JP2015030415A - 重荷重用タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐偏摩耗性能を向上させた重荷重用タイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部に、タイヤ周方向にジグザク状に連続してのびる一対のセンター主溝11と、一対のショルダー主溝12と、センター陸部13と、一対のミドル陸部14と、一対のショルダー陸部15とが設けられる。センター主溝11は、タイヤ赤道側の第1溝縁11aと、トレッド接地端側の第2溝縁11bとを有し、ショルダー主溝12は、タイヤ赤道側の第3溝縁12aと、トレッド接地端側の第4溝縁12bとを有する。ミドル陸部14には、第2溝縁11bの最もトレッド接地端側の頂部11hと、第3溝縁12aの最もタイヤ赤道側の頂部12cとを連通する複数のミドル横浅溝30と、各ミドル横浅溝30の溝底を、各ミドル横浅溝30に沿ってセンター主溝11とショルダー主溝12とを連通する複数の第1ミドル横サイプ31とが設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、耐偏摩耗性能を向上させた重荷重用タイヤに関する。
従来から、トラック及びバスなどに用いられる重荷重用タイヤにおいては、トレッド部に、タイヤ周方向にのびる複数の主溝と、タイヤ軸方向にのびる複数の横溝とが設けられている。これらの溝によって、ウェット性能、転がり抵抗性能及び耐偏摩耗性能等のタイヤに要求される各種性能が高められている。
例えば、下記特許文献1では、トレッド部に、ジグザグ状にのびる複数の主溝(同文献における周方向溝10、11及び周方向細溝24)と、複数の横溝(同文献におけるラグ溝25、26、27)とが設けられることにより、6角形のブロックが区分された重荷重用タイヤが開示されている。このようなタイヤは、ウェット性能及び耐偏摩耗性能を向上させながら、タイヤ騒音を低減することができる。
特開2011−98622号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている重荷重用タイヤにおいては、横溝の深さが主溝の深さの80%〜90%であることから、ブロック剛性が低下する虞があり、転がり抵抗性能や耐偏摩耗性能を十分に高めることが困難であった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、転がり抵抗性能及びウェット性能を高めつつ、耐偏摩耗性能を向上させた重荷重用タイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部に、タイヤ赤道の両外側に配されタイヤ周方向にジグザク状に連続してのびる一対のセンター主溝と、前記センター主溝のタイヤ軸方向外側に配されタイヤ周方向にジグザク状に連続してのびる一対のショルダー主溝とが設けられることにより、前記一対のセンター主溝間のセンター陸部と、前記センター主溝とショルダー主溝との間の一対のミドル陸部と、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側に位置する一対のショルダー陸部とが区分された重荷重用タイヤであって、前記センター主溝は、タイヤ赤道側の第1溝縁と、トレッド接地端側の第2溝縁とを有し、前記ショルダー主溝は、タイヤ赤道側の第3溝縁と、トレッド接地端側の第4溝縁とを有し、前記ミドル陸部には、前記センター主溝の第2溝縁の最もトレッド接地端側の頂部と、前記ショルダー主溝の第3溝縁の最もタイヤ赤道側の頂部とを連通する複数のミドル横浅溝と、前記各ミドル横浅溝の溝底を、前記各ミドル横浅溝に沿って前記センター主溝と前記ショルダー主溝とを連通する第1ミドル横サイプと、タイヤ周方向で隣り合う前記ミドル横浅溝間に形成され、かつ、前記センター主溝の第2溝縁の最もタイヤ赤道側の頂部と、前記ショルダー主溝の第3溝縁の最もトレッド接地端側の頂部とを連通する複数の第2ミドル横サイプとが設けられていることを特徴とする。
本発明に係る前記重荷重用タイヤにおいて、前記ミドル横浅溝の溝深さは、前記センター主溝の溝深さの10%〜30%であることが望ましい。
本発明に係る前記重荷重用タイヤにおいて、前記ミドル横浅溝の溝深さと前記第1ミドル横サイプの深さとの合計及び前記第2ミドル横サイプの深さは、前記センター主溝の溝深さの50%〜80%であることが望ましい。
本発明に係る前記重荷重用タイヤにおいて、前記第2溝縁の最もタイヤ赤道側の頂部と、前記第3溝縁の最もトレッド接地端側の頂部とのタイヤ軸方向の長さAmと、前記第2溝縁の最もトレッド接地端側の頂部と、前記第3溝縁の最もタイヤ赤道側の頂部とのタイヤ軸方向の長さBmとの比Bm/Amは、0.75〜0.85であることが望ましい。
