JP2009071991A - ブラシ装置及びこれを備えた電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機のフレームに取付けられる以前の状態でのブラシの損傷を防止できるブラシ装置を提供する。
【解決手段】絶縁ベース22に取付けられた筒状のブラシホルダ26に軸方向に移動可能にカーボンブラシ31を収容し、このブラシの後端面31bとこれに対向して絶縁ベース22に取付けたばね受け24とで挟設されたコイルばね35で、ブラシ31をブラシホルダ26から突出する方向に付勢したブラシ装置21を前提とする。ブラシホルダ26に逃げ部27を形成する。逃げ部27に対向する凹部32をブラシ31の側面に設ける。逃げ部27を通って凹部32に係脱される係合部41bを有した保持部材41を備える。係合部41bが凹部32に係合されることでブラシ31をブラシホルダ26から突出しないように保持するとともに、前記係合が解除されたときにブラシ31のブラシホルダ26からの突出が許されるようにしたことを特徴としている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電動機のフレームに組み込まれる以前の状態でブラシの損傷を防止できるようにしたブラシ装置、及びこのブラシ装置を備えた整流子電動機等の電動機に関する。
従来、整流子電動機が備えるブラシ組立体(ブラシ装置)は、筒状のブラシホルダ内にこのホルダの軸方向に移動可能に配設されたカーボンブラシを、このブラシの先端がブラシホルダから突出するように付勢するコイルばねを備えていて、コイルばねで電動送風機の電動部が備える整流子にカーボンブラシの先端を押付けている(例えば、特許文献1参照。)。
このブラシ組立体で、ブラシホルダの整流子と反対側の端部には導電性のばね受け板が固定されていて、このばね受け板はコイルばねのカーボンブラシと反対側の端を支持している。ばね受け板には伸縮可能な接続用銅線(ピッグテール)が接続され、この接続用銅線はコイルばねを貫通して設けられていて、カーボンブラシに電気的に接続されている。
特開2006−340474号公報(段落0011−0020、図1−図2)
特許文献1のブラシ組立は、電動送風機のフレームに取付けられることにより、整流子に接したカーボンブラシがコイルばねに抗してブラシホルダ内に押し込まれるとともに、コイルばねの付勢力で整流子へのカーボンブラシの接触が保持された状態に配置されている。
しかし、特許文献1のブラシ組立には、ブラシホルダの軸方向に沿うカーボンブラシの移動を拘束する手段を何ら講じられていない。そのため、フレームに取付けられる以前の状態のブラシ組立、つまり、ブラシ装置が単品で未使用の状態にあるときには、カーボンブラシの略全長にわたる部位が、コイルばねの付勢力でブラシホルダ外に押し出される。
この状態では、押し出されているカーボンブラシに他の物がぶつかることがあり、それによって、カーボンブラシの側面等の一部が欠ける等カーボンブラシが傷付く蓋然性が高い。
そして、カーボンブラシに傷が付与された状態のまま、ブラシ組立が電動送風機のフレームに取付けられて、電動送風機が使用される場合には、傷がある部位が整流子に達した時点で、カーボンブラシを流れる電流密度がそれ以前より高くなる。このため、整流子とカーボンブラシとの間に発生する整流火花の状態が悪化する、という不都合がある。
本発明の目的は、電動機のフレームに取付けられる以前の状態でブラシが損傷することを防止できるブラシ装置、及びこのブラシ装置を備えて整流火花を安定させることができる電動機を提供することにある。
本発明のブラシ装置は、絶縁ベースに取付けられた筒状のブラシホルダに軸方向に移動可能にブラシを収容し、このブラシの後端面とこれに対向して絶縁ベースに取付けられたばね受けとで挟設されたコイルばねで、ブラシをブラシホルダから突出する方向に付勢したブラシ装置において、ブラシホルダに逃げ部を形成し、この逃げ部に対向する凹部をブラシの側面に設ける。更に、逃げ部を通って凹部に係脱される係合部を有した保持部材を備え、この保持部材の係合部を凹部に係合させることでブラシをブラシホルダから突出しないように保持するとともに、前記係合が解除されたときにブラシのブラシホルダからの突出が許されるようにしたことを特徴としている。
本発明のブラシ装置は、この装置が単品で未使用の状態において、ブラシをブラシホルダ内に没するようにコイルばねに抗して押し込むことにより、ブラシホルダの逃げ部に対向されたブラシの凹部に、保持部材の係合部を係合させることで、ブラシをブラシホルダから突出しないように保持できる。これにより、ブラシが他の物とぶつかって欠ける等の損傷を負うことをブラシホルダによって防止し、ブラシを保護できる。
