JP2019016180A - 部品固定状態表示装置、部品固定状態表示方法、部品固定状態表示プログラム - Google Patents

部品固定状態表示装置、部品固定状態表示方法、部品固定状態表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】互いに接触する部品どうしの固定状態を確認することができる部品固定状態表示装置を提供する。【解決手段】被接触面特定部13は、3次元CADで表される製品を構成する複数の部品のうち、互いに接触する部品の一方を被接触部品、他方を接触部品とし、被接触部品における接触部品が接触する被接触面を特定する。接触部品特定部14は、被接触面に接触する接触部品を特定する。固定状態判定部15は、接触部品特定部によって特定された接触部品を、被接触面に沿った複数の方向及び被接触面に直交する方向に移動させて、接触部品が接触部品以外の他の部分に接触するか否かに基づいて、被接触部品に対する接触部品の固定状態を判定する。表示制御部16は、製品画像を固定状態判定部によって判定された固定状態に応じた表示態様で表示部に表示するよう制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、板金よりなる複数の部品を備える製品において、互いに接触する部品どうしの固定状態を判定して表示部に表示する部品固定状態表示装置、部品固定状態表示方法、部品固定状態表示プログラムに関する。
板金よりなる複数の部品を備える製品において、互いに接触する部品を溶接して固定することがある。互いに接触する部品の一方を被接触部品、他方を接触部品とする。被接触部品に対して接触部品を位置決めして両者を仮止めする加工が被接触部品と接触部品とのいずれか一方または双方に施されていれば、接触部品を被接触部品に溶接することが容易となる。
被接触部品と接触部品とを仮止めする加工が施されていなければ、作業者は、被接触部品に対する接触部品の位置決め箇所を測定した上で接触部品に対して接触部品を位置決めして、接触部品を被接触部品に溶接しなければならない。作業者は、接触部品を被接触部品に対して位置決めするためのジグを作成し、ジグによって接触部品を位置決めしなければならないことがある。
特許第3643064号公報
そこで、被接触部品に対して接触部品を位置決めして両者を仮止めする加工が被接触部品または接触部品に施されていることが望ましい。オペレータは、3次元(3D)CADを用いて板金よりなる複数の部品を備える製品を設計するのが一般的である。製品の設計時に、互いに接触する部品どうしの固定状態を確認することができれば、必要に応じて仮止めのための加工を追加したり、不要な仮止めのための加工を削除したりすることができる。
本発明は、互いに接触する部品どうしの固定状態を確認することができる部品固定状態表示装置、部品固定状態表示方法、部品固定状態表示プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、3次元CADで表される製品を構成する複数の部品のうち、互いに接触する部品の一方を被接触部品、他方を接触部品とし、前記被接触部品における前記接触部品が接触する被接触面を特定する被接触面特定部と、前記被接触面に接触する前記接触部品を特定する接触部品特定部と、前記接触部品特定部によって特定された前記接触部品を、前記被接触面に沿った複数の方向及び前記被接触面に直交する方向に移動させて、前記接触部品が前記接触部品以外の他の部分に接触するか否かに基づいて、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定状態を判定する固定状態判定部と、前記製品を示す製品画像を前記固定状態判定部によって判定された固定状態に応じた表示態様で表示部に表示するよう制御する表示制御部とを備えることを特徴とする部品固定状態表示装置を提供する。
本発明は、コンピュータ機器が、3次元CADで表される製品を構成する複数の部品のうち、互いに接触する部品の一方を被接触部品、他方を接触部品とし、前記被接触部品における前記接触部品が接触する被接触面を特定し、前記コンピュータ機器が、前記被接触面に接触する前記接触部品を特定し、前記コンピュータ機器が、特定された前記接触部品を、前記被接触面に沿った複数の方向及び前記被接触面に直交する方向に移動させて、前記接触部品が前記接触部品以外の他の部分に接触するか否かに基づいて、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定状態を判定し、前記コンピュータ機器が、前記製品を示す製品画像を、判定された固定状態に応じた表示態様で表示部に表示するよう制御することを特徴とする部品固定状態表示方法を提供する。
本発明は、コンピュータ機器に、3次元CADで表される製品を構成する複数の部品のうち、互いに接触する部品の一方を被接触部品、他方を接触部品とし、前記被接触部品における前記接触部品が接触する被接触面を特定するステップと、前記被接触面に接触する前記接触部品を特定するステップと、特定された前記接触部品を、前記被接触面に沿った複数の方向及び前記被接触面に直交する方向に移動させて、前記接触部品が前記接触部品以外の他の部分に接触するか否かに基づいて、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定状態を判定するステップと、前記製品を示す製品画像を、判定された固定状態に応じた表示態様で表示部に表示するよう制御するステップとを実行させることを特徴とする部品固定状態表示プログラムを提供する。
本発明の部品固定状態表示装置、部品固定状態表示方法、部品固定状態表示プログラムによれば、互いに接触する部品どうしの固定状態を確認することができる。
