JP3185731U - 包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】窓内装飾という奥行き方向の基本デザインに加えて、窓内にも奥行きのある意匠装飾を施してデザイン性を向上させ、さらに奥行きのあるデザイン装飾を安定して形成する包装用箱を提供する。
【解決手段】箱体の一側面寄りに窓1W付きの装飾空間S1を設け、この装飾空間S1内に、任意の装飾形状に切り抜き成形された複数の装飾片21,22・・・を収容して、窓1Wから装飾空間S1内の装飾片21,22・・・を観察可能とした構成である。装飾片21,22・・・は、前層寄りの第一装飾片21と、後層寄りの第二装飾片22と、・・・からなる多層の各装飾片同士を、装飾空間S1内の奥行き方向へ重なるように互いに連結させた、一体のスライド片Pからなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、包装用箱に関し、特に、包装用箱の一側面寄りに窓付きの装飾空間を設け、装飾空間内に装飾片を収容して窓から装飾空間内を観察可能とした視覚的効果を有するものに関する。
従来、角筒型の本体部の全面板に窓部が形成され、窓付き全面板の内側に小間隔を存して目隠し用面板が設けられ、該目隠し用面板の前面に、適宜の図柄の意匠部が形成されている包装箱が開示される(特許文献1参照)。
また同種の組立箱として従来、角型筒状の組み立て箱の前面板に覗き窓を形成し、のぞき窓を形成した前方内部に間隙部を介して中覗き窓を形成し、この間隙部内に模様板を収容するものが開示される(特許文献2参照)。
実開昭61−91515号公報 実開昭56−24617号公報
しかしながら、前記包装用箱乃至組立箱は、覗き窓内に模様等の意匠を施した板を設けるだけのデザインであり、窓内装飾という奥行き方向の基本デザインでありながら窓内では平坦な意匠装飾しか表現することができないことから、デザイン性が高いとは言い切れなかった。
これに対して例えば、窓枠よりも小さい装飾形状にカットした装飾板を複数枚差し込む、といった装飾を考え得るとしても、単に複数の装飾板を差し込むだけでは窓内で装飾片の位置を安定させることができない。このため、奥行きのあるデザイン装飾を安定して形成することが困難であった。
本考案は、このような事情を鑑みてなされたものであり、窓内装飾という奥行き方向の基本デザインに加えて、窓内にも奥行きのある意匠装飾を施して、デザイン性を向上させ、且つ、窓内に使用する各装飾片の位置を安定させて奥行きのあるデザイン装飾を安定して形成する包装用箱を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、本考案の包装用箱は、内容物を包装する箱体に窓(1W)付きの装飾空間(S1)を設け、この装飾空間(S1)内に、任意の装飾形状に切り抜き成形された複数の装飾片(21,22・・・)を収容して、窓(1W)から装飾空間(S1)内の装飾片(21,22・・・)を観察可能とした構成からなるものであって、
前記装飾片(21,22・・・)は、前層寄りの第一装飾片(21)と、後層寄りの第二装飾片(22)と、・・・からなる複数の各装飾片同士を、装飾空間(S1)内の奥行き方向へ多層に重なるように互いに連結させた、一体のスライド片(P)からなることを特徴とする。
このようなものであれば、窓(1W)形成側から見たときに奥行き方向に重なる複数の装飾片すなわち装飾片群によって、窓内装飾に奥行きを持たせることが可能となる。また、複数の装飾片が互いに連結された一枚のスライド片(P)のみから構成される。このため、窓内装飾のデザインを複数種類採用するときに、スライド片(P)を異なる種類のものに変更するだけで、窓内の装飾片(21,22・・・)群をまとめて交換できる。このため、デザインを簡易に多様化させることができ、装飾片群のデザイン種ごとの管理がきわめて容易になる。
また本考案の包装用箱において、前記第一装飾片と、第二装飾片と、・・・からなる多層の装飾片同士は、各片同士を連結し且つその一部分が装飾空間(S1)周縁の構成板面(すなわち底板面、天板面、左右の各側板面)のいずれかに沿う(接触又は近接する)連結片(3)によって連結されることが好ましい。
前記装飾空間周縁の構成板面とは、装飾空間内部を構成する各面のうち前後面を除く四方側周囲の構成面をいう。具体的には、底板面、天板面、左側板面、右側板面のことである。連結片(3)は、これら各構成板面の少なくともいずれかに沿って配置収容される。
連結片(3)が、装飾空間(S1)の周縁を構成する包装箱内の構成板面に沿って該面に近接又は接触して配置されるため、連結片の装飾空間内での位置ずれが生じにくく、多層の装飾片を装飾空間(S1)内に安定した状態で収容することができる。
