JP2015043497A - 固体撮像装置及び電子カメラ - Google Patents

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【課題】画像に現れる横筋ノイズを低減する。【解決手段】固体撮像装置は、行方向及び列方向に二次元状に配置され、入射光量に対応する信号を出力する複数の画素と、複数の画素列の各々に設けられ、当該画素列に含まれる画素から信号を受け取る垂直信号線と、 複数の画素列の各々に設けられ、ソースが接地され且つドレインが当該画素列に設けられた垂直信号線に接続されたMOSトランジスタを有し、当該画素列に設けられた垂直信号線に所定電流を供給する画素電流源と、複数の画素列の各々に設けられたMOSトランジスタの各ゲートにMOSトランジスタの閾電圧以上の所定電圧を供給する画素電流源制御回路と、を備え、MOSトランジスタがベリッドチャネル型であることにより、画素電流源の相互コンダクタンスを低減する。【選択図】図7

Description

本発明は、固体撮像装置及び電子カメラに関するものである。
近年、ビデオカメラや静止画用スチルカメラ等の電子カメラが広く一般に普及している。これらの電子カメラには、CCD型や増幅型のイメージセンサが多く使用されている。増幅型のイメージセンサには、例えば増幅部に接合型電界効果トランジスタを用いたイメージセンサや、増幅部にMOSトランジスタを用いたCMOS型イメージセンサなどが知られている。
イメージセンサは、パッケージ等に組み込まれ、固体撮像装置の状態となされた後に電子カメラに搭載される。固体撮像装置には、イメージセンサの他、ノイズを低減させる部品や、イメージセンサを駆動させるための電子部品等が周辺回路として組み込まれることがある。
イメージセンサには複数の画素が行方向と列方向にマトリクス状に複数配置されており、各画素には入射光の光量に応じて信号電荷を生成する光電変換部が設けられている。増幅型のイメージセンサでは、各画素の光電変換部にて生成され、蓄積された信号電荷を各画素に設けられた増幅部に導き、信号電荷に対応した電気信号を出力する。
イメージセンサに列方向に配置された各画素は、画素列ごとに垂直信号線に接続されている。垂直信号線は、画素列に含まれる各画素から上記電気信号を受け取って水平信号線に出力する。水平信号線に転送された電気信号は、出力アンプを介してイメージセンサの外部に出力される。
画素列ごとに設けられた垂直信号線には、定電流を垂直信号線に供給する画素電流源がそれぞれ設けられる。画素に蓄積されている信号電荷がリセットされると、垂直信号線の電圧がリセット出力レベルとなる。また、各画素に蓄積された電荷がリセットされてから所定の蓄積時間が経過すると、垂直信号線の電圧が各画素に蓄積された信号電荷に対応するレベルとなる。すなわち、垂直信号線の電圧は、リセット出力レベルから画素信号出力レベルまで変動する。この変動によってイメージセンサは、画像情報を得ている。画素電流源は、画素のソースフォロアアンプの負荷として動作し、垂直信号線の電圧がリセット出力レベルまたは画素信号出力レベルに達するまでの時間を大幅に短縮させる。特許文献1では、画素電流源としてMOSトランジスタが用いられている。
特開平8−18866号公報
画素電流源の周囲には、多々の配線が配置される。これらの配線にノイズが含まれると、画素電流源に供給する電圧も変動する場合がある。特許文献1のように、画素電流源にMOSトランジスタを用いた固体撮像装置では、ノイズによりそのMOSトランジスタのゲート電圧が変動して、画像に横筋状のランダムノイズが現れることがある。
本発明の請求項1に係る固体撮像装置は、行方向及び列方向に二次元状に配置され、入射光量に対応する信号を出力する複数の画素と、複数の画素列の各々に設けられ、当該画素列に含まれる画素から信号を受け取る垂直信号線と、 複数の画素列の各々に設けられ、ソースが接地され且つドレインが当該画素列に設けられた垂直信号線に接続されたMOSトランジスタを有し、当該画素列に設けられた垂直信号線に所定電流を供給する画素電流源と、複数の画素列の各々に設けられたMOSトランジスタの各ゲートにMOSトランジスタの閾電圧以上の所定電圧を供給する画素電流源制御回路と、を備え、MOSトランジスタがベリッドチャネル型であることを特徴とする固体撮像装置。
本発明の請求項7に係る固体撮像装置は、行方向及び列方向に二次元状に配置され、入射光量に対応する信号を出力する複数の画素と、複数の画素列の各々に設けられ、当該画素列に含まれる画素から信号を受け取る垂直信号線と、複数の画素列の各々に設けられ、ソースが接地され且つドレインが当該画素列に設けられた垂直信号線に接続されたMOSトランジスタを有し、当該画素列に設けられた垂直信号線に所定電流を供給する画素電流源と、複数の画素列の各々に設けられたMOSトランジスタの各ゲートにMOSトランジスタの閾電圧以上の所定電圧を供給する画素電流源制御回路と、を備え、MOSトランジスタとしてゲート幅に対するゲート長の比率が1.0以上のものを用いることを特徴とする。
本発明の請求項13に係る固体撮像装置は、行方向及び列方向に二次元状に配置され、入射光量に対応する信号を出力する複数の画素と、複数の画素列の各々に設けられ、当該画素列に含まれる画素から信号を受け取る垂直信号線と、複数の画素列の各々に設けられ、ソースが接地され且つドレインが当該画素列に設けられた垂直信号線に接続されたMOSトランジスタを有し、当該画素列に設けられた垂直信号線に所定電流を供給する画素電流源と、複数の画素列の各々に設けられたMOSトランジスタの各ゲートにMOSトランジスタの閾電圧以上の所定電圧を供給する画素電流源制御回路と、を備え、MOSトランジスタの各々のゲートは、所定電圧を供給する電圧供給用配線に並列接続され、電圧供給用配線の一端には、画素電流源制御回路の電圧出力端子と、第1の容量性素子とが並列接続され、電圧供給用配線の他端には、第2の容量性素子が接続されることを特徴とする。
