。言い換えれば、従来の椅子型マッサージ機を設置する際には、室内壁面から離して配置する必要があり、結果的に椅子型マッサージ機は広い設置スペースを必要とするものとなっていた。
本発明は、上記問題点に鑑み、背もたれ部にリクライニング機能を備えさせてある椅子型マッサージ機において、室内の壁面寄りに背を向けて設置する場合に壁面に近接させて設置することを可能とする椅子型マッサージ機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明に係る椅子型マッサージ機は、座部と、この座部を床面上で支持する基礎フレームと、前記座部の後部でリクライニング動作可能に設けられた背もたれ部と、前記座部に着座した使用者に対してマッサージ動作を行うマッサージ部と、を有する椅子型マッサージ機において、前記背もたれ部は、当該背もたれ部の後方へのリクライニング動作において、背もたれ部の下部が前方移動すると共に上部が下降し、前記背もたれ部の前方へのリクライニング動作において、背もたれ部の下部が後方移動すると共に上部が上昇する構成とされていて、前後方向のいずれに沿ったリクライニング動作において、前記背もたれ部の上部が一の鉛直線に沿いつつ上下移動することを特徴とする。
なお好ましくは、前記リクライニング動作時に背もたれ部の上部が一の鉛直線に沿いつつ上下動すべく、前記基礎フレームには、後方上側に向かって傾斜状に伸びるレール部材が設けられ、前記レール部材には、当該レール部材の長手方向に沿って摺動する背もたれ摺動部が設けられており、前記背もたれ部には、当該背もたれ部に対して前記背もたれ摺動部を左右方向の軸心回りに回動自在に支持する回動支持部と、前記回動支持部の前記軸心回りに背もたれ部の下部を前後方向に進退させる進退駆動部と、が設けられているとよい。
なお好ましくは、前記基礎フレームには、前後方向に沿って水平状に伸びる上部フレームが設けられ、前記上部フレームには、当該上部フレームの長手方向に沿って案内される座部摺動部が設けられており、前記座部摺動部が座部に連結されることで、当該座部が上部フレームに沿って前後移動可能とされ、前記基礎フレームに対する座部の前後移動とリクライニング動作に伴う背もたれ部の下部の前後移動とを連動させるべく、前記座部の後
部と背もたれ部の下部とが左右方向の軸心回りに揺動自在に連結されているとよい。
なお好ましくは、前記座部の前部が取付部材を介して座部摺動部に連結されることで、前記座部は、その前部が後部より上側に位置する傾斜姿勢を保持したまま、前記上部フレームに沿って前後移動可能とされているとよい。
本発明に係る椅子型マッサージ機によれば、室内の壁面寄りに背を向けて設置する場合に壁面に近接させて設置することが可能となる。
本実施形態に係る椅子型マッサージ機のリクライニング機構を示した斜視図である。 本実施形態に係る椅子型マッサージ機を下方(裏側)から示した斜視図である。 背もたれ部が起立した状態における本実施形態の椅子型マッサージ機の側面図である。 背もたれ部がリクライニング途中の状態における本実施形態の椅子型マッサージ機の側面図である。 背もたれ部が後方に傾斜した状態における本実施形態の椅子型マッサージ機の側面図である。 本実施形態に係る椅子型マッサージ機の外観斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図を基に説明する。
図1〜図6は、本発明に係る椅子型マッサージ機1の実施形態を示している。
なお、各図では説明の便宜上、構造の一部を省略して描いてある。また、以下の説明では、図3〜図5の左右方向を実際の装置での前後方向と呼び、図3〜図5の上下方向を実際の装置における上下方向と呼ぶ。図3〜図5の紙面貫通方向を実際の装置での左右方向又は幅方向と呼ぶ。これらの方向は、図6において矢印で示しており、椅子型マッサージ機1に座った使用者から見たものと一致する。
また、図1〜図5では、足揉み装置4を省略した形で、椅子型マッサージ機1のフレーム(骨組み)のみを記載するようにしている。
まず、椅子型マッサージ機1の基本構成を説明する。図6などに示すように、この椅子型マッサージ機1は、座部2と、この座部2の後部に設けられた背もたれ部3とを有している。また、座部2の前部には、この座部2に着座した使用者の下肢(特にふくらはぎ)を揉みマッサージする足揉み装置4が設けられている。
