JP2015048587A - 外装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物の屋根や壁に適用される外装構造であって、例えば台風等の特殊環境下においても雨水の浸入を確実に且つ継続的に防止することができる外装構造を提供する。【解決手段】本発明は、躯体5上に保持部材6を介して外装材1を敷設構造であり、外装材1は、面板部2とその側縁に設けた成形部3,4とからなり、一方の側縁(3)には上方が開口する排水用溝部31と外方が開口する係合用溝部32とを有し、他方の側縁(4)は、配設状態において係合用溝部32内に位置する係止部41を有し、保持部材6は、躯体5への固定部61と、外装材1の排水用溝部31内に延在し、該溝部31内の底部近傍を保持する押さえ部62とを有し、外装材1の一方の側縁(3)に設けた排水用溝部31を、躯体5に固定した保持部材6の押さえ部61にて保持すると共に、隣接する外装材1の他方の側縁(4)に設けた係止部41を、係合用溝部32に挿入、係止して取り付けたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の屋根や壁に適用される外装構造であって、例えば台風等の特殊環境下においても雨水の浸入を確実に且つ継続的に防止することができる外装構造に関する。
建築物の屋根や壁に敷設される外装材として、特許文献1に示される構造が提案されている。この特許文献1における構造では、屋根下地8への固定部(樋状の底部)が外装面より低い位置に設けられてボルト7によって固定されている。そして、固定部が雨水に曝されないように接合することで雨水の浸入を防止している。
一方、特許文献2に示される外装構造では、外装材(金属板3a)の略樋状に形成した接合部分を外装面より高い位置に設けることで、接合部分に雨水が回り込むのを防いでいる。
特開平11−93339号公報 特許3374072号公報
しかしながら、前記特許文献1では、外装材(建築板1)の成型誤差や施工誤差等があった場合や、外部から強い圧を受ける特殊環境下(例えば台風)においては、樋状の接合部内に雨水が浸入し、ボルト7の固定部から裏面に流入するという問題を抱えている。また、この態様の建築板1は、壁面のようにほぼ垂直面に敷設する場合には、ボルト7からの浸入を最小限に抑えることができるが、屋根のように傾斜勾配を有する面に敷設した場合には、樋状の接合部が雨水流路となるため、この接合部内に雨水が浸入する恐れが高くなり、ボルト7の固定部からの浸入はより高いものになっていた。
また、前記特許文献2に記載の外装構造では、前記特許文献1と同様に樋状の接合部分に「直止め」しているため、「浸入した雨水」に対する問題は同様である。
これらの特許文献1,2以外にも樋状の接合部分を形成している提案は多く見られ、その中には接合部分へシール材(止水材)を配する提案もまた知られている。しかし、シール材自体は有機材料であるため経年劣化が起こり易く、施工不良もまた起こり易い。
そこで、本発明は、例えば台風等の特殊環境下においても雨水の浸入を確実に且つ継続的に防止することができる外装構造を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、躯体上に保持部材を介して外装材を敷設する外装構造であって、前記外装材は、面板部とその側縁に設けた成形部とからなり、一方の側縁には上方が開口する排水用溝部と外方が開口する係合用溝部とを有し、他方の側縁は、配設状態において前記排水用溝部内に位置する係止部を有し、前記保持部材は、躯体への固定部と、前記外装材の排水用溝部内に延在し、該排水用溝部内の底部近傍を保持する押さえ部とを有し、前記外装材の一方の側縁に設けた排水用溝部を、躯体に固定した前記保持部材の押さえ部にて保持すると共に、隣接する外装材の他方の側縁に設けた前記係止部を前記係合用溝部に挿入、係止して取り付けたことを特徴とする外装構造に関するものである。
また、本発明は、前記の外装構造において、外装材の他方の側縁に形成する係合用溝部は、上面壁より下面壁が外側に延出していることを特徴とする外装構造をも提案する。
