JP2015034038A - 内容物非付着性包材 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い撥水性、撥乳性が付与され、内容物の残留が少ない包装袋や、内容物付着による汚染を防止した蓋材などに用いる内容物非付着性包材を提供する。
【解決手段】基材層1にバインダー層2、ヒートシール層3、疎水性層4が順次積層され、バインダー層は、熱硬化性樹脂2aに平均粒径1〜100μmの混合粒子2bが分散されていて、混合粒子によりヒートシール層側に凹凸面が形成され、ヒートシール層は凹凸面に積層された熱可塑性樹脂からなり、疎水性層は平均粒径5nm〜1μmの疎水性微粒子4aと無機バインダー4bからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容物非付着性包材に関するものである。特に食品、飲料、医薬品、化粧品、化学品等を包装する内容物非付着性包材、更に具体的には、ヨーグルト、ゼリー、プリン、シロップなどの容器の蓋材や、お粥、スープなどのレトルト食品用包装袋等の液体、半固体、ゲル状物質などの付着しやすい内容物を包装するのに用いる内容物非付着性包材に関するものである。
通常の蓋材や包装袋は、内容物が付着して取りづらく、内容物の無駄や汚れの原因となることが多かった。また、シール面にフッ素材やシリコーンを用いると、撥水性や付着防止効果はあるものの、熱シール性に乏しく、蓋材や包装袋といった容器包装に使用することが困難であった。
また、安全衛生上の観点から、表面エネルギーの小さいハロゲン系の撥水剤は、C8系の主鎖を持つ撥水剤では体内残存率が高い可能性があるため、やや撥水性の劣ると思われるC6系やシリコーン系の撥水剤が良く使われ、その分撥水性もやや劣るという欠点があった。
これらの問題を解決するために、下記、特許文献1〜5に示されるようなさまざまな提案がされている。
特許文献1には、基材層及び熱接着層を有する積層体からなり、熱接着層が他の層と隣接していない最外面に一次粒子平均径3〜100nmの疎水性酸化物微粒子が付着し、疎水性酸化物微粒子が三次元網目状構造からなる多孔質層を形成している蓋材が記載されている。
網目状に疎水性酸化物微粒子が配してあるため機械強度が弱く、剥離しやすい。また、疎水性酸化物微粒子が熱シール性樹脂上に付着しているだけで、基材への固着性が悪く、脱落の危険性がある。さらには、加熱により疎水性微粒子が熱シール樹脂中に埋包されて撥水性能が低下する恐れがある。
特許文献2は、スプレー用撥水剤であるが、疎水性金属酸化物微粒子とシリコーンオイル、ワックス/パラフィン、界面活性剤および水系溶剤を含むことが記載されている。
特許文献3には、基材に熱封緘性層、内容物付着防止層を順に積層され、内容物付着防止層の組成物がワックスと、そのワックス中に分散された充填剤とからなり、充填剤が無機の粉体、有機の粉体、粉末撥水性樹脂、ワックスに対して非相溶性を有する液状撥水性樹脂から選択される一種以上である、内容物付着防止性を有する包装容器用熱封緘性蓋材が記載されている。この蓋材の場合、ワックスに充填剤が分散しているだけであるので、表面の凹凸が不十分で、撥水性が不足する。
特許文献4には、内容物と接触する面の一部又は全部に疎水性酸化物微粒子が付着している非付着性容器が記載されている。この容器の製造では、高温(120〜200℃)で疎水性酸化物微粒子を固着させないと膜凝集力が上がらないが、高温にすると、シーラント層が熱溶解しやすく、形状も変化しやすい。
特許文献5には、熱可塑性樹脂を含有する層の表面に、疎水性酸化物微粒子が付着して
いる積層体ならびに包装材料が記載されている。さらに有機成分及び無機成分の少なくとも1種を含む充填粒子が、熱可塑性樹脂を含有する層に含まれていることが記載されている。
凹凸付与に用いる充填粒子が熱可塑性樹脂で埋まっており、その上に疎水性酸化物微粒子が付着している構造で、シールヒーター等で表面が加熱されると疎水性微粒子が熱可塑性樹脂内に埋包されて撥水機能が低下する恐れがある。また、充填粒子の密着強度が不十分で、加工工程において充填粒子脱落の危険性がある。