図1及び図6に示すように、座部2は、使用者の臀部を下方から支持する部材であり、臀部を支えるに十分な広さ、厚みを有するクッション材5と、クッション材5を下方から支持する座部フレーム6とを有している。この座部2の下部には、この椅子型マッサージ機1を床面へ設置するための基礎フレーム7が設けられており、この基礎フレーム7によって座部2(座部フレーム6)が所定高さに支持されている。
図1〜図5に示すように、基礎フレーム7は、床面接地用として設けられた下部フレーム8と、この下部フレーム8の上方で座部2の支持高さに合わせて設けられた上部フレーム9と、これら下部フレーム8と上部フレーム9との上下間を連結する支柱フレーム10とを有している。
詳しくは、上部フレーム9は、前後方向に沿って水平を向くように設けられた棒状の部材であり、左右に一対設けられている。この上部フレーム9の前後方向の3箇所、つまり前端、後端、及び前後方向の中途側には、上下方向に沿って起立状に配設された支柱フレーム10が設けられており、この支柱フレーム10により上部フレーム9と下部フレーム8とが連結されている。さらに、下部フレーム8は、前後方向に3つ設けられた支柱フレーム10の下端同士を連結するように前後方向及び左右方向に沿って配備されている。本実施形態の基礎フレーム7を構成するこれらのフレームには、いずれも中空の四角形断面を有する角パイプ等が用いられている。
本実施形態の基礎フレーム7では、上述した上部フレーム9、下部フレーム8及び支柱フレーム10で囲まれた内側に、比較的大きな空間が確保されている。この空間は、足揉み装置4を十分に収納可能な大きさを備えており、足揉み装置4を未使用時に格納できる構成となっている。
背もたれ部3は、座部2とおおよそ同じ幅を備えると共に上下方向に長尺とされた所定厚みを有する部材である。背もたれ部3も、座部2と同様に使用者の背部を支えるに十分な広さを有するクッション材32と、クッション材32を後方より支持する背部フレーム11とを有している。
背もたれ部3は、後述するリクライニング機構により、座部2に対して前後方向に揺動するようになっている。加えて、背もたれ部3は、座部2自体に対しても揺動自在に連結されている。具体的には、背部フレーム11の下部には前方突出片13が設けられており、また座部2の座部フレーム6の上側には前方突出片13に対応した位置に上方突出片14が設けられていて、これらの前方突出片13の前端側と上方突出片14の上端側とが左右方向を向く軸回りに回動自在に連結されている。
この背もたれ部3の内部には、座部2に着座した使用者の背中〜腰に対して揉みや叩き、或いは振動などのマッサージ動作を行うマッサージ部12が上下移動自在に設けられている(図1参照)。
図6に示すように、足揉み装置4は、上述した基礎フレーム7の内側の空間に収容可能な箱状の部材であり、その正面には使用者の下肢(左右の足)を嵌め入れ可能にする左右一対の足入れ部33、33が形成されている。この足入れ部33の内側には、下肢に対して揉みマッサージを行う下肢用マッサージ装置が内蔵されている。また、足揉み装置4は、図示を省略する移動機構を用いて、座部2の下側から座部2の前方まで出退可能とされている。
この下肢用マッサージ装置には、エア式や機械式で下肢に対し揉みマッサージを行う構成を採用することができる。
ところで、本実施形態の椅子型マッサージ機1に備えられたリクライニング機構は、背もたれ部3の後方へのリクライニング動作において、背もたれ部3の下部が前方移動すると共に背もたれ部3の上部が下降し、また背もたれ部3の前方へのリクライニング動作においては、背もたれ部3の下部が後方移動すると共に背もたれ部3の上部が上昇するように、背もたれ部3を前後方向に揺動させるものとなっている。このリクライニング機構によるリクライニング動作においては、背もたれ部3の上部が一の鉛直線に沿いつつ上下移動するようになる。
このようなリクライニング動作を得るためには、具体的には、次のような構成を備えることが必要となる。
つまり、基礎フレーム7には、後方上側に向かって傾斜状に伸びるレール部材15が設けられている。このレール部材15には、レール部材15の長手方向に沿って摺動する背もたれ摺動部16(摺動部)が設けられている。また、この背もたれ摺動部16は、回動支持部17により背もたれ部3に対して左右方向の軸心回りに回動自在に支持されており、背もたれ部3の下部は進退駆動部18により前後方向に進退可能とされていて、これらの作用により背もたれ部3はその上部を一の鉛直線に沿いつつ上下移動させつつ前後方向に揺動できるようになっている。