一実施形態の部品固定状態表示装置を示すブロック図である。 図1における中央処理装置1の機能的な内部構成例を示すブロック図である。 3DCADによって設計された製品の一例を示す斜視図である。 図3Aの分解斜視図である。 図3Aに示す製品における接触部品の拡大斜視図である。 図3Aに示す製品における固定状態を改良した接触部品の拡大斜視図である。 接触部品が4つの突起で被接触部品に位置決めされている状態の一例を示す斜視図である。 接触部品が2つの突起で被接触部品に位置決めされている状態の一例を示す平面図である。 被接触部品と接触部品とが2か所の円形の突起と円形の穴との組み合わせで位置決めされている状態の一例を示す斜視図である。 被接触部品と接触部品とが1か所の円形の突起と円形の穴との組み合わせで位置決めされている状態の一例を示す平面図である。 被接触部品と接触部品とが1か所の正方形の突起と正方形の穴との組み合わせで位置決めされている状態の一例を示す平面図である。 被接触部品と接触部品とが1か所の六角形の突起と六角形の穴との組み合わせで位置決めされている状態の一例を示す平面図である。 被接触部品と接触部品とが1か所の長丸状の突起と長丸状の穴との組み合わせで位置決めされている状態の一例を示す斜視図である。 被接触部品と接触部品とが2か所の円形の突起と長丸状の穴との組み合わせで位置決めされている状態の第1の例を示す平面図である。 被接触部品と接触部品とが2か所の円形の突起と長丸状の穴との組み合わせで位置決めされている状態の第2の例を示す平面図である。 被接触部品と接触部品とが2か所の円形の突起と長丸状の穴との組み合わせで位置決めされている状態の第3の例を示す平面図である。 被接触部品と接触部品とが、1か所の円形の突起と円形の穴との組み合わせ、及び、接触部品を挟む2つの突起で位置決めされている状態の一例を示す斜視図である。 被接触部品と接触部品とが、1か所の円形の突起と円形の穴との組み合わせ、及び、接触部品に当接する1つの突起で位置決めされている状態の一例を示す平面図である。 接触部品が被接触部品と接触している部分の幅と接触部品の外形の幅との関係を説明するための図である。 被接触部品の部品平面と接触部品の板厚面とが接触した状態で、接触部品が被接触部品に位置決めされている状態の一例を示す斜視図である。 被接触部品及び接触部品の板厚面どうしが接触した状態で、接触部品が被接触部品に位置決めされている状態の第1の例を示す斜視図である。 被接触部品及び接触部品の板厚面どうしが接触した状態で、接触部品が被接触部品に位置決めされている状態の第2の例を示す平面図である。 4段階の固定レベルにおける被接触部品及び接触部品の固定状態とその定義と表示色との関係を表形式で示す図である。 図5に示す製品を固定レベルに応じた表示態様で表示部に表示している状態を示す斜視図である。 図18に示す製品を固定レベルに応じた表示態様で表示部に表示している状態を示す斜視図である。 図19に示す製品を固定レベルに応じた表示態様で表示部に表示している状態を示す斜視図である。 表示部に表示されている、枠状の部品の一面に板状の部品を当接させた状態を示す斜視図である。 実際の部品を図25Aに示す表示状態と同じ状態で配置したときに生じる不具合を説明するための斜視図である。 不具合が発生しないよう変更した表示状態を示す斜視図である。 コンピュータ機器が実行する部品固定状態表示方法による手順、及び、部品固定状態表示プログラムがコンピュータ機器に実行させる処理を示すフローチャートである。
以下、一実施形態の部品固定状態表示装置、部品固定状態表示方法、部品固定状態表示プログラムについて、添付図面を参照して説明する。
一実施形態の部品固定状態表示装置は、図1に示すような3DCADの機能を搭載するコンピュータ機器10によって構成することができる。図1において、コンピュータ機器10は、中央処理装置1(以下、CPU1と略記する)、記憶部2、操作部3、記憶部4、一時記憶メモリ5、表示部6を備える。
記憶部2は、3DCADによって製品を設計する製品設計プログラムと、部品固定状態表示プログラムを記憶している。記憶部2は非一時的な記憶媒体であるROMであり、ハードディスクドライブ、半導体メモリ等の任意のメモリで構成される。記憶部4は3DCADデータを記憶する不揮発性のメモリであり、ハードディスクドライブ、半導体メモリ等の任意のメモリで構成される。一時記憶メモリ5は作業用メモリとして機能するRAMである。記憶部2と記憶部4とは同じ記憶部であってもよい。
CPU1が製品設計プログラムを実行し、オペレータが操作部3を操作することによって、CPU1は複数の部品を備える所定の製品を示す3DCADデータを生成する。CPU1は生成した3DCADデータを記憶部4に記憶させて、3DCADデータを保存することがある。
CPU1が部品固定状態表示プログラムを実行すると、CPU1は、新たに生成した3DCADデータ、または、記憶部4より読み出した3DCADデータで表される製品における互いに接触する部品どうしの固定状態を判定する。また、CPU1は、3DCADデータで表される製品を、判定した固定状態に応じた表示態様で表示部6に表示する。
図2は、CPU1が製品設計プログラム及び部品固定状態表示プログラムを実行したときの、CPU1の機能的な構成を示している。CPU1は、図2に示す機能的な構成によって、部品どうしの固定状態を判定し、判定した固定状態に応じた表示態様で、3DCADデータで表される製品を表示部6に表示する。図2において、CPU1は、3DCADデータ生成部11、書き込み・読み出し制御部12、被接触面特定部13、接触部品特定部14、固定状態判定部15、表示制御部16を備える。
まず、被接触部品に対して接触部品を位置決めして両者を仮止めする加工が施されていない状態と施されている状態とを概略的に説明する。一例として、オペレータは、3DCADによって図3Aに示す製品20を設計したとする。図3Bに示す分解図より分かるように、製品20は、部品21に対して部品22を取り付け、部品21の側面に部品23を取り付けた構成を有する。部品21を被接触部品とすると、部品23は接触部品である。
