JP6145065B2 - 基板処理方法、基板処理装置及び記録媒体 - Google Patents

基板処理方法、基板処理装置及び記録媒体 Download PDF

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Description

本開示は、基板処理方法、基板処理装置及び記録媒体に関する。
近年、半導体素子の更なる高集積化が求められている。高集積化を実現するために、レジストパターン等を形成するためのフォトリソグラフィー工程においては、パターンの高集積化が求められると共に、パターンの構成要素(ホール、溝等)の微細化も求められる。例えば特許文献1には、パターンの構成要素を微細化するための手法が開示されている。この手法は、レジストパターンを形成した後に、そのホール、溝等の内壁面に膜層を形成することで、ホール径、溝幅等を縮小するものである。
特開2007−214506号公報
特許文献1に記載の手法では、ホール、溝等(以下、「凹状パターン」という。)を所望の大きさまで縮小できない可能性がある。そこで本開示は、基板上の凹状パターンを十分に縮小できる基板処理方法、基板処理装置及び記録媒体を提供することを目的とする。
本開示に係る基板処理方法は、基板の表面に熱硬化性且つ感光性の被膜を形成すること、露光処理が施された被膜に現像処理を施すことで、被膜を部分的に除去して凹状パターンを形成すること、現像処理後に、基板の表面に残留した被膜の架橋反応を加熱処理により進行させること、加熱処理が施された被膜にエネルギー線を照射すること、エネルギー線が照射された被膜に溶剤を供給することで凹状パターンを縮小させること、を含む。
この基板処理方法によれば、凹状パターンを十分に縮小できる。その機序は、次のように推定される。現像処理後の加熱処理により架橋反応が進行し、溶剤に対する被膜の溶解性が低下する。この後、エネルギー線の照射により、被膜を構成する高分子が部分的に分断される。これにより、被膜は溶剤を吸収し易い状態となる。この状態で被膜に溶剤が供給されるので、被膜が溶剤を吸収して膨潤し、凹状パターンが縮小する。なお、エネルギー線の照射量、又はエネルギー線の照射前における架橋反応の進行の程度等を変えることにより、凹状パターンの縮小量を調整することも可能である。
酸素を含有する雰囲気中でエネルギー線を照射してもよい。この場合、エネルギー線の照射後において、溶剤に対する被膜の溶解を抑制できる。その機序は、次のように推定される。酸素を含有する雰囲気中でエネルギー線を照射する場合、上述した高分子の分断は酸化反応を伴う。この酸化反応によって、溶剤に対する被膜の溶解が抑制される。
エネルギー線は紫外線であってもよい。紫外線の波長は200nm以下であってもよい。溶剤はシクロヘキサノンであってもよい。ウレア系架橋剤、アルキルウレア系架橋剤、グリコールウリル系架橋剤、メラミン系架橋剤の少なくとも一つの架橋剤を含有した材料により被膜を形成してもよい。
被膜に溶剤を供給することで凹状パターンを縮小した後に、被膜の架橋反応を加熱処理により進行させることを更に含んでもよい。この場合、後の工程における被膜の耐性を高めることができる。
本開示に係る基板処理装置は、基板の表面に熱硬化性且つ感光性の被膜を形成するように構成された成膜部と、被膜に現像処理を施すことで、被膜を部分的に除去して凹状パターンを形成するように構成された現像部と、被膜に加熱処理を施すように構成された加熱部と、被膜にエネルギー線を照射するように構成された照射部と、被膜に溶剤を供給するように構成された溶剤供給部と、成膜部、現像部、照射部及び溶剤供給部を制御するように構成された制御部と、を備え、制御部は、基板の表面に被膜を形成するように成膜部を制御すること、露光処理が施された被膜に現像処理を施すことで、被膜を部分的に除去して凹状パターンを形成するように現像部を制御すること、現像処理後に、基板の表面に残留した被膜の架橋反応を加熱処理により進行させるように加熱部を制御すること、加熱処理が施された被膜にエネルギー線を照射するように照射部を制御すること、エネルギー線が照射された被膜に溶剤を供給することで凹状パターンを縮小させるように溶剤供給部を制御すること、を実行する。この基板処理装置によれば、凹状パターンを十分に縮小できる。
照射部は、酸素を含有する雰囲気中でエネルギー線を照射してもよい。この場合、エネルギー線の照射後において、溶剤に対する被膜の溶解を抑制できる。
エネルギー線は紫外線であってもよい。紫外線の波長は200nm以下であってもよい。溶剤はシクロヘキサノンであってもよい。成膜部は、ウレア系架橋剤、アルキルウレア系架橋剤、グリコールウリル系架橋剤、メラミン系架橋剤の少なくとも一つの架橋剤を含有した材料により被膜を形成してもよい。
制御部は、被膜に溶剤を供給することで凹状パターンを縮小するように溶剤供給部を制御した後に、被膜の架橋反応を加熱処理により進行させるように加熱部を制御することを更に実行してもよい。この場合、後の工程における被膜の耐性を高めることができる。