本発明によれば、画像に現れる横筋ノイズを低減することができる。
本発明の一実施の形態に係る電子カメラを示す概略ブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る固体撮像装置におけるイメージセンサの等価回路図である。 本発明の一実施の形態に係る固体撮像装置における画素の等価回路図である。 本発明の一実施の形態に係る固体撮像装置の構成を示す等価回路図である。 (a)ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタの断面図である。(b)ノーマル型のNMOSトランジスタの断面図である。 NMOSトランジスタの種類と相互コンダクタンスgmとの関係に関するシミュレーション結果を示すグラフである。 横筋ノイズの実測値を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置に画素電流源として用いるNMOSトランジスタのレイアウトを示す概略図である。 NMOSトランジスタのゲートアスペクト比L/Wと相互コンダクタンスgmとの関係に関するシミュレーション結果を示すグラフである。 NMOSトランジスタのゲートアスペクト比L/Wと横筋ノイズとの関係に関するシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明の第3の実施の形態に係る固体撮像装置の構成を示す等価回路図である。 横筋ノイズの実測値を示すグラフである。 本発明の第3の実施の形態に係る固体撮像装置の構成を示す等価回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る固体撮像装置のレイアウトを示す概略図である。 本発明の第3の実施の形態に係る固体撮像装置の変形例の構成を示す等価回路図である。 画素の等価回路図である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子カメラ1を示す概略ブロック図である。電子カメラ1には撮影レンズ2が装着される。この撮影レンズ2は、レンズ制御部2aによってフォーカスや絞りが駆動される。この撮影レンズ2の結像面には、固体撮像装置3の構成の一つであるイメージセンサ30の撮像面が配置される。
固体撮像装置3は、撮像制御部4から出力される制御信号に基づく駆動により画像信号を出力する。固体撮像装置3から出力される画像信号は、信号処理部5およびA/D変換部6にて処理された後、メモリ7に一旦蓄積される。
メモリ7は、バス8に接続される。バス8には、メモリ7の他、レンズ制御部2a、撮像制御部4、マイクロプロセッサ9、焦点演算部10、記録部11、画像圧縮部12、画像処理部13なども接続される。
撮像制御部4は、タイミングジェネレータ等で構成され、固体撮像装置3の各部に制御信号等を供給する。マイクロプロセッサ9には、レリーズ釦などの操作部9aが接続される。また、上記の記録部11には記録媒体11aが着脱自在に装着される。
図2は、イメージセンサ30の構成の一部を示す等価回路図である。イメージセンサ30は、シリコン基板で形成されており、CMOS型のイメージセンサとして構成されている。イメージセンサ30は、入射光量に対応する電気信号を出力する複数の画素20と、画素20から信号を出力するための周辺回路とを有している。複数の画素20は、イメージセンサ30の画素領域31に二次元状に配置される。
図2には、画素20から信号を出力するための周辺回路として、垂直走査回路21と、水平走査回路22と、これらと接続されている駆動信号線23および24と、画素列ごとに複数の画素20と接続され、各画素20からの電気信号を受け取る垂直信号線25と、垂直信号線25ごとに設けられ垂直信号線25に一定電流を供給する画素電流源26と、垂直信号線25ごとに設けられる相関二重サンプリング回路(CDS)27と、相関二重サンプリング回路27から出力される信号を受け取る水平信号線28と、出力アンプ29とが図示されている。なお、図2では、画素電流源26は、簡略化された記号で示されているが、詳細を後述する。
垂直走査回路21および水平走査回路22は、図1に示した撮像制御部4からの制御信号に基づいて駆動信号を出力する。各画素20は、垂直走査回路21から出力される駆動信号を所定の駆動信号線23から受け取って駆動され、入射光に対応する信号を垂直信号線25に出力する。なお、垂直走査回路21から出力される駆動信号は複数あり、それに伴い駆動信号線23も複数ある。
画素20から垂直信号線25に出力された信号は、相関二重サンプリング回路27にて所定のノイズ除去が施される。そして、水平走査回路22から駆動信号が駆動信号線24を介して出力され、ノイズが除去された信号は水平信号線28及び出力アンプ29を介して外部に出力される。
図3は、画素20の等価回路図である。画素20は、図3に示すように、フォトダイオードPDと、フローティングディフュージョンFDと、転送トランジスタTaと、ソースフォロアの増幅トランジスタTbと、リセットトランジスタTcと、選択トランジスタTdとを有している。
転送トランジスタTa、増幅トランジスタTb、リセットトランジスタTc、および選択トランジスタTdは、NチャネルMOSトランジスタで構成されている。各トランジスタは、そのゲートがHレベル(ハイレベル)になるとオン状態となり、そのゲートがLレベル(ローレベル)になるとオフ状態となる。なお、VDDは電源である。
フォトダイオードPDは、入射光量に応じた電荷を生成し蓄積する。転送トランジスタTaがオン状態となると、フォトダイオードPDに蓄積された電荷は、フローティングディフュージョンFDに転送される。
