JP2015029495A - ペット用吸収体 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄時に手を汚さず衛生的に廃棄することができるペット用吸収体を提供すること。【解決手段】本発明のペット用吸収体1は、植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マット2と、該尿吸収マットを被覆する液不透過性の材料からなる被覆材3とからなる板状のペット用吸収体であり、被覆材3は、ペット用吸収体の一方の面31に、液透過のための複数の開口部32を有し、ペット用吸収体の他方の面33には、開口部を有していない。【選択図】図1

Description

本発明は、猫や犬等のペットの排泄物の処理に用いられるペット用吸収体に関する。
犬や猫等のペットの排泄物を処理するためのペット用トイレとして、トイレ本体を簀の子等の液透過性構造を有する仕切部材により上下に区画して、上層部分に例えば猫砂やトイレ砂等の便床を形成する粒状物を収容し、下層部分に例えば吸水性樹脂、植物性繊維、パルプ等からなる尿吸収マット等の尿吸収体を収容して使用するものが知られている(例えば特許文献1,2,3参照)。
これらのペット用トイレは、上層部分に収容された粒状物が、ペットが排泄する尿を素早く通過させ、通過した尿を簀の子の通液孔等を介して下層部分に落下させ、落下した尿を下層部分のトレーに収容された尿吸収体に吸収させるものである。
尿吸収体の一つの形態として、液不透過性のバックシートと液透過性の不織布との間に吸収体を備えた、いわゆるペットシーツが知られている(特許文献4参照)。これらのシート状吸収体によれば、シート交換時に吸収体に直接触れることなく衛生的に交換ができる。しかし、シート状吸収体は、吸収容量を大きくするために多くの吸収材を必要とするだけでなく、コスト的にも多くの費用を要するといった欠点を有する。
一方、一般的に市販されている尿吸収体のもう一つの形態として、植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マットがある。この尿吸収マットは、厚手に成形されており、吸収容量も大きく、前記シート状吸収体に備えてある液不透過性のバックシートと液透過性の不織布を備えておらず、コスト的には優位であるが、尿吸収マットの交換時に尿を吸収したマットに触る恐れがあるため、衛生面に課題がある。
特開平7−67489号公報 特開2003−180182号公報 特開2002−84909号公報 特開2005−6604号公報
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るペット用吸収体を提供することにある。
本発明は、植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マットと、該尿吸収マットを被覆する液不透過性の材料からなる被覆材とからなる板状のペット用吸収体であって、前記被覆材は、ペット用吸収体の一方の面に、液透過のための複数の開口部を有し、該ペット用吸収体の他方の面には、開口部を有していない、ペット用吸収体を提供するものである。
また、本発明は、植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マットと、該尿吸収マットを被覆する液不透過性の材料からなる被覆材とからなる板状のペット用吸収体であって、前記被覆材に、ペット用吸収体の一方の面に、前記尿吸収マット上に開口する開口部を形成するための開封手段が設けられている、ペット用吸収体を提供するものである。
また、本発明は、トイレ本体、及び該トイレ本体を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容すると共に該下層部分に尿吸収体を収容してなるペット用トイレであって、前記トレーに、前記尿吸収体として、請求項1〜6の何れか1項に記載のペット用吸収体が、前記開口部を有する面側又は前記開封手段により開口部を形成した面側を、前記仕切部材側に向けて収容したペット用トイレを提供するものである。
本発明のペット用吸収体によれば、廃棄時に手を汚さず衛生的に廃棄することができる。
図1(a)は、本発明のペット用吸収体の第1実施形態を示す斜視図であり、図1(b)は、第1〜第5実施形態のペット用吸収体に含まれている尿吸収マットを示す斜視図である。 図2は、本発明のペット用吸収体の第2実施形態の使用時に鉛直方向の下方に向けられる面側を示す斜視図である。 図3は、本発明のペット用吸収体の第3実施形態を示す斜視図である。 図4は、本発明のペット用吸収体の第4実施形態を示す斜視図である。 図5(a)は、本発明のペット用吸収体の第5実施形態を示す斜視図であり、図5(b)は、図5(a)のIII−III線断面図である。 図6(a)は、第5実施形態のペット用吸収体のミシン目を破断して開口部を形成する途中の状態を示す斜視図であり、図6(b)は、開口部が形成された状態を示す斜視図である。 図7は、本発明の更に他の実施形態を示す図5(b)相当図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態のペット用吸収体1Aは、図1(a)及び図1(b)に示すように、植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マット2と、該尿吸収マット2を被覆する液不透過性の材料からなる被覆材3とからなり、板状の形態を有する。
