JP2015039264A - 整流子モータのブラシホルダーおよびそのブラシホルダーの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電装用途に使用されるブラシ付モータにおいて、低コスト、長寿命化が成立出来るモータのブラシホルダーおよび製造方法を目的とする。
【解決手段】樹脂成形のブラシホルダー2にてブラシ1を摺動自在に保持する箇所を有し、かつブラシ1摺動面と対向する面に真鍮板、またはメッキ鋼板のカバープレート8を有し、カバープレート孔9にストッパー11をセットしてブラシバネ3のバネ圧をストッパー11で仮止めしてブラシ1を全体またはモータ組立の弊害にならない位置まで収納可能とした単純な製造方法でモータの低コスト化、長寿命化を得られるものである。
【選択図】図1
【解決手段】樹脂成形のブラシホルダー2にてブラシ1を摺動自在に保持する箇所を有し、かつブラシ1摺動面と対向する面に真鍮板、またはメッキ鋼板のカバープレート8を有し、カバープレート孔9にストッパー11をセットしてブラシバネ3のバネ圧をストッパー11で仮止めしてブラシ1を全体またはモータ組立の弊害にならない位置まで収納可能とした単純な製造方法でモータの低コスト化、長寿命化を得られるものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等のラジエータ冷却ファンやカーエアコン用コンデンサ冷却ファン等の電装分野に使用されるモータに関する。
従来、整流子モータに使用されるブラシホルダーは図5に示しているものがある(特許文献1参照)。従来例1のモータのブラシホルダーを図5と図6を用いて説明する。
図5は従来例1のブラシホルダー断面図を示す。図6は従来例1のブラシホルダー縦断面図を示す。
ピグテールの一端を固着したブラシ1と前記ブラシ1を収納し、かつ摺動自在に保持するブラシホルダー2と、前記ブラシ1をブラシホルダー2の一開口端側へ押圧付勢するブラシバネ3を備えるものにおいて、前記ブラシ1全体がブラシホルダー2内に収納された状態において前記ブラシバネ3とブラシ1の当接面位置に、ブラシホルダー2およびブラシ箱4を貫通してブラシバネ係り止め用のストッパー11が挿入可能な貫通孔10を設けている。
また、導電部であるブラシ箱にブラシバネのバネ圧を抑えるものもある(特許文献2参照)。従来例2のモータのブラシホルダーを図7を用いて説明する。図7は従来例2のブラシ挿入直前状態を示すブラシホルダー縦断面図を示す。ブラシ1とブラシバネ3を収納する金属製のブラシ箱4からなり、前記ブラシ箱4の一つの面に一体で前記ブラシ1と接する内面側に張り出したブラシ切り起こし面部5を設け、前記ブラシ切り起こし面部5をブラシ切り欠き部6に挿入する。また、ブラシ切り起こし面部5の先端にブラシ箱の外側より引張り可能なブラシ固定解除脚部7を設けている。
しかしながら、前記特許文献1の構造では、ブラシとブラシバネの間にストッパーを挿入するという構造になっている。この構造ではブラシが挿入された状態でストッパーを刺すため、精度の高い工程が必要であり、さらにピグテールをストッパーの中央にピグテールを挟みこむ必要があり、作業工数がアップという課題があった。
また、前記従来例2の構成では、図7においてブラシ箱の切り起こし部を設置するためにブラシ側面にバネ圧を抑制するためのブラシ箱に係り止め用の切り欠きが必要で、かつ前記係り止めを解除するためにブラシ箱の切り起こし部分をモータフレーム外に出す必要があった。さらにブラシにおいても切り起こし部をブラシに挿入してバネ圧を抑えるため、ブラシにも切り欠き部が必要でモータ寿命にも影響が出る。更に解除部分はモータフレーム外のためシールする必要があり、コストアップ、および工数アップという課題があった。
本発明は、前記従来例の課題を解決するもので、カバープレートにストッパーセット用
の孔を有する事でブラシおよびブラシバネを単独で組立可能にするブラシホルダーおよび製造方法を提供することを目的とする。
の孔を有する事でブラシおよびブラシバネを単独で組立可能にするブラシホルダーおよび製造方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明はブラシ箱からブラシをピグテールが付いた状態で取り出し可能であり、ブラシを取り出した状態で、ストッパーを挿入することが出き、ブラシバネを棒状の治具等によりブラシ箱内部に押しこんだ状態で全圧縮状態にし、その状態でストッパー挿入することが可能なため、ストッパーを挿入しやすい事を特徴とする。
これによってブラシ挿入前にブラシバネのバネ圧をストッパーで仮止めして単純作業とする事で工数削減を可能としたものである。
本発明によれば、ブラシホルダーへの穴加工および複雑なストッパーを不要とし、ストッパーの挿入作業も簡単で低コスト化という効果が得られる。
本発明はブラシのピグテールをブラシ側面に有し、カバープレート孔にストッパーでブラシバネを仮止めして作業を単純にさせる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
実施の形態1について、図1から図4を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態1におけるブラシホルダー2の平面図である。図2はブラシホルダー2の側面図である。図3は図1のA−A矢視断面図である。図4は本発明の実施の形態1における整流子モータ平面図である。
実施の形態1について、図1から図4を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態1におけるブラシホルダー2の平面図である。図2はブラシホルダー2の側面図である。図3は図1のA−A矢視断面図である。図4は本発明の実施の形態1における整流子モータ平面図である。
樹脂成形のブラシホルダー2にてブラシ1を摺動自在に保持する箇所を有し、かつブラシ摺動面と対向する面に真鍮板、またはメッキ鋼板のカバープレート8を有し、カバープレート8にはストッパー11セット用のカバープレート孔9を有し、ピグテールの一端を側面に固着したブラシ1を収納するブラシ箱を有するブラシホルダー2の構成である。以上のように構成されたブラシホルダー2について、以下その動作、作用を説明する。
