JP2015021456A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、加速時にサージの発生を回避することのできる内燃機関の制御装置を提供する。【解決手段】吸入空気量変化率と目標排気還流弁開度を算出する。そして、車両が加速状態であり、可変翼開度が所定値よりも小さく、排気圧力が所定値より高く、実吸入空気量(質量流量)及び排気還流量が所定値より多く、目標排気還流弁開度が最小限界開度より大きく、そして、実吸入空気量が急減していると判定されると、第1付加係数と第2付加係数を算出する。そして、目標排気還流弁開度がサージ異音を抑制することのできる排気還流弁(31)の最小の開度である異音抑制最小開度より大きいと判定されると、サージ異音用目標排気還流弁開度を算出し、排気還流弁(31)の開度がサージ異音用目標排気還流弁開度となるように排気還流弁(31)を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に係り、特に、加速時におけるコンプレッサのサージを回避するための技術に関する。
従来、ディーゼルエンジンは、出力及び燃費の向上や、排気中の一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)及び黒鉛を主成分とする微粒子状物質(PM)等の化学物質の低減を目的として、排気の通路に開度変更可能なノズルを有し、車両の低速域から過給可能な可変ノズルターボチャージャが採用されている。
そして、このような可変ノズルターボチャージャが採用されたディーゼルエンジンでは、特許文献1のように、排気中の上記化学物質の低減や燃費の向上のために、可変ノズルターボチャージャのタービンの上流の排気通路の排気を、可変ノズルターボチャージャのコンプレッサの下流の吸気通路に導入する排気還流装置が設けられている。
特開2012−246803号公報
しかしながら、上記特許文献のディーゼルエンジンでは、例えば加速時等の可変ノズルターボチャージャが高過給圧で作動するような条件でエンジンが運転されている場合に、排気還流装置の排気還流弁を作動させると、可変ノズルターボチャージャの可変翼開度が小さく、排気圧力が高くなっていることから、排気が可変ノズルターボチャージャのコンプレッサの下流の吸気通路に導入されることとなる。
そして、高過給圧が残った状態で、排気が導入されると吸入空気量が急減し、吸入空気量が過給圧力に応じたコンプレッサを通過する空気流量の許容最小値を下回り、コンプレッサの上流から下流に吸入空気が間欠的に逆流するサージが発生することとなる。このように発生するサージは、異音の発生、或いは、圧力変動によるコンプレッサ翼の破損に繋がり好ましいことではない。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、加速時にサージの発生を回避することのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の内燃機関の制御装置では、車両に搭載される内燃機関の排気通路に配設され排気通路面積を可変させて過給比を可変させる過給比可変手段を有するタービンと、吸気通路に配設され前記タービンにより駆動されるコンプレッサとを含んで構成される流路可変過給手段と、前記排気通路と前記吸気通路との間に介装され、排気を前記コンプレッサの吸気流れ方向下流の前記吸気通路へ導入する排気還流路と、前記排気還流路を流れる前記排気の流量を制御する排気還流弁と、前記コンプレッサでのサージ音が発生する限界過給比が前記内燃機関の吸入空気量に応じて予め設定され、前記内燃機関の運転状態における前記限界過給比までの余裕度を算出する余裕度算出手段と、前記車両の加速中に、前記余裕度に応じて前記排気還流弁の開度を制御する排気還流弁制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の内燃機関の制御装置では、請求項1において、前記排気還流弁制御手段は、前記余裕度が小さくなるにつれ、開度が小さくなるように前記排気還流弁の開度を制御することを特徴とする。
また、請求項3の内燃機関の制御装置では、請求項1又は2において、実過給圧を検出する実過給圧検出手段と、前記内燃機関の運転状態に基づいて目標過給圧を設定する目標過給圧設定手段と、を備え、前記排気還流弁制御手段は、前記内燃機関の燃料噴射量と前記内燃機関の回転速度に基づいて目標排気還流弁開度を算出し、当該目標排気還流弁開度に基づいて前記排気還流弁の開度を制御し、前記車両の加速中には、前記実過給圧と前記目標過給圧との偏差と前記過給比可変手段の開度と前記余裕度とで、前記目標排気還流弁開度を補正してサージ異音用目標排気還流弁開度を算出し、当該サージ異音用目標排気還流弁開度に基づいて前記排気還流弁の開度を制御することを特徴とする。
また、請求項4の内燃機関の制御装置では、請求項3において、前記排気還流弁制御手段は、前記余裕度が小さくなるにつれ、前記排気還流弁の開度が小さくなるように前記目標排気還流弁開度を補正して、前記サージ異音用目標排気還流弁開度を算出することを特徴とする。
また、請求項5の内燃機関の制御装置では、請求項1から4のいずれか1項において、前記排気還流弁制御手段は、前記タービンの上流の排気圧力が所定値以上の場合に、前記余裕度に応じた前記排気還流弁の開度の制御を実行することを特徴とする。
また、請求項6の内燃機関の制御装置では、請求項5において、前記過給比可変手段の開度より前記排気圧力を推定することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、車両の加速中に、内燃機関の運転状態における限界過給比までの余裕度に応じて排気還流弁の開度を制御しており、例えば、排気還流弁の開度が小さくなるように制御することで、内燃機関の運転状態が吸気流量が多く且つ高過給比であり、排気還流を行うことでサージ音の発生しやすいような場合であっても、排気還流路を介して排気通路から流路可変過給手段のコンプレッサの上流に導入される排気の流量を低減して、吸入空気量の急減を抑制できるので、加速時にサージの発生を回避でき、サージ音の発生を抑制することができる。
また、請求項2の発明によれば、余裕度が小さくなるにつれ、開度が小さくなるように排気還流弁の開度を制御しており、内燃機関の運転状態が吸気流量が多く且つ高過給比であり、排気還流を行うことでサージ音の発生しやすいような場合であっても、排気還流路を介して排気通路から流路可変過給手段のコンプレッサの上流に導入される排気の流量を低減して、吸入空気量の急減を抑制できるので、加速時にサージの発生を回避でき、サージ音の発生を抑制することができる。
