JP2015053786A - 回路構成体及びインレイ - Google Patents
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Abstract
Description
・前記圧入孔は、円形状であり、前記低接圧部は、前記高接圧部よりも軸心からの径が小さい。
このようにすれば、円形状の圧入孔に圧入する際の応力を緩和することができる。
このようにすれば、インレイが弾性変形することで、応力を緩和しつつ、基板との接続を良好に行うことができる。
実施形態1の回路構成体10を、図1ないし図8を参照しつつ説明する。以下では、上下方向及び左右方向については、図1の方向を基準として説明する。
回路構成体10は、図1に示すように、回路基板11と、回路基板11に重ねられた複数(本実施形態では3枚)のバスバー13A〜13Cと、複数(本実施形態では4個)のインレイ16A,16Bと、回路基板11の上面11Aに実装される複数の電子部品17A,17Bとを備えている。
回路基板11は、図2に示すように、左右方向に長い略長方形状をなすプリント基板であって、絶縁性材料からなる絶縁板の上面11Aに銅箔等の導電性材料からなる導電路(図示しない)のパターンが形成されている。回路基板11には、インレイ16A,16Bが圧入される真円形状の複数(本実施形態では4個)の圧入孔12A,12Bが左右に並んで配されている。圧入孔12Aと圧入孔12Bの径は、インレイ16A,16Bの大きさに応じて異なる径となっている。
複数のバスバー13A〜13Cは、図3に示すように、共に銅又は銅合金等の金属板材をプレス機により所定の形状に打ち抜いて形成されており、互いに隙間を空けて回路基板11の異なる領域に重ねられる。バスバー13A〜13Cには、インレイ16A,16Bが圧入される複数(本実施形態では4個)の真円形状の圧入孔14A,14Bが貫通形成されている。
インレイ16A,16Bは、共に、全体が金属(例えば銅、銅合金など)のからなり、図4,図5に示すように、上下方向(軸方向)の厚みが薄い略円柱状(コイン状)をなしている。
高接圧部21の軸心A1からの径B1は、圧入孔12A,12Bの径よりわずかに大きい径(圧入孔に圧入可能な径)とされている。
高接圧部21は、軸心A1からの径が一定の円形状の外周を有し、低接圧部22は、高接圧部21に沿うように外周縁を直線状に切り欠いて形成されている。
電子部品17A,17Bは、例えばFET等の半導体スイッチング素子からなり、通電電流に応じて発熱する発熱部品である。電子部品17A,17Bは、箱型のパッケージを有する本体18と複数の端子19とを備えている。
回路構成体10の製造工程の一例について説明する。
回路基板11の圧入孔12A,12Bにインレイ16A,16Bの軸方向の端部を圧入し、回路基板11又はバスバー13A〜13Cに接着剤を塗布し、インレイ16A,16Bの回路基板11からの突出部を圧入孔14A,14Bに圧入して回路基板11とバスバー13A〜13Cを重ね合わせて接着する(図7,図8)。
なお、圧入による接続に加えて、圧入孔12A,12B,14A,14Bとインレイ16A,16Bとの隙間を半田付けしてインレイ16A,16Bと回路基板11の導電路やバスバー13A〜13Cを電気的に接続するようにしてもよい。
本実施形態によれば、インレイ16A,16Bにおける圧入孔12A,12Bの内壁に接触する外周面20は、高接圧部21よりも圧入孔12A,12Bの内壁に与える圧力が低い低接圧部22を、外周面20の周方向における高接圧部21とは異なる位置に備えている。これにより、インレイ16A,16Bの圧入の際に外周面20の全周で圧入孔12A,12Bの内壁に高い圧力を与える場合と比較してインレイ16A,16Bの圧入により回路基板11に与える応力を緩和することが可能になる。
このようにすれば、円形状の圧入孔12A,12Bに圧入する際の応力を緩和することができる。
これにより、バスバー基板よりも応力に弱いプリント基板に応力が生じることによる不具合を防止することができる。
これにより、車両の電装品やモータ等の負荷のように大きい電流に対しては、バスバー13A〜13Cに通電し、制御電流等の小さい電流は、回路基板11の導電路に通電することが可能になる。