また本考案の包装用箱において、前記複数の装飾片(前記第一装飾片、第二装飾片・・・)の少なくともいずれかには、所定の折り線にて折り返し装飾可能な折り返し装飾片(23,24,25,26,27,28)が、各装飾片の先側に延設されるか、或いは他の装飾片との連結側に介設される。この折り返し装飾片は、前記折り線にて、装飾片に重なるように折り返された折り返し状態とし、この折り返し状態で装飾空間(S1)内に収容されることが好ましい。
このようなものであれば、収容状態のスライド片(P)は、複数の装飾片(21,22)と折り返し装飾片(23,24,25,・・・)とが奥行き方向に重なって構成される。折り返し装飾片を含む3層以上の装飾片によって、一枚のスライド片(P)のみを使用して、より奥行き方向に深みのあるデザイン装飾が可能となる。特に折り返し装飾片を先側に延設する場合には、容易に装飾片を追加して多層化することが可能となる。
前記複数の装飾片21,22・・・は、つづら状又は包み(くるみ)状に多段階に折り返すことで、各片が部分的に又は全体的に重なりあった収容状態に組み上げられる。後述の実施例1〜4では連結された各装飾片を包み状に、すなわち表裏いずれかの共通方向へ多段階に折り返してなり、各装飾片の片先が上方を向くようにしている。また後述の実施例5では連結された各装飾片をつづら状に、すなわち表裏双方向へ交互に折り返してなり、表面が露出する装飾片と裏面が露出する装飾片とが交互に表れている。
また弾性を有する面板で各装飾片を一体的な板体で構成し、展開状態の板体を、板面内の所定の折り曲げ部(折り線)を折り曲げることによって収容状態に組み上げるものとすることができる。この場合、各折り曲げ部を折り曲げた収容状態では、塑性変形した折り曲げ部周辺の面板が、それ自体の弾性反力によって滑らかに湾曲してなり、部分的に湾曲した状態で窓内に露出することとなる。
また上記形態において、少なくとも折り返しの表面にのみ印刷ないし表面処理を施すこと、折り返しの表裏面に異なる表面処理(異なる種類または異なる範囲の印刷、表面コート、ないしエンボス加工)を施すことが可能である。
本考案の包装用箱において、前記複数の装飾片(前記第一装飾片、第二装飾片・・・)の少なくとも一片は、それぞれ装飾空間の奥行き方向又は高さ方向へ突っ張り固定される固定側片(4)を、側部ないし上下部の少なくともいずれかに有することが好ましい。
固定側片(4)が上下又は左右に亘って収容空間(S1)内に張り出し固定されることで、スライド片(P)及びその構成片である装飾片の位置固定が容易に行える。
或いは本考案の包装用箱において、前記複数の装飾片(21,22・・・)のうち少なくとも二片は、当該片の両側部に、装飾空間(S1)の奥行き方向又は/及び高さ方向に突っ張り固定される固定側片(4,41,42・・・)を延設してなり、各固定側片(41,42・・・)同士が重ね合わされた状態で装飾空間の奥行き方向又は/及び高さ方向に突っ張り固定されることが好ましい。
各固定側片(4)が上下又は左右、或いは上下及び左右に亘って張り出し位置固定されることで、装飾片(21,22・・・)ごとに収容空間(S1)内の奥行き方向の位置や角度をそれぞれ固定することができる。また、それぞれの固定側片(41,42・・・)が略同形状の重なり部分を有して互いに重なり形成されることで、比較的高剛性の固定側片の重畳体を構成することとなり、各装飾片をより確実に位置固定しつつ耐久性のあるスライド片とすることができる。
また本考案の包装用箱において、前記スライド片(P)は、収容状態に組み上げる前の、一平面上に展開された状態すなわち展開状態から、各片同士の連結接辺である所定の折り線を折り曲げて収容状態に組み上げるものであり、このうち展開状態において、スライド片に含まれるすべての構成片が一平面内に重なることなく配置されることが好ましい。このようなものであれば、スライド片を構成する各片(少なくとも装飾片及び連結片からなる)の片面が、展開状態で一枚の平板の面内に重なることなく配置されるため、平板をカットしてその面内に配置される各片を折り曲げるだけでスライド片Pの組み上げ加工をきわめて容易に行うことができる。
本考案にかかる包装用箱によれば、窓内装飾という奥行き方向の基本デザインを生かして窓内にも奥行きのある意匠装飾を施し、デザイン性を向上させるものとなった。また、窓内に使用する各装飾片の位置を安定させて奥行きのあるデザイン装飾を安定して形成するものとなった。
本考案の実施例1の包装用箱の構成を示す分解斜視図。 本考案の実施例1の包装用箱の組み立て状態を示す斜視図。 本考案の実施例1の箱体の展開状態図。 本考案の実施例1のスライド片の展開状態及び各折り畳み状態の説明図。 本考案の実施例2の包装用箱におけるスライド片の展開状態及び組み立て状態の説明図。 本考案の実施例3の包装用箱におけるスライド片の展開状態及び組み立て状態の説明図。 本考案の実施例4の包装用箱におけるスライド片の展開状態及び組み立て状態の説明図。 本考案の実施例5の包装用箱におけるスライド片の展開状態及び組み立て状態の説明図。