本発明の第2〜第4実施形態のペット用吸収体1B〜1Dも、第1実施形態と同様に、植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マット2と、該尿吸収マット2を被覆する液不透過性の材料からなる被覆材3とからなり、板状の形態を有する。
第1実施形態のペット用吸収体1Aにおける被覆材3は、図1(a)に示すように、不透過性の材料である筒状の樹脂フィルムからなり、筒状の樹脂フィルム内に、開放された端部から尿吸収マット2を収容した後、該端部又は両端部をヒートシール、超音波シール、高周波シール等によりシールすることで、尿吸収マット2を、内部に保持した状態に被覆している。ペット用吸収体1Aには、前記のシールにより、尿吸収マット2の長手方向Xの両端それぞれの外方にシール部34,34が形成されている。
第2実施形態のペット用吸収体1Bにおける被覆材3は、図2に示すように、不透過性の材料である1枚の樹脂フィルムからなり、該樹脂フィルムにおける、尿吸収マット2に巻きつけられて重ねられた両側部3a,3b及び尿吸収マット2の長手方向Xの両端から延出する部分をシールすることで、尿吸収マット2を、内部に保持した状態に被覆している。ペット用吸収体1Bには、前記のシールにより、3か所のシール部35,34,34が形成されている。なお、下方に向けられているペット用吸収体1Bの一方の面31には、図1と同様の開口部32が形成されている。
第3実施形態のペット用吸収体1Cにおける被覆材3は、図3に示すように、不透過性の材料である1枚の樹脂フィルムを2つ折りしたものであり、尿吸収マット2を、2つ折りした樹脂フィルム間に挟んだ状態で3方向をシールすることで、尿吸収マット2を、内部に保持した状態に被覆している。
第4施形態のペット用吸収体1Dにおける被覆材3は2枚の樹脂フィルムからなり、尿吸収マット2を2枚の樹脂フィルムに挟んだ状態で4方向をシールすることで、尿吸収マット2を、内部に保持した状態に被覆している。なお、図3及び図4には、第3又は第4実施形態における3方向又は4方向のシールが一筆書様に示されているが、3方向及び4方向のシール方法は必ずしもこれに制限されるものではない。
第1〜第4実施形態のペット用吸収体1A〜1D(これらを纏めてペット用吸収体1ともいう)における被覆材3は、図1(a)、図3及び図4に示すように、それぞれ、ペット用吸収体の厚み方向の一方の面31、より具体的には、ペット用トイレに使用されたときに鉛直方向の上方に向けられる一方の面31に、液透過のための複数の開口部32を有する一方、該ペット用吸収体の厚み方向の他方の面33には、液透過のための開口部を有していない。
第1〜第4実施形態のペット用吸収体1A〜1Dは、トイレ本体、及び該トイレ本体を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容すると共に該下層部分に尿吸収体を収容して使用されるペット用トイレの前記尿吸収体として好ましく用いられる。このような構成のペット用トイレとしては、特許文献1〜3に記載のものや、本出願人が提案した特開2010−239914号公報に記載のもの等が挙げられる。ペット用トイレについて、特に説明しない点は、例えば、特開2010−239914号公報に記載のものと同様に構成することができる。
第1〜第4実施形態のペット用吸収体1A〜1Dは、例えば、上述した構成のペット用トイレに用いたときに、開口部32を有しない面33は、ペットの尿で濡れた状態となりにくい。また、開口部32を有する面31は、開口部32の存在によって尿吸収マット2に尿を良好に吸収させることができるとともに、開口部32以外の部分が、液不透過性の材料からなるため、ペット用吸収体をペット用トイレから取り出すときなどに、吸液した尿吸収マット2に直接手を触れないですむ。そのため、第1〜第4実施形態のペット用吸収体1A〜1Dによれば、使用後の廃棄や交換作業を衛生的に行うことができる。
また、第1〜第4実施形態のペット用吸収体1A〜1Dにおいては、予め必要な開口部が形成されているため、使用に際して開口部を形成する作業が不要である。また、尿吸収マット2の上下面を被覆する被覆材3を同一の材料から形成することが可能であるため、上下面を別の材料で形成する場合に比して、資材数を減らしたり、製造コストの削減を図ることも可能となる。
