JP2015048579A - グレーチング - Google Patents

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【課題】ベアリングバー間に石等が詰まりにくく、また安価であり、且つ軽量で強度を必要とする用途にも汎用的に使用できるグレーチングを提供する。
【解決手段】本発明に係るグレーチングは、所定間隔を置いて互いに略平行に配置された複数のベアリングバーと、この複数のベアリングバーの両側端部と接合された2本のサイドバーと、この2本のサイドバーと平行して配置され且つ複数のベアリングバーの上面と接合されたクロスバーとを備え、ベアリングバーの上部の幅は下部の幅よりも大きく、ベアリングバーの中央部の幅は下部の幅よりも小さいことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、側溝等に用いるグレーチングに関するものである。
道路の側溝等の溝蓋として金属製のグレーチングが広く用いられている。この種のグレーチングの多くは、一定の間隔で設けた複数のベアリングバー(メインバーとも言う)の両端を2本のサイドバーを用いて固定し、さらに、サイドバーに平行にクロスバーを設けて複数のベアリングバーと圧接等で接合した構造を有している。ベアリングバーとサイドバーとの接合には、溶接や嵌合等が用いられる。
ベアリングバーの形状としては、断面がT字状のTバーや断面縦長矩形のフラットバー、あるいは断面がI字状のIバーが一般的であり(例えば、特許文献1。特に図3。)、溝蓋が用いられる場所等に応じて、最適なベアリングバー形状が選択される。
特開2010−229695号公報
Tバーは、グレーチングの表面部となる上部の幅を広くとり、それ以外の部分の幅を狭くした構成となっているため、他のベアリングバーに比較して軽量である。グレーチングの構成部品の内、かなりの体積はベアリングバーが占めるため、軽量のTバーを用いることで、グレーチング全体の大幅な軽量化が可能である。したがって、材料コストの低減とともに、軽量化によりグレーチングの設置や溝内のメンテナンスが容易に行えるというメリットが生じる。
一方、Tバー自体は強度的に弱く、また、サイドバーとの接合面積も小さくなり且つ上部に接合部が偏るため、グレーチング全体として強度が小さくなる。そこで、接合強度を十分に確保するために、サイドバーとの接合として特別な方法を用いる等の工夫が必要であり、製造コストが高くなるといった問題があった。
さらに、Tバーの上部幅が広いため、自動車等の重量物が通過する際に、Tバーの上部端部に荷重が掛かると、Tバー全体を回転させる大きなトルクが発生し、Tバーとサイドバーとの接合が破壊される惧れがあった。例えば、隣接するTバー間の隙間に石等が乗っている時に、自動車のタイヤがその石等を踏み越えるような場合、Tバーの上部端部に自動車の荷重がもろに掛かるため、Tバーに大きな回転トルクが発生する。そのため、Tバーを用いたグレーチングは、自動車が通る道路脇等に設置する側溝用のグレーチングには不向きであり、用途が著しく限定されるという問題もあった。
また、フラットバーやIバーの場合、クロスバーを圧接による接合することができるが、Tバーは上部の表面積が大きいため、クロスバーを圧接による接合することが困難である。そのため、Tバーの下部に穴を開けて、そこにクロスバーを通して接合するといった余分な製造工程が必要となり、製造コストがさらに高くなるという問題があった。
断面縦長矩形のフラットバーは、グレーチングの表面部となる上部もその他の部分も同じ幅であるため、断面積が大きくなってしまい、Tバーに比べて、かなり重量が重くなるという問題があった。
また、隣接する2本のフラットバー間に石等が詰まりやすいという欠点もあった。フラットバー間に石等が詰まると、グレーチングの排水性能が劣化するだけではなく、外観的にも美観を欠くことになってしまう。
断面がI字状のIバーは、フラットバーに比べて小さな断面積で、フラットバーと同等の強度を得ることが可能である。しかし、隣接する2本のIバー間の中央部が広がった構成になっているため、フラットバーに比べても、さらに石等が詰まりやすくなるという課題があった。また、詰まった石等を取り除くことは、フラットバーに比べて、さらに困難である。
