JP2015134475A - 印刷装置、及び印刷装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷装置1は、搬送モーター70を駆動して第1の被検出部及び第2の被検出部を有する記録媒体を搬送し、記録媒体の搬送中、第1の被検出部を紙検出センサー50で検出し、第1の検出部を紙検出センサー50で検出した後、第2の被検出部を紙検出センサー50で検出するまでの搬送モーター70の回転量を検出し、検出した搬送モーター70の回転量に基づいて、紙検出センサー50に対応する検出位置から、オートカッターユニット43に対応する切断位置へ記録媒体を搬送させる搬送モーター70の回転量を算出する。
【選択図】図5
Description
特許文献1に係る印刷装置は、カッター部で用紙を切断する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、印刷装置、及び、印刷装置の制御方法について、記録媒体が有する被検出部の検出結果に基づいて記録媒体の搬送量を調整し、記録媒体を所望の位置で切断できるようにすることを目的とする。
本発明の構成によれば、印刷装置は、第1の被検出部が搬送検出部で検出された後、第2の被検出部が前記搬送検出部で検出されるまでに回転検出部で検出されるモーターの回転量に基づいて、搬送検出部から切断部へ記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出する。このため、印刷装置は、第1の被検出部が搬送検出部で検出された後、第2の被検出部が前記搬送検出部で検出されるまでに回転検出部で検出されるモーターの回転量を反映して、搬送検出部から切断部へ記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出することができ、算出したモーターの回転量に基づいてモーターを駆動して記録媒体の搬送を行うことにより、記録媒体が有する被検出部の検出結果に基づいて記録媒体の搬送量を調整し、記録媒体を所望の位置で切断できる。
本発明の構成によれば、印刷装置は、2つの被検出部の間の間隔の情報、及び、搬送検出部と切断部との間の間隔の情報を記憶し、これら情報と、第1の被検出部が搬送検出部で検出された後、第2の被検出部が搬送検出部で検出されるまでに回転検出部で検出されるモーターの回転量と、に基づいて、搬送検出部から切断部へ記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出する。ここで、2つの被検出部の間の間隔の情報及び搬送検出部と切断部との間の間隔の情報は、印刷装置の個体差を反映した情報である。また、第1の被検出部が搬送検出部で検出された後、第2の被検出部が搬送検出部で検出されるまでに回転検出部で検出されるモーターの回転量は、記録媒体を、所定距離、搬送するときのモーターの回転量である。従って、検出されるモーターの回転量の値は、記録媒体の種類の相違に起因して搬送量に相違が生じる場合は、記録媒体の種類の相違に起因して変化する。印刷装置は、印刷装置の個体差を反映した2つの被検出部の間の間隔の情報、搬送検出部と切断部との間の間隔の情報、記録媒体の種類の相違によって変化するモーターの回転量の検出結果、に基づいてモーターの回転量を算出するため、算出するモーターの回転量の値を、印刷装置の個体差、記録媒体の種類の相違を反映した値とすることができる。
本発明の構成によれば、印刷装置は、2つの被検出部の間の間隔の情報と前記搬送検出部と前記切断部との間の間隔の情報との比率に基づいて、検出したモーターの回転量に対応する搬送検出部から切断部へ記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出できる。
本発明の構成によれば、第2の被検出部が検出されたときに、搬送検出部から切断部へ前記記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出する。このため、第2の検出部が検出され、搬送検出部から切断部へ前記記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出可能な状態となった後にモーターの回転量を算出できる。
本発明によれば、第1の紙片の第1の被検出部、及び、第2の被検出部を利用した検出結果に基づいて算出したモーターの回転量を用いて、第2の紙片の搬送を実行できる。
本発明の構成によれば、より精密にモーターの回転量を算出できる。
本発明の構成によれば、用紙の交換があった場合に、交換前の用紙に対応する情報が示すモーターの回転量を用いた搬送が行われることを防止できる。
本発明の構成によれば、印刷装置は、第1の被検出部が搬送検出部で検出された後、第2の被検出部が前記搬送検出部で検出されるまでに回転検出部で検出されるモーターの回転量に基づいて、搬送検出部から切断部へ記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出する。このため、印刷装置は、第1の被検出部が搬送検出部で検出された後、第2の被検出部が前記搬送検出部で検出されるまでに回転検出部で検出されるモーターの回転量を反映して、搬送検出部から切断部へ記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出することができ、算出したモーターの回転量に基づいてモーターを駆動して記録媒体の搬送を行うことにより、記録媒体が有する被検出部の検出結果に基づいて記録媒体の搬送量を調整し、記録媒体を所望の位置で切断できる。
