JP2014005764A - 内燃機関のegr制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、内燃機関のポンプ仕事が過度に増大することのない内燃機関のEGR制御装置を提供する。
【解決手段】目標EGR量における吸気量maeと(S10)、目標EGR量となる第1絞り面積Avsと(S12)、第1絞り面積Avsでの絞り部流速Vを算出する(S14)。そして、絞り部流速Vが0.3M(マッハ数)未満であれば、ベンチュリ装置を第1絞り面積Avsまで操作する(S16,S18)。絞り部流速Vが0.3M(マッハ数)未満でなければ、絞り部流速Vが0.3Mとなる第2絞り部面積Avcを算出し(S22)、第2絞り面積Avcで目標EGR量を達成する第3絞り面積Athrを算出する(S24)。そして、排気スロットルを第3絞り面積Athrまで操作した後(S24)、ベンチュリ装置を第2絞り面積Avcまで操作する(S26)
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関のEGR制御装置に係り、特に可変ベンチュリ構造をなすEGR導入部の制御に関する。
自動車用エンジンでは、内燃機関から排出される排ガス中の窒素酸化物(NOx)及びスモーク(煤)を低減するために排ガスを吸気へ再循環させる排気再循環(EGR)装置が設けられている。そして、近年はNOxの大幅な低減要求に対し、吸気へ大量に排ガス(EGRガス)を導入することが求められており、排気通路の排気触媒の下流と吸気通路の過給機の上流とをEGRクーラを介してEGR通路で接続し、過給機のコンプレッサの上流に低温低圧のEGRガスを吸気に導入する低圧EGR装置が設けられている。
そして、このような過給機のコンプレッサの上流に低温低圧のEGRガスを吸気に導入する低温低圧EGR装置では、吸気通路のEGR導入部の上流にスロットルバルブを設け、例えば、低温低圧EGRガスの導入量の増量時には、EGR通路に設けられるEGRバルブを開くと共に、スロットルバルブを閉じ、過給機のコンプレッサの入口圧力を低下させて、低温低圧EGR装置のEGR経路と吸気通路とに差圧を生じさせ、低温低圧EGRガスの吸気通路への導入量を増量するようにしている。
しかしながら、スロットルバルブを閉じ、過給機のコンプレッサの入口圧力を低下させると、過給機での過給圧が低下し、延いては、内燃機関のポンプ仕事が増大して燃費が悪化することとなり好ましいことではない。
そこで、特許文献1では、過給機のコンプレッサの上流に通路面積が小さくなるノズルと、通路面積が大きくなるディフューザを備え、それらノズルとディフューザの通路面積を可変できるベンチュリ装置を設け、当該ベンチュリ装置のノズルとディフューザとの間に低温低圧EGRガスを導入している。そして、例えば、低温低圧EGRガスの導入量の増量時には、EGR通路に設けられるEGRバルブを開くと共に、ベンチュリ装置内の吸気の通路面積を小さくし、吸入空気の流速を増速させて通路内の圧力を低くして、低温低圧EGRガスの吸気通路への導入量を増量するようにしている。
このような、ベンチュリ装置は、ノズルとディフューザの効果により、ノズルとディフューザの通路面積をある所定の通路面積となるまでは、通路面積を減少させてもディフューザを通過すると吸入空気の流速の増速による圧力低下が回復する。
したがって、過給機のコンプレッサの出口圧力が低下することなく、内燃機関のポンプ仕事の増大を抑制して燃費が悪化を防止することができる。
特開2009−299591号公報
このように、上記特許文献1の内燃機関のEGR制御装置では、ベンチュリ装置内の吸気の通路面積を小さくし、通路内の吸入空気の流速を増速させて通路内の圧力を低くして、低温低圧EGRガスの導入量を増加させている。
しかしながら、ベンチュリ装置は、ベンチュリ装置内の通路面積を所定の通路面積よりも小さくすると、通路がチョーク状態となり流れの損失が増大し、通路面積を小さくして低下させた通路内の圧力がディフューザを通過してもベンチュリ装置の上流の圧力まで回復しない現象が発生する。
したがって、過給機のコンプレッサの上流にスロットルバルブを設けることと同様に、過給機のコンプレッサの入口圧力が低下して過給機での過給圧が低下し、延いては、内燃機関のポンプ仕事が増大して燃費が悪化することとなる。さらに、コンプレッサの上流の圧力が低下すると、コンプレッサ本体の劣化が促進してしまう。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、内燃機関のポンプ仕事の増大を極力抑えた内燃機関のEGR制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の内燃機関のEGR制御装置では、内燃機関の排気通路に設けられ、排気圧力を調整する排気圧力調整手段と、前記内燃機関の吸気通路に設けられ、最小流路面積を調整可能な最小流路面積部を有するベンチュリ装置と、一端を前記吸気通路内の流路面積より小さく、且つ前記最小流路面積の調整と共に流路面積が変化し、前記ベンチュリ装置内の前記最小流路面積部を含む前記最小流路面積部の下流に、他端を前記排気圧力調整手段の上流の前記排気通路に、前記吸気通路と前記排気通路とを連通するように接続され、前記吸気通路に前記EGRガスを導入する再循環手段と、前記EGRガスの目標導入量に応じて、前記排気圧力調整手段及び前記ベンチュリ装置の作動を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の内燃機関のEGR制御装置では、請求項1において、前記制御手段は、前記ベンチュリ装置の作動を優先して制御することを特徴とする。
