JP2015049447A - 画像形成装置 - Google Patents

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敏寛 小川
Toshihiro Ogawa
敏寛 小川
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Abstract

【課題】メンテナンス時における転写ローラの保護機構を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1の側面の開閉部材43は下部ヒンジ部47を支点に回動する。二次転写ローラ25は開閉部材のローラ保持部48に保持される。二次転写ローラの軸の両端部に、保護カバー26のカバー部52と一体な回動軸51が連結される。開閉部材43が開かれると、駆動伝達ギア58が下部ヒンジ部47の回転に従って矢印c方向に回転し、ギアカム57は矢印d方向に回転し、スライダ駆動シャフト56の下端が矢印e分下降し、上端のスライダ部材54が二本のスライダ案内レール55の最上部から最下部まで下降し、回動中継シャフト53が矢印f方向に回動し、保護カバー26の回動軸51が回動中継シャフト53と同角度で同一方向に回動し、保護カバー26全体が矢印g方向に回動し、カバー部52が二次転写ローラ25の露出する周面を保護する位置に移動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関わり、更に詳しくはメンテナンス時における二次転写ローラの保護機構を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、一般に感光体ドラムを一様に帯電させて初期化し、この感光体ドラムに光書込みによって静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー像化して、そのトナー像を直接または間接に用紙等の転写材に転写して定着ユニットで定着させる。
トナー像を間接に用紙に転写する形式のものは、画像形成ユニットからトナー像を中間転写体としての中間転写ベルト等に一次転写し、中間転写ベルトから用紙に二次転写するようにしたものが多い。
このように二次転写方式を採用した形式のものは、中間転写ベルトの一方の端部に対向して配置された二次転写ローラを備え、二次転写ローラと中間転写ベルトとの対向部で用紙挟持部を構成し、ここに二次転写部を形成している。
下方の用紙カセット等から取り出された用紙は、ほぼ鉛直方向に引き上げられ、そのまま中間転写部を通過しながらトナー像を二次転写され、その直上に配置されている定着装置を通過しながら、二次転写されたトナー像を、熱と圧力で紙面に定着され、装置上方の排紙トレーに排紙される。
そのような画像形成装置において、例えば、用紙ジャムが発生すると、用紙ジャムの発生箇所は、用紙カセットの用紙供給口から排紙トレーへの出口までの、ほぼ一直線で鉛直に形成されている用紙搬送路中で発生し、その他の部分で発生することはない。
したがって、ジャムの用紙を取り除くためには、ユーザは装置側面の開閉部を開いて中を覗くだけで、ジャム用紙の存在箇所を即座に知ることが出来、ジャム用紙を容易に取り除くことができる。
ところで、容易とはいっても、特にジャム用紙が、定着ユニットのローラに挟持され、その用紙の後端が二次転写部を未だ通過せずに待機ローラ対に挟持されているような場合は、ユーザは開閉部の開き口から装置内深くまで手を入れて、ジャム用紙を取り出す必要が出てくる。
また、ジャム用紙を取り易やすくするために、つまり中間転写部の用紙挟持部を開放するために、上述した二次転写ローラは装置側面の開閉部側に配設されており、開閉部を開くと、開閉部と共に二次転写ローラが装置側面外側に移動して中間転写ベルトから離隔するようになっている。
ところが、ジャム用紙が発生した場合、二次転写ローラにもトナーが付着する場合が多い。このトナーがユーザの腕等に付着すると、そこからトナーが周囲に飛散して装置内部の部材を汚染するおそれがある。
また、二次転写ローラの周面は柔軟なスポンジ状部材で形成されているので、ユーザが手首に腕時計など装着したまま作業をしたばあい、二次転写ローラの周面を傷付けたり、手の皮脂で汚染する可能性があり、二次転写ローラの周面に傷や皮脂汚れ等があると転写トナー像にムラが生じて形成画像の品質を損なうという不具合が発生する。
上記のような画像形成装置では、メンテナンス時に装置内部を開放したとき、転写ベルトを保護する保護カバーを退避位置から保護位置に移動させる構成のものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)
