JP2015029455A - コンバイン - Google Patents

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Ryosuke Hirai
良介 平井
宏 深井
Hiroshi Fukai
宏 深井
雄一郎 河合
Yuichiro Kawai
雄一郎 河合
堀内 真幸
Masayuki Horiuchi
真幸 堀内
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Abstract

【課題】グレンタンクの重量増加を避けやすくするとともに、アンローダの揺動駆動装置における配設構造をコンパクト化する。
【解決手段】グレンタンクEが自走機体Aに備えた支持体40に支持された状態で、自走機体Aに収納される作業姿勢と、自走機体Aから横方向に張り出す点検姿勢とに揺動して姿勢切換自在に構成され、アンローダFは、排出側端部を上方に向かわせる格納姿勢と、排出側端部を外側方に向かわせる排出姿勢とに姿勢切換自在に構成され、アンローダFを起伏揺動させる揺動駆動装置60が備えられ、揺動駆動装置60は、支持体40とアンローダFとにわたって配備されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、穀粒を貯留するグレンタンクと穀粒を排出するためのアンローダとが自走機体に備えられているコンバインにおいて、アンローダとして、グレンタンクの穀粒排出口に連なる導入側端部から排出側端部に至る縦搬送経路が直線状に形成された簡易型のものを用い、そのアンローダを排出側端部を上方に向かわせる格納姿勢と、排出側端部を外側方に向かわせる排出姿勢とに、揺動駆動装置を用いて姿勢切換自在に構成したコンバインに関する。
上記のように簡易型のアンローダを用いた構造のコンバインとしては、例えば、バケットコンベヤを穀粒排出用のアンローダとして利用し、このアンローダを、排出側端部を上方に向かわせる格納姿勢と、排出側端部を外側方に向かわせる排出姿勢とに起伏揺動させるための揺動駆動装置として、油圧シリンダを採用した構造のものが知られている(特許文献1参照)。
特開2001−327216号公報(段落「0020」、「0021」、「0043」、及び図面「図3」、「図4」、「図10」参照)
特許文献1に示される構造のものでは、アンローダを油圧シリンダで起伏揺動させるようにしたことにより、比較的大きな容量のグレンタンクを備えたコンバインで、アンローダが大型化した場合にも、油圧シリンダを用いて容易にアンローダを姿勢変更させられる点で有用である。
この従来構造のものでは、メンテナンス等のためにタンクオープンした際に、アンローダもグレンタンクと同様に共通の上下軸心回りで回動し、相対的な姿勢変更のない状態に維持されている。これは、油圧シリンダがアンローダとグレンタンクとにわたって連結されていて、アンローダとグレンタンクとを前記上下軸心回りで相対的に姿勢変化させることができないためである。
しかしながら、この構造では、アンローダに一端側を連結された油圧シリンダの他端側が、グレンタンクに連結されているため、グレンタンクの側壁を油圧シリンダに作用する負荷に対応できるように、十分な強度を有した構造とする必要があり、そのためにグレンタンク自体の重量が増大する虞がある。また、油圧シリンダ自体もグレンタンクのオープンに伴って上下軸心回りで位置変更されるため、その油圧シリンダに対する油圧配管等も位置移動する。したがって、上下軸心回りでの油圧シリンダの位置変更に伴なう油圧配管等の駆動関連部材の移動を可能にするための空間を確保する必要があって、コンパクト化を図りにくいという問題がある。
本発明は、グレンタンクの重量増加を避けやすくするとともに、アンローダの揺動駆動装置における配設構造をコンパクト化しようとするものである。
本発明におけるコンバインの技術手段は、次の点に構成上の特徴、及び作用効果がある。
〔解決手段1〕
上記課題を解決するために講じた本発明の技術手段は、穀粒を貯留するグレンタンクと、前記グレンタンク内の穀粒を排出するためのアンローダとが自走機体に備えられ、前記グレンタンクは、前記自走機体に備えた支持体に支持された状態で、前記自走機体に収納される作業姿勢と、前記自走機体から横方向に張り出す点検姿勢とに揺動して姿勢切換自在に構成され、前記アンローダは、前記グレンタンクの穀粒排出口に連なる導入側端部から排出側端部に至る直線状の縦搬送経路の終端部に穀粒吐出口が形成されているとともに、前記排出側端部を上方に向かわせる格納姿勢と、前記排出側端部を外側方に向かわせる排出姿勢とに姿勢切換自在に構成され、前記アンローダを起伏揺動させる揺動駆動装置が備えられ、前記揺動駆動装置は、前記支持体と前記アンローダとにわたって配備されていることである。
〔解決手段1にかかる発明の作用及び効果〕
上記解決手段1にかかる発明によると、アンローダを起伏揺動させる揺動駆動装置を備えたことにより、比較的大型のアンローダにおいても起伏揺動操作を容易に行い易いものである。
そして、揺動駆動装置のうちアンローダに連結される側とは反対側の端部は、グレンタンク自体ではなく、自走機体に備えた支持体に連結されているので、グレンタンク自体に揺動駆動装置からの負荷が作用するものではない。したがってグレンタンクの側壁を分厚くして強度向上を図るなどのために、グレンタンクの重量増大を招くような事態を避けられる利点がある。
また、揺動駆動装置の両端部のうち、支持体に連結された側の端部は位置変化しないので、その端部近く設けられる揺動駆動装置の駆動関連部材も位置変化が少なくなる。したがって、それらの駆動関連部材が位置移動することを許容するための空間を確保する必要もなく、そのような空間の存否を含めてのアンローダの揺動駆動装置の配設構造をコンパクト化し得る利点がある。
〔解決手段2〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記アンローダが前記グレンタンクの後方側に備えられ、前記揺動駆動装置は、前記グレンタンクの後方側で前記支持体に対して連結されていることである。
〔解決手段2にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段2にかかる発明によると、支持体も揺動駆動装置もグレンタンクの後方側に存在していることで、グレンタンクの後方側に備えられたアンローダに対する組み付け分解作業やメンテナンス作業を行い易くなる利点がある。
〔解決手段3〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記支持体は前記グレンタンクと共に自走機体に対して相対回動可能に構成されていることである。
〔解決手段3にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段3にかかる発明によると、支持体がグレンタンクと共に自走機体に対して相対回動可能に構成されているので、この支持体に対する前記グレンタンクの取付部、及びこの支持体に対する揺動駆動装置の取付部に、支持体とグレンタンクとの連結箇所、及び支持体と揺動駆動装置との連結箇所で相対回動を許容する構造を必要とせず、この連結箇所における構造の簡素化を図り得る利点がある。
〔解決手段4〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記支持体は前記グレンタンクの回動中心上に存在するように構成されていることである。
〔解決手段4にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段4にかかる発明によると、支持体の回動中心とグレンタンクの回動中心とを別々に構成する場合に比べて、支持体そのものをグレンタンクの支持手段として利用し、グレンタンクの支持構造を簡素化し得る利点がある。
〔解決手段5〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記支持体の平面視における面積中心と該支持体の回動中心とを一致させ、前記支持体を前記自走機体に対して回動可能に支持させてあることである。
〔解決手段5にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段5にかかる発明によると、支持体を単なる柱状体で構成することができ、構造の簡素化を図り易い点で有用である。
〔解決手段6〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記自走機体の車体フレーム上に縦フレームを立設してあり、当該縦フレームに対して前記支持体が回動可能に支持されていることである。
〔解決手段6にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段6にかかる発明によると、縦フレームによって支持体を回動可能に支持しているので、支持体自体は車体フレームに対して起立するための構造を備える必要がなく、支持体自体の構造を簡素化し易いという利点がある。
〔解決手段7〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記縦フレームは、脱穀装置に連結支持されていることである。
〔解決手段7にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段7にかかる発明によると、縦フレームを脱穀装置に連結支持させたことにより、脱穀装置を縦フレームの強度向上のために利用することができる利点がある。