<実施の形態>
本考案の実施の形態における包装用箱の構成を実施例として示す各図に基づいて説明する。いずれの実施例も、本考案の包装用箱はその基本構成として、
内容物を包装可能な包装空間S0及び窓1W付きの装飾空間S1を有する箱体1と、
箱体1の前記装飾空間1S内に収容されて装飾空間S1内の所定位置に配置されるスライド片Pと、から構成される(図1、図2)。
前記スライド片Pは、前層寄りの第一装飾片21と後層寄りの第二装飾片22と、・・・からなる複数の装飾片21,22・・・を有して一体的に構成される。隣り合う装飾片21,22・・・同士は連結片31,32・・・によって連結され、各装飾片21,22・・・の少なくとも一部分同士が、装飾空間の奥行き方向に重なって多層に配置収容される。また、各装飾片21,22・・・はそれぞれ、任意の装飾形状に切り抜き成形されている。そして包装用箱の窓1Wから、装飾空間1S内に収容されて奥行き方向に重なった装飾片21,22を観察可能としている。以下、各実施例の構成につき詳述する。
(箱体1)
図1〜2に示す実施例1の箱体1は、内容物を包装可能な包装空間S0と、包装空間S0の前後乃至左右側方に隣接する装飾空間S1と、を内部に有して構成される。具体的には、前板11、背板12、及び両側板13,14によって平面視四方に矩形構成される側周板のうち、左右の側板13,14間を亘る立て板からなる仕切り板16が仕切り固定されている。この仕切り板16によって函状の内部空間が仕切られて、装飾空間S1及び包装空間S0が前後乃至左右側方に隣接形成される。箱体1はフラップ111F付きの蓋板111が上部に取り付けられる。この蓋板111を開いて上方開口させた状態で、上部から内容物を包装空間S0に収容し、また同状態で、上部からスライド片Pを装飾空間S1内に収容する。箱体1の下部四隅にはそれぞれ、角部の隣り合う2面が下方に延設することで、脚部1Lが形成される。
内容物を包装可能な箱状に組み上げはじめる前の展開状態の箱体1を図3に示す。展開状態の箱体1は、横方向に左側板13、前板11、右側板14、背板12、延長板15、及び仕切り板16が順に連接され、仕切り板16の先側辺には貼付けフラップ16Fが延設される。これら横方向の連接板を各連接辺である折り線で内側へ略直角に折り曲げ、延長板15及び貼り付けフラップ16Fを側板内面に貼り付けて函状の四方側囲体を構成する。
また前板11の上辺にはフラップ111F付きの蓋板111が延設され、前板及び背板の各下辺にはフラップ112F、122F付きの底板112、122がそれぞれ延設される。また左右側板13,14の各上辺には上部開閉用の差し込みフラップ131F、141Fがそれぞれ延設され、左右側板13,14の下辺には底部閉封用の差し込みフラップ132F、142Fがそれぞれ延設される。前記蓋板111、底板112、122はそれぞれ前板11、背板12から略直角に折り曲げられて、箱体の底部及び蓋部を構成する。このうち蓋部は開閉可能であり、蓋部を開いた状態の上部開口後部から内容物を収容して包装し、また同状態の上部開口前部から、組み上げたスライド片Pを収容する。
(装飾空間S1)
装飾空間S1は箱体1内の包装空間S0に対して区画された空間であり、刳り抜き窓または透明板窓によって、外部から空間内が認識可能となっている。実施例では、箱内の全巾方向を亘る仕切り板16を、箱体1内の包装空間S0の前方寄りに固定することで装飾空間S1が隣接形成されている。実施例1の装飾空間S1は具体的には、前板11と仕切り板16と左右側板13,14とによって側周囲が囲われている。このうち前板11には横長の隅丸方形形状の窓1Wが刳り抜き形成されており、この窓1Wから装飾空間内を観察可能となっている。尚、装飾空間S1は追加の仕切り板16で装飾空間内をさらに区画するように仕切るなど、二つ以上設けてもよく、また包装空間S0の前部だけでなく側部、後部、上部ないし下部に設けてもよい。また実施例のような幅方向全体を仕切る平板状の仕切り板ではなく、箱内空間を部分的に曲がって仕切る屈曲又は湾曲板状の仕切り板で構成してもよい。実施例の窓1Wは箱体1の前面に横長矩形形状で刳り抜き形成されているが、装飾空間内を覗き見ることができるものであれば、形成位置、形成方法、数、ないし形状を問わない。また刳り抜き部分を透明板で覆ってもよい。
(スライド片P)
スライド片Pは、収容状態で装飾空間内に収容され、装飾空間内の窓内に部分的に露出することで包装箱の装飾効果を果たす。スライド片Pは少なくとも、複数の装飾片21,22・・・と各装飾片21,22・・・を連結する連結片31,32・・・とを具備した一体物からなり、このうち複数の装飾片21,22・・・は装飾空間S1内に収容された収容状態で、前層寄りの装飾片21、後層寄りの装飾片22、その中間層の装飾片、といったように、互いに奥行き方向に分かれて多層配置される。また各層の装飾片同士は奥行き方向に延びる連結片によって互いに連結している。