本発明に係る前記重荷重用タイヤにおいて、タイヤ赤道の一方側の前記第1溝縁の最もトレッド接地端側の頂部と、タイヤ赤道の他方側の前記第1溝縁の最もトレッド接地端側の頂部とのタイヤ軸方向の長さAcと、前記一方側の第1溝縁における最もタイヤ赤道側の頂部と、前記他方側の第1溝縁における最もタイヤ赤道側の頂部とのタイヤ軸方向の長さBcとの比Bc/Acは、0.75〜0.85であることが望ましい。
本発明に係る前記重荷重用タイヤにおいて、タイヤ赤道の一方側の前記ミドル陸部に設けられているミドル横浅溝、第1ミドル横サイプ及び第2ミドル横サイプは、タイヤ赤道の他方側の前記ミドル陸部に設けられているミドル横浅溝、第1ミドル横サイプ及び第2ミドル横サイプと、タイヤ軸方向に対する向きが異なることが望ましい。
本発明に係る前記重荷重用タイヤにおいて、タイヤ赤道の一方側の前記センター主溝及びショルダー主溝は、タイヤ赤道の他方側の前記センター主溝及びショルダー主溝に対して、ジグザグ位相が周方向にずれて配置されていることが望ましい。
本発明に係る前記重荷重用タイヤにおいて、前記ミドル横浅溝、前記第1ミドル横サイプ及び前記第2ミドル横サイプのタイヤ軸方向に対する角度は、5〜20゜であることが望ましい。
本発明に係る前記重荷重用タイヤにおいて、1本の前記ミドル陸部に設けられている前記ミドル横浅溝、前記第1ミドル横サイプ及び前記第2ミドル横サイプの各本数は、35〜45であることが望ましい。
本発明に係る前記重荷重用タイヤにおいて、前記トレッド部のランド比は、70%〜85%であることが望ましい。
本発明の重荷重用タイヤは、ジグザク状のセンター主溝、ショルダー主溝、隣り合うミドル横浅溝及び隣り合う第1ミドル横サイプによって、ミドル陸部が6角形状のブロックに区分されるので、ミドル陸部は高い剛性を持つ。このようなタイヤは、小さな転がり抵抗と、優れたミドル陸部の耐摩耗性能とを有する。
本発明においては、ミドル横浅溝及び第1ミドル横サイプによってミドル陸部の排水性能が高められる。さらに、第1ミドル横サイプを介して隣り合うブロック同士が当接し支え合うことにより、ミドル陸部の剛性が高められる。これにより、接地面におけるブロックの動きが抑えられ、偏摩耗が抑制される。
本発明の重荷重用タイヤの一実施形態を示す断面図である。 図1のトレッド部の展開図である。 図2のクラウン陸部の拡大展開図である。 図2のミドル陸部の拡大展開図である。 図2のショルダー陸部の拡大展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の重荷重用タイヤ1の正規状態におけるタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面図である。ここで、正規状態とは、タイヤを正規リム(図示省略)にリム組みし、かつ、正規内圧を充填した無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、タイヤの各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本発明の重荷重用タイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るトロイド状のカーカス6と、カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内方に配されるベルト層7等を具える。本実施形態では、重荷重用タイヤ1が、15°テーパリムRに装着されるチューブレスタイヤである場合が示されている。
カーカス6は、カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して例えば80〜90°の角度で配列したカーカスプライ6Aにより構成されている。カーカスプライ6Aは、ビードコア5、5間を跨るプライ本体部6aの両端に、ビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されたプライ折返し部6bを一連に具えている。このプライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外側にのびる断面三角形状のビードエーペックスゴム8が配されている。
ベルト層7は、カーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部に配される。ベルト層7は、スチール製のベルトコードを用いた複数枚のベルトプライにより構成される。本実施形態のベルト層7は、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して例えば60±10°程度の角度で配列した最も内側のベルトプライ7Aと、その外側に順次配されかつベルトコードをタイヤ赤道Cに対して15〜35°程度の小角度で配列したベルトプライ7B、7C及び7Dとの4層を含んでいる。ベルト層7は、ベルトコードがプライ間で互いに交差する箇所が1箇所以上設けられることにより、ベルト剛性を高め、トレッド部2のほぼ全幅を強固に補強する。