本発明は、上記の種々の問題を解決するためになされたものであり、新規なグレーチング構成を提案するものである。
本発明に係るグレーチングは、所定間隔で互いに略平行に配置された複数のベアリングバーと、当該複数のベアリングバーの両側端部と接合された2本のサイドバーと、当該2本のサイドバーと平行して配置され且つ上記複数のベアリングバーと接合されたクロスバーとを備え、上記ベアリングバーの上部の幅は下部の幅よりも大きく、上記ベアリングバーの中央部の幅は下部の幅よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明に係るグレーチングは、ベアリングバーの上部の長手方向に垂直な断面が、最上辺の両端頂点において鋭角をなすことを特徴とする。
特に、本発明に係るグレーチングは、ベアリングバーの上部が、長辺が上に位置する台形形状であることを特徴とする。
さらに、本発明に係るグレーチングは、クロスバーが、複数のベアリングバーの上面と圧接により接合されることを特徴とする。
本発明に係るグレーチングは、前記のごとく構成されているので、ベアリングバー間に石等が詰まりにくく、万が一詰まった場合であっても容易に取り除くことが可能である。また、強度を損なうことなく、グレーチングの軽量化が可能である。
本発明に係る溝蓋の上面図である。 本発明に係る溝蓋の部分斜視図である。 本発明に係るベアリングバーの部分斜視図である。 本発明に係るベアリングバーに加わる垂直方向の力の説明図である。 本発明に係るベアリングバーに加わる回転を生じさせる力の説明図である。
実施の形態.
以下に、本発明に係るグレーチングに関する実施の形態について、図を用いて説明する。尚、以下の実施の形態は、本発明の一例であって、特に本発明をこの一例に限定するものではない。例えば、本実施の形態で示す形状や具体的な寸法等は良好な一例であって、これらに限定されるものでは無い。また、本実施の形態においては、細目のグレーチングを例にとって構成等を説明するが、並目のグレーチングであっても、以下に説明する発明の概念は同様に適用可能である。
まず、図1および図2を用いて、本発明に係るグレーチングの構成を説明する。
図1は、グレーチング1の上面図である。グレーチング1は、略一定間隔で平行に並んだ複数のベアリングバー2、ベアリングバー2の両端と接合された2本のサイドバー3、および、サイドバー3と平行に設けられ、ベアリングバー2の上部と接合された複数のクロスバー4から構成される。
図2は、グレーチング1を側方上部から見た部分斜視図である。この図においては、ベアリングバー2の断面形状を明示するために、サイドバー3は記載していない。ただし、サイドバー3の上下位置を2本の点線で示している。すなわち、サイドバー3は、ベアリングバー2とほぼ同じ高さの板であり、各ベアリングバー2の側面と溶接により接合されている。
なお、サイドバー3と各ベアリングバー2の側面と接合は、溶接に限らず、他の方法により接合しても良い。例えば、サイドバー3にベアリングバー2の形状に適合する穴を設けて嵌合により接合しても良い。
クロスバー4は、各ベアリングバー2の上部と圧接により接合されている。この接合に関しても、圧接に限らず、他の方法を用いても良い。
各ベアリングバー2は、図2に示すように、通常は一定間隔Pで平行に並んでいる。本実施の形態においては、15mm間隔でベアリングバー2が並んでいる。
ベアリングバー2の形状については、さらに図3を用いて説明する。
ベアリングバーの形状は、大きく3つの部分に分けることができる。図3に示すように、上部21、中央部22、および下部23である。
上部21は、長手方向に垂直な断面が台形状であり、その上面には滑り止めを目的とした凹凸加工が施されている。上面の幅Aは約5mmである。
中央部22は、断面が縦長矩形であり、その幅Bは約2.3mmである。
下部23は、断面が中央部22から広がった家形の六角形であり、底部の幅Cは約3.5mmである。
これらベアリングバー2各部の具体的な形状は、上記したものに限るわけでは無いが、特に留意すべきポイントについて、以下に説明する。