フローティングディフュージョンFDは、転送トランジスタTaを介して転送された電荷を電圧に変換する。その電圧は、増幅トランジスタTbのゲートに印加される。増幅トランジスタTbは、その電圧に応じた電気信号を生成し出力する。
転送トランジスタTaは、そのゲートに入力される駆動信号φTGによってオン・オフされる。駆動信号φTGは、図2に示した垂直走査回路21から出力され駆動信号線23を介して転送トランジスタTaのゲートに印加される。
選択トランジスタTdは、オン状態とされることによって画素20と垂直信号線25とを電気的に接続状態にする。そして、選択トランジスタTdは、増幅トランジスタTbにて生成された電気信号を垂直信号線25に出力させる。選択トランジスタTdは、そのゲートに入力される駆動信号φSによってオン・オフされる。駆動信号φSは、図2に示した垂直走査回路21から出力され駆動信号線23を介して選択トランジスタTdのゲートに印加される。
リセットトランジスタTcは、オン状態とされることによってフローティングディフュージョンFDや増幅トランジスタTbのゲートに転送された電荷を排出し、リセット状態にする。リセットトランジスタTcは、そのゲートに入力される駆動信号φFDRによってオン・オフされる。駆動信号φFDRは、垂直走査回路21から出力され駆動信号線23を介してリセットトランジスタTcのゲートに印加される。
転送トランジスタTaのゲートは、画素領域31の行方向で並列接続される。リセットトランジスタTcおよび選択トランジスタTdの各ゲートも同様に行方向でそれぞれ並列接続される。そして、行方向の画素20は同時に駆動される。したがって、行方向に配置される画素20は、対応する垂直信号線25に同時に電気信号を出力する。
図4は、本発明の第1の実施の形態による固体撮像装置3の概略構成を示す等価回路図である。固体撮像装置3は、イメージセンサ30と左側容量性素子50とを備える。
画素電流源26は、ベリッドチャネル型(埋め込みチャネル型)のNMOSトランジスタで構成される。画素電流源26の各々は、当該画素電流源26が設けられている垂直信号線25にドレインがに接続され、ソースが接地され、同一の供給配線36にゲートが並列接続されている。
画素電流源制御回路32は、画素電流源26を構成するNMOSトランジスタの閾電圧以上の所定の電圧VGを供給配線36を介して画素電流源26のゲートに供給する。画素電流源26は、電圧VGが供給されると、電圧VGに対応する一定の電流を垂直信号線25に流す。
画素電流源制御回路32は、PMOSトランジスタ33と、抵抗素子34と、NMOSトランジスタ35とを有する。PMOSトランジスタ33は、ソースが電源電圧VDDと接続され、ドレインが抵抗素子34と接続され、ゲートには駆動信号φstbyが印加される。駆動信号φstbyは、露光時間が所定時間以上(たとえば、1/4秒以上)となる長時間露光時など、垂直信号線25に一定の電流を流す必要がない場合にハイレベルとなる。駆動信号φstbyがハイレベルとなると、PMOSトランジスタ33がオフ状態となり、NMOSトランジスタ35から供給される電流が止まり、画素電流源26へ供給される電流も止まる。画素電流源26をオフにすることにより消費電力を低減することができると共に、発熱を抑えることにより画素20の暗電流による画像出力レベルの浮き上がりを抑えることもできる。
NMOSトランジスタ35は、ドレインが抵抗素子34および自身のゲートと接続され、ソースが接地されている。NMOSトランジスタ35は、画素電流源26のNMOSトランジスタと同様にベリッドチャネル型(埋め込みチャネル型)であって、画素電流源26の各々と共にカレントミラー回路を構成する。すなわち、画素電流源26には、画素電流源制御回路32のNMOSトランジスタ35を流れる電流を基準として、画素電流源制御回路32のNMOSトランジスタ35と画素電流源26のNMOSトランジスタとのカレントミラー比で決まる電流が流れる。
画素電流源26のNMOSトランジスタのドレイン―ソース間を流れる電流Idは、画素電流源制御回路32から供給配線36を介して供給される電圧VGによって変化する。たとえば、画素電流源26の周囲の配線にノイズが含まれた場合、そのノイズの影響により電圧VGがΔVGだけ変動することがある。画素電流源26の各々に供給される電圧VGがΔVGだけ変動すると、画素電流源26の各々に流れる電流IdがΔId=gm・ΔVGだけ変動する。ここで、gmは、画素電流源26を構成するNMOSトランジスタの相互コンダクタンスである。各画素電流源26における電流Idの変動は、垂直信号線25に出力される出力信号の変動となるため、画像に横筋状のランダムノイズとして現れる。
左側容量性素子50は、一方の電極50aがイメージセンサ30の供給配線36と電気的に接続され、他方の電極50bが接地されている。より具体的には、左側容量性素子50の電極50aは、すべての画素電流源26よりも画素電流源制御回路32に近い供給配線36上の接点39に電気的に接続されている。左側容量性素子50は、供給配線36から画素電流源26へ供給される電圧VGからAC成分のノイズを除去する。これによって、電流Idの変動が低減され、画像に現れる横筋状のランダムノイズが低減される。左側容量性素子50の容量値は、後述するように、電子カメラ1のシャッタタイムラグと、画素電流源制御回路32が左側容量性素子50に供給する電流と、画素電流源26へ供給される電圧VGとに基づいて設計段階に定められる。なお、左側容量性素子50は、たとえば0.5μF程度の容量値が大きな素子が用いられる。すなわち、左側容量性素子50には、電極面積が大きい素子が用いられる。イメージセンサ30のチップ面積を増大させないため、左側容量性素子50は、イメージセンサ30の外部に設けられる。
本発明の第1の実施の形態では、画素電流源26をベリッドチャネル型のNMOSトランジスタで構成することにより、画像に現れる横筋状のランダムノイズをさらに低減する。
