JP2015050348A - 基板処理装置、基板処理方法及び基板処理用記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板上に形成されるパターンの精度の低下を抑制しつつ、スループットの向上により生産性を高めることができる基板処理装置を提供する。【解決手段】基板処理装置である塗布ユニットU3は、ウェハWを保持して回転させる回転保持部20と、回転保持部20により回転させられているウェハWの表面Waに、レジスト剤を供給する処理液供給部30と、レジスト膜の感度向上用の光を照射する光照射部40と、制御部CUとを備える。制御部CUは成膜制御部として機能し、ウェハWを回転させるように回転保持部20を制御しながら、表面Waにレジスト剤を供給するように処理液供給部30を制御することで、表面Wa上にレジスト剤の膜を形成する。制御部CUは光照射制御部としても機能し、レジスト剤の膜の形成完了前に、レジスト剤に光を照射するように光照射部40を制御する。【選択図】図4
Description
本発明は、基板処理装置、基板処理方法及び基板処理用記録媒体に関する。
基板上に形成された感光性被膜に露光処理及び現像処理を施すことで、基板上にパターンを形成するフォトリソグラフィーが広く用いられている。例えば半導体製造工程では、ウェハ(基板)の表面に形成された感光性のレジスト膜(感光性被膜)に露光処理及び現像処理を施すことで、エッチング用のレジストパターンが形成される。近年、パターンの精度向上又はスループットの向上等を目的として様々な技術が提案されている。例えば特許文献1には、レジスト膜に所定パターンに応じた露光処理を施す前又は後に、紫外線全面照射を行うレジストパターン形成法方法が開示されている。
特許文献1に記載されたレジストパターン形成方法によれば、全面照射される紫外線が感度向上用の光として作用し、所定パターンに応じた露光処理に対するレジスト膜(感光性被膜)の感度が向上する。このため、所定パターンに応じた露光処理におけるスループットの向上が期待される。しかしながら、上述したレジストパターン形成方法では、感度向上用の光の照射(以下、「アシスト露光」という。)の影響により、パターンの精度が低下する場合がある。
本発明は、基板上に形成されるパターンの精度の低下を抑制しつつ、スループットの向上により生産性を高めることができる基板処理装置、基板処理方法及び基板処理用記録媒体を提供することを目的とする。
本発明者等は、アシスト露光によりパターンの精度が低下する要因について調査研究を行った結果、感光性被膜に対するアシスト露光用の光の透過性が、パターンの精度に影響していることを見出した。すなわち、上記透過性の影響により、感光性被膜の深部にはアシスト露光用の光が届きにくいため、感光性被膜の浅部と深部とで感度に差異が生じ、この差異によりパターンの精度が低下する。
そこで本発明に係る基板処理装置は、基板を保持して回転させる回転保持部と、回転保持部により回転させられている基板の表面に、感光性被膜の形成用の処理液を供給する処理液供給部と、感光性被膜の感度向上用の光を照射する光照射部と、基板を回転させるように回転保持部を制御しながら、当該基板の表面に処理液を供給するように処理液供給部を制御することで、当該基板の表面上に処理液の膜を形成する成膜制御部と、処理液の膜の形成完了前に、処理液に光を照射するように光照射部を制御する光照射制御部とを備える。
この基板処理装置によれば、処理液の膜の形成完了前に、処理液に感度向上用の光が照射される。処理液は、回転する基板の表面に供給されるので、膜の形成完了前においては基板の外周側に流動する。このため、感度向上用の光が流動中の処理液に照射され、その処理液が流動に伴って膜の深部に到達する。これにより、膜の浅部と深部との感度の差異が抑制された状態で、膜全体の感度が向上する。従って、基板上に形成されるパターンの精度の低下を抑制しつつ、スループットの向上により生産性を高めることができる。
光照射部は、基板に到達する前の処理液に光を照射するように構成され、光照射制御部は、処理液の供給中に処理液に光を照射するように光照射部を制御してもよい。この場合、感度向上用の光を浴びた処理液がより確実に膜の深部に到達する。従って、基板上に形成されるパターンの精度の低下を更に抑制できる。
処理液供給部は処理液の吐出用のノズルを有し、光照射部は、ノズルから吐出され基板に到達する前の処理液に光を照射するように構成されてもよい。この場合、複数の処理液供給部により複数種類の処理液をそれぞれ供給するときに、光照射部を入れ替えることなく処理液供給部のノズルを入れ替え、光照射部を共用化できる。
処理液供給部は、処理液を導く送液管を有し、光照射部は、送液管を通る処理液に光を照射するように構成されてもよい。この場合、処理液を導く経路を活用して、より十分な光を処理液に照射できる。
光照射部は、基板の表面に供給された処理液に光を照射するように構成されてもよい。この場合、光の照射範囲を広くして、より十分な光を処理液に照射できる。