本発明の外装構造は、外装材の一方の側縁に設けた排水用溝部を、保持部材の押さえ部にて保持し、隣接する外装材の他方の側縁に設けた係止部を係合用溝部に挿入、係止して取り付けた構成であるため、例えば台風などの特殊環境下にあっても排水用溝部が浮き上がることがなく、躯体に安定に固定される。しかも、保持部材が排水用溝部を押さえ保持するため、係止部の係合用溝部への係止も安定に維持され、隣り合う外装材同士も安定に接続されるものとなる。さらに、躯体への固定はビスやボルト等の固定具による直止めではなく、保持部材による押さえ保持を採用しているため、前記従来技術のような雨水が浸入する恐れがないものである。
仮に「直止め」しない構成として、吊子(保持部材)を屋根下地に固定する構造だけでは、豪雨等に際しては外装材の接合部分から浸入した雨水を排水できないという問題が生ずる。本発明は、「直止め」しない構成を採用したばかりでなく、排水用溝部を形成して浸入した雨水を排水することができ、しかも前述の格別な効果を奏するものである。
また、外装材の一方の側縁に形成する係合用溝部は、上面壁より下面壁が外側に延出している場合、当該係合用溝部に、隣接する外装材の他方の側縁に形成した係止部を側方から係止する際に容易に挿入することができ、取付作業を容易に実施できる。
本発明の一実施例(第1実施例)の外装構造を示し、躯体上に固定した外装パネルに対して隣接する外装パネルを取り付ける状態を示す斜視図である。 (a)第1実施例の外装構造の要部(隣接する外装パネルの接合部分)を拡大して示す側断面図、(b)外装パネル2枚を組み付けた状態を示す側断面図、(c)本発明の他の一実施例(第2実施例)の外装構造の要部を拡大して示す側断面図、(d)本発明の他の一実施例(第3実施例)の外装構造の要部を拡大して示す側断面図である。 (a)〜(e)本発明に用いられる外装材の他の例及びその接合状態を示す側断面図である。
本発明の外装構造は、躯体上に保持部材を介して外装材を敷設する外装構造であって、前記外装材は、面板部とその側縁に設けた成形部とからなり、一方の側縁には上方が開口する排水用溝部と外方が開口する係合用溝部とを有し、他方の側縁は、配設状態において前記排水用溝部内に位置する係止部を有し、前記保持部材は、躯体への固定部と、前記外装材の排水用溝部内に延在し、該排水用溝部内の底部近傍を保持する押さえ部とを有する構成である。
そして、前記外装材の一方の側縁に設けた排水用溝部を、躯体に固定した前記保持部材の押さえ部にて保持すると共に、隣接する外装材の他方の側縁に設けた前記係止部を、前記係合用溝部に挿入、係止して取り付けたことを特徴とする。
この構成により、例えば台風などの特殊環境下にあっても排水用溝部が浮き上がることがなく、躯体への安定な固定状態を維持できる。しかも、保持部材が排水用溝部を押さえ保持するため、係止部の係合用溝部への係止も安定に維持され、隣り合う外装材同士も安定に接続される。さらに、躯体への固定はビスやボルト等の固定具による直止めではなく、保持部材による押さえ保持を採用しているため、前記従来技術のような雨水が浸入する恐れもない。
本発明に用いる外装板は、前述のように面板部とその側縁に設けた成形部とからなり、一方の側縁には上方が開口する排水用溝部と外方が開口する係合用溝部とを有し、他方の側縁は、配設状態において前記排水用溝部内に挿入(係止)する係止部を有する構成である。
前記面板部は、特にその形状を限定するものではなく、後述する図示実施例に示すように略平坦状であっても、波状であってもよい。この面板部は、その形状が外装面全体の形状を構成するものであり、後述する図示実施例に示すようにこの面板部が略平坦状であっても略角波状であっても、その側縁の成形部の接続部構造は、その外装面形状を阻害しないように形成されることが望ましい。
前記排水用溝部は、前記面板部の一方の側縁に形成されるものであって、浸入した雨水の排水路(樋部)として機能すればよく、例えばその形状を限定するものではなく、後述する図示実施例のように断面が略逆ハット型状に形成してもよいし、どのような樋状でもよい。また、その外側端部(排水溝部の外側の側壁)も起立状であっても、更に外側へ延出する横片を有する形状であってもよい。
