JP2015037352A - パワーコンディショナ - Google Patents

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祐規 町田
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Abstract

【課題】余剰電力が大きい時間帯は、各家庭において同様であると考えられるため、その時間帯における余剰電力を電力系統へ逆潮流が制限され、余剰電力が有効に活用できない。【解決手段】パワーコンディショナ(100)が備える制御機器(1)は、太陽電池(2)の発電電力(PPV)の予測値と、家庭機器(6)の負荷電力(PL1)の予測値に基づき、時間帯別余剰電力量の予測値を算出し、制御家庭機器(7)に供給すべき第1電力量に達するまで、時間帯別余剰電力量の予測値を大きい順に選択して加算し、対応する時間帯の余剰電力を制御家庭機器7へ供給し、残りの余剰電力を電力系統(8)へ逆潮流させる。【選択図】図1

Description

本発明はパワーコンディショナに関し、例えば、太陽電池から電力系統への余剰電力の逆潮流を制御可能なパワーコンディショナに関する。
一般家庭において、太陽電池等の直流発電設備の普及が進んでいる。太陽電池の発電電力は、時間帯や天候状況に大きく左右される。日中、多くの家庭で、太陽電池の発電電力が家庭用電化製品の負荷電力を超えた場合、急激に増加する余剰電力は、電力系統側へ逆潮流し、系統電圧値を上昇させる可能性がある。この系統電圧値の上昇は、電力系統全体の品質に悪影響を及ぼす。
特許文献1は、直流発電設備から供給される直流電力を昇圧するコンバータと、昇圧された直流電力を交流電力に変換して電力系統に供給するインバータと、蓄電池と、DCリンク部の電圧を蓄電池の電圧と変換する蓄電部用コンバータと、制御部と、を備えたパワーコンディショナを開示する。制御部は、系統電圧上昇抑制制御を実行しているときに、直流発電設備で発電された余剰電力を蓄電池に充電する。
特開2012−139019号公報
特許文献1が開示するパワーコンディショナは、電力系統の電圧が所定電圧を超えたときに、インバータの出力電圧を抑制する系統電圧上昇抑制制御を行うように構成され、制御部は、系統電圧上昇抑制制御を実行しているときに、蓄電部への蓄電を行う。この蓄電部への蓄電の前に、蓄電部の充電空き容量を増やす電力消費制御が行われる。
特許文献1では、系統御電圧上昇抑制が開始されてから、太陽電池の余剰電力を蓄電池へ供給しているため、蓄電池が満充電に達すると、太陽電池の余剰電力を蓄電池へ供給することができず、また、系統へ逆潮流することもできない。その結果、太陽電池の余剰電力を有効に活用することができない。
本発明は、直流電力と交流電力を相互に変換する機能を有する双方向インバータと、制御機器と、を備え、双方向インバータは、太陽電池の直流の発電電力を交流電力に変換して、家庭機器または制御家庭機器へ出力し、制御家庭機器は、双方向インバータが出力する交流電力を熱エネルギーまたは電気エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積機能を有し、制御機器は、太陽電池の発電電力の予測値が家庭機器の負荷電力の予測値を上回る予測余剰電力の値を、予測余剰電力が発生する余剰電力予測時間に亘り積算した総余剰電力量の予測値を算出し、所定の時間に設定された時間帯毎に予測余剰電力の値を積算した時間帯別余剰電力量の予測値を算出し、総余剰電力量の予測値が、制御家庭機器へ供給すべき第1電力量より大きい場合、第1電力量に達するまで、時間帯別余剰電力量の予測値を大きい順に選択し、選択された時間帯別余剰電力量に対応する時間帯において、第1電力量を超えるまで、太陽電池の発電電力が家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、制御家庭機器へ供給し、制御家庭機器へ供給される余剰電力が第1電力量を超えると、制御家庭機器への余剰電力の供給を停止し、残りの余剰電力を電力系統へ逆潮流させる、パワーコンディショナである。
本発明は、直流電力と交流電力を相互に変換する機能を有する双方向インバータと、制御機器と、を備え、双方向インバータは、太陽電池の直流の発電電力または蓄電池の直流電力を交流電力に変換して、家庭機器または制御家庭機器へ出力し、制御家庭機器は、双方向インバータが出力する交流電力を熱エネルギーまたは電気エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積機能を有し、制御機器は、太陽電池の直流の発電電力の予測値が家庭機器の負荷電力の予測値を上回る予測余剰電力の値を、予測余剰電力が発生する余剰電力予測時間に亘り積算した総余剰電力量の予測値を算出し、所定の時間に設定された時間帯毎に予測余剰電力の値を積算した時間帯別余剰電力量の予測値を算出し、総余剰電力量の予測値が、蓄電池へ供給すべき第2電力量より大きい場合、第2電力量に達するまで、時間帯別余剰電力量の予測値を大きい順に選択し、選択された時間帯別余剰電力量に対応する時間帯において、第2電力量を超えるまで、太陽電池の発電電力が家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、蓄電池へ供給する、パワーコンディショナである。
本発明のパワーコンディショナにおいて、双方向インバータは、さらに、燃料電池の直流電力を交流電力に変換して、制御家庭機器へ出力し、制御機器は、選択されない時間帯別余剰電力量に対応する時間帯において、余剰電力を制御家庭機器へ供給するとともに、余剰電力予測時間以外に設定された燃料電池動作可能時間において、双方向インバータで交流電力に変換された燃料電池の直流電力と、燃料電池の排熱エネルギーと、を制御家庭機器へ供給する。
本発明は、双方向インバータと、制御機器と、を備え、双方向インバータは、太陽電池の直流の発電電力、自動車が搭載する第1蓄電池、または第2蓄電池の直流電力を交流電力に変換して、家庭機器または制御家庭機器へ出力し、制御家庭機器は、双方向インバータが出力する交流電力を熱エネルギーまたは電気エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積機能を有し、制御機器は、太陽電池の発電電力が家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、第1蓄電池へ供給し、第1蓄電池へ供給された電力量が所定値に達したことを検出、または第1蓄電池が双方向インバータから切り離されたことを検出すると、第1蓄電池への余剰電力の供給を停止し、制御家庭機器または第2蓄電池へ、残りの余剰電力を供給する、パワーコンディショナである。
本発明によれば、各家庭における太陽電池の余剰電力および家庭機器の負荷電力の変動に対応した余剰電力の制御が可能となる。