〔解決手段8〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記支持体と前記アンローダとは自走機体の前後方向で位置ずれしているということである。
〔解決手段8にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段8にかかる発明によると、支持体とアンローダとが自走機体の前後方向で位置ずれしていることにより、格納姿勢のアンローダと支持体とを左右方向で十分に近接させた状態でコンパクトに配設しても、その支持体とアンローダとの間の空間を利用して揺動駆動装置を支障なく配設し易いという利点がある。
〔解決手段9〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記支持体と前記アンローダとの間に前記揺動駆動装置が配設されているということである。
〔解決手段9にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段9にかかる発明によると、支持体とアンローダとの間の空間を揺動駆動装置の配設用空間として利用し、全体をコンパクトに構成し易いという利点がある。
〔解決手段10〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記アンローダの前側部と前記支持体の後側部分とにわたって前記揺動駆動装置を連結してあるということである。
〔解決手段10にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段10にかかる発明によると、揺動駆動装置の伸縮作動をアンローダの起伏揺動に良好に伝達し易いという利点がある。
〔解決手段11〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記揺動駆動装置は、前記支持体に対する連結位置よりも前記アンローダ側での連結位置が低くなる姿勢で連結されているということである。
〔解決手段11にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段11にかかる発明によると、揺動駆動装置の支持体側がアンローダ側よりも高く位置しているので、揺動駆動装置による駆動力が効率良くアンローダに作用し易くなり、比較的小さな揺動駆動装置でアンローダの姿勢変更操作を行い易くなる利点がある。つまり、例えば、揺動駆動装置の支持体側がアンローダ側よりも低く位置していると、揺動駆動装置に対する駆動負荷が最も大きくなるアンローダの排出姿勢において、揺動駆動装置による引き上げ方向での作用力の力線が、アンローダの長手方向に対しての交差する角度はかなり小さくなる。このため、揺動駆動装置による引き上げ方向での作用力のうち、アンローダを持ち上げる方向へ作用する分力が極端に小さくなってしまう。これに対して、揺動駆動装置の支持体側をアンローダ側よりも高く位置させた当該発明のものでは、揺動駆動装置による引き上げ方向での作用力の力線がアンローダの長手方向に対しての交差する角度を十分に大きくして、アンローダを持ち上げる方向へ作用する分力を大きくすることができる。これによって揺動駆動装置による駆動力を効率よく利用することができる。
〔解決手段12〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記アンローダは、前記導入側端部に前記グレンタンクの穀粒排出口に連なるエルボ部を備えるとともに、そのエルボ部の搬送下手側に直線状の縦搬送経路を構成する縦筒部が接続されていて、前記揺動駆動装置は前記縦筒部に連結されているということである。
〔解決手段12かかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段12にかかる発明によると、グレンタンクの穀粒排出口に連なるエルボ部がアンローダの揺動中心側に存在し、搬送下手側の縦筒部はエルボ部よりも揺動中心から離れて位置している。この縦筒部に揺動駆動装置を連結することで、揺動中心に近いエルボ部に揺動駆動装置を連結した場合よりも軽快にアンローダを揺動駆動することができる利点がある。
〔解決手段13〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記揺動駆動装置は、前記縦筒部のうちの前記エルボ部との接続箇所近くに連結されているということである。
〔解決手段13にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段13にかかる発明によると、縦筒部のうちのエルボ部との接続箇所近くに揺動駆動装置が連結されているので、その連結箇所がエルボ部よりも揺動中心から離れて軽快な操作が可能であるとともに、エルボ部との接続箇所から遠く離れた箇所に連結した場合のように、揺動駆動装置の作動量を大きくする必要もない。したがって、揺動駆動装置の小型化を図る点でも有用である。
〔解決手段14〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記支持体の下部と、前記アンローダの前記エルボ部とは、前記支持体に対して前記エルボ部が相対回動可能であるように連結されているということである。
〔解決手段14にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段14にかかる発明によると、支持体の下部とアンローダのエルボ部とが連結されて、相互に支持強度を高められる利点がある。
〔解決手段15〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記アンローダは、前記導入側端部が前記支持体の回動中心よりも左右方向での機体外方側寄りに位置するように配設されているということである。
〔解決手段15にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段15にかかる発明によると、アンローダの機体左右方向での配設位置を支持体によって妨げられることなく、できるだけ機体左右方向での外方側へ寄せて配設することが可能となり、比較的小型のアンローダで、より機体外方側へ穀粒を排出し得るという利点がある。
〔解決手段16〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記揺動駆動装置は、前記支持体の回動中心よりも左右方向外側において前記支持体に連結されているということである。
〔解決手段16にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段16にかかる発明によると、支持体の回動中心よりも左右方向外側で揺動駆動装置が支持体に連結されているので、支持体に連結される揺動駆動装置を、できるだけ左右方向で機体外方側へ位置させることができる。これによって、支持体から離れる方向へ移動する排出姿勢で機体外方側に位置するアンローダとの間の距離をできるだけ縮めることができ、揺動駆動装置の小型化を図り得る利点がある。
〔解決手段17〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記揺動駆動装置は、前記格納姿勢における前記アンローダの左右方向での機体外方側寄り位置において前記アンローダに連結されているということである。
〔解決手段17にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段17にかかる発明によると、アンローダに対する揺動駆動装置の連結箇所を、格納姿勢におけるアンローダの機体外方側寄り位置とすることにより、支持体とアンローダとを左右方向で近接した位置に配備した場合にも、揺動駆動装置をアンローダに対して適切に傾倒した姿勢に配備し易い。
つまり、例えば格納姿勢におけるアンローダの機体内方側寄り位置に揺動駆動装置を連結した場合には、さらにその位置よりも機体内方側寄りに離れた位置に揺動駆動装置の他端側が連結される支持体を配設しなければ、揺動駆動装置をアンローダに対して傾倒した姿勢で配備することができない。これに比べて、この発明によればアンローダに対する揺動駆動装置の連結箇所を格納姿勢におけるアンローダの機体外方側寄り位置として、このような不具合を解消し得たものである。
〔解決手段18〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記アンローダは、前記格納姿勢で、前記排出側端部が前記導入側端部よりも機体内方側寄りに傾倒するように前記揺動駆動装置に連結されているということである。
〔解決手段18にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段18にかかる発明によると、格納姿勢のアンローダは、排出側端部が導入側端部よりも機体内方側寄りに傾倒するように揺動駆動装置に連結されているので、アンローダの格納姿勢を安定良く維持し易いという利点がある。
〔解決手段19〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記揺動駆動装置は、伸縮作動可能な油圧シリンダで構成されているということである。
〔解決手段19にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段19にかかる発明によると、揺動駆動装置は、伸縮作動可能な油圧シリンダを用いることによって構造簡単に構成し得たものである。
