JP2015043360A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細な集積回路においては、各種の理由から、コアロジック回路等を構成するコアトランジスタのゲート配向を変更することができず、I/Oセル等に於いても、セルを回転させることができず、一つの標準I/Oセルを適宜、回転して、半導体チップ領域の各辺に沿ったI/Oセル配置領に適合したレイアウトを簡単に利用することができない。【解決手段】本願発明は、MISFETを有する半導体集積回路装置に於いて、チップの一つの辺に沿った一つのI/Oセルと、この隣接辺に沿った他のI/Oセルが、以下のような関係を有するものである。すなわち、前記他のI/Oセルの一つのサブセルは、前記一つのI/Oセルの一つのサブセル内の正方形要素セルを個別に上下反転又は左右反転させた関係にあり、前記他のI/Oセルの他のサブセルは、前記一つのI/Oセルの他のサブセルを90度と等価な角度だけ回転させた関係にあるものである。【選択図】図26

Description

本願は、半導体集積回路装置(または半導体装置)に関し、たとえば、回路レイアウト技術に適用することができるものである。
日本特開2000−223678号公報(特許文献1)は、ゲートアレイおよびセルベースIC(Integrated Circuit)のレイアウトに関するものである。そこには、マクロセル等を構成する基本セルの形状を正方形とするとともに、素子の組等のサブセルを正方形として、複数のサブセルを2個ずつ並べて、基本セルを構成することにより、マクロセルおよび基本セルを90度単位で回転できるようにする技術が開示されている。
日本特開2011−91084号公報(特許文献2)または、これに対応する米国特許公開2011−89470号公報(特許文献3)は、LSI(Large Scale Integration)等のスタンダードセル方式等によるI/Oセルのレイアウト等に関するものである。そこには、I/Oセルのトランジスタの向きとコアロジック領域のトランジスタの向きを揃えられるように、I/Oセルを矩形形状として、且つ、一列に並べられた複数の正方形の機能ブロック等のサブセルから構成する技術が開示されている。
日本特開2011−7615号公報(特許文献4)または、これに対応する米国特許公開2011−78646号公報(特許文献5)は、LSI等のスタンダードセル方式等によるマクロ領域等のレイアウト等に関するものである。そこには、マクロ領域を正方形の複数のセルを一列に並べて構成することにより、マクロ領域の向きが変更されても、複数のセルの向きおよびセル間の接続線をほぼそのまま利用できるようにする技術が開示されている。
特開2000−223678号公報 特開2011−91084号公報 米国特許公開2011−89470号公報 特開2011−76154号公報 米国特許公開2011−78646号公報
たとえば、28nmテクノロジノード又は、これより微細なMISFETを主要な構成要素とする集積回路においては、各種の理由から、コアロジック(Core Logic)回路等を構成するコアトランジスタ(Core Transistor)のゲート配向(ゲートの向き)を変更することができない。この結果、コアトランジスタを有するI/Oセル等に於いても、セルを回転(正確には90度と等価な角度で回転)させることができない。そうすると、一つの標準I/Oセルを適宜、回転して、半導体チップ領域の各辺に沿ったI/Oセル配置領に適合したレイアウトを簡単に利用することができず、各辺用のそれぞれの標準I/Oセルを予め、ライブラリに持っておく必要が生じる。そのためには、一つの辺用の標準I/Oセルを変形して、配線遅延解析等を繰り返して、別の辺用の標準I/Oセルを作り直すこととなり、設計負担の増大を招く恐れがある。
このような課題を解決するための手段等を以下に説明するが、その他の課題と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
本願の一実施の形態の概要は、MISFETを有する半導体集積回路装置に於いて、各I/Oセルが、二つのサブセルの結合と見ることができる場合であって、チップの一つの辺に沿った一つのI/Oセルと、この隣接辺に沿った他のI/Oセルとが、以下のような関係を有するものである。すなわち、前記他のI/Oセルの一つのサブセルは、前記一つのI/Oセルの一つのサブセル内の正方形要素セルを個別に上下反転又は左右反転させた関係にあり、前記他のI/Oセルの他のサブセルは、前記一つのI/Oセルの他のサブセルを90度と等価な角度だけ回転させた関係にあるものである。
本願において開示される実施の形態のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、前記本願の一実施の形態によれば、セル設計の負担の増大を回避することができる。
本願の一実施の形態の半導体集積回路装置におけるスタンダードセル方式のシステムチップのチップ上面模式レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置における設計から製造に至る工程の流れを示す処理ブロックフロー図である。 図2のライブラリのI/Oセルの一例を示すセルライブラリ構成図である。 図3のセルライブラリの設計手順の一例を示す設計フロー図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセルのレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の各I/Oセルに使用される正方形要素セルの模式的回路レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の下辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の上辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の上辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の左辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の左辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の右辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の右辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための各I/Oセルに使用されるゲートの配向が固定されたトランジスタを有するサブセルの模式的回路レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の下辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の上辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の上辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の左辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の左辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の右辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の右辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)の具体的レイアウト(図10の左辺用セル)を説明するための要素セルCEの一部の信号通路の具体的詳細構成を示す回路図である。 図21を具体的CMISFET構成で示した回路図である。 図21および図22に対応する具体的平面レイアウトの一例を示す平面レイアウト図である。 図10の非コアバッファBH(ゲートの配向が固定されていないバッファ)の周辺を具体的CMISFET構成で示した回路図である。 図24に対応する具体的平面レイアウトの一例を示す平面レイアウト図である。 本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置のアウトラインを説明するための図1に対応するチップ上面全体等を表す模式レイアウト図である。
〔実施の形態の概要〕
先ず、本願において開示される代表的な実施の形態について概要を説明する。
1.以下を含む半導体集積回路装置:
(a)矩形形状であって、第1の主面を有する半導体基板;
(b)前記第1の主面上の内部領域に設けられた内部回路領域;
(c)前記第1の主面上に設けられたリング状のI/O回路領域;
(d)前記I/O回路領域内の前記半導体基板の第1の辺に沿った部分に設けられた第1のI/Oセル;
(e)前記I/O回路領域内の前記半導体基板の前記第1の辺に隣接する第2の辺に沿った部分に設けられた第2のI/Oセル、
ここで、前記第1のI/Oセルは、以下を含む:
(d1)ゲートの配向が前記内部回路領域のゲートの配向と一致する第1のMISFETを有する第1のサブセル;
(d2)第2のMISFETを有する第2のサブセル、
更に、ここで、前記第2のI/Oセルは、以下を含む:
(e1)ゲートの配向が前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する第3のMISFETを有する第3のサブセル;
(e2)ゲートの配向が前記第1のMISFETのゲートの配向と直交する第4のMISFETを有する第4のサブセル、
ここで、前記第3のサブセルは、前記第1のサブセル内の一つ又はそれ以上の正方形要素セルの各々を上下反転または左右反転させた構造であり、前記第4のサブセルは、前記第2のサブセルを90度と等価な角度だけ回転させた構造である。
2.前記項1に記載の半導体集積回路装置において、前記第1のMISFETおよび前記第3のMISFETの各々は、前記ゲートの配向を変更することができない。
3.前記項1または2に記載の半導体集積回路装置において、前記第2のサブセルおよび前記第4のサブセルの各々は、ゲートの配向を変更することができないMISFETを有さない。
4.前記項1から3のいずれか一つに記載の半導体集積回路装置において、前記内部回路領域は、ゲートの配向を変更することができないMISFETを有し、このMISFETのゲートの配向は、前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する。
5.前記項1から4のいずれか一つに記載の半導体集積回路装置において、前記内部回路領域が有する多数のMISFETの主要な部分は、ゲートの配向を変更することができないものであり、これらのゲートの配向を変更することができないMISFETのゲートの配向は、前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する。
6.以下を含む半導体集積回路装置:
