JP2015024676A - サンルーフのパネル構造 - Google Patents

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【課題】パネルとインナーパネルとを接合する接着剤のシール切れの状態を確認することができるサンルーフのパネル構造を提供する。【解決手段】パネル21と、パネル21の外周縁部21aに沿って該パネル21の下方に配置される鋼板からなるインナーパネル22と、パネル21の外周縁部21aに沿って該パネル21に装着され、パネル21の外周縁部21a及びインナーパネル22の外周縁部間に挟持される被挟持部26b、並びにフランジ12に弾性的に接触可能なシール部26gを有するウエザストリップ26と、被挟持部26bの先端と接触する状態でパネル21の下面及びインナーパネル22の上面を水密的に接合する接着剤27とを備え、インナーパネル22には、接着剤27が接触する被挟持部26bの先端の位置で切り欠き22cが形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両ルーフの開口を開閉するサンルーフのパネル構造に関するものである。
従来、こうしたサンルーフのパネル構造としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。図8に示すように、このサンルーフのパネル構造は、ガラス製のパネル91と、該パネル91に接着剤94を介して接合されるインナーパネル92と、ウエザストリップ93とを具備する。インナーパネル92は、パネル91の端面と対向するフランジ92aを周縁に有する。ウエザストリップ93は、インナーパネル92のフランジ92aに密接する取付基部93aと、該取付基部93aの外周側の側面に一体形成されたシール部93bと、取付基部93aの内周側の上部に一体形成されたリップ状シール部93cと、弾性変形可能な係止リップ93dとを有する。そして、シール部93bは、開口90の内壁面に弾性的に接触し、リップ状シール部93cは、パネル91の上面に圧接する。係止リップ93dは、パネル91の下面に当接してリップ状シール部93cとの間でパネル91の端部を挾持する。
なお、接着剤94は、例えばブチルゴムを主成分としており、シーラとしての機能を兼ね備えている。接着剤94は、その厚みを確保等するためのダム部材95と係止リップ93dの先端との間に塗布されており、該係止リップ93dの先端に接している。これにより、パネル91の下面と係止リップ93dの先端との間隙からの雨水等の浸入が抑制されている。
特開平8−58392号公報
ところで、特許文献1のサンルーフのパネル構造では、シーラとしての機能を兼ね備えた接着剤94の塗布範囲の一部がシール切れの状態になると、前記した雨水等の浸入を許してしまう可能性がある。この場合、浸入した雨水等でフランジ92a等の表面に錆が発生する可能性がある。インナーパネル92の表面には、防錆用のコーティング材が塗装されることもあるが、その場合であっても、特にフランジ92aの先端ではコーティング材にむらが発生しやすく、依然として錆が発生する可能性がある。
そこで、このような接着剤94のシール切れの状態を、例えば出荷前の段階で事前に確認することが求められている。
本発明の目的は、パネルとインナーパネルとを接合する接着剤のシール切れの状態を確認することができるサンルーフのパネル構造を提供することにある。
上記課題を解決するサンルーフのパネル構造は、車両ルーフに形成された開口を閉塞するパネルと、前記パネルの外周縁部に沿って該パネルの下方に配置される金属材からなるインナーパネルと、前記パネルの外周縁部に沿って該パネルに装着され、前記パネルの外周縁部及び前記インナーパネルの外周縁部間に挟持される被挟持部、並びに前記開口の内壁面に弾性的に接触可能なシール部を有するウエザストリップと、前記被挟持部の先端と接触する状態で前記パネルの下面及び前記インナーパネルの上面を水密的に接合する接着剤とを備え、前記インナーパネルには、前記接着剤が接触する前記被挟持部の先端の位置で切り欠きが形成されている。
この構成によれば、例えば前記パネルの下面に前記接着剤を塗布した状態で、前記ウエザストリップと共に前記インナーパネルの上面を重ねると、前記接着剤の塗布量が適切であれば、該接着剤は、前記被挟持部の先端と接触する状態で前記パネルの下面及び前記インナーパネルの上面を水密的に接合する。特に、前記切り欠きの形成位置では、該切り欠きを通じて前記接着剤の状態を目視で確認することができる。そして、例えば前記接着剤が前記被挟持部の先端まで達していない状態などに基づいて、前記接着剤のシール切れの状態を確認することができる。
