JP2015030099A - 媒体処理装置、媒体処理システム、及び媒体処理装置の制御方法 - Google Patents

媒体処理装置、媒体処理システム、及び媒体処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】紙出口付近で単票が溜まることを防止しつつ、制御装置により媒体処理装置の状態を管理できるようにする。
【解決手段】プリンター1の媒体処理装置制御部100は、ホストコンピューター92から受信した制御データに基づいて、処理部により媒体を処理させ、媒体の搬送を停止させた後、処理部による媒体の処理を禁止し、媒体姿勢検知手段65により媒体の変位が検出されるまで待機すると共に、待機を開始したことをホストコンピューター92に通知し、待機中に媒体姿勢検知手段65によって媒体の変位が検出された場合、オートカッター60により媒体を切断させ、処理部による媒体の処理の禁止を解除する。
【選択図】図7

Description

本発明は、媒体を処理する媒体処理装置、媒体処理システム、及び媒体処理装置の制御方法に関する。
従来、媒体に画像を印刷した後、媒体を切断することにより、タグラベル等の単票を発行する媒体処理装置(タグラベル作成装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、媒体処理装置は、制御装置に接続され、制御装置の制御の下、単票の発行に係る各種処理を実行する。
特開2011−51252号公報
しかしながら、上述した媒体処理装置のように、媒体を切断して単票を発行するものでは、媒体を排出する紙出口付近に、切断により発行した単票が溜まり、紙出口からの媒体の排出に影響を与える可能性がある、という問題がある。また、制御装置の制御の下、媒体処理装置が処理を実行するシステムでは、制御装置によって、媒体処理装置の状態を認識できるようにしたいとするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、紙出口付近で単票が溜まることを防止しつつ、制御装置により媒体処理装置の状態を認識できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、媒体処理装置であって、媒体を処理する処理部と、前記媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送された前記媒体を排出する排出口と、前記排出口から排出された前記媒体の前記搬送部での搬送方向とは異なる方向の変位を検出する検出部と、前記検出部での前記変位の検出に基づいて前記媒体を切断する切断部と、前記処理部により前記媒体を処理させ、前記搬送部による前記媒体の搬送を停止させた後、前記検出部での前記変位の検出を待機することを示す情報を生成する制御部と、前記情報を送信する通信部と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、媒体が所定方向に変位するように動かされた場合に、媒体の切断が実行され、単票が発行される。このため、単票が自動で連続して発行され、そのことに起因して紙出口付近で単票が溜まることを防止できる。
また、上記構成によれば、媒体処理装置は、処理部により媒体を処理させ、搬送部による媒体の搬送を停止させた後、検出部での変位の検出を待機することを示す情報を生成し、当該情報を制御装置に送信する。このため、制御装置は、媒体処理装置が待機を開始したことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理を実行可能である。
また、本発明は、前記制御部は、前記情報を生成するときに、前記処理部での前記媒体の処理を停止させる。
本発明の構成によれば、検出部での変位の検出の待機時に、処理部により媒体が処理されることが停止される。
また、本発明は、前記制御部は、前記切断部で前記検出部の前記媒体の変位の検出に基づいて前記媒体を切断した後、前記媒体の変位の検出の待機が終了したことを示す第2の情報を生成し、前記通信部は、前記第2の情報を送信する。
本発明の構成によれば、制御装置は、媒体処理装置において、媒体の変位の検出の待機が終了したことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理を実行可能である。
また、上記目的を達成するために、本発明は、媒体処理システムであって、媒体の処理を指示する制御データを送信する制御装置と、前記媒体を処理する処理部、前記媒体を搬送する搬送部、前記搬送部で搬送された前記媒体を排出する排出口、前記排出口から排出された前記媒体の前記搬送部での搬送方向とは異なる方向の変位を検出する検出部、前記検出部での前記変位の検出に基づいて前記媒体を切断する切断部、前記処理部により前記媒体を処理させて前記搬送部での前記媒体の搬送を停止させた後前記検出部での前記変位の検出を待機することを示す情報を生成する制御部、及び前記情報を前記制御装置に送信する通信部を有する媒体処理装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、媒体処理装置は、処理部により媒体を処理させ、搬送部による媒体の搬送を停止させた後、検出部での変位の検出を待機することを示す情報を生成し、当該情報を制御装置に送信する。このため、制御装置は、媒体処理装置が待機を開始したことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理を実行可能である。
また、本発明は、前記媒体処理装置の前記制御部は、前記切断部で前記検出部の前記媒体の変位の検出に基づいて前記媒体を切断した後、前記媒体の変位の検出の待機が終了したことを示す第2の情報を生成し、前記媒体処理装置の前記通信部は、前記第2の情報を前記制御装置へ送信する。
本発明の構成によれば、制御装置は、媒体処理装置において、媒体の変位の検出の待機が終了したことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理を実行可能である。
また、本発明は、前記制御装置は、前記情報を受信した後、前記制御データの送信を停止する。
この構成によれば、媒体処理装置が媒体の変位の検出を待機している状態のときに、制御装置が制御データを送信し、これに起因して、例えば、未処理の制御データが、媒体処理装置に蓄積することを防止できる。
また、本発明は、前記制御装置は、前記情報を受信した後、前記変位の検出の待機の解除を指示する解除データを送信し、前記媒体処理装置の前記制御部は、前記解除データに基づいて、前記変位の検出の待機を解除する。
本発明の構成によれば、媒体処理装置が、検出部による媒体の変位の検出を待機している場合に、制御装置によって、媒体処理装置が媒体の変位の検出を待機している状態を解除できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、媒体の処理を指示する制御データを受信し、受信した前記制御データに基づいて、前記媒体を処理し、前記媒体を処理した後、前記媒体の搬送を停止し、前記媒体の搬送を停止したときに、前記媒体の前記媒体の搬送方向と異なる方向の変位の検出の待機を示す情報を生成して送信し、前記媒体の変位を検出したときに、前記媒体を切断することを特徴とする。