(a)矩形形状であって、第1の主面を有する半導体基板;
(b)前記第1の主面上の内部領域に設けられた内部回路領域;
(c)前記第1の主面上に設けられたリング状のI/O回路領域;
(d)前記I/O回路領域内の前記半導体基板の第1の辺に沿った部分に設けられた第1のI/Oセル;
(e)前記I/O回路領域内の前記半導体基板の前記第1の辺に隣接する第2の辺に沿った部分に設けられた第2のI/Oセル、
ここで、前記第1のI/Oセルは、以下を含む:
(d1)ゲートの配向が前記内部回路領域のゲートの配向と一致する第1のMISFETを有する第1のサブセル;
(d2)第2のMISFETを有する第2のサブセル、
更に、ここで、前記第2のI/Oセルは、以下を含む:
(e1)ゲートの配向が前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する第3のMISFETを有する第3のサブセル;
(e2)ゲートの配向が前記第1のMISFETのゲートの配向と直交する第4のMISFETを有する第4のサブセル、
ここで、前記第2のI/Oセルは、前記第1のサブセル内の一つ又はそれ以上の正方形要素セルの各々を回転させることなく、前記第1のI/Oセルを90度と等価な角度だけ回転させるとともに、前記一つ又はそれ以上の各正方形要素セルを上下反転または左右反転させた構造である。
7.前記項6に記載の半導体集積回路装置において、前記第1のMISFETおよび前記第3のMISFETの各々は、前記ゲートの配向を変更することができない。
8.前記項6または7に記載の半導体集積回路装置において、前記第2のサブセルおよび前記第4のサブセルの各々は、ゲートの配向を変更することができないMISFETを有さない。
9.前記項6から8のいずれか一つに記載の半導体集積回路装置において、前記内部回路領域は、ゲートの配向を変更することができないMISFETを有し、このMISFETのゲートの配向は、前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する。
10.前記項6から9のいずれか一つに記載の半導体集積回路装置において、前記内部回路領域が有する多数のMISFETの主要な部分は、ゲートの配向を変更することができないものであり、これらのゲートの配向を変更することができないMISFETのゲートの配向は、前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する。
〔本願における記載形式、基本的用語、用法の説明〕
1.本願において、実施の態様の記載は、必要に応じて、便宜上複数のセクションに分けて記載する場合もあるが、特にそうでない旨明示した場合を除き、これらは相互に独立別個のものではなく、単一の例の各部分、一方が他方の一部詳細または一部または全部の変形例等である。また、原則として、同様の部分は繰り返しを省略する。また、実施の態様における各構成要素は、特にそうでない旨明示した場合、理論的にその数に限定される場合および文脈から明らかにそうでない場合を除き、必須のものではない。
更に、本願において、「半導体装置」または「半導体集積回路装置」というときは、主に、各種トランジスタ(能動素子)単体、および、それらを中心に、抵抗、コンデンサ等を半導体チップ等(たとえば単結晶シリコン基板)上に集積したもの、および、半導体チップ等をパッケージングしたものをいう。ここで、各種トランジスタの代表的なものとしては、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)に代表されるMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を例示することができる。このとき、集積回路構成の代表的なものとしては、Nチャネル型MISFETとPチャネル型MISFETを組み合わせたCMOS(Complemetary Metal Oxide Semiconductor)型集積回路に代表されるCMIS(Complemetary Metal Insulator Semiconductor)型集積回路を例示することができる。
今日の半導体集積回路装置、すなわち、LSI(Large Scale Integration)のウエハ工程は、通常、二つの部分に分けて考えられている。すなわち、一つ目は、原材料としてのシリコンウエハの搬入からプリメタル(Premetal)工程(M1配線層下端とゲート電極構造の間の層間絶縁膜等の形成、コンタクトホール形成、タングステンプラグ、埋め込み等からなる工程)あたりまでのFEOL(Front End of Line)工程である。二つ目は、M1配線層形成から始まり、アルミニウム系パッド電極上のファイナルパッシベーション膜へのパッド開口の形成あたりまで(ウエハレベルパッケージプロセスにおいては、当該プロセスも含む)のBEOL(Back End of Line)工程である。
なお、本願に於いては、便宜上、層間絶縁膜の層に着目して、同一の層間絶縁膜に属する配線とビアを同一の層名を付す。すなわち、第1層埋め込み配線と第2層埋め込み配線の間のビアは第2層ビアである。
2.同様に実施の態様等の記載において、材料、組成等について、「AからなるX」等といっても、特にそうでない旨明示した場合および文脈から明らかに、そうでない場合を除き、A以外の要素を主要な構成要素のひとつとするものを排除するものではない。たとえば、成分についていえば、「Aを主要な成分として含むX」等の意味である。たとえば、「シリコン部材」等といっても、純粋なシリコンに限定されるものではなく、SiGe合金やその他シリコンを主要な成分とする多元合金、その他の添加物等を含む部材も含むものであることはいうまでもない。
同様に、「酸化シリコン膜」、「酸化シリコン系絶縁膜」等と言っても、比較的純粋な非ドープ酸化シリコン(Undoped Silicon Dioxide)だけでなく、その他の酸化シリコンを主要な成分とする絶縁膜を含む。たとえば、TEOSベース酸化シリコン(TEOS−based silicon oxide)、PSG(Phosphorus Silicate Glass)、BPSG(Borophosphosilicate Glass)等の不純物をドープした酸化シリコン系絶縁膜も酸化シリコン膜である。また、熱酸化膜、CVD酸化膜のほか、SOG(Spin On Glass)、ナノクラスタリングシリカ(NSC:Nano−Clustering Silica)等の塗布系膜も酸化シリコン膜または酸化シリコン系絶縁膜である。そのほか、FSG(Fluorosilicate Glass)、SiOC(Silicon Oxicarbide)またはカーボンドープ酸化シリコン(Carbon−doped Silicon oxide)またはOSG(Organosilicate Glass)等のLow−k絶縁膜も同様に、酸化シリコン膜または酸化シリコン系絶縁膜である。更に、これらと同様な部材に空孔を導入したシリカ系Low−k絶縁膜(ポーラス系絶縁膜、「ポーラスまたは多孔質」というときは、分子性多孔質を含む)も酸化シリコン膜または酸化シリコン系絶縁膜である。
また、酸化シリコン系絶縁膜と並んで、半導体分野で常用されているシリコン系絶縁膜としては、窒化シリコン系絶縁膜がある。この系統に属する材料としては、SiN,SiCN,SiNH,SiCNH等がある。ここで、「窒化シリコン」というときは、特にそうでない旨明示したときを除き、SiNおよびSiNHの両方を含む。同様に、「SiCN」というときは、特にそうでない旨明示したときを除き、SiCNおよびSiCNHの両方を含む。
なお、SiCは、SiNと類似の性質を有するが、SiONは、むしろ、酸化シリコン系絶縁膜に分類すべき場合が多いが、エッチストップ膜とする場合は、SiC,SiN等に近い。
窒化シリコン膜は、SAC(Self−Aligned Contact)技術におけるエッチストップ膜、すなわち、CESL(Contact Etch−Stop Layer)として、多用されるほか、SMT(Stress Memorization Technique)における応力付与膜としても使用される。
同様に、「ニッケルシリサイド」というときは、通常、ニッケルモノシリサイドを指すが、比較的純粋なものばかりではなく、ニッケルモノシリサイドを主要な構成要素とする合金、混晶等を含む。また、シリサイドは、ニッケルシリサイドに限らず、従来から実績のあるコバルトシリサイド、チタンシリサイド、タングステンシリサイド等でもよい。また、シリサイド化のための金属膜としては、Ni(ニッケル)膜以外にも、例えばNi−Pt合金膜(NiとPtの合金膜)、Ni−V合金膜(NiとVの合金膜)、Ni−Pd合金膜(NiとPdの合金膜)、Ni−Yb合金膜(NiとYbの合金膜)またはNi−Er合金膜(NiとErの合金膜)のようなニッケル合金膜などを用いることができる。なお、これらのニッケルを主要な金属元素とするシリサイドを「ニッケル系のシリサイド」と総称する。
3.「ウエハ」というときは、通常は半導体集積回路装置(半導体装置、電子装置も同じ)をその上に形成する単結晶シリコンウエハを指すが、エピタキシャルウエハ、SOI基板、LCDガラス基板等の絶縁基板と半導体層等の複合ウエハ等も含むことは言うまでもない。
4.図形、位置、属性等に関して、好適な例示をするが、特にそうでない旨明示した場合および文脈から明らかにそうでない場合を除き、厳密にそれに限定されるものではないことは言うまでもない。従って、たとえば、「正方形」とは、ほぼ正方形を含み、「直交」とは、ほぼ直交する場合を含み、「一致」とは、ほぼ一致する場合を含む。このことは、「平行」、「直角」についても同じである。従って、たとえば、完全な平行からの10度程度のずれは、平行に属する。
また、ある領域について、「全体」、「全般」、「全域」等というときは、「ほぼ全体」、「ほぼ全般」、「ほぼ全域」等の場合を含む。従って、たとえば、ある領域の80%以上は、「全体」、「全般」、「全域」ということができる。このことは、「全周」、「全長」等についても同じである。
更に、有るものの形状について、「矩形」というときは、「ほぼ矩形」を含む。従って、たとえば、矩形と異なる部分の面積が、全体の20%程度未満であれば、矩形ということができる。この場合に於いて、このことは、「環状」等についても同じである。この場合に於いて、環状体が、分断されている場合は、その分断された要素部分を内挿または外挿した部分が環状体の一部である。
また、周期性についても、「周期的」は、ほぼ周期的を含み、個々の要素について、たとえば、周期のずれが20%未満程度であれば、個々の要素は「周期的」ということができる。更に、この範囲から外れるものが、その周期性の対象となる全要素のたとえば20%未満程度であれば、全体として「周期的」ということができる。
なお、本節の定義は、一般的なものであり、以下の個別の記載で異なる定義があるときは、ここの部分については、個別の記載を優先する。ただし、当該個別の記載部分に規定等されていない部分については、明確に否定されていない限り、本節の定義、規定等がなお有効である。
