JP2015051099A - 移動補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時の安全性が高く、不使用時の移動性が高い移動補助具を提供する。【解決手段】土台部2と、土台部2に設けられるの手摺部3,4と、土台部2が設置面に当接した際に設置面に当接する車輪部5−1,5−2と、土台部2の持ち上げ動作に応じて設置面方向に移動した車輪部5−1,5−2をロックするロック機構6−1,6−2とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自力歩行が困難な高齢者、身体障害者等の介護を要する者(以下、「被介護者」と称する)の移動を補助する移動補助具に関する。
従来より被介護者に使用される車椅子が広く知られている。そして、車椅子に乗っている被介護者は車椅子からトイレの便座、ベッド、ベンチなどに移動する際に自力で移動することが困難であり介護者により補助を受けることが多い。しかし被介護者を移動させる作業は介護者にとって負担が大きく、また、介護者の不在時には被介護者が移動できなくなる等の問題が生じる。そこで近年では介護者の負担軽減や介護者の不在時における移動を可能とするために被介護者の移動を補助する移動補助具が供されている。
車椅子から他の場所に移動する場合、被介護者は車椅子から立ち上がる動作、立ち上がった後に目的の場所まで移動する動作、移動した後に所望の位置に座る動作が必要である。被介護者は各動作を上半身の力を活用して行うことになり、特許文献1に示す自立補助具は上半身の力によって各動作が可能となるように補助するものである。
特開2000−279449号公報
特許文献1の自立補助具は、被介護者が体重をかけても滑らないように樹脂製のカバーが取り付けられて安全性が確保されている。しかしながら被介護者が使用しない場合に自立補助具を保管場所まで移動させるには自立補助具を持ち上げて移動するしかなかった。従って自立補助具の大きさや重量によっては自立補助具の移動が手間である。一方で単に脚部に車輪(キャスター)を取り付けると被介護者の使用時に自立補助具が滑って大変危険である。
本発明は上述した問題点に鑑み、使用時の安全性が高く、不使用時の移動性が高い移動補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の移動補助具は、土台部と、前記土台部に設けられるの手摺部と、前記土台部が設置面に当接した際に設置面に当接する車輪部と、前記土台部の持ち上げ動作に応じて設置面方向に移動した前記車輪部をロックするロック機構と、を備えることを特徴とする。
また上記構成の移動補助具において、前記車輪部は前記土台部の周縁部に配されることが望ましい。
また上記構成の移動補助具において、前記手摺部は前記土台部から鉛直方向に伸びる軸部と前記軸部の上部から水平方向に伸びる水平部とを備え、前記軸部は前記土台部において前記車輪部の周辺に設けられることが望ましい。
また上記構成の移動補助具において、前記ロック機構による前記車輪部のロックは前記土台部の持ち上げ動作に応じて前記車輪部が設置面方向に移動することにより解除可能であることが望ましい。
本発明によれば使用時においては土台部が設置面に当接しているので滑ることがなく安全性が高い。一方移動時には土台部を持ち上げることによって車輪部が伸びてその位置でロックされ、土台部と設置面との間に間隙が形成されるので車輪部を利用して移動補助具を容易に移動することができる。
一実施形態の移動補助具を示す正面図 一実施形態の移動補助具を示す右側面図 一実施形態の移動補助具を示す平面図 第1例のロック機構のロック過程を示す第1図 第1例のロック機構のロック過程を示す第2図 第1例のロック機構のロック過程を示す第3図 第1例のロック機構のロック過程を示す第4図 第1例のロック機構のロック解除過程を示す第1図 第1例のロック機構のロック解除過程を示す第2図 第1例のロック機構のロック解除過程を示す第3図 他の実施形態の移動補助具を示す平面図 第2例のロック機構のロック過程を示す第1図 第2例のロック機構のロック過程を示す第2図 第2例のロック機構のロック過程を示す第3図 第2例のロック機構のロック過程を示す第4図 第2例のロック機構のロック解除過程を示す第1図 第2例のロック機構のロック解除過程を示す第2図
以下に本発明の一実施形態の移動補助具について図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するために移動補助具の一例を示すものであって、本発明の移動補助具を以下の移動補助具に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の移動補助具にも等しく適応し得るものである。