また、請求項3の内燃機関のEGR制御装置では、請求項1或いは2において、前記制御手段は、前記EGRガスの目標導入量に基づいて前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の前記最小流路面積を算出する流路面積算出手段と、前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の前記最小流路面積における吸入空気の流速を算出する流速算出部と、を備え、前記流速が所定流速未満となるように前記ベンチュリ装置の作動を制御し、前記流速が前記所定流速以上になると判定すると前記ベンチュリ装置の作動に加え前記排気圧力調整手段の作動を制御することを特徴とする。
また、請求項4の内燃機関のEGR制御装置では、請求項3において、前記制御手段は、前記流速が所定流速以上になると判定すると、前記排気圧力調整手段の作動を制御した後に、前記ベンチュリ装置の作動を制御することを特徴とする。
また、請求項5の内燃機関のEGR制御装置では、請求項1及び2において、前記内燃機関は、前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の上流と下流とに圧力を検出する第1圧力検出手段と第2圧力検出手段とを備え、前記制御手段は、前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の上流と下流との差圧が所定差圧未満となるように前記ベンチュリ装置の作動を制御し、前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の上流と下流との前記差圧が前記所定差圧以上となると、前記ベンチュリ装置の作動に加え前記排気圧力調整手段の作動を制御することを特徴とする。
また、請求項6の内燃機関のEGR制御装置では、請求項1から5のいずれか1項において、前記再循環手段の前記一端は、前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の直後の下流に接続されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、内燃機関の排気通路に排気圧力を調整する排気圧力調整手段と、吸気通路に最小流路面積を調整可能な最小流路面積部を有するベンチュリ装置と、一端をベンチュリ装置の吸気通路内の流路面積より小さく、且つ前記最小流路面積の調整と共に流路面積が変化し、ベンチュリ装置内の最小流路面積部を含む最小流路面積部の下流に、他端を排気圧力調整手段の上流の排気通路に、吸気通路と排気通路とを連通するように再循環手段とを設けている。そして、EGRガスの目標導入量に応じて、排気圧力調整手段とベンチュリ装置との作動を制御している。
このように構成することで、例えば、EGRガスの目標導入量が多い場合には、ベンチュリ装置の作動を制御して、ベンチュリ装置の最小流路面積部の最小流路面積を小さくして、再循環手段が接続される位置の流路面積を小さくし、吸入空気の流速を速めて再循環手段が接続される位置の圧力を降下させることで、EGRガスの導入量を増やすことが可能となる。また、例えば、EGRガスの目標EGR量が多く、ベンチュリ装置の最小流路面積部の最小流路面積の調整のみで対応できないような場合には、ベンチュリ装置の最小流路面積部の最小流路面積の調整に加え、排気圧力制御装置の作動を制御して排気圧力を上昇させてEGRガスの導入量を増加させることで、ベンチュリ装置の最小流路面積部の最小流路面積を過剰に小さくすることで吸入空気の流速が増大し、ベンチュリ装置の最小流路面積部で吸入空気の流れを阻害すること(チョーク状態)による圧力損失の増大を防止することが可能となる。
したがって、EGRガスの導入量の調整に圧力損失の少ないベンチュリ装置を用い、更にEGRガスの導入量が多くなるような場合には、排気圧力を制御してEGRガスの導入量を増加させることで、EGRガスの導入量に関わらず、内燃機関に導入する吸入空気の圧力を高くすることができるので内燃機関のポンプ仕事を低減することができる。
さらに、上流に吸気スロットルを配設する場合と比べ、コンプレッサ上流における圧力低下が抑制されるため、コンプレッサの保護にもつながる。
また、請求項2の発明によれば、ベンチュリ装置の作動を優先して制御してEGRガスの導入量を調整することで、排気圧力調整手段の作動による排気圧力の上昇を抑制することができるので、排気圧力の上昇による燃費の悪化を抑制することができる。
また、請求項3の発明によれば、ベンチュリ装置の最小流路面積部における吸入空気の流速が所定流速未満となるようにベンチュリ装置の作動を制御し、流速が所定流速以上になると判定するとベンチュリ装置の作動に加え排気圧力調整手段の作動を制御している。
