JP4125010B2 - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可視像が形成される複数の像担持体と、該像担持体に形成された可視像が転写される中間転写体と、該中間転写体に転写された可視像を記録媒体に転写するための転写装置とを有する画像形成装置と、該画像形成装置を有する画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子複写機、ファクシミリ、プリンタ、又はこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知であり、各種構成の画像形成装置が提案され、かつ実用化されている(例えば、特開2001-117384号公報、特開2000-56521号公報、特開平9-269616号公報参照)。中間転写体は画像形成装置の本体筐体内に装填されて使用されるものであるが、その中間転写体や、その周辺の要素の保守を容易に行えるように、当該中間転写体を着脱可能に支持し、必要に応じて、中間転写体を引き出せるように構成することが望ましい。その際、中間転写体の引き出し操作性を向上させるなどの目的で、中間転写体をその隣りに位置する転写装置の方向に引き出せるように構成しなければならぬことがある。ところが、従来の画像形成装置においては、転写装置が邪魔となるため、中間転写体をこの方向に引き出せるよう構成することはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであり、その目的とするところは、中間転写体を支障なく転写装置が位置する方向に引き出すことのできる冒頭に記載した形式の画像形成装置と、該画像形成装置を有する画像形成システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記中間転写体は、複数の支持ローラに巻き掛けられて回転駆動されながら、第1の転写部材によって前記像担持体上の可視像を転写される無端ベルトより成り、該中間転写体の移動方向に沿って前記複数の像担持体が並列配置され、画像形成装置の本体筐体は、不動筐体と、該不動筐体に対して開放可能に支持された可動筐体とを有し、前記転写装置は、複数の支持ローラと、これらの支持ローラに巻き掛けられていて、前記中間転写体と協働して、記録媒体を搬送する搬送ベルトと、中間転写体上の可視像を記録媒体に転写する第2の転写部材とを有する転写ユニットを具備し、該転写ユニットは、前記可動筐体に着脱可能に装着され、該可動筐体は、前記転写ユニットを着脱するとき、該転写ユニットを案内するガイド部を有し、前記中間転写体は、前記転写装置が位置する方向に引き出し可能に支持されていると共に、前記可動筐体を開放した状態で、前記転写ユニットを、前記ガイド部によって案内しながら可動筐体から取り出した後、前記中間転写体を、転写ユニットの取り出し前に該転写ユニットが位置していた側に引き出すことができるように支持されていて、前記搬送ベルトは、前記中間転写体上の可視像が転写される中間像担持体として構成され、前記転写装置は、前記中間像担持体上の可視像を記録媒体に転写する第3の転写部材を有し、該第3の転写部材は前記中間転写体と共に引き出されるように支持されていて、前記中間転写体と、前記転写装置の少なくとも一部が、互いにほぼ水平方向に隣り合って位置し、前記中間転写体はほぼ水平方向に引き出し可能に支持され、可視象転写後の中間転写体表面を清掃するクリーニング装置を具備し、前記第3の転写部材は、前記クリーニング装置に取り付けられていることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0007】
また、上記請求項1に記載の画像形成装置において、前記搬送ベルトの記録媒体搬送面と、その近傍に位置する前記クリーニング装置の干渉を防止すべく、前記中間転写体と搬送ベルトとの接触部よりも記録媒体搬送方向下流側の中間転写体表面部分と搬送ベルト表面部分とのなす角度が90°よりも小さく設定されていると有利である(請求項2)。
【0012】
また、本発明は、上記目的を達成するため、請求項1又はに記載の画像形成装置とホストコンピュータとを接続して成る画像形成システムを提案する(請求項3)。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0014】
図1はプリンタとして構成された画像形成装置の一例を示す垂直断面図である。ここに示した画像形成装置は、その本体筐体1内に配置された複数の像担持体、図示した例では第1乃至第4の4つの像担持体2Y,2M,2C,2BKが設けられている。各像担持体には互いに異なる色のトナー像より成る可視像がそれぞれ形成される。どの像担持体にいかなる色のトナー像を形成するがは適宜選択できるが、図1に示した例では、第1乃至第4の像担持体2Y,2M,2C,2BKに、イエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成されるものとする。
【0015】
図1に示した各像担持体2Y,2M,2C,2BKはドラム状の感光体より成るが、複数のローラに巻き掛けられて回転駆動される無端ベルト状の感光体より成る像担持体などを用いることもできる。ドラム状の像担持体は、例えば、直径が30乃至100mm程度のアルミニウム製の円筒状の基体の表面に、光導電性物質である有機半導体の層を設けたものから構成することができるが、これに限定されるものではない。また、後述する例からも判るように、像担持体を1つ設けるだけであってもよく、可視像が形成される像担持体は少なくとも1つ設けられるものである。
【0016】
第1乃至第4の像担持体2Y,2M,2C,2BKに対向して中間転写体3が配置され、各像担持体2Y,2M,2C,2BKが中間転写体3の表面に当接している。中間転写体としてドラム状のものを用いることもできるが、図1に示した例では、複数の支持ローラ4,5,104,105に巻き掛けられて矢印A方向に回転駆動される無端ベルトより成る中間転写体3が使用されている。かかる中間転写体3の移動方向に沿って、複数の像担持体2Y,2M,2C,2BKが並列配置され、その中間転写体3上に、各像担持体2Y,2M,2C,2BKに形成された各色のトナー像より成る可視像が重ねて転写される。支持ローラ4は、中間転写体3に張りを与えるためのテンションローラとしての用をなし、各支持ローラ4,5,104,105は接地されている。
【0017】
本体筐体1内には各像担持体にそれぞれ可視像を形成する第1乃至第4の作像手段6Y,6M,6C,6BKが設けられている。この各作像手段によって、第1乃至第4の像担持体2Y,2M,2C,2BK上に可視像を形成する構成と、後述する転写ローラ12Y,12M,12C,12BKによってその各可視像を中間転写体3上に転写する構成は実質的に全て同一であり、形成される各可視像の色が異なるだけである。よって、主として第1の像担持体2Yにトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写体3上に転写する構成と作用だけを説明する。