スライド片Pを装飾空間内に収容し得る収容状態に組み上げはじめる前の、一平面上に展開された状態、すなわち展開状態のスライド片Pを図4aに示す。スライド片Pは、この展開状態から、各片同士の連結接辺である所定の折り線(21FL,22FL,3FL,41FL,42FL)を折り曲げて収容状態とするものであるが、図4aに示す展開状態においては、スライド片Pに含まれる装飾片21,22・・・、連結片31,32・・・、及び固定側片41,42・・・からなるすべての構成片が、いずれも一平面内に重なることなく配置される。
展開状態のスライド片Pは具体的には、上部の第一装飾片21の下辺へ第二連結片32,第一連結片31が順に連接され、第一連結片31の下辺両端寄りの連結部からその下方に第二装飾片22が連接される(図4a)。また第一装飾片21、第二装飾片22の両側辺にはそれぞれ、装飾片の収容位置を固定させるための縦長の固定側片41,42が側部外方へ延設される。各固定側片41,42は、装飾空間の側面外縁に嵌まり込むように上下に矩形に張り出した形状を有しており、上部の張り出し部、下部の張り出し部それぞれが、装飾空間側端の上部および下部にて、奥行き方向に突っ張り固定される。
次に、スライド片Pを図4aに示す展開状態から図4dないし図1に示す収容状態とするまでの組み上げ手順を説明する。展開状態のスライド片Pを図4bに示す第一中間状態、図4cに示す第二中間状態を経て順に組み上げることで、図4dに示す収容状態となる。図4bでは折り線22FLを山折りして第一連結片31、第二連結片32、及び第一装飾片21(符号(B)を付して示す片)がそれぞれ裏を向いた第一中間状態となっている。図4cでは第一中間状態(図4b)からさらに、折り線21FLと折り線3FLを共に山折りして、第一装飾片21が、小幅の第二連結片32分の奥行きをもって、第二装飾片22の前方に層形成された第二中間状態となっている。この第二中間状態では、第一固定側片41と第二固定側片42とが小幅の第二連結片32の片幅分又はこの片幅以下分の奥行き方向のズレを有して、互いに重なり合っている。
図4dでは前記第二中間状態(図4c)からさらに、折り線41FL,42FLをともに同方向に略垂直に折り返した収容状態となっている。この収容状態では図1,2に示すように、各装飾片21,22の両側部それぞれでわずかなズレをもって重なり合った第一固定側片41,第二固定側片42の各片先すなわち片側縁が、それぞれ前方を向くように構成される。
尚、図4bに示す第一中間状態から先に折り線41FL,42FLを共に折り曲げて各固定側片41,42を立て、その後に折り線21FLと3FLを共に山折りして、第一装飾片21を第二装飾片22の前方に配置するようにしてもよい。
スライド片Pを組み上げた収容状態(図4d)で、各装飾片21,22は、装飾空間S1の奥行き方向の所定の隙間を有して、装飾空間内S1内で前後に配置される。このとき第二連結片32はスライド片P全体の最底面を構成して略水平に伸び、収容空間S1の底部外縁である底板112の上面に沿って近接するか当接する。またこのとき第一連結片31はスライド片P全体の最背面を構成して前記第二連結片32の後縁の折り線3FLから屈曲して略垂直に伸び、収容空間S1の後部外縁である仕切り板16の前面に沿って近接するか当接する。そして前記第一連結片31の上辺両側部寄りの折り線22FLから折り返されて、第一連結片31の前方に第二装飾片22が露出する。この第二装飾片22は折り線22FLで屈曲すると共に当該折り線22FL付近で弾性変形によってわずかに撓んで露出する。また収容状態において第一装飾片21は第二連結片の前縁の折り線21FLから屈曲して略垂直に伸び、前記第二装飾片22から第二連結片32の奥行き長分の隙間を有して第二連結片32の前方に重ねられる。このときこの第二装飾片21は折り線21FLで屈曲すると共に当該折り線21FL付近で弾性変形によってわずかに撓む。
