JP2015033300A - インバータ制御交流モータの異常診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータ制御される交流モータの異常診断精度を高める。【解決手段】異常診断装置は電動モータ1の電気角速度を検出し、d軸及びq軸電圧指令値またはd軸及びq軸電流指令値と電動モータの電気角速度とから電動モータ1の制御システムの規範応答を算出する。異常診断装置は規範応答に基づき電動モータ1の推定消費電力を算出し、電動モータ1の実消費電力と推定消費電力との差に基づき、電動モータ1への電力供給に異常が発生したかどうかを判定する。【選択図】図1

Description

この発明は、インバータに制御される交流モータの異常診断に関する。
特許文献1は、電動車両用のインバータ制御される交流モータの異常を、インバータの実消費電力と推定消費電力との差に基づき診断することを教えている。実消費電力は、インバータに入力する直流電圧及び直流電流から求められる。
推定消費電力は次のようにして求める。すなわち、交流モータの回転数と目標トルク値に対応する消費電力のマップを予め作成しておき、コントローラに格納しておく。コントローラは車両のアクセルペダル開度や車輪速などから交流モータの目標トルクを算出する。一方、回転数センサにより交流モータの回転速度を検出する。得られた交流モータの目標トルクと回転数からマップを参照して推定消費電力を求める。
そして、求めた推定消費電力と実消費電力との差が所定値を上回ると交流モータに異常があると判定している。
特開2009−207315号公報
従来技術によれば、交流モータの各相の電流を検出することなく、異常を検出することができる。
しかしながら、従来技術による異常検出装置において、推定消費電力のマップは交流モータが定常状態で運転されている場合の実験結果に基づき作成されている。言い換えれば、交流モータが過渡状態にある場合には、定常状態の推定消費電力と過渡状態の実消費電力との差に基づき異常の有無を診断することになる。
ところで、過渡状態において交流モータの消費電力は大きく変動し、推定消費電力の変化と実消費電力の変化との間に遅れが生じる場合がある。その結果、推定消費電力と実消費電力との差が一時的に増大し、所定値を上回ることで、交流モータに異常があると誤診断される可能性がある。
また、ハイブリッド駆動電気車両の駆動/発電用交流モータにおいては、エンジン始動時の回転数制御のため、駆動レスポンス向上のため、及び車両振動の低減を図る制振制御のために、交流モータの出力トルクが頻繁に変化する。こうした状況においても、交流モータの異常診断は誤りなく確実に行なわなければならない。
この発明の目的は、したがって、インバータ制御される交流モータの異常検出精度を高めることである。
以上の目的を達成すべく、この発明は、インバータを介して制御される交流モータのためのインバータ制御交流モータの異常診断装置を提供する。異常診断装置は、交流モータのd軸及びq軸の電流値を検出する手段と、交流モータのd軸及びq軸の電圧指令値を計算する手段と、d軸及びq軸の電流値とd軸及びq軸の電圧指令値とから、交流モータの消費電力を算出する手段と、交流モータの電気角速度を検出する手段と、d軸及びq軸電圧指令値またはd軸及びq軸電流指令値と電気角速度とから交流モータの制御システムの規範応答を算出する手段と、規範応答に基づき電力推定値を算出する手段と、交流モータの実消費電力を算出する手段と、実消費電力と消費電力推定値との差に基づき、交流モータに異常が発生したと診断する診断手段と、を備えている。
消費電力推定値を制御システムの規範応答に基づき推定するので、交流モータの過渡状態において算出される推定消費電力は同じ過渡状態における実消費電力に対して高い相似性をもつ。このようにして算出された交流モータの推定消費電力と実消費電力との差に基づき、交流モータの異常発生を診断することで、過渡状態に特有の推定消費電力と実消費電力の乖離が解消される。したがって、交流モータが過渡状態にある場合でも高い精度で異常の有無を診断することができる。
この発明の実施形態による異常診断部を含む交流モータの制御装置の概略構成図である。 制御装置が実行する異常診断ルーチンを説明するフローチャートである。 この発明の別の実施形態による異常診断部を含む交流モータの制御装置の概略構成図である。 この発明の別の実施形態による制御装置が実行する異常診断ルーチンを説明するフローチャートである。 過渡状態における交流モータの消費電力の応答波形を示すダイアグラムである。 交流モータの消費電力が振動する故障時の応答波形を示すダイアグラムである。
図面を参照して以下にこの発明の実施形態を説明する。
図1を参照すると、車両用の電動モータ1は3相交流同期モータで構成される。電動モータ1への電力供給は、バッテリからの直流電流をU,V,W相の3相交流に変換する供給するインバータ6を介して行なわれる。