図1は本実施形態に係る印刷装置1の斜視図である。
印刷装置1は、空港における航空会社のサービスカウンター等に設けられ、バゲッジタグや、ボーディングパス等の単票を発行する機能を有する。
バゲッジタグや、ボーディングパスの表面には、印刷装置1により、所定の情報が印刷される。例えば、バゲッジタグの表面には、飛行機の便番号や、荷物の所有者の氏名等の情報が印刷される。
また、バゲッジタグや、ボーディングパスには、RFID(Radio frequency identification)タグ10Aが搭載される場合がある。RFIDタグ10Aには、印刷装置1により、所定の情報が記録される。例えば、バゲッジタグのICタグには、荷物(バゲッジ)を搭乗する飛行機の便の番号や、バゲッジタグを発行した日時等が記録される。
給紙装置2は、ロール紙7(記録媒体)を収容する。給紙装置2は、印刷ユニット3に着脱可能に接続されるベース板4と、このベース板4に取り付けられる用紙保持部5と、用紙保持部5に取り付けられるロール紙支軸6とを備える。ロール紙支軸6には、ロール紙7が装着される。ロール紙支軸6の一方の端部には、ロール紙支軸6に直交する方向にロール紙抜け止め用の抜け防止軸8が取り付けられる。また、ロール紙支軸6の他方の端部にはロール紙幅調整の円盤状のスペーサー9が着脱可能に取り付けられており、幅の異なるロール紙7が、装着可能である。
図2に示すように、ロール紙7は、一定長の紙片10が長手方向(搬送方向Fに対応する方向)に連続して接続された用紙である。紙片10は、印刷装置1により後述する所定の処理が施され、切り離された後、例えば、バゲッジタグとして用いる。紙片10の所定の部位にはRFIDタグ10Aが貼付または埋設される。
図2に示すように、互いに隣接する紙片10は、接続部10Bで接続される。接続部10Bには、短手方向に延在する被切断部10Cが設けられる。後述するように、ロール紙7は、印刷装置1によって、被切断部10Cで切断され、対応する紙片10が切り離される。切断を円滑に行うため、被切断部10Cをミシン目や、折り目を入れる構成であってもよい。
被切断部10Cには、短手方向に間隔を開けて3つの貫通孔10Dが設けられる。貫通孔10Dは、後述する紙検出センサー50による接続部10Bの検出に用いられる。ここでは貫通孔10Dを3つとしたが、これに限定されない。
以下の説明では、1の紙片10について、印刷装置1にセットされたときに搬送方向Fの下流側に位置する接続部10B(第1の被検出部)を「前端接続部10X」と表現する。また、1の紙片10について、印刷装置1にセットされたときに搬送方向Fの上流側に位置する接続部10B(第2の被検出部)を「後端接続部10Y」と表現する。
本体ケース11Aは、外装ケース11のベースとなる部品であって、外装ケース11の他のケース部品や、給紙装置2等が取り付けられる。本体ケース11Aには、電源のオン/オフを指示する電源スイッチDSが設けられる。
前部ケース12は、本体ケース11Aに取り付けられるケース部品である。前部ケース12の前面11bにおいて、その上下方向の中程の位置には、ロール紙7を排出する排出口28が設けられる。
カバー16は、外装ケース11に、開閉自在に設けられる。外装ケース11の後端面11aと、カバー16の先端部との間には、ロール紙7を挿入する用紙挿入口26が設けられる。
図3に示すように、カバー16を回動させて開くと上面開口部13が露出する。また、外装ケース11の一方の側面14には、上面開口部13から連続する側面開口部15が形成される。カバー16は、図1に示す閉じ位置において上面開口部13および側面開口部15を封鎖する。カバー16は、上面開口部13を封鎖するカバー天板部分17(図1)と、側面開口部15を封鎖するカバー側板部分18とを備える。カバー16は、回転軸を中心として、図1に示す閉じ位置から、図3に示す開位置まで開くことができる。カバー16を開くと、外装ケース11の内部に設けられるロール紙7の搬送経路39、及び、搬送経路39の上側に形成される用紙溜まり部20が開放状態となり、これらに対して、上面開口部13及び側面開口部15からアクセス可能になる。
印刷ユニット3は、USBケーブル29を介して、後述するホストコンピューター55(図5)に接続され、ホストコンピューター55との間でデータを送受信する。
用紙挿入口26から排出口28へ向かう方向が、搬送方向Fである。ロール紙7は、印刷装置1により、搬送方向Fに搬送される。
印刷ユニット3の内部機構は、外装ケース11によって覆われた板金製の本体フレーム30に、印刷ユニット3の構成部品が搭載された構成を有する。本体フレーム30には上方に突出した左右の支持腕31が設けられ、これらの支持腕31の間にヒンジ軸32が、外装ケース11の幅方向に架け渡される。カバー16は、ヒンジ軸32の軸まわりに回動自在に設けられる。