【0018】
この像担持体2Yは図1における反時計方向に回転駆動され、このとき像担持体表面に除電装置7Yからの光が照射され、該像担持体2Yの表面電位が初期化される。初期化された像担持体表面は帯電装置8Yによって所定の極性、この例ではマイナス極性に一様に帯電される。この帯電面に、露光装置9Yから出射する光Lが選択的に照射され、像担持体2Yに書き込み情報に対応した静電潜像が形成される。図1に示した例では、LEDアレイと結像手段を有する露光装置9Yが用いられているが、光変調されたレーザ光を出射するレーザ書き込み装置より成る露光装置などを用いることもできる。
【0019】
像担持体2Yに形成された静電潜像は、これが現像装置11Yを通るとき、イエロートナー像として可視像化される。ここに例示した現像装置11Yは、乾式の現像剤を担持して搬送する現像ローラ10Yを有し、その担持された現像剤によって静電潜像を可視像化するように構成されているが、湿式現像装置を採用することもできる。
【0020】
一方、無端ベルトより成る中間転写体3の内側には、その中間転写体3を挟んで像担持体2Yにほぼ対向して位置する第1の転写部材の一例である転写ローラ12Yと、裏当てローラ13Yが配置されている。このように、図1に示した例では、第1の転写部材が転写ローラ12Yにより構成され、この転写ローラ12Yと裏当てローラ13Yが中間転写体3の裏面に当接し、像担持体2Yと中間転写体3との適正なニップが確保されている。転写ローラ以外の転写部材、例えば転写ブラシ、転写ブレード又はコロナ放電器などを用いることもできるが、転写ローラを用いると、転写時に中間転写体3を像担持体2Yに押し付けて転写効率を高めることができる。
【0021】
転写ローラ12Yには、像担持体2Y上に形成されたトナー像より成る可視像のトナー帯電極性と逆極性、この例ではプラス極性の転写電圧が印加される。これにより、像担持体2Yと中間転写体3との間に転写電界が形成され、像担持体2Y上のトナー像が、その像担持体2Yと同期して回転駆動される中間転写体3上に静電的に転写される。このように、本例の画像形成装置においては、中間転写体が複数の支持ローラに巻き掛けられて回転駆動されながら、第1の転写部材によって像担持体上の可視像を転写される無端ベルトより成る。トナー像を中間転写体3に転写したあとの像担持体2Y表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置14Yのクリーニング部材によって除去され、像担持体2Yの表面がクリーニングされる。
【0022】
上述のように、作像手段6Yによる像担持体に対する帯電、露光、現像、クリーニングによって、繰り返し像担持体2Y上に可視像を形成することができる。勿論、図示した形式以外の作像手段を採用することもできる。
【0023】
全く同様にして、第2乃至第4の各像担持体2M,2C,2BKには、第1乃至第3の各作像手段6M,6C,6BKによってマゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像より成る可視像がそれぞれ形成される。各像担持体2M,2C,2BKに対向配置された現像装置11M,11C,11BKが、その各像担持体に互いに異なった色のトナー像を形成するのである。第2乃至第4の像担持体2M,2C,2BK上に形成された各色のトナー像は、中間転写体3を挟んで各像担持体2M,2C,2BKにそれぞれ対向配置された各転写ローラ12M,12C,12BKによって、イエロートナー像の転写された中間転写体3上に順次重ね合わされて静電転写される。このようにして中間転写体3上には、互いに異なる色の可視像を重ねた重ね合わせ可視像が転写される。この重ね合わせ可視像を第1の画像と称することにする。また、図1には第1の作像手段6Yの各構成要素に対応する第2乃至第4の作像手段6M,6C,6BKの各構成要素には、第1の作像手段の各要素に付した符号のYの代りにM,C,BKを添えた符号を付してある。
【0024】
一方、中間転写体3の左側には、中間転写体3上に転写された可視像を記録媒体に転写するための転写装置75が配置されている。図1に示した転写装置75は次のように構成されている。
【0025】
この転写装置75は、複数の支持ローラ16,17,18,19と、これらの支持ローラに巻き掛けられて矢印B方向に回転駆動される無端ベルトより成る中間像担持体15を有していると共に、中間像担持体15の内側には、支持ローラ19の近傍に、第2の転写部材の一例である転写ローラ20が配置されている。このように、図1に示した例では、第2の転写部材も中間像担持体の裏面に当接する転写ローラ20により構成され、その転写ローラ20と支持ローラ19との間の中間像担持体15の部分に中間転写体3用の支持ローラ5が押し付けられ、これによって中間転写体3と中間像担持体15が適正なニップをもって互いに当接する。第2の転写部材を、例えばコロナ放電器、転写ブラシ又は転写ブレードなどによって構成することもできる。また、支持ローラ16,17,18,19は接地され、そのうちの1つの支持ローラ17は中間像担持体15に張りを与えるテンションローラとしての用をなす。
【0026】
中間像担持体15の内側に設けられた転写ローラ20には、中間転写体3上の第1の画像のトナー帯電極性と逆極性(図した例ではプラス極性)の転写電圧が印加され、中間転写体3と中間像担持体15との間に転写電界が形成される。これにより、中間転写体3上の第1の画像が、中間転写体3と中間像担持体15との間の転写領域に達したとき、該第1の画像が中間像担持体15上に静電的に転写される。
【0027】
中間像担持体15に第1の画像を転写したあとの中間転写体3の表面に付着する転写残トナーは、紙粉などと共にクリーニング装置22によって除去される。
【0028】
次に、中間転写体3の表面が所定のところまで移動した時、前述したところと全く同様にして、複数の像担持体2Y,2M,2C,2BK上に順次各色のトナー像よりなる可視像がそれぞれ形成され始め、これらの可視像が中間転写体3上に順次重ね合わされて静電転写される。このようにして中間転写体3上に得られた重ね合わせ可視像より成る画像を第2の画像と称することにする。
【0029】
また、本体筐体内の下部には、給紙装置23が設けられている。ここに例示した給紙装置23は、転写紙や樹脂シートなどから成る記録媒体Pを積載収容した給紙カセット24と、その給紙カセット24から記録媒体Pを送り出す給紙ローラ25と、記録媒体の重送を防止する分離パッド57とを有している。給紙ローラ25が最上位の記録媒体上面に当接して回転することにより、その最上位の記録媒体が送り出されてレジストローラ対26へ搬送される。
【0030】
レジストローラ対26は、中間転写体3上の第2の画像と中間像担持体15上の第1の画像が記録媒体Pの各面にそれぞれ整合して転写されるタイミングで記録媒体Pを上方に向けて送り出す。このようにしてレジストローラ対26から送り出された記録媒体は、互いに同期して矢印A,B方向に回転する中間転写体3と中間像担持体15とのニップ部を通過して上方に搬送される。この搬送過程中に、中間像担持体15上の第1の画像が記録媒体Pの一方の面に静電転写されると共に、中間転写体3上の第2の画像が、同じ記録媒体の他方の面に静電転写される。