特開2006−017771号公報
しかしながら、特許文献1の保護カバーの機能・作用については、転写ベルトの保護についてのみ記載され、二次転写ローラの保護も重要な課題であるにも関わらず、二次転写ローラの保護については何らの記載がない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、メンテナンス時における二次転写ローラの保護機構を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、装置内部を外部に開放するために開閉部材と、前記開閉部材に設けられた1つの転写ローラと、前記開閉部材が閉じ位置から開き位置に開成されるに連動して、前記1つの転写ローラの露出部分を覆い保護する位置まで移動する保護カバーで構成される。
本発明は、簡単な機構でありながら、メンテナンス時における二次転写ローラを保護する保護機構を備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係る二次転写ローラ保護機構を備えたフルカラーの画像形成装置(プリンタ)の内部構成を説明する断面図である。 (a)は実施例1に係るプリンタの外観斜視図、(b)は両面印刷用搬送ユニットと一体な開閉部材を開く図である。 (a)は本例の二次転写ローラ保護機構に関わる構成を転写ベルト、転写補助ローラ、二次転写ローラから成る二次転写部を中心に示す側面図、(b)は(a)と共に二次転写ローラ保護機構の動作状態を説明する図である。 (a)は図1に示したベルト式定着ユニットの拡大図、(b)はその内部の構成を平面的にやや展開して示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1に係る二次転写ローラ保護機構を備えたフルカラーの画像形成装置(以下、単にプリンタという)の内部構成を説明する断面図である。
図1に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、給紙部5、ベルト式定着ユニット6、及び両面印刷用搬送ユニット7で構成されている。
上記画像形成部2は、転写ベルトユニット3の中間転写ベルト(以下、転写ベルトという)8の下部走行面8aに接して同図の右から左へ4個の現像装置9(9k、9c、9m、9y)を多段式に並設して構成される。この画像形成部2は、図1に示す印刷実行時位置から、それより下方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
上記4個の現像装置9のうち上流側(図の左側)の3個の現像装置9c、9m及び9yは、それぞれ減法混色の三原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、現像装置9kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各現像装置9は、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下イエロー(Y)のトナー用の現像装置9yを例にしてその構成を説明する。
現像装置9は、最上部に感光体ドラム10を備えている。この感光体ドラム10は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム10の周面に接して又は近傍を取り巻いて、クリーナ11、帯電ローラ12、光書込ヘッド13、及び現像器14の現像ローラ15が配置されている。
現像器14は、外部を覆う筐体16、内部に設けられた隔壁17、現像ローラ15、第1の攪拌搬送スクリュー18、及び第2の攪拌搬送スクリュー19を備えている。第1及び第2の攪拌搬送スクリュー18及び19は、特には図示しないが、スクリュー軸と、このスクリュー軸と一体に構成されて回転するフィンから成る。
この現像器14には、転写ベルトユニット3の上方に配置されているトナー供給部4のトナーカートリッジ21から、同図にK、C、M、Yで示すブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のいずれかのトナーが供給される。
転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右方向に扁平なループ状になって延在する無端状の上述した転写ベルト8と、この転写ベルト8を掛け渡されて転写ベルト8を図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ22と従動ローラ23を備えている。
