JP2015033979A - ランプユニット制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDそれぞれを独立して点滅させるにあたって、LEDに発生する断線を簡易な構成で検出することができるランプユニット制御装置を提供すること。【解決手段】ランプ制御回路310は、駆動電圧が入力されている間、複数のLEDの全てが点灯する全点灯期間を含む点滅パターンで各LED411を点滅させ、全点灯期間に複数のLED411に供給される電圧値に基づいて、ランプユニット410の異常の有無を判別する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載されたランプユニットを制御するランプユニット制御装置に関し、特に、光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が採用されたランプユニットを制御するランプユニット制御装置に関する。
従来の車両では、車両が右左折するときや非常時に点灯するランプユニット(方向指示器と称されることがある。)に、光源として白熱電球が利用されていた。特許文献1には、白熱電球を利用したランプユニットの断線検出方法が記載されている。
また、近年の車両では、光源としてLEDが採用されたランプユニットが市場に投入されつつある。このランプユニットには、複数のLEDが設けられる場合がある。特許文献2には、LEDを利用したランプユニットの断線検出方法が記載されている。
特開平9−290682号公報 特開2013−95307号公報
特許文献2に記載されている車両用灯具は、光源としてのLEDが複数設けられ、これらのLEDが直列に接続されている。複数のLEDは、駆動電圧が供給されると全てが点灯し、駆動電圧の供給がされなくなると全てが消灯する。このように複数のLEDが接続された発光素子群は、これらのLEDのうちのいずれか1つに断線等の異常が発生すると、発光素子群全体に電流が流れなくなる。結果として発光素子群に接続されている出力端子の電位が変化し、この電位の変化により断線が検知される。
ところで、複数のLEDが設けられたランプユニットを車両に採用する場合、複数のLEDを並列に接続してLEDそれぞれを独立して点滅したいという要求がある。複数のLEDを独立して点滅させる1手法としてはある点滅パターンに則って複数のLEDを点滅することが考えられる。しかし、複数のLEDを独立して点滅させる場合、複数のLEDを同時に点滅させる場合と比べて、正常点滅と異常点滅(ハイフラッシャー)とが切り替わるとき、正常点滅が行われている期間と異常点滅が行われている期間とが切り替わった時点をユーザが視覚的に判別することが困難になる。このため、実際に断線等の故障が発生してもユーザが故障の発生状況を把握しにくいという課題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDそれぞれを独立して点滅させるにあたって、正常状態の点滅と異常状態の点滅とが切り替えられた時点を視覚的に判別することを容易にするランプユニット制御装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るランプユニット制御装置は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 複数のLEDを有するランプユニットと、
前記複数のLEDを点灯させるための駆動電圧を前記ランプユニットに供給する駆動回路と、
前記ランプユニットに前記駆動電圧が供給されている間の前記複数のLEDそれぞれの点滅を制御するランプ制御回路と、
前記ランプユニットを点滅することを命令する外部信号が入力された場合、前記駆動回路に制御信号を出力して前記駆動電圧を供給するよう該駆動回路を制御する主制御回路と、
を備え、
前記主制御回路は、前記ランプユニットに異常が無いと判別した場合であって前記外部信号が入力されたとき、第1の制御信号を出力して矩形状の第1の駆動電圧を供給するよう該駆動回路を制御し、
前記主制御回路は、前記ランプユニットに異常が有ると判別した場合であって前記外部信号が入力されたとき、第2の制御信号を出力して、前記第1の駆動電圧よりも周期が短い、矩形状の第2の駆動電圧を供給するよう該駆動回路を制御し、
前記主制御回路は、前記第1の制御信号から前記第2の制御信号へまたは前記第2の制御信号から前記第1の制御信号へ切り替える際に、先の制御信号の出力を停止してから所定期間オフ状態とした後、後の制御信号の出力を開始する
こと。
(2) 上記(1)に記載のランプユニット制御装置であって、
前記主制御回路は、前記所定期間中に、前記複数のLEDそれぞれが点滅する点滅パターンを指示するためのパルス信号を出力し、
前記ランプ制御回路は、前記所定期間中に供給される前記駆動電圧の波形に基づき、前記主制御回路から指示された前記点滅パターンを識別し、該点滅パターンに基づいて前記複数のLEDそれぞれの点滅を制御する
こと。
(3) 上記(2)に記載のランプユニット制御装置であって、
前記所定期間の長さは、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号のオフ状態の継続時間よりも短い、
こと。
上記(1)の構成のランプユニット制御装置によれば、正常点滅から異常点滅または異常点滅から正常点滅への切り替えが、所定期間における消灯が正常点滅が行われている期間と異常点滅が行われている期間を分ける明確な合図になるため、ユーザに違和感なく認識される。
上記(2)の構成のランプユニット制御装置によれば、例えば、車両が右左折するときに操作レバーが旋回操作されて正常点滅する場合の点滅パターンと、ハザードボタンが押下されて正常点滅する場合の点滅パターンと、を主制御回路が受け付ける各種の操作に応じて切り替えることができる。こうして、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
上記(3)の構成のランプユニット制御装置によれば、ランプ制御回路が、主制御回路から通知される点滅パターンをより精度良く特定することができる。
本発明のランプユニット制御装置によれば、ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDそれぞれを独立して点滅させるにあたって、正常状態の点滅と異常状態の点滅とが切り替えられた時点を視覚的に判別することが可能になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態のランプユニット制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態のランプユニット制御装置における、ランプ制御回路及びランプユニットの構成を示すブロック図である。 図3(A)から図3(F)は、異常が発生していないランプユニットが点滅する際の、図1及び図2に示す点A〜C、点La〜Lj、及び点Fにおける信号のHiまたはLoを示すタイムチャートである。 図4(A)から図4(F)は、異常が発生したランプユニットが消灯する際の、図1及び図2に示す点A〜C、点La〜Lj、及び点Fにおける信号のHiまたはLoを示すタイムチャートである。 図5(A)から図5(F)は、あるランプユニットに異常が発生した場合に別のランプユニットが点滅する際の、図1及び図2に示す点A〜C、点La〜Lj、及び点Fにおける信号のHiまたはLoを示すタイムチャートである。 図6(A)から図6(E)は、あるランプユニットが正常点滅から異常点滅へ切り替わる際の、図1及び図2に示す点A〜C、点La〜Lj、及び点Fにおける信号のHiまたはLoを示すタイムチャートである。 図7は、図6(B)における点線で囲まれる部分を拡大した拡大図である。 図8(A)から図8(E)は、あるランプユニットが正常点滅から異常点滅へ切り替わる際の、図1及び図2に示す点A、A1〜C、点La〜Lj、及び点Fにおける信号のHiまたはLoを示すタイムチャートである。 図9(A)は、図6(B)における点線で囲まれる部分を拡大した拡大図であり、図9(B)は、図6(B)における点線で囲まれる部分の変形例である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、メータ100と点灯制御装置200とを含んで構成される。概略的には、メータ100は、車両が右左折するときに操作レバーが旋回操作される、または車両が非常な状態であることを報知するときにハザードボタンの押下される、などして外部信号が入力されると、その外部信号に応じた点滅をすることを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する。点灯制御装置200は、メータ100から制御信号が入力されると、車両の両側それぞれに設けられた右側方向指示灯220R及び左側方向指示灯220Lを点滅する。図1は、右側方向指示灯220Rとして3つのランプユニット410、420、430(410が右側前方、420右側側方、430右側後方に位置する。)が設けられ、左側方向指示灯220Lとして3つのランプユニット440、450、460(440が左側前方、450が左側側方、460が右側後方に位置する。)が設けられた形態を示している。
