<第1実施形態>
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置について説明する。図1には、第1実施形態に係る情報処理装置の一例が示されている。
第1実施形態に係る情報処理装置10は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、スマートフォン、携帯電話、等の装置であり、文書(文書データ)の管理、編集等を行う機能を有する。なお、情報処理装置10自体が、文書の管理や編集を行う機能を有しておらず、インターネット等の通信経路を介して、サーバ等の外部装置から、そのような機能が情報処理装置10に提供されてもよい。以下、情報処理装置10の構成について詳しく説明する。
通信部12は通信インターフェースであって、他の装置にデータを送信する機能、及び、他の装置からデータを受信する機能を有する。通信部12は、無線通信機能を有する通信インターフェースであってもよいし、有線通信機能を有する通信インターフェースであってもよい。なお、情報処理装置10は通信部12を有していなくてもよい。
UI部14はユーザインターフェースであって、表示部と操作部を含む。表示部は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置である。操作部は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置である。もちろん、表示部と操作部を兼ねたユーザインターフェース(例えば、タッチパネル等)が用いられてもよい。また、UI部14は、マイク等の集音部やスピーカ等の音声発生部を含んでいてもよい。この場合、音声入力によって情報が情報処理装置10に入力されてもよいし、音声によって情報が発せられてもよい。
記憶部16はハードディスクやメモリ等の記憶装置である。記憶部16には、例えば、各種のデータ(例えば、文書データや画像データ等)、各種のプログラム(例えば、OS(Operating System)や各種のアプリケーションプログラム(アプリケーションソフトウェア)等)、等が記憶されている。例えば、文書管理ソフトウェアが記憶部16に記憶されており、その文書管理ソフトウェアが実行されることで、文書データの管理や編集等が行われる。各情報は別々の記憶装置に記憶されてもよいし、1つの記憶装置に記憶されてもよい。なお、文書管理ソフトウェアによって処理される文書データは、記憶部16に記憶されずに、サーバや他の情報処理装置等の外部装置に記憶されていてもよい。その外部装置に記憶されている文書データが外部装置から情報処理装置10に送信され、情報処理装置10にて表示や編集が行われてもよい。もちろん、情報処理装置10の記憶部16に記憶されている文書データが、外部装置に送信され、外部装置にて表示や編集が行われてもよい。
制御部18は、情報処理装置10の各部の動作を制御する機能を有する。制御部18は、例えば、通信部12による通信の制御、記憶部16への情報の書き込み制御、記憶部16からの情報の読み込み制御、プログラムの実行、等を行う。また、制御部18は、表示制御部20と更新部22を含む。
表示制御部20は、UI部14の表示部への各種情報の表示を制御する機能を有する。例えば、表示制御部20は、文書を表示部に表示させる。また、表示部に表示された文書に、追加物(追加物データ)が追加される場合がある。追加物は、例えば、文書に対してコメント等を追加するための付箋として機能する情報、文字列、図形、等であって、文書に付与されるアノテーションともいえる。例えば、ユーザによって追加物が選択された場合、表示制御部20は、その追加物が選択された時間を示す情報(例えば、日付と時刻を示す日時情報)を、その追加物に紐付けて表示部に表示させる。例えば、制御部18が計時機能を有しており、制御部18によって時間(例えば日時)が計られる。
更新部22は、ユーザによって上記の追加物が選択された後、その追加物が確定された場合、その追加物が選択された時間をその追加物が確定された時間に更新する機能を有する。表示制御部20は、その更新後の時間を示す情報を追加物に紐付けて表示部に表示させる。
以下、第1実施形態に係る情報処理装置10について更に詳しく説明する。
図2には、UI部14の表示部に表示される画面の一例が示されている。例えば、文書管理ソフトウェアが起動させられた場合、表示制御部20は、その文書管理ソフトウェアによって文書の表示や編集等を行うための画面24をUI部14の表示部に表示させる。
画面24は、一例として、表示領域26、メニューバー28、及び、アノテーションバー30,32を有する。もちろん、画面24の構成は一例に過ぎず、画面24は、別の構成を有していてもよい。
表示領域26は、文書が表示される領域である。図2に示す例では、文書34が表示領域26に表示されている。例えば、ユーザがUI部14を操作することで、表示対象の文書を指定した場合、表示制御部20は、ユーザによって指定された文書を表示領域26内に表示させる。その文書は、情報処理装置10に記憶されていてもよいし、外部装置に記憶されていてもよい。
メニューバー28は、文書管理ソフトウェアが有する各種の機能を実行するための情報(例えば、アイコン、画像、文字列等)が表示される領域である。制御部18は、ユーザによる操作によって、アイコン等の情報をメニューバー28に登録してもよいし、メニューバー28から削除してもよい。
アノテーションバー30,32は、追加物(アノテーション)、又は、追加物を文書に追加するための機能を実行するための情報(例えば、アイコン、画像、文字列等)が表示される領域である。具体的には、アノテーションバー30には、追加物としての付箋36,38やその他の追加物(例えば画像等)が表示されている。付箋36は、ユーザによって情報が追加される領域を有する画像である。例えば、付箋36に、ユーザによって文字列が入力されてもよいし、別の画像が重ねられてもよい。また、付箋36は、時間情報(例えば、日付と時刻を表す日時情報)が紐付いている画像であり、例えば、付箋36内に日時情報が表示される。付箋38は、ユーザによって情報が追加される領域を有していない画像である。
アノテーションバー32には、追加物としてのスタンプを表す画像が表示される領域である。例えば、「重要」、「回覧」、「至急」等の文字列を表す画像が、アノテーションバー32に表示されている。
ユーザがUI部14を用いて、アノテーションバー30,32内に表示されている追加物を選択し、その追加物をアノテーションバー30,32から取り出す操作を行うと、表示制御部20は、その操作に従って、ユーザによって指定された追加物をアノテーションバー30,32から取り出して、表示領域26内に表示させる。ユーザがUI部14を用いて、その追加物を移動させる操作を行うと、表示制御部20は、その操作に従って、その追加物を表示領域26内で移動させる。ユーザがUI部14を用いて、その追加物の配置を確定する操作を行うと、表示制御部20は、その操作に従って、ユーザによって指定された位置に追加物を配置する。これにより、追加物が文書に確定的に貼付される。つまり、ユーザがその追加物を再度選択して操作しない限り、その追加物はその位置に配置され、その状態が維持される。
制御部18は、ユーザによる操作によって、追加物をアノテーションバー30,32に登録してもよいし、アノテーションバー30,32から削除してもよい。例えば、ユーザの操作によって、スタンプを表す画像が付箋36上に重ねられ、その状態の追加物が、アノテーションバー30,32に追加されてもよい。この場合、その追加物がユーザによって選択されて文書34上に配置されると、スタンプを表す画像が重ねられた状態の付箋36が、文書34上に配置される。