このように、ベンチュリ装置の最小流路面積部における吸入空気の流速が、例えばベンチュリ装置の最小流路面積部で吸入空気の流れを阻害することによる圧力損失の増大するような所定流速未満となるようにベンチュリ装置の最小流路面積部の最小流路面積を調整することで、吸入空気の流れの阻害を防止し、吸入空気の流れの阻害による圧力損失の増大を防止することが可能となる。また、ベンチュリ装置の最小流路面積部の調整のみではEGRガスの目標導入量に満たない場合には、更に排気圧力を上昇させて吸気通路と排気通路での圧力差を大きくすることでEGR導入量を目標導入量となるようにしている。
したがって、EGRガスの導入量に関わらず、内燃機関に導入する吸入空気の圧力を高くすることができるので内燃機関のポンプ仕事を低減することができる。
また、請求項4の発明によれば、ベンチュリ装置の最小流路面積部における吸入空気の流速が所定流速以上になると判定されると、排気圧力調整手段の作動を制御した後にベンチュリ装置の作動を制御するようにしている。
例えば、内燃機関の運転状態が一定であれば、内燃機関に導入されるEGRガスの導入量が増加すると吸入空気流量が低下し、ベンチュリ装置の最小流路面積部における吸入空気の流速が低下する。
したがって、ベンチュリ装置の最小流路面積部における吸入空気の流速が所定流速以上となる場合には、ベンチュリ装置の最小流路面積部の最小流路面積を調整する前に、排気圧力調整手段を作動させて、EGRガスの導入により吸入空気流量を低下させ、その後にベンチュリ装置の最小流路面積部の最小流路面積を調整することで、ベンチュリ装置の最小流路面積部における吸入空気の流速が所定流速以上となることを防止し、乱流の発生を抑制して吸入空気の流れの阻害を防止し圧力損失の増大を防止することができる。
また、請求項5の発明によれば、ベンチュリ装置の最小流路面積部の上流と下流との差圧が所定差圧未満となるようにベンチュリ装置の作動を制御し、ベンチュリ装置の最小流路面積部の上流と下流との差圧が所定差圧以上となると、ベンチュリ装置の作動に加え排気圧力調整手段の作動を制御している。
このように、ベンチュリ装置の最小流路面積部の上流と下流との差圧が、例えばベンチュリ装置の最小流路面積部で吸入空気の流れを阻害することによる圧力損失が増大する可能性がある所定差圧以上とならないようにベンチュリ装置の最小流路面積部の最小流路面積を調整することで、吸入空気の流れの阻害を防止し、吸入空気の流れの阻害による圧力損失の増大を防止することが可能となる。また、ベンチュリ装置の最小流路面積部の上流と下流との差圧が所定差圧以上となると、ベンチュリ装置の最小流路面積部の最小流路面積部で吸入空気の流れを阻害することによる圧力損失が増大となる可能性があり、EGR導入量が目標導入量に満たない場合には、排気圧力調整手段の作動を制御して排気圧力を上昇させて吸気通路と排気通路での圧力差を大きくし、ベンチュリ装置の最小流路面積部での吸入空気の流れの阻害を防止し圧力損失の増大とならないようにし、EGR導入量を目標導入量とすることができる。
したがって、EGRガスの導入量に関わらず、内燃機関に導入する吸入空気の圧力を高くすることができるので内燃機関のポンプ仕事を低減することができる。
また、請求項6の発明によれば、再循環手段の一端を、ベンチュリ装置の最小流路面積部の直後の下流に接続している。
例えば、ベンチュリ装置の最小流路面積部より前にEGRガスを導入すると、EGRガスの導入によりベンチュリ装置の最小流路面積部での吸入空気の流速が増加し、ベンチュリ装置の最小流路面積部で吸入空気の流れを阻害することによる圧力損失の増大となる虞がある。
また、EGR導入によって最小流路面積部の流速が増加する虞があり、その場合ベンチュリ装置と排気圧力調整手段との併用の判断にも影響がでてしまう。
したがって、再循環手段の一端を、ベンチュリ装置の最小流路面積部の直後の下流に接続することで、EGRガスの導入によるベンチュリ装置の最小流路面積部での吸入空気の流速の増加を抑制し、ベンチュリ装置の最小流路面積部での吸入空気の流れの阻害を防止し圧力損失の増大を防止するとともに、ベンチュリ装置の最小流路面積部での吸入空気の流速による制御を行いやすくすることができる。
本発明に係る内燃機関のEGR制御装置が適用されたエンジンの概略構成図である。 図1のA部の一例の拡大図である。 図2のB−B線での断面図である。 本発明に係るECUにおける可変ベンチュリの作動制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、内燃機関のEGR制御装置が適用されたエンジンの概略構成図である。図2は、図1のA部の一例の拡大図である。また、図3は、図2のB−B線での断面図である。図2及び図3中の太矢印は、排ガスの流れ方向を、白抜き矢印は、吸入空気の流れ方向をそれぞれ示す。
図1に示すように、エンジン(内燃機関)1は、多気筒の筒内直接噴射式内燃機関(例えばコモンレール式ディーゼルエンジン)であり、詳しくは、コモンレールに蓄圧された高圧燃料を各気筒の燃料噴射ノズル2に供給し、任意の噴射時期及び噴射量で当該燃料噴射ノズル2から各気筒の燃焼室3内に噴射可能な構成を成している。