前記係合用溝部も、前記面板部の一方の側縁に形成されるものであって、隣接する外装材の他方の側縁に形成される係止部が挿入、係止されるものであれば、特にその形状や配置位置を限定するものではない。
前記係止部は、前記面板部の他方の側縁に形成されるものであって、前記係合用溝部に挿入して、係止されるものであり、特にその形状を限定するものではない。後述する図示実施例のように係止部の先端に、係合用溝部に係止する隆状部(係止隆部)や斜面部(係止斜面部)を設けるようにしてもよく、その場合にはより安定に係止されるものとなる。
このように前記面板部の一方の側縁には、前記排水用溝部も前記係合用溝部も形成されるが、排水用溝部の内側壁の上端に係合用溝部を設けることが望ましい。なお、ここで、外側とは一方側を指し、内側とは他方側を指すことは自明であるから、内側壁とは排水用溝部の側壁の内の他方側に位置する側壁である。
即ち外装面の裏面側に排水用溝部を配置させることは当然であるが、排水用溝部の内側壁の上端に係合用溝部を設けた場合には、一方側に隣接する外装材と接続する際に、この隣接する外装材が排水用溝部の開口上部を覆う(塞ぐ)役割を果たし、雨水等が直接的に排水用溝部に浸入することを防止できる。なお、後述する図示実施例では排水用溝部を塞ぐ部分を覆い部としている。
また、この外装材は、断熱材(層)を接着等にて一体に設けたものであってもよい。この場合、断熱機能が付与されることは説明するまでもないが、特に外装材を断熱材の表面上に載置した状態で安定に保持部材への配設を行うことができる。
本発明に用いる保持部材は、前述のように躯体への固定部と、前記外装材の排水用溝部内に延在し、該溝部内の底部近傍を保持する押さえ部とを有する構成である。
この保持部材は、ピース材であっても連続材であってもよい。
前記押さえ部は、溝部の側面と底面との境界部分を保持するものであればよく、左右のうちの一方のみの隅部を保持するものでも、左右両方向の隅部を保持するものであってもよい。
本発明の外装構造は、このような構成の外装材と保持部材とからなるため、例えば台風などの特殊環境下にあっても排水用溝部が浮き上がることがなく、躯体に安定に固定される。しかも、保持部材が排水用溝部を押さえ保持するため、係止部の係合用溝部への係止も安定に維持され、隣り合う外装材同士も安定に接続される。さらに、躯体への固定はビスやボルト等の固定具による直止めではなく、保持部材による押さえ保持を採用しため、前記従来技術のような雨水が浸入する恐れがない。
仮に「直止め」しない構成として、吊子(保持部材)を屋根下地に固定する構造を採用したとしても、それだけでは、豪雨等に際しては外装材の接合部分から浸入した雨水を排水できないという問題が生ずる。本発明は、「直止め」しない構成を採用したばかりでなく、排水用溝部を形成して浸入した雨水を排水することができる。
図1及び図2(a),(b)に示す本発明の第1実施例の外装構造は、躯体7上に保持部材6を介して外装材1を敷設構造であり、外装材1の一方の側縁(3)に設けた排水用溝部31を、躯体7に固定した前記保持部材6の押さえ部62にて保持すると共に、隣接する外装材1の他方の側縁(4)に設けた係止部41を、係合用溝部32に挿入、係止して取り付けたことを特徴とする。
なお、図1においては図面の右前側が一方側であり、左奥側が他方側である。また、図2(a),(b)においては図面の右側が一方側であり、左側が他方側である。
前記外装材1は、図2(a),(b)に示すように面板部2と、その左右側縁に設けた成形部3,4とからなり、裏面側(図面下側)には断熱材(層)5が一体的に設けられている構成である。
そして、一方(図面右方)の側縁に設けた成形部3は、上方が開口する排水用溝部31と外方が開口する係合用溝部32とを有し、他方(図面左方)の側縁に設けた成形部4は、配設状態において前記係合用溝部32内に位置する係止部41を有する。