この制御方法によれば、媒体処理装置は、処理部により媒体を処理させ、搬送部による媒体の搬送を停止させた後、検出部での変位の検出を待機することを示す情報を生成し、当該情報を制御装置に送信する。このため、制御装置は、媒体処理装置が待機を開始したことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理を実行可能である。
本実施形態に係る単票発行装置を示す概略構成図。 カバーを開けた状態のプリンター本体を示す斜視図。 プリンター本体の内部機構を示す図。 プリンター1の主要構成を示す断面図。 オートカッター周辺を説明する図。 媒体姿勢検知手段を説明する図。 ホストコンピューターおよびプリンターの機能的構成を示すブロック図。 ホストコンピューターおよびプリンターの動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る単票発行装置10を示す概略構成図である。
図1において、X方向は単票発行装置10で使用される媒体の搬送方向を示し、Y方向は媒体の紙幅方向を示し、Z方向は、X方向およびY方向の双方が直交する方向を示している。
本実施形態に係る単票発行装置10は、空港における航空会社のサービスカウンター等に設けられ、バゲッジタグや、ボーディングパス等の単票を発行する機能を有している。
単票発行装置10によって発行されるバゲッジタグや、ボーディングパスには、IC(Integrated Circuits)タグが搭載されている場合があり、このICタグに、必要な情報が記録される。例えば、バゲッジタグのICタグには、荷物(バゲッジ)を搭乗すべき飛行機の便の番号や、バゲッジタグを発行した日時等が記録される。また、バゲッジタグや、ボーディングパスの表面には、必要な情報が印刷される。例えば、バゲッジタグの表面には、飛行機の便番号や、荷物の所有者の氏名等、予め定められた必要な情報が印刷される。
図1に示すように、単票発行装置10は、プリンター1(媒体処理装置)と、このプリンター1に媒体を供給する給紙装置2と、を備えている。
給紙装置2は、プリンター1のプリンター本体3に着脱可能に接続されるベース板4と、このベース板4に取り付けられている用紙保持部5と、用紙保持部5に取り付けられているロール紙支軸6とを備えている。ロール紙支軸6には、その先端側からロール紙Rが装着される。ロール紙支軸6の先端部には、ロール紙支軸6に直交する方向にロール紙抜け止め用の抜け防止軸8が取り付けられている。また、ロール紙支軸6にはロール紙幅調整用の円盤状のスペーサー9が着脱可能に取り付けられており、幅の異なるロール紙が、装着可能となっている。
給紙装置2は、ロール紙R、および、ファンフォールド紙のいずれかが選択的に収容され、プリンター1に給紙可能となっている。以下、単票発行装置10にセットされた媒体を、総称して、媒体Bという。
本実施形態において、ロール紙Rは、ラベル用紙7が接続された構成の媒体である。各ラベル用紙7は、プリンター1により後述する所定の処理が施された後、切り離されて、単票(例えば、バゲッジタグ)として利用される。各ラベル用紙7の所定の部位にはRFID(Radio frequency identification)タグ7A(ICタグ)が貼付または埋設によって搭載されている。
図1では、給紙装置2にロール紙Rがセットされている。
一方、上述したように、ベース板4は、連続用紙の一つであるファンフォールド紙のトレイとして利用することも可能である。ファンフォールド紙は、単票部が、所定の長さに折り畳んで構成された媒体である。各単票部は、プリンター1により後述する所定の処理が施された後、切り離されて、単票(例えば、ボーディングパス)として利用される。ファンフォールド紙を使用する場合は、ベース板4と用紙保持部5とによって形成されたスペースSPにファンフォールド紙が収容される。
プリンター1のプリンター本体3は、外装ケース11を備えている。この外装ケース11は、本体ケース11Aと、前部ケース12と、カバー16と、を備えている。
本体ケース11Aは、外装ケース11のベースとなる部品であって、外装ケース11の他のケース部品および前述の給紙装置2が取り付けられる。本体ケース11Aには、電源のオン/オフを指示する電源スイッチDSと、媒体Bの搬送を指示するフィードボタンFBとが設けられている。
前部ケース12は、プリンター1において給紙装置2と対向する方向で本体ケース11Aに取り付けられる。前部ケース12の前面11bには、その上下方向の中程の位置に、Y方向を長手方向とする矩形形状の排出口28(紙出口)が形成されている。この前部ケース12には後述するプリンター機構部61が収容されている。
カバー16は、外装ケース11に、開閉自在に設けられる。外装ケース11の後端面11aと、カバー16の先端部との間には、用紙挿入口26が形成されている。
図2はカバー16を開けた状態のプリンター本体3を示す斜視図である。
カバー16は、媒体Bの紙搬送経路19を覆う形態であり、プリンター1の前側の端部を中心として矢印A(図1)方向に開閉可能となっている。
図2に示すように、カバー16を回動させて開くと上面開口部13が露出する。また、外装ケース11の一方の側面14には、上面開口部13から連続する側面開口部15が形成される。
カバー16は、図1に示す閉じ位置において上面開口部13および側面開口部15を覆う。カバー16は、上面開口部13を覆うカバー天板部分17(図1)と、側面開口部15を覆うカバー側板部分18とを備えており、カバー天板部分17におけるプリンター本体3の前側の端部を中心として矢印A方向(図1)に回動し、図1に示す閉じ位置から図2に示す開位置まで開くことができる。カバー16を開くと、外装ケース11の内部に形成されている媒体B(図1では、ラベル用紙7)の紙搬送経路19、および、紙搬送経路19に形成されている用紙溜まり部20が開放状態となり、これらに対して、上面開口部13、および、側面開口部15を介してアクセス可能となる。
紙搬送経路19の幅方向の一方の側端、すなわちプリンター本体3の一方の側端は、図2に示すように、カバー側板部分18の内側に形成されている第1用紙ガイド21である。また、幅方向の他方の側端は、紙搬送経路19の底面の底板24に着脱可能に取り付けた第2用紙ガイド22および第3用紙ガイド23のいずれかである。第2用紙ガイド22が取り付けられている場合には、第1用紙ガイド21および第2用紙ガイド22によってラベル用紙7をガイド可能であり、第2用紙ガイド22を外すと、第1用紙ガイド21および第3用紙ガイド23によってラベル用紙7をガイド可能になる。
用紙挿入口26の内側には、外装ケース11の側に下側ガイドローラー27aが取り付けられており、カバー16側には、カバー16が図1の閉じ位置にある場合に、下側ガイドローラー27aに対向する上側ガイドローラー27bが取り付けられている。
図3(A)は、プリンター本体3の内部機構を示す説明図であり、プリンター1を横方向から見た図である。また、図3(B)は、図3(A)の紙搬送経路19を模式的に切り出した図である。
図3(A)、(B)では、紙搬送経路19に、ロール紙Rが延在した状態を示している。
プリンター本体3の内部機構は、外装ケース11によって覆われている板金製の本体フレーム30にプリンター本体3の構成部品が搭載された構成となっている。本体フレーム30には上方に突出した左右の支持腕31が形成されており、これらの支持腕31の間にヒンジ軸32が、外装ケース11の幅方向に架け渡されて、カバー16がヒンジ軸32の軸まわりに回動自在となっている。