〔解決手段20〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記油圧シリンダは複動型であるということである。
〔解決手段20にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段20にかかる発明によると、揺動駆動装置を構成する油圧シリンダが複動型であることにより、アンローダの格納姿勢と排出姿勢との姿勢変更操作を適切に行える利点がある。
つまり、格納姿勢のアンローダが、排出側端部が導入側端部よりも機体内方側寄りに傾倒するように揺動駆動装置に連結されていると、アンローダが揺動軸心上で直立する位置を境にして、排出姿勢側と、格納姿勢側とで油圧シリンダの伸縮方向が逆転することになる。この場合に、揺動駆動装置の油圧シリンダが単動型であれば、アンローダの排出姿勢から格納姿勢への切換に際して、例えば、排出姿勢から揺動軸心上での直立位置までは油圧シリンダの収縮方向の駆動によって行われ、直立位置を過ぎると、油圧シリンダの自重による伸長によって格納姿勢に移行しなければならない。逆方向では、格納姿勢から直立位置までの油圧シリンダの収縮方向の駆動で行い、直立位置から排出姿勢までは油圧シリンダの自重による伸長によって行わなければならない。この発明では、油圧シリンダが複動型であることにより、このような不具合なく、伸縮いずれの方向も油圧シリンダの伸縮駆動で迅速に行うことができる。
したがって、アンローダの格納姿勢と排出姿勢とが、揺動軸心上での直立位置を挟んで両側に振り分けられた位置に設定されていても、支障なく油圧シリンダの駆動力によってアンローダの起伏揺動操作を迅速に行うことが可能となる。
〔解決手段21〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記油圧シリンダは機体左右向きに配置されているということである。
〔解決手段21にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段21にかかる発明によると、機体左右方向に向けられたアンローダの起伏揺動操作を行う揺動駆動装置を、油圧シリンダを用いて構造簡単に構成し得る。
〔解決手段22〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記油圧シリンダのシリンダチューブが前記支持体に連結され、ピストンロッドが前記アンローダに連結されているということである。
〔解決手段22にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段22にかかる発明によると、給排用の油圧ホース等の油圧配管が接続されているシリンダチューブは、アンローダのように大きく起伏揺動するものではなく、車体フレーム上で起立している支持体に連結されている。したがって、大きく起伏揺動するアンローダに連結されているピストンロッド側に比べると、アンローダの起伏揺動に伴う揺動作動量が支持体に連結されている側に近いほど小さくて済む。
その結果、シリンダチューブに接続されている油圧配管が、アンローダの起伏揺動に伴って揺動移動する量も少なくて済む。したがって、シリンダチューブ周りに油圧配管が揺動移動するための余分な空間を大きく確保する必要がなく、揺動駆動装置のコンパクト化を図り得る点で有利である。
〔解決手段23〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記アンローダの格納姿勢を維持するロック機構が備えられているということである。
〔解決手段23にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段23にかかる発明によると、ロック機構を用いてアンローダの格納姿勢を維持することができるので、アンローダを起伏揺動操作する必要のない非作業走行時などに、アンローダを格納姿勢に維持して安定良く走行し易いという利点がある。
〔解決手段24〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記アンローダを格納姿勢で受け止める受け部が備えられているということである。
〔解決手段24にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段24にかかる発明によると、アンローダは受け部によって格納姿勢を安定良く維持され易いという利点がある。
〔解決手段25〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記受け部は前記支持体に設けられているということである。
〔解決手段25にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段25にかかる発明によると、支持体が受け部を備えることで、支持体を受け部の取付手段としても利用し得る利点がある。
〔解決手段26〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記アンローダの格納姿勢を維持するロック機構が備えられ、当該ロック機構が、前記受け部と、前記アンローダとを固定するように構成されているということである。
〔解決手段26にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段26にかかる発明によると、受け部をロック機構の一部として利用し、ロック機構の構造の簡素化を図り得る利点がある。
〔解決手段27〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記ロック機構は、前記受け部と前記アンローダ側に設けた可動側止め片とに貫通する係止ピンを備えているということである。
〔解決手段27にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段27にかかる発明によると、受け部と、アンローダ側に設けた可動側止め片とを、ロック機構の構成要素とすることにより、係止ピンを付加するだけの簡単な構造によって、ロック機構を構造簡単に構成し得る利点がある。
〔解決手段28〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記受け部には、非貫通時の前記係止ピンを挿通させて保持する保持孔が設けられているということである。
〔解決手段28にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段28にかかる発明によると、受け部に設けた保持孔によって、ロック機構の非貫通時における係止ピンを挿通させた状態で保持することができ、係止ピンの紛失等が生じにくい構造のロック機構を構成し得る利点がある。
普通型コンバイン全体の右側面図である。 普通型コンバイン全体の平面図である。 グレンタンク及びアンローダの支持構造を示す側面図である。 グレンタンク及びアンローダの支持構造を示す後面図である。 グレンタンクとアンローダとの接続箇所における縦断側面図である。 支持体の下部支持体部分を示す背面図である。 アンローダと支持構造とを示す横断平面図である。 図3におけるVIII-VIII線断面図である。 グレンタンクへの伝動系を示す概念図である。 運転部と排出クラッチとの位置関係を示す説明図である。 運転部における各種操作具の配置を示し、(a)は全体平面図と部分拡大図、(b)は部分拡大箇所の正面図、(c)は部分拡大箇所の斜視図である。 支持体とアンローダとにわたる油圧シリンダの装着構造を示し、(a)は右後方からの全体斜視図、(b)は第2端部での連結構造を示す斜視図である。 支持体とアンローダとにわたる油圧シリンダの装着構造を示し、(a)は右前方からの全体斜視図、(b)は受け部部分を示す斜視図、(c)はロック機構部分を示す斜視図である。 支持体とアンローダとにわたる油圧シリンダの装着構造を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1及び図2にコンバインの一例としての普通型コンバインが示されている。
この普通型コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1で走行する自走機体Aの前部位置に運転部Bと、刈取前処理装置Cとを備えると共に、刈取前処理装置Cで刈り取られた穀稈が送り込まれる全稈投入型の脱穀装置Dと、脱穀装置Dから供給される穀粒を貯留するグレンタンクEとを自走機体Aに備えている。
グレンタンクEは、自走機体Aの後部位置の縦向き姿勢の縦軸心Y周りでの旋回により自走機体Aに収納される作業姿勢(図2において実線で示す姿勢)と、自走機体Aから横方向に張り出す点検姿勢(図2において仮想線で示される姿勢)とに切換自在に支持されている。このグレンタンクEの後面にはアンローダFが備えられている。アンローダFは、排出側端部を上方に向かわせる格納姿勢と、排出側端部を外側方に向かわせる排出姿勢とに姿勢切換可能であるように、前後方向の揺動軸心X周りで起伏揺動自在に備えられている。また、自走機体Aの後端部でグレンタンクEの後方位置に相当する箇所の車体フレーム10上に燃料タンク4が備えられている。
