JP2015024837A - 紙製容器、及び該紙製容器に用いられる中板部材 - Google Patents

紙製容器、及び該紙製容器に用いられる中板部材 Download PDF

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Koji Nishikawa
晃司 西川
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Abstract

【課題】趣向を凝らした意匠性の高い紙製容器を提供する。【解決手段】底板部14から垂直に立設された複数の側壁4,5,6,7によって構成される胴体部9の軸心に向かって上方傾斜して設けられる天板16,17,22,23を備えた天板部24を有し、隣り合う該天板16,17同士が連続することで該天板部24は山型をなし、該天板16,17,22,23の上端縁によって囲まれた空隙により該天板部24の開口24aが構成される紙製容器1を提供するものである。【選択図】図7

Description

本発明は、意匠性の高い紙製容器、特にティッシュペーパーを収容するための紙製容器に関する。
従来から、デザインに工夫を凝らした紙製容器は、各種提案されている。このような紙製容器は、一例として、ティッシュケースとして使用されることはよく知られている。
例えば特許文献1には、箱体にフラップ片を重合し、該フラップ片を、鯨や自動車をかたどった形状としているものが開示されている。
特許文献2には、上蓋や下蓋に指起し片を設け、該指起し片を起立させることで任意形状の前板や側板とされているティッシュ・ペーパー容器が開示されている。
特許文献3には、ティッシュペーパーを収納した箱を電車の形に形成したものが開示されている。
また、ティッシュペーパー容器を収容するケースとして、特許文献4には、蓋体の上面に装飾のためのマスコットを取り付けた構成が開示されている。
また、特許文献5には、箱型ティッシュペーパー容器の装飾具が開示されている。該装飾具は、ティッシュペーパーが収納された箱型の容器の取出口上に冠して覆う開口部を備えた装飾体が着脱自在に設けられている。
特開平10−194365号公報 実開昭64−47682号公報 実開平1−179591号公報 実開昭62−137266号公報 実開昭62−152971号公報
上記したように、従来から多種の紙製容器は提案されているが、さらに斬新で意匠性の高い紙製容器が市場で求められている。
そこで本発明は、意匠性の高い紙製容器を提供することを目的とする。
本発明は、底板部と、該底板部から略垂直に立設された複数の側壁によって筒状とされた胴体部と、該胴体部の上部に形成され、中央に開口を有する天板部と、を備えた紙製容器であって、該天板部は、各側壁から該胴体部の軸心に向かって上方傾斜する複数の天板によって構成され、隣り合う該天板同士が連続することで該天板部は山型をなし、各天板の上端縁によって囲まれた空隙により該天板部の開口が構成されていることを特徴とする紙製容器である。
かかる構成とすることにより、天板部を立体的に山型とし、しかもその天板部の頂上部に開口を設けることができ、胴体部内に収容される内容物を前記開口を介して出し入れ可能としつつ、意匠性の高い外観形状を有する紙製容器とすることができる。
また、前記天板部は、各側壁から延設された単独天板を複数有し、各単独天板の側縁からはベース板が延出され、互いに異なる単独天板の各ベース板が隣り合った状態で該ベース板同士がつなぎ合わされて接続複合板が構成されていることが望ましい。
かかる構成にあって、複数の板材がつなぎ合わされた接続複合板は、単数の板材のみからなる天板に比して剛性が向上しており、強度が高い。このため、全体として紙製容器における天板部の強度を高めることが可能となる。
さらに、前記胴体部内には、前記接続複合板を支持可能な支持面を有する中板部材が収容されており、該中板部材には内容物通過口が設けられ、前記接続複合板を構成するベース板の外縁部が、該支持面に当接する当接部とされていることが望ましい。
かかる構成にあっては、山型の天板部が構成された状態において接続複合板を構成するベース板が前記支持面に当接可能であるため、該天板部に対して外力が与えられ、該天板部を押しつぶすような力が作用した場合にも、該接続複合板は前記支持面からの反力を得て山型形状を維持しようとするため、前記天板部が過剰に撓んで押しつぶされてしまうことが抑制される。なお、前記中板部材には、胴体部に収容された内容物を通過させる内容物通過口が設けられているため、前記天板部の開口を通じて内容物を円滑に取り出し可能とすることができる。