また、請求項3の発明によれば、サージ異音用目標排気還流弁開度に基づいて排気還流弁の開度を制御することで、例えば、排気が吸気通路に導入されやすいような過給比可変手段の開度が小さく、実過給圧が目標過給圧よりも低い場合には、排気還流弁の開度が小さくなるように目標排気還流弁開度を補正してサージ異音用目標排気還流弁開度を算出し、更に余裕度が小さい場合には、排気還流弁の開度が小さくなるように目標排気還流弁開度を補正してサージ異音用目標排気還流弁開度を算出することで、排気還流路を介して排気通路から流路可変過給手段のコンプレッサの上流に導入される排気の流量を低減することで、吸入空気量の急減を抑制でき、サージの発生を回避できるので、サージ音の発生を抑制することができる。
また、請求項4の発明によれば、余裕度が小さくなるにつれ、排気還流弁の開度が小さくなるように基本排気還流弁開度を補正して、補正基本排気還流弁開度を算出しており、排気還流路を介して排気通路から流路可変過給手段のコンプレッサの上流に導入される排気の流量を低減することで、吸入空気量の急減を抑制でき、サージの発生を回避できるので、サージ音の発生を抑制することができる。
また、請求項5の発明によれば、加速中且つ排気圧力が所定値以上の場合に余裕度に応じた排気還流弁の開度制御を実行するため、サージ異音の発生をより確実に抑制することができる。さらに、排気圧力が低くサージ音が発生しにくい運転状態での不要な排気還流量の制限が行われないため、排気性能を確保することができる。
また、請求項6の発明によれば、排気圧力を過給比可変手段の開度より推定することで、排気圧力を検出するためのセンサを追加する必要がなく、既存の装置を用いることでコストを低減することができる。
本発明に係る内燃機関の制御装置が適用されたエンジンの概略構成図である。 本発明に係る内燃機関の制御装置が適用された電子コントロールユニットの概略構成図である。 電子コントロールユニットのトルク演算ブロックの構成を示す制御ブロック図である。 電子コントロールユニットの過給制御ブロックの構成を示す制御ブロック図である。 電子コントロールユニットのスロットルバルブ制御ブロックの構成を示す制御ブロック図である。 電子コントロールユニットの排気還流弁制御ブロックの構成を示す制御ブロック図である。 電子コントロールユニットにて実行される加速時排気還流弁制御のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、内燃機関の制御装置が適用されたエンジンの概略構成図である。図2は、内燃機関の制御装置が適用された電子コントロールユニットの概略構成図である。図3は、トルク演算ブロックの構成を示す制御ブロック図である。図4は、過給制御ブロックの構成を示す制御ブロック図である。また、図5は、スロットルバルブ制御ブロックの構成を示す制御ブロック図である。そして、図6は、排気還流弁制御ブロックの構成を示す制御ブロック図である。
図1に示すように、エンジン(内燃機関)1は、多気筒の筒内直接噴射式内燃機関(例えばコモンレール式ディーゼルエンジン)であり、詳しくは、コモンレールに蓄圧された高圧燃料を各気筒の燃料噴射ノズル2に供給し、任意の噴射時期及び噴射量で当該燃料噴射ノズル2から各気筒の燃焼室3内に噴射可能な構成を成している。
エンジン1の各気筒には、上下摺動可能なピストン4が設けられている。そして、当該ピストン4は、コンロッド5を介してクランクシャフト6に連結されている。また、クランクシャフト6の一端部には回転速度を検出するクランク角センサ7と図示しないフライホイールが設けられている。
燃焼室3には、インテークポート8とエキゾーストポート9とが連通されている。
インテークポート8には、燃焼室3と当該インテークポート8との連通と遮断を行うインテークバルブ10が設けられている。また、エキゾーストポート9には、燃焼室3と当該エキゾーストポート9との連通と遮断とを行うエキゾーストバルブ11が設けられている。
インテークポート8の上流には、最上流から吸入した新気中のゴミを取り除くエアークリーナ12、排気のエネルギを利用し吸入した新気を圧縮する可変ノズルターボチャージャ13(流路可変過給手段)の図示しないコンプレッサハウジングと、圧縮され高温となった新気を冷却するインタークーラ14と、新気の流量、所謂実吸入空気量を調整する電子制御スロットルバルブ15と、吸入した空気を各気筒に分配するインテークマニフォールド(吸気通路)16とが吸気管(吸気通路)17を介してそれぞれ連通するように設けられている。そして、電子制御スロットルバルブ15には、スロットルバルブの開き度合を検出するスロットルポジションセンサ18が備えられている。
エアークリーナ12の下流であり可変ノズルターボチャージャ13のコンプレッサハウジングの上流には、燃焼室3に吸入される新気の量、所謂実吸入空気量(質量流量)を検出するエアフローセンサ19が通路内に突出するように設けられている。また、燃焼室3に吸入される吸入空気の圧力、所謂実過給圧を検出するブーストセンサ(実過給圧検出手段)20と、該吸入空気の温度を検出する吸気温センサ21とがインテークマニフォールド16内に突出するように設けられている。
エキゾーストポート9の下流には、各気筒から排出される排気をまとめるエキゾーストマニフォールド(排気通路)22と、可変ノズルターボチャージャ13に排気を導入する図示しないタービンハウジングと、排気管(排気通路)23とが連通するように設けられている。
可変ノズルターボチャージャ13のタービンハウジング内には、排気通路の通路面積を可変させる図示しない可変翼(過給比可変手段)が備えられている。また、可変ノズルターボチャージャ13には、可変翼を機械的に作動させるアクチュエータ(過給比可変手段)13aが備えられている。
排気管23には、上流から順番に排気中の被酸化成分を酸化する酸化触媒24と、排気中の黒鉛を主成分とする微粒子状物資を捕集し燃焼させるディーゼルパティキュレートフィルタ25と、排気中のNOxを吸蔵還元するNOx吸蔵還元触媒26とが連通するように設けられている。
ディーゼルパティキュレートフィルタ25の上流と下流の排気管23には、ディーゼルパティキュレートフィルタ25の上流と下流との差圧を検出する差圧センサ25bに接続される管が挿入されている。なお、ディーゼルパティキュレートフィルタ内のPMの堆積量は、差圧センサ25bにて検出されるディーゼルパティキュレートフィルタ25の上流と下流との差圧より算出される。
排気管23の可変ノズルターボチャージャ13の下流にあたり、酸化触媒24の上流には、排気中に還元剤を添加する燃料添加弁27が排気管23内に突出するように設けられている。また、酸化触媒24の上流及び下流の排気管23と、ディーセルパティキュレートフィルタ25の下流の排気管23には、排気の温度を検出する排気温センサ28a,28b,28cが排気管23内に突出するように設けられている。更に、NOx吸蔵還元触媒26には、排気の温度を検出する排気温センサ28dがNOx吸蔵還元触媒26内に突出するように設けられている。
排気管23のNOx吸蔵還元触媒26の下流には、排気中の酸素比率である酸素濃度、所謂O2濃度を検出するA/Fセンサ29が通路内に突出するように設けられている。
