JP3201239U - 移乗補助装置及びこれを含む自立援護システム - Google Patents
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Abstract
【課題】安全に利用することができる移乗補助装置及びこれを含む自立援護システムを提供する。【解決手段】自立援護システム1は、居住空間に設置されたベッド2と、ベッド2の近傍に設置されたトイレ3と、ベッド2とトイレ3との間に位置する移乗補助装置4とを備える。移乗補助装置4は、利用者の身体を載せることができる支持部10と、支持部10の下面から延びる脚部と、脚部に設けられたキャスター部30と、支持部10の上面方向へ延びる把持部40とを含み、脚部と床面とを連結する連結体を備える。把持部40は、複数の棒体から構成され、支持部10に交差する方向へ延びる縦棒体と、縦棒体に交差する横棒体とを含む。【選択図】図1
Description
この考案は、高齢者や身体障害者等の被介護者の移乗動作を補助する装置に関し、より詳細には、例えばベッドからトイレに移乗する際の補助装置及びこれを含む自立援護システムに関する。
従来、高齢者や身体障害者等の被介護者の移乗を補助する装置が知られている(特許文献1参照)。この装置は、被介護者の上半身を載せる天板と、膝を載せる底板と、底板に取付けられたキャスターとを含む。被介護者がこの装置に体重を預けることによって、少しの力で移動可能とすることができる。
しかしながら、従来の移乗補助装置は、移動を規制する手段が搭載されていないため、傾斜面や段差等により転倒等の事故につながる虞がある。また、底板に膝を載せるようにすると下半身が拘束され、脚が自由に使えなくなり、移乗補助装置が傾いた際に転倒を防ぐことができないという問題があった。
この考案では、安全に利用することができる移乗補助装置及びこれを含む自立援護システムを提供することを課題とする。
この考案は、第1の考案および第2の考案を含む。
第1の考案の移乗補助装置は、利用者の身体を載せることができる支持部と、前記支持部の下方へ延びる脚部と、前記脚部に設けられたキャスター部と、前記支持部の上方へ延びる把持部と、を含み、前記脚部と床面とを連結する連結体を備えることを特徴とする。
第1の考案の移乗補助装置は、利用者の身体を載せることができる支持部と、前記支持部の下方へ延びる脚部と、前記脚部に設けられたキャスター部と、前記支持部の上方へ延びる把持部と、を含み、前記脚部と床面とを連結する連結体を備えることを特徴とする。
第2の考案の自立援護システムは、ベッドと、前記ベッドの近傍に設置されたトイレと、前記ベッドと前記トイレとの間を移動可能な移乗補助装置と含む自立援護システムであって、前記移乗補助装置は、利用者の身体を載せることができる支持部と、前記支持部の下方へ延びる脚部と、前記脚部に設けられたキャスター部と、前記支持部の上方へ延びる把持部と、を含み、前記脚部と床面とを連結する連結体を備えることを特徴とする。
この考案の移乗補助装置によれば、床面に連結された連結体によって装置全体の移動が規制されるので、予期しない段差や傾斜での転倒を予防することができ、安全性を確保することができる。
図1を参照すれば、高齢者や身体障害者等の被介護者の自立援護システム1は、居住空間に設置されたベッド2と、ベッド2の近傍に設置されたトイレ3と、ベッド2とトイレ3との間に位置する移乗補助装置4とを備える。移乗補助装置4は、主にベッド2およびトイレ3間の移乗を目的として用いることができる。この自立援護システム1のようにベッド2の近傍にトイレ3を配置することによって、被介護者でも比較的容易にトイレ3に行くことができる。
図2を参照すれば、移乗補助装置4は、利用者の身体を載せることができる支持部10と、支持部10の下面12から図面上下方向の下方へ延びる脚部20と、脚部20に設けられたキャスター部30と、支持部10の図面上下方向の上方へ延びる把持部40とを含み、脚部20と床面とを連結する連結体50を備える。支持部10は、その上面11がクッション材で構成されるとともに、被介護者等の利用者が肘から手首までの前腕を安定して載せることができる大きさとしている。
支持部10の後側14から把持部40が突出する。把持部40は、複数の棒体から構成され、支持部10に交差する方向へ延びる縦棒体41と、縦棒体41に交差する横棒体42とを含む。この実施形態において、一対の縦棒体41と、これらの間に延びるとともに縦方向へ離間して配置される二本の横棒体42とを備える。縦棒体41は支持部10の外側に離れる方向へ傾斜する傾斜部43を備えることが望ましい。
利用者は、支持部10の把持部40が設けられた後側14に対向する前側13に腹部を当接させるようにして、前腕を介して上半身を支持部10の上に載せる。このように支持部10に前腕を載せたときに、利用者は把持部40を両手で掴むことができ、安定した状態を維持することができるので、転倒を抑制することができる。また、把持部40を両手で掴むことによって、前腕に力を入れやすく、前腕で体を押し上げるようにして腰を浮かせることができる。このように腰を浮かせることによって、ベッド2またはトイレ3から容易に離席することが可能となる。また、腰を浮かせるようにすることで、移乗補助装置4を用いた移動も楽にすることができる。
把持部40において、縦棒体41および横棒体42を複数設けることによって、利用者が動作に応じて種々の場所を握ることができる。例えば、移乗補助装置4に乗り移る際には、傾斜部43を握り、体に引き付けるようにすることによって、容易に移乗することができる。傾斜部43を設けることによって、把持部40全体を利用者から遠ざけることができ、利用者の頭部が把持部40にぶつかるのを予防することができる。
上記のような移乗補助装置4にはキャスター部30を備えるから、容易に移動することができる。利用者はその上半身のみを支持部10で支持し、足は常に床に付くようにすることができる。足を床に付けておくことによって、移動および旋回ができるとともに、移動スピードを制御し、停止することもできる。また、利用者は、脚部20の両側に離れて位置するように両脚を開いて移乗補助装置4を利用することができるから、移動がより容易になる。さらに、脚の踏ん張りがきくので、転倒を抑制することもできる。