本開示に係る記録媒体は、上記基板処理方法を装置に実行させるプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本開示によれば、基板上の凹状パターンを十分に縮小できる。
第1実施形態に係る基板処理システムの斜視図である。 図1中のII−II線に沿う断面図である。 図2中のIII−III線に沿う断面図である。 図2中のIV−IV線に沿う断面図である。 縮小処理ユニットの模式図である。 制御部の機能的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る基板処理方法の実行手順を示すフローチャートである。 エネルギー線照射及び溶剤供給中のウェハを示す模式図である。 第2実施形態に係る基板処理システムの断面図である。 制御部の機能的な構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る基板処理方法の実行手順を示すフローチャートである。 比較例及び実施例に係る凹状パターンの電子顕微鏡写真である。ある。
以下、実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
〔第1実施形態〕
(基板処理システム)
第1実施形態に係る基板処理システム1は、塗布・現像装置(基板処理装置)2と露光装置3とを備える。露光装置3は、レジスト膜(感光性被膜)の露光処理を行う。具体的には、液浸露光等の方法によりレジスト膜の露光対象部分にエネルギー線を照射する。エネルギー線としては、例えばArFエキシマレーザー、KrFエキシマレーザー、g線、i線又はEUV(Extreme Ultraviolet、極端紫外線)が挙げられる。
塗布・現像装置2(基板処理装置)は、露光装置3による露光処理の前に、ウェハW(基板)の表面にレジスト膜を形成する処理を行い、露光処理後にレジスト膜の現像処理を行う。
図1及び図2に示すように、塗布・現像装置2は、キャリアブロック4と、処理ブロック5と、インターフェースブロック6と、制御部100とを備える。キャリアブロック4、処理ブロック5及びインターフェースブロック6は、水平方向に並んでいる。
キャリアブロック4は、キャリアステーション12と搬入・搬出部13とを有する。搬入・搬出部13はキャリアステーション12と処理ブロック5との間に介在する。キャリアステーション12は、複数のキャリア11を支持する。キャリア11は、複数枚のウェハWを密封状態で収容し、ウェハWを出し入れするための開閉扉(不図示)を一側面11a側に有する。キャリア11は、側面11aが搬入・搬出部13側に面するように、キャリアステーション12上に着脱自在に設置される。搬入・搬出部13は、キャリアステーション12上の複数のキャリア11にそれぞれ対応する複数の開閉扉13aを有する。側面11aの開閉扉と開閉扉13aとを同時に開放することで、キャリア11内と搬入・搬出部13内とが連通する。搬入・搬出部13は受け渡しアームA1を内蔵している。受け渡しアームA1は、キャリア11からウェハWを取り出して処理ブロック5に渡し、処理ブロック5からウェハWを受け取ってキャリア11内に戻すように構成されている。
処理ブロック5は、下層膜形成(BCT)モジュール14と、レジスト膜形成(COT)モジュール15と、下層膜形成(TCT)モジュール16と、現像処理(DEV)モジュール17とを有する。これらのモジュールは、床面側からDEVモジュール17、BCTモジュール14、COTモジュール15、TCTモジュール16の順に積層されている。
BCTモジュール14は、ウェハWの表面上に下層膜を形成するように構成されている。BCTモジュール14は、複数の塗布ユニット(不図示)と、複数の熱処理ユニット(不図示)と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA2とを内蔵している。塗布ユニットは、下層膜形成用の薬液をウェハWの表面に塗布するように構成されている。熱処理ユニットは、例えば熱板によりウェハWを加熱し、加熱後のウェハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行うように構成されている。BCTモジュール14において行われる熱処理の具体例としては、薬液を硬化させるための加熱処理が挙げられる。
COTモジュール(成膜部)15は、下層膜上に熱硬化性且つ感光性のレジスト膜(被膜)を形成するように構成されている。熱硬化性且つ感光性のレジスト膜を構成する材料としては、ウレア系架橋剤、アルキルウレア系架橋剤、グリコールウリル系架橋剤、メラミン系架橋剤の少なくとも一つの架橋剤を含有した材料が挙げられる。