またスライド片Pを組み上げた収容状態(図4d)で、各固定側片41,42は、前後及び上下方向へのズレを有して互いに重ねられた状態となり、この重ねられた状態で、装飾空間側端の上部および下部に、奥行き方向に突っ張り固定される。スライド片Pは装飾片21,22・・・と連結片31,32・・・とが連結され、且つ全体が弾性を有した弾性板で形成されているため、組み上げた状態でズレを有して重ねられた固定側片41,42は、装飾空間S1の側面外縁の面内で突っ張って張り出すだけの、奥行き方向への弾性力を有している。固定側片41,42は、一片の上端辺付近及び残り他辺の下端片付近を除く大部分にて重なり合った状態で装飾空間S1の両側部に収容される。各固定側片41,42同士の重なり合った部分は、各装飾片を安定的に収容配置するための最小範囲であり、重畳状態で収容されるため複数片全体で比較的高強度となっている。また各固定側片41,42それぞれでズレた部分は、各々異なる方向へ一枚ずつ突出した突出部となっている。この突出部が装飾空間S1の周縁内面に圧接することで、弾性体からなる固定側片全体が折れ曲がるか湾曲した状態で配置固定され、突っ張り効果を効率的に発揮するものとなる。また、ズレた突出部分が潰れ代となって折れ曲がった場合でも、折れ曲がり時に残る弾性反力によって所定の突っ張り効果を発揮し、さらに重なり合った部分によって固定のための最小範囲の剛性を確保することができる。
(連結片31,32・・・)
連結片31,32・・・のうち細幅矩形の第二連結片32は、装飾空間の奥行き方向の周板である底板に沿い、かつ当該底板に近接するように配置される。また連結片の片幅は底板112の幅の大部分である8割長以上を有している。
(固定側片41,42)
前層寄り、後層寄りの少なくとも2枚の各装飾片21,22、すなわち第一装飾片21及び第二装飾片22には、それぞれの両側部から外方に張り出した、第一固定側片41,第二固定側片42が延設形成される。各固定側片41/42は収容空間S1の上下方向及び奥行き方向に亘って張り出して収容されることで、収容空間S1の側面内に突っ張り固定される。複数の装飾片41,42それぞれは互いに略同形状であり、スライド片Pを収容状態としたときに互いに重なり形成される。
実施例の固定側片41,42は具体的には、上部に略矩形に張出した上部張出部4Aと、下部に略矩形に張出した下張出部4Bと、その間を上下連結すると共に内側辺にて装飾片21,22に連接する細幅の連結部4Cとから構成される(図2)。上張出部4A、連結部4C、及び下張出部4Bは、高さ方向に一体的に張り出して亘り、装飾空間S1の高さ方向に突っ張り固定される。また上張出部4A、下張出部4Bは、連結される装飾片から前後方向へそれぞれ張り出して亘り、装飾空間S1の奥行き方向に突っ張り固定される。上張出部4Aの上二隅の角部、及び下張出部4Bの下二隅の角部はそれぞれ、角丸ないし小傾斜辺状に面取りされており、突っ張り強度を確保している。
また、収容状態で内側に重ねられる第一固定側片41と外側に重ねられる第二固定側片42とでは、連結部4Cの下部近傍の内側辺の形状を若干異ならしめている。具体的には、収容状態で内側に重ねられる第一固定側片41の下張出部4Bの内側辺は、斜めに大きく傾斜した傾斜部41CLによって切欠き形成されており、収容状態で外側に重ねられる第二固定側片42の下張出部4Bの内側辺は、これよりも内側に張り出して縦方向に直角に張出した直角部42CLによって張出し形成される。斜めに形成される傾斜部41CLによって、スライド片Pをスムーズに組み上げることが可能となる(図4)。
実施例2のスライド片Pの展開状態及びこれを組み上げた収容状態をそれぞれ図5a,図5bに示す。実施例2では前層寄りの第一装飾片21と、後層寄りの第二装飾片22と、その中間層の折り返し装飾片たる第三装飾片23と、からなる3層の装飾片が、第一、第二、第三連結片31,32,33で連結されてなる。
図5aに示す展開状態では、上部の第一装飾片21の下辺へ第二連結片32,第一連結片31が順に連接され、第一連結片31の下辺両端寄りの連結部からその下方に第二装飾片22が連接される。またさらに、第二装飾片22の下辺両端よりの連結部からその下方に第三連結片33を介して第三装飾片23が連接される。
図5bに示す収容状態では、展開状態のスライド片Pを組み上げることで、これら3層の装飾片がそれぞれの片先を上方に向け、かつ互いに奥行き方向に分かれて多層配置される。また各層の装飾片同士は奥行き方向に延びる連結片によって互いに連結している。特に第三装飾片23は幅方向中央部が上方突出形状に切り抜き成形されており、第三連結片33の上辺及び下辺を順に谷折り、山折りとつづら折り成形することで、第三装飾片23の前記切り抜き成形部分が、その片先を上方に向け、第二装飾片22の前面、かつ第一装飾片21の後面に重なって露出する。その他、収容対象である箱体1の構造をはじめ、特記しない他の構成は実施例1と同様である。
実施例3のスライド片Pの展開状態及びこれを組み上げた収容状態をそれぞれ図6a,図6bに示す。実施例3では前層寄りの第一装飾片21と、後層寄りの第二装飾片22と、第一装飾片21よりもさらに前層に位置する折り返し装飾片たる第四装飾片24とからなる3層の装飾片が、第一、第二、第四連結片31,32,34で連結されてなる。