以下、第1実施形態に係る情報処理装置10の動作について詳しく説明する。以下では、追加物としての付箋36がユーザによって操作されるものとする。
図3には、画面24が示されている。例えば、ユーザがUI部14を用いて、アノテーションバー30内に表示されている付箋36を選択し、矢印40に示すように、付箋36をアノテーションバー30から取り出す操作を行うと、表示制御部20は、その操作に従って、付箋36をアノテーションバー30から取り出し、表示領域26内に表示させる。付箋42は、そのようにして取り出された画像である。図3に示す例では、ユーザの操作によって、付箋42が文書34上まで移動させられており、その移動先に付箋42が表示されている。例えば、ユーザがマウスを用いて付箋36を選択し、マウスを操作することで、付箋42が文書34上に表示される。タッチパネル方式の表示部が用いられている場合、上記の選択や移動は画面24上の操作によって行われてもよい。また、音声によって、上記の操作が行われてもよい。付箋42を確定する操作(付箋42を文書34に貼付する操作)がユーザによって行われていない間、表示制御部20は、付箋42の配置位置が不確定であって、ユーザによる付箋42の移動操作が可能であることが、ユーザにおいて認識可能なように、付箋42の表示を制御してもよい。図3に示す例では、表示制御部20は、付箋42を半透明の状態で表示領域26内に表示させている。半透明の表示は、あたかも付箋42の残像が表示されているかのような印象を与えるため、ゴースト表示ともいえる。もちろん、表示制御部20は、付箋42を半透明の状態ではなく、不透明の状態で表示領域26内に表示させてもよい。また、表示制御部20は、上記以外の表示方法として、付箋42を点滅させてもよいし、付箋42の縁を特定の色で表示してもよい。
なお、付箋42を確定する操作(付箋42を文書34に貼付する操作)は、例えば、操作部としてマウスが用いられている場合にはマウスをクリックする操作、タッチパネルが用いられている場合には画面24からユーザの指やスタイラス等の指示子を離す操作、音声認識が用いられている場合には音声による確定の指示、等である。付箋42を確定する操作は、予め定められていてもよいし、ユーザによって変更されてもよい。
以下、図4を参照して、確定操作が行われる前の付箋42、つまり、文書34に貼付される前の付箋42について詳しく説明する。図4は、図3に示されている文書34の一部と付箋42の拡大図である。付箋42は、日時情報が紐付いている画像であり、付箋42内に日時情報が表示されている。表示制御部20は、アノテーションバー30内にて付箋36がユーザによって選択された日時を示す情報を、付箋42内に表示させる。図4に示す例では、文字列「2017/09/04 10:41:21 AM」が、付箋42内に表示される。つまり、この日時に、付箋36がアノテーションバー30内においてユーザによって選択されている。このような表示を行うことで、付箋36がユーザによって選択された日時が、ユーザに提示される。
以下、図5を参照して、確定操作が行われた場合について説明する。図5には、画面24が示されている。ユーザによって、ゴースト表示中の付箋42(確定操作が行われる前の付箋42)に対して確定操作(付箋42を文書34に貼付する操作)が行われた場合、表示制御部20は、図5に示すように、確定後の付箋44(確定操作によって付箋42から変更された後の付箋)を表示領域26内に表示させる。これにより、付箋44が文書34に確定的に貼付される。つまり、ユーザが付箋44を再度選択して操作(例えば移動操作)しない限り、付箋44はその位置に配置され、その状態が維持される。例えば、表示制御部20は、付箋44を不透明の状態で表示領域26内に表示させる。もちろん、表示制御部20は、ユーザの指示又は設定に基づいて、付箋44を半透明の状態で表示領域26内に表示させてもよい。
なお、文書34は、1又は複数のページを含んでいる。付箋42は、同一ページ内で移動させられてもよいし、あるページに表示されていた付箋42が、他のページに移動させられ、当該他のページ上に表示されてもよい。移動先のページにて確定操作が行われた場合、そのページに付箋44が貼付される。
以下、図6を参照して、確定操作が行われた後の付箋44、つまり、文書34に貼付された後の付箋44について詳しく説明する。図6は、図5に示されている文書34の一部と付箋44の拡大図である。付箋44内には、ユーザによって情報(例えば、文字列や画像や他の追加物)が追加される。付箋44内に情報が追加される前の状態では、例えば、文字列「ここの文字列を入力してください。」が付箋44内に表示されている。なお、確定操作前の付箋42内にも、このような文字列が表示されていてもよい。付箋44が確定された後(文書34に貼付された後)、ユーザがUI部14を操作することで、確定後の付箋44の編集が行われる。制御部18は、ユーザによる編集操作を受け付けて、付箋44を編集する。例えば、付箋44内への文字列の入力、文字列の編集、文字列の削除、画像の追加、画像の削除、他の追加物(アノテーション)の追加、他の追加物の削除、等が行われる。
付箋44は、日時情報が紐付いている画像であり、付箋44内に日時情報が表示されている。確定操作前の付箋42に対して確定操作が行われた場合、更新部22は、付箋42内に表示されていた日時情報を、確定操作が行われた日時を示す情報に更新する。表示制御部20は、その更新後の日時情報(確定操作が行われた日時を示す情報)を、確定操作後の付箋44内に表示させる。図6に示す例では、文字列「2017/09/04 10:42:44 AM」が、付箋44内に表示されている。つまり、この日時に、付箋42に対して確定操作が行われている。このように日時情報を更新することで、付箋42に対して確定操作が行われた日時、つまり、付箋42(付箋44)が文書34に貼付された日時が、ユーザに提示される。
以上のように、第1実施形態によれば、付箋が操作された日時がユーザに提示される。
例えば、アノテーションバー30において付箋36が選択された日時を表示することで、その選択操作が行われた日時がユーザに提示される。こうすることで、付箋36がユーザによって選択された場合に、過去に付箋が選択されたときの日時を示す情報(過去の日時情報)が更新されずに維持された状態で、付箋が文書に追加されるという印象を、ユーザに与え難くなる。
また、確定操作が行われた日時を表示することで、その確定操作が行われた日時がユーザに提示される。こうすることで、付箋36の選択操作が行われた時点と確定操作が行われた時点との間の時間差が修正されて、実際に確定操作が行われた日時がユーザに提示される。また、確定操作が行われた日時が、付箋44上に記録される。例えば、付箋36の選択操作が行われた時点から確定操作が行われるまでの間の時間が長くなるほど、その時間差(タイムラグ)が大きくなる。付箋を貼る位置をユーザが迷っている場合には、そのような状況が発生すると想定される。第1実施形態によれば、そのような場合であっても、その時間差が解消されて、実際に確定操作が行われた日時が、確定操作後の付箋44内に表示される。
なお、更新部22は、アノテーションバー30において付箋36が選択されてから確定操作が行われるまでの間、経過時間に応じて、確定操作前の付箋42内に表示されている日時を現時点の日時に更新してもよい。つまり、更新部22は、付箋42がゴースト表示中であっても日時を更新してもよい。表示制御部20は、更新部22によって更新された後の日時(現時点の日時)を示す情報を、付箋42内に表示させる。こうすることで、付箋36が選択された日時を示す情報が更新されずに維持された状態で、付箋が文書に追加されるという印象を、ユーザに与え難くなる。