又、本発明の電動機は、前記ブラシ装置を備えたので、このブラシ装置が電動機のフレームに取付けられる以前の状態でのブラシの損傷が防止されるに伴い、このブラシと整流子との間での整流火花を安定させることができる。
本発明のブラシ装置によれば、電動機のフレームに取付けられる以前の状態でブラシが損傷することを防止できる、という効果がある。
本発明の電動機によれば、前記ブラシ装置を備えたことで、整流火花を安定させることができる、という効果がある。
本発明の第1実施形態を図1〜図5を参照して説明する。
図1中符号1は例えば電気掃除機の掃除機本体に搭載される電動送風機を示している。この電動送風機1は、電動機をなすモータ部2と、このモータ部2により駆動される送風部3を具備している。
モータ部2は、フレーム5と、固定子11と、回転子15と、整流子18と、一対のブラシ装置21を備えている。
金属製のフレーム5は、一端が閉鎖壁6aで閉じられた有底円筒状のフレーム本体6の他端に、この他端の開口を横切ってフレーム端板7を連結してなる。フレーム本体6はその他端開口を囲んで外側に張り出す環状フランジ部6bを有している。この環状フランジ部6bに平面形状が短冊状をなしたフレーム端板7の両端部が連結されている。フレーム本体6の閉鎖壁6aの中央部に軸受8が取付けられているとともに、フレーム端板7の中央部にも軸受9が取付けられている。
固定子11は、枠状の固定子鉄心と、これに巻き付けられた固定子巻線を有している。更に、固定子11は、閉鎖壁6aに対向する絶縁材製の端子ホルダ12を有しているとともに、この端子ホルダ12に取付けられた複数の端子金具13(一個のみ図示する。)を有している。端子金具13の端子ホルダ12に埋め込まれた部分は固定子巻線が電気的に接続されている。複数の端子金具13の内で、フレーム本体6の周方向に180度隔たるように対応して配置された一対の端子金具13は、端子ホルダ12外に配置された部位を有していて、この部位はフレーム本体6の内周面に向けて突出するように折り曲げられている。
回転子15は、回転軸15aに回転子鉄心15bを取付け、この回転子鉄心15bに回転子巻線15cを巻き付けて形成されている。回転子15は、その回転軸15aを軸受8,9に回転自在に支持して固定子11の内側に配設されている。回転軸15aは軸受9を貫通している。
整流子18は、回転子鉄心15bと軸受8との間に位置して回転軸15aに取付けられている。整流子18がその外周面に露出して有した整流子片に、回転子巻線15cの端末部が接続されている。
図2及び図3に示すようにブラシ装置21は、絶縁ベース22と、ばね受け24と、ブラシホルダ26と、ブラシ例えばカーボンブラシ31と、コイルばね35と、ピッグテール38と、保持部材41を備えている。
絶縁ベース22は、絶縁材料により形成されており、ホルダ装着孔23及び取付け部22aを有している。取付け部22aはホルダ装着孔23が延びる方向に対して直角となる方向に突出されている。ばね受け24はホルダ装着孔23と対向して絶縁ベース22に取付けられている。ばね受け24は金属板からなる。このばね受け24にはモータ部2に電源を供給するための図示しない外部リード線が接続されるようになっている。
絶縁ベース22は、ばね受け24が取付けられた端部及び取付け部22aを除いてフレーム5のフレーム本体6内に挿入されている。この挿入状態で、フレーム本体6の外面に接した取付け部22aを通ってフレーム本体6にねじ25をねじ込むことによって、フレーム5に絶縁ベース22が取付けられている。
ブラシホルダ26は、金属製であって、図4に示すように長手方向に直交する方向の断面が四角環形をなす筒状に形成されている。このブラシホルダ26一端26a及び他端26bはいずれも開放されている。ブラシホルダ26はその側壁26cに逃げ部27を有している。逃げ部27は、ブラシホルダ26の長手方向両端間で他端26bに寄った位置で側壁26cに形成されている。逃げ部27は、例えば孔からなるが、これに代えて、他端26bに開放する溝で形成することもできる。
ブラシホルダ26は、その他端26bをホルダ装着孔23に挿入するとともに、一端26aを絶縁ベース22から突出させて絶縁ベース22に取付けられている。絶縁ベース22は逃げ溝22bを有している。この逃げ溝22bは逃げ部27に対向している。