図6aに示す展開状態では、中央の第一装飾片21の下辺に第二連結片32,第一連結片31が順に連接され、第一連結片31の下辺両端寄りの連結部からその下方に第二装飾片22が連接される。またさらに、中央の第一装飾片21の上辺に第四連結片34が、そして第四連結片34の上辺に第四連結片24が、順に連接される。
図6bに示す収容状態では、展開状態のスライド片Pを組み上げることで、前記3つの装飾片がそれぞれの片先を上方に向け、かつ互いに奥行き方向に分かれて多層配置される。また各層の装飾片同士は奥行き方向に延びる連結片によって互いに連結している。特に第四装飾片24は上辺の片先が部分的に窪むように切り抜き成形されており、第四連結片34の上辺(折り線24FL)及び下辺(折り線34FL)を順に山折り、谷折りとつづら折り成形することで、第四装飾片24の前記切り抜き成形部分が、その片先を上方に向け、第一装飾片21の前面に重なって露出する。その他特記しない他の構成は実施例1と同様である。
実施例4のスライド片Pの展開状態及びこれを組み上げた収容状態をそれぞれ図7a,図7bに示す。実施例4は実施例2の第三装飾片23と実施例3の第四装飾片24とを共に有した実施例2と実施例3との組み合わせ形態の実施例である。具体的には実施例4では前層寄りの第一装飾片21と、後層寄りの第二装飾片22と、第一装飾片及び第二装飾片の中間層の折り返し装飾片23と、第一装飾片21よりもさらに前層に位置する折り返し装飾片たる第四装飾片24と、からなる4層の装飾片が、第一、第二、第三、第四連結片31,32,33,34で連結されてなる。
図7aに示す展開状態では、第一装飾片21の下辺へ第二連結片32,第一連結片31が順に連接され、第一連結片31の下辺両端寄りの連結部からその下方に第二装飾片22が連接される。さらに、第二装飾片22の下辺両端よりの連結部からその下方に第三連結片33を介して第三装飾片23が連接される。また、中央の第一装飾片21の下辺に第二連結片32,第一連結片31が順に連接され、第一連結片31の下辺両端寄りの連結部からその下方に第二装飾片22が連接される。またさらに、中央の第一装飾片21の上辺に第四連結片34が、そして第四連結片34の上辺に第四連結片24が、順に連接される。
図7bに示す収容状態では、展開状態のスライド片Pを組み上げることで、これら4層の装飾片がそれぞれの片先を上方に向け、かつ互いに奥行き方向に分かれて多層配置される。また各層の装飾片同士は奥行き方向に延びる連結片によって互いに連結している。特に第三装飾片23は中央部に上方突出形状に切り抜き成形されており、第三連結片の上辺及び下辺を順に谷折り、山折りとつづら折り成形することで、第三装飾片の前記切り抜き成形部分が、その片先を上方に向け、第二装飾片の前面に重なって露出する。また特に第四装飾片24は上辺の片先が部分的に窪むように切り抜き成形されており、第四連結片34の上辺(折り線24FL)及び下辺(折り線34FL)を順に山折り、谷折りとつづら折り成形することで、第四装飾片24の前記切り抜き成形部分が、その片先を上方に向け、第一装飾片21の前面に重なって露出する。その他特記しない他の構成は実施例2ないし3の各部と同様である。
実施例5のスライド片Pの展開状態及びこれを組み上げた収容状態の要部をそれぞれ図8a,図8bに示す。実施例2では最後層の連結片20からその下辺に第一装飾片21が連なり、また第一装飾片21の下辺から第二、第三、第四、第五、第六、第七装飾片までの各装飾片(22,23,24,25,26,27)を介して最前層の第八装飾片28までが順に先側に連なる。このうち最後層の連結片20及び第八装飾片28の各両端には、後固定側片40,前固定側片48が延設される。
このうち組み上げた収容状態にて表面を露出させるのは第一、第三、第五、第七装飾片(21,23,25,27)のみであり、これらをそれぞれ繋ぐ連結片として第二、第四、第六装飾片(22,24,26)が介設される。また第七装飾片27の先にはさらに折り返し装飾片である第八装飾片28が延設される。第八装飾片28は折り返されて展開状態(図8a)の裏面が露出する。
図8aに示す展開状態では、最上部の連結片20の下辺へ第一装飾片21が、第一装飾片21の下辺へ第二装飾片22が、第二装飾片22の下辺へ第三装飾片23が、第三装飾片23の下辺へ第四装飾片24が、第四装飾片24の下辺へ第五装飾片25が、第五装飾片25の下辺へ第六装飾片26が、第六装飾片26の下辺へ第七装飾片27が、そして第七装飾片27の下辺へ第八装飾片28が、それぞれ順に連接される。これら第一〜第八装飾片は順に小さい幅となるように形成されており、スライド片P全体で片側辺(図8aの向かって左辺)が垂直方向に揃うと共に、他側辺(図8aの向かって右辺)が直線の傾斜辺4Tで下方に小幅となるように形成される。