プリンター本体3の内部においては、用紙溜まり部20の前側の部位において、用紙挿入口26よりも下方の位置にテンションローラー36が幅方向に架け渡されている。また、用紙挿入口26と排出口28との間には、テンションローラー36、及びテンションローラー36の前方に位置するプラテンローラー66(搬送ローラー)を経由する媒体(図3(A)の例ではラベル用紙7)の紙搬送経路19が形成されている。
紙搬送経路19は、用紙挿入口26側の傾斜紙搬送経路39Aと、傾斜紙搬送経路39Aの下流側の傾斜紙搬送経路39Bと、さらに下流側において排出口28側の水平紙搬送経路39Cとを含んで構成される。傾斜紙搬送経路39Aは、用紙挿入口26から下向きに傾斜して延び、テンションローラー36に至る経路である。また、傾斜紙搬送経路39Bは、テンションローラー36から下流側において上方に向けて傾斜して延び、プラテンローラー66に達する経路である。傾斜紙搬送経路39Bは、上下に対向して配置された用紙ガイド37、38によって形成される。また、水平紙搬送経路39Cは、プラテンローラー66から下流側すなわち前側に延びて排出口28に繋がる経路である。
紙搬送経路19において、プラテンローラー66に対向する位置には、媒体B(図3の例ではラベル用紙7)に印刷を行うサーマルヘッド67が配置されている。プラテンローラー66は、サーマルヘッド67の発熱面に押し付けて配置され、プラテンローラー66の回転によってラベル用紙7が搬送される。また、水平紙搬送経路39Cには、プラテンローラー66の下流側にオートカッター60が配置されており、サーマルヘッド67により印刷された媒体B(例えば、ラベル用紙7)はオートカッター60により切断される。
ラベル用紙7に印刷する場合、まず、カバー16が開かれて、ユーザーの作業によって給紙装置2にセットされたラベル用紙7が引き出されて、用紙挿入口26から挿入される。このラベル用紙7は、第1用紙ガイド21と第2用紙ガイド22あるいは第3用紙ガイド23にガイドされながら、傾斜紙搬送経路39Aを通って、テンションローラー36に導かれる。さらに、ラベル用紙7は、テンションローラー36から傾斜紙搬送経路39Bに沿ってサーマルヘッド67とプラテンローラー66の間に搬送され、水平紙搬送経路39Cを通って排出口28から引き出された状態にセットされる。ここで、カバー16が閉じられると、ラベル用紙7の先端がプラテンローラー66とサーマルヘッド67とに挟まれて搬送可能となる。
外装ケース11内には、RFIDタグ7Aに対してデータの書き込み及びデータの読み出しを行うタグ読書装置46が配置されている。タグ読書装置46は、RFIDタグ7Aに対して無線信号を送受信するアンテナ44と、RF送受信回路45とを備えている。アンテナ44は、図3(A)に示すように、傾斜紙搬送経路39A(搬送経路)に向けて設けられ、傾斜紙搬送経路39Aが、タグ読書装置46によるデータの書き込み及びデータの読み出しが行われる情報読書位置となっている。すなわち、図3(A)、(B)に示すように、ラベル用紙7に付されたRFIDタグ7Aが傾斜紙搬送経路39Aの範囲に位置している間に、タグ読書装置46により、データの書込及びデータの読み取りが行われる。
RFIDタグ7Aは、タグ読書装置46等の外部の装置から送信される無線信号を受信するアンテナを備え、このアンテナに誘起される電力によりICを駆動する受動型のICタグである。本実施形態のタグ読書装置46及びRFIDタグ7Aは、無線タグとして一般的なプロトコルに従って無線信号を送受信する。
すなわち、タグ読書装置46は、RFIDタグ7Aに対するデータの書き込み又はデータの読み出しを行う場合に、まず、所定周波数の搬送波を送信し、この搬送波に重畳して検出用信号を送信する。タグ読書装置46が送信した搬送波によってRFIDタグ7Aのアンテナに起電力が誘起されると、この電力によりRFIDタグ7AのICがオンに切り替わり、検出用信号を受信して、この検出用信号に対して応答する信号を送信する。タグ読書装置46は、RFIDタグ7Aが送信した応答信号を受信すると、搬送波の出力を継続しながら、このRFIDタグ7Aをデータの書き込み及びデータの読み出しの対象として設定するとともに、データの書き込み及びデータの読み出しを開始する旨を通知する信号を送信する。その後は、タグ読書装置46が搬送波の出力を継続しながら、タグ読書装置46とRFIDタグ7Aとの間で無線信号が送受信され、RFIDタグ7Aに記録されているデータの読み出し、及び、RFIDタグ7Aが有するICの書き換え可能な記憶領域に対し、データの書込が行われる。
図4は、プリンター1の主要構成を示す断面図である。また、図5は、切断機構としてのオートカッター60(後述)周辺を説明する図である。図4、および、図5に示すX、Y、および、Z方向は、図1に示すX、Y、および、Z方向と同一である。
図4に示すように、プリンター機構部61は、外装ケース11の前部ケース12に収容され、搬送機構63(搬送部)と、印刷機構64と、オートカッター60(切断部)と、媒体姿勢検知手段65(検出部)と、を備えている。
搬送機構63は、媒体Bを、プリンター1の紙搬送経路19に沿って搬送するものである。
搬送機構63は、紙搬送経路19の所定位置に配置されたプラテンローラー66(搬送ローラー)と、このプラテンローラー66に対向配置されたサーマルヘッド67とを備えている。搬送機構63のX(−)方向にプリンター機構部61としての用紙挿入口26が設けられる。媒体Bは、この用紙挿入口26を通って装置内部に供給され、サーマルヘッド67とプラテンローラー66との間で押圧状態に装填される。用紙挿入口26と、サーマルヘッド67およびプラテンローラー66との間の紙搬送経路19上には、媒体Bを案内する紙案内部材69が設けられている。
プラテンローラー66には、搬送モーター70の回転駆動力が図示しない歯車等の伝達機構を介して伝達される。プラテンローラー66が正方向(図4の矢印B方向)に回転すると、この回転に伴って媒体Bが紙搬送経路19に沿って正方向(X(−)方向からX(+)方向)に搬送される。また、逆方向(矢印Bの反対方向)にプラテンローラー66が回転すると、媒体Bは逆送する。
搬送モーター70は、ステッピングモーターである。
印刷機構64は、サーマルヘッド67を備えている。
サーマルヘッド67は、プラテンローラー66と対向するヘッド面に、媒体Bを加熱して印刷を行う発熱部71を備えている。この発熱部71は、Y方向に沿って列状に並んで形成された発熱素子を有している。サーマルヘッド67は、印刷を行うときには、発熱部71の部分をプラテンローラー66に正対させ、発熱部71とプラテンローラー66とで媒体Bを搬送させながら、発熱部71を構成する複数の発熱素子の内の任意の発熱体を選択的に発熱させる。媒体Bは、表面に感熱発色層が塗布されているため、発熱した発熱素子に対応する部位が発色しドットを形成する。
画像が印刷された媒体Bは、後述するオートカッター60および媒体姿勢検知手段65を経由して、プリンター機構部61のX(+)方向に設けられた排出口28から装置外部に排出される。このとき、媒体Bは、排出口28のZ方向下部に設けられた紙ステージ72に一時滞留する。
切断機構としてのオートカッター60は、サーマルヘッド67によって画像が印刷された媒体Bを、任意の長さに切断して単票とする機能を有する。本実施形態に係るオートカッター60は、一方の刃に対して他方の刃が接近および離反する方向に旋回する鋏式オートカッターである。なお、オートカッター60には、一方の刃に対して他方の刃が接近および離反する方向に直線往復移動するギロチン形式のものなど複数種あり、いずれでも対応可能である。