駆動ローラ22の下流側(図では上方)に隣接して転写補助ローラ24が配置されている。この転写補助ローラ24に転写ベルト8を介して二次転写ローラ25が圧接し、この圧接部に搬送されて来る転写媒体である用紙に対し、転写ベルト8上の一次転写トナー像を二次転写する二次転写部を形成している。二次転写ローラ25には、詳しくは後述する保護カバー26が配設されている。
上記の転写ベルト8には、一次転写ローラ27が転写ベルトユニット3と一体に組み込まれている。一次転写ローラ27は感光体ドラム10に対し、転写ベルト8を挟むように配置されている。
一次転写ローラ27は、下方を循環移動する転写ベルト8の下部走行面8aにトナー像を直接転写(一次転写)する。転写ベルト8は、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく、上記の二次転写部まで搬送する。
また、転写ベルト8には、従動ローラ23に掛け渡されている表面に当接してベルトクリーナ28が配置されている。ベルトクリーナ28の下方にはベルトクリーナ28が転写ベルト8から除去した廃トナーを収容する廃トナー回収容器29が着脱自在に配置されている。
トナー供給部4は、転写ベルト8の上部走行面の上方に配置されている前述した4個のトナーカートリッジ21で構成されている。このトナー供給部4は、特には図示しないが、図1に示す印刷実行時位置から、それより上方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
トナー供給部4の4個のトナーカートリッジ21は、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナーを収容している。
これらのトナーカートリッジ21は、プリンタ1本体に対し前面方向に、すなわち図の紙面奥行き方向手前側に挿脱して着脱自在である。トナーカートリッジ21には図1では断面図のため見えないが、現像器9にトナーを補給するためのトナー排出口が形成されている。
トナー排出口は、トナーカートリッジ21がプリンタ1本体に装着されたとき、現像器9の後方から上に延びだしているトナー補給路に連通し、このトナー補給路を介して現像器9にトナーを補給する。尚、図1では断面図のため見えないが、トナー補給路は転写ベルトユニット3の後方に回り込んで配置されている。
このトナー供給部4の左方には、ベルトクリーナ28の左方から上方にかけて電装部30が配設されている。電装部30には、複数の電子部品からなる制御装置が搭載された回路基盤が装着されている。
給紙部5は、1個の給紙カセット31を備えている。給紙カセット31の給紙口(図の右方)近傍には、用紙取出ローラ32、給送ローラ33、捌きローラ34、待機搬送ローラ対35が配置されている。
待機搬送ローラ対35の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、前述した二次転写部が形成されている。この二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着ユニット6が配置されている。
ベルト式熱定着ユニット6の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着ユニット6から搬出する搬出ローラ対36、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー37に排紙する排紙ローラ対38が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット7は、外面(図の右方外側面)がプリンタ1の内部を側面から外部に開放又は遮蔽する開閉部材を兼ねている。上述した二次転写ローラ25は、保護カバー26と共に両面印刷用搬送ユニット7側に配設されている。また、ベルト式熱定着ユニット6は本体装置側に配設されている。
この両面印刷用搬送ユニット7は、排紙ローラ対38の直前から図の右横方向に分岐する返送開始路39a、それから下方に曲がる返送中間路39b、更に左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる返送終端路39cを有する返送路39を備えている。
また、返送路39の途中には、5組の返送ローラ対41(41a、41b、41c、41d、41e)が配置されている。上記返送終端路39cの出口は、給紙部5の給紙カセット31に対応する待機搬送ローラ対35への搬送路に合流している。