実施の形態1に係るパワーコンディショナの構成を示す回路図である。 実施の形態1に係るパワーコンディショナが備える制御機器が算出する余剰電力の予測値の時間的変化を説明するグラフである。 実施の形態1に係るパワーコンディショナによる、余剰電力の処理フロー図である。 実施の形態1に係るパワーコンディショナが備える制御機器による、余剰電力の分配処理を説明する図面である。 実施の形態2に係るパワーコンディショナの構成を示す回路図である。 実施の形態2に係るパワーコンディショナによる、余剰電力の処理フロー図である。 実施の形態2に係るパワーコンディショナが備える制御機器による、余剰電力の分配処理を説明する図面である。 実施の形態3に係るパワーコンディショナによる、余剰電力の処理フロー図である。 実施の形態3に係るパワーコンディショナが備える制御機器による、余剰電力の分配処理を説明する図面である。 実施の形態4に係るパワーコンディショナによる、余剰電力の処理フロー図である。 実施の形態4に係るパワーコンディショナが備える制御機器による、余剰電力の分配処理を説明する図面である。 実施の形態5に係るパワーコンディショナの構成を示す回路図である。 実施の形態5に係るパワーコンディショナが備える制御機器による、太陽電池の余剰電力の分配処理を説明する図である。 実施の形態5に係るパワーコンディショナが備える制御機器による、太陽電池の余剰電力の他の分配処理を説明する図である。 実施の形態6に係るパワーコンディショナの構成を示す回路図である。 実施の形態6に係るパワーコンディショナが備える制御機器が算出する余剰電力の予測値の時間的変化を説明するグラフである。 実施の形態6に係るパワーコンディショナが備える制御機器による、時間帯別余剰電力量と、燃料電池の出力電力量の分配処理を説明する図である。 実施の形態6に係るパワーコンディショナが備える制御機器による、燃料電池の制御方法を説明するタイミング図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。実施の形態の説明において、個数、量などに言及する場合、特に記載ある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。実施の形態の図面において、同一の参照符号や参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。また、実施の形態の説明において、同一の参照符号等を付した部分等に対しては、重複する説明は繰り返さない場合がある。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係るパワーコンディショナ100の構成を示す回路図である。
パワーコンディショナ100は、DC/DCコンバータ(直流/直流コンバータ)4、双方向インバータ5、および制御機器1を備える。
DC/DCコンバータ4は、太陽電池2の発電電力PPVが最大値となるように太陽電池2を制御する。双方向インバータ5は、直流電力である太陽電池2の発電電力PPVを交流電力に変換して、家庭機器6および制御家庭機器7へ供給する。家庭機器6は、例えば、冷蔵庫や照明器具であり、制御家庭機器7は、交流電力を熱エネルギーや電気エネルギーに変換して蓄積する、エネルギー蓄積機能を有する家庭機器である。具体的には、給湯器(熱エネルギーとして保存)や蓄電池(電気エネルギーとして保存)を内蔵する家庭機器が該当する。なお、DC/DCコンバータ4は、パワーコンディショナ100の外部に外付けされる機器であっても良い。
太陽電池2の発電電力PPVのうち、まず、家庭機器6が必要とする負荷電力PL1が家庭機器6へ供給される。次に、発電電力PPVから負荷電力PL1を引いた余剰電力のうち、制御家庭機器7が必要とする負荷電力PL2が制御家庭機器7へ供給される。さらに、余剰電力から負荷電力PL2を引いた残りの余剰電力(発電電力PPVから、負荷電力PL1および負荷電力PL2を引いた交流電力)がある場合、その残りの余剰電力は、逆潮流電力PSとして、電力系統8へ逆潮流する。電力系統8は、各家庭に供給される商用交流電力系統である。ここで、逆潮流電力PSとは、良く知られている通り、太陽電池2という家庭内発電設備から、商用電力系統である電力系統8へ向かう電力である。
制御機器1は、太陽電池2から太陽電池発電電力情報s2を、家庭機器6から家庭機器負荷電力情報s6を、それぞれ取得する。制御機器1は、さらに、機器制御信号s7により、制御家庭機器7のオン/オフ動作を制御するとともに、双方向インバータ制御信号s5により、双方向インバータ5の変換動作を制御する。
図2は、実施の形態1に係るパワーコンディショナ100が備える制御機器1が算出する余剰電力の予測値の時間的変化を説明するグラフである。
図2において、横軸は、時刻であり、縦軸は、予測電力(W)である。時刻は、所定の時間に設定された時間帯に分けられる。太陽電池2の発電電力PPVの予測値が家庭機器6の負荷電力PL1の予測値を上回る余剰電力の予測値、即ち、太陽電池2の発電電力PPVの予測値から家庭機器6の負荷電力PL1の予測値を引いた値が、余剰電力の予測値となる。余剰電力の発生が予測される時間を、余剰電力予測時間とする。図2は、余剰電力予測時間において、所定の時間に設定された時間帯T1〜T7に、余剰電力の発生が予測される例を示す。時間帯別余剰電力量の予測値E1〜E7は、対応する各時間帯における余剰電力の予測値を、設定された時間帯に亘り積算して求められる。
制御機器1は、気象データあるいは過去の記憶データに基づき、太陽電池2の発電電力PPVの予測値を算出し、過去の負荷電力PL1の記憶データに基づき、家庭機器6の負荷電力PL1の予測値を算出する。制御機器1は、さらに、上述の余剰電力の予測値を算出する。
図3は、実施の形態1に係るパワーコンディショナ100による、余剰電力の処理フロー図である。
余剰電力の処理フローは、電力制御計画の策定および実運用処理に分けられる。
電力制御計画の策定は、ステップS11〜S141と対応し、実運用処理は、ステップS151〜S161、およびステップS181〜S201と対応する。なお、以降の説明において、制御家庭機器7の具体例として、給湯器7を適用し、制御家庭機器および給湯器には、ともに、符号”7”が付される。
(電力制御計画の策定)
ステップS11において、制御機器1は、太陽電池2の発電電力PPVの予測値および家庭機器6の負荷電力PL1の予測値を算出する。
ステップS12において、制御機器1は、太陽電池2の発電電力PPVの予測値が家庭機器6の負荷電力PL1の予測値を上回る余剰電力の予測値を算出するとともに、その余剰電力の予測値を余剰電力予測時間にわたり積算した総余剰電力量の予測値を算出する。
ステップS13において、制御機器1は、所定の時間に設定された時間帯毎(図2のT1〜T7)に、余剰電力の予測値を積算し、時間帯別余剰電力量の予測値(図2のE1〜E7)を算出する。時間帯別余剰電力量の予測値を算出する理由は、以下の通りである。