図4および図5に示すように、オートカッター60は、固定刃74と、可動刃75と、カッター駆動モーター76と、図示しない可動刃駆動伝達機構と、を備えている。固定刃74は、略長方形の板状を呈しており、1つの長辺部分に直線状の刃部74aが形成されている。固定刃74は、上述の紙搬送経路19のZ方向下部で刃部74aをY方向に延在するように固定される。可動刃75は、1辺に略直線状の刃部75aが形成された板状に形成され、一方の端部近くに旋回中心75bを有している。旋回中心75bは、Y方向において媒体Bの走行範囲外に設けられている。
オートカッター60はカッター駆動モーター76を備え、カッター駆動モーター76の駆動力は図示しない可動刃駆動伝達機構を介して可動刃75に伝達される。そのため、可動刃75は、旋回中心75bを中心に旋回可能となり、カッター駆動モーター76の動作により、固定刃74に対して接近および離反する方向に旋回することができる。その結果、固定刃74と可動刃75との間に配置される媒体Bは切断される。
図4および図5に示すように、紙ステージ72は、プラスチック等の材料が用いられ、紙搬送経路19の媒体Bが摺動する面の一部を構成すべく、搬送機構63と外装ケース11の前部ケース12との間を架け渡すように配置される。紙ステージ72は、紙搬送経路19に沿って紙幅方向(Y方向)を長辺とし紙搬送方向(X方向)を短辺とする長方形状の紙ガイド面78を有している。紙ガイド面78の面は、固定刃74の刃部74aの位置より、Z方向にわずかに低くなるように配設されている。紙ガイド面78は、紙搬送経路19を搬送される媒体Bの下面をガイドする機能を有する。
次いで、媒体姿勢検知手段65について、図4、および、図6を参照して説明する。
媒体姿勢検知手段65(検出部)は、排出口28から媒体Bが排出された状態で、媒体Bが媒体の搬送方向と異なる方向(本例では、上方)に変位した場合、変位を検出する手段である。
図6は、媒体姿勢検知手段65を説明する図であり、(A)は、媒体姿勢検知手段65を媒体Bの排出方向から見た斜視図、(B)は図(A)中のS方向から見た概略図、(C)は図(A)中T方向から見た概略図である。図6に示すX、Y、および、Z方向は、図1に示すX、Y、および、Z方向と同一な方向を示す。
図4に示すように、媒体姿勢検知手段65は、外装ケース11の排出口28部分に上述の紙ステージ72の紙ガイド面78と対向する位置、すなわち紙ガイド面78に滞留する印刷済の媒体Bの印刷面と向き合う位置に配置される。
図6に示すように、媒体姿勢検知手段65は、検知レバー80と、検知レバー支持部材81と、検出器82と、を備える。
検知レバー80は、プラスチック等の材料が用いられ、検知部83と、遮蔽部84と、支持軸85とを有する。検知部83は、検知レバー80の本体部分を構成し、媒体Bの最大の幅以上の幅を有する図4中Y方向の辺を長辺とする2つの長方形状の面83a、83bが1つの稜線83cで結合した、断面三角形状を呈している。そして、一方の面83aにおいては、稜線83cと対向する長辺の延長には2つの支持軸85が延出するように形成されている。Y方向の1つの端部から略四角形状の遮蔽部84が突出するように形成されている。
図4に示すように、検知レバー支持部材81は、前部ケース12に取り付けられ排出口28の図1中Z方向上部を構成する。検知レバー支持部材81には、検知レバー80の検知部83の断面三角形形状の部分が稜線83cを頂点として嵌入可能なY方向を長辺とする四角形形状の開口部86が設けられている。検知部83が開口部86に嵌入されたとき、検知レバー80の2つ支持軸85に相当する位置には、それぞれ支持軸受け90が設けられている。そのため、検知レバー80は、2つの支持軸85を支点として、検知レバー支持部材81の開口部86から、検知部83の稜線83cを頂点として出入りする方向(図6中M方向)に回動することができる。
また、検知レバー支持部材81には、検知レバー80が支持軸85を中心に回動したときに、一方の端部に設けられた遮蔽部84の動線範囲に検出部を有する検出器82が取り付けられている。検出器82は、例えば透過型の光センサーが好適に適用される。検出器82は、発光部と受光部とを備え発光部から射光される光を受光部で受光する。検出器82は、受光部で受光するか否か、もしくは受光部で受光する光量に従って信号を出力する。そのため、検出器82の光軸を遮蔽部84が横切るか否かによって、センサー出力が変化して検知レバー80の動作を検出する。
次いで、媒体Bの姿勢検知方法について同じく図4、および、図6を参照して説明する。前述のプリンター機構部61で画像が印刷された媒体Bは、単票として発行されるときの単票終端位置がオートカッター60のカット位置に到達するまで搬送機構63によって搬送され紙ステージ72に滞留する。
その後、例えばオペレーターが単票を発行したいタイミングで、印刷済の媒体Bを持ち上げる。滞留位置から持ち上げられた媒体Bは、媒体姿勢検知手段65の検知レバー80の検知部83(稜線83c部分)と接触する。さらに持ち上げられると、媒体Bと接触する検知レバー80の検知部83は、2つの支持軸85を支点として図中M方向に回動する。そのため、検知レバー80と一体に形成された遮蔽部84も回動する。その結果、媒体姿勢検知手段65の検出器82の光軸から遮蔽部84が外れ検出器82の出力が変化する。
この出力変化を検出することによって、紙ステージ72に滞留した媒体Bの姿勢変化(所定方向への変位)を検知することができる。なお、このとき検知部83のY方向の長さは媒体Bの紙幅よりも長い。そのため、オペレーターが媒体Bを紙幅方向に対して斜めもしく変形させて持ち上げたとしても、検知レバー80は回動することができ、媒体Bの姿勢変化を検知することができる。
図7は、本実施形態に係る媒体処理システム91の機能的構成を示すブロック図である。
媒体処理システム91は、プリンター1(媒体処理装置)と、ホストコンピューター92(制御装置)と、を備えている。プリンター1は、上述した構成の下、長尺の媒体Bを排出口28から所定量排出した後、切断して単票を発行可能な装置である。また、ホストコンピューター92は、プリンター1を制御するコンピューターであり、プリンター1に対して、媒体の処理を指示する制御データ(後述)を送信する機能を有している。
図7に示すように、プリンター1は、媒体処理装置制御部100(制御部)を備えている。
媒体処理装置制御部100は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、プリンター1の各部を制御する。
また、媒体処理装置制御部100は、タグ読書装置46を制御して、RFIDタグ7Aに対するデータ読み出し及びデータの書き込みを実行する。例えば、ラベル用紙7がバゲッジタグとして使用される場合、媒体処理装置制御部100は、取扱航空会社、出発空港、行き先の空港、トランジットする空港、このバゲッジタグを発行したカウンター、対応する搭乗券の番号、搭乗便等を示すデータ等をRFIDタグ7Aに書き込む。
本実施形態では、タグ読書装置46は、媒体処理装置制御部100の制御の下、ホストコンピューター92から受信した制御データに基づいて媒体Bに処理を行う「処理部」として機能する。
また、媒体処理装置制御部100は、ヘッド駆動回路101を制御して、サーマルヘッド67を駆動し、媒体Bに画像を印刷する。