ビードコア5は、偏平横長の断面六角形状をなし、そのタイヤ半径方向内面を、タイヤ軸方向に対して12〜18°の角度で傾斜させることにより、リムRとの間の嵌合力を広範囲に亘って高めている。
図2は、本実施形態の重荷重用タイヤ1のトレッド部2の展開図である。図2に示されるように、本実施形態の重荷重用タイヤ1は、そのトレッド部2に、タイヤの回転方向Rが指定された方向性パターンを具えている。トレッド部2には、タイヤ赤道Cの両側に配されかつタイヤ周方向にジグザグ状で連続してのびる一対のセンター主溝11と、このセンター主溝11のタイヤ軸方向外側かつトレッド接地端Teの内側をタイヤ周方向にジグザグ状で連続してのびる一対のショルダー主溝12とが形成されている。ショルダー主溝12のジグザグピッチは、センター主溝11のジグザグピッチと同等である。ショルダー主溝12の溝深さは、センター主溝11の溝深さと同等である。
タイヤ赤道Cの一方側のセンター主溝11は、他方側のセンター主溝11に対して、ジグザグ位相が周方向にずれて配置されている。同様に、タイヤ赤道Cの一方側のショルダー主溝12は、他方側のショルダー主溝12に対して、ジグザグ位相が周方向にずれて配置されている。隣り合うセンター主溝11とショルダー主溝12とは、ジグザグ位相が周方向にずれて配置されている。
トレッド接地端Teとは、正規状態のタイヤに、正規荷重を付加しかつキャンバー角0゜で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地端を意味している。「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば"最大負荷能力"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
センター主溝11及びショルダー主溝12によってトレッド部2が複数の領域に区分される。トレッド部2は、タイヤ赤道Cの一方側のセンター主溝11と他方側のセンター主溝11との間のセンター陸部13、センター主溝11とショルダー主溝12との間の一対のミドル陸部14、及び、ショルダー主溝12のタイヤ軸方向外側に位置する一対のショルダー陸部15を有している。すなわち、センター主溝11の両側には、センター陸部13及びミドル陸部14が設けられ、ショルダー主溝12の両側には、ミドル陸部14及びショルダー陸部15が設けられている。
トレッド部2のランド比は、好ましくは70%〜85%、より好ましくは75%〜82%である。トレッド部2のランド比が70%未満である場合、耐摩耗性能が低下する。一方。トレッド部2のランド比が85%を超える場合、トレッド部2の排水性能が低下する虞がある。
センター陸部13のタイヤ軸方向の平均幅Wcと、ミドル陸部14のタイヤ軸方向の平均幅Wmと、ショルダー陸部15のタイヤ軸方向の平均幅Wsとの比Wc:Wm:Wsは、1.00:1.00〜1.08:1.03〜1.13が望ましい。センター陸部13のタイヤ軸方向の平均幅Wcと、ミドル陸部14のタイヤ軸方向の平均幅Wmとの比Wm/Wcが1.00未満、センター陸部13のタイヤ軸方向の平均幅Wcと、ショルダー陸部15のタイヤ軸方向の平均幅Wsとの比Ws/Wcが1.08未満である場合、センター陸部13の接地圧が過度に高くなり、センター陸部13に偏摩耗が生ずる虞がある。センター陸部13のタイヤ軸方向の平均幅Wcと、ミドル陸部14のタイヤ軸方向の平均幅Wmとの比Wm/Wcが1.03を超え、センター陸部13のタイヤ軸方向の平均幅Wcと、ショルダー陸部15のタイヤ軸方向の平均幅Wsとの比Ws/Wcが1.13を超える場合、ミドル陸部14及びショルダー陸部15の接地圧が過度に高くなり、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。
センター主溝11は、タイヤ赤道C側の第1溝縁11aと、トレッド接地端Te側の第2溝縁11bとを有している。ショルダー主溝12は、タイヤ赤道C側の第3溝縁12aと、トレッド接地端Te側の第4溝縁12bとを有している。