図示実施例の外装材1は、ロール形態で供給される長尺な金属板材を原料材とし、原反ロールの幅を整数で分割した長さが一方側から他方側までの長さとなり、それと直交する長さは施工面に応じて長尺に形成されるものであり、図1では左前側から右奥側の長さが長尺に形成されている。
図示実施例の面板部2は、長さ方向に沿う段差21がほぼ同間隔にて3箇所形成された略平坦状である。
この面板部2及び一方側の成形部3の裏面側に配置された断熱材5は、一方の側縁に表層が段状に切り欠かれ、その切欠部分の外側に位置して排水用溝部31の裏面を受支する薄肉部分51と、その内側に位置して係合用溝部32の裏面を受支する薄肉部分52とが形成されている。この第1実施例では、面板部2と他方側の成形部4との境界を断熱材5の存在の有無で設定した。即ち裏面側に断熱材5が配置されている部分を面板部2とし、配置されていない部分を他方側の成形部4とした。
また、図示実施例の一方側の成形部3は、排水用溝部31が断面逆ハット型状に成形され、その内側壁の上端の内側に形成された係合用溝部32は、折返し突出片で形成される上面壁より下面壁が外側に延出している形状である。さらに、前記排水用溝部31の外側壁の上端には、外側へ延出する横片33が設けられている。
さらに、図示実施例の他方側の成形部4は、外側へ延在する係止部41が先端に形成される構成であるが、前記面板部2から外方へ延在する覆い部42の先端に下り段差を介して係止部41が形成されている。この係止部41は、前述のように配設状態において前記係合用溝部32に係止する部位であり、覆い部42は、配設状態において排水用溝部31の開口上部を塞ぐ蓋の役割を果たす部位である。
前記保持部材6は、躯体7への固定部61と、前記外装材1の排水用溝部31内に延在し、該溝部31内の底部近傍を保持する押さえ部62とを有する構成である。
図示実施例の保持部材6は、図1に示すようにピース材であるが、連続材であっても差し支えはない。
また、図示実施例の押さえ部62は、略H型の成形部位であり、排水用溝部31の側面と底面との境界部分を保持するものであり、左右両方向の隅部を保持するものであって、強固に押さえ保持することができる。
なお、前記押さえ部62と固定部61とは、略逆L字状の繋ぎ部63にて連結され、その横部分は配設状態において前記横片33の上方に位置し、その縦部分は隣接する外装材1,1の断熱材5,5間に位置する。
このような構成を有する本発明の第1実施例の外装構造は、躯体7に対し、流れ方向に沿うように外装材1,1を敷設し、外装材1の排水用溝部31が流れ方向に沿って配設されるため、接合部分(=係合用溝部32と係止部41との係止部分)から、雨水が浸入することがあっても排水用溝部31にて水下側へ排水することができる。
また、外装材1の一方の成形部3に設けた排水用溝部31を、保持部材6の押さえ部62にて保持し、隣接する外装材1の他方の成形部4に設けた係止部41を係合用溝部32に挿入、係止して取り付けたので、例えば台風などの特殊環境下にあっても排水用溝部31が浮き上がることがなく、躯体7に安定に固定される。しかも、保持部材6が排水用溝部31を押さえ保持するため、係止部41の係合用溝部32への係止も安定に維持され、隣り合う外装材1,1同士も安定に接続されるものとなる。さらに、躯体7への固定は、保持部材6による押さえ保持を採用したため、雨水が浸入する恐れがない。
さらに、この第1実施例では、外装材1の一方の成形部3に形成した係合用溝部32が上面壁より下面壁が外側に延出しているので、この係合用溝部32に、隣接する外装材1の他方の成形部4に形成した係止部41を側方(一方側)から係止する際に、容易に挿入することができ、取付作業を容易に実施できる。
図2(c)に示す第2実施例は、保持部材6'の押さえ部62'が略逆V型の成形部位であるが、排水用溝部31の側面と底面との境界部分を保持するものであり、左右両方向の隅部を保持するものであって、強固に押さえ保持することができる点で前記第1実施例と全く同様の効果を果たすことができる。
