JP2015046063A - シーラー塗布要件チェック装置、シーラー塗布要件チェックプログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

シーラー塗布要件チェック装置、シーラー塗布要件チェックプログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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【課題】シーラー線に沿って設けられる塗布棚の全領域について、シーラー塗布が可能か否かを確実にチェックすることができ、自動的にチェック結果であるシーラーを行うのに不適当な塗布棚を明示することができるシーラー塗布要件チェック装置、シーラー塗布要件チェックプログラム及び記憶媒体を提供する。【解決手段】チェックモデルMDをシーラー線SE上を途切れることなく沿わせて移動させ、チェックモデルMDと塗布棚を有する部位を有する部品との間の離間距離dを、チェックモデルMDの全幅において測定する。前記全幅の一部において、離間距離dが離間距離d≧基準値Aを満たす場合、シーラーの塗布を不可判定する。不可判定の場合、塗布棚を有する部位を含むシーラー線に関する部分の画像を作成し、その画像及び変更要求のコメントを出力する。【選択図】図5

Description

本発明は、シーラー塗布要件チェック装置、シーラー塗布要件チェックプログラム、及び記憶媒体に関する。
従来、シーラー塗布作業の作業性を事前に検証するシステムが特許文献1で提案されている。特許文献1では、シーラー線上の測定ポイントを所定の等間隔で設定して、各測定ポイントにおいて、板状部材間の板間隙と塗布棚寸法を算出するようにしている。また、この算出した値と基準値とを比較することにより、シーラーの塗布の可否を判定するようにしている。このシステムは、シーラー線付近に穴、R部、段差、及び傾斜部分がある場合にも、適用できるというものである。
特許文献2のシステムは、シーラー線に関するものではないが、被加工物にあけられた穴形状同士の干渉チェックを、穴形状を単純形状に変換して行う仮チェックと、仮チェックで干渉有りの場合、元の形状で行う本チェックの2段階で行うものである。
特開2013−31813号公報 特開2006−14616号公報
特許文献1は、測定ポイントにおける塗布棚寸法のみで、シーラー塗布作業の適否を判定する。このため、特許文献1は、実際にはシーラー塗布が可能であっても、塗布が不可であると判定する場合があり、実情として精度が低い。また、シーラー線上の等間隔で設定された測定ポイントにおける測定寸法を使用するため、測定ポイント間の小さな穴等が検知できないことがある。
特許文献2では、穴形状同士の干渉を仮チェックによって、干渉度合いを見て、本チェックで干渉有無を判定するものであるが、シーラー線上の塗布の可否判定を行えるものではない。
本発明の目的は、シーラー線に沿って設けられる塗布棚の全領域について、シーラー塗布が可能か否かを確実にチェックすることができ、自動的にチェック結果であるシーラー塗布を行うのに不適当な塗布棚を明示することができるシーラー塗布要件チェック装置、シーラー塗布要件チェックプログラム及び記憶媒体を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明のシーラー塗布要件チェック装置は、ワークを構成する複数の部品の3次元データと、前記部品のうち、重ね合わせする2つの部品間に設定されたシーラー線の3次元データを記憶する記憶部と、前記2つの部品の板厚を作成する板厚作成部と、前記シーラー線と直交する平面に含まれるチェックモデルを、前記シーラー線上を途切れることなく沿わせて移動させ、前記チェックモデルと前記2つの部品のうち塗布棚を有する部位を具備する部品との間の前記移動中の離間距離dを、前記チェックモデルの全幅において測定する距離測定部と、前記チェックモデルの全幅の一部において、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たしていることを距離条件にして、前記距離条件を前記シーラーの塗布の可否判定条件として少なくとも含み、前記距離条件を満たしている場合、または前記距離条件及び前記可否判定条件に含まれる他の判定条件を満たしている場合は、前記シーラーの塗布を不可判定にする判定部と、前記不可判定の場合、前記ワークを構成する複数の部品の3次元データに基づいて、前記不可判定された前記塗布棚を有する部位を含む前記シーラー線に関する部分の画像を作成する画像作成部と、前記画像作成部が作成した画像及び変更要求のコメントを出力する出力部を有するものである。
さらに、前記2つの部品のうち塗布棚を有する部品の穴を検出する検出部を備え、前記判定部は、前記検出部が検出した穴にラップしている前記チェックモデルの部位を前記一部として、該一部が前記距離条件を満たす場合、前記塗布棚を有する部位におけるシーラーの塗布が不可であると判定するようにしてもよい。
また、シーラー塗布要件チェック装置は、前記不可判定があった場合、前記チェックモデルの前記穴とのラップ量を測定するラップ量測定部を備え、前記出力部は、さらに、前記ラップ量を出力するようにしてもよい。
また、シーラー塗布要件チェック装置は、前記チェックモデルの幅方向の両端においては、離間距離dが離間距離d<基準値Aであり、かつ中央部においては、距離条件を満たしている場合、穴があるとしてその穴寸法を測定する穴寸法測定部を備え、前記可否判定条件に含まれる前記他の判定条件として、前記穴寸法がシーラーの塗布可の許容値Bを越えているかを満たしているかの穴寸法条件を、含み、前記判定部は、前記チェックモデルの全幅の一部として前記中央部が、前記距離条件を満たし、かつ、前記穴寸法条件を満たしている場合、前記可否判定条件を満たしているとしてシーラーの塗布を不可判定するようにしてもよい。
また、シーラー塗布要件チェック装置において、前記塗布棚にR部がある場合、前記R部に隣接する塗布棚の平面距離を測定する平面距離測定部を備え、前記可否判定条件に含まれる前記他の条件として、前記塗布棚の平面距離Qが平面距離判定値C未満を満たしているかの平面距離条件を含み、前記判定部は、前記チェックモデルの全幅のうち一部である、いずれか一端において、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たしていることを距離条件として、該距離条件と、前記平面距離条件をともに満たしている場合、前記可否判定条件を満たしているとしてシーラーの塗布を不可判定し、前記出力部は、さらに、前記平面距離を出力するようにしてもよい。
また、本発明のシーラー塗布要件チェックプログラムは、コンピュータに、ワークを構成する複数の部品の3次元データと、前記部品のうち、重ね合わせする2つの部品間に設定されたシーラー線の3次元データを記憶する記憶部と、前記2つの部品の板厚を作成する板厚作成部と、前記シーラー線と直交する平面に含まれるチェックモデルを前記シーラー線上を途切れることなく沿わせて移動させ、前記チェックモデルと前記2つの部品のうち塗布棚を有する部位を具備する部品との間の前記移動中の離間距離dを、前記チェックモデルの全幅において測定する距離測定部と、前記チェックモデルの全幅の一部において、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たしていることを距離条件にして、前記距離条件を前記シーラーの塗布の可否判定条件として少なくとも含み、前記距離条件を満たしている場合、または前記距離条件及び前記可否判定条件に含まれる他の判定条件を満たしている場合は、前記シーラーの塗布を不可判定にする判定部と、前記不可判定の場合、前記ワークを構成する複数の部品の3次元データに基づいて、前記不可判定された前記塗布棚を有する部位を含む前記シーラー線に関する部分の画像を作成する画像作成部と、前記画像作成部が作成した画像及び変更要求のコメントを出力する出力部として機能させるためのものである。
また、本発明のシーラー塗布要件チェックプログラムは、さらに、コンピュータに、前記2つの部品のうち塗布棚を有する部品の穴を検出する検出部として機能させ、前記判定部として、前記検出部が検出した穴にラップしている前記チェックモデルの部位を前記一部として、該一部が前記距離条件を満たしている場合、前記塗布棚を有する部位におけるシーラーの塗布が不可であると判定させるようにしてもよい。
また、シーラー塗布要件チェックプログラムは、コンピュータに、前記チェックモデルの幅方向の両端においては、離間距離dが離間距離d<基準値Aであり、かつ中央部においては、距離条件を満たしている場合、穴があるとしてその穴寸法を測定する穴寸法測定部として機能させ、前記可否判定条件に含まれる前記他の判定条件として、前記穴寸法がシーラーの塗布可の許容値B以内であるかの穴寸法条件を、含み、前記判定部として、前記チェックモデルの全幅の一部として前記中央部が、前記距離条件を満たし、かつ、前記穴寸法条件を満たしている場合、前記可否判定条件を満たすとしてシーラーの塗布を不可判定させるようにしてもよい。