以上のように、疎水性微粒子を使用した撥水コート剤は膜凝集力および密着力が弱く、疎水性微粒子の脱離が起こりやすい。さらにシール剤に混合粒子を混ぜてその上に撥水剤をコートする方法では、フィルムが加熱された際に熱シール性樹脂中に疎水性微粒子が沈んでしまい、撥水性が損なわれるという懸念があった。さらに、粒子の固着が不十分になり、充填加工工程や輸送等の衝撃で脱離する可能性もある。
混合粒子により凹凸を形成させる場合、混合粒子が固着のための熱硬化性アンカーコート樹脂と密度が近い場合、混合して塗布したときに混合粒子は基材側に沈みやすく、アンカーコートの塗布量によっては凹凸が樹脂で埋まって十分な粗さが得られない場合がある。この場合、アンカーコート層の上にシール性熱可塑性樹脂層、撥水機能層と積層したときの撥水性能が不足する。
公知文献を以下に示す。
特許第4348401号公報 特許第4060333号公報 特開2009−73523号公報 特開2010−254377号公報 特開2011−93315号公報
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、高い撥水性、撥乳性が付与され、内容物の残留が少ない包装袋や、内容物付着による汚染を防止した蓋材などに用いる内容物非付着性包材を提供することを課題としている。
本発明の請求項1に係る発明は、基材層にバインダー層、ヒートシール層、疎水性層が順次積層され、前記バインダー層は、熱硬化性樹脂に平均粒径1〜100μmの混合粒子が分散されていて、該混合粒子により前記ヒートシール層側に凹凸面が形成され、前記ヒートシール層は前記凹凸面に積層された熱可塑性樹脂からなり、疎水性層は平均粒径5nm〜1μmの疎水性微粒子と無機バインダーからなることを特徴とする内容物非付着性包材である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記疎水性微粒子は、無機酸化物微粒子が疎水化処理されたものであることを特徴とする請求項1記載の内容物非付着性包材である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記混合粒子は、中空構造を有しており、前記熱硬化性樹脂は、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂のいずれか1種以上からなり、該熱硬化性樹脂により前記混合粒子が前記基材層に固着し、そして、前記疎水性層側の表面の表面粗さがRz>5μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の内容物非付着性包材である。
本発明の請求項4に係る発明は、前記疎水性微粒子が、ジメチルシリル、トリメチルシリル、アミノアルキルシリル、アルキルシリル、メタクリルシリルのいずれかの官能基で、または、ジメチルポリシロキサンで疎水化表面処理された、シリカ、アルミナ、チタニア、マグネシアのいずれか1種の無機酸化物微粒子であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の内容物非付着性包材である。
本発明の請求項5に係る発明は、前記疎水性層の無機バインダーが、M(OR)n(M=金属元素、n=1〜4)で表される金属アルコキシド、あるいは、該金属アルコキシドの加水分解物からなり、金属元素(M)が、Si、Al、Tiのいずれかであり、RがCnH2n+1(n=1〜3)のアルキル基であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の内容物非付着性包材である。
本発明の内容物非付着性包材は、良好な熱シール性を保ちながら優れた撥水性、撥乳性を有し、内容物の残量低減や付着防止に効果がある。そして、高い撥水性、撥乳性が付与されているので、容器包装に用いる包材として、低残存包装袋や、内容物付着による汚染を防止する蓋材、容器を提供することが可能となる。
熱硬化性樹脂により覆われて固着された中空構造の混合粒子により表面粗さを付与でき、さらにその上にヒートシール剤と撥水層を設けることで、平坦な基材の上に撥水剤を設けた場合よりも撥水性が向上した。
