JP2015035730A - マイクロフォン、音響センサ及び音響センサの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音響センサ41は、パッケージ内に納められる。音響センサ41は、基板42に複数のフロントチャンバ43が形成され、その上方において基板上方にダイアフラム46と固定電極板50からなるキャパシタ構造を備える。フロントチャンバ43は、基板42の仕切壁44によって相互に分離されている。仕切壁44の1部分の下には、フロントチャンバ43のそれぞれに連通し、かつ、基板42の下面側で開口した音響スペース45が形成されている。音響スペース45の基板下面から測った高さは、フロントチャンバ43の高さの0.5倍以下である。パッケージは、音響スペース45と連通する位置にパッケージ音孔33を開口されている。
【選択図】図3
Description
パッケージの内面に音響センサの下面を固定したマイクロフォンにおいて、
前記音響センサは、上面から下面にかけて貫通した複数の空洞を有する基板と、前記空洞のそれぞれの上方に配設された可動電極板及び固定電極板からなるキャパシタ構造とを備え、
前記パッケージは、前記音響センサの下面に対向する位置にパッケージ音孔を開口され、
前記基板の下面には、前記空洞のそれぞれに連通し、かつ、前記基板の下面側で開口した窪みが形成され、
前記基板の下面から測った前記窪みの高さが、前記空洞の高さの0.5倍以下であることを特徴としている。
上面から下面にかけて貫通した複数の空洞を有する基板と、
前記空洞のそれぞれの上方に配設された可動電極板及び固定電極板からなるキャパシタ構造と、
を備えた音響センサにおいて、
前記基板の下面には、前記空洞のそれぞれに連通し、かつ、前記基板の下面側で開口した窪みが形成され、
前記基板の下面から測った前記窪みの高さが、前記空洞の高さの0.5倍以下であることを特徴としている。
本発明に係る音響センサを製造するための音響センサの製造方法であって、
平板状をした基板材料の上面に可動電極板や固定電極板を形成するための構造物を作製する第1の工程と、
前記空洞及び前記窪みの下面となる領域で開口した第1のマスクを、前記基板材料の下面に形成する第2の工程と、
前記窪みの下面となる領域を覆うとともに少なくとも前記空洞の下面となる領域で開口した第2のマスクを、前記基板材料及び前記第1のマスクの下面に形成する第3の工程と、
前記第2のマスクと前記第1のマスクを通して前記基板材料を下面側からドライエッチングすることにより、前記基板材料の前記空洞となる領域に、前記空洞の高さから前記窪みの高さを引いた値に等しい深さの凹所を形成する第4の工程と、
前記第2のマスクの無い状態で前記第1のマスクを通して前記基板材料を下面側からドライエッチングすることにより、前記基板材料の前記空洞及び前記窪みとなる領域を前記窪みの高さと同じ深さだけ前記基板材料を除去し、前記空洞及び前記窪みを有する前記基板を作製する第5の工程と、
前記構造物によって前記基板の上面に前記可動電極板と前記固定電極板を形成する第6の工程と、
を有することを特徴している。本発明に係る音響センサの第1の製造方法によれば、本発明に係る音響センサを製造することができる。
T=(A−H)×R2
と定めることを特徴としている。かかる実施態様によれば、第4の工程と第5の工程をドライエッチング装置内で連続的に処理することができるので、音響センサの生産性が向上する。
t≧H×R1
と定めることを特徴としている。かかる実施態様によれば、かかる実施態様によれば、基板に空洞が形成される前に第1のマスクがドライエッチングによって消耗してしまうのを防ぐことができる。特に、第1のマスクの厚みがt=H×R1となっていれば、基板に空洞が形成された時に第1のマスクがドライエッチングによって消耗してしまうので、第1のマスクを剥離する工程が不要になる。
請求項11に記載の音響センサを製造するための音響センサの製造方法であって、
平板状をした基板材料の上面に可動電極板や固定電極板を形成するための構造物を作製する第1の工程と、
前記空洞及び前記窪みの下面となる領域で開口した第3のマスクを、前記基板材料の下面に形成する第2の工程と、
