JP3116855U - 歩行器 - Google Patents

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【課題】常時はキャスタにより自在に走行できるが、所定以上の荷重が懸かった時に走行を規制する足が突出して安定的に走行器を停止させ、その後、前進しようと身体を起こしたときに歩行器自体が一定距離自走し歩行を助成する歩行器を提供する。
【解決手段】把持部2を有するU字型の上フレーム3をキャスタ及び接地用の足6を有する台車フレーム4に弾性的な連結手段で連結し、上フレーム3に所定以上の荷重が懸かった時に前記接地足6が下動して接地するようにした。また前記接地足6が下動して接地した後、その負荷が解かれると該接地足6が上動しながら歩行器を一定距離自走させる自走機構を備えるようにした。また前記弾性的な連結手段を、台車フレームの縦パイプ5内に各挿通され、他端側が上フレーム3の縦パイプ11に各挿通、係止された接地足6と、該接地足6に巻装され、縦パイプ5と縦パイプ11との端部間に挟持された巻きバネ7とで行うようにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、足にケガをした人や足の弱くなった老人が病院や家庭で歩行の補助または訓練に使用する歩行器に関する。
従来かかる歩行器はキャスタ付きのU字型フレーム内に身体を入れて身体を支えながら前進するか、またはキャスタ無しの4足フレームで身体を支え、前進するときには2足づつ左右交互に移動させて前進するものなどがある。特にキャスタ付きの場合、勢いがついて転倒したり、坂道で転がる恐れがあり、かかる事故を防ぐために転倒防止機構を設けたものが特許文献1に開示されている。然しながらこのものは、転倒防止機構を備えるのみで歩行器を前進させる機構は備えていない。
特公平3−25178号公報
本考案はキャスタ付きの歩行器であるが、常時はキャスタにより自在に走行できるが、所定以上の荷重が懸かった時に走行を規制する接地用の足が突出して安定的に走行器を停止させ、その後、前進しようと身体を起こしたときに歩行器自体が一定距離自走し、走行を助成する歩行器を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案の歩行器は、請求項1記載のように把持部2を有するU字型の上フレーム3をキャスタ及び接地用の足6を有する台車フレーム4に弾性的な連結手段で連結し、上フレーム3に所定以上の荷重が懸かった時に前記接地足6が下動して接地するようにした。
また請求項2記載のように、前記弾性的な連結手段が、台車フレームの縦パイプ5内に各挿通され、他端側が上フレーム3の縦パイプ11に各挿通、係止された接地足6と、該接地足6に巻装され、縦パイプ5と縦パイプ11との端部間に挟持された巻きバネ7とで構成した。
さらに請求項3記載のように、前記接地足6が下動して接地した後、その負荷が解かれると該接地足6が上動しながら歩行器を一定距離自走させるようにした。
また請求項4記載のように、前記自走機構が、接地足6に設けたラック13が上動するときに後輪9の支軸に設けた軸ギヤ14と弾性的に噛み合うようにし、接地足6が下動する場合はラック13が軸ギヤ14と噛み合わず乗り越えるようにラック13のギヤ歯を上向きに形成した。また請求項5記載のように、前記ラック13と軸ギヤ14との弾性的な噛み合いは、ラック13を接地足6の縦長な切り欠き溝から板バネ15で付勢して軸ギヤ14に向け臨ませることにより行うようにした。
上記のように構成したので本考案の歩行器によれば、歩行器に意図的に体重を預けた状態、またはよろめいて不意に体重を掛けた場合も、歩行器の4本の足が上フレームと台車フレーム間に介在させた弾性体の復元力に抗しながら床面に接地して台車を止め、安定的に歩行器を路面に固定する。次いで左右のフレームを握ったままの体勢で歩行器に預けていた体重を自身に戻すと、弾性体の復元力により上フレームが浮き上がり、上フレームと一体の接地足が床面から離れ、その際、弾性体の復元力が台車の車輪に伝達されて一定距離台車を前進させる。この場合、足の不自由な使用者が自ら前進させる必要がない。
また歩行器を自力で前進させる時は、車輪の軸ギヤが接地足に設けた弾性的に作動するラックの歯を弾き、その抵抗を被った慣性の乏しい走行になるため暴走し難く、また後ろに転びそうになり歩行器が後退する場合は、後輪の軸ギヤが接地足のラッチと噛み合い、接地足を床面に次第に接地させるように作動するが、弾性体である巻きバネが次第に圧縮して漸次制動が掛かるように作動し坂道での歩行器の安全性が増大する。