エンジン1の各気筒には、上下摺動可能なピストン4が設けられている。そして、当該ピストン4は、コンロッド5を介してクランクシャフト6に連結されている。また、クランクシャフト6の一端部には回転速度を検出するクランク角センサ7と図示しないフライホイールが設けられている。
燃焼室3には、インテークポート8とエキゾーストポート9とが連通されている。
インテークポート8には、燃焼室3と当該インテークポート8との連通と遮断を行うインテークバルブ10が設けられている。また、エキゾーストポート9には、燃焼室3と当該エキゾーストポート9との連通と遮断とを行うエキゾーストバルブ11が設けられている。
インテークポート8の上流には、吸入した空気を各気筒に分配するインテークマニフォールド12が連通するように設けられている。
インテークマニフォールド12の各気筒に吸入空気を分配するための分岐の上流のインテークマニフォールド12の上部には、酸素濃度を検出する空燃比センサ13が、センサ部13aをインテークマニフォールド12内に突出するように設けられている。また、空燃比センサ13の下流には、燃焼室3に吸入される吸入空気の圧力を検出するブーストセンサ14と、該吸入空気の温度を検出する吸気温度センサ15とがインテークマニフォールド12内に突出するように設けられている。
インテークマニフォールド12とエキゾーストマニフォールド16には、それぞれが連通するように高温・高圧の排ガスの一部を吸気へ戻す、即ち高温・高圧のEGRガスを吸気に導入する高圧EGR通路17が設けられている。また、高圧EGR通路17は、インテークマニフォールド12の空燃比センサ13の上流に、高圧の排ガスが吸気に戻る量、即ちEGRガスの流量を調整するEGRバルブ18を介して接続されている。また、高圧EGR通路17には、インテークマニフォールド12に導入する排ガスを冷却するEGRクーラ19が設けられている。
インテークマニフォールド12の上流には、最上流から吸入された新気中のゴミを取り除くエアークリーナ22、低温・低圧のEGRガスの導入量を制御するベンチュリ装置25と、排ガスのエネルギを利用し吸入された新気を圧縮するターボチャージャ23の図示しないコンプレッサハウジングと、圧縮され高温となった新気を冷却するインタークーラ24とが吸気管27を介してインテークマニフォールド12に接続されている。また、高圧EGR通路17より導入される高温のEGRガスの流量を調整するための電子制御スロットルバルブ26は、吸気管(吸気通路)27とインテークマニフォールド12との間に配設されている。そして、電子制御スロットルバルブ26には、スロットルバルブの開き度合を検出するスロットルポジションセンサ29が備えられている。
図2及び図3に示すように、ベンチュリ装置25は、吸気流路25jに突出するように設けられる固定部25aと、吸気流路25jに突出し、固定部25aに対峙するように配設され、固定部25a側及び反固定部25a側に作動可能な可動部25bと、可動部25bを作動させるモータ等で構成される作動部25cとで構成されている。そして、固定部25aの吸気流路25jに面する側には、上流から下流に向かうにつれ、可動部25b側に向かうように傾斜するノズル25dと、吸気流路25jの面積が最小となる最小流路面積部25kの一部を形成する水平部25eと、上流から下流に向かうにつれ、可動部25bに離反するように傾斜するディフューザ部25fとで形成されている。そして、固定部25aのディフューザ部25fには、後述する排気管32が吸気流路25jと連通するように接続されている。また、可動部25bの吸気流路25jに面する側には、固定部25aと同様に、上流から下流に向かうにつれ、固定部25a側に向かうように傾斜するノズル25gと、吸気流路25jの面積が最小となる最小流路面積部25kの一部を形成する水平部25hと、上流から下流に向かうにつれ、固定部25aに離反するように傾斜するディフューザ部25iとで形成されている。そして、このように構成されるベンチュリ装置25は、可動部25bを固定部25a側或いは反固定部25a側に作動させ、最小流路面積部25kの流路面積を変化させて、吸気流路25jの吸気の流速、即ち吸気流路25j内の負圧を変化させ、排気管32より導入される排ガス、即ちEGRガス量を調整するものである。また、ベンチュリ装置25は、水平部25e,25hで一部を形成される最小流路面積部25kを通過する吸気の流速が0.3M(マッハ数)を以下であれば、ノズル部25d,25gにて吸気流路25jの面積を徐々に減少させて吸入空気の流速を徐々に増速させると共に負圧を増大させ、ディフューザ部25f,25jにて吸気流路25jの面積を徐々に拡大して吸入空気の流速を徐々に減速すると共に負圧を低減させ、最小流路面積部25k以降の吸気流路25j内の圧力をベンチュリ装置25より上流の吸気管27内の圧力の近傍まで回復させるという特徴を有する。しかしながら、ベンチュリ装置25は、水平部25e,25hで構成される最小流路面積部25kを通過する吸気の流速が0.3M(マッハ数)、即ち音速の0.3倍を越えると、最小流路面積部25kにて吸気の流れを阻害すること(チョーク状態)により、最小流路面積部25k以降の吸気流路25j内の圧力をベンチュリ装置25より上流の吸気管27の圧力の近傍まで回復させることができなくなるという特徴も有する。