余剰電力が大きい時間帯は、各家庭において同様であると考えられるため、各家庭において、その時間帯で余剰電力を電力系統8へ逆潮流させると系統電圧が上昇し、逆潮流が抑制される可能性が高い。この系統電圧の上昇を抑制するため、余剰電力量が大きい時間帯において、余剰電力を給湯器7へ供給する必要がある。そこで、ステップS13において、時間帯別余剰電力量の予測値を求め、以降の実運用処理において、時間帯別余剰電力量の予測値が大きい順に選択し、対応する時間帯における余剰電力を給湯器7へ供給へ供給する。
ステップS141において、制御機器1は、総余剰電力量の予測値および湯沸し電力量の大小を比較する。ここで、湯沸し電力量とは、給湯器7に設定貯湯量(例えば、100L)のお湯を沸かすために必要な電力量である。総余剰電力量の予測値が湯沸し電力量以下の場合(ステップS141で、”YES”)、ステップS151に進む。総余剰電力量の予測値が湯沸し電力量より大きい場合(ステップS141で、”NO”)、ステップS181へ進む。
現状の給湯器は、電気料金が安く設定される夜間電力を用いてお湯を沸かしている。一方、実施の形態1に係るパワーコンディショナ100は、余剰電力を用いて、各家庭があらかじめ設定した設定貯湯量だけお湯を沸かす。従って、各家庭で設定した設定貯湯量のお湯を沸かすのに必要な湯沸し電力量を、あらかじめ算出しておく必要がある。この湯沸し電力量の算出は、ステップS141に限定されず、それ以前のステップで算出しても良い。
(実運用処理)
ステップS151以降は、総余剰電力量の予測値が湯沸し電力量と等しい、または小さい場合の、制御機器1の実運用処理のフローを示す。実運用処理とは、策定した電力制御計画に基づき、制御機器1が、実際に生成された時間帯別余剰電力量の給湯器7への供給を制御する処理である。
ステップS151において、制御機器1は、双方向インバータ制御信号s5に基づき、双方向インバータ5の変換動作を開始させ、余剰電力時間帯T1〜T7(図2参照)において、太陽電池2が生成した総余剰電力量は、DC/DCコンバータ4および双方向インバータ5を経由して、給湯器7へ供給される。給湯器7は、その余剰電力量で設定貯湯量のお湯を沸かす。換言すれば、給湯器7は、余剰電力量という電気エネルギーを、熱エネルギーに変換して保存する。
ステップS161において、制御機器1は、総余剰電力量が、湯沸し電力量と等しいか否かを判断する。双方向インバータ5を介して給湯器7へ供給された総余剰電力量が、湯沸し電力量と等しくなると(YES)、制御機器1は、給湯器7への余剰電力の供給を停止する。一方、総余剰電力量が湯沸し電力量と等しくない、即ち、給湯器7へ供給された総余剰電力量が湯沸し電力量未満(NO)、ステップS171で、お湯を沸かすのに不足する電力量を、電力系統8の夜間電力から給湯器7へ供給する。
ステップS181以降は、総余剰電力量の予測値が湯沸し電力量より大きい場合の、制御機器1の実運用処理のフローを示す。
ステップS181において、制御機器1は、湯沸し電力量に達するまで、時間帯別余剰電力量の大きい順に選択して加算し、対応する時間帯の余剰電力を給湯器7へ供給する。各家庭における余剰電力が大きいと予測される時間帯の余剰電力を優先的に給湯器7へ供給することにより、各家庭からその時間帯に電力系統8へ逆潮流される余剰電力量が抑制される。
給湯器7へ供給された余剰電力量が湯沸し電力量に達すると、ステップS201において、制御機器1は、給湯器7への余剰電力の供給を停止し、残りの余剰電力を電力系統8へ逆潮流させる。余剰電力量の大きい時間帯を優先して給湯器7へ余剰電力を供給しているため、給湯器7への余剰電力の供給を停止する時刻は、最大の余剰電力量より余剰電力量が小さい時間帯に属することになる。従って、電力系統8への余剰電力量の逆潮流による電力系統への悪影響は、軽減されることになる。
図4は、実施の形態1に係るパワーコンディショナ100が備える制御機器1による、余剰電力の分配処理を説明する図面である。
図4(a)は、時間帯別余剰電力量E1〜E7を、大きい順に下から上に並び替えた図である。縦軸は、時間帯別余剰電力量E1〜E7が発生する時間帯を示す。横軸は、時間帯別余剰電力量E1〜E7の大きさを、模式的に示す。図3のステップS141において、湯沸し電力量と比較対象となっている総余剰電力量の予測値は、図4(a)における時間帯別余剰電力量E1〜E7の総和に等しい。図3のステップ181で選択された時間帯別余剰電力量の予測値は、図4(a)における時間帯別余剰電力量E1〜E4に対応し、ステップS201における残りの余剰電力は、時間帯別余剰電力量E5〜E7に対応する。図4(a)から、電力系統8へ逆潮流される時間帯別余剰電力量E5〜E7の総計は、給湯器7へ供給される時間帯別余剰電力量E1〜E4の総計と比較し、小さいことが示される。
図4(b)は、図3のステップS181における給湯器7へ供給される時間帯別余剰電力量E1〜E4の総計と、湯沸し電力量との関係を示す図であり、時間帯別余剰電力量E1〜E4の総計が、給湯器7に熱エネルギーに変換および保存されることが示される。
実施の形態1に係るパワーコンディショナ100の効果を説明する。
パワーコンディショナ100が備える制御機器1は、太陽電池2の発電電力PPVの予測値と、家庭機器6の負荷電力PL1の予測値に基づき、時間帯別余剰電力量の予測値を算出し、湯沸し電力量に達するまで、時間帯別余剰電力量の予測値を大きい順に選択して加算し、対応する時間帯の余剰電力を給湯器7へ供給する。余剰電力が大きいと予測される時間帯の余剰電力を優先的に給湯器7へ供給することにより、各家庭がその時間帯に電力系統8へ逆潮流させる余剰電力量が抑制される。また、必要となる湯沸し電力量を超える余剰電力量は、電力系統8へ逆潮流されるが、逆潮流を開始する時刻は、最大の余剰電力量と比較して、余剰電力量が小さい時間帯に属することになる。従って、電力系統8への余剰電力量の逆潮流による電力系統8への悪影響は、軽減されることになる。
余剰電力は、各家庭における太陽電池2の発電電力PPVの予測値と、家庭機器6の負荷電力PL1の予測値に基づき算出される。電力系統8の系統電圧に基づき、各家庭における系統電圧上昇抑制を開始する場合と比較し、各家庭における太陽電池2の発電電力PPVおよび家庭機器6の負荷電力PL1の実情に最適化された逆潮流の制御が可能となる。
<実施の形態2>
図5は、実施の形態2に係るパワーコンディショナ200の構成を示す回路図である。
図5において、図1と同一の符号が付されたものは、同一の構成または機能を有し、それらの重複説明は省略する。図5において、蓄電池3が双方向インバータ5と接続されている点が、図1と相違する。
図6は、実施の形態2に係るパワーコンディショナ200による、余剰電力の処理フロー図である。
図6において、図3と同一の符号が付されたものは、同一のステップを実行する。図3において、ステップS201をステップS202に置き換えたものが、図6の処理フローに相当する。図3に示される通り、実施の形態1に係るパワーコンディショナ100において、給湯器7への供給電力量の合計値が湯沸し電力量より大きくなると、制御機器1は、設定貯湯量のお湯が沸いたと判断し、ステップS201へ移行する。ステップS201では、制御機器1は、給湯器7への余剰電力の供給を停止し、残りの余剰電力を電力系統8へ逆潮流させていた。