まず、メータ100の構成について図1を参照して説明する。メータ100は、電源回路110、I/F120、I/F130及び主制御回路150を含んで構成される。
電源回路110は、車両に搭載されたバッテリに接続され、IGNがオンになったときバッテリから電力が供給され、IGNがオフになったときバッテリからの電力の供給が停止される。電源回路110は、バッテリから供給される12Vの定格電圧を主制御回路150の駆動電圧(例えば5V)に変圧して印加する。
I/F120は、車両が右左折するときに操作レバーが旋回操作される、または車両が非常な状態であることを報知するときにハザードボタンの押下される、などして検出された外部信号を、主制御回路150が認識可能な信号に変換して該主制御回路150に出力するハードウェアインタフェースである。
I/F130は、主制御回路150が出力する制御信号を、点灯制御装置200が認識可能な信号に変換して該点灯制御装置200に出力し、さらに、点灯制御装置200が出力する信号を、主制御回路150が認識可能な信号に変換して主制御回路150に出力するハードウェアインタフェースである。
主制御回路150は、メータ100の処理全般の制御を司る回路基板である。本発明の実施形態では、主制御回路150によって制御される主要な処理として、次の4つの処理を実行する。1つ目の処理は、操作レバーの旋回操作、またはハザードボタンの押下される、などして外部信号が入力されると、その外部信号に応じた点滅をすることを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する処理である。2つ目の処理は、点灯制御装置200から主制御回路150に出力されるセンス電流Isを基に、右側方向指示灯220R及び左側方向指示灯220Lへ駆動電圧を供給するための電力線の断線の有無を判別する処理である。3つ目の処理は、右側方向指示灯220Rまたは左側方向指示灯220Lに異常が無い場合と、右側方向指示灯220Rの少なくとも1つのランプユニット、または左側方向指示灯220Lの少なくとも1つのランプユニットに異常が有った場合とで、異なる制御信号を点灯制御装置200に出力する処理である。4つ目の処理は、3つ目の処理において先の制御信号から後の制御信号に切り替える際、先の制御信号の出力を停止してから所定期間オフ状態とした後、後の制御信号の出力を開始する。これらの処理については、追って詳述する。
続いて、点灯制御装置200の構成について図1を参照して説明する。点灯制御装置200は、駆動回路210、ランプ制御回路310、320、330、340、350、360、及びランプユニット410、420、430、440、450、460を含んで構成される。
駆動回路210は、ハイサイドスイッチによって構成される。駆動回路210は、電圧源Vccと右側方向指示灯220Rとの間、及び電圧源Vccと左側方向指示灯220Lとの間に、MOS−FETが設けられている。各MOS−FETは、ゲートにメータ100から制御信号が入力されると、制御信号がHiである間、電圧源Vccとランプ制御回路310、320、330、340、350、360とを通電する。こうして、ランプ制御回路310、320、330、340、350、360に駆動電圧が供給される。また、各MOS−FETは、ドレインに抵抗器の一端が接続されている。この抵抗器は、他端がメータ100に接続される。この抵抗器により、電圧源Vccから右側方向指示灯220Rまたは左側方向指示灯220Lに通電されるランプ電流ILに比例したセンス電流Isが、点灯制御装置200から主制御回路150にフィードバックされる。こうして、メータ100の主制御回路150は、センス電流Isを取得することができる。尚、抵抗器の抵抗値は、センス電流Isがランプ電流ILの数千分の一になる値が設定される。
ランプ制御回路310、320、330、340、350、360は、ランプユニット410、420、430、440、450、460に対応して設けられた回路である。ランプ制御回路310、320、330、340、350、360は全て同一の機能を有するため、ここではランプ制御回路310について図2を参照して説明する。ランプ制御回路310は、電源回路311、スイッチング回路312、10個のMOS−FET313a、・・・313i、313j、AND回路314を含んで構成される。
電源回路311は、電圧源Vccに接続され、電圧源Vccとランプ制御回路310とが通電すると、電圧源Vccから供給される3.4Vの定格電圧をスイッチング回路312の駆動電圧(例えば3V)に変圧して印加する。
スイッチング回路312は、電源回路311から駆動電圧を印加されると、駆動電圧がHiである期間、MOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれのオンオフを予め設定された順序(点滅パターン)で切り替える。スイッチング回路312によるMOS−FET313a、・・・313i、313jのオンオフの切り替えにより、ランプユニット410の複数のLED411a、・・・411i、411jのうち、対応するMOS−FET313a、・・・313i、313jがオンになったものに、駆動電圧が供給される。こうして、発光するLED411a、・・・411i、411jが選択的に切り替えられる。スイッチング回路312によるMOS−FET313a、・・・313i、313jのオンオフの切り替えについては後述する。
AND回路314は、入力としてMOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれのドレインが接続され、出力がスイッチング回路312に接続されている。AND回路314は、全てのMOS−FET313a、・・・313i、313jがオンになって全てのLED411a、・・・411i、411jに駆動電圧が供給された場合、スイッチング回路312にHiを出力する。
ランプユニット410、420、430、440、450、460それぞれは、10個のLEDを有している。ランプユニット410、420、430、440、450、460は全て同一の機能を有するため、ここではランプユニット410について図2を参照して説明する。
ランプユニット410は、10個のLED411a、・・・411i、411jが並列に接続されている。LED411a、・・・411i、411jそれぞれは、ランプ制御回路310から通電されている期間、より具体的には、対応するMOS−FET313a、・・・313i、313jをスイッチング回路312がオンに切り替えている期間、点灯する。図2では、10個のLED411a、・・・411i、411jが並列に接続されている形態を記載しているが、並列に接続されているLEDの個数は10個に限定されない。また、図2では、1列につき1つのLEDを設けた形態を記載しているが、1列につき複数のLEDを設けた形態であってもよい。例えば、1列につき赤、青、緑3個のLEDを直列に接続してもよい。