カーボンブラシ31はブラシホルダ26にこのブラシホルダ26の軸方向(長手方向)に移動可能に収容されている。カーボンブラシ31の長手方向に直交する方向の断面は、図5に示すように略四角形をなしていて、その四隅は面取りされている。未使用の状態でのカーボンブラシ31の軸方向長さは、ブラシホルダ26の軸方向長さより短い。
このカーボンブラシ31の先端面31aは、整流子18に周面に適合する円弧面で形成されている。カーボンブラシ31の後端面31bは、カーボンブラシ31の長手方向に直角な面で形成されている。この後端面31bはばね受け24に対向している。
カーボンブラシ31には、逃げ部27が形成されたブラシホルダ26の側壁26cに対向したカーボンブラシ31の側面に開放する凹部32が設けられている。凹部32は例えば図5に示すようにカーボンブラシ31の長手方向に直交する方向に延びた溝からなる。なお、凹部32は溝でなはなく穴で形成することもできる。
コイルばね35は、絶縁ベース22内においてカーボンブラシ31の後端面31bとばね受け24とで挟持されている。このコイルばね35によって、カーボンブラシ31はブラシホルダ26の開放された一端26aから突出する方向に付勢されている。この付勢によって、カーボンブラシ31の先端面31aが整流子18の周面に押付けられるようになっている。
ピッグテール38は、コイルばね35を軸方向に貫通しており、その一端部はカーボンブラシ31の後端部に埋め込まれ、他端はばね受け24に接続されている。したがって、このピッグテール38を介してばね受け24とカーボンブラシ31が電気的に接続されている。ここにカーボンブラシ31の後端部とは、後端面31bを基準として、図3においてカーボンブラシ31の後端面31bの高さH(図5参照)に相当する長さLの範囲を指している。この長さLを有したカーボンブラシ31の後端部は、カーボンブラシ31が使用により摩耗して最大に短くなった場合でも残される部位である。
ピッグテール38は、数十本の細い銅線を撚って形成されており、整流子18との接触によるカーボンブラシ31の摩耗に伴うこのブラシの短寸化に追従するように自在に変形できる。ピッグテール38のカーボンブラシ31後端部への埋め込み深さSは前記長さLより短い。この埋め込み深さSの範囲内に前記凹部32が形成されている。
保持部材41は、金属からなり、本実施形態の場合、ブラシホルダ26の側壁26cの一部を切起こして形成されている。このようにブラシホルダ26に保持部材41を一体に形成したことは、ブラシホルダ26とは別の部品としての保持部材41を要しないので、ブラシ装置21の部品点数及び組立工数を低減できる点で好ましい。
保持部材41は、絶縁ベース22の逃げ溝22b内に配置されていて、弾性変形が可能である。保持部材41の先端部41aは、カーボンブラシ31の側面から次第に遠ざかるように傾斜する呼び込み用の斜状面をなしている。保持部材41は、その先端部41aと、保持部材41の弾性変形の起点となる保持部材41の根元との間に係合部41bを有している。係合部41bは、凹部32に係脱される部位であって、カーボンブラシ31の側面に向けて突出するV字状の曲げ部で形成されている。この係合部41bは、保持部材41が自由状態にあるとき、逃げ部27を通ってブラシホルダ26内に入り込むようになっている。
前記構成のブラシ装置21がフレーム5にねじ止めされる以前の未使用の状態は図3に示されており、この単品状態でブラシ装置21は保管や物流に供される。図3に示したブラシ装置21は、保持部材41によって、カーボンブラシ31全体がブラシホルダ26内に押し込まれた状態に保持されている。
この状態は、カーボンブラシ31の後端部側面で保持部材41の係合部41bを押し退けながら、カーボンブラシ31をブラシホルダ26内に没するようにコイルばね35に抗して押し込むことにより得ることができる。
すなわち、カーボンブラシ31の押し込みに伴いブラシホルダ26の逃げ部27に対向されたカーボンブラシ31の凹部32に、保持部材41の係合部41bを係合される。こうした凹部32への係合部41bの引っ掛かりにより、コイルばね35の付勢力に拘わらず、カーボンブラシ31全体がブラシホルダ26の一端26aから突出しないように保持される。
そのため、ブラシ装置21の保管作業等の際にカーボンブラシ31が他の物とぶつかって欠ける等の損傷を負うことが、金属製のブラシホルダ26によって防止されて、カーボンブラシ31を保護できる。又、保管時など未使用の状態でのブラシ装置21の姿がコンパクトになるので、保管スペース等も小さくて済む。