5.さらに、特定の数値、数量に言及したときも、特にそうでない旨明示した場合、理論的にその数に限定される場合および文脈から明らかにそうでない場合を除き、その特定の数値を超える数値であってもよいし、その特定の数値未満の数値でもよい。
6.本願に於いて、「I/Oセル」というときは、入力セル、出力セルまたは入力&出力両用セルを示す。
また、「リング状のI/Oセル回路領域」といっても、リング状の領域に全てI/Oセルが敷き詰められていることを言うものではなく、少なくとも断続的にリング状に複数のI/Oセルが配置されており、全体として、リング状の領域を形成しておればよい。
更に、I/Oセル等について、「サブセル」等というときは、I/Oセル等が平面幾何学的に、複数の領域に分割可能であることを言うのであって、I/Oセル等が複数の領域に意識的に分割されていることまでを要求するものではない。
本願に於いて、セルまたはその下位概念にあたる領域等について、「90度と等価な角度」というのは、正および負の両方向について、90度、180度、270度を言う。更に、本願では、回転について、「90度」というときは、特に断らない限り、または、文脈から明らかにそうでない場合を除き、90度と等価な角度を含むものとする。なお、煩雑を避けるために、絶対値が360度以上は、360度未満として取り扱う(450度は、90度)。本願に於いては、回転方向については、時計回りを正として説明している。
なお、「90度」等といっても、正確に90度を意味するものではなく、ほぼ90度を含むものとする。ここでは、ゲートの方位が問題であるから、正又は負の方向に10度以下程度のずれは、ほぼ90度に含まれる。このことは、反転についてもほぼ同様である。
また、「ゲートの配向」は、チャネル上におけるゲート電極の延在する方法をさすものとする。なお、この場合、ある方向と、それを180度回転した方向は、等価である。
〔実施の形態の詳細〕
実施の形態について更に詳述する。各図中において、同一または同様の部分は同一または類似の記号または参照番号で示し、説明は原則として繰り返さない。
また、添付図面においては、却って、煩雑になる場合または空隙との区別が明確である場合には、断面であってもハッチング等を省略する場合がある。これに関連して、説明等から明らかである場合等には、平面的に閉じた孔であっても、背景の輪郭線を省略する場合がある。更に、断面でなくとも、空隙でないことを明示するために、ハッチングを付すことがある。
なお、二者択一の場合の呼称に関して、一方を「第1」等として、他方を「第2」等と呼ぶ場合に於いて、代表的な実施の形態に沿って、対応付けして例示する場合があるが、たとえば「第1」といっても、例示した当該選択肢に限定されるものではないことは言うまでもない。
1.本願の一実施の形態の半導体集積回路装置の概要説明(主に図1)
図1は本願の一実施の形態の半導体集積回路装置におけるスタンダードセル方式のシステムチップのチップ上面模式レイアウト図である。これに基づいて、本願の一実施の形態の半導体集積回路装置の概要を説明する。
以下、本願の各実施の形態の半導体集積回路装置におけるチップ上の回路レイアウト等の概要をスタンダードセル方式のシステムチップを例にとり、具体的に説明する。しかし、以下の実施形態は、スタンダードセル方式に限定されるものではなく、他の設計方式のシステムチップ、マイクロコンピュータ搭載チップ、専用ロジックチップ(アナログ回路を含んでもよい)、メモリチップ(埋め込みメモリを含む)等にも適用できることは言うまでもない。
先ず、チップ上の回路レイアウトの一例を説明する。図1に示すように、矩形(主に長方形または正方形)の半導体チップ1のデバイス面1aまたは第1の主面(第2の主面の反対の面)の周辺部2のパッドリング領域9には、多数のボンディングパッド3が配置されている。その内側には、リング状(一般に矩形リング)のI/Oセル配置領域4が設けられている。このI/Oセル配置領域4の内側のチップ内部領域5には、たとえばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、A/D変換回路、乗算器等を集積したマクロセル領域6および、スタンダードセル方式の論理回路を配置する論理回路領域7等から構成された内部回路領域8が設けられている。この論理回路領域7は、通常、多数の単位セル列で、ほぼ埋め尽くされている。論理回路領域7(回路形式としては、CMOS構成を主とする)は、この例に於いては、多数のゲートの配向が固定されたトランジスタ(ゲートの配向を変更することができないMISFET)から構成されている。この多数のMISFET(低電圧MISFET)の主要なもののゲートの配向GOは、同一の方向を向いており、以下に説明する下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)内のサブセルCS1(図6)の第1のMISFET(低電圧MISFET)のゲートの配向と一致する。ここで、第1のMISFETは、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(ゲートの配向を変更することができないMISFET)である。
I/Oセル配置領域4の内、チップ1の下辺S1に当たる領域には、たとえば、下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)が設けられている。また、I/Oセル配置領域4の内、チップ1の上辺S3に当たる領域には、たとえば、上辺配置用I/OセルC4が設けられている。更に、I/Oセル配置領域4の内、チップ1の左辺S2に当たる領域には、たとえば、左辺配置用I/OセルC2(第2のI/Oセル)が設けられている。また、I/Oセル配置領域4の内、チップ1の右辺S4に当たる領域には、たとえば、右辺配置用I/OセルC3が設けられている。
以下に説明する下辺配置用I/OセルC1内のサブセルCS2(図6)は、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(ゲートの配向を変えることができないMISFET)を有さず、ゲートの配向が固定されていないMISFETである第2のMISFET(高電圧MISFET)を有する。この例に於いては、第2のMISFETのゲートの配向は、第1のMISFETのゲートの配向と一致している(このことは必須ではなく、直交または斜交していてもよい)。
更に、以下に説明する左辺配置用I/OセルC2(図10)内のサブセルCS1(図10)は、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(ゲートの配向を変更することができないMISFET)であって、低電圧MISFETである第3のMISFETを有する。この第3のMISFETのゲートの配向は、第1のMISFETのゲートの配向と一致する。一方、左辺配置用I/OセルC2(図10)内のサブセルCS2(図10)は、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(ゲートの配向を変えることができないMISFET)を有さず、ゲートの配向が固定されていないMISFETである第4のMISFET(高電圧MISFET)を有する。この例に於いては、第4のMISFETのゲートの配向は、第1のMISFETのゲートの配向と直交している(このことは必須ではなく、一致または斜交していてもよい)。
同様に、以下に説明する右辺配置用I/OセルC3(図12)内の一方のサブセルCS1(図12)は、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(ゲートの配向を変更することができないMISFET)である低電圧MISFETを有する。このMISFETのゲートの配向は、第1のMISFETのゲートの配向と一致する。一方、右辺配置用I/OセルC3(図12)内の他方のサブセルCS2(図12)は、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(ゲートの配向を変えることができない低電圧MISFET)を有さず、ゲートの配向が固定されていないMISFET(高電圧MISFET)を有する。この例に於いては、このMISFETのゲートの配向は、第1のMISFETのゲートの配向と直交している(このことは必須ではなく、一致または斜交していてもよい)。
また、同様に、以下に説明する上辺配置用I/OセルC4(図8)内の一方のサブセルCS1(図8)は、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(ゲートの配向を変更することができないMISFET)である低電圧MISFETを有する。このMISFETのゲートの配向は、第1のMISFETのゲートの配向と一致する。一方、上辺配置用I/OセルC4(図8)内の他方のサブセルCS2(図8)は、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(ゲートの配向を変えることができない低電圧MISFET)を有さず、ゲートの配向が固定されていないMISFET(高電圧MISFET)を有する。この例に於いては、このMISFETのゲートの配向は、第1のMISFETのゲートの配向と一致している(このことは必須ではなく、直交または斜交していてもよい)。
2.本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置の設計および製造手順のアウトラインの説明(主に図2から図4)
ここでは、I/Oセルの一例として、比較的単純な出力セルについて具体的に説明するが、入力セル、入力&出力両用セルでも良いことは言うまでもない。また、これらのI/Oセルは、静電保護回路、シュミットトリガ回路、レベルシフト回路、その他のアナログ回路、ロジック回路、スイッチ回路、ドライバ回路等を含んでも良い。
なお、I/Oセルのレイアウト手法については、以下では、予め必要なセルレイアウトを全てライブラリに準備しておく方法を例に取り具体的に説明するが、基本となる一種類をライブラリに登録しておき、実際にレイアウトする際に、必要な対称操作を行うようにしてもよいことは言うまでもない。すなわち、以下で図3で示すように、4つのセルレイアウトを全部予め用意しておく代わりに、たとえば、下辺配置用I/OセルC1(または上辺配置用I/OセルC4)および左辺配置用I/OセルC2(または右辺配置用I/Oセル)を予め用意しておく。そして、そのセル全体を必要に応じて配向を変更(180度回転、上下反転、左右反転又はこれらの組み合わせ等の対称操作)してレイアウトしてもよいことはいうまでもない。このようにすることにより、ライブラリの準備に掛かる労力を節約することができる。
また、以下では、一般に複数存在する等価な配置や等価な対称操作の内の一つを具体的に説明するが、以下で具体的に示した配置や対称操作のみでなく、これらと等価な配置や対称操作を採用しても良いことは言うまでもない。これは、下辺配置用I/Oセルや上辺配置用I/Oセルについて、左右反転したものは、基本的に等価なレイアウトであり、左辺配置用I/Oセルや右辺配置用I/Oセルについて、上下反転したものは、基本的に等価なレイアウトであるからである。たとえば、以下で説明するセル全体についての上下反転は、180度の回転(または、左右反転の付加)と置き換えても良いことは言うまでもない。