処理液供給部は、供給前の処理液の貯留部を有し、光照射部は、貯留部の中の処理液に光を照射するように構成され、光照射制御部は、処理液の供給開始前に、処理液に光を照射するように光照射部を制御してもよい。処理液の供給開始前であれば光の照射時間を確保し易いので、より十分な光を処理液に照射できる。
本発明に係る基板処理方法は、基板を保持して回転させながら、当該基板の表面に感光性被膜の形成用の処理液を供給することで、当該基板の表面上に処理液の膜を形成する成膜工程と、処理液の膜の形成完了前に、処理液に感光性被膜の感度向上用の光を照射する光照射工程とを備える。
この基板処理方法によれば、処理液の膜の形成完了前に、処理液に感度向上用の光が照射される。処理液は、回転する基板の表面に供給されるので、膜の形成完了前においては基板の外周側に流動する。このため、感度向上用の光が流動中の処理液に照射され、その処理液が流動に伴って膜の深部に到達する。これにより、膜の浅部と深部との感度の差異が抑制された状態で、膜全体の感度が向上する。従って、基板上に形成されるパターンの精度の低下を抑制しつつ、スループットの向上により生産性を高めることができる。
基板に到達する前の処理液に光を照射するように、光照射工程を処理液の供給中に実行してもよい。この場合、感度向上用の光を浴びた処理液がより確実に膜の深部に到達する。従って、基板上に形成されるパターンの精度の低下を更に抑制できる。
ノズルから吐出され基板に到達する前の処理液に光を照射するように光照射工程を実行してもよい。この場合、複数の処理液供給部により複数種類の処理液をそれぞれ供給するときに、光照射部を入れ替えることなく処理液供給部のノズルを入れ替え、光照射部を共用化できる。
送液管を通る処理液に光を照射するように光照射工程を実行してもよい。この場合、処理液を導く経路を活用して、より十分な光を処理液に照射できる。
基板の表面に供給された処理液に光を照射するように光照射工程を実行してもよい。この場合、光の照射範囲を広くして、より十分な光を処理液に照射できる。
貯留された供給前の処理液に光を照射するように、光照射工程を処理液の供給開始前に実行してもよい。処理液の供給開始前であれば光の照射時間を確保し易いので、より十分な光を処理液に照射できる。
本発明に係る基板処理用記録媒体は、基板処理装置に、請求項7〜12のいずれか一項記載の基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明に係る基板処理装置、基板処理方法及び基板処理用記録媒体によれば、基板上に形成されるパターンの精度の低下を抑制しつつ、スループットの向上により生産性を高めることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
〔基板処理システム〕
図1に示すように、基板処理システム1は、露光装置E1と塗布・現像装置(基板処理装置)E2とを備える。露光装置E1は、ウェハ(基板)の表面に形成されたレジスト膜(感光性被膜)の露光処理を行う。具体的には、液浸露光等の方法により、レジスト膜の露光対象部分に選択的にEUV(Extreme Ultraviolet、極端紫外線)を照射する。EUVの波長は、例えば13.5nmである。なお、露光装置E1は、EUVを照射するものに限られず、例えばArFエキシマレーザー、KrFエキシマレーザー、g線又はi線等を照射するものであってもよい。
図1に示すように、基板処理システム1は、露光装置E1と塗布・現像装置(基板処理装置)E2とを備える。露光装置E1は、ウェハ(基板)の表面に形成されたレジスト膜(感光性被膜)の露光処理を行う。具体的には、液浸露光等の方法により、レジスト膜の露光対象部分に選択的にEUV(Extreme Ultraviolet、極端紫外線)を照射する。EUVの波長は、例えば13.5nmである。なお、露光装置E1は、EUVを照射するものに限られず、例えばArFエキシマレーザー、KrFエキシマレーザー、g線又はi線等を照射するものであってもよい。
塗布・現像装置E2は、露光装置E1による露光処理の前に、ウェハの表面にレジスト剤を塗布してレジスト膜を形成する処理を行い、露光装置E1による露光処理の後に、レジスト膜の現像処理を行う。図1及び図2に示すように、塗布・現像装置E2は、キャリアブロックS1と、キャリアブロックS1に隣接する処理ブロックS2と、処理ブロックS2に隣接するインターフェースブロックS3とを備える。以下、塗布・現像装置E2の説明における「前後左右」は、インターフェースブロックS3側を前側、キャリアブロックS1側を後側とした方向を意味するものとする。
キャリアブロックS1は、キャリアステーション12と、搬入・搬出部13とを有する。キャリアステーション12は、複数のキャリア11を支持する。キャリア11は、複数枚のウェハWを密封状態で収容し、ウェハWを出し入れするための開閉扉(不図示)を一側面11a側に有する。キャリア11は、側面11aが搬入・搬出部13側に面するように、キャリアステーション12上に着脱自在に設置される。