図3には、センター主溝11及びセンター陸部13の拡大図が示されている。センター主溝11の第1溝縁11aは、最もタイヤ赤道C側に突出する第1頂部11c及び最もトレッド接地端Te側に突出する第2頂部11dを有する。本実施形態の第1頂部11cは、タイヤ周方向に沿ってのびる縦縁部11eで、第2頂部11dは、タイヤ周方向に沿ってのびる縦縁部11fでそれぞれ形成されている。すなわち、第1頂部11c及び第2頂部11dは、第1溝縁11aのうちタイヤ周方向に沿って連続する領域で構成されている。縦縁部11e及び縦縁部11fは、省略されていてもよい。この場合、第1溝縁11aのジグザグ頂点が第1頂部11c及び第2頂部11dとなる。
センター主溝11の第2溝縁11bは、最もタイヤ赤道C側に突出する第1頂部11g及び最もトレッド接地端Te側に突出する第2頂部11hを有する。本実施形態の第1頂部11gは、タイヤ周方向に沿ってのびる縦縁部11iで形成されている。すなわち、第1頂部11gは、第2溝縁11bのうちタイヤ周方向に沿って連続する領域で構成されている。縦縁部11iは、省略されていてもよい。この場合、第1溝縁11bのタイヤ赤道C側に突出するジグザグ頂点が第1頂部11gとなる。縦縁部11e、11f及び11iによって、水がタイヤ周方向に排出されやすくなり、トレッド部2の排水性能が高められる。
センター陸部13には、複数本の第1センター横サイプ21及び複数本の第2センター横サイプ22が設けられている。第1センター横サイプ21及び第2センター横サイプ22は、タイヤ軸方向にのびており、タイヤ赤道Cの一方側のセンター主溝11とタイヤ赤道Cの他方側のセンター主溝11とを連通している。
第1センター横サイプ21は、タイヤ赤道Cに対して一方側の第1溝縁11aの第1頂部11cと他方側の第1溝縁11aの第1頂部11cとを連通している。第2センター横サイプ22は、タイヤ赤道Cに対して一方側の第1溝縁11aの第2頂部11dと他方側の第1溝縁11aの第2頂部11dとを連通している。センター陸部13は、第1センター横サイプ21及び第2センター横サイプ22によって区分された複数個のセンターブロック23が並ぶブロック列である。
縦縁部11eのタイヤ周方向の長さLeと、タイヤ周方向に隣り合う第1センター横サイプ21、21の間隔Pcとの比Le/Pcは、0.1〜0.4が望ましい。比Le/Pcが0.1未満である場合、センターブロック23の第1頂部11cの剛性が局所的に低下し、第1頂部11cが偏摩耗の起点になりやい。比Le/Pcが0.4を超える場合、センターブロック23全体の剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。
上記と同様に、縦縁部11fのタイヤ周方向の長さLfと、タイヤ周方向に隣り合う第1センター横サイプ21、21の間隔Pcとの比Lf/Pcも、0.1〜0.4が望ましい。
第1センター横サイプ21の幅Wcsと、タイヤ周方向に隣り合う第1センター横サイプ21、21の間隔Pcとの比Wcs/Pcは、好ましくは0.1以下であり、より好ましくは0.05以下である。比Wcs/Pcが0.1を超えると、隣り合うセンターブロック23の側壁同士が当接する面積が減少するため、隣り合うセンターブロック23同士で支え合って剛性を高める作用が得られにくくなる。
第2センター横サイプ22は、第1センター横サイプ21と平行に設けられている。このような第2センター横サイプ22によって、センターブロック23の剛性分布が適正化されると共に、センター陸部13のウェット性能が高められる。
本実施形態においては、タイヤ赤道Cの一方側のセンター主溝11は、他方側のセンター主溝11に対して、ジグザグ位相が周方向にずれて配置されているので、第1センター横サイプ21及び第2センター横サイプ22は、タイヤ軸方向に対して傾斜し、センター陸部13の排水性能が高められる。
第1センター横サイプ21及び第2センター横サイプ22の深さは、好ましくはセンター主溝11の深さの50%〜80%であり、より好ましくは65%〜75%である。第1センター横サイプ21等の深さがセンター主溝11の深さの50%未満である場合、各ブロック単体での高い剛性が得られる反面、隣り合うブロックの側壁同士が当接する面積が減少するため、隣り合うブロック同士で支え合って剛性を高める作用が得られにくくなる。従って、センター陸部13全体としての剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。一方、第1センター横サイプ21等の深さがセンター主溝11の深さの80%を超える場合、各ブロック単体での剛性の低下が著しく、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。
センター主溝11と第1センター横サイプ21とが交差するブロック頂点のうち、鋭角な頂点には、面取り部24が形成されている。面取り部24は、ブロック頂点における応力集中を緩和し、チッピング等の損傷を抑制する。面取り部24に替えて、角丸め部が形成されていてもよい。