【0031】
記録媒体の各面に第1の画像と第2の画像を転写し始める順は、いずれが先であってもよく、また同時に第1の画像と第2の画像を記録媒体の一方の面と他方の面にそれぞれ転写するように構成してもよいが、図1に示した画像形成装置においては、先ず中間転写体3上の第2の画像を記録媒体Pの他方の面に転写し始め、次いで中間像担持体15上の第1の画像を記録媒体Pの一方の面に転写し始めるように構成されている。すなわち、記録媒体Pが中間転写体3と中間像担持体15の間を通過するとき、転写ローラ20に中間転写体3上の第2の画像のトナー帯電極性と逆極性(図の例ではプラス)の転写電圧が印加され、これによって記録媒体Pの他方の面に中間転写体3上の第2の画像が静電転写される。このようにして第2の画像を転写された記録媒体Pは、引き続き中間像担持体15の表面に密着しながら上方に搬送される。このとき中間像担持体15の表面から離間して配置された第3の転写部材の一例であるコロナ放電器27に中間像担持体15上の第1の画像のトナー帯電極性と逆極性(本例ではプラス極性)の転写電圧が印加される。これによって中間像担持体15と記録媒体Pとの間に転写電界が形成され、中間像担持体15上の第1の画像が記録媒体Pの一方の面に静電的に転写される。
【0032】
コロナ放電器27はコロナワイヤを有するそれ自体周知な放電器であり、かかるコロナ放電器27は、中間像担持体15の表面から離間して位置しているので、その中間像担持体15に密着して搬送される記録媒体にも接触せず、従ってこの記録媒体の他方の面に転写された第2の画像が乱されることはない。同じ機能を達成できるものであれば、コロナ放電器以外の転写手段を用いてもよい。また、コロナ放電器27には、中間像担持体15を挟んで、ローラより成る対向電極63が配置され、この対向電極63は接地されている。
【0033】
中間転写体3上の第1の画像を中間像担持体15に転写する転写部材と、中間転写体上の第2の画像を記録媒体の他方の面に転写する転写部材を別々に設けてもよいが、図1に示した例では、これらの転写を1つの転写ローラ20によって行うように構成されており、これによって像担持体の構成の簡素化を達成できる。
【0034】
第1の画像と第2の画像を転写された記録媒体Pは中間像担持体15から離れた後、さらに上方に搬送され、熱定着装置28の一対の定着ローラ29,30の間を通過する。それぞれ矢印方向に回転する定着ローラ29,30はヒータによって加熱されており、これにより記録媒体に転写された第1の画像と第2の画像のトナーに熱と圧力が加えられ、その両画像が記録媒体に一度に定着される。熱定着装置28を通過した記録媒体は、排紙ガイド52に案内されながら、排紙ローラ53によって、矢印Cで示すように排紙部31上に排出される。
【0035】
一方、第2の画像を記録媒体に転写したあとの中間転写体3の表面はクリーニング装置22によってクリーニングされる。同様に第1の画像を記録媒体に転写したあとの中間像担持体15の表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置32によって除去され、その表面が清掃される。
【0036】
図に一例として示したクリーニング装置32は、そのケース67と、その内部に配置されて該ケース67に支持されたクリーニング部材の一例であるクリーニングブレード54と、トナー搬送部材55とを備え、その全体が回動支点56を中心として回動可能に支持され、その回動によってクリーニングブレード54が中間像担持体15の表面に接離することができる。クリーニング装置32のクリーニングブレード54は、中間像担持体15に担持された第1の画像がそのクリーニングブレード54を通るとき、中間像担持体15の表面から離間し、その表面に付着した転写残トナーを除去する時だけ、当該表面に当接する。
【0037】
クリーニングブレード54が中間像担持体15の表面に当接することにより、その表面に付着した転写残トナーが掻き取り除去され、除去されたトナーは、トナー搬送部材55によって図示していない収納部に集められる。無端ベルトより成る中間像担持体15を支持する支持ローラ18は、その中間像担持体15を挟んでクリーニングブレード54に対向して配置され、クリーニングブレード54が中間像担持体15の表面に圧接したとき、該クリーニングブレード54は中間像担持体15を介して支持ローラ18に押し付けられる。ブラシローラなどから成るクリーニング部材を用いたクリーニング装置32を採用することもできる。
【0038】
以上のように、図1に示した画像形成装置の転写装置75は、複数の支持ローラ16,17,18,19に巻き掛けられて回転駆動される無端ベルトより成る中間像担持体15と、転写ローラ20と、コロナ放電器27と、対向電極63と、中間像担持体15上の転写残トナーを除去するクリーニング装置32とを有している。中間像担持体15は、中間転写体3からのトナー像の転写と、その中間像担持体から記録媒体へのトナー像の転写を可能とする抵抗値を備えたベルトより成る。また、この中間像担持体15は熱定着装置28の近くに配置されているので、耐熱性に優れた材料により構成されていることが好ましい。また、中間像担持体を、回転駆動されるドラムにより構成することもできる。
【0039】
また、中間転写体3を清掃するクリーニング装置22は適宜な形態の装置を採用できるが、図に一例として示したクリーニング装置22は、ケース58と、そのケース58に回転自在に支持されたクリーニング部材の一例であるブラシローラ59と、同じくケース58に回転自在に支持され、ブラシローラ59に接触するバイアスローラ60を有し、ブラシローラ59は中間転写体3に接触しながら、矢印方向に回転駆動され、バイアスローラ60も矢印方向に回転駆動される。バイアスローラ60には、中間転写体3上の転写残トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されている。これにより、中間転写体3上の転写残トナーは、ブラシローラ59によって掻き取られながら、そのブラシローラ59に静電的に移行し、次いでそのトナーはバイアスローラ60に静電的に移行する。さらに、そのバイアスローラ上のトナーは、その表面に圧接したブレード61により掻き取られ、トナー搬送部材62によって、図示していないトナー回収部に搬送される。ブラシローラ59は常に中間転写体3の表面に当接している。
【0040】
また、転写ローラ20は、これに転写電圧を印加する必要があるため、金属ローラより成ることが好ましく、その直径は、例えば10mm程度である。また、中間像担持体15用の支持ローラ19も金属ローラより成り、中間像担持体15と記録媒体Pとの摩擦帯電を防止して画像の転写を良好に行えるように接地されている。支持ローラ19の直径は、例えば16mm程度である。また、支持ローラ19への電流のリークを防止するため、この支持ローラ19と転写ローラ20との間隔Dを5mm以上とすることが好ましい。図示した例では間隔Dを約8mmとしている。