なお、この音速の0.3倍(0.3M)というのは、流体の圧縮性を考慮する必要があるか否かを示す指標である。連続体力学では、速度が0.3Mを超えると圧縮性を考慮する必要があり、速度が0.3Mを超えない範囲であれば圧縮性を考慮する必要の無いとされている。そのため、本願では圧縮性を考慮する必要の無い範囲で運用するように、所定流速を0.3Mとしてこの速度を超えないように制御している。
エアークリーナ22の下流でありターボチャージャ23のコンプレッサハウジングの上流の吸気管27には、燃焼室3に吸入される新気の流量を検出するエアーフローセンサ31が吸気管27内に突出するように設けられている。
エキゾーストポート9の下流には、各気筒から排出される排ガスをまとめるエキゾーストマニフォールド16と、ターボチャージャ23に排ガスを導入する図示しないタービンハウジングと、排気管32とが連通するように設けられている。
排気管32には、上流から順番に排ガス中の炭化水素(THC)或いは一酸化炭素(CO)等の被酸化成分を酸化する酸化触媒33と、排ガス中の黒鉛を主成分とする微粒子状物資(PM)を捕集し燃焼させるディーゼルパティキュレートフィルタ34とが連通するように設けられている。そして、排気管32のディーゼルパティキュレートフィルタ34の下流には、排ガスの圧力、即ち排ガスの流量を制御する排気スロットル35が配設されている。
排気管32の酸化触媒33の下流でありディーゼルパティキュレートフィルタ34の上流と、ディーゼルパティキュレートフィルタ34の下流には、ディーゼルパティキュレートフィルタ34の前後での圧力を検出する圧力センサ36,37が排気管32内に突出するように設けられている。
ベンチュリ装置25の固定部25aのディフューザ部25f及びディーゼルパティキュレートフィルタ34と排気スロットル35との間の排気管32には、それぞれが連通するように低温・低圧の排ガスの一部を吸気へ戻す、即ち低温・低圧のEGRガスを吸気に導入する低圧EGR通路(再循環手段)38が設けられている。また、低圧EGR通路38には、排ガスが吸気に戻る量、即ちEGRガスの流量を調整するEGRバルブ39と、吸気へ戻す排ガスを冷やすEGRクーラ40とが設けられている。
そして、燃料噴射ノズル2、クランク角センサ7、角度センサ21、空燃比センサ13、ベンチュリ装置25の作動部25c、電子制御スロットルバルブ26、排気スロットル35、スロットルポジションセンサ29、エアーフローセンサ31、ブーストセンサ14、吸気温度センサ15、圧力センサ36,37及びEGRバルブ18,39等の各種装置や各種センサ類は、エンジン1の総合的な制御を行うための制御装置であって入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、タイマ及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成される電子コントロールユニット(ECU)41と電気的に接続されており、当該ECU41は各種センサ類からの各情報に基づき各種装置を作動制御する。
ECU41の入力側には、クランク角センサ7、空燃比センサ13、ブーストセンサ14、吸気温度センサ15、ベンチュリ装置25の作動部25c、排気スロットル35、スロットルポジションセンサ29、エアーフローセンサ31、及び圧力センサ36,37等のセンサ類が電気的に接続されており、これら各種装置及び各種センサ類からの検出情報が入力される。
一方、ECU41の出力側には、燃料噴射ノズル2、ベンチュリ装置25の作動部25c、排気スロットル35、電子制御スロットルバルブ26及びEGRバルブ18,39が電気的に接続されている。
これより、ECU41は、各センサの検出値に基づき、燃料噴射ノズル2からのプレ噴射、メイン噴射及びアフタ噴射の燃料噴射量、噴射時期、ベンチュリ装置25の可動部25bの作動量、及び排気スロットル35、EGRバルブ18、38や電子制御スロットルバルブ26の開度等を最適に制御し、エンジン1を高精度に制御する。
以下、このように構成された本発明に係るECU41の可変ベンチュリの作動制御について説明する。
図4は、本発明に係るECU41における可変ベンチュリの作動制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、本制御ルーチンは、EGRバルブ29の開操作のみで目標EGR量(本発明のEGRガスの目標導入量に相当)のEGRガスを導入することができない場合に実施される。即ち、本制御ルーチンの実施時には、EGRバルブ29は、開操作されている。
図4に示すように、ステップS10では、目標EGR量における吸気量maeを算出する。詳しくは、各センサの検出値に基づき算出される目標EGR量のEGRガスを含むエンジン1に吸入される推定全吸気量からエンジン1の運転状態によって決定される目標EGR量を減算して目標EGR量における吸気量maeを算出する。そして、ステップS12に進む。