また、ティッシュペーパー容器としての紙製容器であって、前記胴体部内であって前記中板部材の下側空間には連続取出し可能なティッシュペーパーが内容物として積層状に収容され、該中板部材の内容物通過口の周囲には、前記天板部の開口から取り出されるティッシュペーパーを保持するティッシュペーパー保持手段が設けられていることが望ましい。
かかる構成とすることにより、前記天板部の立体的な山型形状部分を山と見立てて、該天板部の開口を介して持ち上げられたティッシュペーパーをあたかも山頂を覆う雪や雲の如く見せることができ、これまでにない興趣性が生まれ、しかも意匠性が高い斬新な紙製容器を提供することが可能となる。
また、本発明は、上記の紙製容器に用いられる中板部材であって、ティッシュペーパーが通過可能な内容物通過口が略中央に設けられていると共に、該内容物通過口の周囲に、該内容物通過口に挿通されたティッシュペーパーを保持することが可能なティッシュペーパー保持手段が設けられていることを特徴とする中板部材である。
かかる構成とすることにより、ティッシュペーパーが連続して引き出されず次に使用予定のティッシュペーパーが前記天板部の開口から落下して容器内に留まってしまうことが抑止され、胴体部内に落ち込んでしまったティッシュペーパーを掻き出すような面倒な作業が不要となる。特に、本発明の紙製容器は、天板部が山型であり、その上端に開口が設けられているため、従来からある汎用の直方体形状のティッシュケースに比べてティッシュペーパーが突き出される開口の位置が上方寄りに配置される。このため、本発明においてティッシュペーパーが胴体部内に一旦落ち込んでしまうと開口からの取り出し作業が極めて面倒となる。したがって、本発明の中板部材を採用することにより、上記問題を適切に解消することができる。
本発明の紙製容器は、開口を有する天板部が立体的な山型形状とされているため、意匠性の高い紙製容器となる。
また、本発明の中板部材は、ティッシュペーパーが天板部の開口から落下して胴体部内に留まってしまうことを好適に抑止できる効果がある。
本体における紙シートの展開図である。 中板部材における紙シートの展開図である。 天板部が折り畳まれた状態の紙製容器を上から見た斜視図である。 天板部が折り畳まれた状態の紙製容器を下から見た斜視図である。 天板部を展開した状態の紙製容器の平面図である。 ベース板をつなぎ合わせた状態の紙製容器の斜視図である。 組み立てられた紙製容器の斜視図である。 組み立てられた紙製容器の正面図である。 紙製容器の部分縦断面図である。 接続複合板近傍を示す説明図である。
以下、本発明を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本発明は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜設計変更が可能である。また、本実施例において、「山折り」、「谷折り」とは紙製容器外側から見て山状(凸状)に折る場合を「山折り」、谷状(凹状)に折る場合を「谷折り」とする。
ティッシュペーパー容器としての紙製容器1は、図1に示すような紙シート(ブランク)3によって本体2が作製される。該紙シート3は、一枚の紙材料からなる原紙を所定形状に型抜きして得られ、折り曲げ加工を容易とするために折曲線(折り目)が所要箇所に複数設けられている。以下、該紙シート3について詳述する。
〔側壁〕
図1に示すように、前記紙シート3は、矩形状の側壁4,5,6,7を有している。具体的には、一対の長手状の側壁4,6と、一対の短手状の側壁5,7とが交互に配置されている。また、該側壁4〜7は、互いに側壁折曲線4a,5a,6a,7aを介して左右方向に連続状に形成されている。なお、図1に示すように、最も右端に配された側壁7の右側の側壁折曲線7aには接着しろ8が設けられており、該接着しろ8を介して、該側壁7と、最も左端に配された側壁4とが接着される。
そして前記紙シート3は、前記接着しろ8を介して筒状とされると共に、前記側壁折曲線4a〜7aに沿って山折りに折り曲げられることで、平面視矩形状で筒状の胴体部9が構成される。
〔底板部〕
前記紙シート3にあっては、各側壁4〜7の下部に底板10,11,12,13がそれぞれ設けられている。なお、各底板10〜13は、それぞれ底板折曲線10a,11a,12a,13aを介して各側壁4〜7に対して連続状に形成されている。なお、最も左端に配された前記底板10には、外向きに張り出した突出片10bが設けられていると共に、右から2番目に配された底板12には、前記突出片10bと略等しい幅の切欠凹部12bが設けられている。