搬入・搬出部13は、キャリアステーション12上の複数のキャリア11にそれぞれ対応する複数の開閉扉13aを有する。側面11aの開閉扉と開閉扉13aとを同時に開放することで、キャリア11内と搬入・搬出部13内とが連通する。搬入・搬出部13は受け渡しアームA1を内蔵している。受け渡しアームA1は、キャリア11からウェハWを取り出して処理ブロックS2に渡し、処理ブロックS2からウェハWを受け取ってキャリア11内に戻す。
処理ブロックS2は、下層膜形成(BCT)ブロック14と、レジスト膜形成(COT)ブロック15と、保護膜形成(TCT)ブロック16と、現像処理(DEV)ブロック17とを有する。これらのブロックは、床面側からDEVブロック17、BCTブロック14、COTブロック15、TCTブロック16の順に積層されている。
BCTブロック14は、塗布ユニット(不図示)と、加熱・冷却ユニット(不図示)と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA2とを内蔵している。塗布ユニットは、下層膜形成用の薬液をウェハWの表面に塗布する。加熱・冷却ユニットは、例えば熱板によりウェハWを加熱して薬液を加熱し、加熱後のウェハWを冷却板により冷却することで、薬液の硬化等のための熱処理を行う。
図3に示すように、COTブロック15は、塗布ユニットU1と、加熱・冷却ユニットU2と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA3とを内蔵している。塗布ユニットU1は、本実施形態に係る基板処理装置に相当し、レジスト膜形成用の薬液(レジスト剤)を下層膜の上に塗布する。加熱・冷却ユニットU2は、例えば熱板によりウェハWを加熱してレジスト剤を加熱し、加熱後のウェハWを冷却板により冷却することで、レジスト剤の硬化等のための熱処理を行う。レジスト剤は、ポジ型であってもネガ型であってもよい。
TCTブロック16は、塗布ユニット(不図示)と、加熱・冷却ユニット(不図示)と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA4とを内蔵している。塗布ユニットは、保護膜形成用の薬液をレジスト膜の上に塗布する。加熱・冷却ユニットは、例えば熱板によりウェハWを加熱して薬液を加熱し、加熱後のウェハWを冷却板により冷却することで、薬液の硬化等のための熱処理を行う。
DEVブロック17は、複数の現像処理ユニット(不図示)と、複数の加熱・冷却ユニット(不図示)と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA5と、これらのユニットを経ずに処理ブロックS2の前後間でウェハWを搬送する直接搬送アームA6とを内蔵している。
現像処理ユニットは、露光されたレジスト膜の現像処理を行う。具体的には、レジスト膜上に例えばアルカリ性の現像液を塗布してレジスト膜の不要部分を溶解させ、例えば純水等のリンス液により洗い流す。
加熱・冷却ユニットは、例えば熱板によりウェハWを加熱することでレジスト膜を加熱し、加熱後のウェハWを冷却板により冷却する。これにより加熱・冷却ユニットは、ポストエクスポージャベーク(PEB)等の加熱処理を行う。PEBは、現像処理前にレジスト膜を加熱する処理である。
図2及び図3に示すように、処理ブロックS2の後側には棚ユニットU10が設けられている。棚ユニットU10は、床面からTCTブロック16に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルC30〜C38に区画されている。棚ユニットU10の近傍には、昇降アームA7が設けられている。昇降アームA7は、セルC30〜C38間でウェハWを搬送する。処理ブロックS2の前側には棚ユニットU11が設けられている。棚ユニットU11は、床面からDEVブロック17の上部に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルC40〜C42に区画されている。
インターフェースブロックS3は、露光装置E1に接続される。インターフェースブロックS3は、受け渡しアームA8を内蔵している。受け渡しアームA8は、処理ブロックS2の棚ユニットU11から露光装置E1にウェハWを渡し、露光装置E1からウェハWを受け取り棚ユニットU11に戻す。
塗布・現像装置E2は、まず下層膜を形成する処理を行う。具体的には、受け渡しアームA1及び昇降アームA7により、キャリア11内のウェハWをBCTブロック14に対応するセルC33に搬送する。搬送アームA2によりBCTブロック14内の各ユニットにウェハWを搬送してウェハWの表面に下層膜を形成する。そして、下層膜の形成後のウェハWを、搬送アームA2によりセルC33の上のセルC34に搬送する。
次に、塗布・現像装置E2は、下層膜の上にレジスト膜を形成する処理を行う。具体的には、昇降アームA7により、セルC34のウェハWをCOTブロック15に対応するセルC35に搬送する。搬送アームA3によりCOTブロック15内の各ユニットにウェハWを搬送して下層膜の上にレジスト膜を形成する。そして、レジスト膜の形成後のウェハWを、搬送アームA3によりセルC35の上のセルC36に搬送する。