インテークマニフォールド16とエキゾーストマニフォールド22には、それぞれが連通するように排気の一部を吸気へ戻す排気還流路30が設けられている。また、排気還流路30には、排気が吸気に戻る量、即ち排気還流量を調整する排気還流弁31と、吸気へ戻す排気を冷却する排気還流クーラ32とが設けられている。
そして、燃料噴射ノズル2、クランク角センサ7、アクチュエータ13a、電子制御スロットルバルブ15、スロットルポジションセンサ18、エアフローセンサ19、ブーストセンサ20、吸気温センサ21、燃料添加弁27、排気温センサ28a,28b,28c,28d、A/Fセンサ29、排気還流弁31、エンジン1が搭載される車両の運転者が操作するアクセルペダルの操作度合いを検出するアクセルポジションセンサ33、大気圧を検出する大気圧センサ34及び外気温を検出する外気温センサ35等の各種装置や各種センサ類は、エンジン1の総合的な制御を行うための制御装置であって入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、タイマ及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成される電子コントロールユニット(余裕度算出手段、排気還流弁制御手段、目標過給圧設定手段)40と電気的に接続されており、当該電子コントロールユニット40は各種センサ類からの各情報に基づき各種装置を作動制御する。
電子コントロールユニット40の入力側には、クランク角センサ7、スロットルポジションセンサ18、エアフローセンサ19、ブーストセンサ20、吸気温センサ21、排気温センサ28a,28b,28c,28d、A/Fセンサ29、アクセルポジションセンサ33、大気圧センサ34及び外気温センサ35等のセンサ類が電気的に接続されており、これら各種装置及び各種センサ類からの検出情報が入力される。
一方、電子コントロールユニット40の出力側には、燃料噴射ノズル2、アクチュエータ13a、電子制御スロットルバルブ15、燃料添加弁27及び排気還流弁31が電気的に接続されている。
これより、電子コントロールユニット40は、各センサの検出値に基づき、燃料噴射ノズル2からの燃料噴射量及び噴射時期、可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の開度、所謂可変翼開度、電子制御スロットルバルブ15のスロットルバルブの開度、所謂スロットル開度、燃料添加弁27からの還元剤の添加量、及び排気還流弁31の開度を最適に制御するものである。また、電子コントロールユニット40は、各センサの検出値に基づき、NOx吸蔵還元触媒26に燃料中に含まれる硫黄分による硫黄被毒の発生や、ディーゼルパティキュレートフィルタ25に黒鉛の堆積が検出されるとNOx吸蔵還元触媒26の硫黄被毒を解消するSパージ処理やディーゼルパティキュレートフィルタ25に堆積した黒鉛を燃焼させる再生処理等の後処理運転を行うように、燃料噴射ノズル2、可変ノズルターボチャージャ13、電子制御スロットルバルブ15,燃料添加弁27及び排気還流弁31の作動を制御するものである。
また、図2に示すように、電子コントロールユニット40は、トルク演算ブロック41と、過給制御ブロック42と、スロットルバルブ制御ブロック43と、排気還流弁制御ブロック44とを備えている。
図3に示すように、トルク演算ブロック41は、目標トルク算出部41aと、目標トルク変化率算出部41bと、運転者意思判定部41cと、燃料噴射量算出部41dとで構成されている。
目標トルク算出部41aには、アクセル開度とエンジン回転速度より目標トルクを算出するための目標トルクマップが記憶されている。そして、目標トルク算出部41aは、アクセルポジションセンサ33にて検出されるアクセル開度と、クランク角センサ7にて検出されるエンジン回転速度と、目標トルクマップとに基づき、当該目標トルクと当該エンジン回転速度における目標トルクを算出する。そして、当該算出結果を目標トルク変化率算出部41bと、燃料噴射量算出部41dと、過給制御ブロック42と、スロットルバルブ制御ブロック43と、排気還流弁制御ブロック44とに供給する。
目標トルク変化率算出部41bは、目標トルク算出部41aにて算出される目標トルクに基づいて、目標トルクの時間当たりの変化率である目標トルク変化率を算出する。そして、当該算出結果を運転者意思判定部41cに供給する。
運転者意思判定部41cは、目標トルク変化率算出部41bにて算出される目標トルク変化率が第1所定値よりも大きければ、運転者が加速を要求していると判定する。また、目標トルク変化率が第1所定値よりも小さな値に設定される第2所定値よりも小さければ、運転者が減速を要求していると判定する。なお、当該第1所定値と第2所定値は、同一の数値であってもよい。そして、当該判定結果を意思判定結果として過給制御ブロック42と、スロットルバルブ制御ブロック43と、排気還流弁制御ブロック44とに供給する。
燃料噴射量算出部41dには、目標トルクとエンジン回転速度より燃料噴射量を算出するための燃料噴射量マップが記憶されている。そして、燃料噴射量算出部41dは、目標トルク算出部41aにて算出される目標トルクと、クランク角センサ7にて検出されるエンジン回転速度と燃料噴射量マップとに基づいて、当該目標トルクと当該エンジン回転速度における燃料噴射量を算出する。そして、当該算出結果をO2濃度算出部44aと目標排気還流弁開度算出部44cと排気還流量算出部44dと目標スロットル開度算出部43bとに供給する。
図4に示すように、過給制御ブロック42は、目標過給圧算出部42aと、目標可変翼開度算出部42bと、吸入空気量変換部42cと、サージ異音限界算出部42dと、過給偏差算出部42eと、サージ異音用目標可変翼開度算出部42fと、サージ異音発生判定部42gと、可変翼開度制御部42hとで構成されている。
目標過給圧算出部42aには、目標トルクとエンジン回転速度とに基づき、目標過給圧を算出するための目標過給圧マップが記憶されている。そして、目標過給圧算出部42aは、目標トルク算出部41aにて算出される目標トルクと、クランク角センサ7にて検出されるエンジン回転速度と目標過給圧マップとに基づいて、当該目標トルクと当該エンジン回転速度における目標過給圧を算出する。そして、当該算出結果を過給偏差算出部42eに供給する。
目標可変翼開度算出部42bには、エンジン1の通常運転時に目標トルクとエンジン回転速度より可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の目標開度である目標可変翼開度を算出するための目標可変翼開度マップと、エンジン1の後処理運転時に目標トルクとエンジン回転速度より可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の目標開度である目標可変翼開度を算出するための後処理運転時目標可変翼開度マップとが記憶されている。そして、目標可変翼開度算出部42bは、後処理運転情報に基づきエンジン1が通常運転中であるときには、目標トルク算出部41aにて算出される目標トルクとクランク角センサ7にて検出されるエンジン回転速度と目標可変翼開度マップとに基づいて、通常運転時の当該目標トルクと当該エンジン回転速度における目標可変翼開度を算出する。また、目標可変翼開度算出部42bは、後処理運転情報に基づきエンジン1が後処理運転中であるときには、目標トルクとエンジン回転速度と後処理運転時目標可変翼開度マップとに基づいて、後処理運転時の当該目標トルクと当該エンジン回転速度における目標可変翼開度を算出する。なお、エンジン1が通常運転中であってエンジン1の運転状態が所定条件を満たす場合には、過給偏差算出部42eにて算出される過給偏差に基づいて、目標可変翼開度を算出する過給圧フィードバック制御を行う。そして、当該算出結果を可変翼開度制御部42hに供給する。