図8bに示す収容状態では、展開状態のスライド片Pにおける各装飾片の連接辺を折り線として、つづら折りで、すなわち山折り及び谷折りを交互に繰り返して折り返すことで、装飾片の傾斜辺4Tの辺近傍部分が裏表交互に重なって露出し、また、より小幅の装飾片が、大きい幅の装飾片の前面に重なって露出する。なお図8bでは向かって手前側の固定側片40,48の図示を便宜上省略している。その他特記しない他の構成は実施例1と同様である。
<作用効果>
本考案の装飾片2は、前層の第一装飾片21と、後層の第二装飾片22と、・・・からなる多層の各装飾片同士を、装飾空間内の奥行き方向へ部分的に又は全体的に重なるように互いに連結させた、一体のスライド片Pからなる。このようなものであれば、奥行き方向に重なる装飾片群によって奥行きのある窓内装飾が可能となる。また、複数の装飾片が一枚のスライド片Pで構成されるため、複数のデザインを採用するときに、スライド片Pを変更するだけで窓内の装飾片群をまとめて交換できることから窓内の多層装飾を多様化させることができると共に、装飾片群の管理が容易になる。
前記第一装飾片21と、第二装飾片22と、・・・からなる多層の装飾片同士を連結する連結片31,32・・・は、各片同士を連結し且つその一部分が装飾空間S1周縁の板面に沿うように配置される。これによってスライド片Pを収容空間S1内で不要にずれることなく固定することが容易となる。
また実施例2〜4では、複数の装飾片(第一装飾片21、第二装飾片22・・・)の少なくともいずれかの先側又は近接する各装飾片間側に、折り返し装飾可能な折り返し装飾片(第三装飾片23、第四装飾片24・・・)が設けられる。各装飾片と連接片との境界である折り線にて、順につづら状又は包み状に多段階に折り返すことで、折り返し装飾片は各装飾片の前面へ重なるように折り返された状態で装飾空間S1内に収容される。
各装飾片は、少なくとも折り返しの表面にのみ印刷されるものであればよい。その他、折り返しの表裏面に異なる表面処理(異なる種類または異なる範囲の印刷、表面コート、ないしエンボス加工)を施したものでもよい。
前記複数の装飾片の少なくとも一片は、それぞれ装飾空間の奥行き方向又は高さ方向へ突っ張り固定される固定側片41,42・・・を有する。この固定側片41,42・・・は、複数の装飾片21,22・・・又は連結片31,32・・・のうち少なくとも二片の両側部からそれぞれ外方へ張り出して形成され、この張出した片先部又は片側部が、装飾空間S1の奥行き方向及び高さ方向の両内縁に接して突っ張り固定される。また実施例では、複数の固定側片41,42・・・同士がわずかなズレをもって重ね合わされ、この重ね合わされた状態の固定側片41,42・・・のいずれかが、装飾空間S1の両側部それぞれの奥行き方向又は/及び高さ方向に張り出して突っ張り固定される。
前記スライド片Pは、一平面上に展開された状態すなわち展開状態から、少なくとも装飾片,連結片からなる各片同士の連接辺である所定の折り線を折り曲げて収容状態とするものである。この展開状態においては、スライド片Pに含まれるすべての構成片が一枚の平板内に重なることなく配置される。スライド片Pは複数の装飾片が部分的に又は全体的に重なるように層状に組み上げられた収容状態となるため、奥行きのある装飾が可能である。また、スライド片Pが一枚の平板からなる原紙を組み上げたものとして構成されるため、複数種類の異なるデザインのスライド片Pを追加し易く、さらにスライド片Pを異なるデザインのものに差し替えるだけで装飾空間S1内のデザインを変更できるため、窓内装飾を簡易に多様化することができる。
また実施例2、3、4の前層寄り、後層寄りの各装飾片は、少なくともいずれかが先側に折り返し装飾片が延設されており、各折り返し装飾片は延設境界である折り線で折り返され、被延設の装飾片と正面視にて重なった状態にまで組み上げられて収容状態となる。
折り返し状態ではスライド片Pの表裏の両面が窓内に露出する。このため、少なくとも折り返しの表面にのみ印刷する、折り返しの表裏面に異なる種類の表面処理を施しておくなどすることで、異なる処理の板面が窓内の正面方向に露出することとなる。
また複数種類のデザインの装飾板を使用することで、窓内装飾を多様化させることも可能であるが、この際に、デザインの種類ごとに複数枚ずつ装飾板を使用すると、装飾板の管理が煩雑となる、という問題を有していた。これに関し、本考案では一枚のスライド片Pのみで窓内装飾し、またスライド片Pを、本体部である箱体1と独立させた1枚の挿入片のみで構成し、かつこのスライド片Pのみで複数枚の装飾片21,22・・・を重ねて多層表示するように構成している。また特に、共通の箱体1を使用しつつ複数種類のデザインのスライド片Pを使用するものとしている。このため、スライド片Pを異なるデザインのものに取り替えるだけで空間内の装飾デザインを変えることができ、窓内装飾を簡易に多様化させるものとなった。またスライド片Pが複数の装飾片21,22・・・を連結させて一枚ずつ構成されるため、複数の装飾板21,22・・・を比較的容易に管理できるものとなった。