[異常が発生していないランプユニットの点滅制御]
ここで、上述した本発明の実施形態のランプユニット制御装置による、ランプユニット410、420、430、440、450、460の点滅の制御について、図3(A)から図3(F)を参照して説明する。ここでは、車両が右折するときに操作レバーが時計方向に旋回した場合を想定し説明する。図3(A)のタイムチャートは、I/F120と主制御回路150の間に位置する、主制御回路150への外部信号が伝送される点AにおけるHi及びLoを示す。図3(B)のタイムチャートは、主制御回路150とI/F130の間に位置する、点灯制御装置200への制御信号が伝送される点BにおけるHi及びLoを示す。図3(C)のタイムチャートは、主制御回路150とI/F130の間に位置する、主制御回路150へのセンス電流Isが伝送される点CにおけるHi及びLoを示す。図3(D)のタイムチャートは、スイッチング回路312と、MOS−FET313a、313b、313c、313d、313eそれぞれとの間に位置する、MOS−FET313a、313b、313c、313d、313eそれぞれのゲートへの制御信号が伝送される点La、Lb、Lc、Ld、LeにおけるHi及びLoを示す。図3(E)のタイムチャートは、スイッチング回路312と、MOS−FET313f、313g、313h、313i、313jそれぞれとの間に位置する、MOS−FET313f、313g、313h、313i、313jそれぞれのゲートへの制御信号が伝送される点Lf、Lg、Lh、Li、LjにおけるHi及びLoを示す。図3(F)は、AND回路314とスイッチング回路312との間に位置する、スイッチング回路312への信号が伝送される点FにおけるHi及びLoを示す。
車両が右折するとき、運転手は操作レバーを時計周りに旋回する。このとき、操作レバーが中立位置から旋回してから、再び中立位置に戻るまでの間、主制御回路150には、操作レバーの旋回を検出したスイッチから外部信号が入力される(図3(A)参照。)。
主制御回路150は、上述の外部信号が入力されると、右側方向指示灯220Rを正常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する。尚、異常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する形態については追って説明する。主制御回路150が出力する、正常点滅することを命令する制御信号は、Hi及びLoが同一の間隔(350ms)で交互に繰り返される信号であり、その周期は700msである(図3(B)参照。)。
駆動回路210のMOS−FETは、上記の制御信号が入力されると、制御信号がHiである間、電圧源Vccからランプ制御回路310、320、330へ通電する。電圧源Vccからランプ制御回路310、320、330への通電に伴い、主制御回路150にはセンス電流Isが入力される(図3(C)参照。)。主制御回路150が点灯制御装置200に出力する制御信号の波形と、主制御回路150に入力されるセンス電流Isの波形と、はHi及びLoのタイミングが略一致する。
主制御回路150は、少なくとも全点灯期間(区間始点の時刻t1から時刻t2の期間。詳細は後述する。)、例えば10msのサンプリング周期にてセンス電流Isの値を測定する。主制御回路150は、全点灯期間に合計10回計測されるセンス電流Isが、3回連続でスレッシュ電圧を下回った場合、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430、または左側方向指示灯220Lの3つのランプユニット440、450、460に異常が発生したと判別する。
ランプ制御回路310は、図3(B)に示すHi及びLoのタイミングで駆動電圧を印加される。このとき、スイッチング回路312は、Hiの駆動電圧が印加される区間において、MOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれのオンオフを予め設定された順序(点滅パターン)で切り替える。具体的には、スイッチング回路312は、Hiの駆動電圧が印加される区間のうち、区間始点の時刻t1から時刻t2の間はオン、時刻t2から時刻t3の間はオン、時刻t3から区間終点のt4の間はオフ、とする点滅パターンでMOS−FET313a、313b、313c、313d、313eそれぞれを切り替える(図3(D)参照。)。他方、スイッチング回路312は、Hiの駆動電圧が印加される区間のうち、区間始点の時刻t1から時刻t2の間はオン、時刻t2から時刻t3の間はオフ、時刻t3から区間終点のt4の間はオン、とする点滅パターンでMOS−FET313f、313g、313h、313i、313jそれぞれを切り替える(図3(E)参照。)。
図3(D)及び図3(E)に示すようにMOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれのオンオフを切り替えることによって、ランプユニット410は、10個のLED411a、・・・411i、411jが上述の点滅パターンの通り点灯する。図3(D)及び図3(E)では、10個のLED411a、・・・411i、411jが点灯する区間にハッチングを施している。LED411a、411b、411c、411d、411eと、LED411f、411g、411h、411i、411jとは、区間始点の時刻t1から時刻t2では共に点灯し、時刻t2から時刻t3の間及び時刻t3から区間終点のt4の間では一方が点灯し他方が消灯していることが分かる。区間始点の時刻t1から時刻t2のように全てのLEDが点灯する区間を全点灯期間と称することがある。本発明の実施形態では、この全点灯期間は、110msとして設定されている。
時刻t2から時刻t3の間及び時刻t3から区間終点のt4のように、10個のLED411a、・・・411i、411jが点滅するタイミングを適宜、設定することにより、ランプユニットのLED全てが一斉に点灯及び消灯する点滅パターンよりも、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
AND回路314は、全てのMOS−FET313a、・・・313i、313jがオンになって全てのLED411a、・・・411i、411jに駆動電圧が供給された場合、スイッチング回路312にHiを出力する。MOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれのオンオフが上述のように切り替えられ、10個のLED411a、・・・411i、411jが全て正常に点灯した場合、AND回路314は、区間始点の時刻t1から時刻t2の間にスイッチング回路312にHiを出力する。一方、10個のLED411a、・・・411i、411jの少なくとも1つに断線が発生した場合、AND回路314は、区間始点の時刻t1から時刻t2の間にスイッチング回路312にLoを出力する。
スイッチング回路312は、所定の区間である時刻t1から時刻t2の間に入力される、AND回路314からのHiの有無によって、LED411a、・・・411i、411jへ駆動電圧を供給するための電力線の断線の有無を判別する。このようにして、ランプユニット410の異常の有無を判別する。
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置がランプユニットを正常点滅する場合の処理について説明した。本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、複数のLEDを光源とするランプユニットが点滅する場合であっても、全点灯期間において複数のLEDの断線の有無を検出することができる。このように限られた期間において断線検出処理を実施する構成により、LEDに供給される電流の値を計測するサンプリング回数が抑えられ、ランプ制御回路にかかる負荷を小さくすることができる。これにより、ランプ制御回路を簡易な構成とすることができ、よって、LEDを駆動するシステムの低コスト化を実現できる。