次に、塗布・現像装置E2は、レジスト膜の上に保護膜を形成する処理を行う。具体的には、昇降アームA7により、セルC36のウェハWをTCTブロック16に対応するセルC37に搬送する。搬送アームA4によりTCTブロック16内の各ユニットにウェハWを搬送してレジスト膜の上に保護膜を形成する。そして、保護膜の形成後のウェハWを、搬送アームA4によりセルC37の上のセルC38に搬送する。
次に、塗布・現像装置E2は、露光装置E1へのウェハWの送出を行う。具体的には、昇降アームA7により、セルC38のウェハWを直接搬送アームA6に対応するセルC32に搬送する。直接搬送アームA6により、セルC32のウェハWを棚ユニットU11のセルC42に搬送する。受け渡しアームA8により、セルC42のウェハWを露光装置E1に送り出す。露光装置E1に送り出されたウェハWのレジスト膜に対しては、所望のレジストパターンを得るための露光処理が行われる。この露光処理では、EUV光の照射によりレジスト膜中の原子がイオン化されて2次電子を発生する。
次に、塗布・現像装置E2は、露光装置E1からのウェハWの受入を行う。具体的には、受け渡しアームA8によりEUV露光後のウェハWを露光装置E1から受け入れ、セルC42の下のセルC40,C41に搬送する。
次に、塗布・現像装置E2は、PEBを行う。具体的には、搬送アームA5によりセルC40,C41のウェハWをDEVブロック17内の加熱・冷却ユニットに搬送し、加熱・冷却ユニットによりレジスト膜の加熱処理を行う。
PEBにおいては、EUV光の照射により発生した2次電子により酸発生剤が分解して酸を発生し、この酸を触媒にしてレジスト膜の溶解性を変化させる反応(以下、「酸触媒反応」という。)が進行する。レジスト剤がポジ型である場合には、酸を触媒とする脱保護反応が進行することで、レジスト膜中のアルカリ不溶性樹脂がアルカリ可溶性となる。レジスト剤がネガ型である場合には、酸を触媒とする架橋反応が進行することで、レジスト膜中のアルカリ可溶性樹脂がアルカリ不溶性となる。
次に、塗布・現像装置E2は、現像処理を行う。具体的には、搬送アームA5によりPEB後のウェハWを現像処理ユニットに搬送し、現像処理ユニットによりレジスト膜の現像処理を行う。これにより、ウェハWの表面にレジストパターンが形成される。
次に、塗布・現像装置E2は、搬送アームA5により、セルC32の下のセルC30,C31にウェハWを搬送し、昇降アームA7及び受け渡しアームA1によりウェハWをキャリア11内に戻す。
〔基板処理装置〕
図4に示すように、塗布ユニットU1は、ウェハWを保持して回転させる回転保持部20と、ウェハWの表面Waにレジスト剤を供給する処理液供給部30と、レジスト膜の感度向上用の光を照射する光照射部40と、制御部CUとを備える。
図4に示すように、塗布ユニットU1は、ウェハWを保持して回転させる回転保持部20と、ウェハWの表面Waにレジスト剤を供給する処理液供給部30と、レジスト膜の感度向上用の光を照射する光照射部40と、制御部CUとを備える。
回転保持部20は、回転部21と、保持部22とを有する。回転部21は、上方に突出する回転軸21aと、回転軸21aを回転させる動力源(不図示)とを有する。保持部22は、回転軸21aの先端部に設けられる。保持部22は、水平に配置されたウェハWの中心部を支持し、例えば吸着等により保持する。回転部21が回転軸21aを回転させると、保持部22に保持されたウェハWが回転する。
処理液供給部30は、ボトル31と、ノズル32と、送液管33と、ポンプ34と、バルブ35とを有する。ボトル(貯留部)31は、レジスト剤を貯留する。レジスト剤は、感光性被膜の形成用の処理液に相当する。ノズル32は、開口が下を向いた状態でウェハWの中心の上方に配置され、ウェハWの表面Waに向かってレジスト剤を吐出する。送液管33は、ボトル31からノズル32にレジスト剤を導く。ポンプ34は、送液管33に設けられ、ボトル31からノズル32にレジスト剤を圧送する。バルブ35は例えば電磁弁であり、送液管33においてノズル32の近傍に設けられる。バルブ35は、ボトル31とノズル32とを連通させる開状態と、ボトル31とノズル32とを遮断する閉状態とを切り替える。バルブ35が開状態とされ、ポンプ34がレジスト剤を圧送すると、ノズル32からレジスト剤が吐出されてウェハWの表面Waに供給される。
光照射部40は、ノズル32の周囲に設けられている。光照射部40の出射方向(出射光線の中心の方向)ODは、ノズル32とウェハWとの間を通るように斜め下方に向けられている。このため、光照射部40から出射された光は、ノズル32から吐出されウェハWに到達する前のレジスト剤に照射される。レジスト膜の感度向上用の光は例えば紫外線である。感度向上用の光の波長は、例えば170〜400nmである。このような光の具体例として、Xeエキシマレーザー(波長172nm)、ArFエキシマレーザー(波長193nm)又はKrFエキシマレーザー(波長248nm)等が挙げられる。