<第1実施形態>
図1〜図3は夫々本実施形態の移動補助具の外観を示す正面図、右側面図、平面図である。移動補助具1は自力歩行が困難な被介護者の利用に供されるものである。本実施形態において移動補助具1は土台部2、土台部2に上面視でT字状に配される2本の手摺部3及び4、移動補助具1を移動させる際に用いられる2個の車輪部5−1及び5−2(以下、明細書及び図面で車輪部5−1と5−2を区別する必要がない場合は車輪部5と記載する)、車輪部5を所定の位置でロックする2個のロック機構6−1及び6−2(以下の明細書及び図面でロック機構6−1と6−2を区別する必要がない場合はロック機構6と記載する)を備える。
なお、以降、図1〜図3及び図11の説明においては、図1の紙面に対向する観察者の上側を「上」、下側を「下」、左手側を「左」、右手側を「右」とし、また、図2の紙面に対向する観察者の上側を「後」、下側を「前」として説明する。
土台部2の上面2aには上面2a上で被介護者が足を滑らせることを防止するための滑り止め部材7が配される。滑り止め部材7の材質や形状は特に限られるものではないが、材質としては防滑性を有するゴムやビニル樹脂等を用いることが望ましい。また、形状としては凸凹を有する形状等の防滑性を高める形状であることが望ましい。
また、土台部2の下面にも滑り止め部材8が配されて(図4〜図10参照)摩擦面となっており、移動補助具1の重量及び上面2aに乗った被介護者の体重によって滑り止め部材8が設置面に押し付けられることで床面に対して据え付け固定される。当該構成により移動補助具1が設置面上を滑ることが防止される。なお、滑り止め部材8としては滑り止め部材7と同一の材質、形状としてもよいし異なる材質、形状としてもよい。
手摺部3及び4は夫々土台部2の上面2aから鉛直方向(上下方向)に延びる軸部3a、4aと、軸部3a、4aの上部から水平方向に延びる水平部3b、4bを備える。水平部3bは上面2aの前端部に左右方向に伸びるように配され、水平部4bは平面視で一端が水平部3bの中央部にネジ等により連結されて前後方向に伸びるように配される。これにより水平部3b及び4bが上面視でT字状に配されることになる。当該配置とすることにより被介護者が手摺部4の左右どちら側からでも移動補助具1を使用することができる。従って使用する被介護者の利き手や利き足、その他事情を考慮して被介護者が移動補助具1を使用しやすい位置に移動補助具1を動かせばよい。
次に本実施形態の車輪部5及びロック機構6について図4〜図10を用いて説明する。図4〜図7は車輪部5を所定位置でロックする過程を示す図であり、図8〜図10は車輪部5のロックを解除する過程を示す図である。なお、図4は被介護者が移動補助具1を使用している状態の車輪部5とロック機構6とを示す図でもある。
なお、以降、図4〜図10及び図12〜図17の説明においては、図4の紙面に対向する観察者の上側を「上」、下側を「下」、左手側を「左」(図1〜図3で当該方向は「前」)、右手側を「右」(図1〜図3で当該方向は「後」)として説明する。
ロック機構6は一端で車輪部5を回動可能に支持する第1部材61、第1部材61が上下方向に摺動可能に挿通される第2部材62及び第2部材62と土台部2の上面2aとを連結して第2部材62を土台部2の前端部に対して固定する連結部63を備える。
第1部材61の側壁にはロック部材64が配される。ロック部材64は回動部材64aと回動部材64aを回動可能に支持するロック軸64bを備え、ロック軸64bの一端は第1部材61の側壁に取り付けられる。従って、ロック部材64は第1部材61の移動に伴って移動する。
第2部材62はストッパー65を備え、第1部材61の摺動に伴ってロック部材64が下方に所定の長さL移動した際に回動部材64aが衝突する位置に配される。また、第2部材62には回動部材64aと係合して車輪部5の位置をロック可能な係合孔62aが設けられる。以下、車輪部5を所定位置でロックする過程を説明する。図4は上述したように被介護者が移動補助具1を使用している状態の車輪部5とロック機構6とを示す図である。なお、本明細書において「車輪部5のロック」と「第1部材61のロック」は同義である。
図4では、土台部2の滑り止め部材8と共に車輪部5が設置面Fに当接する。上述したように滑り止め部材8によって移動補助具1が設置面Fに据え付け固定されるので車輪部5が設置面Fに当接していても移動補助具1が滑ることがない。被介護者による使用が終わり移動補助具1を移動させる際には、手摺部3及び/又は手摺部4を掴んで移動補助具1全体を持ち上げる。