運転部Bの運転座席2の下方位置にはエンジン3が配置され、自走機体Aの前部の中央位置にはエンジン3からの駆動力を左右のクローラ走行装置1に伝えるミッションケース(図示せず)が備えられている。このミッションケースにはエンジン3からの駆動力を無段階に変速する無段変速装置が備えられると共に、左右のクローラ走行装置1に伝える駆動力の断続を行う操向クラッチ(図示せず)が内蔵されている。
刈取前処理装置Cは、植立穀稈の穂先側を掻き込みリール5の回転作動により掻き起こし、その穀稈の株元をカッター6で切断するように構成されている。刈り取られた穀稈(刈取穀稈)は、横送オーガ7によって横送りされてフィーダ8の入り口近くに寄せ集められ、その全稈がフィーダ8により後方送りされて脱穀装置Dに送り込まれるように構成されている。また、刈取前処理装置Cは、フィーダ8の後端部側の横軸心(図外)周りで上下揺動自在に構成されている。この上下揺動を行う油圧シリンダ等のアクチュエータ(図示せず)を備えており、このアクチュエータの作動による揺動量の設定により穀稈の刈高さの調節が可能に構成されている。
〔搭乗運転部〕
前記運転部Bには、前記エンジン3の上方側を覆う箱状のエンジンカバー11が備えられ、エンジンカバー11の上面に運転座席2が備えられている。このエンジンカバー11の外側部には吸気ケース11Aが形成され、吸気ケース11Aの外面側には冷却風の吸気するため防塵網が張設された吸気部11Bが形成されている。
運転座席2の前方側には操縦塔12が立設され、操縦塔12の上面側に、自走機体Aの操向制御を行う操作具と、刈取前処理装置Cの昇降制御を行う操作具とを兼ねる操向レバー13が設けられている。
図10及び図11に示すように、運転座席2の左側部には、操縦塔12の左横端部位置から後方側へ向けて延設されたサイドパネル14が設けられている。このサイドパネル14の前端部の上面14Aには、自走機体Aの走行速度を制御する変速操作具15として、主変速レバー15Aと副変速レバー15Bとが設けられている。
そして、サイドパネル14の上面14A側で、変速操作具15よりも後方側位置に、脱穀クラッチレバー16Aと刈取クラッチレバー16Bとが左右に並ぶ状態で設けてある。この脱穀クラッチレバー16Aと刈取クラッチレバー16Bとは、脱穀クラッチレバー16Aの前後揺動操作で脱穀装置Dにおける脱穀クラッチ(図示せず)を入り切り操作し、刈取クラッチレバー16Bの前後揺動操作で刈取前処理装置Cにおける刈取クラッチ(図示せず)の入り切り操作を行うように構成されている。
さらに、その脱穀クラッチレバー16Aと刈取クラッチレバー16Bとの後方側におけるサイドパネル14上に、排出クラッチレバー18を装備した操作ボックス17が設けられている。排出クラッチレバー18は、アンローダFによる穀粒排出を可能にする状態と穀粒排出を停止する状態とに、後述する排出クラッチGの入り切り操作を行うための操作具である。
図10及び図11に示されるように、操作ボックス17は、サイドパネル14の後部寄りの箇所で、サイドパネル14の上面14Aよりも上方側に膨出する状態で設けられている。操作ボックス17が存在する位置は、前後方向では、脱穀クラッチレバー16A及び刈取クラッチレバー16Bが存在する箇所よりも後方側で、運転座席2の左横側部に相当する箇所である。左右方向では、サイドパネル14の上面14Aの左右幅方向で運転座席2側に偏して位置している。
操作ボックス17には、その上面側と前面側とにわたるレバーガイド17Aが設けられている。このレバーガイド17Aに沿って排出クラッチレバー18が揺動操作されるように、操作ボックス17に設けた左右方向の横軸心p1回りで排出クラッチレバー18が前後揺動操作可能に枢支されている。
したがって排出クラッチレバー18は、図11(c)に示すように、握り部18aが上方に位置する起立姿勢で排出クラッチGを切り操作し、握り部18aが前方に位置する前倒れ姿勢で排出クラッチGが入り操作されるように構成されている。排出クラッチレバー18が入り位置に操作されることにより、排出クラッチGが入り操作されて、エンジン3からの駆動力がグレンタンクEの底スクリュー21に伝えられ、アンローダFが駆動されてグレンタンクEから穀粒が排出される。排出クラッチレバー18が切り位置に操作されると、排出クラッチGが切り操作されて、エンジン3からの駆動力が断たれ、グレンタンクEからの穀粒排出が停止される。
操作ボックス17の前部側の横側部には、図11(a)〜(c)に示すように、運転座席2が存在する右横側方へ向けて突出するように取り付けられた箱状のスイッチ操作部17Bが存在する。このスイッチ操作部17Bは、アンローダFを昇降作動させるための起伏操作スイッチ19(起伏操作具に相当する)を装備させるためのものであり、スイッチ操作部17Bの前部で前方上方に向かう傾斜した面に、起伏操作スイッチ19が設けられている。
起伏操作スイッチ19は、アンローダFに上昇指令を伝えるための第1押し操作部19aと、下降指令を伝えるための第2押し操作部19bとが左右方向で並び、かつ運転座席2に近い側(機体外方側)に前記第2押し操作部19bが存在し、遠い側(機体内方側)に第1押し操作部19aが存在するように配設されている。この第1押し操作部19aと第2押し操作部19bとが交互に押し操作されることによって起伏操作スイッチ19がシーソー揺動する。この起伏操作スイッチ19のシーソー揺動にともなって、スイッチ操作部17Bに内装されている自己復帰型の感圧スイッチで構成されたスイッチ素子(図示せず)がON,OFF操作されて、アンローダFの揺動駆動装置である油圧シリンダ60に対して昇降制御指令が出力されるように構成されている。
このように配設された、排出クラッチレバー18と起伏操作スイッチ19とは、運転座席2の後部寄りの箇所における左横側方位置で、かつ排出クラッチレバー18のレバーガイド17Aが存在する箇所の左右方向に隣り合って並ぶ状態に配設されている。したがって、運転座席2に搭座する運転者が、後方を振り返ってアンローダFの起伏状態を視認しながら、左手で手探りで起伏操作スイッチ19や排出クラッチレバー18を操作する場合等に便利に操作し易い。
つまり、排出クラッチレバー18と起伏操作スイッチ19とが互いに近い位置であることにより、少し手を動かしてみることで、排出クラッチレバー18と起伏操作スイッチ19との存在箇所を確認し易い。また、互いに近い位置にありながら、操作形態の異なる排出クラッチレバー18と起伏操作スイッチ19とを用いることで、操作対象が排出クラッチレバー18と起伏操作スイッチ19とのうちの何れであるかを簡単に判別することができる。
そして、起伏操作スイッチ19は、アンローダFに上昇指令を伝えるための第1押し操作部19aが運転座席2に近い側である左側に存在し、アンローダFに下降指令を伝えるための第2押し操作部19bが運転座席2から遠い側に存在するように配設されている。したがって、第1押し操作部19aと第2押し操作部19bとの存在位置が、下降動作で右側へ傾倒して機体外方側へ延出され、上昇動作では左側へ起きあがる状態となるアンローダFの動作形態の方向と合致した状態であると認識することができ、誤操作を少なくし易い。
また、排出クラッチレバー18は、握り部18aが上方に位置する起立姿勢であるときに排出クラッチGを切り操作する排出停止状態であり、握り部18aが前方に位置する前倒れ姿勢にすると排出クラッチGが入り操作される排出可能状態である。したがって、アンローダFの排出可能形態への移行が下降動作を伴うものであり、排出クラッチレバー18の排出可能状態への操作も前倒れ姿勢への姿勢切換という、同じ下降方向の動作を伴うものであり、感覚的に合致する操作であることによって誤操作少なく操作し易い。
操縦塔12の上面側に設けられた操向レバー13は、非操作状態で中立姿勢に維持されるものであり、この中立姿勢を基準にして左右方向に揺動操作を行うことにより、ミッションケースに内蔵された操向クラッチを制御して自走機体Aの操向(旋回)を実現する。また、この操向レバー13を前後方向に操作することで前述したアクチュエータを制御して刈取前処理装置Cの昇降を実現する。
変速操作具15は、前後方向への操作により無段変速装置を変速操作して走行速度の変更を実現する。脱穀クラッチレバー16Aは前後方向への操作により脱穀装置Dに対する動力の断続を行う脱穀クラッチの入り切り操作を行うように構成されている。刈取クラッチレバー16Bは、前後方向への操作により刈取前処理装置Cに対する動力の断続を行う刈取クラッチの入り切り操作を行うように構成されている。
図9及び図10に示すように、エンジン3からの駆動力をグレンタンクEの排出系に伝える排出クラッチGが備えられ、この排出クラッチGを操作するように前述した排出クラッチレバー18が連係している。このような構成から、この排出クラッチレバー18を入り位置に操作することにより排出クラッチGを入り操作してエンジン3からの駆動力をグレンタンクEの底スクリュー21に伝え、更に、アンローダFを駆動してグレンタンクEからの穀粒の排出を実現する。
〔脱穀装置〕
脱穀装置Dは、扱室に供給された刈取穀稈の扱き処理を行うように自走機体Aの前後方向に沿う姿勢の軸心周りに駆動回転する軸流型の扱胴(図示せず)、及び扱き処理によって得られた処理物から穀粒を選別する選別処理装置(図示せず)を備えている。この選別処理装置において選別された穀粒は揚穀装置9によってグレンタンクEに供給され、穀粒以外の藁屑等は、選別処理装置の後部から自走機体Aの後方に落下放出される。
〔グレンタンク〕