次に、本実施形態のリクライニング機構を構成するレール部材15、背もたれ摺動部16、回動支持部17、及び進退駆動部18について説明する。
上述したように基礎フレーム7の上部フレーム9は前後方向に沿って水平に配備されており、この上部フレーム9の上方に、レール部材15が水平方向に対して後ろ上がりに傾斜して配備されている。
すなわち、レール部材15は、基礎フレーム7と同様に中空の四角形断面を有する角パイプ等から形成されており、レール部材15の前端は上部フレーム9の前後方向の中途部に連結されており、レール部材15の後端は、基礎フレーム7の後側に配備された支柱フレーム10の上端に連結されている。なお、レール部材15の後端が連結される後側の支
柱フレーム10の上端は上部フレーム9のさらに上方に突出するように位置しており、レール部材15の後端はその前端よりも高い位置に取り付けられている。そのため、レール部材15は後方に向かうに連れて高くなるように傾斜状に配備されていて、この傾斜したレール部材15上を背もたれ摺動部16が長手方向に沿って後ろ上がりに摺動するようになっている。
本実施形態の背もたれ摺動部16は、レール部材15を左右から挟み込むように配備された一対の板状の部材と、これらの板状の部材の間に回転自在に設けられた上下2つの転動部材20、20とから構成されている。また、これら左右一対の板状の部材の設置間隔はレール部材15の左右方向の幅に対応したものとされており、また上下2つの転動部材20、20の設置間隔はレール部材15の上下方向の厚みに対応したものとされている。
また、上述した背もたれ摺動部16は、背もたれ部3に対して回動支持部17を介して左右方向を向く軸回りに回動自在に支持されている。具体的には、背部フレーム11には、この背部フレーム11の下端から上方に向かって1/4程度の位置に、上述した前方突出片13が前方に向かって板状に突出して設けられている。この前方突出片13は、背部フレーム11の左右両側にそれぞれ設けられている。
そして、この前方突出片13の基端側に、上述した背もたれ摺動部16の上部が枢支軸21を用いて枢支されている。この枢支軸21は、背もたれ摺動部16における内側の側面の上側に左右方向を向くように取り付けられており、背もたれ摺動部16を左右方向を向く軸回りに揺動可能に支持している。つまり、本実施形態では、左右方向を向く枢支軸21が、上述した回動支持部17となっている。
このような回動支持部17を設けて背もたれ摺動部16を左右方向を向く軸回りに揺動可能に前方突出片13に取り付けておけば、リクライニング動作により背部フレーム11とレール部材15との間の角度が変化しても、背もたれ摺動部16が枢支軸21回りに回動して角度の変化を吸収することができ、背もたれ部3のリクライニングに合わせて背もたれ摺動部16をレール部材15に沿ってスムーズに案内することができる。
なお、背もたれ摺動部16が摺動するレール部材15に角パイプ等を採用することで、背もたれ摺動部16がレール部材15の長手方向(摺動軸線)を中心として回り止めされるようになり、ガタツキなく安定した摺動を行えるようになる。
一方、背もたれ部3の下部から基礎フレーム7の下部にかけては、背もたれ部3のリクライニング動作の駆動源となる進退駆動部18が配備されている。
進退駆動部18は、背もたれ部3の下部より後方に突出するように設けられた後方突出片22と、この後方突出片22に連結され且つ基礎フレーム7の左右方向略中央に配備されたリニアアクチュエータ23とを有している。
後方突出片22は、背部フレーム11の下端であって左右方向中央部から後方下側に向かって伸びる2本の棒状の部材から構成されている。これら2本の棒状の部材は、背部フレーム11に連結した基端側では上下に離れた位置に取り付けられているが、リニアアクチュエータ23に連結する先端側では1本とされている。
また、図3〜図5に示すように、本実施形態の進退駆動部18を構成するリニアアクチュエータ23は、正逆自在に回転する電動モータ24と、電動モータ24により回転駆動されるネジ軸25と、このネジ軸25に同伴回転を規制された状態で螺合する移動子26と、を備えた構造となっている。このような構造であるために、電動モータ24を回転させることでネジ軸25が回転し、移動子26が直線状に移動する。