図2(a)は、上記のプリンタ1の外観斜視図であり、同図(b)は両面印刷用搬送ユニット7と一体な開閉部材を開く図である。尚、図2(a),(b)には図1と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
図2(a)に示すように、プリンタ1には、前方に前扉42が備えられ、右側面には開閉カバーとしての開閉部材43が備えられている。開閉部材43には上部に取っ手44が付いている。図2(b)に示すように、開閉部材43の取っ手44に人の手45を掛けて開閉部材43を矢印bで示すように下方に開放して装置本体1の側面開口46から定着ユニット28をはじめ、右側面の内部構造を露出させることができる。
このプリンタ1は、図1に示したように、画像形成ユニット6から用紙に直接トナー像を転写する方式ではなく、待機搬送ローラ対35により二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙に中間転写ベルト15を介してトナー像を二次転写する方式となっている。
したがって、用紙ジャム等の不具合は、図1の左側に集中するキット類の配設部では発生しないので、キット類などの消耗品の着脱の操作は、図2(a),(b)に示す前扉42を開いて、キット類を長手方向(前扉方向)に入れ替え操作するように構成されている。
つまり、用紙の搬送路に発生する用紙ジャム等の不具合は、装置本体の右側のみで発生するので、用紙ジャム等を回復するメンテナンス処理は、図2(b)に示す右側の開閉部材43を開放するのみで対処できるようになっている。
しかし、開閉部材43を開放するのみで対処できるとはいっても、ジャムした用紙が定着ユニット28の定着ローラ対31に挟持され、その用紙の後端が待機ローラ対35に挟持されているような場合は、ユーザは装置内深くまで手を入れる必要が出てくる。
前述したように、ジャム用紙が発生した場合、二次転写ローラにもトナーが付着する場合が多い。このトナーがユーザの腕等に付着すると、そこからトナーが周囲に飛散して装置内部の部材を汚染するおそれがある。
また、二次転写ローラの柔軟な周面を、ユーザが手首に着けた腕時計などで傷をつけたり、手の皮脂で汚染する可能性があり、二次転写ローラの周面に傷や皮脂汚れ等があると二次転写トナー像にムラが生じて形成画像の品質を損なうという不具合が発生する虞が多分にある。
そこで本発明者は、発生したジャム用紙を取り除くために開閉部材43を開放したとき、開閉部材43の開放に連動して、二次転写ローラ25の周面を保護するように動作する保護機構を考え出した。以下これについて説明する。
図3(a)は、本例の二次転写ローラ保護機構に関わる構成を、転写ベルト8、転写補助ローラ24、二次転写ローラ25から成る二次転写部を中心に示す側面図であり、図3(b)は図3(a)と共に二次転写ローラ保護機構の動作状態を説明する図である。
図3(a),(b)に示すように、開閉部材43はプリンタ1の装置内部を外部に開放するために下部ヒンジ部47を支点にして左方に開閉する。二次転写ローラ25は、開閉部材43のローラ保持部48に中心軸49を回転可能に保持されている。
この二次転写ローラ25の中心軸49の両端部(図3(a),(b)では側面図のため紙面奥行き方向向こう側の端部は見えないが、紙面手前側と同一の構成になっている)に回動軸51の一端を固定して連結された保護カバー26が配設されている。
保護カバー26の回動軸51の他端には、二次転写ローラ25の周面の所定範囲を覆う形状が回動軸51と一体に形成されている。保護カバー26は断面が、上に末広がり状の縁を有する樋状の部材であり、樋状の左側面が図3(a)に示す閉時の状態では搬送ガイド部(保護カバーの部分)52は二次転写部に用紙を案内するガイド部材の働きを兼ねている。
この保護カバー26の回動軸51の二次転写ローラ25の中心軸49に係合する一端には、回動中継シャフト53の一端が連結されている。回動中継シャフト53は他端にスライダ部材54を備えている。
一方、開閉部材43のローラ保持部48に隣接して、二本のスライダ案内レール55が配設されている。二本のスライダ案内レール55の間には、回動中継シャフト53のスライダ部材54が嵌入し、開閉部材43の壁に沿った上下方向にのみ摺動するように摺動方向を規制されている。
上記のスライダ部材54には、スライダ駆動シャフト56の一端(図では上端)が係合している。スライダ駆動シャフト56の他端(図では下端)は下部ヒンジ部47の近傍に配設されたギアカム57に、その円周部に近接した位置で連結されている。
そして、下部ヒンジ部47の中心軸と同軸に、駆動伝達ギア58が配設されている。駆動伝達ギア58は、一方ではギアカム57のギアに噛合し、他方では開閉部材43が開閉する際の開閉の支点である下部ヒンジ部47の回転に従って回転する。