そして、図4に示すように、上述の底板10〜13が胴体部9側へ山折りされ、これと共に前記底板10の突出片10bが前記底板12の切欠凹部12bに係合することで、底板部14が構成される。なお、このとき前記側壁4〜7は、底板部14を基準にして略垂直に立設し、全体として略直方体形状の箱体が得られる。なお、側壁4〜7は、底板部14に対して厳密に垂直に立設している必要はなく、実質的に垂直であればよい。
〔天板部〕
図1に示すように、長手状の各側壁4,6の上部には、それぞれ単独天板16,17が天板折曲線16a,17aを介してそれぞれ延設されている。さらに詳述すると、該単独天板16,17は、先端(上端)へ行くほど幅狭となる略台形状であり、左右方向に延びる上端縁16b,17bは、意匠性を向上させるために緩やかな凹凸を有する波型形状となっている。
さらに、前記単独天板16の両側縁からは、左右一対のベース板18,19がベース板折曲線18a,19aを介してそれぞれ延設されている。同様に、前記単独天板17の両側縁からは、左右一対のベース板20,21がベース板折曲線20a,21aを介してそれぞれ延設されている。また、前記ベース板18と前記ベース板19、並びに、前記ベース板20と前記ベース板21とは、各々互いに対称形状である。なお、前記ベース板18〜21の所要箇所には、接合用切込み溝18b,19b,20b,21bがそれぞれ形成されている。
ここで、図6等に示すように、前記単独天板16,17が前記天板折曲線16a,17aに沿ってそれぞれ山折りされ、さらに各ベース板18〜21が、該ベース板折曲線18a〜21aに沿って山折りされると、該ベース板18と該ベース板21とが隣接し、かつ、ベース板19とベース板20とが隣接することとなる。そして、該ベース板18の接合用切込み溝18bと、これに隣接するベース板21の接合用切込み溝21bとを互いに食い込ませて、互いに隣り合う該ベース板18と該ベース板21とをつなぎ合わせることができる。また、同様に、ベース板19の接合用切込み溝19bとベース板20の接合用切込み溝20bとを互いに食い込ませて、互いに隣り合う該ベース板19と該ベース板20とをつなぎ合わせることができる。このように互いにつなぎ合わされたベース板18〜21により、接続複合板22,23がそれぞれ構成される。
なお、図5,6に示すように、接続複合板22,23におけるベース板18〜21には、前記接続複合板22,23が構成された状態で前記胴体部9の上縁に沿って配置される直線状の外縁部18c,19c,20c,21cが形成されている。また、各ベース板18〜21には、後述する開口24aに臨む上端縁18d,19d,20d,21dが形成されている。
〔カバー兼用天板〕
図1に示すように、前記の短手状の側壁5,7の各上部には、カバー兼用天板25,26がカバー兼用天板折曲線25a,26aを介してそれぞれ延設されている。さらに詳述すると、該カバー兼用天板25,26は、前記接続複合板22,23と同形状であり、該接続複合板22,23を外側から被覆可能とされている。また、該カバー兼用天板25,26の両側縁からは、それぞれ差し込み片27、27が突設されている。そして、図6に示すように接続複合板22,23が構成された状態で、該差し込み片27が前記ベース板折曲線18a,19a,20a,21a上に設けられた切れ込み溝28に挿入されることで、図7に示すように該カバー兼用天板25,26が接続複合板22,23に固定され、該カバー兼用天板25,26と前記単独天板16,17とが連続する。
このように本体2が組み立てられると、図6,7に示すように、前記側壁4,6から前記胴体部9の軸心(内部)に向かって上方傾斜する前記単独天板16,17が形成されると共に、前記側壁5,7から前記胴体部9の軸心(内部)に向かって上方傾斜する前記カバー兼用天板25,26が形成される。そして、該単独天板16,17と、該カバー兼用天板25,26とが連続することにより、山型の立体形状をなした天板部24が構成される。さらに、天板部24の中央には、該単独天板16,17の上端縁16b,17b、及び該カバー兼用天板25,26の上端縁25b,26bによって囲まれた空隙が形成される。そして、該空隙により、平面視矩矩形状の開口24aが構成される。なお、該本体2内であって、前記底板部14上に束状のティッシュペーパー束tが配置される。
〔中板部材〕