もちろん、更新部22は、ゴースト表示中においては日時の更新を行わずに、アノテーションバー30にて付箋36が選択された日時を示す情報を維持してもよい。
付箋は、連続して文書34に貼り付けられてもよい。以下、図7を参照して、この処理(連続貼付処理)について詳しく説明する。図7には、画面24が示されている。ユーザがUI部14を用いて、付箋の連続貼付機能の実行を指示した場合、制御部18は、連続貼付機能を実行する。例えば、アノテーションバー30から付箋36が選択され、確定操作が行われて付箋44が文書34に貼付されている。これにより、制御部18は、付箋44に対するユーザの編集操作を受け付けて、付箋44を編集する。連続貼付機能が実行されている場合も、表示制御部20は、アノテーションバー30にて付箋36が選択された日時を示す情報を、ゴースト表示中の付箋42内に表示させる。そして、付箋42に対して確定操作が行われた場合、更新部22は、日時情報を、その確定操作が行われた日時を示す情報に更新し、表示制御部20は、更新後の日時情報を確定操作後の付箋44内に表示させる。連続貼付機能の実行中、表示制御部20は、付箋44が文書34に貼付された後、確定操作前の新たな付箋42を画面24上に表示させる。つまり、連続貼付機能が実行されている状態は、アノテーションバー30内の付箋36が継続して選択されている状態であり、ある付箋44が確定された後、表示制御部20は、次の付箋42を表示領域26内に表示させる。次の付箋42はゴースト表示され、ユーザの操作によって、表示領域26内で移動させられる。次の付箋42に対して確定操作が行われた場合、確定操作が行われた位置に確定操作後の新たな付箋44が表示される。この場合、更新部22は、日時情報を、その確定操作が行われた日時を示す情報に更新し、表示制御部20は、更新後の日時情報を新たな付箋44内に表示させる。ユーザの指示に従って連続貼付機能が解除されるまで、表示制御部20は、次の付箋42を表示領域26内に表示させる。
連続貼付機能が実行されている場合も、上述したように、個々の付箋42毎に、確定操作が行われた日時が特定されて、実際に確定操作が行われた日時を示す情報が、各付箋44内に表示される。連続貼付機能が実行されて、より多くの付箋が連続して貼付されるほど、アノテーションバー30にて付箋36の選択操作が行われた時点から、最新の付箋42の確定操作が行われるまでの間の時間差(タイムラグ)が大きくなる。第1実施形態によれば、個々の付箋44毎に、実際に確定操作が行われた日時を示す情報が、付箋44内に表示されるので、個々の付箋44においては、その時間差が解消される。
連続貼付機能の実行中、更新部22は、経過時間に応じて、確定操作前の付箋42(ゴースト表示中の付箋42)内に表示されている日時を現時点の日時に更新してもよい。表示制御部20は、更新部22によって更新された後の日時(現時点の日時)を示す情報を、ゴースト表示中の付箋42内に表示させる。図7に示す例では、付箋44内には、その付箋44の確定操作が行われた日時を示す情報が表示され、付箋42内には、現時点の日時を示す情報が表示される。こうすることで、付箋36が選択された日時を示す情報が更新されずに維持された状態で、付箋が文書に追加されるという印象を、ユーザに与え難くなる。
もちろん、更新部22は、ゴースト表示中においては日時の更新を行わずに、アノテーションバー30にて付箋36が選択された日時を維持してもよい。
なお、付箋内に表示される日時は、現時点の日時(例えば西暦や年号で表される日付と時刻)であってもよいし、予め定められた基準時点からの経過時間(経過した日時)であってもよい。例えば、2000年1月1日0時0分0秒が基準時点として定められた場合、その基準時点と現時点の日時との差が経過時間として表示される。基準時点は、ユーザによって変更されてもよい。また、現時点の日時又は経過時間のいずれかが、付箋内に表示される日時として、ユーザによって選択されてもよい。
また、付箋内に表示される時間は、日時(日付と時刻)であってもよいし、日付のみであってもよいし、時刻のみであってもよいし、曜日を含んでもよい。
また、付箋に紐付く日時情報(選択操作時の日時情報、確定操作時の日時情報)は、付箋内に表示されずに、付箋の枠外に、当該付箋に紐付けて表示されてもよい。以下の第2及び第3実施形態においても同様である。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る情報処理装置は、第1実施形態に係る情報処理装置10と同じ構成を有する。第2実施形態では、表示制御部20は、文書に追加された追加物(例えば付箋)に対して第1操作が行われた場合、その第1操作が行われた時間を示す情報をその追加物に紐付けて表示部に表示させ、その追加物に対して第2操作が行われた場合、その第2操作が行われた時間を示す情報を表示部に表示させない。以下、第2実施形態について詳しく説明する。
更新部22は、確定操作が行われた付箋(例えば図7に示されている付箋44)に対して、ユーザによって第1操作が行われた場合、その付箋に紐付く日時情報を、第1操作が行われた日時を示す情報に更新する。つまり、更新部22は、付箋に対して確定操作が行われた日時を、当該付箋に対して第1操作が行われた日時に更新する。表示制御部20は、更新後の日時情報を付箋に紐付けて表示部に表示させる。なお、第1操作が行われた日時は、その第1操作の開始の日時であってもよいし、終了の日時であってもよい。
一方、更新部22は、確定操作が行われた付箋(例えば付箋44)に対して、ユーザによって第2操作が行われた場合、その付箋に紐付く日時情報を更新せずに、その日時情報を維持する。表示制御部20は、確定操作が行われた日時を示す情報を付箋に紐付けて表示部に表示させる。
第1操作は、例えば、付箋内の表示内容の変更を伴う操作である。具体的には、第1操作は、付箋内に表示されている文字列(テキスト)の一部又は全部の編集、付箋内への別の追加物(アノテーション)の追加や削除、文字列のフォントの変更、文字サイズの変更、全文字列の削除、等である。
第2操作は、例えば、付箋内の表示内容の変更を伴わない操作である。具体的には、第2操作は、文書上における付箋の位置、形状、大きさ及び色の中の少なくとも1つの変更を伴う操作である。
以下、第2実施形態について具体例を挙げて更に詳しく説明する。
図8には、画面24上に表示されている文書34の一部と付箋46が示されている。付箋46は、ユーザによって確定操作が行われた付箋であり、文書34に貼付されている。上記の第1実施形態と同様に、付箋46内には、確定操作が行われた日時を示す情報が表示されている。図8に示す例では、文字列「2017/09/15 03:10:00 PM」が、日時情報として付箋46内に表示されている。この日時に、付箋46に対して確定操作が行われて、付箋46が文書34に貼付されている。