搬送経路39は、用紙挿入口26に近い上流側の傾斜搬送経路39Aと、下流側の傾斜搬送経路39Bと、さらに下流側において排出口28近傍の水平搬送経路39Cとを有する。傾斜搬送経路39Aは、用紙挿入口26から下向きに傾斜して延び、テンションローラー36に至る経路である。傾斜搬送経路39Bは、テンションローラー36から下流側において上方に向けて傾斜して延び、プラテンローラー42に達する経路である。傾斜搬送経路39Bは、上下に対向して配置された用紙ガイド37、38によって形成される。また、水平搬送経路39Cは、プラテンローラー42から下流側すなわち前側に水平に延びて排出口28に繋がる経路である。
傾斜搬送経路39Bには、紙片10に印刷を行うサーマルヘッド41が下向きに配置される。プラテンローラー42は、サーマルヘッド41に対向して配置される。プラテンローラー42は、サーマルヘッド41の発熱面に押し付けて配置される。プラテンローラー42の回転によって紙片10が搬送される。水平搬送経路39Cには、排出口28の近傍にオートカッターユニット43(切断部)が配置されており、サーマルヘッド41により印刷されたロール紙7はオートカッターユニット43により切断される。
紙検出センサー50は、検出位置T1に設けられた透過型の光センサーであり、搬送経路39を搬送されるロール紙7に設けられた貫通孔10Dに対応する位置に設けられる。紙検出センサー50の検出値は、所定の信号処理回路を介して、制御部100(後述)に送信される。検出位置T1に貫通孔10Dが位置するときに紙検出センサー50が検出する検出値と、検出位置T1にロール紙7の貫通孔10D以外の部位が位置するときに紙検出センサー50が検出する検出値とは異なる。制御部100は、紙検出センサー50の検出値の変化に基づいて、検出位置T1にロール紙7の接続部10Bが至ったことを検出する。
図4(B)は、印刷装置1に形成された搬送経路39と、搬送経路39の検出位置T1、印刷位置T2、及び、切断位置T3と、を示す図である。
印刷位置T2は、サーマルヘッド41によってドットの形成が行われる位置である。サーマルヘッド41は、発熱素子によって感熱紙のロール紙7にドットを形成する。サーマルヘッド41には、複数の発熱素子が搬送方向Fと交わる方向に延在して構成される発熱素子列を有する。印刷位置T2は、発熱素子列の位置に対応する位置である。
切断位置T3は、オートカッターユニット43でロール紙7が切断される位置である。オートカッターユニット43は、固定刃に可動刃が交差することによってロール紙7を切断する。切断位置T3は、可動刃の位置に対応する位置である。
図4(B)に示すように、搬送経路39で、検出位置T1の搬送方向F下流に、印刷位置T2が位置する。印刷位置T2の搬送方向F下流に、切断位置T3が位置する。
RFIDタグ10Aは、タグ読書装置46等の外部の装置から送信される無線信号を受信するアンテナを備え、このアンテナに誘起される電力によりICを駆動する受動型のICタグである。本実施形態のタグ読書装置46及びRFIDタグ10Aは、無線タグとして所定のプロトコルに従って無線信号を送受信する。
タグ読書装置46は、RFIDタグ10Aに対するデータの書き込み又はデータの読み出しを行う場合、まず、所定周波数の搬送波を送信し、この搬送波に重畳して検出信号を送信する。タグ読書装置46が送信した搬送波によってRFIDタグ10Aのアンテナに起電力が誘起されると、この電力によりRFIDタグ10AのICがオンに切り替わり、検出信号を受信して、この検出信号に対して応答する信号を送信する。タグ読書装置46は、RFIDタグ10Aが送信した応答信号を受信すると、搬送波の出力を継続しながら、このRFIDタグ10Aをデータの書き込み及びデータの読み出しの対象として設定する。タグ読書装置46は、データの書き込み及びデータの読み出しを開始する旨を通知する信号を送信する。その後は、タグ読書装置46が搬送波の出力を継続しながら、タグ読書装置46とRFIDタグ10Aとの間で無線信号が送受信され、RFIDタグ10Aに記録されるデータの読み出し、及び、RFIDタグ10Aが有するICの書き換え可能な記憶領域に対するデータの書き込みが行われる。
制御システム91は、印刷装置1と、ホストコンピューター92と、を備える。ホストコンピューター92は、印刷装置1を制御するコンピューターであり、印刷装置1に対して、画像の印刷や、RFIDタグ10Aへのデータの読み出し、書き込みを指示する制御データを送信する機能を有する。
図5に示すように、印刷装置1は、制御部100を備える。
制御部100は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、印刷装置1を制御する。制御部100は、例えば、CPUによってファームウェアを読み出して実行して、印刷装置1を制御する。
制御部100は、機能ブロックとして、回転検出部100a、及び、搬送調整部100bを備える。これら機能ブロックについては後述する。
制御部100は、ホストコンピューター92から受信した制御データに基づいて、タグ読書装置46を制御して、RFIDタグ10Aに対するデータ読み出し及びデータの書き込みを実行する。例えば、紙片10がバゲッジタグの場合、制御部100は、取扱航空会社や、出発空港、行き先の空港、トランジットする空港、バゲッジタグを発行したカウンター、対応する搭乗券の番号、搭乗便等を示すデータをRFIDタグ10Aに書き込む。