一方、パワーコンディショナ200は、図6のステップS202に示される通り、残りの余剰電力を蓄電池3へ供給する。残りの余剰電力で蓄電池3を充電することにより、電力系統8へ逆潮流される余剰電力を零まで減少させることが可能となる。残りの余剰電力を全て供給しきる前に蓄電池3が満充電された場合、残りの余剰電力の一部は、電力系統8へ逆潮流される。しかしながら、蓄電池3の残充電量をスケジューリングすることで、残りの余剰電力を全て蓄電池3に供給することが可能となる。
図7は、実施の形態2に係るパワーコンディショナ200が備える制御機器1による、余剰電力の分配処理を説明する図面である。
図7(a)は、ステップS202で、時間帯別余剰電力量E5〜E7を蓄電池3へ供給する点が、図4(a)と相違する。図7(a)は、時間帯別余剰電力量E5〜E7が、全て、蓄電池3へ供給される様子を示す。
図7(b)は、図4(b)と同一の内容を説明する図であり、重複説明は省略する。
図7(c)は、図6のステップS202を実行後の、蓄電池3の蓄電池残量を説明する図である。時間帯別余剰電力量E5〜E7で蓄電池3を目標充電電力量まで充電できない場合、夜間電力を利用して蓄電池3を満充電する。図7(c)は、目標充電電力量を蓄電池3の満充電電力量に設定した場合の例を示す。
実施の形態2に係るパワーコンディショナ200の効果を説明する。
給湯器7への供給電力量の合計値が湯沸し電力量より大きくなると、パワーコンディショナ200が備える制御機器1は、設定貯湯量のお湯が沸いたと判断し、給湯器7への余剰電力の供給を停止し、残りの余剰電力を蓄電池3へ供給する。これにより、残りの余剰電力を有効に活用できるとともに、電力系統8へ逆潮流される余剰電力を零まで減少させることが可能となる。
<実施の形態3>
図8は、実施の形態3に係るパワーコンディショナ200による、余剰電力の処理フロー図である。
実施の形態3に係るパワーコンディショナ200の構成は、図5に示される実施の形態2に係るパワーコンディショナ200の構成と同一である。両者の相違点は、パワーコンディショナ200が備える制御機器1の処理フローである。この点において、実施の形態3は、実施の形態2の変形例に相当する。
図8において、ステップS11〜S13は、それぞれ、図6におけるステップS11〜S13と同一である。実施の形態2に係るパワーコンディショナ200は、図6に示される通り、最初に、余剰電力を給湯器7へ供給し、次に、残りの余剰電力を蓄電池3へ供給する。それに対し、実施の形態3に係るパワーコンディショナ200は、図8に示される通り、最初に、余剰電力を蓄電池3へ供給し、次に、残りの余剰電力を給湯器7へ供給する。
以下に、実施の形態3に係るパワーコンディショナ200が備える制御機器1の処理フローを説明する。
(電力制御計画の策定)
ステップS11において、制御機器1は、太陽電池2の発電電力PPVの予測値および家庭機器6の負荷電力PL1の予測値を算出する。ステップS12において、制御機器1は、余剰電力の予測値および総余剰電力量の予測値を算出する。ステップS13において、制御機器1は、時間帯別余剰電力量の予測値E1〜E7を算出する。
ステップS143において、制御機器1は、総余剰電力量の予測値および満充電電力量の大小を比較する。ここで、満充電電力量とは、蓄電池残量0%の蓄電池3を、蓄電池残量100%まで充電するのに必要な電力量である。総余剰電力量の予測値が満充電電力量以下の場合(YES)、ステップS153へ進む。総余剰電力量の予測値が満充電電力量より大きい場合(NO)、ステップS183へ進む。
(実運用処理)
ステップS153以降は、総余剰電力量の予測値が満充電電力量以下である場合の、制御機器1の実運用処理のフローを示す。
ステップS153において、制御機器1は、双方向インバータ制御信号s5に基づき、双方向インバータ5の変換動作を停止させ、太陽電池2が余剰電力時間帯T1〜T7に生成した総余剰電力は、DC/DCコンバータ4を経由して、蓄電池3へ供給される。
ステップS163において、制御機器1は、総余剰電力量が満充電電力量と等しいか否かを判断する。蓄電池3へ供給された総余剰電力量が、満充電電力量と等しくなると(YES)、制御機器1は、蓄電池3への余剰電力の供給を停止する。一方、総余剰電力量が満充電電力量と等しくない(NO)、即ち、蓄電池3へ供給された総余剰電力量が目標充電電力量に満たない場合、ステップS173で、電力系統8の夜間電力を利用して、不足の電力量を蓄電池3へ供給する。なお、図8は、目標充電電力量を、蓄電池3の満充電電力量に設定した場合の例を示す。
ステップS183以降は、総余剰電力量の予測値が満充電電力量より大きい場合の、制御機器1の実運用処理のフローを示す。
ステップS183において、制御機器1は、満充電電力量に達するまで、時間帯別余剰電力量の大きい順に選択して加算し、対応する時間帯の余剰電力を蓄電池3へ供給する。余剰電力が大きいと予測される時間帯の余剰電力を優先的に給湯器7へ供給することにより、各家庭がその時間帯に電力系統8へ逆潮流させる余剰電力量が抑制される。
蓄電池3へ供給された余剰電力量が満充電電力量に達すると、ステップS203において、制御機器1は、蓄電池3への余剰電力の供給を停止し、残りの余剰電力は、DC/DCコンバータ4および双方向インバータ5を経由して、給湯器7へ供給される。
図9は、実施の形態3に係るパワーコンディショナ200が備える制御機器1による、余剰電力の分配処理を説明する図面である。
図9(a)は、時間帯別余剰電力量E1〜E7を、大きい順に下から上に並び替えた図である。縦軸は、時間帯別余剰電力量E1〜E7が発生する時間帯を示す。横軸は、時間帯別余剰電力量E1〜E7の大きさを、模式的に示す。図8のステップS143において、満充電電力量と比較対象となっている総余剰電力量の予測値は、図9(a)における時間帯別余剰電力量E1〜E7の総和に等しい。図8のステップ183で選択された時間帯別余剰電力量の予測値は、図9(a)における時間帯別余剰電力量E1〜E4に対応し、ステップS203における残りの余剰電力は、時間帯別余剰電力量E5〜E7に対応する。
図9(b)は、図8のステップS183における蓄電池3への時間帯別余剰電力量E1〜E4の総計と、満充電電力量との関係を示す図である。
図9(c)は、図8のステップS203を実行後の、給湯器7へ供給される時間帯別余剰電力量E5〜E7の総計と、湯沸し電力量との関係を示す図である。設定貯湯量のうち、時間帯別余剰電力量E5〜E7で湯沸し出来なかった分は、電力系統8の夜間電力を利用して沸かされる。
実施の形態3に係るパワーコンディショナ200の効果を説明する。