タイヤ赤道Cに対して一方側の第1溝縁11aの第2頂部11dと、他方側の第1溝縁11aの第2頂部11dとのタイヤ軸方向の長さ(すなわち、第2センター横サイプ22のタイヤ軸方向の長さ)Acと、一方側の第1溝縁11aの第1頂部11cと、他方側の第1溝縁11aの第1頂部11cとのタイヤ軸方向の長さ(すなわち、第1センター横サイプ21のタイヤ軸方向の長さ)Bcとの比Bc/Acは、好ましくは0.75〜0.85、より好ましくは0.77〜0.82であるのが望ましい。比Bc/Acが0.75未満である場合、センター陸部13の剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。一方、比Bc/Acが0.85を超える場合、センター主溝11の排水性能が低下する虞がある。
図4には、センター主溝11、ミドル陸部14及びショルダー主溝12の拡大図が示されている。ショルダー主溝12の第3溝縁12aは、最もタイヤ赤道側に突出する第1頂部12c及び最もトレッド接地端Te側に突出する第2頂部12dを有する。
ショルダー主溝12の第4溝縁12bは、最もタイヤ赤道側に突出する第1頂部12g及び最もトレッド接地端Te側に突出する第2頂部12hを有する。
ミドル陸部14には、複数本のミドル横浅溝30、複数本の第1ミドル横サイプ31及び複数本の第2ミドル横サイプ32が設けられている。ミドル横浅溝30、第1ミドル横サイプ31及び第2ミドル横サイプ32は、タイヤ軸方向にのびており、センター主溝11とショルダー主溝12とを連通している。
ミドル横浅溝30は、センター主溝11の第2溝縁11bの第2頂部11hとショルダー主溝12の第3溝縁12aの第1頂部12cとを連通している。これにより、ミドル陸部14は、複数個のミドルブロック33が並ぶブロック列である。ジグザク状のセンター主溝11、ショルダー主溝12及び隣り合うミドル横浅溝30、30によって、本実施形態のミドルブロック33の踏面33sは、略6角形状である。
本実施形態においては、隣り合うセンター主溝11とショルダー主溝12とは、ジグザグ位相がタイヤの回転方向Rにずれて配置されている。これにより、図2に示すように、タイヤ赤道Cの一方側のミドル横浅溝30aと他方側のミドル横浅溝30bとは、タイヤ軸方向に対する向きが互いに異なっており、トレッド部2は、回転方向が指定された方向性パターンを具えている。
第1ミドル横サイプ31は、各ミドル横浅溝30の溝底に形成されている。第1ミドル横サイプ31は、各ミドル横浅溝30に沿ってセンター主溝11の第2溝縁11bの第2頂部11hとショルダー主溝12の第3溝縁12aの第1頂部12cとを連通している。
縦縁部11iのタイヤ周方向の長さLiと、タイヤ周方向に隣り合う第1ミドル横サイプ31、31の間隔Pmとの比Li/Pmは、0.1〜0.4が望ましい。比Li/Pmが0.1未満である場合、ミドルブロック33の第1頂部11gの剛性が局所的に低下し、第1頂部11gが偏摩耗の起点になりやすい。比Li/Pmが0.4を超える場合、ミドルブロック33全体の剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。
第1ミドル横サイプ31の幅Wmsと、タイヤ周方向に隣り合う第1ミドル横サイプ31、31の間隔Pmとの比Wms/Pmは、好ましくは0.1以下であり、より好ましくは0.05以下である。比Wms/Pmが0.1を超える場合、隣り合うミドルブロック33の側壁同士が当接する面積が減少するため、隣り合うミドルブロック33同士で支え合って剛性を高める作用が得られにくくなる。
第2ミドル横サイプ32は、センター主溝11の第2溝縁11bの第1頂部11gとショルダー主溝12の第3溝縁12aの第2頂部12dとを連通している。第2ミドル横サイプ32は、第1ミドル横サイプ31と平行に設けられ、ミドルブロック33の踏面33sを二分する。このような第2ミドル横サイプ32によって、ミドルブロック33の剛性分布が適正化されると共に、ミドル陸部14のウェット性能が高められる。
ミドル横浅溝30の深さは、センター主溝11の深さの10%〜30%が望ましい。ミドル横浅溝30の深さがセンター主溝11の深さの10%未満である場合、ミドル陸部14の排水性能が低下する虞がある。一方、ミドル横浅溝30の深さがセンター主溝11の深さの30%を超える場合、隣り合うブロックの側壁同士が当接する面積が減少するため、隣り合うブロック同士で支え合って剛性を高める作用が得られにくくなる。従って、ミドル陸部14全体としての剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。第1ミドル横サイプ31及び第2ミドル横サイプ32によってミドル陸部14が十分な排水性能を有する場合、ミドル横浅溝30が省略されていてもよい。