図5(a)は、ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70の断面を模式的に表した図である。図5(b)は、ベリッドチャネル型でないNMOSトランジスタ75の断面を模式的に表した図である。以降、図5(b)に示すようなベリッドチャネル型でないNMOSトランジスタ75のことを、ノーマル型のNMOSトランジスタ75と呼ぶ。
ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70は、ゲート酸化膜71の下に予めn−層72が形成される点がノーマル型のNMOSトランジスタ75と異なる。ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70では、このようなn−層72をベリッドチャネルとして予め形成することにより、電流を流すチャネルの中心が半導体表面から少し内部に入ったところに形成される。イメージセンサ30は、画素電流源26がベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70であるため、画素電流源26に流れる電流Idがシリコン半導体とゲート酸化膜71との界面から流入するランダムノイズ成分の影響を受けにくくなる。
また、ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70は、ノーマル型のNMOSトランジスタ75よりも相互コンダクタンスgmが低い。そこで、ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70を画素電流源26に用いることにより、電流Idの変動ΔId=gm・ΔVGを低減することができ、画像に現れる横筋状のランダムノイズを低減することができる。
図6(a)は、ノーマル型のNMOSトランジスタ75とベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70の相互コンダクタンスgmを図6(b)に示す条件でシミュレーションした結果である。なお、図6(b)中のP型表面層とは、トランジスタの閾値制御のためのものであり、周知の技術である。図6(a)には、ノーマル型のNMOSトランジスタ75の相互コンダクタンスgmが34.2μS、ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70の相互コンダクタンスgmが28.6μSという結果が示されている。すなわち、図6(b)に示す条件では、ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70の相互コンダクタンスgmは、ノーマル型のNMOSトランジスタ75の相互コンダクタンスgmよりも5.6μSだけ小さくなる。したがって、図6(b)に示す条件では、ノーマル型のNMOSトランジスタ75をベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70に変更することにより、電流Idの変動を5.6μS×ΔVGだけ低減することができる。
図7は、ノーマル型のNMOSトランジスタ75を画素電流源26として用いた場合と、ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70を画素電流源26として用いた場合における横筋ノイズの実測値を示すグラフである。
図7において、ラベル「左端」が付された実測値は、画素電流源制御回路32に最も近い画素電流源26が接続されている画素列に現れる横筋ノイズの実測値を表す。換言すると、接点39に最も近い画素電流源26が接続されている画素列で観測される横筋ノイズを表す。ラベル「右端」が付された実測値は、画素電流源制御回路32から最も遠い画素電流源26が接続されている画素列に現れる横筋ノイズを表す。ラベル「中央」が付された実測値は、画素電流源制御回路32に最も近い画素電流源26と画素電流源制御回路32から最も遠い画素電流源26との中間に位置する画素電流源26が接続されている画素列に現れる横筋ノイズを表す。
図7では、ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70を用いた方がノーマル型のNMOSトランジスタ75よりも横筋ノイズが1.5dB〜2.2dB小さい。このことから、ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70を用いることにより、画像に現れる横筋状のランダムノイズを低減することができることがわかる。
さらに、画素電流源26をベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70にすることにより、以下の理由により、画素電流源26がノーマル型のNMOSトランジスタ75であるときよりも左側容量性素子50の容量値を大きく設定することができるようになり、画像に現れる横筋状のランダムノイズをさらに低減することができるようになる。
イメージセンサ30が起動される前、左側容量性素子50は、一方の電極50aに電圧が印加されていないため、放電され、実質的に接地された状態となっている。また、他方の電極50bは、前述したように接地されている。イメージセンサ30が起動されると、供給配線36に供給される電圧VGが0Vから所定電圧まで増加して、電極50aと電極50bとの間に電圧差が生じる。左側容量性素子50は、この電圧差に応じた電荷量だけ充電される。左側容量性素子50に電荷が充電されている間、供給配線36の電圧が0Vから所定電圧まで変動することになり、変動中は正しい画素電流が垂直信号線25に流れないため、正常な画像の読み出しができない。そのため、電子カメラ1にはシャッタタイムラグが発生する。