また、シーラー塗布要件チェックプログラムは、コンピュータに、前記塗布棚にR部がある場合、前記R部に隣接する塗布棚の平面距離を測定する平面距離測定部として機能させ、前記可否判定条件に含まれる前記他の条件として、前記塗布棚の平面距離Qが平面距離判定値C未満を満たしているかの平面距離条件を含み、前記判定部として、前記チェックモデルの全幅のうち一部である、いずれか一端において、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たしていることを距離条件として、該距離条件と、前記平面距離条件をともに満たしている場合、前記可否判定条件を満たすとしてシーラーの塗布を不可判定させ、前記出力部として、さらに、前記平面距離を出力させるようにしてもよい。
本発明の記憶媒体は、前記シーラー塗布要件チェックプログラムを記憶するものである。
本発明によれば、シーラー線に沿って設けられる塗布棚の全領域について、シーラー塗布が可能か否かを確実にチェックすることができ、自動的にチェック結果であるシーラーを行うのに不適当な塗布棚を明示することができる。
第1実施形態のシーラー塗布要件チェック装置の概略ブロック図。 シーラー塗布要件チェックプログラムにおける塗布棚チェックのフローチャート。 (a)は部品及びシーラー線の説明図、(b)は(a)から部品板厚を作成した後の説明図、(c)はシーラーの3D形状を作成した後の説明図、(d)は他のシーラーの3D形状の断面図。 ワーク上のシーラー線の配置例の説明図。 チェックモデル及び離間距離の測定の説明図。 構造変更提案書の一例の全体図。 構造変更提案書に貼付されるワークの全体図。 構造変更提案書に貼付されるワークの拡大図。 結果リストの一例の説明図。 第2実施形態のシーラー塗布要件チェックプログラムにおける塗布棚チェックのフローチャート。 チェックモデル及び離間距離の測定の説明図。 構造変更提案書に貼付される断面図。 結果リストの一例の説明図。 第3実施形態のシーラー塗布要件チェックプログラムにおける塗布棚チェックのフローチャート。 チェックモデル及び離間距離の測定の説明図。 構造変更提案書に貼付される断面図。 結果リストの一例の説明図。
(第1実施形態)
以下、本発明のシーラー塗布要件チェック装置、シーラー塗布要件チェックプログラム、及びシーラー塗布要件チェックを記憶した記憶媒体を具体化した一実施形態を図1〜図9を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のシーラー塗布要件チェック装置10は、コンピュータにより構成されており、CPU100、ROM110、RAM120、記憶装置130を備え、バス150により各構成要素が接続されている。記憶装置130は、不揮発性であって、例えばハードディスク、Flash SSD(Solid State Drive)等の書き込み、書き出し可能な記憶手段により構成されている。
ROM110は、シーラー塗布要件チェックプログラムが格納されている。前記シーラー塗布要件チェックプログラムは、特に塗布棚に設けられた穴にシーラーがラップしているか否かの穴ラップチェックを行うことが可能なプログラムである。前記ROM110は記憶媒体に相当する。また、RAM120は、前記シーラー塗布要件チェックプログラムを実行する際の作業用メモリとなる。また、記憶装置130にはCADに使用されるワークの3D(3次元)データを格納する記憶領域と、3次元データのシーラー線、シーラー(シール剤)の仕上げタイプ、及び前記ワークを構成している部品の部品情報を記憶する記憶領域を有する。前記部品は、板部材からなる。
前記ワークは、例えば、種々の部品が組み付けられて構成された車体であるが、限定されるものではない。
前記シーラー線は、前記ワーク上の部品間において、シーラーを施すべきラインであり、3次元データからなる。すなわち、前記シーラー線は、前記ワークに施工されるシーラーに関する複数のシーラー線がある。また、ワーク毎に、前記シーラー線が関連付けられている。
シーラーの仕上げタイプは、シーラー塗布後に、仕上げ用へら及びハケを使用して仕上げを行うか、否かの情報等のシーラーの仕上げの種類である。
部品情報には、例えば部品毎に識別データである品番、板向き、板厚、及び板厚方向が含まれている。なお、板向きは、部品のシーラーが施される面(例えば表面、或いは裏面)を指す。
また、シーラー塗布要件チェック装置10には、表示装置160、キーボード170、マウス180及びプリンタ190が接続されている。
本実施形態では、CPU100は、板厚作成部、距離測定部、判定部、検出部、ラップ量測定部、画像作成部及び出力部に相当する。また、記憶装置130は、ワークの3次元データ及びシーラー線の3次元データを記憶する記憶部に相当する。
(第1実施形態の作用)
次に、上記のように構成されたシーラー塗布要件チェック装置10の作用を説明する。
図2は、前記シーラー塗布要件チェックプログラムに従ってCPU100が実行する穴ラップチェックのフローチャートであって、シーラーの塗布可否のフローチャートである。第1実施形態のシーラー塗布要件チェックプログラムは、シーラー線SEの近傍に設けられたシール禁止の穴に対してはシーラーを塗布しないようにすることを目的としている。
このプログラムを実行する場合、作業者は、キーボード170、マウス180の操作部を操作して、表示装置160の表示画面160aにメニュー画面を表示させる。そして、このメニュー画面において、チェックするべきワークの3次元データの識別コードを入力する。前記ワークの識別コードが入力されると、CPU100は、当該ワークの各シーラー線に付与された識別コードを読み出して、チェック対象となるシーラー線を選択する図示しない選択ボタンを図1に示す表示画面160aに表示させる。この選択ボタンは、個別にシーラー線のチェックを行うための選択ボタン、及び、複数(全数を含む)のシーラー線のチェックを行うための選択ボタンを含む。また、メニュー画面には、結果リストの出力が可能な結果リスト出力ボタンが表示される。
作業者は、メニュー画面上の穴ラップチェック項目の操作ボタンを操作することにより前記プログラムを起動する。
(S10)
図2に示すようにS10では、CPU100は、記憶装置130から、前記識別コードに対応するワークの3次元データ、すなわち、種々の部品が組み付けられたワーク、並びに、そのワークに関連付けられたシーラー線、シーラーの仕上げタイプ、及び部品情報を読み込む。前記ワークの3次元データは、前記種々の部品の3次元データを、ワークを構成するように組み付けた場合のデータである。
(S20)
S20では、CPU100は、前記部品情報に基づいて、前記ワークを構成している部品の3次元データに部品の板厚を、板厚方向に従って作成し前記表示画面160aに表示する。例えば、図3(a)は、部品Wb1,Wb2の板厚を付与する前の画像を示し、図3(b)は部品Wb1,Wb2の板厚を付与した後の画像を示している。なお、図3(a)、図3(b)において、部品Wb1,Wb2の境界線L(すなわち、両部材の板合わせ部分)を実線で示し、シーラー線SEを一点鎖線で示している。また、図3(a)及び図3(b)においては、実際にはシーラー線SEは境界線Lと同じ線上にあるが、説明の便宜上、若干ずらして平行に図示している。
シーラーは、相対する2つの部品間をシールするために塗布される。このため、シーラー線SEは、前記2つの部品のうち、一方の部品のエッジに沿うように作成されている。なお、一方の部品のエッジに沿うとは、シーラー線SEが一方の部品のエッジに一致して、又は前記一方の部品のエッジに近位の位置を通る場合も含む趣旨である。近位の位置とは、前記一方の部品のエッジの方が、他方の相対する部品よりもシーラー線SEが近いと言う意味である。
(S30)
S30では、図3(c)に示すように、CPU100は、シーラー線に沿って、シーラー3D形状SLを作成する。シーラー3D形状SLの大きさは、塗布ガンの仕様に応じて、操作部により設定入力可能である。
また、本実施形態では、シーラー3D形状SLは断面長方形状としているが、この形状に限定されるものではない。例えば、シーラーの仕上げタイプが、仕上げ用へら及びハケを使用して仕上げを行う場合には、図3(d)に示すように、シーラー3D形状SLを扁平状に形成するようにしてもよい。これらの形状及び大きさは、前記操作部による設定入力により、変更可能である。
(S40)
S40では、CPU100はシーラー線に沿って塗布棚を有した部品におけるシール禁止の穴を、予め付与されているシール禁止の属性データに基づいて検出する。そして、CPU100は、検出した穴毎にその穴を区切る縁部の位置データ(3次元データ)をバッファに記憶する。なお、シール禁止の穴には、前記位置データの他に、シール禁止の属性データが付与されている。このシール禁止の穴は、部品を組み付ける際の例えば基準穴、或いは部品の取付孔等に使用されるものである。
例えば、図5では、シール禁止の穴30aを区切る縁部の位置データ(3次元データ)がバッファに記憶される。
(S50〜S80)
図2に示すS50〜S80は、ループ処理であって、前記シーラー線SE上で作成したシーラー3D形状SLの始端から開始して、これらの処理を行い、シーラー3D形状SLの終端に達するとこのループ処理を終了し、S90に移行する。