図1において、斜線で示されているブラシ1はブラシバネ3を治具またはピンセット等で全圧縮させ、ストッパー11で仮止めした状態である。また図1における二点鎖線で示す円はモータ組立時に他部品が入り込むスペースである。他部品は省略している。よって図1におけるブラシ1はモータ組立上、問題無い位置である。
図2のように、ブラシ1を取り出した状態で、ストッパー11を挿入することが出き、ブラシバネ3を棒状の治具(図示せず)等によりブラシ箱内部に押しこんだ状態で全圧縮状態にし、その状態でストッパー挿入することが可能なため、ブラシバネ3をブラシ1挿入前に仮止めする事で従来例1に示すようなブラシ1とブラシバネ3の間に挿入する手間が省ける。前記よりストッパー11の位置はカバープレート8のカバープレート孔9の内径方向で決定するが、ブラシ1とブラシバネ3の組立を分離して行うため、カバープレート孔9の内径方向の寸法はブラシバネ3の全圧縮位置から内径方向に0.5mm程度の範囲まで設定可能となる。
また、本発明は図2に示すようにブラシ1のピグテール14がブラシ1の側面に有しており、ブラシ箱4の側面のピグテール用の溝15からピグテール14を挿入するため、図6のピグテール14のようにストッパー11の中央の溝の間に挟む必要が無いため、図3のストッパー11のように形状は単純な平板またはピンとすることができる。さらに図4は整流子モータの組立図であるが、ブラシホルダー2と電機子12は別工程のため、モータ組立においてはストッパー11がモータ組立の弊害になる事はなく、図4のモータの最終組立状態でストッパー11を解除出来る。
本発明は自動車等のラジエータ冷却ファンやカーエアコン用コンデンサ冷却ファン等の電装分野に使用される低コスト化、長寿命化を目的として有用である。
1 ブラシ
2 ブラシホルダー
3 ブラシバネ
4 ブラシ箱
5 ブラシ切り起こし面部
6 ブラシ切り欠き部
7 ブラシ固定解除脚部
8 カバープレート
9 カバープレート孔
10 貫通孔
11 ストッパー
12 電機子
13 ブラケット
14 ピグテール
15 ピグテール用の溝
2 ブラシホルダー
3 ブラシバネ
4 ブラシ箱
5 ブラシ切り起こし面部
6 ブラシ切り欠き部
7 ブラシ固定解除脚部
8 カバープレート
9 カバープレート孔
10 貫通孔
11 ストッパー
12 電機子
13 ブラケット
14 ピグテール
15 ピグテール用の溝
Claims (4)
- 整流子モータの巻線に給電する整流子を有したロータに対し外周側に対向するように配置されたステータとなる前記整流子モータのブラシホルダーであって、前記整流子に摺接して前記巻線に給電するためのブラシと、前記ブラシが前記ロータに摺動する摺動面を前記ロータに押圧するとともに前記摺動面の反対側端面に当接するブラシバネ当接面とで接するブラシバネと、前記ブラシの摺動面に対するブラシ側面に接続されたピグテール線と、前記ブラシを保持するブラシ箱を備え、前記摺動面に対するブラシ箱側面にピグテール用の溝が前記ブラシの摺動面に向けて前記ブラシ箱の端面まで突き抜けて形成しており、前記ブラシの摺動面の側面にこのブラシ箱内の前記ブラシバネが全圧縮した位置よりも圧縮方向手前(前記ロータ側)に孔があることを特徴とするブラシホルダー。
- 前記ブラシ箱の側面は真鍮板またはメッキ鋼板のカバープレートにより成形され、このカバープレートは前記孔を有し、樹脂製のブラシホルダーに前記カバープレートを固着することにより前記ブラシ箱を形成することを特徴とする請求項1に記載のブラシホルダー。
- 請求項1または2に記載のブラシホルダーにおいて、前記孔に前記ブラシバネ用のストッパーを挿入してブラシバネを圧縮した状態で仮止めすることを特徴とするブラシホルダーの製造方法。
- 前記ストッパーは、平板またはピンであることを特徴とする請求項3に記載のブラシホルダーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013169520A JP2015039264A (ja) | 2013-08-19 | 2013-08-19 | 整流子モータのブラシホルダーおよびそのブラシホルダーの製造方法 |
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Publications (1)
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JP2015039264A true JP2015039264A (ja) | 2015-02-26 |
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ID=52632019
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JP2013169520A Pending JP2015039264A (ja) | 2013-08-19 | 2013-08-19 | 整流子モータのブラシホルダーおよびそのブラシホルダーの製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108964372A (zh) * | 2018-08-25 | 2018-12-07 | 中船重工电机科技股份有限公司 | 大型直流电机换向器电刷刷握装配工装及装配方法 |
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2013
- 2013-08-19 JP JP2013169520A patent/JP2015039264A/ja active Pending
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CN108964372A (zh) * | 2018-08-25 | 2018-12-07 | 中船重工电机科技股份有限公司 | 大型直流电机换向器电刷刷握装配工装及装配方法 |
CN108964372B (zh) * | 2018-08-25 | 2023-10-17 | 中船重工电机科技股份有限公司 | 大型直流电机换向器电刷刷握装配工装及装配方法 |
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