左側容量性素子50の充電が完了すると、画素電流源26が安定化して、初めて正常に画像の読み込みを行うことが出来るようになる。電子カメラ1のシャッタタイムラグは、画素電流源26の安定化に要する時間よりも長くする必要がある。シャッタタイムラグが許される時間は、電子カメラ1によって異なるが、約40msec以内と言われている。電子カメラ1は、そのシャッタタイムラグの間にカメラ全体の電源立ち上げやシステムの初期化などを行う必要もあるため、シャッタタイムラグの時間のうち実際に画素電流源26の安定に用いることが許される時間は、例えば約8msec以内である。
たとえば、左側容量性素子50の容量値が0.5μF、画素電流源制御回路32のNMOSトランジスタ35と画素電流源26のNMOSトランジスタとのカレントミラー比が20:1、画素電流源26に流す電流が5μAのとき、画素電流源制御回路32のNMOSトランジスタ35から左側容量性素子50へ、およそ5μA×20=0.1mAの電流が供給される。この電流により左側容量性素子50の充電が完了するまでの間の時間tは、概算でt=0.5μF×VG/0.1mA=5.0×VG〔msec〕となる。
一般にベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70は、ノーマル型のNMOSトランジスタ75よりも閾電圧が低い。ノーマル型のNMOSトランジスタ75の閾電圧が例えば1.1Vであるのに対し、ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70の閾電圧は、n−層72における不純物の注入量にもよるが、たとえば0.5Vである。画素電流源26の閾電圧が低くなると、画素電流源制御回路32から供給する電圧VGも低くすることになるため、左側容量性素子50の蓄電が完了するまでの間の時間tが短くなる。すなわち、画素電流源26をベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70にすることにより、画素電流源26の安定化に要する時間を短くすることができる。
画素電流源26の安定化に要する時間を短縮することにより、左側容量性素子50の容量値を高くしてもシャッタタイムラグの時間内に画素電流源26を安定化することができるようになる。そして、左側容量性素子50の容量を高く設定することにより、画像に現れる横筋状のランダムノイズをさらに低減することができるようになる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、画素電流源26を構成するNMOSトランジスタのゲートのアスペクト比を大きくすることにより、画素電流源26の相互コンダクタンスgmを低減して、画像に現れる横筋ノイズを低減する。
図8は、本発明の第2の実施の形態において、画素電流源26を構成するNMOSトランジスタのレイアウトを模式的に表した図である。図8に示されるNMOSトランジスタ80は、ゲート長Lがゲート幅Wよりも長くなるように設計されている。すなわち、NMOSトランジスタ80のゲートのアスペクト比L/Wが1.0以上となるように設計されている。
図9は、画素電流源26に用いるNMOSトランジスタ80のゲートのアスペクト比L/Wと、画素電流源26の相互コンダクタンスgmとの関係についてシミュレーションにより解析した結果を示すグラフである。シミュレーションでは、NMOSトランジスタ80がベリッドチャネル型である場合とノーマル型である場合とについて、ゲート幅Wを6.4μmに設定し、ゲート長Lを5.0μmから10.0μmまで変化させている。ゲート長Lが5.0μmのときゲートのアスペクト比L/Wは0.78となり、ゲート長Lが10.0μmのときゲートのアスペクト比L/Wは1.56となる。
図9によれば、NMOSトランジスタ80がベリッドチャネル型、ノーマル型のいずれの場合であっても、NMOSトランジスタ80のゲートのアスペクト比L/Wを大きくするほど、画素電流源26の相互コンダクタンスgmは小さくなる傾向にあることがわかる。
図10は、画素電流源26に用いるNMOSトランジスタ80のゲートのアスペクト比L/Wと、画像に現れる横筋ノイズの大きさとの関係についてシミュレーションにより解析した結果を示すグラフである。シミュレーションでは、図9と同様に、NMOSトランジスタ80がベリッドチャネル型である場合とノーマル型である場合とについて、ゲート幅Wを6.4μmに設定し、ゲート長Lを5.0μmから10.0μmまで変化させている。図10によれば、NMOSトランジスタ80のゲートのアスペクト比L/Wを大きくするほど、画像に現れる横筋ノイズを低減することができることが確認できる。
なお、NMOSトランジスタ80のゲートのアスペクト比L/Wを大きくしすぎると、NMOSトランジスタ80の特性バラツキが大きくなり、画像に固定パターンの縦筋が発生するおそれがある。画像に現れる横筋ノイズと縦筋の固定パターンとの両方を適度に抑制するためには、NMOSトランジスタ80のゲートのアスペクト比L/Wは、1.0〜1.3の範囲内であることが好ましく、1.1〜1.2の範囲内であることがより好ましい。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態は、供給配線36に電気的に接続する容量性素子を増やすことにより、画素電流源26の相互コンダクタンスgmを低減して、画像に現れる横筋ノイズを低減する。図7に示した測定結果では、画素電流源制御回路32に近い画素列ほど横筋ノイズが小さい。すなわち、左側容量性素子50に近い画素列ほど横筋ノイズが小さい。このことから、左側容量性素子50による横筋ノイズの低減効果は、左側容量性素子50からの供給配線36上の距離によることが推定される。第3の実施の形態では、左側容量性素子50のような供給配線36に電気的に接続する容量性素子を複数設けることにより、各画素列に現れる横筋ノイズをさらに低減させる。