なお、複数のシーラー線がチェック対象に選択されている場合は、選択された順にシーラー線毎に、同様にしてS50〜S80の処理を繰り返す。
(S50)
S50では、CPU100は前記シーラー線と直交する平面に含まれるチェックモデルMDを作成し、前記検出された穴がない場合は前記始端から終端に向けてチェックモデルMDを連続的に途切れることなく移動させる。
また、S40で検出された穴がある場合、チェックモデルMDがその穴の始端から終端まで、CPU100はシーラー線SEに沿ってチェックモデルMDを連続的に途切れることなく移動させる。
また、CPU100は上述のように移動中に、チェックモデルMDと塗布棚を有する部品との距離、すなわち離間距離dをチェックモデルMDの全幅において測定する。
そして、CPU100は、1つの穴の終端までチェックモデルMDが至る毎に、その始端から終端までの移動中に測定したデータ群を利用して、S60〜S80の処理を行う。CPU100は、1つの穴について上記の処理後、S50にリターンする。
ここで、チェックモデルMDの一例について説明する。
図5に示すようにチェックモデルMDは、実際に塗布されて形成されるシーラーの大きさのばらつき、シールされる部品のエッジ等の形状、部品の間隙、及びチェックする項目等に応じて作成されている。従って、チェックモデルMDの大きさ及び形状は限定されない。また、前記形状は左右対称形状、或いは左右非対称形状であってもよい。
なお、本実施形態では、図5に示すようにチェックモデルMDは、左右対称の対称軸Oはシーラー線SEを通過するように配置されているが、必ずしも、対称軸Oをシーラー線SEに通過させる必要はない。例えば、シーラー線SEから左右、チェックモデルMDを左右のいずれかにオフセットした状態で、チェックモデルMDを移動させてもよい。この場合のオフセット値は、実際のシーラーの塗布を試験的に行った場合の測定値に基づいて決定すればよい。
本実施形態では、チェックモデルMDは、四角形状で左右対称形状に形成されているものとして説明する。
なお、図4及び図5に示す例では、部品20は、部品30上に重ね合わせるように、かつ、その周縁部(エッジ)が間隙を有するように離間配置されており、部品20の周縁部に沿ってシーラー線SEが配置されている。そして、部品30において、シーラー線SEの近傍にシール禁止の穴30aが形成されている。
種々のチェックモデルMDに共通していることは、塗布棚を有する部品(図5の例では部品30)と面する部位MDa(辺)は、直線となっているとともに、部品の間隙を埋める大きさに設定されていることである。例えば、図5の例に示すチェックモデルMDは、部品20,30に形成される間隙をシールする大きさに設定されている。また、塗布棚を有する部品は、本実施形態では塗布棚では平坦に形成されている。
そして、チェックモデルMDの部位MDa(辺)は、前記塗布棚に対して平行に配置されて、少なくとも前記塗布棚を有する部品間の間隙を埋める側の端(図5の例では左端)では接触して配置されて、離間距離dが0にされている。
このような条件下で、CPU100はチェックモデルMDをシーラー線SEに沿って移動させて、チェックモデルMDと塗布棚を有する部品との離間距離dをチェックモデルMDの全幅において測定する。
前記チェックモデルMDの部位MDa(辺)と平坦面の塗布棚の全体が接触している場合、両者の離間距離dは、チェックモデルMDの部位MDa(辺)の全幅において0となる。
また、塗布棚を有する部品に、前記チェックモデルMDの部位MDa(辺)と相対する部分がない場合、CPU100は、チェックモデルMDとの離間距離dをd=∞(無限大)として測定(算出)する。例えば図5に示すようにチェックモデルMDの一部が塗布棚上のシール禁止の穴30aにラップしている場合、その部分の離間距離dは、d=∞(無限大)で測定される。
このようにして、CPU100はチェックモデルMDの部位MDa(辺)の全幅において測定した複数の離間距離をデータ群としてバッファに記憶する。
(S60)
図2に示すようにS60では、CPU100は、S50で前記データ群の離間距離dが全てd≧基準値A以上か否かを判定する。なお、基準値Aは、A>0である。本実施形態では、基準値Aを、穴あきチェック判定値としている。
ここで、離間距離dが0〜基準値A未満の範囲は、チェックモデルMDの塗布棚からの離間が許容される値である。例えば、本実施形態では基準値Aを、1mmとしているが、基準値Aは限定されるものではない。基準値Aは、測定誤差等を許容するために設けられており、予めシーラー塗布要件チェックプログラムで使用される変数である。基準値Aは、使用する塗布ガンの仕様に応じて、作業者がキーボード170等の操作部により設定変更が可能である。
CPU100は、全てのデータ群の離間距離dが基準値A未満(すなわち、d<A)の場合は、塗布可判定を行い、S50に移行する。この場合は、チェックモデルMDの部位MDa(辺)の全幅において測定した複数の離間距離からなるデータ群に、d=∞がない場合である。この場合は、S40でシール禁止の穴の検出がされず、かつ、塗布棚にシール禁止穴以外の穴等がない場合である。
また、S40において検出した穴であって、全てのデータ群の離間距離dのうち、一部にd=∞を有する場合は、離間距離dが基準値A以上の場合であるため、CPU100は、塗布不可判定を行い、S70に移行する。
なお、CPU100は、全てのデータ群の離間距離dがd=∞を有していても、S40で検出したシール禁止の穴についてのものではない場合は、他の処理を行う。この処理は、本実施形態に関係しないため、説明を省略する。すなわち、CPU100は、S40で検出したシール禁止の穴以外の理由で、離間距離dがd=∞の場合となった場合であるから、判定対象から外す。
本実施形態では、離間距離dが離間距離d≧基準値Aを満たすことを距離条件にするとともに可否判定条件にしている。
(S70)
S70では、CPU100は、図5に示すようにチェックモデルMDの一部が塗布棚上の穴にラップしているチェックモデルMDのラップ量を、穴を区切る縁部の3次元データと、チェックモデルMDのラップしている端の3次元データに基づいて測定(算出)する。なお、CPU100は、穴の始端から終端までチェックモデルMDが移動させた場合、1つの穴に関して、移動する毎に複数のラップ量を算出するが、このうち、最大値をここでのラップ量とする。
また、CPU100は、NGフラグ(NO GOODフラグ)をセットする。
(S80)
S80では、CPU100は、NGフラグがセットされるとともに、チェックモデルMDの一部がラップしている穴に関して、前記ワークの3次元データ及び3次元データのシーラー線に基づいて、画像作成を行い、シーラー線毎に関連づけしてバッファに一旦記憶する。
画像作成には、図7に示すワーク全体の画像(すなわち、全体図)の作成を含む。このワーク全体の画像において、太線はシーラー線SEを示している。このようにして、本実施形態では、判定対象のシーラー線SEの全体の画像を作成するようにしている。なお、判定対象のシーラー線SEの全体の画像が作成できるのであれば、ワーク全体の画像は必ずしも必要ではない。例えば、ワークの全体画像を作成すると、帳票作成の時に、判定対象のシーラー線SEの全体が極めて小さくなる場合には、ワーク全体ではなく、そのワークの一部に前記判定対象のシーラー線SEの全体が入るように作成してもよい。
また、図8に示すように、画像作成には前記NGフラグがセットされた穴30aを有するシーラー線SE及びワークを拡大した画像作成、すなわち、拡大図の作成を含む。また、画像作成にはさらに図5に示すように前記NGフラグがセットされたラップしている穴を有するシーラー線の当該穴を拡大した拡大断面図の作成を含む。
この後、CPU100は、チェックモデルMDがシーラー3D形状の終端に達しない限りS50に戻る。また、CPU100は、チェックモデルMDがシーラー3D形状の終端に達した場合は、表示装置160の表示画面160a上に、図示しない資料作成ボタンを表示してS90に移行する。
(S90)
上記ループ処理が終了すると、CPU100はS90の処理を行う。すなわち、CPU100は複数(全数を含む)のシーラー線のチェックを行うための選択ボタンが選択されていた場合、シーラー線毎に、複数(全数を含む)のNGフラグがセットされた穴を、識別番号順に、3D座標を載せて結果リストを作成する。
穴の3D座標は、ラップ量(最大値)が得られた座標である。なお、穴の3D座標は、ラップ量(最大値)が得られた座標に限定するものではなく、穴の中心位置、或いは始端位置、或いは終端位置であってもよい。
また、個別にシーラー線のチェックを行うための選択ボタンが選択されていた場合に、CPU100は、シーラー線毎に、複数(全数を含む)のNGフラグがセットされた穴を、識別番号順に3D座標を載せて結果リストを作成する。
そして、CPU100は、作成した結果リストを図1に示す表示装置160の表示画面160aに表示する。
図9は、1つのシーラー線毎に作成した結果リストの一例である。