制御部100は、ヘッド駆動回路101を制御して、サーマルヘッド67を駆動し、紙片10に印刷する。
制御部100は、モーター駆動回路102を制御して、搬送モーター70(モーター)を駆動する。搬送モーター70の駆動に応じて、プラテンローラー42が回転し、プラテンローラー42の回転に応じて、紙片10が搬送される。搬送モーター70は、ステッピングモーターである。
搬送モーター70、及び、プラテンローラー42は、「搬送部」として機能する。
制御部100は、モーター駆動回路102を制御して、カッター駆動モーター76を駆動する。カッター駆動モーター76の駆動に応じて、オートカッターユニット43が有する可動刃75が移動し、紙片10を接続部10Bにて切断する。
入力部104は、電源スイッチDSを備え、当該スイッチに対する操作を検出し、制御部100に送信する。
記憶部105は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。
通信I/F106は、制御部100の制御で、所定の通信規格で、ホストコンピューター92と通信する。
ホスト制御部108は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、ホストコンピューター92を制御する。
ホスト表示部109は、液晶パネル等の表示パネル110を備え、ホスト制御部108の制御で、表示パネル110に画像を表示する。
ホスト入力部111は、操作スイッチや、入力デバイスに接続され、操作スイッチや、入力デバイスに対する操作を検出して、ホスト制御部108に送信する。
ホスト記憶部112は、EEPROMや、ハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。
ホスト通信I/F113は、ホスト制御部108の制御で、所定の通信規格で、印刷装置1と通信する。
ホストコンピューター92には、複数のアプリケーションAP(第1アプリケーションAP1〜第nアプリケーションAPn)がインストールされており、いずれかのアプリケーションを選択的に立ち上げて動作させることが可能となる。
上述したように、印刷装置1は、空港において、航空会社のサービスカウンターに設けられるものであるが、その場合、複数の航空会社が1つの印刷装置1、および、印刷装置1を含んで構成された制御システム91を共有する場合がある。
複数の航空会社が1つの制御システム91を共有する場合、各航空会社は、専用のアプリケーションの機能によって、バゲッジタグや、ボーディングパス等の単票を印刷装置1に発行させる。このため、ホストコンピューター92には、事前に、航空会社ごとのアプリケーションAPがインストールされる。
本例では、第1航空会社〜第n航空会社のアプリケーションAPとして、第1アプリケーション〜第nアプリケーションのn個のアプリケーションAPが事前にインストールされる。図6は、複数のアプリケーションAPのうち、いずれかのアプリケーションAPが、起動して、動作可能であることを表現している。
アプリケーションAPは、少なくとも、単票の発行にあたり、発行する単票のRFIDタグ10Aに書き込む情報を含むデータ(以下、「書込データ」という。)、単票に印刷する画像に関する情報を含むデータ(以下、「印刷データ」)という。)を生成する機能を有する。
アプリケーションAPのそれぞれは、単票の発行にあたり、書込データ、および、印刷データを生成し、これらデータを含む処理データを、プロトコルに従ってミドルウェアMWに送信する。
設定ファイルSFは、印刷に関する各種設定の設定値が含まれるファイルである。印刷に関する設定とは、例えば、印刷速度や、印刷濃度、余白の状態、印刷開始位置、印刷終了位置等である。また、設定ファイルSFには、設定値として、動作モードを指定する情報(以下、「動作モード情報」という。)が含まれる。
制御部100は、設定ファイルSFを参照し、指定された動作モードで動作する。また、制御部100は、設定ファイルSFに含まれる各種設定の設定値に基づいて、印刷を実行する。
図6に示すように、設定ファイルSFは、アプリケーションAPに対応して存在する。図6の例では、第n設定ファイルSFnは、第nアプリケーションAPnに対応する設定ファイルSFである。航空会社の担当者は、所望の設定値が記述された設定ファイルSFを事前に印刷装置1の記憶部105に記憶させる。航空会社による設定ファイルSFの記憶は、例えば、アプリケーションAPや、ミドルウェアMWの機能によりユーザーインターフェースが提供され、このユーザーインターフェースを介して行われる。また例えば、印刷装置1のメンテナンスのソフトウェアツールを用いて行われる。
以下の説明では、印刷装置1にロール紙7がセットされる。また、処理対象の紙片10の前端接続部10Xは、切断された状態である。
ホストコンピューター92のホスト制御部108は、所定のアプリケーションAP及びミドルウェアMWの機能により、制御データを生成し、印刷装置1に送信する。制御データには、印刷制御データ、及び、書込制御データが含まれる。