上記サンルーフのパネル構造について、前記切り欠きは、前記インナーパネルのコーナー部に配置されることが好ましい。
通常、自動塗布機を使用して、例えば前記パネルの下面に前記接着剤を塗布する場合には、前記パネルの外周縁部のコーナー部で前記接着剤のシール切れの状態が発生しやすい。これは、当該コーナー部で自動塗布機から押し出される前記接着剤に遠心力が作用して塗布量が不安定になることに起因する。この構成によれば、前記切り欠きは、前記インナーパネルの前記コーナー部に配置されていることで、前記接着剤のシール切れの状態を発見できる可能性を高めることができる。
上記サンルーフのパネル構造について、前記インナーパネルは、車両幅方向に並設された一対のサイドフレームと、前記両サイドフレームの前端同士を車両幅方向に接続するフロントフレームと、前記両サイドフレームの後端同士を車両幅方向に接続するリアフレームとで構成され、前記切り欠きは、前記両サイドフレームの各々と、前記フロントフレーム及び前記リアフレームとが接続される4箇所の前記コーナー部においてそれらの先端間に形成した隙間であることが好ましい。
この構成によれば、前記インナーパネルを、前記両サイドフレーム、前記フロントフレーム及び前記リアフレームからなる4分割構造にするとともに、4箇所の前記コーナー部においてそれらの先端間に形成した前記隙間を前記切り欠きとすることができる。
上記サンルーフのパネル構造について、前記両サイドフレームの各々と、前記フロントフレーム及び前記リアフレームとは、それらの接続位置において上下方向に重ね合わされており、前記両サイドフレーム、前記フロントフレーム及び前記リアフレームのうち、前記接続位置において下方に配置されるフレームである下側フレームには、前記切り欠きの下方を覆うカバー部が形成されることが好ましい。
この構成によれば、前記カバー部により、前記切り欠きから露出する前記接着剤の下方が覆われることで、見栄えの悪化を抑制することができる。
上記サンルーフのパネル構造について、前記被挟持部には、前記接着剤に対向する状態で前記パネルの外周縁部に沿って該パネルの下面に弾性的に接触するリップ部が設けられることが好ましい。
この構成によれば、前記接着剤にて前記パネルの下面及び前記インナーパネルの上面を接合する際、それらの間で押し広げられる塗布状態の前記接着剤が前記被挟持部及び前記パネルの下面の隙間から浸入することを前記リップ部にて抑制することができる。
本発明は、パネルとインナーパネルとを接合する接着剤のシール切れの状態を確認できる効果がある。
本発明の一実施形態を示す平面図。 図1の2−2線に沿った断面図。 図1の3−3線に沿った断面図。 インナーパネルを示す平面図。 (a)、(b)は、図4の範囲5A、5Bを示す拡大図。 本発明の変形形態を示す断面図。 同変形形態のインナーパネルを示す斜視図。 従来形態を示す断面図。
以下、サンルーフのパネル構造の一実施形態について説明する。
図1に示すように、自動車などの車両ルーフ10には、略四角形の開口11が形成されるとともに、該開口11を開閉可能な略四角形の車両用パネル20が設置されている。なお、以下では、車両用パネル20の広がる面上において、外周側に向かう方向を「外方向」といい、中心側に向かう方向を「内方向」という。
図2に示すように、開口11の内壁面は、その全周に亘って下方に延びる略四角筒形状のフランジ12を形成する。一方、車両用パネル20は、フランジ12に合わせて成形された略四角板状のガラス製のパネル21を備える。また、車両用パネル20は、パネル21の外周縁部21aに沿ってパネル21の下方に配置される鋼板からなる略四角枠状のインナーパネル22を備える。このインナーパネル22は、パネル21(車両用パネル20)をその開閉作動に係る機能ブラケット(図示略)に連結するためのものである。
インナーパネル22には、パネル21の外周縁部21aの下方でその略全周に亘って係止凹部22aが形成されている。係止凹部22aにより、パネル21との間隙が広げられている。インナーパネル22は、係止凹部22aよりも外方向の部位がパネル21と略平行に延びるとともに、その先端がパネル21の先端よりも外方向に位置している。
図4に示すように、インナーパネル22は、車両幅方向に並設された一対のサイドフレーム23と、両サイドフレーム23の前端同士を車両幅方向に接続するフロントフレーム24と、両サイドフレーム23の後端同士を車両幅方向に接続するリアフレーム25とで構成される4分割構造を有する。そして、図5(a)に拡大して示すように、サイドフレーム23は、その前端に上方からフロントフレーム24の先端が重ねられた状態で、複数箇所のスポット溶接Wによりフロントフレーム24に接合されている。また、図5(b)に拡大して示すように、サイドフレーム23は、その後端に下方からリアフレーム25の先端が重ねられた状態で、複数箇所のスポット溶接Wによりリアフレーム25に接合されている。