さらに、図5に示すように前記紙製容器1の本体2内には中板部材30が収容される。さらに詳述すると、該中板部材30は、ティッシュペーパー束tの上側に配置されるものであり(図9参照)、図2に示されるような紙シート(ブランク)31を折り曲げ加工して作製される。さらに詳述すると、該中板部材30は、主要部となる矩形状の支持面32を備えている。後述するように、該支持面32は、前記紙製容器1の胴体部9に収容された際に該胴体部9と前記天板部24との境界の高さ位置に配置される。また、該支持面32の左右位置には、左右一対の脚部33、34が脚部折曲線33a,34aを介して延設されている。また、該支持面32の前後位置には、前後一対の帯板状の補強部35,36が補強部折曲線35a,36aを介してそれぞれ延設されている。
なお、図9に示すように、前記脚部33,34の脚長さは、該胴体部9の高さに略等しく設定されており、該中板部材30が該紙製容器1の本体2内に収容された際に該脚部33,34の先端が前記底板部14に当接し、該支持面32が該胴体部9と該天板部24との境界位置に対応して配置される。
また、前記支持面32の中央には、内容物であるティッシュペーパーTを通過させる内容物通過口37が貫通状に設けられている。さらに、該内容物通過口37の周囲には、内容物通過口37に挿通されたティッシュペーパーTを保持するティッシュペーパー保持手段38が設けられている。
前記ティッシュペーパー保持手段38を詳説すると、前記支持面32には、第一切れ込み溝37aと、該第一切れ込み溝37aの両端からさらに延出された第二切れ込み溝37bとが設けられている。そして、該切れ込み溝37a,37bによって区画形成された開口部により、前記内容物通過口37が構成されている。そして、該第二切れ込み溝37bの端部同士をつなぐ線を保持折曲線37c,37dとし、該保持折曲線37c,37dが谷折りされることで、帯板状の立ち上がり部39,39が形成されている。すなわち該ティッシュペーパー保持手段38は、中板部材30が紙製容器1の胴体部9に収容された際に、互いに向かい合う一対の立ち上がり部39,39によって、支持面32を基準とした該天板部24側へ向かう突出構造をなす。これによって内容物であるティッシュペーパーTが該内容物通過口37を通過して天板部24側に引き出されることを許容されると同時に、前記開口24a近傍でティッシュペーパーTを保持して、一度引き出されたティッシュペーパーTに連続するように次のティッシュペーパーTが引き出されるようにしている。
〔組立〕
このようにして前記中板部材30が収容された前記紙製容器1は、未使用の状態においては図3,4に示すように天板部24が折りたたまれて略直方体形状とされ、 一方、ティッシュケースとして使用する際には、図5に示すようにまず前記天板部24の単独天板16,17及びカバー兼用天板25,26を展開し、その後、図6に示すように前記単独天板16,17から延設されているベース板18〜21をつなぎ合わせて接続複合板22,23を構成した上で、図7に示すように前記カバー兼用天板25,26を接続複合板22,23に固定して山型の天板部24を構成する。
こうして組み立てられた前記紙製容器1は、例えば図8に示すように外表面にデザインDを施すことで、天板部24の山型形状を利用してティッシュペーパーTがあたかも山頂を覆う雲や雪のように表現することができる。また、特に紙製容器1の外表面に噴火山のデザインDが施された場合に限り、ティッシュペーパーTがあたかも噴煙のように表現することができる。このため、本実施例の紙製容器1は、通常のティッシュペーパー容器よりも趣向を凝らしたものとして記念品や土産物等に利用することができる。ところで、図7,図8に示すように一番上のティッシュペーパーTを前記開口24aから上方へはみ出して持ち上げた状態としておくと、使い勝手が良く、しかも見栄えに趣向性が生まれる。
なお、使用のためティッシュペーパーTを抜き取った際には、ティッシュペーパー保持手段38によってティッシュペーパーTが本体2内で適切に保持されるため、誤って次のティッシュペーパーTが胴体部9内へ落下してしまうことを防止することができる。
また、図10に示すように前記胴体部9と前記天板部24との境界には前記中板部材30の支持面32が配置されているため、天板部24に外力Fが加えられた際に、前記ベース板18,19,20,21の外縁部18c,19c,20c,21cが該支持面32に当接することで、接続複合板22,23が内側に向けて過剰に歪むことが防止されている。したがって、該天板部24は山型形状であるが十分に強度が確保される。なお、上記構成は、接続複合板22,23を被覆するようにカバー兼用天板25,26が設けられているため、天板部24の強度が向上し、より一層確実に外力Fに対して押しつぶされてしまうことを防止することができる。なお、ベース板18,19,20,21の外縁部18c,19c,20c,21cにより、本発明にかかる当接部が構成される。また、上記中板部材30が胴体部9内に収容されていると、該中板部材30によって側壁4〜7を内側から支持することができるため、該側壁4〜7が外力によって中心側に倒れ込んで撓んでしまうことも防止できる。