【0041】
さらに、中間像担持体15を、例えば支持ローラ16を支点として揺動可能とすることにより、該中間像担持体15を中間転写体3に対して接離可能に支持し、中間転写体3上の第1の画像を中間像担持体15に転写するときと、中間転写体3上の第2の画像を記録媒体に転写するときに、中間転写体3と中間像担持体15を直接又は記録媒体を介して当接させ、その他の時期にはこれらを互いに離しておくように構成することもできる。
【0042】
記録媒体Pの一方の面に転写された第1の画像と、その他方の面に転写された第2の画像が共に正像となるようにするには、第1の画像用のトナー像を各像担持体2Y乃至2BK上に形成するとき、その各像担持体に逆像の静電潜像を形成し、第2の画像用のトナー像を各像担持体2Y乃至2BK上に形成するときは、その各像担持体に正像の静電潜像を形成する必要があるが、このような露光の切り換えは、図示していない書き込み制御コントローラによって制御される。
【0043】
また、排紙部31を図1に示したように配置した場合、記録媒体は、中間転写体3から直に第2の画像を転写された他方の面を下にして排紙部31に載置されるので、排紙部31に排出された記録媒体の頁順が揃うようにするには、第1の画像が2頁目の画像となり、第2の画像が1頁目の画像となるように、各像担持体にトナー像を形成すればよい。第1の画像が偶数頁、第2の画像が奇数頁となるように、各第1及び第2の画像の形成順序を制御すると共に、記録媒体が第2の画像を下に向けて排紙部に排出されるように、記録媒体の搬送経路を構成するのである。このようにすれば多数枚の記録媒体を連続して排紙部31に排出したときも、その頁順を全て揃えることができる。かかる頁揃えを行うには、画像データをメモリに貯蔵する公知の技術で実現できる。
【0044】
各像担持体2Y,2M,2C,2BKと、そのまわりにそれぞれ設けられた帯電装置8Y,8M,8C,8BK、現像装置11Y,11M,11C,11BK、クリーニング装置14Y,14M,14C,14BKなどを一体的に組み込んでプロセスカートリッジを構成し、その寿命到来時に新たなプロセスカートリッジと交換できるように構成することもできる。また、中間転写体3の上方であって、排紙部31の下方の空間Sには、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各トナーを収容したトナー容器36Y,36M,36C,36BKが設けられ、これらのトナー容器から図示していない粉体ポンプによって対応する現像装置11Y,11M,11C,11BKにそれぞれトナーを補給することができる。さらに、本体筐体1の内部には、電装・制御装置E1、E2が収納されている。さらにファンF1が備えられており、当該ファンF1は、機内の温度過昇防止のために機外へ排風するよう稼働する。また、本体筐体1には、オペレーションパネルOPが配備されている。このオペレーションパネルOPには、画像形成装置やこれに接続された装置の状態や状況を表示する表示ランプと、各種指令のためのキーボタンなどが備えられている。
【0045】
図1に示した画像形成装置によって記録媒体Pの片面にだけカラー画像を形成することもできる。この場合には、各像担持体2Y乃至2BKに形成した互いに色の異なるトナー像を中間転写体3に重ねて転写してその中間転写体3上に重ね合わせ可視像を形成する。この重ね合わせ可視像を、給紙装置23から給送された記録媒体Pの片面に、転写ローラ20の作用によって転写する。この記録媒体は、移動する中間像担持体15の表面に密着して上方に搬送されるが、このときコロナ放電器27は作動することはない。この記録媒体が熱定着装置28を通過するとき、転写された画像が記録媒体に定着され、次いで記録媒体は排紙部31に排出される。このとき、排紙部31に排出された記録媒体は、その画像面を下に向けているので、上述の画像形成動作を連続して行ったとき、排紙部31上にスタックされた複数の記録媒体の頁順を揃えることができる。このように、像担持体から中間転写体に転写された可視像を、中間像担持体を介することなく記録媒体の片面に転写して記録画像を得る片面モードを選択することができるのである。
【0046】
また、各像担持体2Y乃至2BKから中間転写体3上に転写された重ね合わせ可視像を中間像担持体15上に転写し、その中間像担持体15上の可視像を記録媒体に転写し、その可視像を熱定着装置28によって定着し、該記録媒体を排紙部31に排出させて記録媒体の片面にだけカラー画像を形成することもできる。記録媒体Pの片面にのみ画像を形成する場合には、その両面に画像を形成する場合よりも、熱定着装置28の定着温度を低くしてもよい。
【0047】
さらに、一部の像担持体にだけトナー像を形成し、そのトナー像を前述したところと同じくして、記録媒体の片面又はその両面にそれぞれ転写して、単色又は複数色のトナー像より成る画像を得ることもできる。
【0048】
また、図1に示した画像形成装置においては、前述のように記録媒体Pを収容した給紙カセット24が、分離パッド57と共に、本体筐体1に対して矢印E方向に引き出し可能に当該本体筐体1に装着されている。図1に示した例では、給紙カセット24を引き出したとき、給紙ローラ25は本体筐体1内に残される。このように給紙カセット24を本体筐体1から引き出すことにより、その給紙カセット24に記録媒体Pを補充することができる。記録媒体の補充後、給紙カセット24を矢印Eと逆の方向に押し込むことにより、給紙カセット24を本体筐体1内に装填することができる。
【0049】
なお、図1に鎖線で示すように、給紙カセット24に上下に貫通する記録媒体用の通路73を形成しておくと、図示した給紙カセット24の下方に、図示していない他の給紙カセットを追加したとき、その追加した給紙カセットから給送された記録媒体を、その通路73を通してレジストローラ対26に送り込むことができる。
【0050】
以上説明した画像形成装置によれば、記録媒体の両面にカラー画像を形成することができ、しかも中間転写体3と中間像担持体15との間に記録媒体を一度送り込むだけで、その両面にカラー画像を形成できるので、記録媒体の両面にカラー画像を形成し終えるまでの時間を短縮でき、その生産性を高めることができる。しかも、転写装置75は、その中間像担持体15上に複数の可視像を重ねた第1の画像を転写し、その第1の画像と、中間転写体上形成された複数の可視像を重ねて成る第2の画像をそれぞれ一括して記録媒体の一方の面と他方の面に転写するように構成されているので、記録媒体の各面に転写された各画像に色ずれが発生することを阻止し、ないしは効果的に抑制することができる。
【0051】