前記第3のマスクを通して前記基板材料を下面側からエッチングすることにより、前記基板材料の前記空洞及び前記窪みとなる領域に、前記窪みの高さと同じ深さの凹所を形成する第3の工程と、
前記凹所の上面のうち前記窪みとなる領域と、前記凹所の側壁面を第4のマスクで覆う第4の工程と、
前記第3のマスクと前記第4のマスクを通して前記基板材料の前記空洞となる領域を下面側からエッチングすることにより、前記空洞及び前記窪みを有する前記基板を作製する第5の工程と、
前記構造物によって前記基板の上面に前記可動電極板と前記固定電極板を形成する第6の工程と、
を有することを特徴としている。本発明に係る音響センサの第2の製造方法によっても、本発明に係る音響センサを製造することができる。
32 パッケージ
32a パッケージ基板
32b カバー
33 パッケージ音孔
41、81、91、101、111、121 音響センサ
42 基板
43 フロントチャンバ
44 仕切壁
45 音響スペース
46 ダイアフラム
49 バックプレート
50 固定電極板
51 アコースティックホール
52a、52b、52c、52d センシング部
62、63 SiO2層
64、65、67、70、71 フォトレジスト
69 P−SiO2膜
92 支持柱
以下、図3−図5を参照して本発明の実施形態1による音響センサ41及びマイクロフォン31の構造を説明する。図3(A)は、本発明に係る実施形態1の音響センサ41を示す平面図である。ただし、図3(A)においては、音響センサ41のバックプレート49と固定電極板50を省略している。図3(B)は、音響センサ41をパッケージ基板32aの上に実装した状態を示す断面図である。図3(B)において、音響センサ41は図3(A)のX−X線に沿った断面を表し、パッケージ基板32aはそのパッケージ音孔33を通過する断面を表している。図4(A)及び図4(B)は、音響センサ41に用いられている基板42の平面図と裏面側から見た斜視図である。図5は、音響センサ41を内蔵したマイクロフォン31の断面図である。
次に、実施形態1の音響センサ41を製造するための製造工程を図6−図9により説明する。図6(A)は、CVDなどの成膜技術を用いてシリコン基板42(Siウエハ等の基板材料)の上面にSiO2層62(犠牲層)と複数層のポリシリコン層を積層した状態を示す。ポリシリコン層はパターニングされており、アンカー48を設ける位置にはアンカー層61が形成され、その上の層はダイアフラム46となるようにパターニングされ、その上の層は固定電極板50となるようにパターニングされている。図6(B)に示す工程では、SiO2層62がバックプレート49の内面形状となるようにエッチングされた後、その表面にSiN膜を成膜してバックプレート49が作製される。図6(C)の工程では、バックプレート49と固定電極板50を順次エッチングし、バックプレート49から固定電極板50に貫通した多数のアコースティックホール51を開口する。この後、シリコン基板42の裏面を研磨し、基板厚みを例えば725μmから400μmまで薄くする。
t≧H×(基板に対するSiO2層のエッチングレート比)
を満たしている必要がある。ここで、Hは音響スペース45の高さである。例えば、音響スペース45の高さHが20μmであるとし、SiO2層63のエッチングレートが基板42のエッチングレートの1/250倍であるとすれば、SiO2層63の膜厚tを、
H×(1/250)=20/250=0.08[μm]
と等しいか、それよりも大きくすればよい。特に、0.08μmに等しくしてあれば、フロントチャンバ43のエッチングが基板42の上面に達してフロントチャンバ43が開口し終えた時点でSiO2層63が無くなる。よって、フロントチャンバ43のエッチング後にSiO2層63を除去する必要がなくなる。
(A−H)×(基板に対するフォトレジストのエッチングレート比)
にしておくことが好ましい(Aは基板42の厚み、Hは音響スペース45の高さ)。例えば、基板42の厚みAが400μm、音響スペース45の高さHが20μmであるとし、フォトレジスト65のエッチングレートが基板42のエッチングレートの1/80倍であるとすれば、フォトレジスト65の膜厚Tを、
T=(A−H)×(1/80)=(400−20)/80=4.75[μm]