なお、サイドフレーム23の前端及びフロントフレーム24の先端間には、それらの外方向の端部において隙間C1が形成されている。同様に、サイドフレーム23の後端及びリアフレーム25の先端間には、それらの外方向の端部において隙間C2が形成されている。つまり、インナーパネル22は、両サイドフレーム23の各々と、フロントフレーム24及びリアフレーム25とが接続される4箇所のコーナー部22bにおいて、外方向に開口する切り欠き22cを形成する。各切り欠き22cは、係止凹部22aを通過するまで内方向に延びており、従って、係止凹部22aは、切り欠き22cにより4箇所で分断されている。
図2に示すように、車両用パネル20は、パネル21の外周縁部21aに装着されるウエザストリップ26を備える。このウエザストリップ26は、パネル21の全周に亘って延在する略四角環状に成形されている。ウエザストリップ26は、パネル21の外周縁部21aを囲繞する帯状の本体部26aを有するとともに、該本体部26aから外周縁部21aの下面に沿って内方向に延出する被挟持部26bを有し、更に本体部26aから外周縁部21aの上面に沿って内方向に延出する被覆部26cを有する。ウエザストリップ26は、その全周に亘って被挟持部26b及び被覆部26cによりパネル21の外周縁部21aを挟持する状態で該外周縁部21aに装着及び固定されている。このとき、被挟持部26bは、パネル21の外周縁部21a及びインナーパネル22の外周縁部22d間に挟持される。
なお、被挟持部26bの先端部下部は、その全周に亘って断面略鉤爪状の係止凸部26dを形成する。ウエザストリップ26は、係止凸部26dが係止凹部22aに嵌入することでパネル21に対する外方向への移動が規制されている。一方、被挟持部26bの先端部上部は、その全周に亘って内方向に対向するリップ部26eを形成する。図2に2点鎖線にて描いたように、このリップ部26eは、ウエザストリップ26単体の状態では起立しており、パネル21の外周縁部21aに沿って該パネル21の下面に弾性的に接触する。リップ部26eの内方向には、パネル21の下面に押されて倒れ込んだリップ部26eを収めるための凹部26hが形成されている。
また、ウエザストリップ26は、被挟持部26bの下方で本体部26aから内方向に延出する支持片26fを有する。この支持片26fは、本体部26aの全周に亘って延在しており、被挟持部26bとの間でインナーパネル22の外周縁部22dを挟持する。さらに、ウエザストリップ26は、本体部26aの上端縁及び下端縁に接続されて外方向に突出する断面略円弧状のシール部26gを有する。このシール部26gは、本体部26aの全周に亘って延在しており、車両ルーフ10の対向するフランジ12に弾性的に接触する。
なお、ウエザストリップ26のシール部26gは、例えばウレタン樹脂のスポンジ材にて成形されており、ウエザストリップ26のそれ以外の部位(本体部26a等)は、例えばウレタン樹脂のソリッド材にて成形されている。つまり、ウエザストリップ26は、ウレタン樹脂のスポンジ材及びウレタン樹脂のソリッド材により2色成形されている。
パネル21の下面及びインナーパネル22の上面は、被挟持部26bよりも内方向でそれらの間に介装された接着剤27により接合されている。この接着剤27は、例えばウレタン樹脂からなり、被挟持部26bの先端と接触する状態でパネル21の下面及びインナーパネル22の上面を水密的に接合する。換言すれば、接着剤27は、塗布状態においてパネル21の下面及びインナーパネル22の上面間で押し広げられる際に、被挟持部26bの先端と接触する状態になるようにその塗布量が設定されている。これにより、パネル21の外周縁部21a及び被覆部26cの隙間から浸入した雨水等が、外周縁部21a及び被挟持部26bの隙間を通って内方向に浸入することを接着剤27にて抑制することができ、これに伴ってインナーパネル22の錆の発生も抑制することができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
接着剤27にてパネル21の下面及びインナーパネル22の上面を接合する際には、まず、自動塗布機を使用して、パネル21の外周縁部21aに沿ってその下面に接着剤27を塗布する。また、ウエザストリップ26の被挟持部26b及び支持片26f間にインナーパネル22の外周縁部22dを挟み入れて、該インナーパネル22にウエザストリップ26を予め組み付けておく。このとき、ウエザストリップ26は、その係止凸部26dがインナーパネル22の係止凹部22aに嵌入することでインナーパネル22に対して位置決めされる。