図3で示した単品状態のブラシ装置21は、その絶縁ベース22を既述のようにフレーム本体6にねじ止めし、このフレーム本体6の内面に指向している端子金具13に対応する位置でフレーム5に取付けられる。この取付けの際、絶縁ベース22が有した取付け部22aのフレーム本体6へ当たった側面を基準として、ブラシ装置21の図3中右側部分がフレーム5内に挿入される。これに伴って、図2に示すように固定子11の端子金具13が保持部材41の裏側に挿入される。この場合、端子金具13は、保持部材41の斜状をなした先端部41aに案内されるので、円滑に保持部材41の裏側に挿入される。
保持部材41の裏側に対する端子金具13の挿入が深くなるに伴い、図2に示すように保持部材41はその根元を支点としてカーボンブラシ31から離れる方向に弾性変形され、同時に、端子金具13が保持部材41と反対向きに弾性変形される。これにより、保持部材41の係合部41bとカーボンブラシ31の凹部32との係合が外される。
したがって、この係合の解除により、コイルばね31の付勢力で、カーボンブラシ31が、ブラシホルダ26に沿って整流子18に向けて押し動かされて、ブラシホルダ26の一端26aから突出される。それにより、カーボンブラシ31の先端面31bが整流子18に押付けられる。
このようにブラシ装置21をモータ部2のフレーム5に取付けるという必然的な作業に伴って、保持部材41によるカーボンブラシ31の拘束を解除できる。そのため、保持部材41の係合部41bをカーボンブラシ31の凹部32から外すための手間を特別に要することがなく、モータ部2の組立て工数を低減できる。
しかも、前記解除に、固定子11の端子金具13を利用したので、この解除のための専用部品を要することがなく、モータ部2の部品点数及び組立て工数を低減できる。
更に、保持部材41及び端子金具13は互いに弾性変形して接するので、これらの接触が安定して維持される。このため、カーボンブラシ31との接触でこれと電気的に接続されたブラシホルダ26と、固定子11の端子金具13との電気的導通を、保持部材41を介して確保することができる。
又、図1に示すように送風部3は、遠心ファン51と、ファンカバー52と、整流板53とを備えている。遠心ファン51は回転軸15aに連結されている。ファンカバー52は中央部に吸込み口52aを有していて、遠心ファン51を覆って環状フランジ部6bの外周に嵌合して取付けられている。整流板53はファンカバー52の周部と環状フランジ部6bとで挟持されている。この整流板53は遠心ファン51によって吸込まれた空気を静圧化しながらモータ部2内に導くようになっている。
モータ部2の固定子11の固定子巻線への通電は、ばね受け24、ピッグテール38、カーボンブラシ31、ブラシホルダ26、保持部材41、及び端子金具13を経由して行われ、それにより固定子11はトルクを発生する。モータ部2の回転子15の回転子巻線15cへの通電は、ばね受け24、ピッグテール38、カーボンブラシ31、及び整流子18を経由して行われる。これにより、回転子15は回転されて遠心ファン51を駆動する。したがって、電動送風機1が送風作動を営む。
こうした電動送風機1のモータ部2の運転に伴い、整流子18との摩擦によってカーボンブラシ31の長さは次第に短くなる。ところで、既述のようにカーボンブラシ31は、ブラシ装置21が単体で未使用の状態では切り欠き等の傷を負わないようにブラシホルダ26によって保護されている。
このため、カーボンブラシの側面に欠けがある場合のように、カーボンブラシが短くなるに従い欠けている部位が整流子18に到達して、カーボンブラシを流れる電流密度がそれ以前より高くなって、整流子18とカーボンブラシとの間に発生する整流火花の状態が悪化する、という不都合が生じないようにできる。
又、既述のようにモータ部2の運転に伴いカーボンブラシ31の長さは次第に短くなるが、モータ部2の運転は、カーボンブラシ31の最も短くなった時の長さが、ピッグテール38のカーボンブラシ31への埋め込み深さSに達しないように例えば電動機制御回路で運転最長時間が制御されている。このため、短くなったカーボンブラシ31の先端面にピッグテール38が露出して、それが整流子18に擦れて整流子18が傷付けられることを防止できる。
図6を参照して本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態で第1実施形態と同じ構成については、第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略し、第1実施形態とは異なる事項について以下説明する。