[異常が発生したランプユニットの消灯制御]
続いて、スイッチング回路312がランプユニット410に異常が有ると判別した場合の、本発明の実施形態のランプユニット制御装置の処理について説明する。メータ100は、主制御回路150がセンス電流Isの数値を閾値と比較することによって、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430が全て正常に駆動しているか、または3つのうちのいくつかに異常が発生しているかを判別する。左側方向指示灯220Lについても同様である。例えばランプユニット410のLED411a、・・・411i、411jのいずれか1つに断線が発生した場合、その断線が発生したLEDに電流が流れないことによって厳密にはセンス電流Isの値が小さくなっているはずである。このセンス電流Isの値の変化を検出することができれば、主制御回路150は右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に発生した異常を判別することができる。
しかし、1つのLEDの断線がセンス電流Isに与える影響は微々たるものである。このため、スイッチング回路312がランプユニット410に異常が有ると判別できたとしても、主制御回路150が右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に発生した異常を判別できない虞がある。その異常を発生できない場合、主制御回路150は、ランプユニット410、420、430を異常点滅に切り替えることができない。この結果、異常が発生したままのランプユニットを用いた車両の運行がなされる可能性がある。
このような事情を踏まえ、スイッチング回路312は、ランプユニット410に異常が有ると判別した場合、次の処理を実行する。ここでは、図4に示すように、右側方向指示灯220Rを正常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力してから3周期目に、ランプユニット410のLED411jに断線が発生した場合を想定している。尚、1周期目及び2周期目の処理については図3を参照して説明したとおりであるため再度の説明を省略する。
上記の3周期目における区間始点の時刻t1から時刻t2において、AND回路314はLoをスイッチング回路312に出力する(図4(F)参照。)。スイッチング回路312は、区間始点の時刻t1から時刻t2におけるAND回路314からの信号がLoであることを以って、ランプユニット410に異常有りと判別する。
すると、スイッチング回路312は、3周期目における時刻t2以降、全てのMOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれをオフに切り替える(図4(D)及び図4(E)参照。)。こうして10個のLED411a、・・・411i、411jが消灯する。このとき、ランプユニット410にはランプ電流ILが通電されていないことになる。
この場合、センス電流Isは、10個のLED411a、・・・411i、411jが消灯する前に比べて、値が小さくなる(図4(C))。10個のLED411a、・・・411i、411jが消灯したときのセンス電流Isの変化は、メータ100の主制御回路150が検出できる範囲のものである。主制御回路150は、4周期目における全点灯期間においてセンス電流Isがスレッシュ電圧を下回ることを検出し、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に発生した異常を判別する。
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によるランプユニットのLEDに異常が発生した場合の処理について説明した。本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、点灯制御装置200をメータ100が制御する場合であっても、LEDの断線に伴って発生するランプユニット410、420、430、440、450、460の異常を確実にメータ100が検出することができる。よって、ランプユニット410、420、430、440、450、460の異常が検出されることなく、異常が発生したままのランプユニットを用いた車両の運行がなされることを防ぐことができる。
また、本発明の実施形態のようにランプユニット410、420、430、440、450、460の異常をメータ100に結果として通知する構成であれば、メータ100側の設計変更を伴わない。このため、既存のメータに本発明の実施形態の点灯制御装置200を適用することができる。よって、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は汎用性が高いものと言える。
[あるランプユニットに異常が発生した場合の、異常が発生していない別のランプユニットの点滅制御]
次に、上述のようにメータ100の主制御回路150が、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430のいずれかに異常が発生したことを判別した後の処理について説明する。例えばランプユニット410に異常が発生した場合、操作レバーの旋回を検出したスイッチから外部信号が入力されても、ランプユニット410は、図4に示すようにの全てのLED411a、・・・411i、411jが消灯した状態である。他方、異常が発生していないランプユニット420及びランプユニット430は、操作レバーの旋回を検出したスイッチから外部信号が入力されたとき、異常点滅する。ランプユニットを異常点滅させることは、「ハイフラッシャー」と称されることがある。以降では、ランプユニット420及びランプユニット430を異常点滅させる場合の処理について説明する。尚、以下では、ランプユニット420が異常点滅する場合の処理について説明するが、この説明に際しては、ランプ制御回路310及びランプユニット410をランプ制御回路320及びランプユニット420に置き換えて図2を参照されたい。
メータ100の主制御回路150は、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に異常が発生したことを判別した場合であって、操作レバーの旋回を検出したスイッチから外部信号が入力されたとき、右側方向指示灯220Rを異常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する。主制御回路150が出力する、異常点滅することを命令する制御信号は、Hiが110ms、Loが200msで交互に繰り返される信号であり、その周期は310msである(図5(B)参照。)。異常点滅することを命令する制御信号の周期は、正常点滅することを命令する制御信号の周期(700ms)よりも短い。よって、異常点滅するランプユニットは、正常点滅するランプユニットよりも点滅する周期が短く、異常が発生したランプユニットの存在が運転手に気付かれ易い環境が形成されている。
駆動回路210のMOS−FETは、上記の制御信号が入力されると、制御信号がHiである間、電圧源Vccからランプ制御回路310、320、330へ通電する。電圧源Vccからランプ制御回路310、320、330への通電に伴い、主制御回路150にはセンス電流Isが入力される(図5(C)参照。)。主制御回路150が点灯制御装置200に出力する制御信号の波形と、主制御回路150に入力されるセンス電流Isの波形と、Hi及びLoのタイミングが略一致する。
ランプ制御回路320は、図5(B)に示すHi及びLoのタイミングで駆動電圧が印加される。ここで、Hiの駆動電圧が印加される区間始点の時刻t1から区間終点の時刻t2の間は、全点灯期間に相当する。このため、スイッチング回路322は、Hiの駆動電圧が印加される区間始点の時刻t1から区間終点の時刻t2において、MOS−FET323a、・・・323i、323jそれぞれをオンに切り替える(図5(D)及び図5(E)参照。)。図5(D)及び図5(E)では、10個のLED421a、・・・421i、421jが点灯する区間にハッチングを施している。尚、時刻t2におてHiの駆動電圧の印加が終了するため、図3に示す時刻t2から時刻t3の間及び時刻t3から時刻t4の間のようなパターンでMOS−FET323a、・・・323i、323jそれぞれをオンオフに切り替えることはしない。