吸入空気量変換部42cは、エアフローセンサ19にて検出される実吸入空気量(質量流量)を吸気温センサ21にて検出される吸入空気温度と大気圧センサ34にて検出される大気圧と外気温センサ35にて検出される外気温とで実吸入空気量(体積流量)に変換する。そして、当該変換結果をサージ異音限界算出部42dに供給する。
サージ異音限界算出部42dには、実吸入空気量(体積流量)に基づいて、サージによる異音が発生する限界の過給比である限界過給比を算出するための限界過給比マップが記憶されている。サージ異音限界算出部42dは、ブーストセンサ20にて検出される実過給圧と、大気圧センサ34にて検出される大気圧とに基づき、実過給圧と大気圧との比である実過給比を算出する。また、サージ異音限界算出部42dは、吸入空気量変換部42cにて変換された実吸入空気量(体積流量)と限界過給比マップとに基づいて、実吸入空気量(体積流量)における限界過給比(本発明の内燃機関の運転状態における限界過給比に相当)を算出する。そして、サージ異音限界算出部42dは、算出された限界過給比と実過給比とに基づいて、サージ異音発生までの余裕度であるサージ異音限界(本発明の余裕度に相当)を算出する。なお、サージ異音限界は、サージによる異音が発生するまでの余裕度を示すものであり、限界過給比より実過給比を減算して算出しても、限界過給比より実過給比を除算して算出してもどちらでもよい。また、サージ異音限界は、数値が小さくなるほどサージ異音の発生に対して余裕がなくなることを示す。そして、当該算出結果をサージ異音用目標可変翼開度算出部42fとスロットルバルブ制御ブロック43と排気還流弁制御ブロック44とに供給する。
過給偏差算出部42eは、目標過給圧算出部42aにて算出される目標過給圧とブーストセンサ20にて検出される実過給圧を減算して、過給偏差(実過給圧と目標過給圧との偏差に相当)を算出する。そして、当該算出結果を目標可変翼開度算出部42bとサージ異音発生判定部42gと排気還流弁制御ブロック44とに供給する。
サージ異音用目標可変翼開度算出部42fには、エンジン1の通常運転時に過給偏差とサージ異音限界よりサージによる異音を回避する可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の目標開度であるサージ異音用目標可変翼開度を算出するためのサージ異音用目標可変翼開度マップと、エンジン1の後処理運転時に吸入空気量偏差とサージ異音限界よりサージによる異音を回避する可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の目標開度であるサージ異音用目標可変翼開度を算出するための後処理運転時サージ異音用目標可変翼開度マップとが記憶されている。なお、サージ異音用目標可変翼開度マップと後処理運転時サージ異音用目標可変翼開度マップは、サージ異音限界が小さくなるにつれ、サージ異音用目標可変翼開度が大きく、即ち過給比が小さくなるように設定されている。また、後処理運転時サージ異音用目標可変翼開度マップは、後述する吸入空気量偏差(本発明の吸入空気量と目標吸入空気量との偏差に相当)が小さくなるにつれ、サージ異音用目標可変翼開度が大きくなるように設定されている。そして、サージ異音用目標可変翼開度算出部42fは、後処理運転情報に基づきエンジン1が通常運転中であるときには、過給偏差算出部42eにて算出される過給偏差と、サージ異音限界算出部42dにて算出されるサージ異音限界と、サージ異音用目標可変翼開度マップとに基づいて、通常運転時の当該過給偏差と当該サージ異音限界におけるサージ異音用目標可変翼開度を算出する。また、サージ異音用目標可変翼開度算出部42fは、後処理運転情報に基づきエンジン1が後処理運転中であるときには、後述する吸入空気量偏差算出部43cにて算出される吸入空気量偏差と、サージ異音限界と、後処理運転時サージ異音用目標可変翼開度マップとに基づいて、後処理運転時の当該吸入空気量偏差と当該サージ異音限界におけるサージ異音用目標可変翼開度を算出する。そして、当該算出結果を可変翼開度制御部42hに供給する。
サージ異音発生判定部42gは、過給偏差算出部42eにて算出される過給偏差と、運転者意思判定部41cにて判定される意思判定結果と、サージ異音限界算出部42dにて算出されるサージ異音限界とに基づいて、サージ異音判定を行う。詳しくは、意思判定結果が減速、即ち運転者が減速を要求しており、過給偏差が所定値未満であり、サージ異音限界が所定値以下であると、サージ異音発生の虞ありと判定する。また、意思判定結果及び過給偏差がいずれにも当てはまらない場合には、サージ異音の発生の虞なしと判定する。そして、当該判定結果を可変翼開度制御部42hに供給する。
可変翼開度制御部42hは、目標可変翼開度算出部42bにて算出される目標可変翼開度と、サージ異音限界算出部42dにて算出されるサージ異音限界と、サージ異音用目標可変翼開度算出部42fにて算出されるサージ異音用目標可変翼開度と、サージ異音発生判定部42gでの判定結果とに基づいて、目標可変翼開度、或いはサージ異音用目標可変翼開度となるようにアクチュエータ13aの作動を制御する。なお、目標可変翼開度がサージ異音用目標可変翼開度より大きい場合、即ちサージ異音用目標可変翼開度での過給比より目標可変翼開度での過給比の方が小さくなるような場合には、目標可変翼開度となるようにアクチュエータ13aの作動を制御する。そして、目標可変翼開度、或いはサージ異音用目標可変翼開度を可変翼開度として、排気還流弁制御ブロック44に供給する。詳しくは、運転者意思判定部41cでの判定結果が、サージ異音発生の虞ありと判定され、サージ異音限界が所定値以下であると、可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の開度がサージによる異音を回避するように算出されるサージ異音用目標可変翼開度となるようにアクチュエータ13aの作動を制御する。そして、排気還流弁制御ブロック44にサージ異音用目標可変翼開度を可変翼開度として供給する。また、サージ異音発生の虞なしと判定されるか、サージ異音限界が所定値より大きいと、可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の開度がエンジン1の出力性能や排気性能が最適となるように算出される目標可変翼開度となるようにアクチュエータ13aの作動を制御する。そして、排気還流弁制御ブロック44に目標可変翼開度を可変翼開度として供給する。また、目標可変翼開度がサージ異音用目標可変翼開度より大きい場合、即ちサージ異音用目標可変翼開度での過給比より目標可変翼開度での過給比の方が小さくなるような場合には、可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の開度が目標可変翼開度となるようにアクチュエータ13aの作動を制御する。そして、排気還流弁制御ブロック44に目標可変翼開度を可変翼開度として供給する。