図9には、文書34の一部と付箋48が示されている。付箋48は、ユーザが、図8に示されている付箋46内に文字列を書き込んだ後の状態の付箋である。図9に示す例では、文字列「メールアドレスが変わっているので修正してください。」がユーザによって書き込まれ、その文字列が付箋48内に表示されている。この書き込み操作は、付箋内の表示内容の変更を伴う操作であるため、第1操作に該当する。従って、更新部22は、第1操作が行われる前の付箋46内に表示されている日時情報を、その書き込み操作が行われた日時を示す情報に更新する。表示制御部20は、更新後の日時情報を、第1操作が行われた後の付箋48内に表示させる。例えば、書き込み操作が行われた日時が、2017年9月15日の午後3時15分30秒であった場合、確定操作が行われた日時を示す文字列「2017/09/15 03:10:00 PM」が、書き込み操作が行われた日時を示す文字列「2017/09/15 03:15:30 PM」に更新され、更新後の日時を示す文字列が付箋48内に表示される。なお、書き込み操作が行われた日時は、その書き込み操作の開始の日時であってもよいし、終了の日時であってもよい。
図10には、文書34の一部と付箋50が示されている。付箋50は、ユーザが、図9に示されている付箋48内に文字列を追加した後の状態の付箋である。図10に示す例では、図9に示されている付箋48内に書き込まれた文字列以外に、追記として、文字列「完了したら、この資料を部長に渡して承認を得てください。」がユーザによって書き込まれ、その文字列が付箋50内に表示されている。この追記操作は、付箋内の表示内容の変更を伴う操作であるため、第1操作に該当する。従って、更新部22は、追記操作が行われる前の付箋48内に表示されている日時情報を、その追記操作が行われた日時を示す情報に更新する。表示制御部20は、更新後の日時情報を、追記操作後の付箋50内に表示させる。例えば、追記操作が行われた日時が、2017年9月15日の午後4時20分50秒であった場合、書き込み操作が行われた日時を示す文字列「2017/09/15 03:15:30 PM」が、追記操作が行われた日時を示す文字列「2017/09/15 04:20:50 PM」に更新され、更新後の日時を示す文字列が付箋50内に表示される。
図11には、文書34の一部と付箋52が示されている。付箋52は、ユーザが、図10に示されている付箋50に対して第2操作を行った後の状態の付箋である。図11に示す例では、図10に示されている付箋50の形状、色及び位置が変更されており、変更後の付箋52が文書34に貼付されている。この変更操作は、付箋内の表示内容の変更を伴う操作ではないため、第2操作に該当する。従って、更新部22は、変更前の付箋50内に表示されている日時情報を更新しない。表示制御部20は、付箋50内に表示されていた日時情報を、変更操作後の付箋52内に表示させる。
以上のように、第2実施形態によれば、文書に追加された付箋に対するユーザの操作に応じて、付箋に紐付く時間情報の表示が制御される。
例えば、付箋内の表示内容の変更を伴う第1操作が行われた場合に、付箋内に表示されている日時情報を、第1操作が行われた日時を示す情報に更新することで、表示内容の変更が行われた日時がユーザに提示される。こうすることで、第1操作が行われた場合も日時情報を更新しない場合と比べて、ユーザにおいて、付箋内の情報がいつ変更されたのかが分かり易くなる。また、付箋に対して操作が行われた場合であっても、その操作が、付箋内の表示内容の変更を伴わない第2操作に該当する場合、付箋内に表示されている日時情報は、第2操作が行われた日時を示す情報に更新されない。こうすることで、表示内容の変更を伴わない操作が行われたときにも日時情報が更新されてしまうことが防止される。上記の制御を行うことで、表示内容が変更された場合には、その変更が行われた日時が付箋に記録され、そうではない場合には日時情報は更新されないので、例えば、表示内容の変更履歴を管理するときに便利である。
付箋上に、他の追加物(アノテーション)が追加されてもよい。この処理について図12を参照して説明する。図12には、文書34の一部と付箋54が示されている。付箋54は、ユーザが、図11に示されている付箋52内に他の追加物を追加した後の状態の付箋である。図12に示す例では、付箋52に書き込まれた文字列以外に、他の追加物として、スタンプ画像56(文字列「済」を表す画像)がユーザによって追加され、スタンプ画像56が付箋54内に表示されている。この追加操作は、付箋内の表示内容の変更を伴う操作であるため、第1操作に該当する。従って、更新部22は、その追加操作が行われる前の付箋52内に表示されている日時情報を、その追加操作が行われた日時を示す情報に更新する。表示制御部20は、更新後の日時情報を、追加操作後の付箋54内に表示させる。例えば、追加操作が行われた日時が、2017年9月16日の午後2時30分54秒であった場合、付箋に対して追記操作が行われた日時を示す文字列「2017/09/15 04:20:50 PM」が、スタンプ画像56の追加操作が行われた日時を示す文字列「2017/09/16 02:30:54 PM」に更新され、更新後の日時を示す文字列が付箋54内に表示される。
付箋に対して第1操作が行われた場合、表示制御部20は、付箋内に表示されている日時情報を変更せずに、その第1操作が行われた日時を示す情報を、付箋内に追加して表示させてもよい。この処理について、図13を参照して詳しく説明する。図13には、文書34の一部と付箋58が示されている。付箋58は、ユーザが、図9に示されている付箋48内に文字列を追加した後の状態の付箋である。図13に示す例では、付箋48に書き込まれた文字列以外に、追記として、文字列「完了したら、この資料を部長に渡して承認を得てください。」がユーザによって書き込まれ、その文字列が付箋58内に表示されている。この追記操作は、付箋内の表示内容の変更を伴う操作であるため、第1操作に該当する。この場合、更新部22は、付箋48内に表示されている日時情報を、その追記操作が行われた日時を示す情報に更新せずに、表示制御部20は、その追記操作が行われた日時を示す情報を、追記操作後の付箋58内に追加して表示させる。つまり、表示制御部20は、追記操作前の書き込み操作の日時を示す情報と、追記操作が行われた日時を示す情報の両方を付箋58内に表示させる。
例えば、追記操作が行われた日時が、2017年9月15日の午後4時20分50秒であった場合、書き込み操作が行われた日時を示す文字列「2017/09/15 03:15:30 PM」と追記操作が行われた日時を示す文字列「2017/09/15 04:20:50 PM」が、共に付箋58内に表示される。より詳しく説明すると、第1操作毎に、第1操作によって付箋内に追加された文字列に紐付いて、その第1操作が行われた日時を示す情報が表示される。例えば、文字列「メールアドレスが変わっているので修正してください。」には、その文字列が付箋内に追加された日時を示す文字列「2017/09/15 03:15:30 PM」が紐付いて表示される。同様に、文字列「完了したら、この資料を部長に渡して承認を得てください。」には、その文字列が付箋内に追加された日時を示す文字列「2017/09/15 04:20:50 PM」が紐付いて表示される。
上記のように、日時情報を更新せずに、新たな第1操作が行われた日時を示す情報を付箋内に追加して表示することで、各第1操作が行われた日時を示す情報が表示される。
なお、更新部22は、付箋に対して第1操作が行われた場合、当該付箋が文書34に追加された日時を示す情報を更新せずに、表示制御部20は、当該付箋が文書34に追加された日時を示す情報と、当該第1操作が行われた日時を示す情報を、付箋内に表示させてもよい。