ミドル横浅溝30の溝深さと第1ミドル横サイプ31の深さとの合計(すなわち、踏面33sを基準とする第1ミドル横サイプ31の深さ)及び第2ミドル横サイプ32の深さは、センター主溝11の深さの好ましくは50%〜80%であり、より好ましくは65%〜75%である。第1ミドル横サイプ31等の深さがセンター主溝11の深さの50%未満である場合、各ブロック単体での高い剛性が得られる反面、隣り合うブロックの側壁同士が当接する面積が減少するため、隣り合うブロック同士で支え合って剛性を高める作用が得られにくくなる。従って、ミドル陸部14全体としての剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。一方、第1ミドル横サイプ31等の深さがセンター主溝11の深さの80%を超える場合、各ブロック単体での剛性の低下が著しく、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。
センター主溝11とミドル横浅溝30とが交差するブロック頂点のうち、鋭角な頂点には、面取り部34が形成されている。ショルダー主溝12とミドル横浅溝30とが交差するブロック頂点のうち、鋭角な頂点には、面取り部35が形成されている。ショルダー主溝11と第2ミドル横サイプ32とが交差するブロック頂点のうち、鋭角な頂点には、面取り部36が形成されている。面取り部34、35、36は、ブロック頂点における応力集中を緩和し、チッピング等の損傷を抑制する。面取り部34、35、36に替えて、角丸め部が形成されていてもよい。
センター主溝11の第2溝縁11bの第1頂部11gと、ショルダー主溝12の第3溝縁12aの第2頂部12dとのタイヤ軸方向の長さ(すなわち、第2ミドル横サイプ32のタイヤ軸方向の長さ)Amと、第2溝縁11bの第2頂部11hと、第3溝縁12aの第1頂部12cとのタイヤ軸方向の長さ(すなわち、第1ミドル横サイプ31のタイヤ軸方向の長さ)Bmとの比Bm/Amは、好ましくは0.75〜0.85であり、より好ましくは0.77〜0.82である。比Bm/Amが0.75未満である場合、センター陸部13の剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。一方、比Bm/Amが0.85を超える場合、センター主溝11及びショルダー主溝12の排水性能が低下する虞がある。
ミドル横浅溝30、第1ミドル横サイプ31及び第2ミドル横サイプ32のタイヤ軸方向に対する角度θは、5〜20゜が望ましい。角度θが5゜未満である場合、ミドル陸部14の排水性能が低下する虞がある。一方、角度θが20゜を超える場合、ミドル陸部14の剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。ミドル横浅溝30のタイヤ軸方向に対する角度、第1ミドル横サイプ31のタイヤ軸方向に対する角度及び第2ミドル横サイプ32のタイヤ軸方向に対する角度は、上記範囲内であれば、それぞれが異なっていてもよい。
1本のミドル陸部14に設けられているミドル横浅溝30、第1ミドル横サイプ31及び第2ミドル横サイプ32の各本数は、好ましくは35〜45であり、より好ましくは38〜42である。上記各本数が35未満である場合、ミドル陸部14の排水性能が低下する虞がある。一方、上記各本数が45を超える場合、ミドル陸部14の剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。
図5には、ショルダー主溝12及びショルダー陸部15の拡大図が示されている。本実施形態において、ショルダー主溝12は、図5中ハッチングにて示されるように、タイヤ周方向に沿って直線状に連通する溝直通部12Dを有する。
溝直通部12Dは、タイヤ軸方向において、ショルダー主溝12の第3溝縁12aの最もトレッド接地端Te側の第2頂部12dと、ショルダー主溝12の第4溝縁12bの最もタイヤ赤道C側の第1頂部12gとによってタイヤ軸方向に挟まれた領域であり、タイヤ周方向の全周に亘って連続している。第3溝縁12aの第2頂部12dと第4溝縁12bの第1頂部12gとのタイヤ軸方向の距離、すなわち溝直通部12Dのタイヤ軸方向の幅WDは、2〜6mmが望ましい。幅WDが2mm未満である場合、ショルダー主溝12の排水性能が低下する虞がある。一方、幅WDが6mmを超える場合、ショルダー陸部15のタイヤ周方向の剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。
ショルダー陸部15には、複数本のショルダー横溝41、複数本のショルダー横サイプ42が設けられている。ショルダー横溝41及びショルダー横サイプ42は、タイヤ軸方向にのびており、ショルダー主溝12とトレッド接地端Teとを連通している。