図3Aに示す製品は、図4Aの部分拡大図にも示すように、部品21の側面に部品23を単に当接した状態で配置したものである。部品21の側面には、部品23を位置決めして仮止めする加工が施されていない。よって、実際の製品において部品23を部品21の側面の正しい位置に位置決めして溶接によって部品23を部品21に固定しようとすると、位置決め箇所の測定等の余分な工数が必要となるため、工数が多くかかってしまう。
図4Bの部分拡大図に示すように、例えば、部品23の部品21と当接する面に穴231を2か所設け、部品21の側面に穴231に挿入される突起211を設ければ、部品23を部品21の側面の正しい位置に容易に位置決めすることができる。よって、溶接によって部品23を部品21に固定する際の工数を削減することができる。例えば、突起211は、部品21の側面をパンチングマシンによって半抜きすることによって形成することができる。
オペレータが製品20等の所定の製品を設計したときに、互いに接触する部品どうしの固定状態が図4Aのように良好でないか、図4Bのように良好であるかを、オペレータが確認できることが望まれる。
以下、互いに接触する部品どうしの固定状態を判定する判定方法と、オペレータが固定状態を確認するための表示部6への表示方法を具体的に説明する。図2において、3DCADデータ生成部11は、一時記憶メモリ5を作業用メモリとして使用しながら、オペレータによる操作部3の操作に従って、所定の製品を示す3DCADデータを生成する。一時記憶メモリ5に保持された3DCADデータは、被接触面特定部13、接触部品特定部14、固定状態判定部15、表示制御部16に供給される。
表示制御部16は、3DCADデータを視覚的に表示するための表示データを表示部6に供給する。これによって、表示部6は、オペレータが設計している製品を示す製品画像を表示する。製品画像は、サーフェスとソリッドとのいずれで表示されてもよい。
オペレータが操作部3を操作して、新たに生成した3DCADデータを記憶部4に記憶させるよう指示すると、書き込み・読み出し制御部12は3DCADデータを記憶部4に記憶させる。オペレータが操作部3を操作して、記憶部4に記憶されている3DCADデータを読み出すよう指示すると、書き込み・読み出し制御部12は記憶部4より3DCADデータを読み出し、一時記憶メモリ5に保持させる。
記憶部4より読み出された3DCADデータは、被接触面特定部13、接触部品特定部14、固定状態判定部15、表示制御部16に供給される。同様に、表示制御部16は、記憶部4より読み出された3DCADデータで表される製品を示す製品画像を表示する。3DCADデータ生成部11は、記憶部4より読み出された3DCADデータに基づき、製品に部品を追加したり、製品の設計を変更したりすることもできる。
被接触面特定部13は、入力された3DCADデータで表される製品を構成する部品の複数の面のうち、他の部品が接触する被接触面を特定する。図3Aに示す製品20においては、部品23が接触している部品21の側面が被接触面となる。接触部品特定部14は、被接触面ごとに被接触面に接触する他の部品を接触部品と特定する。図3Aに示す製品20においては、部品23が接触部品と特定される。
なお、図3Aにおいて、互いに接触する部品21及び23のうち、大きい方の部品21を被接触部品とし、小さい方の部品23を接触部品とするのがよい。よって、被接触部品である部品21の側面が被接触面と特定され、部品23が接触部品と特定される。
固定状態判定部15は、それぞれの被接触面に接触する全ての接触部品の固定状態を判定する。固定状態判定部15は、接触部品が被接触面と接触している部分の外形を認識し、外形線に対して平行な軸を設定する。固定状態判定部15は、軸に沿って一方の方向(プラス方向)と他方の方向(マイナス方向)に接触部品をわずかに移動させて、接触部品が被接触部品に対して固定されているか否かを判定する。接触部品の移動量はプラス方向及びマイナス方向それぞれ0.05mm程度でよい。但し、部品の大きさ、組み立て精度等の各種の条件に応じて移動量を適宜に設定すればよい。
固定状態判定部15は、外形線に対して平行な軸が複数存在するときは、それぞれの軸に沿ってプラス方向とマイナス方向に接触部品をわずかに移動させて、接触部品が固定されているか否かを判定する。固定状態判定部15は、設定した軸に対して直交する板厚方向の軸においても同様に、プラス方向とマイナス方向に接触部品をわずかに移動させて、接触部品が固定されているか否かを判定する。
また、固定状態判定部15は、被接触部品と接触部品とが突起と穴との組み合わせで互いに係合しているとき、接触部品を、突起を中心として面内でわずかに回転させて接触部品が固定されているか否かを判定する。固定状態判定部15は、特定の条件のときのみ、接触部品を面内で回転させて接触部品が固定されているか否かを判定するのがよい。
さらに、固定状態判定部15は、被接触部品と接触部品とが突起と穴との組み合わせで互いに係合し、穴が円以外で穴の外形線が直線部分を有するとき、接触部品を直線部分の方向にもわずかに移動させて、接触部品が固定されているか否かを判定する。
このように、固定状態判定部15は、接触部品特定部14によって特定された接触部品を、少なくとも、被接触面に沿った複数の方向及び被接触面に直交する方向に移動させて、被接触部品に対する接触部品の固定状態を判定する。固定状態判定部15は、それに加えて、固定されている被接触部品の被接触面上で、接触部品を被接触面に沿って回転させて、被接触部品に対する接触部品の固定状態を判定することがある。
固定状態判定部15は、接触部品をわずかに移動または回転させたときに、接触部品が、被接触部品、または、接触部品を固定するための突起等である接触部品以外の部分に接触すれば、接触部品は固定されていると判定する。固定状態判定部15は、接触部品を複数の軸の方向に移動させたり、回転させたりして接触部品の固定状態を判定する。
