JP2010228880A - エレベータのかご床 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、かご床の質量が大幅に増大するのを避けつつ、荷重の集中による床板の塑性変形を防止することができるエレベータのかご床を得ることを目的とするものである。
【解決手段】床板1には、接合部2b,2c,3b,3cが接していない部分が立ち下がりとなる複数の窪み部1aが設けられている。窪み部1aは、第1の床梁2の第1の接合部2b,2c間と第2の床梁3の第2の接合部3b,3c間とが立ち下がりとなるように第1及び第2の床梁2,3間に跨って設けられている。各窪み部1aは、補強材5により埋められている。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の床梁と、床梁上に支持された床板とを有するエレベータのかご床に関するものである。
従来のエレベータのかご床では、互いに平行に配置された複数の床梁上に平板状の床板が支持されている。床梁は、その幅方向に互いに間隔をおいて配置されている。また、各床梁の上端部には、床板の下面に接合された一対の接合部が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−320721号公報
上記のような従来のエレベータのかご床では、同一の床梁の接合部間や隣接する床梁の接合部間で床板が床梁に接合されていないので、これらの床梁が接合されていない部分に台車等からの荷重がかかると床板が波状に塑性変形(永久変形)することがあった。特に、車輪が比較的小さい台車に重い荷物を積んだ場合には、荷重が集中するため床板が塑性変形し易かった。これに対して、床板を厚くしたり床梁の間隔を小さくしたりする対策がとられているが、このような対策は、かご床の質量が大幅に増大するため、経済的ではなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かご床の質量が大幅に増大するのを避けつつ、荷重の集中による床板の塑性変形を防止することができるエレベータのかご床を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのかご床は、床板、及び床板の下面に接合された水平な接合部を有し、床板を支持する複数の床梁を備え、床板には、接合部間が立ち下がりとなる窪み部が設けられており、窪み部内には補強材が設けられている。
この発明のエレベータのかご床は、接合部間が立ち下がりとなる窪み部を床板に設け、窪み部内に補強材を設けたので、床板の接合部で補強されていない部分が補強材で補強され、荷重の集中による床板の塑性変形を防止することができ、また、補強材は窪み部に設けるだけで済み、かご床の質量が大幅に増大するのを避けることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのかご床の断面図である。 図1の一部を拡大して示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータのかご床の要部断面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータのかご床の要部断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータのかご床の断面図、図2は図1の一部を拡大して示す断面図である。図において、床板1は、複数の床梁上に支持され固定されている。床梁としては、複数(ここでは2個)の第1の床梁2と、第1の床梁2に隣接する複数(ここでは2個)の第2の床梁3と、床板1の縁部を支持する断面コ字形の一対の縁部梁4とが用いられている。第1の床梁2、第2の床梁3及び縁部梁4は、互いに間隔をおいて平行に配置されている。
各第1の床梁2は、断面コ字形の第1の床梁本体2aと、第1の床梁本体2aの上端部に設けられた水平な一対の第1の接合部2b,2cとを有している。第1の接合部2b,2cは、第1の床梁2の長手方向に連続して設けられており、床板1の下面に接合されている。
各第2の床梁3は、断面コ字形の第2の床梁本体3aと、第2の床梁本体3aの上端部に設けられた水平な一対の第2の接合部3b,3cとを有している。第2の接合部3b,3cは、第2の床梁3の長手方向に連続して設けられており、床板1の下面に接合されている。
床板1には、接合部2b,2c,3b,3cが接していない部分が立ち下がりとなる複数(ここでは2箇所)の窪み部(凹部)1aが設けられている。窪み部1aは、第1の床梁2の第1の接合部2b,2c間と第2の床梁3の第2の接合部3b,3c間とが立ち下がりとなるように第1及び第2の床梁2,3間に跨って設けられている。これに伴って、窪み部1aの下面に接合された接合部2c,3bは、第1及び第2の床梁2,3の残りの接合部2b,3cよりも下方に位置している。
各窪み部1aは、補強材5により埋められている。即ち、各窪み部1a内には、補強材5が嵌め込まれている。補強材5としては、例えば、合板、樹脂ボード、鋼板、又はコンクリート等の充填材を用いることができる。また、補強材5の材料は、窪み部1aの深さや想定される荷重等に応じて選択される。
補強材5の厚さは、窪み部1aの深さと同一であり、床板1の窪み部1a以外の部分の上面と補強材5の上面とは面一になっている。床板1及び補強材5上には、床敷物6が重ねられている。床敷物6としては、例えば樹脂製タイルが用いられている。
このようなエレベータのかご床では、床板1の窪み部1aの底部には、補強材5を介して荷重が作用するため、荷重が分散され、荷重耐力が増す。また、接合部2b,2c,3b,3cも補強材5も設けられていない部分を小さくすることができる。さらに、折り曲げ部により床板1の剛性を増すことができる。従って、荷重の集中による床板1の塑性変形を防止することができる。
また、補強材5は窪み部1aに設けるだけで済み、かご床の質量が大幅に増大するのを避けることができる。特に、補強材5の材料として、床板1の材料よりも比重の小さい合板等の材料を用いることで、かご床の質量の増大をさらに小さくすることができ、床板1を厚くしたり床梁2,3の間隔を小さくしたりする場合に比べて、かご床の質量を十分に小さくすることができる。
実施の形態2.