把持部2を有するU字型の上フレーム3をキャスタ及び接地足6を有する台車フレーム4に弾性的な連結手段で連結し、上フレーム3に所定以上の荷重が懸かった時に前記接地足6が下動して接地するようにした。また接地した後、その負荷が解かれると歩行器が一定距離自走するようにした。
本考案の好適なひとつの実施形態を以下図面に基づき説明する。本考案の歩行器1は、図1に示すようにキャスタ付きU字型パイプフレーム内に身体を入れて身体を支えながら前進させる歩行器であって、把持部2を有するU字型の上フレーム3は略同形のU字型台車フレーム4の縦パイプ5にそれぞれ挿通された4本の接地用の足6及び該接地足6に巻装された巻きバネ7を介して上下動自在に支持されている。さらにU字型台車フレーム4には常時接地している3個のキャスタが設けられており、これらキャスタは台車フレームの両側後部の対称位置に設けた2個の後輪9と、先端頂部に設けた1個の前輪8とからなり三輪車として安定的に接地して走行を維持する。また前記4本の接地足6は前輪8の近傍両側に振り分けて各設けた縦パイプ5に挿通された2本の前足6と、後輪9の後方に隣接して設けた縦パイプ5に挿通された2本の後足6とからなり、これら接地足6は台車フレームの4個の縦パイプ5内に挿通されて滑動自在となっている。
そして4本の接地足6の接地側先端には滑り止めのゴム製または樹脂製の石突10を嵌着してあり、他端側は上フレーム3の縦パイプ11内に挿通され、高さ調節ピン12を差し込んで上フレーム3の縦パイプ11に固定されるようにしてある。また接地足6に巻装される巻きバネ7は上フレームと台車フレームの各縦パイプ5、11の端部間に挟まれて上フレーム3を弾性的に台車フレーム4上に支持する弾性体として作用している。従って上フレーム3に所定以上の荷重が懸からない場合は、図2に示すように接地足6は持ち上げられて地面から浮いた状態になっており、所定以上の荷重が懸かった場合は、図3に示すように上フレーム3が巻きバネ7に抗して下動するので一体の接地足6も下動し地面に接地する。尚、接地足6の高さ調節は、接地足6の上部に所定間隔の係止穴を複数個設け、上フレーム3の縦パイプ11に同様の間隔で設けた穴11aと整合した状態で高さを決定し、高さ調節ピン12を差し込んで接地足6を上フレーム3の縦パイプ11に固定する。
前記後輪9は図3、図4に示すように双輪になっており、接地足6はその双輪の間に配されて接地足6に縦方向に設けたラック13と後輪9の回転軸に設けた軸ギヤ14とが噛み合うようになっている。すなわちラック13は接地足6の縦長な切り欠き溝から板バネ15で付勢されて軸ギヤ14に向けて臨ませてある。尚、ラック13の歯は接地足6が下動する場合は軸ギヤ14と噛み合わず乗り越え、上動する場合に噛み合うように上向きに設けてあり、板バネ15の付勢力もそのように作用するように設定してある。
また前側の接地足6の上部には、歩行器の自走距離の調節と台車フレーム4からの抜け止めをかねたストッパ16が取り付けられており、このストッパ16は接地足6が上動した時に縦パイプ5の下端に突き当たり、それ以上に上フレーム1が浮き上がらないようにすると共に、後輪9のラック13が軸ギヤ14との噛み合いから外れないよう後輪9の回転を止めるように作動する。またこのストッパ16の位置を縦パイプ5上で任意に変えることにより自走前進の到達距離を使用者の脚力に合わせ変えることも可能である。
歩行器を用いて前進する場合、上フレーム3の把持部2を握るか、或いは軽く肘をのせるかした状態では全ての接地足6は床面から浮いたままであり、前輪8と後輪9が接地しているので安定的に軽く押しながら前進が出来る。この際、後輪9の軸ギヤ14がラック歯13を弾きながら走行するのでその分抵抗のある走行となる。後進する場合は、軸ギヤ14がラック歯13と噛み合って後接地足6を下ろすように作動する。その際、巻きバネ7は次第に圧縮され、後進するほど漸次制動力を増して後足6が床面に接地したときに後輪9は停止する。
またその場で停止したい場合は、使用者が歩行器1の把持部2を介して体重をあずけることにより行う。体重を掛けると巻きバネ7に抗して接地足6が上フレームと一体に下がり、後輪9の軸ギヤ14をラック歯13が弾きながら接地足6が床面まで下がることになり、終には4本の接地足6が接地して安定的に歩行器を路面に固定する。この歩行器を停止させた状態から使用者は安心して体重を歩行器1にあずけ、自分の足を前へと運ぶことができる。