パワーコンディショナ200が備える制御機器1は、蓄電池3の満充電電力量に達するまで、時間帯別余剰電力量の予測値を大きい順に選択して加算し、対応する時間帯の余剰電力を蓄電池3へ供給する。余剰電力が大きいと予測される時間帯の余剰電力を優先的に蓄電池3へ供給することにより、各家庭がその時間帯に電力系統8へ逆潮流させる余剰電力量が抑制される。また、必要となる満充電電力量を超える余剰電力量は、給湯器7へ供給されるため、電力系統8への余剰電力量の逆潮流による電力系統8への悪影響を回避することが可能となる。
<実施の形態4>
図10は、実施の形態4に係るパワーコンディショナ200による、余剰電力の処理フロー図である。
実施の形態4に係るパワーコンディショナ200の構成は、図示しない実施の形態3に係るパワーコンディショナ200の構成(即ち、図5に示される実施の形態2に係るパワーコンディショナ200の構成)と同一である。実施の形態3および実施の形態4の相違点は、パワーコンディショナ200が備える制御機器1の処理フローである。この点において、実施の形態4は、実施の形態3の変形例に相当する。
図10において、ステップS11〜S13は、それぞれ、実施の形態3に係る余剰電力の処理フローを示す図8のステップS11〜S13と同一である。実施の形態3に係るパワーコンディショナ200は、図8に示される通り、最初に、充電残量が100%になるまで蓄電池3へ余剰電力を供給し、次に、残りの余剰電力を給湯器7へ供給する制御を実行する。それに対し、実施の形態4に係るパワーコンディショナ200は、図10に示される通り、最初に、充電残量が、100%より小さく設定された上限充電率に達するまで蓄電池3へ余剰電力を供給し、次に、残りの余剰電力を給湯器7へ供給する。
以下に、実施の形態4に係るパワーコンディショナ200が備える制御機器1の処理フローを説明する。
(電力制御計画の策定)
ステップS10において、蓄電池3の充電残量が100%より小さい値を有する上限充電率が、制御機器1に設定される。
蓄電池3への余剰電力の供給は、総余剰電力量の予測値に基づいて策定される電力制御計画に従って制御される。総余剰電力量の予測値は、気象データあるいは過去の記憶データに基づき算出されるため、パワーコンディショナ200の実運用処理を実行する際の総余剰電力量に対し、予測誤差を有する。実運用処理の段階で、この予測誤差を補償するため、上限充電率を設定する。
ステップS11〜S13は、それぞれ、図8のステップS11〜S13と同一の処理を行う。
ステップS144において、制御機器1は、総余剰電力量の予測値および上限充電電力量の大小を比較する。ここで、上限充電電力量とは、蓄電池残量0%の蓄電池3を、上限充電率まで充電するのに必要な電力量である。総余剰電力量の予測値が上限充電電力量以下の場合(YES)、ステップS154へ進む。総余剰電力量の予測値が上限充電電力量より大きい場合(NO)、ステップS184へ進む。
(実運用処理)
ステップS154以降は、総余剰電力量の予測値が上限充電電力量以下である場合の、制御機器1の実運用処理のフローを示す。
ステップS154において、制御機器1は、双方向インバータ制御信号s5に基づき、双方向インバータ5の変換動作を停止させ、太陽電池2が余剰電力時間帯T1〜T7で生成した総余剰電力は、DC/DCコンバータ4を経由して、蓄電池3へ供給される。
ステップS164において、制御機器1は、総余剰電力量が上限充電電力量と等しいか否かを判断する。蓄電池3へ供給された総余剰電力量が、上限充電電力量と等しくなると(YES)、制御機器1は、蓄電池3への余剰電力の供給を停止する。一方、総余剰電力量が上限充電電力量と等しくない(NO)、即ち、蓄電池3へ供給された総余剰電力量が上限充電電力量に満たない場合、ステップS174で、電力系統8の夜間電力を利用して、不足の電力量を蓄電池3へ供給する。
ステップS184以降は、総余剰電力量の予測値が上限充電電力量より大きい場合の、制御機器1の実運用処理のフローを示す。
ステップS184において、制御機器1は、上限充電電力量に達するまで、時間帯別余剰電力量の大きい順に選択して加算し、対応する時間帯の余剰電力を蓄電池3へ供給する。余剰電力が大きいと予測される時間帯の余剰電力を優先的に給湯器7へ供給することにより、各家庭からその時間帯に電力系統8へ逆潮流される余剰電力量が抑制される。
蓄電池3へ供給された余剰電力量が上限充電電力量に達すると、ステップS204において、制御機器1は、蓄電池3への余剰電力の供給を停止し、残りの余剰電力は、DC/DCコンバータ4および双方向インバータ5を経由して、給湯器7へ供給される。
図11は、実施の形態4に係るパワーコンディショナ200が備える制御機器1による、余剰電力の分配処理を説明する図面である。
図11(a)は、時間帯別余剰電力量E1〜E7を、大きい順に下から上に並び替えた図である。縦軸は、時間帯別余剰電力量E1〜E7が発生する時間帯を示す。横軸は、時間帯別余剰電力量E1〜E7の大きさを、模式的に示す。図10のステップS144において、上限充電電力量と比較対象となっている総余剰電力量の予測値は、図11(a)における時間帯別余剰電力量E1〜E7の総和に等しい。図10のステップ184で選択された時間帯別余剰電力量の予測値は、図10(a)における時間帯別余剰電力量E1〜E4に対応し、ステップS204における残りの余剰電力は、時間帯別余剰電力量E5〜E7に対応する。
図11(b)は、図10のステップS184における蓄電池3への時間帯別余剰電力量E1〜E3、およびE4の一部の総計と、上限充電電力量との関係を示す図である。上限充電率と100%の充電率の差分は、総余剰電力量の予測値の予測誤差に対応する予測誤差調整電力量である。
図11(c)は、図10のステップS204を実行後の、給湯器7へ供給される時間帯別余剰電力量E5〜E7、およびE4の残りの総計と、湯沸し電力量との関係を示す図である。設定貯湯量のうち、時間帯別余剰電力量E5〜E7、およびE4の残りで湯沸し出来なかった分は、電力系統8の夜間電力を利用して沸かされる。
実施の形態4に係るパワーコンディショナ200の効果を説明する。
総余剰電力量の予測値は、電力制御計画の策定段階において、気象データや過去の記憶データに基づき算出されるため、実使用段階における総余剰電力量に対し、予測誤差を有する。電力制御計画の策定段階において、この予測誤差を補償する上限充電率を設定することで、総余剰電力量を有効に活用でき、電力系統8への逆潮流を減少させることが可能となる。
<実施の形態5>
図12は、実施の形態5に係るパワーコンディショナ500の構成を示す回路図である。
図12において、図5と同一の符号が付されたものは、同一の構成または機能を有し、それらの重複説明は省略する。図5との相違点は、次の通りである。即ち、図12において、電気自動車(図示せず)が搭載するEV蓄電池9が、さらに、双方向インバータ5と接続され、制御機器1Aには、ホームコントローラ10が出力する電気自動車予約情報s10が入力される。