AND回路314は、全てのMOS−FET323a、・・・323i、323jがオンになって全てのLED421a、・・・421i、421jに駆動電圧が供給された場合、スイッチング回路322にHiを出力する。MOS−FET323a、・・・323i、323jそれぞれのオンオフが上述のように切り替えられ、10個のLED421a、・・・421i、421jが全て正常に点灯した場合、AND回路324は、区間始点の時刻t1から時刻t2の間にスイッチング回路322にHiを出力する。一方、10個のLED421a、・・・421i、421jの少なくとも1つに断線が発生した場合、AND回路324は、区間始点の時刻t1から時刻t2の間にスイッチング回路322にLoを出力する。
スイッチング回路322は、所定の区間である時刻t1から時刻t2の間に入力される、AND回路324からのHiの有無によって、LED421a、・・・421i、421jへ駆動電圧を供給するための電力線の断線の有無を判別する。このようにして、ランプユニット420の異常の有無を判別する。スイッチング回路322は、ランプユニット420に異常有りと判別した場合、時刻t2以降、全てのMOS−FET323a、・・・323i、323jそれぞれをオフに切り替えることになる。
主制御回路150は、全点灯期間(区間始点の時刻t1から区間終点の時刻t2の期間)、例えば10msのサンプリング周期にてセンス電流Isの値を測定する。主制御回路150は、全点灯期間に合計10回計測されるセンス電流Isが、3回連続でスレッシュ電圧を下回った場合、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に異常が発生したと判別する。尚、この場合のスレッシュ電圧は、ランプユニットを正常点滅させていた場合のものよりも低い値である。
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置がランプユニットを異常点滅する場合の処理について説明した。本発明の実施形態のランプユニット制御装置では、異常の発生していないランプユニットを異常点滅させる場合であっても、全点灯期間においてランプユニットの異常の有無が判別される。これは、ランプユニットが点滅する場合、その点滅が正常点滅であっても異常点滅であっても、時刻t1から時刻t2の間に、その点滅中のランプユニットの異常の有無が判別されることを意味する。このため、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、ランプユニットを正常点滅させる場合及び異常点滅させる場合で共通の点灯制御装置200を利用することができる。このため、特にランプ制御回路310、320、330、340、350、360の回路構成が複雑にならなくて済む。
[正常点滅から異常点滅へ切り替える場合のランプユニットの点滅制御]
ここでは、正常点滅しているランプユニットが異常点滅に切り替わる場合のランプユニットの処理について説明する。正常点滅しているランプユニットが異常点滅に切り替わる場合としては、例えば、車両が右折するために操作レバーが旋回操作されて右側方向指示灯220Rを正常点滅している最中に、右側方向指示灯220Rのいずれかのランプユニット410、420、430に断線が検出され、その断線が検出されたランプユニットを除くランプユニットを異常点滅する状況が挙げられる。
ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDが同時に点滅を繰り返す従来のランプユニット制御装置であれば、一度複数のLED全てが消灯し、次に点灯するタイミングに合わせて異常点滅を開始すれば、正常点滅から異常点滅へ切り替えることができる。この場合、正常点滅から異常点滅への切り替えが、ユーザに違和感なく認識される。しかし、ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDそれぞれが独立して点滅するランプユニット制御装置の場合、正常点滅時に複数のLED全てが消灯するタイミングがあるとは限らない。このため、仮に、複数のLEDの一部が点灯し、一部が消灯しているときに正常点滅から異常点滅へ切り替えたとすると、一部のLEDは点灯期間が長く一部のLEDは消灯期間が長くなってしまう。このような統一感の無い正常点滅から異常点滅への切り替えは、正常点滅が行われている期間と異常点滅が行われている期間とが切り替わった時点をユーザが視覚的に判別し難い。
そこで、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、ランプユニットを正常点滅から異常点滅に切り替える場合、次の処理を実行する。ここでは、図6に示すように、右側方向指示灯220Rを正常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力してから2周期目に、ランプユニット410に断線が発生し、その後、ランプユニット420、430を異常点滅させる場合を想定している。図6(D)及び図6(E)のタイムチャートは、ランプ制御回路320、330の点La〜Ljにおける信号のHiまたはLoを示しているものである。また、図7は、図6(B)における点線で囲まれる部分を拡大した拡大図である。尚、ランプユニットの正常点滅時の処理、異常が発生したランプユニットの消灯処理、及びランプユニットの異常点滅時の処理については、図3から図5を参照して説明しているため、ここでの再度の説明を省略する。
正常点滅時の1周期目においては、ランプユニット410に断線が発生していないため、ランプユニット410、420、430いずれも正常点滅している。
正常点滅時の2周期目において、ランプユニット410に断線が発生し、ランプユニット410に備わる10個のLED411a、・・・411i、411jが消灯する。このため、その2周期目において、センス電流Isが小さくなる(図6(C)参照。)。そして、主制御回路150は、3周期目における全点灯期間の冒頭(時刻t5から時刻t6)においてセンス電流Isがスレッシュ電圧を下回ることを検出し、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に発生した異常を判別する。
異常が発生したことを検出すると主制御回路150は、異常が発生したことを検出した時刻t6から所定期間、駆動回路210に制御信号としてLoを出力する。図7では、主制御回路150は、時刻t6から時刻t7までの20ms、Loを出力する。
そして、主制御回路150は、20ms経過した後、右側方向指示灯220Rを異常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する。異常点滅することを命令する制御信号は、Hiが110ms(時刻t7から時刻t8)、Loが200ms(時刻t8から時刻t9)で交互に繰り返される信号であり、その周期は310msである。こうして、ランプユニット420、430の点滅が正常点滅から異常点滅に切り替えられる。
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、ランプユニット410の断線が検出されてその断線が検出されたランプユニット410を除く他のランプユニット420、430を正常点滅から異常点滅に切り替えるとき、正常点滅することを命令する先の制御信号の出力を停止し、その停止した時点から所定期間、制御信号をLoとした後、異常点滅することを命令する後の制御信号の出力を開始する。このため、異常点滅するランプユニットの複数のLED全てが同一のタイミングで点滅を開始することができる。このようなLED間において同期が図られた正常点滅から異常点滅への切り替えは、所定期間における消灯が正常点滅が行われている期間と異常点滅が行われている期間を分ける明確な合図になるため、ユーザに違和感なく認識される。さらに、ランプユニット410を除く他のランプユニット420、430の同期が図られた状態で、異常点滅を開始する。ランプユニット間でも同期が図られた正常点滅から異常点滅への切り替えは、ユーザに違和感なく認識される。