次いで自分の足を前へ運んだ状態で把持部2を握ったまま、体のバランスを保ちながら歩行器1にあずけていた体重を使用者自身に戻すと4本の接地足6は巻きバネ7の復元力により、床面から離れて元の荷重負荷の少ない走行可能な状態に戻ろうとする。その際、後足6に設けたラック13は後輪9に設けた軸ギヤ14と噛み合い、後足6の上昇に伴って後輪9を回転させ、前足6に設けたストッパ16が縦パイプ5の下端に突き当たるまで歩行器1を前進させる。ここで、また歩行器1に体重を預け同じことを繰り返すと、歩行器1を頼りに足を運び、歩行器1を頼りに足を止めるだけで歩行器1と共に着実に前進して行くことができる。(図5、図6)
また、歩行器1は、歩行に供しない場合や、手押し車として利用する際の休憩時には、体重を掛けると接地足6が床面に接地する構造なので、上フレーム3の左右側面に座板または座布を渡すことで把持部2が一体の背もたれと肘掛に代わり、しかも4点支持の安定した椅子としても使える。さらにこの椅子は、立ち上がると上述の原理から自動的に使用者の後方へ引かれることになる。
また、台車フレーム4の左右側面に荷物かご等を渡し使用すると台車フレーム4には重量負荷がかかっても接地足6が床面に接地することは無いので歩行器1を運搬用手押し車として利用することもできる。
また上フレームを図2の正面図で見たU字フレームを逆向き2段に連続させて形成したのは、把持部2のある上段は使用者が前腕部を載せたまま握ることや歩行器1を椅子として使用する際の背もたれと肘掛の役目を想定してなされたものであり、下段は使用者が上段部を脇に挟んだ状態で握ることやベッドから立ち上がる際に握ることを想定してなされたものであり、また先端の湾曲部は使用者が歩行器1を手押し車として利用する際に握ることを想定して、それぞれデザインされたものである。
本考案、歩行器の斜視図である。 図1の正面図で足が浮いた状態図である。 図1の正面図で足が接地した状態図である。 図1の右側面図である。 足が接地した状態を示す後輪の要部拡大断面図である。 足が浮いた状態を示す後輪の要部拡大断面図である。
符号の説明
1 歩行器
2 把持部
3 上フレーム
4 台車フレーム
5 台車フレームの縦パイプ
6 接地足
7 巻きバネ
8 前輪
9 後輪
10 石突
11 上フレームの縦パイプ
12 高さ調節ピン
13 ラック
14 軸ギヤ
15 板バネ
16 ストッパ

Claims (5)

  1. 把持部(2)を有するU字型の上フレーム(3)をキャスタ及び接地用の足(6)を有する台車フレーム(4)に弾性的な連結手段で連結し、上フレーム(3)に所定以上の荷重が懸かった時に前記接地足(6)が下動して接地するようにした歩行器。
  2. 前記弾性的な連結手段が、台車フレームの縦パイプ(5)内に各挿通され、他端側が上フレーム(3)の縦パイプ(11)に各挿通、係止された接地足(6)と、該接地足(6)に巻装され、縦パイプ(5)と縦パイプ(11)との端部間に挟持された巻きバネ(7)とでなる請求項1記載の歩行器。
  3. 前記接地足(6)が下動して接地した後、その負荷が解かれると該接地足(6)が上動しながら歩行器を一定距離自走させるようにした請求項1、2記載の歩行器。
  4. 前記自走機構が、接地足(6)に設けたラック(13)が上動するときに後輪(9)の支軸に設けた軸ギヤ(14)と弾性的に噛み合うようにし、接地足(6)が下動する場合はラック(13)が軸ギヤ(14)と噛み合わず乗り越えるようにラック(13)のギヤ歯を上向きに形成した請求項3記載の歩行器。
  5. 前記ラック(13)と軸ギヤ(14)との弾性的な噛み合いは、ラック(13)を接地足(6)の縦長な切り欠き溝から板バネ(15)で付勢して軸ギヤ(14)に向け臨ませることにより行うようにした請求項4記載の歩行器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06284918A (ja) * 1992-04-20 1994-10-11 Maruhachi Mawata:Kk スライドファスナーおよびこれを用いた布団
JP2013078965A (ja) * 2011-10-01 2013-05-02 Takuya Sugimura ショッピングカート

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