固定状態判定部15は、少なくとも接触部品が被接触部品に固定されているか、固定されていないかの2段階で固定状態(固定度合)を判定する。固定状態判定部15は、後述するように、3段階以上で固定度合を判定することが好ましい。
図5〜図20を参照して、固定状態判定部15が、各種の被接触部品及び接触部品において、接触部品の固定状態を具体的にどのように判定するかについて説明する。
まず、図5〜図17を用いて、被接触部品と接触部品とがそれぞれの部品平面どうしで接触している場合の例を説明する。図5において、被接触部品である部品31には4つの突起311が形成され、接触部品である部品32が4つの突起311によって位置決めされている。
固定状態判定部15は、部品32の外形線に対して平行なX軸及びY軸と、X軸及びY軸に直交するZ軸を設定する。固定状態判定部15は、X軸及びY軸それぞれに沿って部品32をプラス方向及びマイナス方向に移動させる。図5において、どちらをプラス方向とし、どちらをマイナス方向とするかは任意である。図5の例では、部品32は突起311と接触するため、固定状態判定部15は、部品32はX軸及びY軸方向に固定されていると判定する。
さらに、固定状態判定部15は、Z軸に沿って部品32をプラス方向及びマイナス方向に移動させる。図5において、部品32(接触部品)が部品31(被接触部品)から離れる方向をプラス方向、部品32が部品31に近付く方向をマイナス方向とする。図6以降でも同様とする。図5の例では、部品32はZ軸のマイナス方向が固定されており、プラス方向は固定されていないフリー状態であると判定する。図5に示す固定状態は、1方向のみフリーの固定状態である。
接触部品が被接触部品に対して1方向フリーの固定状態で固定されているとき、接触部品が被接触部品に対して完全に固定されている「位置決め完了」の状態であると定義する。固定状態判定部15は、図5に示す固定状態を1方向フリーの「位置決め完了」の状態であると判定する。
本実施形態においては、被接触部品に対する接触部品の固定度合を固定レベル1〜4の4段階とし、「位置決め完了」の状態を固定度合が最も高い固定レベル1とする。
図6において、被接触部品である部品33には2つの突起331が形成され、接触部品である六角形の部品34が2つの突起331によって位置決めされている。固定状態判定部15は、部品34を、部品34の外形線に対して平行なA1〜A3方向のプラス方向及びマイナス方向と、図示していないZ軸方向のプラス方向及びマイナス方向に移動させる。例えば、A1〜A3方向におけるプラス方向及びマイナス方向は図6のように設定される。
図6に示す例では、部品34はA2及びA3方向のマイナス方向に固定されていないフリー状態であると判定する。Z軸方向は図5と同様であり、固定状態判定部15は、部品34はZ軸のマイナス方向が固定されており、プラス方向は固定されていないフリー状態であると判定する。3方向以上フリーのとき、接触部品は位置決めされていない「位置決めなし」の状態であると定義する。固定状態判定部15は、図6に示す固定状態を3方向フリーの「位置決めなし」の状態であると判定する。
「位置決めなし」の状態を、被接触部品に対する接触部品の固定レベル1〜4のうち、固定度合が最も低い固定レベル4とする。
図7において、被接触部品である部品41には2つの円形の突起411が形成され、接触部品である部品42には2つの円形の穴421が形成されている。穴421は突起411を隙間なく挿入できる径を有する。突起411が穴421に挿入されることによって、部品42が部品41に対して位置決めされている。固定状態判定部15は、図5と同様に、部品42を、X軸、Y軸、Z軸のプラス方向及びマイナス方向に移動させて部品42が固定されているか否かを判定する。
固定状態判定部15は、被接触部品と接触部品とが突起と穴との組み合わせで互いに係合し、突起と穴との少なくとも一方が円形であるとき、接触部品を、突起を中心として面内でプラス方向及びマイナス方向に回転させて接触部品が固定されているか否かを判定する。どちらの回転方向をプラス方向とし、どちらの回転方向をマイナス方向とするかは任意である。
そこで、固定状態判定部15は、部品42を2つの突起411それぞれを中心として回転させて部品42が固定されているか否かを判定する。固定状態判定部15は、部品42は回転方向にも固定されていると判定する。X軸、Y軸、Z軸のプラス方向及びマイナス方向の移動、回転方向のプラス方向及びマイナス方向の回転の結果、固定状態判定部15は、図5と同様、1方向フリーの「位置決め完了」の状態であると判定する。
図8において、被接触部品である部品43には1つの円形の突起431が形成され、接触部品である部品44には1つの円形の穴441が形成されている。突起431が穴441に挿入されることによって、部品44が部品43に対して位置決めされている。図8に示す固定状態は、部品44を面内で回転方向(R方向)のプラス及びマイナス方向に回転させることができる。
図8に示す固定状態は、Z軸のプラス方向と、R方向のプラス及びマイナス方向の3方向が固定されていない3方向フリーの状態である。固定状態判定部15は、図8に示す固定状態を3方向フリーの「位置決めなし」の状態であると判定する。
図9において、被接触部品である部品45には1つの正方形の突起451が形成され、接触部品である部品46には1つの正方形の穴461が形成されている。突起451が穴461に挿入されることによって、部品46が部品45に対して位置決めされている。固定状態判定部15は、部品46をX軸、Y軸、図示していないZ軸のプラス及びマイナス方向、穴461の直線部分の方向であるB1及びB2方向にわずかに移動させて、接触部品が固定されているか否かを判定する。
部品46は、X軸及びY軸のプラス及びマイナス方向、Z軸のマイナス方向、穴461のB1及びB2方向に固定されている。固定状態判定部15は、図9に示す固定状態を1方向フリーの「位置決め完了」の状態であると判定する。