図11は、本発明の第3の実施の形態による固体撮像装置3の概略構成を示す等価回路図である。図11に示す固体撮像装置3の構成は、図4に示した構成に右側容量性素子90を追加したものである。
右側容量性素子90は、一方の電極90aがイメージセンサ30の供給配線36と電気的に接続され、他方の電極90bが接地されている。より具体的には、右側容量性素子90の電極90aは、供給配線36のうち、すべての画素電流源26よりも画素電流源制御回路32から離れた接点91に電気的に接続されている。換言すると、本発明の第3の実施の形態では、すべての画素電流源26は、左側容量性素子50が電気的に接続する接点39と右側容量性素子90が電気的に接続する接点91との間に並列接続される。なお、右側容量性素子90も、左側容量性素子50と同様の理由により、イメージセンサ30の外部に設けられる。
なお、第3の実施の形態において、左側容量性素子50の容量値と右側容量性素子90の容量値との総和は、シャッタタイムラグを増加させないようにするため、第1の実施の形態における左側容量性素子50の容量値と同一であることが望ましい。たとえば、第1の実施の形態における左側容量性素子50の容量値が0.5μFである場合、第3の実施の形態における左側容量性素子50の容量値と右側容量性素子90の容量値の両方が0.25μFであり、それらの総和が0.5μFであることが望ましい。
図12は、ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70を図11の画素電流源26に用いた場合に実測された横筋ノイズの大きさを実線で示すグラフである。図12には、右側容量性素子90が接点91に接続されていない場合の実測値の一例として、図7に示した画素電流源26としてベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70を用いた場合の実測値が破線で再掲されている。グラフの横軸に付されたラベル「右端」、「中央」、「左端」は、図7と同様である。
図12に示された結果を見て明らかなように、右側容量性素子90を接点91に接続することにより、左側容量性素子50により横筋ノイズがあまり低減されなかった「右端」の画素列に現れる横筋ノイズが約3.7dB低減している。「中央」の画素列では、右側容量性素子90の接続により、横筋ノイズが約0.2dB低減している。左側容量性素子50により横筋ノイズが大きく低減されていた「左端」の画素列では、右側容量性素子90の接続した後も横筋ノイズが低い水準で維持されている。すなわち、図4に示した構成に右側容量性素子90を追加することにより、左側容量性素子50のみを追加した場合より画像に現れる横筋ノイズを低減することができる。
なお、図13に示すように、「中央」の画素列の近傍にある供給配線36上の接点96に容量性素子95をさらに追加して、「中央」における横筋ノイズをさらに低減することにしてもよい。なお、容量性素子95、左側容量性素子50と同様の理由により、イメージセンサ30の外部に設けられる。
図14は、図13に示したイメージセンサ30のレイアウトの一例である。図14に示すイメージセンサ30のレイアウトは、画素出力が南北(上下)2方向に出力されることが前提になっており、複数のボンディングパッドPADがイメージセンサ30の四辺に設けられている。画素領域31の下側(南側)と上側(北側)には、それぞれ画素電流源26とカラム回路100が配置されている。画素電流源26とカラム回路100を上下両方に設けることにより、片側のみにカラム回路を配置した場合に比べ、2倍の読み出しレートで画素20から信号を読み出すことができる。
中央部の画素電流源26の近傍に容量性素子95を接続する場合は、カラム回路100を横切って配線を接続する必要がある。一般に個体撮像素子では、3層メタルまたは4層メタルを使用しているため、接点96からボンディングパッドPADまでの配線を新たに引き出すことは十分可能である。接点96からボンディングパッドPADまでの配線を新たに引き出したら、近くのボンディングパッドPADより配線を引き出して、容量性素子95に接続することができる。なお、カラム回路を横切るような配線をさらに増やし、第4、第5の容量性素子をさらに図4、図11、図13に示した固体撮像装置3の概略構成に追加することにしてもよい。その場合、容量性素子の容量値の合計は、シャッタタイムラグの観点より、容量性素子の個数によらず一定とすることが好ましい。
以上で説明した実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態による固体撮像装置3は、画素電流源26にベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70を用いて画素電流源26の相互コンダクタンスgmを低減することで、画像に現れる横筋ノイズを低減することができる。
本発明の第2の実施の形態による固体撮像装置3は、ゲートのアスペクト比L/Wが1.0〜1.3のNMOSトランジスタ80を画素電流源26に用いて画素電流源26の相互コンダクタンスgmを低減することで、画像に現れる横筋ノイズを低減することができる。
本発明の第3の実施の形態による固体撮像装置3は、供給配線36に左側容量性素子50や右側容量性素子90などの容量性素子を複数設けることにより、従来の固体撮像装置よりも画像に現れる横筋ノイズを低減することができる。
以上で説明した実施形態は、以下のように変形して実施できる。
(変形例1) 上記の各実施の形態では、アナログ出力の個体撮像素子の例で説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、固体撮像素子がADコンバータを内蔵しているものとしてもよい。