制御部CUは、基板処理方法を塗布ユニットU1に実行させるための制御用コンピュータである。制御部CUは、基板処理方法における各処理の条件設定画面を表示する表示部(不図示)と、各処理の条件を入力する入力部(不図示)と、コンピュータ読み取り可能な記録媒体からプログラムを読み取る読取部(不図示)とを有する。記録媒体には、塗布ユニットU1に基板処理方法を実行させるためのプログラムが記録されており、このプログラムが制御部CUの読取部によって読み取られる。記録媒体としては、例えば、ハードディスク、コンパクトディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、メモリカード等が挙げられる。制御部CUは、入力部に入力された各処理の条件と、読取部により読み取られたプログラムとに応じて塗布ユニットU1を制御する。以下、その制御手順を説明する。
制御部CUによる制御に先立って、搬送アームA3によりウェハWが搬入され、保持部22上に水平に載置される。制御部CUは、保持部22によりウェハWを保持するように回転保持部20を制御する。
次に、制御部CUは、図5(a)に示すように、ウェハWを回転数ω1で回転させるように回転保持部20を制御すると共に、ノズル32から表面Waにレジスト剤RLを吐出するように処理液供給部30を制御する。回転数ω1は、例えば500〜4000rpmである。この制御により、ウェハWの表面Wa上にレジスト剤RLの膜を供給する成膜工程が開始される。すなわち、制御部CUは成膜制御部として機能する。
制御部CUは、成膜工程の進行中に、感度向上用の光BLを出射するように光照射部40を制御する。光照射部40の出射方向ODは、ノズル32とウェハWとの間を通るので、ノズル32から吐出され表面Waに到達する前のレジスト剤RLに光BLが照射される。このように、レジスト剤RLの膜の形成完了前にレジスト剤RLに光BLを照射する光照射工程が実行される。すなわち、制御部CUは光照射制御部として機能する。本実施形態では、レジスト剤RLの供給中に光照射工程が実行される。なお、レジスト剤RLの膜の形成完了前とは、ウェハWの回転に伴いレジスト剤RLが流動しているときを意味する。
光BLの照射により、レジスト剤RL中に酸が発生する。この酸も、PEBにおいてレジスト膜の溶解性を変化させる触媒となる。このため、光BLを照射しない場合に比べ、露光装置E1における光の照射量を減らしても、レジスト膜の溶解性を変化させるのに十分な酸を得ることが可能となる。すなわち、レジスト膜の感度が向上する。
次に、制御部CUは、図5(b)に示すように、レジスト剤RLの供給を停止するようにポンプ34及びバルブ35を制御し、光BLの出射を停止するように光照射部40を制御した後に、ウェハWの回転数をω1からω2に変えるように回転保持部20を制御する。回転数ω2は、回転数ω1に比べ小さく、例えば500〜2000rpmである。回転数ω2での回転により、レジスト剤RLがウェハWの外周に十分に行き渡る。
次に、制御部CUは、図5(c)に示すように、ウェハWの回転数を回転数ω2から回転数ω3に変えるように回転保持部20を制御する。回転数ω3は、回転数ω2に比べ大きく且つ回転数ω1に比べ小さい。回転数ω3は、例えば500〜3000rpmである。回転数ω3での回転により、余分なレジスト剤RLが振り切られ、表面Wa上にレジスト剤RLの膜RFが形成される。
次に、制御部CUはウェハWの回転を停止させるように回転保持部20を制御する。これにより、レジスト剤RLの流動も止まり、膜RFの形成が完了する。すなわち成膜工程が完了する。その後、加熱・冷却ユニットU2における加熱処理により膜RFが硬化させられ、表面Wa上にレジスト膜が形成される。
以上に説明したように、塗布ユニットU1によれば、レジスト剤RLの膜RFの形成完了前に、レジスト剤RLに感度向上用の光BLが照射される。レジスト剤RLは、回転するウェハWの表面に供給されるので、レジスト剤RLの形成完了前においてはウェハWの外周側に流動する。このため、光BLが流動中のレジスト剤RLに照射され、そのレジスト剤RLが流動に伴って膜RFの深部に到達する。これにより、レジスト膜の浅部と深部との感度の差異が抑制された状態で、レジスト膜全体の感度が向上する。従って、ウェハW上に形成されるパターンの精度の低下を抑制しつつ、スループットの向上により生産性を高めることができる。
具体的には、レジスト膜の感度向上に伴って露光装置E1における露光処理時間を短縮し、スループットを向上させることができる。露光装置E1における露光処理時間を短縮する代わりに、PEB又は現像処理時間を短縮することもできる。
光照射部40は、処理液供給部30内又は処理液供給部30より下流側のレジスト剤RLに光BLを照射する。このため、ウェハWの表面Waに供給される直前又は直後のレジスト剤RLに光BLを照射することが可能である。仮に、光BLの照射からレジスト剤RLの供給までの期間が長くなると、光BLの照射により生じた酸(反応促進成分)が失活するおそれがある。これに対し、レジスト剤RLの供給の直前又は直後に光BLを照射することにより、反応促進成分を維持した状態でレジスト剤RLを表面Waに供給し、確実にスループットを向上させることができる。