ペット用吸収体1における被覆材3は、ペット用吸収体1の前記一方の面31に、開口部32が分散配置された開口領域36を有し、実質的に開口領域36は、ペット用吸収体における尿吸収マット2の上面に存在する。開口領域36は、図1に示すように、分散配置された開口部32の全体を最短距離で囲む線の内側の領域である。尿吸収マット2への吸液可能な十分な広さの開口部32を確保する観点から、開口領域36の面積は、ペット用吸収体1を平面視した時の尿吸収マット2の面積に対して50%以上であり、好ましくは60%以上であり、更に好ましくは70%以上である。また、使用後のペット用吸収体1をペット用トイレから取り出す時などに、ペット用吸収体1の周縁部を摘まむことによって、吸液した尿吸収マット2に直接手を触れることなく衛生的に廃棄するためには、尿吸収マット2の周縁部から内方に向かって延在する被覆材3によって形成される所定幅の領域38の幅は5mm以上であることが好ましい。また、開口領域36における開口部の面積率は、30%以上であることが、尿吸収マット2による液の吸収性を良好に維持することができるため好ましい。開口部の面積率は、より好ましくは、40%以上であり、更に好ましくは50%以上である。
ここで、開口領域36における開口部の面積率(%)は、開口領域36の面積をS,個々の開口部32の面積の合計をS1としたときに、次式により算出される。
開口部の面積率(%)=(S1/S)×100
また、開口領域36における開口部32は、実質的に円形であり、該円の直径は好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上、更に好ましくは3mm以上であり、好ましくは10mm以下、より好ましくは7mm以下、更に好ましくは5mm以下であり、例えば、好ましくは1mm以上10mm以下、より好ましくは2mm以上7mm以下、更に好ましくは3mm以上5mm以下である。
被覆材3を構成する液不透過性の材料は、一般的な包装材料で用いられている安価な材料が好ましく、例えば、合成樹脂からなる樹脂製シート(樹脂フィルム等)が好ましく用いられ、合成樹脂としては、例えば、ポリオレフィン等が好ましい。液不透過性の材料の強度等は、特に限定されるものではないが、高密度ポリエチレンや無延伸ポリプロピレンからなる樹脂製シートは、厚さの割には強度があるので、よりペット用吸収体の製造コストを安価にできる。ただし、尿吸収マットが吸った尿を漏らさないためにもシール性は確保されなければならない。また、被覆材3は、着色などにより半透明や不透明にすることができる。なお、第1、第2及び第4実施形態においては、前記一方の面31に、開口部32が千鳥状のパターンで多数形成され、第3実施形態においては、開口部32が、ペット用吸収体の長手方向及び幅方向にそれぞれ開口部が直列した開口部列が多列に形成されているが、本発明における開口部の配置パターンは、これらのパターンに限定されるものではない。
また、被覆材3は、ペット用吸収体1の前記一方の面31を形成する部分が、接触角が60°以上、より好ましくは70°以上の撥水性の材料からなることが、開口部32以外の部分に液が滞留しにくくして、該面を触ったときに濡れた感触を感じないことから好ましい。
ここで、接触角は、以下のようにして測定する。
水に対する接触角は、JIS R3257に記載の静滴法に従って測定した。具体的には、300mm×100mmのフィルムサンプルから5点以上測定ポイントをとり、各々の測定ポイントについて水に対する接触角を測定して、5点の平均値をサンプルフィルムの接触角とした。
次に、本発明の第5実施形態のペット用吸収体1Eについて説明する。
第5実施形態のペット用吸収体1Eは、図5(a)及び図5(b)に示すように、植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マット2と、該尿吸収マット2を被覆する液不透過性の材料からなる被覆材3とからなり、板状の形態を有する。
第5実施形態のペット用吸収体1Eは、ペット用吸収体の厚み方向の一方の面31、より具体的には、ペット用トイレに使用されたときに鉛直方向の上方に向けられる一方の面31に、開口部32に代えて、ミシン目4(開封手段)が設けられている点が、第1実施形態と相違し、それ以外の構成は、第1実施形態と同様である。
第5実施形態のペット用吸収体1Eによれば、ペット用トイレ等に使用する前に、図6(a)及び図6(b)に示すように、被覆材3を、ミシン目4に沿って破断することで、ペット用吸収体の上方に向けられる面31に、尿吸収マット2上に開口する開口部37を形成することができる。
第5実施形態のペット用吸収体1Eも、トイレ本体、及び該トイレ本体を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容すると共に該下層部分に尿吸収体を収容して使用されるペット用トイレの前記尿吸収体として好ましく用いられる。