このリニアアクチュエータ23の基端側、すなわち電動モータ24側は、基礎フレーム7の下部フレーム8の前部側に左右軸心回りに揺動自在に取り付けられており、リニアアクチュエータ23のネジ軸25は後方を向くように配備されている。リニアアクチュエータ23の移動子26は、後方突出片22の先端側に左右軸心回りに回動自在に連結されている。
このような構成を有するため、電動モータ24を用いてネジ軸25を回転させると、ネジ軸25に螺合した移動子26がネジ軸25の長手方向に沿って前後いずれかの方向に移動し、この移動子26に後方突出片22を介して連結された背もたれ部3の下部が前後方
向に揺動する。なお、リニアアクチュエータ23の電動モータ24側及び移動子26側が左右軸心回りに回動自在に連結されているため、移動子26の移動に伴ってリニアアクチュエータ23自体の傾きが変化することが許容でき、背もたれ部3が上述した回動支持部17(枢支軸21)を中心に前後にスムーズに揺動するようになる。
本実施形態の椅子型マッサージ機1では、上述したようにリクライニング機構を用いて背もたれ部3をリクライニングさせた場合、このリクライニング動作に連動して座部2が前後に移動するように構成されている。
具体的には、座部2の座部フレーム6は、前後方向を向く縦枠部材27と、左右方向を向く横枠部材28とを組み合わせて、梯子状に形成されている。
一方、図3〜図5に示すように、基礎フレーム7の上部フレーム9(上部フレーム9のうち、左右両側に配備され且つ前後方向を向くフレーム)の前方側と後方側には、当該上部フレーム9の長手方向に摺動自在とされた座部摺動部29がそれぞれ設けられている。この座部摺動部29と座部フレーム6とは、取付部材30を介するなどして連結されている。
具体的には、座部摺動部29は、上部フレーム9を挿通可能な挿通孔31を前後方向に貫通状に備えた部材(図1及び図2参照)であり、上部フレーム9の長手方向に沿って移動可能とされている。この座部摺動部29は、上部フレーム9の前方側と後方側とに1つずつ設けられている。上部フレーム9の前方側に位置する座部摺動部29Fは、レール部材15の前端が連結している部位より前側に配備され、上部フレーム9の前端とレール部材15の前端が連結している部分との間を摺動自在となっている。上部フレーム9の後方側に位置する座部摺動部29Rは、レール部材15の前端が連結している部位より後側に配備され、レール部材15の前端が連結している部分と上部フレーム9の後端との間を摺動自在となっている。
上部フレーム9の前方側に位置する座部摺動部29Fからは、上方に突出するように設けられた取付部材30が突設されており、この取付部材30の上端は、座部フレーム6を構成する縦枠部材27の前後方向中途部に取り付けられるようになっている。座部フレーム6を構成する縦枠部材27の後端は、上部フレーム9の後方側に位置する座部摺動部29Rに取り付けられている。
このような構成であるため、水平方向に沿って設けられた上部フレーム9に対して、座部フレーム6の縦枠部材27は前方上方に向かって傾動しており、座部2は前方に向かうほど高くなるような姿勢となっている。座部摺動部29が上部フレーム9を前後動することで、座部フレーム6は前方上方傾斜状態を維持したまま前後動する。
また、座部フレーム6を構成する縦枠部材27の後側(詳しくは、取付部材30の連結部位と縦枠部材27の後端との間)には、上方に向かって突出する板状の上方突出片14が左右に一対形成されている。そして、この上方突出片14の上端(突端)と、上述した背もたれ部3の前方突出片13の前端とが、左右方向を向く軸回りに回動自在に連結されている。
このように上方突出片14の上端と、前方突出片13の前端とを回動自在に連結しておけば、座部2と背もたれ部3との間の角度が自由に変更できつつも、背もたれ部3のリクライニング動作に伴う前後動を座部フレーム6へ伝えることができるようになる。
次に、図3〜図5を用いて、本実施形態の椅子型マッサージ機1におけるリクライニング機構の動作を説明する。
図3は、背もたれ部3が上方に向かって起立した、言い換えれば、水平面に対する背もたれ部3の仰角が最も大きくなるような「起立姿勢」の椅子型マッサージ機1を示したものである。
図4は、背もたれ部3が「起立姿勢」よりもさらに後方にリクライニングした「中途姿勢」にある椅子型マッサージ機1を示したものである。