まず、最も大切なことは、各部の幅A,B、Cが、

A>C>B ――― (式1)

の関係を満たすことである。この関係を満たすことにより、隣接するベアリングバー2間の上部21の隙間からグレーチングに入った石等の物体は、隣接するベアリングバー2間に止まることなく、高い確率で溝内に落下する。隣接するベアリングバー2間に生じる隙間の幅は上部21が最も小さいので、その狭い隙間から入った物体は、より広い中央部22や下部23の隙間を通り抜けて溝内に落下する可能性が高い。
ただ、下部23に物体がとどまる可能性もゼロではない。例えば、厚みがAよりも小さな扁平な形状をした石が隣接するベアリングバー2間の上部21の隙間からグレーチング1内に入り、下部23に至るまでに回転して姿勢を変えて、下部23に引っ掛かって止まることもあり得る。しかし、このような場合には、グレーチングの上から棒で石を突くことで簡単に溝内に石を落すことが可能である。あるいは、自動車等がグレーチング1上を通過する際の振動によっても、石が溝内に落下することも考えられる。いずれにしても、グレーチングに物体が一時的に留まることがあっても、詰まることは無い。
また、式1の関係を満たすことで、ベアリングバー2の断面積が小さくても、ベアリングバー2自体の剛性が高くなると同時に、グレーチング1全体としての強度を向上できる。すなわち、ベアリングバー2の軽量化、高剛性化、およびグレーチング1全体の強度向上が同時に達成できる。
以下、この理由について説明する。
グレーチング1上をトラック等の重量物が通過する際にベアリングバー2に生じる力は、図4に示す垂直真下方向の力、および図5に示すベアリングバー2を回転させる方向の力である。
まず、重量物がグレーチング1上にある場合、その荷重は、図4に示すように、ベアリングバー2を垂直に押し下げる力として作用する。この力は、ベアリングバー2を弓状に撓ませる力である。ベアリングバー2が弓状に撓んだ際には、ベアリングバー2の上部21が大きな圧縮応力を受け、下部23が大きな引張応力を受ける。
そこで、ベアリングバー2の上部21と下部23の幅を中央部22よりも広くすることで、これらの大きな応力による変形をできるだけ小さく抑えることができる。このように、重量物の荷重により特に大きな応力が生じる部分の幅を大きくし、比較的小さな応力しか生じない中央部22の幅を狭くすることで、ベアリングバー2の軽量化と高剛性化が実現できる。
なお、本考案に係るベアリングバー2の最大曲げ応力を決める断面係数は、断面積が同じである場合、フラットバーよりも大きくできることは当然であるが、Iバーよりもさらに大きくすることができる。これは、上部21の幅が下部23の幅よりも大きいため、断面二次モーメントを大きくできるためである。したがって、従来のIバーと同じ最大曲げ応力を有する本考案に係るベアリングバー2の断面積は、従来のIバーの断面積よりもさらに小さくできるので、一層の軽量化および材料コストの低減が可能である。
次に、図5を用いて、ベアリングバー2を回転させる方向の力が顕著に発生する場合を説明する。隣り合うベアリングバー2の間の隙間よりも大きな石5が、その隙間に乗っている時に、その石5の上をトラック等のタイヤが踏んだ場合、ベアリングバー2の上部21の端部に、荷重が集中する。図5において、左側のベアリングバー2の上部21の右端部には、矢印Eで示す方向に荷重が掛かる。同様に、右側のベアリングバー2の上部21の左端部には、矢印Fで示す方向に荷重が掛かる。これらの荷重は、それぞれのベアリングバー2を回転させるトルクとなる。この回転トルクは、それぞれに掛かる荷重に上部21の幅Aの半分を掛けた大きさである。
ベアリングバー2の両側端部は、サイドバー3と接合し固定されているので、この固定力が上記の回転トルクに対抗し、ベアリングバー2が回転することを防いでいる。特に、ベアリングバー2の中心から遠い位置にある上部21、および下部23の両側端部とサイドバー3と接合力が、回転トルクに対抗に対する大きなトルクになるため、これら上部21、および下部23の幅を大きくした構造は、回転トルクに対しても強固な構造となっている。