図10において、被接触部品である部品47には1つの六角形の突起471が形成され、接触部品である部品48には1つの六角形の穴481が形成されている。突起471が穴481に挿入されることによって、部品48が部品47に対して位置決めされている。部品48は、X軸、Y軸、図示していないZ軸のプラス及びマイナス方向、穴481のC1〜C3方向にわずかに移動させて、接触部品が固定されているか否かを判定する。
部品48は、X軸及びY軸のプラス及びマイナス方向、Z軸のマイナス方向、穴481のC1〜C3方向に固定されている。固定状態判定部15は、図10に示す固定状態を1方向フリーの「位置決め完了」の状態であると判定する。
図11において、被接触部品である部品51には長丸状の突起511が形成され、接触部品である部品52には長丸状の穴521が形成されている。突起511が穴521に挿入されて、部品52が部品51に対して位置決めされている。穴521の直線部分の方向はX軸方向である。部品52は、X軸及びY軸のプラス及びマイナス方向、Z軸のマイナス方向に固定されている。固定状態判定部15は、図11に示す固定状態を1方向フリーの「位置決め完了」の状態であると判定する。
図12において、被接触部品である部品53には2つの円形の突起531が形成され、接触部品である部品54には2つの長丸状の穴541及び542が形成されている。2つの突起531が2つの穴541及び542に挿入されて、部品54が部品53に対して位置決めされている。穴541の直線部分の方向はX軸方向であり、穴542の直線部分の方向はY軸方向である。
部品54は、X軸及びY軸のプラス及びマイナス方向、Z軸のマイナス方向、回転方向のプラス及びマイナス方向に固定されている。固定状態判定部15は、図12に示す固定状態を1方向フリーの「位置決め完了」の状態であると判定する。
図13において、被接触部品である部品55には2つの円形の突起551が形成され、接触部品である部品56には2つの長丸状の穴561が形成されている。2つの突起551が2つの穴561に挿入されて、部品56が部品55に対して位置決めされている。穴561の直線部分の方向はX軸及びY軸と交差するD1方向である。
固定状態判定部15は、部品56をX軸、Y軸、図示していないZ軸のプラス及びマイナス方向、D1方向のプラス及びマイナス方向、回転方向のプラス及びマイナス方向にわずかに移動させて、接触部品が固定されているか否かを判定する。D1方向のどちらをプラス方向とし、どちらをマイナス方向とするかは任意である。
図13に示す固定状態は、Z軸のプラス方向とD1方向のプラス方向及びマイナス方向が固定されていない3方向フリーの状態である。固定状態判定部15は、図13に示す固定状態を3方向フリーの「位置決めなし」の状態であると判定する。
図14において、被接触部品である部品57に2つの長丸状の穴571が形成され、接触部品である部品58に2つの円形の突起581が形成されている。2つの突起581が2つの穴571に挿入されて、部品58が部品57に対して位置決めされている。穴561の直線部分の方向はX軸及びY軸と交差するD1方向である。図13の場合と同様に、固定状態判定部15は、図14に示す固定状態を3方向フリーの「位置決めなし」の状態であると判定する。
図15において、被接触部品である部品61には3つの円形の突起611が形成され、接触部品である部品62には1つの円形の穴621が形成されている。1つの突起611が穴621に挿入され、2つの突起611が部品62を挟むことによって、部品62は部品61に対して位置決めされている。
固定状態判定部15は、部品62をX軸、Y軸、Z軸のプラス方向及びマイナス方向にわずかに移動させ、R方向のプラス及びマイナス方向にわずかに回転させて、部品62が固定されているか否かを判定する。部品62は、X軸及びY軸のプラス及びマイナス方向、Z軸のマイナス方向、R方向のプラス及びマイナス方向に固定されている。固定状態判定部15は、図15に示す固定状態を1方向フリーの「位置決め完了」の状態であると判定する。
図16において、被接触部品である部品63には2つの円形の突起631が形成され、接触部品である部品64には1つの円形の穴641が形成されている。1つの突起631が穴641に挿入され、1つの突起631が部品64に当接することによって、部品64は部品63に対して位置決めされている。
図16に示す例では、R方向のマイナス方向は固定されているものの、R方向のプラス方向はフリー状態であり、Z軸のプラス方向及びR方向のプラス方向の2方向がフリー状態である。2方向がフリー状態のとき、被接触部品に対する接触部品の位置決めが不十分である「位置決め不十分」の状態であると定義する。固定状態判定部15は、図16に示す固定状態を2方向フリーの「位置決め不十分」の状態であると判定する。なお、後述する1軸のプラス及びマイナス方向がフリー状態は、「位置決め不十分」の状態から除外される。
「位置決め不十分」の状態を、被接触部品に対する接触部品の固定レベル1〜4のうち、固定度合が2番目に低い固定レベル3とする。
ところで、固定状態判定部15は、接触部品を移動(または回転)させて、接触部品が固定されているか否かを判定するとき、接触部品の外形と、接触部品以外の他の部分との接触の有無を判定することが必要である。接触部品以外の他の部分とは、非接触部品(非接触部品に形成した突起を含む)、または、ねじ、ボルト、ナット等の固定部品である。このことについて図17を例にして説明する。
図17において、被接触部品である部品35には、2つの突起351が半抜きによって形成され、別部品よりなる2つの突起352(固定部品)が取り付けられている。接触部品である部品36が突起351及び352によって位置決めされている。部品36は、板金の対向する両端部を曲げた形状を有し、部品35と接触している底部361と、底部361の両端部に形成された側部362とを含む。