図2は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置における設計から製造に至る工程の流れを示す処理ブロックフロー図である。図3は図2のライブラリのI/Oセルの一例を示すセルライブラリ構成図である。図4は図3のセルライブラリの設計手順の一例を示す設計フロー図である。これらに基づいて、本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置の設計および製造手順のアウトラインを説明する。
次に、図2に基づいて、このようなチップの設計から製造までの流れを簡潔に説明する。図2に示すように、論理設計101およびレイアウト設計102の過程においては、セルライブラリ105に含まれる各種の論理セル等(I/Oセルを含む)を組み合わせて、目的にあった論理回路等を構築する。このセルライブラリ105には、必要に応じて、論理セル等のレイアウトが登録されている。レイアウト設計102が完成すると、OPC処理103等のマスクパターン生成のための各種の処理を実行して、マスクパターンデータを作成し、それに基づいて、バイナリマスク等(位相シフトマスクでもよい)の光学マスクを作製する(マスク工程104)。次に、この光学マスクを用いて、ウエハ1上のレジスト膜上に、マスクの像を投影等することにより、デバイスパターン等を転写する(ウエハのリソグラフィ工程106)。ここで、露光光としては、たとえば、45nmテクノロジノード以降においては、ArFエキシマレーザの193nmや軟X線(極端紫外、たとえば13.5nm、範囲としては10nmから15nm)が好適である。
次に、図2のライブラリ105のI/Oセルに関する構成の一例を図3に示す。図3に示すように、ライブラリ105は、標準のI/Oセルとして、たとえば、下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)、左辺配置用I/OセルC2(第2のI/Oセル)、右辺配置用I/OセルC3、上辺配置用I/OセルC4等を有する。
次に、前記各種のI/Oセルのレイアウト手順の一例を図4に示す。図4に示すように、まず、必要なMISFET等の素子をレイアウトする素子レイアウト107を実行する。次に、信号の遅延等を解析し、配線をレイアウトする配線レイアウト108を実行し、たとえば、下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)のレイアウトを完了し、図2のライブラリ105に登録する。
次に、配線レイアウトを変更することなく、たとえば、下辺配置用I/OセルC1の全体又は所定の部分に対して、各種の対称操作を実行する。これにより、上辺配置用I/OセルC4(上辺配置用I/Oセル生成プロセスP1)、左辺配置用I/OセルC2(左辺配置用I/Oセル生成プロセスP2)、右辺配置用I/OセルC3(右辺配置用I/Oセル生成プロセスP3)等を生成し、それらを図2のライブラリ105に登録する。なお、ここでは、下辺配置用I/OセルC1(生成元セル)から各種の異辺配置用I/Oセルを生成したが、生成元セルは、下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)、左辺配置用I/OセルC2(第2のI/Oセル)、右辺配置用I/OセルC3、上辺配置用I/OセルC4のいずれであっても良い。また、生成元セルから生成されたセル(生成セル)を新たな生成元セルとしてもよい。
3.本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細説明(主に図5から図12)
このセクションでは、I/Oセルのゲートの配向が固定されたトランジスタを有するサブセルの構成として、要素セルを一つ含むものを例に取り具体的に説明するが、次セクションに示すように、要素セルを複数個(次セクションの例では4個)含んでも良いことは言うまでもない。
なお、要素セルの構成は、基本的に、以下のサブセクション(1)に於いてのみ説明するが、ここで説明することは、他のサブセクションおよび次セクションでも共通である。
なお、以下に説明する各I/Oセル生成プロセスのルート(生成元セルから生成セルに到達する方法)は、通常複数あり、以下に示すものはその一例であり、以下に示した方法に限定されるものではないことは言うまでもない。
図5は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセルのレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の各I/Oセルに使用される正方形要素セルの模式的回路レイアウト図である。図6は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の下辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。図7は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の上辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。図8は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の上辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。図9は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の左辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。図10は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の左辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。図11は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の右辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。図12は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の右辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。これらに基づいて、本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明する。
(1)共通の要素セルおよび下辺配置用I/Oセル(単一要素セルの場合)の説明(主に図5および図6):
図5に示すように、要素セルCE(正方形要素セル)は、基本的に平面形状が、実質的に正方形であることが好適な条件である。これは、それが属するI/Oセルとの関係で、回転しても外部接続点の位置関係がずれないことが要求されるからである。
要素セルCEの上辺の右側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第1のコアバッファBC1の第1の入力端子TI13が設けられている。また、要素セルCEの右辺の上側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第1のコアバッファBC1の第2の入力端子TI14が設けられている。
要素セルCEの下辺の左側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第1のコアバッファBC1の第1の出力端子TO11が設けられている。また、要素セルCEの左辺の下側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第1のコアバッファBC1の第2の出力端子TO12が設けられている。
同様に、要素セルCEの上辺の右側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第2のコアバッファBC2の第1の入力端子TI23が設けられている。また、要素セルCEの右辺の上側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第2のコアバッファBC2の第2の入力端子TI24が設けられている。
要素セルCEの下辺の左側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第2のコアバッファBC2の第1の出力端子TO21が設けられている。また、要素セルCEの左辺の下側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第2のコアバッファBC2の第2の出力端子TO22が設けられている。
なお、矢印G0でゲートの配向を示し、イタリックの”F”の字(セル方位指標SM)で、要素セルCEの方位を示す(これは現実の図形ではなく、単に、ゲートの配向およびセルの配向を示すための単なる図面上の記号である)。
次に、この要素セルCEを有する下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)を図6に示す。図6に示すように、この例に於いては、下辺配置用I/OセルC1は、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(MISFET)を有するサブセルCS1(第1のサブセル)とゲートの配向が固定されたトランジスタを有さないサブセルCS2(第2のサブセル)から構成されている。そして、サブセルCS1内には、この例では、一つの要素セルCE(正方形要素セル)が設けられており、要素セルCEの第1の出力端子TO21は、サブセル間配線11を介して、サブセルCS2内に設けられた非コアバッファBHの入力端子TIHに接続されている。サブセルCS2に於いても、矢印G0でゲートの配向を示し、イタリックの”F”の字(セル方位指標SM)でサブセルCS2の方位を示す。このことは、要素セルCEに於いても同じである。
(2)上辺配置用I/Oセル(単一要素セルの場合)の説明(主に図7および図8):
次に、図4の上辺配置用I/Oセル生成プロセスP1を図7に示す。図7に示すように、まず、図2および図3のセルライブラリ105から下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)のデータを呼び出す(下辺配置用I/Oセルデータ呼び出し工程105b)。
次に、下辺配置用I/OセルC1の全体を上下反転させる(セル全体上下反転操作FC)。これにより、図8に示すような上辺配置用I/OセルC4が得られる。次に、これをライブラリ105(図2又は図3)に登録する(図7の上辺配置用I/Oセルデータ登録工程105t)。