図2は、図1に示した画像形成装置とは転写装置の構成が異なる画像形成装置の例を示す。図2に示した画像形成装置の転写装置175は、中間像担持体の代りに無端状の転写ベルト115を有し、この転写ベルト115も複数の支持ローラ16,17,18,19に巻き掛けられて矢印B方向に回転駆動される。この転写ベルト115には画像は転写されず、従って図2に示した転写装置175には、図1に示した転写装置75のコロナ放電器27と対向電極63は設けられていない。また図2に示した転写装置175にもクリーニング装置32が設けられており、このクリーニング装置32の基本構成は図1に示したクリーニング装置32と変わりはないが、クリーニングブレード54が転写ベルト115の表面に常に当接し、従って回動支点56が設けられていない点で図1に示したクリーニング装置と異なっている。図2に示した画像形成装置の他の基本構成は図1に示した画像形成装置の前述の構成と変わりはない。図1に示した画像形成装置の各構成要素に対応する図2に示した画像形成装置の各要素には図1と同じ符号を付し、その同一の部分についての説明は省略する。
【0052】
図2に示した画像形成装置の場合も、矢印方向に回転する各像担持体2Y,2M,2C,2BKに各作像手段6Y,6M,6C,6BKによってそれぞれイエロートナー像と、マゼンタトナー像と、シアントナー像と、ブラックトナー像が形成され、これらのトナー像より成る可視像が、各転写ローラ12Y,12M,12C,12BKの作用によって、矢印A方向に回転する中間転写体3上に重ねて転写される。その転写後の各像担持体の表面はクリーニング装置14Y,14M,14C,14BKにより清掃される。
【0053】
中間転写体3上の重ね合わせ可視像は、給紙装置23から給送され、レジストローラ対26によって所定タイミングで中間転写体3と転写ベルト115との間に送り込まれた記録媒体に、転写ローラ20の作用によって転写される。このようにして可視像を転写された記録媒体は引き続き転写ベルト115によって上方に向けて搬送され、次いで定着装置28を通り、このときその可視像が記録媒体に定着される。定着装置28を通過した記録媒体は、図1に示した画像形成装置の場合と同じく、矢印Cで示すように、排紙部31上に排出される。その際、記録媒体は画像面を下に向けて排紙部31上に排出されるので、複数の記録媒体を排紙部31に排出させたとき、その頁順を揃えることができる。一方、可視像転写後の中間転写体3は、クリーニング装置22によって清掃される。
【0054】
クリーニング装置32は、転写ベルトに付着したトナーや紙粉などを除去して転写ベルト115の表面を清掃する。
【0055】
上述のように、図2に示した画像形成装置は、記録媒体の片面にカラー画像を形成するように構成されている。図2に示した転写装置175は、転写ローラ20と転写ベルト115を有しているが、転写ベルトを有さず、転写ローラ、転写ブラシ又はコロナ放電器などの転写部材のみから成る転写装置、またはその他の適宜な形態の転写装置を採用することもできる。
【0056】
また、図1及び図2に示した画像形成装置には、複数の像担持体2Y,2M,2C,2BKが設けられているが、像担持体を1つだけ設け、像担持体に形成された可視像を中間転写体3に転写し、その可視像を直接、又は中間像担持体15を介して記録媒体に転写することにより、記録媒体の両面(図1の画像形成装置の場合)又は片面(図2に示す画像形成装置の場合)に画像を形成するように構成することもできる。或いは、1又は複数の像担持体のそれぞれに順次異なった色の可視像を形成し、その各可視像を中間転写体3上に重ねて転写するように構成することもできる。さらに、特開2000-56521号公報に記載されているように、像担持体に形成された可視像を中間転写体上に転写し、その可視像を中間像担持体上に転写し、次に像担持体に形成された可視像を、その像担持体と中間転写体との間を該中間転写体に担持されて搬送される記録媒体の一方の面に転写すると共に、中間像担持体に転写された可視像を同じ記録媒体の他方の面に転写するように構成することもできる。この場合も転写装置が可視像を担持する中間像担持体を有している。
【0057】
以上説明した画像形成装置は、可視像が形成される少なくとも1つの像担持体2Y,2M,2C,2BKと、その像担持体に形成された可視像が転写される中間転写体3と、その中間転写体3に転写された可視像を記録媒体に転写するための転写装置75,175とを有している。
【0058】
ここで、先にも説明したように、中間転写体3又はその周辺に設けられた要素の保守を容易に行うようにするには、その中間転写体3を本体筐体1に対して着脱可能に支持し、その中間転写体3を必要に応じて引き出せるように構成するとよい。
【0059】
その際、図1及び図2に示した画像形成装置は、その左側の部位にオペレーションパネルOPが設けられているので、オペレータはこのオペレーションパネルOPの設けられた側に立って所定の画像形成操作を行う。オペレーションパネルOPが設けられた側が画像形成装置の正面となっているのである。
【0060】
従って、中間転写体3を引き出せるように構成した場合には、オペレータが画像形成装置の正面側に位置したまま、中間転写体3を矢印Fで示した方向に引き出せるように構成すべきである。ところが、中間転写体3と画像形成装置の正面との間には転写装置75,175が位置しているので、このままでは転写装置75,175が邪魔となって中間転写体3を矢印F方向に引き出すことはできない。図1及び図2に示した例では、転写装置75,175の各要素のうち、支持ローラ16,17,18,19に巻き掛けられた中間像担持体15又は転写ベルト115と、中間転写体3とが互いにほぼ水平方向に隣り合って位置しているが、転写装置75,175の全体が中間転写体に隣り合って位置することもある。中間転写体3と、転写装置の少なくとも一部が互いにほぼ水平方向に隣り合って位置しているのである。
【0061】
上述した観点から、本例の画像形成装置の中間転写体3は、転写装置75,175が位置する方向、すなわち矢印F方向に引き出し可能に支持されていると共に、転写装置75,175が中間転写体3の表面から離れる向きであって、画像形成装置の正面の側に移動可能に支持されている。このように構成すれば、転写装置75,175に邪魔されることなく、中間転写体3を矢印F方向に引き出すことができる。また、この方向Fと反対方向に中間転写体3を押し込んで当該中間転写体3を本体筐体1内の所定の位置(図1及び図4に示した位置)に装填することができる。その際、必ずしも転写装置75,175の全ての要素を移動可能に支持する必要はなく、中間転写体3の引き出しに元々支障とならぬ要素については、中間転写体3を引き出す前に、移動させないように支持することもできる。中間転写体3を引き出すことができるように、転写装置75,175の少なくとも一部を中間転写体3の表面から離れる向きに移動可能に支持すればよい。中間転写体と、転写装置の少なくとも一部が、互いにほぼ水平方向に隣り合って位置し、前記中間転写体はほぼ水平方向に引き出し可能に支持されているのである。
【0062】
次に、転写装置75,175を上述のように移動可能に支持する具体的構成例を説明する。
【0063】