続いて、ウエザストリップ26を組み付けた状態のインナーパネル22をパネル21に重ねると、塗布状態の接着剤27がパネル21の下面及びインナーパネル22の上面間で押し広げられる。このとき、接着剤27の塗布量が適切であれば、該接着剤27は、被挟持部26bの先端と接触する状態でパネル21の下面及びインナーパネル22の上面を水密的に接合する。パネル21の載置される被挟持部26bは、接着剤27を介してインナーパネル22に接合されるパネル21のスペーサとして機能する。
なお、インナーパネル22をパネル21に重ねる際、ウエザストリップ26の被覆部26cは、パネル21の下面に押されて本体部26aに沿うように倒れ込む。これにより、パネル21は、外周縁部21aが被覆部26cから内方向に均等に付勢されることになり、インナーパネル22等に対して正確に位置決めされる。本体部26aに沿うように倒れ込んだ被覆部26cは、適宜の治具を用いてパネル21の上面に沿うように引き戻される。これにより、パネル21の外周縁部21a上面が被覆部26cによって被覆される。
一方、インナーパネル22をパネル21に重ねる際、ウエザストリップ26のリップ部26eは、パネル21の下面に押し倒された状態でこれに弾性的に接触する。そして、接着剤27に対向する状態でパネル21の下面に弾性的に接触するリップ部26eは、前述のように押し広げられる塗布状態の接着剤27が被挟持部26b及びパネル21の下面の隙間から浸入することを抑制する。
また、図3に示すように、インナーパネル22の切り欠き22cの位置では、塗布状態の接着剤27が解放されることで、該接着剤27は、被挟持部26bの先端と接触する状態で切り欠き22cから膨出する膨出部27aを形成する。この膨出部27aが、インナーパネル22の各切り欠き22cの配置に合わせて4箇所に形成されることはいうまでもない。そして、パネル21の下面及びインナーパネル22の上面間に介装された接着剤27の状態は、各切り欠き22cを通じて目視で確認可能である。
なお、インナーパネル22の切り欠き22cの位置でも、接着剤27が被挟持部26bの先端と接触する状態にあることで、パネル21の外周縁部21a及び被覆部26cの隙間から浸入した雨水等が、外周縁部21a及び被挟持部26bの隙間を通って内方向に浸入することを接着剤27にて同様に抑制することができる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、切り欠き22cの形成位置では、該切り欠き22cを通じて接着剤27の状態を目視で確認することができる。そして、例えば接着剤27が被挟持部26bの先端まで達していない状態などに基づいて、シーラとしての機能を兼ね備えた接着剤27のシール切れの状態を確認することができる。
(2)通常、自動塗布機を使用して、パネル21の下面に接着剤27を塗布する場合には、パネル21の外周縁部21aのコーナー部で接着剤27のシール切れの状態が発生しやすい。これは、当該コーナー部で自動塗布機から押し出される接着剤27に遠心力が作用して塗布量が不安定になることに起因する。本実施形態では、切り欠き22cを、インナーパネル22のコーナー部22bに配置したことで、接着剤27のシール切れの状態を発見できる可能性を高めることができる。
(3)本実施形態では、インナーパネル22を、両サイドフレーム23、フロントフレーム24及びリアフレーム25からなる4分割構造にするとともに、4箇所のコーナー部22bにおいてそれらの先端間に形成した隙間C1,C2を切り欠き22cとすることができる。また、一枚の鋼板からプレス等で切り出してインナーパネル22を形成する必要がないため、歩留まりを向上させることが可能となる。
(4)本実施形態では、接着剤27にてパネル21の下面及びインナーパネル22の上面を接合する際、それらの間で押し広げられる塗布状態の接着剤27が被挟持部26b及びパネル21の下面の隙間から浸入することをリップ部26eにて抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図6に示すように、サイドフレーム23の前端とフロントフレーム24の先端とが上下方向に重ね合わされるそれらの接続位置において下方に配置されるフレームである下側フレームとしてのサイドフレーム23に、切り欠き22cの下方を覆うカバー部31を形成してもよい。すなわち、図7に示すように、このカバー部31は、サイドフレーム23の前端の外方向の端部を、フロントフレーム24の先端の外方向の端部の下方に到達するまで延出させたものである。フロントフレーム24の先端へと向かうカバー部31の延出長は、塗布状態にある接着剤27が押し広げられて切り欠き22cから露出したとしてもカバー部31の先端からは露出しない距離に基づき設定されている。このように変更することで、カバー部31により、切り欠き22cから露出する接着剤27の下方が覆われて、見栄えの悪化を抑制することができる。また、この場合であっても、インナーパネル22等の外方向から接着剤27の状態を目視で確認することができる。