ここでは、図7に示すように、下辺配置用I/OセルC1を全体上下反転して、上辺配置用I/OセルC4のライブラリデータを生成したが、全体180度回転して、上辺配置用I/OセルC4のライブラリデータを生成してもよい。この場合、全体180度回転に更に全体左右反転を付加して、完全に同一レイアウトになるようにしてもよいが、全体左右反転の前後ではレイアウト的に等価であるので、全体左右反転の付加は、もちろん任意である。
また、先に説明したように、以上のことは、セルライブラリには、下辺配置用I/OセルC1のみを用意しておき、実際のレイアウト時に、対称操作を施す場合にもそのまま当てはまる。
以上のことは、単一要素セルについても多要素セルについても全く同一であるので、以下では原則として、繰り返しの説明はしないこととする。
(3)左辺配置用I/Oセル(単一要素セルの場合)の説明(主に図9および図10):
次に、図4の左辺配置用I/Oセル生成プロセスP2を図9に示す。図9に示すように、まず、図2および図3のセルライブラリ105から下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)のデータを呼び出す(下辺配置用I/Oセルデータ呼び出し工程105b)。
次に、下辺配置用I/OセルC1の全体を正の方向、すなわち、時計回りに90度または、これと等価な角度だけ回転する(セル全体時計回り90度回転操作RC+)。
次に、先の回転に伴って、要素セルCEに作用した対称操作(すなわち、回転)を打ち消すために、要素セルCEのみを、負の方向、すなわち、反時計回りに90度または、これと等価な角度だけ回転、すなわち、自転させる(正方形要素セル反時計回り90度回転操作RS−)。
次に、先に自転によって、要素セルCEの外部接続端子TI13、TI14、TI23、TI24、TO11、TO12、TO21、TO22の位置がずれたことを打ち消すために、要素セルCEに対して、上下反転操作(正方形要素セル上下反転操作FS)を実行する。
これにより、図10に示すような左辺配置用I/OセルC2が得られる。次に、これをライブラリ105(図2又は図3)に登録する(図9の左辺配置用I/Oセルデータ登録工程105l)。
(4)右辺配置用I/Oセル(単一要素セルの場合)の説明(主に図11および図12):
次に、図4の右辺配置用I/Oセル生成プロセスP3を図11に示す。図11に示すように、まず、図2および図3のセルライブラリ105から下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)のデータを呼び出す(下辺配置用I/Oセルデータ呼び出し工程105b)。
次に、下辺配置用I/OセルC1の全体を負の方向、すなわち、反時計回りに90度または、これと等価な角度だけ回転する(セル全体反時計回り90度回転操作RC−)。
次に、先の回転に伴って、要素セルCEに作用した対称操作(すなわち、回転)を打ち消すために、要素セルCEのみを、正の方向、すなわち、時計回りに90度または、これと等価な角度だけ回転、すなわち、自転させる(正方形要素セル時計回り90度回転操作RS+)。
次に、先に自転によって、要素セルCEの外部接続端子TI13、TI14、TI23、TI24、TO11、TO12、TO21、TO22の位置がずれたことを打ち消すために、要素セルCEに対して、左右反転操作(正方形要素セル左右反転操作SS)を実行する。
これにより、図12に示すような右辺配置用I/OセルC3が得られる。次に、これをライブラリ105(図2又は図3)に登録する(図11の右辺配置用I/Oセルデータ登録工程105r)。
なお、先と同様に、セルライブラリには、左辺配置用I/OセルC2のみを用意しておき、実際のレイアウトの際に、当該セル全体を180度回転して、右辺配置用I/OセルC3を生成しても良い。この際にも、付加的な全体上下反転は任意である。
4.本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細説明(主に図13から図20)
以下の例は、ゲートの配向が固定されたトランジスタを有するサブセル内の要素セルの個数が異なるのみで、その他の部分は、ほぼセクション3で説明したところと同じであるので、以下では、原則として、同一の部分の説明は繰り返さないこととする。
図13は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための各I/Oセルに使用されるゲートの配向が固定されたトランジスタを有するサブセルの模式的回路レイアウト図である。図14は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の下辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。図15は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の上辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。図16は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の上辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。図17は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の左辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。図18は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の左辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。図19は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図4の右辺配置用I/Oセルの生成手順を示すレイアウト生成プロセスステップ図である。図20は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明するための図3および図4の右辺配置用I/Oセルの模式的回路レイアウト図である。これらに基づいて、本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(多要素セルの場合)のレイアウトおよび、その設計の詳細を説明する。
(1)下辺配置用I/Oセル(多要素セルの場合)の説明(主に図13および図14):
図13に示すように、この例では、ゲートの配向が固定されたトランジスタを有するサブセルCS1(第1のサブセル)内に、複数の(この例では、例えば4個)要素セルCE1,CE2,CE3,CE4(正方形要素セル)が設けられている。そのため、異なる要素セルCE1,CE2,CE3,CE4間は、要素セル間配線12a,12b,12c,12d,12e,12fによって相互に接続されている。
各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4(正方形要素セル)は、基本的に平面形状が、実質的に正方形であることが好適な条件である。これは、それが属するI/Oセルとの関係で、回転しても外部接続点の位置関係がずれないことが要求されるからである。
各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の上辺の右側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第1のコアバッファBC1の第1の入力端子TI13が設けられている。また、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の右辺の上側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第1のコアバッファBC1の第2の入力端子TI14が設けられている。
各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の下辺の左側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第1のコアバッファBC1の第1の出力端子TO11が設けられている。また、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の左辺の下側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第1のコアバッファBC1の第2の出力端子TO12が設けられている。
同様に、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の上辺の右側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第2のコアバッファBC2の第1の入力端子TI23が設けられている。また、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の右辺の上側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第2のコアバッファBC2の第2の入力端子TI24が設けられている。
各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の下辺の左側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第2のコアバッファBC1の第1の出力端子TO21が設けられている。また、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の左辺の下側コーナ部近傍には、低電圧動作のMISFET(Nチャネル型およびPNチャネル型)等から構成された第2のコアバッファBC1の第2の出力端子TO22が設けられている。
なお、矢印G0でゲートの配向を示し、イタリックの”F”の字(セル方位指標SM)で、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の方位を示す(これは現実の図形ではなく、単に、ゲートの配向およびセルの配向を示すための単なる図面上の記号である)。
次に、この各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4を有する下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)を図14に示す。図14に示すように、この例に於いては、下辺配置用I/OセルC1は、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(MISFET)を有するサブセルCS1(第1のサブセル)とゲートの配向が固定されたトランジスタを有さないサブセルCS2(第2のサブセル)から構成されている。そして、サブセルCS1内には、この例では、4個の要素セルCE1,CE2,CE3,CE4(正方形要素セル)が設けられている。そして、この例では、たとえば、要素セルCE4の第1の出力端子TO21は、サブセル間配線11を介して、サブセルCS2内に設けられた非コアバッファBHの入力端子TIHに接続されている。サブセルCS2に於いても、矢印G0でゲートの配向を示し、イタリックの”F”の字(セル方位指標SM)でサブセルCS2の方位を示す。このことは、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4に於いても同じである。