先ず、図1に示した画像形成装置においては、図3に示すように、転写装置75の一部の要素が一体的な転写ユニット64として構成されている。すなわち、複数の支持ローラ16,17,18,19と、これらの支持ローラに巻き掛けられた無端ベルトより成る中間像担持体15と、転写ローラ20と、対向電極63の各端部が各側板65,65に回転自在に支持され、これらの要素がカバー66によって覆われ、これらが一体的な転写ユニット64として構成されている。その転写ユニット64の外観は図4に示すとおりである。図3及び図4から判るように、支持ローラ16には、カバー66から外に出た歯車68が固定されている。
【0064】
図1に示した例では、転写装置75のクリーニング装置32と、コロナ放電器27は、転写ユニット64とは別の要素として構成されているが、クリーニング装置32とコロナ放電器27の少なくとも一方が転写ユニット64の一要素をなすように構成することもできる。このように、転写装置75の少なくとも一部によって一体的な転写ユニット64を構成することができる。
【0065】
また、図2に示した画像形成装置の転写装置175も、その少なくとも一部の要素によって、上述したところと全く同様に、転写ユニット164が構成されている。但し、この転写ユニット164にコロナ放電器と対向電極が含まれることはない。転写ユニット164の外観は図6に示すように、転写ユニット64とほぼ同様であり、転写ユニット64の各部に対応する転写ユニット164の各部には、転写ユニット64の各部に付した符号と同一の符号を付してある
【0066】
各転写ユニット64,164が本体筐体1内にセットされた状態で、前述の歯車68は本体筐体1に設けられた駆動歯車69(図4)に噛み合い、これらの歯車69,68を介して支持ローラ16が回転駆動され、これにより中間像担持体15又は転写ベルト115が矢印B方向に駆動される。また、転写ユニット64,164が本体筐体1内に配置された状態で、転写ローラ20の軸部は、図示していない電源の出力接点に接触し、これに所定の転写電圧が印加される。
【0067】
一方、図1及び図2に示した画像形成装置の本体筐体1は、不動筐体1Aと、該不動筐体1Aに対して開放可能に支持された可動筐体1Bとを有し、その可動筐体1Bに上述の転写ユニット64,164が着脱可能に装着されている。この可動筐体1Bを開くことにより、その可動筐体1Bに対して転写ユニット64,164を脱着できるように、該転写ユニット64,164が可動筐体1Bに装着されている。すなわち、可動筐体1Bが、不動筐体1Aに支軸35を介して回動開閉可能に支持され、その可動筐体1Bに、転写ユニット64,164が着脱自在に装着されている。
【0068】
図5は、図1に示した可動筐体1Bを、支軸35のまわりに矢印G方向に回動させて、その可動筐体1Bを開位置にもたらしたときの様子を示している。このとき、可動筐体1Bの上方が開放されるので、ここに装着されていた転写ユニット64を上方に持ち上げてその転写ユニット64を取り出すことができる。図5は、転写ユニット64を可動筐体1Bから取り出した後の状態を示しているが、その取り出し前の転写ユニット64の様子を鎖線で示してある。
【0069】
転写ユニット64とは別体のクリーニング装置32も可動筐体1B内に支持され、該クリーニング装置32が可動筐体1Bと共に回動する。クリーニング装置32を転写ユニット64の一部の要素として構成したときは、これらが一体となって可動筐体1Bから取り出される。図2に示した可動筐体1Bも全く同様にして開放でき、ここに支持された転写ユニット164を取り出すことができる。かかる構成により、転写ユニット64,164を簡単に交換することができる。
【0070】
図4は、可動筐体1Bを開き、その可動筐体1Bから転写ユニット64,164を取り外した状態を示しているが、図6は可動筐体1Bを閉じた状態の画像形成装置を示している。図6に符号100を付した画像形成装置には転写ユニット64,164が装着され、符号100Aを付した画像形成装置には転写ユニットが装着されていない。
【0071】
図4及び図6に示すように、可動筐体1Bにはロック解除レバー37が設けられ、可動筐体1Bが閉じられた状態で、このロック解除レバー37を操作することにより、不動筐体1Aに対する可動筐体1Bのロックが解除され、これによって可動筐体1Bを図4又は図5に示すように開くことができる。本体筐体1の可動筐体1Bには、開口38が形成され、その開口38から転写ユニット64,164を取り出し、又はこの開口38に各転写ユニット64,164を差し込んで、当該転写ユニットを可動筐体1Bに装着することができる。
【0072】
また、図4に示すように、各転写ユニット64,164のカバー66には把手39が設けられ、操作者はその把手を掴んで転写ユニット64,164を可動筐体1Bに着脱することができる。また、可動筐体1Bの各側壁内面側にはガイド溝40より成るガイド部が形成され、転写ユニット64,164のカバー66には上記ガイド溝にそれぞれ嵌合するガイド突部41が設けられている。そのガイド突部41をガイド溝40に嵌合させて転写ユニット64,164を可動筐体1Bに装着し、又はこれを可動筐体1Bから取り出す。このように、可動筐体1Bは、転写ユニット64,164を着脱するとき、その転写ユニット64,164を案内するガイド部を有しているので、簡単に転写ユニット64,164を可動筐体1Bから着脱することができる。
【0073】
一方、図1及び図2に示すように、中間転写体3を巻き掛けた複数の支持ローラ4,5,104,105は、支持フレーム76に回転自在に支持され、これらによって一体的な中間ユニット77が構成されている。中間転写体がドラムにより構成されているときも、そのドラム状の中間転写体を支持フレームに回転自在に支持し、これらによって一体的な中間ユニットを構成することができる。このように、少なくとも中間転写体とその中間転写体を支持する支持フレームとによって一体的な中間ユニットが構成されるのである。中間ユニット77は、不動筐体1Aに固定された図示していないガイドレールに矢印F方向にスライド自在に支持されている。
【0074】
ここで、中間転写体3を矢印F方向に引き出すには、これに先立って可動筐体1Bを図5に示したように開き、その可動筐体1Bから転写ユニット64をガイド溝40により案内しながら取り出す。図2に示した画像形成装置の場合も、全く同様にして転写ユニット164を取り出すことができる。これにより、本体筐体1の正面側に中間転写体3を引き出す空間が確保される。そこで、中間ユニット77を矢印Fで示したほぼ水平な方向に引くと、その中間ユニット77が前述のガイドレールに沿って前側、すなわち矢印F方向に引き出される。図5は、このときの転写ユニット77の様子を示している。このように、中間転写体3は、転写装置75,175が位置する方向に引き出し可能に支持されていると共に、可動筐体1Bを開放した状態で、転写ユニット64,164を、ガイド部によって案内しながら可動筐体1Bから取り出した後、中間転写体3を、転写ユニット64,164の取り出し前に該転写ユニット64,164が位置していた側に引き出すことができるように支持されているのである。この例では、クリーニング装置22も中間ユニット77と共に引き出される。レジストローラ対26の上方の記録媒体ガイド78から熱定着装置28までの高さをh2とし、中間ユニット77とクリーニング装置22の全体の高さをh1としたとき、高さh1が高さh2よりも小さくなっていて、中間ユニット77とクリーニング装置22を、他の要素に干渉することなく引き出すことができる。このように、給紙カセット24の抜き差し方向と同じ方向、すなわち画像形成装置の正面(操作面)の側から、支障なく中間転写体3を引き出すことができるのである。