実施形態2を、図9ないし図11を参照して説明する。実施形態2は、インレイ23に切り込み23Aを設けて弾性変形可能に構成したものである。以下では、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
低接圧部25は、インレイ23の外周面20から軸心A2側に向けて所定の深さの一対の切り込み23Aを設けることで形成されている。
低接圧部25は、圧入孔12A(12B)の内壁に当接しないため圧入孔12A(12B)の内壁に圧力を与えない。
また、インレイ23は、外周面20から所定の深さの切り込み23Aを設けることで圧入孔12A,12Bへの圧入の際に弾性収縮して弾性反発力を生じさせている。
これにより、インレイ23の圧入孔12A(12B)への圧入の際にインレイ23が圧入孔12A,12Bの内壁に当接して弾性変形することで、回路基板11に生じる応力を緩和しつつ、インレイ23の弾性反発力により圧入孔12A(12B)に導出された導電路との良好な接圧を確保できるため、インレイ23と回路基板11との接続を良好に行うことができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、インレイ16A,16B,23は、プリント基板である回路基板11及びバスバー13A〜13Cに圧入されていたが、これに限らず、回路基板11及びバスバー13A〜13C(バスバー基板)の一方にのみ圧入されている構成としてもよい。この場合、回路基板11及びバスバー13A〜13Cのインレイ16A,16B,23が圧入されない側には、例えば圧入孔12A,12B,14A,14Bより径の大きい挿通孔を設け、この挿通孔にインレイ16A,16B,23が隙間を有して挿通されるようにしてもよい。
(5)回路基板11には、内部に1又は複数の導電路が積層された多層基板を用いてもよい。
11: 回路基板
12A,12B: 圧入孔
13A〜13C: バスバー
14A,14B: 圧入孔
16A,16B,23: インレイ
17A,17B: 電子部品
20: 外周面
21,24: 高接圧部
22,25: 低接圧部
Claims (8)
- 導電路と圧入孔とを有する基板と、
前記圧入孔に圧入されるインレイと、
前記基板に実装される電子部品と、を備える回路構成体であって、
前記インレイにおける前記圧入孔の内壁に接触する外周面は、
前記圧入孔の内壁に接触して前記内壁に圧力を与える高接圧部と、前記外周面の周方向における前記高接圧部とは異なる位置に設けられ、前記高接圧部よりも前記圧入孔の内壁に与える圧力が低い低接圧部と、を備える回路構成体。 - 前記圧入孔は、円形状であり、
前記低接圧部は、前記高接圧部よりも軸心からの径が小さい請求項1に記載の回路構成体。 - 前記インレイは、前記外周面から所定の深さの切り込みを設けることで前記圧入孔への圧入の際に弾性収縮して弾性反発力を生じさせる請求項1又は請求項2に記載の回路構成体。
- 前記基板は、絶縁板に導電路のパターンが形成されたプリント基板であり、前記インレイは、前記プリント基板の導電路に接続されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回路構成体。
- 前記プリント基板には、板状の金属からなるバスバーが重ねられており、前記インレイは、前記バスバーに接続されている請求項4に記載の回路構成体。
- 導電路を有する基板の圧入孔に圧入されるインレイであって、
前記圧入孔の内壁に接触する外周面は、
前記圧入孔の内壁に接触して前記内壁に圧力を与える高接圧部と、
前記外周面の周方向における前記高接圧部とは異なる位置に設けられ、前記高接圧部よりも前記圧入孔の内壁に与える圧力が低い低接圧部と、を備えるインレイ。 - 前記圧入孔は、円形状であり、
前記低接圧部は、前記高接圧部よりも軸心からの径が小さい請求項6に記載のインレイ。 - 前記外周面から所定の深さの切り込みを設けることで前記圧入孔への圧入の際に弾性収縮して弾性反発力を生じさせる請求項6又は請求項7に記載のインレイ。
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