さらに、この第2実施例の保持部材6'は、押さえ部62'を略逆V型に成形したため、この押さえ部62'と固定部61とを連結する繋ぎ部63'の横部分が横長であって、排水用溝部31の約中央にまで至っているので、排水用溝部31の開口上部を塞ぐ覆い部42を裏面側から受支する長さ(面積)も大きいため、外部から瞬間的に高い正圧が作用したとしても排水用溝部31が破損することがない。
上記以外の構成は、前記第1実施例と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
図2(d)に示す第3実施例は、断熱材5'の厚みが薄く、排水用溝部31の裏面を受支していた薄肉部分(51)が存在しない構成であり、そのため保持部材6"の繋ぎ部63"の縦部分が短く形成されるものである。
上記以外の構成は、前記第1実施例と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
この第3実施例は、隣接する外装材1,1間に断熱材5'が存在しない部分が形成されるため、前記第1,第2実施例の方が断熱性能が優れている。
図3(a)〜(e)には、本発明の外装構造に用いられる外装材(1A〜1E)の形状バリエーションを示す。
図3(a)に示す外装材1Aは、面板部2Aが山部分と谷部分とが交互に連続する角波状に形成されているが、一方側の成形部3Aは、排水用溝部31aが前記面板部2Aの谷部分よりも低い断面逆ハット型状に成形され、その内側壁の上端の内側に形成された係合用溝部32aは、折返し突出片で形成される上面壁と下面壁がほぼ同一長さに形成され、前記排水用溝部31aの外側壁は起立状に形成されている。
また、他方側の成形部4Aは、前記角波状の面板部2Aとほぼ同一形状に成形され、外側へ延在する係止部41aが面板部2Aの山部分と略同一高さに形成され、配設状態において排水用溝部31aを塞ぐ蓋の役割を果たす覆い部42aは、面板部2Aの下り傾斜部分及び谷部分とほぼ同様に形成されている。
図3(b)に示す外装材1Bは、面板部2Bが略水平面と略垂直面とのみからなる角波状に形成されているが、一方側の成形部3Bは、前記面板部2Bの端縁に位置する略垂直面の下端を内側へ折曲し、上面壁よりそれと対向する下面壁の方が外側へ延出している係合用溝部32bが形成され、更にその下方には、前記面板部2Bの谷状底部(略水平面)よりも更に低い位置に断面略U字状の排水用溝部31bが形成され、この排水用溝部31bの外側壁は起立状に形成されている。
また、他方側の成形部4Bは、前記角波状の面板部2Bの谷状底部から外側へ延在する覆い部42bと、更に外側へ延在する係止部41bとからなり、係止部41bには先端付近に下方へ窪む係止隆部411が形成されている。なお、この係止隆部は411は、係合用溝部32bに挿着した状態で弾性回復力が作用するように形成されている。
図3(c)に示す外装材1Cは、面板部2Cが略平坦状に形成され、一方側の成形部3Cは、前記面板部2Cの端縁を裏面側へ折り下げた下端を内側へ折曲し、上面壁よりそれと対向する下面壁の方が外側へ延出している係合用溝部32cが形成され、更にその下方には、前記面板部2Cの谷状底部(略水平面)よりも更に低い位置に断面略U字状の排水用溝部31cが形成され、この排水用溝部31cの外側壁は起立状に形成されている。
また、他方側の成形部4Cは、前記略平坦状の面板部2Cから外側へ延在する覆い部42cを裏面側へ折り下げ、更に外側へ延在させた係止部41cが前記係合用溝部32cと略同一高さに形成され、前記図3(b)の外装材1Bと同様に先端付近に下方へ窪む係止隆部411を有する。
図3(d)に示す外装材1Dは、面板部2Dが前記図3(b)の外装材1Bとほぼ同様(角波状)であるが、山状頂部及び谷状底部については同様に略平坦面であるものの、略垂直面については僅かに上り傾斜又は下り傾斜している。また、一方側の成形部3Dの排水用溝部31dや係合用溝部32dも、前記図3(b)の外装材1Bとほぼ同様に形成されているが、排水用溝部31dの外側壁の上端には、外側へ延出する横片33dが設けられている。