制御機器1Aは、EV蓄電池制御信号s9で、EV蓄電池9の充放電動作を制御する。ホームコントローラ10は、家庭機器6の動作モードの設定等を行うとともに、ユーザにより入力された電気自動車の移動目的地や出発予定時刻の予約情報を格納し、電気自動車予約情報s10として、制御機器1Aへ出力する。制御機器1Aは、電気自動車予約情報または、ユーザーによる自動車への操作に基づき、パワーコンディショナ500からEV蓄電池9を切り離す。
図13は、実施の形態5に係るパワーコンディショナ500が備える制御機器1Aによる、太陽電池2の余剰電力の分配処理を説明する図である。
図13(a)は、時間帯別余剰電力量E1〜E7を、対応する時間帯順に、下から上に並び替えた図である。縦軸は、時間帯別余剰電力量E1〜E7が発生する時間帯を示す。横軸は、時間帯別余剰電力量E1〜E7の大きさを、模式的に示す。
制御機器1Aは、最初に、パワーコンディショナ500と接続されているEV蓄電池9に対し、発生した余剰電力を順次供給する。EV蓄電池への満充電電力または、適宜設定された目標充電電力量の供給が完了すると、制御機器1Aは、EV蓄電池9への余剰電力の供給を停止し、次に、蓄電池3へ、残りの余剰電力の供給を開始する。つまり、図13において、余剰電力の時間的な供給優先順位は、EV蓄電池9、蓄電池3、および給湯器7の順に低下するように、設定されているものとする。
図13(a)は、制御機器1AによるEV蓄電池9および蓄電池3への余剰電力の分配処理を模式的に示す。制御機器1Aは、余剰電力が発生する時間帯T1からEV蓄電池9の充電を開始し、EV蓄電池9が充電される時間帯T4まで充電を継続する。時間帯T4でEV蓄電池9の充電が完了すると、制御機器1Aは、時間帯T5以降、余剰電力の供給先をEV蓄電池9から蓄電池3へ切り替える。
図13(c)は、EV蓄電池9が、時間帯T1〜T4の時間帯別余剰電力量E6、E5、E2、E1、およびE1の供給を受けて、満充電(蓄電池残量100%)された様子を示す。図13(b)は、蓄電池3が、時間帯T5〜T7の時間帯別余剰電力量E3、E4、およびE7の供給を受けて、充電された様子を示す。制御機器1Aは、夜間電力を利用して、蓄電池3を充電する。この夜間電力による蓄電池3の追加充電は、必ずしも、充電値3を満充電するまで行わずに、適宜設定した蓄電池残量となるまで充電しても良い。図13(d)に示すように、給湯器7へ供給する余剰電力が残らない場合、制御機器1Aは、設定貯湯量のお湯を沸かすのに必要な夜間電力を、給湯器7へ供給する。
図14は、実施の形態5に係るパワーコンディショナ500が備える制御機器1Aによる、太陽電池2の余剰電力の他の分配処理を説明する図である。
図13は、EV蓄電池9が、余剰電力で充電されるまで、パワーコンディショナ500と接続され、さらに、余剰電力の時間的な供給優先順位が、EV蓄電池9、蓄電池3、および給湯器7の順に低下するように、設定されていた場合の分配処理の例を説明するものであった。それに対し、図14は、EV蓄電池9が、余剰電力で所望の充電池残量まで充電される前にパワーコンディショナ500から切り離される、即ち、自動車の使用が開始される場合の余剰電力の分配処理の例を説明する。併せて、余剰電力の時間的な供給優先順位は、適宜変更可能であることをも説明する。
図14(a)は、制御機器1AによるEV蓄電池9および蓄電池3への余剰電力の分配処理の他の例を模式的に示す。制御機器1Aは、余剰電力が発生する時間帯T1からEV蓄電池9の充電を開始する。EV蓄電池9には、時間帯T1以降、順次、余剰電力が供給される。EV蓄電池9が充電される時間帯T4の終了前、即ち、時間帯T3の終了時点でEV蓄電池9がパワーコンディショナ500から切り離されると、制御機器1Aは、EV蓄電池9への余剰電力の供給を停止し、次の優先順を有する給湯器7への余剰電力の供給を開始する。給湯器7には、時間帯T4〜T7の時間帯別余剰電力量が供給される。
図14(c)は、EV蓄電池9が、時間帯T1〜T3の時間帯別余剰電力量E6,E5、およびE2の供給を受け、充電が完了する前に余剰電力の供給が停止された様子を示す。図14(d)は、EV蓄電池9がパワーコンディショナ500から切り離された以降の時間帯に、給湯器7が、時間帯T4〜T7の時間帯別余剰電力量を受け、設定貯湯量のお湯を沸かすことができることを示す。図14(b)は、蓄電池3が余剰電力の供給を受けることなく、上限充電率まで夜間電力を利用して充電される様子を示す。なお、蓄電池3の充電は、必ずしも上限充電率まで行う必要はなく、ユーザーが任意で設定した上限充電率以下の値まで充電するものとしても良い。
実施の形態5に係るパワーコンディショナ500の効果を説明する。
余剰電力の全てを蓄電池3に供給しきれない場合、制御機器1Aは、残りの余剰電力の供給先として、給湯器7に加え、EV蓄電池9をも選択対象とすることが可能となり、逆潮流は、ほぼゼロに抑えることが可能となる。
<実施の形態6>
図15は、実施の形態6に係るパワーコンディショナ600の構成を示す回路図である。
図15において、図5と同一の符号が付されたものは、同一の構成または機能を有し、それらの重複説明は省略する。図5との相違点は、次の通りである。即ち、図15において、DC/DCコンバータ41が、さらに、双方向インバータ5と接続され、制御機器1Bは、直流コンバータ制御信号s41で、DC/DCコンバータ41の動作を制御する。DC/DCコンバータ41には、燃料電池11が接続される。
図16は、実施の形態6に係るパワーコンディショナ600が備える制御機器1Bが算出する余剰電力の予測値の時間的変化を説明するグラフである。
図16は、図2のグラフの横軸に、燃料電池動作可能時間を追加したものである。燃料電池動作可能時間は、余剰電力予測時間以外に設定される。即ち、燃料電池動作可能時間は、余剰電力が発生していない時間帯であり、給湯器7のお湯を使用する時間前であれば、ユーザーは、この時間帯において燃料電池11を動作させることが可能である。
図17は、実施の形態6に係るパワーコンディショナ600が備える制御機器1Bによる、時間帯別余剰電力量E1〜E7と、燃料電池11の出力電力量の分配処理を説明する図である。
図17(a)は、蓄電池3へ、時間帯別余剰電力量E1〜E3、およびE4の一部が供給され、蓄電池3は、蓄電池残量が上限充電率まで充電される様子を示す。図17(b)は、給湯器7へ、時間帯別余剰電力量E5〜E7、およびE4の残りに加え、燃料電池動作可能時間に、燃料電池11が生成する湯沸し電力量が供給される様子を説明する。燃料電池11の湯沸し電力量が追加供給されることにより、夜間電力を使用することなく、給湯器7で、設定貯湯量のお湯を沸かすことが可能となる。
図18は、実施の形態6に係るパワーコンディショナ600が備える制御機器1Bによる、燃料電池11の制御方法を説明するタイミング図である。
燃料電池11でお湯を沸かす場合、燃料電池11の出力電力と排熱エネルギーを、給湯器7へ供給する。