第5実施形態のペット用吸収体1Eは、例えば、上述した構成のペット用トイレに用いたときに、開口部37が形成されない面33は、ペットの尿で濡れた状態となりにくい。また、開口部37を有する面31は、開口部37の存在によって尿吸収マット2に尿を良好に吸収させることができるとともに、尿吸収マット2の周縁端から内方に向かって延在する液不透過性の材料からなる所定幅の領域38が形成されるため、ペット用吸収体をペット用トイレから取り出すときなどに、ペット用吸収体1Eの周縁部を摘まむことによって、吸液した尿吸収マット2に直接手を触れないこともできる。そのため、第5実施形態のペット用吸収体1Eによれば、使用後の廃棄や交換作業を衛生的に行うことができる。
また、第5実施形態のペット用吸収体1Eにおいては、使用前まで、尿吸収マット2が個別包装された状態と同様の状態となっているため、使用前まで、尿吸収マットを破損や変質しないように保護することができる。また、必要な枚数を、カバン等に入れて持ち運ぶことも容易である。例えば、ペットを連れての旅行等において、日数に合わせて必要な枚数だけを衛生的に持ち運ぶこともできる。
また、ペット用吸収体1Eに、吸液可能な十分な広さの領域を確保する観点から、開封手段による開封によって生じる開口部37の面積は、ペット用吸収体1の平面積(平面視したときの面積)に対して、好ましくは50%以上、更に好ましくは60%以上、特に好ましくは70%以上である。また、使用後にペット用吸収体1Eをペット用トイレから取り出す時などに、ペット用吸収体1の周縁部を摘まむことによって、吸液した尿吸収マット2に直接手を触れることなく衛生的に廃棄するために、尿吸収マット2の周縁部から内方に向かって延在する被覆材3によって形成される所定幅の領域38の幅は5mm以上であることが好ましい。
第1〜第5実施形態のペット用吸収体1A〜1Eで用いた尿吸収マット2は、それ自体で保形性を有する板状をなしており、ペット用吸収体1A〜1Eは、そのような尿吸収マット2を含み、全体としても板状で保形性を有する。そのため、ペット用トイレの下層部分に容易に吸液面積が広い状態で挿入可能である。
尿吸収マット2の構成成分である植物由来の素材としては、木本及び草本の何れを用いることもできる。これらの粉砕物としては、例えば木本の粉砕物(木質又は樹皮の粉砕物)、種子油残査、穀物外皮粉砕物、草本粉砕物などが挙げられる。特に、成形性および消臭効果の点から、木本の粉砕物、特にスギ科、マツ科又はヒノキ科などの針葉樹の粉砕物を用いることが好ましい。
尿吸収マット2は、植物由来の素材の粉砕物70重量%以上からなり、厚みが3mm以上50mm以下、好ましくは5mm以上30mm以下、更に好ましくは9mm以上20mm以下になるように板状に成形された成形物からなり、吸水しても崩壊しない程度の十分な保形性を有するものであることが好ましい。尿吸収マット2は、好ましくはペットである猫の尿を吸収するための吸収体であり、設定した使用期間に応じて、吸収量を変化させることが好ましい。吸収量の設定は、用いる植物性由来の素材の粉砕物の量と厚みの設定により行うことができる。好ましい粉砕物の密度は、0.2g/cm3から0.4g/cm3の範囲であり、尿の吸収速度と尿の保持性を両立する範囲にすることが必要である。他に吸水性樹脂等を混ぜることで吸収量を維持しながら厚みを薄くすることが可能であるが、入れすぎると成形性と尿吸収後の形態を維持することが難しくなる。吸水性樹脂の混合は、植物由来の素材の粉砕物の20重量%以下が好ましい。
また、使用される猫の大きさや容器の大きさ、あるいは複数頭で使用する場合に大きな吸収量を必要とする場合には、尿吸収マット2の厚みを大きくすることで対応できるが、複数枚の尿吸収マットを用いることもできる。図7には、その一例として2枚の尿吸収マット2A,2Bを用いた例が示されている。このような場合の被覆材のシール形態も、前述のように、いろいろなバリエーションをとることが出来る。
植物由来の素材の粉砕物を70重量%以上含んでいることが好ましく、80重量%以上含んでいることが更に好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、上述した第5実施形態のペット用吸収体1Eは、第1実施形態における被覆材3に、開口部32に代えて、ミシン目4(開封手段)が設けたものであったが、第2〜第4実施形態のペット用吸収体における被覆材3に、開口部32に代えて、ミシン目4(開封手段)が設けることもできる。開口部32は、図示したものは、平面視円形のものであったが、楕円形、三角形、四角形等、他の形状とすることもできる。
上述した実施形態に関し、さらに以下のペット用吸収体及びペット用トイレを開示する。
<1>
植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マットと、該尿吸収マットを被覆する液不透過性の材料からなる被覆材とからなる板状のペット用吸収体であって、
前記被覆材は、ペット用吸収体の一方の面に、液透過のための複数の開口部を有し、該ペット用吸収体の他方の面には、開口部を有していない、ペット用吸収体。
<2>
前記被覆材は、ペット用吸収体の前記一方の面に、前記開口部が分散配置された開口領域を有し、該開口領域における開口部の面積率が30%以上である、<1>に記載のペット用吸収体。
<3>
前記開口部の面積率が、40%以上であり、更に好ましくは50%以上である、<2>に記載のペット用吸収体。