印刷装置1の制御部100は、受信した制御データに基づいて以下の処理を実行する。
制御部100は、モーター駆動回路102を制御して搬送モーター70を駆動し、紙片10を搬送方向Fへ向かって搬送する。
紙片10の搬送方向Fへの搬送中、制御部100は、制御データに含まれる書込制御データに基づいて、タグ読書装置46を制御し、RFIDタグ10Aにデータを書き込む。また、制御部100は、制御データに含まれる印刷制御データに基づいて、ヘッド駆動回路101及び機構を制御して、紙片10の表面に印刷する。
RFIDタグ10Aへのデータの書き込み、及び、紙片10の表面への印刷の完了後、制御部100は、以下の処理を行う。制御部100は、モーター駆動回路102を制御して搬送モーター70を駆動し、紙片10の後端接続部10Yが、切断位置T3に位置するように、紙片10を搬送する。次いで、制御部100は、モーター駆動回路102を制御してカッター駆動モーター76を駆動し、オートカッターユニット43により、紙片10を後端接続部10Yにて切断する。これにより、紙片10が、ロール紙7から切り離されて、1枚の単票が発行される。
上述したように、印刷装置1は、1の紙片10について、当該1の紙片10の後端接続部10Yを、切断位置T3に位置させた後、切断する。
ここで、印刷装置1にセットされるロール紙7の種類が異なると、ロール紙7の材質の相違に起因して、ステッピングモーターである搬送モーター70に同一数のパルス信号を送信した場合に、実際にロール紙7が搬送される搬送量が異なることがある。また、印刷装置1には、製造段階で生じる個体差があり、異なる印刷装置1で、搬送モーター70に同一数のパルス信号を送信した場合に、実際にロール紙7が搬送される搬送量が異なる場合がある。
本実施形態に係る印刷装置1は、紙片10の後端接続部10Yを切断位置T3に位置させる際の紙片10の搬送量を調整し、ロール紙7の種類にかかわらず、また、印刷装置の個体差にかかわらず、後端接続部10Yを切断する。以下、印刷装置1の動作について詳述する。
印刷装置1は、ロール紙7の搬送中、ロール紙7を構成する各紙片10について、図7のフローチャートで示す処理を実行する。
図7のフローチャートでは、サーマルヘッド41による印刷の処理や、タグ読書装置46によるRFIDタグ10Aへのデータの書き込みの処理を省略する。これら処理はロール紙7の搬送中、制御部100の制御で、所定のタイミングで実行される。
以下の図7を用いた説明において、後端接続部10Yの切断を行う紙片10のことを、他の紙片10と区別して、「処理対象ラベル用紙」と表現し、後の図8で、符号「10Q」を付して表す。
また、以下の説明では、ステッピングモーターである搬送モーター70に、1のパルス信号を出力して、モーター軸を1ステップ角、回転させることを、「搬送モーター70を、1ステップ、回転させる」と表現する。周知のとおり、ステッピングモーターのモーター軸は、1のパルス信号の入力に応じて、1ステップ角(例えば、「0.72°」)、回転する。
図8(A)〜図8(C)は、検出位置T1、印刷位置T2、及び、切断位置T3を示し、これらの位置と処理対象紙片10Qの位置との関係を示す図である。
図8(A)は、処理対象紙片10Qの前端接続部10Xが検出位置T1に位置したときの状態を示す。ステップSA1では、回転検出部100aは、処理対象紙片10Qが、図8(A)に示す状態となったことを検出する。
ステップSA1において、検出位置T1に、処理対象紙片10Qの前端接続部10Xが位置したことを検出した場合(ステップSA1:YES)、回転検出部100aは、搬送モーター70のステップ数の計測を開始する(ステップSA2)。例えば、回転検出部100aは、「0」を初期値とする整数値について、搬送モーター70を、1ステップ、回転させる度にインクリメントし、上記計測を行う。
次いで、回転検出部100aは、紙検出センサー50の検出値に基づいて、検出位置T1に、処理対象紙片10Qの後端接続部10Yが位置したか否かを検出する(ステップSA3)。
図8(B)は、処理対象紙片10Qの後端接続部10Yが検出位置T1に位置したときの状態を示す。ステップSA3では、回転検出部100aは、処理対象紙片10Qが、図8(B)に示す状態となったことを検出する。
ステップSA3において、検出位置T1に、処理対象紙片10Qの後端接続部10Yが位置したことを検出した場合(ステップSA3:YES)、回転検出部100aは、搬送モーター70のステップ数の計測を終了する(ステップSA4)。
回転検出部100aが、計測した搬送モーター70のステップ数は、処理対象紙片10Qについて、前端接続部10Xが検出位置T1に位置した後、後端接続部10Yが検出位置T1に位置するまでに要した搬送モーター70のステップ数(モーターの回転量)である。
次いで、制御部100の搬送調整部100bは、回転検出部100aが計測した搬送モーター70のステップ数を取得する(ステップSA5)。以下、ステップSA5で取得したステップ数を、「計測ステップ数」という。
次いで、搬送調整部100bは、取得した計測ステップ数に基づいて、算出回転量を算出する(ステップSA6)。以下、ステップSA6の処理について詳述する。