インバータ6は駆動制御装置2から信号入力されるU,V,W相の指示電圧vu*,vv*,vw*に基づき電動モータ1への供給電力を調整する。具体的には、10kHz程度の三角波で構成される搬送波と指示電圧vu*,vv*,vw*とを比較することでスイッチング信号を得る。バッテリの直流電圧を絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などのパワー素子を用いてスイッチング信号によりスイッチングし、3相交流に変換する。
駆動制御装置2は中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/O インタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラを複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。
駆動制御装置2にはインバータ6から電動モータ1へ供給されるU,V,W相の実電流値iu,iv,iwを検出する電流センサ7と電動モータ1の電気角速度ωを検出する回転角センサ7から検出データがそれぞれ信号入力される。回転角センサ7は例えばレゾルバで構成される。
駆動制御装置2は電流指令演算部3、電流制御部4、2相/3相変換部5、電気角速度及び磁極位置検出部9、及び3相/2相変換部10を備える。
電気角速度及び磁極位置検出部9は回転角センサ7の検出データに基づき、電動モータ1の磁極位置θと電気角速度ωを計算する。
電流指令演算部3は車両のアクセルペダル開度や走行条件に応じて入力されるモータトルク指令値T*と、電動モータ1の電気角速度ωとから、電動モータ1がモータトルク指令値T*に等しいモータトルクを出力するために必要な電流指令値を計算する。電流指令値は2相直流のd軸及びq軸の電流指令値id*,iq*として計算される。この計算のために、モータトルク指令値T*と電動モータ1の電気角速度ωに応じて電流指令値id*,iq*を定めたマップをあらかじめ作成し、ROMに格納しておく。
電流制御部4は、実電流値id,iqが電流指令値id*,iq*に一致するようにインバータ6から電動モータ1への供給電圧vu,vv,vwをフィードバック制御する。具体的には、比例積分(PI)制御式(1)を用いて電圧指令値vd*とvq*を算出する。
Figure 2015033300
Figure 2015033300
2相/3相変換部5は2相直流のd軸及びq軸の電圧指令値vd*とvq*を磁極位置θを用いて、3相交流のU,V,W相の指示電圧vu*,vv*,vw*に換算し、インバータ6に出力する。
3相/2相変換部10は電流センサ7が検出したU,V,W相の実電流値iu,iv,iwを磁極位置θを用いてd軸及びq軸の実電流値id,iqに変換し、電流制御部4に入力する。
駆動制御装置2は以上の構成により、電動モータ1への供給電圧のフィードバック制御を行なう。
駆動制御装置2はまた電動モータ1に異常が生じているかどうかを診断する異常診断部11を備える。
異常診断部11は消費電力演算部12、推定消費電力演算部13、加算器14、及び異常検知部15を備える。
消費電力演算部12は、d軸及びq軸の電圧指令値vd*,vq*及びd軸及びq軸の実電流値id,iqを用いて電動モータ1の実消費電力を算出する。推定消費電力演算部13はd軸及びq軸の電流指令値id*,iq*と電気角速度ωとを用いて電動モータ1の過渡状態を含む推定消費電力を推定する。加算器14は負の値として入力される実消費電力と正の値として入力される推定消費電力を合算してその差異を算出する。
異常検知部15は合算器14の出力をしきい値αと比較し、合算器14の出力がしきい値αを上回ると、すなわち、推定消費電力と実消費電力との差異が所定値αを上回ると、電動モータ1への電力供給に異常が発生したと判定する。電動モータ1への電力供給に異常が生じるケースには、電動モータ1それ自体が故障した場合とインバータ6が正常に作動しなくなった場合の双方が含まれる。なお、実際の判定は推定消費電力と実消費電力との差異を絶対値化し、さらに平滑化処理を加えた値を用いて行なわれる。
以上説明した図1の各部は駆動制御装置2の各機能を仮想的なユニットとして示したものである。これらの機能はプログラムとしてマイクロコンピュータに組み込まれるものであり、物理的な存在を意味しない。
次に図2のフローチャートを参照して、異常診断部11が実行する異常診断のアルゴリズムを説明する。
異常診断部11はまずステップS101で、電圧指令値vd*とvq*及び実電流値id,iqから式(2)を用いて実消費電力Pを算出する。
Figure 2015033300
ステップS101の処理が消費電力演算部12の機能に相当する。
異常診断部11は次のステップS102でd軸及びq軸の電流指令値id*,iq*から、次式(3)により実電流規範応答idl,iqlを求める。
Figure 2015033300
Figure 2015033300
異常診断部11はステップS103でd軸及びq軸の電流指令値id*,iq*と実電流規範応答idl,iqlと電動モータ1の電気角速度ωとから次式(4)によりd軸及びq軸の電圧指令値の規範応答vd1,vq1を求める。