図1及び図3〜図6に示すように、前記グレンタンクEは、タンク本体20に貯留した穀粒を後方に向けて送り出す底スクリュー21をタンク本体20の底部に備えている。タンク本体20の底壁20Aの大部分は、自走機体Aに収納された作業姿勢において、貯留された穀粒が自走機体Aの外側方へ流下するように左右方向で外側ほど低位となる傾斜面に形成されている。このような構造であるため、底スクリュー21の位置は、自走機体Aの外側に偏位している。
図9に示すように、底スクリュー21のスクリュー軸21Aの前端はタンク本体20の前壁20fから前方に突設し、この突設部位にベベルギヤ21Bを介して横向き姿勢の中間軸22が連結されている。
この中間軸22に対して、エンジン3の出力軸3a、ベルト伝動機構23、及び入力軸24を介してエンジン動力が伝達されるように構成されている。中間軸22は、タンク本体20の前壁20fに沿ってタンク本体20の前側下部に備えられている。
前述した排出クラッチGは、中間軸22に対してエンジン3からの駆動力を伝えるベルト伝動機構23に対して、ベルト緊張状態と弛緩状態との切換によって駆動力の断続を切り換えるベルトテンション式に構成されている。排出クラッチレバー18は、ベルト伝動機構23のベルトのテンションを調節することにより、動力の断続を行うように構成されている。
底スクリュー21のスクリュー軸21Aの後端はタンク本体20の後壁20rよりも後方側へ突出され、そのスクリュー軸21Aの軸心とアンローダFの揺動軸心Xとは互いに一致するように構成されている。
アンローダFは、穀粒搬送方向での上手側に相当する導入側端部にエルボ部30を備えるとともに、そのエルボ部30の搬送下手側に直線状の縦搬送経路Rを構成する直管状の縦筒部31が接続されている。
タンク本体20の後壁20rには、底スクリュー21から送られる穀粒をアンローダFに送る穀粒排出口20Bを備えた排出用筒部41Cが後方向きに突出する状態で一体的に連結固定されている。この排出用筒部41Cは、後述する支持体40の下部支持体部分41の一部を兼ねるものであり、後壁20rに近い側の内径が、後壁20rから遠い穀粒排出口20B側ほど小径となる僅かなテーパーを有した円筒状に形成され、その中心軸線がスクリュー軸21Aの軸心及びアンローダFの揺動軸心Xと合致するように配設されている。
このため、排出用筒部41Cの後端側の内周側に形成されている大径部分に、アンローダFの揺動中心側に存在するエルボ部30の搬送上手側の端部を内嵌させることにより、このエルボ部30を含むアンローダFの全体が前記揺動軸心Xを中心として揺動作動可能に構成されている。
エルボ部30は、図3及び図5に示すように、排出用筒部41Cに後方から内嵌する姿勢の導入筒部30Aと、これに対して直交する姿勢で連なる導出筒部30Bとを有している。
したがって、エルボ部30は、タンク本体20に固定されている排出用筒部41Cに対して回動自在に内嵌しているとともに、導入筒部30Aの外周部に形成した鍔部32と、排出用筒部41Cの後端部における周方向の三カ所にボルト止めしたフック状の止め板33との径方向での係合によって、軸線方向での抜け止めが行われるように構成されている。
〔支持構造〕
支持体40、及び縦フレーム50を用いた支持構造について説明する。
支持体40は、図3及び図6に示すように、前述した筒状の排出用筒部41Cを支持する下部支持体部分41と、その上部に一体に固定された円筒状の上部支持体部分42とを備えて柱状に形成されている。
支持体40のうち、下部支持体部分41は、車体フレーム10の後部に設けられた上下方向の支持筒孔10aに対して嵌入される枢軸部41Dを下端部に備えて、車体フレーム10に対して回動自在に支持されている。
この枢軸部41Dの中心軸線と、上部支持体部分42の円筒状の部位の中心軸線は互いに同一線上に存在しており、これがグレンタンクEの回動中心である縦軸心Yを構成している。つまり、縦軸心Yは、枢軸部41Dの中心軸線と、上部支持体部分42の円筒状の部位の中心軸線が支持体40の平面視における面積中心と一致する支持体40自身の回動中心となっている。そして、この支持体40の上端部に対してグレンタンクEが連結金具25を介して連結され、一体回動するように構成されたことによって、前記縦軸心YがグレンタンクEの回動中心となっている。
このようにグレンタンクEは、上部側が支持体40の上端部に対して連結金具25で連結されているとともに、下部側がタンク本体20に固定されている排出用筒部41Cを介して支持体40の下部支持体部分41に支持されている。これにより、グレンタンクEは、上下両側で支持体40に支持された状態で、支持体40の回動中心である縦軸心Y回りで旋回可能に構成されている。
下部支持体部分41は、穀粒排出口20Bを備えた筒状の排出用筒部41Cとともに、その筒状の排出用筒部41Cの上半側に形成される上側脚部41Aと、下半側に形成される下側脚部41Bと、車体フレーム10の支持筒孔10aに対して嵌入される枢軸部41Dとを一体に形成したものである。
上側脚部41Aは、上端側が上部支持体部分42の下端部に接続され、下端側が筒状の排出用筒部41Cの上半側と一体に形成されている。下側脚部41Bは、上端側が筒状の排出用筒部41Cの下半側と一体に形成され、下端部が枢軸部41Dと一体に形成されている。
下部支持体部分41は、その上下方向での中間部に位置する筒状の排出用筒部41C、及びアンローダFのエルボ部30の導入筒部30Aが、図6に示すように、上部支持体部分42における円筒状の部位の中心軸線である縦軸心Yから機体右外方側に外れて位置するように、後面視で屈曲した形状に形成されている。つまり、上部支持体部分42の下端部と筒状の排出用筒部41Cの上半側を繋ぐ上側脚部41Aと、筒状の排出用筒部41Cの下半側と枢軸部41Dの上端部とを繋ぐ下側脚部41Bとが、筒状の排出用筒部41Cに近い側ほど機体外方側に位置するように傾斜して設けられている。
このように筒状の排出用筒部41CやアンローダFのエルボ部30の導入筒部30Aは、上部支持体部分42における円筒状の部位の中心軸線である縦軸心Yから機体右外方側に外れて位置しているが、平面視では図7及び図8に示されているように、上部支持体部分42における円筒状の部位と重複している。したがって、左右方向で支持体40は、アンローダFのエルボ部30の導入筒部30Aに対して、上部支持体部分42が自走機体Aの内方側寄りに変位しているが、その変位量は比較的少ないものである。
その結果、アンローダFのエルボ部30の導入筒部30Aにおける揺動軸心Xと、上部支持体部分42における円筒状の部位の中心軸線である縦軸心Yとの間の距離L2を、導入筒部30Aの半径と上部支持体部分42の半径との和よりも小さく設定することができるので、支持体40とアンローダFのエルボ部30の導入筒部30Aとを左右方向で比較的近接させて配設することができる。
支持体40は、車体フレーム10上に立設された縦フレーム50に対しても連結されている。
縦フレーム50は、矩形柱状に形成され、下端部が車体フレーム10にボルト連結されて固定されている。この縦フレーム50の上端部には左側方に位置する脱穀装置Dの横側壁に向けて延設された横架部材51が連結され、横架部材51の延出端は脱穀装置Dの横側壁に連結固定されている。
また、縦フレーム50の上端部と、支持体40の上部支持体部分42の上下方向中間位置とが、回転連結部材52で連結されている。この回転連結部材52は、図4及び図7に示すように、帯板状部材によって構成され、その帯板状部材を上部支持体部分42における円筒状の部位の外周に巻き付けて抱き込み状態に支持し、支持体40の自転は許しながら、支持体40の水平方向での位置規制を行うように構成されている。
〔アンローダ〕
アンローダFは、導入側端部に位置するエルボ部30の穀粒搬送方向での下手側に連ねて接続される縦筒部31を備えている。
縦筒部31は、内部に直線状の縦搬送経路Rを構成するように、直管状の排出筒34と、この排出筒34の内部に配置される排出スクリュー35とを備えると共に、排出側端部には排出筒34の長手方向と直交する方向に穀粒を案内する穀粒吐出口36を備えている。
アンローダFは、排出側端部を上方に向けた格納姿勢と、排出側端部を外側方に向けた排出姿勢とに姿勢切換自在に構成されている。
図4に示すように、格納姿勢では、縦筒部31の中心軸線Z(筒軸心に相当する)が、鉛直線に対して少し自走機体Aの内方側へ傾倒している。このため、縦筒部31が後方視で左側へ傾いた姿勢となる。排出姿勢では、縦筒部31の中心軸線Zが、水平線よりも少し上方側へ向かう姿勢となり、縦筒部31が後方視で右上がりの傾斜姿勢となっている。
排出スクリュー35の基端側はスクリュー軸35Aに対して2条のスクリューを形成した2重スクリューとして構成され、この基端側では穀粒を確実に搬送できるようにしている。尚、スクリュー軸35Aは、中心軸線Zを中心にして回転自在に支持されている。
エルボ部30の導入筒部30Aの内部には、底スクリュー21のスクリュー軸21Aの一部が挿入され、エルボ部30の導出筒部30Bの内部には排出スクリュー35の一部が挿入されている。このスクリュー軸21Aの駆動力を排出スクリュー35のスクリュー軸35Aに伝えるように互いに直交する軸心周りで回転する一対のベベルギヤ37Gを有するベベルギヤ機構37がエルボ部30の内部に備えられている。
このような伝動構造から、底スクリュー21の駆動力をエルボ部30のベベルギヤ機構37を介して排出スクリュー35に伝えることが可能となる。グレンタンクEの穀粒を底スクリュー21から排出スクリュー35に搬送し、アンローダFの搬送終端の穀粒吐出口36から排出できるように構成されている。