図3に示すように、COTモジュール15は、複数の塗布ユニットU1と、複数の熱処理ユニットU2と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA3とを内蔵している。塗布ユニットU1は、レジスト膜形成用の薬液(レジスト剤)を下層膜の上に塗布するように構成されている。熱処理ユニットU2は、例えば熱板によりウェハWを加熱し、加熱後のウェハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行うように構成されている。COTモジュール15において行われる熱処理の具体例としては、薬液を硬化させるための加熱処理(PAB:Pre Applied Bake)が挙げられる。
TCTモジュール16は、レジスト膜上に上層膜を形成するように構成されている。TCTモジュール16は、複数の塗布ユニット(不図示)と、複数の熱処理ユニット(不図示)と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA4とを内蔵している。塗布ユニットは、上層膜形成用の薬液をウェハWの表面に塗布するように構成されている。熱処理ユニットは、例えば熱板によりウェハWを加熱し、加熱後のウェハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行うように構成されている。TCTモジュール16において行われる熱処理の具体例としては、薬液を硬化させるための加熱処理が挙げられる。
図4に示すように、DEVモジュール17は、複数の現像ユニットU3と、複数の熱処理ユニットU4と、縮小処理ユニットU5と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA5と、これらのユニットを経ずにウェハWを搬送する直接搬送アームA6とを内蔵している。
現像ユニットU3は、露光されたレジスト膜に現像処理を施すことで、レジスト膜を部分的に除去してレジストパターンを形成するように構成されている。すなわち現像ユニットU3は、レジスト膜を部分的に除去して孔又は溝等の凹状パターンを形成するように構成された現像部として機能する。
熱処理ユニットU4は、例えば熱板によりウェハWを加熱し、加熱後のウェハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行うように構成されている。DEVモジュール17において行われる熱処理の具体例としては、現像処理前の加熱処理(PEB:Post Exposure Bake)、レジスト膜を熱架橋させるための加熱処理(CB:Crosslink Bake)等が挙げられる。すなわち、熱処理ユニットU4はレジスト膜に加熱処理を施すように構成された加熱部として機能する。
縮小処理ユニットU5は、凹状パターンを縮小させるように構成されている。図5に示すように、縮小処理ユニットU5は、回転保持部20と、照射部30と、溶剤供給部40とを有する。
回転保持部20は回転部21と保持部23とを有する。回転部21は上方に突出した回転軸22を有し、例えば電動モータ等を動力源として回転軸22を回転させる。保持部23は、回転軸22の先端部に設けられている。保持部23上には、表面Wa上にレジスト膜R1が形成されたウェハWが水平に配置される。保持部23は、例えば吸着等によりウェハWを保持する。
照射部30は、保持部23の上方に位置し、ウェハWの表面Waに対向する。照射部30は、酸素を含有する雰囲気中において、表面Wa上のレジスト膜R1の全域にエネルギー線を照射するように構成されている。エネルギー線は、例えば紫外線である。照射部30が照射する紫外線の波長は、200nm以下(例えば172nm、193nm)であることが好ましく、172nmであることが特に好ましいがこれに限られない。照射部30が照射する紫外線の波長は200nm超(例えば222nm)であってもよい。酸素を含有する雰囲気の酸素濃度は、例えば10000ppm以上である。なお、照射部30は、レジスト膜R1の一部のみにエネルギー線を照射するように構成されていてもよい。この場合、照射部30は、エネルギー線の出射源の回動及び移送の少なくとも一方によりエネルギー線の照射範囲を移動させるように構成されていてもよい。
溶剤供給部40は、レジスト膜R1に溶剤を供給するように構成されている。溶剤としては、例えばシクロヘキサノン、イソプロピルアルコール、γブチルラプトン、アセトン、エタノール又はジメチルエーテル等が挙げられる。溶剤供給部40は、溶剤タンク41と、ノズル42と、供給管43と、ポンプ44と、バルブ45と、ノズル移送部46とを有する。
溶剤タンク41は溶剤を収容する。ノズル42は、保持部23に保持されたウェハWの上方に配置される。ノズル42は、供給管43により溶剤タンク41に接続されており、溶剤タンク41から供給された溶剤を下方に吐出して表面Wa上に供給する。ポンプ44は、供給管43の途中に設けられ、溶剤タンク41からノズル42に溶剤を圧送する。バルブ45は、供給管43においてノズル42及びポンプ44の間に設けられている。バルブ45は、ノズル42からの溶剤の吐出を開始又は停止させる。