図18(a)は、燃料電池11の出力電力の時間的変化を示すグラフである。燃料電池11は、動作する場合、常に、定格出力電力を生成するものとする。燃料電池11は、出力電力生成に伴い、排熱エネルギーを発生する。図18(b)に示す通り、その出力電力の積算値と排熱エネルギーの合計値である燃料電池出力電力量が、図17(b)の湯沸し電力量に達する時刻t10に、制御機器1Bは、燃料電池11の電力生成動作を停止させる。その後は、排熱エネルギーによる燃料電池出力電力量がしばらく維持され、設定貯湯量のお湯を沸かすことが可能となる。
以上の説明において、時間帯別余剰電力量が大きい時間帯の余剰電力の供給順位は、蓄電池3が給湯器7より高く設定されていた。この供給優先順位を入れ替えて、余剰電力の供給を制御しても良い。
実施の形態6に係るパワーコンディショナ600の効果を説明する。
余剰電力が発生しない時間帯において、電力系統8の電力を使用することなく、燃料電池11で所定量のお湯を沸かすことが可能となる。
実施の形態1から実施の形態6において、交流電力を熱エネルギーに変換する制御家庭機器7の具体例として、給湯器を例にして説明した。制御家庭機器7は、給湯器に限定されず、例えば、冷凍庫であっても良い。冷凍庫に保冷剤を格納し、余剰電力で保冷剤を氷点下に冷凍することで、余剰電力を熱エネルギーに変換して保存することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態は、以下のように総括することができる。
(付記1)実施の形態1として
パワーコンディショナであって、直流電力と交流電力を相互に変換する機能を有する双方向インバータと、制御機器と、を備え、前記双方向インバータは、太陽電池の直流の発電電力を交流電力に変換して、家庭機器または制御家庭機器へ出力し、前記制御家庭機器は、前記双方向インバータが出力する前記交流電力を熱エネルギーまたは電気エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積機能を有し、前記制御機器は、前記太陽電池の発電電力の予測値が前記家庭機器の負荷電力の予測値を上回る予測余剰電力の値を、前記予測余剰電力が発生する余剰電力予測時間に亘り積算した総余剰電力量の予測値を算出し、所定の時間に設定された時間帯毎に前記予測余剰電力の値を積算した時間帯別余剰電力量の予測値を算出し、前記総余剰電力量の予測値が、前記制御家庭機器へ供給すべき第1電力量より大きい場合、前記第1電力量に達するまで、前記時間帯別余剰電力量の予測値を大きい順に選択し、選択された前記時間帯別余剰電力量に対応する前記時間帯において、前記第1電力量を超えるまで、前記太陽電池の発電電力が前記家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、前記制御家庭機器へ供給し、前記制御家庭機器へ供給される前記余剰電力が前記第1電力量を超えると、前記制御家庭機器への前記余剰電力の供給を停止し、残りの前記余剰電力を電力系統へ逆潮流させる、パワーコンディショナ。
(付記2)実施の形態2として
前記双方向インバータに蓄電池が接続された際に、前記制御機器は、選択されない前記時間帯別余剰電力量に対応する前記時間帯において、前記余剰電力を前記蓄電池へ供給する、付記1記載のパワーコンディショナ。
(付記3)実施の形態1として
前記総余剰電力量の予測値が、前記制御家庭機器へ供給すべき前記第1電力量より小さい場合、前記時間帯別余剰電力量に対応する前記時間帯において、前記太陽電池の発電能力が前記家庭機器の負荷電力を上回る前記余剰電力を、前記制御家庭機器へ供給する、付記1記載のパワーコンディショナ。
(付記4)実施の形態3として
パワーコンディショナであって、直流電力と交流電力を相互に変換する機能を有する双方向インバータと、制御機器と、を備え、前記双方向インバータは、太陽電池の直流の発電電力または蓄電池の直流電力を交流電力に変換して、家庭機器または制御家庭機器へ出力し、前記制御家庭機器は、前記双方向インバータが出力する前記交流電力を熱エネルギーまたは電気エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積機能を有し、前記制御機器は、前記太陽電池の直流の発電電力の予測値が前記家庭機器の負荷電力の予測値を上回る予測余剰電力の値を、前記予測余剰電力が発生する余剰電力予測時間に亘り積算した総余剰電力量の予測値を算出し、所定の時間に設定された時間帯毎に前記予測余剰電力の値を積算した時間帯別余剰電力量の予測値を算出し、前記総余剰電力量の予測値が、前記蓄電池へ供給すべき第2電力量より大きい場合、前記第2電力量に達するまで、前記時間帯別余剰電力量の予測値を大きい順に選択し、選択された前記時間帯別余剰電力量に対応する前記時間帯において、前記第2電力量を超えるまで、前記太陽電池の発電電力が前記家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、前記蓄電池へ供給する、パワーコンディショナ。
(付記5)実施の形態4として
前記第2電力量は、前記蓄電池の満充電電力量、または前記満充電電力量より小さい上限充電電力量である、付記4記載のパワーコンディショナ。
(付記6)実施の形態3または4として
前記制御機器は、選択されない前記時間帯別余剰電力量に対応する前記時間帯において、前記余剰電力を前記制御家庭機器へ供給する、付記4または付記5記載のパワーコンディショナ。
(付記7)実施の形態3として
前記総余剰電力量の予測値が、前記蓄電池へ供給すべき前記第2電力量より小さい場合、前記時間帯別余剰電力量に対応する前記時間帯において、前記太陽電池の発電能力が前記家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、前記蓄電池へ供給する、付記4記載のパワーコンディショナ。
(付記8)実施の形態6として
前記双方向インバータは、さらに、燃料電池の直流電力を交流電力に変換して、前記制御家庭機器へ出力し、前記制御機器は、選択されない前記時間帯別余剰電力量に対応する前記時間帯において、前記余剰電力を前記制御家庭機器へ供給するとともに、前記余剰電力予測時間以外に設定された燃料電池動作可能時間において、前記双方向インバータで交流電力に変換された前記燃料電池の直流電力と、前記燃料電池の排熱エネルギーと、を前記制御家庭機器へ供給する、付記4記載のパワーコンディショナ。
(付記9)実施の形態6として
前記制御機器は、前記双方向インバータで交流電力に変換された前記燃料電池の直流電力と、前記燃料電池の排熱エネルギーとの電力量の合計値が所定の電力量に到達すると、前記燃料電池の直流電力の生成を停止する、付記8記載のパワーコンディショナ。
(付記10)実施の形態5として