図9に示すように、結果リストは、当該シーラー線毎に、シーラーがラップしている穴の識別番号欄C1、穴の3D座標欄C2、チェック項目欄C3、ラップ量欄C4を有する。すなわち、結果リストの識別番号欄C1には識別番号が、3D座標欄C2にはその穴の3D座標が、チェック項目欄C3には「穴ラップチェック」が、ラップ量欄C4にはその穴にラッしたシーラーのラップ量が載る。
CPU100は、作成した前記結果リストを表示装置160の表示画面160aに表示する。
(S100)
S100では、CPU100は、操作者が表示画面160a上に表示された資料作成ボタンが、作業者のマウス180等による操作により押下されるまで待機する。前記資料作成ボタンが押下されると、CPU100は、図2に示すシーラー塗布要件チェックプログラムにおけるS110〜S130の帳票作成のための処理を実行する。
(S110〜S130)
S110〜S130は、帳票作成のためのループ処理であり、CPU100は全てのシーラー線毎に繰り返して処理する。
(S110)
S110では、CPU100は、S90で、シーラー線毎に作成した結果リストの識別番号順にシーラーがラップした穴があるか否かを、NGフラグに基づいて判定する。NGフラグがない場合には、次のシーラー線について同様に処理を行う。S110で、1つでもNGフラグがある場合には、CPU100はS120に移行する。
(S120)
S120では、CPU100は前記結果リストの、シーラーがラップしている穴の識別番号毎に、予め設定されている帳票フォーマットに対してS80で作成した画像(全体図、拡大図、拡大断面図)を組み込む(貼付する)。なお、帳票フォーマットは、前記プログラムに予め記述されている。
図6は帳票フォーマットの一例である。図6の帳票フォーマットでは、例えば、帳票の題名「構造変更提案書」欄P0、「依頼理由」欄P1、「問題」の書き込み欄P2、「変更依頼内容」書き込み欄P3、「設計回答」欄P4、及び管理ナンバー領域P5がレイアウトされている。
前記「依頼理由」欄P1には、さらに、ワークの全体図が貼り付けられる領域P11、拡大図が貼り付けられる領域P12、断面図が貼り付けられる領域P13を有する。なお、全体図に対する、当該シーラー線の拡大図の拡大率は、予め設定されている。
領域P11に貼り付けられるワークWの全体図の例を図7に示す。また、領域P12に貼り付けられるシーラー線SEの拡大図の例を図8に示す。また、領域P13に貼り付けられる拡大断面図を図5に示す。
なお、図9の帳票フォーマットの各欄、及び領域のレイアウトは一例であって、限定されるものではない。
(S130)
S130では、図6に示す前記帳票フォーマットにある「問題」の書き込み欄P2に対して、定型文「ラップ量がn mmあります。」を使用して、前記「n」に、当該ラップ量を入れて、コメントを作成する。また、CPU100は、ワークを構成している部品において、当該シーラー線に関係している部品の部品情報に基づいて部材の品番「○○○○○○○○」、「××××××××」すなわち記号作成を行う(図8参照)。なお、図9では、説明の便宜上、品番を省略して図示している。
また、図8、図9に示すように、判定対象となったシーラー線SEにおいて、シーラーがラップしている穴のラップ量が最大値となる部分の断面箇所を示すための切断線であるB−B線を、作成する。前記切断線は、ラップ量が最大値となる部位を通るとともに、シーラー線SEに垂直な平面に含まれる線である。また、CPU100は、前記B−B線で切断された断面図を領域P13に貼り付ける。また、CPU100は領域P13に貼り付けられた図には、ラップ量の最大値である数値を表示する。
また、CPU100は、図6に示す「変更依頼内容」書き込み欄P3には、変更要求のコメントである定型文「穴の位置の変更願います。」のコメントを作成する。前記コメントは一例であって、前記のものに限定されるものではない。
シーラー線が複数ある場合は、再び、S110にリターンした同様の処理を繰り返す。このループ処理が終了すると、CPU100はS140に移行する。
(S140)
S140では、CPU100はループ処理で得られた帳票を表示装置160の表示画面160aに表示出力し、このフローチャートを終了する。
上記のように表示画面160a上に表示した帳票を、設計者は見て、操作部を操作して、「設計回答」欄P4に設計回答を記述する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態のシーラー塗布要件チェック装置10の記憶装置130(記憶部)は、ワークを構成する複数の部品の3次元データと、前記部品のうち、重ね合わせする2つの部品間に設定されたシーラー線の3次元データを記憶する。また、シーラー塗布要件チェック装置10のCPU100は、板厚作成部として前記シーラー線に関係する前記2つの前記部品の板厚を作成する。また、CPU100は、距離測定部として、前記シーラー線と直交する平面に含まれるチェックモデルMDを、シーラー線SE上を途切れることなく沿わせて移動させる。そして、CPU100は、チェックモデルMDと前記2つの部品のうち塗布棚を有する部位を具備する部品との間の前記移動中の離間距離dを、チェックモデルMDの全幅において測定する。また、本実施形態では、チェックモデルMDの全幅の一部において、離間距離dが離間距離d≧基準値Aを満たすことを距離条件にするとともに、距離条件をシーラーの塗布の可否判定条件としている。そして、CPU100は、判定部として、距離条件を満たす場合、S60の判定を「YES」にしてシーラーの塗布を不可判定にしている。
また、CPU100は、画像作成部として、前記不可判定の場合、前記ワークを構成する複数の部品の3次元データに基づいて、前記不可判定された前記塗布棚を有する部位を含むシーラー線に関する部分の画像を作成する。そして、CPU100は、出力部として、作成した画像及び変更要求のコメントを出力する。
この結果、本実施形態のシーラー塗布要件チェック装置10によれば、シーラー線に沿って設けられる塗布棚の全領域について、シーラー塗布が可能か否かを確実にチェックすることができる。すなわち、モデルチェックを連続して移動させて、塗布可判定、或いは塗布不可判定を行うため、シーラー線上に沿った塗布棚をもれなく判定を行うことができる。また、自動的にチェック結果であるシーラーを行うのに不適当な塗布棚を明示することができる。
(2) 本実施形態のシーラー塗布要件チェック装置10では、CPU100は、検出部として、ワークを構成する前記2つの部品のうち塗布棚を有する部品の穴を検出するようにしている。そして、CPU100は、判定部として、前記検出した穴にラップしているチェックモデルの一部が距離条件を満たす場合、塗布棚を有する部位におけるシーラーの塗布が不可であると判定する。
この結果、本実施形態によれば、検出した穴を判定対象として、チェックモデルMDがラップしているか否かを判定するため、穴以外の場合を判定対象から外して早期に距離条件を満たしているか否かを判定することができる。
(3) 本実施形態のシーラー塗布要件チェック装置10のCPU100は、ラップ量測定部として、前記不可判定があった場合、チェックモデルMDの穴とのラップ量を測定する。そして、CPU100は、出力部として、さらに、前記ラップ量を出力する。この結果、穴に対するチェックモデルMDのラップ量を設計者に知らせることができる。
(4) 本実施形態のプログラムは、コンピュータに、ワークを構成する複数の部品の3次元データと、前記部品のうち、重ね合わせする2つの部品間に設定されたシーラー線の3次元データを記憶する記憶部として機能させる。また、前記プログラムは、コンピュータに、前記2つの部品の板厚を作成する板厚作成部として機能させる。さらに、前記プログラムは、コンピュータに、シーラー線と直交する平面に含まれるチェックモデルを、前記シーラー線上を途切れることなく沿わせて移動させる。
そして、前記プログラムは、コンピュータに、移動毎にチェックモデルと前記2つの部品のうち塗布棚を有する部位を具備する部品との間の前記移動中の離間距離dを、チェックモデルの全幅において測定する距離測定部として機能させる。また、本実施形態では、前記チェックモデルの全幅の一部において、離間距離dが離間距離d≧基準値Aを満たすことを距離条件にして、前記距離条件を前記シーラーの塗布の可否判定条件としている。そして、前記プログラムは、コンピュータに、前記距離条件を満たす場合、前記シーラーの塗布を不可判定にする判定部として機能させる。また、前記プログラムは、コンピュータに、前記不可判定の場合、前記ワークを構成する複数の部品の3次元データに基づいて、前記不可判定された前記塗布棚を有する部位を含む前記シーラー線に関する部分の画像を作成する画像作成部として機能させる。そして、前記プログラムは、コンピュータに、画像作成部が作成した画像及び変更要求のコメントを出力する出力部として機能させる。
この結果、本実施形態のプログラムは、シーラー線に沿って設けられる塗布棚の全領域について、シーラー塗布が可能か否かを確実にチェックすることができる。また、自動的にチェック結果であるシーラーを行うのに不適当な塗布棚を明示することができる。