図5に示すように、スロットルバルブ制御ブロック43は、目標吸入空気量算出部43aと、目標スロットル開度算出部43bと、吸入空気量偏差算出部43cと、サージ異音用目標スロットル開度算出部43dと、サージ異音発生判定部43eと、スロットル開度制御部43fとで構成されている。
目標吸入空気量算出部43aには、目標トルクとエンジン回転速度より目標吸入空気量を算出するための目標吸入空気量マップが記憶されている。そして、目標吸入空気量算出部43aは、目標トルク算出部41aにて算出される目標トルクと、クランク角センサ7にて検出されるエンジン回転速度と目標吸入空気量マップとに基づいて、当該目標トルクと当該エンジン回転速度における目標吸入空気量を算出する。そして、当該算出結果を目標スロットル開度算出部43bと吸入空気量偏差算出部43cとに供給する。
目標スロットル開度算出部43bには、燃料噴射量とエンジン回転速度より目標スロットル開度を算出するための目標スロットル開度マップが記憶されている。そして、目標スロットル開度算出部43bは、後処理運転情報に基づきエンジン1が後処理運転中であるときには、エアフローセンサ19にて検出される実吸入空気量(質量流量)が目標吸入空気量算出部43aにて算出される目標吸入空気量となるように目標スロットル開度を算出する。即ち、エンジン1が後処理運転中であるときには、目標スロットル開度を実吸入空気量でフィードバック制御を行う。また、目標スロットル開度算出部43bは、後処理運転情報に基づきエンジン1が後処理運転中でないときには、燃料噴射量算出部41dにて算出される燃料噴射量と、クランク角センサ7にて検出されるエンジン回転速度と、目標スロットル開度マップとに基づいて、当該燃料噴射量と当該エンジン回転速度における目標スロットル開度を算出する。そして、目標スロットル開度算出部43bは、O2濃度算出部44aにて算出されるO2濃度がエンジン1の排気性能が最適となる所定値となるように目標スロットル開度を算出(補正)する。即ち、目標スロットル開度をO2濃度でフィードバック制御を行う。そして、当該算出結果をスロットル開度制御部43fに供給する。
吸入空気量偏差算出部43cは、目標吸入空気量算出部43aにて算出される目標吸入空気量よりエアフローセンサ19にて検出される実吸入空気量(質量流量)を減算して、吸入空気量偏差を算出する。そして、当該算出結果をサージ異音用目標スロットル開度算出部43dとサージ異音発生判定部43eとに供給する。
サージ異音用目標スロットル開度算出部43dには、エンジン1の後処理運転時に吸入空気量偏差とサージ異音限界よりサージによる異音を回避する電子制御スロットルバルブ15の目標開度であるサージ異音用目標スロットル開度を算出するためのサージ異音用目標スロットル開度マップが記憶されている。なお、サージ異音用目標スロットル開度マップは、サージ異音限界が小さくなるにつれ、サージ異音用目標スロットル開度が大きく、即ち実吸入空気量が多くなるように設定されている。また、サージ異音用目標スロットル開度マップは、吸入空気量偏差が負側に大きく、即ち実吸入空気量(質量流量)が目標吸入空気量より大きくなるにつれ、サージ異音用目標スロットル開度は大きく、そして、吸入空気量偏差が正側に大きく、即ち目標吸入空気量が実吸入空気量(質量流量)より大きくなるにつれ、サージ異音用目標スロットル開度は小さくなるように設定されている。そして、サージ異音用目標スロットル開度算出部43dは、後処理運転情報に基づきエンジン1が通常運転中であるときには、電子制御スロットルバルブ15の全開位置をサージ異音用目標スロットル開度に設定する。また、サージ異音用目標スロットル開度算出部43dは、後処理運転情報に基づきエンジン1が後処理運転中であるときには、吸入空気量偏差算出部43cにて算出される吸入空気量偏差と、サージ異音限界算出部42dにて算出されるサージ異音限界と、サージ異音用目標スロットル開度マップとに基づいて、後処理運転時の当該吸入空気量偏差と当該サージ異音限界におけるサージ異音用目標スロットル開度を算出する。そして、当該設定結果或いは算出結果をスロットル開度制御部43fに供給する。
サージ異音発生判定部43eは、吸入空気量偏差算出部43cにて算出される吸入空気量偏差と、運転者意思判定部41cにて判定される意思判定結果とに基づいて、サージ異音判定を行う。詳しくは、意思判定結果が減速、即ち運転者が減速を要求しており、吸入空気量偏差が所定値未満であると、サージ異音発生の虞ありと判定する。また、意思判定結果及び吸入空気量偏差がいずれにも当てはまらない場合には、サージ異音の発生の虞なしと判定する。そして、当該判定結果をスロットル開度制御部43fに供給する。
スロットル開度制御部43fは、目標スロットル開度算出部43bにて算出される目標スロットル開度と、サージ異音用目標スロットル開度算出部43dにて算出されるサージ異音用目標スロットル開度と、サージ異音発生判定部43eでの判定結果とに基づいて、目標スロットル開度、或いはサージ異音用目標スロットル開度となるように電子制御スロットルバルブ15の作動を制御する。詳しくは、サージ異音発生判定部43eにてサージ異音発生の虞ありと判定されると、サージによる異音を回避するように算出されるサージ異音用目標スロットル開度となるように電子制御スロットルバルブ15の作動を制御する。また、サージ異音発生の虞なしと判定されると、エンジン1の出力性能や排気性能が最適となるように算出される目標スロットル開度となるように電子制御スロットルバルブ15の作動を制御する。
図6に示すように、排気還流弁制御ブロック44は、O2濃度算出部44aと、吸入空気量変化率算出部44bと、目標排気還流弁開度算出部44cと、排気還流量算出部44dと、サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eと、サージ異音発生判定部44fと、排気還流弁開度制御部44gとで構成されている。
2濃度算出部44aは、排気還流量算出部44dにて算出される排気還流量と,エアフローセンサ19にて検出される実吸入空気量(質量流量)と、吸気温センサ21にて検出される吸入空気温度と、ブーストセンサ20にて検出される過給圧と、燃料噴射量算出部41dで算出される燃料噴射量とに基づいて、エンジン1が運転中のO2濃度を算出する。そして、当該算出結果を目標排気還流弁開度算出部44cと目標スロットル開度算出部43bとに供給する。