測定用ロール紙7Pのセット後、印刷装置1は、測定用ロール紙7Pの搬送方向Fへの搬送を実行する。測定用ロール紙7Pの搬送中、測定用ロール紙7Pを構成する1の測定用紙片10Pについて、前端接続部10Lが検出位置T1に位置してから、後端接続部10Mが検出位置T1に位置するまでに要する搬送モーター70のステップ数の計測が行われる。当該計測は、例えば、印刷装置1の製造段階で使用する専用のツールを用いて行われる。計測されたステップ数を示す情報(以下、「測定紙片長情報」という。)は、データとして、記憶部105の所定の記憶領域に記憶される。
測定紙片長情報は、印刷装置1を駆動して計測された測定用紙片10Pの前端接続部10L及び後端接続部10Mの間の間隔の情報(2つの被検出部の間の間隔の情報)である。
さらに、測定用ロール紙7Pを構成する1の測定用紙片10Pについて、後端接続部10Mが検出位置T1に位置してから、後端接続部10Mを切断位置T3に位置させる搬送モーター70のステップ数が計測される。計測されたステップ数を示す情報(以下、「測定回転量情報」という。)は、データとして、記憶部105の所定の記憶領域に記憶される。
測定回転量情報は、印刷装置1を駆動して計測された検出位置T1から切断位置T3に測定用紙片10Pを搬送させるステップ数を示す情報(搬送検出部と切断部との間の間隔の情報)である。
上述したように、印刷装置1には、製造段階で生じる個体差があり、異なる印刷装置1で、搬送モーター70に同一数のパルス信号を出力した場合に、実際にロール紙7が搬送される搬送量が異なる場合がある。従って、測定紙片長情報の値、及び、測定回転量情報の値は、印刷装置1によって異なる場合がある。換言すれば、測定紙片長情報の値、及び、測定回転量情報の値は、印刷装置1の製造段階で生じる個体差を反映した値である。
搬送調整部100bは、測定紙片長情報が示すステップ数、及び、測定回転量情報が示すステップ数の比と、ステップSA5で取得した計測ステップ数、及び、算出回転量の比と、が同様となるように、算出回転量を算出する。つまり、搬送調整部100bは、「測定紙片長情報が示すステップ数:測定回転量情報が示すステップ数=計測ステップ数:算出回転量」となるよう、算出回転量を算出する。
上述したように、印刷装置1にセットされるロール紙7の種類が異なると、ロール紙7の材質の相違に起因して、搬送モーター70を同一のステップ数、回転させた場合に、実際にロール紙7が搬送される搬送量が異なることがある。一方で、事前のテストやシミュレーションの結果、ロール紙7の種類が異なる場合であっても、測定紙片長情報が示すステップ数、及び、測定回転量情報が示すステップ数の比と、計測ステップ数、及び、算出回転量の比と、は同様となることが判明した。従って、上記方法で算出回転量を算出することにより、セットされたロール紙7の種類にかかわらず(ロール紙7の材質にかかわらず)、処理対象紙片10Qの後端接続部10Yを切断位置T3に位置させる算出回転量を算出できる。また、測定紙片長情報の値、及び、測定回転量情報の値は、印刷装置1の製造段階で生じる個体差を反映した値である。従って、上記方法で算出回転量を算出することにより、算出回転量の値を、印刷装置1の製造段階で生じる個体差を反映した値とすることができる。
ステップSA6で算出回転量を算出した後、搬送調整部100bは、算出した算出回転量が示すステップ数分、搬送モーター70を回転させる(ステップSA7)。この結果、処理対象紙片10Qの後端接続部10Yが、切断位置T3に位置した状態となる(図8(C)参照)。
次いで、制御部100は、モーター駆動回路102を制御してカッター駆動モーター76を駆動し可動刃を移動させてオートカッターユニット43によりロール紙7の切断を実行する(ステップSA8)。算出回転量に基づいてロール紙7の搬送が行われた結果、処理対象紙片10Qの後端接続部10Yは、切断位置T3に位置しているため、ステップSA8の処理により、ロール紙7は、後端接続部10Yにて切断される。
この構成によれば、印刷装置1は、前端接続部10Xが紙検出センサー50で検出された後、後端接続部10Yが紙検出センサー50で検出されるまでに回転検出部100aで検出される搬送モーター70のステップ数を反映して、算出回転量を算出することができる。算出した算出回転量に基づいて搬送モーター70を駆動してロール紙7の搬送を行うことにより、ロール紙7が有する接続部10B(被検出部)の検出結果に基づいてロール紙7の搬送量を調整し、ロール紙7を所望の位置で切断できる。
この構成によれば、印刷装置1は、印刷装置1の個体差を反映した測定紙片長情報及び測定回転量情報と、ロール紙7の種類の相違によって値が変化する計測ステップ数とに基づいて、算出回転量を算出する。このため、算出する算出回転量の値を、印刷装置1の個体差を反映し、ロール紙7の種類の相違を反映した値とすることができる。このため、印刷装置1は、算出した算出回転量に基づいて搬送モーター70を駆動してロール紙7を搬送することにより、セットされるロール紙7の種類にかかわらず、また、印刷装置1の個体差にかかわらず、所望の位置でロール紙7を切断することができる。また、これを行うことで環境変化や部品の磨耗が発生した場合でも対応することができる。