Figure 2015033300
Figure 2015033300
異常診断部11はステップS104で実電流規範応答idl,iqlと電圧指令値の規範応答vd1,vq1とから次式(5)で推定消費電力P*を算出する。
Figure 2015033300
以上のステップS102、S103,S104の処理が推定消費電力演算部13の機能に相当する。
異常診断部11は次にステップS105で推定消費電力P*と実消費電力Pとの差を絶対値化し、それを平滑化した値P_f1tを次式(6)で求める。
Figure 2015033300
Figure 2015033300
1次遅れ時定数τは、あらかじめ所望の診断時間を満足する値に設定される。
異常診断部11はステップS106でP_f1tがしきい値αより大きいかどうかを判定する。P_f1tがしきい値αより大きい場合にはステップS107で電動モータ1への電力供給に異常が生じていると判定する。
ステップS105−S107の処理が異常検知部15の機能に相当する。
以上のように、異常診断部11は実電流規範応答idl,iqlと電圧指令値の規範応答vd1,vq1とを用いて推定消費電力P*を算出するので、電動モータ1の過渡状態においても、推定消費電力P*は実消費電力Pに対して高い相似性を維持する。したがって、過渡状態に特有の推定消費電力P*と実消費電力Pとの乖離による誤診断の可能性を排除して、電動モータ1への電力供給の異常を高い精度で診断することができる。
図5はモータトルク指令値T*が変化した直後の過渡状態の推定消費電力P*と実消費電力Pの変化を示す。図に示されるように、過渡状態であっても、推定消費電力P*が実消費電力Pを精度よくシミュレートするため、P_f1tはほぼゼロの状態を維持する。しがって、異常診断部11によれば過渡状態において、推定消費電力と実消費電力が乖離することで発生する誤診断を確実に防止することができる。
図6は実消費電力Pが振動する場合を示す。この場合には推定消費電力P*はほぼ一定値を保つ。その結果、実消費電力Pと推定消費電力P*との差異が短時間で大きく変動する。しかしながら、異常診断部11が実消費電力Pと推定消費電力P*との差の絶対値を平滑化した値P_f1tを診断に用いることで、このような短時間の大きな変動が平滑化され、P_f1tはなだらかな変化を示す。そのため、実消費電力Pが振動するような特殊なケースであっても、異常の有無を精度よく検出することができる。
この実施形態では、ステップS102でd軸及びq軸の電流指令値id*,iq*から実電流規範応答idl,iqlを求めている。また、ステップS103でd軸及びq軸の電流指令値id*,iq*と実電流規範応答idl,iqlと電動モータ1の電気角速度ωとからd軸及びq軸の電圧指令値の規範応答vd1,vq1を求めている。インバータ6を介した電動モータ1の制御の電圧及び電流応答は一般に2相直流のd軸とq軸の値を対象に設計が行なわれる。そのため、実電流規範応答idl,iqlと電圧指令値の規範応答vd1,vq1とを用いて推定消費電力を計算することで、電動モータ1の過渡状態における消費電力の推定精度を高めることができ、過渡状態における電動モータ1への電力供給の異常の有無を、誤診断を防止しつつ高精度で診断することができる。
以上の実施形態は、パルス幅変調(PWM)方式により正弦波駆動される電動モータ1の駆動制御にこの発明を適用した実施形態である。
図3を参照してこの発明の別の実施形態を説明する。この実施形態において、電動モータ1は矩形波駆動される。
図1の実施形態との相違は、駆動制御装置2が電流指令演算部3と電流制御部4の代わりに、電圧指令演算部21とスイッチングパターン演算部22を備えたことである。また、スイッチングパターン演算部22が3相交流のU,V,W相の指示電圧vu*,vv*,vw*を直接インバータ6に出力するため、2相/3相変換部5は省略される。さらに、この実施形態では、3相/2相変換部10が出力する実電流値idとiqは、電動モータ1の駆動制御には用いられず、もっぱら異常診断部11による診断に用いられる。そのため、3相/2相変換部10は異常診断部11の一部として描かれている。
電圧指令演算部21は車両のアクセルペダル開度や走行条件に応じて入力されるモータトルク指令値T*と電動モータ1の電気角速度ωとから、電動モータ1がモータトルク指令値T*に等しいモータトルクを出力するために必要な電圧位相γを演算する。この計算のために、モータトルク指令値T*と電気角速度ωに応じて電圧位相γを定めたマップをあらかじめ作成し、ROMに格納しておく。
スイッチングパターン演算部22は電位位相γ及び電動モータ1の磁極位置θから、3相交流のU,V,W相の指示電圧vu*,vv*,vw*を決定し、対応するスイッチング信号を出力する。インバータ6はこれらのスイッチング信号に応じて、バッテリの直流電圧を絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などのパワー素子を用いてバッテリの直流電圧をスイッチングし、3相交流に変換する。