<4>
前記被覆材は、ペット用吸収体の前記一方の面に、前記開口部が分散配置された開口領域を有し、該開口領域の面積は、ペット用吸収体を平面視した時の前記尿吸収マットの面積に対して50%以上であり、好ましくは60%以上であり、更に好ましくは70%以上である、<1>〜<3>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<5>
前記開口領域の外方には、前記尿吸収マットの周縁端から内方に向かって延在する前記被覆材からなる所定幅の領域が形成されている、<1>〜<4>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<6>
所定幅の領域の幅が5mm以上である、<1>〜<5>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<7>
前記開口部は、実質的に円形であり、該円の直径は好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上、更に好ましくは3mm以上であり、好ましくは10mm以下、より好ましくは7mm以下、更に好ましくは5mm以下であり、例えば、好ましくは1mm以上10mm以下、より好ましくは2mm以上7mm以下、更に好ましくは3mm以上5mm以下である、<1>〜<6>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<8>
前記被覆材は、ペット用吸収体の前記一方の面を形成する部分が、接触角が60°以上の撥水性の材料からなる、<1>〜<7>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<9>
前記被覆材は、ペット用吸収体の前記一方の面を形成する部分が、接触角が70°以上の撥水性の材料からなる、<8>に記載のペット用吸収体。
<10>
植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マットと、該尿吸収マットを被覆する液不透過性の材料からなる被覆材とからなる板状のペット用吸収体であって、
前記被覆材に、ペット用吸収体の一方の面に、前記尿吸収マット上に開口する開口部を形成するための開封手段が設けられている、ペット用吸収体。
<11>
前記開封手段がミシン目である、<10>に記載のペット用吸収体。
<12>
前記開封手段は、ペット用吸収体の前記一方の面に、前記尿吸収マットの平面積(平面視したときの面積)の50%以上の面積の開口部を生じるように設けられている、<10>又は<11>に記載のペット用吸収体。
<13>
前記開封手段による開封によって生じる開口部の面積が、ペット用吸収体の平面積(平面視したときの面積)に対して、60%以上、好ましくは70%以上である<12>に記載のペット用吸収体。
<14>
前記開封手段は、前記尿吸収マットの周縁端から内方に向かって延在する前記被覆材からなる環状の領域が形成されるように設けられている、<10>〜<13>の何れか1に記載のペット用吸収体
<15>
前記開封手段は、前記尿吸収マットの周縁端から内方に向かって延在する前記被覆材からなる所定幅の領域が形成されるように設けられている、<10>〜<14>の何れか1に記載のペット用吸収体
<16>
前記所定幅の領域の幅が5mm以上である、<15>に記載のペット用吸収体。
<17>
前記被覆材を構成する液不透過性の材料が、合成樹脂からなる樹脂製シートである、
<1>〜<16>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<18>
前記一方の面が、鉛直方向の上方に向けられて使用される、<1>〜<17>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<19>
前記被覆材は、筒状の不透過性の材料からなり、尿吸収マットの長手方向の両端それぞれの外方にシール部が形成されている、<1>〜<18>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<20>
前記被覆材は、1枚の不透過性の材料からなり、該樹脂フィルムにおける、尿吸収マットに巻きつけられて重ねられた両側部及び尿吸収マットの長手方向Xの両端から延出する部分をシールすることで、尿吸収マットを、内部に保持した状態に被覆している、<1>〜<19>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<21>
前記被覆材は、1枚の不透過性の材料を2つ折りしたものであり、尿吸収マットを、2つ折りした不透過性の材料間に挟んだ状態で3方向をシールすることで、尿吸収マットを、内部に保持した状態に被覆している、<1>〜<20>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<22>