吸入空気量変化率算出部44bは、エアフローセンサ19にて検出される実吸入空気量(質量流量)に基づいて、実吸入空気量(質量流量)の時間当たりの変化率である吸入空気量変化率を算出する。そして、当該算出結果をサージ異音発生判定部44fに供給する。
目標排気還流弁開度算出部44cには、燃料噴射量とエンジン回転速度より目標排気還流弁開度を算出するための目標排気還流弁開度マップが記憶されている。そして、目標排気還流弁開度算出部44cは、燃料噴射量算出部41dにて算出される燃料噴射量と、クランク角センサ7にて検出されるエンジン回転速度と目標排気還流弁開度マップとに基づいて、当該燃料噴射量と当該エンジン回転速度における目標排気還流弁開度を算出する。更に、目標排気還流弁開度算出部44cは、O2濃度算出部にて算出されるO2濃度がエンジン1の排気性能が最適となる所定値となるように目標排気還流弁開度を補正する。即ち、目標排気還流弁開度をO2濃度でフィードバック制御を行う。そして、当該算出結果をサージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eと排気還流弁開度制御部44gとに供給する。
排気還流量算出部44dは、燃料噴射量算出部41dにて算出される燃料噴射量と、エアフローセンサ19にて検出される実吸入空気量(質量流量)と、吸気温センサ21にて検出される吸入空気温度と、大気圧センサ34にて検出される大気圧と、外気温センサ35にて検出される外気温とに基づいて、排気還流量を算出する。そして、当該変算出結果をサージ異音発生判定部44fとO2濃度算出部44aとに供給する。
サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eには、サージ異音限界より第1付加係数を算出するための第1付加係数マップと、可変翼開度と過給偏差より第2付加係数を算出するための第2付加係数マップとが記憶されている。なお、第1付加係数マップは、サージ異音限界が小さくなるほど、第1付加係数が小さくなるように設定されている。また、第2付加係数マップは、可変翼開度及び過給偏差が小さくなる(実過給圧が目標過給圧を超過する)ほど、第2付加係数が小さくなるように設定されている。サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eは、サージ異音限界算出部42dで算出されるサージ異音限界と、第1付加係数マップとに基づいて、当該サージ異音限界における第1付加係数を算出する。また、サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eは、可変翼開度制御部42hより供給される可変翼開度と、過給偏差算出部42eより供給される過給偏差と、第2付加係数マップとに基づいて、当該可変翼開度と、当該過給偏差における第2付加係数を算出する。そして、サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eは、目標排気還流弁開度算出部44cにて前回算出された目標排気還流弁開度に第1付加係数と第2付加係数とを乗算してサージ異音用目標可排気還流弁開度を算出する。即ち、サージ異音用目標排気還流弁開度は、サージ異音限界、可変翼開度、或いは過給偏差が小さくなるにつれ、目標排気還流弁開度算出部44cにて前回算出された目標排気還流弁開度に対して開度が小さくなる。そして、当該算出結果を排気還流弁開度制御部44gに供給する。
サージ異音発生判定部44fは、エアフローセンサ19にて検出される実吸入空気量(質量流量)と、可変翼開度制御部42hより供給される可変翼開度と、吸入空気量変化率算出部44bにて算出される吸入空気量変化率と、目標排気還流弁開度算出部44cにて算出される目標排気還流弁開度と、排気還流量算出部44dにて算出される排気還流量と、運転者意思判定部41cにて判定される意思判定結果とに基づいて、サージ異音判定を行う。詳しくは、運転者意思判定部41cにて判定される意思判定結果が加速、即ち運転者が加速を要求しており、可変翼開度が所定値より小さく、実吸入空気量(質量流量)が所定値より多く、吸入空気量変化率が所定値より大きく、実吸入空気量が急減し、目標排気還流弁開度が排気還流弁31の作動可能な最小の開度である最小限界開度より大きく、そして、排気還流量が所定値より多いと、サージ異音発生の虞ありと判定する。また、意思判定結果、実吸入空気量(質量流量)、吸入空気量変化率及び可変翼開度のいずれか一つでも当てはまらない場合には、サージ異音の発生の虞なしと判定する。そして、当該判定結果を排気還流弁開度制御部44gに供給する。なお、可変翼開度は、排気圧力を推定するために用いており、例えば、排気圧センサを備えていれば、可変翼開度を用いる換わりに排気圧力を用いてもよい。
排気還流弁開度制御部44gは、目標排気還流弁開度算出部44cにて算出される目標排気還流弁開度と、サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eにて算出されるサージ異音用目標排気還流弁開度と、サージ異音発生判定部44fでの判定結果とに基づいて、排気還流弁31の開度が目標排気還流弁開度、或いはサージ異音用目標排気還流弁開度となるように排気還流弁31の作動を制御する。詳しくは、サージ異音発生の虞ありと判定され、サージ異音用目標排気還流弁開度がサージ異音を抑制することのできる排気還流弁31の最小の開度である異音抑制最小開度より大きく、サージ異音用目標排気還流弁開度が目標排気還流弁開度より大きいと、排気還流弁31の開度がサージによる異音を回避するように算出されたサージ異音用目標排気還流弁開度となるように排気還流弁31の作動を制御する。また、サージ異音発生の虞なしと判定、或いは、サージ異音用目標排気還流弁開度が異音抑制最小開度以下、或いは、サージ異音用目標排気還流弁開度が目標排気還流弁開度以下であると、排気還流弁31の開度がエンジン1の出力性能や排気性能が最適となるように算出される目標排気還流弁開度となるように排気還流弁31の作動を制御する。
そして、電子コントロールユニット40は、車両の加速時にサージによる異音が発生する虞があるような場合には、サージによる異音の発生を抑制する排気還流弁開度となるように排気還流弁31の作動を制御する加速時排気還流弁制御を行う。
次に電子コントロールユニット40での加速時排気還流弁制御について説明する。
図7は、加速時排気還流弁制御のフローチャートである。また、図8は、可変ノズルターボチャージャ制御のフローチャートである。そして、図9は、スロットルバルブ制御のフローチャートである。
まずは、加速時排気還流弁制御について説明する。
図7に示すように、ステップS10では、吸入空気量変化率算出部44bにて、吸入空気量変化率を算出する。そして、ステップS12に進む。
ステップS12では、目標排気還流弁開度算出部44cにて目標排気還流弁開度を算出する。そして、ステップS14に進む。