ステップS12では、目標EGR量となる第1絞り面積Avsを算出する。詳しくは、ベンチュリ装置25の吸気流路25j内の圧力が、ベンチュリ装置25の作動のみで目標EGR量を導入するために必要な負圧を発生することのできるベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの流路面積である第1絞り面積Avsを算出する。そして、ステップS14に進む。
ステップS14では、第1絞り面積Avsでの絞り部流速Vを算出する。詳しくは、ステップS10にて算出された吸気量maeと、ステップS12にて算出された第1絞り面積Avsとに基づいて、最小流路面積部25kの流路面積が第1絞り面積Avsである場合での、最小流路面積部25を通過する吸気の流速である絞り部部流速Vを算出する。そして、ステップS16に進む。
ステップS16では、絞り部流速Vが0.3M(マッハ数)(所定流速)未満であるか、否かを判別する。即ち、ベンチュリ装置25の作動のみで目標EGR量を導入するようにベンチュリ装置25を作動させた場合に、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25k以降の管内の圧力をベンチュリ装置25より上流の吸気管27内の圧力の近傍まで回復させることができるか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で絞り部流速Vが0.3M(マッハ数)未満で、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25k以降の管内の圧力をベンチュリ装置25より上流の吸気管27内の圧力の近傍まで回復させることが可能であれば、ステップS18に進む。また、判別結果が偽(No)で絞り部流速Vが0.3M(マッハ数)未満でなければ、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25k以降の管内の圧力をベンチュリ装置25より上流の吸気管27内の圧力の近傍まで回復させることが可能でなければ、ステップS20に進む。
ステップS18では、ベンチュリ装置25を第1絞り面積Avsまで操作する。詳しくは、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの流路面積が第1絞り面積Avsとなるように、ベンチュリ装置25の可動部25bを作動させる。そして、本ルーチンをリターンする。
また、ステップS20では、絞り部流速Vが0.3Mとなる第2絞り部面積Avcを算出する。詳しくは、ステップS10にて算出された吸気量maeに基づき、最小流路面積部25kを通過する吸気の流速である絞り部流速Vを0.3Mにすることのできる最小流路面積部25kの流路面積である第2絞り部面積AvcVを算出する。そして、ステップS22に進む。
ステップS22では、第2絞り面積Avcで目標EGR量を達成する第3絞り面積Athrを算出する。詳しくは、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの流路面積が第2絞り面積Avcである時に目標EGR量となるような排気圧力とすることのできる排気スロットル35の開度である第3絞り面積Athrを算出する。そして、ステップS24に進む。
ステップS24では、排気スロットル35を第3絞り面積Athrまで操作する。即ち、目標EGR量となるように排気スロットル35を閉じて、排気圧力を上昇させる。そして、ステップS26に進む。
ステップS26では、ベンチュリ装置25を第2絞り面積Avcまで操作する。詳しくは、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kが第2絞り面積Avcとなるように、ベンチュリ装置25の可動部25bを作動させる。そして、本ルーチンをリターンする。
このように、本発明に係る内燃機関のEGR制御装置では、インテークマニフォールド12の上流に、最小流路面積部25kの流路面積を調整し、低温・低圧のEGRガスの導入量を制御するベンチュリ装置25と、排気管32のディーゼルパティキュレートフィルタ34の下流に、排ガスの圧力、即ち排ガスの流量と制御する排気スロットル35と、排気スロットル35の上流からベンチュリ装置25にEGRガスを導入する低圧EGR通路38とを設けている。そして、ベンチュリ装置25の可動部25bを作動させ、最小流路面積部25kの流路面積を調整して、最小流路面積部25kを通過する吸気の流速を0.3M未満にしている。また、ベンチュリ装置25の作動のみで目標EGR量を確保すると最小流路面積部25kを通過する吸気の流速が0.3M以上になるような場合には、最小流路面積部25kを通過する吸気の流速が0.3Mになるようなベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの流路面積とし、更に排気スロットル35の開度を調整し排気圧力を増大させEGRガスをベンチュリ装置25内に導入してEGRガスの導入量を目標EGR量としている。