ノズル移送部46は、水平なガイドレール47と、ガイドレール47に沿って移動可能なスライドブロック48とを備える。スライドブロック48は、アーム49を介してノズル42に接続されている。ノズル移送部46は、例えば電動モータ等を動力源として、スライドブロック48を移動させ、これに伴ってノズル42を移動させる。平面視において、ノズル42の移動経路は、ウェハWの回転中心を通る。
処理ブロック5内におけるキャリアブロック4側には棚ユニットU10が設けられている。棚ユニットU10は、床面からTCTモジュール16に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。棚ユニットU10の近傍には昇降アームA7が設けられている。昇降アームA7は、棚ユニットU10のセル同士の間でウェハWを昇降させるように構成されている。
処理ブロック5内におけるインターフェースブロック6側には棚ユニットU11が設けられている。棚ユニットU11は床面からDEVモジュール17の上部に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。
インターフェースブロック6は、受け渡しアームA8を内蔵しており、露光装置3に接続される。受け渡しアームA8は、棚ユニットU11のウェハWを露光装置3に渡し、露光装置3からウェハWを受け取って棚ユニットU11に戻すように構成されている。
制御部100は、1又は複数の制御用コンピュータにより、塗布・現像装置2を制御するように構成されている。制御部100は、各処理の条件設定画面を表示する表示部(不図示)と、各処理の条件を入力する入力部(不図示)と、コンピュータ読み取り可能な記録媒体からプログラムを読み取る読取部(不図示)とを有する。記録媒体は、塗布・現像装置2に基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録している。このプログラムが制御部100の読取部によって読み取られる。記録媒体としては、例えばハードディスク、コンパクトディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、メモリーカード等が挙げられる。制御部100は、入力部に入力された各処理の条件と、読取部により読み取られたプログラムとに応じて塗布・現像装置2を制御する。
図6は、プログラムの実行により実現される個々の機能を仮想的な構成要素(以下、「機能ブロック」という。)として示したブロック図である。図6に示すように、制御部100は、機能ブロックとして、成膜制御部111と、現像制御部112と、熱架橋制御部113と、乾燥制御部114と、照射制御部115と、溶剤供給制御部116とを備える。
成膜制御部111は、ウェハWの表面Waに下層膜、レジスト膜R1及び上層膜を形成するように塗布・現像装置2を制御する。成膜制御部111は、下層膜の形成においては主としてBCTモジュール14の塗布ユニット及び熱処理ユニット(不図示)を制御し、レジスト膜の形成においては主としてCOTモジュール15の塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2を制御し、上層膜の形成においては主としてTCTモジュール16の塗布ユニット及び熱処理ユニット(不図示)を制御する。
現像制御部112は、露光処理が施されたレジスト膜R1に現像処理を施すことで、レジスト膜R1を部分的に除去して凹状パターンを形成するように塗布・現像装置2を制御する。現像制御部112は、主としてDEVモジュール17の現像ユニットU3及び熱処理ユニットU4を制御する。
熱架橋制御部113は、現像制御部112による制御の後に、ウェハWの表面Waに残量したレジスト膜R1の架橋反応を加熱処理により進行させるように塗布・現像装置2を制御する。熱架橋制御部113は、主としてDEVモジュール17の熱処理ユニットU4を制御する。
照射制御部115は、熱架橋制御部113による制御の後に、レジスト膜R1にエネルギー線を照射するように塗布・現像装置2を制御する。照射制御部115は、主としてDEVモジュール17の縮小処理ユニットU5の照射部30を制御する。
溶剤供給制御部116は、照射制御部115による制御の後に、レジスト膜R1に溶剤を供給することで凹状パターンを縮小させるように塗布・現像装置2を制御する。溶剤供給制御部116は、主として縮小処理ユニットU5の溶剤供給部40を制御する。
乾燥制御部114は、溶剤供給制御部116による制御の後に、レジスト膜R1を加熱処理により乾燥させるように塗布・現像装置2を制御する。乾燥制御部114は、主としてDEVモジュール17の熱処理ユニットU4を制御する。