また、混合粒子が熱硬化性樹脂に含まれているため、基材に対して強固に密着し、中空構造であることから表面に浮き上がりやすく、十分な表面粗さを得ることができるとともに、脱落や剥離がなく安定した撥水層を得るための構造を保持できる。また、熱シール時で圧着させる場合、混合粒子がつぶれやすくシール面がフラットになるため、部分的なシール不良や浮きが発生しにくい。
基材層上に混合粒子を塗布した凹凸を付与し、熱シール性樹脂を塗布した上にさらに撥水機能層を設けた構造としたので、例えば、開封容器の蓋材にした場合、易開封性と十分なシール強度を保持するとともに、内容物の付着を低減して外部へ飛び出ことがない。そして、シーラント層面に撥水性を付与することにより、内容物の付着、取り出し後の残存低減、取り出し性の向上が可能になる。
本発明の内容物非付着性包材の一例の層構成を模式的に断面で示した説明図である。 本発明の内容物非付着性包材の一例をプラスチック容器の蓋材として用いることを模式的に示した説明図である。
以下本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の内容物非付着性包材の一例の層構成を模式的に断面で示した説明図である。
本発明の一例の内容物非付着性包材100は、図1の断面図のように、外層側から基材層1、バインダー層2、ヒートシール層3、疎水性層4が順次積層されている。バインダー層2は、熱硬化性樹脂2aに平均粒径1〜100μmの混合粒子2bが分散されていて、混合粒子2bによりヒートシール層3側に凹凸面が形成されている。
ヒートシール層3は、バインダー層2の凹凸面に積層された熱可塑性樹脂からなっている。疎水性層4は平均粒径5nm〜1μmの疎水性微粒子4aと無機バインダー4bからなっている。
尚、平均粒径は、疎水性微粒子が凝集した状態の粒径を言い、本発明において、平均粒径は、レーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値50%での粒径である。
基材層1には、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド等のプラスチックフィルムや紙、セロファンなどが使用できるが、バインダー層2の凹凸付与のための混合粒子2bを固着する熱硬化性樹脂2aと、強固に密着するものであれば限定されない。
基材層1の表面には、表面凹凸構造を付与するものとして混合粒子2bが熱硬化性樹脂2aからなるバインダー層2が設けられ、その表面に凹凸面が形成され、固着している。この凹凸面の影響によって、疎水性層4の表面が、表面粗さRz(JIS B0601:’94)、5μm以上の凹凸面を形成している。
また、この混合粒子2bは中空構造をしている。そして、混合粒子2bを熱硬化性樹脂2aとともに溶剤に分散させて、樹脂アンカーコート剤として塗布しバインダー層2とした場合、混合粒子2bの中空構造により、混合粒子2bが表面に浮き上がりやすく、表面に凹凸面を形成することができ、疎水性層4の表面に撥水性能を発揮する上で十分な粗さの表面を形成することができる。
混合粒子2bの粒径はバインダーとして作用する熱硬化性樹脂2aの層厚より大きいものが多く、混合粒子2bの大部分を熱硬化性樹脂2aに覆われていることにより粒子の脱落が起こりづらく、熱に対して変形することもなく安定した形状の表面を保持することが可能である。また、ヒートシール層3を設け、疎水性層4を塗布した後の表面形状がフラクタル状になり、撥水効果が向上する。
混合粒子2bの平均粒径は、1〜100μmであることが必要である。好ましくは10〜50μmが良い。平均粒径が1μmより小さいと、凹凸の上にヒートシール層3および疎水性層4を設けた際に、撥水機能を向上させるために十分な大きさ(Rz>5μm)の凹凸を付与することが困難である。
また、平均粒径が100μmより大きいと、高密度で凹凸を付与させることが困難になり、撥水機能を向上させることができない、また、大きく突出した混合粒子が、摩擦などの外部応力によって脱落しやすくなる。
混合粒子2bの固着には熱硬化性樹脂2aを使用し、外部応力によって容易に離脱しないように樹脂に覆われた状態で強固に固定されている。熱硬化性樹脂2aによって固定することで、混合粒子2bの脱落を防ぎ、熱に対しても軟化しにくいために脱落や移動を防止し、安定した表面凹凸形状を保持することができる。