第1部材61は第2部材62に対して摺動可能に挿通されているため、図5に示すように移動補助具1を高さG1持ち上げると第1部材61は設置面Fに向かって摺動して設置面Fに当接する。
また、図6に示すように移動補助具1をさらに持ち上げると(高さG1<高さG2)、第1部材61がさらに設置面Fに向かって摺動する。そして、車輪部5が設置面Fに当接する前にロック部材64がストッパー65に衝突し、第1部材61の下方向への摺動が停止する。
回動部材64aは図4等に示すように上下がV字型に窪んた形状をしており、図5及び図6に示すようにストッパー65の左下部と回動部材64aが衝突することによって回動部材64aの下方向への直線運動がロック軸64bを中心とする時計回りの回転運動に変換される。この回転運動によって回動部材64aの右上部が係合孔62aに入り、回動部材64aの下部窪み部とストッパー65が衝突して回動部材64aの回動が停止する。
この状態で図7に示すように車輪部5が設置面Fに当接するまで移動補助具1を下ろすと、第1部材61が上方向に摺動するが、回動部材64aの上部窪み部が係合孔62aの開口上部縁部と係合して第1部材61の上方向への摺動が停止する。これにより第1部材61の第2部材62に対する位置が固定されるので土台部2を設置面Fに平行とした場合に、設置面Fと滑り止め部材8との間には隙間G3が設けられる状態になる。なお、回動部材64aの上部窪み部が係合孔62aの開口上部縁部と係合する際にやや回動部材64aが時計回りに回動するため、図7に示す回動部材64aは図6に示す回動部材64aに比べてやや時計回りに回動した状態となる。
このように移動補助具1の移動時において土台部2を設置面Fに平行とした場合に、設置面Fと滑り止め部材8との間に隙間G3が形成されるように車輪部5の位置がロックされることによって、移動時の振動などによって土台部2が設置面Fに対して多少傾いても土台部2が設置面Fに接触することがなく、土台部2や設置面Fを損傷させることがない。また、図1〜図3に示すように手摺部3の軸部3aを車輪部5の周辺に設けることで例えば移動補助具1の前方に位置する介護者が手摺部3を前方向(土台部2の車輪部5が設けられている端部側)に傾けて土台部2の後端部(土台部2の車輪部5が設けられている端部の反対側の端部)を上げて移動補助具1の荷重の多くを車輪部5にかけることができる。これにより、介護者は水平方向に小さな力を加えて前方に牽引することで移動補助具1を容易に前方に移動させることができる。
次に車輪部5のロックを解除する過程を説明する。車輪部5のロックを解除する際には再び手摺部3及び/又は手摺部4を掴んで移動補助具1全体を持ち上げる。上述したように車輪部5の位置ロック時における(図7に示す)回動部材64aはその直前における(図6に示す)回動部材64aに比べて時計回りに回動した状態である。従って、移動補助具1を持ち上げて第1部材61が設置面Fに向かって摺動すると、回動部材64aの右下角部とストッパー65が衝突して(図8参照)回動部材64aが時計回りに回動する。
回動部材64aが時計回りに回動して第1部材61の摺動方向に対して略垂直(窪み部が回動部材64aの左右に位置する状態)になり(図9参照)、第1部材61の下方向への摺動が停止する。その状態で手摺部3及び/又は手摺部4から手を離すと、第1部材61はロックされていないので滑り止め部材8と設置面Fとが当接するまで第1部材61が上方向に摺動し、図4に示す状態に戻る。その過程で回動部材64aと係合孔62aの開口上部縁部が衝突して(図10参照)回動部材64aが時計回りに回動する。
つまり移動補助具1が使用状態から移動状態(ロック機構6により車輪部5の位置がロックされた状態)にされ、さらに使用状態に戻るまでに回動部材64aは半回転することになる。
本実施形態によれば使用時においては土台部の滑り止め部材が設置面に当接しているので滑ることがなく安全性が高い。一方移動時には土台部を持ち上げることによって車輪部が伸びてその位置でロックされ、土台部と設置面との間に間隙が形成されるので車輪部を利用して移動補助具を容易に移動することができる。
また、移動補助具を持ち上げることで車輪部が下方向に移動して位置がロックされるので使用状態から移動状態への変更が容易である。また、再度移動補助具を持ち上げることで車輪部のロックが解除されて移動状態から使用状態への変更も容易である。つまり使用状態と移動状態との切り替えが容易であるため介護者が手間なく作業を行うことができる。