付箋に対して第1操作が行われた場合、表示制御部20は、当該第1操作が行われた日時を示す情報を、付箋内に表示されている他の情報と区別して付箋内に表示させてもよい。この処理について、図14を参照して詳しく説明する。図14には、文書34の一部と付箋60が示されている。付箋60は、ユーザが、図9に示されている付箋48内に文字列を追加した後の状態の付箋(第1操作が行われた後の付箋)である。付箋60内に表示されている日時情報は、更新後の日時情報であって、付箋に文字列が追加された時間(第1操作が行われた時間)を示している。表示制御部20は、例えば、更新後の日時情報を特定の色(例えば赤色等)で表示してもよいし、特定のフォントを使って表示してもよいし、斜体や下線等を使って表示してもよい。こうすることで、日時情報が更新されたことがユーザによって認識され得る。特定の色、特定のフォント、及び、斜体や下線の有無は、予め定められていてもよいし、ユーザによって変更されてもよい。また、表示制御部20は、更新後の日時情報を、更新前の日時情報とは異なる表示態様(例えば表示色、フォントの種類、斜体や下線の有無等)によって付箋内に表示させてもよい。例えば、表示制御部20は、付箋に対して第1操作が行われる度に、日時情報の表示態様を変えてもよい。
以下、図15を参照して、第2実施形態のその他の実施例について説明する。図15には、文書34と付箋が示されている。付箋62は、文書34に追加された付箋である。付箋62内には、ユーザによって文字列が書き込まれており、その文字列が書き込まれた日時を示す情報が表示されている。例えば、ユーザの操作によって、矢印64で示す方向に、文書34上で付箋62が移動させられたものとする。付箋62aは、移動後の付箋62である。付箋の移動操作は、第2操作に該当する。従って、更新部22は、付箋62内に表示されている日時情報を更新しない。付箋62a内に表示されている日時情報は、移動前の付箋62内に表示されている日時情報と同じである。また、付箋62がコピーされることで付箋62aが生成された場合(いわゆるコピー&ペースト操作が行われた場合)、その操作は第2操作に該当するため、更新部22は日時情報を更新しない。また、付箋62の形状やサイズや色がユーザによって変更された場合も同様であり、そのような変更操作は第2操作に該当し、更新部22は、日時情報を更新しない。
付箋に特定情報が含まれている場合において第2操作が行われた場合、更新部22は、付箋内に表示されている日時情報を、第2操作が行われた日時を示す情報に更新してもよい。一方、付箋に特定情報が含まれていない場合において第2操作が行われた場合、更新部22は、付箋内に表示されている日時情報を、第2操作が行われた日時を示す情報に更新しなくてもよい。特定情報は、例えば、予め定められた情報である。特定情報は、ユーザによって設定された情報であってもよい。以下、この処理について具体例を挙げて説明する。
付箋66は、文書34に追加された付箋である。付箋66内には、ユーザによって追加されたスタンプ画像(例えば、文字列「重要」を表す画像)が表示されている。このスタンプ画像が特定情報の一例に相当する。例えば、ユーザの操作によって、矢印68で示す方向に、文書34上で付箋66が移動させられたものとする。付箋66aは、移動後の付箋66である。付箋の移動操作は第2操作に該当するが、付箋66内には特定情報としてのスタンプ画像が表示されているため、更新部22は、付箋66内に表示されている日時情報を、その移動操作が行われた日時を示す情報に更新する。付箋66a内には、移動操作が行われた日時を示す情報が表示されている。また、付箋66がコピーされることで付箋66aが生成された場合、その操作は第2操作に該当するが、更新部22は、付箋66内に表示されている日時情報を、その操作が行われた日時を示す情報に更新する。付箋66a内には、コピー&ペースト操作が行われた日時を示す情報が表示されている。また、ユーザの操作によって、矢印70で示すように、付箋66が文書34内の別のページに移動させられた場合も、更新部22は、付箋66内に表示されている日時情報を、その移動操作が行われた日時を示す情報に更新する。コピー&ペースト操作が行われた場合も同様である。なお、付箋68bは、移動後の付箋66である。また、付箋66の形状やサイズや色がユーザによって変更された場合も同様であり、特定情報が含まれる付箋66にそのような変更操作が行われた場合、更新部22は、日時情報を更新する。
上記のように、特定情報が含まれる付箋に対して第2操作が行われた場合に、日時情報を、その第2操作が行われた日時を示す情報に更新することで、第2操作が行われた日時を示す情報がユーザに提示される。付箋内に表示されている情報によって、第2操作が行われた場合に、その第2操作が行われた日時を示す情報に日時情報が更新されることが、ユーザにとって便利となる場合がある。例えば、文字列「重要」や「済」や「注意」等を表すスタンプ画像が付箋に含まれている場合、その付箋が移動させられた日時や、その付箋のコピーが生成されて文書に貼付された日時をユーザに提示する方が、日時情報を更新しない場合よりもユーザにとって便利であることがある。つまり、付箋内に表示されている情報によっては、移動操作時やコピー操作時の日時がユーザにとって重要な意味を有する場合がある。上記のように表示制御することで、特定の条件が満たされる場合に(具体的には、特定情報が付箋に含まれる場合に)、第2操作が行われた日時がユーザに提示される。
なお、特定のスタンプ画像以外の情報が、特定情報として扱われてもよい。例えば、特定の文字列(例えば「重要」や「済」や「注意」等を示す文字列)が特定情報として扱われ、そのような文字列が付箋内に書き込まれている場合、日時情報が、第2操作が行われた日時を示す情報に更新されてもよい。
もちろん、付箋に対して第1操作が行われた場合、その付箋内に表示されている日時情報が、その第1操作が行われた日時を示す情報に更新される。
別の実施例として、第1操作は、付箋を、当該付箋が追加されていたページから別のページに移動させる操作であり、第2操作は、付箋を、当該付箋が追加されていたページ内で移動させる操作であってもよい。つまり、更新部22は、付箋が同一ページ内で移動させられた場合、付箋内に表示されている日時情報を更新せずに、付箋が別のページに移動させられた場合、日時情報を、その移動操作が行われた日時を示す情報に更新してもよい。同様に、更新部22は、付箋がコピーされて同一ページ内に貼付された場合、日時情報を更新せずに、付箋がコピーされて他のページ内に貼付された場合、日時情報を、そのコピー&ペースト操作が行われた日時を示す情報に更新してもよい。日時情報の更新の有無が、ユーザによって設定されてもよい。
第1操作と第2操作の内容は、ユーザによって設定されてもよい。以下、図16を参照して、その設定操作について説明する。図16には、ユーザがその設定を行うための設定画面72が示されている。表示制御部20は、ユーザの表示指示に従って、設定画面72をUI部14の表示部に表示させる。設定画面72には、ユーザによって付箋に対して実行される操作が示されており、ユーザによって、各操作が第1操作又は第2操作に分類される。例えば、各操作に対応付けてチェック欄が表示されている。制御部18は、チェック欄がユーザによってチェックされた操作を第1操作として登録し、チェックされていない操作を第2操作として登録する。図16に示す例では、「付箋内のテキスト(文字列)を更新する」操作と、「付箋内にXXX(例えばアノテーション)を追加する」操作が、第1操作としてユーザによって指定されている。一方、「付箋内からXXXを削除する」操作が、第2操作としてユーザによって指定されている。更新部22は、設定画面72にて設定された条件に従って日時情報を更新する。例えば、付箋内のテキストが更新された場合、更新部22は、その更新操作を第1操作として認識し、日時情報を更新する。一方、付箋内からアノテーションXXXが削除された場合、更新部22は、その削除操作を第2操作として認識し、日時情報を更新しない。