支持部10の下面12には連結体50が取り付けられる。連結体50は、鎖等の紐状部51と、紐状部51を床等に固定するための固定部52とを備える。紐状部51の一端が脚部20に固定され(図示せず)、他端が固定部52を介して床等に固定される。固定部52は、例えばネジやクギなどを用いて床等に直接固定される。この実施形態において、固定部52はベッド2とトイレ3との中間に配置される。また、紐状部51の長さは、ベッド2とトイレ3との間を往復できる程度にしている。このような連結体50を備えることによって、移乗補助装置4の移動を規制することができる。したがって、移乗補助装置4が予期しない場所に移動して段差や傾斜での転倒を予防することができる。また、利用中や利用前後に移乗補助装置4が倒れてしまった場合でも、これが遠方へ行くことがないので、容易に再び起こして使用することができる。
紐状部51の長さは、被介護者の運動能力により調整することができる。例えば、移乗補助装置4がほとんど移動しない程度に短くしてもよい。このような長さにすることによって、移乗補助装置4の転倒を防止することができる。すなわち、移乗補助装置4が傾いた場合でも、複数のキャスター部30と紐状部51とによって、傾きが一定範囲内に規制され、物理的に移乗補助装置4が転倒しないようにすることができる。このような移乗補助装置4は、水平方向への移動はほとんどできないが、旋回はできる。ベッド2とトイレ3との離間距離が短ければ、移乗補助装置4の旋回だけで移乗が可能である。
上記のような自立援護システム1によれば、ベッド2に横になっていた利用者は、ベッド2の縁に腰掛け、移乗補助装置4の前側13から支持部10に両前腕を載せるとともに、支持部10に上半身を覆い被せるように体重をかける。このように支持部10にほぼ全体重をかけることによって、下半身への負荷を大幅に軽減することによって、足腰が弱っているような場合でも、ベッド2から降りることができる。利用者は、両前腕を支持部10に載せたまま、回転移動し、トイレ3へ移動することができる。この時、上半身を安定させるために両手で把持部40を握ることが好ましい。同様に、利用者はトイレ3からベッド2へ移動することもできる。
この実施形態では、ベッド2からトイレ3への移乗動作について説明しているが、ベッド2および車椅子間の移乗、トイレ3および車椅子間の移乗の際にも用いることができる。
支持部10の上面11にクッション材を設けて、利用者が前腕を載せて体重がかかった場合でも痛くないようにしている。また、脚部20を昇降可能として、支持部10の高さ調節ができるようにしてもよい。キャスター部30の数は任意で変更可能である。連結体50の固定部52は直接床等に固定することもできるが、別途土台を設け、土台に固定部52を固定して、これを床の上に置くようにすることもできる。土台を設けることで、床に穴などをあけなくても移乗補助装置4を設置することができる。その他、自立援護システム1に用いられる各構成要素は、この技術分野において知られる通常のものを用いることができる。
1 自立援護システム
2 ベッド
3 トイレ
4 移乗補助装置
10 支持部
11 上面
12 下面
20 脚部
30 キャスター部
40 把持部
50 連結体
2 ベッド
3 トイレ
4 移乗補助装置
10 支持部
11 上面
12 下面
20 脚部
30 キャスター部
40 把持部
50 連結体
Claims (2)
- 利用者の身体を載せることができる支持部と、
前記支持部の下方へ延びる脚部と、
前記脚部に設けられたキャスター部と、
前記支持部の上方へ延びる把持部と、を含み、
前記脚部と床面とを連結する連結体を備えることを特徴とする移乗補助装置。 - ベッドと、前記ベッドの近傍に設置されたトイレと、前記ベッドと前記トイレとの間を移動可能な移乗補助装置と含む自立援護システムであって、
前記移乗補助装置は、利用者の身体を載せることができる支持部と、
前記支持部の下方へ延びる脚部と、
前記脚部に設けられたキャスター部と、
前記支持部の上方へ延びる把持部と、を含み、
前記脚部と床面とを連結する連結体を備えることを特徴とする自立援護システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015004725U JP3201239U (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 移乗補助装置及びこれを含む自立援護システム |
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JP2015004725U JP3201239U (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 移乗補助装置及びこれを含む自立援護システム |
Publications (1)
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JP2015004725U Expired - Fee Related JP3201239U (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 移乗補助装置及びこれを含む自立援護システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109771166A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-05-21 | 东华大学 | 一种帮助残疾人处理排泄及呕吐的智能轮椅 |
JP2020099457A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | 祐次 廣田 | 寝室用水洗トイレ |
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2015
- 2015-09-16 JP JP2015004725U patent/JP3201239U/ja not_active Expired - Fee Related
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