上記の構成において、開閉部材43が図3(a)に示す閉じ位置から図3(b)に示す開き位置に開成されたとき、駆動伝達ギア58は、下部ヒンジ部47の回転に従って矢印cで示すように時計回り方向に回転する。この回転に応じて、ギアカム57は矢印dで示す反時計回り方向に回転する。
この回転に応じて、スライダ駆動シャフト56の下端がギアカム57の円周部の上下方向の回転量に応じた矢印eで示す分だけ下降する。一方、スライダ駆動シャフト56の上端のスライダ部材54は、開閉部材43の開成に従って円弧を描いて左方に回動するため、下端部の下降量に上端円弧分の下降量を加えて、二本のスライダ案内レール55間を最上部から最下部まで大きく下降する。
このスライダ部材54の下降に従って、回動中継シャフト53が二次転写ローラ25の中心軸49を支点にして、矢印fで示すように時計回り方向に回動する。この回動により、保護カバー26の回動軸51が回動中継シャフト53の回動角度と同角度で且つ同一方向に回動する。
これにより、図3(b)に示すように、保護カバー26全体が矢印gで示すように時計回り方向に回動し、保護カバー26のカバー部52が図3(a)に示す用紙案内位置から、図3(b)に示す二次転写ローラ25の露出する周面を保護する位置に移動する。
このように、本発明の実施例1に係る二次転写ローラ保護機構においては、装置本体側面の開閉部材43を開成することに連動して、簡単な構成の各部材が協働して、カバー部52を用紙案内位置から二次転写ローラ保護位置に移動させて、二次転写ローラ25の露出部を保護することができる。
なお、本例の画像形成装置にいては、二次転写部の直ぐ下流に配置されるベルト式定着ユニット6におけるベルト寄りにも工夫が加えられている。以下、これについて説明する。
図4(a)は、図1に示したベルト式定着ユニット6の拡大図であり、図4(b)は、その内部の構成を平面的にやや展開して示す図である。図4(a)に示すように、ベルト式定着ユニット6は断熱性の筐体61に囲まれて、下部の用紙搬入口62と上部の用紙搬出口63との間に定着搬送経路64が形成されている。
この定着搬送経路64を挟んで右側上方に押圧ローラ65が配設されている。そして定着搬送経路64を挟んで押圧ローラ65と対向する左側に定着ベルト66の一方の端部を掛け渡された定着ローラ67が配置されている。定着ベルト66の他方の端部は熱ローラ68に掛け渡されている。
定着ベルト66は、回転方向と直交する方向、つまり熱ローラ68の長手方向に位置ズレする傾向が時として現れる。位置ズレを修正する方法は従来から種々あるが、位置ズレの検出には光学センサを用いる場合が多い。しかし、光学センサは極めて高価である。そこで本例では、光学センサを用いずにベルト位置ズレを検出する。
先ず、本例の定着ベルト66には、熱伝導性と共に導電性も良好なフィルム部材を用いる。熱ローラ68は、芯金69の外周に周面部材71を備え、芯金69の内周に接して、コイル72が絶縁配置され、中心部には例えばハロゲンランプ等からなる熱源73が挿入配置されている。
コイル72は、その両端が、図4(b)に示すように、熱ローラ68の回転軸の中心部から外部に引き出されおり、その外部に引き出された両端に、直流電源74から配線された通電ブラシ75a、75bが摺接して通電され、矢印hで示す方向に磁力線を発生させている。
この磁力線は、矢印hの先端から発して熱ローラ68の周面を長手方向に回り込み、矢印hの後方に収束する果物のりんごを横にしたような磁界を形成する。この磁界内を通過する導電性の定着ベルト66にはフレミングの法則に従った起電力が発生する。
すなわち、図4(b)において、定着ベルト66が熱ローラ68の長手方向に位置ズレすると、定着ベルト66の縁がコイル72の磁界を、強弱いずれかの方向へ横切ることになる。
図4(a)に示すように、定着ベルト66の縁の反対側の2ヶ所に摺接電極776a、76bを係合させ、これら摺接電極76a、76bから引き出したリード線77a、77bを電圧計78に接続して、電圧の大きさ及び起電力の方向を検出すれば、定着ベルト66の位置ズレの大きさと方向を検出することができる。
尚、上記実施例1に於いて前記開閉部材と前記保護カバーとを連動する連動機構として駆動伝達ギヤ58、ギヤカム57、スライダ駆動シャフト56、スライダ部材54、回転中継シャフトによるリンク連動を示したが、上記駆動伝達ギヤ58に変えて例えばベルト、プーリを用いても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