次に、図3はこの発明の実施の形態2によるエレベータのかご床の要部断面図である。図において、床板7は、複数の床梁8及び一対の縁部梁4(図1)上に支持され固定されている。床梁8及び縁部梁4は、互いに間隔をおいて平行に配置されている。
各床梁8は、断面コ字形の床梁本体8aと、床梁本体8aの上端部に設けられた水平な一対の接合部8b,8cとを有している。接合部8b,8cは、床梁8の長手方向に連続して設けられており、床板7の下面に接合されている。
床板7には、接合部8b,8c間が立ち下がりとなる複数の窪み部(凹部)7a,7bが設けられている。具体的には、窪み部7aは、同一の床梁8の接合部8b,8c間に設けられている。また、窪み部7bは、互いに隣接する床梁8の互いに隣接する接合部8b,8c間に設けられている。
窪み部7aは補強材9により、窪み部7bは補強材10によりそれぞれ埋められている。即ち、窪み部7a,7b内には、補強材9,10が嵌め込まれている。補強材9,10の材料は実施の形態1と同様である。
補強材9,10の厚さは、窪み部7a,7bの深さと同一であり、床板7の窪み部7a,7b以外の部分の上面と補強材9,10の上面とは面一になっている。床板7及び補強材9,10上には、床敷物6が重ねられている。
このようなエレベータのかご床では、床板7の接合部8b,8cで補強されていない部分が補強材9,10で補強されているため、荷重の集中により床板7が塑性変形するのが防止される。また、補強材9,10は窪み部7a,7bに設けるだけで済み、かご床の質量が大幅に増大するのを避けることができる。
実施の形態3.
次に、図4はこの発明の実施の形態3によるエレベータのかご床の要部断面図である。図において、床板11は、複数の床梁12及び一対の縁部梁4(図1)上に支持され固定されている。床梁12及び縁部梁4は、互いに間隔をおいて平行に配置されている。
各床梁12は、断面コ字形の床梁本体12aと、床梁本体12aの上端部に設けられた水平な一対の接合部12b,12cとを有している。接合部12b,12cは、床梁12の長手方向に連続して設けられており、床板11の下面に接合されている。
互いに隣接する床梁12の互いに隣接する接合部12b,12cの間隔は、同一の床梁12の接合部12b,12cの間隔に比べて十分に小さい。即ち、床梁12は、互いに近接して配置されている。
床板11には、同一の床梁12の接合部12b,12c間が立ち下がりとなる複数の窪み部(凹部)11aが設けられている。窪み部11aは、補強材13により埋められている。即ち、窪み部11a内には、補強材13が嵌め込まれている。補強材13の材料は実施の形態1と同様である。
補強材13の厚さは、窪み部11aの深さと同一であり、床板11の窪み部11a以外の部分の上面と補強材13の上面とは面一になっている。床板11及び補強材13上には、床敷物6が重ねられている。
このようなエレベータのかご床では、床板11の接合部12b,12cで補強されていない部分が補強材13で補強されているため、荷重の集中により床板11が塑性変形するのが防止される。また、補強材13は窪み部11aに設けるだけで済み、かご床の質量が大幅に増大するのを避けることができる。
なお、補強材5,9,10,13を取り外し可能な構造としてもよく、想定外の荷重により補強材5,9,10,13が変形した場合に、補強材5,9,10,13を交換してかご床を容易に修復することができる。
また、実施の形態1〜3のような補強構造は、1つのかご床内で適宜組み合わせて実施することも可能である。
さらに、実施の形態1〜3のような補強構造は、かご床全体で実施しても、部分的に実施してもよく、例えば台車の通る部分(例えばかごの出入口幅に合わせた車輪間隔とその周辺部分)のみに実施してもよい。
さらにまた、縁部梁4と床梁2,8,12との間にも窪み部を設けてもよい。
また、床梁の断面形状は、実施の形態1〜3のようなハット形に限定されるものではなく、例えば縁部梁4のような断面コ字形やI形断面であってもよい。
さらに、補強材5,9,10,13の材料を、同一のかご床内で場所によって変えてもよい。
さらにまた、補強材5,9,10,13は、窪み部1a,7a,7b,11aを必ずしも完全に埋めるものでなくてもよく、窪み部1a,7a,7b,11a内の必要箇所にのみ補強材5,9,10,13を設けてもよい。また、多数の穴が設けられた補強材や、格子状の補強材を用いてもよく、かご床の軽量化を図ることができる。
1,7,11 床板、1a,7a,7b,11a 窪み部、2,8,12 床梁、2b,2c,3b,3c,8b,8c,12b,12c 接合部、5,9,10,13 補強材。

Claims (4)

  1. 床板、及び
    前記床板の下面に接合された水平な接合部を有し、前記床板を支持する複数の床梁
    を備え、
    前記床板には、前記接合部間が立ち下がりとなる窪み部が設けられており、
    前記窪み部内には、補強材が設けられていることを特徴とするエレベータのかご床。
  2. 互いに隣接して配置された前記床梁である第1及び第2の床梁は、幅方向に互いに間隔をおいて設けられた一対の前記接合部をそれぞれ有しており、
    前記窪み部は、前記第1の床梁の前記接合部間と前記第2の床梁の前記接合部間とが立ち下がりとなるように前記第1及び第2の床梁間に跨って設けられており、
    前記窪み部の下面に接合された前記接合部は、前記第1及び第2の床梁の残りの接合部よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1記載のエレベータのかご床。
  3. 前記床梁は、幅方向に互いに間隔をおいて設けられた一対の前記接合部をそれぞれ有しており、
    前記窪み部は、同一の前記床梁の前記接合部間に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータのかご床。
  4. 前記床梁は、幅方向に互いに間隔をおいて設けられた一対の前記接合部をそれぞれ有しており、
    前記窪み部は、互いに隣接する前記床梁の互いに隣接する前記接合部間に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエレベータのかご床。
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