とすればよい。このようにフォトレジスト65の膜厚Tを調製してあれば、図8(C)のようにフォトレジスト65がすべてエッチングされてSiO2層63及び基板42が露出した時点で基板42の凹所66の深さDがA−Hに等しくなる。そして、そのままドライエッチングを継続すれば、SiO2層63を第1のマスクとして基板42がエッチングされ、基板42の直接フォトレジスト65が設けられていた領域(音響スペース45となる領域)と凹所66(フロントチャンバ43となる領域)の上面とがエッチングされる。フォトレジスト65が無くなった後の工程は、図9(A)の工程である。よって、フォトレジスト65の膜厚Tを上記のように調製してあれば、ドライエッチング装置から取り出すことなく、図8(C)の工程と図9(A)の工程を連続的に行うことができ、基板のエッチング工程が時間短縮されて音響センサの生産性が向上する。
音響センサ41は、上記製造方法以外の方法で製造することもできる。音響センサ41を製造するための別な製造工程を図10及び図11により説明する。図10(A)は、図6(A)−図6(C)と同様に工程により、シリコン基板42(Siウエハ)の上面にアンカー層61、SiO2層62、ダイアフラム46、バックプレート49、固定電極板50を形成されたものである。この基板42の裏面を研磨して基板42の厚みを例えば725μmから400μmに薄くした後、図10(B)に示すように、基板42の下面にフォトレジスト67を成膜し、フォトリソグラフィによりフォトレジスト67をパターニングしてフロントチャンバ43及び音響スペース45となる領域でフォトレジスト67を開口する。ついで、図10(C)の工程では、フォトレジスト67を第3のマスクとして基板42の下面をドライエッチングする。このとき、エッチング時間管理(例えば、DRIE時間固定)により、基板42の下面に音響スペース45の高さH(例えば、20μm)と同じ深さの凹所68を形成する。
音響センサ41を製造するためのさらに別な製造工程を図12−図14により説明する。図12(A)は、シリコン基板42(Siウエハ)の上面にアンカー層61、SiO2層62、ダイアフラム46、バックプレート49、固定電極板50を形成されたものである。この基板42の裏面を研磨して基板42の厚みを例えば725μmから400μmに薄くした後、図12(B)に示すように、基板42の下面に第1のマスクとしてP−SiO2膜69(例えば、膜厚が10,000Å)を成膜する。
S=(A−H)×(基板に対するフォトレジストのエッチングレート比)
となっている。例えば、基板42の厚みAが400μm、音響スペース45の高さHが20μmであるとし、フォトレジスト71のエッチングレートが基板42のエッチングレートの1/80倍であるとすれば、フォトレジスト65の膜厚Sを、
S=(A−H)×(1/80)=(400−20)/80=4.75[μm]
とすればよい。このようにフォトレジスト71の膜厚Sを調製してあれば、図13(C)のようにフォトレジスト71がすべてドライエッチングされたとき、基板42のフロントチャンバ43となる領域には深さがA−Hの凹所72が形成される。さらに、そのままドライエッチングを継続しても、P−SiO2膜69のエッチングレートは基板42のエッチングレートの1/250−1/300であるので、P−SiO2膜69はほとんどエッチングされない。よって、図14(A)に示すように、凹所72が基板42の上面に達するまでドライエッチングすると、仕切壁44の下面に高さHの音響スペース45が形成される。したがって、この製造方法でも、基板42をドライエッチング装置から取り出すことなく、図13(C)の工程と図14(A)の工程を連続的に行うことができ、基板のエッチング工程が時間短縮されて音響センサの生産性が向上する。また、第1のマスクとしてエッチングレートの小さなP−SiO2膜69を用いているので、P−SiO2膜69の膜厚を薄くでき、第1のマスク(P−SiO2膜69)の成膜時間を短縮することができて音響センサの生産性が向上する。
本実施形態においては、仕切壁44、音響スペース45、フロントチャンバ43等の形状や配置を自由に変更することができる。例えば、図15(A)及び図15(B)に示す変形例では、仕切壁44の下面全体に音響スペース45を形成している。