本発明の実施形態では、上記の所定期間を20msとした場合について説明した。本発明は、所定期間がこの20msのものに限られない。所定期間は、消灯が正常点滅が行われている期間と異常点滅が行われている期間を分ける明確な合図になり得る時間間隔であれば任意の値を設定することができる。ただ、正常点滅から異常点滅への円滑な切り替えを実現するにあたっては、20〜30ms程度が好ましい。
また、ランプユニット420、430に発生した異常が全点灯期間(時刻t5から時刻t6)で判別され、その直後から所定期間、制御信号がLoとなってランプユニット420、430のLEDが消灯し(時刻t6から時刻t7)、その後、異常点滅が開始される(時刻t7以降)。このため、全点灯期間中に複数のLED全てを同時に消灯し、所定期間経過後、複数のLED全てを同時に点灯して異常点滅を開始することができる。このように本実施形態では、複数のLEDの断線の有無を検出するための全点灯期間を利用して、正常点滅から異常点滅への自然な切り替えを実現することができる。
尚、本実施形態では、主制御回路150は、2周期目において小さくなったセンス電流Isを、3周期目における全点灯期間の冒頭(時刻t5から時刻t6)において検出しているが、2周期目において小さくなったセンス電流Isを同2周期目に検出することも可能である。この場合、主制御回路150が、全点灯期間だけではなく常に所定のサンプリング周期(例えば10ms)にてセンス電流Isの値を測定するようにすれば、2周期目の全点灯期間直後に小さくなったセンス電流Isを、すぐさま検出することができる。
また、本実施形態では、車両が右折するために操作レバーが旋回され右側方向指示灯220Rを正常点滅している最中に、右側方向指示灯220Rのいずれかのランプユニット410、420、430に断線が検出された場合を例に挙げて説明した。ここでの正常点滅を行う原因となる操作は、操作レバーの旋回操作に限定されるものではない。例えば、警告点滅するを要求するハザードボタンの押下操作、アンサーバックのためにランプの点滅を要求する操作、または、ESS(エマージェンシーストップシグナル)の点滅を要求する操作、等であってもよい。
[異常点滅から正常点滅へ切り替える場合のランプユニットの点滅制御]
ここでは、異常点滅しているランプユニットが正常点滅に切り替わる場合のランプユニットの処理について説明する。異常点滅しているランプユニットが正常点滅に切り替わる場合としては、例えば、車両が右左折する方向を通知するために操作レバーが旋回操作されて、いずれかのランプユニット410、420、430に断線が検出された右側方向指示灯220Rが異常点滅している最中に、ハザードボタンが押下され右側方向指示灯220R及び左側方向指示灯220Lが正常点滅する状況が挙げられる。
ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDが同時に点滅を繰り返す従来のランプユニット制御装置であれば、一度複数のLED全てが消灯し、次に点灯するタイミングに合わせて正常点滅を開始すれば、異常点滅から正常点滅へ切り替えることができる。この場合、異常点滅から正常点滅への切り替えが、ユーザに違和感なく認識される。しかし、ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDそれぞれが独立して点滅するランプユニット制御装置の場合、正常点滅に切り替えられた直後の複数のLED全てが同時に点灯するとは限らない。このような統一感の無い異常点滅から正常点滅への切り替えは、正常点滅が行われている期間と異常点滅が行われている期間とが切り替わった時点をユーザが視覚的に判別し難い。
そこで、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、ランプユニットを異常点滅から正常点滅に切り替える場合、次の処理を実行する。ここでは、図8に示すように、TURN_Rからの外部信号が主制御回路150へ出力されて、ランプユニット420、430が異常点滅している期間において、さらにHAZZARDからの外部信号が主制御回路150へ出力されて、ランプユニット420、430が正常点滅する場合を想定している。尚、図8(A2)のタイムチャートは、主制御回路150への外部信号が伝送される点A2における信号のHi及びLoを示している。また、図8(D)及び図8(E)のタイムチャートは、ランプ制御回路320、330の点La〜Ljにおける信号のHiまたはLoを示しているものである。また、図9(A)は、図8(B)における点線で囲まれる部分を拡大した拡大図である。尚、ランプユニットの正常点滅時の処理、異常が発生したランプユニットの消灯処理、及びランプユニットの異常点滅時の処理については、図3から図5を参照して説明しているため、ここでの再度の説明を省略する。
異常点滅時の1周期目から3周期目においては、右側方向指示灯220Rを異常点滅することを命令する制御信号が点灯制御装置200に出力され、ランプユニット420、430が異常点滅している。
その後、異常点滅時の4周期目に、HAZZARDからの外部信号が主制御回路150へ出力される(図8(A2)参照。)。すると、主制御回路150は、HAZZARDからHiの信号が入力された時刻t10から所定期間、駆動回路210に制御信号としてLoを出力する。図9(A)では、主制御回路150は、時刻t10から時刻t11までの20ms、Loを出力する。
そして、主制御回路150は、20ms経過した後、右側方向指示灯220Rを正常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する。正常点滅することを命令する制御信号は、Hi(時刻t11から時刻t12)及びLo(時刻t12から時刻t13)が同一の間隔(350ms)で交互に繰り返される信号であり、その周期は700msである。こうして、ランプユニット420、430の点滅が異常点滅から正常点滅に切り替えられる。
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、異常点滅しているランプユニット420、430を正常点滅に切り替えるとき、異常点滅することを命令する先の制御信号の出力を停止し、その停止した時点から所定期間、制御信号をLoとした後、正常点滅することを命令する後の制御信号の出力を開始する。このため、正常点滅するランプユニットの複数のLED全てが同一のタイミングで点滅を開始することができる。このようなLED間において同期が図られた異常点滅から正常点滅への切り替えは、所定期間における消灯が正常点滅が行われている期間と異常点滅が行われている期間を分ける明確な合図になるため、ユーザに違和感なく認識される。さらに、ランプユニット420、430の同期が図られた状態で、正常点滅を開始する。ランプユニット間でも同期が図られた異常点滅から正常点滅への切り替えは、ユーザに違和感なく認識される。
また、ランプユニット420、430は、異常点滅中、全てのLEDが同時に点灯する全点灯期間と、全てのLEDが消灯する期間と、が繰り返される。また、正常点滅に切り替わった直後は、全てのLEDが同時に点灯する全点灯期間で始まる。このため、HAZZARDからの外部信号がどのタイミングで主制御回路150へ出力されても、ランプユニット420、430は全てのLEDが所定期間の開始時点(時刻t10)で消灯し、所定期間の終了時点(時刻t11)で点灯することができる。このように本実施形態では、複数のLEDの断線の有無を検出するための全点灯期間を利用して、異常点滅から正常点滅への自然な切り替えを実現することができる。