また、混合粒子2bが中空構造のため、ヒートシール層3および疎水性層4を設けて、内容物非付着性包材100を熱圧着により他のフィルムやカップ等にシールする時、中空粒子がつぶれてシール面がフラットに近くなり、表面の凹凸によるシール強度のムラやシール不良が起こりづらい。
熱硬化性樹脂2aとしては、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。1液硬化型でも、2液硬化型(主剤+硬化剤)でも構わない。
混合粒子2bの形状は問わないが、球形粒子が扱いやすく、表面に配置したときに急峻な立ち上がり形状を持つ凹凸を形成しやすい。これら混合粒子2bと熱硬化性樹脂2aからなるバインダー層2の凹凸面の上に、熱シール性を付与するためのヒートシール層3が配置されている。
ヒートシール層3は熱可塑性樹脂からなっている。このヒートシール層3の形成にはヒートシールニスが用いられるのが好ましく、ヒートシール層3の熱可塑性樹脂は、その熱シールする相手の材質によって適宜選定することができる。
熱シールする相手の材質がポリスチレンの場合、ヒートシールニスの主成分の熱可塑性樹脂は、ポリアクリレート樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、塩酢ビ樹脂、エポリチレン樹脂の中から選定する。熱シールする相手の材質がポリプロピレンの場合、ポリアクリレート樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、変性ポリオレフィン樹脂の中から選定する。
熱シールする相手の材質がポリエチレンの場合、ポリアクリレート樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエチレン樹脂、変性ポリオレフィン樹脂の中から選定する。変性ポリオレフィンは、変性が酸変性であり、不飽和カルボン酸またはその無水物で変性されたポリオレフィンであることが望ましい。また、ポリオレフィンがポリプロピレン、あるいは、ポリエチレンであることが望ましい。
また、内容物非付着性包材100が容器の蓋材である場合、内容物や充填方法により、容器は、チルド仕様、アセプティック仕様、ボイル仕様、レトルト仕様などに分けられ、用途に応じて容器本体の材質を選定するとともに、蓋材のヒートシールニスの熱可塑性樹脂を選定する。
さらに熱可塑性樹脂からなるヒートシール層3の上に、疎水性微粒子4aを含む疎水性層4を塗布する。疎水性層4は、疎水性微粒子4aと無機バインダー4bから構成されており、熱硬化性樹脂2a中に分散された混合粒子2bにより表面が凹凸になったバインダー層2により、ヒートシール層3の表面も凹凸となっていて、その凹凸の表面に全面に付与されている。
疎水性微粒子4aの微粒子は、無機酸化物であることが望ましく、シリカ、アルミナ、マグネシア、チタニアなどの無機酸化物微粒子であれば特に限定されないが、無機バインダー4bとの密着性を上げるためにはシリカの微粒子が好ましい。
無機酸化物微粒子は燃焼法、アーク法などの乾式製法や沈殿法、ゲル法などの湿式製法から得られる合成シリカ、または天然シリカでも構わない。微粒子の表面に疎水化処理を行うことで撥水機能を付与させる。
疎水化処理方法は乾式法、湿式法など特定しなくて良いが、微粒子全面を処理するため
にCVD法、プラズマ法等による乾式処理を施すのが好ましい。疎水性官能基がジメチルシリル(CHSi(0−R)、トリメチルシリル(CHSiO−R、アミノアルキルシリル、アルキルシリル、メタクリルシリルの何れかであれば良い。これらの官能基を生成することで、あるいは、ジメチルポリシロキサン(CH3)2−Si−O−Si(O−R)3で処理することで、臨界表面張力(表面エネルギー)を小さくして撥水性が良くなる。
疎水処理は微粒子の凝集体の表面を処理していればよく、凝集体の内部が親水性であっても構わない。つまり、凝集体の表面に存在しない凝集体内部の個々の一次粒子は、表面が疎水処理されてなく、親水性であっても良い。
乾式製法の酸化物微粒子であれば、ナノレベルの凝集体で疎水処理できる。粒子平均径は5nm〜1μmであれば表面により均一に塗布しやすい。平均粒径のバラツキは特に制約しないが、大小様々な粒径が存在することで、フラクタル構造を形成しやすい。