更新部22は、ユーザによって指定された複数の第1操作の中の少なくとも1つの操作が実行された場合に、日時情報を更新してもよいし、当該複数の第1操作の中のすべての操作が実行された場合に、日時情報を更新してもよい。このような条件も、ユーザによって設定されてもよい。
また、更新部22は、付箋内の全テキスト(文字列)が更新された場合、つまり、付箋内の全テキストが削除され、別のテキストが付箋内に書き込まれた場合、日時情報を、その更新が行われた日時を示す情報に更新してもよい。更新部22は、付箋内の一部のテキストが更新された場合、日時情報を更新しなくてもよい。
また、第1操作は、予め定められた複数の個別操作の組み合わせであってもよい。例えば、テキスト(文字列)の編集操作と特定のアノテーションの追加操作との組み合わせが、第1操作として定められた場合において、その編集操作とその追加操作が付箋に対して行われた場合、更新部22は、日時情報を、その編集操作又はその追加操作が行われた日時を示す情報に更新する。例えば、最初に実行された操作の実行日時から予め定められた制限時間内に、組み合わせに含まれる他の操作が実行された場合に、更新部22は、日時情報を、最初の操作の実行日時を示す情報、又は、最後の操作の実行日時を示す情報に更新してもよい。上記の例で説明すると、編集操作が行われた日時から制限時間内に、追加操作が実行された場合、更新部22は、日時情報を、編集操作又は追加操作が行われた日時を示す情報に更新する。先に追加操作が実行され、後から編集操作が実行される場合も同様である。制限時間内に、組み合わせに含まれる全操作が行われなかった場合、更新部22は、日時情報を更新しなくてもよいし、個々の操作毎に日時情報を更新してもよい。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態について説明する。図17には、第3実施形態に係る情報処理装置10Aの一例が示されている。情報処理装置10Aは、第1実施形態に係る情報処理装置10と同様に、通信部12、UI部14及び記憶部16を有する。これらは、第1実施形態と同じ構成であるため、これらの説明を省略する。情報処理装置10Aは、情報処理装置10に含まれる制御部18に代えて、制御部18Aを含む。制御部18Aは、表示制御部20と更新部22と変換部74を含む。表示制御部20と更新部22は、第1実施形態と同じ構成である。以下、変換部74について主に説明する。
変換部74は、文書に対する追加物の操作が行われた第1場所と当該文書の表示が行われている第2場所との間の関係に基づいて、当該第1場所にて当該追加物が操作された時間を変換する機能を有する。表示制御部20は、その変換後の時間を示す情報を、追加物に紐付けてUI部14の表示部に表示させる。追加物は、例えば付箋である。追加物の操作は、例えば、文書への追加物の追加操作、第2実施形態における第1操作及び第2操作、等である。第1場所と第2場所は、例えば、国や地域等である。
変換部74は、時差修正モードを実行してもよいし、コード付与モードを実行してもよいし、両方のモードを実行してもよい。時差修正モードは、第1場所と第2場所との間の時差を修正する機能(第1機能に相当する機能)である。コード付与モードは、日時情報に、第1場所を示す情報を付与する機能(第2機能に相当する機能)である。
時差修正モードにおいては、変換部74は、第1場所と第2場所との間の時差を修正することで、変換後の時間を演算する。つまり、変換部74は、第1場所と第2場所との間の時差を変換前の時間に反映させることで、変換後の時間を演算する。例えば、文書に対する付箋の操作(例えば貼付操作、第1操作、第2操作等)が行われた情報処理装置10Aにおいて、制御部18が、付箋が操作されたときの現地日時(付箋の操作が行われた情報処理装置10Aが設置されている第1場所(国や地域等)における日時)を示す情報(現地日時情報)と、その情報処理装置10Aが設置されている第1場所を示す情報(第1場所情報)とを、付箋のデータに追加する。その文書を表示する情報処理装置10Aにおいて、変換部74が、付箋のデータに追加されている現地日時情報と第1場所情報を参照し、文書を表示する情報処理装置10Aが設置されている第2場所と、その第1場所情報が示す第1場所と、の間の時差を、現地日時情報が示す現地日時(変換前の日時)に反映させることで、時差が修正された変換後の日時を演算する。例えば、第1場所が日本(JP)であり、第2場所がアメリカ合衆国(US)の東部である場合、その東部に設置されている情報処理装置10Aの変換部74は、日本とアメリカ合衆国の東部との間の時差を、現地日時情報(日本の日時を基準とした日時情報)に反映させることで、時差が修正された変換後の日時(アメリカ合衆国の東部の日時を基準とした日時情報)を演算する。なお、各場所の間の時差(各国の間の時差、各地域の間の時差、国と地域との間の時差)を示す情報は、情報処理装置10Aの記憶部16に記憶されていてもよいし、インターネット等を利用することで、サーバ等の外部装置から制御部18によって取得されてもよい。
情報処理装置10Aが設置されている場所(国や地域等)を示す情報は、例えば、ユーザによって入力される。別の例として、制御部18が、GPS(Global Positioning System)機能を利用することで取得された位置情報に基づいて、情報処理装置10が設置されている場所を特定されてもよい。例えば、情報処理装置10Aに文書管理ソフトウェアをインストールするときや、その後のタイミングで、ユーザによって、その情報処理装置10Aが設置されている場所を示す情報が入力されてもよいし、位置情報に基づいて場所が特定されてもよい。場所を示す情報は、記憶部16に記憶される。第1場所に設置されている情報処理装置10Aにおいては、その第1場所を示す情報(第1場所情報)が、付箋のデータに追加される。
また、付箋の操作が行われた情報処理装置10Aにおいて、現地日時情報と、基準時間(例えば、グリニッジ標準時刻(GMT)や協定世界時(UTC)等)を示す情報(基準時間情報)が、付箋のデータに追加されてもよい。文書を表示する情報処理装置10Aにおいて、変換部74が、付箋のデータに追加されている現地日時情報と基準時間情報を参照することで、時差が修正された変換後の日時を演算してもよい。
表示制御部20は、時差が修正された変換後の日時を示す情報を、変換後の時間を示す情報として、付箋に紐付けてUI部14の表示部に表示させる。
コード付与モードにおいては、第1場所に設置されている情報処理装置10Aの制御部18が、文書に貼付された付箋のデータに第1場所情報を追加する。第2場所に設置されている情報処理装置10Aの変換部74は、表示対象の文書に貼付されている付箋のデータに追加されている第1場所情報を参照することで、付箋の操作が行われた第1場所を特定する。次に、変換部74は、その第1場所を示す情報(例えば国名コードや地域名コード等)を、付箋内に表示されている日時情報(変換前の現地日時情報)に追加する。表示制御部20は、その日時情報と第1場所を示す情報とを含む情報を、変換後の時間を示す情報として、付箋に紐付けてUI部14の表示部に表示させる。