ステップS14では、運転者意思判定部41cにて運転者が加速を要求しているが、或いは減速を要求しているか、運転者の意思判定を行う。そして、ステップS16に進む。
ステップS16では、サージ異音発生判定部44fにて、車両が加速状態であるか、否かを判別する。詳しくは、運転者意思判定部41cにて運転者が加速を要求していると判定され、車両が加速状態であるか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で運転者意思判定部41cにて運転者が加速を要求していると判定され、車両が加速状態であれば、ステップS18に進む。判別結果が否(No)で運転者意思判定部41cにて運転者が加速を要求していないと判定され、車両が加速状態でなければ、ステップS40に進む。
ステップS18では、サージ異音発生判定部44fにて、可変翼開度制御部42hより供給される可変翼開度が所定値より小さいか、否かを判別する。詳しくは、可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の開度が所定値よりも小さく、排気圧力が所定値(本発明の所定値に相当)より高いか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の開度が所定値よりも小さく、排気圧力が所定値より高ければ、ステップS20に進む。判別結果が否(No)で可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の開度が所定値以上で、排気圧力が所定値以下であれば、ステップS40に進む。
ステップS20では、サージ異音発生判定部44fにて、実吸入空気量(質量流量)が所定値より多いか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で実吸入空気量(質量流量)が所定値より多ければ、ステップS22に進む。判別結果が否(No)で実吸入空気量(質量流量)が所定値以下であれば、ステップS40に進む。
ステップS22では、サージ異音発生判定部44fにて、排気還流量算出部44dにて算出される排気還流量が所定値より多いか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で排気還流量が所定値より多ければ、ステップS24に進む。判別結果が否(No)で排気還流量が所定値以下であれば、ステップS40に進む。
ステップS24では、サージ異音発生判定部44fにて、目標排気還流弁開度算出部44cにて算出される目標排気還流弁開度が最小限界開度より大きい、否かを判別する。詳しくは、目標排気還流弁開度が目標排気還流弁開度が排気還流弁31の作動可能な最小の開度である最小限界開度より大きい、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で目標排気還流弁開度が最小限界開度より大きければ、ステップS26に進む。判別結果が否(No)で目標排気還流弁開度が最小限界開度以下であれば、ステップS40に進む。
ステップS26では、サージ異音発生判定部44fにて、実吸入空気量が急減したか、否かを判別する。詳しくは、吸入空気量変化率算出部44bにて算出される吸入空気量変化率が所定値より大きく実吸入空気量が急減したか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で吸入空気量変化率が所定値より大きく実吸入空気量が急減していければ、ステップS28に進む。判別結果が否(No)で吸入空気量変化率が所定値以下で実吸入空気量が急減していなければ、ステップS40に進む。
ステップS28では、サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eにて、第1付加係数を算出する。そして、ステップS30に進む。
ステップS30では、サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eにて、第2付加係数を算出する。そして、ステップS32に進む。
ステップS32では、排気還流弁開度制御部44gにて、目標排気還流弁開度算出部44cにて算出される目標排気還流弁開度が異音抑制最小開度より大きいか、否かを判別する。詳しくは、目標排気還流弁開度算出部44cにて算出される目標排気還流弁開度がサージ異音を抑制することのできる排気還流弁31の最小の開度である異音抑制最小開度より大きいか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で目標排気還流弁開度が異音抑制最小開度より大きければ、ステップS34に進む。判別結果が否(No)で目標排気還流弁開度が異音抑制最小開度以下であれば、ステップS40に進む。
ステップS34では、サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eにて、サージ異音用目標排気還流弁開度を算出する。そして、ステップS36に進む。
ステップS36では、排気還流弁開度制御部44gにて、サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eにて算出されるサージ異音用目標排気還流弁開度が目標排気還流弁開度算出部44cにて算出される目標排気還流弁開度より小さいか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でサージ異音用目標排気還流弁開度が目標排気還流弁開度より小さければ、ステップS38に進む。判別結果が否(No)でサージ異音用目標排気還流弁開度が目標排気還流弁開度以上であれば、ステップS40に進む。
ステップS38では、排気還流弁開度制御部44gにて、排気還流弁31の開度がサージ異音用目標排気還流弁開度となるように排気還流弁31の作動を制御する。そして、本ルーチンをリターンする。
一方、ステップS40では、排気還流弁開度制御部44gにて、排気還流弁31の開度が目標排気還流弁開度となるように排気還流弁31の作動を制御する。そして、本ルーチンをリターンする。