なお、本実施形態では移動補助具1を持ち上げる際に手摺部3及び/又は手摺部4を持ち上げることとしたが移動補助具1を持ち上げる方法はこれに限られるものではなく土台部2を把持して持ち上げてもよいし、別途持ち上げ用の把持部を土台部2等に設けることとしてもよい。
また、手摺部として2本の手摺部3、4を設ける構成としたがこれに限られるものではなく1本又は3本以上の手摺部を設けることとしてもよい。
また、車輪部5及びロック機構6を土台部2の上面2aの前端部に設けることとしたがこれに限られるものではなく上面2aの周縁部のいずれかに設けることとすればよい。その際、手摺部3の軸部3bは上述したように車輪部5及びロック機構6の周辺に設けることが望ましい。
また、2個の車輪部5及びロック機構6を設けることとしたが車輪部5及びロック機構6の数はこれに限られるものではなく、1個であってもよいし、3個以上であってもよい。但し、移動保持具1の移動時の安定性を確保するため車輪部5及びロック機構6の数は2個以上であることが望ましい。車輪部5及びロック機構6の数が3個以上である場合、移動保持具1の移動時の安定性を損なわない範囲で1個以上の車輪部5及びロック機構6を軸部3aから離れた位置に設けることとしてもよい。例えば3個の車輪部5及びロック機構6を設ける際には、2個の車輪部5及びロック機構6を土台部2の上面2aの前端部に設け、1個の車輪部5及びロック機構6を土台部2の上面2aの後端部に設けることとしてもよい。
また、水平部3b及び4bを上面視でT字状に配することとしたが、配置はこれに限られるものではなくL字状に配することとしてもよい(図11参照)。当該配置とすることにより、被介護者が土台部2上で横方向(左右方向)に移動できる距離を増やすことができる。L字状に配する場合には、手摺部4の位置を手摺部3の右端部又は左端部に付け替え可能であることが望ましい。当該構成により被介護者の利き手や利き足、その他事情を考慮して被介護者が移動補助具1を使用しやすいように変形することができる。
また、水平部4bは平面視で一端が水平部3bにネジ等により連結されて、水平部3bと水平部4bの角部(連結部分)を安定的に固定し、被介護者が背中を当該角部にもたれかからせることが可能である。当該構成により、被介護者がもたれかかった際に両手が自由となるので着替え等を行いやすくすることができる。当該構成とするためには水平部3bと4bの土台部2に対する高さが略同一の高さである必要があるため、軸部3a、4aは高さ調整不能に構成されている。しかしながら軸部3a及び4aの高さを段階的に調整可能として、両軸部の高さを同一の高さに調整可能に構成することとしてもよい。
<第2実施形態>
本実施形態は第1実施形態と車輪部5を所定位置でロックする方法及びロックの解除方法が異なる。すなわち、ロック機構6の構成が異なり、その他の部分は第1実施形態と同様である。以下、本実施形態の車輪部5及びロック機構6について図12〜図17を用いて説明する。図12〜図15は車輪部5を所定位置でロックする過程を示す図であり、図16〜図17は車輪部5のロックを解除する過程を示す図である。なお、図12は被介護者が移動補助具1を使用している状態の車輪部5とロック機構6とを示す図でもある。
ロック機構6は一端で車輪部5を回動可能に支持する第1部材61、第1部材61が上下方向に摺動可能に挿通される第2部材62及び第2部材62と土台部2の上面2aとを連結して第2部材62を土台部2の前端部に対して固定する連結部63を備える。
第1部材61の他端はストッパー66を備え、第1部材の摺動に伴ってストッパー66が下方に所定の長さL’移動した際にストッパー66が第2部材62の上部開口縁部に衝突して第1部材61が第2部材62から脱落することが防止される。また、第1部材61には後述するロック部材67の先端部が係合可能な係合孔61aが形成される。
連結部63にはロック部材67が回動可能に取り付けられる。ロック部材67は第1部材61及び第2部材62側の側部(左側部)が下方に向かって傾斜する形状に形成されており、反対側の側部(右側部)には解除レバー68が固定的に取り付けられる。ロック部材67と解除レバー68の取り付け部分には付勢手段69が装着される。
なお、図12〜図17に示す付勢手段69は銅線を複数回巻き回して形成されるコイル部とそのコイル部の両端から所定の角度をもって直線上に伸びる直線バネ部とからなるトーションバネであり、ロック部材67及び解除レバー68を時計回りに回動するように付勢する。図12ではロック部材67及び解除レバー68が付勢手段69により回動されてロック部材67の先端部が第1部材61に当接した状態で回動が停止している。なお、付勢手段69としてはトーションバネに限られるものではなく、ロック部材67及び解除レバー68を時計回りに回動するように付勢するものであればよい。以下、車輪部5を所定位置でロックする過程を説明する。図12は上述したように被介護者が移動補助具1を使用している状態の車輪部5とロック機構6とを示す図である。