上述したように、光BLの照射を受けたレジスト剤RLが流動により膜RFの深部に行き渡るので、レジスト剤に対する透過性に制約されることなく、感度向上の効果を重視してレジスト剤を選定できる。このことも、スループットを更に向上させることに寄与する。
光照射部40は、ウェハWに到達する前のレジスト剤RLに光BLを照射するように構成され、光照射制御部としての制御部CUは、レジスト剤RLの供給中にレジスト剤RLに光BLを照射するように光照射部40を制御する。このため、感度向上用の光を浴びたレジスト剤RLがより確実に膜RFの深部に到達する。従って、ウェハW上に形成されるパターンの精度の低下を更に抑制できる。
光照射部40は、ノズル32から吐出されウェハWに到達する前のレジスト剤RLに光BLを照射するように構成される。このため、複数の処理液供給部30により複数種類のレジスト剤RLをそれぞれ供給するときに、光照射部40を入れ替えることなくノズル32を入れ替え、光照射部40を共用化できる。
なお、光照射部の形態は上述したものに限られない。図6に示す塗布ユニットU3は、光照射部40に代えて、送液管33の周囲に設けられた光照射部40Aを備える。光照射部40Aは、送液管33側に光BLを出射する。送液管33のうち、光BLの照射を受ける部分は、光BLを透過する材料で形成されている。すなわち、光照射部40Aは、送液管33を通るレジスト剤RLに光BLを照射するように構成されている。塗布ユニットU3によれば、レジスト剤RLを導く経路を活用して、より十分な光をレジスト剤RLに照射できる。
図7に示す塗布ユニットU4は、光照射部40に代えて、ウェハWの表面Waに対向するように設けられた光照射部40Bを備える。光照射部40Bは、表面Wa側に光BLを出射する。すなわち、光照射部40Bは、表面Waに供給されたレジスト剤RLに光BLを照射するように構成されている。この場合、光照射制御部としての制御部CUは、レジスト剤RLの供給中に光照射工程を実行してもよいし、レジスト剤RLの供給停止後に光照射工程を実行してもよい。塗布ユニットU4によれば、光BLの照射範囲を広くして、より十分な光BLをレジスト剤RLに照射できる。
図8に示す塗布ユニットU5は、光照射部40に代えて、ボトル31の周囲に設けられた光照射部40Cを備える。光照射部40Cは、ボトル31側に光BLを出射する。ボトル31は、光BLを透過する材料により構成されている。すなわち、光照射部40Cは、ボトル31の中のレジスト剤RLに光BLを照射するように構成されている。この場合、光照射制御部としての制御部CUは、レジスト剤RLの供給開始前に光照射工程を実行する。制御部CUは、レジスト剤RLの供給開始後に光照射工程を継続させてもよい。レジスト剤RLの供給開始前であれば光BLの照射時間を確保し易いので、より十分な光BLをレジスト剤RLに照射できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、光照射部40及び光照射部40A〜40Cを適宜組み合わせてもよい。これらを組み合わせることにより、ボトル31内に貯留されているとき、ボトル31からノズル32に向かっているとき、ノズル32からウェハWに向かっているとき及び表面Wa上を流動しているときのうち複数のタイミングでレジスト剤RLに光BLを照射することができる。また、照射のタイミングに応じて光BLの波長を変更してもよい。
続いて実施例及び比較例について説明するが、本発明は以下の実施例及び比較例に限定されるものではない。
〔評価用のサンプルの作成〕
(実施例1)
ウェハWを準備し、表面Wa上に下層膜を形成した。下層膜の厚さを85nmとした。レジスト剤RLとして、EUV露光用のポジ型のレジスト剤を準備した。表面Waへの供給開始前に光照射工程を実行し、貯留されたレジスト剤RLに光BLを照射した。光BLとしては、波長250nmの紫外線を用いた。レジスト剤RLに光を照射した後に成膜工程を実行し、下層膜上に膜RFを形成した。ウェハWに熱処理を施し膜RFを硬化させて厚さ80nmのレジスト膜を形成し、その上に厚さ90nmの保護膜を形成して実施例1に係るサンプルを作製した。
(実施例1)
ウェハWを準備し、表面Wa上に下層膜を形成した。下層膜の厚さを85nmとした。レジスト剤RLとして、EUV露光用のポジ型のレジスト剤を準備した。表面Waへの供給開始前に光照射工程を実行し、貯留されたレジスト剤RLに光BLを照射した。光BLとしては、波長250nmの紫外線を用いた。レジスト剤RLに光を照射した後に成膜工程を実行し、下層膜上に膜RFを形成した。ウェハWに熱処理を施し膜RFを硬化させて厚さ80nmのレジスト膜を形成し、その上に厚さ90nmの保護膜を形成して実施例1に係るサンプルを作製した。
(実施例2)
実施例1に比べ、光照射工程における光BLの照射時間を1.5倍にし、その他の条件を実施例1と同じにして実施例2に係るサンプルを作製した。
実施例1に比べ、光照射工程における光BLの照射時間を1.5倍にし、その他の条件を実施例1と同じにして実施例2に係るサンプルを作製した。
(比較例)