このアンローダFでは、底スクリュー21の回転方向が、グレンタンクEを後方から見て左回り(反時計方向)に設定されている。したがって、アンローダFから穀粒を搬出する際には、アンローダFの縦筒部31に対して、このアンローダFを格納姿勢に向かわせる持ち上げ方向のトルクが作用する。
このコンバインでは、グレンタンクEの揺動中心及び支持体40の中心軸線である縦軸心Yを、グレンタンクEの後壁20rに近接する位置に配置している。この縦軸心Yを基準にして、これよりも自走機体Aの左右方向での横外側に、スクリュー軸21Aの軸心及びアンローダFの揺動軸心Xを配置し、縦軸心Yより後方位置にアンローダFの中心軸線Zを設定している。
このように、縦軸心Yよりも揺動軸心Xが自走機体Aの横外側に配置され、底スクリュー21が自走機体Aの横外側に偏位した状態で配置されているので、アンローダFが全体的に自走機体Aの外側部近くに配置されることになる。そして、アンローダFの排出側端部を外側に揺動させた排出姿勢では、アンローダFの縦筒部31の長さを有効利用して、穀粒排出口20Bを自走機体Aの端部から離れた遠くに位置させて排出することができる。
また、図4に示すように、グレンタンクEが作業姿勢にあり、アンローダFが格納姿勢にある状態において、支持体40とアンローダFの縦筒部31とが後面視において一部が重複する位置に配置されている。これにより、支持体40とアンローダFとを自走機体Aの横幅方向で近接させることができて、これらを配置するためのスペースを節減することも可能にしている。
〔駆動揺動機構〕
アンローダFを起伏揺動させる揺動駆動装置について説明する。
揺動駆動装置は伸縮駆動される複動型の油圧シリンダ60によって構成されている。図3乃至図5に示すように、油圧シリンダ60は、車体フレーム10上に立設された支持体40と、アンローダFとにわたって配備されている。
つまり、油圧シリンダ60の一端側に位置するシリンダチューブ61の上端部が支持体40側に連結され、他端側に位置するピストンロッド62の下端部がアンローダF側に連結されている。以下、シリンダチューブ61側の端部を第1端部と称し、ピストンロッド62側の端部を第2端部と称する。
シリンダチューブ61の第1端部が連結される支持体40の上下方向での中間部位置には、支持体40に相対回動自在に外嵌する筒状装着部40Aが備えられている。この筒状装着部40Aは、後述する取付用ブラケット44及び受け部45を装着するためのものである。
筒状装着部40Aが支持体40に対して装備される箇所は、車体フレーム10に固定されている縦フレーム50と支持体40とを帯板状の回転連結部材52で連結した箇所の下方側である。筒状装着部40Aの上端側は回転連結部材52の下端側に連結されていて、縦フレーム50に固定されている帯板状の回転連結部材52が、筒状装着部40Aの上方側への抜け止め、及び下方側への移動を規制する手段としても役だっている。
この筒状装着部40Aの外周部に装備させた取付用ブラケット44に対して、シリンダチューブ61の第1端部が連結ピン63を介して揺動自在に連結されている。
油圧シリンダ60の他端側に位置するピストンロッド62の端部である第2端部は、アンローダFの縦筒部31に設けた連結用ブラケット39に対して、連結ピン64回りで揺動自在に連結されている。この連結用ブラケット39は、アンローダFの縦筒部31のうち、エルボ部30との隣接箇所に外嵌し、溶接して固定された筒状の補強部材38に装着してある。
このように配備された油圧シリンダ60は、支持体40に連結される第1端部が上方位置で、かつ自走機体Aの内方側に位置し、アンローダFに連結される第2端部が下方位置で、かつ自走機体Aの横外方側に位置している。
図3に示すように、側面視でグレンタンクEの後方側に立設されている支持体40の縦軸心Yと、アンローダFの縦筒部31の中心軸線Zとは平行である。支持体40に対してアンローダFは、前後方向で所定の小間隔を隔てて位置し、油圧シリンダ60は、この小間隔を有した空間に配設され、支持体40の縦軸心Yと、アンローダFの縦筒部31の中心軸線Zと側面視で平行な中心線CLを備えている。
つまり、支持体40側の取付用ブラケット44は、側面視で支持体40の外周面の後端縁よりも後方側へ突出し、アンローダF側の連結用ブラケット39は側面視でアンローダFの縦筒部31の外周縁の前端縁よりも前方側へ突出している。取付用ブラケット44と連結用ブラケット39とに連結される油圧シリンダ60は、その中心線CLが、前記縦軸心Yと中心軸線Zとに対して、側面視で平行、もしくはほぼ平行となるように取り付けられている。
アンローダFの揺動軸心Xは、上記の縦軸心Y、中心軸線Z、及び中心線CLに対して直交している。したがって、油圧シリンダ60の伸縮にともなってアンローダFが起伏揺動したとき、油圧シリンダ60がアンローダFや支持体40と干渉する虞を避けられる。
図4に示すように、後面視では、グレンタンクEの後方側に立設されている支持体40の縦軸心Yに対して、アンローダFの縦筒部31は、その中心軸線ZがアンローダFの格納姿勢で、自走機体Aの内方側へ少し傾倒した状態で、後述する受け部45に受け止められている。
この格納姿勢で、油圧シリンダ60の中心線CLは、アンローダFの縦筒部31の中心軸線Zの傾斜よりも、自走機体Aの内方側へ向けてより大きく傾斜した状態で設けられている。
つまり、油圧シリンダ60の第1端部が連結される支持体40側の取付用ブラケット44は、後面視で支持体40の外周面よりも右側方に突出して、連結ピン63が支持体40の外周面の右側端縁よりも右側方に位置している。また、油圧シリンダ60の第2端部が連結されるアンローダF側の連結用ブラケット39も、後面視でアンローダFの外周面よりも右側方に突出して、連結ピン64がアンローダFの外周面の右側端縁よりも右側方に位置している。そして、支持体40の縦軸心YよりもアンローダFの揺動軸心Xが自走機体Aの横外方に位置している。その結果、縦軸心Yと揺動軸心Xとの左右方向での位置ずれ量は、アンローダFの揺動軸心Xが存在する箇所におけるアンローダFの左側側縁と、受け部45と接触する箇所におけるアンローダFの左側側縁との左右方向での位置ずれ量よりも大きくなっている。このため、油圧シリンダ60の傾斜が、受け部45に支えられたアンローダFの傾斜よりも大きく傾くことになる。
油圧シリンダ60の傾斜は、アンローダFを円滑に起伏揺動させる際に、できるだけアンローダFの縦筒部31の中心軸線Zに対して直交する方向に近い力線で油圧シリンダ60の伸縮方向が設定されるようにするために有用である。また、支持体40の外周面の右側端縁よりも右側方に突出させて油圧シリンダ60の第1端部が連結される取付用ブラケット44を設けてあるので、この取付用ブラケット44を、例えば支持体40の外周面の左側端縁よりも左側方に突出させた場合などに比べて、油圧シリンダ60の長さをできるだけ短縮する上で有効である。
油圧シリンダ60の第2端部は、アンローダFの縦筒部31のうちで、エルボ部30との隣接箇所に外嵌した筒状の補強部材38に装着した連結用ブラケット39に連結されている。これは、縦筒部31のうちで最もエルボ部30に近い位置で連結することにより、アンローダFの揺動軸心X回りにおける第2端部の移動軌跡r1の回転半径を小さくして、油圧シリンダ60の伸縮量を少なくし得る上で有効である。
〔第1端部の連結構造〕
油圧シリンダ60の第1端部が連結される取付用ブラケット44、及びアンローダFの格納姿勢を支持する受け部45を備える筒状装着部40Aは次のように構成されている。
筒状装着部40Aは、支持体40の外周面に外嵌させて溶接固定した円筒状の筒状部材43を備え、その筒状部材43の外周面に対して、取付用ブラケット44、及び受け部45を設けて構成されたものである。
前述したように、支持体40は、車体フレーム10に固定された縦フレーム50に取り付けられた帯板状の回転連結部材52に上部を抱き込み状態で相対回動可能に支持されている。したがって、支持体40の水平方向での位置は規制されながら、車体フレーム10に対して支持体40が回動可能に構成されている。このとき、支持体40とともに筒状装着部40Aも回動する。
筒状装着部40Aの取付用ブラケット44は、受け部45よりも上部に設けられている。図12乃至図14に示すように、取付用ブラケット44は、開放側が下向きのチャンネル状部材で構成され、その横一側部が筒状部材43の外周面に沿って円弧状に切除された形状の横端辺44aを備えている。
この横端辺44aを、筒状部材43の外周面に当てつけた状態で溶接して、筒状部材43に取付用ブラケット44を一体に固定してある。
取付用ブラケット44の長手方向は左右方向に沿い、かつ後面視で支持体40の右横側縁よりも右横外方へ突出するように設けてあり、この突出した部位に、油圧シリンダ60の第1端部を連結するための連結ピン63の挿通孔44bが形成されている。
アンローダFの格納姿勢を支持する受け部45は、筒状部材43の外周部で、取付用ブラケット44が設けられた箇所よりも下方側の部位に設けられている。
図12(a),(b)に示すように、受け部45は、自走機体Aの内方側に傾倒する格納姿勢のアンローダFの縦筒部31の外周面に対向する受入用の湾曲凹部45aと、支持体40の外周面に対向する取付用の湾曲凹部45bとを形成した一連の板状体によって構成されている。
受け部45を構成する板状体は、格納姿勢に位置するアンローダFの縦筒部31の中心軸線に対して直交する方向の平面に沿って形成されている。この板状体は、取付用の湾曲凹部45bを支持体40の外周面のほぼ半周にわたって当てつけた状態で溶接され、板状体が支持体40に固定されている。