第2実施形態では、絶縁ベース22がホルダ装着孔23と平行な金具取付け孔28を有している。この金具取付け孔28は逃げ溝22bに連続している。更に、第2実施形態では、ブラシホルダ26に一体に保持部材41を設けることに代えて、金属製のばね受け24から保持部材41を一体に折り曲げて設けている。この保持部材41は、金具取付け孔28に圧入される半球状部41cを有していて、それにより、金具取付け孔28に挿通して絶縁ベース22に取付けられている。保持部材41の先端部41a及び係合部41bが設けられた部位は、逃げ溝22bに配置されている。これにより、第2実施形態での固定子巻線に対する通電は、ばね受け24及びその保持部材41とこれに接した端子金具13を介して行われるようになっている。以上説明した事項以外の構成は第1実施形態と同じである。
したがって、第2実施形態のブラシ装置21及びこれを備えた電動機を有した電動送風機(図6には示されない)においても、第1実施形態で既に説明した理由で本発明の課題を解決できる。
本発明の第1実施形態に係る電動機を備えた電動送風機を一部断面して示す側面図。 図1の電動送風機が備える第1実施形態のブラシ装置まわりを拡大して示す断面図。 図2に示したブラシ装置を電動機フレームに取付けられる前の単品状態で示す断面図。 図3のブラシ装置のブラシホルダとこの内側に配設されたカーボンブラシとの関係を示す正面図。 図3のブラシ装置が備えたカーボンブラシを示す断面図。 本発明の第2実施形態に係るブラシ装置を電動機フレームに取付けられる前の単品状態で示す断面図。
符号の説明
2…モータ部(電動機)、5…フレーム、11…固定子、13…端子金具、15…回転子、15a…回転軸、18…整流子、21…ブラシ装置、22…絶縁ベース、22b…逃げ溝、23…ホルダ装着孔、24…ばね受け、26…ブラシホルダ、26a…ブラシホルダの一端、26b…ブラシホルダの他端、26c…ブラシホルダの側壁、27…逃げ部、31…カーボンブラシ(ブラシ)、31a…カーボンブラシの先端面、31b…カーボンブラシの後端面、32…コイルばね、35…コイルばね、38…ピッグテール、41…保持部材、41b…係合部

Claims (4)

  1. ホルダ装着孔を有した絶縁ベースと、
    この絶縁ベースに前記ホルダ装着孔と対向して取付けられたばね受けと、
    一端及び他端が開放されるとともにこれら両端間でかつ前記他端に寄せて逃げ部が形成され、前記他端を前記ホルダ装着孔に挿入するとともに前記一端を前記絶縁ベースから突出させて前記絶縁ベースに取付けられた筒状のブラシホルダと、
    このブラシホルダに軸方向に移動可能に収容されたブラシであって、前記逃げ部に対向する側面及び前記ばね受けに対向する後端面を有し、前記側面に開放する凹部が形成された前記ブラシと、
    前記後端面と前記ばね受けとで挟持され前記ブラシを前記ブラシホルダの開放された前記一端から突出する方向に付勢するコイルばねと、
    前記逃げ部を通って前記凹部に係脱される係合部を有した保持部材であって、前記係合部を前記凹部に係合させて前記ブラシを前記ブラシホルダから突出しないように保持するとともに、前記係合が解除されたときに前記ブラシの前記ブラシホルダからの突出を許す前記保持部材と、
    を具備したことを特徴とするブラシ装置。
  2. 請求項1において、前記コイルばねを軸方向に貫通して設けられ一端部が前記ブラシホルダの後端部に埋め込まれ他端が前記ばね受けに接続されたピッグテールを備え、このピッグテールの前記ブラシホルダの後端部への埋め込み深さの範囲内に前記凹部を形成したことを特徴とするブラシ装置。
  3. 請求項1又は2において、前記逃げ部が形成された側面に対向した前記ブラシホルダの側壁に前記保持部材を切起こして設けたことを特徴とするブラシ装置。
  4. フレームと、
    このフレームに固定されるとともに前記フレームの内面方向に突出する端子金具を有した固定子と、
    前記フレームに回転自在に支持された回転子と、
    この回転子の回転軸に取付けられた整流子と、
    前記フレームに取付けられた請求項1から3の内のいずれか一項に記載のブラシ装置であって、このブラシ装置の前記フレームへの取付けに伴い前記ブラシ装置が備えた保持部材が前記端子金具に接触し変形されて、前記ブラシ装置が備えたブラシの凹部と前記保持部材との係合が解除された状態に保持されている前記ブラシ装置と、
    を具備したことを特徴とする電動機。
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