部品35と部品36とは、底部361の幅W361の部分で接触している。固定状態判定部15は、部品36を移動させたときに、部品36が部品35と接触している幅W361の部分と突起351及び352との干渉の有無を判定するのではなく、幅W36を有する部品36の外形と突起351及び352との接触の有無を判定する。
次に、図18を用いて、被接触部品の部品平面と接触部品の板厚面とが接触している場合の例を説明する。図18において、被接触部品である部品71には矩形状の3つの穴711が形成され、接触部品である部品72には3つの突起721が形成されている。3つの突起721が3つの穴711に差し込まれることによって、部品72は部品71に対して位置決めされている。
固定状態判定部15は、部品72をX軸、Y軸、Z軸のプラス及びマイナス方向にわずかに移動させて、部品72が固定されているか否かを判定する。部品72は、X軸及びY軸のプラス及びマイナス方向、Z軸のマイナス方向に固定されている。固定状態判定部15は、図18に示す固定状態を1方向フリーの「位置決め完了」の状態であると判定する。
さらに、図19及び図20を用いて、被接触部品及び接触部品の板厚面どうしが接触している場合の例を説明する。図19において、被接触部品である部品73には部品平面の内側に向かうに従って幅が広くなる台形状の凹部731が形成され、接触部品である部品74には凹部731と対応する形状の突起741が形成されている。突起741が凹部731に嵌め込まれることによって、部品74は部品73に対して位置決めされている。
固定状態判定部15は、部品74をX軸、Y軸、Z軸のプラス及びマイナス方向、E1及びE2方向のプラス及びマイナス方向にわずかに移動させて、部品74が固定されているか否かを判定する。E1及びE2方向のどちらをプラス方向とし、どちらをマイナス方向とするかは任意である。
部品74は、X軸及びY軸のプラス及びマイナス方向には固定されているものの、Z軸のプラス方向及びマイナス方向は固定されておらずフリー状態である。1軸のプラス方向及びマイナス方向がフリー状態のとき、接触部品が被接触部品に対して完全には固定されていないものの、被接触部品に対する接触部品の位置決めがなされている「位置決めあり」の状態であると定義する。固定状態判定部15は、図19に示す固定状態を1軸±フリーの「位置決めあり」の状態であると判定する。
「位置決めあり」の状態を、被接触部品に対する接触部品の固定レベル1〜4のうち、固定度合が2番目に高い固定レベル2とする。
図20において、被接触部品である部品75には菱形状の凹部751が形成され、接触部品である部品76には凹部751と対応する形状の突起761が形成されている。突起761が凹部751に嵌め込まれることによって、部品76は部品75に対して位置決めされている。
固定状態判定部15は、部品74をX軸、Y軸、Z軸のプラス及びマイナス方向、E3方向のプラス及びマイナス方向にわずかに移動させて、部品76が固定されているか否かを判定する。部品76は、Z軸のプラス方向及びマイナス方向とE3方向のプラス方向とが固定されておらず、3方向フリー状態である。固定状態判定部15は、図20に示す固定状態を3方向フリーの「位置決めなし」の状態であると判定する。
以上説明した固定レベル1〜4をまとめると図21のようになる。図21に示すように、固定レベル1は1方向フリーで、完全な位置決めが完了している状態であり、固定レベル2は1軸±フリーで、ある程度の位置決めがなされている状態である。固定レベル3は2方向フリーで、位置決めが不十分な状態であり、固定レベル4は3方向以上フリーで、位置決めがなされていない状態である。固定状態判定部15は、被接触部品に対する接触部品の固定度合を図21に示す4つに分類して判定する。
図2に戻り、表示制御部16には、固定状態判定部15が判定した接触部品の固定度合を示す情報が供給される。表示制御部16は、オペレータが被接触部品に対する接触部品の固定度合を容易に確認できるよう、3DCADデータで表される製品を示す製品画像を固定度合に応じて色を異ならせて表示部6に表示するよう制御する。固定度合に応じた色は、固定度合に応じた表示態様の好適な一例である。
例えば、表示制御部16は、図21に示すように、製品の後述する部分を、固定レベル1のとき青色、固定レベル2のとき緑色、固定レベル3のとき黄色、固定レベル4のとき赤色で表示するよう制御する。
図22は、図5に示す部品31及び32を表示部6に表示した状態を示している。例えば、表示制御部16は、部品32が部品31と接触しているハッチングで示す部分を青色で表示する。図23は、図18に示す部品71及び72を表示部6に表示した状態を示している。同様に、表示制御部16は、部品72が部品71と接触しているハッチングで示す部分を青色で表示する。図22及び図23において、表示制御部16は、フリーの方向を示す矢印80を表示してもよい。
図24は、図19に示す部品73及び74を表示部6に表示した状態を示している。表示制御部16は、部品74が部品73と接触しているハッチングで示す部分を緑色で表示する。表示制御部16は、フリーの方向を示す矢印81及び82を表示してもよい。
表示制御部16は、オペレータが操作部3によって特定の操作を行うことなく、表示部6に固定度合に応じた色を付加した製品画像を表示部6に表示するよう制御してもよい。表示制御部16は、オペレータが操作部3によって固定度合を確認する特定の操作を行ったときに、表示部6に表示されている製品画像に固定度合に応じた色を付加してもよい。矢印80〜82についても同様である。
表示制御部16は、実際の製品に対して溶接等の加工を施すときの作業がしやすくなるように、製品画像を表示部6に表示することが好ましい。図25Aは、表示部6に表示されている、枠状の部品91の一面に板状の部品92を当接させた状態の製品画像を示している。部品92は矢印方向にフリーである。作業者(オペレータ)が表示部6に表示されている部品91及び92を見て、図25Bに示すように実際の部品91及び92を配置すると、部品92は倒れてしまうため、作業者は部品92が倒れないように部品92を押さえながら作業しなければならない。