本実施形態では、印刷機構64は、媒体処理装置制御部100の制御の下、ホストコンピューター92から受信した制御データに基づいて媒体Bに処理を行う「処理部」として機能する。
また、媒体処理装置制御部100は、モーター駆動回路102を制御して、搬送モーター70を駆動する。搬送モーター70の駆動に応じて、プラテンローラー66が回転し、プラテンローラー66の回転に応じて、媒体Bを搬送する。
本実施形態では、搬送機構63は、媒体処理装置制御部100の制御の下、「搬送部」として機能する。
また、媒体処理装置制御部100は、モーター駆動回路102を制御して、カッター駆動モーター76を駆動する。カッター駆動モーター76の駆動に応じて、可動刃75が移動し、媒体Bを切断する。
本実施形態では、オートカッター60は、媒体処理装置制御部100の制御の下、「切断部」として機能する。
検出器82は、上述したように、センサーの検出値を媒体処理装置制御部100に出力する。媒体処理装置制御部100は、検出器82の出力変化によって、媒体Bが上方向に変位したことを検出する。
報知部103は、ブザーを備え、媒体処理装置制御部100の制御の下、所定の態様で電子音を発生する。
入力部104は、電源スイッチDSと、フィードボタンFBとを備え、これらに対する操作を検出し、媒体処理装置制御部100に出力する。
記憶部105は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に、不揮発的に記憶する。
通信I/F106は、媒体処理装置制御部100の制御の下、所定の通信規格に準拠して、ホストコンピューター92と通信する。通信I/F106と、媒体処理装置制御部100とが協働して「通信部」として機能する。
一方、図7に示すように、ホストコンピューター92は、制御装置制御部108を備えている。
制御装置制御部108は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、ホストコンピューター92の各部を制御する。
ホスト表示部109は、液晶パネル等の表示パネル110を備え、制御装置制御部108の制御の下、表示パネル110に各種画像を表示する。
ホスト入力部111は、操作スイッチや、各種入力デバイスに接続され、操作スイッチや、入力デバイスに対する操作を検出して、制御装置制御部108に出力する。
ホスト記憶部112は、EEPROMや、ハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。
ホスト通信I/F113は、制御装置制御部108の制御の下、所定の通信規格に準拠して、プリンター1と通信する。
次に、ホストコンピューター92、及び、プリンター1の動作について説明する。
図8は、媒体Bを処理する際のホストコンピューター92、及び、プリンター1の動作を示すフローチャートである。(A)はホストコンピューター92の動作を、(B)はプリンター1の動作を示している。
ここで、ホストコンピューター92には、アプリケーションAPがインストールされている。アプリケーションAPは、少なくとも、単票の発行にあたり、発行する単票のRFIDタグ7Aに書き込む情報を含むデータ(以下、「書込データ」という。)、単票に印刷すべき画像に関する情報を含むデータ(以下、「印刷データ」)という。)を生成する機能を有している。
また、ホストコンピューター92では、ミドルウェアMWが動作可能する。
ミドルウェアMWは、アプリケーションAPと、ホストコンピューター92のOSとの間の、ソフトウェア的なインターフェースとしての機能を有する1または複数のソフトウェアである。特に、本実施形態では、ミドルウェアMWは、プリンター1を制御対象とするデバイスドライバーとしての機能が実装されている。すなわち、ミドルウェアMWは、アプリケーションAPから上述した書込データ、および、印刷データを含む処理データが入力された場合、入力された処理データに基づいて、制御データを生成し、プリンター1に送信する機能を有する。制御データとは、プリンター1のコマンド体系に準拠したデータである。制御データには、印刷制御データと、書込制御データとが含まれている。印刷制御データは、プリンター1のコマンド体系に準拠したデータであって、画像の印刷を指示するデータである。また、書込制御データは、プリンター1のコマンド体系に準拠したデータであって、RFIDタグ7Aへのデータの書き込みを指示するデータである。
従って、アプリケーションAPのそれぞれは、単票の発行にあたり、書込データ、および、印刷データを生成すると共に、これらデータを含む処理データを、プロトコルに従ってミドルウェアMWに出力すればよい。
図8(A)に示すように、ホストコンピューター92において、アプリケーションAPは、単票の発行を実行すべきか否かを判別する(ステップSA1)。例えば、アプリケーションAPが提供する所定のユーザーインターフェースに対して、必要な情報の入力と共に、単票の発行の指示があった場合、アプリケーションAPは、単票の発行を実行すべきと判別する。また例えば、接続されたサーバー装置等の外部機器から、必要な情報の入力と共に、単票の発行の指示があった場合、アプリケーションAPは、単票の発行を実行すべきと判別する。
単票の発行を行う場合(ステップSA1:YES)、アプリケーションAPは、発行する単票のRFIDタグ7Aに書き込む情報を含む書込データ、および、単票に印刷する画像に関する情報を含む印刷データを少なくとも含む処理データを生成する。そして、アプリケーションAPは、生成した処理データをミドルウェアMWに出力する(ステップSA2)。ミドルウェアMWは、処理データに基づいて、制御データを生成し、プリンター1に送信する(ステップSA3)。
次いで、ミドルウェアMWは、制御データのプリンター1への送信を行わない送信停止状態へ移行する(ステップSA4)。この送信停止状態へ移行している間は、ミドルウェアMWは、アプリケーションAPと協働して、制御データのプリンター1への送信を禁止する。送信停止状態のときには、ミドルウェアMW、または、アプリケーションAPの機能により、その旨を表示パネル110に表示し、また、単票の発行の指示を受け付けない構成としてもよい。
送信停止状態へ移行後、制御装置制御部108は、待機通知データを受信したか否かを監視する(ステップSA5)。待機通知データ、および、当該データの受信後のホストコンピューター92の処理については後述する。
一方で、プリンター1の媒体処理装置制御部100は、制御データを受信したか否かを監視する(ステップSB1)。
制御データを受信した場合(ステップSB1:YES)、媒体処理装置制御部100は、制御データに基づいて、適宜、搬送機構63(搬送モーター70等)に媒体Bを搬送させる。また、所定のタイミングで、制御データに含まれる書込制御データに基づいてタグ読書装置46によりRFIDタグ7Aにデータを書き込み、制御データに含まれる印刷制御データに基づいて印刷機構64(サーマルヘッド67等)に画像を印刷させる(ステップSB2)。このステップSB2の処理は、媒体Bに対する処理部による処理に該当する。
ステップSB2の処理の実行中、媒体処理装置制御部100は、媒体Bに対する処理が完了したか否かを監視する(ステップSB3)。より具体的には、媒体処理装置制御部100は、書込制御データに基づくRFIDタグ7Aへのデータの書き込み、および、印刷制御データに基づく画像の印刷が完了したか否かを監視する。RFIDタグ7Aのデータの書き込みの完了とは、制御データに含まれる書込制御データに基づいて、RFIDタグ7Aに書き込むべきデータの、RFIDタグ7Aへの書き込みが終了したことをいう。また、画像の印刷の完了とは、制御データに含まれる印刷制御データに基づいて、印刷すべき画像の印刷が終了したことをいう。ステップSB3では、RFIDタグ7Aへのデータの書き込み、および、画像の印刷の双方が完了したか否かを監視している。