このような機能的構成により、制御部100は、ウェハWの表面Waに下層膜、レジスト膜R1及び上層膜を形成するようにBCTモジュール14、COTモジュール15及びTCTモジュール16を制御すること、露光処理が施されたレジスト膜R1に現像処理を施すことで、レジスト膜R1を部分的に除去して凹状パターンを形成するように現像ユニットU3及び熱処理ユニットU4を制御すること、現像処理後に、ウェハWの表面Waに残留したレジスト膜R1の架橋反応を加熱処理により進行させるように熱処理ユニットU4を制御すること、加熱処理が施されたレジスト膜R1にエネルギー線を照射するように照射部30を制御すること、エネルギー線が照射されたレジスト膜R1に溶剤を供給することで凹状パターンを縮小させるように溶剤供給部40を制御すること、溶剤が供給されたレジスト膜R1を加熱処理により乾燥させるように熱処理ユニットU4を制御すること、を実行する。
(基板処理方法)
以下、図7を参照し、基板処理システム1を用いた基板処理方法について説明する。まず、成膜制御部111により塗布・現像装置2を制御し、ウェハWの表面Wa上に下層膜を形成する(ステップS1)。塗布・現像装置2の各要素は以下のように動作する。すなわち、受け渡しアームA1がキャリア11内のウェハWを棚ユニットU10に搬送する。このウェハWを、昇降アームA7がBCTモジュール14用のセルに配置し、搬送アームA2がBCTモジュール14内の各ユニットに搬送する。塗布ユニットは、下層膜の形成用の薬液を表面Wa上に塗布する。熱処理ユニットは、薬液を硬化させるための加熱処理等を行う。下層膜の形成が完了すると、搬送アームA2がウェハWを棚ユニットU10に戻す。
次に、成膜制御部111により塗布・現像装置2を制御し、下層膜上にレジスト膜R1を形成する(ステップS2)。塗布・現像装置2の各要素は以下のように動作する。すなわち、搬送アームA2により棚ユニットU10に戻されたウェハWを昇降アームA7がCOTモジュール15用のセルに配置し、搬送アームA3がCOTモジュール15内の各ユニットに搬送する。塗布ユニットU1は、レジスト膜の形成用の薬液を表面Wa上に塗布する。熱処理ユニットU2は、薬液を硬化させるための加熱処理(PAB)等を行う。レジスト膜の形成が完了すると、搬送アームA3がウェハWを棚ユニットU10に戻す。
次に、成膜制御部111により塗布・現像装置2を制御し、レジスト膜R1上に上層膜を形成する(ステップS3)。塗布・現像装置2の各要素は以下のように動作する。すなわち、搬送アームA3により棚ユニットU10に戻されたウェハWを昇降アームA7がTCTモジュール16用のセルに配置し、搬送アームA4がTCTモジュール16内の各ユニットに搬送する。塗布ユニットは、上層膜の形成用の薬液を表面Wa上に塗布する。熱処理ユニットは、薬液を硬化させるための加熱処理等を行う。上層膜の形成が完了すると、搬送アームA4がウェハWを棚ユニットU10に戻す。
次に、露光装置3を用いてレジスト膜R1の露光処理を実行する(ステップS4)。露光処理の前後において、塗布・現像装置2の各要素は次のように動作する。すなわち、搬送アームA4により棚ユニットU10に戻されたウェハWを昇降アームA7がDEVモジュール17用のセルに配置し、直接搬送アームA6が棚ユニットU11に搬送する。このウェハWを受け渡しアームA8が露光装置3に送り出す。露光装置3における露光処理が完了すると、受け渡しアームA8がウェハWを露光装置3から受け入れ、棚ユニットU11に戻す。
次に、現像制御部112により塗布・現像装置2を制御し、レジスト膜R1の現像処理を行う(ステップS5)。塗布・現像装置2の各要素は以下のように動作する。すなわち、受け渡しアームA8により棚ユニットU11に戻されたウェハWを、搬送アームA5がDEVモジュール17の熱処理ユニットU4に搬送する。熱処理ユニットU4は、ウェハWの加熱処理(PEB)を行う。PEBが完了すると、搬送アームA5がウェハWを現像ユニットU3に搬送する。現像ユニットU3は、現像液及びリンス液をウェハWの表面Waに供給することで、レジスト膜R1の現像処理を行う。現像処理により、レジスト膜R1が部分的に除去され、凹状パターンが形成される。
次に、熱架橋制御部113により塗布・現像装置2を制御し、ウェハWの表面Waに残留したレジスト膜R1の加熱処理を行う(ステップS6)。塗布・現像装置2の各要素は次のように動作する。すなわち、現像処理後のウェハWを搬送アームA5が熱処理ユニットU4に搬送する。熱処理ユニットU4は、ウェハWの加熱処理を行う。この加熱処理(以下、「熱架橋処理」という。)により、レジスト膜R1の架橋反応が進行する。
次に、照射制御部115により塗布・現像装置2を制御し、レジスト膜R1にエネルギー線を照射する(ステップS7)。塗布・現像装置2の各要素は次のように動作する。すなわち、熱架橋処理後のウェハWを搬送アームA5が縮小処理ユニットU5に搬送する。縮小処理ユニットU5においては、回転保持部20の保持部23がウェハWを保持し、照射部30がレジスト膜R1にエネルギー線を照射する(図8(a)参照)。照射部30は、酸素を含有する雰囲気中でエネルギー線を照射する。