図17(A)は、本発明の実施形態2による音響センサ81を示す平面図であって、バックプレート49及び固定電極板50を省略している。図17(B)は、音響センサ81をパッケージ基板32aの上に実装した断面図である。また、図18(A)及び図18(B)は、音響センサ81に用いられている基板42の平面図及び裏面側からの斜視図である。
図20(A)は、本発明の実施形態3による音響センサ91を示す一部省略した平面図である。図20(B)は、音響センサ91をパッケージ基板32aの上に実装した断面図である。また、図21は、音響センサ91に用いられている基板42を示す裏面側からの斜視図である。
図22(A)は、本発明の実施形態4による音響センサ101を示す一部省略した平面図である。図22(B)は、音響センサ101をパッケージ基板32aの上に実装した断面図である。また、図23は、音響センサ101に用いられている基板42を示す裏面側からの斜視図である。
上記各基板形状以外にも、いろいろな基板形状(あるいは、音響スペース構造)が可能である。たとえば、図24(A)及び図24(B)に示す基板42では、対角方向に延びた音響スペース45を仕切壁44の下面に設けている。パッケージ音孔33は、音響スペース45の中央部(交差部分)に対向するように配置している。
図27は、本発明の実施形態5による音響センサ111をパッケージ基板32aの上に実装した断面図である。これまで説明した実施形態や変形例では、いずれもダイアフラム46の上方に固定電極板50を設けていたが、この配置は上下が逆になっていてもよい。すなわち、図27に示す音響センサ111では、基板42の上面にバックプレート49を設置し、フロントチャンバ43の上方においてバックプレート49の上面に固定電極板50を設けている。バックプレート49及び固定電極板50には、多数のアコースティックホール51があけられている。また、固定電極板50に対向させるようにして、各固定電極板50の上方にはダイアフラム46が配置され、ダイアフラム46の各隅部はアンカー48によってバックプレート49の上面に支持されている。
図28(A)は、本発明の実施形態6による音響センサ121を示す一部省略した平面図である。図28(B)は、音響センサ121に用いられている基板42を示す裏面側からの斜視図である。
Claims (16)
- パッケージの内面に音響センサの下面を固定したマイクロフォンにおいて、
前記音響センサは、上面から下面にかけて貫通した複数の空洞を有する基板と、前記空洞のそれぞれの上方に配設された可動電極板及び固定電極板からなるキャパシタ構造とを備え、
前記パッケージは、前記音響センサの下面に対向する位置にパッケージ音孔を開口され、
前記基板の下面には、前記空洞のそれぞれに連通し、かつ、前記基板の下面側で開口した窪みが形成され、
前記基板の下面から測った前記窪みの高さが、前記空洞の高さの0.5倍以下であることを特徴とするマイクロフォン。 - 前記空洞は前記基板の仕切壁によって相互に分離され、
前記窪みは、前記基板の下面のうち、少なくとも前記仕切壁の下面の一部に形成され、
前記窪みは、前記空洞のそれぞれの下端部側面に連通していることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロフォン。 - 前記窪みは、前記仕切壁の下面の少なくとも一部に形成されていることを特徴とする、請求項2に記載のマイクロフォン。
- 前記パッケージ音孔は、前記仕切壁の下面に対向していることを特徴とする、請求項2に記載のマイクロフォン。
- 前記仕切壁の下面の一部に、支持柱を突設したことを特徴とする、請求項2に記載のマイクロフォン。
- 前記支持柱の下面は、前記基板の下面と同一平面上に位置することを特徴とする、請求項5に記載のマイクロフォン。
- 前記パッケージ音孔は、複数の前記空洞のうちのいずれか一つの空洞の下面に対向していることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロフォン。
- 前記空洞は前記基板の仕切壁によって相互に分離され、