前記被覆材は2枚の不透過性の材料からなり、尿吸収マットを2枚の不透過性の材料に挟んだ状態で4方向をシールすることで、尿吸収マットを、内部に保持した状態に被覆している、<1>〜<18>の何れか1に記載のペット用吸収体。

<23>
前記尿吸収マットは、厚みが3mm以上50mm以下、好ましくは5mm以上30mm以下、更に好ましくは9mm以上20mm以下である、<1>〜<22>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<24>
前記尿吸収マットは、植物由来の素材の粉砕物を70重量%以上含み、厚みが3mm以上50mm以下で、密度が0.2g/cm3以上0.4g/cm3以下である、<1>〜<23>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<25>
前記尿吸収マットに、植物由来の素材の粉砕物の20重量%以下の吸水性樹脂が混合されている、<1>〜<24>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<26>
トイレ本体、及び該トイレ本体を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容すると共に該下層部分に尿吸収体を収容して使用されるペット用トイレの前記尿吸収体として用いられる、<1>〜<25>の何れか1に記載のペット用吸収体。
<27>
トイレ本体、及び該トイレ本体を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容すると共に該下層部分に尿吸収体を収容してなるペット用トイレであって、
前記トレーに、前記尿吸収体として、<1>〜<26>の何れか1に記載のペット用吸収体が、前記開口部を有する面側又は前記開封手段により開口部を形成した面側を、前記仕切部材側に向けて収容したペット用トイレ。
1,1A〜1E ペット用吸収体
2,2A,2B 尿吸収マット
3 被覆材
4 ミシン目(開封手段)
31 一方の面(使用時に鉛直方向の上方に向けられる面)
32 開口部
33 他方の面(使用時に鉛直方向の下方に向けられる面)
34,35 シール部
36 開口領域
37 開口部

Claims (9)

  1. 植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マットと、該尿吸収マットを被覆する液不透過性の材料からなる被覆材とからなる板状のペット用吸収体であって、
    前記被覆材は、ペット用吸収体の一方の面に、液透過のための複数の開口部を有し、該ペット用吸収体の他方の面には、開口部を有していない、ペット用吸収体。
  2. 前記被覆材は、ペット用吸収体の前記一方の面に、前記開口部が分散配置された開口領域を有し、該開口領域における開口部の面積率が30%以上である、請求項1に記載のペット用吸収体。
  3. 前記開口領域の外方には、前記尿吸収マットの周縁端から内方に向かって延在する前記被覆材からなる所定幅の領域が形成されている請求項2に記載のペット用吸収体。
  4. 前記被覆材は、ペット用吸収体の前記一方の面を形成する部分が、接触角が60°以上の撥水性の材料からなる、請求項1又は2に記載のペット用吸収体。
  5. 植物由来の素材の粉砕物からなる板状の尿吸収マットと、該尿吸収マットを被覆する液不透過性の材料からなる被覆材とからなる板状のペット用吸収体であって、
    前記被覆材に、ペット用吸収体の一方の面に、前記尿吸収マット上に開口する開口部を形成するための開封手段が設けられている、ペット用吸収体。
  6. 前記開封手段は、ペット用吸収体の前記一方の面に、前記尿吸収マットの平面積の50%以上の面積の開口部を生じ、前記尿吸収マットの周縁端から内方に向かって延在する前記被覆材からなる所定幅の領域が形成されるように設けられている、請求項5に記載のペット用吸収体。
  7. 前記尿吸収マットは、植物由来の素材の粉砕物を70重量%以上含み、厚みが3mm以上50mm以下で、密度が0.2g/cm3以上0.4g/cm3以下である、請求項1〜6の何れか1項に記載のペット用吸収体。
  8. トイレ本体、及び該トイレ本体を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容すると共に該下層部分に尿吸収体を収容して使用されるペット用トイレの前記尿吸収体として用いられる、請求項1〜7の何れか1項に記載のペット用吸収体。
  9. トイレ本体、及び該トイレ本体を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容すると共に該下層部分に尿吸収体を収容してなるペット用トイレであって、
    前記トレーに、前記尿吸収体として、請求項1〜7の何れか1項に記載のペット用吸収体が、前記開口部を有する面側又は前記開封手段により開口部を形成した面側を、前記仕切部材側に向けて収容したペット用トイレ。
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