図5は、背もたれ部3がもっと後方に倒れ込んだ、言い換えれば、水平面に対する背もたれ部3の仰角が最も小さくなるような「リクライニング姿勢」にある椅子型マッサージ機1を示したものである。
図3に示すように、「起立姿勢」にある椅子型マッサージ機1の背もたれ部3をリクライニングさせる場合は、進退駆動部18を構成するリニアアクチュエータ23の電動モータ24を用いてネジ軸25を回転させる。そうすると、図4に示すように、移動子26がネジ軸25に螺合しつつネジ軸25の長手方向に沿って前方に移動し、移動子26が電動モータ24に近接するようになる。この際、移動子26に連結された後方突出片22は、後方側から前方側へ牽引されるようになり、その結果、背もたれ部3の下部が前方に移動する。
また、背もたれ部3は、背もたれ摺動部16に対して回動支持部17により回動自在となっているので、回動支持部17より下側に位置する背もたれ部3(背もたれ部3の下部)を前方に揺動させると、背もたれ部3の上部が、下部とは反対方向に(後方に)倒れ込む。それゆえ、リニアアクチュエータ23の電動モータ24を用いて移動子26を前方に向かって移動させると、背もたれ部3が後方に向かって倒れ込むようにリクライニングする。
一方、回動支持部17を介して背もたれ部3が連結されている背もたれ摺動部16は、水平面に対して傾斜するように設けられたレール部材15上を摺動可能となっている。そのため、背もたれ部3を後方に向かって傾動させると、図4に示すように、背もたれ摺動部16がレール部材15に沿って後方から前方に移動し、レール部材15の略中央まで移動するようになる。
つまり、本実施形態の椅子型マッサージ機1では、背もたれ部3の上部が後方に倒れ込んだ量を打ち消すように、背もたれ部3が背もたれ摺動部16により前方に摺動するように動作する
。斯かる動作により、背もたれ部3はその上部を一の鉛直線に沿って下方移動させつつ前方に揺動することになり、背もたれ部3を壁面Wなどに接触させずにリクライニング動作を行うことが可能となる。
例えば、「起立姿勢」からリクライニングさせる際に、背もたれ部3の後方に壁などが存在している場合、従来のリクライニング機構では背もたれ部3が後方に倒れ込んで、背もたれ部3の上部が壁面Wに当たると言った問題を起こす場合があった。しかし、本実施形態の椅子型マッサージ機1では、背もたれ部3の上部が前後方向に殆ど位置を変えることなく下方に移動して背もたれ部3のクライニングが行われる。そのため、本実施形態の椅子型マッサージ機1では、背もたれ部3の後方に垂直な壁面Wがあるような設置場所でも、壁面Wを気にすることなく背もたれ部3のリクライニングを行うことが可能となり、椅子型マッサージ機1を狭い室内などで利用することが可能となるのである。
一方、本実施形態の椅子型マッサージ機1では、背部フレーム11の下端から上方に向かって1/4程度の位置に前方突出片13が設けられており、この前方突出片13の前端には座部フレーム6の上方突出片14の上端が回動自在に連結されている。そのため、背もたれ部3の下部が前方に向かって揺動すると、この背もたれ部3の揺動に連動して座部2にも前進方向に力が加わる。
そうすると、図4に示すように、座部フレーム6に取付部材30を介して取り付けられた座部摺動部29が、基礎フレーム7の上部フレーム9に沿って摺動し、図中に実線の矢印で示すように基礎フレーム7に対して座部2の位置が前方にシフトするようになる。
次に、図4に示す「中途姿勢」の椅子型マッサージ機1において、更にリニアアクチュエータ23を駆動させて、移動子26が電動モータ24に最も近接するようにする。この際、移動子26に連結された後方突出片22は、更に前方側へ牽引されるようになり、その結果、図5に示すように、背もたれ部3の下部が基礎フレーム7内に入り込むような形で前方に移動する。このような背もたれ部3の下部の前方移動にともない、背もたれ部3の上部が更に後方に倒れ込むようになる。一方、背もたれ摺動部16は、図4に示すように、背もたれ摺動部16がレール部材15に沿って前方に移動し、レール部材15の前端まで移動する。
図4の「中途姿勢」から図5の「リクライニング姿勢」に至るまでの動作においても、背もたれ部3の上部が後方に倒れ込んだ量を打ち消すように、背もたれ部3が背もたれ摺
動部16により前方に摺動するように作動する。そのため、背もたれ部3はその上部を一の鉛直線に沿って下方移動させつつ前方に揺動することになり、背もたれ部3を壁面Wなどに接触させずにリクライニング動作を行うことが可能となる。