制御部18は、実行対象のモードを設定する設定手段として機能してもよい。例えば、表示制御部20は、モード設定画面を表示部に表示させ、ユーザがUI部14を操作してモードを指定した場合、制御部18は、ユーザによって指定されたモードを実行対象のモードとして設定し、そのモードに従って、表示制御部20と変換部74の動作を制御する。制御部18は、ユーザによって時差修正モードが指定された場合、時差修正モードを実行対象のモードとして設定し、ユーザによってコード付与モードが指定された場合、コード付与モードを実行対象のモードとして設定し、ユーザによって時差修正モードとコード付与モードの両方が指定された場合、それら両方のモードを実行対象のモードとして設定する。
実行対象のモードは、第1場所におけるユーザによって設定されてもよいし、第2場所におけるユーザによって設定されてもよい。
例えば、第1場所における情報処理装置10Aにおいてユーザによってモードが指定された場合、制御部18は、ユーザによって指定されたモードを示す情報(モード情報)を付箋のデータに追加する。第2場所における情報処理装置10Aの制御部18は、付箋のデータに追加されたモード情報が示すモードを実行する。こうすることで、第1場所におけるユーザの指示に従った表示制御が行われる。
また、第2場所における情報処理装置10Aにおいてユーザによってモードが指定された場合、制御部18は、ユーザによって指定されたモードを実行する。こうすることで、第2場所におけるユーザの指示に従った表示制御が行われる。
第1場所と第2場所の両方にてモードが指定された場合、第2場所にて設定されたモードが優先され、第2場所に設置されている情報処理装置10Aの制御部18は、第2場所にて設定されたモードを実行する。こうすることで、両方の場所にてモードが指定されている場合であっても、第2場所におけるユーザの指示に従った表示制御が行われる。
なお、モードの指定は、付箋に対するアノテーションの追加によって行われてもよい。そのアノテーションの追加操作が行われた情報処理装置10Aの制御部18は、例えば、時差修正モードに紐付くアノテーションが付箋に追加された場合、時差修正モードを実行対象のモードとして設定し、コード付与モードに紐付くアノテーションが付箋に追加された場合、コード付与モードを実行対象のモードとして設定する。
以下、第3実施形態について具体例を挙げて詳しく説明する。
図18には、文書に貼付された付箋76が示されている。なお、説明の便宜上、文書は図18に示されていない。例えば、ユーザが、第1場所としての日本(JP)において、情報処理装置10Aを用いて、日時情報が紐付いた付箋76を文書に貼付し、付箋76内に文字列を書き込んだものとする。この場合、第2実施形態と同様に、当該情報処理装置10Aの更新部22は、日時情報(例えば、付箋76が文書に貼付された日時を示す情報)を、付箋76内に文字列が書き込まれた日時を示す情報に更新する。付箋76内に表示されている日時情報は、付箋76の操作が行われた日本における日時を示す情報である。当該情報処理装置10Aの制御部18は、付箋76内に文字列が書き込まれたときの現地日時(日本における日時)を示す現地日時情報と、日本を示す第1場所情報とを、付箋のデータに追加する。例えば、文字列「Could you revise this fig?」が、ユーザによって付箋76内に書き込まれている。その書き込みが行われた日時が、日本時間において、2017年9月4日の午前9時5分10秒である場合、その日時を示す文字列「2017/09/04 09:05:10 AM」が、付箋76内に表示される。
図19には、付箋78が示されている。付箋78は、第2場所に設置されている情報処理装置10Aに表示されている付箋である。第2場所は、例えばアメリカ合衆国(US)の東部であるとする。例えば、日本に設置されている情報処理装置10A(便宜的に第1の情報処理装置10Aと称する)から、アメリカ合衆国の東部に設置されている情報処理装置10A(便宜的に、第2の情報処理装置10Aと称する)に、付箋76が貼付された文書のデータが送られ、第2の情報処理装置10Aの表示部に文書が表示されている。文書のデータは、インターネット等の通信経路を介して送信されてもよいし、記録媒体(例えばハードディスクやメモリ等)を介して送られてもよい。
ここでは、時差修正モードが実行されるものとする。第2の情報処理装置10Aの変換部74は、日本とアメリカ合衆国の東部との間の時差を、日本時間を基準として表されている現地日時情報に反映させることで、その現地日時情報を、アメリカ合衆国の東部時間を基準として表される時間に変換する。例えば、日本とアメリカ合衆国の東部との間には13時間の時差が存在し、変換部74は、その時差を現地日時情報に反映させることで、変換後の時間を演算する。表示制御部20は、変換後の時間を示す情報を付箋78内に表示させる。なお、付箋78内に表示されている文字列は、付箋76内に表示されている文字列と同じである。日本時間を基準としたときの日時は、2017年9月4日の午前9時5分10秒である。その日時は、アメリカ合衆国の東部時間を基準とした場合、2017年9月3日の午後8時5分10秒である。この時間は、変換部74によって演算される。表示制御部20は、変換後の日時を示す文字列「2017/09/03 08:05:10 PM」を付箋78内に表示させる。
以上のように時差修正モードを実行することで、第1場所と第2場所との間に時差が存在する場合であっても、第2場所を基準とした日時情報がユーザに提示される。
なお、第2の情報処理装置10Aの制御部18は、付箋のデータに追加されている変換前の日時情報(現地日時情報)を変換後の日時情報によって上書きしてもよいし、変換前の日時情報と変換後の日時情報の両方を付箋のデータに追加し、文書を表示するときに、変換後の日時情報を付箋に紐付けて表示部に表示させてもよい。
図20には、別の付箋80が示されている。付箋80は、第2場所としてのアメリカ合衆国の東部に設置されている第2の情報処理装置10Aに表示されている付箋である。ここでは、コード付与モードが実行されるものとする。第2の情報処理装置10Aの変換部74は、付箋のデータに追加されている第1場所情報(日本を示す情報)に基づいて、第1場所(日本)を特定する。次に、変換部74は、その第1場所を示す情報(例えば、日本を示す国名コード)を、日時情報に追加する。表示制御部20は、その国名コードが追加された日時情報を付箋80内に表示させる。日時情報は、第1場所である日本を基準とした日時を示す情報である。従って、その日時を示す文字列「2017/09/04 09:05:10 AM」が付箋80内に表示されている。更に、日本の国名コードの一例である文字列「JP」が、日時を示す文字列に追加して表示されている。なお、付箋80内に表示されている文字列は、付箋76内に表示されている文字列と同じである。
以上のようにコード付与モードを実行することで、付箋に紐付く日時情報が、第1場所を基準とした日時情報であることが、ユーザに提示される。
表示制御部20は、第2場所に適合した表示形式に従って、変換後の日時情報を付箋内に表示させてもよい。例えば、各第2場所に適合する表示形式は予め定められており、第2場所毎の表示形式を示す情報は、情報処理装置10Aの記憶部16に記憶されていてもよいし、サーバ等の外部装置から情報処理装置10Aに提供されてもよい。図21を参照して、この処理について詳しく説明する。図21には、付箋82が示されている。付箋82は、第2場所としてのアメリカ合衆国の東部に設置されている第2の情報処理装置10Aに表示されている付箋である。ここでは、時差修正モードが実行されている。第2の情報処理装置10Aの表示制御部20は、アメリカ合衆国の東部に適合する表示形式に従って、変換後の日時情報を付箋82内に表示させる。具体的には、表示制御部20は、日本に適合する表示形式で表された文字列「2017/09/03 08:05:10 PM」(変換後の日時情報を示す文字列)に代えて、アメリカ合衆国の東部に適合する表示形式で表された文字列「09 03.2017 08:05:10 PM」を付箋82内に表示させる。こうすることで、第2場所におけるユーザにとって慣れた表示形式に従って日時情報が表示される。なお、コード付与モードが実行された場合も、表示形式が変更されてもよい。