【0075】
このように中間転写体3を引き出せば、中間転写体や不動筐体1A内の要素などの保守、或いは中間ユニット77の交換作業などを容易に行うことができる。所定の作業終了後、中間ユニット77を矢印Fと反対方向に押し込めばこれを図1及び図2に示した所定の位置にセットできる。あとは、可動筐体1Bに転写ユニット64,164を取り付け、その可動筐体1Bを図1及び図2に示したように閉じればよい。
【0076】
また、図7に示すように、可動筐体1Bを図5の場合よりも大きな角度開くことができるように構成すれば、転写ユニット64を可動筐体1Bから取り外さずに、中間ユニット77を正面側に引き出すことができる。図2に示した画像形成装置の場合も同様である。
【0077】
以上のように、本例の画像形成装置においては、その本体筐体1が、不動筐体1Aと、その不動筐体1Aに対して開放可能に支持された可動筐体1Bとを有し、転写装置75,175の少なくとも一部が、可動筐体1Bの開放動作に伴って、中間転写体3の表面から離れる向きに移動するように、該可動筐体1Bに支持されている。しかも、少なくとも、中間転写体3と、その中間転写体3を支持する支持フレーム76とによって一体的な中間ユニット77が構成され、転写装置75,175の少なくとも一部によって一体的な転写ユニット64,164が構成され、中間ユニット77が、転写装置75,175の位置する方向に引き出し可能に支持されていると共に、転写ユニット64,164が可動筐体1Bに着脱可能に装着されている。かかる構成により、簡単に中間転写体を着脱することができる。
【0078】
また、図1及び図2に示した画像形成装置には、中間転写体3から中間像担持体15又は記録媒体に可視像を転写する転写領域よりも、中間転写体の移動方向下流側の部位に、可視像転写後の中間転写体3の表面を清掃するクリーニング装置22が設けられているが、先にも説明したように、このクリーニング装置22は、中間転写体3と共に引き出されるように支持されている。より具体的には、クリーニング装置22のケース58が支持フレーム76に一体に又は着脱可能に固定されている。かかる構成によれば、中間転写体3を矢印F方向に引き出すことにより、クリーニング装置22も同時に引き出すことができるので、そのクリーニング装置22に対する保守を容易に行うことができる。
【0079】
また、図1に示した画像形成装置の転写装置75は、中間転写体3上の可視像が転写される中間像担持体15のほかに、該中間像担持体15上の可視像を記録媒体に転写する第3の転写部材(図の例ではコロナ放電器27)を有しているが、この第3の転写部材も中間転写体3と共に引き出されるように支持されている。図1に示した例では、コロナ放電器27のケーシングがクリーニング装置22のケース58に一体に又は着脱可能に連結されていて、中間ユニット77を矢印F方向に引き出したとき、コロナ放電器27も一緒に引き出されるように構成されている。第3の転写部材が、クリーニング装置22に取り付けられているのである。かかる構成によっても、コロナ放電器27の保守を容易に行うことが可能となる。中間転写体3、クリーニング装置22及びコロナ放電器27を別々に着脱するよりも、これらを一体的に引き出せる方が、その引き出し作業を簡素化することができる。
【0080】
また、図1に示した画像形成装置の転写装置75は中間像担持体15を有し、図2に示した画像形成装置の転写装置175は転写ベルト115を有しているが、この中間像担持体15と転写ベルト115は、前述のように記録媒体を搬送する搬送ベルトとしての働きもなす。従って、先の説明から明らかなように、転写装置75,175は、複数の支持ローラ16,17,18,19と、これらの支持ローラ16乃至19に巻き掛けられていて、中間転写体3と協働して、記録媒体Pを搬送する搬送ベルトと、中間転写体3上の可視像を記録媒体Pに転写する転写ローラ20より成る第2の転写部材とを有する転写ユニット64,164を具備し、図1に示した画像形成装置においては、搬送ベルトが、中間転写体3上の可視像が転写される中間像担持体15として構成されている。しかも、前述のように、中間転写体3上の可視像が転写される中間像担持体15として構成された搬送ベルトを有する転写ユニット64の代りに、中間転写体3上の可視像が転写されることのない転写ベルト115として構成された搬送ベルトを有する転写ユニット164を、可動筐体1Bに装着可能に構成されている。
上述のように、転写装置75,175は記録媒体を搬送する搬送ベルトを有しているのであるが、その際、図1及び図2に示すように、複数の支持ローラ14,15,104,105に巻き掛けられて回転駆動される無端ベルトより成る中間転写体3と、搬送ベルト(中間像担持体15又は転写ベルト115)との接触部よりも、記録媒体搬送方向下流側の中間転写体表面部分と搬送ベルト表面部分との成す角度θが90°よりも小さく設定され、その両表面部分により区画されたスペースにクリーニング装置22の一部が位置している。このようにθ<90°に設定することにより、クリーニング装置22を配置する大きなスペースを確保できる。これにより、クリーニング装置22によって中間転写体3から掻き取ったトナーの回収スペースを大きく確保すべく、クリーニング装置22を大型に構成しても、そのクリーニング装置22が中間転写体3に干渉することはない。搬送ベルトの記録媒体搬送面と、その近傍に位置するクリーニング装置22との干渉を防止すべく、角度θを90°よりも小さく設定するのである。
【0081】
また、本例の画像形成装置においては、可動筐体1Bに装着された転写ユニット64,164を識別する識別手段が設けられている。例えば、図4に示すように、転写ユニット64,164のカバー66には、互いにその配設位置が異なった突起より成る識別部Mがそれぞれ設けられており、転写ユニット64,164が本体筐体1に装着されたとき、その本体筐体内に設けられたフォトセンサ又はマイクロスイッチなどから成る検知手段によって識別部Mを検知し、これによってどの転写ユニットが装着されているかを自動的に識別することができる。
【0082】
また、本体筐体1に装着された転写ユニット64,164のカバー66に対し、その外部から目視できる部分に、各転写ユニット64,164を識別できるマーク、ラベル或いは記述などから成る識別手段を設けておくこともできる。
【0083】
上述のような識別手段を設ければ、オペレータが誤りなく所定の転写ユニットを本体筐体1にセットすることができる。また、いずれの転写ユニット64,164も本体筐体1にセットして使用できるように画像形成装置を構成することもでき、この場合には、上述の識別手段によって、いずれの転写ユニット64又は164がセットされたかを判別し、画像形成時にそのセットされた転写ユニットに合致した制御を実行することができる。