ショルダー横溝41は、ショルダー主溝12の第4溝縁12bの第2頂部12hとトレッド接地端Teとを連通している。これにより、ショルダー陸部15は、複数個のショルダーブロック43が並ぶブロック列である。ジグザク状のショルダー主溝12及び隣り合うショルダー横溝41によって、本実施形態のショルダーブロック43の踏面43sは、略5角形状である。
ショルダー横サイプ42は、ショルダー主溝12の第4溝縁12bの第1頂部12gの近傍とトレッド接地端Teとを連通している。ショルダー横サイプ42は、ショルダー横溝41と平行に設けられ、ショルダーブロック43の踏面43sを二分する。このようなショルダー横サイプ42によって、ショルダーブロック43の剛性分布が適正化されると共に、ショルダー陸部15のウェット性能が高められる。
ショルダー横サイプ42の深さは、センター主溝11の深さの50%〜80%が望ましい。ショルダー横サイプ42の深さがセンター主溝11の深さの50%未満である場合、各ブロック単体での高い剛性が得られる反面、隣り合うブロックの側壁同士が当接する面積が減少するため、隣り合うブロック同士で支え合って剛性を高める作用が得られにくくなる。従って、ショルダー陸部15全体としての剛性が低下し、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。一方、ショルダー横サイプ42の深さがセンター主溝11の深さの80%を超える場合、各ブロック単体での剛性の低下が著しく、タイヤの転がり抵抗の低減が困難となる。
ショルダー主溝12とショルダー横溝41とが交差するブロック頂点のうち、鋭角な頂点には、面取り部44が形成されている。面取り部44は、ブロック頂点における応力集中を緩和し、チッピング等の損傷を抑制する。面取り部44に替えて、角丸め部が形成されていてもよい。
以上のような構成を有する本実施形態の重荷重用タイヤ1によれば、ジグザク状のセンター主溝11、ショルダー主溝12、隣り合うミドル横浅溝30及び隣り合う第1ミドル横サイプ31によって、ミドル陸部14が6角形状のミドルブロック33に区分されるので、ミドル陸部14は高い剛性を持つ。このようなタイヤは、小さな転がり抵抗と、優れたミドル陸部14の耐摩耗性能とを有する。
本発明においては、ミドル横浅溝30及び第1ミドル横サイプ31によってミドル陸部14の排水性能が高められる。さらに、第1ミドル横サイプ31を介して隣り合うミドルブロック33同士が当接し支え合うことにより、ミドル陸部14の剛性が高められる。これにより、接地面におけるミドルブロック33の動きが抑えられ、偏摩耗が抑制される。
さらに、ショルダー主溝12において、第3溝縁12aの最もトレッド接地端Te側の第2頂部12dと、第4溝縁12bの最もタイヤ赤道C側の第1頂部12gとのタイヤ軸方向の距離が、2〜6mmであるので、ショルダー主溝12を介して水が直線状に排出される。かかるショルダー主溝12によって十分な排水性能が得られ、タイヤのウェット性能が高められる。
以上、本発明の重荷重用タイヤが詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図1の基本構造をなすサイズ315/80R22.5の重荷重用タイヤが、表1乃至4の仕様に基づき試作され、リム22.5×9.00、内圧850kPaの条件にて、転がり抵抗性能、ウェット性能及び耐偏摩耗性能がテストされた。テスト方法は、以下の通りである。
<転がり抵抗性能>
転がり抵抗試験機を用い、荷重33.34kN、時速80km/hで各試供タイヤの転がり抵抗が測定された。結果は、実施例1を100とした指数であり、数値が大きい方が転がり抵抗が小さく、燃費性能に優れることを示す。
<ウェット性能>
各試供タイヤが、最大積載量10トン積みのトラック(2−D車)の全輪に装着された。上記車両は、半積載(荷台前方に積載)の状態で厚さ5mmの水膜を有するウェットアスファルト路面に持ち込まれ、変速ギアを2速、エンジン回転数を1500rpmにそれぞれ固定してクラッチを繋いだ瞬間からの10mの通過時間が測定された。結果は、各々の通過時間の逆数であり、実施例1の値を100とする指数で表示されている。評価は、数値が大きいほどウェット性能が良好である。
<耐偏摩耗性能>
各試供タイヤが、最大積載量10トン積みのトラック(2−D車)の全輪に装着された。上記車両は、定積載の状態で10000km走行し、第1ミドル横サイプ31を介してタイヤ周方向の両側に位置するブロック端縁の高低差が測定された。結果は、実施例1の値を100とする指数で表示されている。評価は、数値が大きいほど耐偏摩耗性能が良好である。
Figure 2015030415
Figure 2015030415