この構成によれば、印刷装置1は、ロール紙7の種類が異なる場合であっても、測定紙片長情報が示すステップ数、及び、測定回転量情報が示すステップ数の比と、計測ステップ数、及び、算出回転量の比とを用いて、算出回転量を算出できる。
ここで、ロール紙7の1の紙片10の前端接続部10Xを第1の被検出部とし、後端接続部10Yを第2の被検出部とする。この1の紙片10の搬送方向Fの上流側に位置する他の紙片10の前端接続部10Xを第3の被検出部とし、後端接続部10Yを第4の被検出部とする。印刷装置1の搬送調整部100bは、当該1の紙片10の第2の被検出部が検出されたときに、算出回転量を算出する。
この構成のため、第2の検出部が検出され、算出回転量を算出可能な状態となった後に、算出回転量を算出でき、当該1の紙片10の搬送に、算出回転量を利用できる。
この構成によれば、ロール紙7を構成する各紙片10について算出回転量を算出するため、より精密に所望の位置での切断を実行できる。
次に、変形例について説明する。
上述した実施形態では、ロール紙7を構成する紙片10について、印刷装置1は、紙片10単位で計測ステップ数を取得し、取得した計測ステップに基づいて算出回転量を算出していた。
一方で、以下の構成であってもよい。印刷装置1の搬送調整部100bは、ロール紙7を構成する所定の1枚の紙片10の計測ステップ数を取得し、算出回転量を算出し、算出回転量を示すデータを記憶する。所定の1枚の紙片10は、計測ステップ数を1回目に取得する紙片10である。そして、搬送調整部100bは、ロール紙7を構成する他の紙片10について、記憶したデータが示す算出回転量に基づいて、切断位置T3への搬送を実行する。
つまり、印刷装置1は、以下の処理を実行する。ここで、ロール紙7の1の紙片10の前端接続部10Xを第1の被検出部とし、後端接続部10Yを第2の被検出部とする。この1の紙片10の搬送方向Fの上流側に位置する他の紙片10の前端接続部10Xを第3の被検出部とし、後端接続部10Yを第4の被検出部とする。印刷装置1の搬送調整部100bは、当該他の紙片10の第4の被検出部を検出したときに、当該1の紙片10についての検出結果に基づいて算出した算出回転量により、搬送を実行する。
この構成によれば、紙片10に応じて、算出回転量を算出する必要がなく、処理負荷の軽減を図ることができる。
また、以下の構成であってもよい。印刷装置1の搬送調整部100bは、ロール紙7を構成する所定の複数の紙片10の計測ステップ数を記憶する。所定の複数の紙片10は、例えば、計測ステップ数を1〜3回目に取得する3枚の紙片10である。次いで、搬送調整部100bは、記憶した計測ステップの平均値を算出する。次いで、搬送調整部100bは、計測ステップの平均値に基づいて算出回転量を算出する。次いで、搬送調整部100bは、算出回転量を示すデータを記憶する。そして、搬送調整部100bは、ロール紙7を構成する他の紙片10について、記憶したデータが示す算出回転量に基づいて、切断位置T3への搬送を実行する。
つまり、印刷装置1は、以下の処理を実行する。ロール紙7の1の紙片10の前端接続部10Xを第1の被検出部とし、後端接続部10Yを第2の被検出部とする。この1の紙片10の搬送方向Fの上流側に位置する他の紙片10の前端接続部10Xを第3の被検出部とし、後端接続部10Yを第4の被検出部とする。印刷装置1の搬送調整部100bは、第1の被検出部、及び、第2の被検出部の検出結果に基づく計測ステップ数と、第3の被検出部、及び、第4の被検出部の検出結果に基づく計測ステップ数の平均値に基づいて算出回転量を算出する。搬送調整部100bは、算出した算出回転量を示すデータを記憶する。
この構成によれば、紙片10に応じて、算出回転量を算出する必要がなく、処理負荷の軽減を図ることができる。また、上記構成によれば、1枚の紙片10について算出された算出回転量を用いる場合と比較して、算出回転量を、複数の紙片10について検出された計測ステップ数を反映した、より精密なものとすることができる。
上記の場合において、搬送調整部100bは、ロール紙7の交換があったか否かを検出し、ロール紙7の交換があった場合、記憶したデータを消去する。これにより、ロール紙7の交換があった場合に、交換前のロール紙7に係る算出回転量に基づいて搬送が行われることが防止される。例えば、搬送調整部100bは、上記処理を以下のようにして行う。搬送調整部100bは、カバー16が開いたか否かを検出し、カバー16が開いたことを検出した場合、データの消去を行う。カバー16が開いた場合、ロール紙7の交換が行われた可能性があるからである。また、搬送調整部100bは、例えば、電源がオフされた後、電源がオンした場合に、データの消去を行う。電源のオフ中に、ロール紙7の交換が行われた可能性があるからである。
例えば、上述した実施形態では、回転検出部100aは、搬送モーター70のステップ数を検出することにより、モーターの回転量を検出する構成であった。一方、搬送モーター70に対応してロータリーエンコーダー設け、ロータリーエンコーダーによりモーターの回転量を検出する構成であってもよい。
例えば、印刷装置1は、動作モードが特定の動作モードである場合、上述した処理を実行する構成であってもよい。