(5) 本実施形態のプログラムは、コンピュータに、前記2つの部品のうち塗布棚を有する部品の穴を検出する検出部として機能させる。また、本プログラムは、コンピュータに、判定部として、前記検出した穴にラップしているチェックモデルの一部が前記距離条件を満たす場合、前記塗布棚を有する部位におけるシーラーの塗布が不可であると判定する。この結果、本実施形態によれば、検出した穴を判定対象として、チェックモデルMDがラップしているか否かを判定するため、穴以外の場合を判定対象から外して早期に距離条件を満たしているか否かを判定することができる。
(6) 本実施形態のROM110は、記憶媒体として前記プログラムを記憶するようにしている。従って、このROM110を備えるコンピュータは、上記(1)の効果を奏することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のシーラー塗布要件チェック装置、シーラー塗布要件チェックプログラム、及びシーラー塗布要件チェックを記憶した記憶媒体を具体化した実施形態を図10〜図13を参照して説明する。
本実施形態のシーラー塗布要件チェック装置10の構成は、第1実施形態と同一構成であるため、同一構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。すなわち、シーラー塗布要件チェックプログラムは、ROM110に記憶されている。
本実施形態のCPU100は、板厚作成部、距離測定部、判定部、穴寸法測定部、画像作成部及び出力部に相当する。また、記憶装置130は、ワークの3次元データ及びシーラー線の3次元データを記憶する記憶部に相当する。
そして、本実施形態と第1実施形態とはシーラー塗布要件チェックプログラムが一部異なっている。
(第2実施形態の作用)
以下、図10のシーラー塗布要件チェックプログラムのフローチャートを参照して第1実施形態のフローチャートと異なるところについて説明する。このフローチャートはシーラーの塗布可否のフローチャートであり、シーラー線SEの近傍に設けられた穴あきに対してシーラーの塗布ができるか否かを判定するものである。
(S10〜S30)
S10〜S30は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
なお、第1実施形態のシーラー塗布要件チェックプログラムは、シーラー線SEの近傍に設けられたシール禁止の穴30aに対してはシーラーを塗布しないようにすることを目的として、シール禁止の穴30aの検出がされていた。これに対して、本実施形態では、シール禁止の穴とは関係せず、シーラー線SEの近傍に設けられた穴に対してシーラーの塗布ができるか否かを、穴の大きさに応じて判定するものである。このため、本実施形態では、第1実施形態における図2のS40のステップが省略されている。
(S50A〜S80A)
図10に示すS50A〜S80Aは、ループ処理であって、前記シーラー線SE上で作成したシーラー3D形状SLの始端から開始して、これらの処理を行い、シーラー3D形状SLの終端に達するとこのループ処理を終了し、S90Aに移行する。
なお、複数のシーラー線がチェック対象に選択されている場合は、選択された順にシーラー線毎に、同様にしてS50A〜S80Aの処理を繰り返す。
(S50A)
S50Aでは、CPU100はチェックモデルMDの作成、シーラー線SEの始端から終端に向けてのチェックモデルMDの連続的移動、及びチェックモデルMDの移動中でのチェックモデルMDと塗布棚を有する部品との離間距離dの測定を行う。ここで、前記チェックモデルMDの作成、前記チェックモデルMDの連続的移動、及び前記チェックモデルMDの移動中でのチェックモデルMDと塗布棚を有する部品との離間距離dの測定の各処理は、第1実施形態のS50と同様である。
また、CPU100は、チェックモデルMDの移動中に測定した離間距離dに、∞の値があった場合(すなわち、穴の始端があった場合)、その∞の値が算出されなくなるまで、すなわち、穴の終端まで、チェックモデルMDを連続的に途切れることなく移動させる。そして、CPU100は、1つの穴の終端までチェックモデルMDが至る毎に、その始端から終端までの移動中に測定したデータ群を利用して、S60A〜S80Aの処理を行う。CPU100は、1つの穴について上記の処理後、S50Aにリターンする。
そして、CPU100は、第1実施形態のS50と異なりシール禁止の穴とは関係なしに、チェックモデルMDの部位MDa(辺)の全幅において測定した複数の離間距離を穴がある場合には、1つの穴に関するデータ群としてバッファに記憶する。また、穴がない場合には、穴に関与しないデータ群としてバッファに記憶する。
(S60A)
CPU100は、チェックモデルMDの部位MDa(辺)の全幅のうち、幅方向の両端の離間距離dが離間距離d<基準値Aであって、かつ中央部は、離間距離dが離間距離d≧基準値Aを満たしているか否かを判定する。なお、本実施形態では、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たしている場合を距離条件としている。
図11にその例を示す。図11に示すように、部品40は、部品50上に重なるように、かつ、その周縁部(エッジ)が部品50に対して間隙を有するように離間配置されており、部品50の周縁部に沿ってシーラー線SEが配置されている。また、部品50において、シーラー線SEの近傍に穴50aが形成されている。そして、チェックモデルMDは、その幅方向の両端が穴50aを跨いで部品50の塗布棚上に接触している。
図11に示すような場合、CPU100は、チェックモデルMDの部位MDa(辺)の全幅のうち、両端の離間距離dが、離間距離d<基準値Aであって、中央部の離間距離dが基準値A以上となるので、この場合は、穴あきがあるとしてS62に移行する。
本実施形態では、基準値Aを、穴あきチェック判定値として第1実施形態と同様に1mmとしている。
一方、CPU100は、S50Aで測定したチェックモデルMDの部位MDa(辺)の全幅の離間距離dが基準値A未満の場合は、少なくともシーラーが塗布される塗布棚には穴あきはないとしてS50Aに移行する。
上記以外の場合は、CPU100は他の処理を行う。この処理は、本実施形態に関係しないため、説明を省略する。
(S62)
S62では、CPU100は、S60Aにおいて、穴あきがあるとしているため、この穴の大きさ、すなわち、穴寸法Eの測定を行う。
具体的には、CPU100は、前記チェックモデルMDの部位MDa(辺)の全幅のうち、離間距離dがd=∞となった中央部の長さを、前記穴寸法Eとして測定する。
図11の例では、チェックモデルMDの部位MDa(辺)において、左端と部品50の離間距離d1=0、右端と部品50の離間距離d3=0、及び中央部での離間距離d2=∞となった場合を示している。この例の場合、CPU100は、離間距離d2=∞を有する部位MDaの長さを測定する。
(S64)
CPU100は、S62で測定した穴寸法Eが、穴寸法E≦許容値Bの場合は、塗布可判定をしてS50Aに移行し、穴寸法E>許容値Bの場合は、塗布不可判定を行い、S70Aに移行する。本実施形態では、例えば許容値Bを3mmとしているが、この値は、限定されるものではない。
許容値Bは、シーラーにより穴を塞ぐようにして塗布しても、良好なシーラーが得られて支障がない場合の最大の値である。この値は、シーラーが塗布される種々の条件、例えば、塗布ガンの仕様に応じて設定変更可能であり、前記操作部により設定可能である。なお、許容値Bを越える穴寸法Eの場合は、シーラーを塗布しても、良好なシーラーが得られない。
本実施形態では、チェックモデルMDの部位MDa(辺)の全幅のうち、中央部の離間距離dが、離間距離d≧基準値A(>0)を満たすことを距離条件にして、可否判定条件の1つとしている。また、可否判定条件に含まれる他の判定条件として、穴寸法がシーラーの塗布可の許容値Bを越えているかを満たしているかを穴寸法条件としている。
(S70A)
S70AではCPU100は、NGフラグ(NO GOODフラグ)をセットする。
(S80A)
S80Aでは、CPU100は、NGフラグがセットされるとともに、チェックモデルMDが跨いでいる塗布棚上の穴に関して、前記ワークの3次元データ及び3次元データのシーラー線に基づいて、画像作成を行う。画像作成には、図示はしないが、第1実施形態と同様にワーク全体の画像(すなわち、全体図)の作成を含む。
また、第1実施形態と同様に、画像作成には前記NGフラグがセットされた穴を有するシーラー線SE及びワークを拡大した画像作成、すなわち、拡大図の作成を含む。
また、画像作成にはさらに図12に示すように前記NGフラグがセットされた穴を有するシーラー線の当該穴を拡大した拡大断面図の作成を含む。
図12は、図11の例において、NGフラグがセットされた穴50aを有するシーラー線SEの当該穴を拡大した拡大断面図の例である。
この後、CPU100は、チェックモデルMDがシーラー3D形状の終端に達しない限りS50Aに戻る。また、CPU100は、チェックモデルMDがシーラー3D形状の終端に達した場合は、表示装置160の表示画面160a上に、図示しない資料作成ボタンを表示してS90Aに移行する。