なお空間内の装飾デザインのバリエーションを増やすという意味では、複数のスライド片Pを一つの装飾空間内1Sに収容することも可能である。この場合、例えばデザインの異なる〔n+1〕(nは自然数を意味する。)種類以上のスライド片Pをあらかじめ用意しておき、n枚以下の複数のスライド片Pを選択して一つの装飾空間S1内に重ねて或いはずらして収容することで、スライド片Pの組み合わせによる装飾効果を奏することもできる。
以上、実施の形態をもとに本考案を説明した。実施の形態は例示であり、本考案の主旨から逸脱しない限り、上述各実施の形態に対して、さまざまな変更、増減、組合せを加えてもよい。例えば各片の外形や、展開状態での連結方向、連結順番、ないし各装飾片同士の重なり方、ないし連結片による連結方法や連結位置、ないし装飾空間の形成位置や形成数、装飾空間内の視認可能手段等は、上述した各実施例に限らず他の実施態様を採用し得るか、或いは上述した各実施例のうちいずれか1ないし複数の構成要素を抽出乃至組み合わせて使用し得る。また包装箱に収容可能なスライド片Pのみ、或いは収容空間とスライド片Pの組み合わせのみで構成してもよく、包装空間と収容空間とを明確に区画しない包装用箱にスライド片Pを収容するものでもよい。さらには1ないし複数種類のスライド片Pと、一ないし複数種類の箱体1との組み合わせからなる組み合わせ包装用箱セットを構成してもよい。上記のほか、各構成要素ないしその少なくとも一部分を抽出して変更、増減、組合せを加えた変形例も本考案の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1W 窓
21 第一装飾片(装飾片)
22 第二装飾片(装飾片)
23 第三装飾片(折り返し装飾片)
24 第四装飾片(折り返し装飾片)
25 第五装飾片(折り返し装飾片)
26 第六装飾片(折り返し装飾片)
27 第七装飾片(折り返し装飾片)
28 第八装飾片(折り返し装飾片)
3 連結片
31 第一連結片
32 第二連結片
33 第三連結片
34 第四連結片
4 固定側片
41 第一固定側片
42 第二固定側片
43 第三固定側片
P スライド片
S0 包装空間
S1 装飾空間

Claims (6)

  1. 内容物を包装する箱体に窓付きの装飾空間を設け、この装飾空間内に、任意の装飾形状に切り抜き成形された複数の装飾片を収容して、窓から装飾空間内の装飾片を観察可能とした構成であって、
    前記装飾片は、前層の第一装飾片と、後層の第二装飾片と、・・・からなる多層の各装飾片同士を、装飾空間内の奥行き方向へ部分的に又は全体的に重なるように互いに連結させた、一体のスライド片からなることを特徴とする包装用箱。
  2. 前記第一装飾片と、第二装飾片と、・・・からなる多層の装飾片同士は、各片同士を連結し且つその一部分が装飾空間周縁の板面に沿う連結片によって連結される請求項1記載の包装用箱。
  3. 前記複数の装飾片の少なくともいずれかの先側又は近接する各装飾片間側には、所定の折り線で折り返し装飾可能な折り返し装飾片が設けられ、当該折り返し装飾片は、前記折り線にて各装飾片に重なるように折り返された状態で収容される請求項1又は2記載の包装用箱。
  4. 前記複数の装飾片の少なくとも一片は、それぞれ装飾空間の奥行き方向又は高さ方向へ突っ張り固定される固定側片41,42・・・を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装用箱。
  5. 前記複数の装飾片又は連結片の少なくとも二片の両側部に、装飾空間の奥行き方向又は高さ方向に突っ張り固定される固定側片41,42・・・を有してなり、各固定側片41,42・・・同士が重ね合わされた状態で装飾空間の奥行き方向又は高さ方向に突っ張り固定される請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装用箱。
  6. 前記スライド片は、収容状態に組み上げる前の平面上の展開状態から、所定の折り線を折り曲げて収容状態とするものであり、展開状態において、スライド片に含まれるすべての構成片が一平面内に重なることなく配置される請求項1ないし5のいずれか1項に記載の包装用箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020019545A (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 株式会社横浜リテラ 包装容器
CN113142692A (zh) * 2021-03-25 2021-07-23 赵庚 一种服装图案的带式移动遮盖方案

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