尚、本実施形態では、車両が右左折する方向を通知するために操作レバーが旋回操作されて右側方向指示灯220Rが異常点滅している最中に、ハザードボタンが押下され右側方向指示灯220R及び左側方向指示灯220Lが正常点滅する場合を例に挙げて説明した。ここでの正常点滅を行う原因となる操作は、ハザードボタンの押下に限定されるものではない。例えば、アンサーバックのためにランプの点滅を要求する操作、または、ESS(エマージェンシーストップシグナル)の点滅を要求する操作、であってもよい。
[異常点滅から正常点滅へ切り替える場合のランプユニットの点滅制御の変形例]
ここで、異常点滅から正常点滅へ切り替える場合のランプユニットの点滅制御のさらなる変形例を説明する。
ランプユニットを正常点滅させる際、全点灯期間以外の区間における点滅パターンは様々なものが考えられる。このため、異常点滅から正常点滅へ切り替えるにあたっては、メータ100がランプユニットを正常点滅させる際の所望の点滅パターンの選択を利用者から受け付け、点灯制御装置200がその点滅パターンにてLEDの点滅を制御できることが好ましい。
ところで、異常点滅しているランプユニットが正常点滅に切り替わる場合、主制御回路150がHAZZARDからHiの信号が入力された時刻t10から所定期間(例えば20ms)、駆動回路210に制御信号としてLoを出力すると述べた。本変形例では、異常点滅から正常点滅へ切り替えたときに正常点滅を所望の点滅パターンで行うために、上記の所定期間に入力される所定のパルス信号(図9(B)の時刻t10から時刻t11における矩形波を参照。)を利用する構成について説明する。
点灯制御装置200において、ランプ制御回路には、そのランプ制御回路に備わるROM(Read Only Memory)に、各種の点滅パターンが記録されている。また、ランプ制御回路には、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)が備わている。EEPROMは、ROMに記録された点滅パターンについてのデータをいずれか1つ読み取り、自身に書き込むことができる。ランプ制御回路は、スイッチング回路がEEPROMに書き込まれた点滅パターンについてのデータを参照し各MOS−FETのオンオフを制御する。
メータ100が、ランプ制御回路のROMに記録された点滅パターンの中から特定の点滅パターンを指定するにあたっては、上述のパルス信号を利用して次の処理が実行される。メータ100の主制御回路150は、パルス信号の波形と、ランプ制御回路のROMに記録された点滅パターンと、が対応付けられて記録されている。主制御回路150は、所定期間中に、ランプ制御回路が正常点滅時にランプユニットを点滅させるべき点滅パターンに対応したパルス信号を駆動回路210に出力する。ここでは、正常点滅に切り替える原因となった事象がハザードボタンの押下であるため、主制御回路150は、ハザードボタンの押下時のパルス信号を駆動回路に出力する。すると、駆動回路210は、そのパルス信号のHi、Loに基づいてランプ制御回路に駆動電圧を供給する。
他方、ランプ制御回路は、駆動電圧の立下りから所定期間の該駆動電圧の波形を監視している。ランプ制御回路は、監視している駆動電圧の波形と、該ランプ制御回路のROMに記録された点滅パターンに対応付けられたパルス信号の波形と、の一致、不一致を判別することにより、供給される駆動電圧(上記のパルス信号を含む)の波形を識別する。そして、ランプ制御回路は、一致するパルス信号の波形を検出した場合、その波形に対応する点滅パターンをROMから読み取り、EEPROMに書き込む。ここでは、ランプ制御回路は、パルス信号に基づいて警告点灯時に対応する点滅パターンを特定し、その点滅パターンをEEPROMに書き込む。
このようにして、メータ100の主制御回路150によって指定される任意の点滅パターンが、ランプ制御回路のEEPROMに書き込まれる。そして、スイッチング回路が、EEPROMに書き込まれた点滅パターンについてのデータを参照し各MOS−FETのオンオフを制御する。
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、異常点滅から正常点滅へ切り替えるにあたって、メータ100がランプユニットを正常点滅させる際の所望の点滅パターンの選択を利用者から受け付け、点灯制御装置200がその点滅パターンにてLEDの点滅を制御できる。この構成によれば、車両が右左折するときに操作レバーが旋回操作されて正常点滅する場合の点滅パターンと、ハザードボタンが押下されて正常点滅する場合の点滅パターンと、を異なるものにすることができる。さらに、これらの異なる点滅パターンを、メータ100が受け付ける各種の操作に応じて切り替えることができる。こうして、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
さらに、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、この構成を実現するためにメータ100側の設計変更を伴わない。このため、既存のメータに本発明の実施形態の点灯制御装置200を適用することができる。よって、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は汎用性が高いものと言える。
尚、この変形例では、所定期間は、主制御回路150が正常点滅をすることを命令する制御信号のLoの継続時間(350ms)、及び主制御回路150が異常点滅をすることを命令する制御信号のLoの継続時間(200ms)よりも短いことが好ましい。これは、仮に所定期間がこれらの継続時間よりも長いと、ランプ制御回路が、この所定期間に含まれるパルス信号の矩形波と、正常点滅時または異常点滅時に供給される駆動電圧の矩形波とを識別できない場合が考えられるためである。
また、この変形例では、車両が右左折する方向を通知するために操作レバーが旋回操作されて右側方向指示灯220Rが異常点滅している最中に、ハザードボタンが押下され右側方向指示灯220R及び左側方向指示灯220Lが正常点滅する場合を例に挙げて説明した。ここでの正常点滅を行う原因となる操作は、ハザードボタンの押下に限定されるものではない。例えば、アンサーバックのためにランプの点滅を要求する操作、または、ESS(エマージェンシーストップシグナル)の点滅を要求する操作、であってもよい。これらの操作に応じたパルス信号を主制御回路150に、そのパルス信号に対応した点滅パターンをランプ制御回路に、それぞれ記録しておけば、アンサーバックまたはESSのためにランプの点滅を要求する操作が原因となって異常点滅から正常点滅へ切り替わる場合に、それらの操作に対応する点滅パターンにてランプユニットが点滅することになる。こうして、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
[まとめ]
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置について説明した。本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、複数のLEDを光源とするランプユニットが点滅する場合であっても、全点灯期間において複数のLEDの断線の有無を検出することができる。このように限られた期間において断線検出処理を実施する構成により、LEDに供給される電流の値を計測するサンプリング回数が抑えられ、ランプ制御回路にかかる負荷を小さくすることができる。これにより、ランプ制御回路を簡易な構成とすることができ、よって、LEDを駆動するシステムの低コスト化を実現できる。
また、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、点灯制御装置200をメータ100が制御する場合であっても、LEDの断線に伴って発生するランプユニット410、420、430、440、450、460の異常を確実にメータ100が検出することができる。よって、ランプユニット410、420、430、440、450、460の異常が検出されることなく、異常が発生したままのランプユニットを用いた車両の運行がなされることを防ぐことができる。