(変形例2) 第3の実施の形態では、シャッタタイムラグの観点より、容量性素子の個数を増やした場合は一つ当たりの容量値を小さくして、容量性素子の容量値の合計値を一定値にすることとした。しかしながら、特開2009−44486号公報や、特開2009−171210号公報に開示されている内容等を適用して容量性素子の充電に要する時間を短縮すれば、容量性素子の容量値の合計値を大きくすることにしてもよい。
(変形例3) 本発明における画素電流源26、画素電流源制御回路32の回路は、上記の各実施の形態において説明した内容だけに限定しない。図15は、本発明の第3実施の形態に係る固体撮像装置3に搭載するイメージセンサ30の変形例である。本変形例のイメージセンサ60がイメージセンサ30と異なる点は、画素電流源26に替えて画素電流源66が配置され、画素電流源制御回路32に替えて画素電流源制御回路62が配置されている点である。
画素電流源66は、NMOSトランジスタ67、68が2段のカスコード回路で構成されている。すなわち、上段のNMOSトランジスタ67は、ドレインが垂直信号線25に接続され、ソースが下段のNMOSトランジスタ68のドレインに接続され、ゲート電極は供給配線69に接続される。下段のNMOSトランジスタ68は、ドレインが上段のNMOSトランジスタ67のソースに接続され、ソースがグランドに接続され、ゲート電極は供給配線36に接続される。そして、それに伴い、NMOSトランジスタ67、68とそれぞれカレントミラー回路を構成する画素電流源制御回路62のNMOSトランジスタ65、35も、2段で構成されている。すなわち、上段のNMOSトランジスタ65は、ドレイン及びゲートが抵抗素子34及び供給配線69と接続され、ソースは下段のNMOSトランジスタ35のドレインに接続される。下段のNMOSトランジスタ35は、ドレイン及びゲートが上段のNMOSトランジスタ65のソースと供給配線36に接続され、ソースは接地されている。このようなカスコード回路による画素電流源66は、1段によるカレントミラー回路に比べて垂直信号線25に流れる電流が更に一定となり易く、より好ましい。
画素電流源66のNMOSトランジスタ67、68、画素電流源制御回路62のNMOSトランジスタ35、65はベリッドチャネル型のNMOSトランジスタとする。また、画素電流源66のNMOSトランジスタ67と画素電流源制御回路62のNMOSトランジスタ35は、L/Wを1.0〜1.3の間とする。より好ましくは、ゲートのアスペクト比L/Wの値を1.1〜1.2程度の値とする。なお、NMOSトランジスタの65、67については、カスコード用のトランジスタであり、特にL長を長くする必要はない。
本変形例において、素子の動作原理上、垂直信号線25の電流値を決定しているのは、グランドに近い側のNMOSトランジスタ68である。従って、左側容量性素子50のような容量性素子の一方の電極は、下側のNMOSトランジスタ68のゲート電極に電圧を供給する供給配線36に接続すればよい。このようにすれば、AC成分によるノイズは、容量性素子50、90、95などの容量性素子に吸収される。
(変形例4) 上記の各実施の形態では、イメージセンサ30の画素20は、転送トランジスタTa、増幅トランジスタTb、リセットトランジスタTc、および選択トランジスタTdをそれぞれ有していた。しかし、複数の画素の間で一または複数のトランジスタを共用することにしてもよい。増幅トランジスタTb、リセットトランジスタTc、および選択トランジスタTdを二つの画素で共有する場合の等価回路図を図16に示す。
(変形例5) 画素電流源26をベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ70にすること、画素電流源26のゲートアスペクト比を増加させること以外の方法をさらに併用して相互コンダクタンスgmをさらに低減させることにしてもよい。たとえば、ゲート酸化膜71の厚みを大きくすること、P型ウエルやP型表面層の不純物濃度を低下させて閾電圧を低下させることなどによって画素電流源26の相互コンダクタンスgmを低減させてもよい。
以上で説明した実施の形態や変形例はあくまで例示に過ぎず、発明の特徴が損なわれない限り本発明はこれらの内容に限定されない。また、以上で説明した実施の形態や変形例は発明の特徴が損なわれない限り組み合わせて実行してもよい。
1:電子カメラ、3:固体撮像装置、20:画素、26,66:画素電流源、30,60:イメージセンサ、32,62:画素電流源制御回路、36,69:供給配線、50:左側容量性素子、70:ベリッドチャネル型のNMOSトランジスタ、80:NMOSトランジスタ、90:右側容量性素子、95:容量性素子

Claims (19)

  1. 行方向及び列方向に二次元状に配置され、入射光量に対応する信号を出力する複数の画素と、
    複数の画素列の各々に設けられ、当該画素列に含まれる前記画素から前記信号を受け取る垂直信号線と、
    前記複数の画素列の各々に設けられ、ソースが接地され且つドレインが当該画素列に設けられた前記垂直信号線に接続されたMOSトランジスタを有し、当該画素列に設けられた前記垂直信号線に所定電流を供給する画素電流源と、
    前記複数の画素列の各々に設けられた前記MOSトランジスタの各ゲートに前記MOSトランジスタの閾電圧以上の所定電圧を供給する画素電流源制御回路と、
    を備え、
    前記MOSトランジスタがベリッドチャネル型であることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 請求項1に記載の固体撮像装置において、
    前記MOSトランジスタとしてゲート幅に対するゲート長の比率が1.0以上のものを用いることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 請求項2に記載の固体撮像装置において、