受入用の湾曲凹部45aでは、湾曲凹部45aの内周縁に沿って、かつ板状体の上下にわたり、格納姿勢に位置する縦筒部31の外周面に対向する円弧状の当て板部材45cが溶接固定されている。このように当て板部材45cが設けられたことにより、アンローダFの縦筒部31の外周面に対する接触面積が大きくなる。その結果、縦筒部31の外周面が傷つけられたり、変形したりする虞が少なくなる。
受け部45には、ロック機構46を構成するためのチャンネル状の固定側止め片46a、及び、その固定側止め片46aと受け部45の板状体とを貫くピン孔46bが設けられている。アンローダFの縦筒部31の外周面側にも、アンローダFの格納姿勢で前記固定側止め片46aの上側に重なる位置に可動側止め片31aが設けられている。この可動側止め片31aにも、アンローダFの格納姿勢で固定側止め片46a側のピン孔46bと合致する箇所にピン孔31bが形成されている。
上記の固定側止め片46aと可動側止め片31aと、これらに形成されているピン孔46b,31bを貫くL字状の係止ピン46cとによって、アンローダFを格納姿勢で固定するためのロック機構46を構成している。
受け部45には、固定側止め片46aの横側部に、アンローダFを固定しないときに係止ピン46cを差し込んでおくための保持孔45dも形成されている。
〔第2端部の連結構造〕
油圧シリンダ60の第2端部が連結される連結用ブラケット39は次のように構成されている。
図12及び図14に示されているように、連結用ブラケット39は、アンローダFの縦筒部31のうち、エルボ部30との隣接箇所に外嵌し固定された筒状の補強部材38に装着されている。
この連結用ブラケット39は、補強部材38の外周面に対する接線方向に沿って、補強部材38から離れる右横側方へ向けて突設された後方側開放のチャンネル状の第1部材39Aを備えている。その第1部材39Aの突出端に対向して直交する方向にクランク状断面の第2部材39Bが連結され、第2部材39Bの前端部に上方開放のチャンネル状の第3部材39Cが連結されている。
また、第1部材39Aの上下の壁部の間で、補強部材38の外周面と第2部材39Bとにわたって平板状の第4部材39Dが溶接固定されている。これらの第1部材39Aと、第2部材39Bと、第3部材39Cと、第4部材39Dとで連結用ブラケット39が構成されている。
第1部材39Aの長手方向は、アンローダFの揺動軸心Xに直交する左右方向であり、格納姿勢のアンローダFの縦筒部31における補強部材38の外周面から自走機体Aの横外方側へ向けて突出するように設けられている。
第2部材39Bは、長手方向がアンローダFの揺動軸心Xに沿う方向に延設されている。そしてクランク状断面の立ち上がり片部分39Baが第1部材39Aの突出先端に対向し、クランク状断面の水平方向片部分39Bbが第1部材39Aの下面側に対向する状態で溶接固定されている。さらに、この第2部材39Bは、側面視でアンローダFの縦筒部31における補強部材38の外周面の前端縁よりも前方側へ突出形成されている。
第3部材39Cは、チャンネル状の開放側をアンローダFの穀粒排出方向に向けて設けられている。さらに、この第3部材39Cは、第2部材39Bの立ち上がり片部分39Baと水平方向片部分39Bbとに対して、補強部材38の外周面の前端縁よりも前方側へ突出形成されている箇所で溶接固定されている。
このように構成された連結用ブラケット39の前記第3部材39Cに、アンローダFの揺動軸心Xに沿う前後方向の中心線を有した貫通孔39Caを形成してある。この貫通孔39Caに挿通した連結ピン64を介して油圧シリンダ60の第2端部が揺動可能に連結されている。
第2端部が連結される連結用ブラケット39に設けた連結ピン64は、第1端部が連結される取付用ブラケット44の連結ピン63よりも、下方位置で、自走機体Aの横外方側に位置するように設けられている。したがって、油圧シリンダ60は、伸縮方向の各端部のうち、第1端部が、第2端部よりも機体内方側で上方に位置し、平面視では油圧シリンダ60の伸縮方向が自走機体Aの左右方向に沿う状態で配設されている。
このように配設された油圧シリンダ60は、図4に示すように、第1端部側の連結ピン63と、アンローダFの揺動軸心Xとを結ぶ線分L1よりも、第2端部の連結ピン64の位置が自走機体Aの横外側に位置している。したがって、油圧シリンダ60は格納姿勢で最も収縮し、排出姿勢で最も伸長するように構成されている。
アンローダFは、排出姿勢から格納姿勢へ移行する過程で、アンローダFの揺動軸心Xの鉛直線上で直立する状態から、その揺動軸心Xの鉛直線上の位置を越えて、自走機体Aの内方側へ少し傾倒した格納姿勢に至る。
アンローダFを揺動駆動する油圧シリンダ60には、アンローダFが排出姿勢から揺動軸心Xの鉛直線上で直立するまでの上昇揺動行程で、シリンダチューブ61の下方側の油室に圧油を供給する。これと同時に、上方側の油室からは圧油を排出してピストンロッド62の収縮方向への移動を可能にしている。このとき油圧シリンダ60の下方側の油室には常にアンローダFが排出姿勢側へ戻ろうとする方向の重量が作用し、アンローダFが直立したときに、その方向の重量は零になる。
アンローダFが揺動軸心Xの鉛直線上で直立する位置を越えて格納姿勢へ移行する揺動行程では、アンローダFの格納姿勢側への傾動にともなって、アンローダFの重量がピストンロッド62を収縮方向へ押し上げるように作用する。
したがって、この格納姿勢へ移行する揺動行程で油圧シリンダ60の作動速度が速くなる虞があるが、シリンダチューブ61の上方側の油室(図示せず)からの排油速度を制御することで油圧シリンダ60の作動速度を調節することができる。
アンローダFが格納姿勢にある状態から、アンローダFが揺動軸心Xの鉛直線上で直立するまでの下降揺動では、シリンダチューブ61の上方側の油室に圧油を供給する。これと同時に、下方側の油室(図示せず)からは圧油を排出してピストンロッド62の伸長方向への移動を可能にしている。
このとき油圧シリンダ60の上方側の油室には常にアンローダFが格納姿勢側へ戻ろうとする方向の重量が作用し、アンローダFが直立したときに、その方向の重量は零になる。
アンローダFが揺動軸心Xの鉛直線上で直立する位置を越えて排出姿勢へ移行する揺動行程では、アンローダFの排出姿勢側への傾動にともなって、アンローダFの重量がピストンロッド62を伸長方向へ引き出すように作用する。
したがって、この排出姿勢へ移行する揺動行程で油圧シリンダ60の作動速度が速くなる虞があるが、シリンダチューブ61の下方側の油室からの排油速度を制御することで油圧シリンダ60の作動速度を調節することができる。
もし、油圧シリンダ60が単動型のものであれば、上記のように自走機体Aの内方側へ少し傾倒させて格納する構造のアンローダAでは、円滑に駆動することができないが、復動型であることにより、そのような不具合はない。
つまり、油圧シリンダ60が単動型のもので、シリンダチューブ61の下方側の油室に圧油を供給する構造であると、上方側の油室に圧油を供給することが出来ないので、アンローダFが格納姿勢にある状態から、アンローダFが揺動軸心Xの鉛直線上で直立するまでの下降揺動を行うことができない。
もし、油圧シリンダ60が単動型のもので、シリンダチューブ61の上方側の油室に圧油を供給する構造であると、下方側の油室に圧油を供給することが出来ないので、アンローダFが排出姿勢にある状態から、アンローダFが揺動軸心Xの鉛直線上で直立するまでの上昇揺動を行うことができない。
本発明の油圧シリンダ60復動型であることにより、シリンダチューブ61の上方側、及び下方側の何れの側の油室にも圧油を供給することができる。したがって、自走機体Aの内方側へ少し傾倒させて格納する構造のアンローダAを支障なく揺動駆動することができる。
〔別実施形態の1〕
実施の形態では、アンローダFを起伏揺動させるための揺動駆動装置として油圧シリンダ60を用いた構造のものを示したが、これに限られるものではない。
例えば、揺動駆動装置として、アンローダFの縦筒部31に連結したワイヤをウインチで巻き上げるようにするとともに、そのウインチを電動モータで正逆方向に駆動するようにしたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
実施の形態では、支持体40がグレンタンクEとともに車体フレーム10に対して回動自在に構成された構造のものを例示したが、この構造に限られるものではない。
例えば、支持体40を車体フレーム10に固定し、支持体40とグレンタンクEとを連結する連結金具25と、前記支持体40との間に相対回動可能な軸受け部材などを介装させて、支持体40に対してグレンタンクEが相対回動するように構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の3〕
実施の形態では、アンローダFを起伏揺動させるための油圧シリンダ60を、支持体40とアンローダFとにわたって配設したが、この構造に限られるものではない。
例えば、支持体40とは別に自走機体A上の適所に設けた部材とアンローダFとにわたって油圧シリンダ60を配設するなど、適宜の構成を採用することができる。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の4〕
実施の形態では、アンローダFの格納姿勢を維持するための受け部45を支持体40に設けた構造のものを示したがこれに限られるものではない。