無機バインダー4bとして金属アルコキシド、あるいは、この金属アルコキシドの加水分解物を用いることが良い。金属アルコキシドとは、テトラエチルオルソシリケート(Si(OC)、トリイソプロピルアルミニウム(Al(OC)、など一般式M(OR)n(MはSi、Ti、Al、Zrなどの金属元素、RはCH、Cなどのアルキル基)で表せるものである。その中でもMがSi、Al、Tiである金属アルコキシドの特性が優れている。
また、金属アルコキシド、あるいは、この金属アルコキシドの加水分解物の中に、密着向上や表面改質などの目的で、シランカップリング剤を混合しても良い。シランカップリング剤は、官能基としてビニル、エポキシ、スチリル、メタクリル、アクリル、アミノ、ウレイド、メルカプト、スルフィド、イソシアネートのうちのいずれか1つを持つものがよい。
疎水性層4は、金属アルコキシドあるいは金属アルコキシドとシランカップリング剤の混合物を、あるいは、金属アルコキシドの代わりに金属アルコキシドの加水分解反応させたものを無機バインダー4bとして用い、疎水性微粒子4aと混合して分散し塗工液を作成する。
疎水性微粒子4aの重量と、金属アルコキシドとシランカップリング剤と金属アルコキシドの加水分解物とを金属酸化物に換算したときの金属酸化物の重量との重量比率が、5:95〜95:5であるとよい。
疎水性微粒子4aの重量比が5%より低いと、疎水性微粒子4aが内容物非付着性包材100の内側表面を覆う面積が小さくなり、十分な撥水性能が出せない。また、95%以上だと疎水性微粒子4aが無機バインダー4bと結合することなく内側表面に出てくるために、摩擦や振動などの外部応力によって疎水性微粒子4aが欠落し、撥水性能が損なわれる。
疎水性層4はコーティングにて形成させるものである。その膜厚は0.1〜10μmの範囲内であることが望ましい。0.1μm以下だと疎水性微粒子4aが内側表面に現れる量が少なくなり、撥水性が低下する。また、10μm以上だと疎水性層4が厚くなりすぎて熱シール時にシール阻害を起こしやすく、十分に密閉ができない。また、混合粒子2bによるバインダー層2の凹凸を相殺してしまい、十分な撥水機能を発現できない可能性がある。
内容物非付着性包材100の内側表面の疎水性層4の疎水性微粒子4aは、内側表面のほぼ全面を覆う様に被覆されているのがもっとも好ましい。少なくとも、全体の30%以上、さらに好ましくは70%以上覆われていることが好ましい。被覆面積比が30%未満だと、内容物が疎水性のない表面と接触する面積が大きくなり、十分な撥水性能を発揮することができない。
疎水性層4を形成する塗工液の塗布方法は、ロールコート、ダイレクトグラビアコート、リバースグラビアコート、バーコート、キスリバースコート、ダイコート、ドクターブレードコート、刷毛塗り、ディップコート、スプレーコート、スピンコートなどの公知の方法を採用することができる。
以上のような本例の内容物非付着性包材100は、図2のようにプラスチックの成形容器200の蓋材として用いたり、あるいは、その2枚を、疎水性層4を対向して重ね合わせて、周縁部をシールして包装袋に製袋して用いたりすることができる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
ドライラミネートで貼り合わせたコート紙/二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの2層の基材層1の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム側に、熱硬化性樹脂2aとなる2液硬化型ポリエステル系アンカーコート剤(DIC株式会社製 A970)を溶剤で希釈した溶液に、混合粒子2bのアクリル樹脂からなる平均粒径15μmの中空構造の粒子を分散して30wt%の固形分(熱硬化性樹脂2a:15%、混合粒子2b:15%)に調整した分散液を、ウェット塗布量4.0g/mでダイレクトグラビアコートにより塗布し、混合粒子2bにより凹凸面を形成した、基材層1とバインダー層2からなる積層体を作成した。
さらに、この積層体のバインダー層2の面に、アクリル系ヒートシールニス剤(DIC株式会社製 A450)をグラビアコートによってウェット塗布量で10.0g/mになるようにコートし、ヒートシール層3を設けた。