次いで、媒体処理装置制御部100は、搬送機構63を制御して、媒体Bが切断されるべき位置(以下、「被切断位置」という。)が、オートカッター60の切断位置に位置するように、媒体Bを搬送し、搬送を停止する(ステップSB4)。
媒体Bにおける被切断位置とは、制御データに基づく処理部による処理が行われた単票の末端に相当する位置である。この被切断位置にて媒体Bを切断することにより、媒体Bから1つの単票分の紙片が切り離されて、単票が発行される。
次いで、媒体処理装置制御部100は、待機状態へ移行する(ステップSB5)。
この待機状態では、媒体処理装置制御部100は、媒体Bの搬送を停止した状態を維持する。詳述すると、待機状態では、媒体処理装置制御部100は、ステッピングモーターである搬送モーター70をホールド状態にし、これにより、搬送方向に沿った媒体Bの移動(排出口28へ移動する方向への移動)を規制する。すなわち、媒体処理装置制御部100は、搬送モーター70をホールド状態にすることにより、プラテンローラー66の媒体Bの搬送方向への回転を規制する。媒体Bは、サーマルヘッド67と、プラテンローラー66との間で、押圧状態で挟持されているため、プラテンローラー66の回転が規制されることにより、媒体Bの搬送方向に沿った媒体Bの移動が規制される。
このように媒体Bの移動が規制されるため、ユーザーが媒体Bを切断するべく媒体Bを変位させた場合や、媒体Bが引っ張られる等されて媒体Bに何らかの力が加わった場合であっても、媒体Bの被切断位置と、オートカッター60の切断位置との位置ずれが防止される。本実施形態では、プラテンローラー66の回転を規制する規制部材としての搬送モーター70、および、搬送モーター70をホールドする媒体処理装置制御部100(駆動制御部)が、「規制部」に該当する。
さらに、待機状態では、媒体処理装置制御部100は、印刷機構64による印刷、および、タグ読書装置46によるRFIDタグ7Aへのデータの読み書きを禁止する。つまり、待機状態では、媒体処理装置制御部100は、媒体Bへの処理部での処理を禁止する。
さらに、待機状態では、媒体処理装置制御部100は、上述した媒体姿勢検知手段65が備える検出器82のセンサーの出力の変化を監視し、紙ステージ72に滞留する媒体Bの姿勢変化(所定方向への変位)があるか否かを監視する。換言すれば、待機状態でないときは、上記検出は行われず、従って、媒体Bの姿勢の変化があった場合であっても、姿勢の変化の検出に基づく媒体Bの切断は行わない。
待機状態となった後、媒体処理装置制御部100(通信部)は、通信I/F106と協働して、待機通知データ(検出部での変位の検出を待機することを示す情報)を生成し、ホストコンピューター92に送信する(ステップSB6)。
待機通知データとは、待機状態となったこと、換言すれば、媒体Bの変位が検出されるまでの待機を開始したことをホストコンピューター92に通知するデータのことである。
つまり、本実施形態では、プリンター1は、待機通知データ(検出部での変位の検出を待機することを示す情報)を生成するときに、待機状態へ移行し、処理部での媒体の処理を停止させる。
さて、上述したように、制御装置制御部108は、送信停止状態に移行した後、待機通知データを受信したか否かを監視する(ステップSA5)。そして、待機通知データを受信した場合、換言すれば、待機を開始した旨の通知を受けた場合(ステップSA5:YES)、制御装置制御部108は、対応する処理を実行する(ステップSA6)。例えば、制御装置制御部108は、ホスト表示部109を制御して、表示パネル110に、プリンター1が待機状態となっている旨表示する。このように、ユーザーに対して、プリンター1が待機状態となっている旨を報知することにより、ユーザーに対して、媒体を動かして切断を実行させることを促すことができる。
ステップSA6の処理を実行後、制御装置制御部108は、処理手順をステップSA7へ移行する。
ステップSA7において、制御装置制御部108は、プリンター1における待機状態を解除させる指示があったか否かを監視すると共に(ステップSA7)、待機解除通知データを受信したか否かを監視する(ステップSA8)。
以下、ステップSA7について説明する。
プリンター1における待機状態の解除の指示について、ユーザーは、アプリケーションAPが提供するユーザーインターフェースを介して、または、接続されたサーバー装置等の外部機器を介して行える構成となっている。ここで、上述したように、待機状態となっている間、プリンター1では、媒体Bに対する処理が禁止される。これを踏まえ、ユーザーは、媒体Bに対する処理の禁止を解除して、次の単票の発行を行う媒体Bに対する処理を開始したい場合に、プリンター1における待機状態の解除を指示する。
ステップSA7において、プリンター1における待機状態を解除させる指示があった場合(ステップSA7:YES)、制御装置制御部108は、待機解除指示データ(媒体の変位の検出の待機の解除を指示する解除データ)を生成し、プリンター1に送信する(ステップSA9)。ステップSA9の処理後、制御装置制御部108は、処理手順をステップSA8へ移行する。
ステップSA8の処理については後述する。
さて、図8(B)に示すように、ステップSB6において待機通知データを送信した後、媒体処理装置制御部100は、待機解除指示データを受信したか否かを監視すると共に(ステップSB7)、媒体姿勢検知手段65により媒体Bの姿勢変化が検出されたか否かを監視する(ステップSB8)。
待機解除指示データを受信した場合(ステップSB7:YES)、媒体処理装置制御部100は、待機状態を解除する(ステップSB9)。すなわち、媒体処理装置制御部100は、待機解除指示データ(媒体の変位の検出の待機の解除を指示する解除データ)に基づいて、変位の検出の待機を解除する。
この解除に伴って、媒体Bの姿勢変化の検出が停止され、媒体Bに姿勢変化があった場合であっても、媒体Bの切断が行われなくなる。さらに、この解除に伴って、媒体処理装置制御部100は、印刷機構64による印刷、および、タグ読書装置46によるRFIDタグ7Aへのデータの読み書きの禁止を解除する。つまり、媒体処理装置制御部100は、処理部での媒体Bの処理を許可する。
このように、本実施形態では、媒体処理装置制御部100は、ホストコンピューター92から待機の解除を指示するデータを受信した場合、待機を停止すると共に、処理部による媒体Bの処理の禁止を解除する。このため、プリンター1が、媒体Bの変位の検出を待機し、処理部による媒体の処理を禁止している場合に、ホストコンピューター92によって、プリンター1における処理部による媒体Bの処理の禁止を解除できる。
次いで、媒体処理装置制御部100は、待機解除通知データを生成し、ホストコンピューター92に送信する(ステップSB10)。この待機解除通知データは、待機状態が解除され、処理部(印刷機構64、タグ読書装置46)による処理の禁止が解除された旨を通知するデータである。
その後、媒体処理装置制御部100は、処理手順をステップSB1へ戻す。