そこで、図25Cに示すように、表示制御部16は、部品91及び92を、部品91の上方に部品92が位置するように表示部6に表示する。作業者が表示部6に表示されている図25Cに示す部品91及び92を見れば、実際の部品91及び92を図25Cと同様に配置する。よって、作業者は部品92が倒れないように部品92を押さえることなく、作業することができる。
図26に示すフローチャートを用いて、コンピュータ機器10が実行する部品固定状態表示方法による手順を説明する。図26において、コンピュータ機器10は、ステップS1にて、3DCADデータで表される製品における被接触面を特定する。コンピュータ機器10は、ステップS2にて、被接触面に接触する接触部品を特定する。1つの被接触面に複数の接触部品が接触している場合には、コンピュータ機器10は、ステップS2にて、被接触面に接触する全ての接触部品を特定する。
なお、コンピュータ機器10は、被接触面に接触するねじ、ボルト、ナット等の固定部品を接触部品として特定する必要はない。
コンピュータ機器10は、ステップS3にて、全ての被接触面で接触部品を特定したか否かを判定する。全ての被接触面で接触部品を特定していなければ(NO)、コンピュータ機器10は、ステップS1〜S3を繰り返す。全ての被接触面で接触部品を特定したら(YES)、コンピュータ機器10は、ステップS4にて、接触部品の固定状態を判定する。
コンピュータ機器10は、少なくとも接触部品が被接触部品に固定されているか、固定されていないかの2段階の固定度合(固定レベル)を判定する。コンピュータ機器10は、3段階以上で固定度合を判定することが好ましい。
コンピュータ機器10は、ステップS5にて、3DCADデータで表される製品を示す製品画像を固定レベルに応じた表示態様で表示部6に表示して、処理を終了させる。コンピュータ機器10は、好適な表示態様として、製品画像を、固定レベルに応じた色を含むように表示する。
図26に示すフローチャートは、部品固定状態表示プログラムがコンピュータ機器10に実行させる処理でもある。部品固定状態表示プログラムは、インターネット等の通信回線を介してコンピュータ機器10に送信されてもよい。
以上説明した本実施形態の部品固定状態表示装置、部品固定状態表示方法、部品固定状態表示プログラムによれば、オペレータは、互いに接触する部品どうしの固定状態を確認することができる。固定度合が不十分であれば、オペレータは、必要に応じて、接触部品を固定するための加工または部品を追加するよう製品を設計し直すことができる。
以上説明した本実施形態において、接触部品を動かす方向は、グローバル座標系のXYZ方向であってもよい。オペレータが固定状態を確認したい特定の接触部品を指定して、指定された接触部品のみの固定状態を判定して表示部6に表示してもよい。
実際の製品において、2つの部品に穴を形成してボルト等で連結することがある。3DCADデータでは、部品に形成する穴に属性を設定することができる。3DCADで設計された製品において、2つの部品を連結するボルト等が省略されていることがある。このような場合であっても、穴に対してボルト等による連結の属性が設定されていれば、2つの部品は連結されているとみなして、固定状態を判定してもよい。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 中央処理装置
2,4 記憶部
3 操作部
5 一時記憶メモリ
6 表示部
10 コンピュータ機器
11 3DCADデータ生成部
12 書き込み・読み出し制御部
13 被接触面特定部
14 接触部品特定部
15 固定状態判定部
16 表示制御部
31,33,35,41,43,45,47,51,53,55,57,61,63,71,73,75,91 部品(被接触部品)
32,34,36,42,44,46,48,52,54,56,58,62,64,72,74,76,92 部品(接触部品)

Claims (15)

  1. 3次元CADで表される製品を構成する複数の部品のうち、互いに接触する部品の一方を被接触部品、他方を接触部品とし、前記被接触部品における前記接触部品が接触する被接触面を特定する被接触面特定部と、
    前記被接触面に接触する前記接触部品を特定する接触部品特定部と、
    前記接触部品特定部によって特定された前記接触部品を、前記被接触面に沿った複数の方向及び前記被接触面に直交する方向に移動させて、前記接触部品が前記接触部品以外の他の部分に接触するか否かに基づいて、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定状態を判定する固定状態判定部と、
    前記製品を示す製品画像を前記固定状態判定部によって判定された固定状態に応じた表示態様で表示部に表示するよう制御する表示制御部と、
    を備えることを特徴とする部品固定状態表示装置。
  2. 前記固定状態判定部は、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定度合を複数段階で判定し、
    前記表示制御部は、前記製品画像を前記固定状態判定部によって判定された固定度合に応じた表示態様で前記表示部に表示するよう制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品固定状態表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記製品画像が固定度合に応じて設定された色を含むように、前記製品画像を前記表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項2に記載の部品固定状態表示装置。