さらにその上に疎水性微粒子4aのトリメチルシロキサンで処理した平均一次粒子径7nmの疎水性シリカ微粒子(日本アエロジル株式会社製 R812S)をメタノールに分散した溶液と、無機バインダー4bとなるテトラエトキシシラン(TEOS)と酸を混合して、加水分解反応させて作製したシリカゾル溶液からなるシリカゾルバインダーを1:2で混合し、固形分10wt%に希釈した疎水性層4となる塗工液を、ウェット塗布量1.5g/mでグラビアコートにより全面塗布し、実施例1の内容物非付着性包材を作製した。
<実施例2>
熱硬化性樹脂2aとして、2液硬化型アクリル系アンカーコート剤(会社名:三菱レイヨン株式会社製 ダイヤナール(登録商標)LR209)を用い、混合粒子2bとして平均粒径16μmの中空構造のスチレン粒子を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例2の内容物非付着性包材を作製した。
<実施例3>
アクリル樹脂からなる中空構造の混合粒子2bの平均粒径を、80μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例3の内容物非付着性包材を作製した。
<実施例4>
基材層1を、ドライラミネートで作製したナイロン/二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの2層とし、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム側に、バインダー層2を設け、混合粒子2bとして平均粒径5μmの中空構造のスチレン粒子を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例4の内容物非付着性包材を作製した。
<実施例5>
基材層1を、ドライラミネートで作製したモゾウ紙/二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの2層とし、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム側に、バインダー層2を設け、疎水性層4の無機バインダー4bとして、ヘキサメチレンジシロキサン(HMDSO)8重量部と、官能基としてエポキシ基を含有するシランカップリング剤2重量部と、塩酸を混合し、加水分解反応させて作製したシリカゾル溶液からなるシリカゾルバインダーを用いて、疎水性微粒子4aと1:2で混合し、固形分10wt%に希釈した疎水性層4となる塗工液を用いた。それ以外は実施例1と同様にして、実施例5の内容物非付着性包材を作製した。
以下に、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
混合粒子2bを用いず、2液硬化型ポリエステル系アンカーコート剤(DIC株式会社製
A970)を20wt%の固形分に調整した液を、ウェット塗布量2.0g/mでダイレクトグラビアコートにより塗布して、バインダー層2を設けた。それ以外は実施例1と同様にして、比較例1の内容物非付着性包材を作製した。
<比較例2>
混合粒子2bを用いず、ポリエステル系熱硬化性樹脂からなるアンカーコート層をグラビアコート法によって塗布して、バインダー層2を設けた。その上に熱可塑性のアクリル系ヒートシールニス剤(DIC株式会社製 A450)とアクリル樹脂からなる平均粒径1μmの粒子を分散して25wt%の固形分(ヒートシールニス:15%、アクリル粒子:10%)に調整した分散液を、ウェット塗布量15.0g/mでダイレクトグラビアコートにより塗布して、アクリル樹脂の粒子による凹凸を付与したヒートシール層3を設けた。それ以外は実施例1と同様にして、比較例2の内容物非付着性包材を作製した。
<比較例3>
混合粒子2bとして、アクリル樹脂からなる平均粒径20μmの中実構造の混合粒子を用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例3の内容物非付着性包材を作製した。
<評価方法>
実施例と比較例の内容物非付着性包材を下記の方法で試験し、比較評価した。それぞれの結果は表1にまとめた。
<接触角>
実施例と比較例の内容物非付着性包材に水滴を垂らし、その接触角を測定した。