第2場所に設置されている第2の情報処理装置10Aの表示制御部20は、変換前の日時情報を付箋に紐付けて表示部に表示させ、その変換前の日時情報がユーザによって指定された場合、変換前の日時情報に代えて、又は、変換前の日時情報と共に、変換後の日時情報を表示部に表示させてもよい。具体例を挙げて説明する。例えば、図19に示されている付箋78が、第2の情報処理装置10Aの表示部に表示されているものとする。この場合、表示制御部20は、変換前の日時を示す文字列「2017/09/04 09:05:10 AM」を付箋78内に表示させる。その文字列「2017/09/04 09:05:10 AM」がユーザによって指定された場合、表示制御部20は、変換後の日時を示す文字列「2017/09/03 08:05:10 PM」を、変換前の文字列「2017/09/04 09:05:10 AM」に代えて付箋78内に表示させる。こうすることで、変換前の日時情報と変換後の日時情報のそれぞれが、別々にユーザに提示される。なお、変換後の日時を示す文字列は、時差修正モードの実行によって変換された日時を示す文字列であってもよいし、コード付与モードの実行によって変換された日時を示す文字列であってもよい。
別の例として、変換前の日時を示す文字列がユーザによって指定された場合、図22に示されているように、表示制御部20は、変換前の日時を示す文字列と変換後の日時を示す文字列の両方を、付箋84内に表示させてもよい。例えば、変換前の日時を示す文字列と変換後の日時を示す文字列が、併記して表示される。こうすることで、変換前の日時情報と変換後の日時情報の両方が、一度にユーザに提示される。
第2の情報処理装置10Aの制御部18は、付箋に特定情報が含まれていない場合、時差修正モードを実行し、付箋に特定情報が含まれている場合、コード付与モードを実行してもよい。特定情報は、例えば時間に関する情報である。時間に関する情報は、付箋に紐付く日時情報(付箋に対する操作が行われた日時を示す情報)とは異なる情報であって、ユーザによって付箋内に書き込まれた時間(日時や日付や時刻等)を示す文字列であってもよいし、ユーザによって付箋内に追加された時間に関するアノテーションであってもよい。制御部18は、例えば、付箋内に記述されている文字列に対して言語処理(例えば形態素解析や構文解析等の公知の自然言語処理)を適用することで、付箋内に記述されている時間を示す文字列を抽出してもよい。また、制御部18は、付箋内に追加されているアノテーションを解析することで、時間に関するアノテーションを抽出してもよい。
時間に関する情報(例えば日時を示す情報)が付箋内に記述されている場合、第1場所の時間を基準として表示される時間(例えば日時)そのものに意義があることがある。例えば、第1場所としての日本において、9月4日の午前9時5分10秒に、付箋に対する操作として、文字列「9月5日までに確認してください」がユーザによって付箋に書き込まれているものとする。この場合、付箋内には、日時情報を示す文字列「2017/09/04 09:05:10 AM」が表示されると共に、書き込まれた文字列「9月5日までに確認してください」が表示される。このような事例では、書き込みが行われた9月4日との関係で、9月5日という日付が意義を有する場合がある。つまり、書き込みが行われた日本の時間である9月4日を基準として、9月5日までに確認を行うことに意義があり、付箋に記述された文章は、そのような趣旨を有すると推測される。このような場合に、第1場所と第2場所との間の時差(例えば日本とアメリカ合衆国の東部との間の時差)に基づいて、日時情報を変換した場合、上記のような趣旨が、付箋の読み手に対して伝わらないことがある。そこで、時間に関する情報が付箋内に記述されている場合、時差修正モードを実行せずに、コード付与モードを実行することで、上記の問題の発生を防止しつつ、第1場所を示す情報がユーザに提示される。時間に関する情報が付箋内に記述されていない場合には、時差修正モードを実行した場合であっても、上記の問題は発生しないと推測されるため、制御部18は時差修正モードを実行する。
制御部18は、複数の付箋が文書に貼付されている場合において、互いに異なる複数の第1場所にて付箋が文書に貼付されている場合、各付箋について時差修正モードを実行し、それ以外の場合、コード付与モードを実行してもよい。例えば、日本とアメリカ合衆国の東部にて、それぞれ付箋が文書に追加され、イギリス(UK)にて当該文書が表示されているものとする。この場合、イギリスに設置されている第3の情報処理装置10Aの制御部18は、時差修正モードを実行する。つまり、変換部74は、文書に貼付されている付箋毎に、付箋の貼付が行われた第1場所と第2場所(イギリス)との間の時差を、変換前の日時に反映させることで、変換後の日時を演算する。具体的には、変換部74は、日本とイギリスとの間の時差を、日本にて貼付された付箋に紐付く日時情報に反映させることで、その付箋に紐付く日時情報を、イギリスの時間を基準とした日時情報に変換する。同様に、変換部74は、アメリカ合衆国の東部とイギリスとの間の時差を、アメリカ合衆国の東部にて貼付された付箋に紐付く日時情報に反映させることで、その付箋に紐付く日時情報を、イギリスの時間を基準とした日時情報に変換する。こうすることで、文書に貼付されている全付箋に紐付く日時情報が、イギリスの時間を基準として表示されるので、時差修正モードとコード付与モードの両方が混在して実行される場合やコード付与モードが実行される場合と比べて、日時の基準が統一された日時情報がユーザに提示される。
また、制御部18は、上記の互いに異なる複数の第1場所の数が、予め定められた閾値以上となる場合に、時差修正モードを実行し、それ以外の場合、コード付与モードを実行してもよい。例えば、閾値が「3」であるとする。制御部18は、当該複数の第1場所の数が、国と地域を含めて3つ以上(例えば3ヶ国以上)である場合に、時差修正モードを実行し、それ以外の場合、コード付与モードを実行する。
上記の情報処理装置10は、一例としてハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。具体的には、情報処理装置10は、図示しないCPU等の1又は複数のプロセッサを備えている。当該1又は複数のプロセッサが、図示しない記憶装置に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、情報処理装置10の各部の機能が実現される。上記プログラムは、CDやDVD等の記録媒体を経由して、又は、ネットワーク等の通信経路を経由して、記憶装置に記憶される。別の例として、情報処理装置10の各部は、例えばプロセッサや電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア資源により実現されてもよい。その実現においてメモリ等のデバイスが利用されてもよい。更に別の例として、情報処理装置10の各部は、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって実現されてもよい。