【0084】
また、図1及び図2に示した無端ベルトより成る中間転写体3は図8に示すように、その高さHが水平方向の幅Wよりも小さくなっているので、本体筐体1の高さが大きくなる不具合を防止できる。さらに、図1及び図2に示した画像形成装置においては、像担持体2Y,2M,2C,2BKや、これらにトナー像を形成する作像手段6Y,6M,6C,6BKとが、中間転写体3の上辺に対向して上側に配置されているが、逆にこれらを中間転写体3の下辺に対抗させて下側に配置することもできる。下側に配置した場合には、中間転写体3に形成された可視像が、中間像担持体15或いは記録媒体への転写位置に達するまでの時間を短縮でき、画像形成効率を高めることができるが、露光装置9Y,9M,9C,9BKの光出口が上を向くため、ここにトナーなどが落下して露光装置が汚れやすくなるおそれがある。
【0085】
上述したところと、先の説明から判るように、本例の画像形成装置は、中間転写体3が複数の支持ローラ4,5,104,105に巻き掛けられて回転駆動される無端ベルトより成り、該中間転写体3は、その高さHがその水平方向の幅Wよりも小さくなった状態に複数の支持ローラ4,5,104,105に巻き掛けられ、中間転写体の上辺又は下辺に対向して少なくとも1つの像担持体2Y,2M,2C,2BKが配置され、転写装置75,175の少なくとも一部が中間転写体3の水平方向における一方の端部に隣り合って位置し、記録媒体は、中間転写体3の一方の端部を、上から下へ向けて搬送されるように、該記録媒体の搬送経路が形成されている。
【0086】
かかる画像形成装置によれば、記録媒体の搬送経路長を短くすることができ、画像形成装置のコンパクト化を達成できる。
【0087】
また、図6は、画像形成装置100,100AをホストコンピュータHCに接続して画像形成システムを構成した例を示している。これは、所謂ネットワークで結ばれたシステムで、各画像形成装置100,100Aは、主にホストコンピュータHCの出力装置(プリンタ)としての役割を担っている。ケーブルを介さずに無線で繋がれたシステムとしても良い。複数の画像形成装置に対して、ホストコンピュータHCのディスプレイに表示されるガイドに従って出力すべき画像の作像プロセス条件などを指示、入力可能となっている。複数の画像形成装置の状況をディスプレイに報知、表示して、その状況を確認することもできる。制御の指令は、オペレーションパネルOPやホストコンピュータHCのキーボードなどから行うことができる。例えば、記録媒体の両面に画像を形成する両面プリントの場合、オペレーションパネルOPに設けてある両面釦によって、また特殊紙の選択や給紙カセットの選択は給紙用の設定釦によって選択することができる。
【0088】
上述のように画像形成装置とホストコンピュータHCとを接続して画像形成システムを構成することにより、扱う情報を目的や記録媒体の種類に応じてプリントすることができ、また画像形成装置から離れたところからでもホストコンピュータにより作像条件を設定することができる。
【0089】
本発明はプリンタ以外の画像形成装置、例えば複写機、ファクシミリ、又はこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などにも広く適用できるものである。
【0090】
【発明の効果】
本発明によれば、中間転写体を引き出すことができるので、画像形成装置に対する保守を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す垂直断面図である。
【図2】画像形成装置の他の例を示す垂直断面図である。
【図3】転写ユニットの分解斜視図である。
【図4】本体筐体から転写ユニットを外した状態を示す斜視図である。
【図5】可動筐体を開放して、中間ユニットを引き出したときの垂直断面図である。
【図6】画像形成装置をホストコンピュータに接続して成る画像形成システムの斜視図である。
【図7】可動筐体を開放して、中間ユニットを引き出したときの垂直断面図である。
【図8】中間転写体の形態を説明する図である。
【符号の説明】
1 本体筐体
1A 不動筐体
1B 可動筐体
2Y 像担持体
2M 像担持体
2C 像担持体
2BK 像担持体
3 中間転写体
4 支持ローラ
5 支持ローラ
15 中間像担持体
16,17,18,19 支持ローラ
22 クリーニング装置
64 転写ユニット
75 転写装置
100 画像形成装置
100A 画像形成装置
104 支持ローラ
105 支持ローラ
115 転写ベルト
164 転写ユニット
HC ホストコンピュータ
P 記録媒体
θ 角度
Claims (3)
- 可視像が形成される複数の像担持体と、該像担持体に形成された可視像が転写される中間転写体と、該中間転写体に転写された可視像を記録媒体に転写するための転写装置とを有する画像形成装置において、前記中間転写体は、複数の支持ローラに巻き掛けられて回転駆動されながら、第1の転写部材によって前記像担持体上の可視像を転写される無端ベルトより成り、該中間転写体の移動方向に沿って前記複数の像担持体が並列配置され、画像形成装置の本体筐体は、不動筐体と、該不動筐体に対して開放可能に支持された可動筐体とを有し、前記転写装置は、複数の支持ローラと、これらの支持ローラに巻き掛けられていて、前記中間転写体と協働して、記録媒体を搬送する搬送ベルトと、中間転写体上の可視像を記録媒体に転写する第2の転写部材とを有する転写ユニットを具備し、該転写ユニットは、前記可動筐体に着脱可能に装着され、該可動筐体は、前記転写ユニットを着脱するとき、該転写ユニットを案内するガイド部を有し、前記中間転写体は、前記転写装置が位置する方向に引き出し可能に支持されていると共に、前記可動筐体を開放した状態で、前記転写ユニットを、前記ガイド部によって案内しながら可動筐体から取り出した後、前記中間転写体を、転写ユニットの取り出し前に該転写ユニットが位置していた側に引き出すことができるように支持されていて、前記搬送ベルトは、前記中間転写体上の可視像が転写される中間像担持体として構成され、前記転写装置は、前記中間像担持体上の可視像を記録媒体に転写する第3の転写部材を有し、該第3の転写部材は前記中間転写体と共に引き出されるように支持されていて、前記中間転写体と、前記転写装置の少なくとも一部が、互いにほぼ水平方向に隣り合って位置し、前記中間転写体はほぼ水平方向に引き出し可能に支持され、可視象転写後の中間転写体表面を清掃するクリーニング装置を具備し、前記第3の転写部材は、前記クリーニング装置に取り付けられていることを特徴とする画像形成装置。
- 前記搬送ベルトの記録媒体搬送面と、その近傍に位置する前記クリーニング装置の干渉を防止すべく、前記中間転写体と搬送ベルトとの接触部よりも記録媒体搬送方向下流側の中間転写体表面部分と搬送ベルト表面部分とのなす角度が90°よりも小さく設定されている請求項1に記載の画像形成装置。
- 請求項1又は2に記載の画像形成装置とホストコンピュータとを接続して成る画像形成システム。
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