また、図4の「中途姿勢」から図5の「リクライニング姿勢」に至るまでの背もたれ部3の揺動に連動して、座部2にも前進方向に力が加わる。
そうすると、座部フレーム6に取付部材30を介して取り付けられた座部摺動部29が、基礎フレーム7の上部フレーム9に沿って摺動し、図4に実線の矢印で示すように基礎フレーム7に対して座部2の位置が前方にシフトするようになり、最終的に図5に示す座部フレーム6の位置まで移動する。
なお、上述した動作は背もたれ部3を後方に揺動させる際のものであったが、背もたれ部3を起き上がらせる場合には、上述したものと逆の手順(図4に点線の矢印で示す向き)に従って各部材を動かすことで、背もたれ部3の起立を行うことが可能となる。
以上述べたような本発明に係る椅子型マッサージ機1によれば、背もたれ部3は、その上部を一の鉛直線に沿って下方移動させつつ前方に揺動することになるため、室内の壁面W寄りに背を向けて設置する場合に壁面Wに近接させて設置することが可能となる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 椅子型マッサージ機
2 座部
3 背もたれ部
4 足揉み装置
5 座部のクッション材
6 座部フレーム
7 基礎フレーム
8 下部フレーム
9 上部フレーム
10 支柱フレーム
11 背部フレーム
12 マッサージ部
13 前方突出片
14 上方突出片
15 レール部材
16 背もたれ摺動部
17 回動支持部
18 進退駆動部
20 転動部材
21 枢支軸
22 後方突出片
23 リニアアクチュエータ
24 電動モータ
25 ネジ軸
26 移動子
27 縦枠部材
28 横枠部材
29 座部摺動部
29F 前方側の座部摺動部
29R 後方側の座部摺動部
30 取付部材
31 挿通孔
32 背もたれ部のクッション材
33 足入れ部
W 壁面

Claims (4)

  1. 座部と、この座部を床面上で支持する基礎フレームと、前記座部の後部でリクライニング動作可能に設けられた背もたれ部と、前記座部に着座した使用者に対してマッサージ動作を行うマッサージ部と、を有する椅子型マッサージ機において、
    前記背もたれ部は、
    当該背もたれ部の後方へのリクライニング動作において、背もたれ部の下部が前方移動すると共に上部が下降し、
    前記背もたれ部の前方へのリクライニング動作において、背もたれ部の下部が後方移動すると共に上部が上昇する構成とされていて、
    前後方向のいずれに沿ったリクライニング動作において、前記背もたれ部の上部が一の鉛直線に沿いつつ上下移動することを特徴とする椅子型マッサージ機。
  2. 前記リクライニング動作時に背もたれ部の上部が一の鉛直線に沿いつつ上下動すべく、前記基礎フレームには、後方上側に向かって傾斜状に伸びるレール部材が設けられ、
    前記レール部材には、当該レール部材の長手方向に沿って摺動する背もたれ摺動部が設けられており、
    前記背もたれ部には、当該背もたれ部に対して前記背もたれ摺動部を左右方向の軸心回りに回動自在に支持する回動支持部と、前記回動支持部の前記軸心回りに背もたれ部の下部を前後方向に進退させる進退駆動部と、が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
  3. 前記基礎フレームには、前後方向に沿って水平状に伸びる上部フレームが設けられ、
    前記上部フレームには、当該上部フレームの長手方向に沿って案内される座部摺動部が設けられており、
    前記座部摺動部が座部に連結されることで、当該座部が上部フレームに沿って前後移動可能とされ、
    前記基礎フレームに対する座部の前後移動とリクライニング動作に伴う背もたれ部の下部の前後移動とを連動させるべく、前記座部の後部と背もたれ部の下部とが左右方向の軸心回りに揺動自在に連結されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の椅子型マッサージ機。
  4. 前記座部の前部が取付部材を介して座部摺動部に連結されることで、前記座部は、その前部が後部より上側に位置する傾斜姿勢を保持したまま、前記上部フレームに沿って前後移動可能とされていることを特徴とする請求項3に記載の椅子型マッサージ機。
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