なお、サイドフレーム23の後端とリアフレーム25の先端とが上下方向に重ね合わされるそれらの接続位置において下方に配置されるフレームである下側フレームとしてのリアフレーム25に、切り欠き22cの下方を覆う同様のカバー部(31)を形成してもよい。
・前記実施形態において、切り欠き22cは、インナーパネル22の4箇所のコーナー部22bの少なくとも1箇所にあればよい。
・前記実施形態において、インナーパネル22のコーナー部22b以外の任意の箇所にある切り欠きであってもよい。つまり、インナーパネル22の4分割構造を利用しない切り欠きであってもよい。
・前記実施形態において、例えば1枚の鋼板から切り出した単独構造のインナーパネルであってもよい。そして、切り欠きは、インナーパネルのコーナー部にあってもよいし、コーナー部以外の任意の箇所にあってもよい。
・前記実施形態において、例えばアルミニウム合金等の軽金属材からなるインナーパネルであってもよい。
・前記実施形態において、リップ部26eを割愛したウエザストリップ26であってもよい。
・前記実施形態において、パネル21は、合成樹脂(例えば半透過性のポリカーボネート樹脂など)で成形してもよい。
・前記実施形態において、接着剤27は、シーラとしての機能を兼ね備えるのであればウレタン樹脂以外の合成樹脂製であってもよい。
・前記実施形態において、車両用パネル20は、車両ルーフ10に対して固定された、開口11を開閉不能なものでもよい。
C1,C2…隙間、10…車両ルーフ、11…開口、12…フランジ(内壁面)、21…パネル、21a…外周縁部、22…インナーパネル、22b…コーナー部、22c…切り欠き、22d…外周縁部、23…サイドフレーム、24…フロントフレーム、25…リアフレーム、26…ウエザストリップ、26b…被挟持部、26e…リップ部、26g…シール部、27…接着剤、31…カバー部。

Claims (5)

  1. 車両ルーフに形成された開口を閉塞するパネルと、
    前記パネルの外周縁部に沿って該パネルの下方に配置される金属材からなるインナーパネルと、
    前記パネルの外周縁部に沿って該パネルに装着され、前記パネルの外周縁部及び前記インナーパネルの外周縁部間に挟持される被挟持部、並びに前記開口の内壁面に弾性的に接触可能なシール部を有するウエザストリップと、
    前記被挟持部の先端と接触する状態で前記パネルの下面及び前記インナーパネルの上面を水密的に接合する接着剤とを備え、
    前記インナーパネルには、前記接着剤が接触する前記被挟持部の先端の位置で切り欠きが形成された、サンルーフのパネル構造。
  2. 請求項1に記載のサンルーフのパネル構造において、
    前記切り欠きは、前記インナーパネルのコーナー部に配置された、サンルーフのパネル構造。
  3. 請求項2に記載のサンルーフのパネル構造において、
    前記インナーパネルは、
    車両幅方向に並設された一対のサイドフレームと、
    前記両サイドフレームの前端同士を車両幅方向に接続するフロントフレームと、
    前記両サイドフレームの後端同士を車両幅方向に接続するリアフレームとで構成され、
    前記切り欠きは、前記両サイドフレームの各々と、前記フロントフレーム及び前記リアフレームとが接続される4箇所の前記コーナー部においてそれらの先端間に形成した隙間である、サンルーフのパネル構造。
  4. 請求項3に記載のサンルーフのパネル構造において、
    前記両サイドフレームの各々と、前記フロントフレーム及び前記リアフレームとは、それらの接続位置において上下方向に重ね合わされており、
    前記両サイドフレーム、前記フロントフレーム及び前記リアフレームのうち、前記接続位置において下方に配置されるフレームである下側フレームには、前記切り欠きの下方を覆うカバー部が形成された、サンルーフのパネル構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のサンルーフのパネル構造において、
    前記被挟持部には、前記接着剤に対向する状態で前記パネルの外周縁部に沿って該パネルの下面に弾性的に接触するリップ部が設けられた、サンルーフのパネル構造。
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