また、他方側の成形部4Dも、前記図3(b)の外装材1Bとほぼ同様に面板部2Dの谷状底部から外側へ延在する覆い部42dと、更に外側へ延在する係止部41dとからなるが、係止部41dには先端付近に下方へ傾斜する係止斜面部412が形成されている。なお、この係止斜面部412は、係合用溝部32dに挿着した状態で弾性回復力が作用するように形成されている。
図3(e)に示す外装材1Eは、前記図3(d)の外装材1Dとほぼ同様であるから、比較しつつ説明する。この外装材1Eの面板部2Eは、前記外装材1Dの面板部2Dの上り傾斜、下り傾斜が更に緩やかに形成された角波状である。
一方側の成形部3Eの排水用溝部31eは、横片33dが形成されない以外は、前記外装材1Dと同様である。
係合用溝部32eは、前記外装材1Dでは下り傾斜面の下端に設けられていたが、谷状底部の裏面側に形成されている。
他方側の成形部4Eにおける係止部41eは、前記外装材1Dと同様に先端付近に下方へ傾斜する係止斜面部412'が形成されているが、先端を上方へい折り返している。
覆い部42eは、前記面板部2Eとほぼ同様に形成されている。
これらのような構成の外装材1A〜1Eを用いた外装構造でも、前記第1実施例と同様に一方の成形部3A〜3Eに設けた排水用溝部31a〜31eを、図示しない保持部材の押さえ部にて保持し、点線で示す隣接する外装材1A〜1Eの他方の成形部4A〜4Eに設けた係止部41a〜41eを係合用溝部32a〜32eに挿入、係止して取り付けた構成であるため、例えば台風などの特殊環境下にあっても排水用溝部31a〜31eが浮き上がることがなく、図示しない躯体に安定に固定される。
また、前述のように面板部は、前記第1〜第3実施例や図3(c)の例のように略平坦状であっても、その他の例のように(角)波状であってもよく、その側縁の成形部の接続部構造を、その外装面形状を阻害しないように形成したので、全ての例において美麗な外装面が得られている。
特に図3(b),(c)の各例では、係止部41b,41cの先端に係止隆部411,411'を設けたので、係合用溝部32b,32cに挿入する際に弾性に抗して挿入する必要があるが、挿着した状態で係止隆部411,411'の弾性回復力により安定に係止されるものとなる。
同様に図3(d),(e)の各例では、係止部41d,41eの先端に係止斜面部412,412'を設けたので、係合用溝部32d,32eに挿入する際に弾性に抗して挿入する必要があるが、挿着した状態で係止斜面部412,412'の弾性回復力により安定に係止されるものとなる。
1,1A〜1E 外装材
2,2A〜2E 面板部
3,3A〜3E (一方側の)成形部
31,31a〜31e 排水用溝部
32,32a〜32e 係合用溝部
4,4A〜4E (他方側の)成形部
41,41a〜41e 係止部
411,411' 係止隆部
412,412' 係止斜面部
42,42a〜42e 覆い部
5,5' 断熱材
6,6',6" 保持部材
61 固定部
62,62',62" 押さえ部
63,63',63" 繋ぎ部
7 躯体

Claims (2)

  1. 躯体上に保持部材を介して外装材を敷設する外装構造であって、
    前記外装材は、面板部とその側縁に設けた成形部とからなり、一方の側縁には上方が開口する排水用溝部と外方が開口する係合用溝部とを有し、他方の側縁は、配設状態において前記係合用溝部内に位置する係止部を有し、
    前記保持部材は、躯体への固定部と、前記外装材の排水用溝部内に延在し、該排水用溝部内の底部近傍を保持する押さえ部とを有し、
    前記外装材の一方の側縁に設けた排水用溝部を、躯体に固定した前記保持部材の押さえ部にて保持すると共に、隣接する外装材の他方の側縁に設けた前記係止部を前記係合用溝部に挿入、係止して取り付けたことを特徴とする外装構造。
  2. 外装材の他方の側縁に形成する係合用溝部は、上面壁より下面壁が外側に延出していることを特徴とする請求項1に記載の外装構造。
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