すなわち、フラットバーに比較して、より小さな断面積で同様の回転トルクに耐えうる構造となる。
また、Tバーの場合には上部の幅が非常に広いため、その半分に比例する回転トルクは非常に大きなものとなってしまう。さらに、Tバーの両側端部とサイドバー3との接合面積は小さく、図5に示すような場合に生じる回転トルクに対してはそもそも非常に弱い構造である。
なお、以上に説明した図5のケースは回転トルクが顕著に生じる場合であるが、それ以外の場合、例えば、トラック等のタイヤがベアリングバーの端部を通過する際にも同様に回転トルクは発生する。
さらに、ベアリングバー2の上部21の幅Aを広くしたことで、従来のフラットバーやIバーに比べて、グレーチング1に使用するベアリングバー2の本数を少なくすることが可能となり、さらなる軽量化と材料コストおよび組立コストの低減が可能となる。一般にベアリングバー2間の間隙の幅は、グレーチングの種類や用途により決まっている。例えば、細目の場合、間隙の幅はハイヒールの踵や杖の先が入らない幅であり、10mm程度である。したがって、ベアリングバー2の配置ピッチは、10mmにベアリングバーの上面幅を足した長さになり、本実施の形態におけるグレーチングの場合、15mmとなる。一方、ベアリングバーとしてフラットバーを用い、本実施の形態におけるベアリングバー2と同様の剛性およびグレーチング全体の強度を得るためには、ベアリングバーの配置ピッチは12〜13mm程度となる。また、ベアリングバーとしてIバーを用いた場合でも13〜14mm程度であり、本実施の形態におけるグレーチングの場合よりも狭ピッチとなり、したがって、多くのベアリングバーが必要となる。
次に大切なポイントは、上部21の長手方向に垂直な断面形状を上面が長辺となる台形形状としたことである。このようにすることで、隣接するベアリングバー2間で対向するそれぞれの上部21が形成する隙間に石等が挟まることを極力防ぐことができる。また、最大の圧縮応力が生じる最上面を最も長くしたことで、小さな断面積であってもベアリングバーとしてさらに大きな剛性を得ることができる。
すなわち、中心より最も遠い上面は断面二次モーメントに最も寄与する部分であるので、その部分の幅を最も長くしたので、同じ断面積で、断面係数を最も大きくすることができる。
また、上面を最も長くしたことで、クロスバー4との接合面積が増加し、グレーチング全体としての強度がさらに向上できるという利点も生じる。また、Tバーのように極端に幅が広くないため、低コストの圧接をクロスバーとの接合手法として用いることができる。
なお、上部21の長手方向に垂直な断面形状を台形形状としたのは、製造上製作しやすいことも考慮してであるが、必ずしもこの形状に限ることは無い。上部21の長手方向に垂直な断面形状に関して必要なことは、最上面が最も長くなることである。さらに、その最上面の両端の頂点において鋭角をなすことである。こうすることで、隣接するベアリングバー2の最上面は線で対向するため、面で対向する場合に比べて、より石等が詰まりにくくなる。
このことは、グレーチングの耐久性の観点から重要である。なぜなら、ベアリングバー2の最上面付近に石等が詰まった場合、その上をトラック等が通過すると、無理に石等を隣接するベアリングバー2間にさらに深く押込み、それによって、ベアリングバー2が変形したり、ベアリングバー2とサイドバー3との接合に損傷が生じることがあるためである。
以下において、本発明に係るグレーチングの特長をまとめる。
第一に、隣接するクロスバー間に石等の物体が詰まることがなく、したがって、排水性能と外観の美しさを保つことができる。特に、上部21の長手方向に垂直な断面形状において、最上面を最も長くし、且つその最上面の両端の頂点において鋭角をなすようにしたので、上部21付近にも物が詰まりにくく、ベアリングバー2が変形したり、ベアリングバー2とサイドバー3との接合に損傷が生じにくくすることができる。
第二に、ベアリングバーの断面積が小さくても、ベアリングバーの剛性を大きくすることができるとともに、グレーチング全体としての強度も高めることができる。したがって、グレーチングの軽量化、低コスト化が達成できるとともに、自動車等が頻繁に通過する場所にも使用可能であり、用途に制限が無い。