例えば、受け部45を支持体40とは別部材で構成して、支持体40にではなく、自走機体A上の別の箇所に設けても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の5〕
実施の形態では、支持体40側の取付用ブラケット44は、側面視で支持体40の外周面の後端縁よりも後方側へ突出し、この取付用ブラケット44に対して油圧シリンダ60の第1端部を連結した構造のものを例示したが、これに限られるものではない。
例えば、油圧シリンダ60の第1端部が側面視で支持体40と部分的に重複する状態で設けられたものであってもよい。その重複の度合いは、油圧シリンダ60第1端部が、支持体40の縦軸心Yよりも機体後方側で連結されているのが望ましい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の6〕
実施の形態では、アンローダF側の連結用ブラケット39は、側面視でアンローダFの縦筒部31の外周縁の前端縁よりも前方側へ突出し、この連結用ブラケット39に対して油圧シリンダ60の第1端部を連結した構造のものを例示したが、これに限られるものではない。
例えば、油圧シリンダ60の第2端部が側面視でアンローダFと部分的に重複する状態で設けられたものであってもよい。その重複の度合いは、油圧シリンダ60の第2端部が、アンローダFの中心軸線Zよりも機体前方側で連結されているのが望ましい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の7〕
実施の形態では、アンローダFの排出側端部が格納姿勢で自走機体Aの内方側へ傾倒するように構成した構造のものを例示したがこれに限られるものではない。
例えば、アンローダFの格納姿勢で、その排出側端部がアンローダFの揺動軸心X上に直立する状態、もしくは自走機体Aの外方側へ少し傾倒するように構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の8〕
実施の形態では、伸縮作動する油圧シリンダ60として復動型のものを例示したが、これに限らず単動型の油圧シリンダ60構成してもよい。この場合、アンローダFの排出側端部が格納姿勢で自走機体Aの内方側へ傾倒するように構成した場合には、格納姿勢のアンローダFを揺動軸心X上で直立する位置にまで戻す付勢バネなどを設けるのが望ましい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の9〕
実施の形態では、ロック機構46をアンローダFと支持体40とにわたって設けたが、これに限られるものではない。
例えば、ロック機構46をアンローダFと自走機体A上の適所に位置する部材との間に設けても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の10〕
実施の形態では、油圧シリンダ60のシリンダチューブ61側を支持体40に連結し、ピストンロッド62をアンローダF側に連結した構造のものを示したがこれに限られるものではない。
例えば、シリンダチューブ61側をアンローダF側に連結し、ピストンロッド62が支持体40側に連結された構造のものでも良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、普通型のコンバインに限らず、自脱型のコンバインにも利用することができる。
10 車体フレーム
30 エルボ部
31 縦筒部
31a 可動側止め片
36 穀粒吐出口
40 支持体
45 受け部
45d 保持孔
46 ロック機構
46c 係止ピン
50 縦フレーム
60 揺動駆動装置
61 シリンダチューブ
62 ピストンロッド
A 自走機体
E グレンタンク
F アンローダ
R 縦搬送経路
X 揺動軸心
Y 縦軸心

Claims (28)

  1. 穀粒を貯留するグレンタンクと、前記グレンタンク内の穀粒を排出するためのアンローダとが自走機体に備えられ、
    前記グレンタンクは、前記自走機体に備えた支持体に支持された状態で、前記自走機体に収納される作業姿勢と、前記自走機体から横方向に張り出す点検姿勢とに揺動して姿勢切換自在に構成され、
    前記アンローダは、前記グレンタンクの穀粒排出口に連なる導入側端部から排出側端部に至る直線状の縦搬送経路の終端部に穀粒吐出口が形成されているとともに、前記排出側端部を上方に向かわせる格納姿勢と、前記排出側端部を外側方に向かわせる排出姿勢とに姿勢切換自在に構成され、
    前記アンローダを起伏揺動させる揺動駆動装置が備えられ、
    前記揺動駆動装置は、前記支持体と前記アンローダとにわたって配備されているコンバイン。
  2. 前記アンローダが前記グレンタンクの後方側に備えられ、
    前記揺動駆動装置は、前記グレンタンクの後方側で前記支持体に対して連結されている請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記支持体は前記グレンタンクと共に前記自走機体に対して相対回動可能に構成されている請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記支持体は前記グレンタンクの回動中心上に存在するように構成されている請求項1〜3のいずれか一項記載のコンバイン。
  5. 前記支持体の平面視における面積中心と該支持体の回動中心とを一致させ、前記支持体を前記自走機体に対して回動可能に支持させてある請求項1〜4のいずれか一項記載のコンバイン。
  6. 前記自走機体の車体フレーム上に縦フレームを立設してあり、当該縦フレームに対して前記支持体が回動可能に支持されている請求項1〜5のいずれか一項記載のコンバイン。
  7. 前記縦フレームは、脱穀装置に連結支持されている請求項6記載のコンバイン。
  8. 前記支持体と前記アンローダとは前記自走機体の前後方向で位置ずれしている請求項1〜7のいずれか一項記載のコンバイン。
  9. 前記支持体と前記アンローダとの間に前記揺動駆動装置が配設されている請求項1〜8のいずれか一項記載のコンバイン。
  10. 前記アンローダの前側部と前記支持体の後側部分とにわたって前記揺動駆動装置を連結してある請求項1〜9のいずれか一項記載のコンバイン。
  11. 前記揺動駆動装置は、前記支持体に対する連結位置よりも前記アンローダ側での連結位置が低くなる姿勢で連結されている請求項1〜10のいずれか一項記載のコンバイン。
  12. 前記アンローダは、前記導入側端部に前記グレンタンクの穀粒排出口に連なるエルボ部を備えるとともに、そのエルボ部の搬送下手側に直線状の縦搬送経路を構成する縦筒部が接続されていて、前記揺動駆動装置は前記縦筒部に連結されている請求項1〜11のいずれか一項記載のコンバイン。
  13. 前記揺動駆動装置は、前記縦筒部のうちの前記エルボ部との接続箇所近くに連結されている請求項12記載のコンバイン。
  14. 前記支持体の下部と、前記アンローダの前記エルボ部とは、前記支持体に対して前記エルボ部が相対回動可能であるように連結されている請求項12又は13記載のコンバイン。
  15. 前記アンローダは、前記導入側端部が前記支持体の回動中心よりも左右方向での機体外方側寄りに位置するように配設されている請求項1〜14のいずれか一項記載のコンバイン。
  16. 前記揺動駆動装置は、前記支持体の回動中心よりも左右方向外側において前記支持体に連結されている請求項1〜15のいずれか一項記載のコンバイン。
  17. 前記揺動駆動装置は、前記格納姿勢における前記アンローダの左右方向での機体外方側寄り位置において前記アンローダに連結されている請求項1〜16のいずれか一項記載のコンバイン。
  18. 前記アンローダは、前記格納姿勢で、前記排出側端部が前記導入側端部よりも機体内方側寄りに傾倒するように前記揺動駆動装置に連結されている請求項1〜17のいずれか一項記載のコンバイン。
  19. 前記揺動駆動装置は、伸縮作動可能な油圧シリンダで構成されている請求項1〜18のいずれか一項記載のコンバイン。
  20. 前記油圧シリンダは複動型である請求項19記載のコンバイン。
  21. 前記油圧シリンダは平面視において機体左右向きに配置されている請求項19又は20記載のコンバイン。
  22. 前記油圧シリンダのシリンダチューブが前記支持体に連結され、ピストンロッドが前記アンローダに連結されている請求項19〜21のいずれか一項記載のコンバイン。
  23. 前記アンローダの格納姿勢を維持するロック機構が備えられている請求項1〜22のいずれか一項記載のコンバイン。
  24. 前記アンローダを格納姿勢で受け止める受け部が備えられている請求項1〜23のいずれか一項記載のコンバイン。
  25. 前記受け部は前記支持体に設けられている請求項24記載のコンバイン。
  26. 前記アンローダの格納姿勢を維持するロック機構が備えられ、当該ロック機構が、前記受け部と、前記アンローダとを固定するように構成されている請求項24又は25記載のコンバイン。
  27. 前記ロック機構は、前記受け部と前記アンローダ側に設けた可動側止め片とに貫通する係止ピンを備えている請求項26記載のコンバイン。
  28. 前記受け部には、非貫通時の前記係止ピンを挿通させて保持する保持孔が設けられている請求項27記載のコンバイン。
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