光照射工程を実行せず、その他の条件を実施例1と同じにして比較例に係るサンプルを作製した。
光照射工程を実行せず、その他の条件を実施例1と同じにして比較例に係るサンプルを作製した。
〔感度の比較評価〕
実施例1,2及び比較例の各サンプルをそれぞれ露光装置E1に送り、規則的に並んだ線状のレジストパターンを形成するように露光処理を施した。露光処理には、ArFエキシマレーザーを用い、表面Wa上の部分ごとにArFエキシマレーザーの照射量(Dose)を変えた。露光処理後のレジスト膜に現像処理を施し、表面Wa上の部分ごとにレジストパターンの線幅を測定した。これにより、露光装置E1におけるDoseとパターンの線幅との関係を確認した。
実施例1,2及び比較例の各サンプルをそれぞれ露光装置E1に送り、規則的に並んだ線状のレジストパターンを形成するように露光処理を施した。露光処理には、ArFエキシマレーザーを用い、表面Wa上の部分ごとにArFエキシマレーザーの照射量(Dose)を変えた。露光処理後のレジスト膜に現像処理を施し、表面Wa上の部分ごとにレジストパターンの線幅を測定した。これにより、露光装置E1におけるDoseとパターンの線幅との関係を確認した。
図9は、横軸をDose、縦軸をパターンの線幅としたグラフである。図9中の破線L1は、実施例1のサンプルにおけるDoseと線幅との関係を示す。実線L2は、実施例2のサンプルにおけるDoseと線幅との関係を示す。一点鎖線L3は、比較例のサンプルにおけるDoseと線幅との関係を示す。
図9に示すように、線L1〜L3は、いずれも右下がりとなっている。これは、Doseを大きくするにつれてレジスト膜の可溶部分が増え、表面Wa上に残るレジストパターンの幅が小さくなるためである。破線L1は、一点鎖線L3に比べ左側を通っている。このことは、同じ線幅を得るために必要なDoseが少なくなっていることを意味する。実線L2は、破線L1に比べ更に左側を通っている。このことは、同じ線幅を得るために必要なDoseが更に少なくなっていることを意味する。この結果から、光BLの照射によりレジスト膜の感度が向上し、その照射量を大きくすることによりレジスト膜の感度が更に向上することが確認された。従って、光BLの照射によりスループットが向上することが確認された。
〔LWRの比較評価〕
感度の比較評価で得られたレジストパターンのうち、線幅約45nmのパターンについてLWR(Line Width Roughness;線幅のばらつき)を算出した。図10は、実施例1,2及び比較例ごとにLWRの測定結果を示している。図10に示すように、実施例1,2のサンプルと比較例のサンプルとでLWRは同等であった。この結果から、光BLの照射に伴うレジストパターンの精度の低下が抑制されていることが確認された。
感度の比較評価で得られたレジストパターンのうち、線幅約45nmのパターンについてLWR(Line Width Roughness;線幅のばらつき)を算出した。図10は、実施例1,2及び比較例ごとにLWRの測定結果を示している。図10に示すように、実施例1,2のサンプルと比較例のサンプルとでLWRは同等であった。この結果から、光BLの照射に伴うレジストパターンの精度の低下が抑制されていることが確認された。
〔露光条件の許容範囲の比較評価〕
実施例1,2及び比較例の各サンプルをそれぞれ露光装置E1に送り、規則的に並んだ線状のレジストパターンを形成するように露光処理を施した。露光処理には、ArFエキシマレーザーを用い、表面Wa上の部分ごとにArFエキシマレーザーのDose及び集光位置(Focus)を変えた。露光処理後のレジスト膜に現像処理を施し、表面Wa上の部分ごとにレジストパターンの倒れの有無を測定した。これにより、パターンの倒れが生じないDose及びFocusの範囲を確認した。
実施例1,2及び比較例の各サンプルをそれぞれ露光装置E1に送り、規則的に並んだ線状のレジストパターンを形成するように露光処理を施した。露光処理には、ArFエキシマレーザーを用い、表面Wa上の部分ごとにArFエキシマレーザーのDose及び集光位置(Focus)を変えた。露光処理後のレジスト膜に現像処理を施し、表面Wa上の部分ごとにレジストパターンの倒れの有無を測定した。これにより、パターンの倒れが生じないDose及びFocusの範囲を確認した。
図11は、横軸をFocus、縦軸をDoseとしたグラフである。図9中の枠部FW1は、実施例1のサンプルにおいてレジストパターンの倒れが生じなかった範囲を囲む。枠部FW2は、実施例1,2のサンプルにおいてレジストパターンの倒れが生じなかった範囲を囲む。枠部FW3は、実施例3のサンプルにおいてレジストパターンの倒れが生じなかった範囲を囲む。図11に示すように、枠部FW1,FW2に囲まれる領域の広さと、枠部FW3に囲まれる領域の広さとは同等であった。この結果から、光BLの照射を行ったとしても、光BLの照射を行わない場合と同程度の範囲でDose及びFocusのばらつきが許容されることが確認された。従って、Dose及びFocusの許容範囲の低下を伴うことなくスループットを向上させ、生産性をより確実に向上させられることが確認された。