第三に、ベアリングバーの設置ピッチを大きくできるため、使用するベアリングバーの本数が少なくて済む。したがって、グレーチングのさらなる軽量化と低コスト化が達成できる。
第四に、グレーチング表面から見た外観に力強さがあり、頑丈なイメージを与えるという長所もある。ベアリングバーとしてフラットバーやIバーを用いたグレーチングと比較して、ベアリングバーの幅が広いため、設置時に見たとき、力強さを感じさせる外観であり、グレーチングのデザインとして良い印象を与えることができる。
第五に、本発明に係るベアリングバーは、従来から長年使用されてきたIバーと形状的に大きな差は無く、また同じ材料で構成できるため、長年に渡り実績のある製造プロセスにより製造できる。例えば、サイドバーやクロスバーとの接合方法は同じで良く、材料が同じであれば、長期的な接合の信頼性も保証される。
また、Tバーのようにサイドバーとの特別な接合方法は不要であり、クロスバーとの接合も圧接が利用できるため、製造コストも低廉となる。
なお、ベアリングバーを構成する材質としては従来よりSS400(鉄)が広く用いられている。これに代えて、より固い材質の金属を用いることも考えられる。硬い金属を用いることで、強度を高め、ベアリングバーの厚みを薄くすることができる。ただし、この場合には、上述した接合の信頼性等の問題が生じるとともに、材料強度を高めることで降伏点を大きくできたとしても、歪量は大きくなってしまい、トラック等が通過した際のグレーチングの跳ね上がり等を考慮したより複雑な設計が必要となる。
最後に、グレーチングが設置される具体的な場所について考察する。
グレーチングが最も良く使用される場所の一つは、道路脇である。道路は蒲鉾上に中央が盛り上がっているため、車等のタイヤで弾かれた石等が道路脇に集まりやすい。そのため、石等が詰まりにくいTバーを用いたグレーチングが良い。しかし、道の中央に比べると頻度は小さいものの、道路脇もトラック等のタイヤが通過するので、強度面からTバーを用いることは適切ではない。このような場所においては、重荷重に対応し且つ石詰まりを起こさない本発明に係るグレーチングが最も適切である。
また、最も石が詰まりやすい場所としては、神社の参道等の砂利道が考えられる。参道においては、多くの参拝者が歩行するため、ハイヒールの踵や杖の先等が挟まらないように、細目のグレーチングが用いられる。そして、細目のグレーチングは小石が非常に詰まりやすいため、石詰まりを起こさないグレーチングが望まれる。さらに、搬入用のトラック等も参道を通行するため、重荷重に対応できる強度が高いグレーチングが必要である。したがって、神社の参道のように砂利道に設置するグレーチングも、本発明に係るグレーチングが最適である。
1 グレーチング
2 ベアリングバー
3 サイドプレート
4 クロスバー
21 上部
22 中央部
23 下部

Claims (4)

  1. 所定間隔を置いて互いに略平行に配置された複数のベアリングバーと、
    当該複数のベアリングバーの両側端部と接合された2本のサイドバーと、
    当該2本のサイドバーと平行して配置され且つ上記複数のベアリングバーと接合されたクロスバーと、
    を備え、
    上記ベアリングバーの上部の幅は下部の幅よりも大きく、
    上記ベアリングバーの中央部の幅は下部の幅よりも小さい
    ことを特徴とするグレーチング。
  2. 上記ベアリングバーの上部の長手方向に垂直な断面は、最上辺の両端頂点において鋭角をなす
    ことを特徴とする請求項1に記載のグレーチング。
  3. 上記ベアリングバーの上部の長手方向に垂直な断面は、長辺が上に位置する台形形状である
    ことを特徴とする請求項2に記載のグレーチング。
  4. 上記クロスバーは、上記複数のベアリングバーの上面と圧接により接合される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のグレーチング。
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