    前記ゲート幅に対する前記ゲート長の比率が1.0以上1.3以下のものを用いることを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の固体撮像装置において、
    前記MOSトランジスタの各々のゲートは、前記所定電圧を供給する電圧供給用配線に並列接続され、
    前記電圧供給用配線の一端には、前記画素電流源制御回路の電圧出力端子と、第1の容量性素子とが並列接続され、
    前記電圧供給用配線の他端には、第2の容量性素子が接続されることを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項4に記載の固体撮像装置において、
    前記第1および第2の容量性素子とは異なる第3の容量性素子が前記電圧供給用配線の両端の間に少なくとも一つ並列接続されることを特徴とする固体撮像装置。
  6. 請求項5に記載の固体撮像装置において、
    前記画素の各々と、前記垂直信号線の各々と、前記画素電流源の各々と、前記電圧供給用配線とを少なくとも有する固体撮像素子をさらに有し、
    前記第1、第2、および第3の容量性素子は、前記固体撮像素子の外側に設けられることを特徴とする固体撮像装置。
  7. 行方向及び列方向に二次元状に配置され、入射光量に対応する信号を出力する複数の画素と、
    複数の画素列の各々に設けられ、当該画素列に含まれる前記画素から前記信号を受け取る垂直信号線と、
    前記複数の画素列の各々に設けられ、ソースが接地され且つドレインが当該画素列に設けられた前記垂直信号線に接続されたMOSトランジスタを有し、当該画素列に設けられた前記垂直信号線に所定電流を供給する画素電流源と、
    前記複数の画素列の各々に設けられた前記MOSトランジスタの各ゲートに前記MOSトランジスタの閾電圧以上の所定電圧を供給する画素電流源制御回路と、
    を備え、
    前記MOSトランジスタとしてゲート幅に対するゲート長の比率が1.0以上のものを用いることを特徴とする固体撮像装置。
  8. 請求項7に記載の固体撮像装置において、
    前記ゲート幅に対する前記ゲート長の比率が1.0以上1.3以下のものを用いることを特徴とする固体撮像装置。
  9. 請求項7または8に記載の固体撮像装置において、
    前記MOSトランジスタがベリッドチャネル型であることを特徴とする固体撮像装置。
  10. 請求項7から9のいずれか一項に記載の固体撮像装置において、
    前記MOSトランジスタの各々のゲートは、前記所定電圧を供給する電圧供給用配線に並列接続され、
    前記電圧供給用配線の一端には、前記画素電流源制御回路の電圧出力端子と、第1の容量性素子とが並列接続され、
    前記電圧供給用配線の他端には、第2の容量性素子が接続されることを特徴とする固体撮像装置。
  11. 請求項10に記載の固体撮像装置において、
    前記第1および第2の容量性素子とは異なる第3の容量性素子が前記電圧供給用配線の両端の間に少なくとも一つ並列接続されることを特徴とする固体撮像装置。
  12. 請求項11に記載の固体撮像装置において、
    前記画素の各々と、前記垂直信号線の各々と、前記画素電流源の各々と、前記電圧供給用配線とを少なくとも有する固体撮像素子をさらに有し、
    前記第1、第2、および第3の容量性素子は、前記固体撮像素子の外側に設けられることを特徴とする固体撮像装置。
  13. 行方向及び列方向に二次元状に配置され、入射光量に対応する信号を出力する複数の画素と、
    複数の画素列の各々に設けられ、当該画素列に含まれる前記画素から前記信号を受け取る垂直信号線と、
    前記複数の画素列の各々に設けられ、ソースが接地され且つドレインが当該画素列に設けられた前記垂直信号線に接続されたMOSトランジスタを有し、当該画素列に設けられた前記垂直信号線に所定電流を供給する画素電流源と、
    前記複数の画素列の各々に設けられた前記MOSトランジスタの各ゲートに前記MOSトランジスタの閾電圧以上の所定電圧を供給する画素電流源制御回路と、
    を備え、
    前記MOSトランジスタの各々のゲートは、前記所定電圧を供給する電圧供給用配線に並列接続され、
    前記電圧供給用配線の一端には、前記画素電流源制御回路の電圧出力端子と、第1の容量性素子とが並列接続され、
    前記電圧供給用配線の他端には、第2の容量性素子が接続されることを特徴とする固体撮像装置。
  14. 請求項13に記載の固体撮像装置において、
    前記第1および第2の容量性素子とは異なる第3の容量性素子が前記電圧供給用配線の両端の間に少なくとも一つ並列接続されることを特徴とする固体撮像装置。
  15. 請求項14に記載の固体撮像装置において、
    前記画素の各々と、前記垂直信号線の各々と、前記画素電流源の各々と、前記電圧供給用配線とを少なくとも有する固体撮像素子をさらに有し、
    前記第1、第2、および第3の容量性素子は、前記固体撮像素子の外側に設けられることを特徴とする固体撮像装置。
  16. 請求項13から15のいずれか一項に記載の固体撮像装置において、
    前記MOSトランジスタがベリッドチャネル型であることを特徴とする固体撮像装置。
  17. 請求項13から16のいずれか一項に記載の固体撮像装置において、
    前記MOSトランジスタとしてゲート幅に対するゲート長の比率が1.0以上のものを用いることを特徴とする固体撮像装置。
  18. 請求項17に記載の固体撮像装置において、
    前記ゲート幅に対する前記ゲート長の比率が1.0以上1.3以下のものを用いることを特徴とする固体撮像装置。
  19. 請求項1から18のいずれか一項に記載の固体撮像装置を備えることを特徴とする電子カメラ。
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