Figure 2015030415
Figure 2015030415
表1乃至4から明らかなように、実施例の重荷重用タイヤは、比較例に比べて、転がり抵抗性能及びウェット性能を高めつつ、耐偏摩耗性能が有意に向上していることが確認できた。
1 重荷重用タイヤ
2 トレッド部
11 センター主溝
11a 第1溝縁
11b 第2溝縁
11g 第1頂部
11h 第2頂部
11i 縦縁部
12 ショルダー主溝
12D 溝直通部
12a 第3溝縁
12b 第4溝縁
12c 第1頂部
12d 第2頂部
12c 第1頂部
12d 第2頂部
13 センター陸部
14 ミドル陸部
15 ショルダー陸部
30 ミドル横浅溝
31 第1ミドル横サイプ
32 第2ミドル横サイプ

Claims (10)

  1. トレッド部に、タイヤ赤道の両外側に配されタイヤ周方向にジグザク状に連続してのびる一対のセンター主溝と、前記センター主溝のタイヤ軸方向外側に配されタイヤ周方向にジグザク状に連続してのびる一対のショルダー主溝とが設けられることにより、前記一対のセンター主溝間のセンター陸部と、前記センター主溝とショルダー主溝との間の一対のミドル陸部と、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側に位置する一対のショルダー陸部とが区分された重荷重用タイヤであって、
    前記センター主溝は、タイヤ赤道側の第1溝縁と、トレッド接地端側の第2溝縁とを有し、
    前記ショルダー主溝は、タイヤ赤道側の第3溝縁と、トレッド接地端側の第4溝縁とを有し、
    前記ミドル陸部には、
    前記センター主溝の第2溝縁の最もトレッド接地端側の頂部と、前記ショルダー主溝の第3溝縁の最もタイヤ赤道側の頂部とを連通する複数のミドル横浅溝と、
    前記各ミドル横浅溝の溝底を、前記各ミドル横浅溝に沿って前記センター主溝と前記ショルダー主溝とを連通する複数の第1ミドル横サイプと、
    タイヤ周方向で隣り合う前記ミドル横浅溝間に形成され、かつ、前記センター主溝の第2溝縁の最もタイヤ赤道側の頂部と、前記ショルダー主溝の第3溝縁の最もトレッド接地端側の頂部とを連通する複数の第2ミドル横サイプとが設けられていることを特徴とする重荷重用タイヤ。
  2. 前記ミドル横浅溝の溝深さは、前記センター主溝の溝深さの10%〜30%である請求項1記載の重荷重用タイヤ。
  3. 前記ミドル横浅溝の溝深さと前記第1ミドル横サイプの深さとの合計及び前記第2ミドル横サイプの深さは、前記センター主溝の溝深さの50%〜80%である請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
  4. 前記第2溝縁の最もタイヤ赤道側の頂部と、前記第3溝縁の最もトレッド接地端側の頂部とのタイヤ軸方向の長さAmと、前記第2溝縁の最もトレッド接地端側の頂部と、前記第3溝縁の最もタイヤ赤道側の頂部とのタイヤ軸方向の長さBmとの比Bm/Amは、0.75〜0.85である請求項1乃至3のいずれかに記載の重荷重用タイヤ。
  5. タイヤ赤道の一方側の前記第1溝縁の最もトレッド接地端側の頂部と、タイヤ赤道の他方側の前記第1溝縁の最もトレッド接地端側の頂部とのタイヤ軸方向の長さAcと、前記一方側の第1溝縁における最もタイヤ赤道側の頂部と、前記他方側の第1溝縁における最もタイヤ赤道側の頂部とのタイヤ軸方向の長さBcとの比Bc/Acは、0.75〜0.85である請求項1乃至4のいずれかに記載の重荷重用タイヤ。
  6. タイヤ赤道の一方側の前記ミドル陸部に設けられているミドル横浅溝、第1ミドル横サイプ及び第2ミドル横サイプは、タイヤ赤道の他方側の前記ミドル陸部に設けられているミドル横浅溝、第1ミドル横サイプ及び第2ミドル横サイプと、タイヤ軸方向に対する向きが異なる請求項1乃至5のいずれかに記載の重荷重用タイヤ。
  7. タイヤ赤道の一方側の前記センター主溝及びショルダー主溝は、タイヤ赤道の他方側の前記センター主溝及びショルダー主溝に対して、ジグザグ位相が周方向にずれて配置されている請求項1乃至6のいずれかに記載の重荷重用タイヤ。
  8. 前記ミドル横浅溝、前記第1ミドル横サイプ及び前記第2ミドル横サイプのタイヤ軸方向に対する角度は、5〜20゜である請求項1乃至7のいずれかに記載の重荷重用タイヤ。
  9. 1本の前記ミドル陸部に設けられている前記ミドル横浅溝、前記第1ミドル横サイプ及び前記第2ミドル横サイプの各本数は、35〜45である請求項1乃至8のいずれかに記載の重荷重用タイヤ。
  10. 前記トレッド部のランド比は、70%〜85%である請求項1乃至9のいずれかに記載の重荷重用タイヤ。
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