<転落角、はじき性>
実施例と比較例の内容物非付着性包材に水およびヨーグルト(ダノンビオ(登録商標)ヨーグルト/プレーン加糖)を滴下し、各包材を傾けながらにその落ち始める角度を転落角として、目視で評価した。それと同時にヨーグルトについては、はじき性を評価した。評価は、傾けて液滴が付着せず転落すれば○、付着したまま垂れた場合は×、とした。
<耐磨耗試験>
学振試験機(JIS K 5701−1)にて、実施例と比較例の内容物非付着性包材の疎水性層4の面を、SUS製ヘッド部に当てて200gの荷重で100往復擦り、包材の表面状態観察を実施した。さらに水を滴下し、接触角を測定した。
<ヒートシール強さ>
実施例と比較例の内容物非付着性包材を、それぞれ、ポリスチレン製シートに、熱シールバーを用いて、シール温度200℃、押圧0.2MPa、シール時間1.0secの条件で圧着させ、JIS Z0238準拠の方法にて、引張試験機でヒートシール強さを測定した。
<表面粗さ>
表面粗さ測定器(株式会社東京精密製 サーフコム(登録商標)型番130A)を用いて、実施例と比較例の内容物非付着性包材の疎水性層4側の表面を、スキャンし、表面粗さを測定した。
Figure 2015034038
以下に、実施例と比較例との比較結果について説明する。
<比較結果>
実施例1〜5の内容物非付着性包材は、混合粒子2bの脱落がなく、はじき性もヒートシール強さも充分でシール性能も良好であった。
比較例1の内容物非付着性包材は、表面粗さが小さく、はじき性がやや落ちる。また、耐摩擦性も劣っていた。比較例2の内容物非付着性包材は、摩擦によって混合粒子bが脱落しやすく、かつシール時に隙間ができて不良箇所が見られた。比較例3の内容物非付着性包材は、シール時にポリスチレンシートとの密着がやや不足し、強度が低下した。
100・・・内容物非付着性包材
1・・・基材層
2・・・バインダー層
2a・・・熱硬化性樹脂
2b・・・混合粒子
3・・・ヒートシール層
4・・・疎水性層
4a・・・疎水性微粒子
4b・・・無機バインダー
200・・・成形容器

Claims (5)

  1. 基材層にバインダー層、ヒートシール層、疎水性層が順次積層され、前記バインダー層は、熱硬化性樹脂に平均粒径1〜100μmの混合粒子が分散されていて、該混合粒子により前記ヒートシール層側に凹凸面が形成され、前記ヒートシール層は前記凹凸面に積層された熱可塑性樹脂からなり、疎水性層は平均粒径5nm〜1μmの疎水性微粒子と無機バインダーからなることを特徴とする内容物非付着性包材。
  2. 前記疎水性微粒子は、無機酸化物微粒子が疎水化処理されたものであることを特徴とする請求項1記載の内容物非付着性包材。
  3. 前記混合粒子は、中空構造を有しており、前記熱硬化性樹脂は、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂のいずれか1種以上からなり、該熱硬化性樹脂により前記混合粒子が前記基材層に固着し、そして、前記疎水性層側の表面の表面粗さがRz>5μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の内容物非付着性包材。
  4. 前記疎水性微粒子が、ジメチルシリル、トリメチルシリル、アミノアルキルシリル、アルキルシリル、メタクリルシリルのいずれかの官能基で、または、ジメチルポリシロキサンで疎水化表面処理された、シリカ、アルミナ、チタニア、マグネシアのいずれか1種の無機酸化物微粒子であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の内容物非付着性包材。
  5. 前記疎水性層の無機バインダーが、M(OR)n(M=金属元素、n=1〜4)で表される金属アルコキシド、あるいは、該金属アルコキシドの加水分解物からなり、金属元素(M)が、Si、Al、Tiのいずれかであり、RがCnH2n+1(n=1〜3)のアルキル基であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の内容物非付着性包材。
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