前記窪みは、前記基板の下面のうち、少なくとも前記空洞及び前記仕切壁以外の領域の下面の一部に形成され、
前記窪みは、前記空洞のそれぞれの下端部側面に連通していることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロフォン。 - 前記パッケージ音孔は、前記空洞及び前記仕切壁以外の領域の下面に対向していることを特徴とする、請求項8に記載のマイクロフォン。
- 前記窪みは、その周囲全体を前記基板によって囲まれていることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロフォン。
- 上面から下面にかけて貫通した複数の空洞を有する基板と、
前記空洞のそれぞれの上方に配設された可動電極板及び固定電極板からなるキャパシタ構造と、
を備えた音響センサにおいて、
前記基板の下面には、前記空洞のそれぞれに連通し、かつ、前記基板の下面側で開口した窪みが形成され、
前記基板の下面から測った前記窪みの高さが、前記空洞の高さの0.5倍以下であることを特徴とする音響センサ。 - 請求項11に記載の音響センサを製造するための音響センサの製造方法であって、
平板状をした基板材料の上面に可動電極板や固定電極板を形成するための構造物を作製する第1の工程と、
前記空洞及び前記窪みの下面となる領域で開口した第1のマスクを、前記基板材料の下面に形成する第2の工程と、
前記窪みの下面となる領域を覆うとともに少なくとも前記空洞の下面となる領域で開口した第2のマスクを、前記基板材料及び前記第1のマスクの下面に形成する第3の工程と、
前記第2のマスクと前記第1のマスクを通して前記基板材料を下面側からドライエッチングすることにより、前記基板材料の前記空洞となる領域に、前記空洞の高さから前記窪みの高さを引いた値に等しい深さの凹所を形成する第4の工程と、
前記第2のマスクの無い状態で前記第1のマスクを通して前記基板材料を下面側からドライエッチングすることにより、前記基板材料の前記空洞及び前記窪みとなる領域を前記窪みの高さと同じ深さだけ前記基板材料を除去し、前記空洞及び前記窪みを有する前記基板を作製する第5の工程と、
前記構造物によって前記基板の上面に前記可動電極板と前記固定電極板を形成する第6の工程と、
を有することを特徴とする音響センサの製造方法。 - 前記第3の工程において、
前記基板の厚みをA、前記窪みの高さをH、前記基板材料に対する第2のマスクのエッチングレートの比をR2とするとき、
前記第2のマスクの厚みTを、
T=(A−H)×R2
と定めることを特徴とする、請求項12に記載の音響センサの製造方法。 - 前記第3の工程において、
前記第2のマスクを残して前記ドライエッチングを停止し、残った前記第2のマスクをアッシングにより除去することを特徴とする、請求項13に記載の音響センサの製造方法。 - 前記第2の工程において、
前記窪みの高さをH、前記基板材料に対する第1のマスクのエッチングレートの比をR1とするとき、
前記第1のマスクの厚みtを、
t≧H×R1
と定めることを特徴とする、請求項12に記載の音響センサの製造方法。 - 請求項11に記載の音響センサを製造するための音響センサの製造方法であって、
平板状をした基板材料の上面に可動電極板や固定電極板を形成するための構造物を作製する第1の工程と、
前記空洞及び前記窪みの下面となる領域で開口した第3のマスクを、前記基板材料の下面に形成する第2の工程と、
前記第3のマスクを通して前記基板材料を下面側からエッチングすることにより、前記基板材料の前記空洞及び前記窪みとなる領域に、前記窪みの高さと同じ深さの凹所を形成する第3の工程と、
前記凹所の上面のうち前記窪みとなる領域と、前記凹所の側壁面を第4のマスクで覆う第4の工程と、
前記第3のマスクと前記第4のマスクを通して前記基板材料の前記空洞となる領域を下面側からエッチングすることにより、前記空洞及び前記窪みを有する前記基板を作製する第5の工程と、
前記構造物によって前記基板の上面に前記可動電極板と前記固定電極板を形成する第6の工程と、
を有することを特徴とする音響センサの製造方法。
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