(2)上辺配置用I/Oセル(多要素セルの場合)の説明(主に図15および図16):
次に、図4の上辺配置用I/Oセル生成プロセスP1を図15に示す。図15に示すように、まず、図2および図3のセルライブラリ105から下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)のデータを呼び出す(下辺配置用I/Oセルデータ呼び出し工程105b)。
次に、下辺配置用I/OセルC1の全体を上下反転させる(セル全体上下反転操作FC)。これにより、図16に示すような上辺配置用I/OセルC4が得られる。次に、これをライブラリ105(図2又は図3)に登録する(図15の上辺配置用I/Oセルデータ登録工程105t)。
(3)左辺配置用I/Oセル(多要素セルの場合)の説明(主に図17および図18):
次に、図4の左辺配置用I/Oセル生成プロセスP2を図17に示す。図17に示すように、まず、図2および図3のセルライブラリ105から下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)のデータを呼び出す(下辺配置用I/Oセルデータ呼び出し工程105b)。
次に、下辺配置用I/OセルC1の全体を正の方向、すなわち、時計回りに90度または、これと等価な角度だけ回転する(セル全体時計回り90度回転操作RC+)。
次に、先の回転に伴って、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4に作用した対称操作(すなわち、回転)を打ち消すために、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4のみを、負の方向、すなわち、反時計回りに90度または、これと等価な角度だけ回転、すなわち、自転させる(正方形要素セル反時計回り90度回転操作RS−)。
次に、先に自転によって、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の外部接続端子TI13、TI14、TI23、TI24、TO11、TO12、TO21、TO22の位置がずれたことを打ち消すために、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4に対して、上下反転操作(正方形要素セル上下反転操作FS)を実行する。
これにより、図18に示すような左辺配置用I/OセルC2が得られる。次に、これをライブラリ105(図2又は図3)に登録する(図17の左辺配置用I/Oセルデータ登録工程105l)。
(4)右辺配置用I/Oセル(多要素セルの場合)の説明(主に図19および図20):
次に、図4の右辺配置用I/Oセル生成プロセスP3を図19に示す。図19に示すように、まず、図2および図3のセルライブラリ105から下辺配置用I/OセルC1(第1のI/Oセル)のデータを呼び出す(下辺配置用I/Oセルデータ呼び出し工程105b)。
次に、下辺配置用I/OセルC1の全体を負の方向、すなわち、反時計回りに90度または、これと等価な角度だけ回転する(セル全体反時計回り90度回転操作RC−)。
次に、先の回転に伴って、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4に作用した対称操作(すなわち、回転)を打ち消すために、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4のみを、正の方向、すなわち、時計回りに90度または、これと等価な角度だけ回転、すなわち、自転させる(正方形要素セル時計回り90度回転操作RS+)。
次に、先に自転によって、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4の外部接続端子TI13、TI14、TI23、TI24、TO11、TO12、TO21、TO22の位置がずれたことを打ち消すために、各要素セルCE1,CE2,CE3,CE4に対して、左右反転操作(正方形要素セル左右反転操作SS)を実行する。
これにより、図20に示すような右辺配置用I/OセルC3が得られる。次に、これをライブラリ105(図2又は図3)に登録する(図11の右辺配置用I/Oセルデータ登録工程105r)。
5.本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)の具体的レイアウト(左辺用セル)の説明(主に図21から図25)
このセクションでは、これまでのセクションで説明したI/OセルC1,C2,C3,C4の内、左辺配置用I/OセルC2(単一要素セルの場合)を例にとり、そのデバイス平面レイアウトの一例を具体的に説明するが、その他のセルおよび、その他のレイアウトにも適用できることは言うまでもない。
また、ゲート材料については、ポリシリコンを、配線としては、銅系埋め込み配線を例に取り具体的に説明するが、その他の埋め込み配線、アルミニウム系配線等の非埋め込み配線にも適用できることは言うまでもない。
図21は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)の具体的レイアウト(図10の左辺用セル)を説明するための要素セルCEの一部の信号通路の具体的詳細構成を示す回路図である。図22は図21を具体的CMISFET構成で示した回路図である。図23は図21および図22に対応する具体的平面レイアウトの一例を示す平面レイアウト図である。図24は図10の非コアバッファBH(ゲートの配向が固定されていないバッファ)の周辺を具体的CMISFET構成で示した回路図である。図25は図24に対応する具体的平面レイアウトの一例を示す平面レイアウト図である。これらに基づいて、本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置におけるI/Oセル(単一要素セルの場合)の具体的レイアウト(一例として左辺用セル)を説明する。
(1)左辺配置用I/OセルC2(単一要素セルの場合)のゲートの配向が固定されたトランジスタを有するサブセルCS1(CS3)の具体的一例の説明(主に図21から図23):
図10の左辺配置用I/OセルC2(第2のI/Oセル)内のゲートの配向が固定されたトランジスタを有するサブセルCS3(第3のサブセル)に設けられた第1のコアバッファBC1(ゲートの配向が固定されたバッファ)は、たとえば、図21に示すような構成を有している。すなわち、図21に示すように、二つのインバータBC11,BC12の直列接続から構成されている。そして、その具体的構成は、図22に示すように、インバータBC11は、低耐圧Nチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されたトランジスタQn1)および低耐圧Pチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されたトランジスタQp1)から構成されている。一方、インバータBC12は、低耐圧Nチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されたトランジスタQn2)および低耐圧Pチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されたトランジスタQp2)から構成されている。低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn1、Qn2)の各ソース電極は、接地電位Vss(接地配線)に接続されており、低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp1、Qp2)の各ソース電極は、低電圧電源電位Vddc(低電圧電源配線)接続されている。
次に、サブセルCS3の正方形要素セルCEの具体的平面レイアウトの一例を図23に示す。図23に示すように、半導体基板(たとえば、P型単結晶シリコン基板)のデバイス面(第1の主面)の中央部には、P型ウエル領域PWが配置されており、その上下には、N型ウエル領域NWが配置されている。
N型ウエル領域NWの表面領域には、低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp1,Qp2)のP+型ソースドレイン領域14pが設けられており、P型ウエル領域PWの表面領域には、低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn1,Qn2)のN+型ソースドレイン領域14nが設けられている。
低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp2)のP+型ソース領域14pは、コンタクト18を介して、たとえば、第1層メタル配線16(銅系埋め込み配線)によって、低電圧電源電位Vddcに接続されている。低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp2)のP+型ドレイン領域14pと低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn2)のN+型ドレイン領域14nは、第1層メタル配線16(銅系埋め込み配線)によって、相互に接続されている。低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn2)のN+型ソース領域14nおよび低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn1)のN+型ソース領域14nは、それぞれ第1層メタル配線16(銅系埋め込み配線)によって、接地電位Vssに接続されている。低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp1)のP+型ソース領域14pは、同様にコンタクト18を介して、第1層メタル配線16(銅系埋め込み配線)によって、接地電位Vssに接続されている。
低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp2)のP+型ソースドレイン領域14pと低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn2)のN+型ソースドレイン領域14nの表面上には、これらを横断するように、ゲート電極15(ポリシリコンゲート電極膜)が設けられている。一方、低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp1)のP+型ソースドレイン領域14pと低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn1)のN+型ソースドレイン領域14nの表面上には、これらを横断するように、ゲート電極15(ポリシリコンゲート電極膜)が設けられている。