一方、待機解除指示データを受信することなく、媒体Bの姿勢変化が検出された場合(ステップSB8:YES)、媒体処理装置制御部100は、以下の処理を実行する。なお、媒体姿勢検知手段65により媒体Bの姿勢変化が検出されたということは、ユーザーが、媒体Bの切断(単票の発行)を実行すべく、媒体Bを意図的に動かしたということである。
媒体Bの姿勢変化を検出した場合、媒体処理装置制御部100は、オートカッター60を制御して、媒体Bを切断させる(ステップSB11)。ここで、上述したように、待機状態のとき、プラテンローラー66の回転が規制され、このプラテンローラー66と、サーマルヘッド67とによって媒体Bが挟持される。従って、ステップSD10の切断前、特に、ユーザーが媒体Bを変位させたときであっても、媒体Bが搬送方向に移動せず、媒体Bの被切断位置と、オートカッター60の切断位置とにずれが生じない。また、切断時も、媒体Bの被切断位置と、オートカッター60の切断位置とにずれが生じず、媒体Bは切断すべき位置で切断される。
媒体Bの切断後、媒体処理装置制御部100は、待機状態を解除する(ステップSB12)。
この解除に伴って、媒体Bの姿勢変化の検出が停止され、媒体Bに姿勢変化があった場合であっても、媒体Bの切断が行われなくなる。さらに、この解除に伴って、媒体処理装置制御部100は、印刷機構64による印刷、および、タグ読書装置46によるRFIDタグ7Aへのデータの読み書きの禁止を解除する。つまり、媒体処理装置制御部100は、処理部での媒体Bの処理を許可する。次いで、媒体処理装置制御部100は、待機解除通知データ(媒体の変位の待機が終了したことを示す第2の情報)を生成し、ホストコンピューター92に送信する(ステップSB13)。このように、本実施形態では、媒体処理装置制御部100は、媒体Bの変位の検出に基づいてオートカッター60に媒体Bを切断させて、処理部による媒体の処理の禁止を解除した場合、その旨をホストコンピューター92(制御装置)に通知する。このため、ホストコンピューター92は、プリンター1が、処理部による媒体の処理の禁止を解除したことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理を実行可能である。
その後、媒体処理装置制御部100は、処理手順をステップSB1へ戻す。
このように、本実施形態では、待機状態で、媒体Bが所定方向に変位した場合、換言すれば、媒体Bがユーザーにより所定方向に変位するように動かされた場合に、媒体Bの切断が実行され、単票が発行される。つまり、ユーザーが、意図的に媒体Bを動かさない限り、単票の発行が行われない。このため、ユーザーが意図せず、単票が自動で連続して発行され、そのことに起因して排出口28付近で単票が溜まってしまうことを防止できる。また、単票が自動で連続して発行されてしまい、単票の区別がつかなくなったり、ユーザーが単票を誤ってしまったりすることを防止できる。
さて、図8(A)に示すように、ステップSA8において、制御装置制御部108は、待機解除通知データを受信したか否かを監視する。そして、制御装置制御部108は、待機解除通知データを受信していない場合(ステップSA8:NO)、処理手順をステップSA7へ戻し、待機解除通知データを受信している場合(ステップSA8:YES)、処理手順をステップSA10へ移行する。
ステップSA10において、制御装置制御部108は、送信停止状態を解除し、制御データのプリンター1への送信が可能な状態へ移行する。その後、処理手順は、ステップSA1へ戻り、アプリケーションAPの機能により、制御装置制御部108は、単票の発行を行うか否かを判別する。
このように、本実施形態では、ホストコンピューター92は、データの書き込み、および、印刷を指示する制御データを送信した後、処理部による媒体の処理の禁止を解除した旨の通知をプリンター1から受けるまでは(待機解除通知データを受信するまでは)、次の制御データの送信を停止する。この構成によれば、プリンター1における待機状態が解除され、媒体Bに対する処理の禁止が解除されるまでは、ホストコンピューター92により、制御データの送信が行われない。つまり、ホストコンピューター92から、プリンター1に対して制御データが連続して出力されることが防止される。これに伴って、ホストコンピューター92の受信バッファーがオーバーフローし、ホストコンピューター92の要求に応じた単票の発行がされない、といった事態が発生することを防止できる。
以上説明したように、本実施形態では、媒体処理装置制御部100は、待機状態へ移行し、これに伴って、搬送部による媒体Bの搬送を停止させた後、媒体姿勢検知手段65による媒体Bの変位の検出を待機することを示す情報(待機通知データ)を生成する。そして、通信部として機能する媒体処理装置制御部100は、待機通知データをホストコンピューター92に送信する。
本発明の構成によれば、媒体Bが所定方向に変位するように動かされた場合に、媒体の切断が実行され、単票が発行される。このため、単票が自動で連続して発行され、そのことに起因して紙出口(排出口28)付近で単票が溜まることを防止できる。
また、上記構成によれば、ホストコンピューター92は、プリンター1から受信した待機通知データに基づいて、プリンター1が媒体Bの変位の検出の待機を開始したことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理を実行可能である。
また、本実施形態では、媒体処理装置制御部100は、待機通知データを生成するときに、処理部での媒体Bの処理を停止させる(禁止する)。
本発明の構成によれば、媒体姿勢検知手段65での媒体Bの変位の検出の待機時に、処理部により媒体Bが処理されることが停止される。
また、本実施形態では、媒体処理装置制御部100は、媒体の変位の検出に基づいてオートカッター60で媒体Bを切断した後、媒体Bの変位の検出の待機が終了したことを示す待機解除通知データ(第2の情報)を生成し、通信部として機能する媒体処理装置制御部100は、当該待機解除通知データを送信する。
本発明の構成によれば、ホストコンピューター92は、プリンター1において、媒体の変位の検出の待機が終了したことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理を実行可能である。
また、本実施形態では、ホストコンピューター92は、待機通知データを受信した後は、制御データの送信を停止する。
この構成によれば、プリンター1が媒体Bの変位の検出を待機している状態のときに、ホストコンピューター92が制御データを送信し、これに起因して、例えば、未処理の制御データが、プリンター1に蓄積することを防止できる。
また、本実施形態では、ホストコンピューター92は、待機通知データを受信した後、前記変位の検出の待機の解除を指示する待機解除指示データを送信し、プリンター1の媒体処理装置制御部100は、当該待機解除指示データに基づいて、媒体Bの変位の検出の待機を解除する。
本発明の構成によれば、プリンター1が、媒体姿勢検知手段65による媒体の変位の検出を待機している場合に、ホストコンピューター92によって、プリンター1が媒体の変位の検出を待機している状態を解除できる。
また、以上説明したように、本実施形態では、媒体処理装置制御部100(制御部)は、以下の処理を実行する。すなわち、媒体処理装置制御部100は、ホストコンピューター92から受信した制御データに基づいて、処理部により媒体Bを処理させ、媒体Bの搬送を停止させる。その後、媒体処理装置制御部100は、処理部による媒体Bの処理を禁止し、媒体姿勢検知手段65により媒体Bの変位が検出されるまで待機すると共に、待機を開始したことをホストコンピューター92に通知する。媒体処理装置制御部100は、待機中に媒体姿勢検知手段65によって媒体Bの変位が検出された場合、オートカッター60により媒体Bを切断させ、処理部による媒体Bの処理の禁止を解除する。