(S90A)
上記ループ処理が終了すると、図10に示すS90Aの処理を行う。すなわち、CPU100は、複数(全数を含む)のシーラー線のチェックを行うための選択ボタンが選択されていた場合、シーラー線毎に、複数(全数を含む)のNGフラグがセットされた穴を、識別番号順に、3D座標を載せて結果リストを作成する。
また、個別にシーラー線のチェックを行うための選択ボタンが選択されていた場合に、CPU100は、シーラー線毎に、複数(全数を含む)のNGフラグがセットされた穴を、識別番号順に3D座標を載せて結果リストを作成する。
そして、CPU100は、作成した結果リストを図1に示す表示装置160の表示画面160aに表示する。
なお、穴の3D座標は、チェックモデルMDが跨いだ量の最大が得られた座標である。なお、穴の3D座標は、チェックモデルMDが跨いだ量の最大値が得られた座標に限定するものではなく、穴の中心位置、或いは始端位置、或いは終端位置であってもよい。
図13は、1つのシーラー線毎に作成した結果リストの一例である。
図13に示すように、結果リストは、当該シーラー線毎に、シーラーが跨いでいる穴の識別番号欄C1、穴の3D座標欄C2、チェック項目欄C3、穴寸法欄C4Aを有する。すなわち、結果リストの識別番号欄C1、3D座標欄C2は、前記実施形態と同様である。チェック項目欄C3には「穴あきチェック」が、穴寸法欄C4Aにはその穴寸法が載る。
(S100)
S100は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
(S110〜S130)
S110〜S130も、第1実施形態と同様の処理を行うため、説明を省略する。なお、S120において、帳票にS80Aで作成した画像を貼付する場合は、図11の例では、図示しない帳票には、例えば拡大図として、図12に示す画像を貼付けする。
図6に示す前記帳票フォーマットにある「問題」の書き込み欄P2に対して、CPU100は、定型文「穴寸法がn mmあります。」を使用して、前記「n」に、当該穴寸法を入れて、コメントを作成する。
また、CPU100は、図6に示す「変更依頼内容」書き込み欄P3には、変更要求のコメントである定型文「穴寸法を3mm以下に変更願います。」、或いは定型文「穴の位置の変更願います。」のコメントを作成する。
上記のようにして、本実施形態では、S64において、穴あきが塗布棚にある場合であって、その穴あきの穴寸法が許容値B以内の場合は、シーラーの塗布不可判定を行わないで、「塗布可」と判定している。この結果、穴あきが合った場合においても、穴あきの穴寸法に応じて塗布不可判定と塗布可判定を行うことができる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態のシーラー塗布要件チェック装置10のCPU100は、穴寸法測定部として、チェックモデルMDの幅方向の両端においては、離間距離d<基準値Aであり、かつ中央部においては、距離条件を満たしている場合、穴があるとしてその穴寸法を測定する。また、CPU100は判定部として、チェックモデルMDの全幅の一部として中央部が、距離条件を満たし、かつ、穴寸法条件を満たしている場合、可否判定条件を満たしているとしてシーラーの塗布を不可判定する。この結果、本実施形態では、第1実施形態の(1)と同様の効果を奏する。また、本実施形態によれば、シーラー線上に、許容値B以下の穴があっても、実際にはシーラーを塗布できるため、この場合は、塗布可の判定を行うことができる。
(2) 本実施形態のプログラムは、コンピュータに、チェックモデルMDの幅方向の両端においては、離間距離d<基準値Aであり、かつ中央部においては、距離条件を満たしている場合、穴があるとしてその穴寸法を測定する穴寸法測定部として機能させる。また、前記プログラムは、コンピュータに、判定部として、チェックモデルMDの全幅の一部として中央部が、距離条件を満たし、かつ、穴寸法条件を満たしている場合、可否判定条件を満たしているとしてシーラーの塗布を不可判定する。この結果、本実施形態のプログラムは、上記(1)の効果を奏することができるコンピュータを得ることができる。
(3) 本実施形態のROM110は、記憶媒体として前記プログラムを記憶するようにしている。従って、このROM110を備えるコンピュータは、上記(1)の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のシーラー塗布要件チェック装置、シーラー塗布要件チェックプログラム、及びシーラー塗布要件チェックを記憶した記憶媒体を具体化した実施形態を図14〜図17を参照して説明する。本実施形態のシーラー塗布要件チェック装置10の構成は、第1実施形態と同一構成であるため、同一構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。すなわち、シーラー塗布要件チェックプログラムは、ROM110に記憶されている。
そして、本実施形態と第1実施形態とはシーラー塗布要件チェックプログラムが一部異なっている。以下、図14のシーラー塗布要件チェックプログラムのフローチャートを参照して異なるところについて説明する。
本実施形態のCPU100は、板厚作成部、距離測定部、判定部、平面距離測定部、画像作成部及び出力部に相当する。また、記憶装置130は、ワークの3次元データ及びシーラー線の3次元データを記憶する記憶部に相当する。
(第3実施形態の作用)
以下、図14のシーラー塗布要件チェックプログラムのフローチャートを参照して第2実施形態のフローチャートと異なるところについて説明する。このフローチャートはシーラーの塗布可否のフローチャートであり、シーラー線SEの近傍に設けられた塗布棚に対してシーラーの塗布ができるか否かを、シーラーと塗布棚との離間距離に応じて判定するものである。
S10〜S30は、第2実施形態と同様であるとともに、第1実施形態における図2のS40のステップが省略されている。
(S50B〜S80B)
図14に示すS50B〜S80Bは、ループ処理であって、前記シーラー線SE上で作成したシーラー3D形状SLの始端から開始して、これらの処理を行い、シーラー3D形状SLの終端に達するとこのループ処理を終了し、S90Bに移行する。
なお、複数のシーラー線がチェック対象に選択されている場合は、選択された順にシーラー線毎に、同様にしてS50B〜S90Bの処理を繰り返す。
(S50B)
S50Bでは、CPU100は、第2実施形態のS50Aと同様の処理を行う。すなわち、CPU100は、チェックモデルMDの作成、チェックモデルMDの連続的移動、及びチェックモデルMDの移動中でのチェックモデルMDと塗布棚を有する部品とのチェックモデルMDの全幅における離間距離dの測定を行う。そして、CPU100は、チェックモデルMDの移動中に測定した離間距離dの中で、いずれか一端の離間距離が0以上の値の測定結果が出始めた場合、離間距離の値が0に戻るまで、チェックモデルMDを連続的に途切れることなく移動させる。そして、CPU100は、いずれか一端の離間距離dが0以上の値であって無限大ではない測定結果が出た場合、この部分を、塗布棚の縁部にR部があるとする。
図15にはいずれか一端の離間距離が0以上の値がある場合の例が示されている。図15に示すように、部品40は、部品50上に重なるように、かつ、その周縁部(エッジ)が部品50に対して間隙を有するように離間配置されており、部品50の周縁部に沿ってシーラー線SEが配置されている。そして、チェックモデルMDの一端は、部品50のR部の上方において離間した状態となっている。
CPU100は、この間に測定したチェックモデルMDの全幅における部品との離間距離データを、そのときどきのチェックモデルMDの位置データに関連付けてバッファに記憶する。
そして、CPU100は、1つのR部の終端までチェックモデルMDが至る毎に、その始端から終端までの移動中に測定したデータ群を利用して、S60B〜S80Bの処理を行う。CPU100は、1つのR部について上記の処理後、S50Bにリターンする。
(S60B)
CPU100は、チェックモデルMDの部位MDa(辺)の全幅のうち、前記一端の離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)であるか否かを判定する。なお、CPU100は、1つのR部の始端から終端までチェックモデルMDが移動中に測定したデータ群の中から、最大距離のものを選択して、基準値Aと比較判定する。
本実施形態は、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たしていることを距離条件としている。本実施形態では、基準値Aを1mmとしているが限定するものではなく、塗布ガンの仕様、或いは、R部の大きさ等に応じて変更してもよい。本実施形態では、基準値AをR部判定値としている。
CPU100は、離間距離dが離間距離d≧基準値Aの場合、「YES」判定して、S70Bに移行する。一方、CPU100は、離間距離dが離間距離d<基準値Aの場合、「NO」判定してS50Bに移行する。
上記以外の場合は、CPU100は他の処理を行う。この処理は、本実施形態に関係しないため、説明を省略する。