このように本発明の内燃機関の制御装置では、吸入空気量変化率と目標排気還流弁開度とを算出する。そして、O2濃度算出部44aにて算出されるO2濃度がエンジン1の排気性能が最適となる所定値となるように目標排気還流弁開度を補正して目標排気還流弁開度を算出し、運転者の意思判定を行う。その後、サージ異音発生判定部43eにて、車両が加速状態であり運転者意思判定部41cにて運転者が加速を要求あり、可変ノズルターボチャージャ13の可変翼が所定値よりも小さく、排気圧力が所定値より高く、実吸入空気量(質量流量)が所定値より多く、排気還流量が所定値より多く、目標排気還流弁開度が最小限界開度より大きく、そして、吸入空気量変化率が所定値より大きく実吸入空気量が急減していると判定されると、サージ異音の発生の虞があるとしてサージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eにて、第1付加係数と第2付加係数を算出する。排気還流弁開度制御部44gにて、目標排気還流弁開度がサージ異音を抑制することのできる排気還流弁31の最小の開度である異音抑制最小開度より大きいと判定されると、サージ異音用目標排気還流弁開度算出部44eにて、サージ異音限界が小さくなるほど、第1付加係数が小さくなるように設定されている第1付加係数マップと、可変翼開度及び過給偏差が小さくなるほど、第2付加係数が小さくなるように設定されている第2付加係数マップと、サージ異音限界と、可変翼開度と、過給偏差とに基づいて、第1付加係数と第2付加係数とを算出する。そして、前回算出された目標排気還流弁開度から第1付加係数と第2付加係数とを乗算してサージ異音用目標排気還流弁開度を算出し、排気還流弁31の開度がサージ異音用目標排気還流弁開度となるように排気還流弁31の作動を制御する。一方、サージ異音発生判定部43eでのそれぞれの判定及び排気還流弁開度制御部44gでの判定のいずれか一つでも該当せず、サージ異音の発生の虞がない場合には、排気還流弁31の開度が目標排気還流弁開度となるように排気還流弁31の作動を制御している。
したがって、車両の加速中、且つ可変ノズルターボチャージャ13の可変翼の開度が所定値より小さく排気圧力が所定値より高い場合に、目標スロットル開度に、サージ異音限界が小さくなるほど小さくなるように算出される第1付加係数と、可変翼開度と過給偏差より算出される第2付加係数とを乗算してサージ異音用目標可排気還流弁開度し、当該サージ異音用目標排気還流弁開度に基づいて、排気還流弁31の開度を制御しており、排気還流弁31の開度が小さくなるように、即ち、サージ異音限界が小さくなるほど、排気還流弁31の開度が小さくなるように制御することで、エンジン1の運転状態が吸気流量が少なめで且つ高過給比で排気還流を行うことでサージ音の発生しやすいような場合であっても、排気還流路30を介してエキゾーストマニフォールド22から可変ノズルターボチャージャ13のコンプレッサの上流に導入される排気の流量を低減して、実吸入空気量の急減を抑制できるので、加速時にサージの発生を回避でき、サージ音の発生を抑制することができる。
また、燃料噴射量とエンジン回転速度とに基づいて、目標排気還流部開度を算出し、そして、車両の加速中、且つタービン上流の排気圧力が所定値より高い場合には、実過給圧と大気圧の比である実過給比とサージによる異音が発生する限界過給比を規定した限界過給比マップから算出されるサージ異音限界余裕度と過給偏差と可変翼開度とサージ異音限界とで、目標排気還流部開度を補正してサージ異音用目標排気還流弁開度を算出し、サージ異音用目標排気還流弁開度に基づいて排気還流弁31の開度を制御することで、例えば、排気がインテークマニフォールド16に導入されやすいような可変翼開度が小さく、実過給圧が目標過給圧よりも低くなる過給偏差が負となる場合には、排気還流弁31の開度が小さくなるように目標排気還流部開度を補正してサージ異音用目標排気還流弁開度を算出し、更にサージ異音限界が小さい場合には、排気還流弁31の開度が小さくなるように目標排気還流部開度を補正してサージ異音用目標排気還流弁開度を算出することで、排気還流路30を介してエキゾーストマニフォールド22から可変ノズルターボチャージャ13のコンプレッサの上流に導入される排気の流量を低減することで、実吸入空気量の急減を抑制でき、サージの発生を回避できるので、サージ音の発生を抑制することができる。
また、排気圧力を可変ノズルターボチャージャ13の可変翼開度より推定することで、排気圧力を検出するためのセンサを追加する必要がなく、既存の装置を用いることでコストを低減することができる。
1 エンジン(内燃機関)
13 可変ノズルターボチャージャ(流路可変過給手段)
13a アクチュエータ(過給比可変手段)
16 インテークマニフォールド(吸気通路)
17 吸気管(吸気通路)
20 ブーストセンサ(実過給圧検出手段)
22 エキゾーストマニフォールド(排気通路)
23 排気管(排気通路)
30 排気還流路
31 排気還流弁
40 電子コントロールユニット(余裕度算出手段、排気還流弁制御手段、目標過給圧設定手段)

Claims (6)

  1. 車両に搭載される内燃機関の排気通路に配設され排気通路面積を可変させて過給比を可変させる過給比可変手段を有するタービンと、吸気通路に配設され前記タービンにより駆動されるコンプレッサとを含んで構成される流路可変過給手段と、
    前記排気通路と前記吸気通路との間に介装され、排気を前記コンプレッサの吸気流れ方向下流の前記吸気通路へ導入する排気還流路と、
    前記排気還流路を流れる前記排気の流量を制御する排気還流弁と、
    前記コンプレッサでのサージ音が発生する限界過給比が前記内燃機関の吸入空気量に応じて予め設定され、前記内燃機関の運転状態における前記限界過給比までの余裕度を算出する余裕度算出手段と、
    前記車両の加速中に、前記余裕度に応じて前記排気還流弁の開度を制御する排気還流弁制御手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記排気還流弁制御手段は、前記余裕度が小さくなるにつれ、開度が小さくなるように前記排気還流弁の開度を制御することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 実過給圧を検出する実過給圧検出手段と、
    前記内燃機関の運転状態に基づいて目標過給圧を設定する目標過給圧設定手段と、を備え、
    前記排気還流弁制御手段は、
    前記内燃機関の燃料噴射量と前記内燃機関の回転速度に基づいて目標排気還流弁開度を算出し、当該目標排気還流弁開度に基づいて前記排気還流弁の開度を制御し、
    前記車両の加速中に、前記実過給圧と前記目標過給圧との偏差と前記過給比可変手段の開度と前記余裕度とで、前記目標排気還流弁開度を補正してサージ異音用目標排気還流弁開度を算出し、当該サージ異音用目標排気還流弁開度に基づいて前記排気還流弁の開度を制御することを特徴とする、請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記排気還流弁制御手段は、前記余裕度が小さくなるにつれ、前記排気還流弁の開度が小さくなるように前記目標排気還流弁開度を補正して、前記サージ異音用目標排気還流弁開度を算出することを特徴とする、請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記排気還流弁制御手段は、前記タービンの上流の排気圧力が所定値以上の場合に、前記余裕度に応じた前記排気還流弁の開度の制御を実行することを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記過給比可変手段の開度より前記排気圧力を推定することを特徴とする、請求項5に記載の内燃機関の制御装置。
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