この構成によれば、媒体Bが所定方向に変位するように動かされた場合に、媒体Bの切断が実行され、単票が発行される。このため、単票が自動で連続して発行され、そのことに起因して紙出口(排出口28)付近で単票が溜まることを防止できる。さらに、上記構成によれば、プリンター1は、媒体Bの変位が検出されるまで待機する際に、待機を開始したことをホストコンピューター92に通知する。このため、ホストコンピューター92は、プリンター1が待機を開始したことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理、例えば、ユーザーに対する報知等の処理を実行できる。
また、本実施形態では、媒体処理装置制御部100は、媒体姿勢検知手段65による媒体Bの変位の検出に基づいてオートカッター60に媒体Bを切断させて、処理部による前記媒体の処理の禁止を解除した場合、待機解除通知データを送信することにより、その旨をホストコンピューター92に通知する。
この構成によれば、ホストコンピューター92は、プリンター1が、処理部による媒体の処理の禁止を解除したことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理、例えば、送信停止状態の解除等を実行可能である。
また、本実施形態では、媒体処理装置制御部100は、待機を開始した後、ホストコンピューター92から待機の解除を指示する待機解除指示データを受信した場合、待機を停止すると共に、処理部による媒体Bの処理の禁止を解除する。
この構成によれば、プリンター1が、媒体姿勢検知手段65による媒体の変位の検出を待機し、処理部による媒体の処理を禁止している場合に、ホストコンピューター92によって、プリンター1における処理部による媒体の処理の禁止を解除できる。
また、本実施形態では、ホストコンピューター92は、制御データをプリンター1に送信した後、待機解除通知データを受信するまでは、次の制御データの送信を禁止する。
この構成によれば、ホストコンピューター92から、プリンター1に対して連続して制御データが出力され、これに起因してプリンター1のバッファーがオーバーフローし、ホストコンピューター92の要求に応じた単票の発行がされない、と言った事態が発生することを防止できる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、媒体姿勢検知手段65によって媒体Bの所定方向の変位を検出していた。しかしながら、媒体Bの所定方向への変位を検出する手段は、変位を検出できる構成であれば、どのようなものであってもよい。例えば、反射型光センサーを紙ステージ72に配置し、媒体Bが所定方向に変位したときに、当該センサーの出力値が変わる構成としてもよい。
また例えば、プリンター1は、サーマル方式のプリンターであったが、プリンターの形式はこれに限定されない。
また、図7に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、プリンター1や、ホストコンピューター92の各機能を、これら装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、プリンター1や、ホストコンピューター92は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行してもよい。
1…プリンター(媒体処理装置)、7…ラベル用紙(媒体)、10…単票発行装置、28…排出口(紙出口)、46…タグ読書装置(処理部)、60…オートカッター(切断部)、63…搬送機構(搬送部)、64…印刷機構(処理部)、65…媒体姿勢検知手段(検出部)、91…媒体処理システム、92…ホストコンピューター(制御装置)、100…媒体処理装置制御部(制御部)、108…制御装置制御部。

Claims (8)

  1. 媒体を処理する処理部と、
    前記媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部で搬送された前記媒体を排出する排出口と、
    前記排出口から排出された前記媒体の前記搬送部での搬送方向とは異なる方向の変位を検出する検出部と、
    前記検出部での前記変位の検出に基づいて前記媒体を切断する切断部と、
    前記処理部により前記媒体を処理させ、前記搬送部による前記媒体の搬送を停止させた後、前記検出部での前記変位の検出を待機することを示す情報を生成する制御部と、
    前記情報を送信する通信部と、
    を備えることを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記制御部は、前記情報を生成するときに、前記処理部での前記媒体の処理を停止させる請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記制御部は、前記切断部で前記検出部の前記媒体の変位の検出に基づいて前記媒体を切断した後、前記媒体の変位の検出の待機が終了したことを示す第2の情報を生成し、
    前記通信部は、前記第2の情報を送信する請求項1または2に記載の媒体処理装置。
  4. 媒体の処理を指示する制御データを送信する制御装置と、
    前記媒体を処理する処理部、前記媒体を搬送する搬送部、前記搬送部で搬送された前記媒体を排出する排出口、前記排出口から排出された前記媒体の前記搬送部での搬送方向とは異なる方向の変位を検出する検出部、前記検出部での前記変位の検出に基づいて前記媒体を切断する切断部、前記処理部により前記媒体を処理させて前記搬送部での前記媒体の搬送を停止させた後前記検出部での前記変位の検出を待機することを示す情報を生成する制御部、及び前記情報を前記制御装置に送信する通信部を有する媒体処理装置と、
    を備えることを特徴とする媒体処理システム。
  5. 前記媒体処理装置の前記制御部は、前記切断部で前記検出部の前記媒体の変位の検出に基づいて前記媒体を切断した後、前記媒体の変位の検出の待機が終了したことを示す第2の情報を生成し、
    前記媒体処理装置の前記通信部は、前記第2の情報を前記制御装置へ送信する請求項4に記載の媒体処理システム。
  6. 前記制御装置は、前記情報を受信した後、前記制御データの送信を停止する請求項4または5に記載の媒体処理システム。
  7. 前記制御装置は、前記情報を受信した後、前記変位の検出の待機の解除を指示する解除データを送信し、
    前記媒体処理装置の前記制御部は、前記解除データに基づいて、前記変位の検出の待機を解除する請求項4ないし6のいずれか1項に記載の媒体処理システム。
  8. 媒体の処理を指示する制御データを受信し、
    受信した前記制御データに基づいて、前記媒体を処理し、
    前記媒体を処理した後、前記媒体の搬送を停止し、
    前記媒体の搬送を停止したときに、前記媒体の前記媒体の搬送方向と異なる方向の変位の検出の待機を示す情報を生成して送信し、
    前記媒体の変位を検出したときに、前記媒体を切断することを特徴とする媒体処理装置の制御方法。
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