  4. 前記表示制御部は、前記製品画像のうち、前記被接触面に接触する前記接触部品の面を固定度合に応じて設定された色で表示するよう制御することを特徴とする請求項3に記載の部品固定状態表示装置。
  5. 前記固定状態判定部は、前記被接触部品と前記接触部品とが突起と穴との組み合わせで互いに係合しているとき、前記接触部品を、前記被接触面に沿った複数の方向及び前記被接触面に直交する方向に移動させるのに加えて、前記接触部品を、前記突起を中心として前記被接触面に沿って回転させて、前記接触部品が前記接触部品以外の他の部分に接触するか否かに基づいて、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定状態を判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の部品固定状態表示装置。
  6. コンピュータ機器が、3次元CADで表される製品を構成する複数の部品のうち、互いに接触する部品の一方を被接触部品、他方を接触部品とし、前記被接触部品における前記接触部品が接触する被接触面を特定し、
    前記コンピュータ機器が、前記被接触面に接触する前記接触部品を特定し、
    前記コンピュータ機器が、特定された前記接触部品を、前記被接触面に沿った複数の方向及び前記被接触面に直交する方向に移動させて、前記接触部品が前記接触部品以外の他の部分に接触するか否かに基づいて、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定状態を判定し、
    前記コンピュータ機器が、前記製品を示す製品画像を、判定された固定状態に応じた表示態様で表示部に表示するよう制御する
    ことを特徴とする部品固定状態表示方法。
  7. 前記コンピュータ機器が、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定度合を複数段階で判定し、
    前記コンピュータ機器が、前記製品画像を判定された固定度合に応じた表示態様で前記表示部に表示するよう制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の部品固定状態表示方法。
  8. 前記コンピュータ機器が、前記製品画像が固定度合に応じて設定された色を含むように、前記製品画像を前記表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項7に記載の部品固定状態表示方法。
  9. 前記コンピュータ機器が、前記製品画像のうち、前記被接触面に接触する前記接触部品の面を固定度合に応じて設定された色で表示するよう制御することを特徴とする請求項8に記載の部品固定状態表示方法。
  10. 前記コンピュータ機器が、前記被接触部品と前記接触部品とが突起と穴との組み合わせで互いに係合しているとき、前記接触部品を、前記被接触面に沿った複数の方向及び前記被接触面に直交する方向に移動させるのに加えて、前記接触部品を、前記突起を中心として前記被接触面に沿って回転させて、前記接触部品が前記接触部品以外の他の部分に接触するか否かに基づいて、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定状態を判定することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の部品固定状態表示方法。
  11. コンピュータ機器に、
    3次元CADで表される製品を構成する複数の部品のうち、互いに接触する部品の一方を被接触部品、他方を接触部品とし、前記被接触部品における前記接触部品が接触する被接触面を特定するステップと、
    前記被接触面に接触する前記接触部品を特定するステップと、
    特定された前記接触部品を、前記被接触面に沿った複数の方向及び前記被接触面に直交する方向に移動させて、前記接触部品が前記接触部品以外の他の部分に接触するか否かに基づいて、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定状態を判定するステップと、
    前記製品を示す製品画像を、判定された固定状態に応じた表示態様で表示部に表示するよう制御するステップと、
    を実行させることを特徴とする部品固定状態表示プログラム。
  12. 前記コンピュータ機器に、
    前記被接触部品に対する前記接触部品の固定度合を複数段階で判定するステップと、
    前記製品画像を判定された固定度合に応じた表示態様で前記表示部に表示するよう制御するステップと、
    を実行させることを特徴とする請求項11に記載の部品固定状態表示プログラム。
  13. 前記コンピュータ機器に、前記製品画像が固定度合に応じて設定された色を含むように、前記製品画像を前記表示部に表示するよう制御するステップを実行させることを特徴とする請求項12に記載の部品固定状態表示プログラム。
  14. 前記コンピュータ機器に、前記製品画像のうち、前記被接触面に接触する前記接触部品の面を固定度合に応じて設定された色で表示するよう制御するステップを実行させることを特徴とする請求項13に記載の部品固定状態表示プログラム。
  15. 前記コンピュータ機器に、前記被接触部品と前記接触部品とが突起と穴との組み合わせで互いに係合しているとき、前記接触部品を、前記被接触面に沿った複数の方向及び前記被接触面に直交する方向に移動させるのに加えて、前記接触部品を、前記突起を中心として前記被接触面に沿って回転させて、前記接触部品が前記接触部品以外の他の部分に接触するか否かに基づいて、前記被接触部品に対する前記接触部品の固定状態を判定するステップを実行させることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の部品固定状態表示プログラム。
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