パワーコンディショナであって、双方向インバータと、制御機器と、を備え、前記双方向インバータは、太陽電池の直流の発電電力または自動車が搭載する第1蓄電池の直流電力を交流電力に変換して、家庭機器または制御家庭機器へ出力し、前記制御家庭機器は、前記双方向インバータが出力する前記交流電力を熱エネルギーまたは電気エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積機能を有し、前記制御機器は、前記太陽電池の発電電力が前記家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、前記第1蓄電池へ供給し、前記第1蓄電池へ供給された電力量が所定値に達したことを検出、または前記第1蓄電池が前記双方向インバータから切り離されたことを検出すると、前記第1蓄電池への前記余剰電力の供給を停止し、前記制御家庭機器へ、残りの前記余剰電力を供給する、パワーコンディショナ。
(付記11)実施の形態5として
前記双方向インバータは、さらに、第2蓄電池の直流電力を前記交流電力に変換して、前記家庭機器または前記制御家庭機器へ出力し、前記制御機器は、前記太陽電池の発電電力が前記家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、前記第1蓄電池へ供給し、前記第1蓄電池の供給された電力量が所定値に達したことを検出、または前記第1蓄電池が前記双方向インバータから切り離されたことを検出すると、前記第1蓄電池への前記余剰電力の供給を停止し、前記制御家庭機器または前記第2蓄電池へ、残りの前記余剰電力を供給する、付記10記載のパワーコンディショナ。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B 制御機器、2 太陽電池、3 蓄電池、4,41 DC/DCコンバータ、5 双方向インバータ、6 家庭機器、7 制御家庭機器、8 電力系統、9 EV蓄電池、10 ホームコントローラ、11 燃料電池、100,200,500,600 パワーコンディショナ、PL1,PL2 負荷電力、PPV 太陽電池の発電電力、PS 逆潮流電力、s2 太陽電池発電電力情報、s41 直流コンバータ制御信号、s5 双方向インバータ制御信号、s6 家庭機器負荷電力情報、s7 機器制御信号、s9 EV蓄電池制御信号、s10 電気自動車予約情報、E1〜E7 時間帯別余剰電力量、T1〜T7 時間帯。

Claims (4)

  1. パワーコンディショナであって、
    直流電力と交流電力を相互に変換する機能を有する双方向インバータと、
    制御機器と、
    を備え、
    前記双方向インバータは、太陽電池の直流の発電電力を交流電力に変換して、家庭機器または制御家庭機器へ出力し、
    前記制御家庭機器は、前記双方向インバータが出力する前記交流電力を熱エネルギーまたは電気エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積機能を有し、
    前記制御機器は、
    前記太陽電池の発電電力の予測値が前記家庭機器の負荷電力の予測値を上回る予測余剰電力の値を、前記予測余剰電力が発生する余剰電力予測時間に亘り積算した総余剰電力量の予測値を算出し、
    所定の時間に設定された時間帯毎に前記予測余剰電力の値を積算した時間帯別余剰電力量の予測値を算出し、
    前記総余剰電力量の予測値が、前記制御家庭機器へ供給すべき第1電力量より大きい場合、前記第1電力量に達するまで、前記時間帯別余剰電力量の予測値を大きい順に選択し、
    選択された前記時間帯別余剰電力量に対応する前記時間帯において、前記第1電力量を超えるまで、前記太陽電池の発電電力が前記家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、前記制御家庭機器へ供給し、
    前記制御家庭機器へ供給される前記余剰電力が前記第1電力量を超えると、前記制御家庭機器への前記余剰電力の供給を停止し、残りの前記余剰電力を電力系統へ逆潮流させる、パワーコンディショナ。
  2. パワーコンディショナであって、
    直流電力と交流電力を相互に変換する機能を有する双方向インバータと、
    制御機器と、
    を備え、
    前記双方向インバータは、太陽電池の直流の発電電力または蓄電池の直流電力を交流電力に変換して、家庭機器または制御家庭機器へ出力し、
    前記制御家庭機器は、前記双方向インバータが出力する前記交流電力を熱エネルギーまたは電気エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積機能を有し、
    前記制御機器は、
    前記太陽電池の直流の発電電力の予測値が前記家庭機器の負荷電力の予測値を上回る予測余剰電力の値を、前記予測余剰電力が発生する余剰電力予測時間に亘り積算した総余剰電力量の予測値を算出し、
    所定の時間に設定された時間帯毎に前記予測余剰電力の値を積算した時間帯別余剰電力量の予測値を算出し、
    前記総余剰電力量の予測値が、前記蓄電池へ供給すべき第2電力量より大きい場合、前記第2電力量に達するまで、前記時間帯別余剰電力量の予測値を大きい順に選択し、
    選択された前記時間帯別余剰電力量に対応する前記時間帯において、前記第2電力量を超えるまで、前記太陽電池の発電電力が前記家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、前記蓄電池へ供給する、パワーコンディショナ。
  3. 前記双方向インバータは、さらに、燃料電池の直流電力を交流電力に変換して、前記制御家庭機器へ出力し、
    前記制御機器は、
    選択されない前記時間帯別余剰電力量に対応する前記時間帯において、前記余剰電力を前記制御家庭機器へ供給するとともに、
    前記余剰電力予測時間以外に設定された燃料電池動作可能時間において、前記双方向インバータで交流電力に変換された前記燃料電池の直流電力と、前記燃料電池の排熱エネルギーと、を前記制御家庭機器へ供給する、請求項2記載のパワーコンディショナ。
  4. パワーコンディショナであって、
    双方向インバータと、
    制御機器と、
    を備え、
    前記双方向インバータは、太陽電池の直流の発電電力、自動車が搭載する第1蓄電池の直流電力、または第2蓄電池の直流電力を交流電力に変換して、家庭機器または制御家庭機器へ出力し、
    前記制御家庭機器は、前記双方向インバータが出力する前記交流電力を熱エネルギーまたは電気エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積機能を有し、
    前記制御機器は、
    前記太陽電池の発電電力が前記家庭機器の負荷電力を上回る余剰電力を、前記第1蓄電池へ供給し、
    前記第1蓄電池へ供給された電力量が所定値に達したことを検出、または前記第1蓄電池が前記双方向インバータから切り離されたことを検出すると、前記第1蓄電池への前記余剰電力の供給を停止し、
    前記制御家庭機器または前記第2蓄電池へ、残りの前記余剰電力を供給する、パワーコンディショナ。
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