低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp2)のP+型ソースドレイン領域14pと低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn2)のN+型ソースドレイン領域14nを横断するゲート電極15は、コンタクト18を介して、第1層メタル配線16に接続され、更に、ビア19を介して、第2層メタル配線17(銅系埋め込み配線)に接続されている。この第2層メタル配線17は、ビア19を介して、第1層メタル配線16に接続され、更に、第1層メタル配線16を介して、低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn1)のN+型ドレイン領域14nおよび低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp1)のP+型ドレイン領域14pに接続されている。
低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp1)のP+型ソースドレイン領域14pと低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn1)のN+型ソースドレイン領域14nを横断するゲート電極15は、コンタクト18を介して、第1層メタル配線16に接続されている。この第1層メタル配線16は、ビア19を介して、第2層メタル配線17に接続され、第1の入力端子TI13および第2の入力端子TI14に、それぞれ電気的に接続されている。低耐圧Pチャネル型MISFET(Qp2)のP+型ドレイン領域14pと低耐圧Nチャネル型MISFET(Qn2)のN+型ドレイン領域14nを相互に接続する第1層メタル配線16は、ビア19を介して、第2層メタル配線17に接続され、第1の出力端子TO11および第2の出力端子TO12に、それぞれ電気的に接続されている。
(2)左辺配置用I/OセルC2(単一要素セルの場合)のゲートの配向が固定されたトランジスタを有さないサブセルCS2(CS4)の具体的一例の説明(主に図24および図25):
次に、図10の左辺配置用I/OセルC2(第2のI/Oセル)内のゲートの配向が固定されたトランジスタを有さないサブセルCS4(第4のサブセル)の非コアバッファBH(ゲートの配向が固定されていないバッファ)およびその周辺の具体的回路構成(たとえば構成の一部)の一例を図24に示す。図24に示すように、非コアバッファBHは、たとえば、高耐圧Pチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されていないトランジスタQp3)および高耐圧Nチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されていないトランジスタQn3)から構成された高耐圧インバータ(高電圧動作インバータ)を有している。高耐圧Pチャネル型MISFET(Qp3)のソース電極は、高電圧電源電位Vddh(高電圧電源配線)に電気的に接続されている。一方、高耐圧Nチャネル型MISFET(Qn3)のソース電極は、接地電位Vssに接続されている。そして、高耐圧Pチャネル型MISFET(Qp3)および高耐圧Nチャネル型MISFET(Qn3)のゲート電極は、非コアバッファの入力端子TIHに電気的に接続されている。
次に、図24の非コアバッファBH(図10)とその周辺の具体的レイアウトの一例を図25に示す。図25に示すように、半導体基板のデバイス面(第1の主面)の表面領域の上半部には、N型ウエル領域NWが設けられており、下半部には、P型ウエル領域PWが設けられている。
N型ウエル領域NWの表面領域には、高耐圧Pチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されていないトランジスタQp3)のP+型ソースドレイン領域14pが設けられている。一方、P型ウエル領域PWの表面領域には、高耐圧Nチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されていないトランジスタQn3)のN+型ソースドレイン領域14nが設けられている。高耐圧Pチャネル型MISFET(Qp3)のP+型ソース領域14pは、コンタクト18を介して、第1層メタル配線16(銅系埋め込み配線)によって、高電圧電源電位Vddhに電気的に接続されている。一方、高耐圧Nチャネル型MISFET(Qn3)のN+型ソース領域14nは、コンタクト18を介して、第1層メタル配線16(銅系埋め込み配線)によって、接地電位Vssに電気的に接続されている。
これらのP+型ソースドレイン領域14pおよびN+型ソースドレイン領域14n上には、これらを横断するように、ゲート電極15(ポリシリコンゲート電極膜)が設けられている。このゲート電極15は、コンタクト18を介して、第1層メタル配線16(銅系埋め込み配線)に接続されており、この第1層メタル配線16は、更に、ビア19を介して、第2層メタル配線17(銅系埋め込み配線)に接続され、最終的に、非コアバッファの入力端子TIHに電気的に接続されている。
高耐圧Pチャネル型MISFET(Qp3)のP+型ドレイン領域14pおよび高耐圧Nチャネル型MISFET(Qn3)のN+型ドレイン領域14nは、コンタクト18および第1層メタル配線16(銅系埋め込み配線)を介して相互に接続されており、この第1層メタル配線16は、たとえば、ビア19を介して、第2層メタル配線17(銅系埋め込み配線)に接続されている。
6.前記実施の形態(変形例を含む)に関する補足的説明並びに全般についての考察(主に図26)
図26は本願の前記一実施の形態の半導体集積回路装置のアウトラインを説明するための図1に対応するチップ上面全体等を表す模式レイアウト図である。これに基づいて、前記実施の形態(変形例を含む)に関する補足的説明並びに全般についての考察を行う。
(1)技術的な課題の説明:
デバイスの微細化に伴い、たとえば、28nmテクノロジノードあたり、および、それより微細なプロセスに於いては、内部ロジック回路やI/O回路に一部に用いる低電圧動作のMISFET(低耐圧MISFET)、すなわち、低電圧MISFET(一般に「コアMISFET」という)のゲート方向を固定する必要がある。一方、チップの外部との関係で、低電圧MISFETと比べて、高い電圧で動作する高電圧MISFET(高電圧動作のMISFET,すなわち、高耐圧MISFET)は、相対的に、微細ではないため、現状では、ゲート方向を固定する必要が比較的小さい。
ここで、たとえば、I/O回路を考えると、高電圧MISFETおよび低電圧MISFETを有するため、チップの一つの辺に沿って配置するために設計した標準I/O回路セル等のI/O回路を適宜、回転させて他の辺に沿った部分に使用することができない。そうすると、実質的に同一の標準I/Oセルであっても、各辺に対して専用セルを準備する必要があるが、その際、隘路となるのが、配線のやり直し処理(配線レイアウト、信号遅延データの解析、シミュレーション等)である。
(2)前記一実施の形態のアウトラインの説明(主に図26):
このような課題を解決するために、前記一実施の形態の半導体集積回路装置に於いては、図26に示すように、まず、矩形形状の半導体基板1の第1の主面1aの内部領域5に、内部回路領域8を設け、内部領域5の外部周辺部に、リング状のI/O回路領域4を設けるのである。そして、たとえば、下辺S1に沿ったI/O回路領域4と左辺S2に沿ったI/O回路領域4に、それぞれ第1のI/OセルC1および第2のI/OセルC2(両者は、実質的に同一機能のセル)を配置する場合に於いて、以下のようにする。すなわち、第1のI/OセルC1を第1のサブセルCS1と第2のサブセルCS2に、第2のI/OセルC2を第3のサブセルCS3(第1のサブセルCS1に対応)と第4のサブセルCS4(第2のサブセルCS1に対応)に分ける。このとき、第1のサブセルCS1と第3のサブセルCS3にのみ、ゲートの配向が固定されたトランジスタが配置されている。そして、第1のI/OセルC1および第2のI/OセルC2を比較すると、第3のサブセルCS3は、第1のサブセルCS1内の一つ又はそれ以上の正方形要素セルCEの各々を上下反転または左右反転させた構造であり、第4のサブセルCS4は、第2のサブセルCS2を90度と等価な角度だけ回転させた構造である。
また、第1のI/OセルC1および第2のI/OセルC2の比較は、以下のようにも見ることができる。すなわち、第2のI/OセルCS2は、第1のサブセルCS1内の一つ又はそれ以上の正方形要素セルCEの各々を回転させることなく、第1のI/OセルCS1を90度と等価な角度だけ回転させるとともに、一つ又はそれ以上の各正方形要素セルCEを上下反転または左右反転させた構造である。
このようにすることによって、標準セルの設計負担を軽減することができる。すなわち、通常、一つの辺に沿ったI/O回路領域4に配置するための標準セルレイアウトが登録されている場合、これから、この一つの辺に対向する辺、すなわち、対向辺に配置するための標準セルレイアウトを設計することは、セル全体の上下反転または左右反転(90度またはそれと等価な角度の回転を伴わない)で完了するので問題がない。これは、結果的に各正方形要素セルCEは、回転しないからである。
しかし、一つの辺に沿ったI/O回路領域4に配置するための標準セルレイアウトが登録されている場合、これから、この一つの辺に隣接する辺(左辺、右辺)に沿ったI/O回路領域4に配置するための標準セルレイアウトを得ようとして、単純にセル全体を90度またはそれと等価な角度だけ回転させると、各正方形要素セルCEも回転してしまう。すなわち、各正方形要素セルCEが有するゲートの配向が固定されたトランジスタのゲートの配向が変わってしまう。そこで、前記の例では、各正方形要素セルCEは、全体の回転によって回転するが、回転を打ち消すように逆方向に同じだけ自転させるのである。
通常、このようにセル全体を90度またはそれと等価な角度だけ回転させるとともに、全体回転を打ち消すように、その中の要素セルCEを先の回転を打ち消すように逆回転しても、配線との整合が取れず、再び配線のレイアウトをしなければならない。しかし、この例では、要素セルCEを正方形要素セルCEとし、端子の位置に90度回転+反転(上下又は左右)の対称性を持たせた結果、先の回転を打ち消すように逆回転しても、配線との整合が維持されるようになっている。
このようなレイアウトを有する半導体集積回路装置は、第1のI/OセルC1の第1のサブセルCS1が、第1のMISFET(ゲートの配向を変更できないMISFET)を有し、第2のI/OセルC2の第3のサブセルCS3が、第3のMISFET(ゲートの配向を変更できないMISFET)を有する場合に、特に有効である。ゲートの配向を変えることなく、配線再レイアウトをすることなく、セル全体として回転したレイアウトを簡単に生成できるからである。