図12では、土台部2の滑り止め部材8と共に車輪部5が設置面Fに当接する。上述したように滑り止め部材8によって移動補助具1が設置面Fに据え付け固定されるので車輪部5が設置面Fに当接していても移動補助具1が滑ることがない。被介護者による使用が終わり移動補助具1を移動させる際には、手摺部3及び/又は手摺部4を掴んで移動補助具1全体を持ち上げる。
第1部材61は第2部材62に対して摺動可能に挿通されているため、図13に示すように移動補助具1を高さG4持ち上げると第1部材61はロック部材67の先端部に当接された状態で設置面Fに向かって摺動して設置面Fに当接する。
また、図14に示すように移動補助具1をさらに持ち上げると(高さG4<高さG5)、第1部材61がさらに設置面Fに向かって摺動する。そして、車輪部5が設置面Fに当接する前にロック部材67の先端部が係合孔61aの開口上部縁部に衝突し、第1部材61の下方向への摺動と、ロック部材67及び解除レバー68の時計回りの回動が停止する。
この状態で図15に示すように車輪部5が設置面Fに当接するまで移動補助具1を下ろすと、第1部材61が上方向に摺動するが、ロック部材67の先端部が係合孔61aの開口下部縁部と係合して第1部材61の上方向への摺動が停止する。これにより第1部材61の第2部材62に対する位置が固定されるので土台部2を設置面Fに平行とした場合に、設置面Fと滑り止め部材8との間には隙間G6が設けられる状態になる。また、この状態において第2部材62の上部開口縁部とストッパー66とは長さL’’の距離を有する。
次に車輪部5のロックを解除する過程を説明する。車輪部5のロックを解除する際には再び手摺部3又は手摺部4を掴んで移動補助具1全体を持ち上げる。上述したように図15の状態において第2部材62の上部開口縁部とストッパー66とは長さL’’の距離を有するので、図16に示すようにロック部材67の先端部が係合孔61aの開口上部縁部に衝突するまで第1部材61が下方向に摺動する(すなわち図14と同様の状態になる)。
次に解除レバー68を把持してロック部材67及び解除レバー68を付勢手段69の付勢力に抗して反時計回りに回動する。これによりロック部材67が係合孔61aから抜け、それと共に第1部材61が下方向に摺動する。その後、車輪部5が設置面Fに当接する前にストッパー66が第2部材62の上部開口縁部に衝突し、第1部材61の下方向への摺動が停止する(図17参照)。
この状態で手摺部3又は手摺部4から手を離すと、第1部材61はロックされていないので滑り止め部材8と設置面Fとが当接するまで第1部材61が上方向に摺動し、図12に示す状態に戻る。
本実施形態によれば第1実施形態と同様の効果を奏する。
<補足>
第1実施形態において第1部材61の上端部にはストッパーが設けられていないが、第2実施形態と同様に上端部にストッパーを設けることとしてもよい。
本発明は、被介護者等の移動を補助する移動補助具に利用できる。
1 移動補助具
2 土台部
3、4 手摺部
3a、4a 軸部
3b、4b 水平部
5 車輪部
6 ロック機構
7、8 滑り止め部材
61 第1部材
62 第2部材
63 連結部
64、67 ロック部材
65、66 ストッパー
68 解除レバー
69 付勢手段

Claims (4)

  1. 土台部と、
    前記土台部に設けられるの手摺部と、
    前記土台部が設置面に当接した際に設置面に当接する車輪部と、
    前記土台部の持ち上げ動作に応じて設置面方向に移動した前記車輪部をロックするロック機構と、
    を備える移動補助具。
  2. 前記車輪部は前記土台部の周縁部に配される請求項1に記載の移動補助具。
  3. 前記手摺部は前記土台部から鉛直方向に伸びる軸部と前記軸部の上部から水平方向に伸びる水平部とを備え、前記軸部は前記土台部において前記車輪部の周辺に設けられる請求項1又は請求項2に記載の移動補助具。
  4. 前記ロック機構による前記車輪部のロックは前記土台部の持ち上げ動作に応じて前記車輪部が設置面方向に移動することにより解除可能である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の移動補助具。
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