また、本発明の実施形態のようにランプユニット410、420、430、440、450、460の異常をメータ100に結果として通知する構成であれば、メータ100側の設計変更を伴わない。このため、既存のメータに本発明の実施形態の点灯制御装置200を適用することができる。よって、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は汎用性が高いものと言える。
また、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、ランプユニットを正常点滅させる場合及び異常点滅させる場合で共通の点灯制御装置200を利用することができる。このため、特にランプ制御回路310、320、330、340、350、360の回路構成が複雑にならなくて済む。
また、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、正常点滅から異常点滅または異常点滅から正常点滅への切り替えが、所定期間における消灯が正常点滅が行われている期間と異常点滅が行われている期間を分ける明確な合図になるため、ユーザに違和感なく認識される。
また、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、車両が右左折するときに操作レバーが旋回操作されて正常点滅する場合の点滅パターンと、ハザードボタンが押下されて正常点滅する場合の点滅パターンと、をメータ100が受け付ける各種の操作に応じて切り替えることができる。こうして、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
尚、本発明の実施形態では、全点灯期間を、ランプ制御回路にHiの駆動電圧が印加される区間のうちの、区間始点の時刻t1から時刻t2の間に割り当てた。このように当該区間の先頭に全点灯期間を割り当てることにより、全点灯期間後の期間において、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。また、全点灯期間にてランプユニットの異常が検出された場合、その全点灯期間直後から、異常点滅にランプユニットを切り替えることもできる。しかし、本発明は上記の区間の先頭に全点灯期間を割り当てたものに限られない。上記の区間の任意の箇所に全点灯期間を割り当ててもよい。
ここで、上述した本発明に係るランプユニット制御装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 複数のLEDを有するランプユニット(410、420、430、440、450、460)と、
前記複数のLEDを点灯させるための駆動電圧を前記ランプユニット(410、420、430、440、450、460)に供給する駆動回路(210)と、
前記ランプユニット(410、420、430、440、450、460)に前記駆動電圧が供給されている間の前記複数のLEDそれぞれの点滅を制御するランプ制御回路(310、320、330、340、350、360)と、
前記ランプユニット(410、420、430、440、450、460)を点滅することを命令する外部信号が入力された場合、前記駆動回路(210)に制御信号を出力して前記駆動電圧を供給するよう該駆動回路(210)を制御する主制御回路(150)と、
を備え、
前記主制御回路(150)は、前記ランプユニット(410、420、430、440、450、460)に異常が無いと判別した場合であって前記外部信号が入力されたとき、第1の制御信号を出力して矩形状の第1の駆動電圧を供給するよう該駆動回路(210)を制御し、
前記主制御回路(150)は、前記ランプユニット(410、420、430、440、450、460)に異常が有ると判別した場合であって前記外部信号が入力されたとき、第2の制御信号を出力して、前記第1の駆動電圧よりも周期が短い、矩形状の第2の駆動電圧を供給するよう該駆動回路(210)を制御し、
前記主制御回路(150)は、前記第1の制御信号から前記第2の制御信号へまたは前記第2の制御信号から前記第1の制御信号へ切り替える際に、先の制御信号の出力を停止してから所定期間オフ状態とした後、後の制御信号の出力を開始する
ことを特徴とするランプユニット制御装置。
[2] [1]に記載のランプユニット制御装置であって、
前記主制御回路(150)は、前記所定期間中に、前記複数のLEDそれぞれが点滅する点滅パターンを指示するためのパルス信号を出力し、
前記ランプ制御回路(310、320、330、340、350、360)は、前記所定期間中に供給される前記駆動電圧の波形に基づき、前記主制御回路(150)から指示された前記点滅パターンを識別し、該点滅パターンに基づいて前記複数のLEDそれぞれの点滅を制御する
ことを特徴とするランプユニット制御装置。
[3] [2]に記載のランプユニット制御装置であって、
前記所定期間の長さは、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号のオフ状態の継続時間よりも短い、
ことを特徴とするランプユニット制御装置。
100 メータ
110 電源回路
150 主制御回路
200 点灯制御装置
210 駆動回路
220L 左側方向指示灯
220R 右側方向指示灯
310、320、330、340、350、360 ランプ制御回路
311 電源回路
312 スイッチング回路
313a、・・・313i、313j MOS−FET
314 AND回路
322 スイッチング回路
323a、・・・323i、323j MOS−FET
324 AND回路
410、420、430、440、450、460 ランプユニット
411a、・・・411i、411j LED

Claims (3)

  1. 複数のLEDを有するランプユニットと、
    前記複数のLEDを点灯させるための駆動電圧を前記ランプユニットに供給する駆動回路と、
    前記ランプユニットに前記駆動電圧が供給されている間の前記複数のLEDそれぞれの点滅を制御するランプ制御回路と、
    前記ランプユニットを点滅することを命令する外部信号が入力された場合、前記駆動回路に制御信号を出力して前記駆動電圧を供給するよう該駆動回路を制御する主制御回路と、
    を備え、
    前記主制御回路は、前記ランプユニットに異常が無いと判別した場合であって前記外部信号が入力されたとき、第1の制御信号を出力して矩形状の第1の駆動電圧を供給するよう該駆動回路を制御し、
    前記主制御回路は、前記ランプユニットに異常が有ると判別した場合であって前記外部信号が入力されたとき、第2の制御信号を出力して、前記第1の駆動電圧よりも周期が短い、矩形状の第2の駆動電圧を供給するよう該駆動回路を制御し、
    前記主制御回路は、前記第1の制御信号から前記第2の制御信号へまたは前記第2の制御信号から前記第1の制御信号へ切り替える際に、先の制御信号の出力を停止してから所定期間オフ状態とした後、後の制御信号の出力を開始する
    ことを特徴とするランプユニット制御装置。
  2. 請求項1に記載のランプユニット制御装置であって、
    前記主制御回路は、前記所定期間中に、前記複数のLEDそれぞれが点滅する点滅パターンを指示するためのパルス信号を出力し、
    前記ランプ制御回路は、前記所定期間中に供給される前記駆動電圧の波形に基づき、前記主制御回路から指示された前記点滅パターンを識別し、該点滅パターンに基づいて前記複数のLEDそれぞれの点滅を制御する
    ことを特徴とするランプユニット制御装置。
  3. 請求項2に記載のランプユニット制御装置であって、
    前記所定期間の長さは、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号のオフ状態の継続時間よりも短い、
    ことを特徴とするランプユニット制御装置。
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