次に、溶剤供給制御部116により塗布・現像装置2を制御し、レジスト膜R1に溶剤を供給する(ステップS8)。塗布・現像装置2の各要素は次のように動作する。すなわち、エネルギー線の照射後に、回転保持部20の回転部21が回転軸22を回転させる。これにより、保持部23及びウェハWが回転する。この状態で、溶剤供給部40がウェハWの表面Waの中央部に溶剤L1を供給する(図8(b)参照)。供給された溶剤L1は、ウェハWの回転によってウェハWの周縁側に塗り広げられる。溶剤L1の供給により、凹状パターンが縮小する。
次に、乾燥制御部114により塗布・現像装置2を制御し、レジスト膜R1の加熱処理を行う(ステップS9)。塗布・現像装置2の各要素は次のように動作する。すなわち、溶剤の供給後のウェハWを搬送アームA5が熱処理ユニットU4に搬送する。熱処理ユニットU4は、ウェハWの加熱処理を行う。この加熱処理(以下、「乾燥処理」という。)により、レジスト膜R1が乾燥する。
乾燥処理が完了すると、搬送アームA5がウェハWを棚ユニットU10に搬送する。
このウェハWを、昇降アームA7が受け渡し用のセルに配置し、受け渡しアームA1がキャリア11内に戻す。以上で基板処理方法が完了する。
この基板処理方法によれば、凹状パターンを十分に縮小できる。その機序は、次のように推定される。現像処理後の熱架橋処理により架橋反応が進行し、溶剤に対するレジスト膜の溶解性が低下する。この後、エネルギー線の照射により、レジスト膜を構成する高分子が部分的に分断される。これにより、レジスト膜は溶剤を吸収し易い状態となる。この状態でレジスト膜に溶剤が供給されるので、レジスト膜が溶剤を吸収して膨潤し、凹状パターンが縮小する。レジスト膜の乾燥後においても、レジスト膜は膨らんだ状態に維持され、凹状パターンは縮小した状態に維持される。なお、エネルギー線の照射量、又は熱架橋処理における架橋反応の進行の程度等を変えることにより、凹状パターンの縮小量を調整することも可能である。
エネルギー線は、酸素を含有する雰囲気中で照射される。これにより、エネルギー線の照射後において、溶剤に対するレジスト膜の溶解を抑制できる。その機序は、次のように推定される。酸素を含有する雰囲気中でエネルギー線を照射する場合、上述した高分子の分断は酸化反応を伴う。この酸化反応によって、溶剤に対するレジスト膜の溶解が抑制される。
なお、基板処理方法は、レジスト膜に溶剤を供給することで凹状パターンを縮小した後に、レジスト膜の架橋反応を加熱処理により進行させることを更に含んでもよい。すなわち、制御部100は、レジスト膜に溶剤を供給することで凹状パターンを縮小するように溶剤供給部40を制御した後に、レジスト膜の架橋反応を加熱処理により進行させるように熱処理ユニットU4を制御することを更に実行してもよい。この場合、後の工程における被膜の耐性を高めることができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係る塗布・現像装置2Aは、塗布・現像装置2にDSAユニットU6を追加したものである。図9に示すように、DSAユニットU6は、塗布・現像装置2AのDEVモジュール17内に設けられている。DSAユニットU6は、エネルギー線の照射及び溶剤の供給により縮小された凹状パターンの内面に保護膜を形成する。具体的に、DSAユニットU6は、凹状パターン内にブロックコポリマーを供給し、その自己組織化(DSA:Directed self−assembly)によって保護膜を形成する。
図10に示すように、塗布・現像装置2Aの制御部100Aは、成膜制御部111、現像制御部112、熱架橋制御部113、乾燥制御部114、照射制御部115及び溶剤供給制御部116に加えて、DSA制御部117を更に有する。DSA制御部117は、溶剤供給制御部116による制御の後に、凹状パターンの内面に保護膜を形成するようにDSAユニットU6を制御する。
第2実施形態に係る基板処理システム1Aを用いた基板処理方法は、図11に示すように、第1実施形態に係る基板処理方法と同様のステップS1〜S9を実行した後に、DSA制御部117により塗布・現像装置2を制御し、凹状パターンの内面に保護膜を形成すること(ステップS10)を更に含む。ステップS10において、塗布・現像装置2の各要素は次のように動作する。すなわち、ステップS9においてレジスト膜R1の乾燥が完了すると、搬送アームA5がウェハWをDSAユニットU6に搬送する。DSAユニットU6は、凹状パターン内にブロックコポリマーを供給し、その自己組織化によって凹状パターンの内面に保護膜を形成する。
保護膜の形成が完了すると、搬送アームA5がウェハWを棚ユニットU10に搬送する。このウェハWを、昇降アームA7が受け渡し用のセルに配置し、受け渡しアームA1がキャリア11内に戻す。以上で基板処理方法が完了する。