(S70B)
S70Bでは、CPU100は、平面距離Qの測定を行う。平面距離Qは、最大距離の離間距離dを出したR部における、塗布棚が有する長さである。CPU100は、平面距離測定部に相当する。
図15を参照して平面距離Qの測定方法について説明する。
図15に示すように、まず、CPU100は、仮想平面(図示しない)を作成する。この仮想平面は、前記最大距離の離間距離dを有するR部の開始点(すなわち、塗布棚の終点)を含むとともに、部品40のエッジに配置されたシーラー線SEに対して直交する平面である。前記R部の開始点は、離間距離dが基準値Aを越えた点である。また、前記仮想平面は、前記チェックモデルMDを含む平面でもある。シーラー線SEから、塗布棚と直交するとともに前記仮想平面に含まれる垂線Hを降ろして、塗布棚と垂線Hとの交点を塗布棚の始点P21とする。CPU100は、始点P21から前記R部の開始点の間の距離を測定して、その測定結果を平面距離Qとしてバッファに記憶する。
(S70C)
CPU100は、測定した平面距離Qが、判定値C未満か否かを判定する。前記平面距離Qが、判定値C未満を満たしている場合は平面距離条件に相当する。前記判定値Cは、シーラー塗布が良好に行える最小の値である。すなわち、平面距離Qが判定値C以上の場合は、シーラー塗布が良好に行うことができる。
CPU100は、Q<Cの場合は「YES」の判定をして、すなわち、「塗布不可」であるとしてS70Dに移行し、Q≧Cの場合は「NO」判定、すなわち、「塗布可」であるとして、S50Bに移行する。
(S70D)
CPU100は、前記R部にNGフラグ(NO GOODフラグ)をセットする。このようにして、本実施形態では、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たすことを距離条件として、該距離条件と、前記平面距離条件をともに満たしている場合、可否判定条件を満たしているものとしている。
(S80B)
S80Bでは、CPU100は、前記NGフラグがセットされたR部に関して、前記ワークの3次元データ及び3次元データのシーラー線に基づいて、画像作成を行う。画像作成には、図示はしないが、第2実施形態と同様にワーク全体の画像(すなわち、全体図)の作成を含む。また、画像作成には前記NGフラグがセットされたR部及びワークを拡大した画像作成、すなわち、拡大図の作成を含む。また、画像作成にはさらに図16に示すように前記NGフラグがセットされたR部を有する塗布棚を拡大した拡大断面図の作成を含む。
図16は、図15の例において、NGフラグがセットされたR部を有する塗布棚の当該穴を拡大した拡大断面図の例である。
この後、CPU100は、チェックモデルMDがシーラー3D形状の終端に達しない限りS50Bに戻る。また、CPU100は、チェックモデルMDがシーラー3D形状の終端に達した場合は、表示装置160の表示画面160a上に、図示しない資料作成ボタンを表示してS90Bに移行する。
(S90B)
図14に示すS90Bでは、複数(全数を含む)のシーラー線のチェックを行うための選択ボタンが選択されていた場合、CPU100はシーラー線毎に、複数(全数を含む)のNGフラグがセットされたR部について、識別番号順に、その3D座標を載せて結果リストを作成する。また、個別にシーラー線のチェックを行うための選択ボタンが選択されていた場合に、CPU100は、シーラー線毎に、複数(全数を含む)のNGフラグがセットされたR部を、識別番号順にR部の3D座標を載せて結果リストを作成する。
そして、CPU100は、作成した結果リストを図1に示す表示装置160の表示画面160aに表示する。なお、R部の3D座標は、チェックモデルMDが離間距離dの最大距離が測定されたところの座標である。
図17は、1つのシーラー線毎に作成した結果リストの一例である。
図17に示すように、結果リストは、当該シーラー線毎に、R部の識別番号欄C1、R部の3D座標欄C2、チェック項目欄C3、平面距離欄C4Bを有する。すなわち、結果リストの識別番号欄C1には識別番号が、3D座標欄C2にはR部の3D座標が、チェック項目欄C3には「塗布棚チェック」が、平面距離欄C4BにはR部に隣接する塗布棚(塗布棚)の平面距離が載る。
(S100)
S100は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
(S110〜S130)
S110〜S130も、第1実施形態と同様の処理を行うため、説明を省略する。なお、S120において、帳票にS80Bで作成した画像を貼付する場合は、図15の例では、図示しない帳票には、例えば拡大図として、図16に示す画像を貼付けする。図6に示す前記帳票フォーマットにある「問題」の書き込み欄P2に対して、CPU100は、定型文「平面距離がn mmあります。」を使用して、前記「n」に、当該平面距離を入れて、コメントを作成する。また、CPU100は、図6に示す「変更依頼内容」書き込み欄P3には、変更要求のコメントである定型文「平面距離をN mm以上に変更願います。」等のコメントを作成する。前記Nは、例えば「4」であるが、限定するものではない。
上記のようにして、本実施形態では、S60Bにおいて、離間距離d<基準値Aの場合は、シーラーの塗布不可判定を行わないで、「塗布可」と判定している。この結果、R部が合った場合においても、R部に応じて塗布不可判定と塗布可判定を行うことができる。
本実施形態によれば、第1実施形態の(1)及び(4)の効果を奏する他に下記の効果を得ることができる。
(1) 本実施形態の本実施形態のシーラー塗布要件チェック装置10においては、CPU100は、塗布棚にR部がある場合、R部に隣接する塗布棚の平面距離を測定する平面距離測定部として機能する。また、本実施形態では、塗布棚の平面距離Qが平面距離判定値C未満を満たしているかを平面距離条件とするとともに、これを可否判定条件に含まれる条件として含む。また、前記チェックモデルの全幅のうち一部である、いずれか一端において、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たすことを距離条件としている。そして、CPU100は判定部として、前記距離条件と、平面距離条件をともに満たしている場合、前記可否判定条件を満たしているとしてシーラーの塗布を不可判定する。また、CPU100は、出力部として、さらに、前記平面距離を出力する。
この結果、本実施形態では、特に、チェックモデルMDの一端における塗布棚に対する離間距離が、距離条件を満たし、かつ平面距離条件をともに満たしている場合に、R部を有する塗布棚の塗布不可判定が行うことができる。また、不可判定されたR部の平面距離を、設計者は知ることができる。
(2) 本実施形態のプログラムは、コンピュータに塗布棚にR部がある場合、R部に隣接する塗布棚の平面距離を測定する平面距離測定部として機能させる。また、本実施形態では、可否判定条件に含まれる他の条件として、塗布棚の平面距離Qが平面距離判定値C未満を満たしている場合を平面距離条件として含む。また、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、判定部として機能させる。この場合、判定部は、チェックモデルの全幅のうち、いずれか一端において、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たしている距離条件と、平面距離条件をともに満たしている場合、可否判定条件を満たしているとしてシーラーの塗布を不可判定する。そして、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、出力部として、さらに、前記平面距離を出力させる。この結果、本実施形態によれば、コンピュータに、上記(1)の効果を有するシーラー塗布要件チェック装置10として機能させることができる。
(3) 本実施形態のROM110は、記憶媒体として前記プログラムを記憶するようにしている。従って、このROM110を備えるコンピュータは、上記(1)の効果を奏することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 第1実施形態では、CPU100を板厚作成部、距離測定部、判定部、検出部、ラップ量測定部、画像作成部及び出力部としたが、これらのうち、ラップ量測定部を省略してもよい。すなわち、不可判定があった場合、チェックモデルの穴とのラップ量の測定を省略するようにしてもよい。
・ 第1実施形態では、板厚作成部、距離測定部、判定部、検出部、ラップ量測定部、画像作成部及び出力部を単一のコンピュータにより構成した。この構成に代えて、記憶部をサーバーとして分離して構成し、残りの各部を単一のコンピュータにより構成して、該コンピュータとサーバーとをLAN等により通信可能に接続してもよい。また、各部をそれぞれコンピュータにて構成し、LAN等により通信可能にできるように構成してもよい。