上記実施例以外、紙シート3,31は厚紙、ダンボール等紙質のものであれば特に限定されない。また、紙シート3,31の表面には、印刷層や光沢層等が積層されていてもよい。また、複数の紙シートによって紙製容器1が構成されていてもよい。
また、本実施例では胴体部9は直方体形状であったが、六角柱形状や八角柱形状等であっても構わない。また、開口24aの形状も上記実施例に限定されるものではない。また、前記単独天板16,17の上端縁16b、17bは直線形状であっても構わない。
また、前記カバー兼用天板25,26がなく、接続複合板22,23が外部に露出して天板として機能しているものであってもよい。
前記ティッシュペーパー保持手段38は、上記実施例に記載された構造に限定されるものではなく、ティッシュペーパーTが胴体部9側へ落下してしまうことを防止することができるものであればよい。
また、底板10〜13によって底組されてなる底板部14にあっては、あらかじめ形成された罫線を上向きに折り込んで、該底板部14上に配される枚数が減ったティッシュペーパー束tを上側に持ち上げて開口24aからつまみ易くするようにしてもよい。
また、中板部材30が使用されない構成も本発明に含まれる。そして、中板部材30が使用されない構成にあって、紙製容器1内に既存のティッシュボックスを収容して使用しても構わない。このとき、収容する既存のティッシュボックスは、前記胴体部9の寸法形状に対応する直方体形状のものが適宜選択されることが望ましい。このような場合、該紙製容器1は、いわばティッシュカバーとして機能することとなる。なお、既存のティッシュボックスの上面に前記ベース板18〜21の外縁部18c〜21cを当接可能とした場合、該ティッシュボックスの上面は支持面32として機能する。
さらに、本発明の紙製容器はティッシュペーパー容器に限定されず、その他の菓子や土産物等の容器として利用されても構わない。
1 紙製容器
3 紙シート
4,5,6,7 側壁
4a,5a,6a,7a 側壁折曲線
9 胴体部
14 底板部
16,17 単独天板
16b,17b 上端縁
18,19,20,21 ベース板
18c,19c,20c,21c 外縁部
22,23 接続複合板
24 天板部
24a 開口
25,26 カバー兼用天板
30 中板部材
32 支持面
37 内容物通過口
38 ティッシュペーパー保持手段

Claims (5)

  1. 底板部と、該底板部から略垂直に立設された複数の側壁によって筒状とされた胴体部と、該胴体部の上部に形成され、中央に開口を有する天板部と、を備えた紙製容器であって、
    該天板部は、各側壁から該胴体部の軸心に向かって上方傾斜する複数の天板によって構成され、隣り合う該天板同士が連続することで該天板部は山型をなし、各天板の上端縁によって囲まれた空隙により該天板部の開口が構成されている
    ことを特徴とする紙製容器。
  2. 前記天板部は、各側壁から延設された単独天板を複数有し、各単独天板の側縁からはベース板が延出され、互いに異なる単独天板の各ベース板が隣り合った状態で該ベース板同士がつなぎ合わされて接続複合板が構成されている
    請求項1に記載の紙製容器。
  3. 前記胴体部内には、前記接続複合板を支持可能な支持面を有する中板部材が収容されており、該中板部材には内容物通過口が設けられ、前記接続複合板を構成するベース板の外縁部が、該支持面に当接する当接部とされている
    請求項2に記載の紙製容器。
  4. ティッシュペーパー容器としての紙製容器であって、
    前記胴体部内であって前記中板部材の下側空間には連続取出し可能なティッシュペーパーが内容物として積層状に収容され、該中板部材の内容物通過口の周囲には、前記天板部の開口から取り出されるティッシュペーパーを保持するティッシュペーパー保持手段が設けられている
    請求項3に記載の紙製容器。
  5. 請求項4に記載の紙製容器に用いられる中板部材であって、
    ティッシュペーパーが通過可能な内容物通過口が略中央に設けられていると共に、該内容物通過口の周囲に、該内容物通過口に挿通されたティッシュペーパーを保持することが可能なティッシュペーパー保持手段が設けられていることを特徴とする中板部材。
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