この基板処理方法によれば、保護膜の形成により凹状パターンを更に縮小できる。
また、後の工程におけるレジスト膜R1の耐性を高めることができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、縮小処理ユニットU5及びDSAユニットU6は必ずしもDEVモジュール17に設けられていなくてもよく、BCTモジュール14、COTモジュール15又はTCTモジュール16に設けられていてもよい。縮小処理ユニットU5及びDSAユニットU6は必ずしも同一のモジュール内に設けられていなくてもよい。縮小処理ユニットU5、熱架橋処理用の熱処理ユニットU4及びDSAユニットU6は、塗布・現像装置2から分離した装置内に設けられていてもよい。照射部30及び溶剤供給部40は、互いに別のユニットとして構成されていてもよい。処理対象の基板は半導体ウェハに限られず、例えばプリント配線基板であってもよい。
本実施形態の実施例及び比較例に係るサンプルを作製し、凹状パターンの縮小の程度を確認した。なお、本発明は実施例及び比較例に限定されない。
〔比較例〕
ウェハWの表面Wa上にレジスト膜を形成し、露光処理及び現像処理により凹状パターンを形成してサンプルを作製した。
〔実施例1〕
比較例と同様に凹状パターンを形成した後に、レジスト膜に対する熱架橋処理、エネルギー線照射、溶剤供給及び乾燥処理を順次実行してサンプルを作製した。熱架橋処理における加熱条件を210℃60秒(210℃の熱板上に60秒載置)とした。空気(酸素濃度約210000ppm)中においてエネルギー線の照射を行った。エネルギー線には波長172nmの紫外線を用い、照射量(Dose)を100mJとした。乾燥処理における加熱条件を110℃60秒(110℃の熱板上に60秒載置)とした。
〔実施例2〕
紫外線照射のDoseを85mJとした点を除き、実施例1と同様のサンプルを作製した。
〔実施例3〕
紫外線照射のDoseを75mJとした点を除き、実施例1と同様のサンプルを作製した。
〔実施例4〕
紫外線照射のDoseを50mJとした点を除き、実施例1と同様のサンプルを作製した。
〔実施例5〕
熱架橋処理における加熱条件を210℃180秒とした点を除き、実施例1と同様のサンプルを作製した。
〔実施例6〕
熱架橋処理における加熱条件を210℃300秒とした点を除き、実施例1と同様のサンプルを作製した。
〔実施例7〕
窒素ガス(酸素濃度400ppm以下)中においてエネルギー線の照射を行った点を除き、実施例1と同様のサンプルを作製した。
〔比較結果〕
図12(a)は、比較例1のサンプルにおける凹状パターンの電子顕微鏡写真である。
図12(b)は、実施例1のサンプルにおける凹状パターンの電子顕微鏡写真である。
比較例1の凹状パターンの幅Bは約72nmであるのに対し、実施例1の凹状パターンの幅Bは約42nmであった。この結果から、本実施形態によれば凹状パターンを大幅に縮小できることが確認された。
実施例2の凹状パターンの幅Bは約65nmであり、実施例3の凹状パターンの幅Bは約69nmであり、実施例4の凹状パターンの幅Bは約71nmであった。これにより、エネルギー線の照射量を増やすのに応じて凹状パターンの縮小量が増加することが確認された。実施例5の凹状パターンの幅Bは約58nmであり、実施例6の凹状パターンの幅Bは約63nmであった。これにより、熱架橋処理の加熱時間を長くするのに応じて凹状パターンの縮小量が減少することが確認された。これらの結果から、エネルギー線の照射量、又は熱架橋処理における架橋反応の進行の程度等を変えることにより、凹状パターンの縮小量を調整できることが確認された。
実施例7では、レジスト膜の大半が溶剤に溶解して消失したため、幅Bを測定不能であった。この結果から、酸素を含有する雰囲気中でエネルギー線を照射することで、その後の溶剤供給時に、溶剤に対するレジスト膜の溶解を抑制できることが確認された。
2,2A…塗布・現像装置(基板処理装置)、15…COTモジュール(成膜部)、30…照射部、40…溶剤供給部、100,100A…制御部、L1…溶剤、R1…レジスト膜、U3…現像ユニット(現像部)、U4…熱処理ユニット(加熱部)、W…ウェハ、Wa…表面。

Claims (11)

  1. 基板の表面に熱硬化性且つ感光性の被膜を形成すること、
    露光処理が施された前記被膜に現像処理を施すことで、前記被膜を部分的に除去して凹状パターンを形成すること、
    前記現像処理後に、前記基板の表面に残留した前記被膜の架橋反応を加熱処理により進行させること、
    前記加熱処理が施された前記被膜に、酸素を含有する雰囲気中でエネルギー線を照射すること、
    前記エネルギー線が照射された前記被膜に溶剤を供給することで前記凹状パターンを縮小させること、を含む基板処理方法。