したがって、最小流路面積部25kを通過する吸気の流速を0.3M以下として、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの流路面積を小さくすることで流速が増加して、最小流路面積部25kにて吸気の流れを阻害すること(チョーク状態)により、最小流路面積部25k以降の管内の圧力をベンチュリ装置25より上流の吸気管27内の圧力の近傍まで回復させることができなくなることによる、最小流路面積部25k以降の管内の負圧の増大を防止することが可能となる。
よって、EGRガスの導入量の調整に圧力損失の少ないベンチュリ装置25を用い、更にEGRガスの導入量が多くなるような場合には、排気スロットル35にて排気圧力を制御することで、EGRガスの導入量に関わらず、エンジン1に導入する吸入空気の圧力を高くすることができるのでエンジン1のポンプ仕事を低減することができる。
また、ベンチュリ装置25の作動のみで、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kを通過する吸気の流速が0.3M以上とならずに、目標EGR量を確保することができるような場合には、ベンチュリ装置25のみを優先して作動を制御してEGRガスの導入量を調整することで、排気スロットル35の作動による排気圧力の上昇を抑制することができるので、排気圧上昇による燃費の悪化を抑制することができる。
また、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kにおける吸入空気の流速が0.3M以上であると判定されると、排気スロットル35を制御した後にベンチュリ装置25を制御するようにしている。
例えば、エンジン1の運転状態が一定であれば、エンジン1に導入されるEGRガスの導入量が増加するとエンジン1の吸入空気流量が低下し、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kにおける吸入空気の流速が低下する。
したがって、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kにおける吸入空気の流速が0.3M以上となる場合には、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの流路面積を調整する前に、排気スロットル35を作動させて、EGRガスの導入により吸入空気流量を低下させ、その後にベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの流路面積を調整することで、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kにおける吸入空気の流速が0.3Mを越えることを防止し、吸入空気の流れの阻害を防止し圧力損失の増大を防止することができる。
また、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの下流の固定部25aのディフューザ部25fには、排気管32を吸気流路25jと連通するように接続している。
例えば、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kより前にEGRガスを導入すると、EGRガスの導入によりベンチュリ装置25の最小流路面積部25kでの吸入空気の流速が変化し、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kで吸入空気の流れを阻害することによる圧力損失の増大となる虞がある。
したがって、排気管32のベンチュリ装置25に接続される一端を、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの下流のディフューザ部25fに接続することで、EGRガスの導入によるベンチュリ装置25の最小流路面積部25kでの吸入空気の流速の増加を抑制することで、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kでの吸入空気の流れの阻害を防止し圧力損失の増大を防止するとともに、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kでの吸入空気の流速による制御を行いやすくすることができる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、発明の形態は本実施形態に限定されるものではない。
ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの流路面積を目標EGR量での吸気量mae、或いはベンチュリ装置25の最小流路面積部25kでの吸入空気の流速より決定しているが、これに限定されるものではなく、例えば、ベンチュリ装置25の最小流路面積部25kの上流と下流のそれぞれの圧力を検出する圧力センサを設け、当該圧力センサの検出結果に基づき、最小流路面積部25kの上流と下流との差圧を算出し、差圧が所定差圧未満となるようにベンチュリ装置を制御するようにしてもよい。このように、差圧で制御することで、エンジン1に導入する吸入空気の圧力を高くすることができるのでエンジン1のポンプ仕事を低減することができる。