また、図5に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、印刷装置1の機能を、当該装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、印刷装置1は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種処理を実行しても良い。
Claims (8)
- 第1の被検出部及び第2の被検出部を有する紙片を含む記録媒体を収容する収容部と、
駆動力を発生させるモーター及び前記モーターの駆動力が伝達されて前記記録媒体を搬送するローラーを有する搬送部と、
モーターの回転量を検出する回転検出部と、
前記第1の被検出部及び前記第2の被検出部を検出する搬送検出部と、
前記搬送検出部の前記記録媒体の搬送方向の下流に配設されて、前記記録媒体を切断する切断部と、
前記第1の被検出部が前記搬送検出部で検出された後に前記第2の被検出部が前記搬送検出部で検出されるまでに前記回転検出部で検出されるモーターの回転量に基づいて、前記搬送検出部から前記切断部へ前記記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出する搬送調整部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 2つの被検出部の間の間隔の情報、及び前記搬送検出部と前記切断部との間の間隔の情報を記憶する記憶部を備え、
前記搬送調整部は、
前記第1の被検出部が前記搬送検出部で検出された後に前記第2の被検出部が前記搬送検出部で検出されるまでに前記回転検出部で検出されるモーターの回転量と、前記記憶部で記憶された前記2つの被検出部の間の間隔の情報と、前記搬送検出部と前記切断部との間の間隔の情報と、を用いて前記搬送検出部から前記切断部へ前記記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出する請求項1に記載の印刷装置。 - 前記搬送調整部は、
2つの被検出部の間の間隔の情報と前記搬送検出部と前記切断部との間の間隔の情報との比率に基づいて、
前記第1の被検出部が前記搬送検出部で検出された後に前記第2の被検出部が前記搬送検出部で検出されるまでに前記回転検出部で検出されるモーターの回転量から、前記搬送検出部から前記切断部へ前記記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出する請求項2に記載の印刷装置。 - 前記記録媒体は、第3の被検出部及び第4の被検出部を有する第2の紙片を有し、
前記搬送調整部は、
前記第2の被検出部が前記搬送検出部で検出されたときに、前記搬送検出部から前記切断部へ前記記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出する請求項2または3に記載の印刷装置。 - 前記第4の被検出部を検出したときに、算出した前記搬送検出部から前記切断部へ前記記録媒体を搬送させるモーターの回転量に基づいて前記モーターを駆動する請求項4に記載の印刷装置。
- 前記搬送調整部は、
前記第1の被検出部が前記搬送検出部で検出された後に前記第2の被検出部が前記搬送検出部で検出されるまでに前記回転検出部で検出されるモーターの回転量と、前記第3の被検出部が前記搬送検出部で検出された後に前記第4の被検出部が前記搬送検出部で検出されるまでに前記回転検出部で検出されるモーターの回転量の平均値を算出し、算出された前記平均値に基づいて、前記搬送検出部から前記切断部へ前記記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出し、モーターの回転量を示す情報を記憶する請求項4に記載の印刷装置。 - 前記搬送調整部は、
前記記録媒体の交換があったか否かを検出し、前記記録媒体の交換があった場合、記憶した情報を消去する請求項6に記載の印刷装置。 - モーターを駆動して第1の被検出部及び第2の被検出部を有する紙片を含む記録媒体を搬送し、
前記第1の被検出部を搬送検出部で検出し、
前記第1の被検出部を前記搬送検出部で検出した後、前記第2の被検出部を前記搬送検出部で検出するまでのモーターの回転量を検出し、
検出したモーターの回転量に基づいて、前記搬送検出部から、前記搬送検出部の搬送方向の下流に配設された切断部へ前記記録媒体を搬送させるモーターの回転量を算出することを特徴とする印刷装置の制御方法。
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JPH07246738A (ja) * | 1994-03-10 | 1995-09-26 | Tec Corp | プリンタ |
JP2011006160A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 媒体搬送装置及び画像形成装置 |
JP2012183671A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Toshiba Tec Corp | 印字装置およびその制御プログラム |
-
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