  2. 基板の表面に熱硬化性且つ感光性の被膜を形成すること、
    露光処理が施された前記被膜に現像処理を施すことで、前記被膜を部分的に除去して凹状パターンを形成すること、
    前記現像処理後に、前記基板の表面に残留した前記被膜の架橋反応を加熱処理により進行させること、
    前記加熱処理が施された前記被膜に、波長が200nm以下である紫外線を照射すること、
    前記紫外線が照射された前記被膜に溶剤を供給することで前記凹状パターンを縮小させること、を含む基板処理方法。
  3. 前記溶剤としてシクロヘキサノンを供給する、請求項1又は2記載の基板処理方法。
  4. ウレア系架橋剤、アルキルウレア系架橋剤、グリコールウリル系架橋剤、メラミン系架橋剤の少なくとも一つの架橋剤を含有した材料により前記被膜を形成する、請求項1〜のいずれか一項記載の基板処理方法。
  5. 前記被膜に前記溶剤を供給することで前記凹状パターンを縮小した後に、前記被膜の架橋反応を加熱処理により進行させることを更に含む、請求項1〜のいずれか一項記載の基板処理方法。
  6. 基板の表面に熱硬化性且つ感光性の被膜を形成するように構成された成膜部と、
    前記被膜に現像処理を施すことで、前記被膜を部分的に除去して凹状パターンを形成するように構成された現像部と、
    前記被膜に加熱処理を施すように構成された加熱部と、
    酸素を含有する雰囲気中で前記被膜にエネルギー線を照射するように構成された照射部と、
    前記被膜に溶剤を供給するように構成された溶剤供給部と、
    前記成膜部、前記現像部、前記照射部及び前記溶剤供給部を制御するように構成された制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記基板の表面に前記被膜を形成するように前記成膜部を制御すること、
    露光処理が施された前記被膜に前記現像処理を施すことで、前記被膜を部分的に除去して凹状パターンを形成するように前記現像部を制御すること、
    前記現像処理後に、前記基板の表面に残留した前記被膜の架橋反応を前記加熱処理により進行させるように前記加熱部を制御すること、
    前記加熱処理が施された前記被膜に前記エネルギー線を照射するように前記照射部を制御すること、
    前記エネルギー線が照射された前記被膜に前記溶剤を供給することで前記凹状パターンを縮小させるように前記溶剤供給部を制御すること、を実行する、基板処理装置。
  7. 基板の表面に熱硬化性且つ感光性の被膜を形成するように構成された成膜部と、
    前記被膜に現像処理を施すことで、前記被膜を部分的に除去して凹状パターンを形成するように構成された現像部と、
    前記被膜に加熱処理を施すように構成された加熱部と、
    波長が200nm以下である紫外線を前記被膜に照射するように構成された照射部と、
    前記被膜に溶剤を供給するように構成された溶剤供給部と、
    前記成膜部、前記現像部、前記照射部及び前記溶剤供給部を制御するように構成された制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記基板の表面に前記被膜を形成するように前記成膜部を制御すること、
    露光処理が施された前記被膜に前記現像処理を施すことで、前記被膜を部分的に除去して凹状パターンを形成するように前記現像部を制御すること、
    前記現像処理後に、前記基板の表面に残留した前記被膜の架橋反応を前記加熱処理により進行させるように前記加熱部を制御すること、
    前記加熱処理が施された前記被膜に前記紫外線を照射するように前記照射部を制御すること、
    前記紫外線が照射された前記被膜に前記溶剤を供給することで前記凹状パターンを縮小させるように前記溶剤供給部を制御すること、を実行する、基板処理装置。
  8. 前記溶剤供給部は、前記溶剤としてシクロヘキサノンを供給する、請求項6又は7記載の基板処理装置。
  9. 前記成膜部は、ウレア系架橋剤、アルキルウレア系架橋剤、グリコールウリル系架橋剤、メラミン系架橋剤の少なくとも一つの架橋剤を含有した材料により前記被膜を形成する、請求項6〜8のいずれか一項記載の基板処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記被膜に前記溶剤を供給することで前記凹状パターンを縮小するように前記溶剤供給部を制御した後に、前記被膜の架橋反応を前記加熱処理により進行させるように前記加熱部を制御することを更に実行する、請求項のいずれか一項記載の基板処理装置。
  11. 請求項1〜のいずれか一項記載の基板処理方法を装置に実行させるプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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