また、エンジン1に吸入される推定全吸気量からエンジン1の運転状態によって決定される目標EGR量を減算して目標EGR量における吸気量maeを算出しているが、実際に吸気されている吸気量を吸気量センサなどにより測定しても良い。また、全吸気量についても同様にセンサなどを用いて実際に測定しても良い。
また、ベンチュリ装置25を固定部25aと可動部25bとで構成され、可動部25bが作動することで最小流路面積部25kの流路面積を可変にしているが、これに限定されるものではなく、最小流路面積部を有して最小流路面積部の流路面積を可変とし、ノズル及びディフューザ等を有して、ベンチュリ装置の前後にて圧力損失の発生が少ない構造であればよい。
また、低圧EGR通路38の一端をベンチュリ装置25の固定部25aのディフューザ25iに接続するようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、低圧EGR通路38を吸気流路25j内に突出させ、更に低圧EGR通路38の開口部が吸気流路25jの下流方向に向くように低圧EGR通路38を屈曲させるように設けてもよい。こうすることで、EGRガスの導入に吸入空気の動圧を利用することができるので、効率よくEGRガスを導入することができる。
また、吸気の流速が0.3Mを閾値として排気スロットル35の制御を行っているが、これに限定されるものではなく、閾値はチョークを起こさないような流速であればよい。
1 エンジン(内燃機関)
25 ベンチュリ装置(ベンチュリ装置)
25j 最小流路面積部
27 吸気管(吸気通路)
32 排気管(排気通路)
35 排気スロットル(排気圧力調整手段)
38 低圧EGR通路(再循環手段)
41 ECU(制御手段、流路面積算出手段、流速算出部)

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ、排気圧力を調整する排気圧力調整手段と、
    前記内燃機関の吸気通路に設けられ、最小流路面積を調整可能な最小流路面積部を有するベンチュリ装置と、
    一端を前記吸気通路内の流路面積より小さく、且つ前記最小流路面積の調整と共に流路面積が変化し、前記ベンチュリ装置内の前記最小流路面積部を含む前記最小流路面積部の下流に、他端を前記排気圧力調整手段の上流の前記排気通路に、前記吸気通路と前記排気通路とを連通するように接続され、前記吸気通路に前記EGRガスを導入する再循環手段と、
    前記EGRガスの目標導入量に応じて、前記排気圧力調整手段及び前記ベンチュリ装置の作動を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする内燃機関のEGR制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記ベンチュリ装置の作動を優先して制御することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関のEGR制御装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記EGRガスの目標導入量に基づいて前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の前記最小流路面積を算出する流路面積算出手段と、
    前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の前記最小流路面積における吸入空気の流速を算出する流速算出部と、を備え、
    前記流速が所定流速未満となるように前記ベンチュリ装置の作動を制御し、前記流速が前記所定流速以上になると判定すると前記ベンチュリ装置の作動に加え前記排気圧力調整手段の作動を制御することを特徴とする、請求項1及び2に記載の内燃機関のEGR制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記流速が所定流速以上になると判定すると、前記排気圧力調整手段の作動を制御した後に、前記ベンチュリ装置の作動を制御することを特徴とする、請求項3項に記載の内燃機関のEGR制御装置。
  5. 前記内燃機関は、前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の上流と下流とに圧力を検出する第1圧力検出手段と第2圧力検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の上流と下流との差圧が所定差圧未満となるように前記ベンチュリ装置の作動を制御し、前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の上流と下流との前記差圧が前記所定差圧以上となると、前記ベンチュリ装置の作動に加え前記排気圧力調整手段の作動を制御することを特徴とする、請求項1及び2に記載の内燃機関のEGR制御装置。
  6. 前記再循環手段の前記一端は、前記ベンチュリ装置の前記最小流路面積部の直後の下流に接続されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の内燃機関のEGR制御装置。
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