・ 前記実施形態では、出力部が出力する対象は表示装置160としたが、プリンタ190としてもよい。また、出力部が出力する対象としては、前記実施形態のコンピュータに直接接続した表示装置160等に限定されるものではなく、LAN(Local Area Network)、或いはWAN(Wide Area Network)等を介して接続した端末が備える表示装置、或いはプリンタであってもよい。
・ 前記各実施形態では、S100で資料作成ボタンを操作することにより、次のステップに移行するようにしたが、S100を省略して、S110に移行してもよい。
・ 前記各実施形態ではS80で拡大断面図を作成するようにしたが、拡大が必要でない場合には、単に断面図としてもよい。
・ 前記各実施形態では、前記ROM110を記憶媒体としてシーラー塗布要件チェックプログラムを記憶するようにしたが、記憶装置130に前記シーラー塗布要件チェックプログラムを記憶させてもよい。また、記憶媒体としては、前記記憶装置130に限定するものではなく、USBメモリ等の半導体記憶装置、磁気ディスク、光磁気ディスク等の記憶媒体であってもよい。また、ハードディスク、Flash SSDであってもよい。
・ 前記各実施形態では、塗布棚を平坦面としているが、塗布棚は、平坦面に限定するものではない。シーラーの塗布される塗布棚では、重ね合わされる部品との間には若干の隙間が形成される場合もあり、このような場合は、塗布棚は平坦面になっていないことが多い。このような平坦面を有していない塗布棚を有する部品を前記実施形態において、採用することも可能である。
W…ワーク、MD…チェックモデル、SE…シーラー線、
10…シーラー塗布要件チェック装置(コンピュータ)、
100…CPU(板厚作成部、距離測定部、判定部、検出部、ラップ量測定部、穴寸法測定部、平面距離測定部、画像作成部、出力部)、
110…ROM(記憶媒体)、130…記憶装置(記憶部)、
160…表示装置。

Claims (11)

  1. ワークを構成する複数の部品の3次元データと、前記部品のうち、重ね合わせする2つの部品間に設定されたシーラー線の3次元データを記憶する記憶部(130)と、前記2つの部品の板厚を作成する板厚作成部(100)と、前記シーラー線と直交する平面に含まれるチェックモデルを前記シーラー線上を途切れることなく沿わせて移動させ、前記チェックモデルと前記2つの部品のうち塗布棚を有する部位を具備する部品との間の前記移動中の離間距離dを、前記チェックモデルの全幅において測定する距離測定部(100)と、前記チェックモデルの全幅の一部において、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たしていることを距離条件にして、前記距離条件を前記シーラーの塗布の可否判定条件として少なくとも含み、前記距離条件を満たしている場合、または前記距離条件及び前記可否判定条件に含まれる他の判定条件を満たしている場合は、前記シーラーの塗布を不可判定にする判定部(100)と、前記不可判定の場合、前記ワークを構成する複数の部品の3次元データに基づいて、前記不可判定された前記塗布棚を有する部位を含む前記シーラー線に関する部分の画像を作成する画像作成部(100)と、前記画像作成部が作成した画像及び変更要求のコメントを出力する出力部(100)を有するシーラー塗布要件チェック装置。
  2. 前記2つの部品のうち塗布棚を有する部品の穴を検出する検出部(100)を備え、
    前記判定部(100)は、前記検出部が検出した穴にラップしている前記チェックモデルの部位を前記一部として、該一部が前記距離条件を満たしている場合、前記塗布棚を有する部位におけるシーラーの塗布が不可であると判定する請求項1に記載のシーラー塗布要件チェック装置。
  3. 前記不可判定があった場合、前記チェックモデルの前記穴とのラップ量を測定するラップ量測定部(100)を備え、
    前記出力部(100)は、さらに、前記ラップ量を出力する請求項2に記載のシーラー塗布要件チェック装置。
  4. 前記チェックモデルの幅方向の両端においては、離間距離d<基準値Aであり、かつ中央部においては、距離条件を満たしている場合、穴があるとしてその穴寸法を測定する穴寸法測定部(100)を備え、
    前記可否判定条件に含まれる前記他の判定条件として、前記穴寸法がシーラーの塗布可の許容値Bを越えているかを満たしているかの穴寸法条件を、含み、
    前記判定部(100)は、前記チェックモデルの全幅の一部として前記中央部が、前記距離条件を満たし、かつ、前記穴寸法条件を満たしている場合、前記可否判定条件を満たしているとしてシーラーの塗布を不可判定する請求項1に記載のシーラー塗布要件チェック装置。
  5. 前記塗布棚にR部がある場合、前記R部に隣接する塗布棚の平面距離を測定する平面距離測定部(100)を備え、
    前記可否判定条件に含まれる前記他の条件として、前記塗布棚の平面距離Qが平面距離判定値C未満を満たしているかの平面距離条件を含み、
    前記判定部(100)は、前記チェックモデルの全幅のうち一部である、いずれか一端において、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たしていることを距離条件として、該距離条件と、前記平面距離条件をともに満たしている場合、前記可否判定条件を満たすとしてシーラーの塗布を不可判定し、
    前記出力部(100)は、さらに、前記平面距離を出力する請求項1に記載のシーラー塗布要件チェック装置。
  6. コンピュータ(10)に、
    ワークを構成する複数の部品の3次元データと、前記部品のうち、重ね合わせする2つの部品間に設定されたシーラー線の3次元データを記憶する記憶部と、前記2つの部品の板厚を作成する板厚作成部と、前記シーラー線と直交する平面に含まれるチェックモデルを前記シーラー線上を途切れることなく沿わせて移動させ、移動毎に前記チェックモデルと前記2つの部品のうち塗布棚を有する部位を具備する部品との間の前記移動中の離間距離dを、前記チェックモデルの全幅において測定する距離測定部と、前記チェックモデルの全幅の一部において、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たすことを距離条件にして、前記距離条件を前記シーラーの塗布の可否判定条件として少なくとも含み、前記距離条件を満たす場合、または前記距離条件及び前記可否判定条件に含まれる他の判定条件を満たす場合は、前記シーラーの塗布を不可判定にする判定部と、前記不可判定の場合、前記ワークを構成する複数の部品の3次元データに基づいて、前記不可判定された前記塗布棚を有する部位を含む前記シーラー線に関する部分の画像を作成する画像作成部と、前記画像作成部が作成した画像及び変更要求のコメントを出力する出力部として機能させるためのシーラー塗布要件チェックプログラム。
  7. コンピュータ(10)に、
    前記2つの部品のうち塗布棚を有する部品の穴を検出する検出部として機能させ、
    前記判定部として、前記検出部が検出した穴にラップしている前記チェックモデルの部位を前記一部として、該一部が前記距離条件を満たす場合、前記塗布棚を有する部位におけるシーラーの塗布が不可であると判定させる請求項6に記載のシーラー塗布要件チェックプログラム。
  8. コンピュータに、
    前記不可判定があった場合、前記チェックモデルの前記穴とのラップ量を測定するラップ量測定部として機能させ、
    前記出力部として、さらに、前記ラップ量を出力させる請求項7に記載のシーラー塗布要件チェックプログラム。
  9. コンピュータ(10)に、
    前記チェックモデルの幅方向の両端においては、離間距離d<基準値Aであり、かつ中央部においては、距離条件を満たしている場合、穴があるとしてその穴寸法を測定する穴寸法測定部として機能させ、
    前記可否判定条件に含まれる前記他の判定条件として、前記穴寸法がシーラーの塗布可の許容値B以内であるかの穴寸法条件を、含み、
    前記判定部として、前記チェックモデルの全幅の一部として前記中央部が、前記距離条件を満たし、かつ、前記穴寸法条件を満たしている場合、前記可否判定条件を満たすとしてシーラーの塗布を不可判定させる請求項6に記載のシーラー塗布要件チェックプログラム。
  10. コンピュータ(10)に、
    前記塗布棚にR部がある場合、前記R部に隣接する塗布棚の平面距離を測定する平面距離測定部(100)として機能させ、
    前記可否判定条件に含まれる前記他の条件として、前記塗布棚の平面距離Qが平面距離判定値C未満を満たしているかの平面距離条件を含み、
    前記判定部として、前記チェックモデルの全幅のうち一部である、いずれか一端において、離間距離dが離間距離d≧基準値A(>0)を満たすことを距離条件として、該距離条件と、前記平面距離条件をともに満たしている場合、前記可否判定条件を満たすとしてシーラーの塗布を不可判定させ、
    前記出力部として、さらに、前記平面距離を出力させる請求項6に記載のシーラー塗布要件チェックプログラム。
  11. 請求項6乃至請求項10のうちいずれか1項に記載のシーラー塗布要件チェックプログラムを記憶する記憶媒体。
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