次に図4のフローチャートを参照して、この実施形態において異常診断部11が実行する異常診断のアルゴリズムを説明する。
異常診断部11はステップS201において、スイッチングパターン演算で22が出力する3相交流のU,V,W相の指示電圧vu*,vv*,vw*及び電流センサ7が検出した、インバータ6が出力するU,V,W相の実電流値iu,iv,iwと、を電動モータ1の磁極位置θを用いて、2相直流のd軸及びq軸の電圧指令値vd*,vq*及びd軸及びq軸の実電流値id,iqへとそれぞれ変換する。
ステップS201の処理が図3の3相/2相変換部10の機能に相当する。
異常診断部11はステップS202で、電圧指令値vd*,vqと実電流値id,iqから次式(7)により実消費電力Pを算出する。
Figure 2015033300
ステップS202の処理が図3の消費電力演算部12の機能に相当する。
異常診断部11はステップS203で、電圧指令値vd*,vq*と電動モータ1の電気角速度ωとから、次式(8)を用いて実電流規範応答id1とiq1を算出する。
Figure 2015033300
Figure 2015033300
異常診断部11はステップS204で、実電流規範応答id1とiq1と電圧指令値vd*,vq*とから次式(9)により推定消費電力P*を算出する。
Figure 2015033300
ステップS203とS204の処理が推定消費電力演算部13の機能に相当する。
ステップS205−S207の処理はステップS105−S107の処理とそれぞれ同一である。ただし、ここでは、図1の実施形態のしきい値αに代えてしきい値βを用いている。
ステップS205−S207の処理の処理が異常検知部15の機能に相当する。
以上のように、この実施形態によれば、インバータ6により矩形波駆動される電動モータ1に関しても、図1の実施形態と同様に電動モータ1への電力供給に異常が発生しているかどうかを高い精度で診断することができる。
この実施形態では、ステップへ203で、電圧指令値vd*,vq*と電動モータ1の電気角速度ωとから、実電流規範応答id1とiq1を算出している。この構成により、インバータ6に矩形波駆動される電流モータ1へのこの発明の適用が可能になる。
以上、この発明をいくつかの特定の実施形態を通じて説明してきたが、この発明は上記の各実施形態に限定されるものではない。当業者にとっては、クレームの技術範囲でこれらの実施形態にさまざまな修正あるいは変更を加えることが可能である。
例えば、以上の各実施形態は同期モータを対象としているが、この発明は誘導モータを含むインバータ制御される他の型式の電動モータにも適用可能である。
1 電動モータ
2 駆動制御装置
3 電流指令演算部
4 電流制御部
5 2相/3相変換部
6 インバータ
7 電流センサ
8 回転角センサ
9 電気角速度及び磁極位置検出部
10 3相/2相変換部
11 異常診断部
12 消費電力演算部
13 推定消費電力演算部
14 加算器
15 異常検知部

Claims (4)

  1. インバータを介して制御される交流モータのためのインバータ制御交流モータの異常診断装置において、
    前記交流モータのd軸及びq軸の電流値を検出する手段と、
    前記交流モータのd軸及びq軸の電圧指令値を計算する手段と、
    前記d軸及びq軸の電流値と前記d軸及びq軸の電圧指令値とから、前記交流モータの消費電力を算出する手段と、
    前記交流モータの電気角速度を検出する手段と、
    前記d軸及びq軸電圧指令値またはd軸及びq軸電流指令値と前記電気角速度とから前記交流モータの制御システムの規範応答を算出する手段と、
    前記規範応答に基づき消費電力推定値を算出する手段と、
    前記交流モータの実消費電力を算出する手段と、
    前記実消費電力と前記消費電力推定値との差に基づき、前記交流モータへの電力供給に異常が発生したかどうかを診断する診断手段と、
    を備えることを特徴とする、インバータ制御交流モータの異常診断装置。
  2. 前記規範応答は、電流に関しては前記d軸及びq軸電流指令値の変化に対する実電流規範応答であり、電圧に関しては前記d軸及びq軸電流指令値の変化と前記実電流規範応答とから求められる電圧指令の規範応答である、請求項1のインバータ制御交流モータの異常診断装置。
  3. 前記規範応答は、前記d軸及びq軸電圧指令値の変化に対する実電流規範応答である、請求項1のインバータ制御交流モータの異常診断装置。
  4. 前記診断手段は前記実消費電力と前記消費電力推定値との差を絶対値化し、平滑化処理を施した値が前記所定値を上回る場合に前記交流モータに異常が発生したと診断するよう構成される、請求項1から3のいずれかのインバータ制御交流モータの異常診断装置。
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