また、このようなレイアウトを有する半導体集積回路装置は、第1のI/OセルC1の第2のサブセルCS2が、ゲートの配向を変更できないMISFETを有さず、第2のI/OセルC2の第4のサブセルCS4が、ゲートの配向を変更できないMISFETを有さない場合に、特に有効である。これは、I/OセルC1全体としての回転が容易だからである。
更に、このようなレイアウトを有する半導体集積回路装置は、内部回路領域8に、ゲートの配向が固定されたトランジスタ(ゲートの配向を変更できないMISFET)を有し、このゲートの配向が、第1のI/OセルC1の第1のサブセルCS1の第1のMISFET(ゲートの配向を変更できないMISFET)のゲートの配向と一致する場合に、特に有利である。これは、内部回路領域8に、ロジック回路等を形成する場合に必然的な構成となるからである。
また、このようなレイアウトを有する半導体集積回路装置は、内部回路領域8が有する多数のMISFETの主要な部分は、ゲートの配向を変更することができないものであり、これらのゲートの配向を変更することができないMISFETのゲートの配向は、第1のMISFETのゲートの配向と一致する場合に、特に有利である。これは、内部回路領域8に、ロジック回路等を形成するLSI(Large Scale Integration)において、必然的な構成となるからである。
7.サマリ
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態では、ポリシリコンゲートを例にとり、具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、メタルゲート、シリサイドゲート、ポリサイドゲート等にも適用できることは言うまでもない。
1 半導体チップまたはウエハ上のチップ領域(半導体基板)
1a 半導体チップのデバイス面(第1の主面)
2 チップ周辺部
3 ボンディングパッド
4 I/Oセル配置領域
5 チップ内部領域
6 マクロセル領域
7 論理回路領域
8 内部回路領域
9 パッドリング領域
11 サブセル間配線
12a,12b,12c,12d,12e,12f 要素セル間配線
14n N+型ソースドレイン領域
14p P+型ソースドレイン領域
15 ゲート電極(ポリシリコンゲート電極膜)
16 第1層メタル配線(銅系埋め込み配線)
17 第2層メタル配線(銅系埋め込み配線)
18 コンタクト
19 ビア
101 論理設計
102 レイアウト
103 OPC処理
104 マスク
105 セルライブラリ
105b 下辺配置用I/Oセルデータ呼び出し工程
105l 左辺配置用I/Oセルデータ登録工程
105r 右辺配置用I/Oセルデータ登録工程
105t 上辺配置用I/Oセルデータ登録工程
106 ウエハリソグラフィ処理
107 I/Oセル用素子レイアウト
108 I/Oセル用相互接続レイアウト
BC1 第1のコアバッファ(ゲートの配向が固定されたバッファ)
BC2 第2のコアバッファ(ゲートの配向が固定されたバッファ)
BH 非コアバッファ(ゲートの配向が固定されていないバッファ)
C1 下辺配置用I/Oセル(第1のI/Oセル)
C2 左辺配置用I/Oセル(第2のI/Oセル)
C3 右辺配置用I/Oセル
C4 上辺配置用I/Oセル
CE、CE1,CE2,CE3,CE4 要素セル(正方形要素セル)
CS1 ゲートの配向が固定されたトランジスタを有するサブセル(第1のサブセル)
CS2 ゲートの配向が固定されたトランジスタを有さないサブセル(第2のサブセル)
CS3 ゲートの配向が固定されたトランジスタを有するサブセル(第3のサブセル)
CS4 ゲートの配向が固定されたトランジスタを有さないサブセル(第4のサブセル)
FC セル全体上下反転操作
FS 正方形要素セル上下反転操作
GO ゲートの配向
NW N型ウエル領域
P1 上辺配置用I/Oセル生成プロセス
P2 左辺配置用I/Oセル生成プロセス
P3 右辺配置用I/Oセル生成プロセス
PW P型ウエル領域
Qn1、Qn2 低耐圧Nチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されたトランジスタ)
Qn3 高耐圧Nチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されていないトランジスタ)
Qp1、Qp2 低耐圧Pチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されたトランジスタ)
Qp3 高耐圧Pチャネル型MISFET(ゲートの配向が固定されていないトランジスタ)
RC+ セル全体時計回り90度回転操作
RC− セル全体反時計回り90度回転操作
RS+ 正方形要素セル時計回り90度回転操作
RS− 正方形要素セル反時計回り90度回転操作
S1 半導体チップの第1の辺
S2 半導体チップの第2の辺
S3 半導体チップの第3の辺
S4 半導体チップの第4の辺
SC セル全体左右反転操作
SM 対象性の指標(セルの方位指標)
SS 正方形要素セル左右反転操作
TI13 要素セルの第1のコアバッファの第1の入力端子
TI14 要素セルの第1のコアバッファの第2の入力端子
TI23 要素セルの第2のコアバッファの第1の入力端子
TI24 要素セルの第2のコアバッファの第2の入力端子
TIH 非コアバッファの入力端子
TO11 要素セルの第1のコアバッファの第1の出力端子
TO12 要素セルの第1のコアバッファの第2の出力端子
TO21 要素セルの第2のコアバッファの第1の出力端子
TO22 要素セルの第2のコアバッファの第2の出力端子
Vddc 低電圧電源電位(低電圧電源配線)
Vddh 高電圧電源電位(高電圧電源配線)
Vss 接地電位(接地配線)

Claims (10)

  1. 以下を含む半導体集積回路装置:
    (a)矩形形状であって、第1の主面を有する半導体基板;
    (b)前記第1の主面上の内部領域に設けられた内部回路領域;
    (c)前記第1の主面上に設けられたリング状のI/O回路領域;
    (d)前記I/O回路領域内の前記半導体基板の第1の辺に沿った部分に設けられた第1のI/Oセル;
    (e)前記I/O回路領域内の前記半導体基板の前記第1の辺に隣接する第2の辺に沿った部分に設けられた第2のI/Oセル、
    ここで、前記第1のI/Oセルは、以下を含む:
    (d1)ゲートの配向が前記内部回路領域のゲートの配向と一致する第1のMISFETを有する第1のサブセル;
    (d2)第2のMISFETを有する第2のサブセル、
    更に、ここで、前記第2のI/Oセルは、以下を含む:
    (e1)ゲートの配向が前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する第3のMISFETを有する第3のサブセル;
    (e2)ゲートの配向が前記第1のMISFETのゲートの配向と直交する第4のMISFETを有する第4のサブセル、
    ここで、前記第3のサブセルは、前記第1のサブセル内の一つ又はそれ以上の正方形要素セルの各々を上下反転または左右反転させた構造であり、前記第4のサブセルは、前記第2のサブセルを90度と等価な角度だけ回転させた構造である。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路装置において、前記第1のMISFETおよび前記第3のMISFETの各々は、前記ゲートの配向を変更することができない。
  3. 請求項2に記載の半導体集積回路装置において、前記第2のサブセルおよび前記第4のサブセルの各々は、ゲートの配向を変更することができないMISFETを有さない。
  4. 請求項3に記載の半導体集積回路装置において、前記内部回路領域は、ゲートの配向を変更することができないMISFETを有し、このMISFETのゲートの配向は、前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する。
  5. 請求項4に記載の半導体集積回路装置において、前記内部回路領域が有する多数のMISFETの主要な部分は、ゲートの配向を変更することができないものであり、これらのゲートの配向を変更することができないMISFETのゲートの配向は、前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する。
  6. 以下を含む半導体集積回路装置:
    (a)矩形形状であって、第1の主面を有する半導体基板;
    (b)前記第1の主面上の内部領域に設けられた内部回路領域;
    (c)前記第1の主面上に設けられたリング状のI/O回路領域;
    (d)前記I/O回路領域内の前記半導体基板の第1の辺に沿った部分に設けられた第1のI/Oセル;
    (e)前記I/O回路領域内の前記半導体基板の前記第1の辺に隣接する第2の辺に沿った部分に設けられた第2のI/Oセル、
    ここで、前記第1のI/Oセルは、以下を含む:
    (d1)ゲートの配向が前記内部回路領域のゲートの配向と一致する第1のMISFETを有する第1のサブセル;
    (d2)第2のMISFETを有する第2のサブセル、
    更に、ここで、前記第2のI/Oセルは、以下を含む:
    (e1)ゲートの配向が前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する第3のMISFETを有する第3のサブセル;
    (e2)ゲートの配向が前記第1のMISFETのゲートの配向と直交する第4のMISFETを有する第4のサブセル、
    ここで、前記第2のI/Oセルは、前記第1のサブセル内の一つ又はそれ以上の正方形要素セルの各々を回転させることなく、前記第1のI/Oセルを90度と等価な角度だけ回転させるとともに、前記一つ又はそれ以上の各正方形要素セルを上下反転または左右反転させた構造である。
  7. 請求項6に記載の半導体集積回路装置において、前記第1のMISFETおよび前記第3のMISFETの各々は、前記ゲートの配向を変更することができない。
  8. 請求項7に記載の半導体集積回路装置において、前記第2のサブセルおよび前記第4のサブセルの各々は、ゲートの配向を変更することができないMISFETを有さない。
  9. 請求項8に記載の半導体集積回路装置において、前記内部回路領域は、ゲートの配向を変更することができないMISFETを有し、このMISFETのゲートの配向は、前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する。
  10. 請求項9に記載の半導体集積回路装置において、前記内部回路領域が有する多数のMISFETの主要な部分は、ゲートの配向を変更することができないものであり、これらのゲートの配向を変更することができないMISFETのゲートの配向は、前記第1のMISFETのゲートの配向と一致する。
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