なお、以上の評価においては、露光装置E1においてArFエキシマレーザーを用いている。上述したように、光BLの照射によりレジスト膜の感度が向上するのは、触媒となる酸が光BLの照射により増加するためである。この原理は、露光装置E1においてEUVを用いる場合にもあてはまる。従って、露光装置E1においてEUVを用いる場合にも、レジストパターンの精度の低下を抑制しつつ、生産性を向上させられることは明らかである。
20…回転保持部、30…処理液供給部、31…ボトル(貯留部)、32…ノズル、33…送液管、40,40A,40B,40C…光照射部、BL…感度向上用の光、CU…制御部(成膜制御部、光照射制御部)、RF…レジスト剤(処理液)の膜、RL…レジスト剤(処理液)、U1,U3,U4,U5…塗布ユニット(基板処理装置)、W…ウェハ、Wa…表面。
Claims (13)
- 基板を保持して回転させる回転保持部と、
前記回転保持部により回転させられている前記基板の表面に、感光性被膜の形成用の処理液を供給する処理液供給部と、
前記感光性被膜の感度向上用の光を照射する光照射部と、
前記基板を回転させるように前記回転保持部を制御しながら、当該基板の表面に前記処理液を供給するように前記処理液供給部を制御することで、当該基板の表面上に前記処理液の膜を形成する成膜制御部と、
前記処理液の膜の形成完了前に、前記処理液に前記光を照射するように前記光照射部を制御する光照射制御部と、を備える基板処理装置。 - 前記光照射部は、前記基板に到達する前の処理液に前記光を照射するように構成され、
前記光照射制御部は、前記処理液の供給中に前記処理液に前記光を照射するように前記光照射部を制御する、請求項1記載の基板処理装置。 - 前記処理液供給部は前記処理液の吐出用のノズルを有し、
前記光照射部は、前記ノズルから吐出され前記基板に到達する前の処理液に前記光を照射するように構成される、請求項2記載の基板処理装置。 - 前記処理液供給部は、前記処理液を導く送液管を有し、
前記光照射部は、前記送液管を通る前記処理液に前記光を照射するように構成される、請求項2又は3記載の基板処理装置。 - 前記光照射部は、前記基板の表面に供給された前記処理液に前記光を照射するように構成される、請求項1〜4のいずれか一項記載の基板処理装置。
- 前記処理液供給部は、供給前の前記処理液の貯留部を有し、
前記光照射部は、前記貯留部の中の前記処理液に前記光を照射するように構成され、
前記光照射制御部は、前記処理液の供給開始前に、前記処理液に前記光を照射するように前記光照射部を制御する、請求項1〜5のいずれか一項記載の基板処理装置。 - 基板を保持して回転させながら、当該基板の表面に感光性被膜の形成用の処理液を供給することで、当該基板の表面上に前記処理液の膜を形成する成膜工程と、
前記処理液の膜の形成完了前に、前記処理液に前記感光性被膜の感度向上用の光を照射する光照射工程と、を備える基板処理方法。 - 前記基板に到達する前の前記処理液に前記光を照射するように、前記光照射工程を前記処理液の供給中に実行する、請求項7記載の基板処理方法。
- ノズルから吐出され前記基板に到達する前の前記処理液に前記光を照射するように前記光照射工程を実行する、請求項8記載の基板処理方法。
- 送液管を通る前記処理液に前記光を照射するように前記光照射工程を実行する、請求項8又は9記載の基板処理方法。
- 前記基板の表面に供給された前記処理液に前記光を照射するように前記光照射工程を実行する、請求項7〜10のいずれか一項記載の基板処理方法。
- 貯留された供給前の前記処理液に前記光を照射するように、前記光照射工程を前記処理液の供給開始前に実行する、請求項7〜11のいずれか一項記載の基板処理方法。
- 基板処理装置に、請求項7〜12のいずれか一項記載の基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な基板処理用記録媒体。
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WO2020003795A1 (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-02 | 株式会社Screenホールディングス | 開閉弁およびこの開閉弁を備えた基板処理装置 |
Citations (4)
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JPS58132926A (ja) * | 1982-02-03 | 1983-08-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パタ−ン形成方法 |
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-
2013
- 2013-09-02 JP JP2013181439A patent/JP2015050348A/ja active Pending
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