開閉部材と、
前記開閉部材に設けられた1つの転写ローラと、
前記開閉部材が閉じ位置から開き位置に開成されるに連動して、前記1つの転写ローラの露出部分を覆い保護する位置まで移動する保護カバーと、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
[付記2]
前記保護カバーはカム、クランク、ギヤ、リンク、スライダの何れかの伝動機構を含んだ機構により、前記開閉部材と前記保護カバーとを連動する、
ことを特徴とする付記1記載の画像形成装置。
[付記3]
前記保護カバーは開閉部材の閉じ位置にある場合は、印刷媒体の搬送を案内する搬送ガイドを形成する、
ことを特徴とする付記1記載の画像形成装置。
[付記4]
前記開閉部材は、画像形成装置本体のメンテナンスを行うために開閉する開閉部材である、
ことを特徴とする付記1乃至3記載の画像形成装置。
[付記5]
前記1つの転写ローラは半導電性であるゴムまたはスポンジの弾性材である、
ことを特徴とする付記1乃至4記載の画像形成装置。
本発明は、メンテナンス時における二次転写ローラの保護機構を備えた画像形成装置に利用することができる。
1 フルカラー画像形成装置(プリンタ)
2 画像形成部
3 転写ベルトユニット
4 トナー供給部
5 給紙部
6 ベルト式定着ユニット
7 両面印刷用搬送ユニット
8 中間転写ベルト(転写ベルト)
8a 下部走行面
8b 裏面
9(9y、9m、9c、9k) 現像装置
10 感光体ドラム
11 クリーナ
12 帯電ローラ
13 光書込ヘッド
14 現像器
15 現像ローラ
16 筐体
17 隔壁
15 現像ローラ
18 第1の攪拌搬送スクリュー
19 第2の攪拌搬送スクリュー
21 トナーカートリッジ
22 駆動ローラ
23 従動ローラ
24 転写補助ローラ
25 二次転写ローラ
26 保護カバー
27 一次転写ローラ
28 ベルトクリーナ
29 廃トナー回収容器
30 電装部
31(31a、31b) 給紙カセット
32 用紙取出ローラ
33 給送ローラ
34 捌きローラ
35 待機搬送ローラ対
36 搬出ローラ対
37 排紙トレー
38 排紙ローラ対
39 返送路
39a 返送開始路
39b 返送中間路
39c 返送終端路
41(41a、41b、41c、41d、41e) 返送ローラ対
42 前扉
43 開閉部材
44 取っ手
45 人の手
46 側面開口
47 下部ヒンジ部
48 ローラ保持部
49 中心軸
51 回動軸
52 搬送ガイド部(保護カバーの部分)
53 回動中継シャフト
54 スライダ部材
55 スライダ案内レール
56 スライダ駆動シャフト
57 ギアカム
58 駆動伝達ギア
61 断熱性筐体
62 用紙搬入口
63 上部の用紙搬出口
64 定着搬送経路
65 押圧ローラ
66 定着ベルト
67 定着ローラ
68 熱ローラ
69 芯金
71 周面部材
72 コイル
73 熱源
74 直流電源
75a、75b 通電ブラシ
76a、76b 摺接電極
77a、77b リード線
78 電圧計
79 記録媒体

Claims (5)

  1. 開閉部材と、
    前記開閉部材に設けられた1つの転写ローラと、
    前記開閉部材が閉じ位置から開き位置に開成されるに連動して、前記1つの転写ローラの露出部分を覆い保護する位置まで移動する保護カバーと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記保護カバーはカム、クランク、ギヤ、リンク、スライダの何れかの伝動機構を含んだ機構により、前記開閉部材と前記保護カバーとを連動する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記保護カバーは開閉部材の閉じ位置にある場合は、印刷媒体の搬送を案内する搬送ガイドを形成する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記開閉部材は、画像形成装置本体のメンテナンスを行うために開閉する開閉部材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の画像形成装置。
  5. 前記1つの転写ローラは半導電性であるゴムまたはスポンジの弾性材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110476270A (zh) * 2017-03-24 2019-11-19 本田技研工业株式会社 收容装置

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